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公報発行日 2022年7月5
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本発明のテーラードブランクの取り出し方法においては、ディスタック装置の複数のリフターを、それぞれ独立に駆動させることが可能となっている。すなわち、昇降させる際の移動量をリフター毎に変えることができる。このことから、テーラードブランクの取り出し方法においては、スタック上昇ステップにおいて、複数のリフターがそれぞれ独立に薄肉領域(及び厚肉領域)を上昇させることにより、薄肉領域と厚肉領域との上面が略面一となるようにすることができる。
これにより、薄肉領域の上端が湾曲せず、薄肉領域の上面が厚肉領域の上面と面一の平面となるため、吸着手段の吸着部が確実に最上位テーラードブランクを吸着することが可能となる。すなわち、吸着が不十分となり、吸着したテーラードブランクが取り出し中に落下する等のエラーが生じることを抑制できる。
また、テーラードブランクの取り出し方法においては、複数のリフターが、厚肉領域及び薄肉領域の上端が予め設定された取り出し位置に到達するまで、当該スタックを上昇させることにより、次の吸着ステップにおいて、吸着部を最上位テーラードブランクに容易且つ確実に吸着させることが可能となる。
したがって、テーラードブランクの取り出し方法によれば、スタック上昇ステップ、吸着ステップ、ブランク上昇ステップ、搬送ステップ及びピッチ上昇ステップを行うことにより、最上位テーラードブランクを確実に吸着して取り出すことができる。
また、スタック上昇ステップが行われた後、吸着ステップ、ブランク上昇ステップ、搬送ステップ及びピッチ上昇ステップを繰り返し行うことにより、テーラードブランクを連続して順次取り出すことができる。
なお、テーラードブランクの取り出し方法においては、既存の吸着手段を用いることができ、バネ等の余分な装置を取り付ける必要もないため、手間がかからないという利点もある。
このとき、本発明のテーラードブランクの取り出し方法においては、複数のリフターがいずれもサーボシリンダであることが好ましい。この場合、比較的狭いスペースであっても設置することができ、且つ、サーボモータの回転数を制御するだけで、正確な位置制御を行うことができる。
本発明のテーラードブランクの取り出し方法においては、ディスタック装置が、取り出し位置に向けて配置された複数の第1検出センサー及び複数の第2検出センサーを更に備える場合、厚肉領域の上端及び薄肉領域の上端が取り出し位置に到達したか否かを検出することができる。
これにより、最上位テーラードブランクが取り出し位置に到達したことを確認してから次の吸着ステップを行うことができる。また、第1検出センサー及び第2検出センサーからの信号に基づいて、各リフターの駆動を制御することも可能となる。
本発明のテーラードブランクの取り出し方法においては、第1検出センサー及び第2検出センサーが光線を発射する光電センサーである場合、複数の吸着部を、光線の平面位置に対応するように配列することにより、最上位テーラードブランクに確実に吸着させることが可能となる。すなわち、第1検出センサー及び第2検出センサーが検出しない光線同士の間に、突起部等があったとしても、吸着部をそこに吸着させないようにすることで、吸着不良等のエラーが生じることを抑制できる。
本発明のテーラードブランクの取り出し方法においては、吸着部として、弾性変形が可能な吸着カップを採用することにより、伸縮する分だけ自由度があるため、最上位テーラードブランクの上端が取り出し位置Pよりも下方に位置した場合であっても対応することができる。その結果、最上位テーラードブランクを1枚ずつ複数回取り出した後に、ピッチ上昇ステップを行うことが可能となる。すなわち、ピッチ上昇ステップを行う頻度を減らせるので、テーラードブランクを取り出す効率を向上させることができる。
本発明のテーラードブランクの取り出し方法においては、ディスタック装置が、マグネットフロータ及びエアーブローを備える場合、最上位テーラードブランクを取り出す際に、当該最上位テーラードブランクに、直下のテーラードブランクが密着した状態となって取り出されてしまう、いわゆるダブルブランクが生じることを抑制することができる。
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