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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-27
(45)【発行日】2022-07-05
(54)【発明の名称】路面の処理方法
(51)【国際特許分類】
   E01C 7/30 20060101AFI20220628BHJP
   E01C 7/35 20060101ALI20220628BHJP
【FI】
E01C7/30
E01C7/35
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2017144339
(22)【出願日】2017-07-26
(65)【公開番号】P2019027041
(43)【公開日】2019-02-21
【審査請求日】2020-07-02
(73)【特許権者】
【識別番号】000245852
【氏名又は名称】矢作建設工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】501436045
【氏名又は名称】ヤハギ道路株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】井上 司
(72)【発明者】
【氏名】高木 正則
【審査官】柿原 巧弥
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-061133(JP,A)
【文献】特開2009-291702(JP,A)
【文献】特開2006-265939(JP,A)
【文献】特開2007-113320(JP,A)
【文献】特開2007-224535(JP,A)
【文献】特開平05-132905(JP,A)
【文献】特開平05-163703(JP,A)
【文献】特開平06-280212(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0223998(US,A1)
【文献】特開2016-008413(JP,A)
【文献】特開2004-003158(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01C 7/30
E01C 7/35
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
非処理領域と隣接する処理領域を処理する路面の処理方法であって、
前記非処理領域の前記路面にマスキング材を圧着させる圧着工程と、
前記圧着工程の後に、前記処理領域の前記路面に処理材を圧入する処理工程と、
前記処理工程の後に、前記マスキング材を剥がす剥離工程と、
を含み、
前記路面は、骨材を含むアスファルト舗装体の表面であって、突出する前記骨材と前記骨材との間に凹みを有し、
前記処理材は、前記骨材よりも小さい粒体を含み、
前記圧着工程は、前記マスキング材を前記非処理領域に貼る貼付工程と、貼付した前記マスキング材を弾性体のローラーで押圧する押圧工程と、を含み、
前記処理工程は、前記処理材を圧入する前に、前記処理材に含まれる粒体よりも小さい微粒体を前記処理領域の前記路面に充填する工程を含むことを特徴とする路面の処理方法。
【請求項2】
前記処理工程は、
前記路面に前記処理材を散布する散布工程と、
前記散布工程の後に、前記処理材を前記路面上で均す均し工程と、
前記均し工程の後に、前記処理材を前記路面に擦り込む擦り込み工程と、
前記擦り込み工程の後に、前記路面を転圧する転圧工程と、
を含む
ことを特徴とする請求項1に記載の路面の処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、路面の処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
マスキング材を配置した基面に舗装材料を盛り、その舗装材料の表面に滑りにくくするための凹部を刻設した後、舗装材料が硬化する前にマスキング材を剥がすことによって、マスキング材を剥がした箇所に目地を形成する舗装構造の製造方法がある(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2015-161156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記舗装構造の製造方法では、路面に舗装材料を盛って凹凸を形成するが、処理により路面に凹凸が生じない方がよい場合がある。本発明の課題は、処理領域の盛り上がりを抑制できる路面の処理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する路面の処理方法は、非処理領域と隣接する処理領域を処理する路面の処理方法であって、前記非処理領域の前記路面にマスキング材を圧着させる圧着工程と、前記圧着工程の後に、前記処理領域の前記路面に処理材を圧入する処理工程と、前記処理工程の後に、前記マスキング材を剥がす剥離工程と、を含むことを特徴とする路面の処理方法。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、路面の処理領域の盛り上がりを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】路面の処理方法の実施形態を説明する模式図。
図2】マスキング材を貼った路面の平面図。
図3】路面を処理する場合の作業手順のフロー図。
図4】処理材を路面上で均す均し工程を説明する模式図。
図5】処理材を路面に擦り込む擦り込み工程を説明する斜視図。
図6】処理を施した路面の平面図。
図7】処理を施した路面の模式図。
図8】路面の処理方法の変更例を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、舗装方法の実施形態を図面に従って説明する。本実施形態は、例えば歩道、道路、または公園などのアスファルトの舗装体に対して着色等の表面処理を行う舗装方法である。
【0009】
図1に示すように、処理対象となる舗装構造11は、骨材14を含むアスファルトの舗装体12と、舗装体12を支持する路盤13と、を備える。本実施形態の舗装体12は、骨材14と骨材14との間に空隙を有する透水性舗装である。舗装体12の表面を路面12aという。処理前の路面12aには、骨材14の一部が突出することによる凹凸があるので、路面12aは、突出する骨材14と骨材14の間に凹み15を有する。
【0010】
図1及び図2に示すように、路面12aには、処理を行わない非処理領域17と隣接して、処理を行う処理領域18が設定される。
図2は、非処理領域17と処理領域18の設定が異なる処理区41,42を例示する。処理区41には、敷き詰めたタイルの模様になるように処理領域18を設定し、タイル間の目地にあたる部分を非処理領域17に設定している。処理区42には、2本の曲線を描く非処理領域17と、非処理領域17に区画される3つの処理領域18と、が設定される。
【0011】
この路面12aの処理方法を図3に示す。
図3に示すように、始めに、非処理領域17にマスキング材21を貼る(貼付工程S11)。マスキング材21は、例えば、接着剤が付いたマスキングテープである。マスキング材21は、弾性を有することが好ましく、例えば布テープ等を使用することができる。
【0012】
図1に示すように、マスキング材21を貼る貼付工程の後、ローラー22でマスキング材21を押圧する(図3の押圧工程S12)。ローラー22を弾性体で構成すると、図1に示すように、押圧するマスキング材21を路面12aの凹凸に沿わせることができる。図1において、ローラー22は回転しながら白抜き矢印で示す方向に進む。貼付工程と押圧工程とにより、非処理領域17の路面12aにマスキング材21を圧着させる圧着工程が完了する。
【0013】
圧着工程の後には、処理領域18の路面12aに処理材23を圧入するための処理工程を行う。処理工程では、まず、路面12aに処理材23を散布する(図3の散布工程S13)。処理材23は、例えば、骨材14よりも小さい粒体31(図8参照、例えば珪砂)と、粒体31を接着するための樹脂33(図8参照)と、着色のための顔料と、を含む。処理材23に処理剤としても顔料を含めると、路面12aの着色処理をすることができる処理材23に粒体31を含めるとともにその粒体31を樹脂33で固めることにより、顔料等の処理剤を路面12aの凹み15に固定しやすくなる。
【0014】
舗装体12が透水性のあるアスファルトである場合、処理材23は、アスファルトの空隙及び凹み15に圧入されたときに、透水性を有する粒体31を含むことが好ましい。この場合、凹み15に処理材23を圧入することによって透水性が低下しないように、処理材23を構成する粒体31の粒度を調整するとよい。例えば、粒度範囲0.05~0.85mmの珪砂を用いると、透水性を確保することができる。
【0015】
散布工程S13の後には、図4に示すように、レーキ24等を用いて、散布した処理材23を路面12a上で均す(図3の均し工程S14)。レーキ24の先端に金属板を取り付けると、均すときに金属が削れて路面12aに黒い線が付くことがある。そのため、レーキ24の先端には、エラスタイトまたは高分子ポリエチレンなどからなる硬質の発泡樹脂で構成される板材25を取り付けるとよい。
【0016】
均し工程S14の後には、図5に示すように、パワートロウェル26等を用いて、均した処理材23を路面12aに擦り込む(図3の擦り込み工程S15)。このとき、路面12aの微小な隙間及び凹み15に処理材23が入るが、マスキング材21が貼られた非処理領域17には処理材23が入らない。
【0017】
パワートロウェル26は、ブレード27を有する。ブレード27は、金属板にすると、金属が削れて路面12aに黒い線が付くことがある。そのため、ブレード27は、例えばポリアミド樹脂などの合成樹脂で構成するとよい。
【0018】
擦り込み工程S15の後には、処理材23を擦り込んだ路面12aをゴムローラー(図示略)で転圧する(図3の転圧工程S16)。これにより、処理領域18では路面12aの微小な隙間及び凹み15に処理材23が圧入される。散布工程S13、均し工程S14、擦り込み工程S15及び転圧工程S16により、処理工程が完了する。処理工程のうち、均し工程S14または擦り込み工程S15を省略してもよい。
【0019】
処理工程の後には、マスキング材21を剥がす(図3の剥離工程S17)。剥離工程S17は、処理材23に含まれる接着用の樹脂33(図8参照)が完全に固まる前に行うことが好ましい。接着用の樹脂33は、乾燥により硬化し、処理材23に含まれる粒体31を凹み15内に固定する。
【0020】
剥離工程S17により、図6に示す処理区41では、マスキング材21が貼られていた非処理領域17が目地の模様となり、目地に囲まれる処理領域18は、処理材23に含まれる顔料で着色されてタイルのような模様になる。
【0021】
図6に示す処理区42では、マスキング材21が貼られていた非処理領域17が湾曲した区画線となり、区画線で区画された処理領域18が着色される。区画された処理領域18ごとに、処理材23に混ぜる顔料の色を変えると、異なる色に着色することができる。また、複数の処理領域18を同じ色で着色する場合にも、目地状の非処理領域17を配置することにより、処理領域18ごとの色むらまたは部分的な退色を自然な風合いとして見せることができる。
【0022】
図7に示すように、処理領域18において、処理材23が入る処理層16の厚さは、0.5cm以上、1cm以下であることが好ましい。この場合、路面12aの隙間及び凹み15の深さが概ね処理層16の厚さとなるので、その厚さの分、舗装体12の骨材14を路面12aに突出させるとよい。
【0023】
次に、本実施形態の作用について説明する。
マスキング材21を非処理領域17に貼ることにより、処理領域18を区画することができる。そのため、処理材23に混合する顔料を変えれば、複数の処理領域18を異なる色に着色したり、模様を描いたりすることができる。
【0024】
路面12aには凹凸があるが、マスキング材21をローラー22で押圧することにより、マスキング材21を路面12aに圧着させることができる。そして、非処理領域17の路面12aの凹み15をマスキング材21で覆うことにより、路面12a全体に処理を施しても、非処理領域17の凹み15に処理材23が入らないようにすることができる。
【0025】
処理領域18では、路面12aの凹み15に処理材23を入れるので、処理材23を非処理領域17の路面12aに盛り上げて固める場合よりも、路面12aから粒体31が削れたり、顔料が剥離したりしにくい。また、路面12aに粘性の高い塗料を塗った場合には、主に骨材14の表面に塗料が付き、凹み15内に塗料が入りにくい。そのため、車両の通行等により路面12aに傷が付くと、塗装が剥がれやすい。
【0026】
処理領域18に処理材23を盛り上げる場合、処理材23が固まる前にマスキング材21を剥がそうとすると、非処理領域17と接する境界部分で、処理領域18に盛られた処理材23がつられて剥がれてしまうことがある。これに対して、処理材23を路面12aの凹み15に圧入しておくと、マスキング材21を剥がしても処理領域18の処理材23は影響を受けにくいので、処理領域18の外縁をきれいに出すことができる。そのため、処理領域18に着色する場合には、きれいな線を引くことができる。
【0027】
本実施形態によれば、以下の効果を得られる。
(1)非処理領域17の路面12aにマスキング材21を圧着することにより、その後の処理工程で、非処理領域17の路面12aに処理材23が入らないようにすることができる。処理工程では、路面12aの微小な隙間及び凹みに処理材23を圧入する。そのため、処理材23を入れた処理領域18の盛り上がりを抑制できる。
【0028】
(2)貼付工程でマスキング材21の位置を調整した後、改めて押圧することによって、マスキング材21を適切な位置に圧着することができる。
(3)散布した処理材23を均し、さらに擦り込んだ後で転圧することによって、路面12aを平らに仕上げることができる。
【0029】
(4)顔料を混合した粒体31を路面12aの微小な凹み15及び隙間に入れることにより、処理領域18を盛り上げることなく、路面12aを着色することができる。また、粒体31を凹み15に入れて接着することにより、路面12aを塗料で塗装したり路面12a上に処理材23を盛り上げたりする場合よりも、処理材23の剥落を抑制することができる。
【0030】
(5)処理材23に透水性を有する粒体31を含むことにより、アスファルト舗装体の空隙に処理材23を圧入しても、路面12aの透水性を確保することができる。
(変更例)
上記実施形態は、以下に示す変更例のように変更してもよい。上記実施形態に含まれる構成は、下記変更例に含まれる構成と任意に組み合わせることができる。下記変更例に含まれる構成同士は、任意に組み合わせることができる。
【0031】
図8に示す変更例のように、舗装体12に処理材23を入れる前に、処理材23に含まれる粒体31よりも更に小さい微粒体32(例えば、粒度範囲0.005~0.15mm、平均粒径0.08~0.2mm程度の微粒珪砂)を充填し、その上から処理材23を入れるとよい。微粒体32は、水との重量比1:1程度で混合して舗装体12に散布すると、容易に充填できる。これにより、処理材23が入る処理層16の下に、微粒体の入った微粒体充填層36が形成される。微粒体32の充填は、マスキング材21を貼る貼付工程S11の前に行ってもよい。
【0032】
微粒体充填層36は、降雨等の水分を微粒体32の周囲に保持するとともに、晴天時にその水を毛細管現象による揚水作用によって路面12aから気化させることにより、路面12aの温度上昇を継続的に抑制することができる。このように、微粒体32によって舗装体12の空隙を埋めることによって、舗装体12の保水性を確保することができる。こうした微粒体充填層36の上に、接着用の樹脂33で粒体31を固めた処理層16を配置すると、微粒体32の飛散を抑制することができる。
【0033】
図8に示すように、舗装体12の透水性を確保するために、処理材23には、粒体31を接着するための樹脂33と、親水性膜を形成するための界面活性剤34と、を含めるとよい。親水性膜を形成するための界面活性剤34を処理材23に混合しない場合、マスキング材21を剥がした後に、非処理領域17及び処理領域18を含めた路面12a全体に界面活性剤34を散布してもよい。
【0034】
・路面12aの表面処理は着色に限らない。例えば、透水処理を目的とする場合には、処理材23に顔料を含めなくてもよい。その他、処理材23に含める処理剤として、路面12aを強化するもの、摩耗を抑制するもの、または路面12aの温度上昇を抑制するものなどを入れてもよい。
【0035】
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
[思想1]
非処理領域と隣接する処理領域を処理する路面の処理方法であって、
前記非処理領域の前記路面にマスキング材を圧着させる圧着工程と、
前記圧着工程の後に、前記処理領域の前記路面に処理材を圧入する処理工程と、
前記処理工程の後に、前記マスキング材を剥がす剥離工程と、
を含むことを特徴とする路面の処理方法。
【0036】
この構成によれば、非処理領域の路面にマスキング材を圧着することにより、その後の処理工程で、非処理領域の路面に処理材が入らないようにすることができる。処理工程では、路面の微小な隙間及び凹みに処理材を圧入する。そのため、処理材を入れた処理領域の盛り上がりを抑制できる。
【0037】
[思想2]
前記圧着工程は、前記マスキング材を前記非処理領域に貼る貼付工程と、貼付した前記マスキング材を押圧する押圧工程と、を含む
ことを特徴とする[思想1]に記載の路面の処理方法。
【0038】
この構成によれば、貼付工程でマスキング材の位置を調整した後、改めて押圧することによって、マスキング材を適切な位置に圧着することができる。
[思想3]
前記処理工程は、
前記路面に前記処理材を散布する散布工程と、
前記散布工程の後に、前記処理材を前記路面上で均す均し工程と、
前記均し工程の後に、前記処理材を前記路面に擦り込む擦り込み工程と、
前記擦り込み工程の後に、前記路面を転圧する転圧工程と、
を含む
ことを特徴とする[思想1]または[思想2]に記載の路面の処理方法。
【0039】
この構成によれば、散布した処理材を均し、さらに擦り込んだ後で転圧することによって、路面を平らに仕上げることができる。
[思想4]
前記路面は、骨材を含むアスファルト舗装体の表面であって、突出する前記骨材と前記骨材との間に凹みを有し、
前記処理材は、前記骨材よりも小さい粒体と、前記粒体を接着するための樹脂と、着色のための顔料と、を含む
ことを特徴とする[思想1]から[思想3]のうちいずれか1つに記載の路面の処理方法。
【0040】
この構成によれば、顔料を混合した粒体を路面の微小な凹み及び隙間に入れることにより、処理領域を盛り上がりさせることなく、路面を着色することができる。また、粒体を凹みに入れて接着することにより、路面を平面的に塗装したり路面上に処理材を盛り上げたりする場合よりも、処理材の剥落を抑制することができる。
【0041】
[思想5]
前記路面は、骨材を含むアスファルト舗装体の表面であり、
前記アスファルト舗装体は、前記骨材と前記骨材との間に空隙を有する透水性舗装であり、
前記処理材は、前記空隙に圧入されたときに、透水性を有する粒体を含む
ことを特徴とする[思想1]から[思想4]のうちいずれか1つに記載の路面の処理方法。
【0042】
この構成によれば、処理材に透水性を有する粒体を含むことにより、アスファルト舗装体の空隙に処理材を圧入しても、路面の透水性を確保することができる。
【符号の説明】
【0043】
11…舗装構造、12…舗装体、12a…路面、13…路盤、14…骨材、16…処理層、17…非処理領域、18…処理領域、21…マスキング材、22…ローラー、23…処理材、24…レーキ、25…板材、26…パワートロウェル、27…ブレード、31…粒体、32…微粒体、33…樹脂、34…界面活性剤、36…微粒体充填層、41,42…処理区。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8