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特許7096459アルミニウム製歩み板の踏み面滑り止め構造及びアルミニウム製歩み板を用いた小型船舶用渡船橋梁
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-28
(45)【発行日】2022-07-06
(54)【発明の名称】アルミニウム製歩み板の踏み面滑り止め構造及びアルミニウム製歩み板を用いた小型船舶用渡船橋梁
(51)【国際特許分類】
   E01D 15/24 20060101AFI20220629BHJP
   B63B 27/14 20060101ALI20220629BHJP
   E01D 18/00 20060101ALI20220629BHJP
   E04G 5/08 20060101ALN20220629BHJP
【FI】
E01D15/24
B63B27/14 101F
E01D18/00 C
E04G5/08 Q
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019103254
(22)【出願日】2019-05-14
(65)【公開番号】P2020186633
(43)【公開日】2020-11-19
【審査請求日】2021-02-05
(73)【特許権者】
【識別番号】599093982
【氏名又は名称】株式会社カンテツ
(74)【代理人】
【識別番号】100071892
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 隆一
(72)【発明者】
【氏名】菅 基幸
【審査官】彦田 克文
(56)【参考文献】
【文献】特開昭63-219759(JP,A)
【文献】実開昭55-043998(JP,U)
【文献】特開2002-303038(JP,A)
【文献】実開昭51-012128(JP,U)
【文献】実開昭54-102922(JP,U)
【文献】特開昭51-056535(JP,A)
【文献】実開昭50-069824(JP,U)
【文献】登録実用新案第3083328(JP,U)
【文献】特開昭62-025604(JP,A)
【文献】特開2009-263916(JP,A)
【文献】特開昭61-142252(JP,A)
【文献】実開昭54-036328(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E01D 15/24
B63B 27/14
E01D 18/00
E04G 5/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
平坦な踏み面と凹条溝が横幅方向に交互に配設されると共に、互いに平行な位置関係を有して前後方向に延設されたアルミニウム製歩み板の踏み面滑り止め構造において、
前記踏み面には前後方向に沿わない無数の擦り傷状の条溝を設けたことを特徴とするアルミニウム製歩み板の踏み面滑り止め構造。
【請求項2】
平坦な踏み面と凹条溝が横幅方向に交互に配設されると共に、互いに平行な位置関係を有して前後方向に延設され、前記踏み面には前後方向に沿わない無数の擦り傷状の条溝が設けられた歩み板と、
合成樹脂製滑り止め材と、
ガイドレールとよりなり、
前記歩み板の裏面縁部には合成樹脂製滑り止め材が設けられ、踏み面の内側に於ける左右両側には成人男性の平均的な膝高さ程度の高さのガイドレールが対設されたことを特徴とするアルミニウム製歩み板を用いた小型船舶用渡船橋梁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、踏み面への少量の雪や霜の付着によっても歩行者や車椅子が滑ることがなく、安全に通ることが可能なアルミニウム製歩み板の踏み面滑り止め構造とアルミニウム製歩み板を用いた小型船舶用渡船橋梁に関する。
【背景技術】
【0002】
大型船舶では船舶自体に舷梯を具備しているが、内航小型漁船等の小型船舶は船舶内に木製歩み板を具備し、岸壁に接岸すると木製歩み板を船体外に引き出して船体甲板と岸壁との間に木製の歩み板を架け渡し、乗員等が歩み板の踏み面上を通って陸と船舶とを往来し、トロ箱等の物品の積み下ろし作業をしていた。木製の歩み板としては、横幅が約40cm程度の縦方向に著しく長い一定の厚みを有する木製の1枚板や、木製の1枚板の上面踏み面に滑り止め目的で角棒よりなる横桟が縦方向に所定間隔をおいて取り付けられ、下面には岸壁との摩擦による擦れ傷防止のための合成樹脂製被膜が被着されたものが一般的に用いられている。
木製の歩み板は安価であるという長所があるものの、撓みやすく海水の影響を受けて短期間で劣化しやすく岸壁との摩擦により磨耗しやすいため対応年数が3~5年と短い。また、木製の歩み板は重量を有するため船舶から引き出して船舶と岸壁との間に架け渡したり、船舶へ引き入れる作業が大変であるという欠点があった。1日のうちでも潮位には干満差が4m程度あり、潮位に対応して甲板の高低変化が生じ、岸壁と船舶に架け渡した歩み板の傾斜角度が変化し踏み面が急勾配化し歩行困難になるという欠点があった。特に、踏み面に雪や霜が付着すると滑りやすく、歩み板を歩行中に足を滑らせ、歩み板から海中に滑落或は転落する等の危険性を有するという欠点があった。
アルミニウムは軽量で、しかも雨、夜露の作用で自然の酸化アルミニウム被膜層が形成され耐蝕性及び硬度が向上し歩み板としては強度上の安全性を満たしていることに着目し、アルミニウムを材料とした歩み板が開発されている。
具体例として、歩み板部の左右両側に側板を連設し、歩み板には上方に膨出する横方向に延びる横桟を縦方向に沿って所定間隔をおいて設けた小型船舶用の歩み板が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示の小型船舶用の歩み板は、踏み面が1枚のアルミニウム板の平坦面に縦方向に沿って所定間隔を有して離隔した位置を上方に膨出させて横桟を形成しているので、横桟を含む踏み面の全面が滑らかで、雪や霜が付着すると滑りやすく危険であるという問題点を有していた。
軽量な金属を用い、左右側材間に踏材を架設した梯子状の橋梁の前後両端に橋梁が水平より下方へ曲折可能な関節を設け、船舶側には船舶手摺把持具を設け、岸壁側には車輪を設け、踏材を半円筒籠形、若しくは丸棒、若しくは角棒にした渡船橋梁が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
軽量な金属は、一般的にはアルミニウムが代表的なものである。特許文献2に開示の渡船橋梁であると、踏材が半円筒籠形であり踏材の表面は平坦面であるため滑りやすい。踏材が丸棒や角棒であっても踏材と踏材との隙間に足が入り込んだり、踏材の彎曲面で足を滑らせて転倒する危険性があるという問題点を有していた。
転落防止及び軽量化を目的とする屋根上用の足場板として、2枚のアルミニウム板でハネカム芯材パネルをサンドイッチ状に挟みこんで接着し、踏み面となる一方又は/及び両面のアルミニウム板表面に滑り止めテープを接着したものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特許文献3に開示のアルミニウム板表面に凹凸を有する滑り止めテープを接着した足場板であると、被着される滑り止めテープが高価なため非経済的であり、また、滑り止めテープの滑り止め効果は永久的なものではなく、接着面が被着面から浮き上がったりする場合が生じ、定期的に貼り替え作業をする必要性がある。アルミニウム板の表面から滑り止めテープを剥し、新しい滑り止めテープをアルミニウム板に皺を形成することなく密着させて貼り替える作業は大変な技能と労力を要するという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】実開昭55-43998号公報
【文献】特開昭62-25604号公報
【文献】特開昭61-142252号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の解決しようとする課題は、1枚のアルミニウム製の板で成型時に横桟を設けても踏み面は雪や霜が付着すると滑りやすく危険であり、また、アルミニウム製板面上に滑り止めテープを接着すると滑り止めテープ交換作業という定期的なメンテナンスが必要であるという点である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために本願発明のうち請求項1に記載の発明は、平坦な踏み面と凹条溝が横幅方向に交互に配設されると共に、互いに平行な位置関係を有して前後方向に延設されたアルミニウム製歩み板の踏み面滑り止め構造において、前記踏み面には前後方向に沿わない無数の擦り傷状の条溝を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は請求項1に記載のアルミニウム製歩み板を用いた小型船舶用渡船橋梁に関し、平坦な踏み面と凹条溝が横幅方向に交互に配設されると共に、互いに平行な位置関係を有して前後方向に延設され、前記踏み面には前後方向に沿わない無数の擦り傷状の条溝が設けられた歩み板と、合成樹脂製滑り止め材と、ガイドレールとよりなり、前記歩み板の裏面縁部には合成樹脂製滑り止め材が設けられ、踏み面の内側に於ける左右両側には成人男性の平均的な膝高さ程度の高さのガイドレールが対設されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
アルミニウム製歩み板の平坦な踏み面に横桟を設けた滑り止めテープや滑り止めシートを接着しなくても、歩行方向に沿わない溝浅な無数の条溝を設けることで、歩行や車椅子が走行の際に滑らない安全な踏み面を得るという効果がある。
踏み面に付着した雪や霜も、ゴム製箒等で掃くと簡単且つ完全に除去でき、手入れが簡便であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】渡船橋梁の側面図である。(実施例1)
図2図1のA-A線拡大断面図である。(実施例1)
図3】渡船橋梁の長さ方向端部の一部切欠平面説明図である。(実施例1)
図4】渡船橋梁の縦方向端部の一部切欠平面説明図である。(実施例1)
図5】渡船橋梁の縦方向端部の一部切欠裏面説明図である。(実施例1)
図6】渡船橋梁の正面説明図である。(実施例1)
図7】渡船橋梁の平面説明図である。(実施例1)
図8】渡船橋梁の使用状態を示す斜視説明図である。(実施例1)
図9】歩み板の踏み面の平面説明図である。(実施例2)
図10】渡船橋梁の断面説明図である。(実施例3)
図11】歩み板の踏み面の平面説明図である。(実施例3)
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明は歩み板にアルミニウム製板を用いることで橋梁全体の軽量化及び海水等による撓み発生や腐食等の劣化を防止し、回転砥石(サンダー)を使用する等の簡単な作業で踏み面に溝浅な無数の筋状の条溝を形成可能にして作業性を向上し、溝浅な無数の条溝を歩み板の縦方向に沿わせないで設けることで踏み面に多少の雪や霜が付着しても歩行者の足や車椅子の車輪が進行歩行に滑らない安全性及び耐久性の向上を実現した。
【実施例1】
【0009】
図1図8に基いて実施例1を説明する。小型船舶用渡船橋梁1は、主としてアルミニウム製板の歩み板2、ガイドレール10、及び保護枠7よりなる。ここで、アルミニウム製板とはアルミ合金板をいうものとする。アルミニウム製の歩み板2は、所定肉厚及び所定同横幅を有し、縦方向に長い帯状の平板に形成されている。歩み板2の平坦な上面は踏み面3をなす。歩み板2の上面には、横幅方向に所定間隔を有して離隔した位置に横滑り防止のために多数の凹条溝4が歩み板2の前後端縁間に亘り延設され、踏み面3と凹条溝4とで凹凸面を形成している。歩み板2の下面には縦方向に延びる補強材5が設けられている。歩み板2の一例として、横幅が400mm、縦方向長さが4000mmの平面から視て帯状板を呈し、補強材5の下端面から凹条溝4の溝底までの垂直距離が30mm、凹条溝4の溝深差は3mm、踏み面3の横幅2mm毎に横方向溝幅が10mmの凹条溝4が交互に連続して設けられている。
【0010】
踏み面3には、歩行方向に沿わない無数の擦り傷状の溝浅な筋状の条溝6が設けられている。踏み面3に設けられる筋状の条溝6は、方向性の異なる無数の筋状の条溝群が互いに重なり合っている場合も含まれる。筋状の条溝6の深さは、0.00mmを超えて2.00mm以下に設定されている。筋状の条溝6は、回転砥石(サンダー)の平坦な下端面を踏み面3に当てた状態で、グラインダーの回転軸の回転力で回転砥石を回転させ、グラインダーをずらしながら踏み面3に超微細な傷を重合して付ける方法が考えられる。
【0011】
歩み板2には、硬質性合成樹脂を材料とするL形保護枠7がボルトとナットにより取り付けられている。L形保護枠7の一方の面は、歩み板2の側縁より踏み面3と90度の角度を有して設けられ歩み板2に厚みを付与し、岸壁8からの上下方向の衝撃を吸収する。L形保護枠7の他方の面は、歩み板2の下方に於いて内向し、岸壁8との摩擦による歩み板2の位置ズレを防止し、歩み板2に傷が付くことを防止する。
【0012】
歩み板2の上面にはトラス状支柱9が設けられている。支柱9の上端頂点間には、ガイドレール10が取り付けられている。ガイドレール10の高さ方向取付位置は、歩み板2歩行中の成人男性の膝の位置と成るように取り付けられている。具体的には、歩み板2の上面から垂直距離で、400mm程度であることが好適である。歩み板2の縦方向に於ける前後端部に取りつけられたL形保護枠7には、アイナット11を設けている。
【0013】
図8を参照にして作用を説明する。小型船舶は歩み板受け12を有する。予め、小型船舶には小型船舶用渡船橋梁1を収容している。小型船舶は、接岸すると歩み板受け12を岸壁8に向けて開き、小型船舶用渡船橋梁1を小型船舶内から引き出して歩み板受け12と岸壁8との間に架け渡す。アイナット11と岸壁8のアイナット(図示せず)との間にロープ13を架け渡して、小型船舶用渡船橋梁1が海中に落下しないようにすると共に、小型船舶が離岸しないようにする。潮位の変化に応じて船舶は、位置が上下に変化する。この変化に応じて歩み板受け12も上下方向に位置が変化し、歩み板2の勾配も変化する。踏み面3に歩行方向に沿わせない筋状の条溝6を設けているので、歩行者は歩み板2の勾配の如何に拘らず、靴底と踏み面3との摩擦力で滑ることがなく安全に歩行することができる。又、踏み面3に積雪や霜が降りていても、歩み板2がアルミニウムよりなるので、ゴム箒などで簡単に掃き落とすことができ、手入れが簡単である。ガイドレール10が成人の膝と略同じ高さに設けられているので、トロ箱等の荷物を運搬中に作業者が体勢を崩してもガイドレール10により歩み板2から転落せず、作業の安全性が確保できる。又、荷役作業中に肘等が歩み板2の横幅よりはみだしても、肘の動きを妨げる妨害物がないので、作業効率が向上する。歩み板2に設けた保護枠7により、潮位の変化等で小型船舶用渡船橋梁1が岸壁8との関係で位置移動しても、歩み板2は傷を受けることはない。ガイドレール10を支持するトラス状の支柱9が、歩み板2の上面左右側縁の内側に設けられているので、小型船舶用渡船橋梁1を小型船舶内に引き入れる際に、支柱9は船舶に引っ掛かることがなくスムーズに引き入れることができ、作業効率がよい。
【実施例2】
【0014】
図9に基づいて実施例2について説明する。図1図8に示される実施例1と異なる点は歩み板14の上面形状である。アルミニウム製の歩み板14の上面には、踏み面15と凹条溝16を横幅方向に交互に設けている。踏み面15には、縦方向に所定間隔を有して溝17を設けている。踏み面15に溝17を凹設することで、歩行方向(縦方向)への滑り止め作用が一層向上するという効果がある。
【実施例3】
【0015】
図10及び図11に基づいて実施例3について説明する。実施例3は、車椅子も往来可能な小型船舶用渡船橋梁に関するものである。アルミニウム製板よりなる歩み板18は上下壁面と左右壁面とで内側に中空部を有する角柱状に形成されている。中空部には、上下壁面間に補強壁面19を左右壁面と平行な位置関係に設け、上壁面に耐荷重性をもたせている。歩み板18は所定同横幅を有し、進行方向である縦方向に長く形成されている。歩み板18の横幅は900mm程度であることが好適である。歩み板18の上下壁面には横幅方向に所定間隔を有して交互に縦方向に延びる踏み面20と凹部21を設けている。踏み面20には、縦方向に沿わない無数の筋状の条溝22が設けられている。筋状の条溝22は、方向性の異なる無数の筋状の条溝群が互いに重なり合って形成されていてもよい。筋状の条溝22の深さは、0.00mmを超えて2.00mm以下に設定されている。筋状の条溝22は、回転砥石(サンダー)等の平坦な研削用の下端面を踏み面20に当てた状態で、グラインダーの回転軸の回転力で回転砥石を回転させ、踏み面20に超微細な傷を付けて形成することが考えられる。凹部21の溝底には、縦方向に延びる断面U状の条溝が横方向に連なっている。
【0016】
歩み板18の垂直な左右壁面の外面には、アルミニウム製板よりなる側板23が取り付けられている。側板23には支柱24の基部が固定的に取り付けられている。支柱24は、ハンドレール(図示せず)を支持している。ハンドレール(図示せず)は、踏み面20から垂直距離で800mm程度の高さに踏み面20と平行な位置関係に設けることが好適である。尚、支柱24はアルミニウム合金よりなる。
【0017】
次に、作用について説明する。車椅子の車輪が、踏み面20に設けられた走行方向に沿わない無数の筋状の条溝22と摩擦抵抗により走行方向にスリップしない。従来の車椅子用橋梁に不可欠であった滑り止めシートが不要になることに伴い、滑り止めシートの張替え作業等のメンテナンスも不要になり、結果的には低コスト化を図ることができ経済面での効果がある。又、アルミニウム製板の表面に車輪滑り止め用の横桟を設ける必要がなく、構造が単純化し、全体として軽量化を図り得るという効果がある。
【0018】
上述の実施例1~3においては、小型船舶用渡船橋梁について述べたが、本発明はこれに限定しない。アルミニウム製の板の踏み面に歩行方向に沿わない無数の筋状の条溝を設けるものであれば、足場板、作業台等も本発明に包含される。又、車輌に搭載する際に、地表面と車輌に架け渡す介護車輌用橋梁も本発明に包含される。
【符号の説明】
【0019】
1 小型船舶用渡船橋梁
2、14.18 歩み板
3、15、20 踏み面
6、22 条溝
10 ガイドレール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11