(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-28
(45)【発行日】2022-07-06
(54)【発明の名称】マンモグラフィ装置用保温器具
(51)【国際特許分類】
A61B 6/00 20060101AFI20220629BHJP
A61B 6/04 20060101ALI20220629BHJP
【FI】
A61B6/00 330Z
A61B6/00 310
A61B6/00 390Z
A61B6/04 309B
(21)【出願番号】P 2019106110
(22)【出願日】2019-06-06
【審査請求日】2022-04-25
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519205224
【氏名又は名称】株式会社エコプラ
(74)【代理人】
【識別番号】100189865
【氏名又は名称】下田 正寛
(74)【代理人】
【識別番号】100094215
【氏名又は名称】安倍 逸郎
(72)【発明者】
【氏名】近森 健太
【審査官】蔵田 真彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-204761(JP,A)
【文献】特開2010-035622(JP,A)
【文献】特開2009-072361(JP,A)
【文献】特開2003-014860(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2008/0247508(US,A1)
【文献】米国特許第5081657(US,A)
【文献】中国特許出願公開第107997774(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 6/00-6/14
JSTPlus/JMEDPlus/JST7580(JDreamIII)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マンモグラフィ装置の未使用時における撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度で維持するマンモグラフィ装置用保温器具であって、
前記撮影板および前記圧迫板を被覆する断熱材料からなる被覆部材と、
前記圧迫板および前記撮影板を被覆したときの、前記被覆部材内部の温度を測定する温度測定器具と、
前記温度測定器具により測定された温度が前記所定温度と異なる場合に、前記被覆部材内の温度が所定温度となるように、前記被覆部材の周辺空気を加熱または冷却する空調部材と、
前記空調部材により加熱または冷却された周辺空気を送風する送風機と、を有するマンモグラフィ装置用保温器具。
【請求項2】
マンモグラフィ装置の未使用時における撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度で維持するマンモグラフィ装置用保温器具であって、
前記撮影板および前記圧迫板を被覆する断熱材料からなる被覆部材と、
前記圧迫板および前記撮影板を被覆したときの、前記被覆部材内部の温度を測定する温度測定器具と、
前記温度測定器具により測定された温度が前記所定温度と異なる場合に、前記被覆部材内の温度が所定温度となるように、前記被覆部材の内部に存在する空気を加熱または冷却する空調部材と、
前記被覆部材の内部に、被覆部材外部の空気を送風する送風機と、を有するマンモグラフィ装置用保温器具。
【請求項3】
前記空調部材は、ペルチェ素子を有する請求項1または請求項2に記載のマンモグラフィ装置用保温器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マンモグラフィ装置用保温装置、具体的には、未使用時における撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度で維持する外付け用のマンモグラフィ装置用保温器具に関する。
【背景技術】
【0002】
マンモグラフィ装置は、乳腺画像検査で用いられる標準画像診断装置である。乳腺画像検査では、マンモグラフィ装置によって撮影されたマンモグラフィ画像が用いられる。
乳腺画像検査は、例えば、無症候女性が年に1度、又は数年に1度受診することを推奨されている乳がん検診において実施される。読影者は、撮影されたマンモグラフィ画像を読影することで、例えば、微細石灰化、構築の乱れ、腫瘤、及び局所的非対象陰影(FAD:Focal Asymmetric Density)等がないかを確認する。
また、乳腺画像検査は、乳がんの徴候のある女性に対する経過観察においても実施される。読影者は、診察の際に撮影されるマンモグラフィ画像を読影することで、例えば、病変及び関心領域(ROI:Region of Interest)を検査する。
【0003】
マンモグラフィ画像はポジショニングにより変化することが一般的に知られている。ポジショニングは、例えば、マンモグラフィ装置に設けられる圧迫板による乳房の挟み方、つまり乳腺の伸ばし方に影響を与える。つまり、マンモグラフィ画像が変化し、病変及びROIの位置が、過去に撮像されたマンモグラフィ画像に含まれる病変及びROIの位置とは異なるものとなってしまう。病変及びROIの位置が変化していると、過去に撮影されたマンモグラフィ画像からの経時変化を確認する際に、ポジショニングの違いを考慮する必要があり、読影効率が下がることになる。
このポジショニングに関する問題については各種文献(特許文献1、2)等から様々な提案がなされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2017-113540号公報
【文献】特表2013-532001号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、たとえマンモグラフィのポジショニングについて課題解決を図ったとしても、外部環境変化に対する機器の影響については考慮されていない。つまり、医療機器にあっては、機器の立ち上げ(ウォーミングアップ時)から全患者の診療終了後、機器の電源を落とす段階までの間は常に同じ気温等で行われることが求められ、病院施設では、空調制御設備が完備された部屋にマンモグラフィ装置を含む医療機器が固定されていることが一般的である。
【0006】
これに対し、健康診断(いわゆる検診)では、検診車両にマンモグラフィ装置などの医療機器を搭載して、病院外部の検診会場にて検査を行う場合には、検診車両の扉の開閉により室内温度が変化し、医療機器に負荷を与えるだけでなく、検査に影響を及ぼす可能性は否定できない。しかし、現実はたとえ冬期であっても、ウォーミングアップ時から機器の電源を落とす段階までの間は検査を行っていないときであっても放置されており、医療機器の室内温度の変化にさらされているだけである。
【0007】
本発明は、車載マンモグラフィ装置のように室温の経時変化が大きい環境にあっても、最低限、撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度(室温、25℃前後)で維持することができれば、医療機器に与える負荷を低減することができることを知見し、本発明を完成させた。
本発明は、未使用時における撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度で維持する外付け用のマンモグラフィ装置用保温器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載の発明は、マンモグラフィ装置の未使用時における撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度で維持するマンモグラフィ装置用保温器具であって、前記撮影板および前記圧迫板を被覆する断熱材料からなる被覆部材と、前記圧迫板および前記撮影板を被覆したときの、前記被覆部材内部の温度を測定する温度測定器具と、前記温度測定器具により測定された温度が前記所定温度と異なる場合に、前記被覆部材内の温度が所定温度となるように、前記被覆部材の周辺空気を加熱または冷却する空調部材と、前記空調部材により加熱または冷却された周辺空気を送風する送風機と、を有するマンモグラフィ装置用保温器具である。
請求項2に記載の発明は、マンモグラフィ装置の未使用時における撮影板および圧迫板の表面温度を所定温度で維持するマンモグラフィ装置用保温器具であって、前記撮影板および前記圧迫板を被覆する断熱材料からなる被覆部材と、前記圧迫板および前記撮影板を被覆したときの、前記被覆部材内部の温度を測定する温度測定器具と、前記温度測定器具により測定された温度が前記所定温度と異なる場合に、前記被覆部材内の温度が所定温度となるように、前記被覆部材の内部に存在する空気を加熱または冷却する空調部材と、前記被覆部材の内部に、被覆部材外部の空気を送風する送風機と、を有するマンモグラフィ装置用保温器具である。
【0009】
請求項1、2に記載の発明にあっては、断熱材料からなる内部空間を有する被覆部材により、撮影板と圧迫板とを被覆する。つまり、被覆部材の内部空間に撮影板と圧迫板とが収納されるような状態にて撮影板と圧迫板とを被覆する。このとき、撮影板の表面温度と圧迫板の表面温度とが所定温度(たとえば、室温(25℃)前後)となるように、内部空間の温度を温度測定器具により測定し、内部空間の温度が高ければ、空調部材により周辺空気の冷却を行い、送風機を用いて、被覆部材の内部に冷却された空気を送風するか、被覆部材内部空間の空気を冷却するとともに、外部空気を用いて内部空間の空気を攪拌して均一化する。内部空間の温度が低ければ、空調部材により周辺空気の加熱を行い、送風機を用いて被覆部材の内部に加熱された空気を送風するか、被覆部材内部空間の空気を加熱するとともに、外部空気を用いて内部空間の空気を攪拌して均一化する。このようにすることにより、撮影板と圧迫板との表面温度のばらつきが小さくなり、医療機器の外部温度の負荷の影響が小さくなる。
【0010】
被覆部材を構成する材料については、断熱材料であれば特に問わないが、発泡スチロール等、発泡性高分子材料であれば、安価に製造することが可能であるため有利である。
また、空調部材の種類についても特に問わず、ヒータと冷媒とを組み合わせた構成であってもよいが、ペルチェ素子を用いた場合には、必要電力量が少なく、車載マンモグラフィ装置のように電源の確保が難しいものであっても、使用することが可能であるため有効である。
送風機についても、特に問わないが簡易のファンであってもよく、被覆部材の内部空間に送風することが可能な位置に、空調部材により加熱/冷却された空気を内部空間に送風できれば、送風形態は特に問わない。
【0011】
請求項3に記載の発明は、前記空調部材は、ペルチェ素子を有する請求項1に記載のマンモグラフィ装置用保温器具である。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、空調部材がペルチェ素子で構成されることにより、低電力量にて周辺空気の加熱/冷却が可能となる。これにより、車載マンモグラフィ装置のように電源の確保が難しいものであっても、使用することが可能である。
【発明の効果】
【0013】
請求項1および請求項2に記載の発明にあっては、撮影板と圧迫板との表面温度のばらつきが小さくなり、医療機器の外部温度の負荷の影響を小さくすることができる。
特に、請求項3に記載の発明にあっては、空調部材がペルチェ素子で構成されることにより、低電力量にて周辺空気の加熱/冷却が可能となる。これにより、車載マンモグラフィ装置のように電源の確保が難しいものであっても、使用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の実施例1に係るマンモグラフィ装置用保温装置の外観斜視図を示す。
【
図2】本発明の実施例に係るマンモグラフィ装置用保温装置の使用状態を示す概略正面断面図である。
【
図3】本発明の実施例2に係るマンモグラフィ装置用保温装置の使用状態を示す概略正面断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施例に係るマンモグラフィ装置用保温装置について、図面に基づいて詳細に説明する。
【0016】
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1に係るマンモグラフィ装置用保温装置の外観斜視図である。
図2は、本発明の実施例1に係るマンモグラフィ装置用保温装置の使用状態を示す概略正面断面図である。実施例1に係るマンモグラフィ装置用保存装置は、平面視して略矩形状の上面部と、平面視して略矩形状で、その一辺から伸びる平面視して略矩形の切り欠きが形成された底面部10bとを有し、上面部の4辺のうち3辺を囲み、かつ底面部10bのうち切り欠き11を有する辺を除く3辺を囲むように上面部及び底面部10bに固定された側面部とを有する被覆部材10を有している。つまり、この被覆部材10は平面視・側面視して矩形状の筒底を有する角筒の部材である。そして、被覆部材10の開口部から筒底(筒底部10a)に向かう平面視して矩形の切り欠き11が被覆部材10の底面部10bに形成されている。被覆部材10は、外部の温度環境に影響されないように断熱部材である発泡スチロール製である。被覆部材10は、マンモグラフィ装置100の撮影板101および圧迫板102を被覆することが可能となるように、被覆部材10全体の大きさ、開口部の大きさ等が決定される。
切り欠き11は、マンモグラフィ装置100の撮影板101を固定する部材101aと被覆部材10とが衝突することなく、撮影板101と圧迫板102とが被覆部材10に収納されるように形成されたものである。この切り欠き11の大きさは、その目的を達成するために必要十分なものであればよい。
【0017】
上記被覆部材10の筒底部10aの略中央部分には、貫通孔が設けられ、被覆部材10の外面であって貫通孔を覆うように略矩形状の送風機カバー16aが取り付けられている。この送風機カバー16aと筒底部10aとの間には送風機16が設けられている。そして被覆部材10の内面であって、貫通孔を覆うように略矩形状のペルチェ素子カバー17aが取り付けられ、ペルチェ素子カバー17aと筒底部10aとの間にペルチェ素子17が設けられている。
送風機16の大きさや出力については任意であり、実施例1では、小型(10W程度)の送風機16aを用いている。出力が大きすぎると、マンモグラフィ装置用保温装置の重量が重くなるだけでなく、送風機16による送風の影響により、撮影板101および圧迫板102とに影響を及ぼす可能性があるため、好ましくはない。
ペルチェ素子の大きさや出力についても任意であり、本実施例1では、小型のものを用いている。ペルチェ素子の大きさについては、ペルチェ素子カバー17aの大きさ、すなわち、筒底部10aの大きさに規制されるが、被覆部材10の内部に送風可能となるようにペルチェ素子17の大きさが規制される。また、ペルチェ素子17の出力が大きすぎる場合には、温度制御が難しくなるため好ましくない。
つまり、本実施例1に係るマンモグラフィ装置用保存装置の送風機16及びペルチェ素子17の出力は小さなもので十分であるといえる。
【0018】
被覆部材10の内壁に、被覆部材10の内部空気の温度を測定する温度センサ18が取り付けられている。この温度センサ18はケーブルを介して制御装置19に接続されている。また、制御装置19は、ケーブルを介して、送風機16、ペルチェ素子17に接続されている。
制御装置19は、被覆部材とは別体で構成され、送風機16、ペルチェ素子17、温度センサ18に電力の供給を行うだけでなく、温度センサ18による温度センサ信号の受信、温度センサ信号に基づいて送風機16、ペルチェ素子17を制御する制御信号の発信を行う部材である。この制御装置19は図示しない小型発電器(100W)に接続されている。
【0019】
このように構成された実施例1に係るマンモグラフィ装置用保温装置は、マンモグラフィ装置100を使用するときには、不要なものであるために、任意の場所に置かれている。マンモグラフィ装置100を使用しないとき、マンモグラフィ装置100の撮影板101と圧迫板102との離間距離を最適な状態にセッティングした後、マンモグラフィ装置用保温装置の被覆部材10に、撮影板101と圧迫板102とを被覆するように、被覆部材10の内部に撮影板101と圧迫板102を挿入する。
その後、制御装置19による送風機16、ペルチェ素子17、温度センサ18の制御を行う。
撮影板の表面温度と圧迫板の表面温度とが室温(25℃)前後となるように、内部空間の温度を冬期であれば27℃、夏期であれば内部空間の温度を23℃となるように設定温度を設定する。温度センサ18は常時内部空間の温度を測定し、その測定結果を温度センサ信号として、制御装置19に送信される。制御装置19は、温度センサ信号を受信した後、温度センサ信号に基づいて内部温度を算出する。
内部温度が設定温度より高い場合、ペルチェ素子17が冷媒として機能するように、ペルチェ素子17に制御信号を送信するとともに、送風機に、送風を開始するように制御信号を送信する。ペルチェ素子17、送風機16は、制御信号を受信した後、制御信号に基づいて動作を行う。ペルチェ素子17と送風機16により、内部空間の温度が低下し、設定温度となった時点で、制御装置は、ペルチェ素子17、送風機16の動作を停止する信号を送信する。ペルチェ素子17、送風機16が動作を停止する信号を受信した後、そのときに行われていた動作を停止する。
逆に、内部温度が設定温度より低い場合、ペルチェ素子17がヒータとして機能するように、ペルチェ素子17に制御信号を送信するとともに、送風機に、送風を開始するように制御信号を送信する。ペルチェ素子17、送風機16は、制御信号を受信した後、制御信号に基づいて動作を行う。ペルチェ素子17と送風機16により、内部空間の温度が上昇し、設定温度となった時点で、制御装置は、ペルチェ素子17、送風機16の動作を停止する信号を送信する。ペルチェ素子17、送風機16が動作を停止する信号を受信した後、そのときに行われていた動作を停止する。
【0020】
このようにすることにより、マンモグラフィ装置100の撮影板101及び圧迫板102の表面温度はほぼ一定となり、医療機器の外部温度の負荷の影響を小さくすることができる。
【0021】
(実施例2)
図3は、本発明の実施例2に係るマンモグラフィ装置用保温装置の使用状態を示す概略正面断面図である。実施例2に係るマンモグラフィ装置用保存装置は、ペルチェ素子カバーを用いず、ペルチェ素子27が被覆部材20の内面であって、底面部20bに、切り欠き21と重ならないように設けられている。
その他の構成は実施例1と同じであるため省略する。
内部温度が設定温度より高い場合、ペルチェ素子27が冷媒として機能するように、ペルチェ素子27に制御信号を送信するとともに、送風機に、送風を開始するように制御信号を送信する。ペルチェ素子27、送風機26は、制御信号を受信した後、制御信号に基づいて動作を行う。ペルチェ素子27により内部空気が冷却され、送風機26による送風により、内部空気が循環され、内部空気全体の温度が低下し、設定温度となった時点で、制御装置は、ペルチェ素子27の動作を停止する信号を送信する。ペルチェ素子27が動作を停止する信号を受信した後、そのときに行われていた動作を停止する。送風機26による送風は、被覆部材20内部の場所による内部空気の温度のばらつきを抑制するために、継続したままとする。
内部温度が設定温度より低い場合、ペルチェ素子27がヒータとして機能するように、ペルチェ素子27に制御信号を送信するとともに、送風機に、送風を開始するように制御信号を送信する。ペルチェ素子27、送風機26は、制御信号を受信した後、制御信号に基づいて動作を行う。ペルチェ素子27により内部空気が加熱され、送風機16による送風により、内部空気が循環され、内部空気全体の温度が上昇し、設定温度となった時点で、制御装置は、ペルチェ素子27の動作を停止する信号を送信する。ペルチェ素子27が動作を停止する信号を受信した後、そのときに行われていた動作を停止する。送風機26による送風は、被覆部材20内部の場所による内部空気の温度のばらつきを抑制するために、継続したままとする。
このような構成であっても、マンモグラフィ装置100の撮影板101及び圧迫板102の表面温度はほぼ一定となり、医療機器の外部温度の負荷の影響を小さくすることができる。
【符号の説明】
【0022】
10、20 被覆部材、
16、26 送風機、
17、27 ペルチェ素子、
18 温度センサ、
100 マンモグラフィ装置、
101 撮影板、
102 圧迫板。