(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-28
(45)【発行日】2022-07-06
(54)【発明の名称】表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材及びその製造方法
(51)【国際特許分類】
B29C 70/52 20060101AFI20220629BHJP
B29C 70/20 20060101ALI20220629BHJP
B29K 101/10 20060101ALN20220629BHJP
B29K 105/08 20060101ALN20220629BHJP
【FI】
B29C70/52
B29C70/20
B29K101:10
B29K105:08
(21)【出願番号】P 2020573389
(86)(22)【出願日】2019-06-29
(86)【国際出願番号】 CN2019093940
(87)【国際公開番号】W WO2020007252
(87)【国際公開日】2020-01-09
【審査請求日】2021-01-13
(31)【優先権主張番号】201810725391.1
(32)【優先日】2018-07-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520510276
【氏名又は名称】法▲爾▼▲勝▼泓昇集▲団▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110000659
【氏名又は名称】弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲劉▼礼▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】朱元林
(72)【発明者】
【氏名】朱▲維▼▲軍▼
(72)【発明者】
【氏名】周佳▲チ▼
(72)【発明者】
【氏名】黄盛彬
【審査官】田代 吉成
(56)【参考文献】
【文献】特開平7-156280(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 70/52
B29C 70/20
B29K 101/10
B29K 105/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
炭素繊維及びエポキシエステル樹脂からなるリブ材の表面に
螺旋状のエポキシエステル樹脂リブ
が付与された高強度炭素繊維複合材料を製造する方法であって、
複数の炭素繊維束を糸棚から引き出し、炭素繊維束の数は必要に応じて製作するリブ材の直径に基づき調整し、繊維束の数によってリブ粗材に占める繊維体積含有量を70%-78%の範囲内に収めるように調整し、牽引速度は300mm/min-600mm/minの範囲で調整し、張力制御器を用いて繊維の張力を制御し、張力は5.88N-9.80Nの範囲で調整するステップ1と、
炭素繊維束をエポキシエステル樹脂槽に牽引してエポキシエステル樹脂を含浸し、エポキシエステル樹脂槽から出して内径が2mm-10mmのプレフォーム金型に入れ、余分なエポキシエステル樹脂を押し出して所定サイズのリブ粗材を得るステップ2と、
リブ粗材を前向きに牽引すると同時に、リブ粗材に幅2mm-4mmで厚さ0.5mm-1mmのナイロンテープを巻き付け、巻き付け張力を制御し、リブ粗材をきつく締め付けることなくナイロンテープをリブ粗材表面に密着させるようにするステップ3と、
温度をそれぞれ150℃、150℃、160℃、180℃、180℃に設定した5つのオーブンに、表面にナイロンテープを巻き付けたリブ粗材を牽引して入れ、1番目のオーブンで予熱した後、リブ粗材内部のエポキシエステル樹脂が熱を受けて膨張し、流動性が非常に良くなり、リブ粗材内部からはみ出し始め、ナイロンテープ間の隙間を徐々に埋め、2番目のオーブンを経た後にエポキシエステル樹脂がゲル化し、3番目のオーブンを経た後、エポキシエステル樹脂が仮硬化し、最後の2つのオーブンを経る際に、本硬化過程を完成するステップ4と、
硬化過程完了後、リブ材表面のナイロンテープを巻き戻し、ナイロンテープの隙間のエポキシエステル樹脂が螺旋状樹脂リブを形成し、ナイロンテープが撤去された部位は螺旋状凹溝が形成されるステップ5と、
製作した樹脂リブ付きリブ材がウインチで巻線機に巻き取られるステップ6と、
を備えてなることを特徴とする、表面にエポキシエステル樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料の製造方法。
【請求項2】
前記ステップ2において、質量配合比1000:860:13.6の樹脂基体、硬化剤および触媒で調製されるエポキシエステル樹脂を採用することを特徴とする、
請求項1に記載の表面にエポキシエステル樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建材技術分野に関し、さらに詳しくは表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材、及び、表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
炭素繊維複合材料のリブ材は、軽量高強度、耐食、耐疲労、制振性能がよいなどの優れた性能を持ち、橋梁ケーブルのケーブル部品に使用され、橋梁のスパンと耐久性向上を図る技術動向の一つとなっている。しかし、一般的な光硬化炭素繊維複合材料のリブはアンカー固定が困難であるため、その応用普及化が制約される要因となっている。現在、国内外では、リブ材表面とアンカー固定材の間における機械的咬合力を増加させ、リブ材のアンカー効果を向上させることに向け、3種類の、表面にリブ付き炭素繊維複合材料のリブ材が開発された。
【0003】
そのうちの1種類目の方法は、まず引抜成形法により光硬化炭素繊維複合材料のリブ材を製造し、その表面に繊維束含浸エポキシエステル樹脂を巻き付け、エポキシエステル樹脂が硬化・固着してリブになる。同方法で製造したリブ付き繊維束は、光硬化リブ材との固着強度が低く、離脱しやすい上で、炭素繊維複合材料のリブ材の引張特性を十分に発揮することができない。
【0004】
2種類目の方法は、含浸済みエポキシエステル樹脂の未硬化のプレフォームのリブ材にF4テープを巻き付け、一緒に定型金型に入れて硬化させ、硬化後にF4テープを巻き戻し、リブ材表面に螺旋状の凹溝を形成する。同方法は、巻き付いたF4テープに起因する内部連続炭素繊維束リブ材の長手方向における配向のばらつきによるリブ材の引張強度と弾性率の大幅な低下と、F4テープが巻き付いた後、リブ材表面に凹凸が生じ、定型金型に入れて硬化する過程で摩擦力が非常に大きくなることによる金型詰まりの多発という2つの問題が存在する。試験の結果、同方法で生産されたリブ材の引張強度は2400MPa程度、弾性率は150GPa程度であった。
【0005】
3種類目の方法は、機械法によりリブ材の表面を加工してねじ構造を形成することである。同方法は、リブ材表面の炭素繊維束を切断し、リブ材の引張強度や剛性に影響を与える上、或る程度で材料の無駄をも招く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上記の欠点を克服し、一発成形技術を採用してプロセスが簡便で金型詰まりが発生しにくいという利点を有する表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材及びその製造方法を設計し、同製造方法により、表面に連続な螺旋状エポキシエステル樹脂リブを有し、アンカー固定しやすく、引張強度と弾性率が高いという特徴を有する表面にエポキシエステル樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材を製造することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
炭素繊維及びエポキシエステル樹脂基体を含む、表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材であり、前記リブ材の表面に連続な螺旋状エポキシエステル樹脂リブが備えられ、樹脂リブは厚さ0.2mm-0.4mm、幅5mm-7mmで、樹脂リブのピッチが2mm-4mmの範囲内にある。
【0009】
表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材の製造方法は、下記の通りである。即ち、
ステップ1:複数の炭素繊維束を糸棚から引き出し、炭素繊維束の数は必要に応じて製作したリブ材の直径に基づき調整し、繊維束の数によって繊維体積含有量を70%-78%の範囲内に収めるように調整し、牽引速度は300mm/min-600mm/minの範囲で調整し、張力制御器を用いて繊維の張力を制御し、炭素繊維束の浸漬時の配向の真直度を確保するために、張力は5.88N-9.80Nの範囲で調整する。
ステップ2:炭素繊維束をエポキシエステル樹脂槽に牽引してエポキシエステル樹脂を含浸し、エポキシエステル樹脂槽から出してプレフォーム金型に入れ、余分なエポキシエステル樹脂を押し出して所定サイズのリブ粗材を得て、プレフォーム金型内径は2mm-10mmの範囲で調整し、エポキシエステル樹脂は、質量配合比1000:860:13.6の樹脂基体、硬化剤および触媒で調製される。
ステップ3:リブ粗材を前向きに牽引すると同時に、リブ粗材にナイロンテープをピッチ5mm-7mmの範囲で巻き付け、巻き付け張力を制御し、リブ粗材をきつく締め付けることなく幅2mm-4mmで厚さ0.5mm-1mmのナイロンテープをリブ粗材表面に密着させるようにし、波動しないようにリブ粗材表面の炭素繊維束の配向の真直度を保つ。
【0010】
ステップ4:温度をそれぞれ150℃、150℃、160℃、180℃、180℃に設定した5つのオーブンに、表面にナイロンテープを巻き付けたリブ粗材を牽引して入れ、1番目のオーブンで予熱した後、リブ粗材内部のエポキシエステル樹脂が熱を受けて膨張し、流動性が非常に良くなり、リブ粗材内部からはみ出し始め、ナイロンテープ間の隙間を徐々に埋め、2番目のオーブンを経た後にエポキシエステル樹脂がゲル化し、3番目のオーブンを経た後、エポキシエステル樹脂が仮硬化し、最後の2つのオーブンを経る際に、本硬化過程を完成する。樹脂リブの厚さは予熱時間に左右され、1番目のオーブン長さを制御することにより、予熱時間を制御する。
ステップ5:硬化過程完了後、リブ材表面のナイロンテープを巻き戻し、ナイロンテープの隙間のエポキシエステル樹脂が螺旋状樹脂リブを形成し、ナイロンテープが撤去された部位は螺旋状凹溝が形成される。
ステップ6:製作した樹脂リブ付きリブ材はウインチで巻線機に巻き取られる。
【発明の効果】
【0011】
従来技術と比較すると、本発明の利点及び積極的な効果は以下の通りである。
1.リブ材表面の連続な螺旋状エポキシエステル樹脂リブが、リブ材中のエポキシエステル樹脂基体と一体成形し、両者間の接着強度が高く、離脱現象が起こりにくい。エポキシエステル樹脂固着型アンカー固定システムを用いてアンカー固定すると、エポキシエステル樹脂アンカー固定材とリブ材表面のエポキシエステル樹脂リブとの間に機械的な咬合力が形成され、アンカー効果が大幅に向上する。
2.本発明は成形過程において、ナイロンテープ巻き付きによる炭素繊維束への圧迫がなく、炭素繊維束の張力により、炭素繊維束はリブ材の長手方向に沿った真直度を保つ。従来の生産プロセスできつく巻き締めたナイロンテープによる巻き締め痕が残ってしまうこととは異なり、ナイロンテープによる表層炭素繊維の圧迫や炭素繊維の真直度に対する破壊という欠陥が改善された。このため、本発明の方法で製造するリブ材は、高強度・高弾性率の特徴を有する。試験の結果、本発明の方法で生産されたリブ材の引張強度は、3300MPa程度、引張弾性率は170GPa程度と高い。
3.本発明の方法は一体成形で、プロセスが簡単であるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明で開示する表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材の構成模式図である。
【
図2】本発明で開示する表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材の製造方法のプロセスフロー図である。
【0013】
ここで、1は炭素繊維複合材料のリブ材、2は樹脂リブ。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明の実施形態の図面を合わせ、本発明の実施形態における技術的な解決手段を明確かつ完全に説明する。明らかなことに、記載された実施形態は、本発明の全ての実施形態ではなく、本発明の一部の実施形態であることは言うまでもない。本発明の実施形態に基づき、本分野の一般的な技術者が創造的な作業をしなかった前提で得られたいかなる他の実施形態も、本発明の精神、範囲及び内容に含まれると見なされるものとする。
【0015】
[実施形態1]
炭素繊維及びエポキシエステル樹脂基体を含む、表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材であり、リブ材直径が7mmで、その表面に連続な螺旋状エポキシエステル樹脂リブが備えられ、樹脂リブの厚さは0.25mm、樹脂リブのピッチが2.4mmである。
【0016】
表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材の製造方法は下記のステップを含む。即ち、
ステップ1:62本の炭素繊維束を牽引速度350mm/minで糸棚から引き出し、張力制御器で繊維の張力を6.88Nに維持する。
ステップ2:炭素繊維束をエポキシエステル樹脂槽に牽引してエポキシエステル樹脂を含浸し、エポキシエステル樹脂槽から出してプレフォーム金型に入れ、余分なエポキシエステル樹脂を押し出し、プレフォーム金型内径が7mmで、繊維体積含有量72%で直径7mmのリブ粗材が得られ、エポキシエステル樹脂は質量配合比1000:860:13.6の樹脂基体、硬化剤および触媒で調製される。
ステップ3:リブ粗材を前向きに牽引すると同時に、リブ粗材にナイロンテープをピッチ6.3mmで巻き付け、巻き付け張力を制御し、リブ粗材をきつく締め付けることなく幅2.5mmで厚さ0.7mmのナイロンテープをリブ粗材表面に密着させるようにし、ナイロンテープからの圧迫を受けず、波動しないようにリブ粗材表面の炭素繊維束の配向の真直度を保つ。
【0017】
ステップ4:温度をそれぞれ150℃、150℃、160℃、180℃、180℃に設定した5つのオーブンに、表面にナイロンテープを巻き付けたリブ粗材を速度250-600mm/minで牽引して入れ、1番目のオーブンで予熱した後、リブ粗材内部のエポキシエステル樹脂が熱を受けて膨張し、流動性が非常に良くなり、リブ粗材内部からはみ出し始め、ナイロンテープ間の隙間を徐々に埋め、2番目のオーブンを経た後にエポキシエステル樹脂がゲル化し、3番目のオーブンを経た後、エポキシエステル樹脂が仮硬化し、最後の2つのオーブンを経る際に、本硬化過程を完成する。樹脂リブの厚さは予熱時間に左右され、1番目のオーブン長さを制御することにより、予熱時間を制御する。本発明で開示する1番目のオーブンの長さが3-7mに設定され、多段加熱オーブンを採用してオーブンの実長さを調整してもよい。
ステップ5:硬化過程完了後、リブ材表面のナイロンテープを巻き戻し、ナイロンテープの隙間のエポキシエステル樹脂が螺旋状樹脂リブを形成し、ナイロンテープが撤去された部位は螺旋状凹溝が形成される。
ステップ6:引張強度3436MPa、引張弾性率171GPaの樹脂リブ付きリブ材が製造され、ウインチで巻線機に巻き取られる。
【0018】
[実施形態2]
炭素繊維及びエポキシエステル樹脂基体を含む、表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材であり、リブ材直径が5mmで、その表面に連続な螺旋状エポキシエステル樹脂リブが備えられ、樹脂リブの厚さは0.2mm、樹脂リブのピッチが2mmである。
【0019】
表面に樹脂リブ付き高強度炭素繊維複合材料のリブ材の製造方法は下記のステップを含む。即ち、
ステップ1:32本の炭素繊維束を牽引速度450mm/minで糸棚から引き出し、張力制御器で繊維の張力を6.2Nに維持する。
ステップ2:炭素繊維束をエポキシエステル樹脂槽に牽引してエポキシエステル樹脂を含浸し、エポキシエステル樹脂槽から出してプレフォーム金型に入れ、余分なエポキシエステル樹脂を押し出し、プレフォーム金型内径が5mmで、繊維体積含有量75%で直径5mmのリブ粗材が得られ、エポキシエステル樹脂は質量配合比1000:860:13.6の樹脂基体、硬化剤および触媒で調製される。
ステップ3:リブ粗材を前向きに牽引すると同時に、リブ粗材にナイロンテープをピッチ5.2mmで巻き付け、巻き付け張力を制御し、リブ粗材をきつく締め付けることなく幅2mmで厚さ0.5mmのナイロンテープをリブ粗材表面に密着させるようにし、波動しないようにリブ粗材表面の炭素繊維束の配向の真直度を保つ。
【0020】
ステップ4:温度をそれぞれ150℃、150℃、160℃、180℃、180℃に設定した5つのオーブンに、表面にナイロンテープを巻き付けたリブ粗材を速度400mm/minで牽引して入れ、1番目のオーブンで予熱した後、リブ粗材内部のエポキシエステル樹脂が熱を受けて膨張し、流動性が非常に良くなり、リブ粗材内部からはみ出し始め、ナイロンテープ間の隙間を徐々に埋め、2番目のオーブンを経た後にエポキシエステル樹脂がゲル化し、3番目のオーブンを経た後、エポキシエステル樹脂が仮硬化し、最後の2つのオーブンを経る際に、本硬化過程を完成する。本実施形態で1番目のオーブンは長さ4mとする。
ステップ5:硬化過程完了後、リブ材表面のナイロンテープを巻き戻し、ナイロンテープの隙間のエポキシエステル樹脂が螺旋状樹脂リブを形成し、ナイロンテープが撤去された部位は螺旋状凹溝が形成される。
ステップ6:引張強度3560MPa、引張弾性率174GPaの樹脂リブ付きリブ材が製造され、ウインチで巻線機に巻き取られる。
【0021】
本発明の硬化剤は、MDA、芳香族アミンから選ばれ、そのうち芳香族アミンはm-XDAを選択してもよく、そのHDT温度は130-150℃で、膨張係数は大きい。触媒は、アミン系アニオン触媒、塩化カルシウム、水酸化リチウム等を含む無機塩、無機塩基であってもよく、ただし、前述のものに限定されるものではない。
【0022】
以上に開示した本発明の好ましい実施形態は、単に本発明を分かりやすく説明するためのものに過ぎない。好ましい実施形態はすべての詳細を詳述したわけではなく、それにより本発明の権利範囲を制限することはできないものとする。勿論、本明細書内容の精神または基本的な特徴を逸脱することなく、種々の修正や変更が可能である。本明細書では、これらの実施形態を選択して具体的に説明するのは、本発明の原理と実応用をよりよく説明し、当業者が本発明をよく理解して利用できるようにするためである。本発明は、特許請求の範囲およびその全範囲と等価物によってのみ限定される。
【符号の説明】
【0023】
1 炭素繊維複合材料のリブ材(基体)
2 樹脂リブ