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特許7096866クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得の方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-28
(45)【発行日】2022-07-06
(54)【発明の名称】クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得の方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/06 20120101AFI20220629BHJP
【FI】
G06Q10/06 300
【請求項の数】 7
(21)【出願番号】P 2020139985
(22)【出願日】2020-08-21
(65)【公開番号】P2021034053
(43)【公開日】2021-03-01
【審査請求日】2020-08-21
(31)【優先権主張番号】10-2019-0103885
(32)【優先日】2019-08-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】518414959
【氏名又は名称】クラウドワークス インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】CrowdWorks, Inc.
(74)【代理人】
【識別番号】100121382
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 託嗣
(72)【発明者】
【氏名】パク,ミン ウ
(72)【発明者】
【氏名】キム,ジ ソン
【審査官】谷川 智秀
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-096319(JP,A)
【文献】特開2014-035683(JP,A)
【文献】特開2017-187840(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータにより行われる方法であって、
同一の作業をn名の作業者に割り当てる段階(nは3以上の自然数)と、
n名の作業者からそれぞれ作業結果の入力を受けることで、n個の作業結果の入力を受ける段階と、
前記n個の作業結果が全て一致するかを確認する段階と、
前記n個の作業結果が一致しない場合、前記同一の作業をm名の新たな追加の作業者に再び割り当てる段階(mはn個の作業結果のうちの少数意見に該当する作業結果の数)と、
前記m名の新たな追加の作業者からそれぞれ作業結果の入力を受けることで、m個の再作業結果の入力を受ける段階と、
前記m個の再作業結果が、前記n個の作業結果のうちの多数意見に該当する作業結果と全て一致するかについて確認する段階と、
前記再作業結果と、前記多数意見に該当する作業結果とが全て一致する場合、前記多数意見に該当する作業結果を有効データとして用いる段階とを含み、
前記作業は、主観的な評価が要求される質問に対する答えを選択するものであって、前記n名の作業者に、それぞれの判断によって2つの選択肢の中から1つを選択するようにする二者択一型の作業であり、
前記再作業結果と、前記多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、
前記同一の作業を検収者に割り当てる段階と、
前記検収者から検収結果の入力を受ける段階と、
前記検収結果と一致するどうかを判断することにより、前記多数意見に該当する作業結果、及び、前記少数意見に該当する作業結果のうちの前記検収結果と一致するものを有効データとして用いるようにする段階と、
を更に含む、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法。
【請求項2】
前記n個の作業結果が互いに一致する場合、
前記n個の作業結果に対する検収を行わずに、有効データとして用いる段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法。
【請求項3】
前記再作業結果と、前記多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、
前記n個の作業結果と前記m個の再作業結果とを、有効データでないとして扱うようにする段階を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法。
【請求項4】
前記nは奇数であることを特徴とする請求項1に記載のクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法。
【請求項5】
前記nは、依頼者が要求する信頼性の度合が高いほど大きい数に決定されることを特徴とする請求項1に記載のクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法。
【請求項6】
ハードウェアであるコンピュータ、請求項1~5の何れか一項に記載のクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法を実行させるステップを含む、媒体に格納されたコンピュータプログラム。
【請求項7】
クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得装置であって、
同一の作業をn名の作業者、m名の新たな追加の作業者、及び検収者に送信し、前記n名の作業者からそれぞれ作業結果の入力を受けることで、n個の作業結果を受信し、前記m名の新たな追加の作業者からそれぞれ作業結果の入力を受けることで、m個の再作業結果を受信し、前記検収者から検収結果を受信する通信部(nは3以上の自然数、mはn個の作業結果のうちの少数意見に該当する作業結果の数)と、
前記n名の作業者から入力された前記n個の作業結果、前記m名の新たな追加の作業者から入力された前記m個の再作業結果、及び前記検収結果を格納する格納部と、
前記n名の作業者から入力された前記n個の作業結果が全て一致するかについて判断し、前記m個の再作業結果が、前記n個の作業結果のうちの多数意見に該当する作業結果と全て一致するかについて判断する判断部と、
前記同一の作業を前記n名の作業者に割り当て、前記n個の作業結果が全て一致する場合、前記n個の作業結果を有効データとして選別し、前記n個の作業結果が一致しない場合、前記同一の作業を前記m名の新たな追加の作業者に再び割り当て、前記m個の再作業結果が前記n個の作業結果のうちの多数意見に該当する作業結果と全て一致する場合、前記多数意見に該当する作業結果を有効データとして選別し、前記再作業結果と、前記多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、前記同一の作業を前記検収者に割り当て、前記検収結果と一致するどうかを判断することにより、前記多数意見に該当する作業結果、及び、前記少数意見に該当する作業結果のうちの前記検収結果と一致するものを有効データとして選別する選別部とを含み、
前記作業は、主観的な評価が要求される質問に対する答えを選択するものであって、前記n名の作業者に、各自の判断によって2つの選択肢の中から1つを選択するようにする両者択一型の作業である、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クロスチェックを通じた、信頼性の高い作業結果獲得の方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、企業活動の一部の過程に、一般大衆を参加させるクラウドソーシングに基づいて、多量のデータを収集及び加工する企業が増えている。即ち、企業は1つのプロジェクトをオープンにして、一般大衆、即ち作業者が、該当プロジェクトに参加するようにすることによって、作業者により完了した作業結果を通じて必要な情報を収集する。
【0003】
このとき、企業は、より信頼度の高い情報を収集するために、作業者により完了した作業結果を、検収者に割り当てて検収作業を行うようにする。
【0004】
具体的に、1つのプロジェクトがオープンされると、複数の作業者に、それぞれ複数の作業が割り当てられる。それぞれの作業者は割り当てられた複数の作業を行い、作業結果を提供する。その後、複数の検収者に、作業結果に対する複数の検収作業がそれぞれ割り当てられ、検収者は、それぞれ割り当てられた複数の検収作業を行う。
【0005】
現在、検収者の検収方法において、1つのプロジェクトに対する複数の作業結果に対して、基本的に全数検査を行うことを原則としている。
【0006】
しかし、1つのプロジェクトに参加する検収者の人数は作業者数に比べて顕著に少ないため、一人の検収者に数多くの検収作業が割り当てられており、検収者の業務が過重になるという問題がある。
【0007】
また、作業結果全体に対して全数検査を基本とするため、検収が不要な作業であるにも拘わらず、検収者により検収が行われており、検収者が効率的に検収作業を行う上で困難があるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】韓国公開特許第10-2014-0095956号公報(2014.08.04)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、複数の作業結果が一致するか否かによって、該当作業結果を有効データとして用いるかを判断する、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得の方法及び装置を提供することにある。
【0010】
本発明が解決しようとする課題は、以上で言及した課題に限らず、言及されていない他の課題は、以下の記載から通常の技術者が明確に理解できるであろう。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前述した課題を解決するための、本発明の一側面に係る、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得の方法は、同一の作業をn名の作業者に割り当てる段階(nは3以上の自然数)と、n名の作業者からn個の作業結果の入力を受ける段階と、前記n個の作業結果が全て一致するかを確認する段階と、前記n個の作業結果が一致しない場合、前記同一の作業を、m名の新たな追加の作業者に再び割り当てる段階(mはn個の作業結果のうちの少数意見に該当する作業結果の数)と、前記m名の新たな追加の作業者からm個の再作業結果の入力を受ける段階と、前記m個の再作業結果と前記n個の作業結果のうちの多数意見に該当する作業結果とが一致するかを確認する段階と、前記再作業結果と前記多数意見に該当する作業結果とが一致する場合、前記再作業結果と前記多数意見に該当する作業結果とだけを有効データとして用いる段階とを含み、前記作業は、作業者に2つの選択肢の中から1つを選択するようにする二者択一型の作業であることを特徴とする。
【0012】
本発明の一実施例において、前記n個の作業結果が互いに一致する場合、前記n個の作業結果に対する検収を行わず、有効データとして用いる段階を更に含むことができる。
【0013】
本発明の一実施例において、前記再作業結果と、前記多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、前記同一の作業を検収者に割り当てる段階と、前記検収者から検収結果の入力を受ける段階と、前記検収結果に応じて、前記n個の作業結果及び前記m個の再作業結果のうちのいずれの作業結果を有効データとして用いるかを判断する段階とを更に含むことができる。
【0014】
本発明の一実施例において、前記再作業結果と、前記多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、前記n個の作業結果と前記m個の再作業結果とを無効化する段階を更に含むことができる。
【0015】
本発明の一実施例において、前記nは奇数であり得る。
【0016】
本発明の一実施例において、前記nは信頼度に応じて決定され得る。
【0017】
本発明の一実施例において、前記作業は、作業者の主観的な評価が要求される質問に対する回答であり得る。
【0018】
前述した課題を解決するための本発明の他の側面に係るコンピュータプログラムは、ハードウェアであるコンピュータと結合されて、前記クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法を実行するのであり、媒体に格納される。
【0019】
前述した課題を解決するための本発明の更に他の側面に係るクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得装置は、同一の作業をn名の作業者及びm名の新たな追加の作業者に送信し、前記n名の作業者からn個の作業結果を受信し、前記m名の新たな追加の作業者からm個の再作業結果を受信する通信部(nは3以上の自然数、mはn個の作業結果のうちの少数意見に該当する作業結果の数)と、前記n名の作業者から入力された前記n個の作業及び前記m名の新たな追加の作業者から入力された前記m個の再作業結果を格納する格納部と、前記n名の作業者から入力された前記n個の作業が全て一致するかについて判断し、前記n個の作業のうちの多数意見に該当する作業結果が、前記m個の再作業結果と一致するかについて判断する判断部と、前記n個の作業が全て一致する場合、前記n個の作業結果を有効データとして選別し、前記n個の作業のうちの多数意見に該当する作業結果が、前記m個の再作業結果と一致する場合、前記再作業結果と前記多数意見に該当する作業結果とを有効データとして選別し、信頼度に応じて決定された前記n名の作業者を選別し、前記n個の作業が全て一致するか否かによって、前記m名の新たな追加の作業者を選別する選別部とを含む。
【0020】
本発明のその他の具体的な事項は、詳細な説明及び図面に含まれている。
【発明の効果】
【0021】
前記のような本発明の、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得の方法及び装置によれば、同一の作業に対して複数の作業者から作業結果の入力を受けて、複数の作業結果が一致するか否かによって該当作業結果を有効データとして用いるので、依頼者に信頼性の高いプロジェクト結果を提供できるという効果を奏する。
【0022】
また、複数の作業結果が一致すると、該当作業結果は検収作業を行わず、直ちに有効データとして用いられるため、検収者に割り当てられる検収作業の数が全般的に減少して検収者の業務及び関連コストが削減されるのであり、また、作業結果に対する信頼度が低い場合に限って検収者が効率的に検収作業を行うことができる。
【0023】
更に、複数の作業結果が一致すると、該当作業結果は検収作業を行わず、直ちに有効データとして用いられるため、検収者に割り当てられる検収作業の数が全般的に減少して、検収者の検収作業の過剰及び滞積によるプロジェクト全体のボトルネック現象を防止できる。
【0024】
本発明の効果は、以上で言及した効果に限らず、言及されていない他の効果は、以下の記載から、通常の技術者が明確に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の一実施例に係るクラウドソーシングサービスの概念図である。
図2】本発明の一実施例に係るクラウドソーシング基盤のプロジェクトの進行プロセスを説明するフローチャートである。
図3】本発明の一実施例に係るクロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法のフローチャートである。
図4】本発明の一実施例に係る客観的な評価が要求される作業を説明する例示図である。
図5】本発明の一実施例に係る主観的な評価が要求される作業を説明する例示図(1)である。
図6】本発明の一実施例に係る主観的な評価が要求される作業を説明する例示図(2)である。
図7】本発明の一実施例に係る、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本発明の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付の図面と共に詳細に後述されている実施例を参照すれば明確になる。しかし、本発明は以下で開示される実施例に制限されるものではなく、互いに異なる多様な形態で実現することができる。但し、本実施例は本発明の開示を完全なものにし、本発明が属する技術分野における通常の技術者に本発明の範疇を完全に理解させるために提供されるものであり、本発明は請求範囲の範疇により定義されるに過ぎない。
【0027】
本明細書で用いられる用語は実施例を説明するためのものであり、本発明を制限しようとするものではない。本明細書において、単数型は特に言及しない限り複数型も含む。明細書で用いられる「含む(comprises)」及び/又は「含んでいる(comprising)」は、言及された構成要素以外に1つ以上の他の構成要素の存在又は追加を排除しない。明細書全体に亘って同一の図面符号は同一の構成要素を示し、「及び/又は」は言及された構成要素のそれぞれ及び1つ以上のあらゆる組み合わせを含む。たとえ、「第1」、「第2」などが多様な構成要素を叙述するために用いられていても、これらの構成要素はこれらの用語により制限されないのはもちろんである。これらの用語は単に1つの構成要素を他の構成要素と区別するために用いる。従って、以下で言及される第1構成要素は、本発明の技術的思想内で第2構成要素でもありうるのは言うまでもない。
【0028】
他の定義がなければ、本明細書で用いられる全ての用語(技術及び科学的用語を含む)は、本発明が属する技術分野における通常の技術者が共通して理解できる意味として用いられる。また、一般的に用いられる辞典に定義されている用語は、明白に特に定義されていない限り、理想的に又は過度に解釈されない。
【0029】
以下、添付の図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
【0030】
図1は、本発明の一実施例に係るクラウドソーシングサービスの概念図である。
【0031】
図1を参照すれば、クラウドソーシングサービスは依頼者10、サービス提供業者20及び大衆30で構成されて行われる。
【0032】
依頼者10は、クラウドソーシング基盤のプロジェクト(以下、プロジェクト)を依頼する企業や個人を意味する。
【0033】
依頼者10は、ソースデータの収集又はデータアノテーションなどを目的にプロジェクトを依頼する。ソースデータの収集は、録音された音声の収集、写真の収集など、加工されないデータを収集することを意味する。データアノテーションは、テキスト、写真、ビデオなどのソースデータに関連の注釈データを入力することを意味する。例えば、データアノテーションとしては、与えられたテキストから、個体を探すこと、類似する文章を探すことなどが挙げられるが、これに制限されない。
【0034】
サービス提供業者20は、クラウドソーシングサービスを提供する企業を意味する。
【0035】
サービス提供業者20は、依頼者10から製品又はサービスに対するプロジェクトの依頼を受けると、該当プロジェクトに対する作業を一般の大衆30に割り当てて、大衆30から作業結果の提供を受ける。その後、作業結果を基にして抽出されたアウトプット(最終プロダクト)を依頼者10に提供する。
【0036】
この際、サービス提供業者20は、クラウドソーシングプラットホーム(以下、プラットホーム)を介して依頼者10及び大衆30にクラウドソーシングサービスを提供する。即ち、サービス提供業者20は、依頼者10からプロジェクトの依頼を受けると、プラットホームにプロジェクトをオープンする。その後、大衆30から、オープンされたプロジェクトに対する作業結果の提供を受けると、該当プロジェクトをプラットホーム上で終了し、アウトプット(最終プロダクト)を抽出して依頼者10に提供できる。
【0037】
大衆30は、プラットホームにオープンされたプロジェクトに参加する一般大衆を意味する。ここで、大衆30は、サービス提供業者20が提供するアプリケーション又はウェブサイトなどを介して、プラットホームにオープンされたプロジェクトに参加できる。
【0038】
大衆30は、作業者32及び検収者34で構成される。
【0039】
作業者32は、プラットホームにオープンされた複数のプロジェクトのうちの特定プロジェクトへの参加を決定する。その後、作業者32は、ソースデータの収集又はデータアノテーションなどの作業を行い、これをプラットホームに送る。
【0040】
検収者34は、プラットホームにオープンされた複数のプロジェクトのうちの特定プロジェクトへの参加を決定する。その後、検収者34は、作業者32が行った作業結果に対する検収を行う。検収者34は、検収遂行の結果として、作業の合格認定(通過)又は差し戻しを行うことができ、作業の差し戻しの際に、差し戻しの事由を入力できる。
【0041】
図2は、本発明の一実施例に係るクラウドソーシング基盤のプロジェクトについての進行プロセスを説明するフローチャートである。
【0042】
まず、依頼者10がサービス提供業者20にプロジェクトを依頼する(S41)。
【0043】
その後、サービス提供業者20は、依頼されたプロジェクトをプラットホーム上にオープンする(S42)。この際、サービス提供業者20は、プロジェクトのオープン前に、該当プロジェクトの難易度などを考慮して等級を決定する。即ち、難易度に応じて、どのような等級以上の大衆30に、該当プロジェクトを露出させるかを決定する。これにより、プロジェクトの作業結果の信頼度を高めることができる。
【0044】
その後、サービス提供業者20は、プロジェクトの等級に応じて該当する等級以上の作業者32に作業を割り当てる(S43)。
【0045】
その後、作業者32は、割り当てられた作業を行うこととなる(S44)。このとき、作業者32は、何らかの理由により作業自体が不可能な作業に対しては、作業を行わずに、作業不可である事由を入力することができる。
【0046】
その後、サービス提供業者20は、作業者32から作業結果の提供を受け(S45)、該当作業結果に対する検収作業を検収者34に割り当てる(S46)。
【0047】
その後、検収者34は、割り当てられた検収を行う(S47)。このとき、検収者34は、作業が正常に行われたものと判断すれば、検収通過を決定し、検収により、作業が誤っているものと判断すれば、差し戻しを決定する。差し戻しの決定時、検収者34は、どんな理由により、作業が誤ったものであると判断したかについての、差し戻しの事由を入力する。
【0048】
その後、サービス提供業者20は、検収者34から検収結果の提供を受ける(S48)。
【0049】
検収結果が合格認定(通過)である場合、サービス提供業者20は、該当作業結果を有効なデータとして用い、これを基にして、プロジェクトの終了時にアウトプット(最終プロダクト)を抽出する。
【0050】
検収結果が差し戻しである場合、サービス提供業者20は内部的に検収を再び行うか、作業者32に再び作業を割り当てて作業を行うようにすることもできる。
【0051】
その後、サービス提供業者20は、プロジェクト期間が終了するか、十分な有効データを確保するようになると、該当プロジェクトを終了し(S49)、確保された有効データに基づき、最終の結果物を算出して依頼者10に提供する(S50)。
【0052】
このとき、プロジェクトの終了前にサービス提供業者20は、作業者32及び検収者34の遂行結果を評価し、評価に応じて作業コスト及び検収コストを算出し、作業者32及び検収者34に提供する。
【0053】
図1及び図2では、単に、依頼者、サービス提供業者、作業者、検収者と表現したが、これらは、各参加者によって運用される、スマートフォン、タブレットPC、PDA、ラップトップPC、デスクトップPC、サーバなどといったコンピュータ装置又は電気通信装置を意味する。
【0054】
図3は、本発明の一実施例に係る、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得の方法についてのフローチャートであり、図4は、本発明の一実施例に係る、客観的な評価が要求される作業を説明する例示図であり、図5及び図6は、本発明の一実施例に係る、主観的な評価が要求される作業を説明する例示図である。
【0055】
図3に示された段階S110ないしS180は、サービス提供業者20によって運用される、プラットホームサーバ(以下、サーバ)により行われるものと理解され得るが、これに制限されるものではない。
【0056】
図3を参照すれば、段階S110で、サーバは同一の作業を複数の作業者32に割り当てる。ここで、作業は、2つの選択肢の中から1つを選択する二者択一型の作業を意味する。
【0057】
即ち、同一の作業が割り当てられた複数の作業者32は、各自の判断によって2つの選択肢の中から1つを選択して作業を行うようになる。
【0058】
サーバは、同一の作業を行うn名の作業者32を選別して同一の作業を割り当てる。ここで、nは3以上の自然数を意味する。
【0059】
一実施例として、nは3以上の奇数であり得る。サーバは、同一の作業を3以上の奇数(即ち、3、5、7など)の作業者32に割り当てることができる。後述するように、多数意見を区分するためである。
【0060】
この際、サーバは、依頼者10が要求する信頼度に合せてnを決定できる。nが大きいほど、即ち同一の作業をより多くの作業者32に割り当てるほど、同一の作業に対して、より多くの作業結果を獲得できるため、作業結果に対する信頼度を高めることができる。
【0061】
作業者32に割り当てられる二者択一型の作業は、客観的な評価が要求される作業であってもよく、主観的な評価が要求される作業であってもよい。特に、主観的な評価が要求される作業の場合、多数の作業者が同一の作業に参加することによって、多数意見によって形成された信頼性の高いデータを確保するようにすることができる。
【0062】
図4を参照すれば、作業者32にテキストが与えられ、テキストを基にした質問が与えられる。作業者32は、与えられた質問が正しい質問であるか、誤った質問であるかを、テキストを参考にして客観的に判断した後に答える。
【0063】
例えば、作業者32は、「エリック・テイムズの国籍は米国ですか?」という質問に対し、テキストの内容を参考にして「○」を選択できる。
【0064】
図5を参照すれば、作業者32に2つの類似する意味の文章が与えられると、作業者32は、2つの文章が同じ意味か異なる意味かにつき、主観的に判断した後に答える。
【0065】
例えば、「素直でよい人に見える」と「よい人で綺麗に見える」の意味が同一のものと判断されると、作業者32は「同じ意味(○)」を選択できるのであり、又、「素直でよい人に見える」と「よい人で綺麗に見える」の意味が異なるものと判断されると、作業者32は「異なる意味(×)」を選択できる。
【0066】
図6を参照すれば、作業者32に人物写真(具体的に、顔写真)が与えられると、作業者32は、与えられた写真を見て、その人物の性別を主観的に判断した後に答える。
【0067】
例えば、帽子を被っており、性別の区別が付かない写真が提供され、「性別を選択して下さい」という質問が与えられる。これに対して、作業者32は、判断に応じて「男子」又は「女子」を選択できる。
【0068】
このような図4ないし図6の例示的な作業を通じて確保されたデータは、人工知能又は機械学習のための学習用データとして活用されうる。
【0069】
次に、再び図3を参照すれば、段階S120にて、サーバは、n名の作業者32からn個の作業結果の入力を受ける。
【0070】
nが3の場合、サーバは3人の作業者32から3つの作業結果の入力を受けることとなる。
【0071】
例えば、作業が、○又は×を選択する二者択一型の作業である場合、サーバは、「○○○」、「×××」、「○○×」、「○××」のうちの1つの形態で結果の提供を受ける。
【0072】
次に、段階S130で、サーバはn個の作業結果が全て一致するかを確認する。即ち、n個の作業結果同士をクロスチェックして、全て一致するかどうかを確認する。
【0073】
例えば、作業が○又は×を選択する二者択一型の作業であり、nが3の場合、サーバは「○○○」及び「×××」の作業結果に対しては3人の作業者32の意見が全て一致するものと判断し、「○○×」及び「○××」の作業結果に対しては3人の作業者32の意見が一致していないものと判断する。
【0074】
n個の作業結果が全て一致する場合、サーバは、n個の作業結果を有効データとして用いる。これに関する詳細な内容を段階S180にて後述する。
【0075】
次に、段階S140にて、n個の作業結果が一致しない場合、サーバは、同一の作業をm名の新たな追加の作業者32に再び割り当てる。ここで、mはn個の作業結果のうち少数意見に該当する作業結果の数を意味する。
【0076】
即ち、n個の作業結果が「○○×」である場合、サーバは○を多数意見と判断し、×を少数意見と判断する。従って、サーバは×に該当する作業結果の数、即ち一人の新たな追加の作業者32を選別して同一の作業を再び割り当てる。
【0077】
また、nが5の場合、サーバが5人の作業者から「○○○○×」又は「○○○××」の作業結果を提供されたら、サーバは×を少数意見と判断して、×に該当する作業結果の数、即ち一人又は二人の新たな追加の作業者32を選別して同一の作業を再び割り当てる。
【0078】
例えば、n名の作業者32に、図5に示されるように、類似する2つの文章が同一か否かを判断する作業が割り当てられたとすると、m名の新たな追加の作業者32にも同様に、類似する2つの文章が同一か否かを判断する作業が割り当てられる。
【0079】
次に、段階S150で、サーバは、m名の新たな追加の作業者32からm個の再作業結果の入力を受ける。
【0080】
例えば、mが1の場合(即ち、n個の作業結果のうち少数意見に該当する作業結果の数が1つである場合)、サーバは、一人の新たな追加の作業者32から1つの再作業結果の入力を受ける。
【0081】
このとき、作業が○又は×を選択する二者択一型の作業である場合、サーバは、一人の新たな追加の作業者32から、○又は×の再作業結果を提供されるようになる。
【0082】
次に、段階S160で、サーバは、m個の再作業結果と、n個の作業結果のうちの多数意見に該当する作業結果とが一致するかを確認する。即ち、m個の再作業結果と、n個の作業結果のうちの、多数意見に該当する作業結果との結果同士をクロスチェックして、一致するかを確認する。
【0083】
即ち、nが3であり、mが1の場合、サーバは、多数意見に該当する2つの作業結果と1つの再作業結果とが互いに一致するかを確認する。
【0084】
例えば、作業が○又は×を選択する二者択一型の作業である場合、多数意見に該当する2つの作業結果は「○○」であってもよく、「××」であってもよい。このとき、1つの再作業結果が○か×かによって一致するか否かを判断する。
【0085】
具体的に、2つの作業結果が「○○」であり、1つの再作業結果が○であれば、サーバは、再作業結果と、多数意見に該当する作業結果とが一致するものと判断する。
【0086】
再作業結果と、多数意見に該当する作業結果とが一致する場合、サーバは、再作業結果及び多数意見に該当する作業結果を、有効データとして用いる。これに関する詳細な内容を段階S180にて後述する。
【0087】
反面、2つの作業結果が「○○」であり、1つの再作業結果が×であれば、サーバは、再作業結果と、多数意見に該当する作業結果とが一致しないものと判断する。
【0088】
次に、段階S170で、再作業結果と、多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、サーバは、同一の作業を検収者34に割り当てる。
【0089】
例えば、サーバは「○」又は「×」を選択する二者択一型の作業を検収者34に割り当てる。即ち、検収者34は、複数の作業者に割り当てられたと同一の作業を割り当てられ、「○」が正しいか、「×」が正しいかについて判断する。
【0090】
その後、サーバは、検収者34から入力された検収結果に基づいて最終データを確保する。これに関する詳細な内容を段階S180にて後述する。
【0091】
また、一実施例として、段階S170にて、再作業結果と多数意見に該当する作業結果とが一致しない場合、サーバは、作業結果と再作業結果を無効化できる。
【0092】
即ち、nが3であり、mが1の場合、1つの再作業結果と多数意見に該当する2つの作業結果とが一致しなければ、サーバは1つの再作業結果、及び3つの作業結果を何れも無効化することができる。結果的には、全ての作業結果が無効化される。
【0093】
作業結果を何れも無効化した後、サーバは同一の作業を更に他のn名の作業者32に割り当てて同一の過程を最初から行うことができる。又は、サーバは、検収者34に作業を割り当てて直接作業を行うようにすることもできる。通常、検収者34は、作業者32に比べて長年の経験と高い信頼度を有する者として選別されるので、検収者34の作業結果は、そのまま有効データとして用いることができる。
【0094】
次に、段階S180にて、サーバは、クロスチェックをパス(通過)した作業結果又は検収結果による作業結果を有効データとして用いる。
【0095】
整理すると、サーバが作業結果を有効データとして用いる場合としては、3つの場合がある。
【0096】
第一に、段階S130にて、n個の作業結果が全て一致する場合、サーバはn個の作業結果を有効データとして用いる。
【0097】
例えば、作業が○又は×を選択する二者択一型の作業であり、nが3の場合、3人の作業者32から入力を受けた3つの作業結果が「○○○」又は「×××」であって何れも一致するものと確認されると、サーバは3つの作業結果に対する検収を行わずに、直ちに有効データとして用いる。ここで、有効データは、プロジェクトの終了時にアウトプット(最終プロダクト)を生成するのに用いられるデータを意味する。即ち、3つの作業結果が「○○○」であれば、該当作業に対する作業結果は「○」であるとして用いられる。
【0098】
第二に、段階S160にて、再作業結果と、多数意見に該当する作業結果とが一致する場合、サーバは、再作業結果、及び、多数意見に該当する作業結果を、有効データとして用いる。
【0099】
例えば、作業が○又は×を選択する二者択一型の作業であり、nが3であり、mが1の場合、1つの再作業結果が「○」であり、多数意見に該当する2つの作業結果が「○○」であって一致するものと確認されると、サーバは、1つの再作業結果と、多数意見に該当する2つの作業結果とだけを有効データとして用いる。
【0100】
即ち、該当作業に対する作業結果は「○」であるとして用いられ、3つの作業結果のうちの、少数意見に該当する1つの作業結果(×)は廃棄処理する。
【0101】
この際、サーバは、再作業結果と多数意見に該当する作業結果に対する検収を行わずに、即ち、(むしろ、多数意見が間違っている恐れがあるので)検収者によって該当作業に対する作業結果が「○」が合っているかについて検収を行うことなしに、直ちに有効データとして用いる。
【0102】
第三に、段階S170にて、同一の作業に対する検収結果に応じて、サーバは、作業結果全体(n個の作業結果及びm個の再作業結果)のうちのどの作業結果を有効データとして用いるかを判断する。
【0103】
一実施例として、二者択一型の作業に対して検収者34から「○」が合っていると検収結果が入力されると、サーバは、m個の再作業結果とn個の作業結果のうち「○」に該当する作業結果のみを有効データとして用いる。
【0104】
例えば、3つの作業結果のうちの、多数意見が「×」であり、少数意見が「○」であり、1つの再作業結果が「○」と入力された場合、サーバは、検収結果(「○」)にしたがって、少数意見に該当する1つの作業結果(「○」)と1つの再作業結果(「○」)とだけを有効データとして用いる。
【0105】
図7は、本発明の一実施例に係るクロスチェックを活用した作業結果獲得装置のブロック図である。
【0106】
図7を参照すれば、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得装置200(以下、作業結果獲得装置)は、通信部210、格納部220、判断部230、及び選別部240を含む。
【0107】
通信部210は、同一の作業をn名の作業者に送信し、n名の作業者からn個の作業結果を受信する役割を果たす。また、再作業が必要な場合、通信部210は、同一の作業をm名の新たな追加の作業者に送信し、m名の新たな追加の作業者からm個の再作業結果を受信する役割を果たす。
【0108】
ここで、nは3以上の奇数である自然数であり、mはn個の作業結果のうちの、少数意見に該当する作業結果の数である。
【0109】
格納部220は、n名の作業者から入力されたn個の作業、及び、m名の新たな追加の作業者から入力されたm個の再作業についての結果を格納する役割を果たす。
【0110】
判断部230は、n名の作業者から入力されたn個の作業が全て一致するかについて判断するとともに、n個の作業のうちの、多数意見に該当する作業結果が、m個の再作業結果と一致するかについて判断する役割を果たす。
【0111】
選別部240は、n個の作業が全て一致する場合、n個の作業結果を有効データとして選別する役割を果たす。
【0112】
また、選別部240は、n個の作業のうちの、多数意見に該当する作業結果が、m個の再作業結果と一致する場合、再作業結果と多数意見に該当する作業結果を有効データとして抽出する役割を果たす。
【0113】
更に、選別部240は、信頼度に応じて決定されたn名の作業者を選別し、n個の作業が全て一致するか否かによって、m名の新たな追加の作業者を選別する役割を果たす。
【0114】
図7を参照して説明した作業結果獲得装置200は、上述したサーバの構成要素として提供されうる。
【0115】
以上で前述した、本発明の一実施例に係る、クロスチェックを通じた信頼性の高い作業結果獲得方法は、ハードウェアであるコンピュータと結合されて実行されるために、プログラム(又はアプリケーション)でもって具現されて媒体に格納されうる。
【0116】
前述したプログラムは、前記コンピュータがプログラムを読み込んでプログラムでもって具現された前記方法を実行させるために、前記コンピュータのプロセッサ(CPU)が前記コンピュータの装置インターフェースを介して読み取り可能なC、C++、JAVA(登録商標)、Ruby、機械語などのコンピュータ言語でコード化されたコード(Code)を含むことができる。このようなコードは、前記方法を実行するのに必要な機能を定義した関数などと、関連する機能的なコード(Functional Code)とを含むことができ、前記各機能を、前記コンピュータのプロセッサが所定の手順通りに実行させるのに必要な、実行手順関連の制御コードを含むことができる。また、このようなコードは、前記各機能を前記コンピュータのプロセッサが実行させるのに必要な、追加の情報やメディアが、前記コンピュータの内部又は外部メモリのどの位置(アドレス)にて参照されるべきかについての、メモリ参照関連のコードを更に含むことができる。また、前記コンピュータのプロセッサが前記各機能を実行させるために、遠隔(Remote)にある、何(いずれ)かの他のコンピュータやサーバなどとの通信が必要な場合、コードは、前記コンピュータの通信モジュールを用いて、遠隔にある何(いずれ)か他のコンピュータやサーバなどと、どのように通信すべきか、通信時に如何なる情報やメディアを送受信すべきかなどに対する通信関連のコードを更に含むことができる。
【0117】
前記格納される媒体は、レジスタ、キャッシュ、メモリなどのように短時間だけデータを格納する媒体ではなく、半永久的にデータを格納し、機器により読み取り(reading)可能である媒体を意味する。具体的には、前記格納される媒体の例としては、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ格納装置などが挙げられるが、これに制限されない。即ち、前記プログラムは、前記コンピュータが接続できる多様なサーバ上の多様な記録媒体又はユーザの前記コンピュータ上の多様な記録媒体に格納されうる。また、前記媒体は、ネットワークでもって互いに接続されているコンピュータシステムに分散されて、分散方式にてコンピュータが読み取れるコードが格納されるのでありうる。
【0118】
以上、添付の図面を参照して本発明の実施例を説明したが、本発明が属する技術分野における通常の技術者は、本発明がその技術的思想や必須な特徴を変更することなく、他の具体的な形態で実施され得るということが理解できるであろう。従って、以上で記述した実施例は、あらゆる面で例示的なものであり、制限的ではないものとして理解すべきである。
【符号の説明】
【0119】
10 依頼者
20 サービス提供業者
30 大衆
32 作業者
34 検収者
200 検収者モニターリング装置
210 通信部
220 格納部
230 判断部
240 選別部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7