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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-29
(45)【発行日】2022-07-07
(54)【発明の名称】耐熱容器
(51)【国際特許分類】
   B65D 1/00 20060101AFI20220630BHJP
   B65D 1/34 20060101ALI20220630BHJP
   A23G 3/02 20060101ALI20220630BHJP
【FI】
B65D1/00 110
B65D1/34
A23G3/02
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2018069175
(22)【出願日】2018-03-30
(65)【公開番号】P2019177933
(43)【公開日】2019-10-17
【審査請求日】2020-06-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000002440
【氏名又は名称】積水化成品工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002734
【氏名又は名称】特許業務法人藤本パートナーズ
(72)【発明者】
【氏名】山田 浩久
【審査官】矢澤 周一郎
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/053389(WO,A1)
【文献】特開平06-345071(JP,A)
【文献】特開2000-177784(JP,A)
【文献】特開2008-207818(JP,A)
【文献】特開2013-172646(JP,A)
【文献】特開2018-021154(JP,A)
【文献】特開2017-193668(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 1/00
B65D 1/34
A23G 3/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
被収容物が収容される収容部を有し、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体からなる容器本体を備え、
該容器本体の質量は、1.0~1.5gであり、
前記収容部の容量は、45cm以下であり、
前記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体は、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体であり、
前記容器本体が、収容空間の側面を周状に囲う側壁と、該側壁の上端部外周面から径方向外方に延びるフランジ部と、前記側壁の基端側に前記被収容物が載置される底部とを有し、
前記フランジ部、前記側壁、及び前記底部の坪量の比率が、1:0.5~0.7:0.4~0.6であり、
前記容器本体の平面投影像における任意の二点を結ぶ線分のうち最も距離の長い線分を長径とし、該長径に直交する径のうち最も長い径を短径としたときに、前記長径及び前記短径の比率が、1:0.4~0.5である、耐熱容器。
【請求項2】
焼き菓子又は蒸し菓子を加熱調理するために用いられる、請求項1に記載の耐熱容器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐熱容器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、被収容物が収容される収容部を有し、耐熱性材料により成形された容器本体を備える耐熱容器が用いられている。
【0003】
例えば、特許文献1及び2には、被収容物が収容される収容部を有し、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体からなる容器本体を備える、耐熱容器が記載されている。このような耐熱容器によれば、容器本体が熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体からなるため、比較的軽量であり且つ加熱の用途に用いることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開平4-64430号公報
【文献】特開平8-3358号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、特許文献1及び2に記載された耐熱容器は、加熱されたときに力が作用すると形状が変化するという問題点がある。すなわち、熱可塑性ポリエステル系樹脂は、200℃以上に加熱されても物性を維持することができる耐熱性を有するものも存在するが、軟化温度はより低いため、該耐熱容器が加熱されたときに容器本体に力が加わると、容器本体の形状が変形するという問題点がある。
【0006】
例えば、このような耐熱容器を用いて焼き菓子等を作る場合、収容部に被収容物たる焼き菓子の材料が投入され、オーブン等で180℃等に加熱される。このとき、熱可塑性ポリエステル系樹脂が軟化温度を超え、焼き菓子の材料が膨張し内側から圧力が加わることにより、容器本体の形状が変形し易くなり、焼き菓子の形状も損なわれることとなる。
このため、従来、焼き菓子等を作るための耐熱容器としては、加熱により形状が変形しにくい紙製やアルミニウム製のものが使用されている。しかし、紙製やアルミニウム製の耐熱容器は、重量の点で問題点がある。
【0007】
本発明は、上記問題点に鑑み、比較的軽量であり且つ加熱されたときに圧力が加わっても形状が変形し難い耐熱容器を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決すべく、本発明者らが鋭意検討した結果、加熱されることにより膨張するような被収容物であっても、少量であれば膨張量が小さいため、容器に加わる圧力も小さくなり、容器に変形が生じ難くなることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0009】
本発明に係る耐熱容器は、
被収容物が収容される収容部を有し、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体からなる容器本体を備え、
該容器本体の質量は、0.5~5.0gであり、
前記収容部の容量は、100cm以下であり、
前記熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡体は、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体である、耐熱容器である。
【0010】
斯かる構成によれば、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体からなる容器本体の質量を0.5~5.0g、且つ、収容部の容量を100cm以下に規定することにより、加熱されたときに加わる圧力に耐え得る強度を有する容器本体を成形することができる。従って、比較的軽量であり且つ加熱されたときに圧力が加わっても形状が変形し難い耐熱容器を提供することができる。
尚、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体とは、220℃のオーブン又は恒温槽内において60分間加熱されたときに、変形が認められないものをいう。
【0011】
また、本発明に係る耐熱容器は、
前記容器本体が、収容空間の側面を周状に囲う側壁と、該側壁の上端部外周面から径方向外方に延びるフランジ部とを有し、
前記フランジ部及び前記側壁の坪量の比率が、1:0.5~0.7であってもよい。
【0012】
斯かる構成によれば、フランジ部の強度を比較的向上させることができるため、側壁が先端側から強固に支持され得る。従って、加熱されたときに圧力が加わっても、より形状が変形し難い耐熱容器を提供することができる。
【0013】
また、本発明に係る耐熱容器は、
前記容器本体が、さらに、前記側壁の基端側に前記被収容物が載置される底部を有し、
前記フランジ部、前記側壁及び前記底部の坪量の比率が、1:0.5~0.7:0.4~0.6であってもよい。
【0014】
斯かる構成によれば、底部の樹脂材料の量を必要最小量とし、残りの樹脂材料をフランジ部及び側壁に用いることができる。よって、フランジ部及び側壁の強度をより向上させることができる。従って、加熱されたときに圧力が加わっても、より一層形状が変形し難い耐熱容器を提供することができる。
【0015】
また、本発明に係る耐熱容器は、
前記容器本体の平面投影像における任意の二点を結ぶ線分のうち最も距離の長い線分を長径とし、該長径に直交する径のうち最も長い径を短径としたときに、
前記長径及び前記短径の長さの比率が、1:0.4~1であってもよい。
【0016】
斯かる構成によれば、加熱されたときに加わる内側からの圧力が容器本体の側壁全体に分散し易くなるため、形状が変形し難い耐熱容器を提供することができる。
【0017】
また、本発明に係る耐熱容器は、焼き菓子又は蒸し菓子を加熱調理するために用いられてもよい。
【0018】
斯かる構成によれば、加熱調理されて焼き菓子又は蒸し菓子の材料が膨張することにより容器本体に内側から圧力が加わっても、容器本体の形状が変形し難いため、所定の形状を有する焼き菓子又は蒸し菓子を調理可能な耐熱容器を提供することができる。
【発明の効果】
【0019】
以上の通り、本発明によれば、比較的軽量であり且つ加熱されたときに圧力が加わっても形状が変形し難い耐熱容器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】一実施形態に係る耐熱容器の概略斜視図である。
図2】本実施形態に係る耐熱容器の平面図である。
図3】本実施形態に係る耐熱容器の正面図である。
図4】本実施形態に係る耐熱容器の右側面図である。
図5】本実施形態に係る耐熱容器の図3におけるV-V線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、図面を参照しつつ、本発明に係る耐熱容器の一実施形態について、焼き菓子用耐熱容器を例として説明する。
【0022】
本実施形態に係る耐熱容器1は、被収容物が収容される収容部11を有し、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体からなる容器本体10を備える。
【0023】
図1に示すように、容器本体10は、被収容物が載置される底部12と、収容空間の側面を周状に囲う側壁13と、側壁13の上端部外周面から径方向外方に延びるフランジ部14とを有する。容器本体10は、側壁13の内側上方が開放されて、開口が形成されている。
【0024】
容器本体10の質量は、好ましくは、1.0~1.5gに設定されている。
【0025】
収容部11は、底部12と、側壁13とにより構成されており、内側に収容空間が形成されている。収容部11の容量は、65cm以下に設定されていることが好ましく、45cm以下に設定されていることがより好ましい。また、通常は、40cm以上に設定されている。
尚、収容部11の容量は、例えば、収容部11の収容空間に水を満たすことにより測定される。より具体的には、側壁13の上端に達するまで水を満たし、使用した水の容量が収容部11の容量とされる。このとき、表面張力により、水が収容部11の収容空間からはみ出さないようにする。
【0026】
本実施形態においては、底部12は、長円形状に形成されている。底部12は、円形状に形成されていてもよい。
【0027】
図5に示すように、底部12の上面には、二つの耐熱容器1を、一方の収容部11に他方の収容部11が嵌入するように重ね合せた際に、容器本体10が密着することを防止するように、側壁13に沿って上方に突出された密着防止用凸部15が形成されている。本実施形態では、四つの密着防止用凸部15が形成されている。これにより、二つの耐熱容器1を、上記のように重ね合せたとき、それぞれの容器本体10が密着しないようになる。従って、容器本体10それぞれの間に手指等を挿入し易くなるため、耐熱容器1を取り出し易くなる。
【0028】
側壁13は、収容空間の側面を周状に囲うように形成されている。側壁13は、底部12の外周縁から立設されている。図3図5に示すように、側壁13は、外側に向かって傾斜するように形成されている。側壁13の傾斜角度は、底部12に直交する面に対して、5~20°に設定されていることが好ましい。
側壁13は、外側に向かって傾斜するように、且つ、外側に曲率中心を有する円弧状に形成されてもよい。この場合、側壁13の曲率半径は、0.5mm以上15mm以下の範囲に設定されていることが好ましい。曲率半径が15mm以下に設定されていることにより、側壁13と底部12との接続部分における強度を増加させることができる。また、側壁13が外側に向かって傾斜するように形成され、且つ、曲率半径が0.5mm以上に設定されていることにより、被収容物たる焼き菓子を食する際、側壁13と底部12との接続部分に焼き菓子が残りにくくなる。
【0029】
フランジ部14は、側壁13の上端部外周面から径方向外方に延びるように形成されている。フランジ部14は、底部12に対して平行になるように形成されている。
図2に示すように、フランジ部14の延在距離と側壁13の上縁部の肉厚との和をフランジ幅Wとすると、フランジ幅Wは、1~5mmに設定されていることが好ましく、2~3mmに設定されていることがより好ましい。
【0030】
フランジ部14及び側壁13の坪量(g/m)の比率は、1:0.5~0.7となるように設定されている。これにより、フランジ部14の強度を比較的向上させることができるため、側壁13が先端側から強固に支持され得る。
尚、坪量は、切片を切り出し、該切片の質量を測定し、1m2あたりの質量に換算して、単位m2あたりの質量を算出する方法により測定される。
【0031】
また、フランジ部14、側壁13及び底部12の坪量(g/m)の比率は、1:0.5~0.7:0.4~0.6となるように設定されている。これにより、底部12の樹脂材料の量を必要最小量とし、残りの樹脂材料をフランジ部14及び側壁13に用いることができる。従って、フランジ部14及び側壁13の強度をより向上させることができるため、加熱されたときに圧力が加わっても容器本体10が変形し難くなる。
尚、加熱されることにより生じる内側からの圧力の一部は上方に逃げるため、底部12の坪量は、上記範囲であっても、内側からの圧力の影響を受けにくく、形状が変形しにくい。
また、フランジ部14、側壁13および底部12の厚みはほぼ同等である。
【0032】
図2に示すように、容器本体10は、平面投影像における任意の二点を結ぶ線分のうち最も距離の長い線分を長径Lとし、長径Lに直交する径のうち最も長い径を短径Mとしたときに、長径L及び短径Mの長さの比率が、1:0.4~1に設定されていることが好ましく、1:0.5~1に設定されていることがより好ましい。
尚、長径Lと短径Mの長さの比率が1:1に設定されているとき、容器本体10の平面投影像は円形状となる。
【0033】
図3に示すように、底部12の外側表面からフランジ部14の下面までの垂直距離を容器本体10の高さHとすると、高さHは、5~40mmに設定されていることが好ましく、15~25mmに設定されていることがより好ましい。
【0034】
容器本体10は、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体からなる。耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体は、熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートが熱成形されてなる。熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートは、熱成形されることにより結晶化度が高められ、耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体となる。
【0035】
熱可塑性ポリエステル系樹脂シートとしては、ポリエチレンテレフタレート樹脂シート、ポリブチレンテレフタレート樹脂シート、ポリ乳酸樹脂シートなどが挙げられる。なかでも、ポリエチレンテレフタレート樹脂シートが好ましい。
【0036】
熱可塑性ポリエステル系樹脂発泡シートの坪量は、100~950g/mであることが好ましい。また、シートの厚みは、0.5~4.0mmであることが好ましい。
ポリエチレンテレフタレート樹脂シートの場合、坪量は、100~950g/mであることが好ましい。また、シートの厚みは、0.5~4.0mmであることが好ましい。
【0037】
耐熱性ポリエステル系樹脂発泡体とは、220℃のオーブン又は恒温槽内において60分間加熱されたときに、変形が認められないものをいう。
【0038】
熱成形の方法としては、従来公知の成形方法を採用することができる。例えば、真空成形や圧空成形などの熱成形が挙げられ、真空成形が好ましく採用される。
【0039】
真空成形の条件としては、金型温度160~230℃、成形圧力10~100MPa、成形時間6秒以上であることが好ましい。また、成形後、成形体を冷却する際、成形体表面の温度が80℃となるまで、自然冷却することが好ましい。
【0040】
被収容物としては、焼き菓子又は蒸し菓子のように、加熱調理によりこれらの材料が膨張するものが挙げられる。例えば、スイートポテト、チーズケーキ、マフィン、マドレーヌ、タルト、パイ、焼き饅頭が挙げられる。なかでもスイートポテトが好ましい。
【0041】
加熱調理の方法としては、オーブンによる焼成や、蒸し器による蒸気を用いる加熱が挙げられる。例えば、スイートポテトは、オーブンにより160~200℃、20~30分加熱することにより調理されてなる。
【0042】
本実施形態の耐熱容器1は上記の通りであるが、本発明は、上記実施形態に限定されず、適宜設計変更され得る。
【0043】
例えば、容器本体10は、外側又は内側に非晶性ポリエチレンテレフタレートフィルムが積層された補強層を有してもよい。これにより、容器本体10の強度が向上する。
また、容器本体10と補強層との間に、印刷により装飾されたプリント層が形成されてもよい。これにより、容器本体10の化粧性が向上する。
【実施例
【0044】
以下、実施例により本発明をさらに説明する。
【0045】
実施例1
ポリエチレンテレフタレート樹脂発泡シート(シート坪量:300g/m、シート厚み:1mm、商品名:セルペット、積水化成品工業株式会社製)を、金型を介して真空成形(金型温度:180℃、成形時間:9秒以上)することにより、長径(L)84mm、短径(M)42mm、高さ(H)21mm、フランジ幅(W)2mmに成形された容器本体を備える耐熱容器を得た。
得られた耐熱容器における容器本体の質量は1.1gであり、収容部の容量は45cmであった。
容器本体の各部それぞれの坪量は、フランジ部300g/m、側壁180g/m、底部160g/mであった。
また、220℃のオーブンで60分間加熱しても変形は無かった。
【0046】
実施例2
容器本体の形状を、長径(L)75mm、短径(M)75mm、高さ(H)15mm、フランジ幅(W)3mmとした以外は、実施例1に準じて、耐熱容器を作製した。
得られた耐熱容器における容器本体の質量は1.5gであり、収容部の容量は65cmであった。
容器本体の各部それぞれの坪量は、フランジ部300g/m、側壁190g/m、底部140g/mであった。
また、220℃のオーブンで60分間加熱しても変形は無かった。
【0047】
比較例1
容器本体の形状を、長径(L)167mm、短径(M)65mm、高さ(H)30mm、フランジ幅(W)5mmとした以外は、実施例1に準じて、耐熱容器を作製した。
得られた耐熱容器における容器本体の質量は2.5gであり、収容部の容量は250cmであった。
容器本体の各部それぞれの坪量は、フランジ部250g/m、側壁110g/m、底部160g/mであった。
また、220℃のオーブンで60分間加熱しても変形は無かった。
【0048】
試験例
耐熱容器の収容部に30gのスイートポテト材料を投入し、オーブンにより加熱(180℃、20分)した後の容器本体の変形状態を目視により確認する。
【0049】
【表1】
表1は、実施例1及び2、比較例1の耐熱容器の形状、坪量及び試験結果についてまとめたものである。
実施例1及び2の耐熱容器については、容器本体の質量を0.5~5.0g、収容部の容量を100cm以下に設定することにより、容器本体は、加熱されたときに圧力が加わっても形状が変形しないことが認められた。一方、比較例1の耐熱容器については、加熱されたときに圧力が加わることにより、形状の変形が認められた。
【0050】
本発明に係る耐熱容器は、上記実施形態の構成に限定されるものではない。また、本発明に係る耐熱容器は、上記した作用効果により限定されるものでもない。本発明に係る耐熱容器は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【符号の説明】
【0051】
1:耐熱容器 、
10:容器本体、11:収容部、12:底部、13:側壁、14:フランジ部、15:密着防止用凸部、
L:長径、M:短径、H:高さ、W:フランジ幅
図1
図2
図3
図4
図5