(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-29
(45)【発行日】2022-07-07
(54)【発明の名称】収納ケース
(51)【国際特許分類】
A47B 67/04 20060101AFI20220630BHJP
【FI】
A47B67/04 A
(21)【出願番号】P 2019170865
(22)【出願日】2019-09-19
【審査請求日】2020-05-20
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 各ウェブサイトの、発明が掲載されたページのプリントアウト
(73)【特許権者】
【識別番号】591054635
【氏名又は名称】株式会社伸和
(74)【代理人】
【識別番号】100092691
【氏名又は名称】黒田 勇治
(74)【代理人】
【識別番号】100199543
【氏名又は名称】黒田 隆史
(72)【発明者】
【氏名】山本 和伸
【審査官】七字 ひろみ
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-030657(JP,A)
【文献】特開2006-143309(JP,A)
【文献】特開2018-110664(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 67/04
A47B 88/00-88/994
B65D 6/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体と、該枠本体の上面を覆う天板体と、該枠本体及び天板体からなる本体の前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、底板、前板、左右の側板、後板からなる上面が開口した合成樹脂製の引出体とからなり、上記引出体の上記底板の左右辺部に上記引出体の左右の側板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに
上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の左右の側板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、かつ、上記引出体の底板の後辺部に上記引出体の後板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに
上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の後板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、さらに、上記引出体の底板の前辺部に上記引出体の前板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに
上記引出体の底板の嵌合凹部と上記引出体の前板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、上記引出体の底板の上面に上記引出体の左右の側板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記引出体の左右の側板の上面に上記引出体の前板及び後板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれてなり、上記枠本体の上記底板の左右辺部に上記枠本体の左右の側板が起立状態と該枠本体の底板の上面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、かつ、上記枠本体の底板の後辺部に上記枠本体の後板が起立状態と該枠本体の底板の底面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、上記枠本体の底板の上面に枠本体の左右の側板が枠本体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に枠本体の底板の底面に枠本体の後板が枠本体の底板の底面に沿って折り畳まれ、さらに、上記枠本体の上記底板の前端部及び上記左右の側板の各前端部に着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠を設けてなることを特徴とする収納ケース。
【請求項2】
底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した上下に積み重ね可能な複数個の合成樹脂製の枠本体と、積み重ねられた最上位の枠本体の上面を覆う天板体と、該複数個の枠本体及び天板体からなる本体の前面の複数個の開口部を介してそれぞれ引出収納自在に設けられ、底板、前板、左右の側板、後板からなる上面が開口した複数個の合成樹脂製の引出体とからなり、上記各引出体の底板の左右辺部に上記引出体の左右の側板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに
上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の左右の側板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、かつ、上記各引出体の底板の後辺部に上記引出体の後板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに
上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の後板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、さらに、上記各引出体の底板の前辺部に上記引出体の前板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに
上記引出体の底板の嵌合凹部と上記引出体の前板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、上記各引出体の底板の上面に上記引出体の左右の側板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記引出体の左右の側板の上面に上記引出体の前板及び後板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれてなり、上記各枠本体の上記底板の左右辺部に上記枠本体の左右の側板が起立状態と該枠本体の底板の上面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、かつ、上記各枠本体の底板の後辺部に上記枠本体の後板が起立状態と該枠本体の底板の底面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、上記各枠本体の底板の上面に枠本体の左右の側板が枠本体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に枠本体の底板の底面に枠本体の後板が枠本体の底板の底面に沿って折り畳まれ、さらに、上記各枠本体の上記底板の前端部及び上記左右の側板の各前端部に着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠を設けてなることを特徴とする収納ケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば一般家庭に設置されて衣類や各種小物類等を整理収納する際に用いられる収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の収納ケースとして、底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体と、枠本体の上面を覆う天板体と、枠本体及び天板体からなる本体の前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、底板、左右の側板、後板、前板からなる上面が開口した合成樹脂製の引出体とからなる構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながらこれら従来構造の場合、上記底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体にあっては、左右の側板は底板の上面に沿って折り畳まれると共に後板は底板の底面に沿って折り畳まれ、しかして、四部材を略平板状に折り畳むことができるものの、上記底板、左右の側板、後板、前板からなる上面が開口した合成樹脂製の引出体にあっては、五部材が一体に形成され、嵩張って収納保管スペースが多く必要となり、運搬及び保管の利便性に劣ることがあるという不都合を有している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はこれらの不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうちで、請求項1記載の発明は、底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した合成樹脂製の枠本体と、該枠本体の上面を覆う天板体と、該枠本体及び天板体からなる本体の前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、底板、前板、左右の側板、後板からなる上面が開口した合成樹脂製の引出体とからなり、上記引出体の上記底板の左右辺部に上記引出体の左右の側板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の左右の側板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、かつ、上記引出体の底板の後辺部に上記引出体の後板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の後板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、さらに、上記引出体の底板の前辺部に上記引出体の前板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに上記引出体の底板の嵌合凹部と上記引出体の前板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、上記引出体の底板の上面に上記引出体の左右の側板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記引出体の左右の側板の上面に上記引出体の前板及び後板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれてなり、上記枠本体の上記底板の左右辺部に上記枠本体の左右の側板が起立状態と該枠本体の底板の上面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、かつ、上記枠本体の底板の後辺部に上記枠本体の後板が起立状態と該枠本体の底板の底面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、上記枠本体の底板の上面に枠本体の左右の側板が枠本体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に枠本体の底板の底面に枠本体の後板が枠本体の底板の底面に沿って折り畳まれ、さらに、上記枠本体の上記底板の前端部及び上記左右の側板の各前端部に着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠を設けてなることを特徴とする収納ケースにある。
【0006】
又、請求項2記載の発明は、底板、左右の側板、後板からなる前面及び上面が開口した上下に積み重ね可能な複数個の合成樹脂製の枠本体と、積み重ねられた最上位の枠本体の上面を覆う天板体と、該複数個の枠本体及び天板体からなる本体の前面の複数個の開口部を介してそれぞれ引出収納自在に設けられ、底板、前板、左右の側板、後板からなる上面が開口した複数個の合成樹脂製の引出体とからなり、上記各引出体の底板の左右辺部に上記引出体の左右の側板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の左右の側板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、かつ、上記各引出体の底板の後辺部に上記引出体の後板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の後板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、さらに、上記各引出体の底板の前辺部に上記引出体の前板が起立状態と該引出体の底板の上面に沿った倒伏状態とに上記引出体の底板の嵌合凹部と上記引出体の前板の嵌合凸部との嵌合及び該嵌合凸部の支点軸部と該嵌合凹部の支点穴部との軸装により折畳自在に配置され、上記各引出体の底板の上面に上記引出体の左右の側板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記引出体の左右の側板の上面に上記引出体の前板及び後板が該引出体の底板の上面に沿って折り畳まれてなり、上記各枠本体の上記底板の左右辺部に上記枠本体の左右の側板が起立状態と該枠本体の底板の上面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、かつ、上記各枠本体の底板の後辺部に上記枠本体の後板が起立状態と該枠本体の底板の底面に沿った倒伏状態とに折畳自在に配置され、上記各枠本体の底板の上面に枠本体の左右の側板が枠本体の底板の上面に沿って折り畳まれると共に枠本体の底板の底面に枠本体の後板が枠本体の底板の底面に沿って折り畳まれ、さらに、上記各枠本体の上記底板の前端部及び上記左右の側板の各前端部に着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠を設けてなることを特徴とする収納ケースにある。
【発明の効果】
【0007】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、運搬時や保管時等の不使用時において、上記引出体の底板の上面に上記引出体の左右の側板を起立状態から引出体の底板の上面に沿った倒伏状態に上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の左右の側板の嵌合凸部との嵌合及び嵌合凸部の支点軸部と嵌合凹部の支点穴部との軸装により折り畳むことができ、引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記引出体の左右の側板の上面に上記引出体の前板を起立状態から引出体の底板の上面に沿った倒伏状態に上記引出体の底板の嵌合凹部と上記引出体の前板の嵌合凸部との嵌合及び嵌合凸部の支点軸部と嵌合凹部の支点穴部との軸装により折り畳むことができ、引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記引出体の左右の側板の上面に上記引出体の後板を起立状態から引出体の底板の上面に沿った倒伏状態に上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の後板の嵌合凸部との嵌合及び嵌合凸部の支点軸部と嵌合凹部の支点穴部との軸装により折り畳むことができ、不使用時において、前板、左右の側板、後板を折り畳むことにより底板、前板、左右の側板、後板の五部材を略平板状に折り畳むことができ、引出体の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の引出体の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板、前板、左右の側板、後板は相互に連結されているので、底板、前板、左右の側板、後板を各別に保管する必要が無く、底板、前板、左右の側板、後板の紛失を防止することができ、底板、前板、左右の側板、後板を相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができ、かつ、運搬時や保管時等の不使用時において、上記枠本体の底板の上面に上記枠本体の左右の側板を起立状態から枠本体の底板の上面に沿った倒伏状態に折り畳むことができ、上記枠本体の上記後板を起立状態から枠本体の底板の底面に沿った倒伏状態に折り畳むことができ、不使用時において、左右の側板及び後板を折り畳むことにより底板、左右の側板、後板の四部材を略平板状に折り畳むことができ、枠本体の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の枠本体の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板、左右の側板、後板は相互に連結されているので、底板、左右の側板、後板を各別に保管する必要が無く、底板、左右の側板、後板の紛失を防止することができ、底板、左右の側板、後板を相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができ、さらに、上記枠本体の上記底板の前端部及び上記左右の側板の各前端部に着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠を設けてなるから、枠本体の左右の側板の倒伏を防ぎ、左右の側板の起立状態を保持することができ、枠本体を保形することができ、枠本体を安定的に設置することができる。
【0008】
又、請求項2記載の発明にあっては、運搬時や保管時等の不使用時において、上記複数個の各引出体の底板の上面に上記各引出体の左右の側板を起立状態から各引出体の底板の上面に沿った倒伏状態に上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の左右の側板の嵌合凸部との嵌合及び嵌合凸部の支点軸部と嵌合凹部の支点穴部との軸装により折り畳むことができ、各引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記各引出体の左右の側板の上面に上記各引出体の前板を起立状態から各引出体の底板の上面に沿った倒伏状態に上記引出体の底板の嵌合凹部と上記引出体の前板の嵌合凸部との嵌合及び嵌合凸部の支点軸部と嵌合凹部の支点穴部との軸装により折り畳むことができ、各引出体の底板の上面に沿って折り畳まれた上記各引出体の左右の側板の上面に上記各引出体の後板を起立状態から各引出体の底板の上面に沿った倒伏状態に上記引出体の底板の嵌合凹部と引出体の後板の嵌合凸部との嵌合及び嵌合凸部の支点軸部と嵌合凹部の支点穴部との軸装により折り畳むことができ、不使用時において、前板、左右の側板、後板を折り畳むことにより底板、前板、左右の側板、後板の五部材を略平板状に折り畳むことができ、各引出体の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の各引出体の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板、前板、左右の側板、後板は相互に連結されているので、底板、前板、左右の側板、後板を各別に保管する必要が無く、底板、前板、左右の側板、後板の紛失を防止することができ、底板、前板、左右の側板、後板を相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができ、かつ、運搬時や保管時等の不使用時において、上記複数個の各枠本体の底板の上面に上記各枠本体の左右の側板を起立状態から各枠本体の底板の上面に沿った倒伏状態に折り畳むことができ、上記各枠本体の上記後板を、起立状態から各枠本体の底板の底面に沿った倒伏状態に折り畳むことができ、不使用時において、左右の側板及び後板を折り畳むことにより底板、左右の側板、後板の四部材を略平板状に折り畳むことができ、各枠本体の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の各枠本体の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板、左右の側板、後板は相互に連結されているので、底板、左右の側板、後板を各別に保管する必要が無く、底板、左右の側板、後板の紛失を防止することができ、底板、左右の側板、後板を相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができ、さらに、上記各枠本体の上記底板の前端部及び上記左右の側板の各前端部にそれぞれ着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠を設けてなるから、各枠本体の左右の側板の倒伏を防ぎ、左右の側板の起立状態を保持することができ、各枠本体を保形することができ、各枠本体を安定的に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の第一形態例の全体斜視図である。
【
図2】本発明の実施の第一形態例の全体斜視図である。
【
図3】本発明の実施の第一形態例の分離斜視図である。
【
図4】本発明の実施の第一形態例の枠本体の分解斜視図である。
【
図5】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板と側板の起立状態の部分側断面図である。
【
図6】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板と側板の折畳状態の部分側断面図である。
【
図7】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板と側板の分離斜視図である。
【
図8】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板と後板の起立状態の部分側断面図である。
【
図9】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板と後板の折返折畳状態の部分側断面図である。
【
図10】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板と後板の分離斜視図である。
【
図11】本発明の実施の第一形態例の枠本体の側板と天板体の部分側断面図である。
【
図12】本発明の実施の第一形態例の枠本体の側板の部分側面図である。
【
図13】本発明の実施の第一形態例の枠本体と天板体の分離斜視図である。
【
図14】本発明の実施の第一形態例の枠本体の底板、補強枠及び天板体の側断面図である。
【
図15】本発明の実施の第一形態例の補強枠と天板体の分離斜視図である。
【
図16】本発明の実施の第一形態例の枠本体の側板と補強枠の平断面図である。
【
図17】本発明の実施の第一形態例の枠本体の側板と補強枠の分離斜視図である。
【
図18】本発明の実施の第一形態例の補強枠と枠本体の底板の底面図である。
【
図19】本発明の実施の第一形態例の引出体の分解斜視図である。
【
図20】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と側板の起立状態の部分側断面図である。
【
図21】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と側板の折畳状態の部分側断面図である。
【
図22】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と側板の分離斜視図である。
【
図23】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と後板の起立状態の部分側断面図である。
【
図24】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と後板の折畳状態の部分側断面図である。
【
図25】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と後板の分離斜視図である。
【
図26】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と前板の起立状態の部分側断面図である。
【
図27】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と前板の折畳状態の部分側断面図である。
【
図28】本発明の実施の第一形態例の引出体の底板と前板の分離斜視図である。
【
図29】本発明の実施の第一形態例の引出体の前板と側板の裏断面図である。
【
図30】本発明の実施の第一形態例の引出体の前板と側板の側面図である。
【
図31】本発明の実施の第一形態例の引出体の前板と側板の分離斜視図である。
【
図32】本発明の実施の第一形態例の折畳状態の分離斜視図である。
【
図33】本発明の実施の第一形態例の枠本体の折畳状態の説明斜視図である。
【
図34】本発明の実施の第一形態例の引出体の折畳状態の説明斜視図である
【
図35】本発明の実施の第二形態例の全体斜視図である。
【
図36】本発明の実施の第二形態例の全体斜視図である。
【
図37】本発明の実施の第二形態例の分離斜視図である。
【
図38】本発明の実施の第二形態例の上段の枠本体の後板と下段の枠本体の後板の部分側断面図である。
【
図39】本発明の実施の第二形態例の枠本体の後板の部分側面図である。
【
図40】本発明の実施の第二形態例の上段の枠本体の側板と下段の枠本体の側板の分離斜視図である。
【
図41】本発明の実施の第二形態例の補強枠と枠本体の側板の部分側断面図である。
【
図42】本発明の実施の第二形態例の折畳状態の分離斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
【0011】
図1乃至
図34の第一形態例において、大別して、合成樹脂製にして、
図1、
図2、
図3の如く、枠本体1と、枠本体1の上面を覆う天板体2と、枠本体1及び天板体2からなる本体Dの前面の開口部を介して引出収納自在に設けられ、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dからなる上面が開口した合成樹脂製の引出体3とから構成されている。
【0012】
この場合、上記枠本体1は、
図3の如く、合成樹脂製にして、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cからなり、前面及び上面が開口した枠状に形成されている。
【0013】
又、この場合、上記天板体2は、
図3、
図11、
図12、
図13の如く、合成樹脂製にして、上記枠本体1の上面を覆って枠本体1に着脱自在に取り付けられている。なお、上記天板体2として、木板を合成樹脂製枠で覆った構造のものを採用することもある。
【0014】
又、この場合、上記引出体3にあっては、合成樹脂製にして、
図2、
図19の如く、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dからなり、
図20、
図21の如く、上記引出体3の上記底板3aの左右辺部に上記引出体3の左右の側板3c・3cが起立状態S
3cと引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3cとに折畳自在に配置され、かつ、
図23、
図24の如く、上記引出体3の底板3aの後辺部に上記引出体3の後板3dが起立状態S
3dと引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3dとに折畳自在に配置され、さらに、
図26、
図27の如く、上記引出体3の底板3aの前辺部に上記引出体3の前板3bが起立状態S
3bと引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3bとに折畳自在に配置され、
図34の如く、上記引出体3の底板3aの上面に上記引出体3の左右の側板3c・3cが引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれると共に引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれた上記引出体3の左右の側板3c・3cの上面に上記引出体3の前板3b及び後板3dが引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれることになる。
【0015】
この場合、上記引出体3にあっては、
図20、
図21、
図22の如く、引出体3の上記底板3aの左右辺部の前後方向に5個宛左右計10個の嵌合凹部3e・3e・・を形成し、引出体3の左右の側板3c・3cの下部の前後方向に5個宛左右計10個の嵌合凸部3f・3f・・を形成し、各嵌合凸部3f・3f・・の両端部に支点軸部3g・3g・・を形成し、上記嵌合凹部3e・3e・・の両端部に支点穴部3h・3h・・を形成し、嵌合凹部3e・3e・・と嵌合凸部3f・3f・・との嵌合及び支点軸部3g・3g・・と支点穴部3h・3h・・との軸装により上記引出体3の左右の側板3c・3cを起立状態S
3cと引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3cとに折畳自在に配置して構成している。
【0016】
又、この場合、
図23、
図24、
図25の如く、上記引出体3の底板3aの後辺部の左右方向に3個の嵌合凹部3e・3e・・を形成し、引出体3の後板3dの下部の左右方向に3個の嵌合凸部3f・3f・・を形成し、各嵌合凸部3f・3f・・の両端部に支点軸部3g・3g・・を形成し、上記嵌合凹部3e・3e・・の両端部に支点穴部3h・3h・・を形成し、嵌合凹部3e・3e・・と嵌合凸部3f・3f・・との嵌合及び支点軸部3g・3g・・と支点穴部3h・3h・・との軸装により上記引出体3の底板3aの後辺部に上記引出体3の後板3dを起立状態S
3dと引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3dとに折畳自在に配置して構成している。
【0017】
さらに、この場合、
図26、
図27、
図28の如く、上記引出体3の底板3aの前辺部の左右方向に3個の嵌合凹部3e・3e・・を形成し、上記引出体3の前板3bの左右方向に3個の嵌合凸部3f・3f・・を形成し、各嵌合凸部3f・3f・・の両端部に支点軸部3g・3g・・を形成し、上記嵌合凹部3e・3e・・の両端部に支点穴部3h・3h・・を形成し、嵌合凹部3e・3e・・と嵌合凸部3f・3f・・との嵌合及び支点軸部3g・3g・・と支点穴部3h・3h・・との軸装により上記引出体3の前板3bを起立状態S
3bと引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3bとに折畳自在に配置され、かつ、この場合、
図29、
図30、
図31の如く、上記側板3c・3cの前部に上下2個宛計4個の掛止溝部3i・・を形成し、前板3bの裏面に左右2個宛計4個の掛止爪部3j・・を形成し、掛止溝部3i・・と掛止爪部3j・・との掛止作用により前板3bの裏面に側板3c・3cの前部を掛止し、かつ、上記側板3c・3cの後部と後板3dの左右両側部とを図示省略の掛止爪部と掛止溝部との掛止作用により掛止し、さらに、この場合、
図26、
図27、
図28の如く、上記引出体3の前板3bの上辺部及び下辺部に上取手部H
U及び下取手部H
Dが形成され、しかして、上記引出体3の底板3aの上面に上記引出体3の左右の側板3c・3cが引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれると共に引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれた上記引出体3の左右の側板3c・3cの上面に上記引出体3の前板3b及び後板3dが引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれるように構成している。
【0018】
又、この場合、上記枠本体1にあっては、合成樹脂製にして、
図3、
図4の如く、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cからなり、
図5、
図6、
図7の如く、上記底板1aの左右辺部に上記枠本体1の左右の側板1b・1bが起立状態S
1bと枠本体1の底板1aの上面に沿った倒伏状態T
1bとに折畳自在に配置され、かつ、
図8、
図9、
図10の如く、上記枠本体1の底板1aの後辺部に上記枠本体1の後板1cが起立状態S
1cと枠本体1の底板1aの底面に沿った倒伏状態T
1cとに折畳自在に配置され、上記枠本体1の底板1aの上面に枠本体1の左右の側板1b・1bが枠本体1の底板1aの上面に沿って折り畳まれると共に枠本体1の底板1aの底面に枠本体1の後板1cが枠本体1の底板1aの底面に沿って折り畳まれ、かつ、この場合、
図2、
図3の如く、上記枠本体1の上記底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの各前端部に着脱自在に嵌合可能な断面コ状の四角枠状の補強枠4を設け、しかして、上記枠本体1、補強枠4及び天板体2からなる本体Dの前面の開口部に引出体3が引出収納自在に設けられ、上記枠本体1、上記補強枠4、上記天板体2及び引出体3により収納ケースKが形成されることになる。
【0019】
この場合、上記枠本体1にあっては、
図4、
図5、
図6、
図7の如く、上記枠本体1の底板1aの左右辺部の前後方向に4個宛左右計8個の嵌合凹部1d・1d・・を形成し、枠本体1の左右の側板1b・1bの下部の前後方向に4個宛左右計8個の嵌合凸部1e・1e・・を形成し、各嵌合凸部1e・1e・・の両端部に支点軸部1f・1f・・を形成し、上記嵌合凹部1d・1d・・の両端部に支点穴部1g・1g・・を形成し、嵌合凹部1d・1d・・と嵌合凸部1e・1e・・との嵌合及び支点軸部1f・1f・・と支点穴部1g・1g・・との軸装により上記枠本体1の左右の側板1b・1bが起立状態S
1bと枠本体1の底板1aの上面に沿った倒伏状態T
1bとに折畳自在に配置されている。
【0020】
かつ、この場合、
図8、
図9、
図10の如く、上記枠本体1の底板1aの後辺部の左右両端部に支点軸部1f・1f・・を形成し、上記枠本体1の後板1cの下部の左右両端部に支点穴部1g・1g・・を形成し、支点軸部1f・1f・・と支点穴部1g・1g・・との軸装により上記枠本体1の後板1cが起立状態S
1cと途中位置Mを経た枠本体1の底板1aの底面に沿った倒伏状態T
1cとに折畳自在に配置され、しかして、上記枠本体1の底板1aの上面に枠本体1の左右の側板1b・1bが枠本体1の底板1aの上面に沿って折り畳まれると共に枠本体1の底板1aの底面に枠本体1の後板1cが途中位置Mを経て枠本体1の底板1aの底面に沿って折り畳まれるように構成している。
【0021】
又、この場合、
図14、
図15、
図16、
図17、
図18の如く、上記枠本体1の底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの前端部に嵌合部Eを形成し、上記底面部、左右の両側部及び上面部からなる四角枠状の断面コ状の補強枠4の底面部、左右の両側部に断面コ状の嵌合溝部Qを形成し、嵌合部Eと嵌合溝部Qとの嵌合作用により底板1aと左右の側板1b・1bとのコ形状を保形して側板1b・1bの起立状態S
1bを保持し、側板1b・1bの倒伏を防ぎ、かつ、上記枠本体1の上記底板1aの前端部の底面に掛止爪部1hを3個形成し、上記四角枠状の断面コ状の補強枠4の底面部に掛止溝部1i・・を3個形成し、上記枠本体1の上記左右の側板1b・1bの前端部に上下方向に3個宛計6個の掛止溝部1i・・を形成し、補強枠4の左右両側部内面に掛止爪部1hを3個宛計6個形成し、上記枠本体1の底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの各前端部に四角枠状の補強枠4を着脱自在に嵌合して構成している。
【0022】
又、この場合、上記天板体2にあっては、上記枠本体1の上面を覆って枠本体1に着脱自在に取り付けられ、
図3、
図11、
図12、
図13、
図14、
図15の如く、枠本体1の左右の側板1b・1b及び後板1cの上端面に弾性爪部1jを9個形成し、天板体2の裏面に掛止爪部1kを9個形成し、弾性爪部1jと掛止爪部1kとの掛止作用により枠本体1の左右の側板1b・1b及び後板1cを天板体2に着脱自在に形成し、かつ、上記補強枠4の上面部に突出爪部1lを3個形成し、天板体2の裏面に係止溝部1mを3個形成し、突出爪部1lと係止溝部1mとの係止作用により補強枠4と天板体2とを着脱自在に構成している。
【0023】
5・5は凹状溝部であって、
図1、
図2、
図8、
図9、
図18の如く、上記天板体2の上面の前部及び後部に形成され、枠本体1の底板1aの底面に前後一対宛の計4個の嵌合凸部6・6・・が形成され、収納ケースKの積重状態において、下段の天板体2の凹状溝部5・5内に上段の枠本体1の嵌合凸部6・6・・が嵌合し、収納ケースKの滑落を防いで複数の収納ケースK・K・・の積重状態の安定化を図るように構成している。
【0024】
この実施の第一形態例は上記構成であるから、引出体3にあっては、運搬時や保管時等の不使用時において、
図2、
図20、
図21、
図32、
図34の如く、上記引出体3の底板3aの上面に上記引出体3の左右の側板3c・3cを起立状態S
3cから引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3cに折り畳むことができ、
図26、
図27の如く、引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれた上記引出体3の左右の側板3c・3cの上面に上記引出体3の前板3bを起立状態S
3bから引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3bに折り畳むことができ、
図23、
図24の如く、引出体3の底板3aの上面に沿って折り畳まれた上記引出体3の左右の側板3c・3cの上面に上記引出体3の後板3dを起立状態S
3dから引出体3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3dに折り畳むことができ、上記引出体3の底板3aの上面に左右の側板3c・3cが底板3aの上面に沿って折り畳まれると共に引出体3の底板3aの上面に前板3b及び後板3dが底板3aの上面に沿って折り畳まれ、すなわち、
図34中(イ)・(ロ)・(ハ)の如く、(イ)の使用時の展開状態から(ハ)の不使用時の折畳状態に折り畳むことができ、使用時においては、(ハ)の不使用時の折畳状態から(イ)の使用時の展開状態に展開することができ、不使用時において、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dを折り畳むことにより底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dの五部材を略平板状に折り畳むことができ、引出体3の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の引出体3の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dは相互に連結されているので、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dを各別に保管する必要が無く、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dの紛失を防止することができ、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dを相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができる。
【0025】
又、この場合、枠本体1にあっては、運搬時や保管時等の不使用時において、
図32、
図33の如く、上記枠本体1の底板1aの上面に上記枠本体1の左右の側板1b・1bを起立状態S
1bから枠本体1の底板1aの上面に沿った倒伏状態T
1bに折り畳むことができ、上記枠本体1の上記後板1cを
図8及び
図9の起立状態S
1cから枠本体1の底板1aの底面に沿った倒伏状態T
1cに
図8の途中位置Mを介して折り畳むことができ、上記枠本体1の底板1aの上面に左右の側板1b・1bが底板1aの上面に沿って折り畳まれると共に枠本体1の底板1aの底面に後板1cが底板1aの底面に沿って折り畳まれ、すなわち、
図33中(イ)・(ロ)・(ハ)・(ニ)の如く、(イ)の使用時の展開状態から(ニ)の不使用時の折畳状態に折り畳むことができ、使用時においては、(ニ)の不使用時の折畳状態から(イ)の使用時の展開状態に展開することができ、不使用時において、左右の側板1b・1b及び後板1cを折り畳むことにより底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cの四部材を略平板状に折り畳むことができ、枠本体1の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の枠本体1の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cは相互に連結されているので、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cを各別に保管する必要が無く、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cの紛失を防止することができ、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cを相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができる。
【0026】
又、この場合、
図3、
図14、
図15、
図16、
図17、
図18の如く、上記枠本体1の上記底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの各前端部に着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠4を設けてなるから、枠本体1の左右の側板1b・1bの倒伏を防ぎ、左右の側板1b・1bの起立状態S
1bを保持することができ、枠本体1を保形することができ、枠本体1を安定的に設置することができる。
【0027】
又、この場合、例えば、図示省略の複数個の収納ケースK・K・・を積み重ねた積重状態において、上記凹状溝部5・5・・と上記嵌合凸部6・6・・との嵌合により、それぞれ上段の収納ケースKの前側への滑り落ちを防ぐことができ、積み重ねの安定性を高めることができる。
【0028】
図35乃至
図42の第二形態例は別例構造を示し、上記第一形態例と同一態様部分には同一の符号を付して説明すると、この場合、
図35、
図36、
図37の如く、上記第一形態例と同様な底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cからなる前面及び上面が開口した上下に積み重ね可能な2個の合成樹脂製の枠本体1・1と、積み重ねられた最上位の枠本体1の上面を覆う上記第一形態例と同様な合成樹脂製の天板体2と、2個の枠本体1・1及び天板体2からなる本体Dの前面の2個の開口部を介してそれぞれ引出収納自在に設けられ、上面が開口した2個の合成樹脂製の引出体3・3とからなり、上記2個の引出体3・3は上記第一形態例と同様に折畳自在に形成され、上記第一形態例と同様に、
図14、
図15、
図16、
図17、
図18の如く、上記各枠本体1・1の上記底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの各前端部に四角枠状の補強枠4を着脱自在に嵌合し、さらに、この場合、下段の枠本体1及び補強枠4と上段の枠本体1及び補強枠4とは、
図38、
図39、
図40、
図41の如く、上記第一形態例における天板体2と枠本体1との着脱構造と同様な着脱構造が採用され、上記第一形態例と同様な上記
図11、
図12、
図13、
図14に示す構造が採用され、下段の枠本体1の左右の側板1b・1b及び後板1cの上端面に弾性爪部1jを9個形成し、上段の枠本体1の裏面に掛止爪部1kを9個形成し、弾性爪部1jと掛止爪部1kとの掛止作用により下段の枠本体1の左右の側板1b・1b及び後板1cを上段の枠本体1に着脱自在に形成し、かつ、上記下段の補強枠4の上面部に突出爪部1lを3個形成し、上段の枠本体1の底板1aの底面に係止溝部1mを3個形成し、突出爪部1lと係止溝部1mとの係止作用により下段の補強枠4と上段の枠本体1とを着脱自在に構成している。
【0029】
かつ、この場合、上記第一形態例と同様に、
図5、
図6、
図7の如く、上記各枠本体1・1の底板1aの左右辺部に上記左右の側板1b・1bが起立状態S
1bと底板1aの上面に沿った倒伏状態T
1bとに折畳自在に配置され、かつ、上記第一形態例と同様な
図8、
図9、
図10の如く、上記枠本体1・1の底板1aの後辺部に上記後板1cが起立状態S
1cと底板1aの底面に沿った倒伏状態T
1cとに折畳自在に配置され、上記各枠本体1・1の底板1aの上面に左右の側板1b・1bが底板1aの上面に沿って折り畳まれると共に各枠本体1・1の底板1aの底面に後板1cが底板1aの底面に沿って折り畳まれ、さらに、上記各枠本体1・1の底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの各前端部に上記第一形態例と同様に四角枠状の補強枠4を着脱自在に嵌合し、所謂、二段式の収納ケースKとして構成している。
【0030】
かつ、この場合、上記天板体2にあっては、上記最上位の枠本体1の上面を覆って枠本体1に着脱自在に取り付けられ、上記第一形態例と同様な
図11、
図12、
図13、
図14、
図15に示す構造が採用され、枠本体1の左右の側板1b・1b及び後板1cの上端面に弾性爪部1jを9個形成し、天板体2の裏面に掛止爪部1kを9個形成し、弾性爪部1jと掛止爪部1kとの掛止作用により枠本体1の左右の側板1b・1b及び後板1cを天板体2に着脱自在に形成し、かつ、上記補強枠4の上面部に突出爪部1lを3個形成し、天板体2の裏面に係止溝部1mを3個形成し、突出爪部1lと係止溝部1mとの係止作用により補強枠4と天板体2とを着脱自在に構成している。
【0031】
又、この場合、上記第一形態例と同様に、
図35、
図2、
図8、
図9、
図18の如く、上記天板体2の上面の前部及び後部には凹状溝部5・5が形成され、枠本体1の底板1aの底面に前後一対宛の計4個の嵌合凸部6・6・・が形成され、収納ケースKの積重状態において、下段の天板体2の凹状溝部5・5内に上段の枠本体1の嵌合凸部6・6・・が嵌合し、収納ケースKの滑落を防いで複数の収納ケースK・・の積重状態の安定化を図るように構成している。
【0032】
この実施の第二形態例にあっても、各引出体3・3にあっては、運搬時や保管時等の不使用時において、
図42及び上記第一形態例と同様に、
図20、
図21、
図32、
図34の如く、上記2個の各引出体3・3の底板3aの上面に上記各引出体3・3の左右の側板3c・3cを起立状態S
3cから各引出体3・3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3cに折り畳むことができ、上記第一形態例と同様に、
図26、
図27の如く、各引出体3・3の底板3aの上面に沿って折り畳まれた上記各引出体3・3の左右の側板3c・3cの上面に上記各引出体3・3の前板3bを起立状態S
3bから各引出体3・3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3bに折り畳むことができ、上記第一形態例と同様に、
図23、
図24の如く、各引出体3・3の底板3aの上面に沿って折り畳まれた上記各引出体3・3の左右の側板3c・3cの上面に上記各引出体3・3の後板3dを起立状態S
3dから各引出体3・3の底板3aの上面に沿った倒伏状態T
3dに折り畳むことができ、上記各引出体3・3の底板3aの上面に左右の側板3c・3cが底板3aの上面に沿って折り畳まれると共に各引出体3・3の底板3aの上面に前板3b及び後板3dが底板3aの上面に沿って折り畳まれ、すなわち、上記第一形態例と同様に、
図34中(イ)・(ロ)・(ハ)の如く、(イ)の使用時の展開状態から(ハ)の不使用時の折畳状態に折り畳むことができ、使用時においては、(ハ)の不使用時の折畳状態から(イ)の使用時の展開状態に展開することができ、不使用時において、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dを折り畳むことにより底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dの五部材を略平板状に折り畳むことができ、各引出体3・3の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の各引出体3・3の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dは相互に連結されているので、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dを各別に保管する必要が無く、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dの紛失を防止することができ、底板3a、前板3b、左右の側板3c・3c、後板3dを相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができる。
【0033】
又、この場合、上記第一形態例と同様に、各枠本体1・1にあっては、運搬時や保管時等の不使用時において、
図42の如く、上記2個の各枠本体1・1の底板1aの上面に上記各枠本体1・1の左右の側板1b・1bを起立状態S
1bから各枠本体1・1の底板1aの上面に沿った倒伏状態T
1bに折り畳むことができ、上記各枠本体1・1の上記後板1cを第一形態例と同様に、
図8及び
図9の起立状態S
1cから各枠本体1・1の底板1aの底面に沿った倒伏状態T
1cに
図8の途中位置Mを介して折り畳むことができ、上記各枠本体1・1の底板1aの上面に左右の側板1b・1bが底板1aの上面に沿って折り畳まれると共に各枠本体1・1の底板1aの底面に後板1cが底板1aの底面に沿って折り畳まれ、すなわち、第一形態例と同様に、
図33中(イ)・(ロ)・(ハ)・(ニ)の如く、(イ)の使用時の展開状態から(ニ)の不使用時の折畳状態に折り畳むことができ、使用時においては、(ニ)の不使用時の折畳状態から(イ)の使用時の展開状態に展開することができ、不使用時において、左右の側板1b・1b及び後板1cを折り畳むことにより底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cの四部材を略平板状に折り畳むことができ、各枠本体1・1の嵩張りを防いで収納保管スペースを軽減することができ、コンパクトに収納保管することができ、不使用時の各枠本体1・1の収納保管を容易に行うことができ、かつ、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cは相互に連結されているので、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cを各別に保管する必要が無く、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cの紛失を防止することができ、底板1a、左右の側板1b・1b、後板1cを相互に組み立てる必要が無く、購入後の組立作業を容易に行うことができ、老人や要介護者にとっても容易に組み立てることができ、使用の利便性を向上することができる。
【0034】
又、この場合、
図37、
図41の如く、上記第一形態例と同様に、上記各枠本体1・1の上記底板1aの前端部及び上記左右の側板1b・1bの各前端部にそれぞれ着脱自在に嵌合可能な四角枠状の補強枠4・4を設けてなるから、各枠本体1・1の左右の側板1b・1bの倒伏を防ぎ、左右の側板1b・1bの起立状態S
1bを保持することができ、各枠本体1・1を保形することができ、各枠本体1・1を安定的に設置することができる。
【0035】
尚、本発明は上記実施の形態例のものに限られず、例えば、枠本体1の数、段数、大きさ、天板体2の形状、引出体3の個数、補強枠4の構造等は用途に応じて定められるものである。
【0036】
以上の如く、所期の目的を充分達成することができる。
【符号の説明】
【0037】
K 収納ケース
D 本体
S3b 起立状態
T3b 倒伏状態
S3c 起立状態
T3c 倒伏状態
S3d 起立状態
T3d 倒伏状態
S1b 起立状態
T1b 倒伏状態
S1c 起立状態
T1c 倒伏状態
1 枠本体
1a 底板
1b 側板
1c 後板
2 天板体
3 引出体
3a 底板
3b 前板
3c 側板
3d 後板
3e 嵌合凹部
3f 嵌合凸部
3g 支点軸部
3h 支点穴部
4 補強枠