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特許7097366ベフルブタミド又は光学的に濃縮したその形態と第二の除草剤との混合物
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  • 特許-ベフルブタミド又は光学的に濃縮したその形態と第二の除草剤との混合物 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-29
(45)【発行日】2022-07-07
(54)【発明の名称】ベフルブタミド又は光学的に濃縮したその形態と第二の除草剤との混合物
(51)【国際特許分類】
   A01N 39/02 20060101AFI20220630BHJP
   A01P 13/00 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 25/04 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 25/26 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/80 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 37/20 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/707 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/90 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 37/26 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 37/22 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/10 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 47/36 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 41/10 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 57/20 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/40 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 47/30 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/70 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 35/10 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 37/40 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/50 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/84 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 41/06 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 33/22 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/54 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 43/653 20060101ALI20220630BHJP
   A01N 33/18 20060101ALI20220630BHJP
【FI】
A01N39/02 B
A01P13/00
A01N25/04 101
A01N25/04 102
A01N25/26
A01N43/80 101
A01N37/20
A01N43/707
A01N43/90 105
A01N37/26
A01N37/22
A01N43/10 A
A01N47/36 101E
A01N41/10 A
A01N57/20 L
A01N43/40 102
A01N47/30 B
A01N43/70
A01N35/10
A01N37/40
A01N39/02 A
A01N43/50 Q
A01N43/84 101
A01N41/06 Z
A01N33/22 101
A01N43/54 F
A01N43/653 Q
A01N43/40 101F
A01N33/18 B
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2019534364
(86)(22)【出願日】2017-12-22
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-01-30
(86)【国際出願番号】 US2017068077
(87)【国際公開番号】W WO2018119338
(87)【国際公開日】2018-06-28
【審査請求日】2020-12-21
(31)【優先権主張番号】62/471,444
(32)【優先日】2017-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】62/437,963
(32)【優先日】2016-12-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】391022452
【氏名又は名称】エフ エム シー コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】FMC CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100127926
【弁理士】
【氏名又は名称】結田 純次
(74)【代理人】
【識別番号】100140132
【弁理士】
【氏名又は名称】竹林 則幸
(72)【発明者】
【氏名】サンドラ・エル・シン
(72)【発明者】
【氏名】フランク・ジェイ・ダミーコ・ジュニア
(72)【発明者】
【氏名】ヨアキム・デュース
【審査官】小森 潔
(56)【参考文献】
【文献】特開昭63-010749(JP,A)
【文献】特開平10-101504(JP,A)
【文献】特開2003-212704(JP,A)
【文献】特開平10-101506(JP,A)
【文献】特開平10-324603(JP,A)
【文献】特開平11-049609(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01N
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の除草剤であるベフルブタミド、又は、その光学的に濃縮した形態と、スルフェントラゾン、ペトキシアミド、ピロキサスルホン、クロマゾン、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6- オキソシクロヘキサン-1-カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオン、ジメタナミド-P、アセトクロル、イソオキサフルトール、メソトリオン、トプラメゾン、グリホシナート(glufosinate)、パラコート、リニュロン、メトリブジン、クレトジム、イマゼタピル、フルミオキサジン、ホメサフェン、オキシフルオルフェン、サフルフェナシル、アトラジン、フェノキサプロップ-P-エチル、2,4-D、フロラスラム、ハロスルフロン-メチル、ジカンバ、ジフルフェニカン、トリフルラリン及びブロモオキシニルから選択される第2の除草剤とを含有する除草剤組成物であって、ここで、ベフルブタミド、又は、その光学的に濃縮した形態を30~400g ai/haの量で施用し、第2の除草剤を相乗効果を奏する量で施用する、除草剤組成物
【請求項2】
第2の除草剤が、スルフェントラゾン、ペトキシアミド、ピロキサスルホン、クロマゾン、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソシクロヘキサン-1-カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオン、ジメテナミド-P、アセトクロル、イソオキサフルトール、メソトリオン、トプラメゾン、グリホシナート、パラコート、リニュロン、メトリブジン、クレトジム、イマゼタピル、フルミオキサジン、ホメサフェン、オキシフルオルフェン、サフルフェナシル、アトラジン、フェノキサプロップ-P-エチル、2,4-D、フロラスラム及びハロスルフロン-メチルから選択される、請求項1に記載の除草剤組成物。
【請求項3】
第2の除草剤が、スルフェントラゾン、ペトキシアミド、ピロキサスルホン、2-(2,4-ジクロロフェニル)-メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン及び4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソシクロヘキサン-1-カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオンから選択される、請求項1に記載の除草剤組成物。
【請求項4】
第1の除草剤が、(-)-エナンチオマーについて濃縮したベフルブタミドである、請求項に記載の除草剤組成物。
【請求項5】
乳化性濃縮製剤のための製剤化剤、懸濁濃縮製剤のための製剤化剤、及びカプセル懸濁製剤のための製剤化剤から選択される少なくとも1つの製剤化成分をさらに含む、請求項に記載の除草剤組成物。
【請求項6】
作物中の望ましくない植生を防除する方法であって、そのような植生の場所に除草剤として有効な量の請求項に記載の除草剤組成物を施用することを含む前記方法。
【請求項7】
望ましくない植生が、コムギ、オオムギ、ライムギ、ライコムギ、トウモロコシ、ダイズ及び米から選択される作物と一緒に存在する、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
除草剤組成物が、スルフェントラゾンと組み合わせたベフルブタミドを含み、及び、ベフルブタミドを30~400g ai/haの量で施用し、かつ、スルフェントラゾンを15~340g ai/hの量で施用する請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項9】
除草剤組成物が、ペトキシアミドと組み合わせたベフルブタミドを含み、及び、ベフルブタミドを30~400g ai/haの量で施用し、かつ、ペトキシアミドを200~1900g ai/haの量で施用する請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項10】
除草剤組成物が、ピロキサスルホンと組み合わせたベフルブタミドを含み、及び、ベフルブタミドを30~400g ai/haの量で施用し、かつ、ピロキサスルホンを20~200g ai/haの量で施用する請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項11】
除草剤組成物が、2-(2,4-ジクロロフェニル)-メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノンと組み合わせたベフルブタミドを含み、及び、ベフルブタミドを30~400g ai/haの量で施用し、かつ、2-(2,4-ジクロロフェニル)-メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノンを10~500g ai/haの量で施用する請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項12】
除草剤組成物が、
15~340g ai/haの量で施用されるスルフェントラゾン、又は
20~200g ai/haの量で施用されるピロキサスルホン、又は
10~500g ai/haの量で施用される2-(2,4-ジクロロフェニル)-メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、又は
0.5~10g ai/haの量で施用されるフロラスラムと組み合わせた、
30~400g ai/haの量で施用されるベフルブタミド、又は、その光学的に濃縮した形態を含む、請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項13】
除草剤組成物が、10~500g ai/haの量で施用される2-(2,4-ジクロロフェニル)-メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、又は、0.5~10g ai/haの量で施用されるフロラスラムと組み合わせた、
30~400g ai/haの量で施用されるベフルブタミド、又は、その光学的に濃縮した形態を含む、請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【請求項14】
除草剤組成物が、フロラスラムと組み合わせたベフルブタミドを含み、及び、ベフルブタミドを30~400g ai/haの量で施用し、かつ、フロラスラムを0.5~10g ai/haの量で施用する請求項6~7の何れか1項に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2017年3月15日に出願した米国特許仮出願第62/471,444号による優先権を主張するものであり、すべての目的のためにその全体を参照により本明細書に組み入れる。
【0002】
本発明は、第二の除草剤、及び場合により1種又はそれ以上の更なる除草剤と組み合わせたベフルブタミドの組成物及び使用に関する。
【背景技術】
【0003】
作物の成長を妨げ、作物の収量を減少させる可能性のある雑草として知られている望ましくない植物から作物を保護することは、長い間の農業における目標であった。 この目標に到達するためにとられてきた1つのアプローチは、保護するために探索している作物に対して受容出来ない薬害を示すことなく雑草を防除する選択的な除草剤を開発することである。 多くの種類の除草剤が文献に開示されており、そして多くが商業的に使用されている。
【0004】
化学的な作物の保護が開発され、有効な選択的除草剤の入手可能性が増大すると共に、作物は単作するのが一般化した。このため、これらの作物には同一の又は類似の除草剤を繰り返し施用するようになった。保全又は不耕起作物確立した体系においては、選択的な及び非選択的な除草剤を使用することにより、雑草防除のための耕作の大部分が代替されてきた。従って、これらの作付体系には2つの支配的な状況が存在している。(i)制限した範囲で有効な除草剤を頻繁に使用し(ii)他の雑草防除形態を除外して、これらの除草剤に依拠すること。これらの条件が支配的である場所で、 雑草集団への除草剤の施用と除草剤からの選択的な死亡に応答する遺伝的な変異性が有るならば、除草剤耐性のある雑草の増加が頻発する(即ち、進化する)だろう。
【0005】
より最近では、非選択的除草剤(グリホサート又はグリホシナートなど)に耐性を持つように遺伝的に作物を改変し、次にこのような作物の上からこのような除草剤を施用することによって作物を、雑草から保護している。残念なことに、この後者のアプローチは除草剤耐性を有する雑草の進化をもたらし、その結果、作物中の望ましくない植生を選択的に防除する手段は依然として必要とされることになる。
【0006】
特許文献1は、ベフルブタミド及びその異性体の調製を開示し、かつベフルブタミドとチオベンカルブとを組合せた使用を記載している。
【0007】
特許文献2は、ベフルブタミドとシアナジン若しくはメコプロップとの除草剤組成物を開示している。
【0008】
特許文献3には、ベフルブタミドと、除草活性を有するニトリル化合物、イネ科雑草に対する防除活性を有する二重フェノキシ、アミド及びシクロヘキサンジオン化合物、除草活性を有するスルホニル尿素化合物 、及び除草活性を有するジフェニルエーテル化合物から選択される第2の除草剤とを組み合わせた除草剤組成物を開示している。
【0009】
特許文献4には、ベフルブタミドと(2E)-4-[2-クロロ-5-[4-クロロ-5-(ジフルオロメトキシ)-1-メチル-1H-ピラゾール-3-イル]-4-フルオロフェノキシ]-3-メトキシ-2-ブテン酸メチルエステルとの除草剤組成物を開示している。。
【0010】
特許文献5には、ベフルブタミドとピリジン及びピリミジンカルボン酸との除草剤組成物を開示している。
【0011】
特許文献6には、ベフルブタミドとスルホニル尿素クロロスルフロン、シクロスルファムロンとの除草剤組成物を開示している。特許文献7には、ベフルブタミドとクロジナホップ-プロパラギルとの除草剤組成物を開示している。特許文献8には、ベフルブタミドとジカンバとの除草剤組成物を開示している。
【0012】
特許文献9には、ベフルブタミドとピラフルフェンとの除草剤組成物を開示している。特許文献10には、ベフルブタミドとフルメツラムとの除草剤組成物を開示している。特許文献11には、ベフルブタミドとブロモキシニルとの除草剤組成物を開示している。特許文献12には、ベフルブタミドとクロピラリドとの除草剤組成物を開示している。特許文献13には、ベフルブタミドとジフルフェニカンとの除草剤組成物を開示している。特許文献14には、ベフルブタミドとピノキサデンとの除草剤組成物を開示している。特許文献15には、ベフルブタミドとテルブトリンとの除草剤組成物を開示している。
【0013】
雑草防除や化学物質の投入量を減らすための可能性についてのより効果的な対策を求める要求が増大しているために、選択的配合を用いることによって、防除すべき雑草への除草作用に悪影響を及ぼさずに、農作物への損傷を低減するか又は消滅させる除草剤の効果的な組み合わせが依然として必要とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【文献】欧州特許公開EP239414 A
【文献】欧州特許公開EP352992 A2
【文献】欧州特許公開EP901 753 A1
【文献】国際特許公開WO2007/101587A1
【文献】国際特許公開WO 2009/029518 A2
【文献】中国特許公告CN 102283234B
【文献】中国特許公開CN 105519531A
【文献】中国特許公告CN 102258021B
【文献】中国特許公告CN 102258028B
【文献】中国特許公告CN 102302017B
【文献】中国特許公告CN 102283199B
【文献】中国特許公告CN 102326550B
【文献】中国特許公開CN 102326552A
【文献】中国特許公告CN 102326565B
【文献】中国特許公告CN 102334483B
【発明の概要】
【0015】
本発明はそのような要求に取り組むものである。本発明は、望ましくない植生(しばしば「雑草」と称する)から作物を保護するための新規組成物を提供する。本開示は、ベフルブタミドと第二の除草剤(本明細書中で更に特定する)とを組み合わせて施用すると「増強された」除草効果を示すということを発見したことに基づく。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドはラセミ体である。他の実施形態では、ベフルブタミドは光学的に濃縮され、特に(-)-エナンチオマーに関して光学的に濃縮される。
【0016】
本発明の一態様は、第一の除草剤ベフルブタミド及び第二の除草剤(本明細書で更に特定されるように、そして当然のことながら第一の除草剤ベフルブタミドとは異なる)を含有する除草剤組成物に関し、又、作物の成長を妨げる望ましくない植生の抑制におけるその使用に関する。本発明の別の態様は、 第1の除草剤であるベフルブタミド、少なくとも1種の第2の除草剤(本明細書で更に特定する通り)、及び、乳化し得る濃縮製(EC)製剤用の製剤、懸濁濃縮製剤(SC)製剤用の製剤、及び カプセル懸濁液(CS)製剤用の製剤から選択される少なくとも1種の製剤成分を含む除草剤組成物に関する。
【0017】
実施形態には、第2の除草剤が、WSSAグループ9の除草剤、WSSAグループ13の除草剤、WSSAグループ15の除草剤、WSSAグループ27の除草剤、WSSAグループ10の除草剤、WSSAグループ22の除草剤、WSSAグループ7の除草剤、及びWSSAグループ3の除草剤から選択されるものを含み、それらの異性体及び/又はC 18アルキルエステル及び/又は塩を含む。
【0018】
他の実施形態としては、 2番目の除草剤が、WSSAグループ14のトリアゾリノン除草剤、WSSAグループ1のシクロヘキサンジオン除草剤、WSSAグループ2のイミダゾリノン除草剤、WSSAグループ14のN-フェニルフタルイミド除草剤、WSSAグループ14のジフェニルエーテル除草剤、WSSAグループ14のピリミジンジオン除草剤、WSSAグループ5の1,2,4-トリアジン系除草剤が挙げられ、それらの異性体及び/又はC1~8アルキルエステル及び/又は塩を含む。
【0019】
更に他の実施形態としては、第2の除草剤が、メタミホップ、アトラジン、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、2,4-D(2,4-ジクロロフェノキシ酢酸)、フロスラム、ハロスルフロン、ハロスルフロン-メチル及びプロスルホカルブが挙げられ、それらの異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩を含む。
【0020】
最も好ましい実施態様は、第二の除草剤がスルフェントラゾン、ペトキシアミド、ピロキサスルホン、メタミホップ、クロマゾン、グリホサート、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6- オキソシクロヘキサン-1-カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオン、ジメタナミド-P、アセトクロル、イソオキサフルトール、メソトリオン、トプラメゾン、グリホシナート、パラコート、リニュロン、メトリブジン、クレトジム、イマゼタピル、フルミオキサジン、ホメサフェン、オキシフルオルフェン、サフルフェナシル、アトラジン、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、2,4-D、フロラスラム、ハロスルフロン、ハロスルフロンーメチル及びプロスルホカルブが挙げられ、C1-8-アルキルエステル及び/又はその塩を含む。
【0021】
別の態様においては、第一の除草剤であるベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態、と、少なくとも一種の第二の除草剤(本明細書において更に特定するような、ベフルブタミドとは異なるもの)とを含む除草剤組成物を用いて、望ましくない植生を防除し、作物を保護する方法を、記載した。作物中の望ましくない植生を防除するこの方法は、そのような植生のある場所に除草有効量の除草剤組成物を施用することを含む。
【0022】
本明細書で定義する除草剤組成物、及び本明細書で定義する方法で使用する除草剤組成物も又、場合により1種又はそれ以上の除草剤を更に含んでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1に、 未処理の、ベフルブタミドで処理した、4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソシクロヘキサン-1-カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオン、で処理した、及び2種の除草剤を組み合わせて処理したときの緑色のエノコログサの写真を示した。
図2図2に、 未処理の、ベフルブタミドで処理した、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノンで処理した、及び2種の除草剤を組合せて処理したときの大型ヒメシバの写真を示す。
図3図3に、ベフルブタミドで処理した(左)、4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソシクロヘキサン-1-カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオンで処理した(右)、及び2種の除草剤を組み合わせて処理した(写真中央)ときの大型ヒメシバの写真を示す。
図4図4に、ベフルブタミド(CHA3830)で処理した、メタミホップで処理した、及び2種の除草剤を組み合わせて処理したときのヒエの写真を示す。
図5図5に、ベフルブタミド(CHA3830)で処理した(左)、クレトジムで処理した(右)、及び2種の除草剤を組み合わせて処理した(写真の中央)ときのヒエの写真を示す。
【発明を実施するための形態】
【0024】
定義
本出願で使用し、かつ、他に示さない限り、用語「除草剤製品」とは、限定するわけではないが、有害な又は煩わしい雑草、広葉植物、草、及びスゲ等の望ましくない植物の生長を止めるか又は、さもなければ阻害するために製造され、販売され、又は圃場で使用され、かつ作物保護、建造物保護、温室栽培又は芝生保護に使用することが出来る組成物の混合物を指す。用語「除草剤製品」は、最終用途の除草剤製品を含む。この組成物は、純粋な化合物、化合物の溶液、化合物の混合物、乳濁液、懸濁液、固液混合物、又は液液混合物でも良い。
【0025】
用語「除草剤製品」は又、製造者から、販売経路を経由し、究極のエンドユーザーの手で、購入したままの除草剤製品を、又はその除草剤製品を懸濁、溶解若しくは希釈するか、及び/又は他の賦形剤若しくは他の除草剤製品と混ぜるかの何れかで、悪影響下にある圃場に施用することができる製品をも指す。
【0026】
用語「雑草」とは、望まれない場所で成長するあらゆる植物を意味し、それを含む。
【0027】
用語「除草有効量」とは、望ましくない植物成長に対して、目で分かる程度に、壊死、白化又は漂白、死、成長阻害、生殖阻害、増殖阻害、除去、破壊、さもなければ、望ましくない植物の発生と活動を消失させる等のうちの1種又はそれ以上の効果を含む、除草効果を生じるのに必要な量を意味する。
【0028】
用語「除草剤組成物」の定義は、除草剤製品を指し、更に、1種又はそれ以上の除草有効成分を含む任意の組成物を指す。この組成物は、本明細書で更に説明するが、溶液又は懸濁液、分散液、若しくは粉末のような混合物でも良い。更に、用語「除草剤組成物」の定義は又、製造における使用を意図した製品、又は他の農産物への配合又は再包装を意図した任意の製品をも指す。
【0029】
用語「除草有効成分」(又は単に「除草剤」)とは、その使用に際し、その除草組成物がいかなる雑草でも予防、破壊、忌避又は軽減を引起こす、除草組成物中の有効成分を意味する。除草剤組成物の中の除草剤的な有効成分ではない他の成分は、賦形剤であり、除草剤有効成分の形成、貯蔵、又は標的への送達を補助する。本実施形態における賦形剤の例としては、除草有効成分を溶解している有機液体、ポリ尿素シェル、水溶性ポリマー、及び1種又は複数の塩が挙げられるが、これらに限定するわけではない。
【0030】
用語「第1の除草有効成分」又は単に「第1の除草剤」とは、ベフルブタミド及びその任意の光学的に濃縮した形態をいい、もしそうであれば、(-)-エナンチオマーに関して濃縮されているのが好ましい。
【0031】
用語「第2の除草有効成分」又は単に「第二の除草剤」とは、ベフルブタミド(光学的に濃縮されたその任意の形態を含む)に添加し使用する除草有効成分、又は、除草剤組成物中のベフルブタミド(光学的に濃縮されたその任意の形態を含む)と組み合わせたものを意味することを意図している。このような第二の除草有効成分がベフルブタミド又は光学的に濃縮されたその任意の形態ではないことは理解されよう。
【0032】
「更なる除草有効成分」又は単に「更なる除草剤」という用語は、ベフルブタミド(その任意の光学的に濃縮した形態を含む)、及びベフルブタミド(その任意の光学的に濃縮した形態を含む)と組み合わせて、及び、除草剤組成物中の第2の除草剤に追加して使用する1種又はそれ以上の除草有効成分を意味することを意図している。そのような更なる除草有効成分は、ベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態、又はベフルブタミドと組み合わせるか又は一緒に使用することが特定されている第2の除草剤ではないことが理解されよう。
【0033】
用語「出芽前」とは、土壌表面から植生が出現する前に、土壌表面に除草剤組成物を施用することを指す(BBCH 00-09とも称す)。
【0034】
用語「出芽後」とは、土壌表面からの植物の出芽した後の植物の上に(特にその葉の上)に除草剤組成物を施用することを指す(≧BBCH 10とも称す)。
【0035】
用語「異性体」及び「異性体」は、エナンチオマー及びジアステレオマーのような立体異性体を指す。
【0036】
用語「C1-8アルキルエステル」は、本件の除草剤のエステル誘導体を意味し、ここで残基には、除草剤分子のカルボン酸基がエステル結合(-C(= O)-O)を介して付加され、かつ、ここで、この残基は、メチル、エチル、1-プロピル、2-プロピル、1-ブチル、1-メチルヘプチル(メプチル)などのような、1~8個の炭素原子を有するアルキル(又はシクロアルキル)である。
【0037】
用語「塩」とは、除草剤分子と、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩などのような、塩形成化合物との間に形成される任意の塩を意味することを意図している。
【0038】
米国雑草学会(WSSA)(The Weed Science Society of America)と除草剤抵抗性対策委員会(HRAC)(Herbicide Resistance Action Committee)とは共同で、特定の抵抗性雑草と闘い、かつ抵抗性管理戦略に適した除草剤の使用を支援するのにどの除草剤が最も適しているかを識別するのを補助する分類システムを開発した。除草剤は、それらの標的部位、作用部位、誘発された症状の類似性又は化学的部類に従って分類される。本明細書中で使用される場合、用語「WSSAグループ」とそれに続く数字は、上述の分類体系に従って、特定の除草剤がどのWSSAグループに含まれているかを示す。本明細書におけるWSSAグループの除草剤に言及するばあいはは、そのグループとして列挙された任意の及び/又はすべての除草剤を含む。
【0039】
本明細書で使用される、用語「ベフルブタミド」又は略語「BFL」は、以下の式Iにも示したように、除草性有効化合物2- [4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-N-(フェニルメチル)ブタンアミドを示し、又 「第一の除草剤」を指す。ベフルブタミドは、米国特許第4,929,273号に除草性化合物として記載されている。
【化1】
【0040】
それは2つのエナンチオマーのラセミ混合物として存在しても良く、又は1種のエナンチオマーに濃縮した組成物として調製しても良い。他に特定しない限り、用語「ベフルブタミド」は、本明細書中で2つのエナンチオマーのラセミ体又は任意の非ラセミ混合物に関して使用される。好ましくは光学的に濃縮した場合、主要なエナンチオマーは(-)-エナンチオマー、(-)-ベフルブタミド(より具体的には(2S)-2-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェノキシ]-N-(フェニルメチル)ブタンアミド)であり、これは(+)-エナンチオマー、である(+)-ベフルブタミドよりも除草有効性が高い。例えば欧州特許第239414A号に記載されているように、光学的に濃縮した形態のベフルブタミドを調製しても良い。
【0041】
いくつかの特定の実施形態では、ベフルブタミドは、(-)-エナンチオマー、(2S)-ベフルブタミドに関して濃縮されている。これらの実施形態では、エナンチオマー過剰率(e.e.)は、通常60%以上、例えば70%以上、例えば80%以上、特に85%以上、特に90%以上である。ベフルブタミドは、WSSAグループ12の除草剤であり、コムギ、オオムギ、ライムギ及びライコムギを含む穀物中の広葉及び草の雑草を防除することが示されている。又、ベフルブタミドは米にも有用であることがわかってきた。
【0042】
特定の理論に束縛されることなく、ベフルブタミドと第2の除草剤との組み合わせにより確認された相乗効果は、WSSAグループ12の除草剤ベフルブタミド(及びその光学的に濃縮した形態)の独特の特性であると思われる。参照のための比較研究を行い、ベフルブタミドと第二の除草剤との効果を、同じ第二の除草剤と組み合わせたジフルフェニカン(WSSAグループ12の別の除草剤)の効果と比較した。表20、22、25、29~32、35~38、40~42及び44の結果は、ジフルフェニカンを含む除草剤との組み合わせによる増強された効果を示さないが、フルフルタミドとの同じ組み合わせでは増強された効果を示す。
【0043】
本発明で選択した態様
以下に、本発明の様々な態様を説明する。「と組み合わせて」と言及する場合、ベフルブタミドと本発明による除草剤組成物中の特定の第2の除草剤との組み合わせ、を指し、同様に、本発明による方法において、ベフルブタミドと特定の第2の除草剤とを組み合わせた使用を指すことを意図している。
【0044】
以下に記載した本発明の様々な態様において、他に示さない限り、ベフルブタミドはベフルブタミド、並びに、その光学的に濃縮した形態を指し、そして、その場合ならば、好ましくは(-)-エナンチオマーを濃縮したものが好ましい。
【0045】
A. WSSAグループ15の除草剤-有糸分裂阻害剤との組み合わせ
本発明で選択した形態において、ベフルブタミドは、WSSAグループ15、即ち有効成分有糸分裂阻害剤として作用すると考えられている、に分類されるものから選択した第二の除草剤、と組み合わせている。
この除草剤の組み合わせは、チートグラス(BROSE)、小種子カナリークサヨシ(PHAMI)、一般的なアカザ (CHEAL)、大型メヒシバ(DIGSA)、緑色エノコログサ(SETVI)、一般的な水麻(AMATA)及びイタリアンライグラス(LOLMU)から選択される雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0046】
その一実施形態では、WSSAグループ15の除草剤は、クロロアセトアミド、テトラゾリノン、オキシアセトアミド、アセトアミド及びイソキサゾリンから、特にクロロアセトアミド及びイソオキサゾリンから選択したものである。
【0047】
その特定の実施形態において、WSSAグループ15の除草剤は、アセトクロル、テニルクロル、アラクロル、ジフェナミド、ブタクロル、ナプロップアミド、ナプロップアミド-M、ジメタクロル、ナプロアニリド、ジメタンアミド、フルフェナセト、メタザクロル、メフェナセト、メトラクロル、フェントラザミド、ペトキシアミド、アニロホス、プレチラクロル、カフェンストロル、プロパクロル、ピペロホス、及びプロピソクロルから選択され、これは、それらの異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩を含み、例えばナプロパミド-M、ジメテナミド-Pなどを含む。ここで、特に興味深い例としては、ジメテナミド(ジメテナミド-Pを含む)、ペトキシアミド、アセトクロル、メトラクロル(S-メトラクロルを含む)及びピロキサスルホンである。
【0048】
A.1 ベフルブタミドとペトキシアミド:
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドは、クロロアセトアミド型のWSSAグループ15の除草剤である、ペトオキシアミド、と組み合わせている。その組み合わせは、(表5、6、13、16及び17の結果を参照)、トウモロコシ、小麦、大豆、米、ヒマワリなどの中の雑草防除を提供するため、チートグラス(BROSE)、一般的なアカザ (CHEAL)、一般的なハコベ(STEME)、ジムソンウィード(DATST)、野生のカラスムギ(AVEFA)、スズメノカタビラ(POAAN)、ヒエ(ECHCG)、一般的なブタクサ(AMBEL)、中国スプラングルトップ(LEFCH)、オヒシバ(ELEIN)、緑色エノコログサ(SETVI)、モロコシ(SORHA)、大型メヒシバ(DIGSA)、カナディアングラス(PHAMI)などの防除に特に有用であることが示されている。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、然しながら、組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことも想定している。
【0049】
更に驚くべきことには、ベフルブタミドとペトキシアミドとの組み合わせは、大麦、トウモロコシ、米及び小麦から選択される作物に関して個々の有効成分について得られるものと比較したとき、作物安全性が改善していることを示した。
【0050】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとペトキシアミドとは、通常、1:0.5~1:60、例えば1:0.9~1:35、例えば1:1.5~1:20の相対比で組み合わされる。
【0051】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ペトキシアミドと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量をそのような場所へ施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。 いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであり、一方、ペトキシアミドは200~1900g ai/ha、例えば300~1500g ai/ha、例えば400~1200g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0052】
A.2ベフルブタミドとジメテナミド-P:
別の変更例では、ベフルブタミドはジメテナミドと、特にクロロアセトアミド型のWSSAグループ15の除草剤であるジメテナミド-P(単一異性体ジメテナミド)と組み合わせた。この組み合わせが、チート(BROSE)、野生キビ(PANMI)、一般的なアカザ (CHEAL)、及び大型メヒシバ(DIGSA)の防除に特に有用であることが示されており(表21及び22の結果を参照)、特に、トウモロコシ、ダイズ及びヒマワリから選択される作物において雑草防除を提供するための大型メヒシバ(DIGSA)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態では、組み合わせたものは出芽前に施用されるが然し、この組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことが想定されている。
【0053】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとジメテナミド-Pとは、通常は1:0.05~1:60、例えば1:0.1~1:35、例えば1:0.2~1:20の相対比で組み合わせてある。
【0054】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ジメテナミド-Pと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであり、一方、ジメテナミド-Pは25~1900g ai/ha、例えば35~1500g ai/ha、例えば50~1200g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0055】
A.3 ベフルブタミド及びアセトクロル
別の変更例では、ベフルブタミドは、クロロアセトアミド型WSSAグループ15の除草剤である、アセトクロルと組み合わせた。その組み合わせは、(表19及び20の結果を参照)、トウモロコシ及び大豆から選択される作物中の雑草防除を提供するため、一般的なアカザ (CHEAL)やヒエ(ECHCG)の防除に特に有用でありることが示されている。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことも想定している。
【0056】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとアセトクロルとは、通常、1:0.1~1:100、例えば1:0.2~1:60、例えば1:0.4~1:35の相対比で組み合わせてある。
【0057】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、アセトクロルと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、アセトクロルは50~3200g ai/ha、例えば75~2500g ai/ha、例えば100~2000g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0058】
A.4 ベフルブタミド及びS-メトラクロル
別の変更例では、ベフルブタミドはクロロアセトアミド型WSSAグループ15の除草剤であるメトラクロルと、特に異性体であるS-メトラクロル(これについては以下に参照する)と組み合わせた。この組み合わせが、例えば、トウモロコシ、ダイズ及びヒマワリから選択される作物における雑草防除を提供するために、ヒエ(ECHCG)、野性の雑草キビ(PANMI)、一般的な水麻(AMATA)、及びイタリアンライグラス(LOLMU)の防除、特に一般的な水麻(AMATA)及びイタリアンライグラスの防除に特に有用であること(表21の結果を参照)を示した。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことも想定している。
【0059】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとS-メトラクロルとは、通常、1:0.06~1:60、例えば1:0.1~1:35、例えば1:0.15~1:20の相対比で組み合わせてある。
【0060】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、S-メトラクロルと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、S-メトラクロルは25~1900g ai/ha、例えば33~1500g ai/ha、例えば45~1200g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0061】
A.5 ベフルブタミド及びピロキサスルホン
別の変更例では、ベフルブタミドは、イソオキサゾリン型WSSAグループ15の除草剤である、ピロオキサスルホンと組み合わせた。この組み合わせは、トウモロコシ、コムギ及びダイズから選択される作物における雑草防除を提供するため、一般的なハコベ(STEME)、ジムソンウィード(DATST)、コキア(KCHSC)、ヒエ(ECHCG)、イタリアンライグラス(LOLMU)、ラファナスサティバスL(Raphanus sativus L.)(RAPSN)、野生カラスムギ(AVEFA)、スズメノカタビラ (POAAN)、緑色エノコログサ(SETVI)、大型メヒシバ(DIGSA)、赤米(ORYSA)、アオビユ(AMARE)及びシャターケイン(SOBIA)、特に、アオビユ(AMARE)、シャターケイン(SOBIA)、ジムソンウィード(DATST)、コキア(KCHSC)、ヒエ(ECHCG)、イタリアンライグラス(LOLMU)、及び野生オートムギ(AVEFA)の防除に特に有用である(表5,10-13,及び16-17の結果を参照)ことを示した。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことも想定している。
【0062】
更に驚くべきことには、ベフルブタミドとピロキサスルホンとの組み合わせは、小麦及び米から選択される作物に関する個々の有効成分について得られるものを比較したとき、作物安全性が改善していることを示した。
【0063】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミド又は場合によりその濃縮した形態とピロキサスルホンとは、通常、1:0.06~1:6、例えば1:0.1~1:4、例えば1:0.15~1:2の相対比で組み合わせてある。
【0064】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ピロキサスルホンと組み合わせたベフルブタミド又は場合によりその濃縮形態を含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、ピロキサスルホンは20~200g ai/ha、例えば30~150g ai/ha、例えば45~120g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0065】
B. WSSAグループ13の除草剤-ジテルペン合成阻害剤との組み合わせ
本発明の別の選択した形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ13、即ち、有効成分がジテルペン合成阻害剤として作用すると考えられている、に分類されたものから選択された、第二除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、アオビユ(AMARE)、ヴェルベットリーフ(ABUTH)、ヒエ(ECHCG)、オヒシバ(ELEIN)、モロコシ(SORHA)から選択される雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0066】
その一実施形態では、WSSAグループ13の除草剤は、イソオキサゾリジノン、尿素及びジフェニルエーテルから、特にイソキサキソリジノンから選択される。
【0067】
その特定の実施形態では、WSSAグループ13の除草剤は、クロマゾン、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、2-(2,5-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、フルオメツロン、及びアクロニフェン、これはそれらの 異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩を含む。この中で特に興味深い例としては、クロマゾン、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、及び2-(2,5-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン、より具体的にはクロマゾン及び2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノンがあげられる。
【0068】
B.1 ベフルブタミドとクロマゾン
本発明のこの形態の一つの変更では、ベフルブタミドは、クロマゾン、イソオキサゾリドン型のWSSAグループ13の除草剤と組み合わせている。その組み合わせは、イタリアンライグラス(LOLMU)、アオビユ(AMARE)、ベルベットリーフ(ABUTH)、ヒエ(ECHCG)、オヒシバ(ELEIN)及びモロコシ(SORHA)の防除に、特に、トウモロコシ、大豆、米、ヒマワリから選択さる作物における雑草の防除を提供するため、特に、イタリアンライグラス(LOLMU)、アオビユ(AMARE)、ベルベットリーフ(ABUTH)、及びヒエ(ECHCG)、に特に有用であることが示されている(表10(CLZ)及び24の結果を参照)。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことも想定している。
【0069】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとクロマゾンとは、通常、1:0.04~1:40、例えば1:0.06~1:25、例えば1:0.12~1:15の相対比で組み合わされる。
【0070】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、クロマゾンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、クロマゾンは15~1400g ai/ha、例えば20~1100g ai/ha、例えば30~850g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0071】
B.2 ベフルブタミドと2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン(以下、DCI)
本発明のこの形態の一つの変更では、ベフルブタミドは、イソオキサゾリドン型WSSAグループ13の除草剤である、2-(2,4-ジクロロフェニル)メチル-4,4-ジメチル-3-イソオキサゾリジノン(以下、DCI)と組み合わせている。この組み合わせは、特に、スズメノカタビラ(POAAN)、イタリアンライグラス(LOLMU)、シャターケイン(SOBIA)、野生カラスムギ(AVEFA)、チートグラス(BROSE)、モロコシ(SORHA)、ブラックグラス(ALOMY)、一般的なアカザ (CHEAL)、 緑色エノコログサ(SETVI)、パーマーアマランス(AMAPA)、黄色エノコログサ(SETLU)、除草剤耐性ブラックグラス系統(HR3)、ヒエ(ECHCG)、大型メヒシバ(DIGSA)、中国スプラングルトップ(LEFCH)、 一般的なオナモミ(XANST)、一般的なブタクサ(AMBEL)、オヒシバ(ELEIN)、小種子カナリークサヨシ(PHAMI)、マレステイル(horsetail)(ERICA)、及びカヤツリグサ(CYPIR)の防除に特に有用であることが示され、トウモロコシ、小麦、大麦、大豆、米、及びヒマワリから選択された作物中の雑草防除を提供するため、特に、イタリアンライグラス(LOLMU)、ワイルドオート(AVEFA)、パーマーアマランス(AMAPA)米カヤツリグサ(CYPIR)の防除に有用であることを示している(表8-11、13-14及び16-17(DCI)及び図2の結果を参照)。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、組み合わせたものは出芽後にも施用しても良いことも想定している。
【0072】
更に驚くべきことには、ベフルブタミドとDCIとの組み合わせは更に、アブラナ及びコムギから選択される作物に関して個々の有効成分について得られるものと比較して改善された作物安全性を示す。
【0073】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとDCIとは、通常、1:0.02~1:15、例えば1:0.04~1:9、例えば1:0.08~1:15の相対比で組み合わされる。
【0074】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、DCIと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、DCIは10~500g ai/ha、例えば15~400g ai/ha、例えば20~300g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0075】
C. WSSAグループ27の除草剤-4-ヒドロキシフェニル-ピルビン酸-ジオキシゲナーゼ(4-HPPD)の阻害剤との組み合わせ
本発明の別の選択した形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ27、即ち、有効成分が4-ヒドロキシフェニル-ピルビン酸-ジオキシゲナーゼ(4-HPPD)の阻害剤として作用すると考えられている、に分類されたものから選択された、第二除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、アオビユ(アマレ)パーマーアマランス(AMAPA)、大型メヒシバ(DIGSA)、ベルベットリーフ(ABUTH)、オヒシバ(ELEIN)、赤米(ORYSA)、及び自生セイヨウアブラナ(BRSSN)から選択される雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0076】
その一実施形態では、WSSAグループ27の除草剤は、ピラゾール、イソオキサゾール、ベンゾイルビシクロオクタンジオン、及びトリケトン、特にイソオキサゾール、トリケトン及びピラゾールから選択される。
【0077】
その特定の実施形態において、WSSAグループ27の除草剤は、ベンゾフェナップ、ベンゾビシクロン、イソオキサフルトール、メソトリオン、ピラゾリナート、ピラゾキシフェン、スルコトリオン、テンボトリオン、トプラメゾン及び4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソ-1-シクロヘキセン-1-イル)カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオン、から選択され、これはそれらの異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩を含む。この中で特に興味深い例としては、イソオキサフルトール、メソトリオン及びトプラメゾンである。
【0078】
C.1 ベフルブタミドとイソキサフルトール
本発明のこの形態の一つの変更では、ベフルブタミドは、イソオキサゾール型のWSSAグループ27の除草剤である、イソオキサフルトールと組み合わせている。この組み合わせは、トウモロコシから選択された作物における雑草防除を提供するために、シャターケイン(SOBIA)の防除に特に有用であることが示されている(表26及び27の結果を参照)。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、他の実施形態においては組み合わせたものは出芽後に施用している。
【0079】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとイソオキサフルトールとは、通常、1:0.01~1:6、例えば1:0.02~1:3.5、例えば1:0.04~1:2の相対比で組み合わされる。
【0080】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、イソオキサフルトールと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽後、又は出芽前に実施しても良い。 いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、イソオキサフルトールは5~200g ai/ha、例えば7~150g ai/ha、例えば10~120g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0081】
C.2 ベフルブタミドとメソトリオン
本発明のこの形態の一つの変更では、ベフルブタミドは、トリケトン型WSSAグループ27の除草剤である、メソトリオンと組み合わせた。この組み合わせが大型メヒシバ(DIGSA)、ヒエ(ECHCG)及びオヒシバ(ELEIN)の防除に特に有用であることが示されており(表28及び29の結果を参照)、トウモロコシから選択された作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽前に施用するが、他の実施形態においては組み合わせたものは出芽後に施用している。
【0082】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとメソトリオンとは、通常、1:0.03~1:10、例えば1:0.05~1:6、例えば1:0.1~1:4の相対比で組み合わされる。
【0083】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、メソトリオンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽前又は出芽後に行う。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、メソトリオンは10~350g ai/ha、例えば15~250g ai/ha、例えば25~120g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0084】
C.3 ベフルブタミドとトプラメゾン
本発明の一つの変更形態では、ベフルブタミドはピラゾール型WSSAグループ27の除草剤であるトプラメゾンと組み合わせている。この組み合わせが、一般的な水麻(AMATA)及び一般的なブタクサ(AMBEL)の防除に特に有用であることが示されており(表31の結果を参照)、トウモロコシから選択した作物における雑草防除を提供するための防除に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用し、他の実施形態では、組み合わせたものを出芽後に施用する。
【0085】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとトプラメゾンとは、通常1:0.002~1:1.5、例えば、1:0.006~1:1、例えば1:0.01~1:0.5の相対比で組み合わされる。
【0086】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、トプラメゾンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に又は出芽後に行う。 いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、トプラメゾンは1~40g ai/ha、例えば2~35g ai/ha、例えば3~25g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0087】
C.4 ベフルブタミドと4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソ-1-シクロヘキセン-1-イル)カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)ジオン(FPT)
本発明のこの形態の一つの変更では、ベフルブタミド又は光学的に濃縮したその形態は、4-(4-フルオロフェニル)-6-(2-ヒドロキシ-6-オキソ-1-シクロヘキセン-1-イル)カルボニル)-2-メチル-1,2,4-トリアジン-3,5(2H、4H)-ジオン(以下FPT)と組み合わせた。この組み合わせが、ヒエ(ECHCG)、一般的なハコベ(STEME)、セイヨウヒルガオ(CONAR)、イタリアンライグラス(LOLMU)、コチア(KCHSC)、丈高朝顔(BHPBU)、野生のカラスムギ(AVEFA)、黄色カヤツリグサ(CYPES)、緑色エノコログサ(SETVI)、ブラックグラス(ALOMY)、及び除草剤耐性ブラックグラス系統(HR1、HR3)、の防除に特に有用であることが示されており(表7,10,11,及び13並びに図1及び3の結果を参照)、特に、トウモロコシ及び穀物から選択される作物における雑草防除を提供するための、イタリアンライグラス(LOLMU)、コチア(KCHSC)及び黄色カヤツリグサ(CYPES)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態において、この組み合わせは出芽前に施用し、及び他の実施形態においてこの組み合わせは出芽後に施用する。
【0088】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミド又は光学的に濃縮したその形態とFPTとは、通常1:0.002~1:1.3,例えば1:0.006~1:1,例えば1:0.012~1:0.5.の相対比で組み合わされる。
【0089】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、FPTと組み合わせたベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態とを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽後、又は出芽前に実施しても良い。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、FPTは2~80g ai/ha、例えば3~70g ai/ha、例えば5~50g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0090】
D. WSSAグループ9の除草剤-EPSPシンターゼの阻害剤との組み合わせ
本発明の別の選択した形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ9、即ち、有効成分が5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸シンターゼ(EPSPS)の阻害剤として作用すると考えられている、に分類されたものから選択された第二除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、グループ9耐性雑草及び感受性パーマー・アマランス(AMAPA)から選択される雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0091】
その一実施形態では、WSSAグループ9の除草剤はグリシンから選択される。その特定の実施形態では、WSSAグループ9の除草剤はグリホサートから選択される。
【0092】
D.1 ベフルブタミドとグリホサート、
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはグリホサート、グリシン型WSSAグループ9の除草剤と組み合わされている。この組み合わせが、アオビユ(AMARE)、エゾキツネアザミ(CIRAR)、グリホサート耐性マレステイル株(ERICA1)、グリホサート耐性パーマーアマランス株(AMAPA1)の防除に特に有用であることが示されており(表21及び22の結果を参照)、特に、トウモロコシ、小麦、大麦、大豆、米、及びヒマワリから選択される作物における雑草防除を提供するため、エゾキツネアザミ(CIRAR)、グリホサート耐性マレステイル株(ERICA1)、グリホサート耐性パーマーアマランス株(AMAPA1)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものは出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものは出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0093】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとグリホサートとは、通常、1:0.15~1:100、例えば1:0.3~1:60、例えば1:0.1~1:35の相対比で組み合わされる。
【0094】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、グリホサートと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽後に実施しても良い。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、グリホサートは75~3000g ai/ha、例えば100~2500g ai/ha、例えば140~2000g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0095】
E. WSSAグループ10の除草剤-グルタミンシンテターゼの阻害剤との組み合わせ
本発明の別の選択した形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ10、即ち有効成分がグルタミンシンターゼ(EPSPS)の阻害剤として作用すると考えられている、に分類されたものから選択された、第二除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、グループ9耐性雑草及び感受性パーマー・アマランス(AMAPA)から選択される雑草の防除に特に有用であると考えられている。この除草剤の組み合わせは、セイヨウヒルガオ(CONAR)、ヒエ(ECHCG)、一般のブタクサ(AMBEL)及びベルベットリーフ(ABUTH)から選択される雑草の防除に特に有用であると考えられている。その一実施形態において、WSSAグループ10の除草剤はグリシンから選択する。
【0096】
その一実施形態において、WSSAグループ10の除草剤はグリホシナートから選択し、これは異性体及び/又はC1~8アルキルエステル及び/又はその塩、例えばグリホシナートアンモニウムなどを含む。ここにおける特に興味深い例としてはグリホシナートアンモニウムである。
【0097】
E.1 ベフルブタミドとグリホシナート
本発明のこの形態の一つの変更では、ベフルブタミドは、ホスフィン酸型WSSAグループ10の除草剤であるグリホシナート(例えば、グリホシナート-アンモニウムの形態)、と組み合わせている。この組み合わせが、エゾキツネアザミ(CONAR)、セイヨウヒルガオ(CONAR)、ヒエ(ECHCG)、一般的なブタクサ(AMBEL)及び、ベルベットリーフ(ABUTH)、の防除に特に有用であることが示されており(表30の結果を参照)、特に、トウモロコシ、及び大豆から選択される作物における雑草防除を提供するための、一般的なブタクサ(AMBEL)及び、ベルベットリーフ(ABUTH)の防除に有用である。いくつかの実施形態では、組み合わせは出芽後に施用されるが然し、組み合わせは出芽前にも施用しても良いことも想定してある。
【0098】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとグリホシナートとは、通常、1:0.06~1:40,例えば1:0.1~1:25、例えば1:0.2~1:15の相対比で組み合わされる。
【0099】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、グリホシナートと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、グリホシナートは25~1250g ai/ha、例えば35~1000g ai/ha、例えば50~800g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0100】
F. WSSAグループ22の除草剤-光学系I電子ダイバータの組み合わせ
本発明の選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ22、即ち、有効成分が光化学系1電子ダイバータとして作用すると考えられている、に分類されたものから選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、ヒエ(ECHCG)、セイヨウヒルガオ(CONAR)、一般的なブタクサ(AMBEL)及びベルベットリーフ(ABUTH)から選択された雑草防除のために特に有用であると考えられている。
【0101】
その一実施形態において、WSSAグループ22の除草剤はビピリジリウムから選択する。
【0102】
その特定の実施形態では、WSSAグループ22の除草剤は、ジコート及びパラコートから選択され、それらの異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩を含む。ここで特に興味深い例はパラコートである。
【0103】
F.1 ベフルブタミド及びパラコート
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドは、ビピリジリウム型WSSAグループ22の除草剤であるパラコートと組み合わせている。この組み合わせが、セイヨウヒルガオ(CONAR)、一般的なブタクサ(AMBEL)及びベルベットリーフ(ABUTH)の防除に特に有用であることが示されており(表30の結果を参照)、特に、トウモロコシ、小麦、大麦、大豆、米、及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供するため、セイヨウヒルガオ(CONAR)、ベルベットリーフ(ABUTH)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、然しながら、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0104】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとパラコートとは、通常、1:0.04~1:40、例えば1:0.06~1:25、例えば1:0.12~1:15の相対比で組み合わされる。
【0105】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、パラコートと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、パラコートは15~1250g ai/ha、例えば20~1000g ai/ha、例えば30~800g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0106】
G. WSSAグループ7の除草剤-光化学系IIサイトAにおける光合成阻害剤(WSSAグループ5とは異なる作用機序)との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ7、即ち、有効成分が光化学系IIサイトAで光合成の阻害剤として作用すると考えられている(WSSAグループ5とは異なる作用機序)、に分類されたものから選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、一般的なアカザ(CHEAL)、アオビユ(AMARE)、ヒエ(ECHCG)、及び一般的なハコベ(STEME)から選択された雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0107】
その一実施形態では、WSSAグループ7の除草剤は、アミド及び尿素から、特に尿素から選択される。
【0108】
その特定の実施形態では、WSSAグループ7の除草剤は、クロロトルロン、ジメフロン、ジウロン、フルオメツロン、イソプロツロン、リニュロン、メチベンズロン、モノリニュロン、プロパニル、シズロン及びテブチウロンから選択され、これはそれらの異性体及び/又はC1~8-アルキルエステル及び/又は塩を含む。ここにおける特に興味深い例は、ジウロン及びリニュロンである。
【0109】
G.1 ベフルブタミド及びリニュロン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドは、尿素型WSSAグループ7の除草剤であるリニュロンと組み合わせている。この組み合わせが、一般的なアカザ(CHEAL)、アオビユ(AMARE)、ヒエ(ECHCG)、及び一般的なハコベ(STEME)の防除に特に有用であることが示されており(表32結果を参照)、特に、大豆から選択した作物における雑草防除を提供するため、ヒエ(ECHCG)、及び一般的なハコベ(STEME)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0110】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとリニュロンとは、通常、1:0.06~1:40、例えば1:0.1~1:25、例えば1:0.2~1:15の相対比で組み合わされる。
【0111】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、リニュロンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、リニュロンは25~1250g ai/ha、例えば35~1000g ai/ha、例えば、50~800g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0112】
H. WSSAグループ3の除草剤- 微小管構築の阻害剤との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミド又は、光学的に濃縮したその形態(もしその場合は、好ましくは(-)-エナンチオマーに関して濃縮している)は、WSSAグループ3、即ち、有効成分が微小管構築の阻害剤として作用すると考えられている、に分類されたものから選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、ブラックグラス(ALOMY)及びヒエ(ECHCG)、から選択された雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0113】
その一実施形態では、WSSAグループ3の除草剤は、ジニトロアニリン、安息香酸、ピリジン、及びベンズアミドから、特にジニトロアニリンから選択される。
【0114】
その特定の実施態様において、WSSAグループ3の除草剤は、トリフルラリン、ペンジメタリン、ベネフィン、DCPA、ジチオピル、エタルフルラリン、オリザリン、プロジアミン、プロナミド及びチアゾピル、並びにそれらの異性体及びC1-4-アルキルエステルから選択される。ここにおいて、特に興味深い例は、トリフルラリン及びペンジメタリンである。
【0115】
H.1. ベフルブタミドとトリフルラリン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態は、トリフルラリンと組み合わせている。この組み合わせが、ブラックグラス(ALOMY)、及びヒエ(ECHCG)の防除に特に有用であることが示されており(表47及び48の結果を参照)、特に、トウモロコシ及び大豆から選択した作物における雑草防除を提供するため、ブラックグラス(ALOMY)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0116】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミド、又はその光学的に濃縮した形態と、トリフルラリンとは、通常、1:0.1~1:60、例えば1:0.2~1:35、例えば、1:0.4~1:20の相対比で組み合わされる。
【0117】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、トリフルラリンと組み合わせたベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態を含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、トリフルラリンは50~1900g ai/ha、例えば75~1500g ai/ha、例えば100~1200g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0118】
I. WSSAグループ14のトリアゾリノン系除草剤との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ14、に分類されたトリアゾリノン除草剤から選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、一般的なハコベ(STEME)、一般的なブタクサ(AMBEL)及び一般的な水麻(AMATA)から選択された雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0119】
その特定の実施態様において、WSSAグループ14のトリアゾリノン除草剤は、スルフェントラゾン及びカルフェントラゾンから選択され、これはそれらの異性体及びC1-8-アルキルエステル及び塩を含む。ここにおける、特に興味深い例は、スルフェントラゾンである。
【0120】
I.1 ベフルブタミドとスルフェントラゾン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはスルフェントラゾンと組み合わせている。この組み合わせが、黄色カヤツリグサ(CYPES)、及びベルベットリーフ(ABUTH)の防除に特に有用であることが示されており(表45の結果を参照)、特に、大豆から選択した作物における雑草防除を提供するための防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0121】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドと スルフェントラゾンとは、通常、1:0.03~1:10、例えば1:0.05~1:6、例えば1:0.1~1:3.5の相対比で組み合わされる。
【0122】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、スルフェントラゾンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、スルフェントラゾンは15~340g ai/ha、例えば、20~270g ai/ha、例えば25~210g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0123】
J. WSSAグループ1のシクロヘキサンジオン除草剤との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ1、に分類されたシクロヘキサンジオン除草剤から選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせはヒエ(ECHCG)の防除に特に有用であると考えられている。
【0124】
その一実施形態では、WSSAグループ1のシクロヘキサンジオン除草剤は、クレトジム、アロキシジム、ブトロキシジム、シクロキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、及び、トラルコキシジム、から選択され、これはそれらの異性体及び/又はC1-8アルキルエステル及び/又は塩を含む。ここにおける、特に興味深い例はクレトジムである。
【0125】
J.1 ベフルブタミドとクレトジム
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはクレトジムと組み合わせている。この組み合わせが、ヒエ(ECHCG)の防除に特に有用であることが示されており(表35及び図5の結果を参照)、特に、トウモロコシ、小麦、大麦、大豆、米、及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供するための防除に、有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0126】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとクレトジムとは、通常、1:0.005~1:5,例えば1:0.009~1:3、例えば1:0.02~1:1.8の相対比で組み合わされる。
【0127】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、クレトジムと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、クレトジムは2~170g ai/ha、例えば3~130g ai/ha、例えば5~100g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0128】
K. WSSAグループ2のイミダゾリノン除草剤との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ2、に分類されたイミダゾリノン除草剤から選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、ヒエ(ECHCG)、ジムソンウィード(DATST)、一般的なアカザ(CHEAL)から選択された雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0129】
その一実施形態では、WSSAグループ2のイミダゾリノン除草剤は、イマゼタピル、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、及びイマザキンから選択され、これはそれらの異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩、例えばイマザメタベンズメチル等を含む。ここにおける特に興味深い例はイマゼタピルである。
【0130】
K.1 ベフルブタミドとイマゼタピル
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはイマゼタピルと組み合わせている。この組み合わせが、ヒエ(ECHCG)ジムソンウィード(DATST)、一般的なアカザ(CHEAL)及びアオビユ(AMARE)の防除に特に有用であることが示されており(表39の結果を参照)、特に、トウモロコシ、大豆、米、及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供するための、ヒエ(ECHCG)ジムソンウィード(DATST)、一般的なアカザ(CHEAL)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0131】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとイマゼタピルとは、通常、1:0.005~1:3.5、例えば1:0.009~1:2、例えば1:0.02~1:1.8の相対比で組み合わされる。
【0132】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、イマゼタピルと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、イマゼタピルは 2~110g ai/ha、例えば3~90g ai/ha、例えば5~70g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0133】
L. WSSAグループ14のN-フェニルフタルイミド除草剤との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ14、に分類されたN-フェニルフタルイミド除草剤から選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、一般的なハコベ(STEME)、黄色カヤツリグサ(CYPES)及びベルベットリーフ(ABUTH)から選択された雑草の防除に特に役立つと考えられている。
【0134】
その一実施形態では、WSSAグループ14のN-フェニルフタルイミド除草剤は、フルミオキサジン、及びフルミクロラックから選択され、これは異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又はその塩を含む。特に興味深い例はフルミオキサジンである。
【0135】
L.1 ベフルブタミドとフルミオキサジン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはフルミオキサジンと組み合わせている。この組み合わせが、特に防除に有用であることが示されており(表41の結果を参照)、特に、大豆から選択した作物における雑草防除を提供するための防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0136】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとフルミオキサジンとは、通常、1:0.005~1:3.5、例えば1:0.009~1:2、例えば1:0.02~1:1.8の相対比で組み合わされる。
【0137】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、フルミオキサジンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、フルミオキサジンは2~110g ai/ha、例えば3~90g ai/ha、例えば5~70g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0138】
M. WSSAグループ14のジフェニルエーテル系除草剤との組み合わせ
本発明で選択した別の形態の一つでは、ベフルブタミドは、WSSAグループ14に分類されたジフェニルエーテル系除草剤から選択された第2の除草剤と組み合わせた。この除草剤の組み合わせは、ブラックグラス(ALOMY)及び、ヒエ(ECHCG)から選択された雑草の防除に特に有用であると考えられている。
【0139】
その特定の実施態様において、WSSAグループ14のジフェニルエーテル除草剤は、アクリフルオルフェン、ビフェノックス、フルオログリコフェン、ホメサフェン、ラクトフェン、及びオキシフルオルフェンから選択され、これはそれらの異性体及びC1-8-アルキルエステルを含む。ここにおける、特に興味深い例は、ホメサフェン及びオキシフルオルフェンである。
【0140】
M.1 ベフルブタミドとホメサフェン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはホメサフェンと組み合わせている。この組み合わせが一般的な水麻(AMATA)、一般的なブタクサ(AMBEL)の防除に特に有用であることが示されており(表42の結果を参照)、大豆から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0141】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドと ホメサフェンとは、通常、1:0.04~1:20、例えば1:0.06~1:12、例えば1:0.12~1:7の相対比で組み合わされる。
【0142】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ホメサフェンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、ホメサフェンは16~700g ai/ha、例えば20~550g ai/ha、例えば30~420g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0143】
M.2 ベフルブタミドとオキシフルオルフェン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはオキシフルオルフェンと組み合わせている。この組み合わせが、黄色カヤツリグサ(CYPES)、ベルベットリーフ(ABUTH)、アオビユ(AMARE)及びモロコシ(SORHA)の防除に特に有用であることが示されており(表43の結果を参照)、大豆及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供するため、黄色カヤツリグサ(CYPES)、ベルベットリーフ(ABUTH)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0144】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとオキシフルオルフェンとは、通常、1:0.04~1:12、例えば1:0.06~1:7、例えば1:0.12~1:4.5の相対比で組み合わされる。
【0145】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、オキシフルオルフェンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、オキシフルオルフェンは16~400g ai/ha、例えば20~320g ai/ha、例えば30~350g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0146】
N. WSSAグループ14のピリミジンジオン系除草剤との組み合わせ
本発明の他の選択された態様において、ベフルブタミドは、WSSAグループ14に分類されるピリミジンジオン系除草剤から選択される第2の除草剤と組み合わせてある。
【0147】
特にその態様において、WSSAグループ14のピリミジンジオン系除草剤はサフルフェナシル及びブファフェナシルから選択され、これはそれらの異性体、及び/又はC1-8アルキルエステル及び/又は塩を含む。ここで、特に興味深い例としてはサフルフェナシルである。
【0148】
N.1 ベフルブタミドとサフルフェナシル
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはサフルフェナシルと組み合わせている。この組み合わせが一般的なスベリヒユ(POROL)及びアオビユ(AMARE)の防除に特に有用であることが示されており(表44の結果を参照)、大豆から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0149】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとサフルフェナシルとは、通常、1:0.002~1:5、例えば0.003~1:3、例えば1:0.008~1:1.8の相対比で組み合わされる。
【0150】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、サフルフェナシルと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、サフルフェナシルは1~170g ai/ha、例えば1~130g ai/ha、例えば2~100g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0151】
O. WSSAグループ5の1,2,4-トリアジン除草剤との組み合わせ
本発明の他の選択された態様において、ベフルブタミドは、WSSAグループ5に分類される1,2,4-トリアジン除草剤から選択される第2の除草剤と組み合わせる。この除草剤の組み合わせは、ベルベットリーフ(IPHONE)の防除に特に有用であると考えられている。
【0152】
その特定の実施形態では、WSSAグループ5の1,2,4-トリアジン除草剤は、メトリブジン及びメタミトロンから選択され、これはそれらの異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩を含む。ここにおける特に興味深い例は、メトリブジンである。
【0153】
O.1 ベフルブタミドとメトリブジン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはメトリブジンと組み合わせている。この組み合わせが、自生セイヨウアブラナ、ヒエ(ECHCG)、及びイタリアンライグラス(LOLMU)の防除に特に有用であることが示されており(表33の結果を参照)、トウモロコシ、小麦及び大豆から選択した作物における雑草防除を提供している。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用し、他の実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する。
【0154】
ベフルブタミドとメトリブジンとの組み合わせは、更に驚くべきことに、コムギから選択される作物に関して、有効成分を個別に得たものと比較して作物安全性が改善されたことを示した。
【0155】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとメトリブジンとは、通常、1:0.03~1:14、例えば1:0.05~1:8、例えば1:0.1~1:5の相対比で組み合わされる。
【0156】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、メトリブジンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前又は出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、メトリブジンは12~440g ai/ha、例えば18~350g ai/ha、例えば25~280g ai/haである。 いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0157】
W. 選択した除草剤との組み合わせ
本発明の別の選択された態様において、ベフルブタミドはメタミホップ、アトラジン、フェノキサプロップ、2,4- D(2,4-ジクロロフェノキシ酢酸)、フロラスラム、ハロスルフロン、プロスルホカルブ、ジフルフェニカン、ジカンバ、及びブロモオキシニルから選択される第二の除草剤と組み合わせ、これはそれらの 異性体及び/又はC1-8-アルキルエステル及び/又は塩、例えば、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、ハロスルフロン-メチルなどを含む。
【0158】
W.1 ベフルブタミドとメタミホップ
本発明のこの態様の他の一変更形態では、ベフルブタミドはメタミホップと組み合わせている。この組み合わせが一般的なヒエ(ECHCG)の防除に特に有用であることが示されており(表37及び図4の結果を参照)、トウモロコシ及び大豆から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0159】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとメタミホップとは、通常、1:0.04~1:3、例えば1:0.06~1:1.8、例えば1:0.12~1:1の相対比で組み合わされる。
【0160】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、メタミホップと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、メタミホップは16~100g ai/ha、例えば20~80g ai/ha、例えば30~60g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0161】
W.2 ベフルブタミドとアトラジン
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミドはアトラジンと組み合わせている。この組み合わせはベルベットリーフ(IPHONE)の防除に特に有用であることが示されており(表34の結果を参照)トウモロコシ及び大豆から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽後に施用しても良いことも想定してある。
【0162】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとアトラジンとは、通常、1:0.09~1:100、例えば1:0.2~1:60、例えば1:0.3~1:40の相対比で組み合わされる。
【0163】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、アトラジンと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、アトラジンは40~3400g ai/ha、例えば60~2700g ai/ha、例えば70~2200g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0164】
W.3 ベフルブタミドとフェノキサプロップ
本発明のこの態様の他の変更形態では、ベフルブタミドは、フェノキサプロップと、特に、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P及びフェノキサプロップ-P-エチル(以下でこれらに言及する)と組み合わせる。この組み合わせがヒエ(ECHCG)の防除に特に有用であることが示されており(表36の結果を参照)、小麦及び大麦から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0165】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとフェノキサプロップ-P-エチルとは、通常、1:0.02~1:3.5、例えば1:0.03~1:2、例えば1:0.06~1:1.8の相対比で組み合わされる。
【0166】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所にフェノキサプロップ-P-エチルと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、フェノキサプロップ-P-エチルは8~110g ai/ha、例えば11~90g ai/ha、例えば15~70g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0167】
W.4 ベフルブタミドと2,4-D
本発明のこの態様の他の一変更形態では、ベフルブタミドは2,4-D.と組み合わせている。この組み合わせが、一般的なスベリヒユ(POROL)一般的なアカザ(CHEAL)及び一般的な水麻(AMATA)の防除に特に有用であることが示されており(表38の結果を参照)、特に、トウモロコシ、小麦、大麦、及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供するため、一般的なスベリヒユ(POROL)及び一般的なアカザ(CHEAL)の防除に、特に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0168】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドと2,4-D、とは、通常、1:0.04~1:10、例えば1:0.06~1:6、例えば1:0.12~1:3.5の相対比で組み合わされる。
【0169】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、2,4-D.と組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、2,4-D.は16~320g ai/ha、例えば22~250g ai/ha、例えば30~200g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0170】
W.5 ベフルブタミドとフロラスラム
本発明のこの態様の他の一変更形態では、ベフルブタミドはフロラスラムと組み合わせている。この組み合わせが、センダングサ(BIDPI)の防除にに有用であることが示されており(表18の結果を参照)、特にトウモロコシ、小麦及び大麦から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0171】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとフロラスラムとは、通常、1:0.001~1:0.3、例えば1:0.002~1:0.15、例えば1:0.008~1:0.01.の相対比で組み合わされる。
【0172】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、フロラスラムと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、フロラスラムは0.5~10g ai/ha、例えば0.8~8g ai/ha、例えば1~5g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0173】
W.6 ベフルブタミドとハロスルフロン-メチル
本発明のこの態様の他の変更では、ベフルブタミドはハロスルフロンと、例えばハロスルフロン-メチルの形態で(以下で言及するように)組み合わせる。この組み合わせが、一般的なアカザ(CHEAL)、一般的なハコベ(STEME)、米カヤツリグサ属(CYPIR)及び ヒエ(ECHCG)、の防除に特に有用であることが示されており(表23の結果を参照)、特に、トウモロコシから選択した作物における雑草防除を提供するため、一般的なハコベ(STEME)、米カヤツリグサ属(CYPIR)及びヒエ(ECHCG)の防除に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0174】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとハロスルフロンーメチルとは、通常、1:0.001~1:2、例えば1:0.003~1:1.2、例えば1:0.008~1:0.8の相対比で組み合わされる。
【0175】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ハロスルフロンーメチルと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、ハロスルフロンーメチルは0.5~65g ai/ha、例えば1~50g ai/ha、例えば2~40g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0176】
W.7 ベフルブタミドとプロスルホカルブ
本発明のこの態様の他の一変更形態では、ベフルブタミドはプロスルホカルブと組み合わせている。この組み合わせがスズメノカタビラ(POAAN)の防除に特に有用であることが示されており(表40の結果を参照)、小麦及び大麦から選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用し、他の実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する。
【0177】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミドとプロスルホカルブとは、通常、1:0.6~1:120、例えば1:1.2~1:70、例えば1:2~1:40の相対比で組み合わされる。
【0178】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、プロスルホカルブと組み合わせたベフルブタミドを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽前、又は出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、プロスルホカルブは270~3800g ai/ha、例えば370~3000g ai/ha、例えば500~2400g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0179】
W.8 ベフルブタミド及びジフルフェニカン
本発明のこの態様の他の一つの変更形態では、ベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態は、別のWSSAグループ12の除草剤であるジフルフェニカン、と組み合わせている。この組み合わせが、ヒエ(ECHCG)、自生のセイヨウアブラナ(BRSNN)、一般的なアカザ(CHEAL)及び、一般的なハコベ(STEME)の防除に特に有用であることが示されており(表46の結果を参照)、特に、小麦、大麦及び米から選択した作物における雑草防除を提供するため、一般的なハコベ(STEME)の防除に有用である。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用し、他の実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する。
【0180】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミド、又はその光学的に濃縮した形態とジフルフェニカンとは、通常、1:0.04~1:10、例えば1:0.06~1:6、例えば1:0.12~1:3.5の相対比で組み合わされる。
【0181】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ジフルフェニカンと組み合わせたベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態を含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽後、又は出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、ジフルフェニカンは15~100g ai/ha、例えば22~80g ai/ha、例えば30~65g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0182】
W.9 ベフルブタミドとジカンバ
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態は、ジカンバと組み合わせている。この組み合わせが一般的なスベリヒユ(POROL)、一般的なアカザ(CHEAL)及び一般的な水麻(AMATA)の防除に特に有用であることが示されており(表38の結果を参照)、トウモロコシ、小麦、大麦及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する、がしかし、組み合わせたものを出芽前に施用しても良いことも想定してある。
【0183】
上記の変更形態及び実施形態において、及びその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミド、又はその光学的に濃縮した形態とジカンバとは、通常、1:0.005~1:14、例えば1:0.009~1:8、例えば1:0.02~1:5の相対比で組み合わされる。
【0184】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ジカンバと組み合わせたベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態を含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、通常、出芽後に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、ジカンバは2~440g ai/ha、例えば3~350g ai/ha、例えば5~280g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0185】
W.10 ベフルブタミドとブロモオキシニル:
本発明のこの態様の一変更形態では、ベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態は、ブロモオキシニルと組み合わせている。この組み合わせがエゾキツネアザミ(CIRAR)の防除に特に有用であることが示されており(表49の結果を参照)、トウモロコシ、小麦、大麦、及び大豆及びヒマワリから選択した作物における雑草防除を提供する。いくつかの実施形態においては、組み合わせたものを出芽前に施用し、他の実施形態においては、組み合わせたものを出芽後に施用する。
【0186】
上記の変更形態及び実施形態において、並びにその施用(下記参照)に際して、ベフルブタミド、又はその光学的に濃縮した形態とブロモオキシニルとは、通常、1:0.04~1:10、例えば1:0.06~1:6、例えば1:0.12~1:3.5の相対比で組み合わされる。
【0187】
従って、興味深い実施形態において、本発明は、作物(例えば上述の作物)における望ましくない植生(例えば上述の雑草)を防除する方法も提供し、この方法は、そのような植生の場所に、ブロモオキシニルと組み合わせたベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態とを含む組成物の除草有効量を施用する工程を含む。その場所への組成物の施用は、出芽後、又は出芽前に実施する。いくつかの実施形態では、ベフルブタミドの施用量は30~400g ai/ha、例えば45~320g ai/ha、例えば60~250g ai/haであるが、一方、ブロモオキシニルは16~320g ai/ha、例えば22~250g ai/ha、例えば30~200g ai/haである。いくつかの実施形態において、2つの有効成分は上記の相対比で施用される。
【0188】
第二の除草剤を使用すると、有効な除草剤成分としてベフルブタミドのみ単独で使用する場合と比較して、望ましくない植生の防除について向上した安全性と有効性を提供し得ることが見出された。より好ましい実施態様において、使用される第二の除草剤は、処理するべき作物における作用の選択性を向上させる。
【0189】
更なる除草有効成分(さらなる除草剤)
第1の除草剤及び第2の除草剤のほかに、本明細書に記載の除草剤組成物は、1種又はそれ以上の除草有効成分(さらなる除草剤)を更に含んでも良く、これは、本明細書に記載の方法において、1種又はそれ以上の除草剤を第1の除草剤及び第2の除草剤と組み合わせて使用しても良いのと全く同様である。
【0190】
さらなる除草剤として使用しても良い有効成分の例は以下の通りである。アセチル-CoAカルボキシラーゼ阻害剤(ACC)、例えば、アロキシジム、クレトジム、クロプロキシジム、シクロキシジム、セトキシジム、トラルコキシジム、ブトロキシジム、クレホキシジム又はテプラアロキシジムなどのシクロヘキセノンオキシムエーテル。
クロジナホップ-プロパルギル、シハロホップ-ブチル、ジクロホップ-メチル、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、フェンチアプロップ-エチル、フルアジホップ-ブチル、フルアジホップ-P-ブチル、ハロキシホップ- エトキシエチル、ハロキシホップ-メチル、ハロキシホップ-P-メチル、イソオキサピリホップ、プロパキザホップ、キザロホップ-エチル、キザロホップ-P-エチル又はキザロホップ-テフリルなどのフェノキシフェノキシプロピオン酸エステル。
又は、フラムプロップ-メチルもしくはフラムプロップ-イソプロピルなどのアリールアミノプロピオン酸。アセト乳酸シンターゼ阻害剤(ALS)、例えば、イマザピル、イマザキン、イマザメタベンズ-メチル(imazame)、イマザモックス、イマザピック又はイマゼタピルなどのイミダゾリノン。ピリチオバ酸、ピリチオバクナトリウム、ビスピリバクナトリウム、KIH-6127又はピリベンゾキシム等のピリミジルエーテル。
フロラスラム、フルメトスラム又はメトスラムなどのスルホンアミド。
又はアミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン-メチル、クロルイムロン-エチル、クロルスルフロン、シノスルフロン、シクロスルファムロン、エタメトスルフロン-メチル、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、ハロスルフロン-メチル、イマゾスルフロン、メトスルフロン-メチル、ニコスルフロン、プリミスルフロン-メチル、プロスルフロン、ピラゾスルフロン-エチル、リムスルフロン、スルホメツロン-メチル、チフェンスルフロン-メチル、トリアスルフロン、トリベヌロン-メチル、トリフルスルフロン-メチル、トリスルフロン、スルホスルフロン、ホルムスルフロン又はヨードスルフロンなどのスルホニル尿素。
【0191】
アミド系除草剤としては、アリドクロル(CDAA)、アミカルバゾン、ベンザドックス、ベンジプラム、ベンゾイルプロップ-エチル、ブロモブチド、カフェテンストロール、CDEA、クロルチアミド、シパラゾール、ジメテンアミド、ジテンアミド-P、ジフェンアミド、エプロナズ、エトニプロミド、エトベンズアニド、フェントラズアミド、フルカルバゾン、フルポキサム、フルチアミド、ホメサフェン、ホサミン、ハロサフェン、黄色カオリン(huangcaoling)、イソカルバミド、イソオキサベン、モナリド、ナプロプアミド、ナプロプアミド-M、ナプタラム、ペトキシアミド、プロピザミド、キノンアミド、サフルフェナシル、テブタム及びチアフェナシル並びに農業上受容し得るその塩及びエステルが挙げられるがこれらに限定する訳ではない。
アニリド系除草剤としては、クロラノクリル、シサニリド、クロメプロップ、シプロミド、エルルジキシァンカオアン、エトベンズアニド、フェナスラム、フルフェナセト、フルフェニカン、イプフェンカルバゾン、メフェナセト、メフルイジド、メタミホップ、モナリド、ナプロアニリド、ペンタノクロル、ピコリナフェン、プロパニル、及びトリアファモン及び農業的に受容し得るその塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
アリールアラニン系除草剤としては、ベンゾイルプロップ、フラムプロップ、及びフラムプロップ-M、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これらに限定する訳ではない。
クロロアセトアニリド系除草剤としては、アセトクロル、アラクロル、ブタクロル、ブテナクロル、デラクロル、ジエタチル、ジメタクロル、エタクロル、エタプロクロル、メタザクロル、メトラクロル、S-メトラクロル、プレチラクロル、プロパクロル、プロピソクロル、プリナクロル、テルブクロル、テニルクロル、キシラクロル、スルホンアニリド系除草剤、ベンゾフルオル、クロランスラム、ジクロスラム、フロスラム、フルメトスラム、メトスラム、ペルフルイドン、プロフルアゾール及び、ピリミスルファン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
スルホンアミド系除草剤としては、アスラム、カルバスラム、フェナスラム、オリザリン、ペノキシスラム、及びピロキシスラム、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
チオアミド系除草剤としては、ベンカルバゾン、及びクロルチアミド並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0192】
安息香酸系除草剤としては、カンベンジクロル、クロルアンベン、ジカンバ、2,3,6-TBA、トリカンバ、ピリミジニルオキシ安息香酸除草剤、ビスピリバク、及びピリミノバク並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピリミジニルチオ安息香酸系除草剤としては、ピリチオバク並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フタル酸系除草剤としては、これらに限定されるものではないが、クロルタール並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピコリン酸系除草剤としては、アミノピラリド、クロピラリド、ハラオウキシフェン、及びピクロラム、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
キノリンカルボン酸系除草剤としては、キンクロラック、及びキンメラック並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
砒素系除草剤としては、カコジル酸、CMA、DSMA、ヘキサフルレート、MAA、MAMA、MSMA、亜ヒ酸カリウム、及び亜ヒ酸ナトリウム並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ベンゾイルシクロヘキサンジオン系除草剤としては、フェンキノトリオン、ケトスピラドックス、メソトリオン、スルコトリオン、テフリルトリオン、及びテムボトリオンが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0193】
ベンゾフラニルアルキルスルホネート系除草剤としては、ベンフレセート、及びエトフメセート並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ベンゾチアゾール系除草剤としては、ベナゾリン、ベンズチアズロン、フェンチアプロップ、メフェナセト、及びメタベンズチアズロン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
カルバメート系除草剤としては、アスラム、カルボキシアゾール、クロルプロカルブ、ジクロルメート、フェナスラム、カルブチレート、テルブカルブ並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
カルバニレート系除草剤としては、バーバン、BCPC、カルバスラム、カルベトアミド、CEPC、クロルブファム、クロルプロファム、CPPC、デスメジファム、フェニソファム、フェンメジファム、フェンメジファム-エチル、プロファム、及びスウェップ並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
炭酸塩系除草剤としては、ブロモボニル、ジノフェナート、及びヨードボニル並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
シクロヘキセンオキシム系除草剤としては、アロキシジム、ブトルオキシジム、クレトジム、クロプロキシジム、シクロキシジム、プロホキシジム、セトキシジム、テプラロキシジム、及びトラルコキシジムが挙げられるが、これらに限定されない。
シクロプロピルイソオキサゾール除草剤としては、イソキサクロルトール、イソオキサフルトール、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ジカルボキシイミド系除草剤としては、シニドン-エチル、フルメジン、フルミクロラック、フルミオキサジン、及びフルミプロピン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ジニトロアニリン系除草剤としては、ベンフルラリン、ブトラリン、クロルニジン、ジニトロアミン、ジプロパリン、エタルフルラリン、フルクロラリン、イソプロパリン、メタロプロパリン、ニトラリン、オリザリン、ペンジメタリン、プロジアミン、プロフルラリン及びトリフルラリン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0194】
ジニトロフェノール系除草剤としては、ジノフェネート、ジノプロップ、ジノサム、ジノセブ、ジノテルブ、DNOC、エチノフェン、メジノテルブ並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ジフェニルエーテル系除草剤としては、エトキシフェン及び農業上受容し得るその塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ニトロフェニルエーテル系除草剤としては、アシフルオルフェン、アクロニフェン、ビフェノックス、クロルメトキシフェン、クロルニトロフェン、エトニプロミド、フルオロジフェン、フルオログリコフェン、フルオロニトロフェン、ホメサフェン、フカオミ、フリルオキシフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフルオルフェン、及びオキシフルオルフェンが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ジチオカルバメート系除草剤としては、ダゾメット、及びメタム並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ハロゲン化脂肪族系除草剤としては、アロラック、クロロポン、ダラポン、フルプロパネート、ヘキサクロロアセトン、臭化メチル、ヨウ化メチル、モノクロロ酢酸、SMA、及びTCA並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
イミダゾリノン系除草剤としては、イマザメタベンズ、イマザモックス、イマザピック、イマザピル、イマザキン、イマゼタピル及び農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
無機系除草剤としては、スルファミン酸アンモニウム、ホウ砂、塩素酸カルシウム、硫酸銅、硫酸第一鉄、アジ化カリウム、シアン酸カリウム、アジ化ナトリウム、塩素酸ナトリウム、及び硫酸並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ニトリル系除草剤としては、ブロモボニル、ブロモオキシニル、クロルオキシニル、ジクロベニル、ヨードボニル、及びイオキシニル、ピラクロニル並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
有機リン系除草剤としては、アミプロホス-メチル、アミプロホス、アニロホス、ベンスリド、ビラナホス、ブタミホス、クラシホス、2,4-DEP、DMPA、EBEP、ホサミン、グルホシナート、グリホシナート-P、グリホサート、黄色カオリン(huangCaoling)、ピペロホス、シュアングリアンカオリン(shuangjiaancaolin)並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
オキサジアゾロン系除草剤としては、ジメフロン、メタゾール、オキサジアジル、オキサジアゾン、及び農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
オキサゾール系除草剤には、カルボキシアゾール、フェノキサスルホン、イソウロン、イソオキサベン、イソオキサクロルトール、イソオキサフルトール、メチオゾリン、モニソウロン、ピロキサスルホン、及びトプラメゾン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0195】
フェノキシ系除草剤には、ブロモフェノキシム、クロメプロップ、2,4-DEB、ジフェノペンテン、ジスル、エルボン、エトニプロミド、フェンテラコール、及びトリホプシム、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フェノキシ酢酸系除草剤としては、クラシホス、4-CPA、2,4-D、3,4-DA、MCPA、MCPA-チオエチル、2,4,5-T並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フェノキシ酪酸系除草剤としては、4-CPB、2,4-DB、3,4-DB、MCPB、2,4,5-TB、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フェノキシプロピオン酸系除草剤としては、クロプロップ、4-CPP、ジクロルプロップ、ジクロルプロップ-P、3,4-DP、フェノプロップ、メコプロップ、メコプロップ-P並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
アリールオキシフェノキシプロピオン酸系除草剤としては、クロルアジホップ、クロジナホップ、クロホップ、シハロホップ、ジクロホップ、フェノキサプロップ、フェノキサプロップ-エチル、フェノキサプロップ-P、フェノキサプロップ-P-エチル、フェンチアプロップ、フルアジホップ、フルアジホップ-P、ハロオキシホップ、ハロオキシホップ-P、イソオキサピリホップ 、クィカオキシ、メタミホップ、プロパキザホップ、キザロホップ、キザロホップ-P、及びトリホップ並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フェニレンジアミン系除草剤としては、ジニトロアミン及びプロジアミン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピラゾール系除草剤としては、アジムスルフロン、ジベンゾクワット、ハロスルフロン、メタザクロル、メタゾスルフロン、ピラゾスルフロン、ピロキサスルホン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ベンゾイルピラゾール系除草剤としては、ベンゾフェナップ、ピラスルホトール、ピラゾリネート、ピラゾキシフェン、及びトプラメゾン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フェニルピラゾール系除草剤としては、フルアゾレート、ニピラクロフェン、ピノキサデン、及びピラフルフェン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピリダジン系除草剤には、クレダジン、シクロピリモレート、ピリダホール、及びピリダート、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0196】
ピリダジノン系除草剤としては、ブロムピラゾン、クロリダダゾン、ジミダゾン、フルフェンピル、メトフルラゾン、ノルフルラゾン、オキサピラゾン、及びピダノン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピリジン系除草剤としては、アミノピラリド、クリオジナート、クロピラリド、ジフルフェニカン、ジチオピル、フルフェニカン、フルロキシピル、ハラウキシフェン、ハロオキシジン、ピクロラム、ピコリナフェン、ピリクロル、ピロキスラム、チアゾピル、及びトリクロピル、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピリミジンジアミン系除草剤としては、イプリミダム、及びチオクロリム並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ピリミジニルオキシベンジルアミン系除草剤としては、ピリバンベンズ-イソプロピル、ピリバンベンズ-プロピル四級アンモニウム除草剤、サイパークォート、ジエタムクォート、ジフェンゾクォート、ジクォート、モルファンクォート、パラコート並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
チオカルバメート系除草剤としては、ブチレート、シクロエート、ジアルレート、EPTC、エスプロカルブ、エチオレート、イソポリネート、メチオベンカルブ、モリネート、オルベンカルブ、ペブラート、プロスルホカルブ、ピリブチカルブ、スルファレート、チオベンカルブ、チオカルバジル、トリアルレート、ベノレート及び農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
チオカーボネート系除草剤としては、ジメキサノ、EXD、及びプロキサン並びに農業上許容されるそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これらに限定されない。
チオ尿素系除草剤としては、メチオウロン及び農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
トリアジン系除草剤としては、ジプロペトリン、フカオジン、及びトリヒドロキシトリアジン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
クロロトリアジン系除草剤としては、アトラジン、クロラジン、シアナジン、シプラジン、エグリナジン、イパジン、メソプラジン、プロシアジン、プログリナジン、プロパジン、セブチラジン、シマジン、テルブチラジン、及びトリエタジン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0197】
フルオロアルキルトリアジン系除草剤としては、インダジフラム、及びトリアジフラム並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
メトキシトリアジン系除草剤としては、アトラトン、メトメトン、プロメトン、セクブメトン、シメトン、及びテルブメトン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
メチルチオトリアジン系除草剤としては、アメトリン、アジプロトリン、シアナトリン、デスメトリン、ジメタメトリン、メトプロトリン、プロメトリン、シメトリン、及びテルブトリン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
トリアジノン系除草剤としては、アメトリジオン、アミブジン、エチオジン、ヘキサジノン、イソメチオジン、メタミトロン、及びメトリブジン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
トリアゾール系除草剤としては、アミトロール、カフェンストロール、エプロナズ、及びフルポキサム並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
トリアゾロン系除草剤としては、アミカルバゾン、ベンカルバゾン、カルフェントラゾン、カルフェントラゾンエチル、フルカルバゾン、イプフェンカルバゾン、プロポキシカルバゾン、スルフェントラゾン、及びチエンカルバゾン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0198】
トリアゾロピリミジン系除草剤としては、クロランスラム、ジクロスラム、フロラスラム、フルメトスラム、メトスラム、ペノキシスラム、及びパイロキシスラム、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
ウラシル系除草剤としては、ベンズフェンジゾン、ブロマシル、ブタフェナシル、フルプロパシル、イソシル、レナシル、サフルフェナシル、テルバシル、及びチアフェナシル並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
尿素系除草剤としては、ベンズチアズロン、クミルロン、シクルロン、ジクロロ尿素、ジフルフェンゾピル、イソノルロン、イソウロン、メタベンズチアズロン、モニソウロン、及びノルロン並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
フェニル尿素系除草剤としては、アニスロン、ブツロン、クロルブロムロン、クロルエツロン、クロロトルロン、クロロキシウロン、ダイムロン、ジフェノキシウロン、ジメフロン、ジウロン、フェヌロン、フルオメツロン、フルオチウロン、イソプロツロン、リニュロン、メチウロン、メチルジムロン、メトベンズロン、メトブロムロン、メトキシウロン、モノリニュロン、モヌロン、ネブロン、パラフルロン、フェノベンズロン、シズロン、テトラフルロン、及びチジアズロン並びにそれらの農業上許容される塩及びエステルが挙げられるが、これらに限定されない。
スルホニル尿素系除草剤としては、アミドスルフロン、アジムスルフロン、ベンスルフロン、クロルイムロン、シクロスルファムロン、エトキシスルフロン、フラザスルフロン、フルセトスルフロン、フルピルスルフロン、ホラムスルフロン、ハロスルフロン、イマゾスルフロン、メソスルフロン、メタゾスルフロン、メチオピリスルフロン、モノスルフロン、ニコスルフロン、オルトスルファムロン、オキサスルフロン、プリミスルフロン、プロピりスルフロン、ピラゾスルフロン、リムスルフロン、スルホメツロン、スルホスルフロン、トリフロキシスルフロン、及びツオミハングロング(zuomihuanglong)並びに農業上許容されるそれらの塩及びエステル。
トリアジニルスルホニル尿素系除草剤としては、クロルスルフロン、シノスルフロン、エタメトスルフロン、アイオドスルフロン、アイオフェンスルフロン、及びメトスルフロン、プロスルフロン、チフェンスルフロン、トリアスルフロン、トリベヌロン、トリフルスルフロン、トリトスルフロン、及び農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
チアジアゾリル尿素系除草剤としては、ブチウロン、エチジムロン、テブチウロン、チアザフルロン、及びチジアズロン、並びに農業上受容し得るそれらの塩及びエステルが挙げられるが、これに限定する訳ではない。
【0199】
プロトポルフィリノーゲン酸化酵素(PPO)阻害剤は、カルフェントラゾン、カルフェントラゾン-エチル、スルフェントラゾン、フルチアセト-メチル、サフルフェナシル、ジフェニルエーテル、オキサジアゾール、環状イミド及びピラゾールから選択される。
これらのPPO類の例としては、アシフルオルフェン、アシフルオルフェン-ナトリウム、アザフェニジン、ビフェノックス、ブタフェナシル、クロメトキシフェン、クロルニトロフェン、エトキシフェン-エチル、フルオロジフェン、フルオログリコフェン-エチル、フルオロニトロフェン、フルチアセト-メチル、ホメサフェン、フリルオキシフェン、ハロサフェン、ラクトフェン、ニトロフェン、ニトロフルオロフェン、オキシフルオルフェン、フルミクロラック-ペンチル、フルミオキサジン、プロフルアゾール、ピラゾジル、オキサジアルギル、オキサジアゾン、ペントキサゾン、フルアゾレート、ピラフルフェン-エチル、ベンズフェンジゾン、ブタフェナシル、シニドン-エチル、フルミプロピン、フルプロパシル、フルチアセト-メチル、チジアジミン、アザフェニジン、カルフェントラゾン、 カルフェントラゾン-エチル、スルフェントラゾン、サフルフェナシル、フルフェンピル-エチル、ET-751、JV 485、ニピラクロフェン、又はそれらの2種又はそれ以上の混合物が挙げられるがこれ、限定する訳ではない。
好ましくは、PPO阻害剤は、カルフェントラゾン、スルフェントラゾン、フルチアセト-メチル、サフルフェナシル、及びそれらの2種又はそれ以上の混合物から選択され、及び、他の除草剤としては、アクロレイン、アリルアルコール、アミノシクロピラクロル、アザフェニジン、ベンタゾン、ベントラニル、ベンゾビシクロン、ビシクロピロン、ブチダゾール、カルシウムシアナミド、クロルフェナク、クロルフェンプロップ、クロルフルラゾール、クロルフルレノール、シンメチリン、クロマゾン、CPMF、クレゾール、シアナミド、オルトジクロロベンゼン、ジメピペレート、ジチオエーテル、エンドタール、フルオロミジン、フルリドン、フルロクロリドン、フルルタモン、フナイヘカオリン(funaihecaoling)、グリホシナート、ハービマイシン、フアンカイヲ、インダノファン、メトキシフェノン、メチルイソチオシアネート、OCH、オキサジクロメホン、ペラルゴン酸、ペンタクロロフェノール、ペンタオキサゾン、酢酸フェニル水銀、プロスルファリン、ピリベンゾオキシム、ピリフタリド、キノクラミン、ロデタニル、サフルフェナシル、スルグリカピン、タブロン、チジアジミン、トリジファン、トリメツロン、トリプロピンダン、トリタック、及び農業上受容し得るそれらの塩及びエステルを挙げられるがこれに限定する訳ではない。
【0200】
除草剤組成物
ここで開示した組成物は、従来の農業上有用な形態、例えばツインパック形態、即用製剤、又はタンク混合の形態の何れでも良い。更に、有効化合物は、任意の適切な製剤タイプ、例えば、乳化濃縮液(EC)、懸濁濃縮液(SC)、サスポエマルジョン(SE)、カプセル懸濁剤(CS)、水分散性顆粒(WG)、乳化性顆粒(EG)、油中水型エマルジョン(EO)、水中油型エマルジョン(EW)、マイクロエマルジョン(ME)、油分散液(OD)、油混和性流動体(OF)、油混和性液体(OL)、可溶性濃縮物(SL)、超低体積懸濁液(SU)、超低体積液体(UL)、分散性濃縮物(DC)、又は湿潤粉末剤(WP)で(別々に又は予め混合して)供給しても良い。更に、製剤は農業上許容される何れのアジュバントを含んでいても良く、又はそれと組み合わせて使用してもよい。好ましい実施形態では、本開示の組成物は、乳化性濃縮物(EC)、懸濁濃縮物(SC)又はカプセル懸濁物(CS)として供給される。
【0201】
本発明の除草剤組成物は(そして特に前述の配合物の種類に関して)1種以上の配合剤、例えば抗菌剤、界面活性剤、粘度増強剤(増粘剤のような)、消泡剤、凍結防止剤、共溶媒、補助剤及び/又は担体を更に含み得る。いくつかの実施形態では、除草有効成分(第1の除草剤、第2の除草剤、及び任意の更なる除草剤)は、の全量の0.01重量%から95重量%の範囲で存在する。いくつかの実施形態において、農業上受容し得る担体は、約4重量%から約98.5重量%を構成している。界面活性剤、粘度増強剤、及び溶媒はそれぞれ、最終製剤の1重量%から15重量%の範囲を構成しても良い。好ましい一実施形態では、本発明の除草剤組成物は、乳化性濃縮物(EC)、懸濁濃縮物(SC)又はカプセル懸濁物(CS)として調製する。
【0202】
本発明の更に別の態様において、本発明の除草剤組成物は以下を含む。
(i)第一の除草剤ベフルブタミド、又はその光学的に濃縮した形態、(ii)本明細書で更に特定した第二の除草剤、(iii)場合により更なる除草剤、及び、(iv)少なくとも1種の抗菌剤、少なくとも1種の界面活性剤、少なくとも1種の増粘剤、少なくとも1種の消泡剤、少なくとも1種の不凍剤、少なくとも1種の溶媒、及び少なくとも1種の共溶媒から選択される少なくとも1種の不活性成分。
【0203】
本発明の一態様は、以下を含む除草剤組成物に関する。(i)第1の除草剤ベフルブタミド、又はその光学的に濃縮した形態。(ii)本明細書で更に特定した第二の除草剤。(iii)場合により、更なる除草剤、及び(iv)EC調製用の調製剤、SC調製用の調製剤、及びCS調製用の調製剤から選択される少なくとも一種の調製成分。
【0204】
本発明の、なお別の態様において、除草組成物は、例えばSC形態で記載され、これは当該分野で知られ、商業的に入手可能な、非常に多種多様な界面活性剤からの界面活性剤を含み得る。
【0205】
除草剤組成物中で一般的に使用される界面活性剤は、カチオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、イオン性界面活性剤、及び両性界面活性剤などの異なる種類に属していても良い。本発明によれば、界面活性剤は除草剤化合物を溶解して、例えばその酸形態中で、マイクロエマルジョン形成濃縮物を製造するのに有用であれば如何なる界面活性剤又は2種又はそれ以上の界面活性剤の組み合わせであっても良い。
【0206】
いくつかの好ましい界面活性剤の例としては、カチオン性、非イオン性、及びアニオン性界面活性剤が挙げられる。 この中で、更により具体的に好ましい界面活性剤の型としては、非イオン性の直鎖又は分岐したアルコールエトキシレート界面活性剤、アニオン性リン酸エステル界面活性剤(時により「リン酸エステル」界面活性剤と称する)、及びカチオン性エトキシル化獣脂アミン界面活性剤が含まれる。
【0207】
本発明に適した非イオン性界面活性剤としては、エトキシル化直鎖アルコール、エトキシル化アルキルフェノール、アルキルEO/POコポリマー、ポリアルキレングリコールモノブチルエーテルエトキシル化脂肪酸/油、ソルビタンラウレート、ポリソルベート、ソルビタンオレエート、エトキシル化脂肪酸アルコール、又はアルキルフェノールが挙げられる。
【0208】
本発明の別の実施形態では、本発明の組成物は増粘剤を含有し得る。 適切な増粘剤としては、米、デンプン、アラビアゴム、トラガカントゴム、グアーフラワー、ブリティッシュガム、デンプンエーテル及びデンプンエステル、ガム樹脂、ガラクトマンナン、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、キサンタンガム、カラギーナン、セルロース誘導体、メチルセルロース、アルギン酸塩及びそれらの組み合わせが挙げられる。市販品として知られる他のものとしては、ラティスNTC 50、ラティスNTC 60、メトセル、クレー、及びビーガムシリカが挙げられる。
【0209】
別の実施形態では、本発明の組成物は、エチレングリコール、プロピレングリコール、尿素、塩化カルシウム、ナトリウム硝酸塩、塩化マグネシウム及び硫酸アンモニウムなどの不凍剤を含有し得る。他の不活性剤としては、Proxel GXL、Bronopol、BHT、BHA、Dowcide A Kathonなどの抗菌剤を挙げ得る。溶媒は芳香族及び直鎖状溶媒を含み得る。芳香族溶媒としては、芳香族100、芳香族150、芳香族150 ND、芳香族200ND、イソパーM、パラフィン油、Sunspray 6又は11 N、植物油、脂肪酸のメチルエステル、ジメチルカプリルアミドを挙げられる。Xiameter AFE-100、Dow Corning AF、Dow Corning 1520、1530、又は1540などの消泡剤も又、現在ここに特許請求している配合物に使用しても良い。
【0210】
少なくとももう1つの実施形態は、ベフルブタミド及び第2の除草剤、並びに場合によっては約30~約50%w/w、好ましくは約35~約45%w/w、より好ましくは約40%w/w量で更に除草剤を含む組成物に関する。別の実施形態では、本発明の組成物は、約1~約15%w/w、好ましくは約3~約8%w/w、より好ましくは約5~約7%w/wの範囲の量で不凍剤を含む。別の実施形態において、本発明の組成物中の界面活性剤の量は、約1~約10%w/w、好ましくは約3~約8%w/w、より好ましくは約5~約7%w/wの範囲である。一実施形態において、不凍剤は、約3~約8%w/wの範囲の量のプロピレングリコールであり、界面活性剤は、約6%w/wの量のTergiotである。
【0211】
より好ましい実施形態では、組成物は、少なくとも1種の界面活性剤、増粘剤及び溶媒、並びに、場合により消泡剤を含むSCの形態である。更に別の実施形態では、製剤は増粘剤、Reax又はリグニン誘導体、及び溶媒を含むCS製剤である。更に別の実施形態では、製剤は、溶媒、界面活性剤、エトキシル化したヒマシ油又はノニルフェノール、及びDDBS又はその等価物を含むEC製剤である。
【0212】
本発明の別の実施態様において、本発明の組成物は、有効量の除草有効成分を適切な界面活性剤、所望量の乳化剤、増粘剤、及び適切な溶媒と混合する手順に引き続く工程により調製する。
【0213】
別の実施形態では、混合物は更に、約1~約250ミクロンの範囲の適切な粒径を得るまで粉砕工程を実施する。更に別の実施形態では、ベフルブタミド及び第2の除草剤は、250未満、100未満、又は好ましくは50ミクロン未満の粒径を有してもよい。好ましい実施形態では、混合物は、粒径の90%(D 90)が約50ミクロン未満になるまで粉砕する。
【0214】
EC製剤用の製剤化剤は、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマー(例、Pluronic(登録商標))又はノニルフェノールエトキシレート(例、Tergitol(登録商標))、Dextrol(登録商標)リン酸エステル界面活性剤、エトキシル化ポリアリールフェノールリン酸エステル界面活性剤(例、Soprophor(登録商標) FLK)、エトキシル化ひまし油又はノニルフェノール、DDBS又は等価物、及び溶媒から選択される1種又はそれ以上を含み得る。SC製剤用の製剤化剤は、ノニルフェノールエトキシレート、エチレンオキシド-プロピレンオキシドブロックコポリマー、リン酸エステル界面活性剤、エトキシル化ポリアリールフェノールリン酸エステル界面活性剤、グリコール、グリセリン、水、消泡剤、粘土及び増粘剤から選択される一種又はそれ以上を含み得る。CS製剤用の製剤化剤は、溶媒、ポリマー材料、Reax又はリグニン誘導体、塩及びキサンタンなどの増粘剤から選択される1種又はそれ以上を含み得る。一般に、グリコールも不凍剤としてCS、EW、SE又はSSタイプの製剤中に使用しても良い。
【0215】
作物中の望ましくない植生を防除する方法
本発明の別の態様は、作物中の望ましくない植生を防除方法に関し、第1の除草剤であるベフルブタミド又はその光学的に濃縮した形態と本明細書中で更に特定するような、第2の除草剤とを含む組成物の除草有効量をそのような植生の場所に施用することを含む。
作物は広葉作物及び飼料用作物から選択しても良く、望ましくない植生はイネ科雑草及び広葉雑草から選択する。
【0216】
「本発明の選択された態様」の見出しの下に特定した其々の組み合わせは、ここに、及び以下に記載する方法に適用しても良く、しかも、除草剤の組み合わせは一種又はそれ以上の雑草に対して増強された除草効果を示し、そしてそれ故に作物中の望ましくない植生(即ち雑草)を防除するために特に有用であることは予想され、実施例の節では実証さえ行った。特に関連する作物は、トウモロコシ、小麦、大麦、大豆、米、及び、ヒマワリである。
【0217】
増強された効果とは、「混合物中の2つの成分(例、成分(a)及び成分(b))の協同作用であり、独立して得られる2つ(又はそれ以上)の効果の合計よりも全体の効果が大きいか又は長くなる。 」こととして記載されている(P.M.L.Tames、Neth.J.Plant Pathology 1964,70,73-80参照)。ベフルブタミドと他の除草剤(第二の除草剤)との混合物がある種の重要な雑草に対して増強された効果を示すことを見出したものである。
【0218】
2つの有効成分間の増強された効果の存在は、コルビーの式を用いて確立されている(S.R.Colbyの「Calculating Synergistic and Antagonistic Responses of Herbicide Combinations」,Weeds,1967,15,20-22頁参照)。
p=A+B-(AxB)/100
【0219】
Colbyの方法を使用して、2種の有効成分間に増強された相互作用効果が存在するかどうかは、単独で適用された2種の成分の有効性に基づいた混合物から予測される有効性pを最初に計算することによって確立される。pが実験的に確立された効果より低い場合、増強された効果が生じている。pが実験的に確立された効果と等しいか又はそれ以上である場合、2種の成分間の相互作用は単に相加性であるか又は拮抗作用であると特徴付けられる。上記式中、Aは、薬量xを単独で施用した1番目の成分の観測結果である。Bは、薬量yを単独で施用した2番目の成分の観測結果である。この式で、薬量がxであるAと薬量がyであるBとを混合したときの観測結果より、それらの効果が厳密に加法的であり、かつ相互作用が生じていないかどうかでpを推定する。コルビーの式を使用するために、混合物の有効成分は、個別に施用して、また、組み合わせて施用して、試験する。
【0220】
前式は又、観察された作物の損傷と式から予測される損傷とを比較することにより、作物の安全性(より少ない損傷)の向上を判定するために使用しても良い。観察された損傷が予測されたものより少なければ、組み合わせは作物の安全性が向上していることになる。
【0221】
いくつかの実施形態において、本明細書に開示した組成物及び方法は、コルビーの式により定義するような増強された効果を示す。いくつかの実施形態において、ベフルブタミドと第二の除草剤との共同作用は、望ましくない植生に対して(増強された効果を通じて)、単独で除草剤効果をもたらすために通常使用される除草剤より低い施用量であっても、増強された有効性をもたらす。いくつかの実施形態において、本明細書に開示した組成物及び方法は、個々の成分を基準として、より低い施用量で使用することが出来、個々の成分の場合、普通の施用量で得られる効果に比肩しうる除草効果を達成する。いくつかの実施形態において、本明細書に開示した組成物及び方法は、望ましくない植生に対する促進した作用を提供する(即ち、それらは、除草剤を個別に施用した場合と比較してより迅速に望ましくない植生への損傷を与える)。
【0222】
少なくとも1つの実施形態において、ここで現に記載した組み合わせで増強された効果が観察される種としては、スズメノカタビラ(POAAN)、ベンガルツユクサ、黒ナス(black nightshade)、ブラックグラス(ALOMY)、チート(cheat)、一般的なハコベ(STEME)、一般的なオナモミ、一般的なアカザ(CHEAL)、一般的なブタクサ(AMBEL)、有毛センダングサ(BIDPI)、イタリアンライグラス(LOLMU)、蔦の葉朝顔(ivyleaf morningglory)、ジムソンウィード(DATST)、モロコシ(SORHA)、小種子カナリークサヨシ(littleseed canarygrass)、ペンシルベニアタデ、ピット朝顔(pitted morningglory)、紫カヤツリグサ(CYPES)、シバムギ、ナズナ、ベルベットリーフ、野生種そば、野生種マスタード、及び野生種カラスムギ(AVEFA)を挙げられる。
【0223】
別の実施形態では、作物中の望ましくない植生を防除する方法は、第1の除草剤であるベフルブタミドと第1の除草剤とは異なる第2の除草剤とを含む除草有効量の組成物をそのような植生の場所に施用することによると記載しており、ここで、作物としては、 小麦、ジャガイモ、大豆、トウモロコシ、米、モロコシ、ナタネ、大麦、ライムギ、ササゲ、カラスムギ、ヒマワリ、及びセイヨウアブラナから選択される。より好ましい態様においては、作物は小麦、ヒマワリ及びセイヨウアブラナである。
【0224】
本発明の少なくとも1つの態様において、ベフルブタミド及び第二の除草剤を含む本発明の組成物は、出芽前又は出芽後に施用しても良い。有効量を構成する量は変動し、しかも、一般に土壌の種類、予想される降雨又は灌漑のパターン、防除すべき植物種及び関係する特定の作物の感受性などの多くの要因に依存する。然しながら、1ヘクタール当たりに施用する必要があり得る除草剤有効成分は通常は有効量約1~約4000グラムである。 そのような化合物は一般に、有効成分を20~約2000グラム/ヘクタール(ai/ha)の間の薬量で施用される。より好ましい実施形態では、この量が約125~1500グラムai/haの間の薬量で施用される。
【0225】
本発明の一態様において、本発明の組成物は、以下の作物群バナナ、豆、ビート、キャッサバ、穀物、柑橘類、ココア、ココナッツ、コーヒー、トウモロコシ、綿、繊維作物、花、飼料作物、林業、落花生、ピーナッツ、ホップ、園芸、非土地作物、アブラヤシ、アブラナ エンドウ豆、ポメ、ジャガイモ、米、ストーンフルーツ、スパイス、サトウキビ、ヒマワリ、茶、タバコ、トマト、木の実、芝生、野菜作物、つる植物、又はブドウ。少なくとも一実施形態では、作物は、ジャガイモ、ダイズ、トウモロコシ、米、モロコシ、ナタネ、オオムギ、ライムギ、ササゲ又はセイヨウアブラナの何れか一種の作物を選択的に保護する。
【0226】
より具体的には、そのような作物を以下に挙げるが、これらに限定する訳ではない。
バナナ、オオバコ、飼料用テンサイを含むテンサイ、サトウダイコン、キャッサバ、大麦、大麦-春、大麦-冬、カラスムギ、カラスムギ+ライ小麦-冬、燕麦-春、燕麦-冬、ライムギ、ライムギ-冬、刈株、ライ小麦、ライ小麦+ライムギ、小麦、小麦/大麦、小麦-デュラム、小麦- 冬、柑橘類、グレープフルーツ、レモン/ライム、オレンジ、ココア、ココナッツ、コーヒー、飼料用トウモロコシを含むトウモロコシ、穀物用コーン及びスイートコーン、トウモロコシ+モロコシ-春、綿、亜麻、カーネーション、菊、花、グラジオラス、観賞用:種苗場、バラ、アルファルファ、アブラナ属:飼料又は飼料作物としては、クローバー、草、牧草地、放牧地、林業、休閑地、休耕地、埋め立て地、夏休閑地、落花生、ピーナッツ、ホップ、園芸、工業市場、水生雑草、アブラヤシ、セイヨウアブラナ、菜種、菜種-春、菜種-冬、亜麻仁、ルピナス、マスタード、油の種、ベニバナの種、ゴマの種、オリーブ、ベリー、ブラックベリー、クランベリー、スグリ、ドリアン、グアバ、キウイフルーツ、ライチ、マンゴー、パパイヤ、柿、パイナップル、ランブータン、イチゴ、トロピカルフルーツ、豆、ひよこ豆、レンズ豆、緑豆、エンドウ豆、パルス/グラム、リンゴ、アプリコット、アボカド、チェリー、フルーツ、モモ、ネクタリン、ナシ、プラム、ポンフルーツ、ポメ/ストーンフルーツ、木の穀物:レンブ(waxapples)、ポテト、ポテト:種用、ポテト:甘口、米、米:水田、米:畑、ゴム、キビ、sm.grain:その他モロコシ、大豆、カルダモン、クローブ、ジンシング、コショウ:ブラック、スパイス、サトウキビ、ヒマワリ、茶、タバコ、トマト、畑のトマト、グリーントマト、赤いトマト、アーモンド、ビンロウの実、カシューナッツ、ヘーゼルナッツ、マカダミアナッツ、ピーカン、ピスタチオ、クルミ、芝生/芝生、アガベ、アスパラガス、アブラナ属:野菜、ブロッコリー、キャベツ、白菜、ニンジン、チコリ、アブラナ科植物、キュウリ、キュウリ、ナス、ニンニク、ハーブ、レタス、メロン、タマネギ、タマネギ/ニンニク、胡椒/チリ、畑胡椒、大根、カボチャ、野菜作物、その他の野菜、スイカ、及びぶどうを挙げられるが、これに限定するわけではない。
ウリ科植物としては、メロン:ベニンカサ種(Benincasa spp.)、シトルルス種(Citrullus spp.)、ククミス種(Cucumis spp.)、モモルディカ種(Momordica spp)、スイカ:シトルルス ラナツス(Citrullus lanatus)パンプキン:ククルビタペポ(Cucurbita pepo)カボチャ:ククルビタ アルギョロスペルマ(Cucurbita argyrosperma)、C・フィシホリア(C.ficifolia)、C・マキシマ(C.maxima)、C・モスチャタ(C.moschata)及びキュウリ:ククミス サチブス(Cucumis sativus)などの作物を挙げられる。一実施形態において、小麦作物の品種として、Bloc、Kord,、Wyalkatchem及び Mace.などが挙げられる。
【0227】
一実施形態では、作物は、小麦、ジャガイモ、大豆、トウモロコシ、米、モロコシ、ナタネ、大麦、ライムギ、ササゲ、カラスムギ及びセイヨウアブラナから選択される。方法の一実施形態では、作物は小麦又はトウモロコシである。好ましい実施形態では、作物は小麦、トウモロコシ、米又は大豆である。
【0228】
本発明の他の態様において、現在特許請求している組成物は、雑草に対して選択的であり、これらに限定するわけではないが、以下に挙げる。ヒメジョオン、ケシアザミ、草の雑草、広葉雑草、ヒエ(Echinochloa crus-galli)、ジムソンウィード(Datura stramonium)、ベルベットリーフ(Abutilon theophrasti)、一般的なオナモミ(Xanthium strumarium)と有毛センダングサ(Bidens pilosa)、イタリアンライグラス(Lolium perenne。multiflorum)、スズメノカタビラ(Poa annua)一般的なアカザ(Chenopodium album)小種子カナリークサヨシ(Phalaris minor)一般的なハコベ(Stellaria media)ヒナゲシ(Papaver rhoeas)ペンシルベニアタデ(Polygonum pennsylvanicum)、パーマーアマランス(Amaranthus palmeri)、ベルベットリーフ(Abutilon theophrasti)、緑色エノコログサ(Setaria viridis)、アサガオ(Ipomoea spp)、黄色カヤツリグサ(Cyperus esculentus)、紫色カヤツリグサ(Cyperus rotundus)及び、ベンガルツユクサ(Commelina benghalensis)、ほふく性アトリプレックス、セプセラブルサパストリス(Capsella bursa-pastoris)、デスライナソフィア(Desuraina Sophi)、ガリウムアパリン(Galium aparine)、ラミウムパープルム(Lamium Purpurum)、マトリカリアレクチタ(Matricaria recutita)、ソラヌムニグルム(solanum nigrum)、ステラリアメディア(Stellaria media)、ビオラアルベンシス(Viola arvensis.)。
【0229】
本発明の更に別の態様は、第一の除草剤であるベフルブタミドと第二の除草剤とを含む除草有効量の組成物をそのような植生の場所に施用することを含む、作物中の望ましくない植生を防除する方法に関し、ここで、作物は、バナナ、豆、ビート、キャッサバ、穀物、柑橘類、ココア、ココナッツ、コーヒー、トウモロコシ、繊維作物、花、林業、飼料作物、ブドウ、落花生、ホップ、園芸、非土地作物、アブラヤシ、ナタネ、エンドウ豆、ピーナッツ、ポメ、ジャガイモ、米、スパイス、ストーンフルーツ、サトウキビ、ヒマワリ、茶、タバコ、木の実、芝生、野菜作物、ブドウ、小麦から選択しても良く、及び、望ましくない植生は、スズメノカタビラ、ベンガルツユクサ、ブラックグラス、黒ナス、広葉シグナルグラス、エゾキツネアザミ、チート、一般的なオナモミ、一般的なブタクサ、ヒナゲシ、野生スミレ、巨大エノコログサ、オヒシバ、緑エノコログサ、ギニアグラス、有毛センダングサ、除草剤耐性のブラックグラス、ヒメムカシヨモギ、イタリアンライグラス、ジムソンウィード、モロコシ(Sorghum halepense)、大型メヒシバ、小種子カナリークサヨシ、アサガオ種、ペンシルベニアタデ、ピット朝顔(pittedmorningglory)、プリクリシダ、シバムギ、アオビユ、シャッターケイン(shattercane)、ナズナ、シルキーウィンドグラス(silky windgrass)ヒマワリ、(ジャガイモ中の雑草として)、野生そば(Polygonum convolvulus)、野生のマスタード(Sinapis arvensis)、野生のカラスムギ(Avena fatua)、野生のポインセチア、黄色エノコログサ、及び黄色カヤツリグサから選択しても良い。一実施形態では、作物は、ビート、穀物、トウモロコシ、ピーナッツ、アブラヤシ、ナタネ、エンドウ豆、ジャガイモ、米、サトウキビ、ヒマワリ、タバコ、野菜作物、及び小麦から選択し得る。好ましい態様において、作物は小麦である。
【0230】
更に別の好ましい実施形態において、ベフルブタミドと第2の除草剤との組み合わせの新規使用方法では、バナナ、豆、ビート、キャッサバ、シリアル、柑橘類、ココア、ココナッツ、コーヒー、繊維作物、花、林業、飼料作物、ぶどう、落花生、ホップ、園芸、非土地作物、アブラヤシ、ナタネ、エンドウ豆、ポメ、ジャガイモ、スパイス、ストーンフルーツ、サトウキビ、ヒマワリ、茶、タバコ、木の実、芝生、野菜の作物、つる、小麦等の作物について記載した。更に別の実施形態では、好ましい作物は、ビート、穀物、トウモロコシ、落花生、ピーナッツ、アブラヤシ、ナタネ、エンドウ豆、ジャガイモ、米、サトウキビ、ヒマワリ、タバコ、野菜作物、又は小麦である。
【0231】
更に別の好ましい実施形態において、ベフルブタミドと第2の除草剤との組み合わせを使用して、望ましくない植物及び雑草を防除する方法では、スズメノカタビラ、ベンガルツユクサ、ブラックグラス、黒ナス、広葉シグナルグラス、エゾキツネアザミ、チート、一般的なオナモミ、一般的なブタクサ、ヒナゲシ、野スミレ、巨大なエノコログサ、オヒシバ、緑色エノコログサ、ギニアグラス、有毛センダングサ、除草剤耐性のブラックグラス、ヒメムカシヨモギ、ジムソンウィード、モロコシ、広葉ヒメシバ、小種子カナリークサヨシ、アサガオ、ペンシルベニアタデ、ピットアサガオ(pitted morningglory)、プリクリシダ、シバムギ、アオビユ、シャッターケイン、ナズナ、シルキーウィンドグラス、ヒマワリ(ジャガイモの雑草として)、野生のそば、野生のマスタード、野生のカラスムギ、野生のポインセチア、黄色エノコログサ及び黄色カヤツリグサ、に対して、記載してある。
【0232】
以下の実施例は、本発明を説明するためにのみ役立てるものであり、如何なる方法であれ、本発明の範囲を限定するものとして解釈すべきではない、というのは更に加える改変は開示された発明に包含されることは当業者には明らかであろうからである。そのような改変の全ては、本明細書及び特許請求の範囲に定義した本発明の範囲内にあると見なされる。
【実施例
【0233】
試験化合物を含有する試験組成物を水で希釈し、適当な試験薬量の濃度で供給した。
【0234】
出芽前試験のために、各除草剤溶液の各施用量について、4つの使い捨て繊維平地(6インチ×10インチ)を上面の土で満たし、その土の上面を型版で押し付け、溝を作り、その中に各種の種子を植えた。種子を植え付けた後、溝を土壌で覆い、試験化合物を施用する前に十分に給水した。
【0235】
処理用に定めた平地を静止プラットフォームと可動式噴霧器を有し、かつ噴霧ノズルの高さが土壌レベルより10.5インチ上にある噴霧チャンバーに入れた。噴霧器は、水を用いて、1エーカー当たり30ガロンの噴霧量に対して、一度較正して、その噴霧器により、平地が1エーカー当たり30ガロンに相当する被覆量を受ける速度で噴霧した。施用量を、本発明の個々の除草剤溶液及び除草剤組成物について以下の表に示した。処理後は、出芽前の平地を直ちに温室に置き、軽く給水した。その後、試験期間中は、定期的に給水し、かつ肥料を与えた。
【0236】
出芽後試験のために、各除草剤溶液の各施用薬量について、各種の種子を、培養土で満たした7.5cm×7.5cmのプラスチック鉢に植えた。種子を出芽させ、得られた植物を温室内で、高さなどが試験に適した段階に達するまで成長させた。トラックスプレーチャンバー内で圧縮空気を使用し、40psi(2.76バール)のTeeJet 8001Eノズルを用いて30ガロン/エーカー(280L/ha)の処理を施した。出芽後処理植物の鉢を温室に戻し、処理後24時間給水をしなかった。その後、試験期間中、それらに定期的に給水し、かつ肥料を与えた。
【0237】
各実験試験の中で、小麦の場合は21日、種の場合はすべて処理後28日目(DAT)(days after treatment)に雑草の防除を評価した。データはMinitabソフトウェアを用いて95%信頼区間で分析した。反復試験の平均として示された結果を、同じ試験において未処理の対照平地で観察した結果と比較した。防除割合は、「Research Methods in Weed Science」、第2版、B.Turelove、Ed。Southern Weed Science Society;Auburn University,Auburn,Ala.,1977に開示してある0から100評価システムと同様の方法により決定した。評価システムは表1に示す通りである。
【0238】
【表1】
【0239】
試験処理の略語を表2に要約する。
【表2】
【0240】
試験で使用した作物及び雑草種コードは表3及び4にまとめた。
【0241】
【表3】
【0242】
【表4】
【0243】
除草剤試験の結果を以下の表5~49に要約した。表中、記号*はコルビーの式により定義される雑草防除増強効果があることを示し、記号#は予想したものと比較して作物種に対する損傷の低減があることを示す。
【0244】
表5は、出芽前試験における、BFL(ラセミ体)を単独で又はPYXもしくはPTXとのタンク混合物として施用した場合の作物損傷及び雑草防除の割合を28DATで評価しまとめたものである。
【0245】
他の試験の中でも、普通の一般的なハコベについては、BFL187.5g ai/haで6%の防除、PYX90g ai/haで67%の防除、及び組み合わせでは99%の防除が観察された。
【0246】
ジムソンウィードについては、BFL187.5g ai/haで30%の防除が、PYX90g ai/haで72%の防除が、及び組合わせでは96%の防除が観察された。 BFL62.5g ai/haで4%の防除、PTX90g ai/haで4%の防除、及び組み合わせで96%の防除が観察された。
【0247】
大麻セスバニアの場合、BFL187.5g ai/haで28%の防除が、PYX90 g ai/haで67%の防除が、組み合わせでは83%の防除が観察された。これらの組み合わせを使用した場合、農作物の損傷は一般的に予想より少なかった。
【0248】
表6には、出芽後試験における、BFL(ラセミ)を単独で又はPTXとのタンク混合物として施用した場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。
【0249】
表7は、出芽前試験における、BFL(ラセミ)を単独で又はFPTとのタンク混合物として施用した場合の28DATでの雑草防除の割合をまとめたものである。
【0250】
表8及び9は、出芽前試験における、BFL(ラセミ)及びDCIをそれぞれ単独で又はタンク混合物として一緒に施用した場合の作物安全性と雑草への有効性を28DATで評価してまとめたものである。
【0251】
【表5】
【0252】
【表6】
【0253】
【表7】
【0254】
【表8】
【0255】
【表9】
【0256】
他の試験の中でも、アカザ(CHEAL)については、BFLは125g ai/haで42%の防除を示し、DCIは125g ai/haで24%の防除を示し、組み合わせると96%の防除を示した。パルマーアマランス(AMAPA)については、BFLが125g ai/haで69%の防除を、DCIが125g ai/ haで30%の防除を、そして組み合わせると96%の防除を示した。
【0257】
表10及び表11には、出芽前試験において、BFL(ラセミ体)を単独で、又は他の除草剤とのタンク混合物で、施用した場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。
【0258】
表12には、出芽後試験において、BFL(ラセミ体)を単独で、又はPYX若しくはPTXとのタンク混合物として施用した場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。
【0259】
他の試験の中で、赤米については、BFLは187.5g ai/haで69%の防除を示し、PYXは90g ai/haで39%の防除を示し、組み合わせると75%の防除を示した。緑色エノコログサについてはBFLは187.5g ai/haで54%の防除を示し、PYXは90g ai/haで66%の防除を示し、組み合わせると97%の防除を示し、及び、BFLは187.5g ai/haで54%の防除を示し、PTXは890g ai/haで4%の防除を示し、組み合わせると97%の防除を示した。野生種カラスムギについては、BFLは187.5g ai/haで15%の防除を示し、PYXは90g ai/haで48%の防除を示し、組み合わせると72%の防除を示した。一般的なハコベについては、BFLは187.5g ai/haで16%の防除を示し、PYXは45g ai/haで22%の防除を示し、組み合わせると93%の防除を示した。ベフルブタミドはこの試験において、セイヨウアブラナに対して著しい作物損傷を示し、他の除草剤との組み合わせも同様であった。トウモロコシへの損傷は組み合わせを使用した場合、予想より少なかった。
【0260】
【表10】
【0261】
【表11】
【0262】
【表12】
【0263】
【表13】
【0264】
【表14】
【0265】
【表15】
【0266】
表13には、出芽後試験における、BFL(ラセミ)を単独で又は他の除草剤とのタンク混合物として施用した場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。
【0267】
【表16】
【0268】
表14には、出芽後試験における、BFL(ラセミ)を単独で又はDCIとのタンク混合物として施用した場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。
【0269】
【表17】
【0270】
【表18】
【0271】
他の試験の中でも、イタリアンライグラス(LOLMU)については、BFL188g ai/haで0%の防除、DCI125g ai/haで0%の防除、及び組み合わせでは88%の防除が得られた。DCI250g ai/haで9%の防除、BFL125g ai/haで0%の防除及び組み合わせでは91%の防除が得られた。
【0272】
大葉メヒシバ(DIGSA)の場合、BFL188g ai/haで19%の防除が、DCI125g ai/haで17%の防除が、及び組み合わせでは85%の防除が得られた。
【0273】
野生種カラスムギ(AVEFA)の場合、BFL125g ai/haで0%の防除が、DCI250g ai/haで61%の防除が、及び組み合わせでは92%の防除が観察された。BFL188g ai/haで5%の防除が、DCI250g ai/haで61%の防除が、及び組み合わせでは89%の防除が観察された。
【0274】
ヒエ(ECHCG)の場合、BFL125g ai/haで6%の防除が、DCI125g ai/haで74%の防除が、組み合わせでは91%の防除が観察された。
【0275】
図1は、緑色エノコログサの写真であり、未処理のもの、BFL125g ai/haで処理したもの、FPT25g ai/haで処理したもの、及びBFL125g ai/haとFPT25g ai/haとを組み合わせて処理したものであり、出芽後早期に施用し、ついで21DATに評価し写真撮影したものを示す。BFLとFPTとの増強された効果は、組み合わせ処理においてこの植物がほぼ完全に駆除されていることによって示されている。
【0276】
図2は、大葉メヒシバの写真であり、未処理のもの、BFL125g ai/haで処理したもの、DCI125g ai/haで処理したもの、及びBFL125g ai/ha とDCI125g ai/haとを組み合わせて処理したものであり、出芽後早期に施用し、ついで21DATに評価し写真撮影したものを示す。BFLとDCIとの増強された効果は、組み合わせ処理においてこの植物がほぼ完全に駆除されていることによって示されている。
【0277】
図3は、大葉メヒシバの写真であり、BFL125g ai/haで処理したもの、FPT37.5g ai/haで処理したもの、及びBFL125g ai/haとFPT25g ai/haとを組み合わせて処理したものであり、出芽後早期に施用し、ついで21DATに評価し写真撮影したものを示す。BFLとDCIとの増強された効果は、組み合わせ処理においてこの植物がほぼ完全に駆除されていることによって示される。
【0278】
表15は、出芽後試験における、BFL(ラセミ)を単独で又はGLYとのタンク混合物として、マレスタイル及びパルマーアマランスのグリホサート耐性株に施用した場合の、21DATにおける雑草防除の割合をまとめたものである。この研究における全ての雑草株は、前に試験して、グリホサートに対する耐性を確認してある。その結果は、BFL188g ai/haとGLYとの組み合わせが、1つのマレスタイルのグリホサート耐性株及びパルマーアマランスのグリホサート耐性株に対して増強された効果を与え得ることを示した。
【0279】
【表19】
【0280】
表16には、出芽前試験における、(-)-BFL(>95%e.e)を単独で又は他の除草剤とのタンク混合物として施用した場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。表17には、出芽前試験における、(+)-BFL(>95%e.e)を単独で又は他の除草剤とのタンク混合物として施用し場合の28DATでの作物損傷及び雑草防除の割合をまとめた。
【0281】
その結果より、(-)-BFLが活性のより高いエナンチオマーであることを確認したが、(+)-BFLは 単独では一般的なアカザ(CHEAL)、に対して示す雑草防除レベルは低かった。(-)-BFLとDCI、PTX若しくはPYXとの混合物は、重要な多くの雑草種に対する優れた防除を提供する。一般的なアカザ(CHEAL)、及びイタリアンライグラス(LOLMU)の防除において、(-)-BFLとDCIとの組み合わせを使用すると、作物の安全性が向上すると共に増強された効果が、観察された。
【0282】
【表20】
【0283】
【表21】
【0284】
【表22】
【0285】
【表23】
【0286】
【表24】
【0287】
【表25】
【0288】
【表26】
【0289】
【表27】
【0290】
【表28】
【0291】
【表29】
【0292】
【表30】
【0293】
【表31】
【0294】
【表32】
【0295】
【表33】
【0296】
【表34】
【0297】
【表35】
【0298】
【表36】
【0299】
【表37】
【0300】
【表38】
【0301】
【表39】
【0302】
【表40】
【0303】
【表41】
【0304】
図5には、ヒエの防除におけるベフルブタミドとクレトジムとの組み合わせ使用による増強された効果を示した。
【0305】
【表42】
【0306】
【表43】
【0307】
図4には、ヒエの防除におけるベフルブタミドとメタミホップとの組み合わせ使用による増強された効果を示した。
【0308】
【表44】
【0309】
【表45】
【0310】
【表46】
【0311】
【表47】
【0312】
【表48】
【0313】
【表49】
【0314】
【表50】
【0315】
【表51】
【0316】
【表52】
【0317】
【表53】
【0318】
【表54】
【0319】
【表55】
【0320】
【表56】
【0321】
以下の特許請求の範囲に定義したような本発明の主旨又は概念から逸脱することなく、本明細書に記載した特定の実施形態からの変更があり得ることは理解されている。
図1
図2
図3
図4
図5