(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-29
(45)【発行日】2022-07-07
(54)【発明の名称】局所的ホットスポットを処理する方法、装置、電子デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04L 67/00 20220101AFI20220630BHJP
G05B 23/02 20060101ALI20220630BHJP
G16Y 40/20 20200101ALI20220630BHJP
【FI】
H04L67/00
G05B23/02 V
G16Y40/20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020098601
(22)【出願日】2020-06-05
【審査請求日】2020-11-18
(31)【優先権主張番号】201911244824.2
(32)【優先日】2019-12-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ワン・シャーロン
【審査官】木村 雅也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第10048996(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 67/00
G05B 23/02
G16Y 40/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
局所的ホットスポットを処理する方法であって、
クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集するステップと、
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップと、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポッ
トに対して、当該局所的ホットスポットに対応する自動処理モジュールを呼び出して処理す
る自動的処理ステップと
、を含み、
前記自動的処理ステップは、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断するステップと、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットであると判断した場合、当該局所的ホットスポットの対応する手動監視機器に確認の要求を送信し、前記手動監視機器から返信された確認の応答を受信したことに応答して、前記確認の応答に基づいて前記処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理するステップと、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットではないと判断した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットを直接処理するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットに対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップは、
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出するステップであって、前記リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含むステップと
抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップと、
を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップは、
抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータと同じであり、且つ、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのプロセスデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのプロセスデータと同じである場合、当該局所的ホットスポットが、対応する処理条件を満たすと判定することを含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
各ノード機器のスタンドアロンデータは、少なくとも各ノード機器の機種、各ノード機器の超販売比、各ノード機器のCPU、各ノード機器のメモリ、各ノード機器の磁気ディスク総容量、各ノード機器の販売数、各ノード機器の販売地区、各ノード機器の使用可能地区、各ノード機器が含むリソースグループを含み、各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータは、少なくとも各プロセスのCPU使用率、各プロセスのメモリ使用率、各プロセスのディスク使用率を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
局所的ホットスポットを処理する装置であって、
クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集するように構成された収集モジュールと、
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するように構成された検出モジュールと、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポッ
トに対して、当該局所的ホットスポットに対応する自動処理モジュールを呼び出して処理するように構成された処理モジュールと
、を含み、
前記処理モジュールは、さらに
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断し、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットであると判断した場合、当該局所的ホットスポットの対応する手動監視機器に確認の要求を送信し、前記手動監視機器から返信された確認の応答を受信したことに応答して、前記確認の応答に基づいて前記処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理し、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットではないと判断した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットを直接処理する、ように構成される、
ことを特徴とする装置。
【請求項6】
前記検出モジュールは
、抽出サブモジュール及
び検出サブモジュールを含み、
前記抽出サブモジュールは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出するように構成され、前記リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含み、
前記検出サブモジュールは、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するように構成される、
ことを特徴とする請求
項5に記載の装置。
【請求項7】
前記検出サブモジュールは、
抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータと同じであり、且つ、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのプロセスデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのプロセスデータと同じである場合、当該局所的ホットスポットが、対応する処理条件を満たすと判定するように構成される、
ことを特徴とする請求
項6に記載の装置。
【請求項8】
各ノード機器のスタンドアロンデータは、少なくとも各ノード機器の機種、各ノード機器の超販売比、各ノード機器のCPU、各ノード機器のメモリ、各ノード機器の磁気ディスク総容量、各ノード機器の販売数、各ノード機器の販売地区、各ノード機器の使用可能地区、各ノード機器が含むリソースグループを含み、各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータは、少なくとも各プロセスのCPU使用率、各プロセスのメモリ使用率、各プロセスのディスク使用率を含む、
ことを特徴とする請求
項5に記載の装置。
【請求項9】
電子デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続され、前記少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を記憶しているメモリと、を備え、
前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1
~4のいずれか一項に記載の方法を実行させることを特徴とする電子デバイス。
【請求項10】
コンピュータ指令を記憶したコンピュータ読み可能な記憶媒体であって、
コンピュータ指令が、コンピュータに請求項1
~4のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータ読み可能な記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータプログラムであって、
プロセッサにより実行されると、コンピュータに請求項1
~4のいずれかに記載の方法を実行させるコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はコンピュータ応用技術分野に関し、さらに、クラウドコンピューティング分野に関し、特に、局所的ホットスポットの処理方法、装置、電子デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来では、クラウドコンピューティングサービスは、局所的ホットスポットの問題に対する事前対応方法がなく、即ち、スポット問題が発生した後、簡単な警報検知、又は、ユーザからの故障報告書のフィードバックに基づき、事後に解決することが一般的である。従来の技術案では、局所的ホットスポットに対して事後に解決するようにしているため、ユーザの業務への影響に対し、できるだけ早く損失を止めることしかできず、回避することはできない。このような状況は、具体的に、以下のいくつかの点に起因することである。1)正確な局所的ホットスポットに関する判定基準がなく、又は比較的粗い判定基準しかない。2)正確な判定基準がないため、局所的ホットスポット問題を自動的で且つ適時に感知することはできない。3)局所的ホットスポット問題を引き起こした原因が比較的多いため、自動的な処理方法もなく、手動で処理することを必要とされる場合が多くなり、処理にかなり時間がかかる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
上述の事情に鑑み、本願による実施例は、局所的ホットスポットの問題に対し、正確な判断、自動的な感知、及び自動的な処理をすることにより、事前に解決することができる局所的ホットスポットの処理方法、装置、電子デバイス及び記憶媒体を提供する。
【0004】
第1の態様において、局所的ホットスポットを処理する方法であって、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集するステップと、
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップと、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理するステップと、を含むことを特徴とする方法を提供する。
【0005】
上記実施例によれば、以下の利点又は有益な効果を有する。本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを収集することにより、各局所的ホットスポットに対して自動的に感知し、処理することができる。従来の局所的ホットスポットの処理方法では、正確な判断基準がないため、タイムリーに局所的ホットスポット問題を自動的に感知することはできない。
【0006】
上記実施例において、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットに対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップは、
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出するステップであって、前記リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含むステップと
抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップと、を含む。
【0007】
上記実施例によれば、以下の利点又は有益な効果を有する。本願は、局所的ホットスポットを事前に定義することができる。ここで、局所的ホットスポットは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各節電機器の内の各プロセスのプロセスデータに基づいて任意に組み合わせて、当該組み合わせを一つの局所的ホットスポットとして定義することができる。したがって、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータをリアルタイムに取得することにより、各局所的ホットスポットを検出することができる。
【0008】
上記実施例において、前記抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するステップは、
抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータと同じであり、且つ、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのプロセスデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのプロセスデータと同じである場合、当該局所的ホットスポットが、対応する処理条件を満たすと判定することを含む。
【0009】
上記実施例によれば、以下の利点又は有益な効果を有する。本願は、各局所的ホットスポットが満たす処理条件を自ら定義することができる。ここで、処理条件は、1つのスタンドアロンデータ及び1つのプロセスデータに基づく条件でもよく、複数のスタンドアロンデータ及び複数のプロセスデータに基づく条件でもよいが、ここでは何ら制限もない。
【0010】
上記実施例において、前記各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理するステップは、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断するステップと、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットであると判断した場合、当該局所的ホットスポットの対応する手動監視機器に確認の要求を送信し、前記手動監視機器から返信された確認の応答を受信し、前記確認の応答に基づいて前記条件を満たす局所的ホットスポットを処理するステップと、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットではないと判断した場合、前記条件を満たす局所的ホットスポットを直接処理するステップと、を含む。
【0011】
上記実施例によれば、以下の利点又は有益な効果を有する。本願は、クリティカルな局所的ホットスポットと非クリティカルな局所的ホットスポットとを区別することができる。処理条件を満たす局所的ホットスポットがクリティカルな局所的ホットスポットの場合、当該局所的ホットスポットを処理するか否かは、人力で確認することは必要とされる。処理条件を満たす局所的ホットスポットが非クリティカルな局所的ホットスポットの場合、人力で確認することなく、該局所的ホットスポットを直接処理する。
【0012】
上記実施例において、各ノード機器のスタンドアロンデータは、少なくとも各ノード機器の機種、各ノード機器の超販売比、各ノード機器のCPU、各ノード機器のメモリ、各ノード機器の磁気ディスク総容量、各ノード機器の販売数、各ノード機器の販売地区、各ノード機器の使用可能地区、各ノード機器が含むリソースグループを含み、各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータは、少なくとも各プロセスのCPU使用率、各プロセスのメモリ使用率、各プロセスのディスク使用率を含む。
【0013】
上記実施例によれば、以下の利点又は有益な効果を有する。本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを自ら定義することができ、ここでは何ら制限もない。
【0014】
第2の態様において、本願は局所的ホットスポットを処理する装置であって、
クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集するように構成された収集モジュールと、
各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するように構成された検出モジュールと、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理するように構成された処理モジュールと、
を含むことを特徴とする装置をさらに局所的ホットスポットの処理装置を提供する。
【0015】
上記実施例において、前記検出モジュールは、サブモジュール抽出サブモジュール及びサブモジュール検出サブモジュールを含み、
前記抽出サブモジュールは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出するように構成され、前記リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含み、
前記検出サブモジュールは、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するように構成される。
【0016】
上記実施例において、前記検出サブモジュールは、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータと同じであり、且つ、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのプロセスデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのプロセスデータと同じである場合、当該局所的ホットスポットが、対応する処理条件を満たすと判定するように構成される。
【0017】
上記実施例において、前記処理モジュールは、前記処理モジュールは、
各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断し、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットであると判断した場合、当該局所的ホットスポットの対応する手動監視機器に確認の要求を送信し、前記手動監視機器から返信された確認の応答を受信し、前記確認の応答に基づいて前記条件を満たす局所的ホットスポットを処理し、
前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットではないと判断した場合、前記条件を満たす局所的ホットスポットを直接処理する、ように構成される。
【0018】
上記実施例において、各ノード機器のスタンドアロンデータは、少なくとも各ノード機器の機種、各ノード機器の超販売比、各ノード機器のCPU、各ノード機器のメモリ、各ノード機器の磁気ディスク総容量、各ノード機器の販売数、各ノード機器の販売地区、各ノード機器の使用可能地区、各ノード機器が含むリソースグループを含み、各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータは、少なくとも各プロセスのCPU使用率、各プロセスのメモリ使用率、各プロセスのディスク使用率を含む。
【0019】
第3の態様において、本願の実施例は、電子デバイスであって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続され、前記少なくとも1つのプロセッサが実行可能な命令を記憶しているメモリと、を備え、
前記命令は前記少なくとも1つのプロセッサに実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、本願のいずれかの実施例に記載の方法を実行させることを特徴とする電子デバイス。
【0020】
第4の態様において、本願の実施例は、コンピュータ指令を記憶したコンピュータ読み可能な記憶媒体であって、コンピュータ指令が、コンピュータに本願のいずれかの実施例に記載の方法を実行させるコンピュータ読み可能な記憶媒体を提供する。
第5の態様において、本願の実施例は、コンピュータプログラムであって、プロセッサにより実行されると、コンピュータに本願のいずれかの実施例に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを提供する。
【0021】
上述の本願実施例によれば、以下の利点又は有益な効果を有する。本願の提供する局所的ホットスポットを処理する方法、装置、電子デバイス及び記憶媒体は、先ず、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、その後、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出し、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。言い換えれば、本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを収集することにより、各局所的ホットスポットに対して自動的に感知し、処理することができる。従来の局所的ホットスポットの処理方法において、正確な判断基準がないため、タイムリーに局所的ホットスポット問題を自動的に感知することはできない。本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、且つ各局所的ホットスポットの判定基準を正確に作成することにより、従来技術では正確な判定基準がなく、局所的ホットスポットを自動的且つタイムリーに感知することはできないという問題が解決することができ、それにより、局所的ホットスポットの問題を事前に解決することができる。また、本願の実施例の技術案は、容易に実現し、普及することができ、適用範囲もより広い。
【0022】
上述の選択可能な実施例による他の効果は、以下に具体的な実施例を用いて詳細に説明する。
【0023】
図面は、本発明をよりよく理解するためのものであり、本願を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】本願の実施例1による局所的ホットスポットを処理する方法のフローチャートである。
【
図2】本願の実施例2による局所的ホットスポットを処理する方法のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例2によるデータ構築のフローチャートである。
【
図4】本願の実施例3による局所的ホットスポットを処理する装置の概略構成図である。
【
図5】本願の実施例3による検出モジュールの概略構成図である。
【
図6】本願実施例による係る局所的ホットスポットを処理する方法が実施された電子デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下は、図面を参照しながら本願の例示的な実施例を説明する。ここでは、本願がよく理解されるように、実施例の様々な詳細が含まれ、これらは、ただ例示的なものであると理解すべきである。従って、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、当業者が実施例の修正や代用を成し得ることは自明である。なお、以下の説明では、明瞭で、且つ簡潔なために、周知の機能及び構成について、説明を省略する。
【0026】
<実施例1>
図1は、本願の実施例1による局所的ホットスポットを処理する方法のフローチャート図であり、該方法は、局所的ホットスポットの処理装置又は電子デバイスにより実行することができ、当該装置又は電子デバイスは、ソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現することができ、該装置又は電子デバイスはいずれかのネットワーク通信機能を有するスマート機器に集積することができる。
図1に示すように、局所的ホットスポットの処理方法は、以下のステップを含むことができる。
【0027】
S101において、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集する。
【0028】
本願の具体的な実施例において、電子デバイスは、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集することができる。具体的には、クラウドコンピューティング環境に、ノード機器1、ノード機器2、…、ノード機器Nを含むことが想定される。ただし、Nは、1以上の自然数である。当該ステップにおいて、電子デバイスは、ノード機器1、ノード機器2、…、ノード機器Nを含むノード機器のスタンドアロンデータと、ノード機器1の内の各プロセスのプロセスデータ、ノード機器2の内の各プロセスのプロセスデータ、ノード機器Nの内の各プロセスのプロセスデータを含むデータとを収集することができる。
【0029】
好ましくは、本願の具体的な実施例において、各ノード機器のスタンドアロンデータは、少なくとも各ノード機器の機種、各ノード機器の超販売比、各ノード機器のCPU、各ノード機器のメモリ、各ノード機器の磁気ディスク総容量、各ノード機器の販売数、各ノード機器の販売地区、各ノード機器の使用可能地区、各ノード機器が含むリソースグループを含み、各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータは、少なくとも各プロセスのCPU使用率、各プロセスのメモリ使用率、各プロセスのディスク使用率を含む。
【0030】
S102において、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが予め設定された各局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出する。肯定の場合、S103に移行する。否定の場合、S101に戻る。
【0031】
本願の具体的な実施例において、電子デバイスは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが予め設定された各局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出することができる。具体的には、電子デバイスは各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットの対応する処理条件を予め設定することができる。例えば、ローカルホットスポット1の処理条件として、ノード機器1の機種がホイートンのDL388Gen8E5-2620であること、ある業務プロセスのCPU使用率が50%であること等が挙げられる。本ステップにおいて、電子デバイスは、ノード機器1におけるある業務プロセスのCPU使用率が50%に達した場合、該業務プロセスが、予め設定された該ローカルホットスポットの対応する処理条件を満たすと判定するようにしてもよい。
【0032】
S103において、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。
本願の具体的な実施例において、電子デバイスは、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。例えば、電子デバイスは、局所的ホットスポット1が局所的ホットスポット1の対応する処理条件を満たすことを検出すると、本ステップにおいて、電子デバイスは、局所的ホットスポット1を処理することができる。電子デバイスは、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たさないことを検出すると、S101に戻る。
【0033】
本願の実施例が提供する局所的ホットスポットの処理方法は、先ず、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、その後、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出し、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。言い換えれば、本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを収集することにより、各局所的ホットスポットに対して自動的に感知し、処理することができる。従来の局所的ホットスポットの処理方法において、正確な判断基準がないため、タイムリーに局所的ホットスポット問題を自動的に感知することはできない。本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、且つ各局所的ホットスポットの判定基準を正確に作成することにより、従来技術では正確な判定基準がなく、局所的ホットスポットを自動的且つタイムリーに感知することはできないという問題が解決することができ、それにより、局所的ホットスポットの問題を事前に解決することができる。また、本願の実施例の技術案は、容易に実現し、普及することができ、適用範囲もより広い。
【0034】
<実施例2>
図2は、本願の実施例2が提供する局所的ホットスポットを処理する方法のフローチャート図である。
図2に示すように、局所的ホットスポットを処理すする方法は以下のステップを含むことができる。
【0035】
S201において、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集する。
【0036】
本願の具体的な実施例において、電子デバイスはクラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集することができる。具体的には、クラウドコンピューティング環境は、ノード機器1、ノード機器2、・・・、ノード機器Nを含むと想定される。ただし、Nは、1以上の自然数である。本ステップにおいて、電子デバイスは、ノード機器1、ノード機器2、…、ノード機器Nを含むノード機器のスタンドアロンデータと、ノード機器1の内の各プロセスのプロセスデータ、ノード機器2の内の各プロセスのプロセスデータ、ノード機器Nの内の各プロセスのプロセスデータとを収集することができる。
【0037】
S202において、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出し、そのうち、リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含む。
【0038】
本願の具体的な実施例において、電子デバイスは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出することができる。そのうち、リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含む。具体的には、本願において局所的ホットスポットを事前に定義することができ、例えば、ノード機器1のCPU及びノード機器1におけるあるプロセスのCPU使用率に基づいて一つの局所的ホットスポットを定義することができる。また、ノード機器2の機種及びノード機器2におけるあるプロセスのメモリ使用率に基づいて一つの局所的ホットスポットを定義することができる。ここで、局所的ホットスポットは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータに基づいて任意に組み合わせ、当該組み合わせを一つの局所的ホットスポットとして定義することができる。
【0039】
S203において、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが予め設定された各局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出し、肯定の場合、S204に移行する。否定の場合、S201に戻る。
【0040】
本願の具体的な実施例において、電子デバイスは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータと、予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが予め設定された各局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出することができる。具体的には、ノード機器の局所的ホットスポットに対し、スタンドアロンで監視することにより、該ノード機器が予め設定された該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出することができる。クラウドコンピューティング環境の局所的ホットスポットに対し、アウトバンドで監視することにより、該局所的ホットスポットが予め設定された該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出することができる。具体的には、ノード機器の局所的ホットスポットについて、単一のノード機器により、該局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすか否かを検出することができる。クラウドコンピューティング環境の局所的ホットスポットについて、単一のノード機器では、該局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすか否かを検出することはできず、複数のノード機器により、該局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすか否かを検出することができる。
【0041】
S204において、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。
本願の具体的な実施例において、電子デバイスは、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出すると、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。例えば、電子デバイスは、局所的ホットスポット1が局所的ホットスポット1の対応する処理条件を満たすことを検出すると、本ステップにおいて、局所的ホットスポット1を処理することができる。電子デバイスは、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たさないことを検出すると、S201に戻る。
【0042】
本願の具体的な実施例において、局所的ホットスポットを処理する方法は、データ構築、自動的感知及び自動的処理の三つの工程を含むことができる。そのうち、データ構築は、データ収集、データ処理及び記憶、データ検索及び表示を含む。
【0043】
図3は、本願の実施例2にかかるデータ構築のフローチャートである。
図3に示すように、データ構築は、1)データ収集工程と、2)データ処理及び記憶工程と、3)データ検索及び表示工程と、を含む。1)データ収集工程は、a)クラウドコンピューティングサービス用スタンドアロンリソースに関連するデータを収集する客観的なデータ収集工程であって、客観的なデータは、機種、スーパーベンダー、複合機CPU、メモリ、磁気ディスク総容量及び既に販売された数量、地区、使用可能な地区、リソースグループ等のようなスタンドアロンマシンの粒度と、クラウドコンピューティング基礎サービス及びユーザ業務のCPU、メモリ、ディスク使用率などのようなスタンドアロンマシンの内のプロセスの粒度とを含む、客観的なデータ収集工程と、b)局所的ホットスポット問題データを収集し、分析するためのロングタームメカニズムを制定し、局所的ホットスポットの故障シーンに対し分析し、抽象化することにより、これらの故障シーンの共通性を有する影響因子を見つけ出す履歴故障データ収集工程であって、データ収集の際に、各スタンドアロン環境に対してデータ収集スクリプトを用いてデータ収集を行い、収集されたデータに基づいてデータファイルを形成する履歴故障データ収集工程とを含む。2)データ処理及び記憶工程は、異なるデータソースが収集したデータを正規化して、データベースに記憶することである。データ処理において、スタンドアロンマシンIPを一意識別子とし、収集されたデータを、対応するマシンIPに関連付け、最後に、当該マシンの一連のリソースに関するデータを生成する。データ処理及び記憶において、データ処理用ツールを用いて各スタンドアロンマシン環境におけるデータファイルを処理し、処理された各スタンドアロンマシン環境におけるデータタイミングをデータベースDBに送る。また、データ処理用ツールを用いて、第三者管理ツール及びクラウドコンピューティング仮想化データストレージにおけるデータを処理し、処理されたデータタイミングをデータ統合ベースDBに送ることができる。3)データ検索及び表示工程は、グラフ化表示ツール(例えばgrafana)を採用しており、後端がデータベースに接続され、データのグラフ化表示及び分析を行い、収集されたデータに対して多次元の表示、スクリーニング、履歴トレンド分析等を行い、多次元及び履歴トレンドの分析は、履歴故障データに対し、局所的ホットスポットをトリガする可能性のある潜在的なトリガ条件を発掘する。データ検索及び表示において、外部にAPI、又はグラフィック表示インタフェースを提供することで、検索及び表示を可能にする。
【0044】
自動的感知は、スタンドアロンマシンの面に基づく監視のことと、多次元データ分析に基づく監視のことと、ホットスポットシーン毎に独立して監視することとを含む。そのうち、スタンドアロンマシンの面に基づく監視について、スタンドアロンデータを採用するだけで局所的ホットスポットのシーンを特定することができる(例えば、全機CPU使用率が5分間持続して98%を超える)場合、スタンドアロンマシンを直接監視するように配置し、当該マシンが局所的ホットスポット条件に達すると、警報をトリガすることができる。多次元データ分析に基づく監視において、局所的ホットスポットのシーンを特定するには、データ構築された多次元データに基づく必要がある場合、アウトバンドで監視するように配置するようにし、トリガ条件を達成すると、警報することができる。ホットスポットシーン毎に独立して監視することについて、ホットスポットシーンに対する監視は原子化され、つまり、局所的ホットスポットシーン毎に、監視するように配置する。
【0045】
自動的処理は、コールバックを監視する手段として、異なる局所的ホットスポットシーンに対して、対応する自動処理モジュールを呼び出して処理する。自動的処理は、以下の主な特徴点を有する。処理は、総体として自動化して実行される一方、クリティカルノードにういては、手動でクリックして確認することは必要とされる。これにより、安定性を確保し、リスクを抑制することができ、各局所的ホットスポットシーンに対する処理は互いに独立して、非結合的に実行され、メンテナンスに便利である。新しいホットスポットシーンが発生すると、自動的感知及び自動的処理は、いずれも迅速に拡張することができる。複数の異なるホットスポットシーンがある場合、その処理方法は同じであり、同じ自動的処理用モジュールを使用することもできる。
【0046】
本願の具体的な実施例において、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する際、まず、任意の局所的ノードが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断することができ、具体的には、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出し、処理条件を満たす局所的ホットスポットが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断する。処理条件を満たす局所的ホットスポットがクリティカル局所的ホットスポットである場合、該局所的ホットスポットの対応する手動監視機器に対し確認の要求を送信する。手動監視機器から返信から確認の応答を受信する。確認の応答に基づいて条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。処理条件を満たす局所的ホットスポットがクリティカル局所的ホットスポットでない場合、条件を満たす局所的ホットスポットを直接処理する。
【0047】
本願の実施例が提供する局所的ホットスポットの処理方法は、本願の実施例が提供する局所的ホットスポットの処理方法は、先ず、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、その後、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出し、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。言い換えれば、本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを収集することにより、各局所的ホットスポットに対して自動的に感知し、処理することができる。従来の局所的ホットスポットの処理方法において、正確な判断基準がないため、タイムリーに局所的ホットスポット問題を自動的に感知することはできない。本願は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、且つ各局所的ホットスポットの判定基準を正確に作成することにより、従来技術では正確な判定基準がなく、局所的ホットスポットを自動的且つタイムリーに感知することはできないという問題が解決することができ、それにより、局所的ホットスポットの問題を事前に解決することができる。また、本願の実施例の技術案は、容易に実現し、普及することができ、適用範囲もより広い。
【0048】
<実施例3>
図4は本願の実施例3の提供する局所的ホットスポットの処理装置の概略構成図である。
図4に示すように、前記装置400は、収集モジュール401、検出モジュール402及び処理モジュール403を備える。
【0049】
収集モジュール401は、クラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集するように構成される。
【0050】
検出モジュール402は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得された各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するように構成される。
【0051】
処理モジュール403は、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理するように構成される。
【0052】
図5は本願の実施例3にかかる検出モジュールの概略構成図である。
図5に示すように、検出モジュール402は、抽出サブモジュール4021と、検出サブモジュール4022を備える。
【0053】
抽出サブモジュール4201は、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータから、各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータを抽出するように構成される。前記リアルタイムデータは、各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを含む。
【0054】
検出サブモジュール4202は、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータ、及び各局所的ホットスポットの対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが、予め設定された当該局所的ホットスポットの対応する処理条件を満たすか否かを検出するように構成される。
【0055】
さらに、前記検出サブモジュール4022は、具体的には、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのスタンドアロンデータと同じであり、且つ、抽出された各局所的ホットスポットの対応するリアルタイムデータのうちの少なくとも1つのプロセスデータが、当該局所的ホットスポットの対応する履歴故障データのうちの少なくとも1つのプロセスデータと同じである場合、当該局所的ホットスポットが、対応する処理条件を満たすと判定するように構成される。
【0056】
さらに、前記処理モジュール403は、具体的には、各局所的ホットスポットが対応する処理条件を満たすことを検出した場合、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが予め設定されたクリティカル局所的ホットスポットであるか否かを判断し、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットであると判断した場合、当該局所的ホットスポットの対応する手動監視機器に確認の要求を送信し、前記手動監視機器から返信された確認の応答を受信し、前記確認の応答に基づいて前記条件を満たす局所的ホットスポットを処理し、前記処理条件を満たす局所的ホットスポットが前記クリティカル局所的ホットスポットではないと判断した場合、前記条件を満たす局所的ホットスポットを直接処理するように構成される。
【0057】
さらに、各ノード機器のスタンドアロンデータは、少なくとも各ノード機器の機種、各ノード機器の超販売比、各ノード機器のCPU、各ノード機器のメモリ、各ノード機器の磁気ディスク総容量、各ノード機器の販売数、各ノード機器の販売地区、各ノード機器の使用可能地区、各ノード機器が含むリソースグループを含み、各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータは、少なくとも各プロセスのCPU使用率、各プロセスのメモリ使用率、各プロセスのディスク使用率を含む。
【0058】
上記局所的ホットスポットを処理する装置は、本願の任意の実施例が提供する方法を実行することができ、実行方法に応じた機能モジュール及び有益な効果を備える。本実施例において詳細に説明しない技術的詳細は、本願の任意の実施例が提供する局所的ホットスポットの処理方法を参照することができる。
【0059】
<実施例4>
本願の実施例によれば、本願は、さらに電子デバイス及び読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0060】
図6に示すように、本願の実施例に係る局所的ホットスポットの処理方法に係る電子デバイスのブロック図である。電子デバイスは、ノート型コンピュータ、デスクトップ型コンピュータ、テーブル型コンピュータ、携帯情報端末、サーバ、ブレード型サーバ、大型コンピュータ等の様々な形態のデジタルコンピュータを対象とする。また、電子デバイスは、個人デジタル処理、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器等の各種のモバイル機器を表現することができる。なお、ここで示した構成要素、その接続関係、およびその機能はあくまで一例であり、ここで説明した本願の実現や要求される機能を限定することを意図したものではない。
【0061】
図6に示すように、該電子デバイスは、1つ又は複数のプロセッサ601、メモリ602、及び各部品を接続するためのインタフェースを含み、インタフェースは、高速インタフェース及び低速インタフェースを含む。各構成要素は、互いに異なるバスで接続されており、共通のマザーボード上に実装されていてもよいし、必要に応じて実装されていてもよい。前記プロセッサは、前記メモリまたは前記メモリに記憶され、前記インタフェースに接続された表示装置などの外部入出力部にGUIのグラフィック情報を表示させる指示を含む、前記電子デバイスで実行される命令を処理してもよい。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサおよび/または複数のバスを、複数のメモリおよび複数のメモリとともに使用することができる。また、複数の電子デバイスを接続し、各機器が必要な動作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバ群、マルチプロセッサシステムなど)を提供するようにしてもよい。
図6では、1つのプロセッサ601を例としている。
【0062】
メモリ602は、本願が提供する非瞬時コンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ここで、前記メモリは少なくとも一つのプロセッサが実行可能な命令を記憶し、前記少なくとも一つのプロセッサに本願が提供する局所的ホットスポットの処理方法を実行させる。本願の非瞬時コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はコンピュータコマンドを記憶し、該コンピュータコマンドは、本願が提供する局所的ホットスポットの処理方法をコンピュータに実行させるために用いられる。
【0063】
メモリ602は、非瞬時コンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非瞬時ソフトウェアプログラム、非瞬時コンピュータ実行可能なプログラム及びモジュール、例えば本願の実施例における局所的ホットスポットの処理方法に対応するプログラム指令/モジュール(例えば、
図4に示す収集モジュール401、検出モジュール402及び処理モジュール403が挙げられる)を記憶することに用いることができる。プロセッサ601はメモリ602に記憶された非瞬時ソフトウェアプログラム、指令及びモジュールを実行することにより、サーバの各種機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、すなわち上記方法の実施例における局所的ホットスポットの処理方法を実現する。
【0064】
メモリ602は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを格納する格納プログラム領域と、ローカルホットスポットの処理方法に従った電子デバイスの使用により作成されたデータ等を格納する格納データ領域とを含んでもよい。また、メモリ602は高速ランダムアクセスメモリを含むことができ、また非瞬性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置又は他の非瞬性固体記憶装置を含むことができる。いくつかの実施例において、メモリ602はプロセッサ601と遠隔に設置されたメモリを選択することができ、これらの遠隔メモリはネットワークを介して局所的ホットスポットの処理方法の電子デバイスに接続することができる。上記ネットワークとしては、例えば、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信網、これらの組み合わせなどが挙げられるが、上記に限られない。
【0065】
局所的ホットスポットを処理する方法が実施される電子デバイスは、さらに、入力部603と、出力部604とを備えることができる。プロセッサ601、メモリ602、入力部603及び出力部604は、バス又はその他の方式で接続されていてもよく、
図6ではバスで接続されている例を示している。
【0066】
入力部603は、入力された数字や文字の情報や、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパネル、ポインティングデバイス、マウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等の局所的ホットスポットの処理方法を生成する電子デバイスのユーザ設定や機能制御に関するキー信号の入力を受け付けることができる。出力部604は、表示装置、補助照明装置(例えば、LED)、触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)等を含んでもよい。該表示装置は以下を含むことができるがこれらに限定されず、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイである。いくつかの実施形態において、表示装置はタッチパネルであってもよい。
【0067】
ここで説明するシステム及び技術の様々な実施形態はデジタル電子回路システム、集積回路システム、専用ASIC(専用集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、以下を含むことができる。1つ又は複数のコンピュータプログラムに実装され、該1つ又は複数のコンピュータプログラムは少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムにおいて実行及び/又は解釈することができ、該プログラマブルプロセッサは専用又は汎用プログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置及び少なくとも1つの出力部からデータ及びコマンドを受信することができ、且つデータ及びコマンドを該記憶システム、該少なくとも1つの入力装置及び該少なくとも1つの出力部に伝送する。
【0068】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、またはコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、これらのコンピュータプログラムは、上位プロセスおよび/またはオブジェクト指向のプログラミング言語、および/またはアセンブル/機械言語を利用して実現することができる。ここで、「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」とは、機械可読信号である機械指令を受ける機械可読媒体を含み、機械指令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに与えるための任意のコンピュータプログラム製品、装置、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブル論理装置(PLD))を意味する。「機械可読信号」とは、機械指令やデータをプログラマブルプロセッサに供給するための任意の信号を意味する。
【0069】
ここで説明したシステム及び技術は、ユーザとのインタラクションを提供するために、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)モニタなど)と、ユーザが入力をコンピュータに提供するためのキーボードやポインティングデバイス(例えば、マウスやトラックボールなど)とを有するコンピュータ上で実現することができる。他の種類の装置はさらにユーザとのインタラクションを提供することに用いることができる。例えば、ユーザに提供するフィードバックはいかなる形態のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよい。なお、いかなる形態(音声入力、音声入力又は、触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0070】
ここで説明したシステム及び技術を、バックグラウンド部品を含む計算システム(例えば、データサーバとする)、ミドルウェア部品を含む計算システム(例えば、アプリケーションサーバとする)、フロントエンド部品を含む計算システム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであって、ユーザは、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを介して、ここで説明したシステム及び技術の実施形態とインタラクションすることができる)、又は、このようなバックグラウンド部品、ミドルウェア部品、又はフロントエンド部品のいずれかの組み合わせを含む計算システムに実装することができる。また、システムの各構成要素は、任意の形態で接続されていてもよいし、通信網等のデジタルデータ通信によって接続されていてもよい。通信ネットワークとしては、例えば、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、エリアチェーンネットワークなどが挙げられる。
【0071】
コンピュータシステムは,クライアントとサーバとを含んでもよい。クライアントとサーバは、通常、互いに離れており、通信ネットワークを介してやり取りされる。クライアントとサーバとの関係は,それぞれのコンピュータ上で動作し、互いにクライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。
【0072】
本願の実施例の技術的解決手段に基づき、まずクラウドコンピューティング環境における各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集する;続いて各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータ、及び予め取得した各局所的ホットスポットに対応する履歴故障データに基づき、各局所的ホットスポットが予め設定された各局所的ホットスポットに対応する処理条件を満たすか否かを検出する;各局所的ホットスポットが自身に対応する処理条件を満たすと検出すれば、処理条件を満たす局所的ホットスポットを処理する。すなわち、本願は各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを収集することにより、各局所的ホットスポットに対して自動感知及び自動処理を行うことができる。従来の局所的ホットスポットの処理方法において、正確な判断基準がないため、自動的に、タイムリーに局所的ホットスポット問題を感知することができない。本願は各ノード機器のスタンドアロンデータ及び各ノード機器の内の各プロセスのプロセスデータを定期的に収集し、且つ各局所的ホットスポットの判定基準を正確に策定し、従来技術において正確な判定基準がないため、局所的ホットスポットを自動的に、タイムリーに感知できないという問題を克服し、それにより局所的ホットスポットの問題を前置して解決することができる;且つ、本願の実施例の技術的解決手段は実現しやすく、普及しやすく、適用範囲がより広い。
【0073】
なお、上述した様々な形態のフローを用いて、並び替え、追加、削除を行うようにしてもよい。例えば、本願において開示される各ステップは、並列的あるいは個別に実行されるものであっても良いし、また、本願において開示される技術的思想の範囲内において、並列的あるいは個別に実行されるものであっても良い。
【0074】
上記具体的な実施形態は、本願の保護範囲を限定するものではない。以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても。本願の精神及び原則内で行われた修正、均等置換及び改良等は、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。