(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-30
(45)【発行日】2022-07-08
(54)【発明の名称】遊技機
(51)【国際特許分類】
A63F 7/02 20060101AFI20220701BHJP
【FI】
A63F7/02 326Z
(21)【出願番号】P 2017233855
(22)【出願日】2017-12-05
【審査請求日】2020-12-03
(73)【特許権者】
【識別番号】599104196
【氏名又は名称】株式会社サンセイアールアンドディ
(74)【代理人】
【識別番号】100111970
【氏名又は名称】三林 大介
(74)【代理人】
【識別番号】100163315
【氏名又は名称】安藤 健二
(72)【発明者】
【氏名】野田 泰之
【審査官】森川 能匡
(56)【参考文献】
【文献】特許第6785504(JP,B2)
【文献】特開2007-236714(JP,A)
【文献】特開2010-253145(JP,A)
【文献】特開2017-047172(JP,A)
【文献】特開2016-202464(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63F 7/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
通電によって発光する複数の発光体を搭載し
、該複数の発光体が並列に接続された遊技機において、
前記複数の発光体への電力の供給や遮断を制御するドライバが実装されたドライバ基板と、
前記複数の発光体が実装された発光体基板と、
前記ドライバ基板と前記発光体基板とを電気的に接続する接続線と、
前記発光体に流れる電流を制限するために前記複数の発光体の各々に対応して少なくとも1つずつ搭載された複数の電流制限抵抗器と
を備え、
前記発光体に要する抵抗値を分担して直列に接続された2つ以上の前記電流制限抵抗器が、前記複数の発光体の各々に対応して搭載されており、当該2つ以上の前記電流制限抵抗器のうち、少なくとも1つの前記電流制限抵抗器は前記ドライバ基板に実装され、残余の前記電流制限抵抗器は前記発光体基板に実装されていると共に、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の発熱量の合計と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の発熱量の合計とを比較すると、前記ドライバ基板および前記発光体基板のうち基板面積が大きい方に実装された前記電流制限抵抗器の発熱量の合計が大きくなっている
ことを特徴とする遊技機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技盤に形成された遊技領域に向けて遊技球を発射することによって遊技を行う弾球遊技機(パチンコ機)や、外周面に複数種類の図柄を有する回胴を回転させた後、該回胴を停止させることによって遊技を行う回胴式遊技機(スロットマシン)などの遊技機に関する。
【背景技術】
【0002】
弾球遊技機や回胴式遊技機などの遊技機では、発光ダイオード(以下、LED)などの発光体を複数搭載しているのが一般的であり、遊技者に向けて発光(点灯あるいは点滅)させることが可能となっている。そして、遊技の進行に合わせて、複数のLEDを所定の分布で点灯させたり、所定のパターンで点滅させたりすることにより、遊技興趣を高めるための発光演出を実行している。
【0003】
こうした遊技機では、複数のLEDへの電力の供給や遮断を制御するドライバが搭載されていると共に、LEDに流れる電流を制限するための電流制限抵抗器が複数のLEDの各々に対応して搭載されており、複数のLEDと同じ基板にドライバや対応する電流制限抵抗器を実装した遊技機が知られている(例えば、特許文献1)。また、ドライバを複数のLEDとは別の基板に実装しておき、ドライバが実装された基板と、複数のLEDが実装された基板とを接続線を介して電気的に接続することで、LEDをドライバから離して配置した遊技機も存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、上述した遊技機では、複数のLEDを長期間に亘って発光させると、各LEDに対応する電流制限抵抗器が発熱して基板の温度が上昇することにより、周辺の電子部品に悪影響を及ぼすことがあるという問題があった。
【0006】
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、複数のLEDを長期間に亘って発光させても、電流制限抵抗器の発熱による基板の温度上昇を抑制することが可能な技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題の少なくとも一部を解決するために、本発明の遊技機は次の構成を採用した。すなわち、
通電によって発光する複数の発光体を搭載し、該複数の発光体が並列に接続された遊技機において、
前記複数の発光体への電力の供給や遮断を制御するドライバが実装されたドライバ基板と、
前記複数の発光体が実装された発光体基板と、
前記ドライバ基板と前記発光体基板とを電気的に接続する接続線と、
前記発光体に流れる電流を制限するために前記複数の発光体の各々に対応して少なくとも1つずつ搭載された複数の電流制限抵抗器と
を備え、
前記発光体に要する抵抗値を分担して直列に接続された2つ以上の前記電流制限抵抗器が、前記複数の発光体の各々に対応して搭載されており、当該2つ以上の前記電流制限抵抗器のうち、少なくとも1つの前記電流制限抵抗器は前記ドライバ基板に実装され、残余の前記電流制限抵抗器は前記発光体基板に実装されていると共に、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の発熱量の合計と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の発熱量の合計とを比較すると、前記ドライバ基板および前記発光体基板のうち基板面積が大きい方に実装された前記電流制限抵抗器の発熱量の合計が大きくなっている
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、複数のLEDを長期間に亘って発光させても、電流制限抵抗器の発熱による基板の温度上昇を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図2】本実施例の遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。
【
図3】本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示すブロック図である。
【
図4】本実施例の電飾装置100を分解した状態を示す斜視図である。
【
図5】従来例の電飾装置100における回路構成を示した説明図である。
【
図6】第1実施例の電飾装置100における回路構成を示した説明図である。
【
図7】第1実施例の電飾装置100における第1電流制限抵抗器106と第2電流制限抵抗器107とで分担する抵抗値が不均等である第1の例を示した説明図である。
【
図8】第1実施例の電飾装置100における第1電流制限抵抗器106と第2電流制限抵抗器107とで分担する抵抗値が不均等である第2の例を示した説明図である。
【
図9】第2実施例の電飾装置100における回路構成を示した説明図である。
【
図10】第2実施例の電飾装置100における8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、LED基板103と電飾駆動基板226とに振り分けられる個数が不均等である第1の例を示した説明図である。
【
図11】第2実施例の電飾装置100における8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、LED基板103と電飾駆動基板226とに振り分けられる個数が不均等である第2の例を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
上述した本発明の内容を明確にするために、本発明を「セブン機」や「デジパチ」と呼ばれるタイプのパチンコ機(遊技機)に適用した実施例について説明する。尚、実施例において、「前」および「表」は「遊技機を基準とする前方」、つまり「遊技者に近接する方向(遊技者から見て手前側)」を示し、「後」および「裏」は「遊技機を基準とする後方」、つまり「遊技者から離間する方向(遊技者から見て奥側)」を示す。また、「上」とは遊技者から見て「上」であることを示し、「下」とは遊技者から見て「下」であることを示し、「左」とは遊技者から見て「左」であることを示し、「右」とは遊技者から見て「右」であることを示す。
【0011】
A.パチンコ機の装置構成 :
A-1.装置前面側の構成 :
図1は、本実施例のパチンコ機1の正面図である。
図1に示すように、パチンコ機1の前面部には、前面枠4が設けられている。前面枠4は、一端(
図1における左側)が中枠3に対して回動可能に軸支されている。中枠3の前面側には遊技盤20(
図2参照)が着脱可能に取り付けられており、前面枠4が中枠3に対してパチンコ機1の前方側に回動(開放)されると、遊技盤20が露出した状態となる。中枠3は、一端(
図1における左側)が本体枠2に対して回動可能に軸支されている。本体枠2は、木製の板状部材を組み立てて構成された略長方形の枠体であり、パチンコ機1の外枠を形成している。
【0012】
前面枠4の略中央部には窓部4aが形成されており、この窓部4aにはガラス板等の透明板4bが嵌め込まれている。遊技者は、窓部4a(透明板4b)を通して奥側に配置される遊技盤20の後述する遊技領域を視認可能である。また、前面枠4における窓部4aの右下方には、小窓部4cが形成されており、この小窓部4cには合成樹脂板等の透明板4dが嵌め込まれている。遊技者は、小窓部4c(透明板4d)を通して奥側に配置された遊技盤20の後述するセグメント表示部を視認可能である。
【0013】
前面枠4における窓部4aの上方には上部ランプ5aが設けられ、窓部4aの右側の周縁部には右サイドランプ5bが設けられ、窓部4aの左側の周縁部には左サイドランプ5cが設けられている。また、窓部4aの上方の左右には一対の上部スピーカー6aが設けられており、本体枠2の下部の前面側には下部スピーカー6bが設けられている。これらの上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c、上部スピーカー6a、および下部スピーカー6bは、遊技上の演出効果を高めるために駆動される。
【0014】
前面枠4における窓部4aの下方には、上皿部7が設けられている。上皿部7には、カードユニット242(
図3参照)を介して貸し出される遊技球や、パチンコ機1から払い出される遊技球が貯留される。また、上皿部7の下方には下皿部8が設けられており、上皿部7の容量を超えて貸し出された遊技球や、上皿部7の容量を超えて払い出された遊技球が貯留される。
【0015】
前面枠4における下皿部8の右方には、遊技者による回転操作が可能な発射ハンドル9が設けられている。発射ハンドル9の回転軸は、発射ハンドル9の奥側に搭載された発射装置ユニット261(
図3参照)に接続されている。この発射装置ユニット261には、上皿部7に貯留された遊技球が供給される。遊技者が発射ハンドル9を回転させると、その回転が発射装置ユニット261に伝達され、発射装置ユニット261に内蔵された発射モーターが作動して、発射ハンドル9の回転角度に応じた強さで遊技球が発射される。
【0016】
また、上皿部7の手前側の縁部には、遊技者による押下操作が可能な演出ボタン10aが設けられており、下皿部8の左方には、遊技者による押込操作や回転操作が可能なジョグシャトル10bが設けられている。これらの演出ボタン10aやジョグシャトル10bは、何れも遊技者によって操作される演出操作部であり、所定の条件成立時に遊技者によって操作されると、所定の遊技演出が行われる。
【0017】
A-2.遊技盤の構成 :
図2は、本実施例の遊技盤20の盤面構成を示す説明図である。前述したように遊技盤20は、中枠3の前面側に着脱可能に取り付けられている。
図2に示すように、遊技盤20の中央には略円形状の遊技領域21が形成されている。発射装置ユニット261(
図3参照)から発射された遊技球は、外レール22と内レール23との間を通って遊技領域21に放出され、遊技領域21の上方から下方に向かって流下する。遊技領域21は、前面枠4の窓部4a(透明板4b)を通して遊技者に視認されるので、当然ながら、遊技領域21を流下する遊技球の様子も窓部4aを通して遊技者が視認可能である。
【0018】
遊技領域21の略中央には中央装置40が設けられており、中央装置40のほぼ中央には、演出表示装置41が設けられている。演出表示装置41は、液晶表示器によって構成されており、その表示画面上に演出用の種々の画像を表示することが可能である。例えば、演出図柄として3つの識別図柄41a,41b,41cを表示可能であり、これらの識別図柄41a,41b,41cが、複数の数字(例えば「1」~「9」の9つの数字)を次々と切り換えて変動表示を実行する。
【0019】
また、本実施例の中央装置40には、演出表示装置41の上方に電飾装置100が設けられている。詳しくは後述するが、本実施例の電飾装置100は、複数の発光ダイオード(以下、LED)101を搭載しており、LED101を発光(点灯あるいは点滅)させることによって発光演出を行うことが可能となっている。
【0020】
遊技領域21における中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられている。普通図柄作動ゲート27を通過した遊技球は、普通図柄作動ゲート27に内蔵のゲートセンサー27s(
図3参照)によって検知されて、下方へと流下していく。
【0021】
遊技領域21における中央装置40の下方には、第1始動口24が設けられている。第1始動口24は、遊技球の入球可能性が不変(一定)であり、遊技球が常時入球可能になっている。第1始動口24に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、第1始動口センサー24s(
図3参照)によって検知される。
【0022】
遊技領域21における第1始動口24の下方には、遊技球の入球可能性が変化する第2始動口25が設けられている。本実施例の第2始動口25は、下端側を軸に上端側を前方に傾けて回動可能な開閉扉26を備えており、開閉扉26が略直立して遊技球が入球不能(または入球困難)な閉鎖状態と、開閉扉26が前方に回動して遊技球が入球可能(または入球容易)な開放状態とに変化可能である。
図2では、第2始動口25が開放状態となっている様子が示されている。第2始動口25に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、第2始動口センサー25s(
図3参照)によって検知される。
【0023】
遊技領域21における第1始動口24の右方には、前方に向けて略長方形状に大きく開口した大入賞口28が設けられている。大入賞口28は、下端側を軸に上端側を前方に傾けて回動可能な開閉扉29を備えており、開閉扉29が略直立して遊技球が入球不能な閉鎖状態と、開閉扉29が前方に回動して遊技球が入球可能な開放状態とに変化可能である。
図2では、大入賞口28が開放状態となっている様子が示されている。大入賞口28に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、大入賞口センサー28s(
図3参照)によって検知される。
【0024】
また、上述した各遊技装置の周辺には、遊技球が入球可能なその他入賞口30や、遊技球が流下する経路に影響を与える風車型ホイール31や多数の遊技釘32などが設けられている。その他入賞口30に入球した遊技球は、通路を通って遊技盤20の裏面側に導かれて、その他入賞口センサー30s(
図3参照)によって検知される。さらに、遊技領域21の最下部であって第2始動口25の下方には、アウト口33が設けられており、上述した第1始動口24、第2始動口25、大入賞口28、その他入賞口30の何れにも入球しなかった遊技球は、アウト口33から遊技盤20の裏面側に排出される。
【0025】
本実施例のパチンコ機1において、複数の遊技釘32の配置などにより、上述した第1始動口24には、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下する遊技球が入球可能である。これに対して、普通図柄作動ゲート27、第2始動口25、大入賞口28には、中央装置40(演出表示装置41)の右方の領域を流下する遊技球が通過または入球可能である。以下では、中央装置40の左方の領域を流下させるように遊技球を発射することを「左打ち」とも表現し、中央装置40の右方の領域を流下させるように遊技球を発射することを「右打ち」とも表現する。尚、本実施例のパチンコ機1では、第1始動口24、第2始動口25、その他入賞口30の何れかに遊技球が入球した場合は、賞球として3個の遊技球が払い出され、大入賞口28に遊技球が入球した場合は、13個の遊技球が払い出される。
【0026】
また、遊技盤20における遊技領域21の右下方には、複数のLEDの組み合わせによって遊技に係る情報を表示するセグメント表示部50が設けられている。セグメント表示部50は、前面枠4に設けられた小窓部4c(
図1参照)を通して遊技者が視認可能である。
【0027】
A-3.制御回路の構成 :
次に、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成について説明する。
図3は、本実施例のパチンコ機1における制御回路の構成を示したブロック図である。図示されているようにパチンコ機1の制御回路は、多くの制御基板や、各種基板などから構成されている。機能に着目して大別すると、遊技の基本的な進行に係る制御を司る主制御基板200と、遊技の演出に係る制御を司るサブ制御基板220と、サブ制御基板220の制御下で画像の表示や音声の出力に係る制御を司る画像音声制御基板230と、遊技球の貸し出しや払い出しに係る制御を司る払出制御基板240と、遊技球の発射に係る制御を司る発射制御基板260などから構成されている。これら制御基板は、各種論理演算および算出演算を実行するCPU(
図3におけるCPU201、221、231等)や、CPUで実行される各種プログラムやデータが記憶されているROM(
図3におけるROM202、222、232等)、プログラムの実行に際してCPUが一時的なデータを記憶するRAM(
図3における203、223、233等)、入出力用回路など、種々の周辺LSIがバスで相互に接続されて構成されている。
【0028】
主制御基板200には、第1始動口24へ入球した遊技球を検知する第1始動口センサー24sや、第2始動口25へ入球した遊技球を検知する第2始動口センサー25s、大入賞口28へ入球した遊技球を検知する大入賞口センサー28s、普通図柄作動ゲート27を通過する遊技球を検知するゲートセンサー27s、その他入賞口30へ入球した遊技球を検知するその他入賞口センサー30sなどが接続されている。主制御基板200のCPU201は、第1始動口センサー24sや、第2始動口センサー25s、大入賞口センサー28s、ゲートセンサー27s、その他入賞口センサー30sなどから遊技球の検知信号の入力があると、その検知信号の入力のあったセンサーに対応したコマンドを、サブ制御基板220や、払出制御基板240などに向けて送信する。
【0029】
また、主制御基板200には、第2始動口25の閉鎖状態と開放状態とを切り換え可能な開閉扉26を駆動する始動口ソレノイド26mや、大入賞口28の閉鎖状態と開放状態とを切り換え可能な開閉扉29を駆動する大入賞口ソレノイド29m、セグメント表示部50などが接続されている。主制御基板200のCPU201は、始動口ソレノイド26m、大入賞口ソレノイド29m、セグメント表示部50に向けて駆動信号を送信することにより、これらの動作の制御を行う。
【0030】
サブ制御基板220には、画像音声制御基板230や、電飾駆動基板226、演出操作基板228が接続されている。サブ制御基板220のCPU221は、主制御基板200からの各種コマンドを受信すると、コマンドの内容を解析して、その内容に応じた遊技演出を行う。すなわち、画像音声制御基板230に対して、出力画像や出力音声を指定するコマンドを送信したり、電飾駆動基板226に対して、上部ランプ5a、右サイドランプ5b、左サイドランプ5c(以下「各種ランプ5a~5c」ともいう)、および電飾装置100の発光パターンを指定するコマンドを送信したりすることによって、遊技演出を行う。また、サブ制御基板220のCPU221は、演出操作基板228を介して、演出ボタン10aやジョグシャトル10b(以下「演出操作部10a,10b」)に対する遊技者の操作を検知すると、その操作に対応する遊技演出を行う。
【0031】
画像音声制御基板230は、CPU231、ROM232、RAM233に加えて、VDP234、画像ROM235、音声ROM236を備えている。画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した画像の表示をVDP234に指示する。VDP234は、指示された画像の表示に利用する画像データ(例えば、スプライトデータや動画データなど)を画像ROM235から読み出して画像を生成し、演出表示装置41の表示画面に出力する。また、画像音声制御基板230のCPU231は、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、そのコマンドに対応した音声データを音声ROM236から読み出して、その音声データの信号をアンプ基板224に送信することにより、上部スピーカー6aおよび下部スピーカー6b(以下「各種スピーカー6a,6b」ともいう)から音声を出力する。
【0032】
電飾駆動基板226には、各種ランプ5a~5cが接続されていると共に、LED101を内蔵した電飾装置100が接続されている。電飾駆動基板226では、サブ制御基板220からコマンドを受信すると、指定された発光パターンに従って各種ランプ5a~5cや電飾装置100への電力の供給と遮断とを切り換えることにより、各種ランプ5a~5cや電飾装置100を点灯させたり点滅させたりする。
【0033】
払出制御基板240には、上皿部7に設けられた球貸ボタン241(
図1では図示省略)や、パチンコ機1に並設されたカードユニット242、払出モーター243などが接続されている。球貸ボタン241が操作されると、その信号は、払出制御基板240を介してカードユニット242に伝達される。カードユニット242は、払出制御基板240とデータを通信しながら、払出モーター243を駆動して遊技球の貸し出しを行う。また、払出制御基板240は、主制御基板200から遊技球の払い出しを指示する払出コマンドを受信すると、払出モーター243を駆動して遊技球の払い出しを行う。
【0034】
また、払出制御基板240には発射制御基板260が接続されており、発射制御基板260には発射装置ユニット261が接続されている。発射装置ユニット261は、遊技球を発射させるための発射モーター262や、遊技者が発射ハンドル9に触れていることを検知するタッチスイッチ263などを有している。遊技者が発射ハンドル9に触れていることをタッチスイッチ263で検知すると、発射モーター262の作動が可能となり、発射制御基板260は、発射モーター262の駆動によって、発射ハンドル9の回転角度に応じた強さで遊技球を発射する。
【0035】
これらの制御基板や各種基板などで消費される電力は、電源基板270から供給されている。電源基板270は、100Vの交流電圧の供給を受けており、規定電圧の直流電圧に変換した後、それぞれの制御基板および各種基板などに電力を供給している。
【0036】
B.遊技の概要 :
本実施例のパチンコ機1では、次のようにして遊技が進行する。上皿部7に遊技球が貯留された状態で遊技者が発射ハンドル9を回転させると、上皿部7に貯留された遊技球が1球ずつ発射装置ユニット261に供給されて、
図2を用いて前述した遊技領域21に向けて発射される。遊技球を打ち出す強さは発射ハンドル9の回転角度に対応するので、遊技者は発射ハンドル9の回転角度を変化させることによって、遊技者の所望する領域に遊技球を流下させることができる。例えば、中央装置40(演出表示装置41)の左方の領域を流下するように遊技球を発射したり(左打ちを行ったり)、中央装置40の右方の領域を流下するように遊技球を発射したり(右打ちを行ったり)することができる。
【0037】
図2を用いて前述したように、第1始動口24には左打ちされた遊技球が入球可能である。遊技球が第1始動口24に入球して、第1始動口センサー24sによって検知されると、所定の判定乱数(大当り判定乱数など)を取得し、その判定乱数の値に基づいて大当りか外れかを判定する大当り判定を行う。そして、大当り判定の結果に基づいて、セグメント表示部50にて第1の特別図柄(以下「第1特図」ともいう)を表す複数の第1特
図LEDを点滅させて第1特図を変動表示させた後、LEDを所定の組合せで点灯させて第1特図を停止表示させる。このとき、大当り判定の結果が大当りであれば、大当り図柄に対応する組合せのLEDを点灯させ、外れであれば、外れ図柄に対応する組合せのLEDを点灯させる。
【0038】
また、前述したように第2始動口25には右打ちされた遊技球が入球可能である。遊技球が第2始動口25に入球して、第2始動口センサー25sによって検知されると、判定乱数を取得して大当り判定を行う。そして、大当り判定結果に基づいて、セグメント表示部50にて第2の特別図柄(以下「第2特図」ともいう)を表す複数の第2特
図LEDを点滅させて第2特図を変動表示させた後、第1特図と同様に、大当り判定の結果に応じた組合せでLEDを点灯させて第2特図を停止表示させる。
【0039】
尚、第1始動口24または第2始動口25に遊技球が入球しても、第1特図や第2特図の変動表示中などで大当り判定が直ぐに行われない場合には、第1始動口24への入球で取得した判定乱数の値を第1特図保留として記憶し、第2始動口25への入球で取得した判定乱数の値を第2特図保留として記憶する。その後、大当り判定が可能になると、第1特図保留または第2特図保留に基づいて大当り判定を行い、対応する特別図柄(第1特図または第2特図)の変動表示を行う。本実施例のパチンコ機1では、このような第1特図保留および第2特図保留を、それぞれ最大4つまで記憶可能である。
【0040】
さらに、特別図柄の変動表示と連動して、演出表示装置41では識別図柄41a,41b,41cが複数の数字(例えば「1」~「9」の9つの数字)を次々と切り換えて変動表示する演出(以下「図柄変動演出」ともいう)が行われる。3つの識別図柄41a,41b,41cは、特別図柄が外れ図柄で停止表示される場合は、同じ数字で揃わない組合せ(バラケ目)で停止表示されるのに対して、特別図柄が大当り図柄で停止表示される場合は、同じ数字で揃う組合せ(ゾロ目)で停止表示される。このため、3つの識別図柄のうち2つが停止表示されたときに同じ数字であると、最後に停止表示される識別図柄も同じ数字で揃うのではないかと、遊技者は識別図柄の変動表示(図柄変動演出)を注視することになる。このように、2つの識別図柄が同じ図柄で停止表示された状態で最後の識別図柄を変動表示させながら行われる演出は「リーチ演出」と呼ばれており、このリーチ演出を発生させることで遊技興趣を高めることが可能である。
【0041】
第1特図または第2特図が大当り図柄で停止表示されると、大入賞口28が開放状態となる大当り遊技を実行する。大当り遊技では、開放した大入賞口28を、規定個数(例えば9個)の遊技球が入球するか、あるいは所定の開放時間(例えば30秒)が経過したら閉鎖するラウンド遊技が複数回繰り返される。本実施例のパチンコ機1では、複数の大当り図柄が設けられており、停止表示された大当り図柄の種類によって、大当り遊技で行われるラウンド遊技の回数が異なる(例えば、4回、6回、15回)。前述したように大入賞口28には、右打ちされた遊技球が入球可能である。そして、大入賞口28に遊技球が入球すると、賞球として13個の遊技球が払い出されることから、ラウンド回数が多い大当り遊技であるほど、遊技者は多量の賞球を獲得することが可能である。
【0042】
また、前述したように、中央装置40(演出表示装置41)の右方には、普通図柄作動ゲート27が設けられており、右打ちされた遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過可能である。普通図柄作動ゲート27を通過する遊技球がゲートセンサー27sによって検知されると、所定の判定乱数(普図当り判定乱数など)を取得し、その判定乱数の値に基づいて普図当りか外れかを判定する普図当り判定を行う。続いて、普図当り判定の結果に基づいて、セグメント表示部50にて普通図柄を表す左右2つの普通図柄LEDを点滅させて普通図柄を変動表示させた後、何れかのLEDを点灯させて普通図柄を停止表示させる。このとき、本実施例のパチンコ機1では、普図当り判定の結果が普図当りであれば、普図当り図柄に対応する左のLEDを点灯させ、外れであれば、外れ図柄に対応する右のLEDを点灯させる。そして、普通図柄が普図当り図柄で停止表示された場合は、第2始動口25が開放状態となった後に閉鎖状態となる普図当り遊技が行われるので、第2始動口25に遊技球が入球する可能性(すなわち、第2特図の変動表示が行われる可能性)が高まる。
【0043】
尚、遊技球が普通図柄作動ゲート27を通過しても、普通図柄の変動表示中などで普図当り判定が直ぐに行われない場合には、取得した判定乱数の値を普図保留として最大4つまで記憶することが可能である。その後、普図当り判定が可能になると、普図保留に基づいて普図当り判定や、普通図柄の変動表示を行う。
【0044】
普図当り遊技における第2始動口25の開放時間は、「電サポ状態」であるか「非電サポ状態」であるかで異なる。電サポ状態では、非電サポ状態よりも第2始動口25の開放時間が長く設定される。また、電サポ状態では、非電サポ状態よりも普図当り判定の結果が普図当りとなる確率(普図当り確率)が高く、且つ、普通図柄の変動時間が短く設定される。従って、電サポ状態では、非電サポ状態に比べて第2始動口25に遊技球が入球する可能性(すなわち、第2特図の変動表示が行われる可能性)が高まる。
【0045】
本実施例のパチンコ機1では、複数設けられた大当り図柄が「通常図柄」と「確変図柄」とに大別されており、特別図柄(第1特図または第2特図)が何れの大当り図柄で停止表示された場合でも、大当り遊技の終了後に電サポ状態が設定される。そして、通常図柄が停止表示された場合は、大当り遊技の終了後に、大当り判定の結果が大当りとなる確率(大当り確率)が所定の通常確率(低確率)に設定され、特別図柄の変動回数が所定回数(例えば100回)に達すると非電サポ状態に設定される。一方、確変図柄が停止表示された場合は、大当り遊技の終了後に大当り確率が通常確率よりも高い高確率に設定され、電サポ状態と共に次回の大当り遊技まで継続される。
【0046】
以上のようにして遊技が行われる本実施例のパチンコ機1では、遊技の進行に応じて種々の演出が行われる。前述したように本実施例の中央装置40における演出表示装置41の上方には、電飾装置100が設けられており(
図2参照)、内蔵するLED101の発光により発光演出を行うことが可能となっている。
【0047】
C.電飾装置の構成 :
図4は、本実施例の電飾装置100を分解した状態を示す斜視図である。図示されるように電飾装置100は、前方側が装飾板102で覆われており、装飾板102の後方に複数のLED101が実装されたLED基板103を備えている。装飾板102は光透過性の樹脂材料などで形成されており、LED101を発光(点灯あるいは点滅)させると、その光で装飾板102を裏側から照らすことができる。尚、本実施例のLED101は、本発明の「発光体」に相当し、本実施例のLED基板103は、本発明の「発光体基板」に相当している。
【0048】
本実施例のパチンコ機1では、このような電飾装置100を用いて、複数のLED101のうち点灯させる個数(分布)や、複数のLED101を点滅させるパターンなどによって、特別図柄(第1特図または第2特図)が大当り図柄で停止表示される可能性を示唆するなどの発光演出を実行可能となっている。
【0049】
従来、こうした電飾装置100では、複数のLED101を長期間に亘って発光させると、LED基板103が熱を帯びる(温度が上昇する)ことにより、周辺の電子部品に悪影響を及ぼすことがあった。以下では、このような不具合を抑制するために本実施例のパチンコ機1に採用された電飾装置100の構成について説明するが、比較として、LED基板103の温度上昇が大きい従来例の電飾装置100について先に説明しておく。
【0050】
C-1.従来例の電飾装置 :
図5は、従来例の電飾装置100における回路構成を示した説明図である。図示した例では、8つのLED101a~101hがLED基板103上に実装されており、このLED基板103は、ハーネス104を介して電飾駆動基板226と接続されている。このようにLED基板103を電飾駆動基板226とは独立させてハーネス104で接続することにより、電飾駆動基板226を遊技盤20の裏面側に配置しながら、電飾装置100(LED基板103)を遊技盤20の表面側の中央装置40に配置することが可能となる。また、電飾装置100を可動式にすることも可能であり、例えば、図示しない駆動機構を用いて電飾装置100を演出表示装置41の前方に移動させてもよい。
【0051】
こうしたLED基板103では、電飾駆動基板226からハーネス104を通じて各LED101a~101hに電力が供給されるようになっており、前述したように電飾駆動基板226には、電源基板270から規定電圧に変換された直流電圧が供給されている。一般にLED101は種類によって印加する電圧や流す電流が定められていることから、LED101に流れる電流を適切に制限するための電流制限抵抗器105が必要となる。そこで、LED基板103上には、8つのLED101a~101hの各々に対応して電流制限抵抗器105a~105hが実装されている。
【0052】
このような従来例のLED基板103では、LED101a~101hを長期間に亘って発光させると、電流制限抵抗器105a~105hのそれぞれが発熱してLED基板103の温度が大きく上昇することがあり、周辺の電子部品に悪影響を及ぼす。特にLED基板103に実装されたLED101a~101hが高温になることによって、耐久年数が短くなってしまう。
【0053】
C-2.第1実施例の電飾装置 :
図6は、第1実施例の電飾装置100における回路構成を示した説明図である。図示した例では、上述した従来例と同様に、8つのLED101a~101hがLED基板103上に実装されており、LED基板103は、ハーネス104を介して電飾駆動基板226と接続されている。電飾駆動基板226上には、LED101a~101hへの電力の供給や遮断を制御する機能を備えたドライバ227が実装されている。尚、当然ながら、LED基板103上に実装されるLED101の個数は任意である。また、第1実施例の電飾駆動基板226は、本発明の「ドライバ基板」に相当し、第1実施例のハーネス104は、本発明の「接続線」に相当している。
【0054】
そして、第1実施例の電飾装置100では、LED101aに流れる電流を適切に制限するのに要する抵抗値(上述した従来例の電流制限抵抗器105aの抵抗値に相当)を分担して直列に接続された第1電流制限抵抗器106aと第2電流制限抵抗器107aとを有しており、第1電流制限抵抗器106aがLED基板103上に実装され、第2電流制限抵抗器107aが電飾駆動基板226上に実装されている。例えば、従来例の電流制限抵抗器105aの抵抗値が1kΩであれば、第1電流制限抵抗器106aの抵抗値および第2電流制限抵抗器107aの抵抗値をそれぞれ半分の500Ωとしてもよい。
【0055】
同様に、残りのLED101b~101hの各々に流れる電流を適切に制限するのに要する抵抗値を分担して直列に接続された第1電流制限抵抗器106b~106hと第2電流制限抵抗器107b~107hとを有し、第1電流制限抵抗器106b~106hがLED基板103上に実装され、第2電流制限抵抗器107b~107hが電飾駆動基板226上に実装されている。
【0056】
このように第1実施例の電飾装置100では、LED101a~101hの各々に要する抵抗値を確保しながら、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106a~106hと、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107a~107hとで分担するようになっている。これにより、LED基板103および電飾駆動基板226の何れかに電流制限抵抗器105a~105hをまとめて実装する場合(
図5参照)と比較して、発熱量が第1電流制限抵抗器106a~106hと第2電流制限抵抗器107a~107hとに分散されるため、LED基板103および電飾駆動基板226の何れか一方だけ温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0057】
尚、上述した第1実施例では、8つのLED101の全てに対して2つずつ電流制限抵抗器106,107を設けていたが、必ずしも全てである必要はなく、8つのLED101のうち少なくとも1つに対して、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106と、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107とを設けておけばよい。また、8つのLED101の各々に要する抵抗値を分担して直列に接続される電流制限抵抗値の個数は2つに限られず、3つ以上であってもよく、そのうちの少なくとも1つをLED基板103上に実装して、残りを電飾駆動基板226上に実装すればよい。さらに、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106と、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107とで分担する抵抗値は必ずしも均等である必要はなく、以下のように不均等であってもよい。
【0058】
図7は、第1実施例の電飾装置100における第1電流制限抵抗器106と第2電流制限抵抗器107とで分担する抵抗値が不均等である第1の例を示した説明図である。図示した例では、電飾駆動基板226とLED基板103とで基板面積を比較すると、電飾駆動基板226の方が大きく、基板面積の比率が2対1になっている。このことと対応して、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107の方が、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106よりも抵抗値が大きくなっており、第2電流制限抵抗器107と第1電流制限抵抗器106との抵抗値の比率が2対1に設定されている。
【0059】
流れる電流が同じであれば、周知のように抵抗値が大きい抵抗器ほど発熱量が大きいことから、第1電流制限抵抗器106よりも第2電流制限抵抗器107の抵抗値を大きくしておけば、LED基板103よりも基板面積が大きい電飾駆動基板226側に多くの発熱量が分散されることになる。そのため、基板面積が小さいLED基板103側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。また、第2電流制限抵抗器107と第1電流制限抵抗器106との抵抗値の比率を、電飾駆動基板226とLED基板103との基板面積の比率に合わせることにより、電飾駆動基板226およびLED基板103の単位面積あたりに分散される発熱量が略均等になるため、電飾駆動基板226とLED基板103とで温度上昇を平均化することが可能となる。
【0060】
また、
図8は、第1実施例の電飾装置100における第1電流制限抵抗器106と第2電流制限抵抗器107とで分担する抵抗値が不均等である第2の例を示した説明図である。前述したように電飾装置100のLED基板103は遊技盤20の表面側の中央装置40(すなわち、パチンコ機1の表層)に配置されているのに対して、電飾駆動基板226は遊技盤20の裏面側(すなわち、パチンコ機1の深層)に配置されている。このようなLED基板103と電飾駆動基板226との配置条件の違いに基づいて、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106の方が、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107よりも抵抗値が大きくなっている。
【0061】
一般に、パチンコ機1の深層にある電飾駆動基板226に比べて、パチンコ機1の表層にあるLED基板103の方が放熱の効果が高い。そこで、第2電流制限抵抗器107よりも第1電流制限抵抗器106の抵抗値を大きくしておけば、放熱効果の高いLED基板103側に多くの発熱量が分散されることになるため、放熱効果が低い電飾駆動基板226側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0062】
尚、第1電流制限抵抗器106と第2電流制限抵抗器107とで分担する抵抗値を不均等にする態様は、上記の第1の例および第2の例に限られない。例えば、8つのLED101a~101hの発熱量の合計と、ドライバ227の発熱量とを比較して、ドライバ227の発熱量の方が大きい場合は、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107よりも、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106の抵抗値を大きくしてもよい。また、LED101とドライバ227とで耐熱性を比較して、ドライバ227の耐熱性の方が高い場合は、LED基板103上に実装される第1電流制限抵抗器106よりも、電飾駆動基板226上に実装される第2電流制限抵抗器107の抵抗値を大きくしてもよい。
【0063】
C-3.第2実施例の電飾装置 :
図9は、第2実施例の電飾装置100における回路構成を示した説明図である。図示した例では、前述した従来例と同様に、8つのLED101a~101hがLED基板103上に実装されており、LED基板103は、ハーネス104を介して電飾駆動基板226と接続されている。電飾駆動基板226上には、LED101a~101hへの電力の供給や遮断を制御する機能を備えたドライバ227が実装されている。尚、当然ながら、LED基板103上に実装されるLED101の個数は任意である。また、第2実施例の電飾駆動基板226は、本発明の「ドライバ基板」に相当し、第2実施例のハーネス104は、本発明の「接続線」に相当している。
【0064】
そして、第2実施例の電飾装置100では、8つのLED101a~101hの各々に対応して流れる電流を適切に制限する電流制限抵抗器105a~105hを有しており、このうち、電流制限抵抗器105a,105c,105e,105gの4つがLED基板103上に実装され、電流制限抵抗器105b,105d,105f,105hの4つが電飾駆動基板226上に実装されている。
【0065】
このように第2実施例の電飾装置100では、8つのLED101a~101hの各々に対応する電流制限抵抗器105a~105hを、LED基板103と電飾駆動基板226とに振り分けて実装するようになっている。これにより、LED基板103および電飾駆動基板226の何れかに電流制限抵抗器105a~105hをまとめて実装する場合(
図5参照)と比較して、電流制限抵抗器105a~105hの発熱量がLED基板103と電飾駆動基板226とに分散されるため、LED基板103および電飾駆動基板226の何れか一方だけ温度が大きく上昇することを抑制することができる。また、LED基板103および電飾駆動基板226の2つの基板に亘って電流制限抵抗器105a~105hの分布面積を広く確保できるため、電流制限抵抗器105a~105hの互いの間隔をあけることにより基板内の温度の偏りを抑制することができる。
【0066】
尚、上述した第2実施例では、8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、LED基板103上に実装される個数と、電飾駆動基板226上に実装される個数とが均等になっていたが、少なくとも1つが電飾駆動基板226上に実装されて残りがLED基板103上に実装されていればよい。すなわち、必ずしも個数が均等である必要はなく、以下のように不均等であってもよい。
【0067】
図10は、第2実施例の電飾装置100における8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、LED基板103と電飾駆動基板226とに振り分けられる個数が不均等である第1の例を示した説明図である。図示した例では、電飾駆動基板226とLED基板103とで基板面積を比較すると、電飾駆動基板226の方が大きく、基板面積の比率が5対3になっている。このことと対応して、8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、電飾駆動基板226上に電流制限抵抗器105b,105c,105e,105f,105hの5つが実装され、LED基板103上に105a,105d,105gの3つが実装されている。つまり、電飾駆動基板226とLED基板103とで実装された電流制限抵抗器105a~105hの個数を比較すると、電飾駆動基板226の方が多くなっており、個数の比率が5対3になっている。
【0068】
このようにLED基板103よりも電飾駆動基板226に実装される電流制限抵抗器105a~105hの個数を多くしておけば、LED基板103よりも基板面積が大きい電飾駆動基板226側に電流制限抵抗器105a~105hの発熱量の多くが分散されることになるので、基板面積が小さいLED基板103側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。また、電飾駆動基板226とLED基板103とで実装される電流制限抵抗器105a~105hの個数の比率を、電飾駆動基板226とLED基板103との基板面積の比率に合わせることにより、電飾駆動基板226およびLED基板103の単位面積あたりに分散される発熱量が略均等になるため、電飾駆動基板226とLED基板103とで温度上昇を平均化することが可能となる。加えて、電飾駆動基板226およびLED基板103で電流制限抵抗器105a~105hの分布面積を均等に確保することができる。
【0069】
また、
図11は、第2実施例の電飾装置100における8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、LED基板103と電飾駆動基板226とに振り分けられる個数が不均等である第2の例を示した説明図である。前述したように電飾装置100のLED基板103は遊技盤20の表面側の中央装置40(すなわち、パチンコ機1の表層)に配置されているのに対して、電飾駆動基板226は遊技盤20の裏面側(すなわち、パチンコ機1の深層)に配置されている。このようなLED基板103と電飾駆動基板226との配置条件の違いに基づいて、8つの電流制限抵抗器105a~105hのうちLED基板103上に実装された個数の方が、電飾駆動基板226上に実装された個数よりも多くなっている。
【0070】
一般に、パチンコ機1の深層にある電飾駆動基板226に比べて、パチンコ機1の表層にあるLED基板103の方が放熱の効果が高い。そこで、電飾駆動基板226よりもLED基板103に実装される電流制限抵抗器105a~105hの個数を多くしておけば、放熱効果が高いLED基板103側に電流制限抵抗器105a~105hの発熱量の多くが分散されることになるため、放熱効果が低い電飾駆動基板226側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0071】
尚、8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち、LED基板103と電飾駆動基板226とに振り分ける個数を不均等にする態様は、上記の第1の例および第2の例に限られない。例えば、8つのLED101a~101hの発熱量の合計と、ドライバ227の発熱量とを比較して、ドライバ227の発熱量の方が大きい場合は、8つの電流制限抵抗器105a~105hのうち電飾駆動基板226上に実装される個数よりも、LED基板103上に実装される個数を多くしてもよい。また、LED101とドライバ227とで耐熱性を比較して、ドライバ227の耐熱性の方が高い場合は、8つの電流制限抵抗器105a~105hのうちLED基板103上に実装される個数よりも、電飾駆動基板226上に実装される個数を多くしてもよい。
【0072】
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲を逸脱しない限り、各請求項の記載文言に限定されず、当業者がそれらから容易に置き換えられる範囲にも及び、かつ、当業者が通常有する知識に基づく改良を適宜付加することができる。
【0073】
例えば、前述した実施例では、複数のLED101を搭載した電飾装置100に対して本発明を適用した場合について説明した。しかし、本発明の適用は電飾装置100に限定されず、各種ランプ5a~5cなどの光源として複数のLEDを搭載している場合には、本発明を好適に適用することが可能である。
【0074】
また、前述した実施例では、発光ダイオード(LED)101を発光体の例として説明したが、本発明の発光体は、通電によって発光すると共に、電流制限抵抗器によって流れる電流が制限されるものであれば、特に限定されない。
【0075】
また、前述した第1実施例と第2実施例とを組み合わせることも可能である。例えば、8つのLED101a~101hのうち、LED101a~101dについては、第1実施例と同様に第1電流制限抵抗器106a~106dと第2電流制限抵抗器107a~107dとに分けて、第1電流制限抵抗器106a~106dをLED基板103上に実装し、第2電流制限抵抗器107a~107dを電飾駆動基板226上に実装してもよい。そして、残りのLED101e~101hについては、第2実施例と同様に、電流制限抵抗器105e,105gの2つをLED基板103上に実装し、電流制限抵抗器105f,105hの2つを電飾駆動基板226上に実装してもよい。
【0076】
また、前述した実施例では、遊技盤20に形成された遊技領域21に向けて遊技球を発射することによって遊技を行うパチンコ機1に本発明を適用した場合について説明した。しかし、本発明の適用はパチンコ機1に限定されず、外周面に複数種類の図柄を有する回胴を回転させた後、該回胴を停止させることによって遊技を行うスロットマシン(回胴式遊技機)においても、複数のLEDを搭載していることから、本発明を好適に適用することが可能である。
【0077】
また、前述した実施例では、遊技ホールの島設備から供給される遊技球を払い出すことによって、遊技の結果としての利益(遊技価値)を遊技者に付与するパチンコ機1に本発明を適用した例を説明した。これに限らず、「遊技球の払い出し」とは異なる形態で遊技上の利益を付与するタイプの遊技機にも、本発明を適用することができる。例えば、各種入球口への遊技球の入球が発生することで、その入球に対応する利益の量(遊技価値の大きさ)を示すデータを記憶することによって、遊技上の利益(遊技価値)を遊技者に付与するタイプのパチンコ機にも本発明を適用することができ、この場合にも、上述した実施例と同様の効果を得ることができる。なお、遊技上の利益(遊技価値)をデータ化して遊技者に付与するタイプのパチンコ機としては、パチンコ機に内蔵された複数個の遊技球を循環させて使用する遊技機、具体的には、各種入球口あるいはアウト口を経て遊技盤の裏面に排出された遊技球を、再度、発射位置に戻して発射するように構成されたパチンコ機(いわゆる封入式遊技機)を例示できる。
【0078】
<上述した実施例から抽出できる遊技機A1~A5>
上述した実施例のパチンコ機1は、次のような遊技機A1~A5として捉えることができる。
【0079】
<遊技機A1>
通電によって発光する複数の発光体を搭載した遊技機において、
前記複数の発光体への電力の供給や遮断を制御するドライバが実装されたドライバ基板と、
前記複数の発光体が実装された発光体基板と、
前記ドライバ基板と前記発光体基板とを電気的に接続する接続線と、
前記発光体に流れる電流を制限するために前記複数の発光体の各々に対応して少なくとも1つずつ搭載された複数の電流制限抵抗器と
を備え、
前記複数の電流制限抵抗器は、前記ドライバ基板と前記発光体基板とに振り分けて実装されている
ことを特徴とする遊技機。
【0080】
このような遊技機A1では、複数の電流制限抵抗器をドライバ基板と発光体基板とに振り分けることにより、ドライバ基板および発光体基板の何れかに複数の電流制限抵抗器をまとめて実装する場合と比較して、複数の電流制限抵抗器による発熱量がドライバ基板と発光体基板とに分散されるので、ドライバ基板および発光体基板の何れか一方だけ温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0081】
<遊技機A2>
遊技機A1において、
前記発光体に要する抵抗値を分担して直列に接続された2つ以上の前記電流制限抵抗器のうち、少なくとも1つの前記電流制限抵抗器は前記ドライバ基板に実装され、残余の前記電流制限抵抗器は前記発光体基板に実装されている
ことを特徴とする遊技機。
【0082】
このような遊技機A2では、発光体に要する抵抗値を確保しながら、ドライバ基板に実装される電流制限抵抗器と、発光体基板に実装される電流制限抵抗器とで分担することができるので、電流制限抵抗器による発熱量をドライバ基板と発光体基板とに分散させることが可能となる。
【0083】
<遊技機A3>
遊技機A2において、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計とを比較すると、前記ドライバ基板および前記発光体基板のうち基板面積が大きい方に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計が大きくなっている
ことを特徴とする遊技機。
【0084】
流れる電流が同じであれば、周知のように抵抗値が大きい抵抗器ほど発熱量が大きいことから、遊技機A3のようにドライバ基板および発光体基板のうち基板面積が大きい方に実装された電流制限抵抗器の抵抗値の合計を大きくしておけば、基板面積が大きい基板側に多くの発熱量が分散されることになるため、基板面積が小さい基板側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0085】
<遊技機A4>
遊技機A3において、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計との比率は、前記ドライバ基板の基板面積と前記発光体基板の基板面積との比率に合わせて設定されている
ことを特徴とする遊技機。
【0086】
このような遊技機A4では、ドライバ基板と発光体基板とで、電流制限抵抗器の抵抗値の比率を基板面積の比率に合わせることにより、ドライバ基板および発光体基板の単位面積あたりに分散される発熱量が略均等になるので、ドライバ基板と発光体基板とで温度上昇を平均化することが可能となる。
【0087】
<遊技機A5>
遊技機A2において、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計とを比較すると、前記ドライバ基板および前記発光体基板のうち配置が当該遊技機の表層に近い方に実装された前記電流制限抵抗器の抵抗値の合計が大きくなっている
ことを特徴とする遊技機。
【0088】
一般に、遊技機の深層にある基板に比べて、遊技機の表層にある基板の方が放熱の効果が高い。そこで、遊技機A5のようにドライバ基板および発光体基板のうち配置が遊技機の表層に近い方に実装された電流制限抵抗器の抵抗値の合計を大きくしておけば、放熱効果の高い基板側に多くの発熱量が分散されるため、放熱効果が低い(配置が遊技機の表層から遠い)基板側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0089】
<上述した実施例から抽出できる遊技機B1~B4>
上述した実施例のパチンコ機1は、次のような遊技機B1~B4として捉えることができる。
【0090】
<遊技機B1>
通電によって発光する複数の発光体を搭載した遊技機において、
前記複数の発光体への電力の供給や遮断を制御するドライバが実装されたドライバ基板と、
前記複数の発光体が実装された発光体基板と、
前記ドライバ基板と前記発光体基板とを電気的に接続する接続線と、
前記発光体に流れる電流を制限するために前記複数の発光体の各々に対応して搭載された電流制限抵抗器と
を備え、
前記複数の発光体のうち、少なくとも1つの前記発光体に対応する前記電流制限抵抗器は前記ドライバ基板に実装され、残余の前記発光体に対応する前記電流制限抵抗器は前記発光体基板に実装されている
ことを特徴とする遊技機。
【0091】
このような遊技機B1では、複数の発光体の各々に対応する電流制限抵抗器をドライバ基板と発光体基板とに振り分けることにより、ドライバ基板および発光体基板の何れかに電流制限抵抗器をまとめて実装する場合と比較して、複数の電流制限抵抗器による発熱量がドライバ基板と発光体基板とに分散されるので、ドライバ基板および発光体基板の何れか一方だけ温度が大きく上昇することを抑制することができる。また、ドライバ基板および発光体基板の2つの基板に亘って複数の電流制限抵抗器の分布面積を広く確保できるため、複数の電流制限抵抗器の互いの間隔をあけることにより基板内の温度の偏りを抑制することができる。
【0092】
<遊技機B2>
遊技機B1において、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の個数と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の個数とを比較すると、前記ドライバ基板および前記発光体基板のうち基板面積が大きい方に実装された前記電流制限抵抗器の個数が多くなっている
ことを特徴とする遊技機。
【0093】
このような遊技機B2では、ドライバ基板および発光体基板のうち基板面積が大きい方に実装された電流制限抵抗器の個数を多くすることにより、基板面積が大きい基板側に複数の電流制限抵抗器による発熱量の多くが分散されることになるので、基板面積が小さい基板側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0094】
<遊技機B3>
遊技機B2において、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の個数と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の個数との比率は、前記ドライバ基板の基板面積と前記発光体基板の基板面積との比率に合わせて設定されている
ことを特徴とする遊技機。
【0095】
このような遊技機B3では、ドライバ基板と発光体基板とで、実装される電流制限抵抗器の個数の比率を基板面積の比率に合わせることにより、ドライバ基板および発光体基板の単位面積あたりに分散される発熱量が略均等になるので、ドライバ基板と発光体基板とで温度上昇を平均化することが可能となる。
【0096】
<遊技機B4>
遊技機B1において、
前記ドライバ基板に実装された前記電流制限抵抗器の個数と、前記発光体基板に実装された前記電流制限抵抗器の個数とを比較すると、前記ドライバ基板および前記発光体基板のうち配置が当該遊技機の表層に近い方に実装された前記電流制限抵抗器の個数が多くなっている
ことを特徴とする遊技機。
【0097】
一般に、遊技機の深層にある基板に比べて、遊技機の表層にある基板の方が放熱の効果が高い。そこで、遊技機B4のようにドライバ基板および発光体基板のうち配置が遊技機の表層に近い方に実装された電流制限抵抗器の個数を多くしておけば、放熱効果の高い基板側に多くの発熱量が分散されるため、放熱効果が低い(配置が遊技機の表層から遠い)基板側の温度が大きく上昇することを抑制することができる。
【0098】
<上述した実施例から抽出できる遊技機C1>
上述した実施例のパチンコ機1は、次のような遊技機C1として捉えることができる。
【0099】
<遊技機C1>
通電によって発光する複数の発光体を搭載した遊技機において、
前記複数の発光体への電力の供給や遮断を制御するドライバが実装されたドライバ基板と、
前記複数の発光体が実装された発光体基板と、
前記ドライバ基板と前記発光体基板とを電気的に接続する接続線と、
前記発光体に流れる電流を制限するために前記複数の発光体の各々に対応して少なくとも1つずつ搭載された複数の電流制限抵抗器と
を備えることを特徴とする遊技機。
【産業上の利用可能性】
【0100】
本発明は、遊技ホールで用いられる遊技機に利用することができる。
【符号の説明】
【0101】
1…パチンコ機(遊技機)、 4…前面枠、 4a…窓部、
4b…透明板、 20…遊技盤、 21…遊技領域、
40…中央装置、 41…演出表示装置、 100…電飾装置、
101…LED(発光体)、 102…装飾板、
103…LED基板(発光体基板)、 104…ハーネス(接続線)、
105…電流制限抵抗器、 106…第1電流制限抵抗器、
107…第2電流制限抵抗器、 226…電飾駆動基板(ドライバ基板)、
227…ドライバ。