特許7097663IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

自動車に配索するワイヤハーネスなどを製造する電線溶着装置に関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかし、この従来のワイヤハーネスでは、ワイヤハーネス組立ラインで、シートを電線群の外周に巻き付けた状態で保持するという、作業員による作業が必要となり、その作業の自動化が困難となる未だ解決すべき課題が残存していた。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、超音波溶着可能なシート状物をその一部又は全部が水平になるように支持するシート支持手段と、シート状物の上面に電線を供給する電線供給手段と、シート状物の上面に供給された電線を上方から押さえるアンビルと、シート状物の下面にアンビルに対向するように設けられアンビルと共にシート状物及び電線を挟持可能に構成された超音波ホーンとを備えた電線溶着装置である。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の電線溶着装置では、上面に電線が供給されたシート状物の下面に接触する超音波ホーンを備えるので、その超音波ホーンをシート状物の下面に接触させて超音波振動させることにより、そのシート状物に電線を溶着させることができる。

ここで、一般的に超音波溶着では、超音波ホーンが接触する部位に接触痕が生じるけれども、本発明の電線溶着装置では、超音波ホーンをシート状物に接触させるので、そのシート状物に接触痕が生じたとしても、電線に超音波ホーンの接触痕が生じるようなことはない。よって、超音波ホーンの接触に起因して、電線に損傷が生じるようなことを回避することができ、電線の損傷を回避しつつその電線をシート状物に溶着することが可能となる。

そして、シート状物の水平な一部又は全部を水平方向に移動させるシート移動手段を設けると、比較的長尺のシート状物に電線を溶着させることができ、比較的長いワイヤハーネスを得ることができ、シート状物の移動方向に直交する方向にアンビルや超音波ホーンを移動させると、電線をシート状物の幅方向に溶着させることもできる。

また、アンビルがシート状物の上面において転動可能なローラから成るようであれば、電線の連続的な溶着が容易となり、アンビルに電線を落とし込む溝を形成すれば、シート状物に押しつけられることに起因する電線の変形を抑制することが可能となる。

更に、そのアンビルがシート状物に平行な平面内において回転可能であれば、並列に供給される複数の電線をシート状物の長手方向や幅方向に並列のままに溶着することが可能となり、電線の配索の自由度を向上させることができる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の実施形態における電線溶着装置の正面図である。
【図2】 その電線溶着装置の上面図である。
【図3】 図1のA-A線断面図である。
【図4】 そのアンビルの周囲を示す図1のB部拡大図である。
【図5】 その電線の端部をシート状物に溶着する状態を示す図4のD-D線断面上面図である。
【図6】 その電線をシート状物に順次溶着する状態を示す図5に対応する上面図である。
【図7】 そのシート状物の上面に電線が供給された状態を示す図6のC-C線断面図である。
【図8】 そのシート状物に電線が溶着される状態を示す図7に対応する断面図である。
【図9】 シート状物に電線が断続的に溶着されて得られたワイヤハーネスを示す上面図である。
【図10】 シート状物に電線が連続的に溶着されて得られたワイヤハーネスを示す図9に対応する図である。
【図11】 シート状物に湾曲して溶着された電線を含む別のワイヤハーネスを示す上面図である。
【図12】 電線を湾曲させつつシート状物に溶着させる状態を示す図11のE部拡大上面図である。
【図13】 そのシート状物に外径の異なる複数の電線が溶着される状態を示す図8に対応する断面図である。
【図14】 本発明の別の実施形態における電線溶着装置の正面図である。
【図15】 図14のF-F線断面図である。
【図16】 その電線溶着装置の上面図を示す図14のE-E線断面図である。
【図17】 その枠部材を示す図16のJ-J線断面図である。
【図18】 そのアンビルの周囲を示す図14のG部拡大図である。
【図19】 そのクランプ装置とカッタ装置を示す図18のH-H線断面図である。
【図20】 その案内部材を示す図18のK-K線断面図である。
【図21】 そのアンビルと案内部材が90度回転した状態を示す図18に対応する図である。
【図22】 その電線の端部をシート状物に溶着する状態を示す図18のL-L線断面上面図である。
【図23】 その電線がシート状物に直線的に連続溶着された状態を示す図22に対応する上面図である。
【図24】 その直線的な電線を横断して新たに電線が溶着された状態を示す図23に対応する上面図である。
【図25】 そのアンビルを180度回転させて電線がU字状に溶着された状態を示す図24に対応する上面図である。

代表図 図1本件の代表的な図

10,60 電線溶着装置 11 シート状物 12,62 シート支持手段 21,71 シート移動手段 30 電線 31,81 アンビル 31a,81a 溝 33 アンビル移動手段 36,86 アンビル回転手段 41 電線供給手段 51,111 超音波ホーン 52 ホーン移動手段 108 案内部材 109 案内部材回転手段

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