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特許7097890情報伝送方法、ネットワーク装置及び端末装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-06-30
(45)【発行日】2022-07-08
(54)【発明の名称】情報伝送方法、ネットワーク装置及び端末装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/04 20090101AFI20220701BHJP
【FI】
H04W72/04 111
H04W72/04 136
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2019532709
(86)(22)【出願日】2016-12-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2020-02-13
(86)【国際出願番号】 CN2016111838
(87)【国際公開番号】W WO2018112934
(87)【国際公開日】2018-06-28
【審査請求日】2019-12-04
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091982
【弁理士】
【氏名又は名称】永井 浩之
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100105153
【弁理士】
【氏名又は名称】朝倉 悟
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(72)【発明者】
【氏名】タン、ハイ
(72)【発明者】
【氏名】シュ、ファ
【審査官】田畑 利幸
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/020018(WO,A1)
【文献】特表2015-523745(JP,A)
【文献】特開2015-133635(JP,A)
【文献】特表2016-503970(JP,A)
【文献】特表2012-508483(JP,A)
【文献】国際公開第2015/124112(WO,A1)
【文献】特表2017-510175(JP,A)
【文献】Qualcomm Incorporated,"NR LTE Coexistence Consideration",3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #90 R1-1713477,[online],2017年08月12日,pages 1-4,[retrieved on 2021-09-24], <URL: https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1713477.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1,4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報伝送方法であって、
ネットワーク装置は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信するステップを含み、
前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造情報を含み、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造は、アップリンクリソース部分、ダウンリンクリソース部分、又は保護周期GAPの長さを含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1構成情報は更に前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報を含み、前記第2制御チャネルの構成情報は、前記第2制御チャネルの位置するスロットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報伝送方法。
【請求項3】
前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応するスロットの番号を指示するための指示情報を含むことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
情報伝送方法であって、
端末装置は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信するステップを含み、
前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造情報を含み、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造は、アップリンクリソース部分、ダウンリンクリソース部分、又は保護周期GAPの長さを含むことを特徴とする情報伝送方法。
【請求項6】
前記第1構成情報は更に前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報を含み、前記第2制御チャネルの構成情報は、前記第2制御チャネルの位置するスロットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルであることを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応するスロットの番号を指示するための指示情報を含むことを特徴とする請求項5~7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する送信モジュールを備え、
前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造情報を含み、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造は、アップリンクリソース部分、ダウンリンクリソース部分、又は保護周期GAPの長さを含むことを特徴とするネットワーク装置。
【請求項10】
前記第1構成情報は更に前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報を含み、前記第2制御チャネルの構成情報は、前記第2制御チャネルの位置するスロットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項9に記載のネットワーク装置。
【請求項11】
前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルであることを特徴とする請求項10に記載のネットワーク装置。
【請求項12】
前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応するスロットの番号を指示するための指示情報を含むことを特徴とする請求項9~11のいずれか一項に記載のネットワーク装置。
【請求項13】
ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する受信モジュールを備え、
前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造情報を含み、前記第2キャリアのリソース内のスロットの構造は、アップリンクリソース部分、ダウンリンクリソース部分、又は保護周期GAPの長さを含むことを特徴とする端末装置。
【請求項14】
前記第1構成情報は更に前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報を含み、前記第2制御チャネルの構成情報は、前記第2制御チャネルの位置するスロットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含むことを特徴とする請求項13に記載の端末装置。
【請求項15】
前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルであることを特徴とする請求項14に記載の端末装置。
【請求項16】
前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応するスロットの番号を指示するための指示情報を含むことを特徴とする請求項13~15のいずれか一項に記載の端末装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施例は通信分野に関し、より具体的には、情報伝送方法、ネットワーク装置及び端末装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ロングタームエボリューションアドバンスド(Long Term Evolution Advanced、LTE-A)通信システムはキャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)機能をサポートし、且つコンポーネントキャリア(Component Carrier、CC)間のクロスキャリアスケジューリングをサポートし、すなわち、1つのキャリアの制御チャネルによってほかのキャリアのデータチャネルをスケジューリングする。
【0003】
第5世代移動通信技術(5G)CAシステムでは、LTE-Aと類似するクロスキャリアスケジューリング技術が導入されている。しかしながら、5G CAシステムはLTE-Aと類似するクロスキャリアスケジューリング技術を採用する場合、いくつかの問題が生じてしまい、具体的には、5Gシステムの帯域幅はLTE-Aよりも遥かに大きく、データスケジューリングを行うための制御チャネルもLTE-Aシステムよりも遥かに複雑で、共通制御チャネル及び端末固有の制御チャネルの2層の構造を含む可能性があり、各キャリアで完全な共通制御チャネルと端末固有の制御チャネルを送信すると、制御チャネルのオーバーヘッドが非常に大きくなる可能性があるが、クロスキャリアスケジューリングを採用すると、メインキャリアの制御チャネルに過度の負担を招いてしまう。上記事情に鑑みて、該問題を解決する方法を提案することが望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は情報伝送方法、ネットワーク装置及び端末装置を提供し、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様によれば、情報伝送方法を提供し、
ネットワーク装置は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信するステップを含む。
【0006】
本発明の実施例では、ネットワーク装置は、第1キャリア上のチャネル(例えば、第1制御チャネル)を介して、ほかのキャリア(例えば、第2キャリア)のリソース内の構成情報を指示し、関連する構成情報(例えば、第1構成情報)を端末装置に送信する。このように、ネットワーク装置は各キャリア上で共通制御チャネルを送信する必要がなく、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約する。それに対応して、端末装置はネットワーク装置が1つのキャリアの第1制御チャネルを介して送信した第1構成情報を受信し、複数のキャリアの構成情報を取得することで、複数のキャリア上での共通制御チャネル検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0007】
本発明の実施例では、第1キャリアと第2キャリアは異なるキャリアである。例えば、低周波キャリアと高周波キャリアである。例えば、本発明の実施例に係る情報伝送方法によれば、低周波キャリア上の共通制御チャネルを介して、高周波キャリア上の構成情報を送信することで、高周波キャリア上の共通制御チャネルのカバレッジ不足の問題を解決することができる。従って、更に、本発明の実施例に係る技術案によれば、高周波キャリアの共通制御チャネルのカバレッジ能力を等価的に向上させる。
【0008】
本発明の実施例では、該第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の各種の構成情報、例えば、スロット構造情報、予約リソース、リソースプール情報等を指示できる。理解すべきなのは、該第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内の複数種の構成情報を含んでもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0009】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであってもよく、前記第2チャネルは端末固有の制御チャネルであってもよい。つまり、ネットワーク装置は第1キャリア上の共通制御チャネルを介して、第2キャリア上の端末固有の制御チャネルの関連構成を指示することができる。
【0010】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記第2制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0011】
いくつかの可能な実現方式では、第1制御チャネルと第2制御チャネルは異なるキャリアを使用してもよい。
【0012】
選択肢として、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットは、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報において指示され、又は、ネットワーク装置によってほかの暗黙の形態で指示されてもよい。
【0013】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は前記第2キャリア上のリソースのリソース構成情報である。
【0014】
選択肢として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
【0015】
選択肢として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアの時間周波数リソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報を含んでもよい。前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造は、アップリンクリソース部分、ダウンリンクリソース部分、又は保護周期GAPの長さ等の情報を含んでもよい。
【0016】
理解すべきなのは、第1構成情報に含まれる情報は同一構成情報によって送信されてもよく、異なる構成情報によって送信されてもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0017】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報をさらに含んでもよい。
【0018】
第2態様によれば、情報伝送方法を提供し、
ネットワーク装置は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信するステップを含む。
【0019】
本発明の実施例では、ネットワーク装置は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。このように、ネットワーク装置は各キャリア上で全てのシステム情報を送信する必要がなく、システム情報のオーバーヘッドを節約する。それに対応して、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した第1構成情報を受信し、前記第1構成情報に基づき複数のキャリアの構成を取得し、それにより複数のキャリアのシステム情報の検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0020】
本発明の実施例では、システム情報はシステムブロードキャスト情報であると理解できる。
【0021】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の制御チャネルの構成情報である。
【0022】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記制御チャネルに使用されるリソース情報、前記制御チャネルに使用されるキャリアの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0023】
いくつかの可能な実現方式では、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0024】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は前記第2キャリア上のリソースのリソース割当情報である。
【0025】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
【0026】
いくつかの可能な実現方式では、前記システム情報は、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含んでもよい。
【0027】
第3態様によれば、情報伝送方法を提供し、
端末装置は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信するステップを含む。
【0028】
本発明の実施例では、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信することで、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができ、端末装置の消費電力を節約することができる。換言すれば、端末装置はネットワーク装置が1つのキャリアの第1制御チャネルを介して送信した第1構成情報を受信し、複数のキャリアの構成情報を取得することで、複数のキャリア上での共通制御チャネル検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0029】
本発明の実施例では、第1キャリアと第2キャリアは異なるキャリアである。例えば、低周波キャリアと高周波キャリアである。例えば、本発明の実施例に係る情報伝送方法によれば、低周波キャリア上の共通制御チャネルを介して、高周波キャリア上の構成情報を送信することで、高周波キャリア上の共通制御チャネルのカバレッジ不足の問題を解決することができる。従って、更に、本発明の実施例に係る技術案によれば、高周波キャリアの共通制御チャネルのカバレッジ能力を等価的に向上させる。
【0030】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報である。
【0031】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルである。
【0032】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記第2制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0033】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内のリソース構成情報である。
【0034】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の最小時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
【0035】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含んでもよい。
【0036】
いくつかの可能な実現方式では、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0037】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1制御チャネルと前記第2制御チャネルは異なるキャリアを使用する。
【0038】
いくつかの可能な実現方式では、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットは、サブキャリア間隔、最小周波数領域スケジューリングユニットの幅、直交周波数分割多重化OFDMシンボルの長さ、最小時間領域スケジューリングユニットの長さ及びサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix、CP)の長さのうちの少なくとも1種を含む。
【0039】
第4態様によれば、情報伝送方法を提供し、
端末装置は、ネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信するステップを含む。
【0040】
本発明の実施例では、端末装置は、ネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信することで、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができ、端末装置の消費電力を節約することができる。換言すれば、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した第1構成情報を受信し、前記第1構成情報に基づき複数のキャリアの構成を取得し、それにより複数のキャリアのシステム情報の検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0041】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルである。
【0042】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記第2制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0043】
いくつかの可能な実現方式では、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0044】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内のリソース割当情報である。
【0045】
いくつかの可能な実現方式では、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0046】
いくつかの可能な実現方式では、前記システム情報は、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含む。
【0047】
いくつかの可能な実現方式では、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0048】
いくつかの可能な実現方式では、前記制御チャネルに使用される基本パラメータセットは、サブキャリア間隔、周波数領域スケジューリングユニットの幅、直交周波数分割多重化OFDMシンボルの長さ、最小時間領域スケジューリングユニットの長さ及びサイクリックプレフィックスCPの長さのうちの少なくとも1種を含む。
【0049】
第5態様によれば、上記第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行するネットワーク装置を提供する。具体的には、該ネットワーク装置は上記第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行するユニットを備える。
【0050】
第6態様によれば、上記第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行するネットワーク装置を提供する。具体的には、該ネットワーク装置は上記第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行するユニットを備える。
【0051】
第7態様によれば、上記第3態様又は第3態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行する端末装置を提供する。具体的には、該端末装置は上記第3態様又は第3態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行するユニットを備える。
【0052】
第8態様によれば、上記第4態様又は第4態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行する端末装置を提供する。具体的には、該端末装置は上記第4態様又は第4態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行するユニットを備える。
【0053】
第9態様によれば、ネットワーク装置を提供する。該ネットワーク装置はプロセッサ、メモリ及び通信インタフェースを備える。プロセッサはメモリと通信インタフェースに接続される。メモリは命令を記憶し、プロセッサは該命令を実行し、通信インタフェースはプロセッサの制御下でほかのネットワークエレメントと通信する。該プロセッサは、該メモリに記憶された命令を実行する時、第1態様又は第1態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行する。
【0054】
第10態様によれば、ネットワーク装置を提供する。該ネットワーク装置はプロセッサ、メモリ及び通信インタフェースを備える。プロセッサはメモリと通信インタフェースに接続される。メモリは命令を記憶し、プロセッサは該命令を実行し、通信インタフェースはプロセッサの制御下でほかのネットワークエレメントと通信する。該プロセッサは、該メモリに記憶された命令を実行する時、第2態様又は第2態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行する。
【0055】
第11態様によれば、端末装置を提供する。該端末装置はプロセッサ、メモリ及び通信インタフェースを備える。プロセッサはメモリと通信インタフェースに接続される。メモリは命令を記憶し、プロセッサは該命令を実行し、通信インタフェースはプロセッサの制御下でほかのネットワークエレメントと通信する。該プロセッサは、該メモリに記憶された命令を実行する時、第3態様又は第3態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行する。
【0056】
第12態様によれば、端末装置を提供する。該端末装置はプロセッサ、メモリ及び通信インタフェースを備える。プロセッサはメモリと通信インタフェースに接続される。メモリは命令を記憶し、プロセッサは該命令を実行し、通信インタフェースはプロセッサの制御下でほかのネットワークエレメントと通信する。該プロセッサは、該メモリに記憶された命令を実行する時、第4態様又は第4態様のいずれかの可能な実現方式に記載の方法を実行する。
【0057】
第13態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、ネットワーク装置に上記第1態様、及びその各実現方式のいずれかに記載の情報伝送方法を実行させるためのプログラムが記憶される。
【0058】
第14態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、ネットワーク装置に上記第2態様、及びその各実現方式のいずれかに記載の情報伝送方法を実行させるためのプログラムが記憶される。
【0059】
第15態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、端末装置に上記第3態様、及びその各実現方式のいずれかに記載の情報伝送方法を実行させるためのプログラムが記憶される。
【0060】
第16態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、端末装置に上記第4態様、及びその各実現方式のいずれかに記載の情報伝送方法を実行させるためのプログラムが記憶される。
【図面の簡単な説明】
【0061】
図1図1はシナリオの概略図である。
図2図2は本発明の実施例に係る情報伝送方法の概略フローチャートである。
図3A図3Aは本発明の実施例に係る一例の概略図である。
図3B図3Bは本発明の実施例に係る別の例の概略図である。
図4A図4Aは本発明の実施例に係る一例の概略図である。
図4B図4Bは本発明の実施例に係る別の例の概略図である。
図5図5は本発明の別の実施例に係る情報伝送方法の概略フローチャートである。
図6A図6Aは本発明の別の実施例に係る一例の概略図である。
図6B図6Bは本発明の別の実施例に係る別の例の概略図である。
図7図7は本発明の実施例に係る情報伝送方法の概略フローチャートである。
図8図8は本発明の別の実施例に係る情報伝送方法の概略フローチャートである。
図9図9は本発明の実施例に係るネットワーク装置の概略ブロック図である。
図10図10は本発明の別の実施例に係るネットワーク装置の概略ブロック図である。
図11図11は本発明の一実施例に係る端末装置の概略ブロック図である。
図12図12は本発明の別の実施例に係る端末装置の概略ブロック図である。
図13図13は本発明の一実施例に係るネットワーク装置の構造ブロック図である。
図14図14は本発明の一実施例に係るネットワーク装置の構造ブロック図である。
図15図15は本発明の別の実施例に係る端末装置の構造ブロック図である。
図16図16は本発明のさらに別の実施例に係る端末装置の構造ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0062】
以下、本発明の実施例の図面を参照して、本発明の実施例の技術案を説明する。
【0063】
理解すべきなのは、本発明の実施例に係る技術案は、例えば、モバイル通信用グローバルシステム(Global System of Mobile communication、GSM)、符号分割多元接続(Code Division Multiple Access、CDMA)システム、広帯域符号分割多元接続(Wideband Code Division Multiple Access、WCDMA)システム、汎用パケット無線サービス(General Packet Radio Service、GPRS)、ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システム、LTE周波数分割複信(Frequency Division Duplex、FDD)システム、LTE時分双工(Time Division Duplex、TDD)、ユニバーサル移動体通信システム(Universal Mobile Telecommunication System、UMTS)等の従来の通信システム、及び、特に将来に適用される5Gシステム又は5G新無線(New Radio、NR)プロトタイプシステムの各種の通信システムに適用できる。
【0064】
さらに理解すべきなのは、本発明の実施例では、ネットワーク側装置はネットワーク装置又は基地局等とも呼ばれてもよく、基地局はGSM又はCDMA中の基地局(Base Transceiver Station、BTS)であってもよく、WCDMA中の基地局(NodeB)であってもよく、LTE中の発展型基地局(Evolutional Node B、eNB又はeNodeB)、又は将来の5Gネットワーク中の基地局装置等であってもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0065】
さらに理解すべきなのは、本発明の実施例では、端末装置は無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)を介して1つ又は複数のコアネットワーク(Core Network)と通信可能であり、端末装置はアクセス端末、ユーザー装置(User Equipment、UE)、ユーザーユニット、ユーザー局、移動局、移動ステーション、遠隔局、遠隔端末、移動装置、ユーザー端末、端末、無線通信装置、ユーザーエージェント又はユーザー装置と呼ばれてもよい。端末装置はセルラーホン、コードレス電話、セッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol、SIP)電話、ワイヤレスローカルループ(Wireless Local Loop、WLL)局、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、無線通信機能を有するハンドヘルドデバイス、コンピューティング装置、又は無線モデムに接続されるほかの処理装置、車載装置、ウェアラブル装置及び将来の5Gネットワークの端末装置等であってもよい。
【0066】
図1はシナリオの概略図である。理解すべきなのは、理解の便宜上、ここで図1中のシナリオを例に説明するが、本発明を限定するものではない。図1に端末装置11、端末装置12、端末装置13及び基地局21が示されている。
【0067】
図1に示すように、端末装置11が基地局21と通信可能であり、端末装置12が基地局21と通信可能であり、端末装置13が基地局21と通信する。又は、端末装置12がさらに端末装置11と通信可能である。又は、別の形態として、端末装置13が基地局21と通信する。ここで、端末装置と基地局の通信、又は端末装置と端末装置の通信はいずれも、共通制御チャネル(Common control channel)が端末装置固有の制御チャネル(UE-specific control channel)に指示することによって実現される。
【0068】
しかし、従来技術では、5G CAシステムはLTE-Aと類似するクロスキャリアスケジューリング技術を採用する場合、いくつかの問題が生じてしまい、5Gシステムにおけるデータスケジューリング用の制御チャネルがLTE-Aシステムよりも遥かに複雑であり、その分、共通制御チャネルのオーバーヘッドもさらに大きくなる可能性があり、別のキャリアで伝送することもこのキャリアのチャネルの負担を増やするため、ある程度チャネルリソース浪費を招いてしまう。また、共通制御チャネルがすべてのユーザーにブロードキャストする必要があるため、ビームフォーミング技術によるカバレッジ能力の向上が困難であり、共通制御チャネルの高周波キャリアでのカバレッジ不足の問題につながる。また、それに対応して、端末装置がさらに複数の位置で共通制御チャネルを検索する必要があるため、端末装置の複雑度が増大し、端末装置の電力消費量が大きい。
【0069】
従って、本発明の実施例に係るネットワーク装置又は端末装置は、1種のキャリアの共通制御チャネルでほかの複数種のキャリアの制御情報(例えば、端末固有の制御チャネル等)を指示することで、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することを試みた。更に、さらに共通制御チャネルの高周波キャリアでのカバレッジ不足の問題を改善することができる。
【0070】
図2は本発明の実施例に係る情報伝送方法200の概略フローチャートである。該方法200はネットワーク装置、例えば、図1中の基地局21によって実行される。図2に示すように、該方法200はステップS210を含む。
【0071】
S210、ネットワーク装置は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。
【0072】
具体的には、ネットワーク装置は、第1キャリア上のチャネル(例えば、第1制御チャネル)を介して、ほかのキャリア(例えば、第2キャリア)のリソース内の構成情報を指示し、関連する構成情報(例えば、第1構成情報)を端末装置に送信できる。このように、ネットワーク装置は各キャリア上で共通制御チャネルを送信する必要がないため、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約する。それに対応して、端末装置はネットワーク装置が1つのキャリアの第1制御チャネルを介して送信した第1構成情報を受信でき、複数のキャリアの構成情報を取得することで、複数のキャリア上での共通制御チャネル検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0073】
ここで、第1キャリアと第2キャリアは異なるキャリアである。例えば、低周波キャリアと高周波キャリアである。例えば、本発明の実施例に係る情報伝送方法によれば、低周波キャリア上の共通制御チャネルを介して、高周波キャリア上の構成情報を送信することで、高周波キャリア上の共通制御チャネルのカバレッジ不足の問題を解決することができる。従って、更に、本発明の実施例に係る技術案によれば、高周波キャリアの共通制御チャネルのカバレッジ能力を等価的に向上させる。
【0074】
本発明の実施例では、該第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の各種の構成情報、例えば、スロット構造情報、予約リソース、リソースプール情報等を指示できる。理解すべきなのは、該第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内の複数種の構成情報を含んでもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0075】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソースの第2制御チャネルの構成情報であってもよい。換言すれば、該第1構成情報は前記第2キャリアの時間周波数リソース内の第2制御チャネルの関連構成を指示することができる。
【0076】
選択肢として、前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2チャネルは端末固有の制御チャネルであってもよい。つまり、ネットワーク装置は第1キャリア上の共通制御チャネルを介して、第2キャリア上の端末固有の制御チャネルの関連構成を指示することができる。
【0077】
選択肢として、前記第1構成情報は、前記第2制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
【0078】
選択肢として、本発明の実施例では、時間領域スケジューリングユニットは具体的にはスロット、ミニスロット(mini-slot)又はサブフレームであってもよい。
【0079】
本発明の実施例では、第1制御チャネルと第2制御チャネルは異なるキャリアを使用してもよい。つまり、共通制御チャネルと端末固有の制御チャネルに使用されるキャリアは異なってもよい。
【0080】
選択肢として、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットは、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報において指示され、又は、ネットワーク装置によってほかの暗黙の形態で指示されてもよい。
【0081】
従って、本発明の実施例に係る情報伝送方法によれば、ネットワーク装置は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信し、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができる。
【0082】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上のリソース構成情報であってもよい。
【0083】
選択肢として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含んでもよい。
【0084】
例えば、前記第1構成情報は、前記第2キャリアの時間周波数リソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報を含んでもよい。前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造は、アップリンクリソース部分、ダウンリンクリソース部分、又は保護周期GAPの長さ等の情報を含んでもよい。
【0085】
又は、さらに例えば、前記第1構成情報は前記第2キャリアの時間周波数リソース内の予約リソース情報を含んでもよい。
【0086】
又は、さらに例えば、前記第1構成情報は前記第2キャリアの時間周波数リソース内のリソースプール(resource pool)情報を含んでもよい。
【0087】
理解すべきなのは、以上、第1構成情報のいくつかの例を示したが、具体的に実現する時に、より多くの組合せ形態を使用してもよく、又は、第1構成情報はほかの合理的な構成情報をさらに含んでもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0088】
以上、第1構成情報に関連する例を説明したが、選択肢として、前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報をさらに含んでもよい。
【0089】
つまり、ネットワーク装置は第1制御チャネルを介して構成情報を送信する時、前記構成情報をどの時間領域スケジューリングユニットに送信するかまで明確できる(例えば、具体的なサブフレーム、スロット又はミニスロットを指定する)。具体に実現する時に、ネットワーク装置は第1構成情報に時間領域スケジューリングユニットの番号を含ませることで、構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットを端末装置に指示できる。又は、複数のミニスロットが直列接続して1つのスロットを形成する場合、該スロット中の各ミニスロットの番号を指示してもよく、それを限定しない。
【0090】
理解すべきなのは、本発明の実施例では、単に第1構成情報を例に説明したが、実際に、複数の構成情報を導入してもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0091】
さらに理解すべきなのは、第1構成情報に含まれる情報は同一構成情報によって送信されてもよく、異なる構成情報によって送信されてもよく、本発明ではそれを限定しない。
【0092】
さらに理解すべきなのは、本発明の実施例では、番号「第1」や「第2」…は、異なる対象、例えば、異なる「チャネル」又は異なる「キャリア」を区別するために導入されるが、本発明を限定するものではない。
【0093】
【0094】
従って、本発明の実施例に係る情報伝送方法によれば、各キャリア上で共通制御チャネルを送信する必要がなく、共通制御チャネルのオーバーヘッドを明らかに節約することができる。それに対応して、端末装置はネットワーク装置が1つのキャリアの第1制御チャネルを介して送信する第1構成情報を受信でき、複数のキャリアの構成情報を取得することで、複数のキャリア上での共通制御チャネル検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0095】
【0096】
以下、図4A中の例を参照して本発明の実施例に係る情報伝送方法を説明する。図4Aに示すように、
はキャリア1上の共通制御チャネルを示す。図4A中、ネットワーク装置はキャリア1上の共通制御チャネルによって、端末固有の制御チャネルに限定されることなく、キャリア2上のほかの各種の構成情報を指示できる。選択肢として、図4A中の指示情報は上記第1構成情報として理解できる。
【0097】
【0098】
理解すべきなのは、ここで、図3A図3B図4A及び図4B中の例は当業者が本発明の実施例に係る技術案を理解しやすいために導入されたが、本発明を限定するものではない。
【0099】
以下、図5を参照して本発明の別の実施例に係る情報伝送方法を説明する。図5は本発明の別の実施例に係る情報伝送方法500の概略フローチャートである。該方法500はネットワーク装置によって実行され、例えば、該ネットワーク装置は図1中の基地局21であってもよい。図5に示すように、該方法500はステップS510を含む。
【0100】
S510、ネットワーク装置は第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。
【0101】
本発明の実施例では、システム情報はシステムブロードキャスト情報であると理解できる。
【0102】
上記実施例との相違点について、該実施例は第1制御チャネルと第2制御チャネルを区別せず、システム情報によって端末装置に関連の構成情報を送信する。又は、本発明の実施例に係る「システム情報」は上記方法200中の「第1制御チャネル」に対応し、本発明の実施例に係る「制御チャネル」は上記方法200中の「第2制御チャネル」に対応できると理解できる。
【0103】
具体的には、ネットワーク装置は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信できる。このように、ネットワーク装置は各キャリア上で全てのシステム情報を送信する必要がなく、システム情報のオーバーヘッドを節約することができる。それに対応して、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した第1構成情報を受信でき、前記第1構成情報に基づき複数のキャリアの設定を取得し、それにより複数のキャリアのシステム情報の検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0104】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の制御チャネルの構成情報である。
【0105】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記制御チャネルに使用されるリソース情報、前記制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0106】
選択肢として、一実施例として、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0107】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上のリソースのリソース割当情報である。
【0108】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0109】
選択肢として、一実施例として、前記システム情報は、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含む。
【0110】
ここで、該実施例に出現する概念又は用語は上記実施例と類似するため、簡潔にするために、ここで詳細説明を省略する。
【0111】
従って、本発明の実施例に係る情報伝送方法によれば、ネットワーク装置は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信し、ネットワーク装置は各キャリア上で全てのシステム情報を送信する必要がなく、システム情報のオーバーヘッドを節約することができる。
【0112】
以下、図6A中の例を参照して本発明の実施例に係る情報伝送方法を説明する。図6Aに示すように、
はシステムブロードキャスト情報(キャリア1のリソース内に位置する)、
は各キャリア(例えば、キャリア1とキャリア2)に対応する制御チャネルを示す。ここで、ネットワーク装置はシステムブロードキャスト情報によって、端末装置にほかのキャリア(例えば、キャリア1とキャリア2)の制御チャネルを送信できる。選択肢として、ネットワーク装置はさらに前記システムブロードキャスト情報によって、端末装置にほかの構成情報(例えば、第1構成情報)を送信でき、ここで限定しない。類似に、図6A中の指示情報は前記第1構成情報又はほかの構成情報として理解できる。
【0113】
以下、図6B中の例を参照して本発明の実施例に係る情報伝送方法を説明する。図6Bに示すように、
はシステムブロードキャスト情報(サブキャリア間隔f1を用いるリソース内に位置する)、
は各キャリア(例えば、キャリア1とキャリア2)中の時間領域スケジューリングユニット(例えば、時間領域スケジューリングユニット1、時間領域スケジューリングユニット2、時間領域スケジューリングユニット3、時間領域スケジューリングユニット4及び時間領域スケジューリングユニット5)に対応する制御チャネルを示す。ここで、ネットワーク装置はシステムブロードキャスト情報によって、端末装置にほかのキャリアの時間領域スケジューリングユニットの制御チャネルを送信できる。選択肢として、ネットワーク装置はさらに前記システムブロードキャスト情報によって、端末装置にほかの構成情報(例えば、第1構成情報)を送信でき、ここで限定しない。類似に、図6B中の複数の指示情報は前記第1構成情報又はほかの構成情報として理解できる。
【0114】
本例では、ネットワーク装置は第1キャリア上のシステムブロードキャスト情報によって、前記第1キャリアと異なる第2キャリアのリソース内の構成を指示するための第1構成情報(すなわち指示情報)を端末装置に送信し、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができる。
【0115】
以上、ネットワーク装置側から本発明の実施例に係る方法を説明した。以下、端末装置側から本発明の実施例に係る方法を説明する。簡潔にするために、ネットワーク装置側と同一又は類似の概念又は用語についての詳細説明を省略する。
【0116】
図7は本発明の実施例に係る情報伝送方法700の概略フローチャートである。該方法700は端末装置によって実行され、例えば、該端末装置は図1中の端末装置11、又は端末装置12、又は端末装置13である。該方法700は上記方法200に対応し、図7に示すように、該方法700はステップS710を含む。
【0117】
S710、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。
【0118】
本発明の実施例では、端末装置は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信し、端末装置はネットワーク装置が1つのキャリアの第1制御チャネルを介して送信した第1構成情報を受信でき、複数のキャリアの構成情報を取得することで、複数のキャリア上での共通制御チャネル検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0119】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報である。
【0120】
選択肢として、一実施例として、前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルである。
【0121】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記第2制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0122】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内のリソース構成情報である。
【0123】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の最小時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0124】
選択肢として、一実施例として、前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含む。
【0125】
選択肢として、一実施例として、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0126】
選択肢として、一実施例として、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットは、サブキャリア間隔、最小周波数領域スケジューリングユニットの幅、直交周波数分割多重化OFDMシンボルの長さ、最小時間領域スケジューリングユニットの長さ及びサイクリックプレフィックス(Cyclic Prefix、CP)の長さのうちの少なくとも1種を含む。
【0127】
従って、端末装置は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信することで、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができ、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約することができる。
【0128】
図8は本発明の別の実施例に係る情報伝送方法800の概略フローチャートである。該方法800は端末装置によって実行され、例えば、該端末装置は図1中の端末装置11、又は端末装置12、又は端末装置13である。該方法800は上記方法500に対応し、図8に示すように、該方法800はステップS810を含む。
【0129】
S810、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。
【0130】
本発明の実施例では、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した第1構成情報を受信し、前記第1構成情報に基づき複数のキャリアの設定を取得し、それにより複数のキャリアのシステム情報の検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0131】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の制御チャネルの構成情報である。
【0132】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記制御チャネルに使用されるリソース情報、前記制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0133】
選択肢として、一実施例として、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0134】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内のリソース割当情報である。
【0135】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0136】
選択肢として、一実施例として、前記システム情報は、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含む。
【0137】
選択肢として、一実施例として、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0138】
選択肢として、前記制御チャネルに使用される基本パラメータセットは、サブキャリア間隔、周波数領域スケジューリングユニットの幅、直交周波数分割多重化OFDMシンボルの長さ、最小時間領域スケジューリングユニットの長さ及びサイクリックプレフィックスCPの長さのうちの少なくとも1種を含む。
【0139】
従って、端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した第1構成情報を受信し、前記第1構成情報に基づき複数のキャリアの設定を取得し、それにより複数のキャリアのシステム情報の検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0140】
以下、本発明の実施例に係るネットワーク装置を説明する。図9は本発明の実施例に係るネットワーク装置900を示す。図9に示すように、前記ネットワーク装置900は、送信モジュール910を備える。
送信モジュール910は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。
【0141】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の第2制御チャネルの構成情報である。
【0142】
選択肢として、一実施例として、前記第1制御チャネルは共通制御チャネルであり、前記第2制御チャネルは前記端末装置固有の制御チャネルである。
【0143】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記第2制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記第2制御チャネルに使用されるリソース情報、前記第2制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0144】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内のリソース構成情報である。
【0145】
選択肢として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0146】
選択肢として、一実施例として、前記第1制御チャネルは、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含む。
【0147】
選択肢として、一実施例として、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0148】
本発明の実施例に係るネットワーク装置900は本発明の実施例に係る情報伝送方法200を実行でき、且つ該ネットワーク装置900の各モジュールの上記及びほかの操作及び/又は機能はそれぞれ上記各方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここで詳細説明を省略する。
【0149】
本発明の実施例に係るネットワーク装置900は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。ネットワーク装置900は各キャリア上で共通制御チャネルを送信する必要がなく、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約する。
【0150】
図10は本発明の別の実施例に係るネットワーク装置1000を示す。図10に示すように、前記ネットワーク装置1000は、送信モジュール1010を備える。
送信モジュール1010は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。
【0151】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリア上の制御チャネルの構成情報である。
【0152】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記制御チャネルの位置する時間領域スケジューリングユニットの番号情報、前記制御チャネルに使用されるリソース情報、前記制御チャネルに使用される基本パラメータセットの情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0153】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は前記第2キャリアのリソース内のリソース割当情報である。
【0154】
選択肢として、一実施例として、前記第1構成情報は、前記第2キャリアのリソース内の時間領域スケジューリングユニットの構造情報、前記第2キャリアのリソース内の予約リソース情報、前記第2キャリアのリソース内のリソースプール情報のうちの少なくとも1種を含む。
【0155】
選択肢として、一実施例として、前記システム情報は、前記第1構成情報に対応する時間領域スケジューリングユニットの番号を指示するための指示情報を含む。
【0156】
選択肢として、一実施例として、前記時間領域スケジューリングユニットはスロット、ミニスロット又はサブフレームを含む。
【0157】
本発明の実施例に係るネットワーク装置1000は本発明の実施例に係る情報伝送方法500を実行でき、且つ該ネットワーク装置1000の各モジュールの上記及びほかの操作及び/又は機能はそれぞれ上記各方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここで詳細説明を省略する。
【0158】
従って、本発明の実施例に係るネットワーク装置1000は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。ネットワーク装置は各キャリア上で全てのシステム情報を送信する必要がなく、システム情報のオーバーヘッドを節約することができる。
【0159】
以下、本発明の実施例に係る端末装置を説明する。図11は本発明の一実施例に係る端末装置1100を示す。簡潔にするために、ここで、類似する用語、定義又は概念についての詳細説明を省略する。図11に示すように、前記端末装置1100は、受信モジュール1110を備える。
受信モジュール1110は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。
【0160】
前記受信モジュール1110はさらに、前記ネットワーク装置が前記第1キャリア上の前記第1制御チャネルを介して送信した、前記第2キャリアのリソースのリソース構成情報である第1構成情報を受信する。
【0161】
本発明の実施例に係る端末装置1100は本発明の実施例に係る情報伝送方法700を実行し、且つ該端末装置1100の各モジュールの上記及びほかの操作及び/又は機能はそれぞれ上記各方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここで詳細説明を省略する。
【0162】
従って、本発明の実施例に係る端末装置1100、は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信することで、共通制御チャネルのオーバーヘッドを節約することができ、端末装置の消費電力を節約することができる。
【0163】
図12は本発明の実施例に係る端末装置1200を示す。簡潔にするために、ここで類似する用語、定義又は概念についての詳細説明を省略する。図12に示すように、前記端末装置1200は、受信モジュール1210を備える。
受信モジュール1210は、ネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。
【0164】
本発明の実施例に係る端末装置1200は本発明の実施例に係る情報伝送方法800を実行でき、且つ該端末装置1200の各モジュールの上記及びほかの操作及び/又は機能はそれぞれ上記各方法の対応するプロセスを実現するためのものであり、簡潔にするために、ここで詳細説明を省略する。
【0165】
従って、本発明の実施例に係る端末装置1200は、ネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。端末装置はネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した第1構成情報を受信し、前記第1構成情報に基づき複数のキャリアの設定を取得し、それにより複数のキャリアのシステム情報の検出を回避し、端末装置の複雑さを低減させ、端末装置の消費電力を節約する。
【0166】
図13は本発明の一実施例に係るネットワーク装置の構造を示し、少なくとも1つのプロセッサ1302(例えばCPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1303又はほかの通信インタフェース、及びメモリ1304を備える。選択肢として、受信機1305及び送信機1306をさらに備えてもよい。プロセッサ1302はメモリ1304に記憶された実行可能モジュール、例えばコンピュータプログラムを実行する。メモリ1304は高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含んでもよく、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリを含んでもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1303(有線又は無線)によって少なくとも1つのほかのネットワークエレメントとの通信接続を実現する。受信機1305と送信機1306は各種の信号又は情報を伝送する。
【0167】
いくつかの実施形態では、メモリ1304は、プロセッサ1302に実行されて上記本発明の実施例に係るネットワーク装置側の方法を実行するためのプログラム13041が記憶されている。
【0168】
本発明の実施例では、送信機1306は、第1キャリア上の第1制御チャネルを介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。
【0169】
図14は本発明の別の実施例に係るネットワーク装置の構造を示し、少なくとも1つのプロセッサ1402(例えばCPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1403又はほかの通信インタフェース、及びメモリ1404を備える。選択肢として、受信機1405及び送信機1406をさらに備えてもよい。プロセッサ1402はメモリ1404に記憶された実行可能モジュール、例えばコンピュータプログラムを実行する。メモリ1404は高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含んでもよく、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリをさらに含んでもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1403(有線又は無線)によって少なくとも1つのほかのネットワークエレメントとの通信接続を実現する。受信機1405と送信機1406は各種の信号又は情報を伝送する。
【0170】
いくつかの実施形態では、メモリ1404は、プロセッサ1402に実行されて上記本発明の実施例に係るネットワーク装置側の方法を実行するためのプログラム14041が記憶されている。
【0171】
本発明の実施例では、送信機1406は、第1キャリア上のシステム情報を介して、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を端末装置に送信する。
【0172】
図15は本発明のさらに別の実施例に係る端末装置の構造を示し、少なくとも1つのプロセッサ1502(例えばCPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1503又はほかの通信インタフェース、及びメモリ1504を備える。選択肢として、受信機1505及び送信機1506をさらに備えてもよい。プロセッサ1502はメモリ1504に記憶された実行可能モジュール、例えばコンピュータプログラムを実行する。メモリ1504は高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含んでもよく、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリをさらに含んでもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1503(有線又は無線)によって少なくとも1つのほかのネットワークエレメントとの通信接続を実現する。受信機1505と送信機1506は各種の信号又は情報を伝送する。
【0173】
いくつかの実施形態では、メモリ1504は、プロセッサ1502に実行されて上記本発明の実施例に係る端末装置側の方法を実行するためのプログラム15041が記憶されている。
【0174】
本発明の実施例では、受信機1505は、ネットワーク装置が第1キャリア上の第1制御チャネルを介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。
【0175】
図16は本発明の一実施例に係る端末装置の構造を示し、少なくとも1つのプロセッサ1602(例えばCPU)、少なくとも1つのネットワークインタフェース1603又はほかの通信インタフェース、及びメモリ1604を備える。選択肢として、受信機1605及び送信機1606をさらに備えてもよい。プロセッサ1602はメモリ1604に記憶された実行可能モジュール、例えばコンピュータプログラムを実行する。メモリ1604は高速ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)を含んでもよく、不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリをさらに含んでもよい。少なくとも1つのネットワークインタフェース1603(有線又は無線)によって少なくとも1つのほかのネットワークエレメントとの通信接続を実現する。受信機1605と送信機1606は各種の信号又は情報を伝送する。
【0176】
いくつかの実施形態では、メモリ1604は、プロセッサ1602に実行されて上記本発明の実施例に係る端末装置側の方法を実行するためのプログラム16041が記憶されている。
【0177】
本発明の実施例では、受信機1605は、ネットワーク装置が第1キャリア上のシステム情報を介して送信した、前記第1キャリアと異なる第2キャリア上での構成を指示するための第1構成情報を受信する。
【0178】
理解すべきなのは、本発明の実施例に係る各種の実施例では、上記各手順の番号の大きさは実行順序を示すものではなく、各手順の実行順序はその機能及び内部ロジックによって決定され、且つ本発明の実施例の実施プロセスを限定するものではない。
【0179】
当業者であれば、本明細書に開示されている実施例を参照して説明された各例のユニット及びアルゴリズムのステップを電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組合せによって実現できると理解できる。これらの機能をハードウェアで実行するかソフトウェアで実行するかは、技術案の特定の応用及び設計制約条件に応じて決められる。当業者は各特定アプリケーションに対して様々な方法で説明された機能を実現することができるが、このような実現は本発明の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0180】
当業者であれば、説明の便宜及び簡潔上、上記説明したシステム、装置及びユニットの具体的なプロセスは、上記方法の実施例の対応するプロセスを参照すればよいため、ここで詳細説明を省略する。
【0181】
本発明の実施例により提供されるいくつかの実施例では、開示されているシステム、装置及び方法をほかの形態で実現できると理解すべきである。例えば、以上説明された装置の実施例は単に例示的なものであり、例えば、該ユニットの分割は、単に1種のロジック機能分割であり、実際に実現するとき、別の分割方式を採用してもよく、例えば複数のユニット又は要素を別のシステムに結合又は集積し、又はいくつかの特徴を省略したり実行しなかったりする。また、表示又は検討された相互の結合又は直接結合又は通信接続はいくつかのインタフェース、装置又はユニットを介した間接結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又はほかの形態であってもよい。
【0182】
該分離部材として説明されたユニットは物理的に分離しているものであってもよく、物理的に分離しているものでなくてもよく、ユニットして表示される部材は物理ユニットであってもよく、物理ユニットでなくてもよく、すなわち、1つの場所に位置してもよく、複数のネットワークユニットに分布してもよい。実際の必要に応じて、一部又はすべてのユニットを選択して本実施例の技術案の目的を実現することができる。
また、本発明の実施例の各々における各機能ユニットは1つの処理ユニットに集積されてもよく、別々に物理的に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは1つのユニットに集積されてもよい。
【0183】
前記機能はソフトウェア機能ユニットの形態で実現され独立した製品として販売又は使用される場合、1つのコンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本発明の実施例に係る技術案の本質的に又は従来技術に貢献する部分又は該技術案の一部はソフトウェア製品の形態で具現されてもよく、該コンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク装置等であってもよい)に本発明の実施例の各々に係る方法の全て又は一部のステップを実行させるための複数の命令を含む1つの記憶媒体に記憶される。上記記憶媒体は、Uディスク、モバイルディスク、読み出し専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどプロクラムコードを記憶可能な媒体を含む。
【0184】
以上、本発明の実施例の具体的な実施形態を説明したが、本発明の実施例の保護範囲はそれに限定されるものではなく、当業者が本発明の実施例に開示されている技術範囲内において容易に想到し得る変更や置換は、すべて本発明の実施例の保護範囲に属する。従って、本発明の実施例の保護範囲は特許請求の範囲の保護範囲に準じるべきである。
図1
図2
図3A
図3B
図4A
図4B
図5
図6A
図6B
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16