IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ウェスティングハウス エア ブレーキ テクノロジーズ コーポレーションの特許一覧

特許7098269フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法
<>
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図1
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図2
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図3
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図4
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図5
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図6A
  • 特許-フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法 図6B
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-01
(45)【発行日】2022-07-11
(54)【発明の名称】フィールド制御スイッチの過電流保護のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   H02M 1/00 20070101AFI20220704BHJP
   H02H 7/20 20060101ALI20220704BHJP
   H02M 1/08 20060101ALI20220704BHJP
   H02M 7/48 20070101ALI20220704BHJP
   H03K 17/08 20060101ALI20220704BHJP
   H03K 17/56 20060101ALI20220704BHJP
【FI】
H02M1/00 H
H02H7/20 D
H02M1/08 A
H02M7/48 M
H03K17/08 Z
H03K17/56 Z
【請求項の数】 1
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2016227399
(22)【出願日】2016-11-24
(65)【公開番号】P2017112823
(43)【公開日】2017-06-22
【審査請求日】2019-11-22
【審判番号】
【審判請求日】2021-06-28
(31)【優先権主張番号】14/956,165
(32)【優先日】2015-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】521194585
【氏名又は名称】ウェスティングハウス エア ブレーキ テクノロジーズ コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】100082072
【弁理士】
【氏名又は名称】清原 義博
(72)【発明者】
【氏名】トーマス・アロイス・ゾエルズ
(72)【発明者】
【氏名】アルヴァロ・ホルヘ・マリ・キューベロ
(72)【発明者】
【氏名】ミゲル・ガルシア・クレメンテ
【合議体】
【審判長】田中 秀人
【審判官】篠原 功一
【審判官】山澤 宏
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2014/171278(WO,A1)
【文献】特開2015-202034(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02M 1/00-1/44
H02M 7/48-7/98
H03K 17/00-17/70
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
スイッチ(20)の第1の端子(29)から前記スイッチ(20)の第2の端子(31)への電流を検知するステップであって、前記電流が、前記スイッチ(20)の線形領域の電流制限を超えると、検知するステップと、
制御装置が、過電流が起きそうであることを決定するとき、前記スイッチ(20)のゲート電圧(34)をスイッチが線形領域で動作することを可能にする第1のプリセット電圧から第2のプリセット電圧に制御するステップであって、前記第2のプリセット電圧が、前記スイッチ(20)の作動領域で前記スイッチ(20)が動作することが可能になるように構成される、ステップと、
前記スイッチ(20)が前記作動領域で動作しているとき前記スイッチ(20)を開くステップとを含み、
前記第2のプリセット電圧が、前記電流が前記線形領域の逆バイアス安全動作領域(RBSOA)の前記電流制限を超えるとき、前記スイッチ(20)が前記逆バイアス安全動作領域(RBSOA)から短絡安全動作領域(SCSOA)で動作するように確実に移行するステップに基づく、
方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する主題は、フィールド制御またはゲート制御スイッチを保護することに関し、より詳しくは、過電流の場合にスイッチを保護することに関する。
【背景技術】
【0002】
パワーエレクトロニクスは、しばしば、電気回路を開きおよび/または閉じ、電流の流れを遮断するおよび/または可能にするスイッチを含む。絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT:insulated-gate bipolar transistor)や金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)などの電子スイッチは、しばしば、スイッチの両端間を流れることができる電流を制御するためにパワーエレクトロニクスに使用される。これらの電子スイッチのいくつかの種類は、しばしば、そのスイッチ(VGE)のゲート端子上への電圧の印加により開閉される。典型的には、スイッチのゲート電圧が、スイッチの別の端子(ソースまたはエミッタ)に対して閾値に達したとき、スイッチは、閉じ始め、コレクタおよびエミッタまたはドレインおよびソースとして参照することができる、スイッチの電力端子の間で電流が流れることが可能になる。
【0003】
しかし、多くのスイッチは、制限された量の電流を用いて動作するように設計される。スイッチは、往々にして、より高い電流に耐えるように設計することができるが、スイッチの構成要素は、より大きくなる、または費用がより高くなる可能性がある。さらに、予期せぬ短絡または障害が起き得ることが可能でもある。スイッチは過熱および/または応力により損傷することがあるので、スイッチの電流制限を超えた場合、そのような電流制限を超えることからスイッチを保護することおよび/または過電流状態が生じた場合に備えてスイッチを保護することは有益であり得る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許第8823354号明細書
【発明の概要】
【0005】
第1の実施形態において、方法が、スイッチの第1の端子からスイッチの第2の端子への電流であって、スイッチの線形領域の電流制限を超える電流を検知するステップと、スイッチのゲート電圧を第1の電圧から第2の電圧であって、スイッチの作動領域でスイッチが動作することを可能にするように構成される第2の電圧に制御するステップと、スイッチが作動領域で動作しているときスイッチを開くステップとを含む。
【0006】
第2の実施形態において、システムが、スイッチの第1の端子からスイッチの第2の端子への電流であって、スイッチの線形領域の電流制限を超える電流を検知し、スイッチのゲート電圧を第1の電圧から第2の電圧であって、スイッチの作動領域でスイッチが動作することを可能にするように構成される第2の電圧に制御し、スイッチが作動領域で動作しているときスイッチを開くように構成されたゲート駆動ユニットを含む。
【0007】
第3の実施形態において、システムが、スイッチと、1つまたは複数の駆動信号であって、スイッチを制御するように構成される駆動信号をスイッチに伝送するように構成された制御装置と、駆動信号に基づいてスイッチを制御するためにゲート電圧、ゲート電流、またはそれらの組合せを提供するように構成されたゲート駆動ユニットであって、スイッチの第1の端子からスイッチの第2の端子への電流であって、スイッチの線形領域の電流制限を超える電流を検知し、スイッチのゲート電圧を第1の電圧から第2の電圧であって、スイッチの作動領域でスイッチが動作することを可能にするように構成される第2の電圧に制御し、スイッチが作動領域で動作しているときスイッチを開くように構成されたゲート駆動ユニットとを含む。
【0008】
本開示のこれらのおよび他の特徴および態様は、図面全体を通して同じ文字が同じ部分を表す添付の図面を参照して提供される。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)のゲート駆動ユニットを1つの位置において示す電力変換器の実施形態の回路図である。
図2図1のIGBTの出力特性の実施形態を図示するグラフである。
図3図1のIGBTの逆バイアス安全動作領域(RBSOA:reverse bias safe operating area)の実施形態を図示するグラフである。
図4図1のIGBTの短絡安全動作領域(SCSOA:short circuit safe operating area)の実施形態を図示するグラフである。
図5】本技法による、方法の実施形態の流れ図である。
図6A】過電流保護なしのIGBTの動作の実施形態を図示するグラフである。
図6B】過電流保護を有するIGBTの動作の実施形態を図示するグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書に開示する主題は、電力スイッチを保護することに関し、より詳しくは、電流が動作制限を超えたときスイッチを保護することに関する。
【0011】
絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(IGBT)や金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)などのスイッチは、実に様々な適用例および産業に使用される。例えば、トラクション変換器などの電力変換器は、電力を直流(DC:direct current)から交流(AC:alternating current)に変換するまたは電圧を変更することができる。電力変換器は、典型的には、ゲート駆動ユニットによってスイッチのゲートに提供されるゲート電圧により開閉する1つまたは複数のスイッチを含むことができる。ゲート駆動ユニットは、AC電力を提供するようにスイッチを制御する制御装置から受け取った信号に基づいて動作することができる。
【0012】
スイッチの通常動作は、スイッチを流れる電流の流れを可能にするまたは不能にするためにスイッチを開くステップおよび閉じるステップを含むことができる。例えば、電流は、スイッチを閉じたとき、スイッチの1つの電力端子(例えばコレクタ)から別の端子(例えばエミッタ)に流れることができる。しかし、1つまたは複数のスイッチなどの電力変換器の部分を流れて導通される高レベルの電流(例えば、設計最大値を超える)を生じることがある電力変換器の動作中に故障が起きることがある。あいにく、スイッチの電流制限を超える電流を導通している間にスイッチが開いた場合、スイッチは、スイッチを通る過剰な電流、電圧、または電力により破壊する恐れが増大する。過剰な電流、電圧、または電力により、スイッチが耐えるように設計されていない過熱または電界の発生を生じることがある。
【0013】
スイッチは、スイッチを通るスイッチのゲート電圧および/または電流により線形領域または作動領域で動作することができる。線形領域で動作するとき、スイッチの第1の端子と第2の端子との間の電圧は、典型的には、数百ミリボルトから数ボルトの範囲にある。作動領域で動作するとき、スイッチの第1の端子と第2の端子との間の電圧は、典型的には数百ボルトの範囲にある、電力変換器の動作電圧まで増加することがあり、スイッチは、閉状態にある間、導通される電流を制限することができる。通常動作の間、スイッチは、電流が増加するときの電圧の線形増加に関連付けられた線形領域で動作することができる。スイッチを流れる電流が増加する、またはゲート電圧が減少するとき、スイッチは作動領域で動作することができる。
【0014】
スイッチは、逆バイアス安全動作領域(RBSOA)やRBSOAの制限よりも高い1つまたは複数の制限を用いる短絡安全動作領域(SCSOA)などの、スイッチの一方の電力端子から他方の端子への電流の流れおよび/またはスイッチの一方の電力端子から他方の端子にわたる電圧の組合せに対して2つ以上の動作制限を有することができる。開く前に(例えば、ターンオフの前に)、スイッチは作動領域または線形領域で動作することができる。スイッチは、典型的には、スイッチが閉状態にある間(例えば開く前)スイッチが線形領域で動作する通常動作の間、適用されるRBSOA制限内で動作する。SCSOA制限は、スイッチが閉状態にある間(例えば開く前)作動領域で動作するとき適用される。線形領域で動作しているときスイッチを流れる電流がRBSOAの電流制限を超えた場合、スイッチが耐えるように製造業者が設計したものを超えることによるスイッチへの損傷の恐れが増大する。
【0015】
典型的には、スイッチが線形領域で動作するのかまたは作動領域で動作するのかは、スイッチのゲート電圧によって決まる。ゲート電圧が低減した場合、スイッチは、作動領域で動作するように移行することができる。ゲート駆動ユニットは、RBSOAの電流制限を超える過電流を検知するように構成することができる。スイッチが線形領域で動作している間にこの過電流状態を検知し次第、ゲート駆動ユニットは、SCSOAが適用されるところへの指令されたターンオフの前に、スイッチを作動領域で動作させるようにゲート電圧を制御することができる。より高い動作制限が適用される作動領域で動作するようにスイッチを制御することによって、スイッチは安全に開くことができる。
【0016】
図を見てみると、図1は、採鉱用トラック(OHV)および機関車に使用されるトラクション変換器8の例である。トラクション変換器が本明細書で使用されるが、それは単に例にすぎず、スイッチの任意の適切な適用例を使用することができる。図1に示すように、燃焼機10および発電機12が、DCバス15にわたってDC電圧VDC出力を提供するダイオード14(例えば、ダイオードブリッジ整流器)に結合される。トラクション変換器8は、トラクションモータ18に三相電力16を提供するためにDC電圧VDCを利用する。すなわち、トラクション変換器8は、DC電圧VDCを三相AC電圧16に変換するためにIGBTなどの1つまたは複数のスイッチ20を有するインバータ回路を含むことができる。例として、図1は、1つのスイッチから別のスイッチへの電流の転流のための低ループインダクタンス(例えば、100nH)を提供するために6つのIGBT(スイッチ20)に結合されたDCリンクコンデンサ(CDC)を含むトラクション変換器8を示す。転流プロセスは、同じ脚部内で2つのスイッチ20の間で行うことができる(例えば、T1/T6、T3/T2、およびT5/T4)。
【0017】
1つまたは複数のスイッチ20は、スイッチ20を開閉する(例えば、スイッチをターンオンまたはターンオフする)ための駆動電圧および/または電流を提供する1つまたは複数のゲート駆動ユニット26に結合することができる。例えば、図1に示すように、各スイッチ20は、ゲート駆動ユニット26によって駆動することができ、またはゲート駆動ユニット26は複数のスイッチを駆動するのに使用することができる。1つまたは複数のゲート駆動ユニット26は、三相AC電圧16を提供するためにスイッチ20の開閉を制御する制御装置28に結合することができる(例えば、電気的におよび/または通信可能に)。制御装置28は、駆動信号30(例えば、開または閉信号)を1つまたは複数のゲート駆動ユニット26に伝送することができ、帰還信号32をゲート駆動ユニット26から受け取ることができる。同様に、1つまたは複数のゲート駆動ユニット26は、駆動信号30を制御装置28から受け取り、帰還信号32(例えば、OK/障害)を制御装置28に伝送することができる。制御装置28は、DC電圧、相電圧、相電流、または他のゲート駆動ユニットの他の駆動および帰還信号に関連した信号を受け取りおよび/または伝送することができる。任意の数のゲート駆動ユニット26は、任意の数のスイッチ20に結合することができるが、説明のために、本開示は、スイッチ20に結合されたゲート駆動ユニット26を参照するものとする。
【0018】
ある実施形態において、ゲート駆動ユニット26は,レベルシフタおよび/または増幅器など、本明細書に説明する方法を実施するために様々な回路を含むことができる。例として、ゲート駆動ユニット26および/または制御装置28は、プロセッサ35もしくは複数のプロセッサ、メモリ37、および/またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)39を含むことができる。プロセッサは、ゲート駆動ユニット26を介してスイッチ20の動作を制御することなど、現在開示される技法を遂行するための命令を実行するためにメモリに動作可能に結合することができる。これらの命令は、メモリおよび/または他の記憶装置などの有形の非一時的コンピュータ可読媒体に記憶されるプログラムまたはコードに符号化することができる。プロセッサは、汎用プロセッサ、システムオンチップ(SoC)デバイス、または特定用途向け集積回路、またはある他のプロセッサ構成でよい。
【0019】
メモリ37は、実施形態において、制限なく、ハードディスクドライブ、固体ドライブ、ディスケット、フラッシュドライブ、コンパクトディスク、デジタルビデオディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ファームウェア、読み出し専用メモリ(ROM、EPROM、フラッシュメモリなど)および/またはプロセッサが命令(例えば、コード)および/またはデータを記憶し、取り出し、および/または実行することを可能にする任意の適切な記憶デバイスなどのコンピュータ可読媒体を含むことができる。メモリ37は、1つまたは複数の局部および/または遠隔記憶デバイスを含むこともできる。
【0020】
トラクション変換器8の障害または故障は、任意の数の理由で起きることがあり、いくつかの障害を本明細書に説明するが、これらは単に例にすぎない。多くの場合、故障は、電力変換器の内側で起きる低インダクタンス故障(例えば、最大1μHまでの)と、負荷/マシン(例えば、モータ18)の内側で起きる高インダクタンス故障(例えば、1μHから最大マシンインダクタンスレベルまでの)とに分類することができる。低インダクタンスの例として、集中インダクタンスLσ24は、転流ループ25のループインダクタンスを含むように示される。対照的に、トラクションモータ18のモータ巻線のインダクタンスは、集中インダクタンスLσ24よりも約3~4桁大きい可能性がある。例えば、制御装置28がスイッチ20の1つまたは複数の動作制限を超える高い電流の変化を検出した場合、制御装置28は、損傷がスイッチ20に起きるのを防止するために開コマンドをゲート駆動ユニット26に送ることができる。高インダクタンス故障中の高電流により、制御装置28は、動作制限を超えたとき開コマンドを送ることができる。これらの高電流により、スイッチに損傷が生じることがあるので、電流がスイッチの動作制限を超えたときの開路中、スイッチ20を保護することが望ましい。
【0021】
所与の変換器において脚部によって見られる転流インダクタンスは、kがDCリンク値UDCを超える許容p.u.電圧オーバーシュートである場合、およびmax(dICE/dt_off)がスイッチのターンオフの間のスイッチの第1の端子からスイッチの第2の端子への電流の導関数の最大値である場合、全転流インダクタンスが次式を満足するようなものであり得る。
【0022】
【数1】
例として、UDC=800Vであり、Ublocking=1200V(単一スイッチの)である場合、k=(1200-800)/800=0.5である。次いで、max(dICE/dt_off)=12kA/μsである場合、LS≦33nHである。例として、高インダクタンス故障は、およそ10xLs、または1μHよりも大きいインダクタンスを含むことができる。
【0023】
トラクション変換器8のスイッチ20は、ゲート電圧34(VGE)によって制御することができる。すなわち、ゲート電圧により、スイッチ20は電流をスイッチの第1の電力端子29(例えば、コレクタ)から第2の電力端子31(例えば、エミッタ)に流れることを可能にすることができる。例えば、ゲート駆動ユニット26が適当なゲート電圧34を提供することによってスイッチ20を閉じた場合、電流27は、回路中を流れることができる(例えば、スイッチ20のコレクタとエミッタとの間)。したがって、制御装置28は、トラクションモータ18を動作させるのに望ましい電力を出力するやり方でスイッチ20を開閉するゲート電圧34に提供するために、駆動信号をゲート駆動ユニット26に送ることができる。
【0024】
スイッチが開いている間、スイッチ20の設計制限を超えることからスイッチ20を保護することが望ましい。例えば、図1は、安全動作領域(SOA)がスイッチ20の動作パラメータに適用される時間を示す図表36を含む。図表36に示すように、スイッチ20を閉じたときからスイッチを開いたときまでの移行時間の間、逆バイアス安全動作領域(RBSOA)を適用することができる。さらに、スイッチを開いたときからスイッチを閉じたときまでの移行時間の間、順バイアス安全動作領域(FBSOA)を適用することができる。
【0025】
スイッチ20は、スイッチのゲート電圧および/またはスイッチを流れる電流により、線形領域または作動領域で動作することができる。線形領域では、スイッチは、閉状態で増加する電流を導通することができる。作動領域では、スイッチは、閉状態にある間、導通される電流を制限することができる。図2はスイッチ20の出力特性を有するグラフ40を示す。典型的には、スイッチ20が閉じ、コレクタ電流27ICが、通常の動作範囲(例えば、安全動作領域を越えない)にあるとき、スイッチ20は、いわゆる線形領域42(例えば、障害または短絡状態が何も存在しないとき)でまたは「飽和状態で」動作する。線形領域42は、スイッチ20を流れる電流が増加するとき、増加する電圧に関連付けられる。スイッチ20を流れる電流27が線形領域42を超えた場合、スイッチ20は、いわゆる作動領域44で動作する。作動領域44は、電流がおよそ一定のままであり、電圧が指定されない電流制限特性に関連付けられる。参照符号46で示すように、グラフ40は、スイッチ20が線形領域42から作動領域44に移行する、y軸48上のコレクタ電流27ICおよびx軸50上のコレクタエミッタ間電圧VCEが、ゲート電圧34VGE(例えば、VGE3に対するI3、VGE2に対するI2)に基づいてどのように変化するかを示す。典型的には、ゲート駆動ユニット26は、閉じた(例えば、オン状態にある)とき、IGBTが線形領域42で動作することが可能になるゲート電圧34を提供する。
【0026】
線形領域42から作動領域44に移行するステップは、脱飽和(例えば、ゲート電圧34VGE=VGE3であるとき参照符号52で示す)と呼ばれる。グラフに基づいて、脱飽和がスイッチ20上で起きるために、電流27を増加させることができおよび/またはゲート電圧34を減少させることができる。作動領域44で動作するスイッチ20によって、障害または短絡故障の場合、電流27を制限することができ、損傷を防止することができる。短絡状態とは、理想とみなされるスイッチを流れる電流が寄生性の外部受動構成要素によって制限される事象である。スイッチが理想的ではない(0抵抗をもたない)が、作動領域を有するので、スイッチは、短絡状態が存在するとき、結局短絡電流を制限することになるスイッチである。ゲート電圧34を減少させることによって、作動領域44に移行するために電流閾値レベルが減少し、それにより、電流27を制限する。例えば、ゲート駆動ユニット26がゲート電圧34をVGE3からVGE2に減少させた場合、作動領域44に移行するためのコレクタ電流閾値がI3からI2に減少する。
【0027】
スイッチ20は、スイッチ20を制御する(例えば、開閉する)ための電流制限を識別する1つまたは複数の安全動作領域に関連付けることができる。スイッチ20の安全動作領域は、スイッチ20が動作するように設計される、製造業者定義の領域でよい。安全動作領域は、ドーピング、材料、構成要素、サイズなど、スイッチ20の特性に基づくことができる。さらに、異なる安全動作領域を異なる時間に適用することができ、異なる安全動作領域は、異なる制限を含むことができる。例えば、スイッチ20は、逆バイアス安全動作領域(RBSOA)と、RBSOAの制限よりも高い1つまたは複数の制限を用いる短絡安全動作領域(SCSOA)とを有することができる。図3および4は、スイッチ20の電流27、電力、および電圧の制限(例えば、スイッチのコレクタとエミッタとの間)を詳述する安全動作領域を示す。スイッチ20を開く前にスイッチ20が線形領域で動作していたとき、RBSOA制限が適用される。スイッチ20が、閉状態にある間、作動領域44で動作したとき、SCSOA制限(例えば、電流制限64)がスイッチ20に適用されるが、RBSOA制限は適用されない。
【0028】
これらの制限は、線形領域42にあるときよりもIGBTのベースにおいてキャリアがより少ないとき、IGBTなどの多くのスイッチ20が作動領域44で動作するので、異なる時間に適用することができる。線形領域42では、IGBTの低ドープベースは、電気抵抗を減少させるためにキャリアであふれ、それに応じて、ベースにおいて電圧が降下する。キャリアは、IGBTが飽和状態からターンオフされたとき、一掃される。キャリアの一掃は、デバイスの破壊を避けるためにより低いRBSOA制限により考慮に入れられる、IGBTチップにおける応力の増加をもたらす。IGBTが脱飽和状態または作動領域からターンオフされたとき、IGBTのベースにはキャリアがわずかしかなく、それによって、飽和状態からのターンオフに比較して応力の低減をもたらし、それに応じて、SCSOAからより高い電流および電力制限を適用することが可能になる。
【0029】
図3は、IGBTなどのスイッチ20の通常のターンオフの間に適用されるRBSOAのグラフ54である。図3のRBSOAは、スイッチ20が安全に動作することが期待される電圧および電流状態の制限を定義することができる(例えば、スイッチ20を開くとき)。電流27がRBSOAの電流制限を超えたとき過電流が起きることがある。電流制限を超えることによって、過電流中にスイッチ20を開いたとき電力および電圧制限を超える可能性がある。例えば、スイッチ20は、電流制限56(すなわち、IX)、電力制限58(すなわち、PX)、および/または電圧制限60(すなわち、VX)を定義するRBSOAを有することができる。例えば、いくつかのIGBTは、定格を3kAの最大パルス電流(ICM)、1.5kAの定格電流の2倍の、3.3kV/1.5kAとして、電圧および電流制限を有することができる。電流制限56は、ICMと等しくてよい。スイッチ20を開いたとき、スイッチ20を流れる電流27が電流制限56を超える場合(例えば、過電流)、温度制限の超過およびボンドワイヤ上の過熱または過剰な応力などのスイッチ20の損傷および/または破壊の恐れが増大する。同様に、スイッチ20を開いたとき電力制限58および/または電圧制限60を超えた場合、スイッチ20が過熱または過剰な電界強度により破壊することがある。言い換えれば、スイッチは、スイッチが動作するように設計されたところを超える電流および/または電圧により破壊することがある。さらに、電流レベルが高いと、結果として電圧制限60および電力制限58を超えることにもなり得る。したがって、スイッチ20は、スイッチ20を流れる電流27が電流制限56を超えたとき、安全にターンオフすることができない。RBSOAが適用され、スイッチ20を開いたとき過電流が起きる場合、スイッチ20の1つまたは複数の特性を、SCSOAが適用され、RBSOAが適用されないように改変し得るならば望ましい可能性がある。
【0030】
スイッチ20は、短絡状態中に短い時間にわたって(例えば、5~20μsまたはおよそ10μs)適用されるSCSOAと関連付けることもできる(例えば、上記図2で説明したスイッチ20が作動領域44で動作するとき)。図4は、短い時間にわたる短絡状態中の様々な特性(例えば、電流、電圧、電力)の制限を示すスイッチ20のSCSOAのグラフ62である。RBSOAと同様に、SCSOAは、電流制限64(すなわち、IY)、電力制限66(すなわち、PY)、および/または電圧制限68(すなわち、VY)を定義することができる。図4に示すように、RBSOA電流制限56は、SCSOA電流制限64よりも低い(例えば、IY>IX)。したがって、スイッチ20は、RBSOAの電流制限(例えば、IX)を超えるが、SCSOAの電流制限(例えば、IY)を越えない過電流を有することができる。例えば、破断線で表される図4の領域70は、RBSOA電流制限56を超え、SCSOA電流制限64未満で動作するスイッチ20と関連付けられる。そのような時間の間、RBSOA電流制限56が適用されるとき、スイッチ20が開こうとした場合、上記のように、損傷の恐れが増大する。しかし、SCSOA電流制限64が適用されるときスイッチ20が開いた場合、スイッチ20は、スイッチ20を安全にターンオフするために制御された開路(例えば、制御されたソフトターンオフ)を実施することができ、それにより、損傷の恐れが増大することからスイッチ20を保護することができる。したがって、SCSOAが適用されるようにスイッチ20を作動領域44に移行させるステップ(例えば、脱飽和させるステップ)を利用して、RBSOAを越えて動作する間、スイッチ20を開かないように保護することができる。このようにして、スイッチは、スイッチが動作するように設計されているところに対して任意の製造業者が定義した制限を越えない。
【0031】
一実施形態において、RBSOA電流制限56を超える過電流状態がスイッチ20上に存在するとき、スイッチ20を作動領域44に移行させて、スイッチ20を開かないように保護するために制御装置28と連動してゲート駆動ユニット26を使用することができる。図5は、スイッチ20を保護するためにゲート駆動ユニット26および/または制御装置28によって実施されるプロセス72の流れ図である。プロセス72は、制御装置28および/またはゲート駆動ユニット26のメモリに記憶し、1つまたは複数のプロセッサによって命令として実行することができる。別の実施形態において、プロセス72をフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)および/またはロジックゲートを介してゲートドライバおよび/または制御装置内で実装することができる。ゲート駆動ユニット26および/または制御装置28は、過電流を検知するためにスイッチ20を流れる電流を監視する(ブロック74)ように構成することができる。過電流は、本明細書に説明するように、コレクタ電流27ICがRBSOA電流制限56を超え、短絡電流制限64を越えない(例えば、下回る)ことを示すことができる。言い換えれば、過電流は、RBSOA電流制限56を超えながら(例えば、「飽和状態」過電流)スイッチ20が線形領域42で動作しているとき起き始めることがある。
【0032】
ゲート駆動ユニット26は、様々なやり方で過電流を検知することができる。例えば、電流27を測定または推定することができ、および/または温度特性を監視することができる。一実施形態において、過電流は、オン状態(VceSat)でスイッチ20の端子間の電圧降下(例えば、図1のコレクタエミッタ間電圧88)を監視することによってゲート駆動ユニット26上で検知される。ゲート駆動ユニット26は、電圧降下を監視するための1つまたは複数のセンサを含むことができる。場合により、電圧降下は、温度に依存する可能性もある。したがって、スイッチ20の接合部温度の推定または測定は、過電流の検知に利用することができる(例えば、電圧降下と連動して)。温度を検知するために、追加のセンサをゲート駆動ユニット26に含めることができる。そのような場合、温度補償測定を局部温度による任意のバイアスを取り消すのに使用することができる。電流27は、電圧降下VceSatを示す信号の受領に基づいて決定することもできる。図2に示すように、電流27は、電圧降下VCEおよび/または温度に基づいて推測することができる。例えば、電流27は、電圧降下VCEを電流27に関連付けるルックアップテーブルまたは多項式関数を利用することによって決定することができる。
【0033】
制御装置28および/またはゲート駆動ユニット26は、スイッチ20を流れる電流27がRBSOA閾値を超える(例えば、過電流が起きるほかないかまたは起きそうである)かどうかを決定することができる(ブロック76)。過電流が何も検知されない場合、スイッチ20を流れる電流27を継続して監視することによってプロセス72を再度開始することができる(ブロック74)。制御装置28および/またはゲート駆動ユニット26が、過電流が起きるほかないまたは起きそうであることを決定した場合(例えば、上記のVCEおよび/または温度を介して)、ゲート駆動ユニット26は、ゲート電圧34をスイッチ20の閉路に関連付けられた(例えば、スイッチが線形領域で動作することが可能になる)第1のプリセット電圧(例えば、図2のVGE3)から第2のプリセット電圧(例えば、図2のVGE2)に減少させることができる(ブロック78)。第2の電圧は、電流27がRBSOA電流制限56を超えるとき、スイッチ20が作動領域(すなわち、短絡状態)で動作すること確実にすることに基づくことができ、それにより、RBSOAをもう適用させないことができる。第2の電圧は、第1の電圧よりも低くてよく、スイッチ20がRBSOA制限と異なる制限(よりも大きい)に関連付けられた作動領域44で動作することが可能になる。いくつかの実施形態において、ゲート電圧34を減少させることにより、スイッチ20を脱飽和させ、線形領域42における動作から作動領域44における動作に移行させる。ゲート電圧34が第2の電圧に減少したとき、スイッチ20は脱飽和に移行する。すなわち、第2の電圧により、電流27がRBSOA電流制限56を超えたとき、スイッチ20が作動領域44で動作することを確実にすることができる。例えば、図2において、RBSOA電流制限56がI2以上である場合、第2の電圧はVGE2であり、第2の電圧をゲート電圧34として印加することにより、スイッチ20の脱飽和が確実になり、それは短絡における状態に等しい。
【0034】
次いで、ゲート駆動ユニット26は、適当な時間にスイッチ20を開く(ブロック80)ことができる(例えば、スイッチが短絡状態にあるとき制御されたソフトターンオフを実施する)。IGBTのベースに蓄積されたキャリアは、飽和状態からのターンオフにおいて応力を増加させることができ、ゲート駆動ユニットによってターンオフの可制御性を制限することもできる。スイッチ20が脱飽和され、作動領域にある場合、ゲート駆動ユニットは、定義された下降ゲート電圧勾配を適用することによって電流27を制御されたやり方でゼロまで低減することができる。そのようにして、SCSOAの電力および電圧制限を超えることを防止することができる。飽和状態からの過電流ターンオフの場合、キャリアの蓄積によって生じた可制御性の制限のため、RBSOAの電力および電圧制限を超えるのを防止することは困難または不可能である可能性がある。
【0035】
図6Aは、過電流保護なしのゲート駆動ユニットおよびスイッチのターンオフの例のグラフ96である。グラフ96に示すように、第1の端子29から第2の端子31への電流27は、信号104として示される。さらに、グラフ96は、スイッチ20にわたる第1の端子29から第2の端子31への電圧を示す信号97を含む。信号100はスイッチ20のゲート電圧34を示す。図6Aにおいて、電流信号104はRBSOA電流制限56を超える。この過電流状態の間、スイッチ20は、脱飽和を受けることなく制御されたソフトターンオフ102を実施する。結果として、電圧信号104は、過電流および過電流保護をターンオフするステップが使用されないとき、電圧スパイク98においてRBSOA電圧制限60を超えるスイッチ20の両端間の電圧を示す。これは、VGE100が、スイッチ20のターンオフ102を実施する前の過電流状態104の間、低減されないことによる可能性がある。
【0036】
対照的に、図6Bは、過電流保護を有するゲート駆動ユニット26およびスイッチ20のターンオフの例のグラフ106である。図6Bは、図6Aの電流および/または電圧の大きさとは異なる電流および/または電圧の大きさを用いて拡大縮小することができる。例えば、拡大縮小の差を反映するために同じRBSOA電流制限56が両方の図で示される。グラフ106は、スイッチ20の第1の端子29から第2の端子31への電流信号108および電圧信号114を含む。さらに、グラフ106はゲート電圧信号110を含む。電流信号108がRBSOA電流制限56を超えたとき、過電流状態が起きる。この場合、ゲートドライバは、脱飽和位相112の間、ゲート電圧(VGE)信号110を低減するように構成される。脱飽和位相112の後、スイッチ20は、典型的にはRBSOAおよびSCSOAにおいて同じである、スイッチ20の電圧制限を超えないようにスイッチ20を保護するために、制御されたソフトターンオフ116を実施することができる。ソフトターンオフ116は、過電流が何もないときスイッチ20の典型的な開路よりも遅い速度でスイッチ20を開くステップを含むことができる。スイッチ20のより遅い開路により、ソフトターンオフを使用することによって、スイッチ20の両端間の電圧のより小さな変化が起きて、スイッチの能力を超える過電圧を防止する。
【0037】
先行する明細書において、様々な実施形態を添付の図面を参照して説明してきた。しかし、以下に続く特許請求の範囲に記載された本開示のより広い範囲から逸脱することなく、それらに様々な修正および変更を加えることができ、追加の実施形態を実装することができることは明らかであろう。本明細書および図面は、それに応じて、制限的な意味よりも例示的な意味でみなされるものとする。
【0038】
ここで、本明細書に説明する発電デバイスおよび方法は、固定または可動適用例に採用することができることに留意されたい。固定適用例に関して、適切なシステムは発電を含むことができる。適切な発電システムは、燃料エンジン駆動システム、風力発電システム、太陽光システム、水力発電システムなどを含むことができる。適切な可動適用例は、車両および携帯デバイスを含む。車両は、乗用車、商用車、機関車、オフハイウェイおよび採鉱用車両、農業用車両、船舶、および航空機を含むことができる。
【0039】
本明細書に説明する発電デバイスおよび方法には、入力データの処理および出力データの生成がある程度関与することができることも理解されたい。この入力データ処理および出力データ生成は、ハードウェアまたはソフトウェアで実装することができる。例えば、具体的な電子構成要素を、上記のように、改善された発電を提供することに関連付けられた同様のまたは関連した回路に採用することができる。そのような場合、そのような命令を1つまたは複数のプロセッサ可読記憶媒体上に記憶する、または1つまたは複数のプロセッサに伝送することができることは本開示の範囲内にある。
【0040】
この書面による説明は、最良の態様を含めて本開示を開示するために、また当業者が任意のデバイスまたはシステムを製作し使用し、任意の組み込まれた方法を実施することを含めて本開示を実施することが可能になるためにも例を使用する。本開示の特許可能な範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者に思いつく他の例を含むことができる。そのような他の例は、それらが特許請求の範囲の文字通りの言語と異ならない構造的要素を有する場合、またはそれらが特許請求の範囲の文字通りの言語と非実質的に異なる同等の構造的要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることが意図されている。
【符号の説明】
【0041】
8 トラクション変換器
10 燃焼器
12 発電機
14 ダイオード
15 DCバス
16 三相電力、三相AC電圧
18 トラクションモータ
20 スイッチ
24 集中インダクタンスLσ
25 転流ループ
26 ゲート駆動ユニット
27 コレクタ電流
28 制御装置
29 第1の電力端子
30 駆動信号
31 第2の電力端子
32 帰還信号
34 ゲート電圧
35 プロセッサ
36 図表
37 メモリ
39 フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)
40 グラフ
42 線形領域
44 作動領域
46 参照符号
48 y軸
50 x軸
52 参照符号
54 グラフ
56 電流制限
58 電力制限
60 電圧制限
62 グラフ
64 電流制限
66 電力制限
68 電圧制限
70 領域
72 プロセス
74、76、78、80 ブロック
96 グラフ
97 信号
98 電圧スパイク
100 信号
102 ソフトターンオフ
104 電圧信号、電流信号、過電流状態
106 グラフ
108 電流信号
110 ゲート電圧信号
112 脱飽和位相
114 電圧信号
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B