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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-01
(45)【発行日】2022-07-11
(54)【発明の名称】電線を切断するためのシステム
(51)【国際特許分類】
   B23D 29/00 20060101AFI20220704BHJP
   B23Q 17/22 20060101ALI20220704BHJP
   H02G 1/06 20060101ALI20220704BHJP
【FI】
B23D29/00 A
B23Q17/22 Z
H02G1/06
【請求項の数】 15
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2017236031
(22)【出願日】2017-12-08
(65)【公開番号】P2018114609
(43)【公開日】2018-07-26
【審査請求日】2020-10-27
(31)【優先権主張番号】102016000124520
(32)【優先日】2016-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】512144818
【氏名又は名称】センブレ エス.ピー.エー.
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100103034
【弁理士】
【氏名又は名称】野河 信久
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100189913
【氏名又は名称】鵜飼 健
(74)【代理人】
【識別番号】100199565
【弁理士】
【氏名又は名称】飯野 茂
(72)【発明者】
【氏名】グァルティエロ・バレッツァーニ
(72)【発明者】
【氏名】ギャンパオロ・ルチアーニ
【審査官】小川 真
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2016/005838(WO,A1)
【文献】特表2014-521523(JP,A)
【文献】国際公開第2016/112153(WO,A2)
【文献】特開2012-255706(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23D 29/00
B23Q 17/00
B25F 5/00
B26B 15/00
H02G 1/00、 1/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
流体力学的な切断工具(2)を有する切断システム(1)であって、
-油圧油の圧力増加を実行するように適合されている電気油圧式のポンプ(3)と、
-前記ポンプ(3)から間隔を空けて位置付けられることができ、前記油圧油の圧力の増加に応答して、切断を実行するために開位置と閉位置との間で動くことができる2つのジョー(5、6)を有する加工ヘッド(4)と、
-前記ポンプ(3)から前記加工ヘッド(4)に前記油圧油の圧力を伝えるように、前記ポンプ(3)と前記加工ヘッド(4)との間に接続されている圧力柔軟チューブ(7)と、
-遠距離からポンプ(3)を駆動し、制御するための携帯用の遠隔制御装置(8)と、
-前記加工ヘッド(4)に接続され、切断の完了を検出するように構成されている切断検出器(9)と、
-前記遠隔制御装置(8)から前記ポンプ(3)にポンプ作動信号を提供するように適合されている作動通信手段(10)と、
-前記切断検出器(9)から前記遠隔制御装置(8)の近くのユーザに切断完了情報を提供するように適合されている切断確認通信手段(11)と、を備え、
前記遠隔制御装置(8)は、前記切断工具(2)からの安全な距離に前記遠隔制御装置(8)位置付けることができるように、前記切断工具(2)から物理的に離れており、ここで、前記切断工具(2)は、前記ポンプ(3)、前記圧力柔軟チューブ(7)、前記加工ヘッド(4)、及び前記切断工具(2)に物理的に接続される可能性のあるアクセサリによって形成されており
前記作動通信手段(10)は、前記安全な距離を越える作動ワイヤレス通信を備えており、前記切断確認通信手段(11)も、前記安全な距離を超える、切断確認ワイヤレス接続及び/又は非接触の切断確認信号手段を備えており、
前記切断確認通信手段(11)は、前記切断検出器(9)に接続され、前記加工ヘッド(4)に据え付けられている切断確認送信機(14)とともに、前記ポンプ(3)上に収容されている切断確認中間受信機(16)、又は前記切断工具(2)から、及び前記遠隔制御装置(8)から物理的に離れ、それらから独立した位置で自由に位置付け可能な中間受信局(17)上に収容されている切断確認中間受信機(16)を備え、
前記切断確認送信機(14)及び前記切断確認中間受信機(16)は、前記切断確認信号手段の、又は前記切断確認ワイヤレス接続をともに形成する複数のワイヤレス接続の、第1のワイヤレス接続をともに実現する、切断システム(1)。
【請求項2】
前記圧力柔軟チューブ(7)及び油圧油は、電気的に絶縁性であり、前記加工ヘッド(4)は電気的に前記ポンプ(3)から絶縁される、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項3】
前記作動通信手段(10)は、前記遠隔制御装置(8)に接続され、前記遠隔制御装置(8)に収容されている作動送信機(12)と、前記ポンプ(3)に接続され、前記ポンプ(3)に収容されている作動受信機(13)とを備え、これらは、ワイヤレス作動接続をともに実現する、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項4】
前記切断確認通信手段(11)は、前記切断検出器(9)に接続され、前記加工ヘッド(4)に据え付けられている切断確認送信機(14)と、前記遠隔制御装置(8)に接続され、前記遠隔制御装置(8)に収容されている切断確認受信機(15)と、を備え、これらは、ワイヤレス切断確認接続をともに実現する、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項5】
前記切断確認通信手段(11)は、前記ポンプ(3)において、又は、前記中間受信局(17)において、前記切断確認中間受信機(16)に接続されている切断確認中間送信機(18)と、前記遠隔制御装置(8)に接続され、前記遠隔制御装置(8)に収容されている切断確認受信機(15’)と、を備え、これらは、前記切断確認ワイヤレス接続をともに形成する2つのワイヤレス接続のうちの第2のワイヤレス接続を実現する、請求項に記載の切断システム(1)。
【請求項6】
前記切断確認通信手段(11)は、前記ポンプ(3)において前記切断確認中間受信機(16)に接続されている切断確認中間送信機(18)と、前記切断工具(2)から、及び前記遠隔制御装置(8)から物理的に離れて中間受信局(17)に据え付けられ又は収容され、これらの間の中間位置で、又は、これらから独立した位置で自由に位置付け可能なさらなる切断確認中間受信機(19)と、を備え、
前記切断確認中間送信機(18)と前記さらなる切断確認中間受信機(19)は、前記切断確認ワイヤレス接続をともに形成する2つのワイヤレス接続のうちの第2のワイヤレス接続をともに実現する、請求項に記載の切断システム(1)。
【請求項7】
前記切断確認通信手段(11)は、前記切断検出器(9)から前記ポンプ(3)に伸長し、切断の完了を表す予め定められた信号又はパルスを送信するように構成されている第1の物理伝送線(20)を備える、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項8】
前記切断確認通信手段(11)は、オペレータに警告するように、切断完了確認信号の受信に応答してアクティブ化される光学及び/又は音響信号手段(24)を備える、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項9】
前記光学及び/又は音響信号手段(24)は、前記遠隔制御装置(8)中に構成された光インジケータと音響インジケータを備える、請求項4に従属する請求項に記載の切断システム(1)。
【請求項10】
前記光学及び/又は音響信号手段(24)は、前記ポンプ(3)上に、又は前記中間受信局(17)上に配置され、遠距離で見ることができる、及び/又は聴くことができる、光インジケータと音響インジケータを備える、請求項8に記載の切断システム(1)。
【請求項11】
切断完了確認信号又は対応するコマンド信号が、切断完了確認に応じて加工サイクルを終了する前記ポンプ(3)の電子制御装置にも自動的に送信される、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項12】
前記切断完了確認信号の、又は前記対応するコマンド信号の前記ポンプ(3)の電子制御装置への送信は、
-作動送信機(12)及び作動受信機(13)による前記遠隔制御装置(8)によって、及び/又は、
-前記ポンプ(3)に搭載されている切断確認中間受信機(16)によって実行される、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項13】
前記ポンプ(3)の作動とともに前記中間受信局(17)の自動スイッチオンに対するスイッチオン信号を送信するために、前記遠隔制御装置(8)に接続され、前記遠隔制御装置(8)に収容されている局作動送信機(25)と、前記中間受信局(17)に接続され、好ましくは据え付けられ、又は前記中間受信局(17)に収容されている局作動受信機(26)を備える、請求項1、5、又は6に記載の切断システム(1)。
【請求項14】
閉位置における1つの又は両方の切断ジョー(5、6)の到達、あるいは、前記ジョー(5、6)の閉位置に対応するストロークの端位置における作動ピストン(38)の到達を検出するように、前記切断検出器(9)が前記加工ヘッド(4)に接続される、請求項1に記載の切断システム(1)。
【請求項15】
前記切断検出器(9)は、前記ジョー(5、6)が閉位置に達したときに動かされる可動部材(40)を備え、前記可動部材(40)の運動エネルギーの一部は、切断確認送信機(14)に電力供給し、前記切断確認送信機(14)を作動させるために使用される、請求項1に記載の切断システム(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]
本発明は、流体力学的切断工具により電線を切断するためのシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]
流体力学的切断工具は、例えば、電気システムの取り付け及びメンテナンスの間、電線を切断することのような、所定の切断動作を実行するために使用されることが多い。
【0003】
[0003]
このような工具は、電気モーターと、圧縮ばねのバイアスに対して油圧ポンプを動かし、ピストン上で動作する油圧圧力の増加をもたらす油圧ポンプを備えている。次に、圧縮動作の間、工具の固定されたジョーに関して、それを動かすために、ピストンが可動ジョーに接続される。ジョーは、例えば、切断される金属導体のような特定の物体に適合するように、交換可能なアクセサリ要素の形状をしてよく、及び/又は、交換可能なアクセサリ要素が設けられてよい。
【0004】
[0004]
多くの切断動作は、特に、電気ケーブル上で実行される切断動作において、非常に狭い空間条件により妨げられ、オペレータに対して潜在的に非常に危険であり、工具に対して有害である(電流の通じた電気導体によるリスクの)条件で実行される。その結果、切断する電気ケーブルに容易に到達すると同時に、オペレータが損傷するリスクを低減し、工具自体への潜在的損害を制限するように切断工具を構成する必要性が感じられる。
【0005】
[0005]
さらなる必要性は、ジョブを実行するために必要とされる時間を低減させるために、適切な速度で切断動作を実行し、切断動作の結果を制御できることである。
【0006】
[0006]
アクセスすることが難しい環境において、例えば、マンホールによって、又は、トレンチによって、道路レベルから又は地面レベルからアクセスできる地下チャネルにおいて、電気導体の切断を特に参照をすると、現実の及びオペレータによって知覚される両方の労働安全の必要性は、依然として満たされていない。
【0007】
[0007]
したがって、先行技術を参照して言及する少なくともいくつかの欠点を克服するために、このような特徴を有する油圧切断工具により、電気ケーブル又はこれらに類するものを切断するためのシステムを提供することが、本発明の目的である。
【0008】
[0008]
これら及び他の目的は、請求項1に記載の切断システムによって達成される。独立請求項は、有利な実施形態に関連する。
[先行技術文献]
WO 2016/112153 A2
WO 2016/005838 A1
DE 20 2013 003068 U1
【発明の概要】
【0009】
[0009]
本発明の態様にしたがうと、流体力学切断工具を有する切断システムは、
-油圧油の圧力を増加させるように適合されている電気油圧ポンプと、
-ポンプから間隔を空けて位置付けられることができ、油圧油圧力の増加に応答して、切断のために開位置と閉位置との間に配置されることができる2つのジョーを有する加工ヘッドと、
-ポンプから加工ヘッドに油圧油圧力を伝えるように、ポンプと加工ヘッドとの間に接続されている圧力柔軟チューブと、
-遠距離からポンプを作動し、制御するための携帯用遠隔制御装置と、
-加工ヘッドに接続され、切断完了確認及び/又はジョーが前記閉位置に到達したときの信号を提供するように構成されている切断検出器と、
-遠隔制御装置からポンプにポンプ作動信号を提供するように適合されている作動通信手段と、
-切断検出器からユーザに切断完了情報を提供するように適合されている切断確認通信手段とを備えており、
切断工具からの安全な距離における遠隔制御装置の位置付けを可能にするように、携帯用遠隔制御装置は、ポンプ、圧力柔軟チューブ、加工ヘッド、及び、そこに物理的に接続される、可能性あるアクセサリによって形成された切断工具から物理的に離れ、
作動通信手段は、前記安全な距離を越えるワイヤレス通信を備えており、
切断確認通信手段は、前記安全な距離を超える、ワイヤレス接続及び/又は接触のない信号手段を備えている。
【0010】
[0010]
-切断工具からの遠隔制御装置の物理的分離、
-切断検出器、
-ポンプ作動信号のワイヤレス通信、及び、
-切断完了情報のワイヤレス通信又は接触のない信号
の組み合わせにより、以下が得られる:
-電流の通じた線が(誤って)切断された場合、オペレータを感電死から保護する、切断工具のオペレータからの分離、
-オペレータを保護し、オペレータが加工ゾーンから彼又は彼女を効果的に守ることを可能にする、遠隔制御装置からの(したがって、それを保持するオペレータからの)切断工具の物理的分離、
-オペレータが遠隔におり、潜在的に危険な電圧にされる加工環境から完全に離れているという明確な知覚、
-加工の次のステップに安全に進めることができるようにし、時宜を得た方法で油圧油加圧を停止できるようにし、したがって、エネルギー消費(バッテリー)を低減させ、機械的に圧力を加えられたコンポーネントの寿命を伸長させるための切断完了情報。
【図面の簡単な説明】
【0011】
[0011]
本発明を理解し、その利点をより良く認識するために、いくつかの実施形態の説明は、図を参照して、非限定的な例として以下に提供されるだろう。
図1】-図1は、実施形態にしたがう油圧ポンプを有する切断工具の斜視図である。
図2】-図2は、実施形態にしたがう切断工具に対する加工ヘッドの斜視図である。
図3】-図3は、図2中の加工ヘッドの長手方向の図である。
図4】-図4は、さらなる実施形態にしたがう切断工具に対する加工ヘッドの斜視図である。
図5】-図5は、図4中の加工ヘッドの長手方向の図である。
図6】-図6は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図7】-図7は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図8】-図8は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図9】-図9は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図10】-図10は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図11】-図11は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図12】-図12は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図13】-図13は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図14】-図14は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図15】-図15は、本発明にしたがう切断システムの実施形態の線図であり、破線は、ワイヤレス接続を示す。
図16】-図16は、本発明にしたがうシステムのための切断工具の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
[0012]
図面を参照すると、流体力学切断工具2を有する切断システム1は、
[0013]
-油圧油の圧力を増加させるように適合されている電気油圧ポンプ3と、
[0014]
-ポンプ3から間隔を空けて位置付けられることができ、油圧油圧力の増加に応答して、切断を実行するために開位置と閉位置との間で動かされることができる2つのジョー5、6を有する加工ヘッド4と、
[0015]
-ポンプ3から加工ヘッド4に油圧油の圧力を伝えるように、ポンプ3と加工ヘッド4との間に接続されている圧力柔軟チューブ7と、
[0016]
-遠距離からポンプ3を作動し、制御するための携帯用遠隔制御装置8と、
[0017]
-加工ヘッド4に接続され、切断完了確認、及び/又は、ジョー5、6が閉位置に達したときの信号を提供するように構成されている切断検出器9と、
[0018]
-遠隔制御装置8からポンプ3にポンプ作動信号を提供するように適合されている作動通信手段10と、
[0019]
-切断検出器9から遠隔制御装置8の近くのユーザに切断完了情報を提供するように適合されている切断確認通信手段11とを備える。
【0013】
[0020]
切断工具2は、ポンプ3、圧力柔軟チューブ7、加工ヘッド4、及び、そこに物理的に接続される、可能性あるアクセサリを備えている。切断工具2から安全な距離で、遠隔制御装置の位置付けを可能にするように、遠隔制御装置8は、切断工具2から物理的に離れている。
【0014】
[0021]
作動通信手段10は、安全な距離を越える作動ワイヤレス通信を備えており、切断確認通信手段11も、安全な距離を超える、切断確認ワイヤレス接続及び/又は接触のない切断確認信号手段(例えば、音響又はビジュアル)を備えている。
【0015】
[0022]
有利なことに、圧力柔軟チューブ7及び油圧油は、電気的に絶縁性であり、加工ヘッド4は、電気的にポンプ3から絶縁される。さらにポンプ及びヘッドは、接地接続されている。このことにより、(誤って)電流の通じているケーブルが切断されても、ポンプユニットが高電圧から保護される。
[信号及び切断完了情報通信送信システムの詳細な説明]
[0023]
実施形態(図6から13)にしたがうと、作動通信手段10は、遠隔制御装置8に接続されている、好ましくは、遠隔制御装置8上に据え付けられている、あるいは、遠隔制御装置8上に又は中に収容されているのいずれかである、作動送信機12とともに、ポンプ3に接続され、好ましくは、ポンプ3上に据え付けられ又は収容されている作動受信機13を備え、これらは前述の作動ワイヤレス接続をともに構成する。
【0016】
[0024]
作動送信機12及び作動受信機13は、好ましくはワイヤレス無線波、あるいは、代替的に赤外線放射、あるいは、レーザーの、送信機/受信機及び/又はトランシーバである。
【0017】
[0025]
遠隔制御装置8とポンプ3との間の直接ワイヤレス送信は、高速であり、送信コンポーネントの最小数しか必要としない。
【0018】
[0026]
実施形態(図6及び7)にしたがうと、切断確認通信手段11は、切断検出器9に接続され、好ましくは、加工ヘッド4上に据え付けられている切断確認送信機14とともに、遠隔制御装置8に接続され、好ましくは、遠隔制御装置8上に据え付けられ、あるいは、遠隔制御装置上又は中に収容されるのいずれかである、切断確認受信機15を備え、これらは前述の切断確認ワイヤレス通信をともに構成する。
【0019】
[0027]
切断確認送信機14及び切断確認受信機15は、好ましくはワイヤレス無線波、あるいは、代替的に赤外線放射、あるいは、レーザーの、送信機/受信機及び/又はトランシーバである。
【0020】
[0028]
切断検出器9と遠隔制御装置8との間の直接ワイヤレス送信は、高速であり、送信コンポーネントの最小数しか必要としない。
【0021】
[0029]
実施形態(図7から13)にしたがうと、図6及び7を参照して説明した実施形態に代替して、又は、それに加えてのいずれかで、切断確認通信手段11は、切断検出器9に接続され、好ましくは加工ヘッド4上に据え付けられている(前述の)切断確認送信機14とともに、ポンプ3上に、あるいは、切断工具2から及び遠隔制御装置8から物理的に離れている中間受信局17上に据え付けられている、又は、収容されているのいずれかである切断確認中間受信機16を備えており、これは、これらの間の又はこれらから独立したのいずれかの中間位置で自由に位置付けられることができる。
【0022】
[0030]
このケースではまた、切断確認送信機14及び切断確認中間受信機16は、前述の切断確認ワイヤレス接続、又は、前述の切断確認ワイヤレス接続をともに形成する複数のワイヤレス接続のうちの少なくとも1つの第1のワイヤレス接続をともに行う。
【0023】
[0031]
切断確認送信機14及び中間切断確認受信機16は、好ましくはワイヤレス無線波、あるいは、代替的に赤外線放射、あるいは、レーザーの、送信機/受信機及び/又はトランシーバである。
【0024】
[0032]
切断確認中間受信機16は、低送信電力、高送信距離、曲がりくねった送信経路のケースにおいて、及び、ワイヤレス送信障害の存在下で、例えば、不透明な又は不透過性の構造あるいは地理的構成で、切断完了についての情報の送信を促進する。
【0025】
[0033]
実施形態(図9)にしたがうと、切断確認通信手段11は、切断確認中間受信機16に接続されている、及び、ポンプ3(図9)上にまた前述の中間受信局17(図12)上に据え付けられる又は収容されているのいずれかである、切断確認中間送信機18とともに、遠隔制御装置8に接続されている、及び、好ましくは、据え付けられている又は収容されているのいずれかである切断確認受信機15’を備え、これらは、前述の切断確認ワイヤレス接続をともに形成する2つのワイヤレス接続のうちの第2のワイヤレス接続をともに行う。
【0026】
[0034]
切断確認中間送信機18及び切断確認受信機15’は、好ましくはワイヤレス無線波、あるいは、代替的に赤外線放射、あるいは、レーザーの、送信機/受信機及び/又はトランシーバである。
【0027】
[0035]
実施形態(図13)にしたがうと、切断確認通信手段11は、ポンプ3上に据え付けられる又は収容される、及び、ポンプ3の切断確認中間受信機16に接続されているのいずれかである切断確認中間送信機18とともに、切断工具2から及び遠隔制御装置8から物理的に離れている中間受信局17上に据え付けられる又は収容されるのいずれかである、さらなる切断確認中間受信機19を備え、これは、これらの間に又はこれらから独立してのいずれかの中間位置で自由に位置付けられることができる。
【0028】
[0036]
切断確認中間送信機18及びさらなる切断確認中間受信機19はともに、上述の切断確認ワイヤレス接続をともに形成する、2つのワイヤレス接続のうちの第2のワイヤレス接続を行う。
【0029】
[0037]
さらなる切断確認中間送信機18及び切断確認中間受信機19’は、好ましくはワイヤレス無線波、あるいは、代替的に赤外線放射、あるいは、レーザーの、送信機/受信機及び/又はトランシーバである。
【0030】
[0038]
さらなる切断確認中間受信機19は、低送信電力、高送信距離、曲がりくねった送信経路のケースにおいて、及び、ワイヤレス送信障害の存在下で、例えば、不透明な又は不透過性の構造あるいは地理的構成で、切断完了についての情報の送信をさらに促進する。
【0031】
[0039]
さまざまな実施形態(図15)にしたがうと、切断確認手段11は、切断検出器9からポンプ3に圧力柔軟チューブ7の内側又は外側のいずれかに伸長する第1の物理伝送線20を備えており、接続の完了を表す予め定められた(光学又は電気)信号又は(機械的、流体力学的、空気力学的)パルスを送信するように構成されている。
【0032】
[0040]
第1の物理的伝送線20は、好ましくは、電気的絶縁性であり、したがって、電気的伝導性ではなく、例えば、ボーデンケーブル、トーショナルケーブル、流体力学導体、又は、光ファイバ導体を含んでいてよい。
【0033】
[0041]
第1の伝送線20の目的は、切断検出器9からポンプ3に切断完了情報を提供することであり、上記で説明した、前述の第1の切断確認ワイヤレス接続の、すなわち、切断確認送信機14の及び切断確認中間送信機16(図9、13)の代わりに提供されてよい。
【0034】
[0042]
切断確認中間受信機16の代わりに、第1の伝送線20と切断確認中間送信機18との間に接続され、第1の伝送線20によって供給されるパルス又は信号を対応する電気信号に変換し、対応する電気信号を中間切断確認送信機18及び/又はポンプ3の電子制御装置に送信するように適合されている変換手段21、例えば、電気又は電子スイッチ回路が提供されてよい。
【0035】
[0043]
さらなる実施形態(図14)にしたがうと、ポンプ作動手段10は、ポンプ3(の電子制御装置)に接続され、ポンプ3から、この実施形態では、補助受信局22上に据え付けられ、又は、その中に収容されている作動受信機13に伸長する、例えば、電気又は光学の、伝送ケーブル23を備えており、補助受信局22は、切断工具2から(ここでは離れていないが)間隔を空けられることができるが、すべてのケースで、遠隔制御装置8から離され、これらの間又はこれらから独立した中間位置で自由に位置付けられることができる。
【0036】
[0044]
補助受信局22は、切断工具2の分離を除き、中間受信局17を参照して上記で説明したさらなる特徴を有してよく、補助受信局22及び中間受信局17は、単一の装置によって実行されてよい。
【0037】
[0045]
実施形態(図6から15)にしたがうと、切断確認通信手段11は、光学及び/又は音響信号手段24を備え、これは、オペレータに警告するように切断完了確認信号の受信に応答してアクティブ化される。
【0038】
[0046]
信号手段24は、遠隔制御装置8(図6、7、9、12)中に構成されている、例えば、LED及び/又は光学ディスプレイのような光インジケータならびに/あるいは、例えば、電子ブザーのような音響インジケータを備えてよい。
【0039】
[0047]
信号手段24は、ポンプ3上に(図7、8、9、11、13、15)、及び/又は中間受信局17中に(図10、11、12、13、)、若しくは補助受信局22中に配置された、例えばLED群又は非常に明るい光源のような光インジケータ、好ましくは指向性の、例えばメインビーム光のような光インジケータや、好ましくは、自動車用ホーンのような強力な音響インジケータを備えており、このインジケータは、遠距離で見ることができ、聴くことができ、具体的には、図に示すように、ポンプ3又は信号手段24を有する受信局が、マンホール内に又はトレンチ中に位置付けられているときに、マンホール又はトレンチの外側から知覚可能である。
【0040】
[0048]
信号手段24のおかげで、オペレータは、切断が完了したと直ちに警告され、特に、彼又は彼女が加工領域から離れた保護された位置を出る必要なく、ポンプ3の非アクティブ化により、加工の次のステップに速やかに進むことができる。
【0041】
[0049]
有利な実施形態にしたがうと、切断完了信号は、ポンプ3の電子制御装置にも自動的に送信され、これは、切断完了信号にしたがって加工サイクル(切断サイクル)の完了及び終了を制御する。
【0042】
[0050]
特に、ポンプ3の電子制御装置は、(ジョー5、6の閉位置の到達=第1の加工サイクル中断基準、に対応する)切断完了がいったん確認されると、油圧油のさらなる加圧を自動的に中断し、特に、ポンプ3を動作停止する。このことにより、切断がすでに完了した後、最大圧力弁の開きをもたらす最大圧力(第2の加工サイクル中断基準)に達するまで、又は、予め定められた動作条件の組み合わせが生じるまで、油圧油の圧力の、ヘッドの機械的ストレスの、及び、バッテリーの電力消費の、不必要なさらなる増加が回避される。
【0043】
[0051]
実施形態にしたがうと、ポンプ3の電子制御装置への切断完了確認信号送信が、
[0052]
-作動送信機12及び作動受信機13(図6、7、9、12)による遠隔制御装置8によって、及び/又は、
[0053]
-ポンプ3に乗っている切断完了中間受信機16(図7、8、9、11、13)によって、又は、ポンプ3に乗っている変換手段21(図15)によって、実行されてよい。
【0044】
[0054]
代替的に又は追加的にのいずれかで、ポンプ3の電子制御装置へのポンピング中断コマンドの送信は、非自動的な方法で、オペレータによって、遠隔制御装置8の(ボタンの)手動動作によって、並びに、作動送信機12及び作動受信機13の手を借りて、もたらされてよい。
【0045】
[0055]
実施形態(図10から13)において、ポンプ3の作動とともに、中間受信局17を自動的にスイッチオンするために、システムは、遠隔制御装置8に接続され、好ましくは、遠隔制御装置8上に据え付けられ、あるいは、遠隔制御装置8上に又は中に収容されている局作動送信機25とともに、中間受信局17に接続され、好ましくは、中間受信局17上に据え付けられ、又は、中間受信局中に収容されている局作動受信機26を備えている。この方法で、オペレータが中間受信局に近づき、それをスイッチオンにする必要性が回避され、中間受信局17の電気エネルギー消費がポンプ3の実際の動作期間だけに低減される。
【0046】
[0056]
局作動送信機25及び局作動受信機26は、好ましくはワイヤレス無線波、あるいは、代替的に赤外線放射、あるいは、レーザーの、送信機/受信機及び/又はトランシーバである。
【0047】
[0057]
説明する送信機及び受信機は、モジュールの電子制御装置に接続され、これらは、既知の方法で、これらの電子制御装置によって関係付けられ、制御されることができ、したがって、詳細には説明しない。さらに、説明する送信機及び受信機は、別々の装置であることがあり、説明する機能だけに専用であることがある。これは、低コストの、市販の、ワイヤレス送信システム、特に、ワイヤレス無線送信の使用を可能にし、小サイズで低コストの、押し確認無線送信機が乗っているスイッチを有する、及び、専用無線受信機を有する押しスイッチ変位センサのような、ある機能に対して最適化される。
【0048】
[0058]
代替的に、説明する送信機及び受信機は、複数の説明するワイヤレス送信及び受信特徴を実行する、より汎用的な送信機、受信機、又は、トランシーバを使用することにより作られることができる。
【0049】
[0059]
例えば、遠隔制御装置8は、送信機及び受信機12、15又は12、15、25の機能を実行するトランシーバを備えていてよい。同様に、ポンプ3は、送信機及び受信機13、16又は13、16、18の機能を実行するトランシーバを備えていてよい。さらに同様に、中間受信局17は、送信機及び受信機16、26、又は、16、26、18、又は、19、26の機能を実行するトランシーバを備えていてよい。
[ポンプ3の詳細な説明]
[0060]
実施形態にしたがうと、ポンプ3は、
-ポンプ筐体27、
-アキュムレータ29を収容するように適合され、アキュムレータ29との電気的接触をする電気端末を有するアキュムレータシート28、
-ポンプ筐体27によってサポートされ、アキュムレータ29によって供給されることができる電気モーター30、
-ポンプ筐体27によってサポートされ、電気モーター30の動きに応答して、油圧油の圧力を増加させるように電気モーター30に接続される流体力学的組立体31(ポンピング組立体)、
-電気モーター30及び電気モーター30を制御するためのアキュムレータ29に接続されている電子制御回路32を備えている。
【0050】
[0061]
流体力学的ポンプ31は、タンク33、ポンピングシリンダピストン組立体、及び、最大圧力弁34を備えている。
【0051】
[0062]
ポンピングシリンダポンプ組立体は、逆止弁によってタンク33に接続される吸入開口を有するポンピングシリンダを備え、これは、タンク33からポンピングシリンダへの油圧オイルの流れを可能にし、及び、圧力柔軟チューブ7と通じ、結果的に加工ヘッドの作動シリンダ35と通じる吐出口を備えている。逆止弁は、ポンピングシリンダから作動シリンダ35への油圧オイルの流れを可能にするように吐出口中に構成されているが、その逆はない。ポンピングシリンダ中に、電気モーター30によって作動される旋回部材とともに変換するように結合された、収容されたポンピングピストンがあってよい。
【0052】
[0063]
最大圧力弁34は、作動シリンダ35をタンク33に接続する戻りパイプ36中に構成されてよい。
【0053】
[0064]
このように、電気モーター30の作動は、流体力学的組立体31(ポンピング組立体)を動作させ、予め定められた最大較正圧力に作動ピストン35が到達するまで、開位置から閉位置に向かって、又は閉位置の中にのいずれかで、ジョー5、6を動かす。最大較正圧力が到達されるとき、最大圧力弁34は、自動的に流体戻りパイプ36を開き、作動シリンダ35からタンク33に圧縮液体を(少なくとも部分的に)吐き出す。
【0054】
[加工ヘッド4の詳細な説明]
[0065]
加工ヘッド4は、圧縮された流体によって動かされることができる作動ピストン38を収容する作動シリンダ35を有する本体37を備えていてよい。
【0055】
[0066]
作動ピストン38の変位に応答して、ジョー5、6が開位置と閉位置との間で相対運動を実行し、切断を実行できるように、加工ヘッド4は、相互可動式に本体37に接続され、作動ピストン38に接続されている2つのジョー5、6をさらに備えている。
【0056】
[0067]
戻りばね39は、ジョー5、6が開位置にある休止位置に弾力的にそれをバイアスするように作動ピストン38上で機能する。
【0057】
[0068]
加工ヘッド4は、圧力パイプ7に取り外し可能に接続されることができる。
代替的に又は追加的にのいずれかで、圧力柔軟チューブ7は、ポンプ筐体27に取り外し可能に接続されてよい。
【0058】
[切断検出器9の詳細な説明]
[0069]
閉位置における1つの又は両方の切断ジョー5、6の到達、あるいは、ジョー4、5の閉位置に対応するストロークの端位置における作動ピストン38の到達を検出するように、切断検出器9が加工ヘッド4に接続される。切断検出器は、電気機械的センサ、例えば、位置スイッチ、光学スイッチ、磁気近接センサ、接触センサ、又は、ポテンショメータを備えていてよい。
【0059】
[0070]
有利なことに、切断検出器9は、ジョー5、6が閉位置に到達するときに(ジョー5、6のうちの少なくとも1つによって、又は、作動ピストン38によって)動かされる可動部材40を備え、可動部材40の変位エネルギーの一部は、切断確認送信機14に通電し、作動させるために使用される。好ましくは、可動部材40の変位エネルギーのさらなる部分は、切断確認送信機14による、(切断確認受信機15、15’からの)第1の切断確認信号が受信されたとの確認信号の受信のために蓄積され、受信が確認できなかった場合、切断確認信号の送信を繰り返すために、蓄積される。
【0060】
[0071]
このようにして、切断検出器9に対する電気バッテリーの必要性が回避される。
【0061】
[0072]
この実施形態において、切断確認送信機14及び切断確認受信機15、15’はトランシーバとして構成されている。
【0062】
[携帯用遠隔制御装置8の詳細な説明]
[0073]
携帯用遠隔制御装置8は、ポンプ3(の電気モーター30)のスイッチを手動で入れ、スイッチを手動で切るための制御パネル41を備えている。
【0063】
[0074]
実施形態において、制御パネル41はまた、複数の事前設定された動作モードからポンプ3の動作モードの手動選択を可能にし、携帯用遠隔制御装置8は、選択された動作モード及び/又は動作パラメータ及び/又は切断実行状態の情報を示すディスプレイを備えていてよい。
【0064】
[0075]
実施形態において、中間受信局17は、持ち運びできる、好ましくは、中間から小サイズ、例えば、約15cm×15cm×15cmであるが、5mから15mの遠距離ではっきり見えるように十分に大きい。中間受信局17は、好ましくは、再充電可能な、それ自身のバッテリーと、バッテリーに接続され、管理及び制御するように構成されている電気制御回路と、中間局17及び信号手段24に乗っている受信機及び/又は送信機16、26、18とを備えていてよい。
【0065】
[0076]
実施形態において、加工ヘッド4は、説明する切断ジョー5、6の代わりに圧縮ジョーを備えてよく、したがって、ケーブルの切断を参照して説明するのと同じ特徴により、ケーブル又は電気的接続又は他の加工品を圧縮するように適合される。ここで説明する切断検出器9及び切断完了信号は、圧縮センサとして及び圧縮完了信号としてそれぞれ機能するだろう。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載の事項を、そのまま、付記しておく。
[1] 流体力学的な切断工具(2)を有する切断システム(1)であって、
-油圧油の圧力増加を実行するように適合されている電気油圧式のポンプ(3)と、
-前記ポンプ(3)から間隔を空けて位置付けられることができ、前記油圧油の圧力の増加に応答して、切断を実行するために開位置と閉位置との間で動くことができる2つのジョー(5、6)を有する加工ヘッド(4)と、
-前記ポンプ(3)から前記加工ヘッド(4)に前記油圧油の圧力を伝えるように、前記ポンプ(3)と前記加工ヘッド(4)との間に接続されている圧力柔軟チューブ(7)と、
-遠距離からポンプ(3)を駆動し、制御するための携帯用の遠隔制御装置(8)と、 -前記加工ヘッド(4)に接続され、切断の完了を検出するように構成されている切断検出器(9)と、
-前記遠隔制御装置(8)から前記ポンプ(3)にポンプ作動信号を提供するように適合されている作動通信手段(10)と、
-前記切断検出器(9)から前記遠隔制御装置(8)の近くのユーザに切断完了情報を提供するように適合されている切断確認通信手段(11)とを備え、
前記遠隔制御装置(8)は、前記切断工具(2)からの安全な距離に、前記遠隔制御装置(8)の位置付けを可能にするように、前記ポンプ(3)、前記圧力柔軟チューブ(7)、前記加工ヘッド(4)、及び、前記切断工具(2)に物理的に接続される可能性あるアクセサリによって形成された前記切断工具(2)から物理的に離れており、
前記作動通信手段(10)は、前記安全な距離を越える作動ワイヤレス通信を備えており、前記切断確認通信手段(11)も、前記安全な距離を超える、切断確認ワイヤレス接続及び/又は接触のない切断確認信号手段を備えている、切断システム(1)。
[2] 前記圧力柔軟チューブ(7)及び油圧油は、電気的に絶縁性であり、前記加工ヘッド(4)は、電気的に前記ポンプ(3)から絶縁される、[1]に記載の切断システム(1)。
[3] 前記作動通信手段(10)は、前記遠隔制御装置(8)に接続され、収容されている作動送信機(12)と、前記ポンプ(3)に接続され、収容されている作動受信機(13)とを備え、これらは、ワイヤレス作動接続をともに実現する、[1]に記載の切断システム(1)。
[4] 前記切断確認通信手段(11)は、前記切断検出器(9)に接続され、前記加工ヘッド(4)に据え付けられている切断確認送信機(14)とともに、前記遠隔制御装置(8)に接続され、収容されている切断確認受信機(15)を備え、これらは、ワイヤレス切断確認接続をともに実現する、[1]に記載の切断システム(1)。
[5] 前記切断確認通信手段(11)は、前記切断検出器(9)に接続され、前記加工ヘッド(4)に据え付けられている切断確認送信機(14)とともに、前記ポンプ(3)上に収容されている切断確認中間受信機(16)、又は前記切断工具(2)から及び前記遠隔制御装置(8)から物理的に離れ、そこから独立した位置で自由に位置付け可能な中間受信局(17)上に収容されている切断確認中間受信機(16)を備え、
前記切断確認送信機(14)及び前記切断確認中間受信機(16)は、前記切断確認信号手段の、又は、前記切断確認ワイヤレス接続をともに形成する複数のワイヤレス接続の、第1のワイヤレス接続をともに実現する、[1]に記載の切断システム(1)。
[6] 前記切断確認通信手段(11)は、前記ポンプ(3)において、又は、前記中間受信局(17)において、前記切断確認中間受信機(16)に接続されている切断確認中間送信機(18)とともに、前記遠隔制御装置(8)に接続され、収容されている切断確認受信機(15’)を備え、これらは、前記切断確認ワイヤレス接続をともに形成する2つのワイヤレス接続のうちの第2のワイヤレス接続を実現する、[5]に記載の切断システム(1)。
[7] 前記切断確認通信手段(11)は、前記ポンプ(3)において前記切断確認中間受信機(16)に接続されている切断確認中間送信機(18)とともに、前記切断工具(2)から、及び、前記遠隔制御装置(8)から物理的に離れて中間受信局(17)に据え付けられ又は収容され、これらの間の中間位置で、又は、これらから独立した位置で自由に位置付け可能なさらなる切断確認中間受信機(19)を備え、
前記切断確認中間送信機(18)と前記さらなる切断確認中間受信機(19)は、上述の切断確認ワイヤレス接続をともに形成する2つのワイヤレス接続のうちの第2のワイヤレス接続をともに実現する、[5]に記載の切断システム(1)。
[8] 前記切断確認通信手段(11)は、前記切断検出器(9)から前記ポンプ(3)に伸長し、前記切断の完了を表す予め定められた信号又はパルスを送信するように構成されている第1の物理伝送線(20)を備える、[1]に記載の切断システム(1)。
[9] 前記切断確認通信手段(11)は、オペレータを警告するように、切断完了確認信号の受信に応答してアクティブ化される光学及び/又は音響信号手段(24)を備える、[1]に記載の切断システム(1)。
[10] 前記光学及び/又は音響信号手段(24)は、遠隔制御装置(8)中で構成された光インジケータと音響インジケータを備える、[4]に従属する[9]に記載の切断システム(1)。
[11] 前記光学及び/又は音響信号手段(24)は、前記ポンプ(3)上で又は前記中間受信局(17)上に配置され、遠距離で見ることができ/聴くことができる、光インジケータと音響インジケータを備える、[5]に従属する[9]に記載の切断システム(1)。
[12] 切断完了確認信号又は対応するコマンド信号が、切断完了確認に依存して加工サイクルを終了する前記ポンプ(3)の電子制御装置にも自動的に送信される、[1]に記載の切断システム(1)。
[13] 前記切断完了確認信号の、又は前記対応するコマンド信号の前記ポンプ(3)の電子制御装置への送信は、
-作動送信機(12)及び作動受信機(13)による前記遠隔制御装置(8)によって、及び/又は、
-前記ポンプ(3)に乗っている切断確認中間受信機(16)によって実行される、[12]に記載の切断システム(1)。
[14] 前記ポンプ(3)の作動とともに前記中間受信局(17)の自動スイッチオンに対するスイッチオン信号の送信のための、前記遠隔制御装置(8)に接続され、収容されている局作動送信機(25)とともに、前記中間受信局(17)に接続され、好ましくは据え付けられ、又は、収容されている局作動受信機(26)を備える、[5]、[6]、又は[7]のうちのいずれか一項に記載の切断システム(1)。
[15] 閉位置における1つの又は両方の切断ジョー(5、6)の到達、あるいは、前記ジョー(5、6)の閉位置に対応するストロークの端位置における作動ピストン(38)の到達を検出するように、前記切断検出器(9)が前記加工ヘッド(4)に接続される、[1]に記載の切断システム(1)。
[16] 前記切断検出器(9)は、前記ジョー(5、6)が閉位置に達したときに動かされる可動部材(40)を備え、前記可動部材(40)の運動エネルギーの一部は、切断確認送信機(14)に電力供給し、前記切断確認送信機(14)を作動させるために使用される、[1]に記載の切断システム(1)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16