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特許7098708情報処理のための方法、装置、電子機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-01
(45)【発行日】2022-07-11
(54)【発明の名称】情報処理のための方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/90 20190101AFI20220704BHJP
【FI】
G06F16/90
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2020215549
(22)【出願日】2020-12-24
(65)【公開番号】P2021190084
(43)【公開日】2021-12-13
【審査請求日】2020-12-24
(31)【優先権主張番号】202010464303.4
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100114557
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 英仁
(74)【代理人】
【識別番号】100078868
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 登夫
(72)【発明者】
【氏名】チン,レイ
(72)【発明者】
【氏名】ヘ,ボレイ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,カイ
(72)【発明者】
【氏名】ハン,レイ
(72)【発明者】
【氏名】ソン,ケ
【審査官】松尾 真人
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第06853950(US,B1)
【文献】特開2013-033375(JP,A)
【文献】特開2019-185345(JP,A)
【文献】早乙女 愛,2011年東日本大震災における緊急支援物資の数量推移に関する研究 - 仙台市の救援物資を事例として -,土木学会論文集A1(構造・地震工学)[online] ,公益社団法人土木学会,2012年07月26日,第68巻 第4号,pp.I_969~I_975,[2022年2月25日検索] Internet<URL:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejseee/68/4/68_I_969/_article/-char/jp/>
【文献】水野 淳太,対災害情報分析システムDISAANA及びその質問応答モードの性能評価,情報処理学会 研究報告 モバイルコンピューティングとパーベイシブシステム(MBL) 2015-MBL-076 [online] ,情報処理学会,2015年09月24日,pp.1~13,Internet<URL:https://ipsj.ixsq.nii.ac.jp/ej/?action=repository_uri&item_id=145208&file_id=1&file_no=1>
【文献】影澤 秀明,Twitterを用いたセンシングシステムの提案と考察,マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO2014)シンポジウム論文集 情報処理学会シンポジウムシリーズ Vol.2014 No.1 [CD-ROM],一般社団法人情報処理学会,2014年07月02日,第2014巻 第1号,pp.725~732
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理のための方法であって、前記方法は、情報処理デバイスによって実行され、
第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び前記第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得するステップと、
前記第1の内容から前記対象の属性に関連する情報を取得するステップと、
前記第1の検索キーワード及び少なくとも前記第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得するステップと、
前記情報及び前記第2の内容に基づいて、前記第1の事件に関連する統計データを生成するステップと、を含む、
ことを特徴とする情報処理のための方法。
【請求項2】
前記第1の内容を取得するステップは、
前記第1の検索キーワード及び前記第2の検索キーワードに基づいて、第1のウェブリンクを取得するステップと、
履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、前記第1のウェブリンクがクリックされる際に対応する第1の履歴検索キーワードを決定するステップと、
前記予め設定された関連に基づいて、前記第1の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第1の履歴ウェブリンクを決定するステップと、
前記第1の履歴ウェブリンク及び前記第1の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を前記第1の内容として取得するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の内容を取得するステップは、
前記第1の検索キーワード及び前記第3の検索キーワードに基づいて、第2のウェブリンクを取得するステップと、
履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、前記第2のウェブリンクがクリックされる際に対応する第2の履歴検索キーワードを決定するステップと、
前記予め設定された関連に基づいて、前記第2の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第2の履歴ウェブリンクを決定するステップと、
前記第2の履歴ウェブリンク及び前記第2の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を前記第2の内容として取得するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の内容から前記情報を取得するステップは、
前記第1の内容から前記対象の欠如を指示する内容を決定するステップと、
前記対象の欠如を指示する内容から前記情報を取得するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記統計データを生成するステップは、
前記結果の原因を指示する前記第2の内容のタグを決定するステップと、
前記情報及び前記タグに基づいて、前記第1の事件に関連する、前記対象の属性に関する統計データを生成するステップと、を含み、前記属性は前記対象の識別子、数量、地理的位置および/または時間のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記タグは、前記原因の類別を指示するタグと、前記類別に関連する項目を指示するタグとを含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第2の内容のタグを決定するステップは、
前記第2の内容から前記結果を指示する内容を決定するステップと、
前記結果を指示する前記内容のタグを決定するステップと、を含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項8】
情報処理のための装置であって、
第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び前記第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得するように構成される第1の内容取得モジュールと、
前記第1の内容から前記対象の属性に関連する情報を取得するように構成される情報取得モジュールと、
前記第1の検索キーワード及び少なくとも前記第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得するように構成される第2の内容取得モジュールと、
前記情報及び前記第2の内容に基づいて、前記第1の事件に関連する統計データを生成するように構成される統計データ生成モジュールと、を含む、
ことを特徴とする情報処理のための装置。
【請求項9】
前記第1の内容取得モジュールは、
前記第1の検索キーワード及び前記第2の検索キーワードに基づいて、第1のウェブリンクを取得するように構成される第1のウェブリンク取得モジュールと、
履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、前記第1のウェブリンクがクリックされる際に対応する第1の履歴検索キーワードを決定するように構成される第1の履歴検索キーワード取得モジュールと、
前記予め設定された関連に基づいて、前記第1の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第1の履歴ウェブリンクを決定するように構成される第1の履歴ウェブリンク取得モジュールと、
前記第1の履歴ウェブリンク及び前記第1の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を前記第1の内容として取得するように構成されるウェブ内容取得モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第2の内容取得モジュールは、
前記第1の検索キーワード及び前記第3の検索キーワードに基づいて、第2のウェブリンクを取得するように構成される第2のウェブリンク取得モジュールと、
履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、前記第2のウェブリンクがクリックされる際に対応する第2の履歴検索キーワードを決定するように構成される第2の履歴検索キーワード取得モジュールと、
前記予め設定された関連に基づいて、前記第2の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第2の履歴ウェブリンクを決定するように構成される第2の履歴ウェブリンク取得モジュールと、
前記第2の履歴ウェブリンク及び前記第2の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を前記第2の内容として取得するように構成されるウェブ内容取得モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記情報取得モジュールは、
前記第1の内容から前記対象の欠如を指示する内容を決定するように構成される内容決定モジュールと、
前記対象の欠如を指示する前記内容から前記情報を取得するように構成される取得モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記統計データ生成モジュールは、
前記結果の原因を指示する前記第2の内容のタグを決定するように構成されるタグ決定モジュールと、
前記第1の事件に関連する、前記対象の属性に関する統計データを生成するように構成されるデータ生成モジュールと、を含み、前記属性は前記対象の識別子、数量、地理的位置および/または時間のうちの少なくとも1つを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項13】
前記タグは、前記原因の類別を指示するタグと、前記類別に関連する項目を指示するタグとを含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記タグ決定モジュールは、
前記第2の内容から前記結果を指示する内容を決定するように構成される内容決定モジュールと、
前記結果を指示する前記内容のタグを決定するように構成される決定モジュールと、を含む、
ことを特徴とする請求項12に記載の装置。
【請求項15】
電子機器であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を含み、
前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~7のいずれかに記載の方法を実行するように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項16】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令は、コンピュータに請求項1~7のいずれかに記載の方法を実行させることに用いられる、
ことを特徴とする非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項17】
コンピュータ上で動作しているときに、請求項1~7のいずれかに記載の方法を前記コンピュータに実行させる、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施例は、情報処理分野に関し、具体的に情報処理のための方法、装置、電子機器及びコンピュータ記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、事件関連情報を統計することに対して、ユーザが手動で検索し、クリックすることにより内容を取得し、内容から情報を手動で抽出してから、手動で統計を実行することがよくある。この方式はしばしば効率が非常に悪く、かつ手動で情報を抽出することは困難である。また、大量の関連データを手動で取得することも困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
情報処理のための方法、装置、電子機器及びコンピュータ記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の第1態様によれば、情報処理のための方法を提供する。当該方法は、第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得するステップと、第1の内容から対象の属性に関連する情報を取得するステップと、第1の検索キーワード及び少なくとも第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得するステップと、情報及び第2の内容に基づいて、第1の事件に関連する統計データを生成するステップと、を含む。
【0005】
本開示の第2態様によれば、情報処理のための装置を提供する。当該装置は、第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得するように構成される第1の内容取得モジュールと、第1の内容から対象の属性に関連する情報を取得するように構成される情報取得モジュールと、第1の検索キーワード及び少なくとも第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得するように構成される第2の内容取得モジュールと、情報及び第2の内容に基づいて、第1の事件に関連する統計データを生成するように構成される統計データ生成モジュールと、を含む。
【0006】
本開示の第3態様によれば、電子機器を提供する。当該電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、前記少なくとも1つのプロセッサと通信可能に接続されるメモリと、を含み、前記メモリには、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令が前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが第1態様に記載の方法を実行する。
【0007】
本開示の第4態様によれば、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記プログラムが前記プロセッサによって実行される場合、本開示の第1態様による方法を実現する。
【発明の効果】
【0008】
本開示の技術によって、事件に関連する内容を効率的に取得し、情報を抽出し、統計データを生成することができ、手動で内容を取得する及び情報を抽出する際の効率が低いという問題を解決する。
【0009】
なお、本部分に記載された内容は、本開示の実施例の肝心または重要な特徴を限定することを意図するものではなく、本開示の範囲を限定することを意図するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明によって容易に理解しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
添付の図面と以下の詳細な説明を参照すると、本開示の各実施例の上記およびその他の特徴、利点、および態様がより明らかになる。図面では、同じまたは類似の図面タグは、同じまたは類似の要素を示す。
図1】本開示の実施例に係る情報処理環境100の概略図である。
図2】本開示の実施例に係る情報処理のための方法200の概略図である。
図3】本開示の実施例に係る第1の内容を取得するための方法300の概略図である。
図4】本開示の実施例に係る第2の内容を取得するための方法400の概略図である。
図5】本開示の実施例に係る情報抽出モデル500のブロック図である。
図6】本開示の実施例に係る情報処理のための装置600の概略図である。
図7】本開示の実施例に係る情報処理のための方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面と組み合わせて本開示の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本開示の実施例の様々な詳細事項を含んでおり、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本開示の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができることを認識されたい。同様に、明確及び簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0012】
本出願に用いられる「含む」の用語及びその変形は、開放性の包括を表し、即ち「含むが限定されない」を意味する。特に明記しない限り、「または」という用語は「および/または」を意味する。「基づく」という用語は、「少なくとも一部が基づく」を意味する。「例示的な一実施例」及び「一実施例」という用語は、「少なくとも1つの例示的な実施例」を意味する。「他の実施例」という用語は、「少なくとも1つの他の実施例」を意味する。「第1」、「第2」などの用語は、異なる対象又は同じ対象を指すことができる。さらに、本出願は、その他の明確及び暗黙の定義を含んでも良い。
【0013】
上記のように、事件関連情報の取得、抽出、統計の従来の方式は手動で行われており、統計分析のために大量のデータを取得することは困難である。同時に、取得された内容は有効な内容か無効な内容かに対して、手動フィルタリングのコストは非常に高くなる。また、手動の方式で内容の情報を抽出してタグを付けることは、実現の面でも困難で非効率的である。
【0014】
上記問題及びその他の潜在的な問題のうちの1つ又は複数を少なくとも部分的に解決するために、本開示の例示的な実施例は、情報処理のための手段を提供する。当該形態において、第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得し、第1の内容から対象の属性に関連する情報を取得し、第1の検索キーワード及び少なくとも第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得し、及び情報及び第2の内容に基づいて、第1の事件に関連する統計データを生成する。
【0015】
これにより、本開示の実施例により事件に関連する内容を効率的に取得し、情報を抽出し、統計データを生成する。
【0016】
以下では、この手段の具体的な例示を、添付の図面を参照してより詳細に説明する。
【0017】
図1は本開示の実施例に係る情報処理環境100の例示的な概略図を示す。情報処理環境100は、情報処理デバイス110と、第1の、第2の及び第3の検索キーワード120-1~120-3と、第1の及び第2の内容130-1~130-3と、統計データ140と、を含むことができる。
【0018】
情報処理デバイス110は、例えば、パーソナルコンピュータ、サーバコンピュータ、マルチプロセッサシステム、メインフレームコンピュータ、上記システムまたはデバイスのいずれか1つを含む分散コンピューティング環境などを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施例において、情報処理デバイス110は、画像処理ユニットGPU、フィールドプログラマブルゲートアレイFPGA及び特定用途向け集積回路ASICなどの専用処理ユニット及び中央処理ユニットCPUなどの汎用処理ユニットを含む1つまたは複数の処理ユニットを有することができる。情報処理デバイス110は、検索キーワードに基づいて検索インターフェースを介して関連内容を取得することができる。いくつかの実施例において、情報処理デバイス110は、ユーザクリックログにアクセスすることができ、ユーザクリックログは、履歴検索キーワードと、履歴検索キーワードに対応するクリックされた履歴ウェブリンクとを含む。
【0019】
第1の検索キーワード120-1は第1の事件を指示する。第1の事件は、例えば、災害事件、社会事件などを含むが、これらに限定されない。第2の検索キーワード120-2は第1の事件に関連する対象を指示する。対象は、例えば、テント、衣服、食べ物及び水などの不足している物資を含むが、これらに限定されない。第3の検索キーワード120-3は少なくとも第1の事件による結果を指示する。結果は、断水、停電、回路遮断、通信障害などの混乱情況を含んでも良いが、これらに限定されない。
【0020】
第1の及び第2の内容130-1及び130-3は、ウェブ内容、ファイル内容、またはその他の適切な内容を含んでも良いが、これらに限定されない。
【0021】
統計データ140は、時間、位置および/または事件の統計データを含んでもよいが、これらに限定されない。例えば様々な統計チャートを含んでも良い。
【0022】
情報処理デバイス110は、第1の事件を指示する第1の検索キーワード120-1及び第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワード120-2に基づいて、第1の内容130-1を取得し、第1の内容130-1から対象の属性に関連する情報を取得し、第1の検索キーワード120-1及び少なくとも第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワード120-3に基づいて、第2の内容130-2を取得し、及び情報及び第2の内容130-2に基づいて、第1の事件に関連する統計データ140を生成することに用いられる。
【0023】
図2は本開示の実施例に係る情報処理のための方法200のフローチャートである。例えば、方法200は図1に示すような情報処理デバイス110によって実行することができる。なお、方法200は、図示されていない追加のブロックをさらに含んでもよく、および/または示されたブロックを省略することができ、本開示の範囲は、この点で限定されないことを理解されたい。
【0024】
ブロック202では、情報処理デバイス110は、第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得する。第1の事件は、災害事件、社会事件などを含んでも良いが、これらに限定されない。災害事件は、例えば、地震、洪水、津波、土砂崩れなどを含む。第1の事件に関連する対象は物資を含むが、これに限定されない。災害事件を例として、災害事件に関連する対象はテント、衣服、食べ物及び水などをふくんでもよい。なお、上記物資は単なる例であり、対象は他の物資を含んでもよく、他の意味を持つ場合もある。第1の内容は、ウェブ内容、ファイル内容などを含むが、これらに限定されない。情報処理デバイス110は、例えば、検索インターフェースを介して、サーバおよび/またはローカルから、第1の内容を取得することができる。以下は図3と組み合わせて第1の内容を取得するための方法を詳細に説明する。
【0025】
ブロック204では、情報処理デバイス110は、第1の内容から対象の属性に関連する情報を取得する。属性は対象の識別子、数量、地理的位置および/または時間などを含んでも良い。情報処理デバイス110は、例えばニューラルネットワークに基づく情報抽出モデルによって、第1の内容から上記情報を取得する。情報抽出モデルはトレーニングされることによって、入力された内容から例えば対象の識別子、数量、地理的位置及び時間などを抽出することができる。情報抽出モデルは、例えば予めトレーニングと自己注意メカニズムに基づく情報抽出モデルを含むが、これらに限定されない。
【0026】
図5に示すように、情報抽出モデル500は2層モデルを含んでもよく、第1層のモデルは予めトレーニングされた言語モデルERNIEであり、第2層のモデルはマルチタスクモデルである。予めトレーニングされた言語モデルERNIEは埋め込み層とプレゼンテーション層とを含み、入力されたデータに基づいて単語表現を出力する。マルチタスクモデルは情報内容分類層と主要情報抽出層とを含み、入力された単語表現を分類及び情報抽出し、事件、対象識別子、時間などのデータを出力することに用いられる。なお、上記モデル構造は例示のみであり、他のモデル構造を用いても良いことを理解されたい。
【0027】
いくつかの実施例において、情報処理デバイス100は、第1の内容から対象の欠如を指示する内容を決定することができる。例えば、情報処理デバイス100は、ニューラルネットワークに基づく分類モデルによって、第1の内容から対象の欠如を指示する内容を決定することができる。分類モデルはトレーニングされて入力された内容が対象の欠如を指示する内容か、対象の欠如を指示しない内容かを決定することができる。そして、情報処理デバイス100は、対象の欠如を指示する内容から上記情報を取得することができる。これにより、取得された第1の内容をフィルタリングし、対象の欠如を指示する内容のみを取得することができ、処理効率を向上させる。
【0028】
ブロック206では、情報処理デバイス110は、第1の検索キーワード及び少なくとも第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得する。少なくとも第1の事件による結果は有利な結果と不利な結果を含むことができる。災害事件を例として、災害事件による結果は、例えば、断水、停電、回路遮断、通信障害などの不利な結果を含むことができる。
【0029】
ブロック208では、情報処理デバイス110は、上記情報及び第2の内容に基づいて、第1の事件に関連する統計データを生成する。統計データは、折れ線グラフ、棒グラフなどのさまざまな統計チャートを含むことができる。
【0030】
これにより、キーワードに基づいて、第1の事件に関連する対象を含む第1の内容及び第1の事件による結果を含む第2の内容を取得し、そこから対象関連情報を抽出して統計データを生成し、処理効率を向上させる。
【0031】
いくつかの実施例において、情報処理デバイス110は、結果の原因を指示する第2の内容のタグを決定することができる。タグは、上記原因の類別を指示するタグと、上記類別に関連する項目を指示するタグとを含むことができる。例えば、管理上の問題を指示するタグと、指導者が意見をうまくまとめられない、応答が不十分、隠して報告するなどの問題を指示するタグとを含み、管理上の問題は指導者が意見をうまくまとめられない、応答が不十分、隠して報告するなどの問題に対応する。なお、上記タグは単なる例に過ぎず、タグは他の内容を指示することができる。これにより、タグは内容をより階層的かつ豊かに反映することができる。
【0032】
その後、情報処理デバイス110は、上記情報及びタグに基づいて、第1の事件に関連する、対象の属性に関する統計データを生成することができる。属性は対象の識別子、数量、地理的位置および/または時間などを含むことができる。例えば、時間の経過とともに上記情報および/またはタグの変化の結果を生成することができ、例えば、いくつかの主要な地震の物資データと混乱データを、地震の初日から180日後に分割すると、時間の経過とともに各物資データと混乱タグの曲線を取得することができる。例えば、少なくとも2つの事件の上記情報および/またはタグの比較データを生成することができ、例えば、2つの地震の間の物資の不足を比較し、地震の強度と組み合わせて、2つの地震の間の物資の調達の進捗と不足を知ることができる。混乱などの不利な結果では、不利な結果に対する応答速度を見ることができる。例えば、地理的位置および/または季節に従う上記情報および/またはタグの変化の結果などを生成することができ、例えば、季節ごとに分類され、平野や丘などの地理的位置によって分類すると、さまざまな季節や地理的位置で、必要な物資の変化、および混乱などの不利な結果の変化を見ることができる。
【0033】
これにより、第2の内容をタグ付けすることができ、手動でタグ付けする必要がなく、処理効率を向上させ、少なくとも1つの次元で統計データを生成し、統計結果はより包括的になる。
【0034】
いくつかの実施例において、情報処理デバイス110は、第2の内容から結果を指示する内容を決定することができる。例えば、情報処理デバイス110は、ニューラルネットワークに基づく分類モデルによって、第1の内容から結果を指示する内容を決定することができる。分類モデルはトレーニングされて、入力された内容が結果を指示する内容か、結果を指示しない内容かを決定することができる。そして、情報処理デバイス100は、結果を指示する内容のタグを決定することができる。これにより、取得された第2の内容をフィルタリングし、結果を指示する内容のみをタグ付けし、処理効率を向上させる。
【0035】
図3は本開示の実施例に係る第1の内容を取得するための方法300のフローチャートである。例えば、方法300は図1に示すような情報処理デバイス110によって実行されることができる。なお、方法300は、図示しない追加のブロックをさらに含み、および/または示されたブロックを省略し、本開示の範囲は、この点で限定されない。
【0036】
ブロック302では、情報処理デバイス110は、第1の検索キーワード及び第2の検索キーワードに基づいて、第1のウェブリンクを取得する。情報処理デバイス110は、例えば、検索インターフェースを介して、第1のウェブリンクを取得することができる。例えば、検索インターフェースを介して、第1の検索キーワードと第2の検索キーワードの組み合わせを検索して、検索結果を取得することができる。いくつかの実施例において、検索結果における最初の200のウェブリンクなどの検索結果における一部を検索して第1のウェブリンクとすることができる。
【0037】
ブロック304では、情報処理デバイス110は、履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、第1のウェブリンクがクリックされる際に対応する第1の履歴検索キーワードを決定する。情報処理デバイス110は、例えば、ユーザクリックログにアクセスすることができ、当該ログは、履歴検索キーワードと、履歴検索キーワードに対応するクリックされた履歴ウェブリンクを含む。ユーザクリックログにおいて第1のウェブリンクを検索することによって、検索された第1のウェブリンクに対応する履歴検索キーワードを第1のウェブリンクがクリックされる際に対応する第1の履歴検索キーワードとして取得することができる。
【0038】
ブロック306では、情報処理デバイス110は、予め設定された関連に基づいて、第1の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第1の履歴ウェブリンクを決定する。例えば、情報処理デバイス110は、ユーザクリックログにおいて第1の履歴検索キーワードを検索し、検索された第1の履歴検索キーワードに対応する履歴ウェブリンクを第1の履歴検索キーワードを検索する際にクリックされた第1の履歴ウェブリンクとして取得することができる。
【0039】
ブロック308では、情報処理デバイス110は、第1の履歴ウェブリンク及び第1の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を第1の内容として取得する。情報処理デバイス110は、例えば、ウェブリンクに対応する内容が記憶されたデータベースから第1の履歴ウェブリンク及び第1の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を第1の内容として取得することができる。
【0040】
これにより、履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連によって第1のウェブリンクを拡張して、大量の内容を取得して後続の分析に用いることができる。
【0041】
図4は本開示の実施例に係る第2の内容を取得するための方法400のフローチャートである。例えば、方法400は図1に示すような情報処理デバイス110によって実行されてもよい。なお、方法400は、図示しない追加のブロックをさらに含み、および/または示されたブロックを省略し、本開示の範囲は、この点で限定されない。
【0042】
ブロック402では、情報処理デバイス110は、第1の検索キーワード及び第3の検索キーワードに基づいて、第2のウェブリンクを取得する。情報処理デバイス110は、例えば、検索インターフェースを介して、第2のウェブリンクを取得することができる。例えば、検索インターフェースを介して、第1の検索キーワードと第3の検索キーワードの組み合わせを検索して、検索結果を取得することができる。いくつかの実施例において、検索結果における最初の200のウェブリンクなどの検索結果における一部を検索して第2のウェブリンクとすることができる。
【0043】
ブロック404では、情報処理デバイス110は、履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、第2のウェブリンクがクリックされる際に対応する第2の履歴検索キーワードを決定する。情報処理デバイス110は、例えば、ユーザクリックログにアクセスすることができ、当該ログは、履歴検索キーワードと、履歴検索キーワードに対応するクリックされた履歴ウェブリンクを含む。ユーザクリックログにおいて第2のウェブリンクを検索することによって、検索された第2のウェブリンクに対応する履歴検索キーワードを第2のウェブリンクがクリックされる際に対応する第2の履歴検索キーワードとして取得することができる。
【0044】
ブロック406では、情報処理デバイス110は、予め設定された関連に基づいて、第2の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第2の履歴ウェブリンクを決定する。例えば、情報処理デバイス110は、ユーザクリックログにおいて第2の履歴検索キーワードを検索し、検索された第2の履歴検索キーワードに対応する履歴ウェブリンクを第2の履歴検索キーワードを検索する際にクリックされた第2の履歴ウェブリンクとして取得することができる。
【0045】
ブロック408では、情報処理デバイス110は、第2の履歴ウェブリンク及び第2の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を第2の内容として取得する。情報処理デバイス110は、例えば、ウェブリンクに対応する内容が記憶されたデータベースから第2の履歴ウェブリンク及び第2の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を第2の内容として取得することができる。
【0046】
これにより、履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連によって第2のウェブリンクを拡張して、大量の内容を取得して後続の分析に用いることができる。
【0047】
図6は本開示の実施例に係る情報処理のための装置600の概略ブロック図を示す。図6に示すように、装置600は、第1の事件を指示する第1の検索キーワード及び第1の事件に関連する対象を指示する第2の検索キーワードに基づいて、第1の内容を取得するように構成される第1の内容取得モジュール601と、第1の内容から対象の属性に関連する情報を取得するように構成される情報取得モジュール602と、第1の検索キーワード及び少なくとも第1の事件による結果を指示する第3の検索キーワードに基づいて、第2の内容を取得するように構成される第2の内容取得モジュール603と、情報及び第2の内容に基づいて、第1の事件に関連する統計データを生成するように構成される統計データ生成モジュール604と、を含む。
【0048】
いくつかの実施例において、第1の内容取得モジュール601は、第1の検索キーワード及び第2の検索キーワードに基づいて、第1のウェブリンクを取得するように構成される第1のウェブリンク取得モジュールと、履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、第1のウェブリンクがクリックされる際に対応する第1の履歴検索キーワードを決定するように構成される第1の履歴検索キーワード取得モジュールと、予め設定された関連に基づいて、第1の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第1の履歴ウェブリンクを決定するように構成される第1の履歴ウェブリンク取得モジュールと、第1の履歴ウェブリンク及び第1の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を第1の内容として取得するように構成されるウェブ内容取得モジュールと、を含む。
【0049】
いくつかの実施例において、第2の内容取得モジュール603は、第1の検索キーワード及び第3の検索キーワードに基づいて、第2のウェブリンクを取得するように構成される第2のウェブリンク取得モジュールと、履歴検索キーワードとクリックされた履歴ウェブリンクとの間の予め設定された関連に基づいて、第2のウェブリンクがクリックされる際に対応する第2の履歴検索キーワードを決定するように構成される第2の履歴検索キーワード取得モジュールと、予め設定された関連に基づいて、第2の履歴検索キーワードが検索される際にクリックされた第2の履歴ウェブリンクを決定するように構成される第2の履歴ウェブリンク取得モジュールと、第2の履歴ウェブリンク及び第2の履歴ウェブリンクに対応するウェブ内容を第2の内容として取得するように構成されるウェブ内容取得モジュールと、を含む。
【0050】
いくつかの実施例において、情報取得モジュール602は、第1の内容から対象の欠如を指示する内容を決定するように構成される内容決定モジュールと、対象の欠如を指示する内容から上記情報を取得するように構成される取得モジュールと、を含む。
【0051】
いくつかの実施例において、統計データ生成モジュール604は、上記結果の原因を指示する第2の内容のタグを決定するように構成されるタグ決定モジュールと、上記情報及びタグに基づいて、第1の事件に関連する、対象の属性に関する統計データを生成するように構成されるデータ生成モジュールと、を含み、属性は対象の識別子、数量、地理的位置および/または時間のうちの少なくとも1つを含む。
【0052】
いくつかの実施例において、上記タグは、原因の類別を指示するタグと、類別に関連する項目を指示するタグとを含む。
【0053】
いくつかの実施例において、タグ決定モジュールは、第2の内容から結果を指示する内容を決定するように構成される内容決定モジュールと、結果を指示する内容のタグを決定するように構成される決定モジュールと、を含む。
【0054】
図7は、本開示の内容を実施できる実施例の例示的なデバイス700の模式的なブロック図を示す。例えば、図1に示す情報処理デバイス110はデバイス700によって実現することができる。図に示すように、デバイス700は、リードオンリーメモリ(ROM)702に記憶されるコンピュータプログラム命令又は記憶ユニット708からランダムアクセスメモリ(RAM)703にロードされるコンピュータプログラム命令に基づいて、それぞれの適当な動作と処理を実行する中央処理装置(CPU)701を備える。RAM 703には、デバイス700の操作に必要な種々のプログラムとデータを記憶することができる。CPU 701、ROM 702及びRAM 703は、バス704を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース705もバス704に接続される。
【0055】
デバイス700において、複数の部材がI/Oインターフェース705に接続され、例えばキーボード、マウス、マイクロフォン等の入力ユニット706と、例えば種々のディスプレイ、スピーカ等の出力ユニット707と、例えば磁気ディスク、光ディスク等の記憶ユニット708と、例えばネットワークカード、モデム、無線通信送受信機等の通信ユニット709とを含む。通信ユニット709は、デバイス700がインターネットのようなコンピュータネットワーク及び/又は種々のキャリアネットワークによりその他のデバイスと情報/データを交換することを許可する。
【0056】
上記各方法及び処理、例えば方法200~400は処理ユニット701によって実行可能である。例えば、一部の実施例では、方法200~400は、コンピュータソフトウエアプログラムとして実現することができ、機器読み取り可能な媒体、例えば記憶ユニット708に有形的に含まれる。一部の実施例では、コンピュータプログラムの一部又は全ては、ROM 702及び/又は通信ユニット709経由で、デバイス700にロード及び/又はインストールされる。コンピュータプログラムがRAM 703にロードされかつCPU 701によって実行される場合に、上記方法200~400の1つ又は複数のステップに実行される。
【0057】
本開示は、方法、装置、システム及び/又はコンピュータプログラム製品であってもよい。コンピュータプログラム製品は、本開示の各態様を実行するためのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令が記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含むことができる。
【0058】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、命令実行デバイスによって使用される命令を保持および記憶することができる有形的なデバイスであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気記憶装置、磁気記憶装置、光学記憶装置、電磁記憶装置、半導体記憶装置、または前述した任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のさらなる具体例(非網羅的なリスト)として、携帯型フロッピーディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能ROM(EPROMまたはフラッシュメモリ)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、携帯型コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)、メモリスティック、フロッピーディスク、機械的エンコーディングデバイス、例えば命令が保存されているパンチカードまたは溝内部突出構造、および上記適切な組み合わせを含む。ここで使用されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、電波または他の自由に伝播する電磁波、導波路または他の伝達媒体を伝播する電磁波(例えば、光ファイバケーブルを介した光パルス)、またはワイヤを介して伝達される電気信号などの過渡信号自体として解釈されない。
【0059】
ここで説明されたコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体から様々なコンピューティング/処理デバイスにダウンロードするか、またはインターネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、および/またはワイヤレスネットワークなどのネットワークを介して外部コンピュータまたは外部ストレージデバイスにダウンロードすることができる。ネットワークは、銅線伝送ケーブル、光ファイバ伝送、ワイヤレス伝送、ルーター、ファイアウォール、スイッチ、ゲートウェイコンピュータおよび/またはエッジサーバを含むことができる。各コンピューティング/処理デバイスのネットワークアダプタカードまたはネットワークインターフェイスは、ネットワークからコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を受信し、各コンピューティング/処理デバイスのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶するためにコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を転送する。
【0060】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラム命令は、アセンブリ命令、命令セットアーキテクチャ(ISA)命令、マシン命令、マシン関連命令、マイクロコード、ファームウェア命令、状態設定データ、または1つ又は複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで記述されたソースコードまたはオブジェクトコードであり、前記プログラミング言語には、Smalltalk、C++などのオブジェクト指向のプログラミング言語と、「C」言語または類似のプログラミング言語などの従来の手続き型プログラミング言語が含まれる。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、完全にユーザのコンピュータで実行し、部分的にユーザのコンピュータで実行し、独立したソフトウェアパッケージとして実行し、一部がユーザのコンピュータで、一部がリモートコンピュータで実行し、または完全にリモートコンピュータまたはサーバ上で実行することができる。リモートコンピュータの場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)など、あらゆる種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータに接続することもできる(例えば、インターネットサービスプロバイダによってインターネットを介して接続する)。いくつかの実施例において、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令のステータス情報を使用して、プログラマブルロジック回路、プログラム可能なゲートアレイ(FPGA)、またはプログラム可能なロジックアレイ(PLA)などの電子回路をパーソナライズすることにより、当該電子回路は、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行して、本開示の各態様を達成することができる。
【0061】
ここで、本開示の実施例に係る方法、装置(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャートおよび/またはブロック図を参照して本開示の各態様を説明する。なお、フローチャートおよび/またはブロック図の各ブロック及びフローチャートおよび/またはブロック図の各ブロックの組み合わせは、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令によって実現することができる。
【0062】
これらのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置の処理ユニットに提供することができ、それによって、これらの命令がコンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置の処理ユニットによって実行される場合、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/アクションを実現する装置が生成されるように、機械を製造する。これらのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令をこれらのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶してもよく、これらの命令により、コンピュータ、プログラム可能なデータ処理装置および/または他の機器が特定の方法で動作し、これにより、命令が記憶されるコンピュータ読み取り可能な媒体は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/アクションのさまざまな側面を実現するための指示を含む製造品を含む。
【0063】
コンピュータ読み取り可能なプログラム命令を、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他の機器にロードしてもよく、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他の機器で一連の操作ステップを実行して、コンピュータで実現されるプロセスを生成して、コンピュータ、他のプログラム可能なデータ処理装置、または他の機器で実行される命令は、フローチャートおよび/またはブロック図の1つまたは複数のブロックで指定された機能/アクションを実現するようになる。
【0064】
図面中のフローチャートおよびブロック図は、本開示の複数の実施例に係るシステム、方法およびコンピュータプログラム製品の可能な実現のアーキテクチャ、機能および動作を示している。フローチャートまたはブロック図の各ブロックは、モジュール、プログラムセグメントまたは命令の一部を表すことができ、前記モジュール、プログラムセグメントまたは命令の一部は、指定された論理機能を実現するための1つまたは複数の実行可能な命令を含む。いくつかの代替とされる実現では、ブロックでマークされた機能は、図面でマークされた順序とは異なる順序で発生する場合もある。例えば、実際には、2つの連続するブロックは基本的に並行して実行でき、関連する機能によっては逆の順序で実行される場合もある。なお、ブロック図および/またはフローチャートの各ブロック、およびブロック図および/またはフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能または動作を実行する専用のハードウェアベースのシステムによって実現し、または専用ハードウェアとコンピュータ命令の組み合わせによって実現することができることも留意されたい。
【0065】
本開示の様々な実施例は以上に記載されており、上記説明は例示的であり、網羅的ではなく、開示された各実施例に限定されない。説明された各実施例の範囲および精神から逸脱することなく、多くの修正および変更は、当技術分野の通常の技術者にとって明らかである。本明細書で使用される用語の選択は、各実施例の原理、実際の適用、または市場における技術の技術的改善を最もよく説明するか、または当業者に本明細書で開示される各実施例を理解させることを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7