(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-01
(45)【発行日】2022-07-11
(54)【発明の名称】NR-UにおけるSSB多重化およびRMSI監視
(51)【国際特許分類】
H04W 48/12 20090101AFI20220704BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220704BHJP
H04W 74/08 20090101ALI20220704BHJP
【FI】
H04W48/12
H04W72/04 131
H04W72/04 132
H04W72/04 136
H04W74/08
(21)【出願番号】P 2020542446
(86)(22)【出願日】2019-02-06
(86)【国際出願番号】 US2019016904
(87)【国際公開番号】W WO2019157091
(87)【国際公開日】2019-08-15
【審査請求日】2021-03-24
(32)【優先日】2018-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2019-02-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】シャオシア・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ジン・スン
(72)【発明者】
【氏名】テイマー・カドゥス
【審査官】米倉 明日香
(56)【参考文献】
【文献】Samsung,Remaining details on NR mobility,3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1720279,2017年11月18日
【文献】Samsung,Remaining Issues on the NR Mobility,3GPP TSG RAN WG1 #90b R1-1717583,2017年10月02日
【文献】Intel Corporation,RMSI Contents and Delivery Mechanism,3GPP TSG RAN WG1 NR_AH_1709 R1-1716278,2017年09月12日
【文献】Sony,Remaining details on remaining minimum system information,3GPP TSG RAN WG1 #91 R1-1720453,2017年11月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤレス通信の方法であって、
ユーザ機器(UE)によって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用の同期信号ブロック(SSB)構成を受信するステップであって、
前記SSB構成に基づいて、前記UEが、各SSB用に構成された残存最小システム情報(RMSI)を監視するために、時間および周波数ロケーションを識別する、ステップと、
前記UEによって、SSB送信インジケータを受信するステップと、
前記複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、前記UEによって、前記SSB送信インジケータを使用して、前記SSB構成をマッピングするステップと、
前記UEによって、前記1つまたは複数のスロット中の前記1つまたは複数のSSBの各々
に基づいてデータ送信をレートマッチングするステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記SSB構成が、1つまたは複数の実際のSSB送信を識別するSSBビットマップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SSBビットマップが、残存最小システム情報(RMSI)信号またはUE固有無線リソース制御(RRC)信号のうちの1つを介して、前記UEにおいて受信される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記SSB送信インジケータが、
前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始を識別し、
プリアンブル、共通制御信号、またはダウンリンク許可のうちの1つを介して受信され、
マッピングする前記ステップが、
前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の前記開始に対応する、前記複数の通信スロットのうちの開始スロットを識別するステップと、
レートマッチングのための前記決定された1つまたは複数のSSBの前記1つまたは複数のスロットを識別するために、前記SSBビットマップの第1のビットを前記開始スロットへシフトするステップと
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記SSB送信インジケータが、前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に先立ってパスされた、前記複数の通信スロットのうちのいくつかのスロットに従って、前記発見信号検出ウィンドウの開始または前記SSBビットマップの巡回拡張のうちの1つを識別し、
マッピングする前記ステップが、
前記UEによって、前記SSBビットマップの各ビットを巡回拡張SSBビットマップへと巡回拡張するステップであって、前記巡回拡張が、前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の前記開始に先立ってパスされた、前記複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロットに対応する、ステップと、
前記巡回拡張SSBビットマップに従って、レートマッチングのための、前記決定された1つまたは複数のSSBの前記1つまたは複数のスロットを識別するステップと
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記SSB送信インジケータが、プリアンブル、共通制御信号、またはダウンリンク許可のうちの1つを介して受信される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記UEによって、前記1つまたは複数のスロットの外の1つまたは複数の機会主義的SSB送信を検出するステップであって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信は、前記SSBビットマップ中で識別される前記1つまたは複数の実際のSSB送信の外に前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信があることを示す機会主義的インジケータを含む、ステップと、
前記UEによって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信から、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信に関連付けられたセル識別子(ID)およびシステムタイミングを取得するステップであって、前記SSB構成が、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信についての関連付けられたランダムアクセスリソースおよびRMSIを有さない、ステップと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
前記SSB構成が、前記発見信号検出ウィンドウにわたる各潜在的SSBロケーションを識別するダウンリンクリソースのセットを含み、
前記SSB送信インジケータが、前記UEが前記データ送信を
1つまたは複数の実際のSSB送信に基づいてレートマッチングする
前記1つまたは複数の実際のSSB送信を含む前記ダウンリンクリソースのセットの各1つを識別し、
マッピングする前記ステップが、前記UEが前記データ送信でSSBをレートマッチングする前記ダウンリンクリソースのセットの前記各1つに関連付けられた前記1つまたは複数のスロットを識別するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンリンクリソースのセットが、1つまたは複数のSSBリソースを含む1つまたは複数のグループにグループ化され、
前記SSB送信インジケータが、対応する1つまたは複数のグループを識別することによって、前記各1つを識別する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記UEによって、前記UEが前記データ送信を
前記ダウンリンクリソースのセットの前記各1つの外の1つまたは複数の機会主義的SSB送信に基づいてレートマッチングする
前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信を検出するステップであって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信は、前記SSB送信インジケータ中で識別される前記1つまたは複数の実際のSSB送信の外に前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信があることを示す機会主義的インジケータを含む、ステップと、
前記UEによって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信から、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信に関連付けられたセル識別子(ID)およびシステムタイミングを取得するステップであって、前記SSB構成が、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信についてのランダムアクセスリソースおよびRMSIを含まない、ステップと
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ワイヤレス通信のために構成された装置であって、
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに結合されたメモリと
を備え、
前記少なくとも1つのプロセッサは、
ユーザ機器(UE)によって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用の同期信号ブロック(SSB)構成を受信することであって、
前記SSB構成に基づいて、前記UEが、各SSB用に構成された残存最小システム情報(RMSI)を監視するために、時間および周波数ロケーションを識別する、受信することと、
前記UEによって、SSB送信インジケータを受信することと、
前記複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、前記UEによって、前記SSB送信インジケータを使用して、前記SSB構成をマッピングすることと、
前記UEによって、前記1つまたは複数のスロット中の前記1つまたは複数のSSBの各々
に基づいてデータ送信をレートマッチングすることと
を行うように構成される、装置。
【請求項12】
前記SSB構成が、1つまたは複数の実際のSSB送信を識別するSSBビットマップを含む、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記SSBビットマップが、残存最小システム情報(RMSI)信号またはUE固有無線リソース制御(RRC)信号のうちの1つを介して、前記UEにおいて受信される、請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記SSB送信インジケータが、
前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始を識別し、
プリアンブル、共通制御信号、またはダウンリンク許可のうちの1つを介して受信され、
マッピングするための、前記少なくとも1つのプロセッサの前記構成が、
前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の前記開始に対応する、前記複数の通信スロットのうちの開始スロットを識別することと、
レートマッチングのための前記決定された1つまたは複数のSSBの前記1つまたは複数のスロットを識別するために、前記SSBビットマップの第1のビットを前記開始スロットへシフトすることと
を行うための、前記少なくとも1つのプロセッサの構成を含む、請求項12に記載の装置。
【請求項15】
前記SSB送信インジケータが、前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に先立ってパスされた、前記複数の通信スロットのうちのいくつかのスロットに従って、前記発見信号検出ウィンドウの開始または前記SSBビットマップの巡回拡張のうちの1つを識別し、
マッピングするための、前記少なくとも1つのプロセッサの前記構成が、
前記UEによって、前記SSBビットマップの各ビットを巡回拡張SSBビットマップへと巡回拡張することであって、前記巡回拡張が、前記発見信号検出ウィンドウ内での送信の前記開始に先立ってパスされた、前記複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロットに対応する、巡回拡張することと、
前記巡回拡張SSBビットマップに従って、レートマッチングのための、前記決定された1つまたは複数のSSBの前記1つまたは複数のスロットを識別することと
を行うための、前記少なくとも1つのプロセッサの構成を含む、請求項12に記載の装置。
【請求項16】
前記SSB送信インジケータが、プリアンブル、共通制御信号、またはダウンリンク許可のうちの1つを介して受信される、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記UEによって、前記1つまたは複数のスロットの外の1つまたは複数の機会主義的SSB送信を検出することであって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信は、前記SSBビットマップ中で識別される前記1つまたは複数の実際のSSB送信の外に前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信があることを示す機会主義的インジケータを含む、検出することと、
前記UEによって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信から、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信に関連付けられたセル識別子(ID)およびシステムタイミングを取得することであって、前記SSB構成が、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信についての関連付けられたランダムアクセスリソースおよびRMSIを有さない、取得することと
を行うための、前記少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む、請求項12に記載の装置。
【請求項18】
前記SSB構成が、前記発見信号検出ウィンドウにわたる各潜在的SSBロケーションを識別するダウンリンクリソースのセットを含み、
前記SSB送信インジケータが、前記UEが前記データ送信を
1つまたは複数の実際のSSB送信に基づいてレートマッチングする
前記1つまたは複数の実際のSSB送信を含む前記ダウンリンクリソースのセットの各1つを識別し、
マッピングするための、前記少なくとも1つのプロセッサの前記構成が、前記UEが前記データ送信でSSBをレートマッチングする前記ダウンリンクリソースのセットの前記各1つに関連付けられた前記1つまたは複数のスロットを識別するための構成を含む、請求項11に記載の装置。
【請求項19】
前記ダウンリンクリソースのセットが、1つまたは複数のSSBリソースを含む1つまたは複数のグループにグループ化され、
前記SSB送信インジケータが、対応する1つまたは複数のグループを識別することによって、前記各1つを識別する、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記UEによって、前記UEが前記データ送信を
前記ダウンリンクリソースのセットの前記各1つの外の1つまたは複数の機会主義的SSB送信に基づいてレートマッチングする
前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信を検出することであって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信は、前記SSB送信インジケータ中で識別される前記1つまたは複数の実際のSSB送信の外に前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信があることを示す機会主義的インジケータを含む、検出することと、
前記UEによって、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信から、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信に関連付けられたセル識別子(ID)およびシステムタイミングを取得することであって、前記SSB構成が、前記1つまたは複数の機会主義的SSB送信についてのランダムアクセスリソースおよびRMSIを含まない、取得することと
を行うための、前記少なくとも1つのプロセッサの構成をさらに含む、請求項18に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年2月8日に出願された「SSB MULTIPLEXING AND RMSI MONITORING IN NR-U」と題する米国仮特許出願第62/628,071号、および2019年2月5日に出願された「SSB MULTIPLEXING AND RMSI MONITORING IN NR-U」と題する米国非仮特許出願第16/268,278号の利益を主張し、その両方の開示が、以下に完全に記載されるかのように、またすべての適用可能な目的のために、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示の態様は、一般に、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、ニューラジオ無認可(NR-U)ネットワークにおける同期信号ブロック(SSB)多重化および残存最小システム情報(RMSI)監視に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信ネットワークは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの様々な通信サービスを提供するために広く展開されている。これらのワイヤレスネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって複数のユーザをサポートすることが可能な多元接続ネットワークであってよい。通常は多元接続ネットワークであるそのようなネットワークは、利用可能なネットワークリソースを共有することによって、複数のユーザのための通信をサポートする。そのようなネットワークの一例が、ユニバーサル地上波無線アクセスネットワーク(UTRAN:Universal Terrestrial Radio Access Network)である。UTRANは、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)の一部として規定された無線アクセスネットワーク(RAN:radio access network)、すなわち、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によってサポートされる第3世代(3G)モバイルフォン技術である。多元接続ネットワークフォーマットの例は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、およびシングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワークを含む。
【0004】
ワイヤレス通信ネットワークは、いくつかのユーザ機器(UE:user equipment)のための通信をサポートすることができる、いくつかの基地局またはノードBを含んでよい。UEは、ダウンリンクおよびアップリンクを介して基地局と通信し得る。ダウンリンク(または、順方向リンク)は基地局からUEへの通信リンクを指し、アップリンク(または、逆方向リンク)はUEから基地局への通信リンクを指す。
【0005】
基地局は、ダウンリンク上でUEへデータおよび制御情報を送信してよく、かつ/またはアップリンク上でUEからデータおよび制御情報を受信してよい。ダウンリンク上では、基地局からの送信は、近隣基地局からの、または他のワイヤレス無線周波数(RF)送信機からの送信に起因する干渉を受けることがある。アップリンク上では、UEからの送信は、近隣基地局と通信する他のUEのアップリンク送信からの、または他のワイヤレスRF送信機からの干渉を受けることがある。この干渉は、ダウンリンクとアップリンクの両方において性能を低下させることがある。
【0006】
モバイルブロードバンドアクセスに対する需要が増加し続けるにつれて、より多くのUEが長距離ワイヤレス通信ネットワークにアクセスするとともに、より多くの短距離ワイヤレスシステムが地域社会の中に展開されて、干渉およびネットワークの輻輳の可能性が大きくなる。モバイルブロードバンドアクセスに対する増大する需要を満たすためだけでなく、モバイル通信のユーザエクスペリエンスを進化および向上させるために、ワイヤレス技術を進化させるための研究および開発が続いている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様では、ワイヤレス通信の方法は、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用の同期信号ブロック(SSB)構成を受信するステップであって、SSB構成に基づいて、UEが、各SSB用に構成された残存最小システム情報(RMSI)を監視するために、ランダムアクセスリソースならびに時間および周波数ロケーションを識別する、ステップと、UEによって、SSB送信インジケータを受信するステップと、複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、UEによって、SSB送信インジケータを使用して、SSB構成をマッピングするステップと、UEによって、1つまたは複数のスロット中の1つまたは複数のSSBの各々の周辺で(around)データ送信をレートマッチングするステップとを含む。
【0008】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信の方法は、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信するステップと、UEによって、発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に基づいて制御リソースセット(CORESET)を監視するステップと、UEによって、システム情報についてのCORESETを復号するステップとを含む。
【0009】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置は、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信するための手段であって、SSB構成に基づいて、UEが、各SSB用に構成されたRMSIを監視するために、ランダムアクセスリソースならびに時間および周波数ロケーションを識別する、手段と、UEによって、SSB送信インジケータを受信するための手段と、複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、UEによって、SSB送信インジケータを使用して、SSB構成をマッピングするための手段と、UEによって、1つまたは複数のスロット中の1つまたは複数のSSBの各々の周辺でデータ送信をレートマッチングするための手段とを含む。
【0010】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置は、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信するための手段と、UEによって、発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に基づいてCORESETを監視するための手段と、UEによって、システム情報についてのCORESETを復号するための手段とを含む。
【0011】
本開示の追加の態様では、プログラムコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。プログラムコードは、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信するためのコードであって、SSB構成に基づいて、UEが、各SSB用に構成されたRMSIを監視するために、ランダムアクセスリソースならびに時間および周波数ロケーションを識別する、コードと、UEによって、SSB送信インジケータを受信するためのコードと、複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、UEによって、SSB送信インジケータを使用して、SSB構成をマッピングするためのコードと、UEによって、1つまたは複数のスロット中の1つまたは複数のSSBの各々の周辺でデータ送信をレートマッチングするためのコードとをさらに含む。
【0012】
本開示の追加の態様では、プログラムコードを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体が開示される。プログラムコードは、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信するためのコードと、UEによって、発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に基づいてCORESETを監視するためのコードと、UEによって、システム情報についてのCORESETを復号するためのコードとをさらに含む。
【0013】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置が開示される。装置は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含む。プロセッサは、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信することであって、SSB構成に基づいて、UEが、各SSB用に構成されたRMSIを監視するために、ランダムアクセスリソースならびに時間および周波数ロケーションを識別する、受信することと、UEによって、SSB送信インジケータを受信することと、複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、UEによって、SSB送信インジケータを使用して、SSB構成をマッピングすることと、UEによって、1つまたは複数のスロット中の1つまたは複数のSSBの各々の周辺でデータ送信をレートマッチングすることとを行うように構成される。
【0014】
本開示の追加の態様では、ワイヤレス通信のために構成された装置が開示される。装置は、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサに結合されたメモリとを含む。プロセッサは、UEによって、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信することと、UEによって、発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に基づいてCORESETを監視することと、UEによって、システム情報についてのCORESETを復号することとを行うように構成される。
【0015】
上記は、以下の発明を実施するための形態がよりよく理解され得るように、本開示による例の特徴および技術的利点をかなり広範に概説している。追加の特徴および利点が以下で説明される。開示する概念および具体例は、本開示の同じ目的を実行するために他の構造を修正または設計するための基礎として容易に利用され得る。そのような均等な構造は、添付の特許請求の範囲から逸脱しない。本明細書で開示する概念の特性、それらの編成と動作の方法の両方が、添付の図に関して検討されるとき、関連する利点と一緒に以下の説明からよりよく理解されよう。図の各々は、例示および説明のために提供されるものであり、特許請求の範囲の限定の定義として提供されるものではない。
【0016】
本開示の性質および利点のさらなる理解は、以下の図面を参照することによって実現され得る。添付の図面では、類似の構成要素または特徴は同じ参照ラベルを有することがある。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュおよび類似の構成要素を区別する第2のラベルを続けることによって区別されてよい。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、説明は、第2の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】ワイヤレス通信システムの詳細を示すブロック図である。
【
図2】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEの設計を示すブロック図である。
【
図3】指向性ワイヤレスビームを使用する基地局を含むワイヤレス通信システムを示すブロック図である。
【
図4】本開示の一態様を実施するために実行される例示的なブロックを示すブロック図である。
【
図5】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図6】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図7】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図8】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図9】本開示の一態様を実施するように実行される例示的なブロックを示すブロック図である。
【
図10】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図11】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図12】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図13】本開示の一態様に従って構成された基地局およびUEを示すブロック図である。
【
図14】本開示の態様に従って構成された例示的なUEの詳細を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
添付の図面に関して以下に記載する詳細な説明は、様々な構成の説明として意図されており、本開示の範囲を限定することを意図しない。むしろ、詳細な説明は、本発明の主題の完全な理解を与えるために具体的な詳細を含む。これらの具体的な詳細がすべての場合において必要とされるとは限らないこと、ならびにいくつかの事例では、提示を明快にするために、よく知られている構造および構成要素がブロック図の形態で示されることが、当業者に明らかになろう。
【0019】
本開示は、一般に、ワイヤレス通信ネットワークとも呼ばれる2つ以上のワイヤレス通信システムの間で、許可された共有アクセスを提供すること、またはそれに参加することに関する。様々な実施形態では、技法および装置は、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交FDMA(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)ネットワーク、LTEネットワーク、GSMネットワーク、第5世代(5G)またはニューラジオ(NR:new radio)ネットワーク、ならびに他の通信ネットワークなどのワイヤレス通信ネットワークのために使用され得る。本明細書で説明する「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用され得る。
【0020】
OFDMAネットワークは、発展型UTRA(E-UTRA)、IEEE802.11、IEEE802.16、IEEE802.20、flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRA、E-UTRA、およびモバイル通信用グローバルシステム(GSM)は、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)の一部である。具体的には、ロングタームエボリューション(LTE)は、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、GSM、UMTS、およびLTEは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体から提供された文書に記載されており、cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記載されている。これらの様々な無線技術および規格は、知られているか、または開発中である。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)は、世界的に適用可能な第3世代(3G)モバイルフォン仕様を定義することを目的とする電気通信協会のグループ間の共同作業である。3GPPロングタームエボリューション(LTE)は、ユニバーサルモバイル電気通信システム(UMTS)モバイルフォン規格を改善することを目的とした3GPPプロジェクトである。3GPPは、次世代のモバイルネットワーク、モバイルシステム、およびモバイルデバイスのための仕様を定義し得る。本開示は、新たな異なる無線アクセス技術または無線エアインターフェースの集合を使用するネットワーク間のワイヤレススペクトルへの共有アクセスを伴う、LTE、4G、5G、NR、およびそれ以降からのワイヤレス技術の発展に関係する。
【0021】
具体的には、5Gネットワークは、OFDMベースの統合されたエアインターフェースを使用して実装され得る多様な展開、多様なスペクトル、ならびに多様なサービスおよびデバイスを企図する。これらの目標を達成するために、LTEおよびLTE-Aに対するさらなる拡張が、5G NRネットワーク用のニューラジオ技術の発展に加えて考慮される。(1)超高密度(たとえば、約100万ノード/km2)、超低複雑度(たとえば、約数十ビット/秒)、超低エネルギー(たとえば、約10年以上のバッテリー寿命)、および困難なロケーションに到達する能力を有する深いカバレージを有するマッシブモノのインターネット(IoT)への、(2)慎重な扱いを要する個人情報、金融情報、または機密情報を保護するための強力なセキュリティ、超高信頼性(たとえば、約99.9999%の信頼性)、超低レイテンシ(たとえば、約1ms)、およびモビリティの広い範囲を有するか、またはそれを欠くユーザを伴うミッションクリティカルな制御を含み、かつ(3)極めて大容量(たとえば、約10Tbps/km2)、極端なデータレート(たとえば、マルチGbpsレート、100Mbps以上のユーザエクスペリエンスレート)、ならびに先進的な発見および最適化に対する深い認識を含む拡張モバイルブロードバンドを伴う、カバレージを提供するために、5G NRはスケーリングすることが可能となる。
【0022】
5G NRは、スケーラブルなヌメロロジーおよび送信時間間隔(TTI:transmission time interval)を伴い、動的な低レイテンシ時分割複信(TDD)/周波数分割複信(FDD)設計とともにサービスおよび機能を効率的に多重化するための共通のフレキシブルなフレームワークを有し、かつマッシブ多入力多出力(MIMO)、ロバストなミリ波(mmWave)送信、先進的なチャネルコーディング、およびデバイス中心のモビリティなどの先進的なワイヤレス技術を伴う、最適化されたOFDMベースの波形を使用するように実装され得る。サブキャリア間隔のスケーリングを伴う、5G NRにおけるヌメロロジーのスケーラビリティは、多様なスペクトルおよび多様な展開にわたって多様なサービスを動作させることに効率的に対処し得る。たとえば、3GHz未満のFDD/TDD実装の様々な屋外およびマクロカバレージ展開では、サブキャリア間隔は、たとえば、1、5、10、20MHzなどの帯域幅にわたって、15kHzで生じ得る。3GHzを超えるTDDの他の様々な屋外およびスモールセルカバレージ展開の場合、サブキャリア間隔は、80/100MHzの帯域幅にわたって、30kHzで生じ得る。5GHz帯域の無認可部分の上でTDDを使用する他の様々な屋内広帯域実装の場合、サブキャリア間隔は、160MHzの帯域幅にわたって、60kHzで生じ得る。最後に、28GHzのTDDにおいてmmWave構成要素を用いて送信する様々な展開の場合、サブキャリア間隔は、500MHzの帯域幅にわたって、120kHzで生じ得る。
【0023】
5G NRのスケーラブルなヌメロロジーは、多様なレイテンシおよびサービス品質(QoS)要件のためのスケーラブルなTTIを容易にする。たとえば、より短いTTIが、低レイテンシおよび高信頼性のために使用され得るが、より長いTTIが、より高いスペクトル効率のために使用され得る。長いTTIと短いTTIとの効率的な多重化により、シンボル境界上で送信が開始することが可能になる。5G NRはまた、同じサブフレームの中にアップリンク/ダウンリンクのスケジューリング情報、データ、および確認応答を有する、自蔵式の統合サブフレーム設計を企図する。自蔵式の統合サブフレームは、無認可または競合ベースの共有スペクトル、現在のトラフィックニーズを満たすためにアップリンクとダウンリンクとの間で動的に切り替えるようにセルごとにフレキシブルに構成され得る適応型アップリンク/ダウンリンクにおける通信をサポートする。
【0024】
本開示の様々な他の態様および特徴が、以下でさらに説明される。本明細書の教示が多種多様な形態で具現され得ること、および本明細書で開示されつつある任意の特定の構造、機能、またはその両方が、代表にすぎず限定的でないことは、明らかであろう。本明細書の教示に基づいて、本明細書で開示する一態様が任意の他の態様とは無関係に実装され得ること、およびこれらの態様のうちの2つ以上が様々な方法で組み合わせられてよいことを、当業者は諒解されよう。たとえば、本明細書に記載する任意の数の態様を使用して、装置が実装されてよく、または方法が実践されてよい。加えて、本明細書に記載する態様のうちの1つもしくは複数に加えて、またはそれら以外に、他の構造、機能、または構造および機能を使用して、そのような装置が実装されてよく、またはそのような方法が実践されてよい。たとえば、システム、デバイス、装置の一部として、かつ/またはプロセッサもしくはコンピュータ上で実行するためのコンピュータ可読媒体上に記憶された命令として、方法が実装されてよい。さらに、一態様は、特許請求の範囲の少なくとも1つの要素を備えてよい。
【0025】
図1は、本開示の態様に従って構成された様々な基地局およびUEを含む5Gネットワーク100を示すブロック図である。5Gネットワーク100は、いくつかの基地局105、および他のネットワークエンティティを含む。基地局は、UEと通信する局であってよく、発展型ノードB(eNB)、次世代eNB(gNB)、アクセスポイントなどと呼ばれることもある。各基地局105は、特定の地理的エリアに通信カバレージを提供し得る。3GPPでは、「セル」という用語は、この用語が使用されるコンテキストに応じて、カバレージエリアにサービスしている基地局および/または基地局サブシステムのこの特定の地理的カバレージエリアを指すことができる。
【0026】
基地局は、マクロセル、またはピコセルもしくはフェムトセルなどのスモールセル、および/あるいは他のタイプのセルに通信カバレージを提供し得る。マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。ピコセルなどのスモールセルは、一般に、比較的小さい地理的エリアをカバーすることになり、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。フェムトセルなどのスモールセルも、一般に、比較的小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることになり、無制限アクセスに加えて、フェムトセルとの関連付けを有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG:closed subscriber group)の中のUE、自宅の中のユーザ用のUEなど)による制限付きアクセスも提供し得る。マクロセル用の基地局は、マクロ基地局と呼ばれることがある。スモールセル用の基地局は、スモールセル基地局、ピコ基地局、フェムト基地局、またはホーム基地局と呼ばれることがある。
図1に示す例では、基地局105dおよび105eは、通常のマクロ基地局であるが、基地局105a~105cは、3次元(3D)MIMO、全次元(FD:full dimension)MIMO、またはマッシブMIMOのうちの1つに対応可能なマクロ基地局である。基地局105a~105cは、カバレージおよび容量を増大させるために、高度ビームフォーミングと方位ビームフォーミングの両方での3Dビームフォーミングを活用するための、それらのより高い次元のMIMO能力を利用する。基地局105fは、ホームノードまたはポータブルアクセスポイントであり得るスモールセル基地局である。基地局は、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートしてよい。
【0027】
5Gネットワーク100は、同期動作または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有してよく、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ位置合わせされ得る。非同期動作の場合、基地局は、異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に位置合わせされないことがある。
【0028】
UE115は、ワイヤレスネットワーク100全体にわたって分散され、各UEは固定式または移動式であってよい。UEは、端末、移動局、加入者ユニット、局などと呼ばれることもある。UEは、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、ワイヤレスモデム、ワイヤレス通信デバイス、ハンドヘルドデバイス、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、コードレスフォン、ワイヤレスローカルループ(WLL)局などであってよい。一態様では、UEは、ユニバーサル集積回路カード(UICC)を含むデバイスであってよい。別の態様では、UEは、UICCを含まないデバイスであってもよい。いくつかの態様では、UICCを含まないUEは、インターネットオブエブリシング(IoE:internet of everything)デバイスと呼ばれることもある。UE115a~115dは、5Gネットワーク100にアクセスするモバイルスマートフォンタイプのデバイスの例である。UEはまた、マシンタイプ通信(MTC:machine type communication)、拡張MTC(eMTC:enhanced MTC)、狭帯域IoT(NB-IoT:narrowband IoT)などを含む、接続された通信のために特に構成された機械であってよい。UE115e~115kは、5Gネットワーク100にアクセスする通信のために構成された様々な機械の例である。UEは、マクロ基地局であろうとスモールセルなどであろうと任意のタイプの基地局と通信することができる場合がある。
図1では、稲妻(たとえば、通信リンク)は、UEと、ダウンリンクおよび/もしくはアップリンク上でUEにサービスするように指定された基地局であるサービング基地局との間のワイヤレス送信、または基地局間の所望の送信、ならびに基地局間のバックホール送信を示す。
【0029】
5Gネットワーク100における動作においては、基地局105a~105cは、3Dビームフォーミングおよび多地点協調(CoMP:coordinated multipoint)またはマルチ接続性などの協調空間技法を使用して、UE115aおよび115bにサービスする。マクロ基地局105dは、基地局105a~105c、ならびにスモールセル基地局105fとのバックホール通信を実行する。マクロ基地局105dはまた、UE115cおよび115dによって加入および受信されるマルチキャストサービスを送信する。そのようなマルチキャストサービスは、モバイルテレビジョンまたはストリームビデオを含んでよく、あるいは気象緊急事態、またはアンバーアラートもしくはグレーアラートなどの警報などの、地域社会情報を提供するための他のサービスを含んでよい。
【0030】
5Gネットワーク100はまた、ドローンであるUE115eなどの、ミッションクリティカルなデバイスのための超高信頼かつ冗長なリンクを用いたミッションクリティカルな通信をサポートする。UE115eとの冗長通信リンクは、マクロ基地局105dおよび105e、ならびにスモールセル基地局105fからのものを含む。UE115f(温度計)、UE115g(スマートメーター)、およびUE115h(ウェアラブルデバイス)などの他のマシンタイプデバイスは、スモールセル基地局105fおよびマクロ基地局105eなどの基地局と直接、またはUE115fが温度測定情報をスマートメーターUE115gに通信し、次いで、そうした情報がスモールセル基地局105fを通じてネットワークに報告されるような、その情報をネットワークに中継する別のユーザデバイスと通信することによるマルチホップ構成でのいずれかで、5Gネットワーク100を通じて通信し得る。5Gネットワーク100はまた、マクロ基地局105eと通信するUE115i~115kの間の車両間(V2V:vehicle-to-vehicle)メッシュネットワークの中などの、動的な低レイテンシTDD/FDD通信を通じて追加のネットワーク効率をもたらし得る。
【0031】
図2は、
図1における基地局のうちの1つおよびUEのうちの1つであってよい基地局105およびUE115の設計のブロック図を示す。基地局105において、送信プロセッサ220は、データソース212からデータを、またコントローラ/プロセッサ240から制御情報を受信してよい。制御情報は、PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、EPDCCH、MPDCCHなどのためのものであってよい。データは、PDSCHなどのためのものであってよい。送信プロセッサ220は、データおよび制御情報を処理(たとえば、符号化およびシンボルマッピング)して、それぞれ、データシンボルおよび制御シンボルを取得し得る。送信プロセッサ220はまた、たとえば、PSS、SSS、およびセル固有基準信号のための基準シンボルを生成し得る。送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ230は、適用可能な場合、データシンボル、制御シンボル、および/または基準シンボルに対して空間処理(たとえば、プリコーディング)を実行してよく、出力シンボルストリームを変調器(MOD)232a~232tに提供し得る。各変調器232は、(たとえば、OFDM用などに)それぞれの出力シンボルストリームを処理して出力サンプルストリームを取得し得る。各変調器232は、出力サンプルストリームをさらに処理(たとえば、アナログに変換、増幅、フィルタ処理、およびアップコンバート)してダウンリンク信号を取得し得る。変調器232a~232tからのダウンリンク信号は、それぞれ、アンテナ234a~234tを介して送信され得る。
【0032】
UE115において、アンテナ252a~252rは、基地局105からダウンリンク信号を受信し得、それぞれ、受信信号を復調器(DEMOD)254a~254rに提供し得る。各復調器254は、それぞれの受信信号を調整(たとえば、フィルタ処理、増幅、ダウンコンバート、およびデジタル化)して入力サンプルを取得し得る。各復調器254は、(たとえば、OFDM用などに)入力サンプルをさらに処理して受信シンボルを取得し得る。MIMO検出器256は、すべての復調器254a~254rから受信シンボルを取得し得、適用可能な場合、受信シンボルに対してMIMO検出を実行し得、検出されたシンボルを提供し得る。受信プロセッサ258は、検出されたシンボルを処理(たとえば、復調、デインターリーブ、および復号)し得、UE115のための復号されたデータをデータシンク260に提供し得、復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ280に提供し得る。
【0033】
アップリンク上では、UE115において、送信プロセッサ264が、データソース262から(たとえば、PUSCHのための)データを、またコントローラ/プロセッサ280から(たとえば、PUCCHのための)制御情報を、受信し、処理してよい。送信プロセッサ264はまた、基準信号用の基準シンボルを生成し得る。送信プロセッサ264からのシンボルは、適用可能な場合、TX MIMOプロセッサ266によってプリコーディングされてよく、(たとえばSC-FDM用などに)変調器254a~254rによってさらに処理されてよく、基地局105へ送信され得る。基地局105において、UE115からのアップリンク信号は、アンテナ234によって受信され、復調器232によって処理され、適用可能な場合、MIMO検出器236によって検出され、受信プロセッサ238によってさらに処理されて、UE115によって送られた復号されたデータおよび制御情報を取得し得る。プロセッサ238は、復号されたデータをデータシンク239に、また復号された制御情報をコントローラ/プロセッサ240に提供し得る。
【0034】
コントローラ/プロセッサ240および280は、それぞれ、基地局105およびUE115における動作を指示し得る。基地局105におけるコントローラ/プロセッサ240ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールは、本明細書で説明する技法のための様々なプロセスの実行を実施または指示し得る。UE115におけるコントローラ/プロセッサ280ならびに/または他のプロセッサおよびモジュールも、
図4および
図9に示す機能ブロック、および/または本明細書で説明する技法のための他のプロセスの実行を実施または指示し得る。メモリ242および282は、それぞれ、基地局105およびUE115のためのデータおよびプログラムコードを記憶し得る。スケジューラ244は、ダウンリンク上および/またはアップリンク上でのデータ送信のためにUEをスケジュールし得る。
【0035】
異なるネットワーク運用エンティティ(たとえば、ネットワーク事業者)によって運用されるワイヤレス通信システムは、スペクトルを共有し得る。いくつかの事例では、ネットワーク運用エンティティは、別のネットワーク運用エンティティが指定の共有スペクトルの全体を異なる時間期間にわたって使用する前に、指定の共有スペクトルの全体を少なくともある時間期間にわたって使用するように構成され得る。したがって、指定の全共有スペクトルの使用をネットワーク運用エンティティに許可するために、かつ異なるネットワーク運用エンティティ間の干渉する通信を緩和するために、いくつかのリソース(たとえば、時間)が、区分されてよく、いくつかのタイプの通信のために、異なるネットワーク運用エンティティに割り振られてよい。
【0036】
たとえば、ネットワーク運用エンティティには、共有スペクトルの全体を使用するネットワーク運用エンティティによる排他的な通信のために予約された、いくつかの時間リソースが割り振られてよい。ネットワーク運用エンティティには、他の時間リソースも割り振られてよく、ここで、エンティティは、共有スペクトルを使用して通信するための、他のネットワーク運用エンティティにまさる優先権が与えられる。ネットワーク運用エンティティによる使用のために優先される、これらの時間リソースは、優先されるネットワーク運用エンティティがリソースを利用しない場合、他のネットワーク運用エンティティによって機会主義的に利用されてよい。任意のネットワーク事業者が機会主義的に使用するために、追加の時間リソースが割り振られてよい。
【0037】
共有スペクトルへのアクセスおよび異なるネットワーク運用エンティティ間での時間リソースの調停は、別個のエンティティによって中心的に制御されてよく、既定の調停方式によって自律的に決定されてよく、またはネットワーク事業者のワイヤレスノード間の対話に基づいて動的に決定されてもよい。
【0038】
場合によっては、UE115および基地局105は、認可周波数スペクトルまたは無認可(たとえば、競合ベースの)周波数スペクトルを含んでよい、共有無線周波数スペクトル帯域の中で動作し得る。共有無線周波数スペクトル帯域の無認可周波数部分では、UE115または基地局105は、従来から、周波数スペクトルへのアクセスを求めて競合するために、媒体感知プロシージャを実行し得る。たとえば、UE115または基地局105は、共有チャネルが利用可能であるかどうかを決定するために、通信する前にクリアチャネルアセスメント(CCA:clear channel assessment)などのリッスンビフォアトーク(LBT:listen before talk)プロシージャを実行し得る。CCAは、任意の他のアクティブな送信があるかどうかを決定するためのエネルギー検出プロシージャを含んでよい。たとえば、デバイスは、電力メーターの受信信号強度インジケータ(RSSI)の変化が、チャネルが占有されていることを示すと推測し得る。具体的には、いくつかの帯域幅の中に集中され、かつ所定の雑音フロアを超過する信号電力は、別のワイヤレス送信機を示し得る。CCAはまた、チャネルの使用を示す特定のシーケンスの検出を含んでよい。たとえば、別のデバイスは、データシーケンスを送信する前に特定のプリアンブルを送信してよい。場合によっては、LBTプロシージャは、チャネル上で検出されたエネルギーの量および/または衝突に対するプロキシとしてそれ自体の送信パケットに対する肯定応答/否定応答(ACK/NACK)フィードバックに基づいて、ワイヤレスノードがそれ自体のバックオフウィンドウを調整することを含んでよい。
【0039】
無認可共有スペクトルへのアクセスを求めて競合するための媒体感知プロシージャの使用は、通信の非効率をもたらすことがある。このことは、複数のネットワーク運用エンティティ(たとえば、ネットワーク事業者)が共有リソースにアクセスすることを試みているときに特に明らかであり得る。5Gネットワーク100では、基地局105およびUE115は、同じかまたは異なるネットワーク運用エンティティによって運用されてよい。いくつかの例では、個々の基地局105またはUE115が、2つ以上のネットワーク運用エンティティによって運用されてよい。他の例では、各基地局105およびUE115が、単一のネットワーク運用エンティティによって運用されてよい。共有リソースを求めて競合することを異なるネットワーク運用エンティティの各基地局105およびUE115に要求することは、シグナリングオーバヘッドおよび通信レイテンシの増大をもたらす場合がある。
【0040】
図3は、協調リソース区分に対するタイミング
図300の一例を示す。タイミング
図300は、固定の持続時間(たとえば、20ms)を表し得るスーパーフレーム305を含む。スーパーフレーム305は、所与の通信セッションに対して反復されてよく、
図1を参照しながら説明した5Gネットワーク100などのワイヤレスシステムによって使用され得る。スーパーフレーム305は、獲得区間(A-INT)310および調停区間315などの区間に分割され得る。以下でより詳細に説明するように、A-INT310および調停区間315は、サブ区間に細分されてよく、いくつかのリソースタイプ用に指定されてよく、異なるネットワーク運用エンティティ間の協調通信を容易にするように、異なるネットワーク運用エンティティに割り振られてよい。たとえば、調停区間315は複数のサブ区間320に分割され得る。また、スーパーフレーム305は、持続時間が固定(たとえば、1ms)の複数のサブフレーム325にさらに分割され得る。タイミング
図300は、3つの異なるネットワーク運用エンティティ(たとえば、事業者A、事業者B、事業者C)を示すが、協調通信のためにスーパーフレーム305を使用するネットワーク運用エンティティの数は、タイミング
図300に示す数よりも多くても少なくてもよい。
【0041】
A-INT310は、ネットワーク運用エンティティによる排他的な通信のために予約される、スーパーフレーム305の専用区間であってよい。いくつかの例では、各ネットワーク運用エンティティには、排他的な通信のためにA-INT310内のいくつかのリソースが割り振られてよい。たとえば、リソース330-aは、基地局105aを通じるような事業者Aによる排他的な通信のために予約されてよく、リソース330-bは、基地局105bを通じるような事業者Bによる排他的な通信のために予約されてよく、リソース330-cは、基地局105cを通じるような事業者Cによる排他的な通信のために予約されてよい。リソース330-aは事業者Aによる排他的な通信のために予約されるので、事業者Aがそれらのリソース中に通信しないことを選んでも、事業者Bも事業者Cもリソース330-a中に通信することができない。すなわち、排他的なリソースへのアクセスは、指定のネットワーク事業者に限定される。類似の制約が、事業者Bのためのリソース330-bおよび事業者Cのためのリソース330-cに適用される。事業者Aのワイヤレスノード(たとえば、UE115または基地局105)は、それらの排他的なリソース330-a中に、制御情報またはデータなどの所望される任意の情報を通信してよい。
【0042】
排他的なリソースを介して通信するとき、ネットワーク運用エンティティはリソースが予約されていることを知っているので、ネットワーク運用エンティティは、いかなる媒体感知プロシージャ(たとえば、リッスンビフォアトーク(LBT)またはクリアチャネルアセスメント(CCA))も実行する必要がない。指定のネットワーク運用エンティティのみが排他的なリソースを介して通信し得るので、媒体感知技法のみに依拠するのと比較して、干渉通信の可能性が低減され得る(たとえば、隠れノード問題がない)。いくつかの例では、A-INT310は、同期信号(たとえば、SYNC信号)、システム情報(たとえば、システム情報ブロック(SIB))、ページング情報(たとえば、物理ブロードキャストチャネル(PBCH)メッセージ)、またはランダムアクセス情報(たとえば、ランダムアクセスチャネル(RACH)信号)などの、制御情報を送信するために使用される。いくつかの例では、ネットワーク運用エンティティに関連付けられたワイヤレスノードのすべてが、それらの排他的なリソース中に同時に送信することがある。
【0043】
いくつかの例では、リソースは、いくつかのネットワーク運用エンティティ向けに優先されるものとして分類され得る。あるネットワーク運用エンティティ向けの優先権を割り当てられるリソースは、そのネットワーク運用エンティティ用の保証区間(G-INT)と呼ばれることがある。G-INT中にネットワーク運用エンティティによって使用されるリソースの区間は、優先的サブ区間と呼ばれることがある。たとえば、リソース335-aは、事業者Aによる使用向けに優先されてよく、したがって、事業者A用のG-INT(たとえば、G-INT-OpA)と呼ばれることがある。同様に、リソース335-bは事業者B向けに優先されてよく、リソース335-cは事業者C向けに優先されてよく、リソース335-dは事業者A向けに優先されてよく、リソース335-eは事業者B向けに優先されてよく、リソース335-fは事業者C向けに優先されてよい。
【0044】
図3に示す様々なG-INTリソースは、それらのそれぞれのネットワーク運用エンティティとのそれらの関連付けを示すために千鳥状に配置されるように出現するが、これらのリソースはすべて、同じ周波数帯域幅上にあってもよい。したがって、時間周波数グリッドに沿って見た場合、G-INTリソースは、スーパーフレーム305内の連続する列として出現してよい。データのこの区分は、時分割多重化(TDM)の一例であってよい。また、リソースが、同じサブ区間の中に出現するとき(たとえば、リソース340-aおよびリソース335-b)、これらのリソースは、スーパーフレーム305に対して同じ時間リソースを表す(たとえば、リソースが、同じサブ区間320を占有する)が、リソースは、同じ時間リソースが異なる事業者に対して異なって分類され得ることを示すように、別個に指定される。
【0045】
あるネットワーク運用エンティティ向けの優先権がリソースに割り当てられると(たとえば、G-INT)、そのネットワーク運用エンティティは、いかなる媒体感知プロシージャ(たとえば、LBTまたはCCA)を待つかまたは実行する必要もなく、それらのリソースを使用して通信してよい。たとえば、事業者Aのワイヤレスノードは、事業者Bまたは事業者Cのワイヤレスノードからの干渉を伴わずに、任意のデータまたは制御情報をリソース335-a中に自由に通信する。
【0046】
ネットワーク運用エンティティは、追加として、特定のG-INTを使用する意図があることを別の事業者にシグナリングしてよい。たとえば、リソース335-aを参照すると、事業者Aは、リソース335-aを使用する意図があることを事業者Bおよび事業者Cにシグナリングしてよい。そのようなシグナリングは、アクティビティ表示と呼ばれることがある。その上、事業者Aがリソース335-aにわたって優先権を有するので、事業者Aは、事業者Bと事業者Cの両方よりも優先権が高い事業者と見なされてよい。しかしながら、上記で説明したように、リソース335-aに事業者Aへの優先権が割り当てられるので、事業者Aは、リソース335-a中に干渉のない送信を保証するために他のネットワーク運用エンティティへシグナリングを送る必要がない。
【0047】
同様に、ネットワーク運用エンティティは、特定のG-INTを使用する意図がないことを、別のネットワーク運用エンティティにシグナリングしてよい。このシグナリングも、アクティビティ表示と呼ばれることがある。たとえば、リソース335-bを参照すると、リソースに事業者Bへの優先権が割り当てられているにもかかわらず、事業者Bは、通信のためにリソース335-bを使用する意図がないことを事業者Aおよび事業者Cにシグナリングしてよい。リソース335-bを参照すると、事業者Bは、事業者Aおよび事業者Cよりも優先権が高いネットワーク運用エンティティと見なされてよい。そのような場合、事業者AおよびCは、サブ区間320のリソースを機会主義的に使用することを試みてよい。したがって、事業者Aの観点からは、リソース335-bを含むサブ区間320は、事業者A用の機会主義的区間(O-INT)(たとえば、O-INT-OpA)と見なされてよい。例示のために、リソース340-aは、事業者A用のO-INTを表してよい。また、事業者Cの観点からは、同じサブ区間320が、対応するリソース340-bを有する事業者C用のO-INTを表してよい。リソース340-a、335-b、および340-bはすべて、同じ時間リソース(たとえば、特定のサブ区間320)を表すが、同じリソースがいくつかのネットワーク運用エンティティ用のG-INTおよびさらには他のネットワーク運用エンティティ用のO-INTと見なされてよいことを意味するように、別個に識別される。
【0048】
リソースを機会主義的に利用するために、事業者Aおよび事業者Cは、データを送信する前に、特定のチャネル上での通信についてチェックするために媒体感知プロシージャを実行してよい。たとえば、事業者Bが、リソース335-b(たとえば、G-INT-OpB)を使用しないことを決定する場合、事業者Aは、最初に干渉についてチャネルをチェックし(たとえば、LBT)、次いで、チャネルがクリアであると決定された場合はデータを送信することによって、それらの同じリソース(たとえば、リソース340-aによって表される)を使用してよい。同様に、事業者BがそのG-INTを使用する予定がなかったという表示に応答して、事業者Cが、サブ区間320中に機会主義的にリソースにアクセス(たとえば、リソース340-bによって表されるO-INTを使用)することを希望した場合、事業者Cは、媒体感知プロシージャを実行してよく、利用可能な場合はリソースにアクセスしてよい。場合によっては、2つの事業者(たとえば、事業者Aおよび事業者C)が、同じリソースにアクセスすることを試みることがあり、その場合、事業者は、干渉通信を避けるために競合ベースのプロシージャを採用してよい。事業者はまた、複数の事業者が同時にアクセスを試みている場合にどの事業者がリソースへのアクセスを得てもよいのかを決定するように設計された、副優先権が割り当てられてよい。
【0049】
いくつかの例では、ネットワーク運用エンティティは、それに割り当てられた特定のG-INTを使用する意図がないことがあるが、リソースを使用しないという意図を伝えるアクティビティ表示を送出しないことがある。そのような場合、特定のサブ区間320にわたって、優先権がより低い運用エンティティは、優先権がより高い運用エンティティがリソースを使用しているかどうかを決定するために、チャネルを監視するように構成され得る。優先権がより高い運用エンティティがそのG-INTリソースを使用する予定がないことを、優先権がより低い運用エンティティがLBTまたは類似の方法を通じて決定する場合、優先権がより低い運用エンティティは、上記で説明したように機会主義的にリソースにアクセスすることを試みてよい。
【0050】
いくつかの例では、G-INTまたはO-INTへのアクセスは、予約信号(たとえば、送信要求(RTS)/送信可(CTS))によって先行されてよく、競合ウィンドウ(CW:contention window)は、1と運用エンティティの総数との間でランダムに選ばれてよい。
【0051】
いくつかの例では、運用エンティティは、多地点協調(CoMP)通信を採用してよく、またはそれと互換性があってよい。たとえば、運用エンティティは、必要に応じて、G-INTの中でCoMPおよび動的な時分割複信(TDD)を、またO-INTの中で機会主義的なCoMPを採用してよい。
【0052】
図3に示す例では、各サブ区間320は、事業者A、B、またはCのうちの1つのためのG-INTを含む。しかしながら、場合によっては、1つまたは複数のサブ区間320は、排他的な使用のためにも予約されておらず優先的な使用のためにも予約されていないリソース(たとえば、非割当てリソース)を含んでよい。そのような非割当てリソースは、任意のネットワーク運用エンティティ用のO-INTと見なされてよく、上記で説明したように機会主義的にアクセスされてよい。
【0053】
いくつかの例では、各サブフレーム325は、14個のシンボル(たとえば、60kHzトーン間隔に対して250μs)を含んでよい。これらのサブフレーム325は、スタンドアロンの自蔵式区間C(ITC:Interval-C)であってよく、またはサブフレーム325は、長いITCの一部であってよい。ITCは、ダウンリンク送信から始まりアップリンク送信で終わる、自蔵式送信であってよい。いくつかの実施形態では、ITCは、媒体占有時に連続して動作する1つまたは複数のサブフレーム325を含んでよい。場合によっては、250μsの送信機会を想定すると、(たとえば、持続時間が2msの)A-INT310の中に、最大で8つのネットワーク事業者があり得る。
【0054】
3つの事業者が
図3に示されるが、もっと少数またはもっと多数のネットワーク運用エンティティが、上記で説明したように協調して動作するように構成され得ることを理解されたい。場合によっては、各事業者用のスーパーフレーム305内でのG-INT、O-INT、またはA-INTのロケーションは、システムの中でアクティブなネットワーク運用エンティティの数に基づいて自律的に決定される。たとえば、1つのネットワーク運用エンティティしかない場合、各サブ区間320は、その単一のネットワーク運用エンティティ用のG-INTによって占有されてよく、またはサブ区間320は、他のネットワーク運用エンティティが入ることを可能にするために、そのネットワーク運用エンティティ用のG-INTと、O-INTとの間で、交互に並んでよい。2つのネットワーク運用エンティティがある場合、サブ区間320は、第1のネットワーク運用エンティティ用のG-INTと第2のネットワーク運用エンティティ用のG-INTとの間で、交互に並んでよい。3つのネットワーク運用エンティティがある場合、各ネットワーク運用エンティティ用のG-INTおよびO-INTは、
図3に示すように設計されてよい。4つのネットワーク運用エンティティがある場合、最初の4つのサブ区間320は、4つのネットワーク運用エンティティ用の連続するG-INTを含んでよく、残りの2つのサブ区間320はO-INTを含んでよい。同様に、5つのネットワーク運用エンティティがある場合、最初の5つのサブ区間320は、5つのネットワーク運用エンティティ用の連続するG-INTを含んでよく、残りのサブ区間320はO-INTを含んでよい。6つのネットワーク運用エンティティがある場合、すべての6つのサブ区間320が、各ネットワーク運用エンティティ用の連続するG-INTを含んでよい。これらの例が例示のためのものにすぎないこと、および自律的に決定される他の区間割振りが使用され得ることを理解されたい。
【0055】
図3を参照しながら説明した協調フレームワークが例示のためのものにすぎないことを理解されたい。たとえば、スーパーフレーム305の持続時間は、20msよりも長くても短くてもよい。また、サブ区間320およびサブフレーム325の数、持続時間、およびロケーションは、図示される構成とは異なってよい。また、リソース指定のタイプ(たとえば、排他的、優先的、非割当て)は、もっと多数またはもっと少数の下位指定とは異なってよく、またはそれらを含んでもよい。
【0056】
ニューラジオ(NR)は、単一バーストセットまたは送信機会内で、複数の同期信号ブロック(SSB)送信(最大L個)をサポートする。たとえば、最大3GHzのキャリア周波数範囲では、SSB送信の最大数は4(L=4)であってよい。さらに、3GHz~6GHzのキャリア周波数範囲では、SSB送信の最大数は8(L=8)であってよい。その上、6GHz~52.6GHzのキャリア周波数範囲では、SSB送信の最大数は64(L=64)であってよい。所与の基地局は実際には、バーストセットまたは送信機会で利用可能な最大数のSSB送信を送信しない場合がある。基地局は、6GHz未満と6GHz超キャリア周波数ケースの両方に対して、残存最小システム情報(RMSI)メッセージなどのダウンリンク制御シグナリング中で、実際に送信されるSSBの数の指示を通信することができる。
【0057】
6GHz未満ケースに対して、フルビットマップ(たとえば、8ビット)が、実際のSSB送信を示すのに使われてよい。6GHz超ケースは、そうではなく、グループ信号でのビットマップ(8ビット)に加え、グループビットマップ(8ビット)を識別する圧縮方法を使い得る。グループビットマップは、ある特定の数の連続するSSBを識別するものとして定義されるものであるが、グループ信号でのビットマップは、グループ内でどのSSBが実際に送信されるかを示すことができ、各グループは同じSSB送信パターンを有してよく、グループビットマップは、どのグループが実際に送信されるかを示すことができる。代替として、フルビットマップをもつUE固有無線リソース制御(RRC)信号が、6GHz未満と6GHz超ケースの両方に対して、実際に送信されるSSBを示すために使われてよい。
【0058】
基地局は、実際に送信されるSSB用に、指示されたリソースを予約する。存在するどのデータチャネルも、実際に送信されるSSB周辺でレートマッチングされ得る。レートマッチング動作を用いて、UE固有PDSCHおよびUE固有制御リソースセット(CORESET)に対して、UEがRRCシグナリングを通してどのビットマップも受信しない場合、UEは、RMSI中のシグナリングに従ってSSB送信を想定してよい。ただし、UEがRRCシグナリングを通してビットマップを受信した場合、UEは、RRCベースのシグナリング中のビットマップに従ってSSB送信を想定する。RMSIおよび対応するPDCCH CORESETを搬送するPDSCHに対して、UEは、割り振られたリソース中でどのSSBも送信されないと想定し得る。
【0059】
共有または無認可スペクトル展開では、基地局は最初に、SSBの前にリッスンビフォアトーク(LBT)動作を実行し得る。LBT出力結果に依存して、基地局は、発見基準信号(DRS)測定タイミング構成(DMTC)ウィンドウのスロット0から直ちに、SSBの送信を開始することができる場合も、できない場合もある。DMTCは、無認可動作におけるDRSを受信することをUEが期待する、定期的に発生する時間ウィンドウである。基地局が、スロット0においてSSB送信を開始することができない可能性があるようなケースでは、基地局は、いつSSBを送信することができるかを確実に決定することはできないので、レートマッチングのために、実際に送信されるSSBを示すためのSSBビットマップを基地局がどのようにシグナリングし得るかは、現時点では不明確である。本開示の様々な態様は、無認可スペクトル中でのLBT手順の影響を考慮して、SSBを他のチャネルとどのようにして多重化するかを反映する。
【0060】
図4は、本開示の一態様を実施するために実行される例示的なブロックを示すブロック図である。例示的なブロックはまた、
図14に示すようなUE115に関して説明される。
図14は、本開示の一態様に従って構成されたUE115を示すブロック図である。UE115は、
図2のUE115に対して図示したような構造、ハードウェア、および構成要素を含む。たとえば、UE115は、メモリ282の中に記憶された論理またはコンピュータ命令を実行するように動作し、かつUE115の特徴および機能を提供するUE115の構成要素を制御する、コントローラ/プロセッサ280を含む。UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、ワイヤレス無線1400a~rおよびアンテナ252a~rを介して信号を送信および受信する。ワイヤレス無線1400a~rは、変調器/復調器254a~r、MIMO検出器256、受信プロセッサ258、送信プロセッサ264、およびTX MIMOプロセッサ266を含む、UE115に対して
図2に示すような様々な構成要素およびハードウェアを含む。
【0061】
ブロック400において、UEが、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信し、ここで、SSB構成に基づいて、UEは、RMSIを監視するために、ランダムアクセスリソースならびに時間および周波数ロケーションを識別する。たとえば、UE115は、サービング基地局から、アンテナ252a~rおよびワイヤレス無線1400a~rを介してSSB構成を受信し、構成情報を、メモリ282中でSSB構成1401に記憶してよい。SSB構成は、例示的実装形態に依存して、異なる様々な要素を含み得る。たとえば、SSB構成は、スケジュールされたSSBのうちのどれが実際に送信されるかを識別するSSBビットマップを含み得る。SSBビットマップは、RMSIとともに送信され得るか、またはRRCシグナリング中に含まれ得る。追加の例示的実装形態は、バーストセットまたは送信機会内での各潜在的SSBロケーションについてのダウンリンクリソースの識別として、SSB構成を含み得る。
【0062】
ブロック401において、UEはSSB送信インジケータを受信する。UE115は、アンテナ252a~rおよびワイヤレス無線1400a~rを介してSSB送信インジケータを受信し、情報を、メモリ282中でSSB送信インジケータ1402に記憶してよい。SSB送信インジケータは、SSB送信を直接示し得るか、またはUEによって、SSB送信を決定するのに使われるべき情報を提供し得るかのいずれかである。たとえば、SSB送信インジケータは、基地局がLBT手順の完了に成功したとき、DTMC内で送信の開始を識別することができる。追加の例示的実装形態では、SSB送信インジケータは、DTMCウィンドウの開始を提供し得る。またさらなる例示的実装形態では、SSB送信インジケータは、LBT手順を考慮して、実際の送信のスケジュールに対応するために、SSBの巡回拡張(cyclical extension)があることを示すことができる。追加の例示的実装形態は、SSBの実際の送信に関与するダウンリンクリソースのサブセットの識別を提供し得る。SSB送信インジケータは、プリアンブル、共通制御チャネル(たとえば、CPDCCH)、ダウンリンク許可を介して通信され得る。
【0063】
ブロック402において、UEは、複数の通信スロットのうちの1つまたは複数のスロット中で、レートマッチングのための1つまたは複数のSSBを決定するために、SSB送信インジケータを使用して、SSB構成をマッピングする。コントローラ/プロセッサ280の制御下で、UE115は、SSB送信インジケータ1402を使用して、SSB構成1401をマッピングするために、メモリ282中に記憶されたSSBマッピング論理1403を実行する。SSBマッピング論理1403の実行環境により、UE115は、メモリ282中のSSB送信インジケータ1402およびSSB構成1401を使用して、、実際に送信されるSSBを決定することができる。たとえば、SSB送信インデックスのスケジュールが、LBTの成功で浮動する場合、DTMC内での送信の開始を示す識別子を使用して、、UEは、送信の開始を、SSBビットマップ上にマッピングして、どのスロットが実際のSSB送信を含むかを決定することができる。同様に、スケジュールされたSSB送信インデックスが、LBT成功で浮動しない場合、UEは依然として、送信の開始を使用して、、実際のSSB送信をビットマップにマッピングすることができる。ただし、浮動スケジュールなしで、UEによって使われるビットマップは巡回拡張される。追加の実装形態では、すべての潜在的SSBロケーションのためのリソースの識別とともに、UEは、SSB送信用に使われるリソースの指示を使用して、、実際のSSB送信を決定することができる。
【0064】
ブロック403において、UEは、1つまたは複数のスロット中の1つまたは複数のSSBの各々の周辺でデータ送信をレートマッチングする。バーストセットまたは送信機会中、データは、実際のSSB送信と同じスロット上に多重化され得る。ただし、データは、実際のSSB送信の周辺でレートマッチングされる。たとえば、UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282に記憶されたレートマッチング論理1404を実行する。レートマッチング論理1404の実行環境により、UE115は、データの送信を、同じスロット内でのSSB送信と区別することができる。
【0065】
図5は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。第1の任意選択の態様では、スケジュールされたSSB送信は、LBT結果で浮動し得る。基地局105aは、RMSIまたはUE固有RRCシグナリングのいずれかを介して、SSBビットマップを示す。SSBビットマップは、実際に送信されるSSBに必ずしも対応するとは限らないことに留意されたい。そうではなく、UEは、実際に送信されるSSBを、指示されたSSBビットマップ(RMSIまたはUE固有RRCシグナリングのいずれかを介して)に、SSB送信インジケータと一緒に取り込むことによって取得する。2つのSSBが、DMTCウィンドウ502など、DMTCの各スロット中で送信される場合がある。基地局105aは、成功したLBTを検出すると、DMTCウィンドウ502中での送信のスタートを示すために、500/501において、プリアンブルまたは共通制御信号(たとえば、CPDCCH)などのSSB送信インジケータを送信する。
【0066】
基地局105aは、11111100というSSBビットマップを送信する。このSSBビットマップは、基地局105aが最初の6つのSSBを送信することを示す。送信ストリーム50において、基地局105aは、スロット0に先立ってLBTをパスする(pass)。したがって、500において、基地局105aは、DMTCウィンドウ中での送信の開始を示すプリアンブルまたはCPDCCHを送信する。基地局105aは次いで、SSBビットマップに従ってSSB(たとえば、スロット0中のSSB0~SSB1、スロット1中のSSB2~SSB3、およびスロット2中のSSB4~SSB5)を送信する。UE115aは、シグナリングされたSSBビットマップをプリアンブルまたはCPDCCHと一緒にマッピングして、レートマッチングのために、実際に送信されるSSBを決定する。
【0067】
送信ストリーム51において、基地局105aは、スロット1に先立ってLBTをパスする。図示される例では、SSB指示は、LBT結果で浮動する。したがって、SSB送信は、スロット1の開始にシフトされたSSBビットマップに従う。たとえば、SSB0およびSSB1は依然として、スロット1中で送信され、SSB4およびSSB5はスロット3上で送信し、スロット3中で、SSB周辺でのレートマッチングを起こす。
【0068】
図示される態様では、500/501のSSB送信指示は概して、すべてのビームフォーミング方向ですべての近隣UEに達するように、深く浸透することに留意されたい。代替として、ダウンリンク許可は、レートマッチング用の、シグナリングされたSSBビットマップをUE115aがマッピングするための、DMTC502中での送信のスタートタイミングを示すことができる。
【0069】
図6は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。次の任意選択の態様では、スケジュールされたSSB送信は、LBT結果に基づいてラップアラウンドまたは巡回拡張し得る。基地局105aは、RMSIまたはUE固有RRCシグナリングのいずれかの中で、SSBビットマップを示すことができる。図示される例では、基地局105aは、11111100というSSBビットマップを送信する。基地局105aは、成功したLBTを検出すると、DMTCウィンドウ中での送信のスタートを示すために、600/601においてSSB送信指示(たとえば、プリアンブルまたは共通制御信号)も送信することができる。成功したLBTが検出されると、SSBビットマップは、L個のビームからなるフル周期をカバーするように、SSB送信指示600/601に依存して巡回拡張され得る。UE115aは、600/601において、SSBビットマップをSSB送信指示と一緒に、レートマッチング用の実際に送信されるSSBに拡張し得る。
【0070】
送信ストリーム60において、基地局105aは、スロット0に先立って、成功したLBTを検出する。SSB送信インジケータ600は、DTMCウィンドウ内での送信の開始を識別する。基地局105aは、スロット0におけるSSB開始を送信するために、SSBビットマップに従えばよい。送信ストリーム61において、基地局105aは、スロット1に先立って、成功したLBTを検出する。ただし、UE115aは、SSBビットマップをスロット1にシフトしないが、代わりに、SSBビットマップを巡回拡張する(たとえば、ビットマップ11111100は、11110011になるように巡回拡張される)。SSBの送信は、巡回拡張SSBビットマップに従って起こり、ここで、SSB2およびSSB3がスロット1中で送信され、SSB4およびSSB5がスロット2中で送信され、スロット3中ではSSB送信はなく、SSB0およびSSB1がスロット4中で送信される。UE115aはしたがって、スロット1、2、および4中で、SSB0~SSB5周辺でデータ送信をレートマッチングする。
【0071】
第1の任意選択の態様と同様、SSB送信指示(たとえば、プリアンブル/CPDCCH)は、すべてのビームフォーミング方向で、すべての近隣UEに達するように深く浸透し得ることに留意されたい。
【0072】
代替として、基地局105aから通信されたダウンリンク許可は、DTMCウィンドウ内での送信のスタートタイミングを示すことができるか、またはSSB巡回拡張がレートマッチングのための各SSBまたはSSBグループ向けにアクティブ化もしくは非アクティブ化されることを示す場合がある。たとえば、許可は、SSB1が巡回拡張されない(SSB1は、NR SSB1ロケーションにおいて現れるだけである)か、またはSSB0が一度巡回拡張される(SSB0は、NR SSB0ロケーションには表れないが、一度の拡張で、拡張された場所には現れる)ことを示すことができ、そうすることによって、UE115aは実際のSSBロケーションを取得する。
【0073】
図7は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。次の任意選択の態様では、UE115aは、DMTCウィンドウ702全体において、SSBロケーションにまたがるダウンリンクリソースのセットの識別を含むSSB構成を受信し得る。DMTCウィンドウ702内の潜在的SSBロケーションの数は、DMTCウィンドウ702の長さに依存して、最大数、すなわちLを超える場合がある。たとえば、240KHz SSBサブキャリア間隔(SCS)で、基地局105aは、2.5ms以内に最大64個のSSBを収容することができる。DMTCウィンドウ702の長さが最大10msであり得る場合、基地局105aが最大L個のそのようなSSBを送信するだけであるとしても、64*4個の潜在的SSBロケーションがDMTCウィンドウ702内に見られ得る。
【0074】
RMSI内で、またはRRCシグナリング(図示せず)を通して、UE115aはSSB構成を受信し、これは、DMTCウィンドウ702を介した各可能SSB送信のこのロケーション(リソースのセット)を識別する。基地局105aが、スロット0に先立って、成功したLBTを検出する送信ストリーム70中で、SSB送信指示信号700、703~706(たとえば、プリアンブル、PDCCHなど)は、スロット0中のデータ送信(たとえば、PDSCH)が、構成されたリソースセット周辺でレートマッチングするべきかどうかを示す。したがって、SSB送信指示信号700、703~706は、実際に送信されるSSBが、SSB構成中で識別される潜在的SSBロケーションリソース内にあるかどうかを、UE115aに対して識別する。UE115aは、したがって、SSB用の潜在的リソースがスロット中でレートマッチングされるべきであるかどうかを識別するSSB送信指示信号700、703~706を使用して、、SSB構成情報を、実際に送信されるSSBロケーションにマッピングすることが可能である。この場合、SSB指示は、ダウンリンク許可(たとえば、PDCCH)中で送信され得る。
【0075】
送信ストリーム71において、基地局105aは、スロット1に先立って、成功したLBTを検出する。図示されるように、基地局105aは、チャネルがスロット0においてまだセキュアでなかったので、最初の2つのスケジュールされたSSB送信をスロット4中で送信することを選んでよい。SSB送信指示信号701、707~709は、SSB構成中で識別される可能SSBロケーションリソースのうちのどれが、レートマッチングされる必要があり、どれが必要ないかを、UE115aに対して識別する。最初の2つのスケジュールされたSSBの送信における、スロット4へのシフトを用いて、SSB送信指示信号709は、識別されたSSB送信ロケーションの周辺でレートマッチングするように、UE115aに対して指示する。
【0076】
リソースセットレートマッチングのためのSSB送信指示信号700(たとえば、PDCCH)中のビットの数が割当て以内のSSBの潜在的数よりも小さいとき、複数のSSBが一緒にグループ化されてよい。たとえば、SSB送信指示信号700がリソースセットレートマッチング用の2ビット指示を有し、データ割当てが4つのSSBを含む場合、4つのSSBのうちの2つが、単一ビット指示のために一緒にグループ化されてよい。
【0077】
上述したように、無認可/共有スペクトル中で、基地局は、DMTCウィンドウのスケジュールされたスタートの前に、媒体を点検し、またはセキュアにすることができない場合があり、したがって、LBT出力結果のタイミングのせいで、いくつかのスケジュールされたSSBを送信することができない場合がある。これは特に、基地局が、実際に送信されるSSBとして、SSBのサブセットを示すときに当てはまる。基地局は、SSB送信確率を増すために、すべての潜在的な、すなわちL個の、SSBを、実際に送信されるSSBとして示すことを選んでよい。ただし、これは、基地局が、対応するPRACHリソースをすべてのL個のSSB用に割り振る必要があることを含意し、その結果、システムオーバヘッドが実質的に増大することになる。
【0078】
基地局は、SSBビットマップ、たとえば、11110000を介して、実際に送信されるSSBを示すことができる。この例では、30KHz SCSが、DTMCウィンドウ内で基地局によって送信され得る最大8個のSSBをもつSSBヌメロロジー用に使われる。概して、基地局は、高優先度クラスコンテンションウィンドウ(CW)を用いて拡張CCA(ECCA)を実行するものであり、LBT成功を検出した2ms後まで、送信を開始することが許されるものである。LBT成功が起こるのが遅すぎて、スロット0中で送信することができない場合、基地局は、スロット1における送信用の媒体を取得するが、SSBビットマップに従って、SSB0およびSSB1用の送信ロケーションを逃す。その結果、基地局は、すべての4つのスケジュールされたSSBを送信するのではなく、SSB2およびSSB3を送信するだけである。本開示の様々な追加の態様は、NR-Uにおける機会主義的SSB送信を対象とする。
【0079】
図8は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。基地局105は、SSBビットマップを介して、実際に送信されるべき所与の数、すなわちX個、のSSBを構成し、シグナリングする。上記のように、SSBビットマップは、RMSI、RRCシグナリングなどにおいて通信され得る。基地局105は、これらの指示されたSSBを、DMTCウィンドウ802内で、対応するRMSIおよびPRACHリソースで構成する。さらに、基地局105aは、SSBビットマップ中で示されたX個のSSBを超える、より多くのSSBを送信することを選んでよい。これらの追加のSSBは、機会主義的と見なされ、あらゆるDMTCウィンドウ中で確約されるとは限らない場合がある。
【0080】
送信ストリーム80中で、基地局105aは、スロット1に先立ってLBT成功を検出し、そうすることによって、スロット0中での送信機会を逃す。実際のDMTC送信801は、したがって、スロット1において開始する。基地局105aは、11110000というSSBビットマップを送信し、SSB0~SSB3をRMSIおよびPRACHリソースで構成することができる。ただし、SSB2およびSSB3のみが、スロット1中で基地局105aによって送信される。図示される態様によると、基地局105aは、SSBビットマップ中でスケジュールされていない、識別されない追加の機会主義的SSBを送信することができる。PBCH中にあるような制御信号は、これらの追加の、スケジュールされていないSSBが「機会主義的」であり、したがって、RMSIも、それらに関連付けられた関連PRACHリソースもないことを、UE115aに対して示すことができる。したがって、UE115aは、SSB4~SSB7をスロット2~3中で検出することができる。動作中、SSB4~SSB7中にUE115a用のRMSIまたはPRACHリソースはない。ただし、これらの機会主義的SSBの検出により、UE115aは、実際のスケジュールされたSSBが、同じ周波数において送信されると決定することができる。次いで、SSBを見つけたUE115aは、探索を続けるために同じチャネル中に留まることになる。機会主義的SSB4~SSB7は、セルIDおよびタイミング情報も提供し、これらは、UE115aが、スケジュールされたSSBを、それらに関連付けられたRMSIおよびPRACHで探索するのを容易にする。その後に続く探索のために、UE115aは次いで、取得されたセルIDおよびシステムタイミング情報を、より良好なSSB検出のために使えばよい。したがって、機会主義的SSBの、基地局105の送信は、より良好でより素早い初期獲得をもたらす。
【0081】
そのような機会主義的SSBシグナリングのために、PBCH中の予約済みビットを使う必要はないことに留意されたい。ラスターオフセットまたはRMSI CORESET構成における予約済みコードポイントが、この目的にかない得る。
【0082】
UEがSSBを獲得した後、UEは、システム情報を取得するためにRMSIを読み取ることになる。NRでは、RMSIスケジューリングインスタンスは、UE探索の複雑さを最小限にするために、SSBインデックス/ロケーションに結び付けられ得る。3つのパターンが概して、RMSI構成のためにサポートされ、すなわち、1)時分割多重化(TDM)方式で送信されるSSB、CORESET、およびPDSCH、2)SSBおよびPDSCHの周波数分割多重化(FDM)でTDMにおいて送信されるCORESET、ならびに(3)SSB、CORESET、およびPDSCHのFDMであって、CORESETおよびPDSCH TDMは同じ周波数帯域幅中にある。検出されたSSBインデックスおよびRMSI構成に基づいて、UEは、RMSI監視ロケーションを取得する。
【0083】
LTEでは、SIB1は、UE探索の複雑さを最小限にするようにサブフレーム5/25/45/65上で送信され、MulteFire動作では、SIB1は、DMTCウィンドウ中のどのサブフレーム上でも基地局によってスケジュールされてよいことに留意されたい。MulteFireでは、UEはしたがって、DMTCウィンドウ内のあらゆるサブフレームについてのSIB1を監視し続けることになる。
【0084】
共有または無認可スペクトルでは、言及したように、基地局は、SSB送信のためのLBTを実行し得る。LBT出力結果に依存して、基地局は、DMTCウィンドウ上のスロット0からスケジュールされたようにSSBの送信を開始することが可能な場合もそうでない場合もある。通常、UEが、1つのDMTCウィンドウ中で特定のSSBを検出することになり、後続バーストセットまたは送信機会中で対応するRMSIタイミング構成を探す。ただし、LBT結果が予測不能なせいで、特定のSSBが、あるDMTCウィンドウから別のDMTCウィンドウへ、同じ時間ロケーションにおいて送信されない場合がある。したがって、UEがNR-UにおいてRMSIを監視するために時間インスタンスをどのように識別するかに関して、問題が生じ得る。本開示の様々な態様は、LBT結果の影響を考慮した、RMSIの監視を対象とする。
【0085】
図9は、本開示の一態様を実施するように実行される例示的なブロックを示すブロック図である。例示的なブロックはまた、
図14に示すようなUE115に関して説明される。ブロック900において、UEが、複数の通信スロットを有する発見信号検出ウィンドウ用のSSB構成を受信する。たとえば、UE115は、サービング基地局から、アンテナ252a~rおよびワイヤレス無線1400a~rを介してSSB構成を受信し、次いで、情報を、メモリ282中でSSB構成1401に記憶する。SSB構成は、DMTCウィンドウ内の実際に送信されるSSBのためのスケジュールを、UE115に提供する。UE115は、上述したように、関連付けられた制御シグナリングのために、およびレートマッチングのために、どこを探索するべきかを知ることになる。
【0086】
ブロック901において、UEは、発見信号検出ウィンドウ内での送信の開始に基づいてCORESETを監視する。LBT結果が予測不能なせいで、サービング基地局は、DMTCウィンドウのスロット0において送信を開始することが常に可能であるとは限らない場合がある。UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282に記憶されたSSBマッピング論理1403を実行する。SSBマッピング論理1403の実行環境は、サービング基地局によってSSB送信がどのように実行されるかを決定する様々な任意選択の態様を実施する。様々な任意選択の態様によると、UE115は、異なる測度に従ってCORESETを監視することになる。たとえば、第1の選択肢では、SSB送信は、LBT結果で浮動する。したがって、基地局は、SSB0をもつDMTCウィンドウの第1の利用可能スロット上で送信をスタートさせることになる。次の任意選択の態様では、UE115は、最初に、DMTCウィンドウの開始送信を検出する必要はなく、代わりに、UE115は、DMTCウィンドウ内のすべての可能SSB送信に対応するあらゆる潜在的CORESETを探索することになる。次の任意選択の態様では、UE115はやはり、最初に、DMTCウィンドウの開始送信を検出する必要はなく、代わりに、SSBビットマップの巡回拡張に基づいて、いくつかの潜在的SSBロケーションを探索する。巡回拡張とともに、UE115は、ビットマップがLBT結果によって拡張されると、ビットマップに従うことになる。
【0087】
ブロック902において、UEは、システム情報についてのCORESETを復号する。検出されると、UEは、システム情報についてのCORESETを復号する。UE115は、コントローラ/プロセッサ280の制御下で、メモリ282中に記憶されたコーデック1405を実行して、RMSI CORESETを復号する。コーデック1405の実行環境により、RMSI CORESET信号を復号して、サービング基地局から通信されたシステム情報を決定することができる。
【0088】
図10は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。この任意選択の態様では、基地局105aは、LBTアクセス(浮動SSB送信)の後、SSB0で、DMTCウィンドウ1004中での送信を開始する。ここでの、RMSI CORESETからSSBインデックスへのマッピングは、NR構成に従い得るが、LBT出力結果で浮動する。UE115aは、RMSIスケジューリングタイミングロケーションを識別するための、DMTCウィンドウ1004中での送信のスタートの識別を取得するために、SSB送信インジケータ1002(たとえば、プリアンブル、CPDCCH)を検出することになる。
【0089】
SSB送信インジケータ1002(たとえば、プリアンブル、CPDCCH)は、各ビームフォーミング方向ですべての近隣UEに達するように深く浸透することが有益であることに留意されたい。
【0090】
送信ストリーム1000において、基地局105aが、DMTCウィンドウ1004のスロット0に先立って、成功したLBTを検出したとき、動作は概して、正常である。各SSB送信は、SSBビットマップまたは他のSSB構成信号中で識別された、期待されるロケーションにある見込みがあり得る。UE115aは、RMSI CORESETとともに、1006において、SSB1を検出することになる。
【0091】
送信ストリーム1001において、基地局105aは、DMTCウィンドウ1004のスロット1に先立って、成功したLBTを検出する。LBTが成功した浮動SSB送信により、UE115aは、SSB送信指示1003(たとえば、プリアンブル、CPDCCH)を受信することによって、DMTCウィンドウ1004中での送信の開始を決定する。DMTCウィンドウ1004内での送信の開始、およびSSB送信が、図示される態様において浮動することを知った上で、UE115aは、1005において、SSB1におけるRMSI CORESETを検出するのにSSB構成(たとえば、SSBビットマップ)を使う。UE115aは、CORESETを復号して、基地局105aについてのシステム情報を決定することができる。
【0092】
図11は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。この任意選択の態様では、UE115aは、DMTCウィンドウ1101内での送信のスタートの検出に依拠しない。送信ストリーム1100において、基地局105aは、DMTCウィンドウ1101のスロット1に先立って、成功したLBT手順を検出する。DMTCウィンドウ1101中での送信の開始に依拠することなく、UE115aは、DMTCウィンドウ1101内のすべての可能SSBに対応する、あらゆる潜在的CORESET1102を探索する。各SSB用のRMSI CORESET1102は、NR構成に従う。SSB送信はLBT出力結果で浮動し、UE115aはDMTCウィンドウ1101内での送信のスタートに依拠しないので、UE115aは、あるDMTCから別のDMTCへの各SSB用の実際の時間ロケーションに気付かない。したがって、UE115aは、DMTCウィンドウ1101および後続DMTCウィンドウ内のすべてのSSBに関連付けられた、すべての可能CORESET1102を探索する。そのような任意選択の態様では、探索の複雑さは、NRと比較して、大幅に増大され、それは、UE115aが、DMTCウィンドウ1101内のすべてのSSBに対応する、あらゆる潜在的CORESET1102を探索するからであるが、UE115aは、後続DMTCウィンドウ中の後続CORESETを突き止めるために、DMTCウィンドウ1101のCORESET1102についてのタイミング情報に依拠する必要はない。
【0093】
図12は、本開示の一態様に従って構成された基地局105aおよびUE115aを示すブロック図である。この任意選択の態様では、SSB送信は、LBT出力結果に従って巡回拡張され得る。基地局105aは、LBT出力結果にかかわらず、固定順序のスケジュールされたSSB送信を識別するSSB構成を送信する。SSB構成は、SSBビットマップ、SSB送信用に予約されたリソースなどを含み得る。送信ストリーム1200において、基地局105aは、DMTCウィンドウ1201のスロット1に先立って、成功したLBTを検出する。このシナリオでは、スロット0のために利用可能な送信はなく、基地局105aが、DMTCウィンドウ1201の開始時に媒体にアクセスすることが可能でないとき、固定順序のSSB送信は、DMTCウィンドウ1201内の後続の拡張スロットへ巡回拡張され得る。各SSB用のRMSI CORESETは、NR構成に従い、潜在的巡回拡張CORESET SSBロケーション1203において反復される。UE115aは、したがって、スケジュールされたロケーション1203中を、またはCORESET SSBが送信用に期待される巡回拡張を通して探索することになる。UE115aは、DMTCウィンドウ1201中での送信検出のスタートに依拠しない。
【0094】
図示される態様では、複雑さは、5msにおけるSSB巡回拡張の数に依存して、NRに比較して数倍だけ増大されることに留意されたい。たとえば、240Khz SCS SSBでは、ただ1つの巡回拡張が使われ得る。したがって、RMSI CORESET探索の複雑さは、そのような例では2倍になるだけである。
【0095】
情報および信号が様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表されてよいことを、当業者は理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてよい。
【0096】
図4および
図9における機能ブロックおよびモジュールは、プロセッサ、電子デバイス、ハードウェアデバイス、電子構成要素、論理回路、メモリ、ソフトウェアコード、ファームウェアコードなど、またはそれらの任意の組合せを備えてよい。
【0097】
本明細書での開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、またはその両方の組合せとして実装され得ることを、当業者はさらに諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアとのこの互換性を明瞭に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能に関して上記で概略的に説明されている。そのような機能が、ハードウェアとして実装されるのか、それともソフトウェアとして実装されるのかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実施し得るが、そのような実施決定は、本開示の範囲からの逸脱を引き起こすものと解釈されるべきではない。当業者はまた、本明細書で説明される構成要素、方法、または相互作用の順序または組合せが例にすぎないこと、および本開示の様々な態様の構成要素、方法、または相互作用が、本明細書において図示および説明したもの以外の方法で組み合わせられてよくまたは実行されてよいことを、容易に認識されよう。
【0098】
本明細書での開示に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて、実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実装され得る。
【0099】
本明細書での開示に関して説明した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアで直接、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールで、またはその2つの組合せで具現され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体の中に存在し得る。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取ることができ、かつ記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体は、プロセッサと一体化されてよい。プロセッサおよび記憶媒体は、ASICの中に存在してよい。ASICは、ユーザ端末の中に存在してよい。代替として、プロセッサおよび記憶媒体は、個別の構成要素としてユーザ端末の中に存在してよい。
【0100】
1つまたは複数の例示的な設計では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアで実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得るか、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、コンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体の両方を含む。コンピュータ可読記憶媒体は、汎用コンピュータまたは専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得るとともに、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の媒体を備えることができる。また、接続が、コンピュータ可読媒体と適切に呼ばれることがある。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはデジタル加入者回線(DSL)を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、またはDSLは、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびblu-rayディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0101】
特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する「および/または」という用語は、2つ以上の項目の列挙において使用されるとき、列挙される項目のうちのいずれか1つが単独で採用され得ること、または列挙される項目のうちの2つ以上の任意の組合せが採用され得ることを意味する。たとえば、組成物が構成要素A、B、および/またはCを含むものとして説明される場合、組成物は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBとの組合せ、AとCとの組合せ、BとCとの組合せ、またはAとBとCとの組合せを含むことができる。また、特許請求の範囲内を含む本明細書で使用する「のうちの少なくとも1つ」で終わる項目の列挙において使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」という列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、あるいはそれらの任意の組合せにおけるこれらのいずれかを意味するような、選言的な列挙を示す。
【0102】
本開示のこれまでの説明は、任意の当業者が本開示を作成または使用できるようにするために提供される。本開示の様々な修正が当業者に容易に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されるものでなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲が与えられるべきである。
【符号の説明】
【0103】
50 送信ストリーム
51 送信ストリーム
60 送信ストリーム
61 送信ストリーム
70 送信ストリーム
71 送信ストリーム
80 送信ストリーム
100 5Gネットワーク
105 基地局
105a 基地局
115 ユーザ機器(UE)、UE
115a UE
212 データソース
220 送信プロセッサ
230 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
232 変調器(MOD)/復調器(DEMOD)
234 アンテナ
236 MIMO検出器
238 受信プロセッサ
239 データシンク
240 コントローラ/プロセッサ
242 メモリ
244 スケジューラ
252 アンテナ
252a~r アンテナ
254 変調器(MOD)/復調器(DEMOD)
256 MIMO検出器
258 受信プロセッサ
260 データシンク
262 データソース
264 送信プロセッサ
266 送信(TX)多入力多出力(MIMO)プロセッサ
280 コントローラ/プロセッサ
282 メモリ
300 タイミング図
305 スーパーフレーム
310 獲得区間
315 調停区間
320 サブ区間
325 サブフレーム
330、335、340 リソース
502 DMTCウィンドウ、DMTC
600 SSB送信インジケータ
700 SSB送信指示信号
702 DMTCウィンドウ
703 SSB送信指示信号
704 SSB送信指示信号
705 SSB送信指示信号
706 SSB送信指示信号
707 SSB送信指示信号
708 SSB送信指示信号
709 SSB送信指示信号
801 DMTC送信
802 DMTCウィンドウ
1000 送信ストリーム
1001 送信ストリーム
1002 SSB送信インジケータ
1003 SSB送信指示
1004 DMTCウィンドウ
1100 送信ストリーム
1102 CORESET
1101 DMTCウィンドウ
1200 送信ストリーム
1201 DMTCウィンドウ
1203 ロケーション
1400a~r ワイヤレス無線
1401 SSB構成
1402 SSB送信インジケータ
1403 SSBマッピング論理
1404 レートマッチング論理
1405 コーデック