特許 7098845 宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)

(12)【公報種別】特許公報(B2)

(11)【特許番号】

(24)【登録日】2022-07-01

(45)【発行日】2022-07-11

(54)【発明の名称】宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置

(51)【国際特許分類】

   D06B 1/02 20060101AFI20220704BHJP

   B05B 1/20 20060101ALI20220704BHJP

   D06B 5/08 20060101ALI20220704BHJP

【ＦＩ】

D06B1/02

B05B1/20

D06B5/08

【請求項の数】 7

(21)【出願番号】P 2021555563

(86)(22)【出願日】2020-07-27

(65)【公表番号】

(43)【公表日】2022-04-13

(86)【国際出願番号】 CN2020104710

(87)【国際公開番号】W WO2021184629

(87)【国際公開日】2021-09-23

【審査請求日】2021-09-14

(31)【優先権主張番号】202020337562.6

(32)【優先日】2020-03-17

(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN

【早期審査対象出願】

(73)【特許権者】

【識別番号】519364875

【氏名又は名称】蘇州汪永亨絲綢科技文化有限公司

【氏名又は名称原語表記】ＳＵＺＨＯＵ ＷＡＮＧ ＹＯＮＧＨＥＮＧ ＳＩＬＫ ＳＣＩＥＮＣＥ ＡＮＤ ＴＥＣＨＮＯＬＯＧＹ ＣＵＬＴＵＲＥ ＣＯ．，ＬＴＤ．

【住所又は居所原語表記】Ｓｈｏｐ Ｏａ－０９８，Ｔｈｅ Ｎｅｇａｔｉｖｅ Ｆｉｒｓｔ Ｆｌｏｏｒ，Ｏｒｉｅｎｔａｌ Ｔｅｘｔｉｌｅ Ｃｉｔｙ，Ｎｏ．６９９，Ｅａｓｔ Ｍａｒｋｅｔ Ｒｏａｄ，Ｓｈｅｎｇｚｅ Ｔｏｗｎ，Ｗｕｊｉａｎｇ Ｄｉｓｔｒｉｃｔ ＳＵＺＨＯＵ，Ｊｉａｎｇｓｕ，Ｃｈｉｎａ

(74)【代理人】

【識別番号】110002262

【氏名又は名称】ＴＲＹ国際特許業務法人

(72)【発明者】

【氏名】呉 海生

【審査官】伊藤 寿美

(56)【参考文献】

【文献】中国実用新案第２０７５２１１９８（ＣＮ，Ｕ）

【文献】中国実用新案第２０７６２８６１１（ＣＮ，Ｕ）

【文献】特開昭６１－１０２４６７（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００５－２０６９７４（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００３－２８６６７４（ＪＰ，Ａ）

【文献】特開２００３－０６２４９５（ＪＰ，Ａ）

【文献】実開昭５１－００１５１５（ＪＰ，Ｕ）

【文献】実開平０２－０４８１６５（ＪＰ，Ｕ）

(58)【調査した分野】(Int.Cl.，ＤＢ名)

Ｄ０６Ｂ １／００－２３／３０

Ｂ０５Ｂ １／００－ ３／１８，

７／００－ ９／０８，

１２／００－１６／８０

(57)【特許請求の範囲】

【請求項1】

宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置であって、
ボックス（１）、ボックス蓋（２）、第１搬送ローラ（４）、第２搬送ローラ（５）、第３搬送ローラ（６）、第４搬送ローラ（７）、第１ブラケット（７０１）、液体貯蔵タンク（８）、送液ポンプ（９）、給液管（９０１）、排液フレキシブルホース（９０２）、主接続管（１０）、取り付け板（１３）、モーター（１４）及びコントロールパネル（２３）を含み、
ボックス蓋（２）がボックス（１）の最上部に設けられ、ボックス蓋（２）に供給孔が設けられ、第１搬送ローラ（４）、第２搬送ローラ（５）及び第３搬送ローラ（６）は、横方向に並列され、ボックス（１）の内面に回転して設けられ、第４搬送ローラ（７）は、第１ブラケット（７０１）に回転して設けられ、第１ブラケット（７０１）がボックス（１）の外面に設けられ、ボックス（１）に排出孔が設けられ、液体貯蔵タンク（８）及び送液ポンプ（９）は、いずれもボックス（１）に設けられ、送液ポンプ（９）の給液端が給液管（９０１）を介して液体貯蔵タンク（８）と連通し、送液ポンプ（９）の排液管が排液フレキシブルホース（９０２）を介して主接続管（１０）と連通し、モーター（１４）がボックス（１）に設けられ、モーター（１４）の出力端が取り付け板（１３）に接続され、取り付け板（１３）に複数のスプレーユニットが設けられ、各々のスプレーユニットは、副接続管（１１）及び取り付け管（１２）を含み、副接続管（１１）の両端がそれぞれ排液フレキシブルホース（９０２）に接続される主接続管（１０）及び該副接続管（１１）に対応する取り付け管（１２）と連通し、副接続管（１１）に制御弁（１１１）が設けられ、各々の取り付け管（１２）に複数のノズル（１２１）が設けられ、複数のノズル（１２１）が取り付け管（１２）に対して生地の幅方向であって取り付け管（１２）の長手方向である縦方向に対称的に設けられ、複数のスプレーユニットがモーター（１４）の出力端の中心軸の回りに複数組均等に設けられ、複数組のスプレーユニットにおけるノズル（１２１）の数がモーター（１４）の中心軸の一の回り方向に向かって徐々に減少し、コントロールパネル（２３）がボックス（１）に設けられ、コントロールパネル（２３）が送液ポンプ（９）、制御弁（１１１）及びモーター（１４）にそれぞれ制御接続される、ことを特徴とする宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【請求項2】

ボックス（１）の内部には、生地を平坦にするための平坦化ローラ（３）が設けられ、平坦化ローラ（３）は、第１搬送ローラ（４）の前側に位置し、かつ高さが第１搬送ローラ（４）の高さより低い、ことを特徴とする請求項１に記載の宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【請求項3】

ボックス（１）の内面に仕切板（１５）が垂直に設けられ、仕切板（１５）には、生地が貫通するための搬送孔（１５１）が設けられ、仕切板（１５）にスロット（１５２）が設けられ、スロット（１５２）は、縦方向に複数並列して設けられ、スロット（１５２）内に挿入ベース（１６１）が嵌設され、挿入ベース（１６１）には、搬送孔（１５１）の縦方向での搬送サイズを制限するためのストッパ板（１６）が接続され、ストッパ板（１６）は、搬送孔（１５１）に対して縦方向に２つ対称的に設けられる、ことを特徴とする請求項１に記載の宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【請求項4】

ストッパ板（１６）に接合板（１７）が接続され、接合板（１７）が仕切板（１５）に垂直である、ことを特徴とする請求項３に記載の宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【請求項5】

ボックス（１）に通風孔（１０１）が設けられ、ボックス（１）の内部に取付ブラケット（１９）が設けられ、取付ブラケット（１９）に加熱棒（１８）及び送風機（２０）が接続され、取付ブラケット（１９）には、送風機（２０）の吸気孔端と連通する吸気孔（１９１）が設けられ、加熱棒（１８）が通風孔（１０１）に位置し、送風機（２０）の高さが第３搬送ローラ（６）の高さより低く、送風機（２０）の送風端が上向きに設けられる、ことを特徴とする請求項３に記載の宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【請求項6】

ボックス（１）に濾過網（１０２）が接続され、濾過網（１０２）が通風孔（１０１）に位置する、ことを特徴とする請求項５に記載の宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【請求項7】

ボックス（１）の内面に第２ブラケット（２２）が設けられ、第２ブラケット（２２）に赤外線加熱管（２１）が設けられ、赤外線加熱管（２１）の高さが第３搬送ローラ（６）の高さより高い、ことを特徴とする請求項５に記載の宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置。

【発明の詳細な説明】

【技術分野】

【0001】

本発明は、生地加工の技術分野に関し、特に宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置に関する。

【背景技術】

【0002】

宋錦は、中国の伝統的な絹工芸品の１つであり、主な産地が蘇州であるため、「蘇州宋錦」とも呼ばれている。宋錦は、華やかな色彩、絶妙な文様、柔らかい材質で、中国の「錦繍の王様」として知られており、南京雲錦、四川蜀錦、広西壮錦とともに、中国の４つの有名な錦として知られている。宋錦紡績生地の加工では、生地表面にコーティング処理を行う必要がある。

【0003】

従来のコーティング装置におけるノズルの数は一定であり、ノズルスプレー塗装生地の幅は一定であり、生地の幅が大きいと、ノズルが生地に十分にスプレー塗装することができず、生地の幅が小さいと、エッジのノズルが生地にスプレーすることができず、塗料を浪費してしまう。

【発明の概要】

【0004】

（一）発明の目的
背景技術に存在する技術課題を解決するために、本発明は、生地の幅に応じてノズル作業範囲を調整でき、ノズルがスプレー塗装作業を十分かつ経済的に行う、宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置を提供する。

【0005】

（二）技術案
本発明は、宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置を提供し、この装置は、ボックス、ボックス蓋、第１搬送ローラ、第２搬送ローラ、第３搬送ローラ、第４搬送ローラ、第１ブラケット、液体貯蔵タンク、送液ポンプ、給液管、排液フレキシブルホース、主接続管、取り付け板、モーター及びコントロールパネルを含み、
ボックス蓋がボックスの最上部に設けられ、ボックス蓋に供給孔が設けられ、第１搬送ローラ、第２搬送ローラ及び第３搬送ローラは、横方向に並列され、ボックスの内面に回転して設けられ、第４搬送ローラは、第１ブラケットに回転して設けられ、第１ブラケットがボックスの外面に設けられ、ボックスに排出孔が設けられ、液体貯蔵タンク及び送液ポンプは、いずれもボックスに設けられ、送液ポンプの給液端が給液管を介して液体貯蔵タンクと連通し、送液ポンプの排液管が排液フレキシブルホースを介して主接続管と連通し、モーターがボックスに設けられ、モーターの出力端が取り付け板に接続され、取り付け板にスプレーユニットが設けられ、スプレーユニットは、副接続管及び取り付け管を含み、副接続管の両端がそれぞれ主接続管及び取り付け管と連通し、副接続管に制御弁が設けられ、取り付け管に複数のノズルが設けられ、複数のノズルが取り付け管に対して縦方向に対称的に設けられ、スプレーユニットは、モーターの出力端の中心軸を回して複数組均等に設けられ、複数組のスプレーユニットにおけるノズルの数が時計回り方向に徐々に減少し、コントロールパネルがボックスに設けられ、コントロールパネルが送液ポンプ、制御弁及びモーターにそれぞれ制御接続される。

【0006】

好ましくは、ボックスの内部には、生地を平坦にするための平坦化ローラが設けられ、平坦化ローラは、第１搬送ローラの前側に位置し、かつ高さが第１搬送ローラの高さより低い。

【0007】

好ましくは、ボックスの内面に仕切板が垂直に設けられ、仕切板には、生地が貫通するための搬送孔が設けられ、仕切板にスロットが設けられ、スロットは、縦方向に複数並列して設けられ、スロット内に挿入ベースが嵌設され、挿入ベースには、搬送孔の縦方向での搬送サイズを制限するためのストッパ板が接続され、ストッパ板は、搬送孔に対して縦方向に２つ対称的に設けられる。

【0008】

好ましくは、ストッパ板に接合板が接続され、接合板が仕切板に垂直である。

【0009】

好ましくは、ボックスに通風孔が設けられ、ボックスの内部に取付ブラケットが設けられ、取付ブラケットに加熱棒及び送風機が接続され、取付ブラケットには、送風機の吸気孔端と連通する吸気孔が設けられ、加熱棒が通風孔に位置し、送風機の高さが第３搬送ローラの高さより低く、送風機の送風端が上向きに設けられる。

【0010】

好ましくは、ボックスに濾過網が接続され、濾過網が通風孔に位置する。

【0011】

好ましくは、ボックスの内面に第２ブラケットが設けられ、第２ブラケットに赤外線加熱管が設けられ、赤外線加熱管の高さが第３搬送ローラの高さより高い。

【発明の効果】

【0012】

従来技術に比べて、本発明の上記技術案は、以下の有益な技術的効果を有する。
本発明は、生地の幅に応じてノズル作業範囲を調整でき、ノズルがスプレー塗装作業を十分かつ経済的に行うことができる。異なるスプレーユニットにおけるノズルの数が異なり、スプレー塗装作業範囲が異なり、最大範囲が縦方向の両端のノズルに依存し、異なる幅の生地にスプレー塗装する必要があると、対応するスプレーユニットを呼び出し、モーターの出力端が取り付け板を駆動して回転させ、取り付け板がスプレーユニットを駆動して回転させ、一番下に位置するスプレーユニットが使用状態であり、この組のスプレーユニットにおけるノズルが下方に向いており、この組のスプレーユニットにおける制御弁が開状態であり、他のスプレーユニットにおける制御弁が閉状態である。排液フレキシブルホースがスプレーユニットの正常回転を確保でき、送液ポンプが給液管を介して液体貯蔵タンク内の塗料を吸入し、塗料を順に排液フレキシブルホース、主接続管、副接続管及び取り付け管を介して搬送し、最終的にノズルを介して生地にスプレーし、スプレー塗装効果がより均一である。

【図面の簡単な説明】

【0013】

【図1】本発明に係る宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置の構造模式図である。

【図2】本発明に係る宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置の構造断面図である。

【図3】図２におけるＡ箇所の構造拡大図である。

【図4】図２におけるＢ箇所の構造拡大図である。

【発明を実施するための形態】

【0014】

本発明の目的、技術案及び利点をより明瞭にために、以下、発明を実施するための形態を用いて図面を参照して、本発明についてさらに詳細に説明する。これらの説明は、例示的なものに過ぎず、本発明の範囲を限定するものではない。また、本発明の概念を不必要に曖昧にすることを避けるために、以下の説明では、公知構造及び技術についての説明が省略される。

【0015】

図１～４に示すように、本発明に係る宋錦紡績生地の加工用表面コーティング装置は、ボックス１、ボックス蓋２、第１搬送ローラ４、第２搬送ローラ５、第３搬送ローラ６、第４搬送ローラ７、第１ブラケット７０１、液体貯蔵タンク８、送液ポンプ９、給液管９０１、排液フレキシブルホース９０２、主接続管１０、取り付け板１３、モーター１４及びコントロールパネル２３を含み、
ボックス蓋２がボックス１の最上部に設けられ、ボックス蓋２に供給孔が設けられ、第１搬送ローラ４、第２搬送ローラ５及び第３搬送ローラ６は、横方向に並列され、ボックス１の内面に回転して設けられ、第４搬送ローラ７は、第１ブラケット７０１に回転して設けられ、第１ブラケット７０１がボックス１の外面に設けられ、ボックス１に排出孔が設けられ、液体貯蔵タンク８及び送液ポンプ９は、いずれもボックス１に設けられ、送液ポンプ９の給液端が給液管９０１を介して液体貯蔵タンク８と連通し、送液ポンプ９の排液管が排液フレキシブルホース９０２を介して主接続管１０と連通し、モーター１４がボックス１に設けられ、モーター１４の出力端が取り付け板１３に接続され、取り付け板１３にスプレーユニットが設けられ、スプレーユニットは、副接続管１１及び取り付け管１２を含み、副接続管１１の両端がそれぞれ主接続管１０及び取り付け管１２と連通し、副接続管１１に制御弁１１１が設けられ、取り付け管１２に複数のノズル１２１が設けられ、複数のノズル１２１が取り付け管１２に対して縦方向に対称的に設けられ、スプレーユニットがモーター１４の出力端の中心軸を回して複数組均等に設けられ、複数組のスプレーユニットにおけるノズル１２１の数が時計回り方向に徐々に減少し、コントロールパネル２３がボックス１に設けられ、コントロールパネル２３が送液ポンプ９、制御弁１１１及びモーター１４にそれぞれ制御接続される。

【0016】

本発明は、生地の幅に応じてノズル１２１の作業範囲を調整でき、ノズル１２１がスプレー塗装作業を十分かつ経済的に行うことができる。異なるスプレーユニットにおけるノズル１２１の数が異なり、スプレー塗装作業範囲が異なり、最大範囲が縦方向の両端のノズル１２１に依存し、異なる幅の生地にスプレー塗装する必要があると、対応するスプレーユニットを呼び出し、モーター１４の出力端が取り付け板１３を駆動して回転させ、取り付け板１３がスプレーユニットを駆動して回転させ、一番下に位置するスプレーユニットが使用状態であり、この組のスプレーユニットにおけるノズル１２１が下方に向いており、この組のスプレーユニットにおける制御弁１１１が開状態であり、他のスプレーユニットにおける制御弁１１１が閉状態である。排液フレキシブルホース９０２は、スプレーユニットの正常回転を確保でき、送液ポンプ９は、給液管９０１を介して液体貯蔵タンク８内の塗料を吸入し、塗料を順に排液フレキシブルホース９０２、主接続管１０、副接続管１１及び取り付け管１２を介して搬送し、最終的にノズル１２１を介して生地にスプレーし、スプレー塗装効果がより均一である。

【0017】

１つの任意選択的な実施例では、ボックス１の内部には、生地を平坦にするための平坦化ローラ３が設けられ、平坦化ローラ３は、第１搬送ローラ４の前側に位置し、かつ高さが第１搬送ローラ４の高さより低い。

【0018】

なお、生地がボックス１の内部に入った後、平坦化ローラ３で生地を平坦にし、それにより、ノズル１２１が生地に均一かつ十分にスプレー塗装作業を行うことができる。

【0019】

１つの任意選択的な実施例では、ボックス１の内面に仕切板１５が垂直に設けられ、仕切板１５には、生地が貫通するための搬送孔１５１が設けられ、仕切板１５にスロット１５２が設けられ、スロット１５２は、縦方向に複数並列して設けられ、スロット１５２内に挿入ベース１６１が嵌設され、挿入ベース１６１には、搬送孔１５１の縦方向での搬送サイズを制限するためのストッパ板１６が接続され、ストッパ板１６は、搬送孔１５１に対して縦方向に２つ対称的に設けられる。

【0020】

なお、仕切板１５は、ノズル１２１の作業範囲を制限し、ノズル１２１から噴出される塗料が他の領域に落ちることを防止することができ、２つのストッパ板１６の間の搬送孔１５１の領域は、生地が貫通するためのものであり、挿入ベース１６１を異なるスロット１５２内に挿入すると、２つのストッパ板１６の間隔が異なることで、異なる幅の生地が貫通できるほか、塗料が搬送孔１５１内から飛び出すことを最大限に防止する。

【0021】

１つの任意選択的な実施例では、ストッパ板１６に接合板１７が接続され、接合板１７が仕切板１５に垂直である。

【0022】

なお、接合板１７を設けることで、ユーザーがストッパ板１６及び挿入ベース１６１を容易に取り付けることができる。

【0023】

１つの任意選択的な実施例では、ボックス１に通風孔１０１が設けられ、ボックス１の内部に取付ブラケット１９が設けられ、取付ブラケット１９に加熱棒１８及び送風機２０が接続され、取付ブラケット１９には、送風機２０の吸気孔端と連通する吸気孔１９１が設けられ、加熱棒１８が通風孔１０１に位置し、送風機２０の高さが第３搬送ローラ６の高さより低く、送風機２０送風端が上向きに設けられる。

【0024】

なお、加熱棒１８は、空気を加熱するためのものであり、送風機２０は、下から上へ熱気を搬送ローラにおける生地に吹き、生地を乾燥処理し、生地の乾燥を加速する。

【0025】

１つの任意選択的な実施例では、ボックス１に濾過網１０２が接続され、濾過網１０２が通風孔１０１に位置する。

【0026】

なお、濾過網１０２を設けることで、ボックス１の内部に入った空気の清浄度を確保し、生地が汚れることを防止する。

【0027】

１つの任意選択的な実施例では、ボックス１の内面に第２ブラケット２２が設けられ、第２ブラケット２２に赤外線加熱管２１が設けられ、赤外線加熱管２１の高さが第３搬送ローラ６の高さより高い。

【0028】

なお、赤外線加熱管２１を設けることで、生地の上方から赤外加熱し、乾燥することができ、生地の乾燥効率をさらに向上できる。

【0029】

本発明の上記の特定の実施形態は、本発明の原理を例示または説明するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではないことを理解されたい。したがって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく行われた修正、同等置換、改善などは、本発明の保護範囲に含まれるべきである。さらに、本発明の添付の特許請求の範囲は、添付の特許請求の範囲および境界、またはそのような範囲および境界の同等の形態に含まれるすべての変更および修正を含むことを意図している。

【符号の説明】

【0030】

１ ボックス、１０１ 通風孔、１０２ 濾過網、２ ボックス蓋、３ 平坦化ローラ、４ 第１搬送ローラ、５ 第２搬送ローラ、６ 第３搬送ローラ、７ 第４搬送ローラ、７０１ 第１ブラケット、８ 液体貯蔵タンク、９ 送液ポンプ、９０１ 給液管、９０２ 排液フレキシブルホース、１０ 主接続管、１１ 副接続管、１１１ 制御弁、１２ 取り付け管、１２１ ノズル、１３ 取り付け板、１４ モーター、１５ 仕切板、１５１ 搬送孔、１５２ スロット、１６ ストッパ板、１６１ 挿入ベース、１７ 接合板、１８ 加熱棒、１９ 取付ブラケット、１９１ 吸気孔、２０ 送風機、２１ 赤外線加熱管、２２ 第２ブラケット、２３ コントロールパネル

【図1】

【図2】

【図3】

【図4】