(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-04
(45)【発行日】2022-07-12
(54)【発明の名称】キャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電システム
(51)【国際特許分類】
H02G 11/02 20060101AFI20220705BHJP
H02J 7/00 20060101ALI20220705BHJP
B65H 75/40 20060101ALI20220705BHJP
B65H 75/48 20060101ALI20220705BHJP
【FI】
H02G11/02
H02J7/00 301B
B65H75/40 A
B65H75/48 A
(21)【出願番号】P 2019547224
(86)(22)【出願日】2017-11-14
(86)【国際出願番号】 US2017061608
(87)【国際公開番号】W WO2018090038
(87)【国際公開日】2018-05-17
【審査請求日】2020-11-16
(32)【優先日】2016-11-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-05-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】519167737
【氏名又は名称】ギルジス、ティモシー ジェイ.
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】龍華国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】ギルジス、ティモシー ジェイ.
【審査官】須藤 竜也
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-521107(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02G 11/02
H02J 7/00
B65H 75/40
B65H 75/48
H04M 1/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルブロードバンドデバイスの電力コードのすっきりした状態を維持する、前記モバイルブロードバンドデバイスのための使用および充電システムであって、前記使用および充電システムは、
内側平行面を有するシステム収納部であって、開閉可能である収納部と、
棚の下面に前記収納部を装着する手段と、
上棚前部を有する上棚であって、前記上棚前部は縁部を含む、上棚と、
下棚前部を有する下棚であって、前記下棚前部は縁部を含む、下棚と、
システム電力ケーブル巻き戻し部と、
前記収納部が開いた状態または閉じた状態の間に、前記下棚および前記上棚の厚みを減らす手段と、
電源分配ブロックと、
少なくとも一つのケーブル巻き戻しアセンブリと、
マルチポート電源分配ブロックから前記モバイルブロードバンドデバイスに電力を供給する手段と、
を備え、
前記ケーブル巻き戻し部は前記下棚に装着され、
前記電力コードの一端は前記電源分配ブロックに接続され、他端は前記モバイルブロードバンドデバイスに接続され、
前記ケーブル巻き戻し部は、さらに前記収納部が開いた状態または閉じた状態の間に前記マルチポート電源分配ブロックより前記モバイルブロードバンドデバイスまで電力を供給する前記手段において張力を保持し、
前記モバイルブロードバンドデバイスは、前記収納部が開いている間に、ユーザが視覚的にアクセス可能である
モバイルブロードバンドデバイス使用および充電システム。
【請求項2】
前記電源分配ブロックより前記モバイルブロードバンドデバイスに電力を供給する前記手段は、前記ケーブル巻き戻し部に装着された電力コードであって、前記電力コードの一端は前記電源分配ブロックに接続され、他端は前記モバイルブロードバンドデバイスに接続されている
請求項1に記載の使用および充電システム。
【請求項3】
前記ケーブル巻き戻しアセンブリは、上側スプールフランジ部と、下側スプールフランジ部と、スタックと、ネジとを備え、
前記上側スプールフランジ部および前記下側スプールフランジ部は前記ネジを介してまとめて固定され、
前記ケーブル巻き戻しアセンブリは、前記モバイルブロードバンドデバイスに電力を供給するために、巻かれていないケーブルの長さが最も短くなるようにケーブルを適切な長さに巻く手段を提供する
請求項2に記載の使用および充電システム。
【請求項4】
前記電源分配ブロックは、マルチポートユニバーサル・シリアル・バス・ハブである
請求項3に記載の使用および充電システム。
【請求項5】
前記スタックは、
上部グロメットと、充電ケーブル用ハーフスプールと、中央スプールフランジ部と、ラチェットホイールをさらに含む巻き戻しばね収納部と、ウェーブディスクスプリングと、ストリングと、ストリングスプールと、および下部グロメットと、
を有し、
前記巻き戻しばね収納部は、
ばね鋼巻き戻し部および巻き戻しばね、ストリング引き手、プランジャ、爪、爪マウント、スター・ホイール、トーションマウント、ユニバーサル・サービス・バスレセプタクル、およびユニバーサル・シリアル・バスケーブルをさらに含み、
前記ストリングは前記ストリングスプールの周りに巻き付けられ、
前記巻き戻しばね収納部は前記ばね鋼巻き戻し部を収納し、
前記巻き戻し線は前記ストリングスプールの周りに巻き付けられ、
前記ストリング引き手は前記ストリングのユーザ側の端部に取り付けられ、
前記プランジャは、前記ウェーブディスクスプリングを加圧し、前記ストリングスプールを前記巻き戻しばね収納部と係合させ、前記ストリングスプールと前記巻き戻しばね収納部の同時に回転させることができ、
前記爪は前記爪マウントに装着され、トーションばねは前記スター・ホイールに対してラチェットするために前記爪における張力を保持して、前記爪をロックさせることができ、
ロックされた前記爪は、前記巻き戻しばね収納部の前記ラチェットホイールの複数の歯を係合させ、
モバイルブロードバンドデバイス充電コードはユニバーサル・シリアル・バスレセプタクル内に差し込まれ、
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは、一端で前記ユニバーサル・シリアル・バスレセプタクルの裏側に接続され、他端で環境電源に接続されており、
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは前記上部グロメットを通って延出し、
前記下部グロメットは前記スタックの底部の回転を収容する
請求項3に記載の使用および充電システム。
【請求項6】
前記下棚および前記上棚の厚みを減らす前記手段は、
一対のスリーブベアリングガイドレールと、一対のスリーブベアリングキャリッジと、一対のキャリッジスペーサと、第1端部、第2端部、中央部をそれぞれ有する4つの支持アームと、旋回アームと、2つの支持体ブラケットと、少なくとも一つの巻き戻しピンと、締付けノブと、スプリングとを有し、
各スリーブベアリングガイドレールは前記システム収納部の前記内側平行面に装着されており、
各スリーブベアリングキャリッジは前記各スリーブベアリングガイドレールに装着されており、
各旋回アームの前記第1端部はスリーブベアリングガイドレールに接続され、
各旋回アームの前記第2端部は前記上棚に接続され、各旋回アームの前記中央部は前記下棚に接続され、
前記旋回アームは2対になるように配置され、各対の旋回アームは前記支持アームの旋回ブラケットに接続されており、
前記上棚前部の縁部は、前記モバイルブロードバンドデバイスが前記上棚前部に対して載ることを可能にして、
前記少なくとも一つの巻き戻しピンは前記下棚に装着されており、
前記締付けノブおよび前記スプリングは、前記下棚に装着されており、
前記ケーブル巻き戻し部は、さらに前記スリーブベアリングキャリッジが前記スリーブベアリングガイドレールに沿ってスライドしている間、前記電力コードにおける張力を保持する
請求項5に記載の使用および充電システム。
【請求項7】
前記収納部を装着する前記手段は、装着孔と、ボルト止めと、テーピングと、接着剤と、ベルクロ(登録商標)と、ブラケットと、前記ユーザが装着、装着解除、そして再装着できる接着剤とからなる群からより選択される
請求項6に記載の使用および電力システム。
【請求項8】
前記収納部は、
射出成形プラスチック、木、アクリロニトリルブタジエンスチレン、アルミニウム、合板、金属、ポリマー、竹または硬材で構成される
請求項7に記載の使用および電力システム。
【請求項9】
前記上棚は、
射出成形プラスチック、木、アクリロニトリルブタジエンスチレン、アルミニウム、合板、金属、ポリマー、竹または硬材
で構成され、
前記下棚は、
射出成形プラスチック、木、アクリロニトリルブタジエンスチレン、アルミニウム、合板、金属、ポリマー、竹または硬材
で構成される
請求項7に記載の使用および電力システム。
【請求項10】
前記システム収納部は、
約1.25インチ(3.175センチメートル)の高さ、約10.375インチ(26.3525センチメートル)の長さ、また約9.5インチ(24.13センチメートル)の幅を有する
請求項6に記載の使用および電力システム。
【請求項11】
前記下棚は約0.040インチ(0.1016センチメートル)の厚さ、約8インチ(20.32センチメートル)の長さ、および約8インチ(20.32センチメートル)の幅を有し、
前記上棚は約0.040インチ(0.1016センチメートル)の厚さ、約8インチ(20.32センチメートル)の長さ、および約8インチ(20.32センチメートル)の幅を有する
請求項10に記載の使用および電力システム。
【請求項12】
前記装着する手段は、再利用可能な接着剤である
請求項6に記載の使用および電力システム。
【請求項13】
前記電源分配ブロックから前記モバイルブロードバンドデバイスに電力を供給する前記手段は、
無線充電器ケーブルおよび無線充電器であって、
前記無線充電器ケーブルは、前記ケーブル巻き戻し部に装着されており、
前記無線充電器ケーブルは、一端が前記電源分配ブロックに接続され、他端が前記無線充電器に接続されており、
前記モバイルブロードバンドデバイスは、前記無線充電器の上面に載っている
請求項1に記載の使用および充電システム。
【請求項14】
前記電源分配ブロックから前記モバイルブロードバンドデバイスへ電力を供給する前記手段は、
充電バーと、取り外し可能/旋回端部と、USB to USBケーブルと
を有し、
前記USB to USBケーブルは、一端が前記電源分配ブロックに接続され、他端が前記充電バーに接続されており、前記充電バーは前記上棚に装着され、前記取り外し可能/旋回端部は前記充電バーに挿入され、前記モバイルブロードバンドデバイスは前記取り外し可能/旋回端部に接続される
請求項1に記載の使用および充電システム。
【請求項15】
モバイルブロードバンドデバイスで使用するためのケーブル巻き戻しアセンブリであって、前記ケーブル巻き戻しアセンブリは、
上側スプールフランジ部と、下側スプールフランジ部と、スタックと、ネジと
、を備え
、
前記上側スプールフランジ部および前記下側スプールフランジ部は
、前記ネジを介して共に固定され、
前記スタックは、前記上側スプールフランジ部および前記下側スプールフランジ部の間に配置され、前記スタックは、ラチェットホイールを含む巻き戻しばね収納部と、ウェーブディスクスプリングと、ストリングと、ストリングスプールとを有し、
前記ストリングは、前記ストリングスプールの周りに巻き付けられ、
前記巻き戻しばね収納部は、ばね鋼巻き戻し部および巻き戻しばねと、ストリング引き手と、プランジャとをさらに含み、
前記巻き戻しばね収納部は、前記ばね鋼巻き戻し部を収納し、
前記ストリング引き手は、前記ストリングのユーザ側の端部に取り付けられ、
前記プランジャは、前記ウェーブディスクスプリングを加圧し、前記ストリングスプールを前記巻き戻しばね収納部と係合させ、前記ストリングスプールと前記巻き戻しばね収納部とを同時に回転させることができ、
前記ケーブル巻き戻しアセンブリは、前記モバイルブロードバンドデバイスに電力を供給するために、巻かれていないケーブルの長さが最も短くなるようにケーブルを適切な長さに巻く手段を提供
する、
ケーブル巻き戻しアセンブリ。
【請求項16】
前記スタックは
、上部グロメットと、充電ケーブル用ハーフスプールと、中央スプールフランジ部と
、下部グロメットと
、をさらに有し、
前記巻き戻しばね収納部は
、爪、爪マウント、スター・ホイール、トーションマウント、ユニバーサル・サービス・バスレセプタクル、およびユニバーサル・シリアル・バスケーブルをさらに含み
、
前記爪は前記爪マウントに装着され、トーションばねは前記スター・ホイールに対してラチェットするために前記爪における張力を保持して、前記爪をロックさせることができ、
ロックされた前記爪は、前記巻き戻しばね収納部の前記ラチェットホイールの複数の歯を係合させ、
モバイルブロードバンドデバイス充電コードはユニバーサル・シリアル・バスレセプタクル内に差し込まれ、
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは、一端で前記ユニバーサル・シリアル・バスレセプタクルの裏側に接続され、他端で環境電源に接続されており、
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは前記上部グロメットを通って延出し、
前記下部グロメットは前記スタックの底部の回転を収容する
請求項15に記載のケーブル巻き戻しアセンブリ。
【請求項17】
前記上側スプールフランジ部は約3インチ(7.62センチメートル)の直径で、前記下側スプールフランジ部は約3インチ(7.62センチメートル)の直径で、また前記ケーブル巻き戻しアセンブリの高さは約0.73インチ(1.8542センチメートル)の厚さである
請求項16に記載のケーブル巻き戻しアセンブリ。
【請求項18】
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは前記上側スプールフランジ部の側面を通って延出する
請求項16に記載のケーブル巻き戻しアセンブリ。
【請求項19】
上側スプールフランジ部と、下側スプールフランジ部と、スタックと、ネジ
とを備えるコード巻き戻しアセンブリであって
、
前記上側スプールフランジ部および前記下側スプールフランジ部
は、前記ネジを介して共に固定されており、
前記スタックは、前記上側スプールフランジ部および前記下側スプールフランジ部の間に配置され、前記スタックは、ラチェットホイールを含む巻き戻しばね収納部と、ウェーブディスクスプリングと、ストリングと、ストリングスプールとを有し、
前記ストリングは、前記ストリングスプールの周りに巻き付けられ、
前記巻き戻しばね収納部は、ばね鋼巻き戻し部および巻き戻しばねと、ストリング引き手と、プランジャとをさらに含み、
前記巻き戻しばね収納部は、前記ばね鋼巻き戻し部を収納し、
前記ストリング引き手は、前記ストリングのユーザ側の端部に取り付けられ、
前記プランジャは、前記ウェーブディスクスプリングを加圧し、前記ストリングスプールを前記巻き戻しばね収納部と係合させ、前記ストリングスプールと前記巻き戻しばね収納部とを同時に回転させることができ、
前記コード巻き戻しアセンブリは、ユーザが選択した長さにコードを巻く手段を提供
する、
コード巻き戻しアセンブリ。
【請求項20】
前記スタックは
、上部グロメットと、充電ケーブル用ハーフスプールと、中央スプールフランジ部と
、下部グロメットと
、をさらに有し、
前記巻き戻しばね収納部は
、爪、爪マウント、スター・ホイール、トーションマウント、ユニバーサル・サービス・バスレセプタクル、およびユニバーサル・シリアル・バスケーブルをさらに含み
、
前記爪は前記爪マウントに装着され、トーションばねは前記スター・ホイールに対してラチェットするために前記爪における張力を保持して、前記爪をロックさせることができ、
ロックされた前記爪は、前記巻き戻しばね収納部の前記ラチェットホイールの複数の歯を係合させ、
モバイルブロードバンドデバイス充電コードはユニバーサル・シリアル・バスレセプタクル内に差し込まれ、
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは、一端で前記ユニバーサル・シリアル・バスレセプタクルの裏側に接続され、他端で環境電源に接続されており、
前記ユニバーサル・シリアル・バスケーブルは前記上部グロメットを通って延出し、
前記下部グロメットは前記スタックの底部の回転を収容する
請求項19に記載のコード巻き戻しアセンブリ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、専用の非侵略的空間において完全に視覚的また音声的にアクセス可能でありながら充電することができるモバイルブロードバンドデバイスの日常的な使用のための編成システムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)等を含むモバイルブロードバンドデバイスは、現代社会のあらゆる場所にある。無数のアプリケーションの幅広い導入は、デバイスのユーザが仮想的にインターネットに接続された状態を維持するように依存させた。この依存の多くは、これらのデバイスのユーザによって視覚的に満足され、それによりユーザデバイススクリーンとの常に視覚的接触をとる必要を生み出している。ユーザがインターネットや他のデータソースへの最も満足できる連結性を維持することを望んでいるので、最適な解決策は常時アクセス可能であることを必要とする。これはデバイスが手に届く範囲にあることが必要となり、必然的に、同じ空間について他のものと競合することになる。
【0003】
これは、空間において邪魔にならずに、モバイルブロードバンドデバイスへの視覚的アクセス可能性を提供するシステムに対する必要性を生み出した。このような高レベルのアクセス可能性を得るために、これらのデバイスが必要とする頻繁な充電をシステムに組み込む必要がある。重要な問題は、コード管理の必要性である。本質的にシステムは視覚的にアクセス可能であるため、編成や審美的価値には強い考慮が要求される。これは、見栄えが悪く扱いにくいコードの除去、および安全性の問題を含む。
【0004】
モバイル電子デバイスの充電および格納用システムは現在の技術で入手可能である。これらのシステムはデバイスを充電している間にコードがほどけることを防ぎ容易な格納を提供し得るが、いくつかのユーザからの要求は依然として満たされないままである。
【0005】
米国特許第7,868,250号(電子デバイスの電源およびコード管理装置)に説明されているような装置は、充電中に電子デバイスを配置するための表面と、デバイスのコードを手動で巻くためのブラケットとを提供する。しかしながら、当該装置はデバイスのユーザがコードの容易な伸長および後退ができるようにはしない。例えば、ユーザは、棚全体を運ぶことなく、またはスマートフォンの動作が停止し得るスマートフォンのプラグを抜くことなく、充電を必要とするスマートフォンを拾いあげて使用することができない。
【0006】
本発明の目的は、通常の動作中にデバイス充電コードを容易に巻いたりほどいたりすることを可能にして、それによって使用中にも継続的に充電を可能にし、コードの絡まりを防止することがこの限定を克服することである。
【0007】
更に、電子デバイスを引き出しやキャリングケースに置くシステムが開発された。例えば、米国特許出願第11/653,460号(複数の家庭用電子充電区画用コンテナ)である。このキャリングケースをカウンタートップの上に配置することはできるが、カウンタートップの使用の方向転換を表すため、カウンタートップの混雑が明らかに減ることはないであろう。本発明は、このカウンタートップの混雑を、専用の非侵略的空間において完全に視覚的にアクセス可能としつつもデバイスの充電を維持することで、克服する。
【0008】
他では机やナイトスタンド等の家具に引き出しを設けることで審美的問題の克服を試みた。例えば、米国特許出願第14/478,495号(メディア引出し)。この解決策は、家具を含めることを必要とする侵害的な空間で充電することを要求する。モバイルブロードバンドデバイスへの視覚的アクセス可能性は、家具の種類や設計により制限される。充電コードの審美的要素は、メディア引出しの前面を閉めることにより調節される。本発明は、これらの限定に直面しない。
【0009】
他の材料に対しても、コードを整理してコンパクトに保つという同じ問題がある。ケーブル巻き戻しアセンブリは、同様の特性を有する様々な材料と共に使用されてよいことが証明されるであろう。材料は、線材、ケーブル、ホース、ロープ等の巻付性を持つ物体で、使用中に多様な長さで容易にまた簡単に配備および後退される必要があるという特性を有する。
【発明の概要】
【0010】
本発明の目的は、スマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)等を含むモバイルブロードバンドデバイスの充電および使用のためのシステムを提供し、有用な空間の邪魔にならないようにしつつデバイスに容易にアクセス可能な状態を維持することである。当該システムのユーザは、キャビネット下に装着されたモバイルブロードバンドデバイスのすべての操作ができる。本発明の1つの好ましい実施形態において、当該システムは上部キッチンキャビネットの下側に設置される。ユーザは、調整可能な棚アセンブリの上にモバイルブロードバンドデバイスを配置し、デバイスが充電中または完全に充電されている間、デバイスの全機能へのアクセスを維持する。キャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システムは、複数のブロードバンドデバイスを収容するためのサイズでよく、当該複数のブロードバンドデバイスは単独または一度に複数のいずれかで充電することができる。
【0011】
図1Aおよび
図1Bによると、キャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム100が図示されている。本発明の形成および使用の方法の詳細は、本明細書において後で提供されるであろう。本発明は、先行技術において利用可能なシステムに対するいくつかの利点を提供する。システムはキャビネットや棚等の下側に装着されるため、カウンタートップおよびデスクトップなどの下方の面上の空間を占有しない。空間が貴重な部屋の場合、これは大きな利点である。システムはまた、部屋の装飾および必要/使用が変化すると、簡単に設置、除去、および配置換えができてよく、これらの変化を容易に受け入れてよい。
【0012】
追加の利点は、システムが使用中でない際にはキャビネット下や同様の装着の場合に標準的な視野角からは見えない、システムの目立たない魅力的で調整可能な充電棚を含む。システムは、システムが配備された時に、ユーザが快適で人間工学的に優しい視野角からデバイスを見て使用することができるように、水平方向に且つ角度をつけて調整可能である。システムは、充電中のデバイスの使用を可能にして、通常は標準的な電源コンセントのレセプタクルに接続される単一電力コードを除いたすべてのデバイス用コードを絡まずにユーザから見えないようにする。(この電力コードもまた、ユーザの視野から任意に除去されて良い)簡単に、都合よくまた直感的に電力コードを絡まずに、見えないよう保つことができるこの能力は、現在の技術の他のデバイスに対して重要な進歩である。
【0013】
システムは、異なる寸法(厚さ、幅、高さ)を有し得る電話やタブレットなど様々な種類のデバイスを含む複数のデバイスをさらに収容する。
【0014】
システムは、デバイスの使用中にデバイスを充電するためにはユーザが単に誘導充電パッドの上にデバイスを置くだけで良い誘導充電パッド等と共に使用するように構成されてよい。
【0015】
システムは、その代わりに、ユーザが簡便な角度まで端部を調整できるように、角度をつけて調整可能な端部を備える充電バーを使用し、端部にモバイルブロードバンドデバイスを取り付けるように構成されてよい。システムにデバイスが配置されると、端部は、デバイスがシステムの上棚に載るように調整して、デバイススクリーンへの簡便な視覚的アクセスを提供する。
【0016】
スマートフォン、タブレット、PDA等を含むモバイルブロードバンドデバイス用の充電ケーブルの編成と使用のためのシステムで使用される巻き戻しアセンブリは、自動巻き戻し装置への充電ケーブル巻きとりを提供する。中央部より水平方向または垂直方向に整列されるように、または外側の縁部より延出するモバイルブロードバンドデバイスのコネクタを有するように構成することができる。一旦巻き付けられると、ユーザは充電電源とモバイルブロードバンドデバイスの間を接続することができる。ユーザは、モバイルブロードバンドデバイスへの接続用の充電ケーブルの長さをほどくことやロックすることができ、充電の間にデバイスの全機能へのアクセスを保持する。
【0017】
巻き戻しアセンブリは、キャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム以外に使用できるということが証明されるであろう。1つの使用モードは、キッチンカウンターまたはオフィスのデスクなどの専用の空間における電源に接続することである。他の使用モードは、スマートフォンやMP3プレーヤー等のデバイスに聴くためのヘッドフォンを接続することである。
【0018】
巻き戻しアセンブリは、デバイス固有のコネクタ付きケーブルを含む、保有している任意の長さの専用充電ケーブルを装填する能力を含む現在使用されている巻き戻しアセンブリに対していくつかの特有の利点を有する。例えば、巻き戻しアセンブリは、USBType-Aなどの一般的に使用されるコネクタを一端に、Amazon.COMで入手可能なアップル(登録商標)MD818AM/A Lightning toUSBケーブル等のデバイス固有のコネクタを他端に組み込むことができる。
【0019】
巻き戻しアセンブリの他の利点は、片側でのみ伸長および後退することで、そのため衣類のポケット等の固定位置に留まることができる。これにより、ロックされた時に長さの制御が可能になり、絡まる可能性が減少する。
【0020】
この巻き戻しアセンブリは、任意のモバイルデバイスおよびブロードバンドと共に使用され、またそうでなければ専用のまたはモバイル位置でも使用されてよい。巻き戻しアセンブリはモバイルブロードバンドデバイスの充電以外の使用のために、ケーブル、およびホース、チェーン、線材、配管等の巻付性を有する他の材料を巻き戻すためにさらに使用されてよい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
本発明の複数の実施形態では、以下の複数の図面を言及することにより説明され、同じ符号は同じ要素を指す。
【0022】
【
図1A】動作中の本発明による充電および使用システムの前面を図示し、その一般的な特徴を示す立面図である。
【
図1B】後退位置における
図1Aの充電および使用システムの前面を図示する立面図である。
【
図2A】キッチン作業における使用による
図1Aの充電および使用システムを図示し、その一般的な特徴を示す環境斜視図である。
【
図2B】後退位置でのキッチン作業における使用による
図1Aの充電および使用システムを図示する環境斜視図である。
【
図2C】後退位置における充電および使用システムを図示する、カウンタートップの高さより下方からのキッチン作業における使用による
図1Aの充電および使用システムを図示する環境斜視図である。
【
図3A】キッチン作業における使用による
図1A充電および使用システムを図示する環境斜視図であって、デバイススクリーンまでの視線を示す。
【
図3B】キッチン作業における使用による
図1Aの充電および使用システムを図示し、システムが後退したデバイススクリーンまでの視線を示す環境斜視図である。
【
図4】開放位置における本発明の第1実施形態を図示する斜視図である。
【
図5】開放位置における
図4の実施形態を図示する詳細分解斜視図である。
【
図6】上棚および巻き戻しアセンブリが除去された開放位置における
図4の実施形態を図示す斜視図である。
【
図7】2つのより小さいブロードバンドデバイスのうちの1つが使用のために除去された開放位置における
図4の実施形態を図示する斜視図である。
【
図8】1つのより大きいブロードバンドデバイスと共に開放位置における
図4の実施形態を図示する斜視図である。
【
図9】開放位置における本発明の第2の実施形態を図示する斜視図である。
【
図10】開放位置における
図9の実施形態を図示する詳細分解斜視図である。
【
図11】2つのより小さいブロードバンドデバイスと共に開放位置における
図9の実施形態を図示する斜視図である。
【
図12】上棚の
図9の実施形態を図示する詳細分解斜視図である。
【
図13】開放位置における本発明の第3の実施形態を図示する斜視図である。
【
図14】開放位置における
図13の実施形態を図示する詳細分解斜視図である。
【
図15】
図13の実施形態のサポートする取り外し可能な旋回端部を図示する斜視図である。
【
図16】充電ケーブル巻き戻しおよび使用システムの第1の実施形態を図示し、その一般的な特徴を示す斜視図である。
【
図17】キッチン作業における使用による
図16の実施形態を図示する環境斜視図である。
【
図18】開放位置における
図16の実施形態を図示する斜視図である。
【
図19】開放位置における
図16の実施形態を図示する詳細分解斜視図である。
【
図20】動作中の本発明による開放位置における、巻き戻し線が完全に伸びている状態の
図16の実施形態を図示する斜視図である。
【
図21】巻き戻し線が完全に伸びており、モバイルブロードバンド充電ケーブルが接続された状態の動作中の本発明による開放位置における
図16の実施形態を図示する斜視図である。
【
図22】モバイルブロードバンド充電ケーブルが巻き付けられた状態の動作中の本発明による、完全に巻き付けられた位置の
図16の実施形態を図示する斜視図である。
【
図23】モバイルブロードバンド充電ケーブルが巻き付けられ、上側スプールフランジ部が除去された状態の動作中の本発明による、完全巻き付けられた状況の
図16の実施形態を図示する斜視図である。
【
図24】充電ケーブル巻き戻しおよび使用システムの第2の実施形態を図示し、その一般的な特徴を示す斜視図である。
【
図26】巻き戻し線が完全に伸びている状態の動作中の本発明による
図24の実施形態を図示する斜視図である。
【
図27】巻き戻し線が完全に伸びており、モバイルブロードバンド充電ケーブルが挿入された状態の動作中の本発明による
図24の実施形態を図示する斜視図である。
【
図28】巻き戻し線が完全に伸びており、モバイルブロードバンド充電ケーブルが挿入された状態の動作中の本発明による
図24の実施形態を拡大して図示する斜視図である。
【
図29】モバイルブロードバンド充電ケーブルが巻き付けられた状態の動作中の本発明による完全に巻き付けられた状況の
図24の実施形態を図示する斜視図である。
【
図30】充電ケーブル巻き戻しおよび使用システムの第3の実施形態を図示し、その一般的な特徴を示す斜視図である。
【
図31】開放位置における
図30の実施形態を図示する詳細分解斜視図である。
【
図32】モバイルブロードバンド充電ケーブルが巻き付けられた状態の動作中の本発明による、完全に巻き付けられた状態における
図30の実施形態を図示する斜視図である。
【
図33】巻き戻し線が完全に伸びている状態の動作中の本発明による開放位置の
図30の実施形態を図示する斜視図である。
【
図34】巻き戻し線が完全に伸びており、モバイルブロードバンド充電ケーブルが接続された状態での動作中の本発明による開放位置における
図30の実施形態を図示する斜視図である。
【
図35】システム収納部の前面のカットアウトを含む一般的な特徴を示す
図4における充電および使用システムを図示する環境斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
本発明は、専用の非侵略的空間における、完全に視覚的にアクセス可能な状態で充電することができるモバイルブロードバンドデバイスを日常的な使用のための編成システムに関する。
【0024】
図1Aは、本発明による、使用中の好ましいキャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム100(充電および使用システム100)の前面アセンブリを図示する立面図である。システム収納部102は、アセンブリのための構造を提供する。
図1Aに図示されているシステム収納部102は、収納部の前方部を示しており、箱を形成しているが、システム収納部は、システム収納部の前方部なしで構成されてよい。アセンブリは、上棚前部122を持つ上棚120、および下棚前部126を持つ下棚124を含む。2つのモバイルブロードバンド装置802は、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804により充電されていることが図示される。充電および使用システム100は、直接ケーブルを介して、またはウォールチャージャー818等のデバイスを介して構内配線または他の電源に接続され得るシステム電力ケーブル巻き戻し部134を介して電力を得る。システム電力巻き戻し部134は、USBコネクタを含む固定長ケーブル入口およびUSBコネクタを含む巻き戻しケーブル出口を有するケーブル巻き戻し部である。システム電力巻き戻し部134は、システム収納部102の下側に装着される。固定長USBケーブルは、レセプタクル808に差し込まれるウォールチャージャー818にシステム電力巻き戻し部134を接続する。巻き戻しUSBケーブルは、電源分配ブロック128にDC電圧を供給する。充電および使用システム100のユーザが、スリーブベアリングガイドレール106に沿ってスリーブベアリングキャリッジ108の上に装着された上棚120および下棚124をスライドすると、システム電力ケーブル巻き戻し部134は電源分配ブロック128へのケーブルの張力を保持する。
【0025】
図1Bは、後退位置における好ましいキャビネット下のモバイルブロードバンド充電の前面および使用システム100を図示する立面図である。一旦後退すると、システム収納部102は、構内配線への接続のために利用可能な残りのシステム電力ケーブル巻き戻し部134と共にアセンブリ全体を収納する。
【0026】
図2Aは、2つのモバイルブロードバンド装置802と共にキッチン作業される下部キッチンキャビネット812の上方の標準的な上部キッチンキャビネット814の下側に取り付けられた、その使用によるキャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム100を図示する環境斜視図である。このシステムは、キャビネット、本棚、重量ラック、食器棚、スパイスラック、コーヒーポッドラック、通常の料理の本のスタンド、音楽スタンド等の、キッチン、洗濯屋、運動部屋、大学の寮、オフィス等で発見されるようなものが任意の棚の下面に取り付けられてよい。図示されるように、システム収納部102は標準的な上部キッチンキャビネット814の下側に装着される。充電および使用システム100は、レセプタクル808を介して構内配線に接続されるシステム電力ケーブル巻き戻し部134を介して電力を得る。容易に認識できるように、充電および使用システム100は下部キッチンキャビネット812のカウンタートップ810の上方に位置しており、充電および使用システム100が使用中の間にはカウンタートップ810が他に使用されることはない。
【0027】
図2Bおよび
図2Cは、後退位置におけるキッチン作業における使用によるキャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム100を図示する環境斜視図を提供する。一旦後退されると、標準的な上部キッチンキャビネット814の下側に装着された時のキャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム100の可視性は、ウォールチャージャー818を介した標準的な120ボルト60ヘルツのレセプタクルとして図示されたレセプタクル808に接続されるように図示されたシステム電力ケーブル巻き戻し部134に限定される。当業者にとって容易に明らかであるように、充電および使用システム100は、現在の技術で容易に利用可能な適切なウォールチャージャーを使用することで、またはユーザの電力システムに適切なアダプタが一体的に提供するように製造されたシステム電力ケーブルを介していかなる電力システムにも接続され得る。さらに容易に明らかであるように、下部キッチンキャビネット812のカウンタートップ810は、他の使用のために依然と容易に利用可能である。
【0028】
図3Bが上部キッチンキャビネット814の下方に後退した充電および使用システム100と共に同じユーザ902、904により同じ充電および使用システム100の視線を図示している一方、
図3Aは、キッチン作業における使用による開放状態におけるキャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム100のユーザ902および他のユーザ904の視線を図示する環境斜視図を図示している。T1はユーザ902の視線の高さを表しており、T2はユーザ904の視線の高さを表す。Ergotron Ergonomics Data sheet(2014年4月1日改正板)もよると、米国の人口調査に基づいた5%の女性の立位時の視点高さはユーザ902のT1により表される55.7インチ(141.478センチメートル)で、また95パーセントの男性の立位時の視点高さはユーザ904のT2で表される68.6インチ(174.244センチメートル)である。高さT1およびT2は典型的な現代の米国のキッチンを基準にして図示されており、充電および使用システム100ユーザの95パーセントは、後退状態の間でその95パーセントのユーザから非表示になっている間でも充電および使用システム100を見ることが可能であろう。後退状態における下部キッチンキャビネット812の上方においてこれらのユーザに見えるのは、レセプタクル808に接続されたシステム電力巻き戻し部134の電力コードのみである。
【0029】
一番下の棚の下にあるキャビネット下の奥行は約10.5インチ(26.67センチメートル)から10.75インチ(27.305センチメートル)の間であって、一番下の棚の下にある対応するキャビネット下の高さは約1.25インチ(3.175センチメートル)から1.375インチ(3.4925センチメートル)である標準的な上部キッチンキャビネットを使用する場合、約1.25インチ(3.175センチメートル)の高さと、10.375インチ(26.3525センチメートル)の長さと、および18インチ(45.72センチメートル)の幅を有するキャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム100は、95パーセントのユーザには見えないままである。キャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム100好ましい実施形態において、充電および使用システム100の幅は約9.5インチ(24.13センチメートル)である。
【0030】
好ましい実施形態において、標準的な上部キッチンキャビネットと共に使用する時に、下棚は約0.040インチ(0.1016センチメートル)の厚さ、長さ約8インチ(20.32センチメートル)の長さ、約8インチ(20.32センチメートル)の幅を有するのが好ましく、上棚は約0.040インチ(0.1016センチメートル)の厚さ、約8インチ(20.32センチメートル)の長さ、約8インチ(20.32センチメートル)の幅を有するのが好ましい。
【0031】
キャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム100の好ましい実施形態の1つ目は、
図4から
図8にさらに示される。充電および使用システム100を広げた(開放した)位置(組み立てた状態および分解立体図)を図示する
図4および
図5を参照すると、本実施形態は、ケーブル技術を利用する。システム収納部102は、装着孔104を含むアセンブリ用の構造を提供する。システム収納部は、合板、金属、ポリマー等のコンテナ用に通常使用される任意の好適な材料、または竹または硬材等の環境に優しい材料で構成されてよい。図示されているように、ネジ型留め具を介した装着が好ましいが、本発明の教示から逸脱することなく、追加の装着方法を使用してよい。そのような装着方法は、システム収納部102に必須であってよく、ボルト止め、テーピング、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ブラケット、ユーザが装着、装着解除および再装着できる接着剤(ミネソタ州セントポールの3M,Inc.によるCommand Damage Free Hanging Strip等)等を含み得る。スリーブベアリングガイドレール106は、システム収納部102の内側平行面の各々に装着される。スリーブベアリングキャリッジ108は、各スリーブベアリングガイドレール106に載置される。キャリッジスペーサ110は、4つの支持アーム112の旋回に適切な間隔を提供するために各スリーブベアリングキャリッジ108に装着される。4つの支持アーム112は2対で、各棚の各側に一対ずつ、上棚120および下棚124とに用意される。各対の支持アーム112は支持アームの旋回ブラケット118に接続される。上棚120および上棚前部122は、アセンブリとして取り外し可能である。キャリッジスペーサ110、支持アーム対112、支持アームの旋回ブラケット118の組み合わせは、上棚120および下棚124の垂直方向の関節運動を提供する。スリーブベアリングキャリッジ108およびスリーブベアリングガイドレール106の組み合わせは、上棚120および下棚124において水平方向の関節運動を提供する。ノブ114およびスプリング116を締付けることにより、充電および使用システム100が開いている時の、関節運動による棚の角度が設定される。
【0032】
上棚120の前面に装着された上棚前部122は、ブロードバンドデバイスが充電および使用のために載るための、縁部を提供する。下棚124の前面に装着された下棚前部126は、ケーブル収納を補助する。
【0033】
下棚124上に装着された電源分配ブロック128は、充電および動作に必要なDC電圧を分配する。
図5および6に図示された好ましい実施形態においては、2つのモバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400(巻き戻しアセンブリ400)が提示されており、電源分配ブロック128はマルチポートUSBハブである。電源分配ブロック128は、高精細マルチメディア連結(HDMI(登録商標))、保護デジタル(SD)、miniSD、ギガビット、イーサネット(登録商標)、USBーC等の接続のための追加モバイルブロードバンドデバイスを任意に有してよい。本実施形態には2つの巻き戻しアセンブリ400が図示されるが、4つまでの巻き戻しアセンブリ400が装着され得る。以下、説明を単純化するために、単一充電および使用システム400の部品および使用について説明する。巻き戻しピン132は、モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400が位置する下棚124に装着される。下棚124のプランジャ位置決め孔136は、モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400のプランジャ(充電および使用システム400の下側に位置し、
図5と、
図6と、
図7と、
図8とに図示されていない)を収容し、プランジャは、モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400の回転を防止する。モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804は、モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400の内側に巻き付けられ、その一端は、充電および使用システム100で使用されるブロードバンドデバイスとの互換性のために選択される。USBケーブル440は、モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400を電源分配ブロック128に接続する。モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400は取り外し可能なため、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804が他のブロードバンドデバイスとの互換性の必要に応じて変化され得る。充電ケーブル804は、電源分配ブロック128から電子デバイスに電力を供給する手段を提供する。
【0034】
充電および使用システム100に供給された電力は、システム電力巻き戻し部134を組み込む(
図5に図示)。システム電力巻き戻し部134は、USBコネクタ付き固定長ケーブル入口およびUSBコネクタ付き巻き戻しケーブル出口を有するケーブル巻き戻し部である。システム電力巻き戻し部134は、システム収納部102の下側に装着される。固定長USBケーブルは、レセプタクル808に差し込まれるウォールチャージャー818にシステム電力巻き戻し部134を接続する。巻き戻しUSBケーブルは、電源分配ブロック128にDC電圧を供給する。充電および使用システム100のユーザが、スリーブベアリングガイドレール106に沿ってスリーブベアリングキャリッジ108の上に装着されている上棚120および下棚124をスライドすると、システム電力ケーブル巻き戻し部134は、電源分配ブロック128に対してケーブルの張力を保持する。システム収納部102は、平行な側面および平らな上面を維持することが可能な射出成形パーツであることが好ましい。木、アクリロニトリルブタジエンスチレン(ABS)、アルミニウム等の他の材料および製造方法を、システム収納部102を形成するために使用できる。
【0035】
装着孔104を使用してキャビネットの下側にキャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム100を設置する際に、システム電力ケーブル巻き戻し部134内の固定長USBケーブルは、構内配線レセプタクル808に接続する。ユーザは、棚アセンブリを前方にスライドしながら上棚120および下棚124を所望の傾斜面まで関節運動させ、次いでノブ114を締め付ける。所望の傾斜面は、水平方向から約15度から、水平方向から約75度まで調整され得るが、水平方向から約45度が好ましい。
図6を参照すると、ユーザはモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804をブロードバンドデバイスに接続する。ユーザは、1以上のモバイルブロードバンドデバイス802を上棚120に配置する。上棚前部122は、モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム100の内部に含まれるモバイルブロードバンドデバイス802を保護する。ユーザは、デバイスの充電を必要としなくてよい。充電中か否かにかかわらず、ユーザはデバイスへの完全な視覚的および音声的アクセスを確保する。
【0036】
図7を参照すると、本発明のこの第1実施形態では、ユーザは、電源分配ブロック128および巻き戻しピン132が装着されている下棚124を露出させるために、上棚120を取り外す。ユーザは、巻き戻しピン132の上にモバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム400を配置し、モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム400には充電予定であるモバイルブロードバンドデバイスに対応するコネクタを有するモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804が装填されている。モバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400が巻き戻しピン132の上に置かれると、動作中にモバイルブロードバンドデバイス充電および使用システム400の構造が回転することを抑止するプランジャ位置決め孔136に、プランジャ426が挿入される。ユーザは、USBケーブル440を電源分配ブロック128に接続する。ブロードバンドデバイスに対応するモバイルブロードバンド充電ケーブル804の端部は充電予定のブロードバンドデバイスに接続される。この方法で、複数のブロードバンドデバイスを収容できる。1つのモバイルブロードバンドデバイス802は、充電ケーブル804に接続され、上棚120の上に配置されている。他のモバイルブロードバンドデバイスは、上棚120の上に配置された後に、使用のために充電ケーブル804に接続されている。ユーザは上棚120を交換し、1以上のモバイルブロードバンドデバイスを充電のために上棚120の上に配置することができる。上棚120の調節しやすさは、ユーザにとって上棚120の上に配置されたデバイスへの完全な視覚的および音声的アクセスの保持を可能にする。モバイルブロードバンドデバイスは、任意のサイズ、型、向きのスマートフォン、タブレット、PDA等であってよい。充電および使用システム100は、充電電力の要件に関わらず側面または底部の接続を収容できる。
【0037】
図8を参照すると、充電および使用システム100は、上棚前部122に対して載る上棚120の上に図示されるように、単一大型のモバイルブロードバンドデバイス806と共に使用され、モバイルブロードバンド充電ケーブル804に接続される。
【0038】
図7および8を再度参照すると、
図8は、側面の接続を介して充電および使用システム100に接続されるタブレット等の大型のブロードバンドデバイス806を図示し、
図7は底部の接続を介して充電および使用システム100に接続される各モバイルブロードバンドデバイス802を図示する。上棚120を、より大型のデバイスがシステムと共に使用されることを可能にするであろう伸長可能なアーム(図示されていない)に任意に提供されてよい。例えば、スマートフォンを充電している間は基部充電器に提供するには幅が広すぎる大型スクリーンタブレットも、ここではスマートフォンと共にシステムに提供することが可能であろう。充電および使用システム100は格納ケースではないが、上棚120が完全に後退された際に、デバイスは充電および機能を保つことができる。
【0039】
本発明の第2の実施形態では、キャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム200について
図9と、
図10と、
図11と、
図12とに示す。本実施形態は、誘導充電技術を利用する。上記に予め説明された実施形態におけるシステムと同様に、システム収納部202は装着孔204を含むアセンブリ用の構造を提供する。システム収納部202は、通常コンテナに使用される合板、金属、ポリマーまたは環境に優しい竹または硬材の材料等の任意の好適な材料で構成されてよい。図示されているように、ネジ型留め具を介した装着が好ましいが、本発明の教示から逸脱することなく、追加の装着方法を使用してよい。そのような装着方法は、システム収納部202に必須であってよく、ボルト止め、テーピング、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ブラケット、ユーザが装着、装着解除および再装着できる接着剤(ミネソタ州セントポールの3M,Inc.によるCommand Damage Free Hanging Stripなど)等を含み得る。スリーブベアリングガイドレール206は、システム収納部202の内側平行面の各々に装着される。スリーブベアリングキャリッジ208は、各スリーブベアリングガイドレール206の上を走る。キャリッジスペーサ210は、4つの支持アーム212の旋回に適切な間隔を提供するために各スリーブベアリングキャリッジ208に装着される。各対の支持アーム212は、支持アームの旋回ブラケット218に接続される。上棚220および下棚224は、支持アーム212の各々に装着される。上棚220および上棚前部222は、アセンブリとして取り外し可能である。キャリッジスペーサ210、一対の支持アーム212、支持アームの旋回ブラケット218の組み合わせは上棚220および下棚224の垂直方向の関節運動を提供する。スリーブベアリングキャリッジ208およびスリーブベアリングガイドレール206の組み合わせは、上棚220および下棚224において水平方向の関節運動を提供する。ノブ214およびスプリング216の締付けることにより、充電および使用システム200が開いている時の、関節運動による棚の角度が設定される。所望の関節付き棚の角度は、水平方向から約15度から、水平方向から約75度まで調整できるが、水平方向から約45度が好ましい。
【0040】
上棚220の前面に装着された上棚前部222は、ブロードバンドデバイスが載るための縁部を提供する。下棚224の前面に装着された下棚前部226は、ケーブル収納を補助する。
【0041】
T字型の長い押出スライド(T字型溝付きロング押出スライド)256およびT字型の短い押出スライド(T字型溝付きショート押出スライド)258は、上棚220に装着される。T字型の押出ロケータ(T字型溝付き押出ロケータ)260はT字型溝付きロング押出スライド256およびT字型溝付きショート押出スライド258に置かれる。これらは、充電コイルの整列を保証するように、無線充電器252(例えば、Amazon.comで入手可能なChoetech Qi無線充電器 T513S)およびモバイルブロードバンドデバイス802を位置決めする上で必要な調節しやすさを提供する。T字型溝付き押出ロケータ260は、無線充電器252より小さいか、より大きい充電用のブロードバンドデバイスを収容することができる。
図9と、
図10と、
図11と、
図12とに図示されるように、充電および使用システム200は2つの無線充電器252と2つまでのモバイルブロードバンド装置802を収容することができる。当業者の人々は認識しているように、充電および使用システム200の幅を広くすることにより、追加の無線充電器を使用することが可能であろう。
【0042】
下棚224の上に装着された電源分配ブロック228は、充電および動作に必要なDC電圧を分配する。無線充電器ケーブル254は、電源分配ブロック228に無線充電器252を接続する。
【0043】
充電および使用システム200に供給された電力は、システム電力巻き戻し部234を組み込む。システム電力巻き戻し部234は、USBコネクタ付き固定長ケーブル入口およびUSBコネクタ付き巻き戻しケーブル出口を有するケーブル巻き戻し部である。システム電力巻き戻し部234は、システム収納部202の下側に装着される。固定長USBケーブルは、レセプタクル808に差し込まれるウォールチャージャー818にシステム電力巻き戻し部234を接続する。巻き戻しUSBケーブルは、電源分配ブロック228にDC電圧を供給する。充電および使用システム200のユーザが、スリーブベアリングガイドレール206に沿ってスリーブベアリングキャリッジ208の上に装着された上棚220および下棚224をスライドすると、システム電力ケーブル巻き戻し部234は、電源分配ブロック228へのケーブルの張力を保持する。無線充電器252を充電マット、誘導リング、誘導ケース等の電力マットまたはその他の誘導充電デバイスに入れ替えることにより、本発明ではスマートフォン等のモバイルブロードバンドデバイス802、またはこれらのデバイスの充電に対応するタブレットコンピュータ等の大型モバイルブロードバンドデバイスによって、電力マットまたはその他の誘導充電デバイスを使用してよい。
【0044】
キャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム200を、装着孔204を使用してキャビネットの下側に設置する際に、システム電力ケーブル巻き戻し部234内の後退可能なUSBケーブルは、構内配線レセプタクル808に接続される。ユーザは、棚アセンブリを前方にスライドしながら上棚220および下棚224を所望の傾斜面まで関節運動させ、ノブ214を締め付ける。ユーザは、上棚220に装着された無線充電器252の上に1以上のモバイルブロードバンドデバイス802を配置してよい。ユーザは、T字型溝付きロング押出スライド256およびT字型溝付きショート押出スライド258内の複数のT字型溝探知器260を調整して、充電コイルの整列を保証するために無線充電器252およびモバイルブロードバンドデバイス802を配置する。T字型溝付き押出ロケータ260は、無線充電器252より小さいか、無線充電器252より大きい充電用のブロードバンドデバイスを収容するために回転できる。所望のサイズのモバイルブロードバンドデバイス802の収納用のT字型溝探知器260の位置により、内蔵型のT字型溝探知器260セットネジは締付けられる。この方法で、複数のデバイスを収容できる。1以上のモバイルブロードバンドデバイスは、充電のために棚に配置することができる。充電中か否かにかかわらず、上棚220の調節しやすさは、ユーザにとって上棚220の上に配置されたデバイスへの完全な視覚的および音声的アクセスの保持を可能にする。モバイルブロードバンドデバイスは、任意のサイズ、型、向きのスマートフォン、タブレット、携帯情報端末(PDA)等であってよい。充電および使用システム200は、充電電力の要件に関わらず、側面または底部の接続を収容できる。上棚220を、より大型のデバイスがシステムと共に使用されることを可能にするであろう伸長可能なアーム(図示されていない)に任意に提供されてよい。充電および使用システム200は格納ケースではないが、上棚220が完全に後退される間、デバイスは充電および機能を保つことができる。
【0045】
本発明の第3の実施形態は、キャビネット下のモバイルブロードバンド充電および使用システム300について
図13と、
図14と、
図15とに示す。本実施形態は、取り外し可能/旋回充電端部技術を利用する。上記に予め説明された実施形態におけるシステムと同様に、システム収納部302は装着孔304を含むアセンブリ用の構造を提供する。システム収納部302は、通常コンテナに使用される合板、金属、ポリマーまたは環境に優しい竹または硬材の材料等の任意の好適な材料で構成されてよい。図示されているように、ネジ型留め具を介した装着が好ましいが、本発明の教示から逸脱することなく、追加の装着方法を使用してよい。そのような装着方法は、システム収納部302に必須であってよく、ボルト止め、テーピング、接着剤、ベルクロ(登録商標)、ブラケット、ユーザが装着、装着解除および再装着できる接着剤(ミネソタ州セントポールの3M,Inc.によるCommand Damage Free Hanging Stripなど)等を含み得る。スリーブベアリングガイドレール306は、システム収納部302の2つの内側平行面の各々に装着される。スリーブベアリングキャリッジ308は、各スリーブベアリングガイドレール306の上を走る。キャリッジスペーサ310は、4つの支持アーム312の旋回に適切な間隔を提供するために各スリーブベアリングキャリッジ308に装着される。各対の支持アーム312は、支持アームの旋回ブラケット318に接続される。上棚320および下棚324は、下の支持アーム312の各々に装着される。上棚320および上棚前部322は、アセンブリとして取り外し可能である。キャリッジスペーサ310、一対の支持アーム312、支持アームの旋回ブラケット318の組み合わせは上棚320および下棚324の垂直方向の関節運動を提供する。スリーブベアリングキャリッジ308およびスリーブベアリングガイドレール306の組み合わせは、上棚320および下棚324において水平方向の関節運動を提供する。ノブ314およびスプリング316の締付けることにより、充電および使用システム300が開いている時の、関節運動による棚の角度が設定される。
【0046】
上棚320の前面に装着された上棚前部322は、ブロードバンドデバイスが載るための縁部を提供する。下棚324の前面に装着された下棚前部326は、ケーブル収納を補助する。
【0047】
充電バー382は、上棚320に装着される。取り外し可能/旋回端部386は、充電および使用システム300で使用されるモバイルブロードバンドデバイス802との互換性のために選択される。取り外し可能/旋回端部386は、充電バー382およびモバイルブロードバンドデバイス802に挿入される。電源分配ブロック328は、充電と動作に必要なDC電圧を分配する下棚324の上に装着される。 USB to USBケーブル384は、充電バー382と電源分配ブロック328を接続させる。
【0048】
充電および使用システム300に供給された電力は、システム電力巻き戻し部334を組み込む。システム電力巻き戻し部334は、USBコネクタ付き固定長ケーブル入口およびUSBコネクタ付き巻き戻しケーブル出口を有するケーブル巻き戻し部である。システム電力巻き戻し部334は、システム収納部302の下側に装着される。固定長USBケーブルは、レセプタクル808に差し込まれるウォールチャージャー818にシステム電力巻き戻し部334を接続する。巻き戻しUSBケーブルは、電源分配ブロック328にDC電圧を供給する。充電および使用システム300のユーザが、スリーブベアリングガイドレール306に沿ってスリーブベアリングキャリッジ308の上に装着された上棚320および下棚324をスライドすると、システム電力ケーブル巻き戻し部334は電源分配ブロック328へのケーブルの張力を保持する。装着孔304を使用してキャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム300をキャビネットの下側に設置すると、システム電力ケーブル巻き戻し部334内の後退可能なUSBケーブルは、予め説明された実施形態と同様に、構内配線レセプタクル(図示されていない)に接続される。
ユーザは、棚アセンブリを前方にスライドしながら上棚320および下棚324を所望の傾斜面に関節運動させ、ノブ314を締め付ける。ユーザは、1以上のモバイルブロードバンドデバイス(図示されていない)を、上棚320の上に配置する。ユーザは、使用予定のモバイルブロードバンドデバイスとの互換性のために取り外し可能/旋回端部386を選択する。取り外し可能/旋回端部386は、充電バー382およびモバイルブロードバンドデバイスに挿入される。この方法で、複数のデバイスを収容できる。1以上のモバイルブロードバンドデバイスは、充電のために棚の上に配置することができる。ユーザは、デバイスの充電を必要としなくてよい。充電中か否かにかかわらず、上棚320の調節しやすさは、ユーザにとって上棚320の上に配置されたデバイスへの完全な視覚的および音声的アクセスの保持を可能にする。モバイルブロードバンドデバイスは、任意のサイズ、型、向きのスマートフォン、タブレット、PDA等であってよい。充電および使用システム300は、充電電力の要件に関わらず側面または底部の接続を収容できる。上棚320を、より大型のデバイスがシステムと共に使用されることを可能にするであろう伸長可能なアーム(図示されていない)に任意に提供されてよい。充電および使用システム300は格納ケースではないが、上棚320が完全に後退された際に、デバイスは充電および機能を保つことができる。
【0049】
第3の実施形態において、ユーザは、充電および使用システム100で使用する予定のブロードバンドデバイスとの互換性のために、取り外し可能/旋回端部306を選択する。取り外し可能/旋回端部306は、充電バー302およびスマートフォン等のブロードバンドデバイスに挿入される。この方法で、複数のデバイスを収容できる。1以上のモバイルブロードバンドデバイスは、充電のために棚の上に配置することができる。
【0050】
本発明のモバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム400(巻き戻しアセンブリ400とも呼ばれる)の好ましい実施形態の追加の詳細は、は、
図16と、
図17と、
図18と、
図19と、
図20と、
図21と、
図22と、
図23とに示される。当業者の人々にとって容易に明らかであるように、巻き戻しアセンブリ400は、USB Type-B、USB Type-C、USB Mini-AおよびMini-B、USB Micro-AおよびMicro-、D-sub等の追加のコネクタタイプを組み込むように構成され得る。この方法は、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804が差し込まれられるUSBレセプタクル438の使用を伴う。上側スプールフランジ部402および下側スプールフランジ部424は、アセンブリの構造を提供するネジにより互いに固定される。
図19に提示された実施形態において、当業者の人々には容易に明らかであるように、上側スプールフランジ部402および下側スプールフランジ部424がネジを使用して互いに固定されると説明されているが、2つのスプールフランジ部はリベット、クリップ、化学接着剤等、締め付けのためのいくつかの利用可能な手段の何れかにより接続されてよい。上側スプールフランジ部402および下側スプールフランジ部424の間に位置されるものは、上部グロメット404、充電ケーブル用ハーフスプール406、中央スプールフランジ部410、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412、ウェーブディスクスプリング416、ストリングスプール420、下部グロメット422を含むスタックアセンブリ(スタック)である。
【0051】
巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412は、ばね鋼巻き戻し部414を収納する。巻き戻し線418は、ストリングスプール420の周りに巻き付けられる。ストリング引き手436は、ストリングのユーザ側の端部に取り付けられる。プランジャ426は、ウェーブディスクスプリング416を加圧し、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412とストリングスプール420との同時回転のために、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412とストリングスプール420を係合させる。
【0052】
一端において、ばね鋼巻き戻し部414は巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412内の溝に挿入され、他端においては、下側スプールフランジ部424内の溝に挿入される。スタックの回転は、ばね鋼を巻く。
【0053】
爪428は爪マウント432の上に装着される。トーションばね430は、スター・ホイール434に対してラチェットするための爪428の張力を保持し、爪428のロックを可能にする。ロックされた爪428は、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412の複数の歯を係合する。
【0054】
USBレセプタクル438は、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804に差し込むために充電ケーブル用ハーフスプール406から旋回する充電ケーブル用スプール施回部408に必須である。
【0055】
USBレセプタクル438の裏面に配線されたものは、環境電源に接続されるために上部グロメット404から出るUSBケーブル440である。
【0056】
上側スプールフランジ部402および下側スプールフランジ部424は、回転スタックを支持する単一固定構造を生成するために接合される。上部グロメット404は、USBケーブル440の周りに回転を提供し、アセンブリの上面のスタックの回転を収容する。スタックの底部の回転は、下部グロメット422により収容される。
【0057】
モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム400のパーツは、射出成形によるものが好ましい。木、金属等の他の材料および押出、成形、大工等の製造方法は、本発明の教示を避けることなくパーツの製造に使用することができる。巻き戻し線418は、小径と高抗張力を有する。巻き戻し線の好ましい材料は、ナイロン、ポリエチレン、ポリエチレン、被覆金属線等を含む。
【0058】
モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム400の動作を準備するために、まず、ユーザのモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を装填する必要がある。
【0059】
各々が約3インチ(7.62センチメートル)の直径、下側スプールフランジ部の基部から上側フランジ部の上面まで約0.73インチ(1.8542センチメートル)の高さを有する上側スプールフランジ部および下側スプールフランジ部を含む巻き戻しアセンブリは、長さ40インチ(101.6センチメートル)、直径0.01インチ(0.0254センチメートル)までの充電ケーブルを収容できる。
【0060】
第1の巻き戻しアセンブリ400の実施形態において、ユーザはウェーブディスクスプリング416を加圧するためにプランジャ426を押して、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412とストリングスプール420との同時回転のために、ストリングスプール420を巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール412と係合する。ユーザは、巻き戻し線418をほどくために、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804の所望の巻き戻し長までストリング引き手436を引っ張る。蝶つがい式充電ケーブル用スプール施回部408は、充電ケーブル用ハーフスプール406から揺れて、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804に差し込まれたUSBレセプタクル438を露出させる。充電ケーブル用スプール施回部408を閉めた後、ユーザはストリング引き手436を放し、ストリングスプール420、充電ケーブル用ハーフスプール406、充電ケーブル用スプール施回部408の逆回転を可能にする。その結果は、巻き戻し線418および充電ケーブル804の完全な後退である。ユーザは、プランジャ426を放してモバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム400の装填プロセスを完了させる。
【0061】
一旦後退されると、USBケーブル440は、レセプタクル808からの給電される電源分配ブロック816等の環境電源に接続することができる。ユーザは、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を、所望の長さまで引っ張り、巻き戻すために放されるまでロックして、モバイルブロードバンドデバイス802に接続することができる。巻き戻すために放すには、モバイルデバイス充電ケーブル804を素早く引っ張る必要がある。
図17を参照すると、巻き戻しアセンブリ400は、モバイルブロードバンドデバイス802と共に使用されるように図示されている。
図17において、巻き戻しアセンブリ400はキャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システムから独立して使用されており、巻き戻しアセンブリ400はキッチンカウンタートップ810の上に置かれている。
【0062】
モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム500(巻き戻しアセンブリ500)に関した本発明の第2実施形態は、
図24と、
図25と、
図26と、
図27と、
図28と、
図29とに示される。巻き戻しデバイス500は、USB Type-B、USB Type-C、USB Mini-AおよびMini-B、USB Micro-AおよびMicro-、D-sub等の追加のコネクタタイプに組み込まれるように構成され得る。この方法は、ユーザ供給のモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804の装填を伴う。
【0063】
上側スプール溝付きフランジ502および下側スプールフランジ部524は、アセンブリの構造を提供するネジにより互いに固定される。
図25に提示された実施形態において、上側スプール溝付きフランジ502および下側スプールフランジ部524はネジを使用して互いに固定されるが、2つのスプールフランジ部は、リベット、クリップ、化学接着剤等の締め付けるためのいくつかの利用可能な手段の何れかにより接続されてよい。上側スプール溝付きフランジ502および下側スプールフランジ部524にはさまれるものは、上部溝付きグロメット504、充電ケーブル用フルスプール506、中央スプールフランジ部510、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512、ウェーブディスクスプリング516、ストリングスプール520および下部グロメット522を含むスタックアセンブリ(スタック)である。
【0064】
巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512は、ばね鋼巻き戻し部514を収納する。巻き戻し線518は、ストリングスプール520の周りに巻き付けられる。ストリング引き手536は、ストリングのユーザ側の端部に取り付けられる。プランジャ526はウェーブディスクスプリング516を加圧し、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512とストリングスプール520の同時回転のために巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512とストリングスプール220を係合する。
【0065】
一端において、ばね鋼巻き戻し部514は巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512内の溝に挿入され、他端においては、下側スプールフランジ部524内の溝に挿入される。スタックの回転は、ばね鋼を巻く。
【0066】
爪528は爪マウント532の上に装着される。トーションばね530は、スター・ホイール534に対してラチェットするための爪528の張力を保持し、爪528のロックを可能にする。ロックされた爪528は、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512の複数の歯を係合する。
【0067】
上側スプール溝付きフランジ502および下側スプールフランジ部524は、回転スタックを支持する単一固定構造を生成するために接合される。上部溝付きグロメット504は、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804の周りの回転を提供し、アセンブリの上面のスタックの回転を収容する。スタックの底部の回転は、下部グロメット522により収容される。
【0068】
モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム500のパーツは、射出成形されたポリマーが好ましい。アルミニウム、鋼鉄、デジタル印刷されたポリマー等の他の材料、デジタル印刷等の製造方法をパーツの製造に使用することができる。巻き戻し線518は、小径と高抗張力を有する。巻き戻し線の好ましい材料は、ナイロン、ポリエチレン、ポリエチレン、被覆金属線等を含む。
【0069】
モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム500の動作を準備するために、まず、ユーザのモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を装填する必要がある。
【0070】
各々が約3インチ(7.62センチメートル)の直径、下側スプールフランジ部502の基部から上側フランジ部524の上面まで約0.73インチ(1.8542センチメートル)の高さを有する上側スプールフランジ部524および下側スプールフランジ部502を有する巻き戻しアセンブリ500は、長さ40インチ(101.6センチメートル)、直径0.01インチまで(0.0254センチメートル)の充電ケーブル804を収容できる。
【0071】
2つ目の巻き戻しアセンブリ500の実施形態において、ユーザはウェーブディスクスプリング516を加圧するためにプランジャ526を押して、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512とストリングスプール520の同時回転のために、ストリングスプール520と巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール512を係合する。ユーザは、巻き戻し線518をほどくために、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804の所望の巻き戻し長までにストリング引き手536を引っ張る。ユーザは、上側スプール溝付きフランジ502の溝と上部溝付きグロメット504の溝を整列させる。ユーザは、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を上側スプール溝付きフランジ502の溝および上部溝付きグロメット504の溝に挿入して、上部溝付きグロメット504から所望の長さが出るように残す。ユーザは、ストリング引き手536を放してストリングスプール520および充電ケーブル用フルスプール506の逆回転を可能にする。その結果は、巻き戻し線518および充電ケーブル804の完全な後退である。ユーザは、プランジャ526を放してモバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻し部500の装填プロセスを完了させる。
【0072】
一旦後退されると、上部溝付きグロメット504から出るモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804の端部は、レセプタクル808から給電される電源分配ブロック816等の環境電源に接続することができる。ユーザは、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804の他端を所望の長さまで引っ張り、巻き戻すために放されるまでロックして、モバイルブロードバンドデバイス802に接続することができる。巻き戻すために放すには、モバイルデバイス充電ケーブル804を素早く引っ張る必要がある。モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム600(巻き戻しアセンブリ600)に関した本発明の第3の実施形態は、
図30と、
図31と、
図32と、
図33と、
図34とに示される。巻き戻しデバイス600は、USB Type-B、USB Type-C、USB Mini-AおよびMini-B、USB Micro-AおよびMicro-、D-sub等の追加のコネクタタイプを組み込むために構成され得る。この方法は、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804に差し込まれられるUSBレセプタクル638の使用を伴う。上側スプールフランジ部602および下側スプールフランジ部624は、アセンブリの構造を提供するネジにより互いに固定される。
図31に提示された実施形態において、上側スプールフランジ部602および下側スプールフランジ部624がネジを使用して互いに固定されると説明されているが、2つのスプールフランジ部はリベット、クリップ、化学接着剤等、締め付けのためのいくつかの利用可能な手段の何れかにより接続されてよい。上側スプールフランジ部602および下側スプールフランジ部624にはさまれるのは、上部グロメット604、充電ケーブル用ハーフスプール606、中央スプールフランジ部610m巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612、ウェーブディスクスプリング616、ストリングスプール620、下部グロメット622を含むスタックアセンブリ(スタック)である。巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612は、ばね鋼巻き戻し部614を収納する。巻き戻し線618は、ストリングスプール620の周りに巻き付けられる。ストリング引き手636は、ストリングのユーザ側の端部に取り付けられる。プランジャ626は、ウェーブディスクスプリング616を加圧し、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612とストリングスプール620との同時回転のために、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612とストリングスプール620を係合させる。一端において、ばね鋼巻き戻し部614は巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612の溝に挿入され、他端においては、下側スプールフランジ部624の溝に挿入される。スタックの回転は、ばね鋼を巻く。爪628は、爪マウント632に装着される。トーションばね630は、スター・ホイール634に対してラチェットするために爪628の張力を保持し、爪628のロックを可能にする。ロックされた爪628は、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612の複数の歯を係合する。USBレセプタクル638は、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804に差し込むために充電ケーブル用ハーフスプール606から旋回する充電ケーブル用スプール施回部608に必須である。USBレセプタクル638の裏側に配線されるのは、上部グロメット604から出ており、上側スプールフランジ部602に固定的に取り付けられたUSBケーブル640であり、コネクタは環境電源に接続するために外周をわずかに超えて突出している。上側スプールフランジ部602および下側スプールフランジ部624は、回転スタックを支持する単一固定構造を生成するために接合される。上部グロメット204は、USBケーブル640の周りに回転を提供し、アセンブリの上面のスタックの回転を収容する。スタックの底部の回転は、下部グロメット622により収容される。モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム600のパーツは、射出成形によるものが好ましい。他の材料および製造方法をパーツの製造に使用することができる。巻き戻し線618は、小径と高抗張力を有する。巻き戻し線の好ましい材料は、ナイロン、ポリエチレン、ポリエチレン、被覆金属線等を含む。動作させるべくモバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム600を準備するために、まず、ユーザのモバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を装填する必要がある。各々が約3インチ(7.62センチメートル)の直径、下側スプールフランジ部602の基部から上側フランジ部624の上面まで約0.73インチ(1.8542センチメートル)の高さを有する上側スプールフランジ部624および下側スプールフランジ部602を有する巻き戻しアセンブリ600は、長さ40インチ(101.6センチメートル)、直径0.01インチ(0.0254センチメートル)までの充電ケーブル804を収容する。
【0073】
第3の巻き戻しデバイス600の実施形態において、ユーザはウェーブディスクスプリング616を加圧するためにプランジャ626を押して、巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612とストリングスプール620との同時回転のために、ストリングスプール620を巻き戻しばね収納部/ラチェットホイール612と係合する。ユーザは、巻き戻し線618をほどくために、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を所望の巻き戻し長までストリング引き手636を引っ張る。蝶つがい式充電ケーブル用スプール施回部608は、充電ケーブル用ハーフスプール606から揺れて、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804に差し込まれるUSBレセプタクル638を露出させる。充電ケーブル用スプール施回部608を閉めた後、ユーザはストリング引き手636を放し、ストリングスプール620、充電ケーブル用ハーフスプール606、充電ケーブル用スプール施回部608の逆回転を可能にする。その結果は、巻き戻し線618および充電ケーブル804の完全な後退である。ユーザは、プランジャ626を放してモバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻し部600の装填プロセスを完了させる。一旦後退されると、USBケーブル640はレセプタクル808から給電される電源分配ブロック816等の環境電源に接続することができる。ユーザは、モバイルブロードバンドデバイス充電ケーブル804を所望の長さまで引っ張り、巻き戻すために放されるまでロックして、モバイルブロードバンドデバイス802に接続することができる。巻き戻すために放すには、モバイルデバイス充電ケーブル804を素早く引っ張る必要がある。USBケーブル640は上側スプールフランジ部602に固定的に取り付けられているため、モバイルブロードバンドデバイスの充電ケーブル巻き戻しおよび使用システム600は環境電源にしっかり対応される。
【0074】
図示されていない他の好ましい実施形態において、巻き戻しデバイスはハンドルを有し、ハンドルはスプールを手動で回転させるために使用されてよい。当業者の認識のように、ハンドルは固定位置に設けられてよいし、またはハンドルが使用中でない時にハンドルを90度に回転して巻き戻しデバイスに立てかけるようにレバーのように動かしてよい。
【0075】
さらに別の他の好ましい実施形態において、巻き戻しデバイスは小さな電動機を有してよく、電動機は容易に入手可能手段を介してスプールに装着され、スプールを巻くことおよびほどくことを可能にする。
【0076】
図示されていない別の実施形態において、巻き戻しデバイスは、チューブ、ホース、チェーン、線材等の巻付性のある他の材料を格納目的で使用し巻き戻すように構成されてよい。
【0077】
本発明の別の実施形態において、巻き戻しアセンブリ500は、3.5mmのTRRSまたはTRRRS電話コネクタに提供されたイヤバッドケーブル等の多くの消費者電子デバイスケーブルの何れか1つを装填する。運動愛好家は、デバイスケーブルが身体活動を妨げることを防止するためにデバイスを使用することができる。ケーブルの適切な装填は、コードの絡み合いを排除しながらのデバイスの使用を可能にする。さらに本発明の別の実施形態においては、巻き戻しアセンブリは3.5mmTRRSおよびTRRRSのようなステレオヘッドフォンプラグ等の消費者電子デバイスケーブルと共に使用できる。ユーザは、
図16から
図34に図示される実施形態と同様に、巻き戻しアセンブリの周りにケーブルを巻く。ユーザは、巻き戻しアセンブリからほどくために、巻き戻し線を使用して適切な長さのケーブルを装填する。これにより、所望のデバイスの使用のために様々な長さの必要なケーブルを収容することが可能になる。例えば、ジョガーは、ジョギングの間にケーブルがユーザの肢にかかる等の引っかかる危険の発生を防ぐために必要なケーブルのみを配備しながらも、イヤバッドとスマートフォンを使用して音楽またはオーディオブックを聴くことができ、ポケットに電話を確実に入れることができ、イヤバッドをユーザの耳に快適にフィットさせるために正しい長さのスピーカケーブルを選ぶ。
図35に図示される本発明の実施形態を参照すると、好ましいキャビネット下のモバイルブロードバンドデバイス用の充電および使用システム700(充電および使用システム700)は、
図4による充電および使用システム100と同様で、システム収納部102に対してシステム収納部702の前面にカットアウトがあるのは例外とする。このカットアウトは、充電および使用システム700の2つの棚を拡張する余裕の少ない空間でシステムを使用することを可能にする。いくつかの本発明の複数の実施形態、上述の使用方法、およびその利点を詳しく説明したが、添付の請求項により明示された発明の精神および範囲から離れることのない様々な変化、置換および変更を行うことができるということを理解する必要がある。本発明の原理の説明に使用して様々な実施形態は、単なる方法の例示であって、発明の範囲を制限するものと解釈してはいけない。本発明の原理は、適切に用意された任意のデバイスにおいて実装され得ることを当業者の人々は理解するであろう。