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  • 特許-飲食物加熱装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-05
(45)【発行日】2022-07-13
(54)【発明の名称】飲食物加熱装置
(51)【国際特許分類】
   A47B 31/02 20060101AFI20220706BHJP
   H05B 6/80 20060101ALI20220706BHJP
   A47J 39/02 20060101ALI20220706BHJP
   A47B 31/00 20060101ALI20220706BHJP
【FI】
A47B31/02 A
H05B6/80 Z
A47J39/02
A47B31/00 H
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018095901
(22)【出願日】2018-05-18
(65)【公開番号】P2019198548
(43)【公開日】2019-11-21
【審査請求日】2020-12-28
(73)【特許権者】
【識別番号】309012166
【氏名又は名称】株式会社中島製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100114661
【弁理士】
【氏名又は名称】内野 美洋
(72)【発明者】
【氏名】江頭 広三
(72)【発明者】
【氏名】中島 弘喜
【審査官】油原 博
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-269272(JP,A)
【文献】特開昭50-128235(JP,A)
【文献】実開昭47-024648(JP,U)
【文献】米国特許第04849592(US,A)
【文献】特開2003-291949(JP,A)
【文献】特開2012-081258(JP,A)
【文献】特開昭59-219892(JP,A)
【文献】登録実用新案第3173541(JP,U)
【文献】特許第6159598(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47B 31/00、31/02
H05B 6/80
A47J 39/00-39/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器に収容した飲食物にマイクロ波を照射して飲食物を加熱する飲食物加熱装置において、
筐体に搬入出口を形成するとともに、筐体の内部に 容器を左右に並べて収容した搬送可能な搬送箱を出し入れ自在に載置するための搬送箱載置空間を形成し、搬入出口を搬送箱よりも一回り大きなサイズとし、搬送箱載置空間の上方又は下方にマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送空間を設け、マイクロ波伝送空間にマイクロ波を発生するためのマイクロ波発生器を配置するとともに、マイクロ波発生器の左右両側部にマイクロ波発生器で発生したマイクロ波を搬送箱載置空間へ向けて反射させるためのマイクロ波反射板を傾斜状に設け、搬送箱に収容した左右の容器に対応する位置に搬送箱載置空間とマイクロ波伝送空間とを連通する窓を形成し、マイクロ波発生器から照射されたマイクロ波が左右それぞれのマイクロ波反射板で反射して左右それぞれの窓を通過して左右それぞれの容器に照射して左右それぞれの容器の内部の飲食物を加熱することを特徴とする飲食物加熱装置。
【請求項2】
前記搬送箱載置空間の直上方領域内又は直下方領域内に前記マイクロ波発生器及びマイクロ波伝送空間を収容したことを特徴とする請求項1に記載の飲食物加熱装置。
【請求項3】
前記搬送箱に前記左右に並べた容器を前後に並べて収容可能とするとともに、前記搬送箱載置空間の上方又は下方に前記マイクロ波発生器及びマイクロ波伝送空間を前後に並べて設け、前後に並べた前記マイクロ波発生器を全て同時に駆動させずに順次駆動させるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の飲食物加熱装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器に収容した飲食物にマイクロ波を照射して飲食物を加熱する飲食物加熱装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来より、病院や学校などの施設において、温められた飲食物を提供するために、飲食物加熱装置が利用されている。
【0003】
この飲食物加熱装置として、本出願人は、特許文献1に開示しているように、飲食物にマイクロ波を照射して飲食物を加熱する構成の飲食物加熱装置を開発した。
【0004】
この従来の飲食物加熱装置では、飲食物を載置したトレイを収容できる加熱棚を上下及び左右に並べて形成している。
【0005】
そして、使用者は、飲食物を載置したトレイを1個ずつ各加熱棚に収容し、その後、全ての飲食物を加熱し、その後、各加熱棚からトレイを1個ずつ取り出すようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2015-9028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
病院や学校などの施設においては、トレイに飲食物を載置した状態で提供する場合に限られず、容器に飲食物を収容した状態で提供することもある。その場合に、複数の容器を並べて搬送箱に収容し、1個の搬送箱で複数の容器を一括して搬送できるようにしている。
【0008】
ところが、上記従来の飲食物加熱装置においては、飲食物を載置したトレイを1個ずつ出し入れする構成であるため、複数の容器を搬送箱に収容して搬送できても、飲食物加熱装置で加熱する際には搬送箱から容器を1個ずつ取出して飲食物加熱装置の加熱棚に載置し、加熱後に各加熱棚から容器を1個ずつ取出して搬送箱に収容しなければならず、多大な時間や労力を要するおそれがある。
【0009】
そのため、飲食物加熱装置では、搬送箱内の複数の容器に収容された飲食物を一斉に加熱できるように改良することが望まれている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
そこで、請求項1に係る本発明では、容器に収容した飲食物にマイクロ波を照射して飲食物を加熱する飲食物加熱装置において、筐体に搬入出口を形成するとともに、筐体の内部に容器を左右に並べて収容した搬送可能な搬送箱を出し入れ自在に載置するための搬送箱載置空間を形成し、搬入出口を搬送箱よりも一回り大きなサイズとし、搬送箱載置空間の上方又は下方にマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送空間を設け、マイクロ波伝送空間にマイクロ波を発生するためのマイクロ波発生器を配置するとともに、マイクロ波発生器の左右両側部にマイクロ波発生器で発生したマイクロ波を搬送箱載置空間へ向けて反射させるためのマイクロ波反射板を傾斜状に設け、搬送箱に収容した左右の容器に対応する位置に搬送箱載置空間とマイクロ波伝送空間とを連通する窓を形成し、マイクロ波発生器から照射されたマイクロ波が左右それぞれのマイクロ波反射板で反射して左右それぞれの窓を通過して左右それぞれの容器に照射して左右それぞれの容器の内部の飲食物を加熱することにした。
【0011】
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記搬送箱載置空間の直上方領域内又は直下方領域内に前記マイクロ波発生器及びマイクロ波伝送空間を収容することにした。
【0012】
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記搬送箱に前記左右に並べた容器を前後に並べて収容可能とするとともに、前記搬送箱載置空間の上方又は下方に前記マイクロ波発生器及びマイクロ波伝送空間を前後に並べて設け、前後に並べた前記マイクロ波発生器を全て同時に駆動させずに順次駆動させるように制御することにした。
【発明の効果】
【0013】
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
【0014】
すなわち、本発明では、容器に収容した飲食物にマイクロ波を照射して飲食物を加熱する飲食物加熱装置において、容器を左右に並べて収容した搬送可能な搬送箱を出し入れ自在に載置するための搬送箱載置空間を形成し、搬送箱載置空間の上方又は下方にマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送空間を設け、マイクロ波伝送空間にマイクロ波を発生するためのマイクロ波発生器を配置するとともに、マイクロ波発生器の左右両側部にマイクロ波発生器で発生したマイクロ波を搬送箱載置空間へ向けて反射させるためのマイクロ波反射板を傾斜状に設けることにしているために、搬送箱内の複数の容器に収容された飲食物を一斉に加熱することができ、容器に収容した飲食物の加熱に要する時間や労力を低減することができる。
【0015】
特に、前記搬送箱載置空間の直上方領域内又は直下方領域内に前記マイクロ波発生器及びマイクロ波伝送空間を収容することにした場合には、飲食物加熱装置のフットプリント(飲食物加熱装置の設置に必要となる平面視の占有面積)を小さくすることができる。
【0016】
また、前記搬送箱に前記左右に並べた容器を前後に並べて収容可能とするとともに、前記搬送箱載置空間の上方又は下方に前記マイクロ波発生器及びマイクロ波伝送空間を前後に並べて設け、前後に並べた前記マイクロ波発生器を全て同時に駆動させずに順次駆動させるように制御することにした場合には、飲食物加熱装置の瞬間的な消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】飲食物加熱装置を示す正面図。
図2】加熱ユニットを示す正面断面図。
図3】同平面断面図。
図4】他の加熱ユニットを示す正面断面図。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下に、本発明に係る飲食物加熱装置の具体的な構成について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、飲食物加熱装置として、移動可能なカート型の飲食物加熱装置としているが、これに限られず、固定型の飲食物加熱装置であってもよく、また、固定型のステーションと移動可能なカートとを組み合わせたものであってもよい。
【0019】
図1に示すように、飲食物加熱装置1は、縦長箱型状の筐体2の底部に4個のキャスター3を取付けるとともに、筐体2の左上部に操作及び表示を行うための操作・表示ユニット4を設け、さらに、筐体2の内部に飲食物を加熱するための加熱ユニット5を上下に並べて収容している。なお、飲食物加熱装置1は、複数個の加熱ユニット5を上下に並べた構成とした場合に限られず、複数個の加熱ユニット5を左右に並べた構成としてもよく、また、1個の加熱ユニット5だけを収容した構成としてもよい。
【0020】
また、飲食物加熱装置1は、筐体2に各加熱ユニット5へ通じる搬入出口6を上下に並べて形成するとともに、筐体2に開閉自在に設けた開閉扉7で全ての搬入出口6を覆っている。
【0021】
この飲食物加熱装置1で加熱される飲食物は、図2及び図3に示すように、本体8と蓋体9とからなる中空状の容器10の内部に収容される。そして、飲食物を収容した容器10は、複数個まとめて搬送箱11で搬送される。ここでは、搬送箱11に、左右に2個の容器10が並べて載置されるとともに前後4列に並べて載置されている。そのため、1個の搬送箱11で8個の容器10を搬送することができる。
【0022】
飲食物加熱装置1は、搬入出口6を搬送箱11の正面寸法よりも一回り大きなサイズとして、最大で8個の容器10を収容した搬送箱11をそのまま搬入出口6と各加熱ユニット5との間で搬入及び搬出することができるようになっている。
【0023】
加熱ユニット5は、搬送箱11を出し入れ自在に載置するための中空箱型状の搬送箱載置空間12を上部に設け、搬送箱載置空間12の直下方領域(平面視で搬送箱載置空間12の面積の範囲内に収まる搬送箱載置空間12よりも下方の領域)内にマイクロ波発生器13とマイクロ波伝送空間14とを前後に4個ずつ並べてそれぞれ配置している。なお、加熱ユニット5は、搬送箱載置空間12の直下方領域に限られず直上方領域(平面視で搬送箱載置空間12の面積の範囲内に収まる搬送箱載置空間12よりも上方の領域)内にマイクロ波発生器13とマイクロ波伝送空間14とを配置してもよい。
【0024】
搬送箱載置空間12は、上端の天井壁15の左右端部に側壁16,17をそれぞれ設けるとともに、天井壁15の後端部に後壁18を設け、さらに、左右の側壁16,17及び後壁18の下端部に底壁19を設けている。底壁19には、搬送箱11に収容した容器10の所定位置下方側に、搬送箱載置空間12とマイクロ波伝送空間14とを連通する貫通孔状の窓20,21を形成している。
【0025】
この搬送箱載置空間12は、前側が開口しており、筐体2に形成した搬入出口6に連通している。搬送箱11は、搬入出口6から加熱ユニット5の搬送箱載置空間12に側壁16,17の内面と底壁19の上面に沿って搬入及び搬出される。
【0026】
マイクロ波発生器13は、搬送箱11の内部に収容された左右に並ぶ容器10,10の間の下方位置に設けられている。各マイクロ波発生器13は、制御手段22(コンピューター)に接続されており、制御手段22でそれぞれのマイクロ波発生器13が独立して駆動制御される。なお、制御手段22は、操作・表示ユニット4にも接続されている。
【0027】
マイクロ波発生器13は、マイクロ波伝送空間14の中央下部に取付けられており、マイクロ波を照射するためのマイクロ波照射端子23をマイクロ波伝送空間14の内側に張り出させている。マイクロ波発生器13は、マイクロ波照射端子23からマイクロ波伝送空間14の内部に向けてマイクロ波を放射状に照射する。
【0028】
マイクロ波伝送空間14は、前後に4個隣接して設けられており、全体で中空箱型状のマイクロ波伝送空間郡24を形成している。
【0029】
マイクロ波伝送空間郡24は、搬送箱載置空間12の底壁19の下部に伝送壁25を取付けている。この伝送壁25には、水平状の底面26の左右中央部にマイクロ波発生器13をマイクロ波照射端子23を上方(マイクロ波伝送空間14の内部)に突出させた状態で取付けられている。また、伝送壁25には、水平状の底面26の左右端部に上方へ向けて45度に傾斜するマイクロ波反射板27,28が形成されている。
【0030】
このマイクロ波伝送空間郡24は、前後3個の仕切壁29で4個のマイクロ波伝送空間14に仕切られている。各マイクロ波伝送空間14は、中央部にマイクロ波発生器13のマイクロ波照射端子23が突出状に設けられており、搬送箱載置空間12と底壁19に形成された窓20,21で連通している。
【0031】
これにより、各マイクロ波伝送空間14には、マイクロ波発生器13のマイクロ波照射端子23から照射されたマイクロ波が左側のマイクロ波反射板27で上方に反射(屈曲)して左側の窓20を通過して左側の容器10に照射することになる左側のマイクロ波伝送路30と、マイクロ波発生器13のマイクロ波照射端子23から照射されたマイクロ波が右側のマイクロ波反射板28で上方に反射(屈曲)して右側の窓21を通過して右側の容器10に照射することになる右側のマイクロ波伝送路31とが形成される。
【0032】
そして、各マイクロ波伝送空間14では、中央部のマイクロ波発生器13のマイクロ波照射端子23から照射されたマイクロ波が左側のマイクロ波伝送路30を伝って搬送箱載置空間12において搬送箱11の左側に収容された容器10に照射され、その容器10の内部の飲食物を加熱する。同時に、各マイクロ波伝送空間14では、中央部のマイクロ波発生器13のマイクロ波照射端子23から照射されたマイクロ波が右側のマイクロ波伝送路31を伝って搬送箱載置空間12において搬送箱11の右側に収容された容器10に照射され、容器10の内部の飲食物を加熱する。
【0033】
加熱ユニット5は、以上に説明したように構成している。なお、上記加熱ユニット5では、搬送箱載置空間12の下方にマイクロ波伝送空間14を形成しているが、これに限られず、図2及び図3に示す加熱ユニット5を上下反転させて、搬送箱載置空間12の上方にマイクロ波伝送空間14を形成してもよく、また、図4に示すように、搬送箱載置空間12の上方及び下方の両方にマイクロ波伝送空間14をそれぞれ形成してもよい。その場合に、上方のマイクロ波伝送空間14に設けた伝送壁25と下方のマイクロ波伝送空間14に設けた伝送壁25とを上下に対向する位置に配置してもよく、また、図4に示すように、上方の伝送壁25のマイクロ波反射板27,28と下方の伝送壁25のマイクロ波反射板27,28とを左右にずらした位置に設けてもよい。これにより、上方のマイクロ波発生器13と下方のマイクロ波発生器13とで同一の容器10の異なる領域にマイクロ波を照射することができ、容器10の内部の飲食物を広い範囲で均等に加熱したり、容器10の内部の飲食物を異なる温度で加熱することができる。
【0034】
上記飲食物加熱装置1は、制御手段22によって各マイクロ波発生器13を駆動制御することで、搬送箱11ごと搬送箱載置空間12に載置された複数の容器10に収容された飲食物を一斉に加熱することができる。
【0035】
その際に、制御手段22は、全てのマイクロ波発生器13を所定時間連続して同時に駆動して、全ての容器10に収容された飲食物を同時に加熱することもできる。また、瞬間的な消費電力を低減するために、制御手段22は、1個又は複数個の(一部の)マイクロ波発生器13を順番に駆動して、所定時間をかけて全ての容器10に収容された飲食物を一斉に加熱することもできる。
【0036】
以上に説明したように、上記飲食物加熱装置1は、容器10を左右に並べて収容した搬送可能な搬送箱11を出し入れ自在に載置するための搬送箱載置空間12を形成し、搬送箱載置空間12の上方又は下方にマイクロ波を伝送するためのマイクロ波伝送空間14を設け、マイクロ波伝送空間14にマイクロ波を発生するためのマイクロ波発生器13を配置するとともに、マイクロ波発生器13の左右両側部にマイクロ波発生器13で発生したマイクロ波を搬送箱載置空間12へ向けて反射させるためのマイクロ波反射板27,28を傾斜状に設けた構成となっている。
【0037】
そのため、上記構成の飲食物加熱装置1では、搬送箱11内の複数の容器10に収容された飲食物を一斉(同時)に加熱することができ、容器10に収容した飲食物の加熱に要する時間や労力を低減することができる。
【0038】
また、上記飲食物加熱装置1は、搬送箱載置空間12の直上方領域内又は直下方領域内にマイクロ波発生器13及びマイクロ波伝送空間14を収容した構成となっている。
【0039】
そのため、上記構成の飲食物加熱装置1では、飲食物加熱装置1のフットプリント(飲食物加熱装置1の設置に必要となる平面視の占有面積)を小さくすることができ、容易に飲食物加熱装置1を導入できるようにしている。
【0040】
また、上記飲食物加熱装置1は、搬送箱11に左右に並べた容器10を前後に並べて収容可能とするとともに、搬送箱載置空間12の上方又は下方にマイクロ波発生器13及びマイクロ波伝送空間14を前後に並べて設け、前後に並べたマイクロ波発生器13を全て同時に駆動させずにいずれか1個又は複数個だけを順次駆動させるように制御する構成となっている。
【0041】
そのため、上記構成の飲食物加熱装置1では、飲食物加熱装置1の瞬間的な消費電力を低減することができ、他の電子機器の駆動を阻害することがないようにしている。
【符号の説明】
【0042】
1 飲食物加熱装置 2 筐体
3 キャスター 4 操作・表示ユニット
5 加熱ユニット 6 搬入出口
7 開閉扉 8 本体
9 蓋体 10 容器
11 搬送箱 12 搬送箱載置空間
13 マイクロ波発生器 14 マイクロ波伝送空間
15 天井壁 16,17 側壁
18 後壁 19 底壁
20,21 窓 22 制御手段
23 マイクロ波照射端子 24 マイクロ波伝送空間郡
25 伝送壁 26 底面
27,28 マイクロ波反射板 29 仕切壁
30,31 マイクロ波伝送路
図1
図2
図3
図4