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  • 特許-外枠付きサッシ戸 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-06
(45)【発行日】2022-07-14
(54)【発明の名称】外枠付きサッシ戸
(51)【国際特許分類】
   E06B 9/02 20060101AFI20220707BHJP
   E06B 9/06 20060101ALI20220707BHJP
   E06B 9/01 20060101ALI20220707BHJP
   E06B 3/32 20060101ALI20220707BHJP
   E05C 21/00 20060101ALI20220707BHJP
【FI】
E06B9/02 L
E06B9/06 E
E06B9/01 H
E06B3/32 Z
E05C21/00 C
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2018042389
(22)【出願日】2018-02-21
(65)【公開番号】P2019143457
(43)【公開日】2019-08-29
【審査請求日】2020-06-28
(73)【特許権者】
【識別番号】518080798
【氏名又は名称】森山 陽子
(74)【代理人】
【識別番号】100070057
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 眞治
(74)【代理人】
【識別番号】100158713
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 眞紀子
(72)【発明者】
【氏名】森山 陽子
【審査官】鳥井 俊輔
(56)【参考文献】
【文献】実開昭58-031399(JP,U)
【文献】実開昭54-043142(JP,U)
【文献】実開昭52-134243(JP,U)
【文献】登録実用新案第3015387(JP,U)
【文献】特開昭52-000043(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 9/01
E06B 9/02
E06B 9/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
取付外枠に、室内側サッシ戸案内溝と室外側サッシ戸案内溝との2本のサッシ戸案内溝を、設けるとともに室外側サッシ戸案内溝の外側に面格子案内溝を設けて、該室内側サッシ戸案内溝と室外側サッシ戸案内溝とにそれぞれ1枚の引き違いのサッシ戸を設け、該面格子案内溝に、多数本の縦桟と縦桟をその上部と中央部と下部とを多数の回転自在具で連結してX形状にした面格子を、設けて、該面格子の左上端部を取付外枠に連結具で取付けるとともに該面格子の右上端部に係止具を取付け、該係止具に設けた挿入穴にチェーンの前端部を貫通させてから吊り下げるとともにチェーンの前端部にリングを取り付けてチェーンの後端部を、取付外枠の係止板のに貫通させてから吊り下げるとともにチェーンの後端部にリングを取り付けて、チェーンの前端部のリングの穴とチェーンの後端部のリングの穴とに、錠の逆U字形の係止部を挿入して施錠する外枠付きサッシ戸。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、外枠付きサッシ戸の外枠の内側に面格子を設けた外枠付きサッシ戸に係わるものである。
【背景技術】
【0002】
従来より外枠付きサッシ戸は、サッシ戸の外枠に、室内側と室外側との2本のサッシ戸案内溝を、設け、このサッシ戸の外枠の2本のサッシ戸案内溝に、2枚の引き違いサッシ戸を設置した外枠付きサッシ戸が一般に使用されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
この従来の外枠付きサッシ戸は、サッシ戸の外枠の2本のサッシ戸案内溝に、2枚の引き違いサッシ戸を設置したサッシ戸を設けたものであるために、外出して帰宅した時や暑い夏などや夜間などに室外の新鮮な空気を室内に取り入れたい時は、サッシ戸を全開したり、1部分開けたりすると、侵入者が開けるこどできる箇所から室内に侵入することができるという防犯上などの問題点があった。
特に女性、子供、老人などが1人で室内にいる夜間や昼間にはサッシ戸がある家に安心して住むことができないという問題点があった。
更に、事務所、工場、農作業小屋、温室などの建物の中に安心していることができないという問題点があった。
【0004】
この発明は、従来の外枠付きサッシ戸が有するこれらの問題点を解消することであり、侵入者が外枠付きサッシ戸から建物の室内に侵入することを防止することである。
そして、外枠付きサッシ戸を取付けた家、事務所、工場、農作業小屋、温室などの建物の中で住人、仕事をする人達が建物内に安心して居られることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
多数の縦桟を横方向に並列し、この縦桟の縦桟と縦桟とを交差してX形状の上部と中央部と下部とを回転自在具で連結して面格子を形成し、この面格子を、面格子の案内溝に挿入し、面格子に取付けたチェーンの前端部のリングの穴とチェーンの後端部のリングの穴とに錠の係止部を挿入して施錠する。
【発明の効果】
【0006】
この発明の外枠付きサッシ戸は、面格子の左上端部を取付外枠に連結具6で取付けるとともにこの面格子の右上端部に係止具7を取付け、この係止具に設けた挿入穴7にチェーン7の前端部を貫通させてから吊り下げるとともにチェーン7の前端部にリング7を取り付けて、チェーンの後端部を、取付外枠1の係止板 に貫通させてから吊り下げるとともにチェーンの後端部にリング7を取り付けて、チェーンの前端部のリングの穴とチェーンの後端部のリングの穴とに、錠10の逆U字形の係止部10を挿入して施錠したから外出して帰宅した時や暑い夏などや夜間などに室外の新鮮な空気を室内に取り入れたい時は、室内側サッシ戸を全開又は少々開けておいても、面格子を設けるとともに錠前などの閉鎖具でこの面格子を閉鎖してあるために、家や他の建物に外部から侵入者が室内に侵入することができないという防犯上の効果がある。
更に、このように侵入者が室内に侵入することができないために、女性や子供が1人で室内にいる夜間や昼間にはサッシ戸がある家に安心して住むことができるとともに事務所、工場、農作業小屋、温室などの建物で安心して仕事などを行うことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】 本発明品の正面図である。
図2】 同じく取付外枠の拡大端面図である。
図3】 同じく面格子の拡大正面図である。
図4】 同じく室内側サッシ戸を開けた正面図である。
図5】 同じく開閉自在の閉鎖具の組付後の拡大正面図である。
図6】 同じく面格子を開けた時の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
多数の縦桟を横方向に並列し、該縦桟の2本の縦桟と縦桟とを交差してX形状にしてX形状の中央部を回転自在具で連結するとともに隣接した縦桟と縦桟との上部と下部とをそれぞれ回転自在具で連結して面格子を形成し、この面格子を,室外側サッシ戸の縦方向である外枠の溝に、設置するとともにこの面格子の伸縮方向の一端と、室外側サッシ戸の縦方向である外枠とを、1方のリングと他方のリングとに錠の逆U字形の係止部 を挿入して施錠する。
【実施例1】
【0009】
この外枠付きザッシ戸は、図1図2に図示のように、室内側サッシ戸案内溝1と室外側サッシ戸案内溝1との2本のサッシ戸案内溝を設けるとともに室外側に面格子案内溝1を設けて、室内側サッシ戸案内溝1と室外側サッシ戸案内溝1とにそれぞれの1枚の引き違いのサッシ戸2と引き違いのサッシ戸2を設けるとともに面格子案内溝1に面格子5を設ける。
この面格子は、図3から図6に図示のように、多数本の縦桟3と縦桟3をその上部と中央部と下部とを多数の回転自在具4で連結した面格子を形成する。
この面格子は、面格子の左上端を取付外枠1に連結具6で取付ける。
図5は係止具7と取付外枠1の係止板1とが、重複しているために判り難いので、外枠などを係止具の右側に移動した図面であり、この面格子の右上端部に係止具7を取付け、この係止具に設けた挿入穴7にチェーン7の前端を通しチェーンに吊り下げて、チェーンの前端部にリング7を取付ける。
このチェーンの後端は、外枠1の係止板1に通して吊り下げてからチェーンの後端にリング7を取り付ける。
チェーンの前端のリングの穴とチェーンの後端のリングの穴とに、錠10の逆U字形の係止部10を挿入して施錠した外枠付きサッシ戸である。
【符号の説明】
【0010】
1 取付外枠
室内側サッシ戸案内溝
室外側サッシ戸案内溝
面格子案内溝

係止板
室内側サッシ戸
室外側サッシ戸
ガラス戸の枠
3 縦桟
4 回転自在具
5 面格子
6 連結具
7 係止具
挿入穴
チェーン
10 錠
10 係止部
図1
図2
図3
図4
図5
図6