(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-06
(45)【発行日】2022-07-14
(54)【発明の名称】セントルにおける天フォームの移動装置
(51)【国際特許分類】
E21D 11/10 20060101AFI20220707BHJP
【FI】
E21D11/10 A
(21)【出願番号】P 2019101330
(22)【出願日】2019-05-30
【審査請求日】2021-02-05
(73)【特許権者】
【識別番号】315014567
【氏名又は名称】有限会社 伊藤
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】土田 実
【審査官】三笠 雄司
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-073920(JP,A)
【文献】特開平03-194062(JP,A)
【文献】特開平03-290597(JP,A)
【文献】特開2005-083014(JP,A)
【文献】特開昭50-061031(JP,A)
【文献】特開平09-310589(JP,A)
【文献】特開昭57-033632(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E21D 11/00-19/06
23/00-23/06
E04G 9/00-19/00
21/14-21/22
25/00-25/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セントルの天フォームの下部に着脱可能に設置され、セントルのフォーム組体の支持装置上を走行可能にした走行装置と、
前記走行装置と天フォームとの間に配置され、天フォームを支持装置上の位置と、前記支持装置から浮上する位置との間において昇降させる昇降装置とを備え
、
前記走行装置を前記天フォームの移動方向の両端部に設け、
前記両走行装置に対して着脱自在な架設バーを設け、
前記架設バーの装着状態では前記架設バーが前記両走行装置を連結するセントルにおける天フォームの移動装置。
【請求項2】
前記昇降装置は、前記走行装置と、前記天フォームの下面側に取り付けられた荷重受け部材との間に設けられたジャッキである請求項
1に記載のセントルにおける天フォームの移動装置。
【請求項3】
前記走行装置と前記荷重受け部材との間には、前記天フォームの上昇時に前記走行装置と荷重受け部材とを連結状態に保持する保持手段を設けた請求項
2に記載のセントルにおける天フォームの移動装置。
【請求項4】
前記支持装置には、前記天フォームの移動方向に沿って延びるレール状の支持部が形成されており、
前記走行装置には、ベースフレームと、前記ベースフレームに回転可能に支持されて前記支持部上を移動可能な走行ローラと、前記支持部の前記天フォームの移動方向に直交する方向の両側に位置する規制部材とが、設けられている請求項1乃至3のいずれか一項に記載のセントルにおける天フォームの移動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トンネル覆工コンクリートを成形するためのセントルにおいて、天フォームを移動させるための移動装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば特許文献1には、トンネル覆工コンクリートを成形するためのセントルが開示されている。このセントルは、型枠として、前記トンネル覆工コンクリートの頂部を成形するための天フォームや、同コンクリートの側部を成形するための側フォームなどの複数種類のフォームを有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記各フォームは、掘削されたトンネルの地面上に設置した支持装置に支持される。そして、各フォームのうちの天フォームは最も上方に位置するものであるため、その天フォームを支持装置上の所定の支持位置に移動させることに困難がともなう。
【0005】
本発明の目的は、支持装置上の所定位置に対する天フォームの移動を容易かつ円滑に行い得るセントルにおける天フォームの移動装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の目的を達成するために、本発明のセントルにおける天フォームの移動方法においては、セントルにおける天フォームをフォーム組体の支持装置上において移動させる方法であって、天フォームの下部に走行装置及び浮上装置を取り付けるとともに、その天フォームを前記浮上装置によって支持装置から浮上させ、その浮上状態で前記走行装置の走行により前記天フォームを移動させ、前記天フォームの組み付け位置において天フォームを降下させて天フォームを組み付け位置上に設置することを特徴とする。
【0007】
以上の方法においては、天フォームが浮上状態で走行装置により支持装置上を移動されるため、その天フォームを少ない労力で容易に移動できる。
また、本発明のセントルにおける天フォームの移動装置においては、セントルの天フォームの下部に着脱可能に設置され、セントルのフォーム組体の支持装置上を走行可能にした走行装置と、前記走行装置と天フォームとの間に配置され、天フォームを支持装置上の位置と、前記支持装置から浮上する位置との間において昇降させる昇降装置とを備えたことを特徴とする。
【0008】
天フォームが昇降装置により浮上された状態で、走行装置により支持装置上を移動される。従って、天フォームを少ない労力で容易に移動できる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、セントルの天フォームを所定の位置に対して容易に移動できるという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】(a)は、トンネルを長さ方向に沿って切断してセントルを示す断面図、(b)は同じくトンネルを幅方向に沿って切断してセントルを示す断面図。
【
図2】トンネルを長さ方向に沿って切断して示す天フォームの組み付け過程の断面図。
【
図3】天フォーム移動装置の使用状態を示す断面図。
【
図9】(a)は上部架設バーを示す正面図、(b)は走行装置を示す正面図、(c)は下部架設バーを示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(実施形態)
以下、本発明を具体化した実施形態について説明する。
はじめに、セントル11について説明する。
【0012】
図1(a)及び
図1(b)に示すように、トンネルとなる掘削部101内の地面102には支持装置12が設置される。この支持装置12には、フォーム組体13が支持される。このフォーム組体13は、フォーム組体13の頂部において掘削部101の延長方向に並設された複数枚の天フォーム14と、その各天フォーム14の両側下部に位置する複数枚の側フォーム15と、各側フォーム15の下部に位置する複数枚のインバートフォーム16とを備えている。前記支持装置12には掘削部101の長さ方向に沿って延びるレール状の支持部17が形成されており、複数の天フォーム14がこの支持部17上に並設状態で載置支持される。
【0013】
図1(a),
図1(b),
図3及び
図6に示すように、前記天フォーム14は、全体として側面円弧状をなし、コンクリート成形面を形成する面板21と、その面板21の裏面側に位置し、天フォーム14全体を補強するための補強枠22とを備えている。この補強枠22は、天フォーム14の外周部に位置する側板23と、天フォーム14の両幅端部において側板23の下端部に位置する下部板24とを有している。天フォーム14の両端部において両側板23の下部内側面には脚部25が固着されており、この脚部25は、相互間隔をおいた一対の縦板26と、その縦板26の下端間に位置する底板27とを有する。
【0014】
次に、実施形態の天フォーム移動装置30について説明する。なお、
図9(a)~(c)は、後述の上部架設バー32,走行装置51及び下部架設バー62を示す。
図3,
図4,
図6及び
図8に示すように、荷重受け部材としての上部架設バー32は前記天フォーム14における面板21の下面側において脚部25間に配置される。その上部架設バー32の両端部に貫通状態で固定したパイプ34及びそのパイプ34と対向する前記縦板26の上端部のピン孔35には連結ピン36が着脱可能に挿通されており、この連結ピン36によって上部架設バー32が脚部25の上端部間に架設されている。
【0015】
図3,
図7及び
図8に示すように、上部架設バー32の両端部の下方には、前記支持部17上を走行される走行装置51が設置される。この走行装置51のベースフレーム52には走行ローラ53が軸54により支持されており、この走行ローラ53が支持部17上に載置されて、支持部17上を掘削部101の長さ方向に沿って転動する。前記軸54の端部には図示しないハンドモータのモータ軸や手動クランクのジャーナルを接続可能にした接続部56が形成されている。従って、接続部56に前記モータ軸や手動クランクを接続して、走行ローラ53が回転されれば、走行装置51が支持部17上を移動する。
【0016】
図3及び
図6に示すように、ベースフレーム52の両側には垂下板57が固定されており、この垂下板57の内側面には支持部17の両側に位置する規制部材58が交換可能に固定されている。この規制部材58はポリアミド樹脂などの耐磨耗性に優れた合成樹脂によって構成されている。そして、規制部材58は走行ローラ53が支持部17の上面から外れないように規制する。
【0017】
図3,
図5,
図7及び
図9に示すように、ベースフレーム52の上面には掛止壁61が固定されている。下部架設バー62はその両端部に掛止板63を有し、この掛止板63には掛止壁61に上方から掛止される溝部64が形成されている。そして、溝部64が掛止壁61に上方から掛止されることにより、ベースフレーム52間に下部架設バー62が介在される。ベースフレーム52には対向状態の一対の連結片65が固定されており、この両連結片65のピン孔66及び連結片65間に固定したパイプ67に連結ピン68が着脱可能に挿入されて、下部架設バー62と連結片65,すなわちベースフレーム52とが連結固定される。従って、下部架設バー62を介して両走行装置51が一体的に移動される。
【0018】
図7,
図8及び
図9に示すように、ベースフレーム52の上面にはジャッキ71が搭載されている。このジャッキ71は、回転軸よりなる昇降操作部72に手動クランクのジャーナルやレンチなどを連結してその昇降操作部72を回転操作することにより、内部の図示しないネジ機構の作用により、昇降ロッド73が昇降される。この昇降ロッド73の外側に位置する外筒80が前記上部架設バー32の底壁321の孔322から上部架設バー32内に進入されている。そして、昇降ロッド73の上端平面が上部架設バー32の上壁部323の下面に対向されている。従って、昇降ロッド73が上昇されると、上部架設バー32が押し上げられる。その結果、上部架設バー32が連結された天フォーム14が押し上げられて、浮上される。
【0019】
図8に示すように、走行装置51の走行ローラ53の軸は、昇降ロッド73の軸線Q上を前後方向(
図8の紙面と直交する方向)に通る平面上に位置することが好ましい。
図7及び
図8に示すように、走行装置51のベースフレーム52には保持手段としての掛止部74が突出形成されており、この掛止部74には掛止溝75が形成されている。一方、上部架設バー32の両端部には軸76を介して保持手段としての突っ張りレバー77が回動可能に支持されており、この突っ張りレバー77は前記掛止溝75内に進入可能である。この突っ張りレバー77は、その下端部にネジ部78を備え、このネジ部78にはナット79が上下位置調節可能に螺合されており、このナット79は、突っ張りレバー77が掛止溝75内に進入された状態で、掛止部74の下面に掛止可能である。
【0020】
次に、以上のように構成された実施形態の作用を説明する。
天フォーム14を支持装置12の支持部17に並設する場合は以下のようにする。まず、
図1(a)及び
図3に示すように、1基の天フォーム14をその脚部25において前記支持部17に載置する。次いで、ジャッキ71が搭載された一対の走行装置51の走行ローラ53を前記脚部25の近傍における支持部17上に載置する。そして、両走行装置51が下部架設バー62によって連結される。
【0021】
この状態において、
図7に示すように、上部架設バー32を脚部25に連結するとともに、ジャッキ71の外筒80を孔322から上部架設バー32内に進入させる。このようにすれば、天フォーム14の両脚部25間がこの上部架設バー32によって連結される。
【0022】
この状態において、突っ張りレバー77を走行装置51の掛止部74の掛止溝75内に進入させて、あらかじめ上下に位置調節されたナット79を掛止部74の下面に位置させる。そして、ジャッキ71の昇降操作部72に手動クランクのジャーナルなどを接続して、昇降ロッド73を上昇させれば、
図8に示すように、その昇降ロッド73が上部架設バー32の内上面を突き上げて、上部架設バー32が上昇される。従って、上部架設バー32とともに天フォーム14が上昇されて、その脚部25が支持装置12の支持部17から浮上される。そして、突っ張りレバー77のナット79が掛止部74の下面に圧接されて、突っ張りレバー77が突っ張り状態になると、天フォーム14の上昇が停止されるとともに、突っ張りレバー77を介して走行装置51と上部架設バー32,すなわち走行装置51と天フォーム14とが連結固定される。
【0023】
この状態で、一方の走行装置51の走行ローラ53の軸54の接続部56にハンドモータのモータ軸や、手動クランクのジャーナルなどを連結して、走行ローラ53を回転させれば、走行装置51が支持部17上をトンネル,すなわち掘削部101の長さ方向に走行される。その結果、他方の走行装置51も下部架設バー62を介して一体的に走行され、突っ張りレバー77及び上部架設バー32を介して天フォーム14がトンネルの長さ方向に沿って、
図2の矢印P方向に支持部17上を移動される。このため、天フォーム14を所定位置に配置することができる。
【0024】
そして、天フォーム14が所定位置に移動された後は、前記とは逆順にしてジャッキ71の昇降ロッド73を下降させて、天フォーム14を浮上状態から下降させ、天フォーム14を支持装置12の支持部17上に設置する。そして、突っ張りレバー77を掛止部74から外す。また、連結ピン36を抜くことにより、上部架設バー32を脚部25間から外すとともに、連結ピン68を抜いて、下部架設バー62を走行装置511間から外す。このようにして、上部架設バー32,下部架設バー62及び走行装置51を撤去して、それらを後続の別の天フォーム14に組み込み、前記と同様にしてその後続の天フォーム14を所定位置に移動させる。
【0025】
従って、本実施形態においては、以下の効果がある。
(1)走行装置51が支持装置12の支持部17上に支持された状態において、ジャッキ71の昇降ロッド73を上昇させることにより、天フォーム14を支持装置12の支持部17上から浮上させることができる。従って、走行装置51をほとんど抵抗なく走行させることができる。すなわち、その天フォーム14の荷重を前記支持部17に担持させた状態で、天フォーム14を支持部17と干渉することなく、少ない労力で所定の配置位置に移動させることができる。従って、クレーンなどの装置を用いることなく、天フォーム14の所定の位置への配置を容易かつ短時間で行うことができる。
【0026】
(2)天フォーム14に対する走行装置51の組み込みは、天フォーム14に上部架設バー32を連結ピン36によって連結し、支持部17上の走行装置51に対して上部架設バー32の突っ張りレバー77を介在させ、走行装置51間を下部架設バー62によって連結するだけであるから、簡単である。そして、天フォーム14の上昇及び下降は、ジャッキ71を操作するのみでよく、少ない労力で天フォーム14を上昇及び下降させることができる。そして、天フォーム14を支持装置12上の所定位置に配置した後に、天フォーム14を下降させて、走行装置51を天フォーム14から撤去する場合も、前記の逆の順序で容易に行うことができる。
【0027】
(3)天フォーム14を上昇させれば、突っ張りレバー77が突っ張って、その突っ張りレバー77の先端のナット79が走行装置51の掛止板63の下面に圧接されて、天フォーム14に固定した上部架設バー32と走行装置51とが一体化される。従って、天フォーム14と走行装置51との一体化のための構成を少ない部品点数で簡素化できるとともに、天フォーム14を浮上させるのみで天フォーム14と走行装置51との一体化が可能になり、余分な作業が不要になる。
【0028】
(4)両走行装置51を下部架設バー62によって連結しているため、一方の走行装置51を移動させれば、その移動力が下部架設バー62を介して他方の走行装置51も伝達される。従って、天フォーム14を無理なく、しかも支持部17の延長方向に対して斜行することなく円滑に移動させることができる。これに対し、両走行装置51が下部架設バー62によって連結されていない場合、両走行装置51は天フォーム14を介してともに走行することになる。このような場合、天フォーム14に移動負荷が作用して、天フォーム14が変形するおそれがあって、円滑な走行を行い得ないおそれや、天フォーム14が斜行するおそれが高い。本実施形態においては、このようなおそれを回避できる。
【0029】
(5)上部架設バー32と走行装置51とが、天フォーム14の浮上状態において突っ張りレバー77の突っ張り作用によって強固に連結されるため、上部架設バー32、ひいては天フォーム14と走行装置51との組み付け剛性を高い状態に維持できる。しかも、突っ張りレバー77の突っ張りによって上部架設バー32と走行装置51とは引き合う状態で固定される。従って、ジャッキ71によって上部架設バー32には押し上げ力が作用するのみである。このため、天フォーム14の変形を防止して、天フォーム14の円滑な移動を実現できる。
【0030】
(変更例)
本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、以下のような態様で具体化することも可能である。
【0031】
・前記実施形態においては、走行装置51により天フォーム14を所定位置である組み付け位置まで移動させるようにしたが、例えば、天フォーム14を組み付け位置の手前まで走行装置51の移動によって移動させて、その後は、クレーンなどによって組み付け位置まで移動させること。要するに、天フォーム14の移動において、走行装置51による移動と、クレーンなどによる移動とを併用すること。
【0032】
・走行装置51の走行ローラ53をキャタピラに代えて、そのキャタピラの周回によって走行装置51が走行するように構成すること。
・前記実施形態の構成とは逆に、突っ張りレバー77を走行装置51に回動可能に支持し、先端のナット79を上部架設バー32の一部に掛け止めされるようにすること。
【0033】
・上部架設バー32を省略すること。この構成の場合は、天フォーム14にジャッキ71の昇降ロッド73の押し上げ力を受けるための受け部材を設けるとよい。あるいは、昇降ロッド73によって天フォーム14の面板21を押し上げるようにしてもよい。
【0034】
・下部架設バー62を省略すること。
・前記実施形態の構成とは上下を逆にしたジャッキ71を上部架設バー32に支持し、下向きの昇降ロッド73の先端を走行装置51のベースフレーム52に対向させること。
【0035】
・走行装置51に、自走駆動用のモータを搭載すること。
・走行ローラ53を走行装置51の走行方向に沿って複数並設すること。
・上部架設バー32を複数の分割片によって分割構成すること。このように構成すれば、その上部架設バー32の組み付けや撤去を少ない労力で容易に行うことができる。この上部架設バー32は、ジャッキ71の昇降ロッド73から上昇圧力を受けるために頑丈にする必要があって、特に、天フォーム14の幅が広い場合は、それに応じて上部架設バー32が長くなって大重量になることを回避困難である。しかし、上部架設バー32が分割されていれば、上部架設バー32の組み付けなどの取り扱いを容易化できる。同様に、下部架設バー62を複数の分割片によって構成すること。従って、この場合も、下部架設バー62の組み付けなどの取り扱いを容易化できる。
【0036】
・
図7に2点鎖線で示すように、走行装置51のベースフレーム52において走行ローラ53より下部架設バー62側に部分に、支持部17上を転動する補助走行ローラ90を設けること。
【符号の説明】
【0037】
11…セントル、12…支持装置、13…フォーム組体、14…天フォーム、30…天フォーム移動装置、51…走行装置、71…ジャッキ。