(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-06
(45)【発行日】2022-07-14
(54)【発明の名称】3GPP分析におけるシグナリングの最適化
(51)【国際特許分類】
H04L 41/0823 20220101AFI20220707BHJP
H04L 41/14 20220101ALI20220707BHJP
【FI】
H04L41/0823
H04L41/14
(21)【出願番号】P 2020558948
(86)(22)【出願日】2018-05-15
(86)【国際出願番号】 EP2018062528
(87)【国際公開番号】W WO2019219173
(87)【国際公開日】2019-11-21
【審査請求日】2020-10-28
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】特許業務法人大塚国際特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100076428
【氏名又は名称】大塚 康徳
(74)【代理人】
【識別番号】100115071
【氏名又は名称】大塚 康弘
(74)【代理人】
【識別番号】100112508
【氏名又は名称】高柳 司郎
(74)【代理人】
【識別番号】100116894
【氏名又は名称】木村 秀二
(74)【代理人】
【識別番号】100130409
【氏名又は名称】下山 治
(72)【発明者】
【氏名】オルテンブラッド, ヘレン
(72)【発明者】
【氏名】マットソン, ウルフ
(72)【発明者】
【氏名】プエンテ ペスターナ, ミゲル, エンジェル
【審査官】宮島 郁美
(56)【参考文献】
【文献】特開2010-067131(JP,A)
【文献】特開2011-166626(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0131255(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2015-0085010(KR,A)
【文献】国際公開第2009/004694(WO,A1)
【文献】Technical Specification Group Services and System Aspects; Procedures for the 5G System; Stage 2 (Release 15),3GPP TS 23.502 V15.1.0,2018年03月,P.187,188,https://portal.3gpp.org/desktopmodules/Specifications/SpecificationDetails.aspx?specificationId=3145
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L12/00-13/18,41/00-69/40
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティ(14、15)に提供する第1のコアネットワーク機能(NF)エンティティ(13)によって実行される方法であって、
前記ネットワーク情報を取得するための要求であって、前記第2のNFエンティティ(14、15)から発信され、前記要求されたネットワーク情報が取得される周期のインジケーションを含む要求を受信すること(S101、S201、S301)と、
前記要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する有効時間を決定すること(S102、S202、S302)と、
前記要求されたネットワーク情報および前記有効時間を前記第2のNFエンティティ(14、15)に向けて送信すること(S103、S203、S303)と、を有する方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記要求は、前記要求が行われるネットワークスライスインスタンスを識別する少なくとも1つの識別子と、前記要求が行われるユーザデバイスまたはユーザデバイスのグループを識別する少なくとも1つの識別子と、のうちの少なくとも1つをさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の方法であって、前記要求されたネットワーク情報と前記有効時間を送信すること(S303)は、
前記要求されたネットワーク情報を、前記決定された有効時間によって規定された周期で送信すること、を含む方法。
【請求項4】
請求項3記載の方法であって、さらに、
前記第2のNFエンティティ(14、15)に向けて、前記決定された有効時間によって規定される推奨周期を含むメッセージを送信すること(S302a)と、
前記決定された有効時間によって規定される前記推奨周期を使用すべきか否かを示す確認であって前記第2のNFエンティティ(14、15)から発信される確認を受信する(S302b)ことと、を有する方法。
【請求項5】
請求項3または4に記載の方法であって、さらに、
前記要求されたネットワーク情報のための前記有効時間が変更されたと判定された場合、前記第2のNFエンティティ(14、15)に向けて更新メッセージを送信すること(S302d)と、当該更新メッセージは、前記変更されたと判定された有効時間によって規定された推奨周期を含むものであり、
前記変更されたと判定された有効時間によって規定された前記推奨周期を使用すべきか否かを示す確認であって前記第2のNFエンティティ(14、15)から発信された確認を受信すること(S302e)と、を有する方法。
【請求項6】
応答側のコアNFエンティティ(13)のネットワーク情報を取得する、要求側のネットワーク機能(NF)エンティティ(14、15)によって実行される方法であって、
前記応答側のコアNFエンティティ(13)に向けて、前記ネットワーク情報を取得するための要求であって、当該要求されたネットワーク情報が取得される周期のインジケーションを含む要求を送信すること(S101、S201、S301)と、
前記要求されたネットワーク情報と、前記要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、前記応答側のコアNFエンティティ(13)によって決定された有効時間を、受信すること(S103、S203、S303)と、を有する方法。
【請求項7】
請求項6に記載の方法であって、前記要求側のNFエンティティ(14、15)は、前記有効時間が経過していない限り、前記ネットワーク情報に対する別の要求を行うことを控える、方法。
【請求項8】
請求項6または7に記載の方法であって、さらに、
前記受信されたネットワーク情報と前記有効時間を記憶する(S204、S304、S404)こと、を有する方法。
【請求項9】
請求項6から8のいずれか1項に記載の方法であって、前記要求は、前記要求が行われるネットワークスライスインスタンスを識別する少なくとも1つの識別子と、前記要求が行われるユーザデバイスまたはユーザデバイスのグループを識別する少なくとも1つの識別子と、のうちの少なくとも1つをさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項6から9のいずれか1項に記載の方法であって、さらに、
前記応答側のコアNFエンティティ(13)から、前記決定された有効時間によって規定された推奨周期を含むメッセージを受信すること(S302a)と、前記決定された有効時間によって規定された前記推奨周期を使用すべきか否かを示す確認を前記応答側のコアNFエンティティ(13)に送信すること(S302b)と、を有する方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、さらに、
前記要求されたネットワーク情報のための前記有効時間が変更されたと判定された場合、前記応答側のコアNFエンティティ(13)から更新メッセージを受信すること(S302d)と、前記更新メッセージは、前記変更されたと判定された有効時間によって規定された推奨周期を含むものであり、
前記変更されたと判定された有効時間によって規定された前記推奨周期を使用すべきか否かを示す確認を前記応答側のコアNFエンティティ(13)に送信すること(S302e)と、を有する方法。
【請求項12】
第1のコアネットワーク機能(NF)エンティティ(13)であって、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティ(14、15)に提供するように構成されており、前記第1のコアNFエンティティ(13)は、プロセッシングユニット(115)とメモリ(117)とを備え、前記メモリは、前記プロセッシングユニットによって実行可能な命令(116)を含み、それによって前記第1のコアNFエンティティ(13)は、
前記ネットワーク情報を取得するための要求であって、前記第2のNFエンティティ(14、15)から発信され、前記要求されたネットワーク情報が取得される周期のインジケーションを含む要求を受信し、
前記要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する有効時間を決定し、
前記要求されたネットワーク情報および前記有効時間を前記第2のNFエンティティ(14、15)に向けて送信する、ように動作する第1のコアNFエンティティ(13)。
【請求項13】
請求項12に記載の第1のコアNFエンティティ(13)であって、前記要求は、さらに、前記要求がなされるネットワークスライスインスタンスを識別する少なくとも1つの識別子と、前記要求がなされるユーザデバイスまたはユーザデバイスのグループを識別する少なくとも1つの識別子とのうちの少なくとも1つを有するように構成される、第1のコアNFエンティティ(13)。
【請求項14】
請求項12または13に記載の第1のコアNFエンティティ(13)であって、さらに、前記要求されたネットワーク情報および前記有効時間を送信するときに、
前記要求されたネットワーク情報を、前記決定された有効時間によって規定される周期で送信する、ように動作する第1のコアNFエンティティ(13)。
【請求項15】
請求項14に記載の第1のコアNFエンティティ(13)であって、さらに、
前記第2のNFエンティティ(14、15)に向けて、前記決定された有効時間によって規定される推奨周期を含むメッセージを送信し、
前記決定された有効時間によって規定される前記推奨周期が使用されるべきか否かを示す、前記第2のNFエンティティ(14、15)から発信する確認を受信する、ように動作する第1のコアNFエンティティ(13)。
【請求項16】
請求項14または15に記載の第1のコアNFエンティティ(13)であって、さらに、
前記要求されたネットワーク情報のための前記有効時間が変更されたと判定された場合に、前記第2のNFエンティティ(14、15)に向けて更新メッセージを送信し、前記更新メッセージは、前記変更されたと判定された有効時間によって規定された推奨周期を含み、
前記変更されたと判定された有効時間によって規定された前記推奨周期を使用すべきか否かを示す、前記第2のNFエンティティ(14、15)から発信された確認を、受信する、ように動作する第1のコアNFエンティティ(13)。
【請求項17】
応答側のコアNFエンティティ(13)のネットワーク情報を取得するように構成された要求側のネットワーク機能(NF)エンティティ(14、15)であって、前記要求側のNFエンティティ(14、15)は、プロセッシングユニット(125)とメモリ(127)とを含み、前記メモリは、前記プロセッシングユニットによって実行可能な命令(126)を含み、それによって、前記要求側のNFエンティティ(14、15)は、
前記応答側のコアNFエンティティ(13)に向けて前記ネットワーク情報を取得するための要求であって、前記要求されたネットワーク情報が取得される周期のインジケーションを含む要求を送信し、
前記要求されたネットワーク情報と、前記要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、前記応答側のコアNFエンティティ(13)によって決定された有効時間と、を受信する、ように動作する要求側のNFエンティティ(14、15)。
【請求項18】
請求項17に記載の要求側のNFエンティティ(14、15)であって、前記要求側のNFエンティティ(14、15)は、前記有効時間が経過していない限り、前記ネットワーク情報に対する別の要求を控えるように構成される、要求側のNFエンティティ(14、15)。
【請求項19】
請求項17または18に記載の要求側のNFエンティティ(14、15)であって、さらに、
前記受信されたネットワーク情報と前記有効時間を記憶する、ように動作する要求側のNFエンティティ(14、15)。
【請求項20】
請求項17から18のいずれか1項に記載の要求側のNFエンティティ(14、15)であって、前記要求がなされるネットワークスライスインスタンスを識別する少なくとも1つの識別子と、前記要求がなされるユーザデバイスまたはユーザデバイスのグループを識別する少なくとも1つの識別子とのうちの少なくとも1つを含むようにさらに構成される、要求側のNFエンティティ(14、15)。
【請求項21】
請求項17から20のいずれか1項に記載の要求側のNFエンティティ(14、15)であって、さらに、
前記応答側のコアNFエンティティ(13)から、前記決定された有効時間によって規定される推奨周期を含むメッセージを受信し、
前記決定された有効時間によって規定される前記推奨周期を使用すべきか否かを示す確認を前記応答側のコアNFエンティティ(13)に送信する、ように動作する要求側のNFエンティティ(14、15)。
【請求項22】
請求項21に記載の要求側のNFエンティティ(14、15)であって、さらに、
前記要求されたネットワーク情報のための前記有効時間が変更されたと判定された場合、前記応答側のコアNFエンティティ(13)から更新メッセージを受信し、前記更新メッセージは、前記変更されたと判定された有効時間によって規定される推奨周期を含み、
前記変更されたと判定された有効時間によって規定される前記推奨周期を使用すべきか否かを示す確認を前記応答側のコアNFエンティティ(13)に送信する、ように動作する要求側のNFエンティティ(14、15)。
【請求項23】
コンピュータ実行可能な命令が、第1のコアNFエンティティ(13)に含まれるプロセッシングユニット(115)上で実行されると、前記第1のコアNFエンティティ(13)に、請求項1から5のいずれか1項に記載のステップを実行させるための当該コンピュータ実行可能な命令を含むコンピュータプログラム(116)。
【請求項24】
コンピュータ実行可能な命令が要求側のNFエンティティ(14、15)に含まれるプロセッシングユニット(125)上で実行されると、当該要求側のNFエンティティ(14、15)に請求項6から11のいずれか1項に記載のステップを実行させるための当該コンピュータ実行可能な命令を含む、コンピュータプログラム(126)。
【請求項25】
請求項
23または24に記載のコンピュータプログラム(
116、126)を含む、コンピュータ
可読記憶媒体(127)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
第1のコアネットワーク機能(NF)から第2のNFに要求されたネットワーク情報を提供する方法、およびこの方法を実行する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)によって標準化されている第5世代(5G)システムアーキテクチャは、例えば、以下のような技術を使用するためのデプロイメント(設置展開)を可能にするデータコネクティビティおよびサービスをサポートするように定義される。たとえば、ネットワーク機能仮想化(NFV)とソフトウェア定義ネットワーキング(SDN)など。
【0003】
図1は、加入データおよびポリシーデータを記憶する統合データリポジトリ(UDR、10)、能力およびイベントを公開するためのネットワーク公開機能(NEF、11)、および登録、コネクション、到達可能性、モビリティ(移動性)などを管理するように構成されたアクセスおよびモビリティ管理機能(AMF、12)などの、いわゆるネットワーク機能(NF)またはコアネットワーク機能エンティティを含む複数の5Gコアネットワークを示す。
【0004】
さらに、5Gコアネットワークは、オペレータ管理ネットワーク分析理機能を代表するネットワークデータ分析機能(NWDAF、13)を含む。NWDAFは、例えば、3GPP規格 TS 23.502で説明されている。NWDAFは、スライスごとのネットワークデータ分析などのネットワーク情報を、ポリシー制御機能(PCF、14)やネットワークスライス選択機能(NSSF、15)などの他のネットワーク機能エンティティに提供するネットワーク機能エンティティの例である。NWDAF13は、ネットワーク・スライス・インスタンス・レベルでネットワーク分析情報(すなわち、負荷レベル情報)をPCF14およびNSSF15に提供するが、NWDAF13は、スライスを使用する現在の加入者を認識する必要はない。NWDAF13は、サブスクライブ(加入)されたPCFおよびNSSFにスライスごとのネットワーク状態分析情報を通知/公開する。PCFとNSSFは、NWDAFからスライスごとのネットワーク状態分析情報を直接収集することができる。この情報は加入者ごとのものではない。PCF14は、そのデータをそのポリシー決定に使用する。NSSF15は、スライス選択のために、すなわち、どのスライスが、例えば携帯電話などのユーザ装置(UE)にサービスを提供すべきかを、選択するために、NWDAF13によって提供される負荷レベル情報を使用してもよい。
【0005】
さらに、アプリケーション機能(AF、16)はトラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響をサポートし、セッション管理機能(SMF、17)はセッション確立、修正、解放などのセッション管理を実行するように構成され、ユーザプレーン機能(UPF、18)は、ユーザプレーンパケットを処理するサービス機能であり、この処理には、パケットのペイロードおよび/またはヘッダーの変更、データネットワークへの相互接続、パケットルーティングおよび転送などが含まれることがある。なお、
図1に示されたものよりもさらに別のNFが5Gコアネットワークに含まれてもよいことに留意されたい。
【0006】
コアネットワークにおいて、NFは、定期的にネットワーク分析情報を受信したり、即座に情報を要求して受信したりするために、NWDAFをサブスクライブしてもよい。現行のソリューションの課題は、コアネットワーク内に生成される潜在的に不必要なシグナリング負荷である。いくつかのネットワーク分析情報は、時間が経過しても著しく変化することはなく、静的でさえあることがある。したがって、同じ情報(または非常に類似した情報)が繰り返し提供され、ネットワークにおける冗長なシグナリングをもたらす。
【発明の概要】
【0007】
本発明の目的は、NWDAFからNFに要求されたネットワーク分析情報を提供するコアネットワークにおいて、この課題を解決するか、または少なくとも軽減する方法を提供することである。
【0008】
この目的は、本発明の第1の態様において、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティに提供する第1のコアNFエンティティによって実行される方法によって達成される。この方法は、第2のNFエンティティから発信されるネットワーク情報を取得するためのリクエスト(要求)を受信することと、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する有効時間を決定することと、要求されたネットワーク情報および有効時間を第2のNFエンティティに向けて送信することと、を有する。
【0009】
この目的は、本発明の第2の態様では、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティに提供するように構成された第1のコアNFエンティティによって達成され、第1のコアNFエンティティは、プロセッシングユニットおよびメモリを備え、メモリは、プロセッシングユニットによって実行可能な命令を含み、それによって、第1のコアNFエンティティは、第2のNFエンティティから発信されるネットワーク情報を取得するための要求を受信し、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する有効時間を決定し、要求されたネットワーク情報および有効時間を、第2のNFエンティティに向けて送信する、ように動作可能である。
【0010】
この目的は、本発明の第3の態様において、応答側のコアNFエンティティのネットワーク情報を取得する要求側のNFエンティティによって実行される方法によって達成される。この方法は、応答側のコアNFエンティティに向けて、ネットワーク情報を取得するための要求を送信することと、要求されたネットワーク情報と、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、応答側のコアNFエンティティによって決定された有効時間とを受信することと、を有する。
【0011】
この目的は、本発明の第4の態様では、応答側のコアNFエンティティのネットワーク情報を取得するように構成された要求側のNFエンティティによって達成され、要求側のNFエンティティは、プロセッシングユニットおよびメモリを含み、メモリは、プロセッシングユニットによって実行可能な命令を含み、それによって、要求側のNFエンティティは、応答側のコアNFエンティティに向けて、ネットワーク情報を取得するための要求を送信し、要求されたネットワーク情報と、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、応答側のコアNFエンティティによって決定された有効時間とを受信する、ように動作可能である。
【0012】
この目的は、要求された第1のコアNFエンティティのネットワーク情報を第2のNFエンティティに提供するプロキシデバイスによって実行される方法によって、本発明の第5の態様で達成される。この方法は、第2のNFエンティティから、ネットワーク情報を取得するための要求を受信することと、第1のコアNFエンティティに、ネットワーク情報を取得するための要求を送信することと、第1のコアNFエンティティから、要求されたネットワーク情報と、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、第1のコアNFエンティティによって決定された有効時間とを受信することと、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティに送信することと、を有する。
【0013】
この目的は、本発明の第6の態様では、要求された第1のコアNFエンティティのネットワーク情報を第2のNFエンティティに提供するように構成されたプロキシデバイスによって達成され、プロキシデバイスは、プロセッシングユニットおよびメモリを備え、メモリは、プロセッシングユニットによって実行可能な命令を含み、それによって、プロキシデバイスは、第2のNFエンティティから、ネットワーク情報を取得するための要求を受信し、第1のコアNFエンティティに、ネットワーク情報を取得するための要求を送信し、第1のコアNFエンティティから、要求されたネットワーク情報と、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、第1のコアNFエンティティによって決定された有効時間とを受信し、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティに送信するように動作する。
【0014】
一態様では、要求側のNFエンティティは、ネットワーク分析情報とも呼ばれるネットワーク情報を取得するための要求を、応答側のコアNFエンティティに送信する。たとえば、要求側のNFエンティティは、応答側のコアNFエンティティによってハンドリングされる(取り扱われる)1つ以上のネットワークスライスインスタンスに対して、特定の曜日のトラフィック負荷のインジケーションを要求する。したがって、この要求は、特定のネットワーク情報を指定するインジケータを含む。
【0015】
要求側のNFエンティティからの要求を受信すると、応答側のコアNFエンティティは、要求されたネットワーク情報(例えば、ローカルストレージから)を取得し、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを示す、要求されたネットワーク情報に有効時間を関連付ける。
【0016】
その後、応答側のコアNFエンティティは、要求されたネットワーク情報および関連する有効時間を要求側のNFエンティティに送信する。
【0017】
有利なことには、要求されたネットワーク情報に関連付けられた有効時間を用いて、要求側のNFエンティティは、いくつかの結論に達することができる。例えば、要求側のNFエンティティは、(1)要求(リクエスト)/応答(レスポンス)動作の場合に有効時間が満了するまで情報を再び要求する必要がないと結論付けることができ、または(2)加入/通知動作の場合に要求されたネットワーク分析情報を受信することを期待する周期を更新することができる。(1)において、本発明は、応答側のコアNFエンティティとネットワーク分析情報を要求するNFとの間の不必要なシグナリングを低減することを可能にする。(2)において、有効時間が、NFが要求された情報をサブスクライブすることを希望する周期よりも長い場合、不必要な信号は回避され、一方、有効時間が要求された情報をNFがサブスクライブすることを希望する周期より短い場合、最新の情報がNFで受信される。
【0018】
一実施形態では、要求NFエンティティから送信される要求は、さらに、要求の対象となるネットワークスライスインスタンスを識別する少なくとも1つの識別子と、要求の対象となるユーザデバイスまたはユーザデバイスのグループを識別する少なくとも1つの識別子と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0019】
別の実施形態では、要求側のNFエンティティから送信される要求は、要求されたネットワーク情報が取得される周期のインジケーションをさらに含み、応答側のコアNFエンティティは、決定された有効時間によって規定される周期で要求されたネットワーク情報を送信する。
【0020】
さらなる実施形態では、応答側のコアNFエンティティは、決定された有効時間によって規定された推奨周期を含むメッセージを要求側のNFエンティティに送信し、要求側のNFエンティティは、決定された有効時間によって規定された推奨周期を使用すべきかどうかを示す確認を送信する。
【0021】
別の実施形態では、応答側のコアNFエンティティは、要求されたネットワーク情報の有効時間が変更されたと判定された場合に、更新メッセージを第2のNFエンティティに送信し、更新メッセージは、判定された変更された有効時間によって規定される推奨された周期を含み、要求側のNFエンティティは、判定された変更された有効時間によって規定される推奨された周期が使用されるべきかどうかを示す確認を送信する。
【0022】
さらに一実施形態では、ネットワーク情報を取得するために要求側のNFエンティティから発信された要求は、プロキシデバイスを介して、応答側のコアNFエンティティにより受信され、第2のNFエンティティ(14、15)に転送するために、要求されたネットワーク情報および有効時間はプロキシデバイスに送信される。
【0023】
一実施形態では、要求側のNFエンティティは、有効時間が経過していない限り、前記ネットワーク情報に対する別の要求を行うことを控える。
【0024】
さらに一実施形態では、要求側のNFは、受信されたネットワーク情報および有効時間を登録する。
【0025】
さらなる態様では、要求側のNFエンティティは、ネットワーク情報を取得するための要求を、その要求を転送するプロキシデバイスを介して、応答側のコアNFエンティティに送信する。
【0026】
これに応答して、応答側のコアNFエンティティは、要求されたネットワーク情報の有効時間を決定し、要求されたネットワーク情報および有効時間を含む応答メッセージをプロキシデバイスに送信する。次に、プロキシデバイスは受信された情報を保存し、要求されたネットワーク情報を要求側のNFエンティティに転送する。
【0027】
ここで、別のNFエンティティが、要求側およびプロキシデバイスに配信されたばかりのものと同一のネットワーク情報を取得することを希望していると仮定すると、別のNFエンティティは、有効時間がまだ経過していない場合に、要求されたネットワーク情報を配信するプロキシデバイスに対して、要求を送信する。
【0028】
本発明の第7の態様では、第1のコアNFエンティティに含まれるプロセッシングユニット上でコンピュータ実行可能な命令が実行されると、第1のコアNFエンティティに第1の態様の方法で列挙されるステップを実行させるためのコンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータプログラムが提供される。
【0029】
本発明の第8の態様では、コンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトが提供され、コンピュータ可読媒体は、第7の態様のコンピュータプログラムをその上に具現化される。
【0030】
本発明の第9の態様では、要求側のNFエンティティに含まれるプロセッシングユニット上でコンピュータ実行可能な命令が実行されると、要求側のNFエンティティに第3の態様の方法で列挙されるステップを実行させるためのコンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータプログラムが提供される。
【0031】
本発明の第10の態様では、コンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトが提供され、コンピュータ可読媒体は、その上に具現化された第9の態様のコンピュータプログラムを有する。
【0032】
本発明の第11の態様では、コンピュータ実行可能な命令が、プロキシデバイスに含まれるプロセッシングユニット上で実行されるときに、プロキシデバイスに、第5の態様の方法に記載されるステップを実行させるためのコンピュータ実行可能な命令を有するコンピュータプログラムが提供される。
【0033】
本発明の第12の態様では、コンピュータ可読媒体を有するコンピュータプログラムプロダクトが提供され、コンピュータ可読媒体は、第11の態様のコンピュータプログラムをその上に具現化される。
【0034】
一般に、特許請求の範囲において使用される全ての用語は、本明細書において特に明確に定義されない限り、技術分野におけるそれらの通常の意味に従って解釈されるべきである。「a/an/the+要素、装置、構成要素、手段、ステップ等」への言及はすべて、特に明記しない限り、要素、装置、構成要素、手段、ステップ等の少なくとも1つのインスタンスを指すものとして開放的に解釈されるべきである。本明細書に開示される任意の方法のステップは、明示的に述べられない限り、開示される正確な順序で実行される必要はない。
【図面の簡単な説明】
【0035】
本発明は、添付の図面を参照して、例として記載される。
【0036】
【
図1】は、本発明が実施され得る5Gコアネットワークを示す。
【0037】
【
図2】は、一実施形態にしたがった、ネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0038】
【
図3】は、別の実施形態にしたがった、ネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0039】
【
図4】は、さらに別の実施形態にしたがった、ネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0040】
【
図5】は、さらなる実施形態にしたがった、ネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0041】
【
図6】は、さらなる実施形態にしたがった、ネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0042】
【
図7a】は、一実施形態にしたがった、プロキシデバイスを介して、ネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する、第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0043】
【
図8】は、一実施形態にしたがった第1のコアNFエンティティを示す。
【0044】
【
図9】は、一実施形態にしたがった第2のNFエンティティを示す。
【0045】
【
図10】は、別の実施形態にしたがったプロキシデバイスを示す。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、本発明の特定の実施形態を示す添付図面を参照して、本発明をより完全に説明する。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具現化されてもよく、本明細書に記載された実施形態に限定されるものとして解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が十分かつ完全であり、本発明の範囲を当業者に完全に伝えるように、例として提供される。説明全体を通して、同様の番号は同様の要素を指す。
【0047】
図1は、5Gコアネットワークを図示し、そこに含まれるNFは、以前に説明された通りである。
【0048】
ここで、NWDAF13は、NFからの要求またはサブスクリプションに応じてネットワーク分析情報を提供する責任を負う。たとえば、NFは特定のネットワークスライスの負荷レベルに関する特定の分析情報を要求する場合がある。
【0049】
一例では、NWDAF13によって提供される負荷レベル情報は、特定のスライスのトラフィック負荷が、例えば月曜日の09:00と10:00との間など、ある曜日の特定の時間ウィンドウで比較的高いことを示してもよく、その場合、負荷レベル情報を受信するNF、例えばPCF14またはNSSF15は、PCF/NSSFによってサービスされるUEのための別のネットワークスライスを選択してもよい。
【0050】
PCF14またはNSSF15は、定期的に、または特定の負荷レベルしきい値を超えた場合に、負荷レベル情報を受信するように加入するか、または負荷レベル情報を即座に受信するように要求をアクティブにサブミットすることができる。
【0051】
したがって、3GPP規格で定義されているように、NWDAF13(サービスプロバイダ)は、加入/通知動作または要求/応答動作(サービスコンシューマ)のいずれかによって分析見識(例えば、負荷レベル情報)を提供する。
【0052】
どの情報がネットワーク分析情報を構成することができるかに関するさらなる例は、(a)特定の位置での、または特定の時間間隔/タイプの日またはそれらの組合せでの、アプリケーション使用および容量パターン、および(b)例えば、将来の負荷を予測するための(ユーザの動きを測定することによる)最も使用されるルートのうちの1つまたは複数である。
【0053】
さらなる例は、次のようなユーザごとの(個別の)情報である:(c)特定の位置および/または時間における特定のユーザのために最も使用されるアプリケーション、(d)例えばページングを改善するなど、ユーザの次の位置を予測するための特定のユーザのルート(位置および時間)、(e)予防的ダウンロードのための特定のユーザのデータ使用、および(f)彼/彼女にとって最も適した登録エリアを特定するための、特定のユーザにより最も訪問された位置。
【0054】
加入/通知の場合、NWDAF13は、サブスクライブしたコンシューマ(受信側)にインサイト(見識)を提供する。
-(a)定期的に(加入要求においてコンシューマによって提供される期間値)、または、
-(b)見識値がある閾値を超えて変化した場合(閾値はコンシューマによっても提供される)。
【0055】
要求/応答のケースでは、NWDAF13が見識を提供する。
-(c)認証されたコンシューマのいずれかから要求を受信するたびに。
【0056】
現在の解決策の主な問題は、オプション(a)および(c)で生成される潜在的に不必要なシグナリング負荷である。いくつかの見識は、時間がたっても著しく変化しないことがあり、静的でさえあることもある。この場合、同じ見識値(または非常に類似したもの)が繰り返し提供され、ネットワークにおける冗長なシグナリングをもたらす。
【0057】
図2は、NWDAF13の形式で説明全体を通して例示される、一実施形成によるネットワーク分析情報を要求する第2のNFエンティティにネットワーク分析情報を提供する、第1の応答側のコアNFエンティティによって実行される方法を示すシグナリング図を示し、この場合、ポリシー決定のためにPCF14によって説明全体を通して例示される。第2の要求側のNFエンティティは、必ずしもコアネットワーク内に位置する必要はなく、代替的に、AF16などの非コアネットワークエンティティによって実施することができることに留意されたい。
【0058】
最初のステップ101で、PCF14は、ネットワーク分析情報を取得する要求をNWDAF13に送信する。一例として、PCF14は、NWDAF13によって処理される1つ以上のネットワークスライスインスタンスに対して、特定の曜日の間のトラフィック負荷のインジケーションを要求する。したがって、要求は、要求された特定のネットワーク分析情報を指定する分析IDと、実施形態ではオプションとして、要求が行われる1つ以上のスライスインスタンスを識別するスライスインスタンスIDとを含む。
【0059】
NWDAF13は、PCF14からの要求を受信すると、要求されたネットワーク分析情報を取得し(例えば、ローカルストレージから)、要求されたネットワーク分析情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを示す有効時間を、ステップS102で要求されたネットワーク分析情報に関連付ける。有効時間は、複数の図面を通して「ET」と示される。
【0060】
その後、ステップS103において、NWDAF13は、要求されたネットワーク分析情報及び関連する有効時間をPCF14に送信する。
【0061】
有利なことに、要求されたネットワーク分析情報に関連付けられた有効時間を用いて、PCF14は、いくつかの結論に達することができる。例えば、PCF14は、(1)要求/応答動作の場合に有効時間が満了するまで情報を再び要求する必要がないと結論付けることができ、または(2)加入/通知動作の場合に要求されたネットワーク分析情報を受信することを期待する周期を更新することができる。(1)において、本発明は、ネットワーク分析情報を要求するNWDAF13とNFとの間の不必要なシグナリングを低減することを可能にする。(2)において、要求された情報をサブスクライブすることをNFが希望している周期よりも有効時間が長い場合、不必要なシグナリングは回避され、一方、要求された情報をサブスクライブすることをNFが希望している周期よりも有効時間が短い場合、最新の情報がNFで受信される。
【0062】
一実施形態では、ステップS101でPCF14から送信される要求は、ネットワーク分析情報の要求が行われる単一のユーザ装置またはユーザ装置のグループを示すユーザIDまたはユーザグループIDをさらに含む。有利なことには、これは、ユーザまたはユーザグループごとにNWDAF分析情報をハンドリングすることを提供する。その範囲で、NFは特定のユーザデバイスまたはユーザデバイスのグループの分析情報を取得できる。
【0063】
図3は、一実施形態にしたがった、要求されたネットワーク分析情報をPCF14に提供するコアネットワークにおいて、NWDAF13によって実行される方法を示すシグナリング図である。
【0064】
図3は、PCF14が要求/応答動作を実行するシナリオを示す。
【0065】
最初のステップS201において、PCF14は、ネットワーク分析情報を取得する要求を、Nnwdaf_AnalyticsInfo_Requestメッセージの形式でNWDAF13に送信する。NWDAF13には、要求されたネットワーク分析情報を識別する分析ID、および任意でスライスインスタンスIDおよび/またはユーザ/ユーザグループIDが含まれる。
【0066】
これに応答して、NWDAF13は、ステップS202において、要求されたネットワーク分析情報の有効時間を決定し、ステップS203において、分析値および有効時間を含む応答メッセージをPCF14に送信し、ここで、「分析値」は、実際に要求されたペイロードネットワーク分析情報を示す。
【0067】
ステップS203で応答メッセージを受信すると、PCF14は、ステップS204で情報に関連するネットワーク分析情報および有効時間、ならびに任意で任意のスライスインスタンスIDおよび/またはユーザ/ユーザグループIDを格納する。
図3には示されていないが、PCF14は、ステップS204で情報を記憶する前または後のいずれかに情報が受信されたという肯定応答(アクノレッジ)をNWDAF13に送信できることに留意されたい。
【0068】
さて、実施形態では、要求されたネットワーク分析情報の受信から経過した時間が、記憶された有効時間を超えない限り、PCF14は、ユーザ/ユーザグループIDによって識別される、ユーザごとに記憶されたネットワーク分析情報を参照する。
なお、NWDAF13は、ユーザ/ユーザグループIDによって識別される特定のデバイス/デバイスグループを既に知っている場合があり、ユーザ/ユーザグループIDを送信する必要がない場合がある。さらに、PCF14が、受信したネットワーク情報がどのデバイスに関連するかを既に認識している場合、ユーザ/ユーザグループIDを送信する必要がない場合がある。要求されたネットワーク分析情報の受信から実際に経過した時間が、記憶された有効時間を超えたとき、PCF14は、ステップS201のネットワーク分析情報を要求するプロシージャを繰り返すことができ、この場合、NWDAF13は、ステップS202において、再び有効時間を決定し、要求されたネットワーク分析情報を有効時間とともにPCF14へ送信する。有効時間およびそれが関連付けられるネットワーク分析情報は、変更されている可能性があることに留意されたい。
【0069】
図4は、一実施形態にしたがった、要求されたネットワーク分析情報をPCF14に提供するコアネットワークにおいて、NWDAF13によって実行される方法を示すシグナリング図である。
【0070】
図4は、PCF14が加入/通知動作を実行するシナリオを示す。
【0071】
最初のステップS301において、PCF14は、ネットワーク分析情報を取得するための要求をNWDAF13へのNwdaf_EventsSubscription_Subscribeメッセージの形式でNWDAF13に送信し、これは、要求されたネットワーク分析情報を識別する分析IDと、オプションでスライスインスタンスIDおよび/またはユーザ/ユーザグループIDと、PCF14が、要求されたネットワーク分析情報をある周期で受信することを望む、当該周期を示すインジケーション(「Period(周期)」)と、を含む。
【0072】
要求を受信すると、NWDAF13は、ステップS302において、(分析IDによって識別される)ネットワーク分析情報の最適な通知周期を設定するために、要求されたネットワーク分析情報の有効時間を決定する。
【0073】
最初の例では、PCF14がパラメータ期間を用いて、要求されたネットワーク分析情報を1分ごとに受信することを望むことを示すと、仮定される。Period=1分に設定されているが、その一方でNWDAF13は、要求されたネットワーク分析情報が2分間有効であると結論付け、したがって、NWDAF13は、最適な通知周期が2分間であると判定する。その結果、要求されたネットワーク分析情報は有効時間が経過するまでにはまだ変更されていない可能性が高いため、NWDAF13は要求されたネットワーク分析情報を1分ごとではなく2分ごとに送信する。有利なことには、不必要なシグナリングが回避される。
【0074】
2番目の例では、PCF14がパラメータPeirodで、要求されたネットワーク分析情報を2分ごとに受信することを望むことを示すと仮定する。つまり、Peirod=2分に設定されているが、NWDAF13は、要求されたネットワーク分析情報が1分間有効であると判定し、したがって、NWDAF13は、最適な通知周期が1分であると決定する。その結果、要求されたネットワーク分析情報は有効時間が経過した後にはすでに変更されている可能性が高いため、NWDAF13は要求されたネットワーク分析情報を2分ごとではなく1分ごとに送信する。有利なことには、PCF14は、最新のネットワーク分析情報を提供される。提案されたより短い期間をPCF14が受け入れることを示すACKメッセージが、PCF14からNWDAFに送信されてもよい。代替として、提案されたより短い期間をPCF14が受け入れないことを示すNACKメッセージが、PCF14からNWDAFに送信されてもよい。
【0075】
ステップS303において、NWDAF13は、周期的に要求されたネットワーク分析情報を、Nnwdaf_EventsSubscription_Notifyメッセージの形式で、スライスインスタンスID、分析ID、分析値、有効時間を含むPCF14に送信する。ここで、「分析値」は、実際に要求されたペイロード情報を示す。
【0076】
したがって、NWDAF13は、要求されたネットワーク分析情報に関連する、決定された有効時間によって規定された周期で、要求されたネットワーク分析情報をPCF14に送信する。すなわち、上記の最初の例の場合、NWDAF13は、PCF14によって最初に要求された1分の周期ではなく、要求されたネットワーク分析情報を2分ごとにPCF14に送信する。理解可能であることだが、これは、分析情報の次の更新までの時間が通知の周期よりも短い場合、NWDAF13は、ステップS202で有効時間を決定した後も、現在の1分間が経過するまでは、待機することを暗示し得る。
【0077】
ステップS303で通知メッセージを受信した後、PCF14は、ステップS303aで、アクノレッジメントメッセージAckをNWDAF13に送信してもよい。これは、周期を規定する受信された有効時間が、要求された(または以前に記憶された)周期と異なるシナリオ、すなわち、周期に何らかの変化が生じるシナリオにおいて、特に好ましいことがある。
【0078】
さらに、PCF14は、ステップS304において、ネットワーク分析情報と、その情報に関連する有効時間と、オプションで任意のスライスインスタンスIDと、および/または、ユーザ/ユーザグループIDと、を格納する。
【0079】
図5は、さらなる実施形態にしたがった、要求されたネットワーク分析情報をPCF14に提供するコアネットワークにおいて、NWDAF13によって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0080】
図5は、PCF14が加入/通知動作を実行するシナリオを示す。
【0081】
図4を参照して説明した実施形態において、最初のステップS301において、PCF14は、ネットワーク分析情報を取得する要求をNWDAF13へのNwdaf_EventsSubscription_Subscribeメッセージの形式でNWDAF13に送信し、これは、要求されたネットワーク分析情報を識別する分析IDと、オプションでスライスインスタンスIDと、および/または、ユーザ/ユーザグループIDと、PCF14が要求されたネットワーク分析情報を受信することを望む周期のインジケーション(「周期」)と、を含む。
【0082】
要求を受信すると、NWDAF13は、ステップS302において、要求されたネットワーク分析情報のための最適な通知周期を設定するために、要求されたネットワーク分析情報のための有効時間を決定する。
【0083】
ここでも、パラメータPeriodを用いて、要求されたネットワーク分析情報を1分ごとに受信することをPCF14が示すが、要求されたネットワーク分析情報が2分間有効であるとNWDAF13が結論付ける例が想定されており、NWDAF13は、最適な通知周期が2分であることを決定する。その結果、NWDAF13は、有効時間が経過するまでに、要求されたネットワーク分析情報が変化していない可能性が高いため、1分ごとではなく2分ごとに要求されたネットワーク分析情報を送信することを提案する。
有利なことには、不必要なシグナリングが回避される。
【0084】
オプションで、NWDAF13は、ステップS302aで要求を肯定応答(Ack)することができ、さらにオプションでAckとともに周期推奨を含めることができる。
上記の例では、周期推奨 = 2 分である。有利なことには、これは、PCF14に推奨を拒否する可能性を与える。
【0085】
周期推奨がAckに含まれる場合、PCF14は更新要求、すなわちNnwdaf_EventsSubscription_Updateメッセージを、S302bでNWDAF13に送信して、通知周期を更新することができる。この特定の実施形態における要求は、以下を含む:スライスインスタンスID、分析ID、ユーザ/ユーザグループID、新しい周期(すなわち、新しい周期=2分)。NWDAF13は、ステップS302cで更新要求をアクノレッジしてもよい。
【0086】
さらに、NWDAF13は、ステップS302dにおいて、Nnwdaf_EventsSubscription_Period_UpdateメッセージをPCF14に送信することができる。これには、スライスインスタンスID、分析ID、ユーザ/ユーザグループID、新しい周期が含まれ、この周期更新について、PCF14はステップS302eでアクノレッジ(肯定応答)することができる。肯定応答された場合、周期は新しい周期(2分)に更新される。肯定応答されない場合、以前の周期である1分が維持される。
【0087】
先に説明されたように、NWDAF13は、現在の1分間が経過するまで待ち、その後、周期的に要求されたネットワーク分析情報を、スライスインスタンスID、分析ID、分析値、有効時間を含むNnwdaf_EventsSubscription_Notifyメッセージの形式でPCF14に送信することができ、ここで、「分析値」は、ステップS303において実際に要求されたペイロード情報を示す。
【0088】
ステップS303で通知メッセージを受信した後、PCF14は、ステップS303aで、アクノレッジメントメッセージAckをNWDAF13に送信してもよい。
【0089】
さらに、PCF14は、ステップS304において、ネットワーク分析情報と、その情報に関連する有効時間と、オプションで任意のスライスインスタンスIDおよび/またはユーザ/ユーザグループIDとを記憶する。
【0090】
図6は、さらに別の実施形態にしたがった、要求された分析情報をPCF14に提供するコアネットワークにおいて、NWDAF13によって実行される方法を示すシグナリング図を示す。
【0091】
図6は、PCF14が加入/通知動作を実行するものの、
図5を参照して説明されたものとプロセスが幾分異なるシナリオを示しているが、それにもかかわらず、ステップS303aまでは、実施形態は同じであり、ステップS301~S303aは、再び説明されない。
【0092】
この実施形態では、受信されたネットワーク分析情報は、ステップS303aの肯定応答に続いて格納されない(しかし、後で格納される)。なぜなら、ステップS303で受信されたネットワーク分析情報に関連付けられた受信された有効時間が、NWDAF13がステップS302cを実行した後(またはステップS302eの後)に当該有効時間が新しい値を有するべきであると判定した結果として、ステップS302b~S302eを通して合意された新しい周期と異なることを、ステップS303bでPCF14が検出するためである。
【0093】
ステップS303cで、PCF14は、ステップ303bでPCF14によって検出された変更された有効時間に関するハンドシェイク手順を実行するために、Nnwdaf_EventsSubscription_UpdateメッセージをNWDAF13に送信する。このメッセージには、スライスインスタンスID、分析ID、ユーザ/ユーザグループID、新しい周期(変更された有効時間に基づく)が含まれる。
【0094】
NWDAF13は、ステップS303dにおける要求を承認し、PCFは、最終的に、ネットワーク分析情報およびその情報に関連する新しい有効時間、ならびにステップS304における任意の分析ID、スライスインスタンスIDおよび/またはユーザ/ユーザグループIDを記憶することができる。
【0095】
図7は、別の実施形態にしたがった、プロキシ19を介して、要求されたネットワーク分析情報をPCF14に提供するコアネットワークにおいて、NWDAF13によって実行される方法を示すシグナリング図を示す。なお、プロキシ19は、PCF14の内部であっても、NWDAF13の内部に配置されていてもよい。
【0096】
図7は、PCF14がプロキシ19を介して要求/応答動作を実行するシナリオを示す。
【0097】
第1ステップS401aで、PCF14は、Nnwdaf_AnalyticsInfo_Requestメッセージの形式でNWDAF13に、要求されたネットワーク分析情報を識別する分析IDと、オプションでスライスインスタンスIDおよび/またはユーザ/ユーザグループIDを含む、ネットワーク分析情報を入手するための要求を送信する。
【0098】
しかし、本実施形態では、当該要求は、ステップS401bで分析ID、スライスインスタンスID、ユーザ/ユーザグループIDを格納するプロキシ19に送信され、ステップS401cで当該要求であるNnwdaf_AnalyticsInfo_RequestをNWDAF13に転送する。
【0099】
これに応答して、NWDAF13は、ステップS402で、要求されたネットワーク分析情報の有効時間を決定し、ステップS403aにおいて、分析値および有効時間を含む応答メッセージをPCF14に送信し、ここで、「分析値」は、実際に要求されたペイロードネットワーク分析情報を示す。
【0100】
繰り返しになるが、これは、要求されたネットワーク分析情報と有効時間をステップS403bで記憶するプロキシ19を通して受け渡され、ステップS404で記憶されることになる、要求されたネットワーク分析情報をPCF14に転送する前に、以前に記憶されていた分析ID、スライスインスタンスIDおよびユーザ/ユーザグループIDに対して、ステップS403cで、これをマッピングする。
【0101】
ここで、別の第3のNF、例えばNSSF15が、PCF14およびプロキシ19に配信されたばかりのものと同じネットワーク分析情報を取得することを望むと仮定すると、NSSF15は、次いで、ステップS405で、分析ID、スライスインスタンスIDおよびユーザ/ユーザグループIDを含む、プルプロキシへのNnwdaf_AnalyticsInfo_Requestメッセージの形式で、プロキシ19に要求を送信する。
【0102】
有効時間がまだ経過していない場合、プロキシ19は、ステップS406で、記憶されている要求されたネットワーク分析情報をNSSF15に返す。
【0103】
しかしながら、後の時点で、NSSF15は、分析ID、スライスインスタンスID、およびユーザ/ユーザグループIDを含む、別の要求を、ステップS408において、プロキシ19に送信する。
【0104】
この時点で、有効時間が経過し、プロキシ19は、ステップS409で、要求されたネットワーク分析情報およびそれに関連する任意の有効時間をNSSF14へ最終的に送信できるよう、プロキシ19およびNWDAF13は、NSSF15の代わりにステップS401c~S403bを繰り返さなければならない。
【0105】
有利なことには、プロキシ19は、要求されたネットワーク分析情報を記憶するためのキャッシュメモリとして機能する。このようにして、NFは、プロキシ19が有効時間を計時している間にプロキシ19に要求を行うため、サービスコンシューマ実装は影響を受けず、NWDAFにおけるシグナリングの最適化が維持される。失敗。
【0106】
図8は、一実施形態にしたがった第1のコアNFエンティティ13を示す。実施形態にしたがった、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティに提供する第1のコアNFエンティティ13によって実行される方法のステップは、実際には、ランダムアクセスメモリ(RAM)などのマイクロプロセッサに関連付けられた適切な揮発性記憶媒体117、またはフラッシュメモリもしくはハードディスクドライブなどの不揮発性記憶媒体にダウンロードされたコンピュータプログラム116を実行するように構成された1つまたは複数のマイクロプロセッサの形態で実装されるプロセッシングユニット(処理部)115によって実行される。プロセッシングユニット115は、コンピュータ実行可能な命令を含む適切なコンピュータプログラム116が記憶媒体117にダウンロードされ、プロセッシングユニット115によって実行されるとき、第1のコアNFエンティティ13に、実施形態にしたがった方法を実行させるように構成される。記憶媒体117は、コンピュータ・プログラム116を含むコンピュータプログラムプロダクトであってもよい。あるいは、ディジタル多用途ディスク(DVD)またはメモリスティックのような適切なコンピュータプログラムプロダクトによって、コンピュータプログラム116を記憶媒体117に転送してもよい。さらなる代替案として、コンピュータプログラム116は、ネットワークを介して記憶媒体117にダウンロードされてもよい。プロセッシングユニット115は、代替的に、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複雑なプログラマブル論理デバイス(CPLD)等の形態で具現化することができる。
【0107】
第1のコアNFエンティティ13は、第2のNFエンティティから発信されたネットワーク情報を取得するための要求を受信するように適合した受信手段140と、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する有効時間を決定するように適合した決定手段141と、要求されたネットワーク情報および有効時間を第2のNFエンティティに向けて送信するように適合した送信手段142とを有する。
【0108】
手段140~142は、情報を受信して提供するための通信インターフェースと、データを記憶するためのローカル記憶装置とを有することができ、さらに、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなどのマイクロプロセッサに関連する適切な記憶媒体にダウンロードされたコンピュータプログラムを実行するように配置された1つ以上のマイクロプロセッサの形式で実装されるプロセッサによって(先に説明されたものと類似して)実施することができる。
【0109】
図9は、一実施形態にしたがった第2のNFエンティティ14を示す。実施形態にしたがった第1のコアNFエンティティのネットワーク情報を取得する第2のNFエンティティによって実行される方法のステップは、実際には、RAMなどのマイクロプロセッサに関連付けられた適切な揮発性記憶媒体127、またはフラッシュメモリもしくはハードディスクドライブなどの不揮発性記憶媒体にダウンロードされたコンピュータプログラム126を実行するように構成された1つまたは複数のマイクロプロセッサの形態で実装されるプロセッシングユニット125によって実行される。プロセッシングユニット125は、コンピュータ実行可能な命令を含む適切なコンピュータプログラム126が記憶媒体127にダウンロードされ、プロセッシングユニット125によって実行されると、第2のNFエンティティ14に実施形態にしたがった方法を実行させるように構成される。記憶媒体127は、コンピュータプログラム126を含むコンピュータプログラムプロダクトであってもよい。あるいは、コンピュータプログラム126は、DVDまたはメモリスティックなどの適切なコンピュータプログラムプロダクトによって記憶媒体127に転送されてもよい。さらなる代替案として、コンピュータプログラム126は、ネットワークを介して記憶媒体127にダウンロードされてもよい。あるいは、プロセッシングユニット125は、DSP、ASIC、FPGA、CPLDなどの形態で実装されてもよい。
【0110】
第2のNFエンティティ14は、第1のコアNFエンティティに向けて、ネットワーク情報を取得するための要求を送信するように適合した送信手段150と、要求されたネットワーク情報と、要求されたネットワーク情報がどれくらいの長さにわたり有効であるかを規定する、第1のコアNFエンティティによって決定された有効時間とを受信するように適合した受信手段151とを有する。
【0111】
手段150および151は、情報を受信し提供するための通信インターフェースと、データを記憶するためのさらなるローカル記憶装置とを有することができ、RAM、フラッシュメモリまたはハードディスクドライブなど、マイクロプロセッサに関連する適切な記憶媒体にダウンロードされたコンピュータプログラムを実行するように配置された1つまたは複数のマイクロプロセッサの形式で実装されるプロセッサによって(先に説明したものと類似して)実施することができる。
【0112】
図10は、一実施形態にしたがったプロキシデバイス19を示す。実施形態にしたがった、要求された第1のコアNFエンティティのネットワーク情報を第2のNFエンティティに提供するプロキシデバイス19によって実行される方法のステップは、実際には、RAMなどのマイクロプロセッサに関連付けられた適切な揮発性記憶媒体137、またはフラッシュメモリもしくはハードディスクドライブなどの不揮発性記憶媒体にダウンロードされたコンピュータプログラム136を実行するように構成された1つまたは複数のマイクロプロセッサの形態で実装されるプロセッシングユニット135によって実行される。プロセッシングユニット135は、コンピュータ実行可能な命令を含む適切なコンピュータプログラム136が記憶媒体137にダウンロードされ、プロセッシングユニット135によって実行されると、プロキシデバイス19に実施形態にしたがった方法を実行させるように構成される。記憶媒体137は、コンピュータプログラム136を含むコンピュータプログラムプロダクトであってもよい。あるいは、ディジタル多用途ディスク(DVD)またはメモリスティックのような適切なコンピュータプログラムプロダクトによって、コンピュータプログラム116を記憶媒体137に転送してもよい。さらなる代替案として、コンピュータプログラム136は、ネットワークを介して記憶媒体137にダウンロードされてもよい。プロセッシングユニット135は、代替的に、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、複雑なプログラマブル論理デバイス(CPLD)等の形態で具現化することができる。
【0113】
プロキシデバイス19は、第2のNFエンティティから、ネットワーク情報を取得するための要求を受信するように適合した受信手段160と、第1のコアNFエンティティに、ネットワーク情報を取得するための要求を送信するように適合した送信手段161と、第1のコアNFエンティティから、要求されたネットワーク情報と、要求されたネットワーク情報がどれほど長く有効であるかを規定する第1のコアNFエンティティによって決定された有効時間とを受信するように適合した受信手段162と、要求されたネットワーク情報を第2のNFエンティティに送信するように適合した送信手段163とを有する。
【0114】
手段160~163は、情報を受信して提供するための通信インターフェースと、データを記憶するためのローカル記憶装置とを有することができ、さらに、RAM、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブなどのマイクロプロセッサに関連する適切な記憶媒体にダウンロードされたコンピュータプログラムを実行するように配置された1つ以上のマイクロプロセッサの形式で実装されるプロセッサによって(先に説明たものと類似して)実施することができる。
【0115】
本発明は、主に、いくつかの実施形態を参照して上述された。しかし、当業者には容易に理解されるように、添付の特許請求の範囲によって定義されるように、上記で開示されたもの以外の他の実施形態も、本発明の範囲内で等しく実施可能である。