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特許7101747ディスプレイウィンドーに対するキャプチャイメージ生成方法及びその装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-07
(45)【発行日】2022-07-15
(54)【発明の名称】ディスプレイウィンドーに対するキャプチャイメージ生成方法及びその装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04845 20220101AFI20220708BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20220708BHJP
   G09G 5/14 20060101ALI20220708BHJP
   G09G 5/38 20060101ALI20220708BHJP
   G09G 5/36 20060101ALI20220708BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20220708BHJP
   G09G 5/02 20060101ALI20220708BHJP
   G09G 5/10 20060101ALI20220708BHJP
【FI】
G06F3/04845
G09G5/00 510H
G09G5/14 C
G09G5/38 A
G09G5/36 520P
G09G5/36 520M
G09G5/36 520D
G09G5/00 550B
G09G5/36 530Y
G09G5/36 520H
G09G5/36 520G
G09G5/02 B
G09G5/10 Z
G09G5/00 530M
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2020205850
(22)【出願日】2020-12-11
(62)【分割の表示】P 2018227188の分割
【原出願日】2013-02-25
(65)【公開番号】P2021061011
(43)【公開日】2021-04-15
【審査請求日】2020-12-11
(31)【優先権主張番号】10-2012-0019180
(32)【優先日】2012-02-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2012-0084193
(32)【優先日】2012-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100154922
【弁理士】
【氏名又は名称】崔 允辰
(72)【発明者】
【氏名】金 銀英
(72)【発明者】
【氏名】金 剛兌
(72)【発明者】
【氏名】金 鐵柱
(72)【発明者】
【氏名】宣 廣源
(72)【発明者】
【氏名】李 在烈
【審査官】星野 裕
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-311944(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2007/0294630(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0010995(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2010-0030387(KR,A)
【文献】韓国登録特許第10-0852652(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048
G09G 5/00
G09G 5/14
G09G 5/38
G09G 5/36
G09G 5/377
G09G 5/02
G09G 5/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子デバイスにおけるキャプチャされたイメージを生成する方法であって、
第1ディスプレイウィンドーにイメージをキャプチャするために第1のタッチ入力を受信する段階であって、前記第1のタッチ入力は、キャプチャするイメージの領域を決定する操作を含む、段階と、
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージのうち前記キャプチャしたイメージの領域と、その領域以外のイメージの領域とを、異なる表示形態で前記第1ディスプレイウィンドー上にディスプレイする段階と、
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージの少なくとも一部に前記キャプチャしたイメージの領域をオーバーラップさせてディスプレイする段階であって、前記第1ディスプレイウィンドー上のキャプチャされたイメージの領域と前記キャプチャしたイメージの領域との中心位置が互いに異なるようにオーバーラップさせる段階と、
ドラッグタッチ入力に基づいて、前記キャプチャしたイメージを第2ディスプレイウィンドーに提供する段階と、
前記キャプチャしたイメージに対して行われた前記ドラッグタッチ入力の完了に応答して、前記第2ディスプレイウィンドーに挿入された前記キャプチャしたイメージをディスプレイする段階と、を含み、
前記第2ディスプレイウィンドーに挿入された前記キャプチャしたイメージは、前記キャプチャしたイメージが挿入される前記第2ディスプレイウィンドーの所定の領域のサイズに基づいて調整されたサイズに表示される、方法。
【請求項2】
前記第1ディスプレイウィンドーは、フォーカスされたディスプレイウィンドーであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記イメージをキャプチャするための前記第1のタッチ入力を受信する段階は、前記キャプチャされるイメージに対して所定の時間だけ行われるタッチ入力である前記第1のタッチ入力に基づいて、前記キャプチャされたイメージを決定することを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のタッチ入力は、前記キャプチャされるイメージ上に閉曲線を描くことを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記キャプチャされたイメージは、前記イメージの領域のサイズより小さなサイズに縮小されたイメージであることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージの領域以外の領域とは異なる前記イメージの領域をディスプレイする段階は、
前記イメージの前記領域以外の領域に適用される色相、彩度、および明度のうち少なくとも1つとは異なる色相、異なる彩度、および異なる明度のうち少なくとも1つで、前記イメージの前記領域を表示することにより、前記イメージの領域以外の領域とは異なる前記イメージの領域を、前記第1ディスプレイウィンドーにディスプレイする段階を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
電子デバイスにおけるキャプチャされたイメージを生成する方法であって、
第1ディスプレイウィンドーにイメージをキャプチャするために第1のタッチ入力を受信する段階であって、前記第1のタッチ入力は、キャプチャするイメージの領域を決定する操作を含む、段階と、
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージのうち前記キャプチャしたイメージの領域と、その領域以外のイメージの領域とを、異なる表示形態で前記第1ディスプレイウィンドー上にディスプレイする段階と、
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージの少なくとも一部に前記キャプチャしたイメージの領域オーバーラップさせてディスプレイする段階であって、前記第1ディスプレイウィンドー上のキャプチャされたイメージの領域と前記キャプチャしたイメージの領域との中心位置が互いに異なるようにオーバーラップさせる段階と、
ドラッグタッチ入力に基づいて、前記キャプチャしたイメージを、第2ディスプレイウィンドーに対応するアプリケーションに提供する段階と、
前記キャプチャしたイメージに対して行われた前記ドラッグタッチ入力の完了に応答して、前記アプリケーションに挿入された前記キャプチャしたイメージをディスプレイする段階と、を含み、
前記アプリケーションに挿入された前記キャプチャしたイメージは、前記キャプチャしたイメージが挿入される前記アプリケーションの領域のサイズに基づいて調整されたサイズに表示される、方法。
【請求項8】
キャプチャされたイメージを生成する装置であって、
ディスプレイと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
第1ディスプレイウィンドーにイメージをキャプチャするための第1のタッチ入力を受信するように制御し、ここで、前記第1のタッチ入力は、キャプチャするイメージの領域を決定する操作を含み、
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージのうち前記キャプチャしたイメージの領域と、その領域以外のイメージの領域とを、異なる表示形態で前記第1ディスプレイウィンドー上にディスプレイするように制御し、
前記第1ディスプレイウィンドー上の前記イメージの少なくとも一部に前記キャプチャしたイメージの領域をオーバーラップさせてディスプレイする際、前記第1ディスプレイウィンドー上のキャプチャされたイメージの領域と前記キャプチャしたイメージの領域との中心位置が互いに異なるようにオーバーラップさせるように制御し、
ドラッグタッチ入力に基づいて、前記キャプチャしたイメージを、第2ディスプレイウィンドーに提供するように制御し、
前記キャプチャしたイメージに対して行われた前記ドラッグタッチ入力の完了に応答して、前記第2ディスプレイウィンドーに挿入された前記キャプチャしたイメージをディスプレイするように制御し、
前記第2ディスプレイウィンドーに挿入された前記キャプチャしたイメージは、前記キャプチャしたイメージが挿入される前記第2ディスプレイウィンドーの所定の領域のサイズに基づいて調整されたサイズに表示される、ことを特徴とする装置。
【請求項9】
前記第1ディスプレイウィンドーは、フォーカスされたディスプレイウィンドーであることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記イメージをキャプチャするための前記第1のタッチ入力の受信は、前記キャプチャされるイメージに対して所定の時間だけ行われるタッチ入力である前記第1のタッチ入力に基づいて、前記キャプチャされたイメージを決定することを含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項11】
前記第1のタッチ入力は、前記キャプチャされるイメージ上に閉曲線を描くことを含むことを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項12】
前記キャプチャされたイメージは、前記イメージの領域のサイズより小さなサイズに縮
小されたイメージであることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項13】
請求項1の方法を実行するためのプログラムを記録した非一時的なコンピュータ判読可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画面上に表示されたディスプレイウィンドー間においてキャプチャイメージを生成する方法及びそのデバイスに係り、さらに詳細には、受信されたユーザ入力に基づいて、複数個のディスプレイウィンドー間でキャプチャイメージを生成して移動させる方法及びそのデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
複数個のアプリケーションを同時に実行すう端末機器において、マルチウィンドー体制(multi window framework)を介して、アプリケーション間の相互作用が可能である。また、マルチウィンドー体制の場合、同一のアプリケーションを同時に複数個のウィンドーを介して実行することもできる。
【0003】
既存の端末器機環境では、複数個のアプリケーションを同時に実行しても、それぞれのアプリケーションが全体画面で実行されるために、同時に複数個のアプリケーションを実行して操作するのが容易ではない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2001-147759号公報
【文献】特開2001-142827号公報
【文献】特開2010-081300号公報
【非特許文献】
【0005】
【文献】橋本情報戦略企画,5 デスクトップ画面を「Snipping Tool」でキャプチャする,ひと目でわかるWindows7操作&設定テクニック厳選200! ,日経BPソフトプレス 瀬川 弘司,2009年10月26日,初版,第174-177頁
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、マルチウィンドー体制を介して、同時に実行される複数個のアプリケーション間でデータを移動させ、アプリケーション間の相互作用を活性化させるところに課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を解決するための画面上に表示されたディスプレイウィンドーに対するキャプチャイメージを生成する方法は、画面上に表示された複数個のディスプレイウィンドーにおいて、キャプチャの対象になる第1ディスプレイウィンドーを決める段階と、ユーザ入力に基づいて、決定された第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータをキャプチャする段階と、キャプチャによって生成されたキャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドーのサイズで、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップして表示する段階と、を含む。
【0008】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、表示する段階は、第1ディスプレイウィンドーが複数個である場合、キャプチャイメージを複数個の第1ディスプレイウィンドーそれぞれにオーバーラップして表示する段階を含むことを特徴とする。
【0009】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、表示する段階は、第1ディスプレイウィンドーが全体画面モード・ディスプレイウィンドーである場合、キャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドーの一部領域に表示する段階を含むことを特徴とする。
【0010】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、イメージキャプチャ方法は、表示されたキャプチャイメージの一部または全部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入する段階をさらに含むことを特徴とする。
【0011】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、キャプチャイメージの一部または全部を挿入する段階は、キャプチャイメージを既設定時間以上タッチし、タッチを第2ディスプレイウィンドーに向けてドラッグするユーザ入力に基づいて、キャプチャイメージの一部または全部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入することを特徴とする。
【0012】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、表示されたキャプチャイメージの所定領域を決定する段階と、決定された領域のイメージを切り取る段階をさらに含み、キャプチャイメージの一部または全部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入する段階は、切り取られたイメージを、第2ディスプレイウィンドーに挿入することを特徴とする。
【0013】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、所定領域を決定する段階は、表示されたキャプチャイメージ上に、ユーザによって選択された領域を表示する段階と、表示された領域を修正する段階と、を含み、修正された領域のキャプチャイメージが、第2ディスプレイウィンドーに挿入されることを特徴とする。
【0014】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、表示された領域を修正する段階は、ユーザが表示された領域をタッチし、タッチされた時点から、既設定時間以内にタッチをドラッグすることによって、表示された領域をキャプチャイメージ内の他の領域に移動させることを特徴とする。
【0015】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、表示された領域を修正する段階は、ユーザが、表示された領域をピンチング(pinching)またはアンピンチング(unpinching)することによって、表示された領域のサイズを変更することを特徴とする。
【0016】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、ユーザによって選択された領域は、キャプチャイメージ上に閉曲線を描くユーザのタッチ入力に基づいて選択されたことを特徴とする。
【0017】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、所定領域を決定する段階は、所定領域に対するユーザのタッチが、既設定時間以上維持されることによって、所定領域を、切り取りイメージとして決定することを特徴とする。
【0018】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、切り取られたイメージは、決定された領域のイメージより小サイズに決定されたイメージ上にオーバーラップされて表示されることを特徴とする。
【0019】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、第1ディスプレイウィンドーを決定する段階は、画面上の所定のボタンがタッチされることによって、表示された複数個のディスプレイウィンドーのうち活性化されたウィンドーを、第1ディスプレイウィンドーとして決定することを特徴とする。
【0020】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、第1ディスプレイウィンドーを決定する段階は、画面上の所定のボタンがタッチされることによって、表示された複数個のディスプレイウィンドーのうち活性化されたウィンドーを除いたウィンドーを、第1ディスプレイウィンドーとして決定することを特徴とする。
【0021】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、第2ディスプレイウィンドーに挿入する段階は、第2ディスプレイウィンドーに対応するアプリケーションが、第2ディスプレイウィンドーに表示された画面内にイメージを挿入する機能を提供すれば、キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに挿入することを特徴とする。
【0022】
前記技術的課題を解決するための一実施形態によれば、キャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーのサイズで、第1ディスプレイウィンドーの位置と同一位置にオーバーラップされて表示されることを特徴とする。
【0023】
前記技術的課題を解決するためのキャプチャイメージ生成デバイスは、デバイスへのユーザ入力を受信するユーザ入力部と、画面上に表示された複数個のディスプレイウィンドーのうちキャプチャの対象になる第1ディスプレイウィンドーを決定し、ユーザ入力に基づいて、決定された第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータをキャプチャするキャプチャ部と、キャプチャによって生成されたキャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドーのサイズで、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップして表示するディスプレイ部と、を含む。
【0024】
前記技術的課題を解決するためのキャプチャイメージ生成方法を、コンピュータで実行させるためのプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体を提供する。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、マルチウィンドー体制で複数個のアプリケーション間に、イメージまたはテキストなどデータを移動させることができる。移動されるデータを介して、ユーザは複数個のアプリケーション間の直観的な相互作用を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
図1】本発明の一実施形態による、画面上にオーバーラップされて表示される複数個のディスプレイウィンドーを図示した図面である。
図2】本発明の一実施形態によるディスプレイウィンドーに対してキャプチャイメージを生成するデバイスの構成を図示したブロック図である。
図3】本発明の一実施形態によるキャプチャイメージ生成方法を図示したフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージを移動させる実施例について説明するフローチャートである。
図5】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージを移動させる実施例について説明するフローチャートである。
図6A】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。
図6B】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。
図7A】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。
図7B】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。
図8A】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。
図8B】本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。
図9A】本発明の一実施形態に係わって、キャプチャする領域を決定する過程を図示した図面である。
図9B】本発明の一実施形態に係わって、キャプチャする領域を決定する過程を図示した図面である。
図9C】本発明の一実施形態に係わって、キャプチャする領域を決定する過程を図示した図面である。
図10】キャプチャイメージを移動させる本発明の一実施形態を図示した図面である。
図11A】キャプチャイメージで、挿入する領域を修正する一実施形態を図示した図面である。
図11B】キャプチャイメージで、挿入する領域を修正する一実施形態を図示した図面である。
図12A】キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。
図12B】キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。
図13A】キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明のさらに他の実施形態を図示した図面である。
図13B】キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明のさらに他の実施形態を図示した図面である。
図14】挿入されたキャプチャイメージを修正する編集ツールを表示する実施形態を図示した図面である。
図15】第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明のさらに他の実施形態を図示した図面である。
図16】第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明のさらに他の実施形態を図示した図面である。
図17】第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明のさらに他の実施形態を図示した図面である。
図18】第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明のさらに他の実施形態を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
明細書全体で、画面に表示されたデータを「キャプチャ」するとするとき、それは、表示される「イメージまたはテキスト」を獲得する場合だけではなく、「表示されるイメージまたはテキストに係わる情報」を獲得する場合も含む。例えば、表示されるイメージまたはテキストをキャプチャする場合、イメージまたはテキストに係わるURI(uniform resource identifier)情報、インテント(intent)情報などを共に獲得することができる。また、ある部分がある構成要素を「含む」とするとき、それは、特別に反対になる記載がない限り、他の構成要素を除くのではなく、他の構成要素をさらに含むことができるということを意味する。
【0028】
以下では、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について詳しく説明する。
【0029】
図1は、本発明の一実施形態による、画面上にオーバーラップされて表示される複数個のディスプレイウィンドーを図示した図面である。
図1に図示されたように、本発明の一実施形態による画面上には、複数個のディスプレイウィンドー10,20,30,40がオーバーラップされて表示される。ピンナップ(pin-up)・ディスプレイウィンドー10は、画面の最上位に表示されるように設定されたウィンドーであり、画面上に、他のディスプレイウィンドーと共に表示される場合、いつも画面の最上位に表示される。また、ピンナップ・ディスプレイウィンドー10の既設定領域には、別途のアイコン5が共に表示されてもよい。例えば、ピンナップ・ディスプレイウィンドー10には、ピン模様のアイコン5が、ピンナップ・ディスプレイウィンドー10に刺さったように表示されてもよい。
【0030】
全体画面モード・ディスプレイウィンドー20は、画面の全体に表示されるように設定されたウィンドーであり、画面のサイズと同一サイズで画面に表示される。
【0031】
部分画面モード・ディスプレイウィンドー30は、画面の一部に表示されるように設定されたウィンドーであり、画面サイズより小サイズのウィンドーを支援するアプリケーションに適する。また、部分画面モード・ディスプレイウィンドー30は、、例えば、チャット、メモなどを提供するアプリケーションと共に、重複してウィンドーをディスプレイできるアプリケーションに適する。
【0032】
また、フリーサイズモード・ディスプレイウィンドー40は、画面の一部に表示されてユーザ入力によって、サイズが自由に調節されるウィンドーである。また、ディスプレイウィンドー10,20,30,40は、互いにオーバーラップされて表示されてもよく、アプリケーションの種類によって、ディスプレイウィンドー10,20,30,40において、所定のウィンドーが表示されてもよい。
【0033】
図2は、本発明の一実施形態によるディスプレイウィンドー間で、キャプチャイメージを移動させるデバイス100の構成を図示したブロック図である。一実施形態によるデバイス100は、ユーザ入力受信部110、キャプチャ部120、ディスプレイ部130、制御部140及びメモリ150を含む。
【0034】
以下では、デバイス100が、デバイス100に含まれた構成を利用し、複数個のディスプレイウィンドー間で、キャプチャイメージを移動させる過程について説明する。
【0035】
ユーザ入力受信部110は、デバイス100へのユーザ入力を受信する。ユーザは、デバイス100の画面で、所定の位置をタッチすることができ、ユーザ入力受信部110は、ユーザのタッチによるユーザ入力を受信することができる。ユーザ入力受信部110は、キーボード、マウス、スタイラス(stylus)などのような入力ツールを介するユーザ入力を受信することもできる。
【0036】
ユーザ入力受信部110は、デバイス100上のディスプレイウィンドーに表示されるデータをキャプチャするための入力を受信することができる。一実施形態によれば、ユーザ入力受信部110は、データをキャプチャするための入力として、ディスプレイウィンドーに表示される既設定のボタンを選択する入力を受信することができる。
【0037】
ユーザ入力受信部110は、、キャプチャによって生成されたキャプチャイメージの一部を選択する入力も受信することができる。例えば、ユーザ入力受信部110は、キャプチャイメージ上に、閉曲線を描くために、タッチ及びドラッグする入力をキャプチャイメージのうち一部領域を選択する入力として受信することができる。以上では、ユーザ入力受信部110が、ディスプレイウィンドーの画面をキャプチャし、キャプチャされたイメージの一部を選択するユーザ入力を受信すると説明したが、それに制限されるものではない。ユーザ入力受信部110は、ディスプレイウィンドーの画面一部領域をすぐにキャプチャするためのユーザ入力を受信することもできる。例えば、ユーザ入力部110は、キャプチャイメージの所定地点をタッチする入力を受信することができ、タッチされた地点から所定範囲内の領域が、キャプチャされもする。
【0038】
他の例を挙げれば、ユーザ入力受信部110は、テキストを選択する入力を受信することもできる。ユーザ入力受信部110が受信するテキスト選択入力は、一部テキストをドラッグする入力である。ただし、ユーザ入力受信部110が受信するデータを選択する入力は、前述の実施形態に制限されるものではない。例えば、画面上の2以上の位置を選択することにより、所定領域を選択する入力を受信するように、ユーザ入力受信部110は、多種のユーザ入力を受信することができる。
【0039】
また、ユーザ入力受信部110は、キャプチャされたデータを移動させるための入力を受信することができる。ユーザ入力受信部110は、、キャプチャされたデータを選択して移動させる入力を受信するにおいて、タッチ(touch)、ドラッグ・アンド・ドロップ(drag and drop)、ロングタップ(long tap)またはホールド(hold)など、さまざまな種類の動作を介して、ユーザ入力を受信することができる。また、ユーザ入力受信部110は、キャプチャされたデータのうち一部を選択する入力と共に、選択された一部のデータを移動させる入力も受信することができる。データは、例えば、イメージ、テキスト及び動画を含んでもよいが、それに制限されるものではない。
【0040】
また、ユーザ入力受信部110は、データのキャプチャを終了するユーザ入力も受信することができる。キャプチャされたデータを、第2ディスプレイウィンドーにそれ以上移動する必要がない場合、ユーザ入力受信部110は、ユーザからキャプチャを終了するユーザ入力を受信することができる。
【0041】
キャプチャ部120は、、第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータをキャプチャする。第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータは、静止画像、動画またはテキストなど多種のデータになる。ただし、キャプチャ部120がキャプチャするデータは、かようなイメージまたはテキストに限定されるものではなく、ディスプレイウィンドーに表示されるいかなるものでもその対象になる。
【0042】
キャプチャ部120は、ユーザ入力受信部110が受信したユーザ入力に基づいて、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータをキャプチャすることができる。前述のように、ユーザ入力受信部110が第1ディスプレイウィンドーに表示される既設定のボタンを選択する入力を受信する場合、キャプチャ部120は、表示されるデータをキャプチャすることができる。
【0043】
具体的には、キャプチャ部120は、デバイス100の画面に表示された複数のディスプレイウィンドーのうち、キャプチャ対象になる第1ディスプレイウィンドーを決定することができる。キャプチャ部120は、デバイス100の画面上の所定のボタンがタッチされることによって、デバイス100の画面に表示された複数個のディスプレイウィンドーのうち活性化されたウィンドーを、第1ディスプレイウィンドーとして決定することができる。
【0044】
また、キャプチャ部120は、デバイス100の画面上の所定のボタンがタッチされることによって、デバイス100の画面に表示された複数個のディスプレイウィンドーのうち活性化されたウィンドーを除いたウィンドーを、第1ディスプレイウィンドーとして決定することもできる。また、デバイス100の画面上に、3個以上のディスプレイウィンドーが表示された場合に、2以上のディスプレイウィンドーをそれぞれ第1ディスプレイウィンドーとして決定することもできる。
【0045】
また、キャプチャ部120は、第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータをキャプチャし、キャプチャによって生成されたキャプチャイメージの一部または全部を、切り取りイメージとして決定することができる。キャプチャ部120は、ユーザ入力に基づいて、キャプチャイメージ上の所定領域を決定し、決定されたイメージを切り取ることができる。例えば、キャプチャ部120は、キャプチャイメージ上に閉曲線を描くユーザ入力に基づいて、閉曲線に含まれた領域を、切り取りイメージとして決定することができる。また、キャプチャ部120は、ユーザによってタッチされた所定地点から既設定範囲内の領域を、切り取りイメージとして決定することができる。
【0046】
また、キャプチャイメージ内の所定領域は、ユーザによって選択されて修正されてもよく、キャプチャ部120は、修正された領域のイメージを、切り取りイメージとして決定することができる。ユーザによって選択された領域をユーザがタッチし、タッチされた時点から、既設定時間以内にタッチをドラッグすることによって、タッチされた領域がキャプチャイメージ内の他の領域に移動される。
【0047】
また、キャプチャ部120は、移動された領域のイメージを切り取ることができる。また、ユーザによって選択された領域を、ユーザがピンチング(pinching)またはアンピンチング(unpinching)することによって、選択された領域のサイズが変更されてもよく、キャプチャ部120は、サイズが変更された領域のイメージを切り取ることができる。また、キャプチャ部120は、ユーザによって選択及び修正された領域に対するタッチ入力が、既設定時間以上維持されれば、選択及び修正された領域を、切り取りイメージとして決定することができる。
【0048】
キャプチャ部120は、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータをイメージまたはテキストとしてキャプチャすることができる。また、キャプチャ部120は、キャプチャされたデータのうち一部領域を選択することができる。前述のようにに、ユーザ入力受信部110が、キャプチャされた画面イメージの一部領域を選択する入力を受信した場合、キャプチャ部120は、受信されたユーザ入力に基づいて、キャプチャされたイメージの一部領域を選択することができる。
【0049】
また、ユーザ入力受信部110が一部テキストを選択する入力を受信した場合、キャプチャ部120は、受信されたユーザ入力に基づいて、キャプチャされたテキストの一部テキストを選択することもできる。キャプチャ部120がキャプチャするテキストは、表示されるデータのうち、文字データ、URI(uniform resource identifier)データまたはインテント(intent)データなどが含まれてもよい。
【0050】
また、キャプチャ部120は、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータが動画である場合、ユーザ入力に基づいて表示される動画のURIデータまたはインテントデータをキャプチャすることもできる。例えば、キャプチャ部120は、第1ディスプレイウィンドーに表示される動画のインターネットアドレス及び/または動画についての情報をキャプチャすることができる。一方、キャプチャ部120によってキャプチャされる情報は、動画題目、内容、登場人物に係わる情報を含んでもよい。キャプチャされた動画の題目は、第2ディスプレイウィンドーにテキストの形態に挿入され、キャプチャされた動画のインターネットアドレスが、第2ディスプレイウィンドーにリンク形態で挿入されもする。
【0051】
ディスプレイ部130は、キャプチャ部120によってキャプチャされたデータを、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示する。キャプチャされたデータは、キャプチャイメージであってもよい。ディスプレイ部130は、ユーザ入力受信部110が受信したユーザ入力に基づいて、キャプチャ部120がキャプチャしたデータを、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示することができる。
【0052】
例えば、ユーザ入力受信部110が、第1ディスプレイウィンドーの所定領域をタッチすることによってキャプチャされたデータを選択し、ドラッグ・アンド・ドロップを介して選択されたデータを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる入力を受信した場合、ディスプレイ部130は、キャプチャされたデータを、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示することができる。また、ユーザ入力受信部110が、キャプチャされたデータのうち一部を移動させる入力を受信する場合、ディスプレイ部130は、キャプチャされたデータのうち一部の領域または一部テキストを、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示することができる。
【0053】
具体的には、ディスプレイ部130は、キャプチャ部120によって生成されたキャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップして表示し、表示されたキャプチャイメージの一部または全部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示することができる。その場合、キャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーと同一サイズで、第1ディスプレイウィンドーの位置と同一位置にオーバーラップされて表示されてもよい。しかし、それに制限されるものではない。
【0054】
また、ディスプレイ部130は、キャプチャ部120によって決定されたキャプチャイメージの一部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示することができる。具体的には、ディスプレイ部130は、キャプチャイメージに対するユーザ入力に基づいて、ユーザが選択した領域をキャプチャイメージ上に表示することができる。また、ユーザが、表示された領域を移動したり、あるいは表示された領域のサイズを変更することによって、ディスプレイ部130は、表示された領域を移動または変更して表示することができる。
【0055】
また、キャプチャイメージの一部領域が選択され、既設定時間以上、選択された領域がタッチされることによって、キャプチャ部120は、タッチされた領域のイメージを切り取ることができ、ディスプレイ部130は、切り取られたイメージを、タッチされた領域のイメージより小さく縮小し、前記タッチされた領域上にオーバーラップして表示することができる。また、切り取られたイメージに対するタッチが、第2ディスプレイウィンドーに向けてドラッグされれば、ディスプレイ部130は、切り取られたイメージを、第2ディスプレイウィンドーに移動させることもできる。
【0056】
また、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドーに対応するアプリケーションが、前記第2ディスプレイウィンドーに表示された画面内にイメージを挿入する機能を提供すれば、キャプチャイメージの全部または一部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入することができる。
【0057】
また、ディスプレイ部130は、キャプチャイメージを既設定時間以上タッチし、タッチを前記第2ディスプレイウィンドーに向けてドラッグするユーザ入力に基づいて、キャプチャイメージの一部または全部を、第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示することもできる。
【0058】
一実施形態によれば、ディスプレイ部130は、ユーザ入力受信部110がドラッグ・アンド・ドロップ動作を受信する場合において、第2ディスプレイウィンドーで、ドロップ動作が終わる位置にデータを挿入して表示することができる。それについては、図4で詳細に説明する。また、ディスプレイ部130は、ドロップ動作の終わる位置が、第2ディスプレイウィンドーに含まれた所定のフィールドである場合、キャプチャされたデータを、ドロップ動作が終わった位置のフィールドに挿入して表示することもできる。
【0059】
また、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドーで、キャプチャされたデータ(例えば、イメージまたはテキスト)が表示される領域のサイズに基づいて、挿入されるデータの画面上のサイズを調節することもできる。すなわち、第2ディスプレイウィンドーの画面サイズが、キャプチャされたデータの画面サイズより小さい場合、ディスプレイ部130は、キャプチャされたデータの画面上のサイズを縮小し、第2ディスプレイウィンドーに挿入させることができる。または、第2ディスプレイウィンドー自体の画面上のサイズとは関係なく、データが挿入されて表示される領域の画面上のサイズが小さい場合(例えば、カレンダーが表示されるディスプレイウィンドーで、各日付に該当する領域の場合)、ディスプレイ部130は、当該領域のサイズに合わせて挿入させ、表示するデータの画面上のサイズを縮小させることもできる。
【0060】
また、例えば、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドーに、キャプチャされたイメージまたはテキストを挿入して表示することができる。また、ディスプレイ部130は、キャプチャされたデータ(例えば、イメージ、テキスト)と共に、キャプチャされたデータに対応するリンク情報を共に第2ディスプレイウィンドーに挿入することもできる。
【0061】
また、ディスプレイ部130は、キャプチャされたデータを、キャプチャされていない領域と区分して表示することができる。すなわち、ディスプレイ部130は、データがキャプチャされた後、ユーザ入力受信部110がキャプチャを終了するユーザ入力を受信するまで、表示されるデータのうち、キャプチャされた領域と、キャプチャされていない領域とを区分して表示することができる。例えば、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータのうち、キャプチャされていない領域を、キャプチャされた領域より暗く表示したり、あるいは、キャプチャされていない領域の色相、彩度、明度のうち少なくとも一つを変更して表示することができる。
【0062】
また、ディスプレイ部130は、キャプチャ部120でキャプチャしたデータが、動画についての情報である場合、キャプチャされた動画情報を、第2ディスプレイウィンドーに挿入することができる。すなわち、第2ディスプレイウィンドーで、メモ帳アプリケーションが実行される場合、ディスプレイ部130は、動画の題目を、第2ディスプレイウィンドーに、テキスト形態で挿入して表示することができる。また、ディスプレイ部130は、動画のインターネットアドレスをリンクする形態で、挿入して表示することもできる。また、第2ディスプレイウィンドーで、ウェブブラウザ・アプリケーションが実行される場合、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドーのウェブブラウザ・アプリケーションに、当該インターネットアドレスをすぐ連結させ、キャプチャされた動画、が第2ディスプレイウィンドーで実行されるように、キャプチャされた動画情報を挿入して表示することもできる。
【0063】
制御部140は、デバイス100の全体の動作を制御し、デバイス100に表示される複数個のディスプレイウィンドー間で、データを移動させることができるように、ユーザ入力受信部110、キャプチャ部120、ディスプレイ部130及びメモリ150を制御する。
【0064】
メモリ150は、デバイス100に表示される複数個のディスプレイウィンドー間で、データを移動させるための各種情報を保存する。例えば、メモリ150は、ユーザ入力受信部110が受信したユーザ入力、キャプチャ部120がキャプチャしたイメージまたはテキストデータ、及びディスプレイ部130が挿入させて表示するデータなどを保存することができる。また、メモリ150は、ユーザ入力受信部110、キャプチャ部120、ディスプレイ部130及び制御部140の間で送受信される情報も保存することができる。
【0065】
以下では、デバイス100が含む構成を利用し、複数個のディスプレイウィンドー間でデータを移動させる方法について、図3で説明する。
図3は、本発明の一実施形態によるデータ移動方法を図示したフローチャートである。図3に図示されたフローチャートは、図2に図示されたユーザ入力受信部110、キャプチャ部120、ディスプレイ部130、制御部140及びメモリ150で、時系列的に処理される段階で構成される。従って、以下で省略された内容であるとしても、図2で図示された構成について、以上で記述された内容は、図3に図示されたフローチャートにも適用されるということが分かる。
【0066】
段階310で、デバイス100は、キャプチャ対象になる第1ディスプレイウィンドーを決定する。第1ディスプレイウィンドーは、デバイス100の画面に表示される複数個のディスプレイウィンドーのうち、いずれか1つのウィンドーになる。一実施形態によれば、第1ディスプレイウィンドーは、複数個のウィンドーのうち、ユーザの選択によって、現在活性化されたいずれか1つのディスプレイウィンドーになり、一実施形態によれば、複数個のディスプレイウィンドーになってもよい。
【0067】
例えば、デバイス100は、複数個のディスプレイウィンドーが表示された場合、ユーザは、動画を再生するいずれか1つのディスプレイウィンドーを、第1ディスプレイウィンドーとして決定することができる。このとき、デバイス100は、動画が再生されるいずれか1つのディスプレイウィンドー(すなわち、活性化されたディスプレイウィンドー)の任意の領域をタッチする外部入力信号によって、当該ディスプレイウィンドーを、第1ディスプレイウィンドーとして決定することができる。または、デバイス100は、活性化されたディスプレイウィンドーを除いたディスプレイウィンドーや、画面上に表示された複数個のディスプレイウィンドーを、いずれも第1ディスプレイウィンドーとして決定することもできる。
【0068】
段階320で、デバイス100は、第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータをキャプチャする。デバイス100は、画面上に表示されたキャプチャボタン(ディスプレイウィンドーをキャプチャする機能がマッチされたボタン)に該当する領域をタッチする入力に基づいて、第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータをキャプチャすることができる。データをキャプチャするためのユーザ入力は、キャプチャボタン領域をタッチする入力だけではなく、キャプチャボタン領域を、一定時間以上タッチするロングタップ(long tap)入力になってもよい。
【0069】
段階320で、デバイス100は、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータにおいて、上端または下端の状態バー(status bar)に該当する領域を除いた領域に該当するデータを、キャプチャすることができる。すなわち、デバイス100は、ディスプレイウィンドーで実行されるアプリケーションに該当する領域のみを、キャプチャすることができる。勿論、デバイス100は、ディスプレイウィンドー全体領域をキャプチャすることもできる。
【0070】
段階330で、デバイス100は、キャプチャイメージを画面に表示する。キャプチャイメージとは、第1ディスプレイウィンドーに表示されたデータのうち、段階320でキャプチャされた映像または静止画像を意味することができる。
段階330で、キャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーと同一サイズで画面に表示されてもよい。すなわち、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータをキャプチャしたキャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーと同一サイズになり、それによって、第1ディスプレイウィンドーのようなサイズに表示されてもよい。
【0071】
一方、前述の一実施形態によれば、第1ディスプレイウィンドーで、上端及び/または下端の状態バーを除いた領域がキャプチャされる場合、キャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーより小サイズになる。このように、キャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーより小サイズに表示されもする。
【0072】
また、キャプチャイメージが表示される位置と係わって、デバイス100は、キャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドー上にオーバーラップして表示することができる。すなわち、デバイス100は、第1ディスプレイウィンドーのようなサイズのキャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドーに上書きして表示することができる。第1ディスプレイウィンドーで動画が再生される場合、キャプチャイメージは、動画がキャプチャされた時点に該当する静止画像になり、かような静止画像は、動画にオーバーラップされて表示される(第1ディスプレイウィンドーでは、動画が続けて再生されることとは別途に)。
【0073】
一方、他の実施形態によれば、段階330でキャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーに完全にオーバーラップされるのではなく、第1ディスプレイウィンドーで実行されるアプリケーション(例えば、動画再生アプリケーション)を隠さないように、第1ディスプレイウィンドーの所定領域に表示されもする。すなわち、第1ディスプレイウィンドーで再生された動画について、第1ディスプレイウィンドーより小サイズのキャプチャイメージが生成された場合、キャプチャイメージは、第1ディスプレイウィンドーで再生される動画を隠さないように、第1ディスプレイウィンドーの下端または上端に表示されてもよい。それによって、ユーザは、第1ディスプレイウィンドーで実行された動画とは別個に、キャプチャイメージを確認することができる。
【0074】
他の実施形態によれば、デバイス100は、別途のディスプレイウィンドーを追加して生成し、キャプチャイメージを新たなディスプレイウィンドーに表示することもできる。このとき、新たなディスプレイウィンドーは、デバイス100の画面上の既定領域に表示されてもよい。
【0075】
一方、一実施形態によれば、キャプチャされる第1ディスプレイウィンドーが複数個である場合、段階330で、デバイス100は、それぞれの第1ディスプレイウィンドーでキャプチャされた複数個のキャプチャイメージを、それぞれの第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップして表示することもできる。他の実施形態によれば、キャプチャされる第1ディスプレイウィンドーのサイズが、画面のサイズと同一の全体画面モード・ディスプレイウィンドーがキャプチャされる場合、デバイス100は、キャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドーの一部領域に、第1ディスプレイウィンドーより小サイズにディスプレイすることができる。
【0076】
図3で説明した段階310ないし段階330によれば、デバイス100は、ディスプレイウィンドーでキャプチャされたイメージを便利に管理することができる。すなわち、キャプチャ対象になったディスプレイウィンドーに、キャプチャイメージがオーバーラップ(または、オーバレイ(overlay))されて表示されることによって、ユーザは、別途のディスプレイウィンドーを介して、キャプチャイメージを編集する必要がなくなる。また、キャプチャイメージが、キャプチャ対象になったディスプレイウィンドーと同一サイズで同一の位置に表示され、ユーザインターフェース側面で、キャプチャされた対象を効率的に識別することができる。
【0077】
図4は、本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージを移動させる実施形態について説明するフローチャートである。
【0078】
段階341で、デバイス100は、キャプチャイメージを画面に表示する。すなわち、図3で説明した段階330が遂行される。デバイス100は、キャプチャイメージをキャプチャ対象になった第1ディスプレイウィンドーと同一サイズで、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップして表示することができる。
【0079】
段階342で、デバイス100は、キャプチャイメージのうち、第2ディスプレイウィンドーに移動させるための所定領域を選択する。すなわち、デバイス100は、外部入力信号によって、キャプチャイメージのうち第2ディスプレイウィンドーに挿入するための所定領域を決定することができる。
【0080】
例えば、デバイス100は、閉曲線を描く外部入力信号によって、切り取る所定領域を決定することができ、他の例を挙げれば、デバイス100は、既定サイズ及び形状に該当する正方形を選択する外部入力信号によって、切り取る所定領域を決定することもできる。既定サイズ及び形状は、多様な形態になり、正方形だけではなく、円形、楕円形などさまざまな形態になる。
【0081】
一方、デバイス100は、決定された所定領域を、キャプチャイメージの他の領域と視覚的に区別されるように表示することができる。すなわち、デバイス100は、所定領域の色相、彩度及び明度のうち少なくとも一つを変更し、他の領域と区別されるように表示することができる。もちろん、デバイス100は、所定領域については、視覚的効果を適用せずに、所定領域以外の領域について、視覚的効果を適用して表示することもできる。例えば、デバイス100は、決定された所定領域は、そのまま表示し、それ以外の領域をいずれも黒い色で表現し、挿入される所定領域が目立つように表示することができる。
【0082】
段階343で、デバイス100は、段階342で選択された領域を修正する。すなわち、デバイス100は、ユーザ入力によって選択された領域のサイズ及び/または位置を修正することができる。選択された領域のサイズは、ピンチング(pinching)またはアンピンチング(unpinching)入力によって修正され、デバイス100は、閉曲線を描く新たな入力によって選択された領域を新たに決定することもできる。いずれか1つの形態の図形を選択するユーザ入力によっても、選択された領域が修正されてもよい。
【0083】
例えば、段階342で、ユーザが閉曲線を描く入力を介して所定領域を決定した場合、所定領域がユーザが所望する位置から外れることがある。それによって、ユーザは、所定領域の形態はそのまま維持し、位置を変更して第2ディスプレイウィンドーに挿入するためのキャプチャイメージの一部領域を決定することができる。このとき、所定領域の位置を変更するためのユーザ入力は、所定領域をタッチし、タッチされた時点から、既設定時間以内にタッチ入力をドラッグする入力になってもよい。
【0084】
段階344で、デバイス100は、段階342及び段階343で決定された所定領域を、第2ディスプレイウィンドーに挿入するために、第2ディスプレイウィンドーに移動させる。具体的に説明すれば、段階344で、デバイス100は、所定領域に対するタッチ入力が既設定時間以上維持されれば、所定領域を挿入するための切り取りイメージとして決定し、移動させることができる。すなわち、前述の内容のように、デバイス100が、所定領域を画面上に表示し、位置移動やサイズ調節など所定領域を修正すれば、ユーザは、所定領域を第2ディスプレイウィンドーに移動させるために、既設定時間以上タッチすることができる。デバイス100は、かようなユーザ入力によって、所定領域を挿入するイメージとして確定することができる。
【0085】
一実施形態によれば、デバイス100は、挿入するイメージを決定するユーザ入力が受信されれば、所定領域より小サイズのイメージを、所定領域にオーバーラップして表示することができる。すなわち、既設定時間以上のタッチ入力によって、切り取りイメージが決定されれば、デバイス100は、切り取りイメージをユーザが容易に確認するように、所定領域より小サイズにオーバーラップして表示することができる。一方、デバイス100は、切り取りイメージのサイズを所定領域より大きいサイズにオーバーラップすることもできる。
【0086】
また、デバイス100は、切り取りイメージの画面上位置を所定領域とは異なる位置に表示することができる。すなわち、正方形状の所定領域を例として挙げれば、デバイス100は、所定領域の中心になる位置と、切り取りイメージの中心になる位置とを既定範囲以内で異なるようにして表示することができる。具体的には、図10で詳細に説明する。それによって、切り取りイメージのサイズと位置が所定領域とは異なるように表現され、ユーザは、切り取りイメージを視覚的に容易に確認することができる。
【0087】
前述の内容によって、所定領域が画面上に表示されれば、デバイス100は、所定領域を第2ディスプレイウィンドーに移動させる。移動される所定領域は、、デバイス100がユーザ入力によって切り取ったイメージになってもよい。デバイス100は、所定領域を既設定時間以上タッチし、タッチ入力を第2ディスプレイウィンドーに向けてドラッグするユーザ入力に基づいて、所定領域を第2ディスプレイウィンドーに移動させることができる。
【0088】
前述のように、デバイス100は、第1ディスプレイウィンドーでキャプチャされたキャプチャイメージの一部(所定領域)を移動させることができ、第1ディスプレイウィンドーでキャプチャされたイメージ全部を移動させることもできる。
【0089】
段階345で、デバイス100は、所定領域を第2ディスプレイウィンドーに挿入して表示する。すなわち、ユーザ入力によって、所定領域が第2ディスプレイウィンドーに移動され、ドラッグ入力が終われば(ユーザが指を画面から離せば)、ドラッグ入力が終わる第2ディスプレイウィンドーの位置に所定領域を挿入することができる。
【0090】
一方、デバイス100は、第2ディスプレイウィンドーに対応するアプリケーションが、イメージを挿入する機能を提供する場合、キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに挿入することができる。すなわち、第2ディスプレイウィンドーに対応するアプリケーションが、イメージの挿入とは無関係のアプリケーションである場合、キャプチャイメージが挿入される必要はないので、デバイス100は、キャプチャイメージが挿入される機能のサポートいかんを確認し、キャプチャイメージを挿入することができる。
【0091】
図5は、本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージを移動させる実施形態について説明するフローチャートである。図4で説明した段階345で、デバイス100は、第2ディスプレイウィンドーに移動された所定領域を、第2ディスプレイウィンドーに挿入させて表示する。
【0092】
次に、段階361で、デバイス100は、第2ディスプレイウィンドーに実行中のアプリケーションが、キャプチャイメージの挿入を支援するか否かが決定される。デバイス100が、キャプチャイメージの挿入を支援する場合、段階362に進み、支援しない場合、段階363に進む。
【0093】
段階362で、第2ディスプレイウィンドーと対応するアプリケーションが、メモ帳アプリケーションのように、キャプチャイメージの挿入が支援される場合、デバイス100は、段階350で移動させた所定領域を、第2ディスプレイウィンドーに挿入する。
【0094】
一方、段階363で、デバイス100は、キャプチャイメージの挿入が支援されるものではないならば、所定領域を第2ディスプレイウィンドーに移動させても、それを挿入せずに無視する。
【0095】
それによって、デバイス100は、キャプチャイメージが挿入されるディスプレイウィンドーと対応するアプリケーションの種類によって、キャプチャイメージを挿入するか否かを決定することができ、必要以上にイメージが挿入される場合を防止することができるようになる。
【0096】
図6A及び図6Bは、本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。図6Aの画面60上には、3個のディスプレイウィンドー61,62,63が表示され、デバイス100は、画面60の下端に表示されるバー(bar)に、データをキャプチャするためのキャプチャボタン65を表示する。
【0097】
また、それぞれのディスプレイウィンドー61,62,63は、ディスプレイウィンドーを移動させるたり、あるいはディスプレイウィンドーに対して、最大化、最小化、クローズなど既定作業を遂行するためのステータスバー(statusbar)を含む。図6には、第1ディスプレイウィンドー63についてのみステータスバー64の識別番号が図示されている。一方、ステータスバー64が、暗く(暗い色相で)表現されているのは、画面60の右側に表示された第1ディスプレイウィンドー63が現在活性化されたディスプレイウィンドーであるということを示す。しかし、活性化されたウィンドーを表現する方法は、それに制限されるものではなく、ディスプレイウィンドーの下端に表示されるなど、多様な方法を介して示される。
【0098】
図6Bは、図6Aで、ユーザがキャプチャボタン65をタッチしたり、あるいはロングタップ(long tap)する入力によって、第1ディスプレイウィンドー63がキャプチャされて表示される過程を図示している。すなわち、活性化された第1ディスプレイウィンドー63が、ユーザ入力によってキャプチャされれば、第1ディスプレイウィンドー63のキャプチャイメージ631が、第1ディスプレイウィンドー63にオーバーラップされて表示される。一実施形態によれば、キャプチャイメージ631は、第1ディスプレイウィンドー63と同一サイズで、同一の位置に表示されてもよい。
【0099】
図7A及び図7Bは、本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。図6A及び図6Bと同様に、図7Aの画面60上には、3個のディスプレイウィンドー61,62,63が表示され、デバイス100は、画面60の下端に表示されるバー(bar)にデータをキャプチャするためのキャプチャボタン65を表示する。ステータスバー64は、暗く表示され、図6A及び図6Bで説明したように画面60の右側に表示された第1ディスプレイウィンドー63が現在活性化されたディスプレイウィンドーであるということを意味する。
【0100】
ユーザから、キャプチャボタン65をタッチする入力(または、ロングタップ入力や他の既定入力)が受信されれば、デバイス100は、図7Bに図示された画面を表示することができる。すなわち、図6A及び図6Bで説明した内容とは異なり、デバイス100は、活性化された第1ディスプレイウィンドー63だけでなく、画面60上に表示された複数個のディスプレイウィンドー61,62,63をいずれもキャプチャすることもできる。
【0101】
それぞれのキャプチャイメージ611,621,631は、キャプチャ対象になったそれぞれの第1ディスプレイウィンドー61,62,63にオーバーラップされて表示される。すなわち、最初の第1ディスプレイウィンドー63に係わるキャプチャイメージ631は、最初の第1ディスプレイウィンドー63に、2番目の第1ディスプレイウィンドー61に係わるキャプチャイメージ611は、2番目の第1ディスプレイウィンドー61にそれぞれオーバーラップされて表示される。
【0102】
図8A及び図8Bは、本発明の一実施形態によって、キャプチャされたイメージをオーバーラップして表示する過程を図示した図面である。図8Aに図示された画面60には、画面60のサイズと同一サイズの全体画面モード・ディスプレイウィンドー66が表示されている。
【0103】
ユーザがデータをキャプチャするために、キャプチャボタン65をタッチすれば、デバイス100は、キャプチャイメージを全体画面モードである第1ディスプレイウィンドー66にオーバーラップして表示する。このとき、デバイス100は、図6A及び図6B、並びに図7A及び図7Bで説明した内容とは異なり、キャプチャイメージを、第1ディスプレイウィンドー66のサイズより小さく表示することができる。
【0104】
すなわち、図8Bに図示された内容のように、キャプチャイメージ661は、第1ディスプレイウィンドー66より小サイズに、第1ディスプレイウィンドー66の一部領域に表示されてもよい。一方、一実施形態によれば、キャプチャイメージ661は、別途のディスプレイウィンドーにオーバーラップされて表示されたことを示すステータスバー67がキャプチャイメージ661と共に表示されてもよい。
【0105】
図9Aないし図9Cは、本発明の一実施形態に係わって、キャプチャする領域を決定する過程を図示した図面である。図9Aで、画面90の左側には、キャプチャイメージ91が表示され、画面90の右側には、キャプチャイメージ91が挿入される第2ディスプレイウィンドー92が表示される。第2ディスプレイウィンドーには、キャプチャイメージが挿入されるメモアプリケーションが実行されてもよい。
【0106】
図9Aに図示された内容について説明すれば、キャプチャイメージ91の上端に、ステータスバーが表示され、デバイス100は、挿入する領域を決定するためのさまざまな機能に対応するボタンをステータスバーに表示する。図9Aには、挿入する領域を閉曲線で選択するための閉曲線ボタン93、及び挿入する領域を既定図形によって選択するための図形ボタン94が図示されている。一方、ステータスバーには、かようなボタン以外にも、多様なボタンがさらに表示されてもよく、図14で詳細に説明する。
【0107】
図9Bは、図9Aで、ユーザが閉曲線ボタン93を利用して、切り取り領域931を決定する過程を図示している。例えば、デバイス100は、ユーザが図形ボタン94が含まれたステータスバーの閉曲線ボタン93をタッチする、キャプチャイメージ91上に対するドラッグ入力を受信することができる。次に、デバイス100は、受信されたドラッグ入力によって、切り取り領域931を決定する。
【0108】
図9Cは、図9Aで、ユーザが図形ボタン94を利用して切り取り領域941を決定すれば、キャプチャイメージ91上に、既定サイズの正方形状の切り取り領域941を表示する。一方、デバイス100は、切り取り領域941のサイズを調節する入力を受信するボタンを表示することもできる。図9Cで、デバイス100は、正方形の切り取り領域941の上下左右の枠に小さい四角形を表示し、切り取り領域941のサイズが調節される可能性があることを示す。
【0109】
一方、図9B及び図9Cで説明した内容とは異なり、図9Aで、ユーザが何の動作も取らないまま一定時間が経過したり、あるいはデバイス100の戻しキー(back key)または取り消りキー(cancel key)をタッチすれば、デバイス100は、キャプチャイメージ91の表示を終了することができる。すなわち、デバイス100は、ユーザがキャプチャイメージ91を切り取ったり、あるいは移動させたりしない場合、キャプチャイメージ91の表示を終了し、キャプチャ以前の画面を続けて表示することができる。また、デバイス100は、キャプチャイメージ91の表示の終了と共に、第2ディスプレイウィンドー92の表示も終了することができる。
【0110】
図10は、キャプチャイメージを移動させる本発明の一実施形態を図示した図面である。
デバイス100は、画面801に表示されたキャプチャボタン830をタッチするユーザ入力によって、第1ディスプレイウィンドーに表示されるデータをキャプチャする。次に、デバイス100は、キャプチャイメージ上に、閉曲線を描くドラッグ入力に基づいて、第2ディスプレイウィンドーに挿入するための領域802を決定する。図8A及び図8Bに図示されたように、デバイス100は、挿入するための領域802以外の領域を暗く(暗い色相で)表示し、挿入するための領域802が明らかに区別されるように表示することもできる。もちろん、デバイス100は、挿入するための領域802以外の領域が完全に区分されるように黒い色で表示することもできる。
【0111】
挿入するための領域802を既設定時間以上タッチする入力が受信されれば、デバイス100は、第2ディスプレイウィンドーに移動させて挿入するために、切り取り領域803を表示することができる。前記図3で説明したように、デバイス100は、切り取り領域803のサイズを挿入するための領域802より小さく表示することができる。それによって、ユーザは、切り取り領域803を容易に確認することができる。
【0112】
また、デバイス100は、図8A及び図8Bに図示されたように、切り取り領域803の位置を挿入するための領域802と正確にオーバーラップされるのではなく、2つの領域の中心の位置が互いに異なるように位置するように表示することができる。言い替えれば、デバイス100は、切り取りイメージ803をユーザが容易に見つけることができるように、その位置を変更して表示することができる。
【0113】
図11A及び図11Bは、キャプチャイメージで、挿入する領域を修正する一実施形態を図示した図面である。
【0114】
図11Aで、ユーザは、画面900上に表示されたキャプチャイメージに対して、閉曲線を描くタッチ入力を介して、挿入するための領域901を決定する。次に、デバイス100は、ユーザから挿入するための領域901の位置を修正するために、挿入するための領域901を既設定時間以内にタッチして移動させる入力を受信する。
【0115】
図11Bで、デバイス100は、位置が変更された挿入するための領域902を表示する。すなわち、デバイス100は、図11Aに図示されたユーザ入力によって、挿入するための領域901の位置を変更させて表示する。それによって、ユーザは、キャプチャイメージから挿入しようとする領域の位置を正確に特定することができる。
【0116】
図12A及び図12Bは、キャプチャイメージを、第2ディスプレイウィンドーに移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。
【0117】
図12Aで、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップされて表示されたキャプチャイメージ410、及び第2ディスプレイウィンドー420が図示される。キャプチャイメージ410及び第2ディスプレイウィンドー420は、上端部分にさまざまな機能及び動作を制御するボタンが表示されるステータスバーを表示することができる。
【0118】
左側に表示されたキャプチャイメージ410は、ユーザ入力受信部110が、ユーザからキャプチャボタン430を選択する入力を受信することによって、キャプチャ部120が、第1ディスプレイウィンドーのデータをキャプチャし、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップして表示されてもよい。
【0119】
次に、ユーザ入力受信部110は、ユーザからキャプチャイメージ410の一部領域415を選択し、第2ディスプレイウィンドー420が表示された領域に移動させる入力を受信することができる。
【0120】
図12Bで、受信されたユーザ入力に基づいて、ディスプレイ部130が一部領域415を、第2ディスプレイウィンドー420に挿入して表示する過程が図示される。一実施形態によれば、図12Bで、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドー420のディスプレイ環境を考慮し、キャプチャイメージ410の一部領域415を、キャプチャされたイメージ410上のサイズより小さく挿入して表示することができる。
【0121】
ユーザ入力受信部110が、ユーザからキャプチャボタン430を選択する入力を受信し、キャプチャ部120が第1ディスプレイウィンドーのデータをキャプチャすることによって、画面の左側にディスプレイされたキャプチャイメージ410は、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップされて表示される。
【0122】
他の実施形態によれば、ディスプレイ部130は、ユーザ入力受信部110が受信したドラッグ・アンド・ドロップ入力に基づいて、ドロップ動作が終了する位置に、キャプチャイメージ410の一部領域415を挿入して表示することもできる(425)。
【0123】
一方、図12A及び図12Bでは、キャプチャイメージを、いずれも第2ディスプレイウィンドーに挿入する実施形態を図示しているが、図13A及び図13Bでは、キャプチャイメージの一部を挿入する実施形態について説明する。
【0124】
図13A及び図13Bは、本発明の一実施形態によって、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップされて表示されたキャプチャイメージ510で、一部領域515を第2ディスプレイウィンドー520に移動させる過程を図示した図面である。
【0125】
図13Aで、ユーザ入力受信部110は、キャプチャ部120がキャプチャしたキャプチャイメージ510において、閉曲線を描くユーザ入力を受信することができる。次に、キャプチャ部120は、受信されたユーザ入力に基づいて、キャプチャイメージ510のうち一部領域515を選択することができる。前述のように、一部領域515を選択するユーザ入力は、一部領域515の枠に沿って閉曲線を描くドラッグ入力になってもよい。次に、ユーザ入力受信部110は、選択された一部領域515を、第2ディスプレイウィンドー520に移動させる入力を受信することができる。
【0126】
ユーザ入力受信部110が、ユーザからキャプチャボタン530を選択する入力を受信し、キャプチャ部120が、第1ディスプレイウィンドーのデータをキャプチャすることによって、画面の左側にディスプレイされたキャプチャイメージ510は、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップされて表示される。
【0127】
図13Bで、ディスプレイ部130は、一部領域515を移動させるユーザ入力に基づいて、選択された一部領域515に係わるイメージを、第2ディスプレイウィンドー520に挿入して表示する(525)。それによって、第2ディスプレイウィンドー520では、キャプチャイメージ510の一部領域525を表示することができる。
【0128】
第1ディスプレイウィンドーで再生されるコンテンツが動画である場合、キャプチャ部120は、動画の一部領域についての人物情報をキャプチャすることもできる。すなわち、キャプチャ部120は、選択された一部領域515に示される人物についてのテキスト情報(人物の名前または人的事項など)をキャプチャすることができる。また、選択された一部領域515に示される人物が芸能人である場合、キャプチャ部120は、芸能人のホームページ・アドレスについてのURIデータをキャプチャすることもできる。
【0129】
次に、ディスプレイ部130は、受信されたユーザ入力に基づいて、キャプチャされた動画の情報を、第2ディスプレイウィンドー520に表示することができる。すなわち、ディスプレイ部130は、選択された一部領域515に示される人物の人的事項を、第2ディスプレイウィンドー520にテキストの形態で入力することができる。また、ディスプレイ部130は、選択された一部領域515に示される芸能人のホームページ・アドレスを、第2ディスプレイウィンドー520にすぐリンクさせて表示することもできる。また、動画のインターネットアドレスを、URIデータとしてキャプチャした場合、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドー520ですぐ動画が実行されるように、URIデータ及びインテントデータを挿入して表示することもできる。
【0130】
図14は、挿入されたキャプチャイメージを修正する編集ツールを表示する実施形態を図示した図面である。図14の画面1400右側には、第1ディスプレイウィンドーでキャプチャされたキャプチャイメージ1401が表示される。前記図6A及び図6Bで説明したように、キャプチャイメージ1401は、第1ディスプレイウィンドーにオーバーラップされて表示されるので、図14に明示的に図示されないが、デバイス100は、キャプチャイメージ1401の下端に、第1ディスプレイウィンドーを続けて表示することができる。また、図14の画面1400左側には、キャプチャイメージ1401が挿入される第2ディスプレイウィンドー1402が表示される。
【0131】
キャプチャイメージ1401の上端には、キャプチャイメージ1401で、第2ディスプレイウィンドー1402に挿入するために切り取り領域1407を選択するさまざまな機能が表示される。前記図9Aないし図9Cで説明した閉曲線ボタン1403及び図形ボタン1404以外にも、デバイス100は、キャプチャイメージ1401を取り消し、画面上に第1ディスプレイウィンドーを表示するための取り消しボタン1405、及びキャプチャイメージ1401全部を保存するための完了ボタン1406を表示することができる。
【0132】
前記図10、並びに図12A及び図12Bで説明したように、デバイス100は、図形ボタン1404をタッチするユーザ入力を介して、切り取り領域1407を決定し、ユーザからドラッグアンドドラブ入力が受信されれば、切り取り領域1407を、第2ディスプレイウィンドー1402に挿入することができる。図14には、挿入されたイメージ1408が、第2ディスプレイウィンドー1402に表示されている。
【0133】
一方、図14の第2ディスプレイウィンドー1402には、イメージを挿入する機能を支援するメモ・アプリケーションが図示される。キャプチャイメージ1401から切り取り領域1407が挿入されれば、デバイス100は、第2ディスプレイウィンドーで、既定位置に挿入されたイメージ1408を修正するための編集ツール1409を表示することができる。
【0134】
編集ツール1409は、コピー(copy)、切り取り(cut)、削除(delete object)、及び挿入されたイメージ1408を多様な方向に移動させるさまざまな機能を提供し、ユーザは、編集ツール1409を利用して、挿入されたイメージ1408を修正したり、あるいは編集することができる。
【0135】
また、図14には、第2ディスプレイウィンドー1402に挿入されたイメージ1408とは別途に、多様な機能を提供するツール1410も表示される。すなわち、デバイス100は、ツール1410に表示された数式検索、字形入力、デリートの機能を介して、挿入されたイメージ1408を編集したり、あるいは整えることができる。
【0136】
図15は、第1ディスプレイウィンドー610に表示されたテキストを、第2ディスプレイウィンドー620に移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。
図15で、第1ディスプレイウィンドー610には、メモ帳アプリケーションが実行され、第2ディスプレイウィンドー620には、カレンダー・アプリケーションが実行されている。ユーザは、忘年会について記録しておいたメモを、カレンダー・アプリケーションでも共有することを所望することがある。
【0137】
まず、ユーザ入力受信部110は、ユーザから忘年会スケジュールの題目615をキャプチャするユーザ入力を受信することができる。それによって、キャプチャ部120は、忘年会スケジュールの題目615をキャプチャすることができる。第2ディスプレイウィンドー520で実行されるカレンダー・アプリケーションで、データを移動させるものであるので、キャプチャ部120は、忘年会スケジュールの題目615をテキストにキャプチャすることが望ましい。
【0138】
ユーザ入力受信部110は、キャプチャされた忘年会スケジュールの題目615を、第2ディスプレイウィンドー620に移動させるユーザ入力をユーザから受信することができる。次に、ディスプレイ部130は、受信されたユーザ入力に基づいて、キャプチャされた忘年会スケジュールの題目615を、第2ディスプレイウィンドー620に挿入して表示することができる。
【0139】
一実施形態によれば、受信されたユーザ入力であるドラッグ・アンド・ドロップ動作が、第2ディスプレイウィンドー620の12月2日フィールド625で終了する場合、ディスプレイ部130は、キャプチャされた忘年会スケジュールの題目615を、第2ディスプレイウィンドー620の12月2日フィールド625に挿入させて表示することができる。
【0140】
他の実施形態によれば、忘年会スケジュールの題目615をキャプチャして移動させる場合、制御部140は、忘年会スケジュールに係わる詳細事項についても、自動的に第2ディスプレイウィンドー620に挿入させることができる。それによって、ユーザは、12月2日フィールド625を選択する入力を介して、忘年会スケジュールに係わる詳細事項を確認することができる。
【0141】
また、忘年会スケジュールの題目615に対応するリンク情報が存在する場合に、制御部140は、第2ディスプレイウィンドー620に挿入された題目615に、リンク情報をマッチングさせることができる。
【0142】
図16は、第1ディスプレイウィンドー710に表示されたテキストを、第2ディスプレイウィンドー720に移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。第1ディスプレイウィンドー710には、メモ帳アプリケーションが実行され、第2ディスプレイウィンドー720には、電子メールアプリケーションが実行されている。
【0143】
本実施形態によれば、ユーザは、メモ帳アプリケーションに表示された複数個のメモにおいて、ボランティアスケジュールについてのメモ715を電子メールで伝送することを所望する。ユーザ入力受信部110は、ユーザからボランティアスケジュールについてのメモ715を選択するユーザ入力を受信することができる。前述のように、ユーザ入力受信部110は、四角形領域の枠に沿ってドラッグする入力、または2以上の頂点を選択して四角形の領域を決定する入力など、さまざまな形態のユーザ入力を受信することができる。
【0144】
キャプチャ部120は、ユーザ入力によって、ボランティアスケジュールについてのメモ715をキャプチャすることができる。本実施形態にと係わって、ユーザは、キャプチャされたデータを電子メールで伝送することを所望するので、キャプチャ部120は、ボランティアスケジュールについてのメモ715をイメージにキャプチャすることもでき、テキストにキャプチャすることもできる。
【0145】
次に、ユーザ入力受信部110がキャプチャされたデータを、第2ディスプレイウィンドー720に移動させる入力を受信すれば、ディスプレイ部130は、キャプチャされたデータを、第2ディスプレイウィンドー720に挿入して表示することができる。この過程で、ユーザ入力のうちドロップ動作が第2ディスプレイウィンドー720の内容フィールド725で終了する場合、ディスプレイ部130は、ボランティアスケジュールについてのメモ715を、内容フィールド725に挿入して表示することができる。
【0146】
図17は、第1ディスプレイウィンドー810に表示されたファイルを、第2ディスプレイウィンドー820に移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。
本実施形態にと係わって、第1ディスプレイウィンドー810には、フォルダ探索アプリケーションが実行され、第2ディスプレイウィンドー820には、電子メールアプリケーションが実行される。ユーザは、デバイス100で、写真0033(例えば、jpegのような形式のファイル)ファイル815を電子メールに添付して伝送することを所望する。
【0147】
ユーザ入力受信部110は、写真0033.jpgファイル815を選択する入力をユーザから受信することができる。ユーザ入力受信部110は、ファイルに該当する画面の領域を、既設定の時間以上の時間で、押すホールド動作及びドラッグ・アンド・ドロップ動作を複合的に受信することができる。
【0148】
キャプチャ部120は、ユーザ入力に基づいて、写真0033.jpgファイル815をキャプチャすることができる。本実施形態に係わって、ユーザは、写真0033.jpgファイル815自体を、電子メールに添付することを所望したり、あるいは、写真0033.jpgファイル815に該当する画面のイメージや単純な文字(plaintext)をキャプチャすることを所望したりしない。それによって、キャプチャ部120は、写真0033.jpgファイル815に該当するURIデータをキャプチャすることができる。一実施形態によれば、ユーザ入力受信部110が受信するホールド入力に基づいて、キャプチャ部120は、URIデータをキャプチャすることができる。また、ユーザ入力受信部110が、ドラッグ・アンド・ドロップ動作を受信する場合、キャプチャ部120は、ドロップ動作が終了することによって、写真0033.jpgファイル815を添付するインテントデータをキャプチャすることができる。
【0149】
ディスプレイ部130は、受信されたユーザ入力に基づいて、キャプチャされたURIデータ及びインテントデータを、第2ディスプレイウィンドー820に挿入して表示することができる。すなわち、第2ディスプレイウィンドー820の添付フィールドで、ドロップ動作が終了することによって、写真0033.jpgファイル815についてのURIデータ及びインテントデータを、第2ディスプレイウィンドー820に挿入する。次に、ディスプレイ部130は、第2ディスプレイウィンドー820で、写真0033.jpgファイル825が添付されるように表示することができる。
【0150】
図18は、第1ディスプレイウィンドー920に表示されたテキストを、複数のディスプレイウィンドーに移動させる本発明の他の実施形態を図示した図面である。
【0151】
本実施形態に係わって、第1ディスプレイウィンドー920には、ウェブブラウザ・アプリケーションが実行され、第2ディスプレイウィンドー910,930には、メモ帳アプリケーションが実行される。ユーザは、ウェブブラウザ・アプリケーションに表示されるニュースの内容のうち一部をメモ帳に記録することを所望する。
【0152】
まず、第1ディスプレイウィンドー920と、最初の第2ディスプレイウィンドー910との動作過程について説明する。ユーザ入力受信部110は、第1ディスプレイウィンドー920に表示されるニュースの内容925をキャプチャする入力を受信することができる。それによって、キャプチャ部120は、ニュースの内容925を、イメージ及びテキストのうちいずれか一つにキャプチャすることができる。図13A及び図13Bでは、テキストでキャプチャする場合について図示されている。
【0153】
キャプチャ部120は、ニュースの内容925において、時間、場所及び/またはウェブサイトの情報に係わるURIデータ及びインテントデータをキャプチャすることができる。次に、ユーザ入力受信部110が、キャプチャされたデータを移動させる入力を受信することによって、ディスプレイ部130は、最初の第2ディスプレイウィンドー910にキャプチャされたデータを挿入して表示(915)することができる。
【0154】
次に、第1ディスプレイウィンドー920と2番目の第2ディスプレイウィンドー930との動作過程について説明する。ユーザ入力受信部110は、第1ディスプレイウィンドー920に表示されるニュースの題目927をキャプチャする入力を受信することができる。それによって、キャプチャ部120は、ニュースの題目927を、イメージ及びテキストのうちいずれか一つでキャプチャすることができ、図13A及び図13Bでは、テキストにキャプチャする場合について図示されている。
【0155】
キャプチャ部120は、ニュースの題目927についての文字データ、URIデータ、及びインテントデータをキャプチャすることができる。次に、ユーザ入力受信部110がキャプチャされたデータを移動させる入力を受信することによって、ディスプレイ部130は、2番目の第2ディスプレイウィンドー930にキャプチャされたデータを挿入して表示(935)することができる。
【0156】
それによって、ユーザ入力受信部110が、2番目の第2ディスプレイウィンドー930に表示されたニュースの題目935を選択する入力をユーザから受信すれば、デバイス100は、挿入されたURIデータ及びインテントデータを介して、ユーザに、当該ニュースの内容を提供することができる。
【0157】
一方、前述の方法は、コンピュータで実行されるプログラムで作成可能であり、コンピュータ判読可能な媒体を利用し、前記プログラムを動作させる汎用デジタルコンピュータで具現されてもよい。また、前述の方法で使われたデータの構造は、コンピュータ判読可能媒体に多くの手段を介して記録される。本発明の多様な方法を遂行するための実行可能なコンピュータコードを含む保存デバイスについて説明するために使われるプログラム保存デバイスは、搬送波(carrier waves)や信号のように一時的な対象も含むものであると理解されてはならない。前記コンピュータ判読可能媒体は、マグネチック記録媒体(例えば、ROM(read-only memory)、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光学的判読媒体(例えば、CD(compact disc)-ROM、DVD(digital versatile disc)など)のような記録媒体を含む。
【0158】
本発明の実施形態と係わる技術分野で当業者であるならば、前記記載の本質的な特性からはずれない範囲で変形された形態で具現されるものであるということを理解することができるであろう。従って、開示された方法は、限定的な観点ではなく、説明的観点から考慮されなければならない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明ではなく、特許請求の範囲に示され、それと同等な範囲内にあるすべての差異は、本発明の範囲に含まれるものであると解釈されなければならない。
【産業上の利用可能性】
【0159】
本発明のディスプレイウィンドーに係わるキャプチャイメージ生成方法及びその装置は、例えば、ディスプレイ関連の技術分野に効果的に適用可能である。
【符号の説明】
【0160】
5 アイコン
10,20,30,40,61,62,63 ディスプレイウィンドー
60 画面
611,621,631,661 キャプチャイメージ
64,67 ステータスバー
65 キャプチャボタン
66 第1ディスプレイウィンドー
100 デバイス
110 ユーザ入力受信部
120 キャプチャ部
130 ディスプレイ部
140 制御部
150 メモリ
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図7A
図7B
図8A
図8B
図9A
図9B
図9C
図10
図11A
図11B
図12A
図12B
図13A
図13B
図14
図15
図16
図17
図18