(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-08
(45)【発行日】2022-07-19
(54)【発明の名称】表示パネル及びその駆動部を含む表示装置
(51)【国際特許分類】
G09G 3/20 20060101AFI20220711BHJP
G09G 3/36 20060101ALI20220711BHJP
G02F 1/133 20060101ALI20220711BHJP
【FI】
G09G3/20 622K
G09G3/20 621F
G09G3/20 622D
G09G3/20 623C
G09G3/20 623D
G09G3/36
G09G3/20 623U
G02F1/133 550
(21)【出願番号】P 2017132615
(22)【出願日】2017-07-06
【審査請求日】2020-06-29
(31)【優先権主張番号】10-2016-0086277
(32)【優先日】2016-07-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】特許業務法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】朴 旻 ウク
(72)【発明者】
【氏名】李 眞 榮
(72)【発明者】
【氏名】鞠 承 元
(72)【発明者】
【氏名】朴 允 載
【審査官】橋本 直明
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-022305(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0022512(US,A1)
【文献】特表2012-522271(JP,A)
【文献】特開2014-153531(JP,A)
【文献】特開2003-022059(JP,A)
【文献】特開2014-029539(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 3/20
G09G 3/36
G02F 1/133
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のゲートライン、複数のデータライン、及び前記ゲートライン並びに前記データラインと連結される複数のピクセルを含む表示パネルと、
クロック信号を印加する少なくとも一つ以上のクロック配線と連結される複数のステージを含み、
前記複数のゲートラインにゲート信号を順次出力し、
第P(Pは自然数)フレームにおいて少なくとも一つ以上のゲート信号を不活性化し、
前記第Pフレームにおいて不活性化されたゲート信号は、第(P+K)(Kは自然数)フレームにおいて活性化し、
前記第(P+K)フレームで前記第Pフレームにおいて活性化されたゲート信号の内の少なくとも一つを不活性化し、
前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインと連結される前記ステージに入力されるクロック信号を不活性化するゲート駆動部と、
前記データラインにデータ電圧を出力するデータ駆動部と、を有
し、
前記ゲート駆動部は、前記第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、
第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、
第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、
前記第Pフレームにおいて前記第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成する第1クロック信号を不活性化し、前記第(P+1)フレームにおいて前記第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成する第2クロック信号を不活性化し、前記第(P+2)フレームにおいて前記第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成する第3クロック信号を不活性化するタイミングコントローラをさらに含むことを特徴とする、表示装置。
【請求項2】
前記第Pフレームにおいて前記ゲート信号が不活性化されるゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルに、
第(P-1)フレームにおいてターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加することを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記第Pフレームにおいて前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインの個数は前記表示パネルの全体ゲートラインの個数の半分より小さいことを特徴とする、請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記表示パネルにおいて行方向に沿って第1色を有するサブピクセル、第2色を有するサブピクセル、及び第3色を有するサブピクセルが交互に配置され、列方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置されることを特徴とする、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1グループのゲートラインは(3M-2)のサブピクセル行に連結され、
前記第2グループのゲートラインは(3M-1)のサブピクセル行に連結され、
前記第3グループのゲートラインは3Mのサブピクセル行に連結され、
Mは自然数であることを特徴とする、
請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記ゲート駆動部は、
第(P+3)フレームにおいて第4グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、
前記第1グループのゲートラインは(4M-3)のサブピクセル行に連結され、
前記第2グループのゲートラインは(4M-2)のサブピクセル行に連結され、
前記第3グループのゲートラインは(4M-1)のサブピクセル行に連結され、
前記第4グループのゲートラインは4Mのサブピクセル行に連結され、
Mは自然数であることを特徴とする、
請求項4に記載の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示パネルを駆動するための表示装置に係り、より詳しくは、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上できる表示パネル及びその駆動部を含む表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、表示装置は表示パネル及び表示パネル駆動部を含む。前記表示パネルは、複数のゲートライン、複数のデータライン、及び複数のサブピクセルを含む。前記表示パネル駆動部は、前記複数のゲートラインにゲート信号を提供するゲート駆動部及び前記データラインにデータ電圧を提供するデータ駆動部を含む。
【0003】
前記表示パネルが大型化し、前記表示パネルの駆動周波数が増加するにつれて、サブピクセルにデータ電圧を充填するための充填時間が足りなくなる問題点がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の技術的課題はこのような点を鑑みたものであって、本発明の目的はサブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上できる表示パネル及びその駆動部を含む表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記した本発明の目的を実現するための一実施形態に係る表示装置は、複数のゲートライン、複数のデータライン、及び前記ゲートライン並びに前記データラインと連結される複数のピクセルを含む表示パネルと、クロック信号を印加する少なくとも一つ以上のクロック配線と連結される複数のステージを含み、前記複数のゲートラインにゲート信号を順次出力し、第P(Pは自然数)フレームにおいて少なくとも一つ以上のゲート信号を不活性化し、前記第Pフレームにおいて不活性化されたゲート信号は、第(P+K)(Kは自然数)フレームにおいて活性化し、前記第(P+K)フレームで前記第Pフレームにおいて活性化されたゲート信号の内の少なくとも一つを不活性化し、前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインと連結される前記ステージに入力されるクロック信号を不活性化するゲート駆動部と、前記データラインにデータ電圧を出力するデータ駆動部と、を有し、前記ゲート駆動部は、前記第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、前記第Pフレームにおいて前記第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成する第1クロック信号を不活性化し、前記第(P+1)フレームにおいて前記第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成する第2クロック信号を不活性化し、前記第(P+2)フレームにおいて前記第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成する第3クロック信号を不活性化するタイミングコントローラをさらに含むことを特徴とする。
【0006】
本発明の一実施形態において、前記第Pフレームにおいて前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルに、第(P-1)フレームにおいてターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加する。
【0009】
本発明の一実施形態において、前記第Pフレームにおいて前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインの個数は前記表示パネルの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記表示パネルにおいて行方向に沿って第1色を有するサブピクセル、第2色を有するサブピクセル、及び第3色を有するサブピクセルが交互に配置され、列方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置される。
【0013】
本発明の一実施形態において、前記第1グループのゲートラインは(3M-2)のサブピクセル行に連結される。前記第2グループのゲートラインは(3M-1)のサブピクセル行に連結される。前記第3グループのゲートラインは3Mのサブピクセル行に連結される。Mは、自然数である。
【0014】
本発明の一実施形態において、前記ゲート駆動部は第(P+3)フレームにおいて第4グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する。前記第1グループのゲートラインは(4M-3)のサブピクセル行に連結される。前記第2グループのゲートラインは(4M-2)のサブピクセル行に連結される。前記第3グループのゲートラインは(4M-1)のサブピクセル行に連結される。前記第4グループのゲートラインは4Mのサブピクセル行に連結される。Mは、自然数である。
【0015】
本発明の一実施形態において、前記表示パネルにおいて行方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置され、列方向に沿って第1色を有するサブピクセル、第2色を有するサブピクセル、及び第3色を有するサブピクセルが交互に配置される。
【0016】
本発明の一実施形態において、前記ゲート駆動部は第(P+3)フレームにおいて第4グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、第(P+4)フレームにおいて第5グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、第(P+5)フレームにおいて第6グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する。前記第1グループのゲートラインは(6M-5)のサブピクセル行に連結される。前記第2グループのゲートラインは(6M-4)のサブピクセル行に連結される。前記第3グループのゲートラインは(6M-3)のサブピクセル行に連結される。前記第4グループのゲートラインは(6M-2)のサブピクセル行に連結される。前記第5グループのゲートラインは(6M-1)のサブピクセル行に連結される。前記第6グループのゲートラインは6Mのサブピクセル行に連結される。
【0017】
本発明の一実施形態において、前記第1グループのゲートラインは(6M-5)のサブピクセル行に連結されるゲートライン及び(6M-4)サブピクセル行に連結されるゲートラインを含む。前記第2グループのゲートラインは(6M-3)のサブピクセル行に連結されるゲートライン及び(6M-2)のサブピクセル行に連結されるゲートラインを含む。前記第3グループのゲートラインは(6M-1)のサブピクセル行に連結されるゲートライン及び6Mサブピクセル行に連結されるゲートラインを含む。Mは、自然数である。
【0018】
本発明の一実施形態において、前記データ駆動部は第(P-1)フレームにおいて前記第1グループのゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルにターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加し、前記第Pフレームにおいて前記第2グループのゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルにターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加し、前記第(P+1)フレームにおいて前記第3グループのゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルにターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加する。
【0019】
本発明の一実施形態において、前記表示装置は入力映像データに基づいて前記ゲート駆動部の駆動モードを決定するタイミングコントローラをさらに含む。前記駆動モードが第1モードの時、前記ゲート駆動部は前記第Pフレームにおいて全てのゲートラインに印加されるゲート信号を活性化し、前記第(P+1)フレームにおいて全てのゲートラインに印加されるゲート信号を活性化し、前記第(P+2)フレームにおいて全てのゲートラインに印加されるゲート信号を活性化する。前記駆動モードが第2モードの時、前記ゲート駆動部は前記第Pフレームにおいて前記第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、前記第(P+1)フレームにおいて前記第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、前記第(P+2)フレームにおいて前記第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する。
【0020】
本発明の一実施形態において、前記タイミングコントローラは以前フレームの入力映像データと現在フレームの入力映像データとの差が大きい場合、前記駆動モードを前記第1モードに決定する。前記タイミングコントローラは、前記以前フレームの入力映像データと前記現在フレームの入力映像データとの差が小さい場合、前記駆動モードを前記第2モードに決定する。
【0021】
本発明の一実施形態において、前記第2モードにおける前記ゲート信号のパルスの幅は前記第1モードにおける前記ゲート信号のパルスの幅より大きい。
【0022】
本発明の一実施形態において、前記第1グループのゲートラインの個数が前記表示パネルの全体ゲートラインの個数の3分の1の時、前記第2モードにおける前記ゲート信号のパルスの幅は前記第1モードにおける前記ゲート信号のパルスの幅の2分の3倍である。
【0023】
本発明の一実施形態において、前記第1グループのゲートラインの個数が前記表示パネルの全体ゲートラインの個数の4分の1の時、前記第2モードにおける前記ゲート信号のパルスの幅は前記第1モードにおける前記ゲート信号のパルスの幅の3分の4倍である。
【0024】
前記の本発明の他の目的を実現するための一実施形態に係る表示パネルの駆動方法は、第Pフレームに少なくとも一つ以上のゲート信号を不活性化するステップ、ゲートラインに活性化されたゲート信号を印加するステップ、データラインにデータ電圧を印加するステップ、及び前記ゲート信号及び前記データ電圧に基づいて映像を表示するステップを含む。Pは、自然数である。
【0025】
本発明の一実施形態において、前記データ電圧を印加するステップは、前記第Pフレームにおいて前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルに、第(P-1)フレームにおいてターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加する。
【0026】
本発明の一実施形態において、前記表示パネルの駆動方法は前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインと連結されるステージに入力されるクロック信号を不活性化するステップをさらに含む。
【0027】
本発明の一実施形態において、前記第Pフレームにおいて不活性化されたゲート信号を第(P+K)フレームにおいて活性化する。前記第(P+K)フレームには前記第Pフレームにおいて活性化されたゲート信号のうちの少なくとも一つを不活性化する。Kは、自然数である。
【0028】
本発明の一実施形態において、前記第Pフレームにおいて前記ゲート信号が不活性化されたゲートラインの個数は前記表示パネルの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。
【0029】
本発明の一実施形態において、前記第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。前記表示パネルの駆動方法は第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化するステップ、及び第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化するステップをさらに含む。
【発明の効果】
【0030】
このような表示パネル及びその駆動部を含む表示装置によれば、フレーム単位に一部ゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加できる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【
図1】本発明の一実施形態に係る表示装置を示すブロック図である。
【
図3】第Pフレームにおいて
図1に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図4】第(P+1)フレームにおいて
図1に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図5】第(P+2)フレームにおいて
図1に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図6】第(P+3)フレームにおいて
図1に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図8】第Pフレームにおける
図7のゲート駆動部の動作を示す概念図である。
【
図9】第(P+1)フレームにおける
図7のゲート駆動部の動作を示す概念図である。
【
図10】第(P+2)フレームにおける
図7のゲート駆動部の動作を示す概念図である。
【
図11】第(P+3)フレームにおける
図7のゲート駆動部の動作を示す概念図である。
【
図12】
図7のゲート駆動部の第Nステージを示す回路図である。
【
図13】
図1のゲート駆動部が一般駆動を行う時、
図1のゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
【
図14】
図1のゲート駆動部が3ラインスキップ駆動を行う時、第Pフレームにおけるゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
【
図15】
図1のゲート駆動部が3ラインスキップ駆動を行う時、第(P+1)フレームにおけるゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
【
図16】
図1のゲート駆動部が3ラインスキップ駆動を行う時、第(P+2)フレームにおけるゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
【
図17】
図1のゲート駆動部が3ラインスキップ駆動を行う時、第(P+3)フレームにおけるゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
【
図18】
図1のタイミングコントローラを示すブロック図である。
【
図19】第Pフレームにおいて本発明の一実施形態に係る表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図20】第(P+1)フレームにおいて
図19に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図21】第(P+2)フレームにおいて
図19に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図22】第(P+3)フレームにおいて
図19に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図23】第(P+4)フレームにおいて
図19に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図24】第Pフレームにおける本発明の一実施形態に係る表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図25】第(P+1)フレームにおける
図24に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図26】第(P+2)フレームにおける
図24に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図27】第(P+3)フレームにおける
図24に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図28】第(P+4)フレームにおける
図24に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図29】オーバードライビングをしない時、表示パネルのサブピクセルに印加されるゲート信号及びデータ電圧を示すタイミング図である。
【
図30】オーバードライビングをする時、表示パネルのサブピクセルに印加されるゲート信号及びデータ電圧を示すタイミング図である。
【
図31】本発明の一実施形態に係る表示パネルを示す概念図である。
【
図32】第Pフレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図33】第(P+1)フレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図34】第(P+2)フレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図35】第(P+3)フレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図36】第(P+4)フレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図37】第(P+5)フレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図38】第(P+6)フレームにおける
図31に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図39】第Pフレームにおいて本発明の一実施形態に係る表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図40】第(P+1)フレームにおいて
図39に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図41】第(P+2)フレームにおいて
図39に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【
図42】第(P+3)フレームにおいて
図39に示した表示パネルが駆動される方法を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、添付した図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。
【0033】
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置を示すブロック図である。
【0034】
図1を参照すると、前記表示装置は表示パネル100及び表示パネル駆動部を含む。前記表示パネル駆動部は、タイミングコントローラ200、ゲート駆動部300、ガンマ基準電圧生成部400、及びデータ駆動部500を含む。
【0035】
表示パネル100は、映像を表示する表示部及び前記表示部に隣り合って配置される周辺部を含む。
【0036】
表示パネル100は、複数のゲートラインGL、複数のデータラインDL、及びゲートラインGLとデータラインDLの各々に電気的に連結された複数のサブピクセルを含む。ゲートラインGLは第1方向(D1)に延長され、データラインDLは第1方向(D1)と交差する第2方向(D2)に延長される。
【0037】
各サブピクセルは、スイッチング素子(図示せず)、前記スイッチング素子に電気的に連結された液晶キャパシタ(図示せず)及びストレージキャパシタ(図示せず)を含む。前記サブピクセルは、マトリックス形態に配置される。
【0038】
表示パネル100に対しては
図2乃至
図6を参照して詳細に説明する。
【0039】
タイミングコントローラ200は、外部の装置(図示せず)から入力映像データ(IMG)及び入力制御信号(CONT)を受信する。入力映像データ(IMG)は、赤色映像データ、緑色映像データ,及び青色映像データを含む。入力制御信号(CONT)は、マスタークロック信号、データイネーブル信号を含む。入力制御信号(CONT)は、垂直同期信号及び水平同期信号をさらに含む。
【0040】
タイミングコントローラ200は、入力映像データ(IMG)及び入力制御信号(CONT)に基づいて第1制御信号(CONT1)、第2制御信号(CONT2)、第3制御信号(CONT3)、及びデータ信号(DATA)を生成する。
【0041】
タイミングコントローラ200は,入力制御信号(CONT)に基づいてゲート駆動部300の動作を制御するための第1制御信号(CONT1)を生成してゲート駆動部300に出力する。第1制御信号(CONT1)は、駆動モード信号を含む。第1制御信号(CONT1)は、垂直開始信号及びゲートクロック信号をさらに含む。
【0042】
タイミングコントローラ200は、入力制御信号(CONT)に基づいてデータ駆動部500の動作を制御するための第2制御信号(CONT2)を生成してデータ駆動部500に出力する。第2制御信号(CONT2)は、駆動モード信号を含む。第2制御信号(CONT2)は、水平開始信号及びロード信号をさらに含む。
【0043】
タイミングコントローラ200は、入力映像データ(IMG)に基づいてデータ信号(DATA)を生成する。タイミングコントローラ200は、データ信号(DATA)をデータ駆動部500に出力する。
【0044】
タイミングコントローラ200は、入力制御信号(CONT)に基づいてガンマ基準電圧生成部400の動作を制御するための第3制御信号(CONT3)を生成してガンマ基準電圧生成部400に出力する。
【0045】
タイミングコントローラ200に対しては
図13乃至
図18を参照して詳細に説明する。
【0046】
ゲート駆動部300は、タイミングコントローラ200から入力された第1制御信号(CONT1)に応答してゲートラインGLを駆動するためのゲート信号を生成する。ゲート駆動部300は、前記ゲート信号をゲートラインGLに順次出力する。
【0047】
ゲート駆動部300は、第Pフレームにおいて少なくとも一つ以上のゲート信号を不活性化する。ここで、Pは自然数である。
【0048】
ゲート駆動部300は、複数のステージを含む。前記ステージは、クロック信号を印加する少なくとも一つ以上のクロック配線と連結される。ゲート信号が不活性化されたゲートラインと連結される前記ステージに入力されるクロック信号は不活性化される。
【0049】
第Pフレームにおいて不活性化されたゲート信号は、第(P+K)フレームにおいて活性化される。第(P+K)フレームには第Pフレームにおいて活性化されたゲート信号のうちの少なくとも一つが不活性化される。Kは、自然数である。このように、フレーム毎に不活性化されるゲート信号を異なるように設定して、ユーザに不活性化されたラインが視認されることを防止する。
【0050】
ゲート駆動部300に対しては
図7乃至
図12を参照して詳細に説明する。
【0051】
ガンマ基準電圧生成部400は、タイミングコントローラ200から入力された第3制御信号(CONT3)に応答してガンマ基準電圧(VGREF)を生成する。ガンマ基準電圧生成部400は、ガンマ基準電圧(VGREF)をデータ駆動部500に提供する。ガンマ基準電圧(VGREF)は、各々のデータ信号(DATA)に対応する値を有する。
【0052】
ガンマ基準電圧生成部400は、タイミングコントローラ200内に配置されるか、またはデータ駆動部500内に配置される。
【0053】
データ駆動部500は、タイミングコントローラ200から第2制御信号(CONT2)及びデータ信号(DATA)の入力を受けて、ガンマ基準電圧生成部400からガンマ基準電圧(VGREF)の入力を受ける。データ駆動部500は、ガンマ基準電圧(VGREF)を用いてデータ信号(DATA)をアナログ形態のデータ電圧に変換する。データ駆動部500は、前記データ電圧をデータラインDLに出力する。
【0054】
図2は、
図1の表示パネル100を示す概念図である。
図3は、第Pフレームにおいて
図1に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図4は、第(P+1)フレームにおいて
図1に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図5は、第(P+2)フレームにおいて
図1に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図6は、第(P+3)フレームにおいて
図1に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図2乃至
図6においては説明の便宜上、表示パネル100の一部だけを図示した。
【0055】
図1乃至
図6を参照すると、表示パネル100はマトリックス形態に配置される複数のサブピクセルを含む。表示パネル100は、第1色の第1サブピクセル、第2色の第2サブピクセル、及び第3色の第3サブピクセルを含む。例えば、第1色は赤色(R)である。例えば、第2色は緑色(G)である。例えば、第3色は青色(B)である。
【0056】
本実施形態において、表示パネル100は行方向に沿って第1色を有するサブピクセル(R)、第2色を有するサブピクセル(G)、及び第3色を有するサブピクセル(B)が交互に配置され、列方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置される。
【0057】
表示パネル100の第1サブピクセル行は第1ゲートラインGL1に連結され、第2サブピクセル行は第2ゲートラインGL2に連結され、第3サブピクセル行は第3ゲートラインGL3に連結され、第4サブピクセル行は第4ゲートラインGL4に連結され、第5サブピクセル行は第5ゲートラインGL5に連結され、第6サブピクセル行は第6ゲートラインGL6に連結される。
【0058】
本実施形態において、表示パネル100は3ラインスキップ方式により駆動される。第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。
【0059】
例えば、第1グループのゲートラインは(3M-2)ゲートラインである。Mは、自然数である。即ち、第1グループのゲートラインは、第1ゲートラインGL1、第4ゲートラインGL4を含む。
【0060】
例えば、第2グループのゲートラインは(3M-1)ゲートラインである。即ち、第2グループのゲートラインは、第2ゲートラインGL2、第5ゲートラインGL5を含む。
【0061】
例えば、第3グループのゲートラインは3Mゲートラインである。即ち、第3グループのゲートラインは、第3ゲートラインGL3、第6ゲートラインGL6を含む。
【0062】
第1グループのゲートラインの個数は、表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第2グループのゲートラインの個数は、表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第3グループのゲートラインの個数は、表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。例えば、第1グループのゲートラインの個数は、第2グループのゲートラインの個数と等しい。例えば、第1グループのゲートラインの個数は、第3グループのゲートラインの個数と等しい。
【0063】
本実施形態において、第1グループのゲートラインの個数は、表示パネル100の全体ゲートラインの個数の3分の1である。
【0064】
図7は、
図1のゲート駆動部300を示す概念図である。
図8は、第Pフレームにおける
図7のゲート駆動部300の動作を示す概念図である。
図9は、第(P+1)フレームにおける
図7のゲート駆動部300の動作を示す概念図である。
図10は、第(P+2)フレームにおける
図7のゲート駆動部300の動作を示す概念図である。
図11は、第(P+3)フレームにおける
図7のゲート駆動部300の動作を示す概念図である。
図12は、
図7のゲート駆動部300の第Nステージを示す回路図である。Nは、自然数である。
【0065】
図1乃至
図12を参照すると、ゲート駆動部300は複数のステージST1乃至ST9を含む。
図7乃至
図11においては、説明の便宜上、前記ステージの一部だけを図示した。前記ステージの個数は、表示パネル100のゲートラインの個数に対応する。
【0066】
第1ステージST1は、第1ゲートラインGL1に第1ゲート信号(G1)を出力する。第2ステージST2は、第2ゲートラインGL2に第2ゲート信号(G2)を出力する。第3ステージST3は、第3ゲートラインGL3に第3ゲート信号(G3)を出力する。第4ステージST4は、第4ゲートラインGL4に第4ゲート信号(G4)を出力する。第5ステージST5は、第5ゲートラインGL5に第5ゲート信号(G5)を出力する。第6ステージST6は、第6ゲートラインGL6に第6ゲート信号(G6)を出力する。
【0067】
ゲート駆動部300の全てのステージは電源電圧(VSS)の印加を受ける。電源電圧(VSS)は、第1オフ電圧(VSS1)及び第2オフ電圧(VSS2)を含む。
【0068】
ゲート駆動部300の(6M-5)ステージ(例えば、第1ステージ、第7ステージ、第13ステージ)は、第1クロック信号(CK1)に基づいてゲート信号を出力する。ゲート駆動部300の(6M-4)ステージ(例えば、第2ステージ、第8ステージ、第14ステージ)は、第2クロック信号(CK2)に基づいてゲート信号を出力する。ゲート駆動部300の(6M-3)ステージ(例えば、第3ステージ、第9ステージ、第15ステージ)は、第3クロック信号(CK3)に基づいてゲート信号を出力する。ゲート駆動部300の(6M-2)ステージ(例えば、第4ステージ、第10ステージ、第16ステージ)は、第1クロック反転信号(CKB1)に基づいてゲート信号を出力する。ゲート駆動部300の(6M-1)ステージ(例えば、第5ステージ、第11ステージ、第17ステージ)は、第2クロック反転信号(CKB2)に基づいてゲート信号を出力する。ゲート駆動部300の6Mステージ(例えば、第6ステージ、第12ステージ、第18ステージ)は、第3クロック反転信号(CKB3)に基づいてゲート信号を出力する。
【0069】
本実施形態においては3ラインスキップ駆動を遂行し、この際、ゲート駆動部300は、3組のクロック信号(CK1、CK2、CK3、CKB1、CKB2、CKB3)を用いてゲート信号を出力する。
【0070】
図8を参照すると、第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに連結される第1グループのステージST1、ST4、ST7は不活性化される。第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成するための第1クロック信号(CK1)及び第1クロック反転信号(CKB1)は不活性化される。
【0071】
図9を参照すると、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに連結される第2グループのステージST2、ST5、ST8は不活性化される。第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成するための第2クロック信号(CK2)及び第2クロック反転信号(CKB2)は不活性化される。
【0072】
図10を参照すると、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに連結される第3グループのステージST3、ST6、ST9は不活性化される。第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成するための第3クロック信号(CK3)及び第3クロック反転信号(CKB3)は不活性化される。
【0073】
図11を参照すると、第(P+3)フレームにおいては第Pフレームと同様に、第1グループのゲートラインに連結される第1グループのステージST1、ST4、ST7は不活性化される。第(P+3)フレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成するための第1クロック信号(CK1)及び第1クロック反転信号(CKB1)は不活性化される。
【0074】
本実施形態においては、3フレームを周期に第1グループのステージ(ST1、ST4、ST7)、第2グループのステージ(ST2、ST5、ST8)、及び第3グループのステージ(ST3、ST6、ST9)が順次に不活性化される。
【0075】
図12は、本発明の第Nステージの回路図を例示する。ゲート駆動部300の第Nステージは、クロック信号(CK)、第1オフ電圧(VSS1)、及び第2オフ電圧(VSS2)の入力を受ける。ここで、クロック信号(CK)は、第Nステージの位置によって第1クロック信号(CK1)、第2クロック信号(CK2)、第3クロック信号(CK3)、第1クロック反転信号(CKB1)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック反転信号(CKB3)のうち、いずれか一つである。ゲート駆動部300の第Nステージはゲート信号(G(N))を出力する。
【0076】
クロック信号(CK)はクロック端子に印加され、第1オフ電圧(VSS1)は第1オフ端子に印加され、第2オフ電圧(VSS2)は第2オフ端子に印加され、ゲート信号(G(N))はゲート出力端子に出力される。
【0077】
クロック信号(CK)はハイレベルとローレベルを繰り返す矩形波信号である。クロック信号(CK)の前記ハイレベルは、ゲートオン電圧を有する。クロック信号(CK)の前記ローレベルは、第2オフ電圧(VSS2)を有する。例えば、クロック信号(CK)のデューティ比は50%である。これとは異なり、クロック信号(CK)のデューティ比は50%より小さいことがある。例えば、前記ゲートオン電圧は約15V乃至約20Vである。
【0078】
第1オフ電圧(VSS1)は直流電圧である。第2オフ電圧(VSS2)は直流電圧である。第2オフ電圧(VSS2)は第1オフ電圧(VSS1)より低いレベルを有する。例えば、第1オフ電圧(VSS1)は約-5Vであり、第2オフ電圧(VSS2)は約-10Vである。
【0079】
第Nステージは以前ステージである第(N-1)ステージの第(N-1)キャリー信号(CR(N-1))に応答して駆動されて第Nゲート信号(G(N))及び第Nキャリー信号(CR(N))を出力する。第Nステージは次のステージである第(N+1)ステージの第(N+1)キャリー信号(CR(N+1))に応答して第Nゲート信号(G(N))を第1オフ電圧(VSS1)にプルダウンする。第1ステージには第(N-1)キャリー信号(CR(N-1))の代わりに垂直開始信号(STV)が印加される。
【0080】
このような方式により第1ステージ乃至最後のステージは、各ゲート信号を順次に出力する。
【0081】
第(N-1)キャリー信号(CR(N-1))は第(N-1)キャリー端子に印加され、第(N+1)キャリー信号(CR(N+1))は第(N+1)キャリー端子に印加され、第Nキャリー信号(CR(N))は第Nキャリー端子に出力される。
【0082】
第Nステージは、プルアップ制御部310、充填部320、プルアップ部330、キャリー部340、インバーティング部350、第1プルダウン部361、第2プルダウン部362、キャリー安定部370、第1ホールディング部381、第2ホールディング部382、及び第3ホールディング部383を含む。
【0083】
プルアップ制御部310は第4トランジスタT4を含み、第4トランジスタT4は第(N-1)キャリー端子に連結された制御電極及び入力電極を含み、第1ノードQ1に連結された出力電極を含む。第1ノードQ1プルアップ部330の制御電極に連結される。
【0084】
充填部320は充填キャパシタC1を含み、充填キャパシタC1は第1ノードQ1に連結された第1電極と前記ゲート出力端子に連結された第2電極を含む。
【0085】
プルアップ部330は第1トランジスタT1を含み、第1トランジスタT1は第1ノードQ1に連結された制御電極、前記クロック端子に連結された入力電極、及び前記ゲート出力端子に連結された出力電極を含む。
【0086】
キャリー部340は第15トランジスタT15及び第4キャパシタC4を含み、第15トランジスタT15は第1ノードQ1に連結された制御電極と前記クロック端子に連結された入力電極及び第Nキャリー端子に連結された出力電極を含む。第4キャパシタC4は、第1ノードQ1に連結された第1電極と前記第Nキャリー端子に連結された第2電極を含む。
【0087】
インバーティング部350は、第12トランジスタT12、第7トランジスタT7、第13トランジスタT13、第8トランジスタT8、第2キャパシタ、及び第3キャパシタを含む。第12トランジスタT12は前記クロック端子に連結された制御電極及び入力電極を含み、第3ノードQ3に連結された出力電極を含む。第7トランジスタT7は、第3ノードQ3に連結された制御電極、前記クロック端子に連結された入力電極、及び第2ノードQ2に連結された出力電極を含む。第13トランジスタT13は、前記第Nキャリー端子に連結された制御電極、前記第2オフ端子に連結された入力電極と第3ノードQ3に連結された出力電極を含む。第8トランジスタT8は、前記第Nキャリー端子に連結された制御電極、前記第2オフ端子に連結された入力電極、及び第2ノードQ2に連結された出力電極を含む。第2キャパシタC2は、前記クロック端子に連結される第1電極及び第3ノードQ3に連結される第2電極を含む。第3キャパシタC3は、第2ノードQ2に連結される第1電極及び第3ノードQ3に連結される第2電極を含む。
【0088】
ここで、第12トランジスタT12は第1インバーティングトランジスタであり、第7トランジスタT7は第2インバーティングトランジスタであり、第13トランジスタT13は第3インバーティングトランジスタであり、第8トランジスタT8は第4インバーティングトランジスタである。
【0089】
第1プルダウン部361は、第9トランジスタT9を含む。第9トランジスタT9は、第(N+1)キャリー端子に連結された制御電極、前記第2オフ端子に連結された入力電極、及び第1ノードQ1に連結される出力電極を含む。これとは異なり、第1プルダウン部361は直列に連結される2つ以上のスイッチング素子を含むこともある。
【0090】
第2プルダウン部362は第2トランジスタT2を含み、第2トランジスタT2は第(N+1)キャリー端子に連結された制御電極、前記第1オフ端子に連結された入力電極、及び前記ゲート出力端子に連結された出力電極を含む。
【0091】
キャリー安定部370は第17トランジスタT17を含み、第17トランジスタT17は第(N+1)キャリー端子に共通に連結された制御電極及び入力電極、及び前記第Nキャリー端子に連結された出力電極を含む。
【0092】
キャリー安定部370は、第(N+1)ステージの第4トランジスタT4を通じて伝達される漏洩電流によるノイズ成分を安定的に除去する。
【0093】
第1ホールディング部381は第10トランジスタT10を含み、第10トランジスタT10は、第2ノードQ2に連結された制御電極、前記第2オフ端子に連結された入力電極、及び第1ノードQ1に連結された出力電極を含む。
【0094】
第2ホールディング部382は第3トランジスタT3を含み、第3トランジスタT3は、第2ノードQ2に連結された制御電極、前記第1オフ端子に連結された入力電極、及び前記ゲート出力端子に連結された出力電極を含む。
【0095】
第3ホールディング部383は第11トランジスタT11を含み、第11トランジスタT11は、第2ノードQ2に連結された制御電極、前記第2オフ端子に連結された入力電極、及び前記第Nキャリー端子に連結された出力電極を含む。
【0096】
本実施形態において、以前キャリー信号は第(N-1)キャリー信号に限定されず、以前ステージのうちのいずれか一つのキャリー信号であってもよい。また、次のキャリー信号は第(N+1)キャリー信号に限定されず、次のステージのうちのいずれか一つのキャリー信号であってもよい。
【0097】
本実施形態において、第1乃至4、7乃至15、及び17トランジスタは、酸化物半導体トランジスタである。これとは異なり、第1乃至4、7乃至15、及び17トランジスタは、非晶質シリコントランジスタである。
【0098】
第Nステージのゲート信号(G(N))はクロック信号(CK)に同期され、第Nステージに対応してハイレベルを有する。第Nキャリー信号(CR(N))はクロック信号(CK)に同期され、第Nステージに対応してハイレベルを有する。
【0099】
図13は、
図1のゲート駆動部300が一般駆動を行う時、
図1のゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
図14は、
図1のゲート駆動部300が3ラインスキップ駆動を行う時、第Pフレームにおけるゲート駆動部300に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
図15は、
図1のゲート駆動部300が3ラインスキップ駆動を行う時、第(P+1)フレームにおけるゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
図16は、
図1のゲート駆動部300が3ラインスキップ駆動を行う時、第(P+2)フレームにおけるゲート駆動部に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
図17は、
図1のゲート駆動部300が3ラインスキップ駆動を行う時、第(P+3)フレームにおけるゲート駆動部300に印加されるクロック信号を示すタイミング図である。
図18は、
図1のタイミングコントローラ200を示すブロック図である。
【0100】
図1乃至
図18を参照すると、タイミングコントローラ200は、ゲートクロック信号(CK1、CK2、CK3、CKB1、CKB2、CKB3)を生成してゲート駆動部300に出力する。
【0101】
図13に示すように、ゲート駆動部300が表示パネル100の全体ゲートラインにゲート信号を出力する一般駆動を行う場合、第1クロック信号(CK1)は第1タイミングにライジングされ、第1パルス幅(TA)を有する。第2クロック信号(CK2)は前記第1タイミングから第1パルス幅(TA)の3分の1だけ遅い第2タイミングにライジングされ、第1パルス幅(TA)を有する。第3クロック信号(CK3)は前記第1タイミングから第1パルス幅(TA)の3分の2だけ遅い第3タイミングにライジングされ、第1パルス幅(TA)を有する。第1クロック反転信号(CKB1)は、第1クロック信号(CK1)の反転信号である。第2クロック反転信号(CKB2)は、第2クロック信号(CK2)の反転信号である。第3クロック反転信号(CKB3)は、第3クロック信号(CK3)の反転信号である。
【0102】
図14乃至
図16は、3ラインスキップ駆動を行う本実施形態に係るクロック信号を示している。
【0103】
図14を参照すると、第Pフレームにおいて第1クロック信号(CK1)及び第1クロック反転信号(CKB1)が不活性化されて、
図8の第1グループのステージ(ST1、ST4、ST7)が不活性化される。第1グループのステージ(ST1、ST4、ST7)が不活性化されるので、第1グループのゲートライン(GL1、GL4、GL7)に印加されるゲート信号(G1、G4、G7)は不活性化される。第1グループのゲートライン(GL1、GL4、GL7)に印加されるゲート信号(G1、G4、G7)が不活性化されるので、
図3の第1グループのゲートライン(GL1、GL4、GL7)に連結されるサブピクセル行のサブピクセルにデータ電圧が充填されない。第1グループのゲートライン(GL1、GL4、GL7)に連結されるサブピクセル行のサブピクセルにデータ電圧が充填されなければ、該当サブピクセルには以前フレームのデータ電圧が残留するようになる。
【0104】
図14において第1クロック信号(CK1)及び第1クロック反転信号(CKB1)が不活性化され、第2クロック信号(CK2)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック信号(CK3)、及び第3クロック反転信号(CKB3)のパルス幅(TB)は増加する。前記スキャニングが必要なゲートラインの個数が全体の3分の2となったので、第2クロック信号(CK2)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック信号(CK3)、及び第3クロック反転信号(CKB3)のパルス幅(TB)は、
図13の一般駆動時のクロック信号の幅(TA)に比べて2分の3倍に増加する。
【0105】
例えば、第2クロック信号(CK2)は第1タイミングにライジングされ、第2パルス幅(TB)を有する。第3クロック信号(CK3)は前記第1タイミングから第2パルス幅(TB)の2分の1だけ遅い第2タイミングにライジングされ、第2パルス幅(TB)を有する。第2クロック反転信号(CKB2)は、第2クロック信号(CK2)の反転信号である。第3クロック反転信号(CKB3)は、第3クロック信号(CK3)の反転信号である。
【0106】
前記ゲート信号は前記クロック信号のパルスに基づいて生成されるので、3ラインスキップ駆動において、前記クロック信号のパルス幅が増加すれば、前記ゲート信号のパルス幅も増加する。3ラインスキップ駆動において、前記ゲート信号のパルス幅が増加した分だけ、前記データ電圧の印加タイミングも調節できる。例えば、データ駆動部500は第1グループのゲートラインに対応するサブピクセル行のサブピクセルのデータ電圧は出力せず、第2グループのゲートラインに対応するサブピクセル行のサブピクセルのデータ電圧及び第3グループのゲートラインに対応するサブピクセル行のサブピクセルのデータ電圧だけを出力する。
【0107】
図15を参照すると、第(P+1)フレームにおいて第2クロック信号(CK2)及び第2クロック反転信号(CKB2)が不活性化されて、
図9の第2グループのステージST2、ST5、ST8が不活性化される。第2グループのステージST2、ST5、ST8が不活性化されるので、第2グループのゲートラインGL2、GL5、GL8に印加されるゲート信号(G2、G5、G8)は不活性化される。第2グループのゲートラインGL2、GL5、GL8に印加されるゲート信号(G2、G5、G8)が不活性化されるので、
図4の第2グループのゲートラインGL2、GL5、GL8に連結されるサブピクセル行のサブピクセルにデータ電圧が充填されない。第2グループのゲートラインGL2、GL5、GL8に連結されるサブピクセル行のサブピクセルにデータ電圧が充填されなければ、該当サブピクセルには以前フレームのデータ電圧が残留するようになる。
【0108】
図16を参照すると、第P+2フレームにおいて第3クロック信号(CK3)及び第3クロック反転信号(CKB3)が不活性化され、
図10の第3グループのステージST3、ST6、ST9が不活性化される。第3グループのステージST3、ST6、ST9が不活性化されるので、第3グループのゲートラインGL3、GL6、GL9に印加されるゲート信号(G3、G6、G9)は不活性化される。第3グループのゲートラインGL3、GL6、GL9に印加されるゲート信号(G3、G6、G9)が不活性化されるので、
図5の第3グループのゲートラインGL3、GL6、GL9に連結されるサブピクセル行のサブピクセルにデータ電圧が充填されない。第3グループのゲートラインGL3、GL6、GL9に連結されるサブピクセル行のサブピクセルにデータ電圧が充填されなければ、該当サブピクセルには以前フレームのデータ電圧が残留するようになる。
【0109】
図17を参照すると、第(P+3)フレームは第Pフレームと同一の方式により表示パネルが駆動される。即ち、本実施形態においては3フレームを周期に同一な駆動方式が繰り返される。
【0110】
タイミングコントローラ200は、映像補正部220、モード判断部240、及び信号生成部260を含む。
【0111】
映像補正部220は、入力映像データ(IMG)を受信する。映像補正部220は、現在フレームの入力映像データ(IMG[P])、及び以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])を受信する。映像補正部220は、入力映像データ(IMG)の階調を補正する。映像補正部220は、色特性補償部(図示せず)及び能動キャパシタンス補償部(図示せず)を含む。
【0112】
前記色特性補償部は、入力映像データ(IMG[P])の階調データを受信して色特性補償(Adaptive Color Correction、以下、ACCと称する)を遂行する。前記色特性補償部は、ガンマ曲線を用いて前記階調データを補償する。
【0113】
前記能動キャパシタンス補償部は、以前フレームデータ(IMG[P-1])と現在フレームデータ(IMG[P])を用いて現在フレームデータ(IMG[P])の階調データを補正する能動キャパシタンス補償(Dynamic Capacitance Compensation、以下、DCCと称する)を遂行する。
【0114】
映像補正部220は入力映像データ(IMG[P])の階調を補正し、データ駆動部500の形式に合うように入力映像データ(IMG[P])を再配置してデータ信号(DATA[P])を生成する。データ信号(DATA)は、ディジタル信号である。映像補正部220は、データ信号(DATA)をデータ駆動部500に出力する。
【0115】
モード判断部240は、入力映像データ(IMG)を受信する。モード判断部240は、現在フレームの入力映像データ(IMG[P])及び以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])を受信する。
【0116】
モード判断部240は、入力映像データ(IMG)に基づいてゲート駆動部300の駆動モード(MODE)を決定する。駆動モード(MODE)は、第1モード(一般駆動モード)及び第2モード(3ラインスキップモード)を含む。
【0117】
駆動モード(MODE)が第1モードの時、第Pフレームにおいて表示パネル100の全体ゲートラインに印加されるゲート信号を活性化し、第(P+1)フレームにおいて表示パネル100の全体ゲートラインに印加されるゲート信号を活性化し、第(P+2)フレームにおいて表示パネル100の全体ゲートラインに印加されるゲート信号を活性化する。
【0118】
駆動モード(MODE)が第2モードの時、第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化し、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する。
【0119】
モード判断部240は、以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])と現在フレームの入力映像データ(IMG[P])とを比較する。モード判断部240は、以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])と現在フレームの入力映像データ(IMG[P])との差が大きい場合、駆動モード(MODE)を第1モードに決定する。モード判断部240は、以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])と現在フレームの入力映像データ(IMG[P])との差が小さい場合、駆動モード(MODE)を第2モードに決定する。以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])と現在フレームの入力映像データ(IMG[P])との差が大きい場合には、3ラインスキップ駆動により表示パネル100に表示誤謬が視認される可能性があるので、以前フレームの入力映像データ(IMG[P-1])と現在フレームの入力映像データ(IMG[P])との差が小さい場合のみに3ラインスキップ駆動を用いる。
【0120】
これとは異なり、モード判断部240は以前フレーム及び現在フレーム内のパターンの動きの速度に基づいて駆動モード(MODE)を決定する。
【0121】
モード判断部240は、以前フレーム及び現在フレーム内のパターンの動きの速度が大きい場合、駆動モード(MODE)を第1モードに決定する。モード判断部240は、以前フレーム及び現在フレーム内のパターンの動きの速度が小さい場合、駆動モード(MODE)を第2モードに決定する。
【0122】
フレームが変わる時、パターンの動きの速度が大きい場合、3ラインスキップ駆動をすれば、スキップされるラインにおいては映像が移動しないので、それに従う表示誤謬が発生することがあるので、前記以前フレーム及び現在フレーム内のパターンの動きの速度が小さい場合のみに3ラインスキップ駆動を用いる。
【0123】
信号生成部260は、入力制御信号(CONT)及び駆動モード(MODE)を受信する。信号生成部260は、入力制御信号(CONT)及び駆動モード(MODE)に基づいてゲート駆動部300の駆動タイミングを調節するための第1制御信号(CONT1)を生成し、データ駆動部500の駆動タイミングを調節するための第2制御信号(CONT2)を生成する。
【0124】
信号生成部260は、駆動モード(MODE)が第1モードの時、
図13のような第1クロック信号(CK1)、第2クロック信号(CK2)、第3クロック信号(CK3)、第1クロック反転信号(CKB1)、第2クロック反転信号(CKB2)、及び第3クロック反転信号(CKB3)を生成する。
【0125】
信号生成部260は、駆動モード(MODE)が第2モードの時、
図14、15、及び16のような第1クロック信号(CK1)、第2クロック信号(CK2)、第3クロック信号(CK3)、第1クロック反転信号(CKB1)、第2クロック反転信号(CKB2)、及び第3クロック反転信号(CKB3)を生成する。
【0126】
信号生成部260は、入力制御信号(CONT)及び駆動モード(MODE)に基づいてガンマ基準電圧生成部400の駆動タイミングを調節するための第3制御信号(CONT3)を生成する。
【0127】
信号生成部260は、第1制御信号(CONT1)をゲート駆動部300に出力し、第2制御信号(CONT2)をデータ駆動部500に出力し、第3制御信号(CONT3)をガンマ基準電圧生成部400に出力する。
【0128】
本実施形態によれば、フレーム単位に一部ゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加させる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0129】
図19は、第Pフレームにおいて本発明の一実施形態に係る表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図20は、第(P+1)フレームにおいて
図19に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図21は、第(P+2)フレームにおいて
図19に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図22は、第(P+3)フレームにおいて
図19に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図23は、第(P+4)フレームにおいて
図19に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
【0130】
本実施形態に係る表示パネルの駆動方法及び表示装置は、ゲート駆動部が4フレームを周期に4ラインスキップ駆動されることを除外すれば、
図1乃至
図18の表示パネルの駆動方法及び表示装置と実質的に同一であるので、同一または類似の構成要素に対しては同一の参照番号を使用し、重複説明は省略する。
【0131】
図1乃至
図23を参照すると、表示パネル100はマトリックス形態に配置される複数のサブピクセルを含む。表示パネル100は、第1色の第1サブピクセル、第2色の第2サブピクセル、及び第3色の第3サブピクセルを含む。例えば、第1色は赤色(R)である。例えば、第2色は緑色(G)である。例えば、第3色は青色(B)である。
【0132】
本実施形態において、表示パネル100は行方向に沿って第1色を有するサブピクセル(R)、第2色を有するサブピクセル(G)、及び第3色を有するサブピクセル(B)が交互に配置され、列方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置される。
【0133】
本実施形態において、表示パネル100は4ラインスキップ方式により駆動される。第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+3)フレームにおいて第4グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+4)フレームには第Pフレームと同様に第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。
【0134】
例えば、第1グループのゲートラインは(4M-3)ゲートラインである。Mは、自然数である。即ち、第1グループのゲートラインは、第1ゲートラインGL1、第5ゲートラインGL5を含む。
【0135】
例えば、第2グループのゲートラインは(4M-2)ゲートラインである。即ち、第2グループのゲートラインは第2ゲートラインGL2、第6ゲートラインGL6を含む。
【0136】
例えば、第3グループのゲートラインは(4M-1)ゲートラインである。即ち、第3グループのゲートラインは、第3ゲートラインGL3、第7ゲートラインGL7を含む。
【0137】
例えば、第4グループのゲートラインは4Mゲートラインである。即ち、第4グループのゲートラインは、第4ゲートラインGL4、第8ゲートラインGL8を含む。
【0138】
第1グループのゲートラインの個数は、表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第2グループのゲートラインの個数は表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第3グループのゲートラインの個数は表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。第4グループのゲートラインの個数は、表示パネル100の全体ゲートラインの個数の半分より小さい。例えば、第1グループのゲートラインの個数は、第2グループのゲートラインの個数と等しい。例えば、第1グループのゲートラインの個数は第3グループのゲートラインの個数と等しい。例えば、第1グループのゲートラインの個数は第4グループのゲートラインの個数と等しい。
【0139】
本実施形態において、第1グループのゲートラインの個数は表示パネル100の全体ゲートラインの個数の4分の1である。
【0140】
本実施形態は、クロック信号を用いて4ラインスキップ駆動する。
図8乃至
図11、
図14乃至
図17を参照して説明したように、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される時、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が出力されるゲート駆動部の第1グループのステージが不活性化され、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成するクロック信号が不活性化される。
【0141】
図14を参照して説明したように、第1クロック信号(CK1)及び第1クロック反転信号(CKB1)が不活性化されれば、第2クロック信号(CK2)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック信号(CK3)、第3クロック反転信号(CKB3)、第4クロック信号、及び第4クロック反転信号のパルス幅は、
図13の一般駆動時のパルス幅(TA)に比べて増加できる。前記スキャニングが必要なゲートラインの個数が全体の4分の3となったので、第2クロック信号(CK2)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック信号(CK3)、第3クロック反転信号(CKB3)、第4クロック信号、及び第4クロック反転信号のパルス幅は、
図13の一般駆動時のクロック信号の幅(TA)に比べて3分の4倍に増加できる。
【0142】
本実施形態によれば、フレーム単位に一部ゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加させる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0143】
図24は、第Pフレームにおいて本発明の一実施形態に係る表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図25は、第(P+1)フレームにおいて
図24に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図26は、第(P+2)フレームにおいて
図24に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図27は、第(P+3)フレームにおいて
図24に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
図28は、第(P+4)フレームにおいて
図24に示した表示パネル100が駆動される方法を示す概念図である。
【0144】
本実施形態に係る表示パネルの駆動方法及び表示装置は、ゲート駆動部が4フレームを周期に順次に4ラインスキップ駆動されず、ランダムに4ラインスキップ駆動されることを除外すれば、
図19乃至
図23の表示パネルの駆動方法及び表示装置と実質的に同一であるので、同一または類似の構成要素に対しては同一の参照番号を使用し、重複説明は省略する。
【0145】
図19乃至
図28を参照すると、表示パネル100はマトリックス形態に配置される複数のサブピクセルを含む。表示パネル100は、第1色の第1サブピクセル、第2色の第2サブピクセル、及び第3色の第3サブピクセルを含む。例えば、第1色は赤色(R)である。例えば、第2色は緑色(G)である。例えば、第3色は青色(B)である。
【0146】
本実施形態において、表示パネル100は行方向に沿って第1色を有するサブピクセル(R)、第2色を有するサブピクセル(G)、及び第3色を有するサブピクセル(B)が交互に配置され、列方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置される。
【0147】
本実施形態において、表示パネル100は4ラインスキップ方式により駆動される。第Pフレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+1)フレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+2)フレームにおいて第4グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+3)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+4)フレームには第Pフレームと同様に第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。
【0148】
例えば、第1グループのゲートラインは(4M-3)ゲートラインである。Mは、自然数である。即ち、第1グループのゲートラインは、第1ゲートラインGL1、第5ゲートラインGL5を含む。
【0149】
例えば、第2グループのゲートラインは(4M-2)ゲートラインである。即ち、第2グループのゲートラインは第2ゲートラインGL2、第6ゲートラインGL6を含む。
【0150】
例えば、第3グループのゲートラインは(4M-1)ゲートラインである。即ち、第3グループのゲートラインは第3ゲートラインGL3、第7ゲートラインGL7を含む。
【0151】
例えば、第4グループのゲートラインは4Mゲートラインである。即ち、第4グループのゲートラインは第4ゲートラインGL4、第8ゲートラインGL8を含む。
【0152】
本実施形態においては、第1グループから第4グループのゲートラインが順次に不活性化されず、ランダムに不活性化される。したがって、第1グループから第4グループのゲートラインが順次に不活性化される場合に視認される可能性がある表示誤謬を防止する。
【0153】
本実施形態によれば、フレーム単位に一部のゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加させる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0154】
図29は、本発明の一実施形態に係るオーバードライビングをしない時、表示パネル100のサブピクセルに印加されるゲート信号及びデータ電圧を示すタイミング図である。
図30は、本発明の一実施形態に係るオーバードライビングをする時、表示パネル100のサブピクセルに印加されるゲート信号及びデータ電圧を示すタイミング図である。
【0155】
本実施形態に係る表示パネルの駆動方法及び表示装置は、ゲート信号がスキップされる以前フレームにおいてデータ電圧をオーバードライブすることを除外すれば、
図1乃至
図18の表示パネルの駆動方法及び表示装置と実質的に同一であるので、同一または類似の構成要素に対しては同一の参照番号を使用し、重複説明は省略する。
【0156】
図29は、第(P+1)フレームにおいてゲート信号がスキップされる第1サブピクセルを図示する。
図29においては、第Pフレームにおいてゲート信号(G[P])に応答してターゲット階調(GT)に相当するデータ電圧(D[N])が第1サブピクセルに印加される。第1サブピクセルに格納されたデータ電圧(D[N])は時間が経るにつれて徐々に放電される。
図29においては、第(P+1)フレームにおいて第1サブピクセルにゲート信号(G[P+1])がスキップされるので、第(P+1)フレームにおいては第1サブピクセルにデータ電圧(D[N+1])が印加されない。第(P+2)フレームになれば、第1サブピクセルのデータ電圧はさらに放電され、第Pフレームから第(P+2)フレームの直前までターゲット階調(GT)を基準に放電されたデータ電圧はGD1に相当する。したがって、第(P+2)フレームの開始時点で第1サブピクセルは所望の階調よりGD1だけ低い階調を表示するようになる。
【0157】
図30は、第(P+1)フレームにおいてゲート信号がスキップされる第1サブピクセルを図示する。
図30においては、第Pフレームにおいてゲート信号(G[P])に応答してターゲット階調(GT)より大きいオーバードライビング階調(GO)に相当するデータ電圧(D[N])が第1サブピクセルに印加される。第1サブピクセルに格納されたデータ電圧(D[N])は時間が経るにつれて徐々に放電される。
図30においては、第(P+1)フレームにおいて第1サブピクセルにゲート信号(G[P+1])がスキップされるので、第(P+1)フレームにおいては第1サブピクセルにデータ電圧(D[N+1])が印加されない。第(P+2)フレームになれば、第1サブピクセルのデータ電圧はさらに放電され、第Pフレームから第(P+2)フレームの直前までターゲット階調(GT)を基準に放電されたデータ電圧はGD2に相当する。したがって、第(P+2)フレームの開始時点において第1サブピクセルは所望の階調よりGD2だけ低い階調を表示するようになる。
【0158】
図30のデータ電圧とターゲット階調電圧との差(GD2)は、
図29のデータ電圧とターゲット階調電圧との差(GD1)より小さい。このように、ゲートラインスキップ駆動を行う場合、前記ゲートラインがスキップされる以前フレームにおいて前記ゲートラインに連結されるサブピクセルにターゲット階調(GT)より大きいオーバードライビング階調(GO)を印加してデータ電圧の放電によって表示品質が減少する問題を防止する。
【0159】
例えば、第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する場合、第(P-1)フレームにおいて第1グループのゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルにターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加する。
【0160】
例えば、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する場合、第Pフレームにおいて第2グループのゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルにターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加する。
【0161】
例えば、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化する場合、第(P+1)フレームにおいて第1グループのゲートラインに連結されるサブピクセル行の各サブピクセルにターゲット階調より大きいオーバードライビング階調を有するデータ電圧を印加する。
【0162】
本実施形態のゲートラインスキップ駆動において、ゲートラインがスキップされる直前フレームにオーバードライビング階調のデータ電圧を印加する方式は、
図3乃至
図6において説明した3ライン順次スキップ駆動、
図19乃至
図23において説明した4ライン順次スキップ駆動、及び
図24乃至
図28において説明した4ラインランダムスキップ駆動に全て適用できる。
【0163】
本実施形態によれば、フレーム単位に一部ゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加させる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0164】
また、ゲートラインがスキップされる以前フレームにおいてゲートラインに連結されるサブピクセルにターゲット階調(GT)より大きいオーバードライビング階調(GO)を印加してデータ電圧の放電によって表示品質が減少する問題を防止する。
【0165】
図31は、本発明の一実施形態に係る表示パネル100Aを示す概念図である。
図32は、第Pフレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図33は、第(P+1)フレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図34は、第(P+2)フレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図35は、第(P+3)フレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図36は、第(P+4)フレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図37は、第(P+5)フレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図38は、第(P+6)フレームにおいて
図31に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
【0166】
本実施形態に係る表示パネルの駆動方法及び表示装置は、表示パネルの構造及びゲート駆動部が6フレームを周期に6ラインスキップ駆動されることを除外すれば、
図1乃至
図18の表示パネルの駆動方法及び表示装置と実質的に同一であるので、同一または類似の構成要素に対しては同一の参照番号を使用し、重複説明は省略する。
【0167】
図1乃至
図38を参照すると、表示パネル100Aはマトリックス形態に配置される複数のサブピクセルを含む。表示パネル100Aは、第1色の第1サブピクセル、第2色の第2サブピクセル、及び第3色の第3サブピクセルを含む。例えば、第1色は赤色(R)である。例えば、第2色は緑色(G)である。例えば、第3色は青色(B)である。
【0168】
本実施形態において、表示パネル100Aは行方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置され、列方向に沿って第1色を有するサブピクセル(R)、第2色を有するサブピクセル(G)、及び第3色を有するサブピクセル(B)が交互に配置される。
【0169】
本実施形態において、表示パネル100Aは6ラインスキップ方式により駆動される。第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+3)フレームにおいて第4グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+4)フレームにおいて第5グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+5)フレームにおいて第6グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+6)フレームには第Pフレームと同様に、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。
【0170】
例えば、第1グループのゲートラインは(6M-5)ゲートラインである。Mは、自然数である。即ち、第1グループのゲートラインは第1ゲートラインGL1、第7ゲートラインGL7を含む。
【0171】
例えば、第2グループのゲートラインは(6M-4)ゲートラインである。即ち、第2グループのゲートラインは第2ゲートラインGL2、第8ゲートラインGL8を含む。
【0172】
例えば、第3グループのゲートラインは(6M-3)ゲートラインである。即ち、第3グループのゲートラインは第3ゲートラインGL2、第9ゲートラインGL9を含む。
【0173】
例えば、第4グループのゲートラインは(6M-2)ゲートラインである。即ち、第4グループのゲートラインは第4ゲートラインGL4、第10ゲートラインGL10を含む。
【0174】
例えば、第5グループのゲートラインは(6M-1)ゲートラインである。即ち、第5グループのゲートラインは第5ゲートラインGL5、第11ゲートラインGL11を含む。
【0175】
例えば、第6グループのゲートラインは6Mゲートラインである。即ち、第6グループのゲートラインは第6ゲートラインGL6、第12ゲートラインGL12を含む。
【0176】
第1グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第2グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第3グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。第4グループのゲートラインの個数は、表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。第5グループのゲートラインの個数は、表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。第6グループのゲートラインの個数は、表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。
【0177】
例えば、第1グループ乃至第6グループのゲートラインの個数は全て等しい。
【0178】
本実施形態において、第1グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の6分の1である。
【0179】
本実施形態は、クロック信号を用いて6ラインスキップ駆動される。
図8乃至
図11、
図14乃至
図17を参照して説明したように、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される時、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が出力されるゲート駆動部の第1グループのステージが不活性化され、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号を生成するクロック信号が不活性化される。
【0180】
図14を参照して説明したように、第1クロック信号(CK1)及び第1クロック反転信号(CKB1)が不活性化されれば、第2クロック信号(CK2)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック信号(CK3)、第3クロック反転信号(CKB3)、第4クロック信号、第4クロック反転信号、第5クロック信号、第5クロック反転信号、第6クロック信号、第6クロック反転信号のパルス幅は、
図13の一般駆動時のパルス幅(TA)に比べて増加する。前記スキャニングを必要とするゲートラインの個数が全体の6分の5になったので、第2クロック信号(CK2)、第2クロック反転信号(CKB2)、第3クロック信号(CK3)、第3クロック反転信号(CKB3)、第4クロック信号、第4クロック反転信号、第5クロック信号、第5クロック反転信号、第6クロック信号、及び第6クロック反転信号のパルス幅は、
図13の一般駆動時のクロック信号の幅(TA)に比べて5分の6倍に増加する。
【0181】
本表示パネルにおいて、第Pフレームにおいて不活性化されるサブピクセルは全て赤色ピクセルであり、第(P+1)フレームにおいて不活性化されるサブピクセルは全て緑色ピクセルであり、第(P+2)フレームにおいて不活性化されるサブピクセルは全て青色ピクセルであるので、色落ち表示誤謬が視認される可能性がある。
【0182】
図29及び
図30を参照して説明したゲートラインスキップ駆動において、ゲートラインがスキップされる直前フレームにオーバードライビング階調のデータ電圧を印加する方式は、本実施形態の6ラインスキップ駆動に適用できる。したがって、色落ち表示誤謬を防止できる。
【0183】
本実施形態によれば、フレーム単位に一部ゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加させる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0184】
また、ゲートラインがスキップされる以前フレームにおいて、ゲートラインに連結されるサブピクセルにターゲット階調(GT)より大きいオーバードライビング階調(GO)を印加してデータ電圧の放電により表示品質が減少する問題を防止できる。
【0185】
図39は、第Pフレームにおいて本発明の一実施形態に係る表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図40は、第(P+1)フレームにおいて
図39に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図41は、第(P+2)フレームにおいて
図39に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
図42は、第(P+3)フレームにおいて
図39に示した表示パネル100Aが駆動される方法を示す概念図である。
【0186】
本実施形態に係る表示パネルの駆動方法及び表示装置は、表示パネルの構造及びゲート駆動部が3フレームを周期に2ラインずつ束でスキップ駆動されることを除外すれば、
図31乃至
図38の表示パネルの駆動方法及び表示装置と実質的に同一であるので、同一または類似の構成要素に対しては同一の参照番号を使用し、重複説明は省略する。
【0187】
図1乃至
図42を参照すると、表示パネル100Aはマトリックス形態に配置される複数のサブピクセルを含む。表示パネル100Aは、第1色の第1サブピクセル、第2色の第2サブピクセル、及び第3色の第3サブピクセルを含む。例えば、第1色は赤色(R)である。例えば、第2色は緑色(G)である。例えば、第3色は青色(B)である。
【0188】
本実施形態において、表示パネル100Aは行方向に沿って同一の色のサブピクセルが配置され、列方向に沿って第1色を有するサブピクセル(R)、第2色を有するサブピクセル(G)、及び第3色を有するサブピクセル(B)が交互に配置される。
【0189】
本実施形態において、表示パネル100Aは2ラインが対を成す6ラインスキップ方式により駆動される。第Pフレームにおいて第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+1)フレームにおいて第2グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化され、第(P+2)フレームにおいて第3グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。第(P+3)フレームには第Pフレームと同様に、第1グループのゲートラインに印加されるゲート信号が不活性化される。
【0190】
本実施形態において、第1グループのゲートラインは(6M-5)のサブピクセル行に連結されるゲートライン、及び(6M-4)サブピクセル行に連結されるゲートラインを含む。即ち、第1グループのゲートラインは、第1ゲートラインGL1、第2ゲートラインGL2、第7ゲートラインGL7、第8ゲートラインGL8を含む。
【0191】
例えば、第2グループのゲートラインは、(6M-3)のサブピクセル行に連結されるゲートライン及び(6M-2)サブピクセル行に連結されるゲートラインを含む。即ち、第2グループのゲートラインは、第3ゲートラインGL3、第4ゲートラインGL4、第9ゲートラインGL9、第10ゲートラインGL10を含む。
【0192】
例えば、第3グループのゲートラインは、(6M-1)のサブピクセル行に連結されるゲートライン及び6Mサブピクセル行に連結されるゲートラインを含む。即ち、第3グループのゲートラインは、第5ゲートラインGL5、第6ゲートラインGL6、第11ゲートラインGL11、第12ゲートラインGL12を含む。
【0193】
第1グループのゲートラインの個数は、表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第2グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。同様に、第3グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の半分より小さい。
【0194】
例えば、第1グループ乃至第3グループのゲートラインの個数は全て等しい。
【0195】
本実施形態において、第1グループのゲートラインの個数は表示パネル100Aの全体ゲートラインの個数の3分の1である。
【0196】
本表示パネルにおいて、第Pフレームにおいて不活性化されるサブピクセルは全て赤色、緑色ピクセルであり、第(P+1)フレームにおいて不活性化されるサブピクセルは全て青色、赤色ピクセルであり、第(P+2)フレームにおいて不活性化されるサブピクセルは全て緑色、青色ピクセルであるので、色落ち表示誤謬が視認される可能性がある。
【0197】
図29及び
図30を参照して説明したゲートラインスキップ駆動において、ゲートラインがスキップされる直前フレームにオーバードライビング階調のデータ電圧を印加する方式は、本実施形態の2ライン束スキップ駆動に適用できる。したがって、色落ち表示誤謬を防止できる。
【0198】
本実施形態によれば、フレーム単位に一部ゲートラインに印加されるゲート信号を不活性化して1水平周期の間データ充填時間を増加させる。これによって、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0199】
また、ゲートラインがスキップされる以前フレームにおいて、ゲートラインに連結されるサブピクセルにターゲット階調(GT)より大きいオーバードライビング階調(GO)を印加してデータ電圧の放電により表示品質が減少する問題を防止できる。
【産業上の利用可能性】
【0200】
以上において説明した本発明による表示パネルの駆動方法及び表示装置によれば、サブピクセルに印加されるデータ電圧の充填率を向上させて表示品質を向上させる。
【0201】
以上、実施形態を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は以下の特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱せずに、その範囲内において本発明を多様に修正及び変更可能であることを理解できる。
【符号の説明】
【0202】
100、100A 表示パネル
200 タイミングコントローラ
220 映像補正部
240 モード判断部
260 信号生成部
300 ゲート駆動部
310 プルアップ制御部
320 充填部
330 プルアップ部
340 キャリー部
350 インバーティング部
361 第1プルダウン部
362 第2プルダウン部
370 キャリー安定部
381 第1ホールディング部
382 第2ホールディング部
383 第3ホールディング部
400 ガンマ基準電圧生成部
500 データ駆動部