(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-11
(45)【発行日】2022-07-20
(54)【発明の名称】冷蔵庫
(51)【国際特許分類】
F25D 23/00 20060101AFI20220712BHJP
F25D 11/00 20060101ALI20220712BHJP
F25D 23/02 20060101ALI20220712BHJP
F25D 23/04 20060101ALI20220712BHJP
G03B 15/00 20210101ALI20220712BHJP
G03B 17/56 20210101ALI20220712BHJP
【FI】
F25D23/00 301K
F25D23/00 307
F25D11/00 101A
F25D23/02 304D
F25D23/02 306D
F25D23/04 E
G03B15/00 U
G03B17/56 A
(21)【出願番号】P 2020034855
(22)【出願日】2020-03-02
(62)【分割の表示】P 2018214589の分割
【原出願日】2014-07-23
【審査請求日】2020-03-02
【審判番号】
【審判請求日】2021-09-15
(73)【特許権者】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000567
【氏名又は名称】弁理士法人サトー
(72)【発明者】
【氏名】阪上 亮輔
【合議体】
【審判長】平城 俊雅
【審判官】松下 聡
【審判官】林 茂樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-14401(JP,A)
【文献】特開2006-84132(JP,A)
【文献】特開2003-4366(JP,A)
【文献】特開2001-317858(JP,A)
【文献】特開平8-49958(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F25D23/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前面開口部を有する貯蔵室と、
前記前面開口部の左右端にヒンジ部により回動可能に支持され、前記前面開口部を開閉する観音開き式に構成された第1及び第2の扉と、
前記第1の扉の内側に前記第1の扉に対して
左右方向及び上下方向の両方向に回動可能に設けられたカメラと、
前記第2の扉の内側に設けられたドアポケットと、を備え、
前記第2の扉の内側にはカメラが設けられておらず、
前記カメラは、前記ドアポケットを撮影することができる、
冷蔵庫。
【請求項2】
前記カメラは、前記カメラの光軸が、前記第1の扉の左右方向に対して傾斜して設けられている請求項1記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記カメラは、前記カメラの撮影面が、前記第1の扉の前記ヒンジ部側に向けられている請求項1又は2に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記カメラは、前記第1の扉が開放された状態で前記第2の扉が開放される時に前記第2の扉の内側に設けられたドアポケットを撮影することができ、前記第1の扉の閉状態で、前記貯蔵室内部が撮影範囲に入るように設けられる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記カメラは、前記第1の扉の前記ヒンジ部とは反対方向である
反ヒンジ部側に設けられている、請求項1から4のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
前記カメラは、前記一方の扉を90度以上開放した状態で、前記第1の扉が、前記第2の扉に設けられる前記ドアポケットが撮影範囲に入る所定の角度開放されている間に撮影する、請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【請求項7】
前記第1の扉の左右方向の幅寸法は、前記第2の扉の左右方向の幅寸法よりも大きく設定されている、請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、冷蔵庫に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫において、貯蔵室を開閉する扉の内側にカメラを取り付け、このカメラにより貯蔵室内の様子を撮影するものが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、扉に取り付けたカメラでは貯蔵室内の奥の隅部や手前の隅部をうまく撮影することが難しいという課題がある。
そこで、カメラを扉に取り付けながらも、貯蔵室内の隅部及びドアポケット内を良好に撮影することが可能な冷蔵庫を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態の冷蔵庫は、前面開口部を有する貯蔵室と、前記前面開口部の左右端にヒンジ部により回動可能に支持され、前記前面開口部を開閉する観音開き式に構成された第1及び第2の扉と、前記第1の扉の内側に前記第1の扉に対して左右方向及び上下方向の両方向に回動可能に設けられたカメラと、前記第2の扉の内側に設けられたドアポケットと、を備える。前記第2の扉の内側にはカメラが設けられておらず、前記カメラは、前記ドアポケットを撮影することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】第1実施形態における冷蔵庫の概略的な平面図
【
図2】カメラの取付機構部分を概略的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のXb-Xb線に沿う断面図
【
図3】扉の開放途中でカメラの撮影面が貯蔵室に正面から対向する状態を示す概略的な平面図
【
図4】扉を90度開放させた状態での概略的な平面図
【
図5】冷蔵庫用の画像取得システムの概略構成を示す模式図
【
図6】第2実施形態における冷蔵庫の概略的な平面図
【
図8】第3実施形態における冷蔵庫の概略的な平面図
【
図9】第4実施形態における冷蔵庫の概略的な側面図
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、複数の実施形態による冷蔵庫を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態において実質的に同一の構成部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について
図1から
図5を参照して説明する。まず、
図5において、家庭用の冷蔵庫1は、断熱キャビネット2内に、上から順に貯蔵室としての冷蔵室3、野菜室4および冷凍室5を備えている。冷蔵室3、野菜室4および冷凍室5には、それらの前面開口部を開閉する扉3a,4a,5aが設けられている。このうち、冷蔵室3の扉3aは、
図1に示すように、正面から見て右側のヒンジ部6を支点に前後方向へ回動可能に設けられている。冷蔵室3内には、図示はしないが貯蔵物が収容される。野菜室4の扉4aおよび冷凍室5の扉5aは、それぞれ引出し式の扉であり、前後方向へスライド可能に設けられている。これら扉4aおよび5aの背面側には、図示はしないが貯蔵物を収容する容器が設けられている。
【0008】
さて、
図1に示すように、冷蔵庫1における冷蔵室3の扉3aの内側には、冷蔵室3内の様子を撮影するカメラ7が設けられている。カメラ7は、扉3aの内側においてヒンジ部6側とは反対側となる反ヒンジ部6側(自由端部側)に位置させて、取付機構8を介して取り付けられている。取付機構8は、
図2に示すように、扉3a側に固定状態に設けられた取付片9と、この取付片9に上方に向けて突設され外周部に雄ねじ部10aを有する取付軸10と、カメラ7の基端部に設けられ取付軸10が相対的に回動可能に挿通された取付孔11と、取付軸10の先端部における雄ねじ部10aに螺合された雌ねじ部12aを有する蝶ナット12により構成されている。したがって、カメラ7は、取付機構8の取付軸10を中心に左右方向(水平方向)に回動可能に取り付けられていて、蝶ナット12を締め付けることにより、任意の回動位置に固定することができる。
【0009】
ここで、カメラ7は、当該カメラ7の光軸Lが扉3aの内面3bに対して水平方向に傾斜した状態で取り付けられていて、当該カメラ7の撮影面7aがヒンジ部6側に向けられている。この場合、扉3aの内面3bと光軸Lのなす傾斜角度αは、例えば約30度に設定されているが、前記取付機構8により、その傾斜角度αを調整することが可能となっている。この場合、カメラ7は、扉3aの閉鎖状態で当該カメラ7の光軸Lが冷蔵室3の後部内面に対して左右方向のうちの右方向に傾斜している、ということもできる。
【0010】
図5には、カメラ7により撮影した画像を取得する冷蔵庫1用の庫内画像取得システム15の概略構成を示す模式図が示されている。この画像取得システム15は、撮影対象となる冷蔵庫1と、撮影するカメラ7と、冷蔵庫1に設けられた通信アダプタ16と、この通信アダプタ16との間で近距離通信などの無線通信を行うアクセスポイント17と、外部ネットワーク18と、携帯端末19と、サーバ20などにより構成されている。冷蔵庫1、カメラ7、携帯端末19、サーバ20は、アクセスポイント17および外部ネットワーク18を介して互いに通信可能に接続されている。
【0011】
外部ネットワーク18としては、いわゆるインターネットを想定している。携帯端末19は、いわゆるスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレットPCなどを想定しており、住宅内あるいは住宅外から冷蔵庫1やサーバ20との間で通信可能となっている。サーバ20は、周知のコンピューターシステムにより構成されており、画像情報を記憶する記憶部を備えている。カメラ7は、例えば冷蔵庫1の制御手段によって制御される。この場合、カメラ7で撮影した画像がサーバ20の記憶部に記憶され、携帯端末19で、サーバ20の記憶部に記憶された画像を見ることが可能となる。
【0012】
上記構成において、カメラ7で庫内を撮影する場合について説明する。
図1には、冷蔵庫1における冷蔵室3の扉3aが閉鎖された状態が二点鎖線で示され、その扉3aが所定角度開放されると、図示しない扉スイッチでこれを検出することに基づき冷蔵室3内の庫内灯(図示せず)が点灯されるとともに、所定の開放角度ごと、あるいは所定時間ごとにカメラ7で冷蔵室3内を自動的に撮影する。
図1において、扉3aの開放角度βが約40度の状態のときが実線で示されている。このとき、カメラ7は、扉3aの内面3bに対して傾斜していて、撮影面7aがヒンジ部6側に向けられているので、冷蔵室3内の右奥の隅部や右手前の隅部もカメラ7の撮影範囲に入るようになる。
【0013】
また、
図3に示すように、扉3aの開放角度βが約55度になると、カメラ7の光軸Lが冷蔵室3の前面に対して直交するようになり、この状態ではカメラ7の撮影面7aが、冷蔵室3に正面から対向する状態となる。この状態では、カメラ7が冷蔵室3の正面前方のほぼ中央部に位置するようになり、カメラ7が冷蔵室3から前方に離れて当該冷蔵室3を前方から全体を見渡すように位置するようになり、冷蔵室3内の左右方向の中央部を中心として左右の奥の隅部もカメラ7の撮影範囲に入るようになる。
【0014】
そして、
図4に示すように、扉3aの開放角度βが90度になった状態では、カメラ7が冷蔵室3の右前方に位置して左向き傾斜するようになり、冷蔵室3内の左右の隅部も中央部もカメラ7の撮影範囲に入るようになる。このとき、カメラ7の撮影範囲に冷蔵室3の外側を含まないように撮影することが好ましい。扉3aの開放角度βが90度を超えると、カメラ7の撮影範囲に冷蔵室3の外側の様子が入ってくるので、開放角度βが90度を超えた場合には撮影しないことが好ましい。
【0015】
上記した実施形態では、扉3aが開放される際にカメラ7により複数回撮影する場合を例示したが、扉3aが閉鎖される際に複数回撮影するようにしてもよい。
カメラ7にて撮影した画像は、サーバ20に記憶される。ユーザは、住宅外あるいは住宅内で携帯端末19を操作することに基づき、サーバ20に記憶されている画像を見ることができる。
【0016】
上記した実施形態においては、次のような作用効果を得ることができる。
冷蔵室3の扉3aに冷蔵室3内を撮影するカメラ7を備えていて、このカメラ7は、当該カメラ7の光軸Lが扉3aの内面3bに対して傾斜した状態で取り付けられている。この構成によれば、カメラ7を扉3aに取り付けながらも、そのカメラ7により冷蔵室3内の隅部を良好に撮影することが可能となる。
【0017】
カメラ7は、扉3aが開放された状態で撮影する。この構成によれば、カメラ7により、冷蔵室3を複数の異なる角度から撮影することが可能になり、冷蔵室3の中央部は勿論、左右や前後の隅部まで良好に撮影することが可能になる。
【0018】
カメラ7は、左右方向に傾斜している。これによれば、冷蔵室3の左右の隅部を良好に撮影することが可能となる。
カメラ7は、取付機構8を介して傾斜角度αの調整が可能である。これによれば、例えば扉3aの開閉時の衝撃で傾斜角度αが変化しても、元の状態に戻すことが可能である。また、カメラ7で撮影した画像を見て、カメラ7の傾斜角度αを調整することも可能である。
【0019】
カメラ7は、これの撮影面7aが扉3aのヒンジ部6側に向けられている。これによれば、扉3aの開放時にカメラ7で撮影する場合、冷蔵庫1の周囲の光を利用して撮影することが可能となる。
【0020】
カメラ7は、扉3aにあってヒンジ部6側とは反対の反ヒンジ部6側に位置している。これによれば、扉3aを開放させて撮影する場合に、カメラ7は冷蔵室3から遠く離れた位置から冷蔵室3内全体を見渡すように撮影することが可能になる。
【0021】
カメラ7は、扉3aが90度開放した位置で、冷蔵室3内の隅部および中央部も撮影範囲に入る構成となっているので、冷蔵室3内を隅部まで良好に撮影することが可能となる。また、このとき、カメラ7の撮影範囲に冷蔵室3の外側を含まないようにすることで、必要な部分のみを撮影することが可能となり、必要のない部分が撮影されることを防止できる。
【0022】
カメラ7は、扉3aの開放途中で当該カメラ7の撮影面7aが冷蔵室3に正面から対向するようになる。これによれば、冷蔵室3の前方正面から冷蔵室3を撮影することが可能となる。
【0023】
なお、上記実施形態において、扉3aを閉鎖した状態でカメラ7により撮影しても構わない。また、扉3aの開放角度βが90度を超えた状態でカメラ7により撮影しても構わない。
【0024】
(第2実施形態)
第2実施形態について
図6および
図7を参照して説明する。この場合、冷蔵室3の扉は、右側の第1の扉22と、左側の第2の扉23の2枚の扉により構成されていて、いわゆる観音開き式の構成となっている。この場合、右側の第1の扉22の左右方向の幅寸法が、左側の第2の扉23の左右方向の幅寸法より大きく設定されている。第1の扉22は、右側の端部がヒンジ部6により回動可能に支持され、第2の扉23は、左側の端部がヒンジ部6により回動可能に支持されている。
【0025】
そして、右側の第1の扉22の内側には、第1実施形態と同様に、カメラ7が取付機構8を介して取り付けられている。この場合も、カメラ7は、当該カメラ7の光軸Lが第1の扉22の内面22bに対して傾斜した状態(傾斜角度α参照)で取り付けられていて、当該カメラ7の撮影面7aがヒンジ部6側に向けられている。第2の扉23の内側にはドアポケット24が設けられていて、そのドアポケット24にも貯蔵物が収容される。
【0026】
上記構成において、例えば第1の扉22が、
図7に示すように90度以上開放された状態で(開放角度β>90度)、第2の扉23が開放される時に、カメラ7により撮影する。これにより、カメラ7にて第2の扉23のドアポケット24の様子を撮影することができる。この場合、カメラ7が第1の扉22の内面22bに対して傾斜して取り付けられているから、第1の扉22を
図7の実線で示す位置に位置させた状態では、第2の扉23のドアポケット24の様子を、例えば
図7の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置までの所定の範囲Aで撮影することが可能となる。
【0027】
(第3実施形態)
第3実施形態について
図8を参照して説明する。カメラ7は、扉3aの内側において左右方向の中央部寄りに位置させて、取付機構8を介して取り付けられている。カメラ7は、当該カメラ7の光軸Lが扉3aの内面3bに対して傾斜した状態で、当該カメラ7の撮影面7aがヒンジ部6側とは反対の反ヒンジ部6側(自由端部側)に向けられている。この場合、扉3aの内面3bと光軸Lのなす傾斜角度αは、例えば約35度に設定されているが、前記取付機構8により、その傾斜角度αを調整することが可能となっている。
【0028】
上記構成において、扉3aを開放する際にカメラ7で撮影すると、カメラ7の撮影面7aは、扉3aを開ける人に向けられるようになるので、カメラ7により扉3aを開ける人を撮影することが可能になる。これによれば、住宅外から携帯端末19で、その扉3aを開ける人を撮影した画像を見ることで、住人の安否を確認することが可能になる。
【0029】
(第4実施形態)
第4実施形態について
図9を参照して説明する。カメラ7は、野菜室4の扉4aの内側において上下方向の中央部より上部寄りに位置させて、取付機構8を介して上下方向に回動可能に取り付けられている。カメラ7は、当該カメラ7の光軸Lが扉4aの内面4bに対して下側に傾斜した状態で(傾斜角度α参照)、当該カメラ7の撮影面7aが斜め下向きに向けられている。この場合、カメラ7は、取付機構8を介して上下方向の傾斜角度αの調整が可能となっている。
【0030】
このような実施形態においては、カメラ7により、上面が開口した容器30内の様子を上から見下ろすように撮影することができるので、特に奥の下部の隅部も良好に撮影することが可能となる。
【0031】
(その他の実施形態)
カメラ7の取付機構としては、左右方向および上下方向の両方向の角度調整が可能な構成とすることもできる。
カメラ7は、冷凍室5の扉5aにも取り付けるようにしてもよい。
【0032】
以上説明したように、本実施形態の冷蔵庫によれば、貯蔵室の扉に貯蔵室内を撮影するカメラを備えていて、このカメラは、当該カメラの光軸が扉の内面に対して傾斜した状態で取り付けられている構成としたので、カメラを扉に取り付けながらも、そのカメラにより貯蔵室内の隅部を良好に撮影することが可能となる。
【0033】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0034】
図面中、1は冷蔵庫、3は冷蔵室(貯蔵室)、4は野菜室(貯蔵室)、5は冷凍室(貯蔵室)、3a,4a,5aは扉、3b,4bは内面、6はヒンジ部、7はカメラ、8は取付機構、22は第1の扉、22bは内面、23は第2の扉、30は容器を示す。