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特許7104792インターネットラジオ局のインタラクティブデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-12
(45)【発行日】2022-07-21
(54)【発明の名称】インターネットラジオ局のインタラクティブデバイス
(51)【国際特許分類】
   H04B 1/16 20060101AFI20220713BHJP
   H04H 60/82 20080101ALI20220713BHJP
【FI】
H04B1/16 C
H04H60/82
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2020535656
(86)(22)【出願日】2018-05-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-07-15
(86)【国際出願番号】 CN2018087429
(87)【国際公開番号】W WO2019218333
(87)【国際公開日】2019-11-21
【審査請求日】2020-09-03
(73)【特許権者】
【識別番号】517167214
【氏名又は名称】深▲ゼン▼市云動創想科技有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】曽徳鈞
【審査官】鴨川 学
(56)【参考文献】
【文献】特表2003-502887(JP,A)
【文献】特開2018-014617(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2013/0217351(US,A1)
【文献】国際公開第2018/049687(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 1/16
H04H 60/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
インターネットラジオ局のインタラクティブデバイスであって、
コンテンツ提示ユニットとコンテンツ選択ユニットを含み、前記コンテンツ選択ユニットは、摘み、前記摘みに物理的に接続される選択モジュール、前記選択モジュールに電気的に接続される処理モジュール、前記摘みに物理的に接続される物理形態の指示モジュール、及び前記処理モジュールに電気的に接続される通信モジュールを含み、
前記摘みは、ユーザが手動で回転させる方式でラジオ局選択命令を入力するために用いられ、前記選択モジュールは、前記ラジオ局選択命令に基づいて対応する電気信号を生成するために用いられ、
前記処理モジュールは、前記通信モジュールを介してインターネットラジオ局に接続され、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、対応する前記オーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信するために用いられ、
前記コンテンツ提示ユニットは前記オーディオリソースを放送するために用いられ、
前記指示モジュールは、前記摘みの駆動下で前記ラジオ局選択命令に対応する状態変化を生じ
前記選択モジュールはロータリポテンショメータを含み、前記摘みと前記ロータリポテンショメータの回転軸は連携モジュールを介して物理的に接続され、
ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記連携モジュールを介して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させることで、前記ロータリポテンショメータが前記ラジオ局選択命令に対応する電気信号を生成し、
前記指示モジュールは、ケーブル、前記ケーブルに接続される指針、及び前記ケーブルに沿って配置されるダイヤルを含み、前記ダイヤルは複数の目盛値を含み、複数の前記目盛値は、それぞれ複数の異なる前記オーディオリソースに一対一で対応しており、前記連携モジュールは、前記ロータリポテンショメータの回転軸に接続される第1滑車を含み、前記ケーブルは前記摘みと前記第1滑車にそれぞれ巻き付けられ、
ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記ケーブルを一定の軌道だけ走行駆動することで、前記第1滑車がこれに対応して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させて対応する電気信号を生成させ、前記処理モジュールは、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、対応する前記オーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信し、前記コンテンツ提示ユニットは対応する前記オーディオリソースを放送し、前記指針は、前記ケーブルとともに前記ダイヤルに沿って移動するとともに、前記オーディオリソースに対応する前記目盛値に照準を合わせることを特徴とするインタラクティブデバイス。
【請求項2】
インターネットラジオ局のインタラクティブデバイスであって、
コンテンツ提示ユニットとコンテンツ選択ユニットを含み、前記コンテンツ選択ユニットは、摘み、前記摘みに物理的に接続される選択モジュール、前記選択モジュールに電気的に接続される処理モジュール、前記摘みに物理的に接続される物理形態の指示モジュール、及び前記処理モジュールに電気的に接続される通信モジュールを含み、
前記摘みは、ユーザが手動で回転させる方式でラジオ局選択命令を入力するために用いられ、前記選択モジュールは、前記ラジオ局選択命令に基づいて対応する電気信号を生成するために用いられ、
前記処理モジュールは、前記通信モジュールを介してインターネットラジオ局に接続され、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、対応する前記オーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信するために用いられ、
前記コンテンツ提示ユニットは前記オーディオリソースを放送するために用いられ、
前記指示モジュールは、前記摘みの駆動下で前記ラジオ局選択命令に対応する状態変化を生じ
前記選択モジュールはロータリポテンショメータを含み、前記摘みと前記ロータリポテンショメータの回転軸は連携モジュールを介して物理的に接続され、
ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記連携モジュールを介して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させることで、前記ロータリポテンショメータが前記ラジオ局選択命令に対応する電気信号を生成し、
前記指示モジュールは、ケーブル、前記ケーブルに接続される指針、及び前記ケーブルに沿って配置されるダイヤルを含み、前記ダイヤルは複数の目盛値を含み、複数の前記目盛値は、それぞれ複数の異なる前記オーディオリソースに一対一で対応しており、前記連携モジュールは、第2滑車、第1受動伝動プーリ及び第2受動伝動プーリを含み、前記第2滑車は前記ロータリポテンショメータの回転軸に接続され、前記ケーブルは、前記第2滑車、前記第1受動伝動プーリ、前記第2受動伝動プーリ及び前記摘みに巻き付けられ、
ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記ケーブルを一定の軌道だけ走行駆動することで、前記第2滑車がこれに対応して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させて対応する電気信号を生成させ、前記処理モジュールは、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、対応する前記オーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信し、前記コンテンツ提示ユニットは対応する前記オーディオリソースを放送し、前記指針は、前記ケーブルとともに前記ダイヤルに沿って移動するとともに、前記オーディオリソースに対応する前記目盛値に照準を合わせることを特徴とするインタラクティブデバイス。
【請求項3】
前記指示モジュールは、前記処理モジュールに接続される発光部材を更に含み、前記発光部材は、ダイヤルに対応して配置されるとともに、前記ダイヤルを照らすために用いられることを特徴とする請求項1又は2に記載のインターネットラジオ局のインタラクティブデバイス。
【請求項4】
更に、ハウジングと、前記ハウジング内に設けられる電子回路基板を含み、前記処理モジュールと前記通信モジュールが前記電子回路基板に集積され、前記ロータリポテンショメータが前記電子回路基板に溶接されることを特徴とする請求項に記載のインターネットラジオ局のインタラクティブデバイス。
【請求項5】
前記発光部材は前記電子回路基板に溶接されることを特徴とする請求項に記載のインターネットラジオ局のインタラクティブデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子通信の技術分野に関し、具体的には、インターネットラジオ局のインタラクティブデバイスに関する。
【背景技術】
【0002】
従来型のラジオが誕生してから現在までにすでに100年余りの歴史が経過している。従来型のラジオの使用は人類の生活に多大な影響を及ぼしてきた。特に、テレビもインターネットも存在しない時代において、ラジオは人々が情報を取得したり娯楽番組を鑑賞したりするための最適なツールであった。しかし、従来型のラジオ局は伝搬距離に限界があり、音質もそれほど良くないため(FMを除く)、地域や聴取環境の影響を強く受けてしまう。また、コンテンツも減少傾向にあることから、従来型のラジオは徐々に非主流化しつつある。一方で、各種電子技術やインターネットの急速な発展に伴い、人類はネットワーク時代に突入した。現在、ネットワーク上には数多くのインターネットラジオ局が存在しているが、これらのインターネットラジオ局は、音楽や音声放送番組をタイムリーに提供したり、音楽や放送の録音再生機能を提供したりできるため、利便性が大いに高まっている。これらのラジオ局を聴取する際には、一般的に、指示用のスクリーンやキーを備えるインターネットラジオ又はコンピュータを使用し、インターネットに接続して聴取する。しかし、こうした使用方式によるインタラクションには、従来型のラジオによるインタラクション方式のような使いやすさはなく、多くのユーザが使用体験に劣るとの反応を示している。このほか、従来のコンピュータは体積が相対的に大きく、ネットワーク回線の制約もあるため、通常は家の中でのみ聴取可能となる。或いは、ノートパソコンを使用して聴取する場合もあるが、やや面倒であることに変わりはない。且つ、コンピュータや携帯電話はそもそもラジオではないため、良好なユーザエクスペリエンスや高品質な音声処理、パワーアンプといったラジオの核心的要素が不足している。
【0003】
我々は、従来型のラジオにせよインターネットラジオにせよ、いずれも人と音声コンテンツをつなぐツールデバイスであると考えている。また、インターネットラジオは、より多くのコンテンツとより幅広い集団への適応性を備えることから、若者たちにとって音声及び情感を伴う理想的なエンターテインメントツールとなりつつある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする技術的課題は、従来技術に存在する上記の課題に対し、単純に摘みを回すという従来型のラジオと類似した簡単な方法でチャンネルを変更可能なインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを提供することである。これにより、インターネットラジオ局の聴取方式が複雑であるという現在の課題が解決されるため、従来型のラジオのチューニングに慣れたユーザが、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを使用する際に適応困難に陥るとの事態は発生し得ず、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを速やかに受け入れて自在に使用し、オーディオリソースを選択することが可能となる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明が技術的課題を解決するために採用する技術方案は以下の通りである。
【0006】
コンテンツ提示ユニットとコンテンツ選択ユニットを含むインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを提供する。前記コンテンツ選択ユニットは、摘み、前記摘みに物理的に接続される選択モジュール、前記選択モジュールに電気的に接続される処理モジュール、前記摘みに物理的に接続される物理形態の指示モジュール、及び前記処理モジュールに電気的に接続される通信モジュールを含む。前記摘みは、ユーザが手動で回転させる方式でラジオ局選択命令を入力するために用いられ、前記選択モジュールは、前記ラジオ局選択命令に基づいて対応する電気信号を生成するために用いられる。前記処理モジュールは、前記通信モジュールを介してインターネットラジオ局に接続され、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、前記対応するオーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信するために用いられる。前記コンテンツ提示ユニットは前記オーディオリソースを放送するために用いられる。前記指示モジュールは、前記摘みの駆動下で前記ラジオ局選択命令に対応する状態変化を生じる。
【0007】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記選択モジュールはロータリポテンショメータを含み、前記摘みは前記ロータリポテンショメータの回転軸に直接覆接される。ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記ロータリポテンショメータの回転軸が前記摘みとともに回転して、前記ラジオ局選択命令に対応する電気信号を生成する。
【0008】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記指示モジュールは、前記摘みを取り囲むダイヤルと、前記摘みに接続される指針を含む。ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記指針が前記摘みとともに前記ダイヤルに沿って回転する。
【0009】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記選択モジュールはロータリポテンショメータを含み、前記摘みと前記ロータリポテンショメータの回転軸が連携モジュールを介して物理的に接続される。ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記連携モジュールを介して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させることで、前記ロータリポテンショメータが前記ラジオ局選択命令に対応する電気信号を生成する。
【0010】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記指示モジュールは、ケーブル、前記ケーブルに接続される指針、及び前記ケーブルに沿って配置されるダイヤルを含む。前記ダイヤルは複数の目盛値を含み、複数の前記目盛値が、それぞれ複数の異なる前記オーディオリソースに一対一で対応している。前記連携モジュールは、前記ロータリポテンショメータの回転軸に接続される第1滑車を含み、前記ケーブルは、前記摘みと前記第1滑車にそれぞれ巻き付けられる。ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記ケーブルを一定の軌道だけ走行駆動することで、前記第1滑車がこれに対応して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させて対応する電気信号を生成させる。前記処理モジュールは、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、前記対応するオーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信する。前記コンテンツ提示ユニットは、対応する前記オーディオリソースを放送する。前記指針は、前記ケーブルとともに前記ダイヤルに沿って移動するとともに、前記オーディオリソースに対応する目盛値に照準を合わせる。
【0011】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記指示モジュールは、ケーブル、前記ケーブルに接続される指針、及び前記ケーブルに沿って配置されるダイヤルを含む。前記ダイヤルは複数の目盛値を含み、複数の前記目盛値が、それぞれ複数の異なる前記オーディオリソースに一対一で対応している。前記連携モジュールは、第2滑車、第1受動伝動プーリ及び第2受動伝動プーリを含み、前記第2滑車は前記ロータリポテンショメータの回転軸に接続される。前記ケーブルは、前記第2滑車、前記第1受動伝動プーリ、前記第2受動伝動プーリ及び前記摘みに巻き付けられる。ユーザが前記摘みを回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘みが前記ケーブルを一定の軌道だけ走行駆動することで、前記第2滑車がこれに対応して前記ロータリポテンショメータの回転軸を回転させて対応する電気信号を生成させる。前記処理モジュールは、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、前記対応するオーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信する。前記コンテンツ提示ユニットは対応する前記オーディオリソースを放送する。前記指針は、前記ケーブルとともに前記ダイヤルに沿って移動するとともに、前記オーディオリソースに対応する目盛値に照準を合わせる。
【0012】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記指示モジュールは、前記処理モジュールに接続される発光部材を更に含む。前記発光部材は、前記ダイヤルに対応して配置されるとともに、前記ダイヤルを照らすために用いられる。
【0013】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、更に、ハウジングと、前記ハウジング内に設けられる電子回路基板を含む。前記処理モジュールと前記通信モジュールは前記電子回路基板に集積され、前記ロータリポテンショメータは前記電子回路基板に溶接される。
【0014】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスにおいて、前記発光部材は前記電子回路基板に溶接される。
【発明の効果】
【0015】
本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを実施すれば、以下の有益な効果を達成可能である。前記インターネットラジオ局のインタラクティブデバイスは、コンテンツ提示ユニットとコンテンツ選択ユニットを含む。前記コンテンツ選択ユニットは、摘み、前記摘みに物理的に接続される選択モジュール、前記選択モジュールに電気的に接続される処理モジュール、前記摘みに物理的に接続される物理形態の指示モジュール、及び前記処理モジュールに電気的に接続される通信モジュールを含む。前記摘みは、ユーザが手動で回転させる方式でラジオ局選択命令を入力するために用いられ、前記選択モジュールは、前記ラジオ局選択命令に基づいて対応する電気信号を生成するために用いられる。前記処理モジュールは、前記通信モジュールを介してインターネットラジオ局に接続され、前記電気信号に基づいて前記インターネットラジオ局から対応するオーディオリソースを取得するとともに、前記対応するオーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信するために用いられる。前記コンテンツ提示ユニットは、前記オーディオリソースを放送するために用いられる。前記指示モジュールは、前記摘みの駆動下で前記ラジオ局選択命令に対応する状態変化を生じる。これにより、ユーザは、前記摘みを回転させることでオーディオリソースを選択可能となる。このようなラジオ局選択方法は従来型のラジオにおける回転チューニング方法と類似しているため、従来型のラジオのチューニングに慣れたユーザが、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを使用する際に適応困難に陥るとの事態は発生し得ず、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを速やかに受け入れて自在に使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本発明の第1実施例におけるコンテンツ選択ユニットのブロック図である。
図2図2は、本発明の第1実施例におけるコンテンツ選択ユニットの分解斜視図である。
図3図3は、本発明の第1実施例における処理モジュールの回路構造図である。
図4図4は、本発明の第1実施例における機能切替回路の回路構造図である。
図5図5は、本発明の第1実施例におけるチャンネル選択回路の回路構造図である。
図6図6は、本発明の第1実施例における指示モジュールのLEDランプと処理モジュールの回路接続図である。
図7図7は、本発明の第1実施例におけるインターネットラジオ局指示回路の回路構造図である。
図8図8は、本発明の第2実施例における摘み、連携モジュール及びロータリポテンショメータの回転軸の接続関係を示す図である。
図9図9は、本発明の第3実施例における摘み、連携モジュール及びロータリポテンショメータの回転軸の接続関係を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の技術的特徴、目的及び効果がより明確に理解されるよう、図面を参照して本発明の具体的実施形態につき詳細に説明する。なお、言うまでもなく、ここで記載する実施例は本発明の一部の実施例にすぎず、全ての実施例ではない。本発明の実施例に基づき当業者が創造的労働を要さずして取得するその他あらゆる実施例は、いずれも本発明の保護の範囲に属する。
【実施例1】
【0018】
本実施例で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスは、ハウジング、コンテンツ提示ユニット及びコンテンツ選択ユニットを含む。
【0019】
前記コンテンツ提示ユニットは、前記ハウジングに装着されて外側に露出する1又は複数のスピーカとすればよい。
【0020】
図1及び図2に示すように、前記コンテンツ選択ユニットは、摘み1、前記摘み1に物理的に接続される選択モジュール2、前記選択モジュール2に電気的に接続される処理モジュール3、前記摘み1に物理的に接続される物理形態の指示モジュール5、及び前記処理モジュール3に電気的に接続される通信モジュール4を含む。前記処理モジュール3は、前記通信モジュール4を介してインターネットラジオ局に接続される。
【0021】
前記ハウジングの内部には電子回路基板7が固定されており(図2参照)、前記処理モジュール3と前記通信モジュール4が前記電子回路基板7に集積されている。前記処理モジュール3の回路構造は図3に示す通りである。また、前記通信モジュール4にはWi-Fiチップを使用する。
【0022】
図2を参照して、前記選択モジュール2にはロータリポテンショメータ21を使用する。前記摘み1は前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211に直接覆接及び固定されており、前記摘み1を回すと、これに伴って前記回転軸211が同じ角度だけ回転する。前記ロータリポテンショメータ21は前記電子回路基板7に接続されるとともに、内部にチャンネル選択回路が設けられている。前記チャンネル選択回路の回路構造図は図5に示す通りである。前記チャンネル選択回路は、前記回転軸211の角変位を対応する電気信号を変換する。本実施例において、前記チャンネル選択回路は、機能切替回路を介して前記処理モジュール3に接続される。前記機能切替回路の回路構造図は図4に示す通りである。
【0023】
図2を参照して、前記指示モジュール5は、ダイヤル51、指針52及びLEDランプを含む。前記ダイヤル51は、前記ハウジングの外側にネジで締結されるとともに、前記指針52の内側に位置している。また、前記ダイヤル51の中央には、前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211を挿通するための貫通孔511が設けられている。且つ、前記ダイヤル51には目盛値が刻印されている。本実施例において、前記ダイヤルにはアラビア数字で表記される複数の目盛値が備わっており、複数の前記目盛値が、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「10」を含む。前記ダイヤルは、前記貫通孔511を取り囲んでいる。また、前記指針52は前記摘み1に固定されている。前記摘み1を回すと、前記指針52は前記摘み1とともに前記ダイヤルに沿って回転する。また、図6を参照して、4つの前記LEDランプは前記処理モジュール3に接続されるとともに、前記電子回路基板7上であって前記ダイヤルと一致する位置に溶接されており、前記ダイヤルを照らすために用いられる。4つの前記LEDランプは、それぞれLED1、LED2、LED3、LED4である。
【0024】
ユーザが手動で前記摘み1を一定の角度だけ回すと、前記摘み1が前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211を同じ角度だけ回転させる。これにより、前記ロータポテンショメータ21内の前記チャンネル選択回路が前記回転軸211の角変位を対応する電気信号に変換する。前記処理モジュール3は、前記通信モジュール4を介してインターネットラジオ局に予め接続しておく。前記処理モジュール3は、前記電気信号を受信すると、前記インターネットラジオ局から前記電気信号に対応するオーディオリソースを取得して、前記オーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信する。すると、前記コンテンツ提示ユニットが、前記オーディオリソースを受信して放送する。これにより、従来型のラジオの回転チューニングを模倣した方法で、所望のオーディオリソースの選択及び聴取が実現される。且つ、前記処理モジュール3は、更に前記LEDランプを点灯させるよう駆動する。点灯した前記LEDランプは前記ダイヤルを照らすことが可能なため、ユーザは前記ダイヤルをいっそう明瞭且つ容易に観察できる。
【0025】
一方、前記摘み1を一定の角度だけ回転させると、前記指示モジュール5の前記指針52もまた一定の角度だけ回転する。このとき、前記指針52が前記ダイヤルのいずれかの目盛値に照準を合わせることで、ユーザは、前記指針52が前記ダイヤル上のいずれかの目盛値に照準を合わせたときに、どのような前記オーディオリソースを聴取可能なのかを明確に知ることができる。よって、次に同じ前記オーディオリソースを聴取したくなった場合、ユーザは、前記摘み1を回して前記指針52の照準を対応する目盛値に合わせるだけでよい。例えば、前記指針52が、前記ダイヤル上の記号が「7」である目盛値に照準を合わせた場合に、前記コンテンツ提示ユニットが国際関係のオーディオリソースを放送したとする。この場合、ユーザは、次に国際関係のオーディオリソースを聴取したくなったときには、前記摘み1を回し、前記指針52の照準を前記ダイヤル上の記号が「7」である目盛値に合わせるだけでよい。
【0026】
以上述べたように、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを実施すれば、少なくとも以下の有益な効果を達成可能である。
【0027】
1.前記インターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを使用してインターネットラジオ局を聴取する場合には、前記摘み1を回すことで所望のオーディオリソースを選択及び聴取可能である。このような選択方式は従来型のラジオにおける回転チューニング方法と極似しているため、従来型のラジオのチューニングに慣れたユーザが、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを使用する際に適応困難に陥るとの事態は発生し得ず、本発明で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを速やかに受け入れて自在に使用することが可能となる。
【0028】
2.前記インターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを使用してインターネットラジオ局を聴取する場合に、いずれかのインターネットラジオ局のオーディオリソースが聴取されたときには、前記指針52が前記ダイヤル上のいずれかの目盛値に照準を合わせている。よって、これ以降、ユーザは所望のオーディオリソースを素早く選択しやすくなり、検索の手間が省かれる。
【0029】
3.前記指示モジュール5は更にLEDランプを含み、前記処理モジュール3は更に前記LEDランプを点灯させるよう駆動する。点灯した前記LEDランプは前記ダイヤルを照らすことが可能なため、ユーザは前記ダイヤルをいっそう明瞭且つ容易に観察できる。
【0030】
更に、前記電子回路には、前記処理モジュール3に電気的に接続されるインターネットラジオ局指示回路(図7参照)が集積されている。前記インターネットラジオ局指示回路はインターネットラジオ局パイロットランプLED5を含み、前記インターネットラジオ局パイロットランプLED5が前記ハウジングの外側に露出している。前記処理モジュール3が前記通信モジュール4を介して前記インターネットラジオ局への接続に成功すると、前記インターネットラジオ局パイロットランプLED5が点灯する。一方、接続過程では、前記インターネットラジオ局パイロットランプLED5が点滅する。これにより、ユーザは、前記インターネットラジオ局パイロットランプLED5を観察することで、前記インターネットラジオ局インタラクティブデバイスが前記インターネットラジオ局に接続されたか否かを迅速に判断可能となる。
【実施例2】
【0031】
本実施例で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスは、前記摘み1が連携モジュール6を介して前記選択モジュール2に物理的に接続されるとの点で実施例1とは異なる。また、前記指示モジュール5の構造においても異なっている。
【0032】
本実施例では、図8を参照して、前記連携モジュール6が、前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211に接続される第1滑車61を含む。また、前記指示モジュール5は、ケーブル53、前記ケーブル53に沿って配置されるダイヤル51、及び前記ケーブル53に接続される指針52を含む。前記ケーブル53は、前記摘み1と前記第1滑車61にそれぞれ巻き付けられる。前記ダイヤル51は、前記ハウジングの外側にネジで締結されるとともに、前記指針52の内側に位置している。本実施例において、前記ハウジングの前側には狭長の貫通孔が開設されており、前記貫通孔の位置が前記ケーブル53に対応している。前記ダイヤル51は前記ハウジングの外側に形成されている。且つ、前記ダイヤル51は前記貫通孔の上縁又は下縁に沿って配置されている。前記ダイヤルには、アラビア数字で表記される複数の目盛値が備わっており、複数の前記目盛値が、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」・・・「N」を含む。また、前記指示モジュール5は更にLEDランプを含む。前記LEDランプは前記処理モジュール3に接続されるとともに、前記電子回路基板7上であって前記ダイヤルと一致する位置に溶接されており、前記ダイヤルを照らすために用いられる。
【0033】
ユーザが前記摘み1を回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘み1が前記ケーブル53を引っ張って一定の軌道だけ走行させることで、前記ケーブル53が前記第1滑車61を回転させる。これにより、前記第1滑車61が前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211を回転させて、前記チャンネル選択回路が前記ラジオ局選択命令に対応する電気信号を生成する。前記処理モジュール3は、前記通信モジュール4を介してインターネットラジオ局に予め接続しておく。前記処理モジュール3は、前記電気信号を受信すると、前記インターネットラジオ局から前記電気信号に対応するオーディオリソースを取得して、前記オーディオリソースを前記コンテンツ提示ユニットに送信する。すると、前記コンテンツ提示ユニットが、前記オーディオリソースを受信して放送する。これにより、従来型のラジオの回転チューニングを模倣した方法で、所望のオーディオリソースの選択及び聴取が実現される。且つ、前記処理モジュール3は、更に前記LEDランプを点灯させるよう駆動する。点灯した前記LEDランプは前記ダイヤルを照らすことが可能なため、ユーザは前記ダイヤルをいっそう明瞭且つ容易に観察できる。
【0034】
一方、前記摘み1が一定の角度だけ回転する際に、前記ケーブル53は、更に前記指針52を前記ダイヤルに沿って一定の距離だけ移動させる。このとき、前記指針52が前記ダイヤルのいずれかの目盛値に照準を合わせることで、ユーザは、前記指針52が前記ダイヤル上のいずれかの目盛値に照準を合わせたときに、どのような前記オーディオリソースを聴取可能なのかを明確に知ることができる。よって、次に同じ前記オーディオリソースを聴取したくなった場合、ユーザは、前記摘み1を回して前記指針52の照準を対応する目盛値に合わせるだけでよい。例えば、前記指針52が、前記ダイヤル上の記号が「8」である目盛値に照準を合わせた場合に、前記コンテンツ提示ユニットが人文社会化学係のオーディオリソースを放送したとする。この場合、ユーザは、次に人文社会科学係のオーディオリソースを聴取したくなったときには、前記摘み1を回し、前記指針52の照準を前記ダイヤル上の記号が「8」である目盛値に合わせるだけでよい。
【0035】
言うまでもなく、本実施例で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスを実施すれば、実施例1で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスと同様の有益な効果を達成可能である。
【実施例3】
【0036】
本実施例で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスは、連携モジュール6の構造において実施例2とは異なる。
【0037】
本実施例では、図9を参照して、前記連携モジュール6が、第2滑車62、第1受動伝動プーリ63及び第2受動伝動プーリ64を含む。前記第2滑車62は前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211に接続される。また、前記ケーブル53は、前記第2滑車62、前記第1受動伝動プーリ63、前記第2受動伝動プーリ64及び前記摘み1に巻き付けられる。前記ダイヤル51は、前記ハウジングの外側にネジで締結されるとともに、前記指針52の内側に位置している。
【0038】
上記から明らかなように、ユーザが前記摘み1を回してラジオ局選択命令を入力すると、前記摘み1が前記ケーブル53を引っ張って一定の軌道だけ走行させることで、前記ケーブル53が前記第2滑車62を一定の角度だけ回転させる。前記第2滑車62が回転すると、前記ロータリポテンショメータ21の回転軸211が回転し、前記ロータリポテンショメータ21のチャンネル選択回路が対応する電気信号を生成する。且つ、前記指針52は、前記ケーブル53とともに前記ダイヤルに沿って移動する。
【0039】
説明すべき点として、前記ケーブル53は水平としてもよいし、垂直としてもよく、これに応じて、前記指針52は垂直としてもよいし、水平としてもよい。
【0040】
本実施例で提供するインターネットラジオ局のインタラクティブデバイスの実施については実施例2と同様のため、ここでは改めて詳述しない。
【0041】
上記では図面を組み合わせて本発明の実施例について記載したが、本発明は上記の具体的実施形態に限らない。上記の具体的実施形態は概略的なものにすぎず、限定を意図していない。当業者は、本発明の示唆を元に、本発明の主旨及び請求項で保護する範囲を逸脱しないことを前提に更に多くの形式を実施可能であり、これらもまた本発明の保護の範囲に属する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9