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特許7104869板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ
<図1>
  • 特許-板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ 図1
  • 特許-板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ 図2
  • 特許-板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ 図3
  • 特許-板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-13
(45)【発行日】2022-07-22
(54)【発明の名称】板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ
(51)【国際特許分類】
   A47K 11/04 20060101AFI20220714BHJP
【FI】
A47K11/04
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021094647
(22)【出願日】2021-06-04
【審査請求日】2021-06-04
(31)【優先権主張番号】P 2021086517
(32)【優先日】2021-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】391027734
【氏名又は名称】山本 増男
(72)【発明者】
【氏名】山本 増男
【審査官】中村 百合子
(56)【参考文献】
【文献】登録実用新案第3046458(JP,U)
【文献】登録実用新案第3201269(JP,U)
【文献】特開2017-012491(JP,A)
【文献】特開2004-337558(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47K 11/00-11/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
板状に折りたたんだ 4面外側箱枠 (1) と 板状に折りたたんだ 4面内側箱枠 (2) を手で立体に開いて 4面立体外側箱枠 (3) の 4面立体外側箱枠挿入口 (4) から 4面立体内側箱枠 (5) を前記 4面立体外側箱枠 (3) の中へ挿入して 6面一体の箱型簡易トイレ (7) を構成して、ガムテープで一時固定した前記 6面一体の箱型簡易トイレ (7) の 紙便座付きポリ袋挿入口 (6) へ 紙便座付きポリ袋トイレ (8) を挿入設置して、地震災害断水時 又は長時間交通停滞時に水を使用せず,子供,老人、病人等が独自で容易に排泄が出来ることを特徴とした、板状に折りたたみができる箱型簡易トイレ。



【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
簡易トイレは介護施設、病院、災害現地等で病人被災者が使用するトイレ用具である、最近地震避難所に車で避難してくる人が増加して車内で排泄する家族、交通停滞車内で排泄する女性ドライバーが増大している、そのため自動車内に簡易トイレを常時積載しておく必要性が考えられる、しかし箱型簡易トイレは大きいため、板状に小さく折りたたみが出来る箱型簡易トイレを開発して全国ドライバーに提供するものである。
【背景技術】
【0002】
簡易トイレは確かに便利な商品であるが、これまで箱型簡易トイレを板状に小さく折りたたみ、軽乗用車、普通乗用車等に積載できる簡易トイレは開発されていなかった、この度、小型自動車でも箱型簡易トイレを常時積載しておける製品を開発して全国自動車産業界に新規性のある折りたたみのできる箱型簡易トイレを提供行うものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-139747
【文献】特開2010-2842772
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
現在市販されている箱型簡易トイレの使用に特別問題はないが、しかし大きな箱型簡易トイレは小さく折りたたまないと、軽乗用車、普通乗用車等に箱型簡易トイレを長期車内に積載しておくことはできないのである。大きな箱型簡易トイレを板状に小さく折りたたむと小型軽乗用車、普通乗用車の後部トランク内に常時積載しておくことには何の問題もないのである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
古いダンボール箱は折りたたんで簡単に廃棄業者が処分している、六面ある箱型の対向二面板を完全に除去すれば簡単に折りたたむことはできるのである。しかし折りたたむことが出来ても元の箱型簡易トイレに再組み立てすることはできないが、折りたたみのできる箱体であれば二個重ねて合体させる方法で、一体の箱型簡易トイレに加工が出来、頑丈な箱型簡易トイレが再現出来るのである、本発明解決手段は特許出願書の簡単な図面の説明欄を御覧頂くと、手段の内容が理解できるものである。
【発明の効果】
【0006】
折りたたみのできる箱型簡易トイレは椅子型折りたたみ式簡易トイレ以外開発されていない。普通自動車用簡易トイレが普及しなかった理由は、箱型簡易トイレが板状に折りたためなかったことに原因があるように思われる。現代の自動車普及状況から判断すると普通車用簡易トイレはかなりの需要が見込まれた商品であったと思う。最近地震避難所に車で避難してくる家族が激増している。当然子供、老人、病人の自動車用折りたたみ簡易トイレが絶対必要であるのは確かである。北海道、東北地方の雪国では毎年大雪で数日間交通停滞することがよくある為、ドライバーは折りたたみのできる簡易トイレを常時車内に積載しておくことは必要であると考えている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】板状折りたたみ箱枠全体(a)と(b)の斜視図
図2】4面立体外側箱枠の斜視図
図3】4面立体内側箱枠の斜視図
図4】紙便座付きポリ袋トイレ(a)と設置(b)の斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
板状に折りたたんだ 4面外側箱枠 (1) と 板状に折りたたんだ 4面内側箱枠 (2) を手で立体に開いて 4面立体外側箱枠 (3) の 4面立体外側箱枠挿入口 (4) から 4面立体内側箱枠 (5) を前記 4面立体外側箱枠 (3) の中へ挿入して 6面一体の箱型簡易トイレ (7) を構成して、ガムテープで一時固定した前記 6面一体の箱型簡易トイレ (7) の 紙便座付きポリ袋挿入口 (6) へ 紙便座付きポリ袋トイレ (8)
を挿入設置して、地震災害断水時 又は長時間交通停滞時に水を使用せず子供、老 人、病人等が独自で容易に排泄が出来ることを特徴とした、板状に折りたたみができる箱型簡易トイレである。
【0009】
板状に折りたたんだ試作品 4面箱枠の 2個を使用して、その1個体の4面箱枠内に異形方向に箱枠を挿入する方法で、6面体箱型簡易トイレを手加工するには1分で完成することが出来たのである、早速紙便座付きポリ袋トイレを設置して排泄実験行った結果自宅水洗トイレ同様に排泄は簡単に出来たのである、子供、老人、病人等が容易に排泄できることを実感したものである。紙便座付きポリ袋内に溜まった排泄物を輪ゴムで閉じて家庭ゴミ袋に廃棄したが、凝固剤の効果が発揮されて尿液は一滴も漏れず排泄物の後処理は簡単にできたのである、本特許の実施例で発明の内容全てが成功したことを確認することができたのである。
【産業上の利用可能性】
【0010】
自動車用簡易トイレは高齢化社会に絶対必要であることから最近長距離バス、観光バス等にもお客様用トイレが完備されている、マイクロバス、ワンボクスカーにも簡易トイレは必要であると思われるが未だ多くの車両に完備されていないのが実状である、新しく板状に小さく折りたたみができる箱型簡易トイレが開発されたことに、軽乗用車普通乗用車等にも箱型簡易トイレが常時積載されるようになると思う、自動車産業界においては時代が進化すると、ガソリン燃料車から バッテリー充電式電気自動車に代る傾向があり、又箱型簡易トイレ積載も大型バスから小型軽自動車、普通乗用車、ワンボクスカー等の全車に折りたたみのできる箱型簡易トイレが常時積載される時代が来ると思われるのである。
【符号の説明】
【0011】
1 4面 外側箱枠
2 4面内側箱枠
3 4面立体外側箱枠
4 4面立体外側箱枠挿入口
5 4面 立体内側箱枠
6 紙便座付きポリ袋挿入口
7 6面 一体の箱型簡易トイレ
8 紙便座付きポリ袋トイレ


【要約】      (修正有)
【課題】板状に小さく折りたたんで小型軽乗用車にも長期間積載でき、緊急使用時には簡単に組み立てて排泄ができる箱型簡易トイレを提供する。
【解決手段】板状に折りたたんだ4面外側箱枠を開いて4面立体外側箱枠を構成し、板状に折りたたんだ4面内側箱枠を開いて4面立体内側箱枠を構成する。4面立体内側箱枠を4面立体外側箱枠の4面立体外側箱枠挿入口から挿入して、6面一体の箱型簡易トイレ7を構成し、ガムテープで一時固定した6面一体の箱型簡易トイレ7の紙便座付きポリ袋挿入口へ、紙便座付きポリ袋トイレ8を挿入設置して使用する。
【選択図】図4
図1
図2
図3
図4