特許7104907IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

組織切片選定方法及び包埋ブロック作製カセット

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

このような免疫組織化学染色を用いる検査用の組織切片は、上述のようにミクロトームなどの機器を用いて包埋ブロックから、通常、数μmの厚さに薄切されて作製される。ミクロトームによる薄切作業では、技術者の熟練度、作製する環境(例えば、室内温度や湿度)や包埋した組織の種類に依存して厚さにばらつきが生じる可能性があり、さらに同じ技術者であっても手技にブレが生じて、厚さにばらつきが生じる可能性がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の組織切片選定方法は、マーカーを特異的に検出して、検査する組織切片を選定する組織切片選定方法であって、生体組織片と標準物質とを共に同じ包埋剤に包埋して包埋ブロックを作製する包埋ブロック作製工程と、前記包埋ブロックを薄切して、前記組織切片及び標準物質切片が表面に現れているシート形状の包埋組織切片を作製する包埋組織切片作製工程と、前記標準物質切片からの光シグナルに基づいて、検査する前記組織・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の組織切片選定方法では、組織切片及び標準物質切片が同一表面上に現れているシート形状の包埋組織切片を用い、標準物質切片からの光シグナルに基づいて、検査する組織切片を選定するようにした。これにより組織切片選定方法では、検査に最適な組織切片に対してのみ検査を行えるので、検査結果に誤りが生じることを抑制できる。

本発明の包埋ブロック作製カセットでは、生体組織片と標準物質とを共に同じ包埋剤に包埋させた包埋ブロックを作製できるので、当該包埋ブロックを薄切したとき、組織切片と標準物質切片とが同一表面上に現れる包埋組織切片を作製することができる。これにより、包埋ブロック作製カセットでは、標準物質切片からの光シグナルに基づいて、検査する組織切片を選定し得、検査に最適な組織切片に対してのみ検査を行わせることができるので、検査結果に誤りが生じることを抑制できる。

本発明の組織切片選定方法は、固定液による組織切片の固定状態を判断できるので、検査に最適な固定状態にある組織切片に対してのみ検査を行え、検査結果に誤りが生じることを抑制できる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の包埋ブロック作製カセットの全体構成及び使用態様を示す概略図である。
【図2】 本発明の包埋ブロック作製カセットの全体構成(1)を示す斜視図である。
【図3】 本発明の包埋ブロック作製カセットの全体構成(2)を示す斜視図である。
【図4】 本発明の包埋ブロック作製カセットを用いて作製した包埋ブロックの構成を示す斜視図であり、図4Aは、板枠部除去前の包埋ブロックの構成を示す斜視図であり、図4Bは、板枠部除去後の包埋ブロックの構成を示す斜視図である。
【図5】 包埋ブロックから薄切された包埋組織切片の構成を示す斜視図である。
【図6】 変形例の包埋ブロック作製カセットを用いて作製した包埋ブロックの構成を示す斜視図である。
【図7】 変形例の包埋ブロック作製カセットの上面構成を示す概略図であり、図7Aは、5つの位置決め孔が一列に配置された標準物質位置決め部を有する包埋ブロック作製カセットを示す上面図であり、図7Bは、4つの位置決め孔が一列に配置された標準物質位置決め部を有する包埋ブロック作製カセットを示す上面図である。
【図8】 変形例の包埋ブロック作製カセットの上面構成を示す概略図であり、図8Aは、貫通孔が円形状をした包埋ブロック作製カセットを示す上面図であり、図8Bは、貫通孔が4分割された包埋ブロック作製カセットを示す上面図である。
【図9】 組織切片の厚さと、厚さ標準物質の色調との関係を表す検量線を示したグラフである。
【図10】 組織切片の厚さと、厚さ標準物質の色調との関係を表す検量線を示したグラフである。
【図11】 組織切片の厚さとマーカー標準物質の染色強度との関係を表す検量線を示したグラフである。
【図12】 組織切片選定方法を利用した免疫組織化学染色法における一連の作業(1)を説明するための概略図である。
【図13】 組織切片の厚さと、マーカー標準物質切片の染色強度のスコアとを調べ、検量線に対してプロットした結果を示すグラフである。
【図14】 組織切片選定方法を利用した免疫組織化学染色法における一連の作業(2)を説明するための概略図である。
【図15】 検体固定時間と茶色スコアとの関係を示したグラフである。
【図16】 抗CD34ウサギポリクローナル抗体の濃度検討を行う際に得られた画像を示す写真である。
【図17】 ブタ乳腺組織から切り出した直後に固定液に浸漬させた組織ブロックと、濃度1/400の抗体とを用いて検証を行った際に得られた画像を示す写真である。
【図18】 図15に示したグラフを作成する際に用いた画像の一例を示す写真である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 包埋ブロック作製カセット 2 箱体 3 枠部 4 開口部 5 標準物質位置決め部 6 貫通孔 21 標準物質 42 組織切片 43 包埋剤切片 44 包埋組織切片

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