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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-13
(45)【発行日】2022-07-22
(54)【発明の名称】局所ドライエッチング装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3065 20060101AFI20220714BHJP
   H05H 1/46 20060101ALI20220714BHJP
【FI】
H01L21/302 101E
H05H1/46 B
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2018203244
(22)【出願日】2018-10-29
(65)【公開番号】P2020072126
(43)【公開日】2020-05-07
【審査請求日】2021-04-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000107745
【氏名又は名称】スピードファム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】240000327
【弁護士】
【氏名又は名称】弁護士法人クレオ国際法律特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小原 康嗣
【審査官】田中 崇大
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-175053(JP,A)
【文献】特開2014-220231(JP,A)
【文献】特開2008-251674(JP,A)
【文献】特開2016-183391(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/3065
H05H 1/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部が所定の真空度にされた真空チャンバーと、
少なくとも一端が前記真空チャンバーに開口するノズルと、
前記ノズルの他端に一端が接続された放電管と、
前記放電管に設けられたプラズマ発生部に電磁波を照射してこのプラズマ発生部においてプラズマを発生させる電磁波照射部と
を有する局所ドライエッチング装置において、
前記ノズルと前記放電管との間にスペーサが介装されていることを特徴とする局所ドライエッチング装置。
【請求項2】
前記ノズルの他端及び前記放電管の一端にはそれぞれ接続面が形成され、
前記スペーサには前記ノズル及び前記放電管の前記接続面に対向する位置にそれぞれ接続面が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の局所ドライエッチング装置。
【請求項3】
前記ノズル及び前記放電管の前記接続面はそれぞれ互いに平行する面に形成され、
前記スペーサは平板状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の局所ドライエッチング装置。
【請求項4】
前記スペーサの前記接続面のうち前記ノズル及び前記放電管の前記接続面の少なくとも一方に対向する前記接続面は、対向する前記ノズル及び前記放電管の前記接続面より粗面に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の局所ドライエッチング装置。
【請求項5】
前記スペーサの前記接続面のうち前記ノズル及び前記放電管の前記接続面の少なくとも一方に対向する前記接続面には凹凸が形成されていることを特徴とする請求項3または4に記載の局所ドライエッチング装置。
【請求項6】
前記スペーサは前記ノズルと前記放電管との間に複数枚介在されていることを特徴とする請求項3~5のいずれかに記載の局所ドライエッチング装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体ウェーハ等のワーク(被加工物)の表面をドライエッチングにより局所的に加工を行う局所ドライエッチング装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
半導体ウェーハ等のワークの表面をドライエッチングにより加工する局所ドライエッチング装置は公知である(例えば特許文献1参照)。このような局所ドライエッチング装置によるワーク加工の原理について、図7を参照して説明する。
【0003】
局所エッチング装置は、放電管1とガス供給装置2とプラズマ発生器3とワークテーブル4とを有している。かかる構成により、ガス供給装置2から放電管1にガスを供給すると共に、プラズマ発生器3のマイクロ波発振器5から導波管6内にマイクロ波Mを伝搬して、放電管1内のガスをプラズマ放電させ、このプラズマ放電で生成された活性種ガスGを放電管1のノズル7からワークテーブル4上のワークW上に噴射させることができる。
【0004】
このワークWの表面をドライエッチングにより加工するには、ノズル7から活性種ガスGを噴射しながら、図略のテーブル駆動装置によりワークWを載せたワークテーブル4を制御された速度及びピッチで移動させる。
【0005】
加工前においてワークWの厚さはその場所に応じて異なり、微細な凹凸を備えている。平坦化加工を行うための局所ドライエッチング加工に先立って、ワークW毎に、その細分化された各領域における厚さが公知の手法により測定される。この測定により各領域の位置での厚さのデータ、すなわち、位置-厚さデータが得られる。
【0006】
局所ドライエッチング加工では、領域毎の材料除去量は、その領域が活性種ガスGに曝される時間に比例する。このため、図8に示すように、ワークWに対してノズル7が通過する相対速度は、相対的に厚い部分Waの上では低速で、また、相対的に薄い部分Wbでは高速で移動するように速度が決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【文献】特開2000-208487号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
このような公知の局所ドライエッチング装置においては、放電管1に設けられたプラズマ発生部においてプラズマが発生することに伴い、このプラズマ発生部が高温になる。プラズマ発生部における熱は、放電管1に接続されたノズル7に伝達され、ノズル7も高温になる。
【0009】
ノズル7が高温になることで、このノズル7の劣化、消耗が促進され、ノズル7の寿命が短くなることがあった。
【0010】
かかる課題に対応するために、ノズル7と放電管1の接続面を粗面にしたり、接続面に凹凸を形成する等の対策を講じることもあったが、効果は限定的であった。
【0011】
そこで、本発明は、安価かつ平易な手段でノズルの長寿命化を図ることが可能な局所ドライエッチング装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記目的を達成するために、本発明の局所ドライエッチング装置は、内部が所定の真空度にされた真空チャンバーと、少なくとも一端が真空チャンバーに開口するノズルと、ノズルの他端に一端が接続された放電管と、放電管に設けられたプラズマ発生部に電磁波を照射してこのプラズマ発生部においてプラズマを発生させる電磁波照射部とを有し、さらに、ノズルと放電管との間にスペーサが介装されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
このように構成された本発明の局所ドライエッチング装置では、ノズルと放電管との間にスペーサが介装されているので、安価かつ平易な手段でノズルの長寿命化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の第1の実施の形態である局所ドライエッチング装置の概略構成を示す図である。
図2】第1の実施の形態である局所ドライエッチング装置の放電管及びノズルの接続部を示す断面図である。
図3】第1の実施の形態である局所ドライエッチング装置に用いられるスペーサの一例を示す斜視図である。
図4】本発明の第2の実施の形態である局所ドライエッチング装置の放電管及びノズルの接続部を示す断面図である。
図5】本発明の第3の実施の形態である局所ドライエッチング装置の放電管及びノズルの接続部を示す断面図である。
図6】本発明の第4の実施の形態である局所ドライエッチング装置の放電管及びノズルの接続部を示す断面図である。
図7】一般的な局所ドライエッチング装置によるワーク加工の原理を説明するための図である。
図8】一般的な局所ドライエッチング装置による局所エッチング工程を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[第1の実施の形態]
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態である局所ドライエッチング装置の概略構成を示す図である。
【0016】
本実施の形態である局所ドライエッチング装置10は真空チャンバー11を有している。真空チャンバー11には不図示の真空ポンプが取り付けられており、この真空ポンプによって真空チャンバー11内を所定の真空度に維持することができる。
【0017】
真空チャンバー11にはノズル12が取り付けられている。より詳細には、ノズル12はその開口である噴出口(一端)12aをワークWに対向させた状態で、真空チャンバー11に取り付けられている。ノズル12の噴出口12aの反対側(つまり他端)12bには放電管13の一端13aが接続されている(図2も参照)。
【0018】
真空チャンバー11内には、ワークWを載置するためのワークテーブル14が配置されている。本実施の形態である局所ドライエッチング装置10で加工されるワークWは、シリコンウェーハ、半導体ウェーハ等の薄板状の形状を有している。また、真空チャンバー11内には、このワークテーブル14をワークWの図1において左右方向及び奥行方向(これらをまとめて平面方向という)、及び上下方向にそって駆動するためのテーブル駆動装置15が備えられている。テーブル駆動装置15は、真空チャンバー11の外部に設けられた図略のテーブル駆動制御装置によりその駆動方向、駆動速度、駆動位置等が制御される。
【0019】
なお、テーブル駆動装置15によるワークテーブル14の駆動方向としては、平面方向及び上下方向のみならず、ワークWを図1において上下方向に延びる回転軸(図略)回りに回転させる方向がある。従って、ワークテーブル14の駆動方向としてこれら平面方向、上下方向及び回転方向を適宜組み合わせてもよい。
【0020】
放電管13には、ガス供給装置16から原料ガスが供給される。放電管13にはプラズマ発生部13bが設けられており、このプラズマ発生部13bは放電管13の一部をなしている。プラズマ発生部13bには、マグネトロン等の電磁波発振器17aによって発振された電磁波(例えばマイクロ波)が、導波管等の電磁波伝達手段17bを介して導かれる。放電管13の内側を通過する原料ガスが、照射された電磁波によりプラズマ化される。電磁波発振器17aは図略の電磁波発振制御装置によって制御されている。従って、これら電磁波発振器17a及び電磁波伝達手段17bにより電磁波照射部が構成されている。
【0021】
ガス供給装置16は、それぞれ異なる種類の原料ガス、例えば、SF、NF、CF等のガスが充填された複数の原料ガスボンベ16a、原料ガスの開閉を行うバルブ16b、流量を調整するためのマスフローコントローラー16c、及び、これらを結んで放電管13の流入口へと導くための供給パイプ16dを有する。バルブ16b及びマスフローコントローラー16cは、それぞれ図略のバルブ制御装置及びマスフローコントローラー制御装置によって制御される。
【0022】
ノズル12の周囲には、排気手段18として、ノズル12の周囲を取り囲むように配設された排気ダクト18a、この排気ダクト18aに接続された排気バルブ18b及び排気ポンプ18cが設けられている。この排気手段18は、排気ポンプ18cによって局所ドライエッチング時の反応生成ガスを真空チャンバー11の外に排気する。排気バルブ18b及び排気ポンプ18cの動作は図略の排気制御装置によって制御される。
【0023】
図2は、第1の実施の形態である局所ドライエッチング装置10の放電管13及びノズル12の接続部Cを示す断面図である。
【0024】
図2において、真空チャンバー11内には、支持ステー21を介して平板状のブラケット20が支持されている。このブラケット20の中央部には放電管13の一端13aが嵌まり込む大きさの穴20aが開けられている。放電管13は、その一端13aが穴20aに形成された段部20bに載せられることで、ブラケット20、ひいては真空チャンバー11に取り付けられている。
【0025】
また、真空チャンバー11には放電管13が貫通する大きさの穴11aが形成されており、放電管13はこの穴11aを貫通してその一端13aが真空チャンバー11内に位置している。穴11aの周囲にはOリング22が設けられており、このOリング22により真空チャンバー11内の気密性が保たれている。
【0026】
ノズル12の他端12bにはフランジ部12cが形成されており、このフランジ部12cがボルト23及びナット24によりブラケット20の図中下面(接続面)20cに固定されることで、放電管13の一端13aとノズル12の他端12bとが接続されている。
【0027】
このとき、ブラケット20の図中下面20cとノズル12のフランジ部12cとの間にはスペーサ25が介在されている。スペーサ25は、図3に概略外形を示すように円形の平板状に形成され、その中央部にノズル12の内径と略等しい径を有する穴25aが形成されている。
【0028】
より詳細には、スペーサ25の図中上面25bはブラケット20の下面20cに対向し、スペーサ25の図中下面25cはフランジ部12cの図中上面(接続面)12dに対向している。そして、ブラケット20の下面20cとフランジ部12cの上面12dとは平行面に形成されている。従って、ブラケット20の下面20c及びスペーサ25の上面25b、また、スペーサ25の下面25cとフランジ部12cの上面12dとの間にはそれぞれ界面Bが介在される。
【0029】
スペーサ25の材質は周知のものから適宜選択されればよいが、放電管13及びノズル12が高温になる観点から、耐熱性を有する材質であることが好ましい。一例として、スペーサ25は放電管13またはノズル12と同一の材質から形成される。例えばノズル12が表面をアルマイト加工したアルミから形成される場合、スペーサ25も同様に表面をアルマイト加工したアルミから形成される。あるいは、スペーサ25は耐熱性を有する樹脂、一例としてポリイミド樹脂のようないわゆる(スーパー)エンジニアリングプラスチックにより形成される。さらには、熱伝導率の低い材質からスペーサ25が形成される。
【0030】
以上のような構成を有する本実施の形態である局所ドライエッチング装置10により局所エッチングを行う手順について以下説明する。
【0031】
ワークWの位置-厚さデータは既に得られているものとする。まず、真空チャンバー11内のワークテーブル14にワークWを搬入・載置し、図略の真空ポンプにより真空チャンバー11内を所定の真空度にする。あるいは、真空ポンプにより既に内部が所定の真空度にされた真空チャンバー11に設けられた図略の搬送チャンバーからワークWを搬入・載置する。
【0032】
次に、ガス供給装置16のバルブ16bを開き、供給パイプ16dを介してボンベ16a内の原料ガスを放電管13内に供給する。これと並行して、電磁波発振器17aによって電磁波を発振する。発振された電磁波が電磁波伝達手段17bを伝わり放電管13に導かれる。
【0033】
電磁波が放電管13のプラズマ発生部13bに照射されることにより、放電管13内部を通過する原料ガスがプラズマ化され活性種ガスGが生成される。こうして生成された活性種ガスGはノズル12の噴出口12aへと進み、そこからワークW表面に向けて噴射される。テーブル駆動装置15を駆動し、ノズル12の噴出口12aをワークWに対してスキャンするように、ワークWが載置されたワークテーブル14を相対的に移動させる。
【0034】
ワークWの細分化された各領域をノズル12が相対的に移動するときのスキャン速度は、ワーク表面が平坦化されるように凹凸形状に応じてコントロールされる。このようにして局所ドライエッチング加工が行われる。
【0035】
局所ドライエッチング装置10による局所ドライエッチング加工の際、プラズマ発生部13bにおいて原料ガスがプラズマ化されて活性種ガスGが生成されることによりこのプラズマ発生部13bが高温になり、プラズマ発生部13bにおいて発生した高温は放電管13を伝ってブラケット20、ノズル12の順に伝導される。
【0036】
ここで、放電管13とノズル12(正確にはブラケット20とノズル12)との間にはスペーサ25が介在されているので、放電管13からノズル12に伝達される熱の伝導距離が、スペーサ25を介在させない場合より長くなる。従って、スペーサ25を介在させることにより放電管13からの熱伝導を弱めることができ、ノズル12が高温になることを抑制することができる。これにより、安価かつ平易な手段でノズル12の長寿命化を図ることが可能となる。
【0037】
特に、ブラケット20の下面20cとスペーサ25の上面25b、及びスペーサ25の下面25cとノズル12のフランジ部12cの上面12dとの間にはそれぞれ界面Bが存在する。これら界面Bは真空チャンバー11内にあるので、これら界面Bにより真空断熱効果を得ることができる。従って、放電管13からの熱伝導をさらに弱めることができ、ノズル12が高温になることをさらに抑制することができる。
【0038】
[第2の実施の形態]
上述の第1の実施の形態である局所ドライエッチング装置10では、放電管13とノズル12との間に1枚のスペーサ25を介在させていた。しかしながら、スペーサ25は1枚のみ介在させることに限定されず、図4に示すように、同一形状のスペーサ25を複数枚介在させてもよい。図4に示す例では、同一形状、同一材質のスペーサ25が複数枚介在されている。
【0039】
これにより、ブラケット20の下面20cとスペーサ25の上面25bとの間、及び、スペーサ25の下面25cとフランジ部12cの上面12dとの間のみならず、各々のスペーサ25の間にも界面Bが介在されている。よって、本実施の形態である局所ドライエッチング装置10によれば、界面Bが増加することにより、さらに真空断熱効果を得ることができ、ノズル12が高温になることをより抑制することができる。よって、安価かつ平易な手段でノズル12の長寿命化をより図ることが可能となる。
【0040】
[第3の実施の形態]
スペーサ25の上面25b及び下面25cとブラケット20、ノズル12との間の界面Bの断熱性を向上させる目的で、図5に示すように、これら上面25b及び下面25cをブラケット20の下面20c及びフランジ部12cの上面12dよりも粗面に形成してもよい。スペーサ25の上面25b及び下面25cを粗面に形成することで、界面Bにおける接触面積を低減させることができ、スペーサ25を介した熱伝導の抑制、特に真空断熱効果をより高めることができる。これにより、ノズル12が高温になることをさらに抑制することができる。よって、安価かつ平易な手段でノズル12の長寿命化をさらに図ることが可能となる。
【0041】
[第4の実施の形態]
上述した第3の実施の形態におけるスペーサ25の熱伝導の抑制効果をさらに高める目的で、図6に示すように、スペーサ25の上面25b及び下面25cを凹凸面に形成してもよい。これにより、界面Bにおける接触面積をより低減させることができ、スペーサ25を介した熱伝導の抑制、特に真空断熱効果をさらに高めることができる。これにより、ノズル12が高温になることをさらに抑制することができる。よって、安価かつ平易な手段でノズル12の長寿命化をさらに図ることが可能となる。
【0042】
以上、図面を参照して、本発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施の形態及び実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本発明に含まれる。
【0043】
一例として、上述の各実施の形態である局所ドライエッチング装置10では、放電管13とノズル12とをブラケット20を介して接続していたが、ブラケット20を省略して直接放電管13とノズル12とを接続してもよい。
【0044】
また、上述した第2~第4の実施の形態に開示された内容を適宜組み合わせた構成も本発明に含まれる。一例として、上下面25b、25cがそれぞれ粗面に形成されたスペーサ25を複数枚放電管13とノズル12との間に介在させてもよい。
【符号の説明】
【0045】
B 界面
C 接続部
G 活性種ガス
10 局所ドライエッチング装置
11 真空チャンバー
12 ノズル
12a 噴出口(一端)
12b 他端
13 放電管
13a 一端
13b プラズマ発生部
20 ブラケット
20c 下面
25 スペーサ
25b 上面
25c 下面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8