(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-13
(45)【発行日】2022-07-22
(54)【発明の名称】サーバ、情報提供方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/06 20120101AFI20220714BHJP
【FI】
G06Q30/06
(21)【出願番号】P 2018115341
(22)【出願日】2018-06-18
【審査請求日】2021-06-11
(73)【特許権者】
【識別番号】000000376
【氏名又は名称】オリンパス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】新谷 浩一
(72)【発明者】
【氏名】谷 憲
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 明伸
(72)【発明者】
【氏名】冨澤 将臣
(72)【発明者】
【氏名】長 和彦
(72)【発明者】
【氏名】野中 修
【審査官】梅岡 信幸
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-110460(JP,A)
【文献】特開2016-035732(JP,A)
【文献】特開2017-102849(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報機器と通信することができるサーバであって、
前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが利用可能な複数の対象機器と、前記複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報を記録する記録部と、
前記対象機器の機能に関する対象機器機能情報に基づいて、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成部と、
を備え
、
前記レコメンド生成部は、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々を前記レコメンド情報として生成する
サーバ。
【請求項2】
前記ニーズは、前記情報機器を介して画像、テキストおよび機器のいずれかを指定することによって入力された情報である
請求項1に記載のサーバ。
【請求項3】
情報機器と通信することができるサーバが実行する情報提供方法であって、
前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが利用可能な複数の対象機器と、前記複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報を記録する記録部が記録する前記対象機器の機能に関する対象機器機能情報に基づいて、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成ステップと、
を含
み、
前記レコメンド生成ステップは、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々を前記レコメンド情報として生成する
情報提供方法。
【請求項4】
情報機器と通信することができるサーバに、
前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが利用可能な複数の対象機器と、前記複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報を記録する記録部が記録する前記対象機器の機能に関する対象機器機能情報に基づいて、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成ステップと、
を実行させ、
前記レコメンド生成ステップは、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々を前記レコメンド情報として生成する
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、サーバ、被写体を撮像して該被写体の画像データを生成する情報機器、情報提供方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークを経由することによって買い手側コンピュータと売り手側コンピュータとを接続して取引を行うことによって、企業内の遊休品を流通させる技術が知られている(例えば特許文献1を参照)。この技術では、企業内の遊休品を効果的な再利用を図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した特許文献1では、機材の有無しかわからず、ユーザの目的を考慮していない点が問題点であった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、煩雑な作業を行うことなく、ユーザの目的に応じた機器を有効に活用することができるサーバ、情報機器、情報提供方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係るサーバは、情報機器と通信することができるサーバであって、前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが利用可能な複数の対象機器と、前記複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報を記録する記録部と、前記対象機器の機能に関する対象機器機能情報に基づいて、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成部と、を備える。
【0007】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記ニーズは、前記情報機器を介して画像、テキストおよび機器のいずれかを指定することによって入力された情報である。
【0008】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記レコメンド生成部は、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々を前記レコメンド情報として生成する。
【0009】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記レコメンド生成部は、前記情報機器から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、前記機器に代えて前記情報機器のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、前記利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含む情報を前記レコメンド情報として生成する。
【0010】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記記録部は、前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが所有する複数の所有機器と、前記複数の所有機器の各々の機能に関する所有機器機能情報と、前記複数の所有機器の各々の性能に関する所有機器性能情報と、を対応付けた所有機器情報をさらに記録し、前記レコメンド生成部は、前記機器の機能に関する機器機能情報と前記機器の性能に関する機器性能情報とに基づいて、前記機器に代えて、前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器を前記利用機器として前記所有機器情報から検索した検索結果を前記レコメンド情報として生成する。
【0011】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記レコメンド生成部は、前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器と前記機器との機能差および性能差を前記制約情報として生成することを特徴とする。
【0012】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記レコメンド生成部は、前記機器の機能に関する機器機能情報と前記機器の性能に関する機器性能情報と、に基づいて、前記機器に代えて、前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器を前記利用機器として前記所有機器情報から検索する検索部と、前記検索部が前記所有機器情報から前記所有機器を検索できたか否かを判定する判定部と、前記判定部によって前記検索部が前記所有機器を検索できたと判定された場合、前記機器に代えて、前記検索部が検索した前記所有機器を前記利用機器とする前記利用機器情報を前記レコメンド情報として生成する機器情報生成部と、前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器の前記制約情報を前記レコメンド情報として生成する制約情報生成部と、を有する。
【0013】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記制約情報生成部は、前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器と前記機器との機能差および性能差を前記制約情報として生成する。
【0014】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記情報機器のユーザと関係する関係者が所有する複数の関係者機器と、前記複数の関係者機器の各々の機能に関する関係者機器機能情報と、前記複数の関係者機器の各々の性能に関する関係者機器性能情報と、を対応付けた関係者機器情報を記録する関係者機器情報記録部をさらに備え、前記検索部は、前記所有機器情報から前記所有機器を検索できない場合、前記関係者機器機能情報と、前記関係者機器性能情報とに基づいて、前記観察対象の観察を行うことができる前記関係者機器を前記関係者機器情報から検索し、前記判定部は、前記検索部が前記関係者機器情報から前記関係者機器を検索できたか否かを判定し、前記機器情報生成部は、前記判定部によって前記検索部が前記関係者機器を検索できたと判定された場合、前記機器に代えて、前記検索部が検索した前記関係者機器を前記利用機器とする前記利用機器情報を生成し、前記制約情報生成部は、前記関係者機器の前記関係者機器機能情報と前記関係者機器性能情報とに基づいて、前記関係者機器の前記制約情報を生成する。
【0015】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記検索部は、前記機器機能情報と、前記機器性能情報と、前記関係者機器機能情報と、前記関係者機器性能情報と、に基づいて、前記機器に代えて、前記所有機器と前記関係者機器との組み合わせによって前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器および前記関係者機器を検索する。
【0016】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、複数の観察対象の各々を撮像した複数の観察画像と、前記複数の観察対象の各々を観察した観察時における機器に関する複数の機器情報と、を対応付けた観察機器情報を記録する管理画像情報記録部をさらに備え、前記レコメンド生成部は、前記複数の観察画像のいずれかを選択する選択信号を前記情報機器から受信した場合、前記選択信号で選択された前記観察画像の観察時における前記機器に関する前記機器情報および前記機器の購入またはレンタルを促す販売促進情報を前記レコメンド情報として生成する。
【0017】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記レコメンド生成部は、前記機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々を前記レコメンド情報として生成する。
【0018】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、前記レコメンド生成部は、病気、術式、性別および年齢のいずれかにおいて最適な前記機器情報を前記レコメンド情報として生成する。
【0019】
また、本開示に係るサーバは、上記開示において、複数の論文の各々に関する複数の論文情報と、前記複数の論文で用いられた機器に関する複数の機器情報と、を対応付けた論文機器情報を記録する論文機器情報記録部をさらに備え、前記レコメンド生成部は、前記情報機器から前記複数の論文のいずれかを選択する選択信号を前記情報機器から受信した場合、前記選択信号で選択された論文で用いられた前記機器に関する論文機器情報および前記機器の購入またはレンタルを促す販売促進情報を前記レコメンド情報として生成する。
【0020】
また、本開示に係る情報機器は、サーバと通信することができる情報機器であって、所定の観察対象を観察するためのニーズを送信し、かつ、前記サーバから当該情報機器のユーザのニーズを満たすことができる対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として受信する通信部と、前記レコメンド情報を表示する表示部と、を備える。
【0021】
また、本開示に係る情報提供方法は、情報機器と通信することができるサーバが実行する情報提供方法であって、前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが利用可能な複数の対象機器と、前記複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報を記録する記録部が記録する前記対象機器の機能に関する対象機器機能情報に基づいて、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成ステップと、を含む。
【0022】
また、本開示に係るプログラムは、情報機器と通信することができるサーバに、前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが利用可能な複数の対象機器と、前記複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報を記録する記録部が記録する前記対象機器の機能に関する対象機器機能情報に基づいて、前記情報機器のユーザのニーズを満たすことができる前記対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成ステップと、を実行させる。
【発明の効果】
【0023】
本開示によれば、ユーザの目的とする行為をするために適した機器を迅速、かつ有効に活用することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【
図1】
図1は、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムの概要を示す模式図である。
【
図2】
図2は、本開示の一実施の形態に係る情報機器の機能構成を示すブロック図である。
【
図3】
図3は、本開示の一実施の形態に係るキャプチャー装置の機能構成を示すブロック図である。
【
図4】
図4は、本開示の一実施の形態に係るサーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図5】
図5は、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムが実行する処理の概要を示す概念図である。
【
図6】
図6は、本開示の一実施の形態に係るキャプチャー装置が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【
図7】
図7は、本開示の一実施の形態に係る情報機器が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【
図8】
図8は、本開示の一実施の形態に係るサーバが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【
図9】
図9は、
図8のアドバイス判定処理の概要を示すフローチャートである。
【
図12】
図12は、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムの別の一例の概要を示す模式図である。
【
図13】
図13は、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムの別の一例の概要を示す模式図である。
【
図14】
図14は、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムの別の一例の概要を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、本開示を実施するための形態を図面とともに詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により本開示が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本開示の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本開示は、各図で例示された形状、大きさおよび位置関係のみに限定されるものではない。さらに、以下の説明では、ユーザが行いたい行為に相応しい機器を例示するが、例えば、情報機器として携帯電話を例に説明するが、携帯電話以外にも、タブレット型端末装置およびパーソナルコンピュータ等を適用することができる。さらに、キャプチャー装置の例として撮像装置を例に説明するが、撮像装置以外にも、タブレット型端末装置、カムコーダ、撮影機能付きICレコーダ、ビデオマイクロスコープや生物顕微鏡等の顕微鏡、工業用または医療用の内視鏡、超音波スコープおよび電気メス等処置具であっても適用することができる。特に、ユーザが行いたい行為が、観察や撮影など、画像がらみの場合は、このような行為をしたいという文章などを入力しても良いが、お手本画像などを例示することによって、ユーザのニーズは簡単に入力することができるので、ここでは、そのような例を詳しく説明する。お手本画像がない場合は、テキスト入力で検索された画像を代用して入力してもよい。何かお手本となる絵日記やレポート(ここでは論文等を想定)などを指定、入力して、ユーザがニーズを入力可能としてもよい。
【0026】
図1は、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムの概要を示す模式図である。
図1に示す情報提供システム1は、ユーザが所有する情報機器20と、ユーザが所有するキャプチャー装置30等を含む所有機器群3Gと、ユーザに関係する関連施設(例えば所属する研究所、大学および企業)が所有する内視鏡や撮像装置等のキャプチャー装置40等を含む関係者所有機器群4Gと、サーバ50と、サーバ60と、を備える。情報提供システム1は、情報機器20およびキャプチャー装置30の各々が所定の通信規格に従って双方向に通信することができる。さらに、情報提供システム1は、情報機器20およびキャプチャー装置30の各々がネットワーク(図示せず)を経由してサーバ50と所定の通信規格に従って双方向に通信することができる。
【0027】
〔情報機器の構成〕
まず、情報機器20の構成について説明する。
図2は、情報機器20の機能構成を示すブロック図である。
【0028】
図2に示す情報機器20は、撮像部21と、表示部22と、操作部23と、通信部24と、記録部25と、情報制御部26と、を備える。
【0029】
撮像部21は、情報制御部26の制御のもと、被写体を撮像することによって画像データを生成し、この画像データを情報制御部26へ出力する。撮像部21は、1または複数のレンズで構成された光学系、光学系が集光した被写体像を受光することによって画像データを生成するCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)のイメージセンサおよびA/D変換回路等のロジック回路等を用いて構成される。
【0030】
表示部22は、情報制御部26の制御のもと、情報機器20に関する各種情報を表示する。表示部22は、例えば液晶や有機EL(Electro Luminescence)等の表示パネル等を用いて構成される。
【0031】
操作部23は、情報機器20に関する各種操作を受け付け、この受け付けた操作に応じた信号を情報制御部26へ出力する。操作部23は、タッチパネル、スイッチおよびボタン等を用いて構成される。
【0032】
通信部24は、情報制御部26の制御のもと、所定の通信規格に従って情報制御部26から入力された各種データや信号をサーバ50へ送信するとともに、サーバ50から受信した各種データや信号を情報制御部26へ出力する。通信部24は、例えば通信モジュール等を用いて構成される。
【0033】
記録部25は、揮発性メモリや不揮発性メモリ等を用いて構成される。記録部25は、情報機器20が実行する各種のプログラムを記録するプログラム情報記録部251と、情報機器20を識別する機器識別情報(例えば機器IDやMACアドレス等)を記録する識別情報記録部252と、を有する。
【0034】
情報制御部26は、情報機器20を構成する各部を統括的に制御する。情報制御部26は、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびFPGA(Field Programmable Gate Array)等を用いて構成される。
【0035】
〔キャプチャー装置の構成〕
次に、キャプチャー装置30の構成について説明する。
図3は、キャプチャー装置30の機能構成を示すブロック図である。なお、以下においては、キャプチャー装置30は、デジタルスチイルカメラ等の撮像装置を例に説明するが、これに限定されることなく、例えば生物顕微鏡や工業顕微鏡等の顕微鏡および内視鏡等であっても適宜適用することができる。
【0036】
図3に示すように、キャプチャー装置30は、情報取得部31と、表示部32と、操作部33と、第1通信部34と、第2通信部35と、第3通信部36と、記録部37と、キャプチャー制御部38と、を有する。
【0037】
情報取得部31は、被写体を撮像することによって画像データを生成し、この画像データをキャプチャー制御部38へ出力する。情報取得部31は、例えば1または複数のレンズで構成された光学系、および光学系が結像した被写体像を受光することによって画像データを生成するCCDやCMOS等のイメージセンサを用いて構成される。なお、キャプチャー装置30が顕微鏡の場合、光学系に代えて、対物レンズ等が用いられる。
【0038】
表示部32は、キャプチャー制御部38の制御のもと、キャプチャー装置30に関する各種情報を表示する。表示部32は、液晶や有機EL等の表示パネル等を用いて構成される。
【0039】
操作部33は、キャプチャー装置30に関する各種操作を受け付け、この受け付けた操作に応じた信号をキャプチャー制御部38へ出力する。操作部33は、タッチ羽寝ウル、スイッチおよびボタン等を用いて構成される。
【0040】
第1通信部34は、キャプチャー制御部38の制御のもと、情報機器20との間で通信に必要な信号を含む各種データの無線通信を所定のプロトコルに従って行う。第1通信部34は、Bluetooth(登録商標)通信を採用している。なお、第1通信部34は、Bluetooth通信の他、赤外線通信(IrDA(Infrared Data Association))等、他の通信を採用しても構わない。例えば、Bluetoothの場合、機器の役割としては、近距離の一対一関係のマスター、スレーブの関係となり、概略接続処理としては、マスターが、所望のスレーブを検索し接続を行うため、問い合わせと応答の関係だけで通信が成り立ち、簡便である。つまり、大まかな接続シーケンスとしては、まず、マスターは、スレーブ機器が存在するかの問い合わせ(Inquiry)を行う。続いて、スレーブは、マスターからの問い合わせ(Inquiry)に対し、応答を返す。その後、マスターは、応答があったスレーブのうち、所望のスレーブと接続する。ただし、データ通信は、マスターからのデータ送受信指示により、データ送受信を行い、マスターが許可しないとデータ送受信できない。
【0041】
第2通信部35は、キャプチャー制御部38の制御のもと、情報機器20との間で通信に必要な信号を含む各種データの無線通信を所定のプロトコルに従って行う。第2通信部35は、Bluetooth Low Energy(登録商標)通信(以下、単に「BLE通信」という)を採用している。
【0042】
第3通信部36は、キャプチャー制御部38の制御のもと、ネットワークを経由することによって外部のサーバ50との間で通信に必要な信号を含む各種データの無線通信を所定のプロトコルに従って行う。第3通信部36は、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)通信を採用している。例えば、Wi-Fiの場合、ローカルネットワークを想定し、機器の役割として、アクセスポイント、ステーションの関係があり、概略の接続処理としては、アクセスポイントが構築している無線ネットワークに、ステーションが接続する関係となる。大まかな接続シーケンスとしては、まず、アクセスポイントは、無線ネットワークを構築し、自分のネットワーク識別子(SSID)を報知する。続いて、ステーションは、報知されているネットワーク識別子(SSID)を検索し、所望のネットワーク(アクセスポイント)に接続する。多くの機器とのネットワークを想定するので、カバー範囲も広く、干渉の問題を考慮しながら厳密な識別ステップを踏むことになる。このため、接続確立に時間がかかることがある。ただし、データ通信は、アクセスポイント、ステーションそれぞれのタイミングでデータの送受信がすることができる。なお、第3通信部36は、Wi-Fi(Wireless Fidelity)以外に、4G無線を利用した通信を採用してもよい。もちろん、第3通信部36は、3G無線を利用した通信、5G無線を利用した通信およびWiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)通信等、他の通信を採用しても構わない。
【0043】
記録部37は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリ等を用いて構成される。記録部37は、キャプチャー装置30が実行するプログラムを記録するプログラム情報記録部371と、キャプチャー装置30の機能情報を記録する機能情報記録部372と、キャプチャー装置30の性能情報を記録する性能情報記録部373と、キャプチャー装置30を識別する識別情報を記録する識別情報記録部374と、情報取得部31によって生成された画像データを記録する取得情報記録部375と、キャプチャー装置30の設定に関する設定情報を記録する設定情報記録部376と、を有する。
【0044】
キャプチャー制御部38は、キャプチャー装置30を構成する各部を統括的に制御する。キャプチャー制御部38は、CPU、ASICおよびFPGA等を用いて構成される。
【0045】
〔サーバの構成〕
次に、サーバ50の構成について説明する。
図4は、サーバ50の機能構成を示すブロック図である。
【0046】
図4に示すサーバ50は、情報機器20と通信することができる。サーバ50は、情報機器20のユーザを識別する識別情報と、情報機器20のユーザが所有する複数の所有機器と、複数の所有機器の各々の機能に関する所有機器機能情報を対応付けた所有機器情報を記録する記録部と、機器の機能に関する機器機能情報に基づいて、情報機器20ユーザのニーズを満たすことができる所有機器や対象機器を検索した検索結果をレコメンド情報として生成するレコメンド生成部と、を備える。また、新しい機器をレンタル、購入などの手続きで、ユーザのニーズに応えられるようになっている。ここで、ニーズは、情報機器20を介して画像、テキストおよび機器のいずれかを指定することによって入力された情報である、また、後述するレコメンド生成部は、情報機器20のユーザのニーズを満たすことができる対象機器、例えばレンタルする機器や購入する機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々をレコメンド情報として生成する。
【0047】
サーバ50は、通信部51と、プログラム情報データベース52(以下、「プログラム情報DB52」という)と、所有機器情報データベース53(以下、「所有機器情報DB53」という)と、関係者機器情報データベース54(以下、「関係者機器情報DB54」という)と、論文機器情報データベース55(以下、「論文機器情報DB55」という)と、管理画像情報データベース56(以下、「管理画像情報DB56」という)と、ユーザ情報データベース57(以下、「ユーザ情報DB」という)と、サーバ制御部58と、を備える。
【0048】
通信部51は、サーバ制御部58の制御のもと、所定の通信規格に従ってネットワークを経由することによって入力された各種情報やデータを受信するとともに、各種情報やデータを送信する。
【0049】
プログラム情報DB52は、サーバ50が実行する各種プログラムおよびサーバ50にアクセスすることができる情報機器20のプログラムをファームアップするための更新プログラム等を記録する。
【0050】
所有機器情報DB53は、情報機器20のユーザを識別する識別情報と、情報機器20のユーザが所有する複数の所有機器と、複数の所有機器の各々の機能に関する所有機器機能情報と、複数の所有機器の各々の性能に関する所有機器性能情報と、を対応付けた所有機器情報を記録する。また、所有機器情報DB53は、情報機器20のユーザを識別する識別情報と、情報機器20のユーザが利用可能な複数の対象機器と、複数の対象機器の各々の機能に関する機能情報を対応付けた情報をさらに記録する。なお、実施の形態では、所有機器情報DB53が記録部として機能する。また、所有機器情報DB53は、SSD(Solid State Drive)やHDD(Hard Disk Drive)等を用いて構成される。
【0051】
関係者機器情報DB54は、情報機器20のユーザと関係する関係者が所有する複数の関係者機器と、複数の関係者機器の各々の機能に関する関係者機器機能情報と、複数の関係者機器の各々の性能に関する関係者機器性能情報と、を対応付けた関係者機器情報を記録する。
【0052】
論文機器情報DB55は、複数の論文の各々に関する複数の論文情報と、前記複数の論文で用いられた機器に関する複数の機器情報と、を対応付けた論文機器情報を記録する。
【0053】
管理画像情報DB56は、複数の観察対象の各々を撮像した複数の観察画像と、前記複数の観察対象の各々を観察した観察時における機器に関する複数の機器情報と、を対応付けた観察機器情報を記録する。ここでは、利用したアクセサリの情報なども、画像と関連付けられて、管理、検索できるように記録してある。画像が外部から入力された場合には、ここにある類似画像を検索して、画像取得日時や場所、条件(それを取得した時の機器の情報、アクセサリの情報)、または、これを撮影した人のコメントなどを管理していてもよい。
【0054】
ユーザ情報DB57は、情報機器20のユーザを識別する識別情報と、サーバ50が提供する情報提供サービスにログインする際のパスワードと、を対応付けたユーザ情報を記録する。
【0055】
サーバ制御部58は、サーバ50を構成する各部を統括的に制御する。サーバ制御部58は、CPU等を用いて構成される。ここで、サーバ制御部58の詳細な構成について説明する。サーバ制御部58は、ユーザ識別部581と、レコメンド生成部582と、通信制御部583と、を有する。
【0056】
ユーザ識別部581は、ネットワークおよび通信部51を経由してサーバ50にアクセスされた機器の識別情報およびパスワードと、ユーザ情報DB57が記録するユーザIDと、に基づいて、サーバ50が提供するサービスにログインすることができるか否かを判定する。
【0057】
レコメンド生成部582は、ユーザのニーズの入力結果に従って、レコメンドをするもので、このニーズの入力は、このような画像を観察したい、とか、このような画像が撮りたい、といった画像(お手本画像、観察対象画像、サンプル画像)を、情報機器20を介して入力、または、指定して行ってもよく、もっと具体的にこのような機材で観察、撮影したいという、機器情報を「購入希望、レンタル希望」という手続きで行ってもよい。レコメンド生成部582は、情報機器20から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、必ずしも、新規取得せずとも、手元にあるユーザの機器で代用できることがありうる。近年、情報機器20などは、機能、性能が高度化して、ユーザが気付いておらず、利用したことのない機能がある場合が増えているからである。したがって、まず、レコメンド生成部582は、情報機器20から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、ユーザが所望する機器に代えて情報機器20のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を生成する。具体的には、レコメンド生成部582は、ユーザが所望する機器の機能に関する機器機能情報と性能に関する機器性能情報とに基づいて、ユーザが所望する機器に代えて、観察対象の観察を行うことができる所有機器を利用機器として所有機器情報DB53が記録する所有機器情報から検索することによってレコメンド情報を生成する。さらに、レコメンド生成部582は、所有機器の所有機器機能情報と所有機器性能情報とに基づいて、所有機器とユーザが所望する機器との機能差および性能差を制約情報とするレコメンド情報を生成する。レコメンド生成部582は、検索部582aと、判定部582bと、機器情報生成部582cと、制約情報生成部582dと、を有する。
【0058】
このように、レコメンド生成部582は、新しい機器を取得せずとも、ユーザが所有する所有機器で事足りることもあることを示すレコメンド情報を生成する、ここでは、レコメンド生成部582は、情報機器20のユーザを識別する識別情報と、情報機器20のユーザが所有する複数の所有機器と、複数の所有機器の各々の機能に関する所有機器機能情報を対応付けた所有機器情報を記録する所有機器情報記録部53が記録する機器の機能に関する機器機能情報に基づいて、ユーザのニーズを満たすことができる所有機器を検索することによってレコメンド情報を生成する。そのほかに、レコメンド生成部582は、観察対象(サンプル画像)を管理画像情報DBに記録されている画像から選んで、それをユーザニーズとしてレコメンドを行ってもよい。
【0059】
検索部582aは、ユーザが所望する機器の機能に関する機器機能情報と性能に関する機器性能情報と、に基づいて、観察対象の観察を行うことができる所有機器を利用機器として所有機器情報DB53が記録する所有機器情報から検索する。必要に応じて、それで代用してもよいし、所望機器をレンタル、購入してもよい。
【0060】
判定部582bは、検索部582aが所有機器情報DB53によって記録された所有機器情報から所有機器を検索できたか否かを判定する。
【0061】
機器情報生成部582cは、判定部582bによって検索部582aが所有機器を検索できたと判定された場合、ユーザが所望する機器に代えて、検索部582aが検索した所有機器を利用機器とする利用機器情報をレコメンド情報として生成する。
【0062】
制約情報生成部582dは、検索部582aによって検索された所有機器の所有機器機能情報と所有機器性能情報とに基づいて、所有機器の制約情報をレコメンド情報として生成する。
【0063】
通信制御部583は、通信部51の通信を制御する。通信制御部583は、レコメンド生成部582が生成したレコメンド情報を通信部51に送信させる。
【0064】
〔情報提供システムの処理の概要〕
次に、情報提供システム1が実行する処理の概要について説明する。
図5は、情報提供システム1が実行する処理の概要を示す概念図である。
【0065】
図5に示すように、情報機器20を所有するユーザは、サーバ50が管理する管理コンテンツを閲覧することができる閲覧サービスにログインした後、サーバ50から提供される複数のコンテンツデータの中から所望の画像、お手本画像、例えばキャプチャー画像P1を選択する。ここでは、すでにシステムがお手本画像を持っていて選択するような例を説明するが、これは、前述のように、テキスト入力で検索してもよく、あらかじめ他のシステムの検索エンジンなどで取得した画像を入力できるようにしてもよい。または、こうした検索エンジンの機能を、サーバ50が有してもよく、外部システム連携して画像を得てもよい。
【0066】
そして、ユーザは、キャプチャー画像P1を撮影したいが、どのような機材や条件等で撮影できるのか分からない。このため、ユーザは、キャプチャー画像P1を撮影した機材を新規な機材として購入するため、サーバ50またはサーバ50を経由して外部のサーバ60へ新規な機器の購入を申請する申請信号およびキャプチャー画像P1をサーバ50へ送信する(ステップS1)。
【0067】
その後、サーバ50は、情報機器20から送信されたキャプチャー画像P1に基づいて、キャプチャー画像P1を撮影した機器に代えて、ユーザが所有する所有機器群3Gで代替え、または組み合わせることによって代替えすることができるか否かを判定し、代替えすることができる場合、情報機器20にレコメンド情報を送信する(ステップS2)。これにより、ユーザは、情報機器20の表示部22でレコメンド情報に対応するレコメンド画像P2が表示されるので、ユーザ自身が所有する所有機器であるキャプチャー装置30でキャプチャー画像P1を撮影することができることを直感的に把握することができる。なお、サーバ50は、ユーザの所有機器群3Gだけでなく、ユーザと関係する関係者所有機器4Gの中から代替え機器であるキャプチャー装置40をレコメンド情報として情報機器20へ送信してもよい。この結果、ユーザが所有する遊休機器を有効活用することができる。さらに、サーバ50は、キャプチャー画像P1を撮影した機器がユーザの所有機器群3Gにあるか否かを判定し、キャプチャー画像P1を撮影した機器がユーザの所有機器群3Gにない場合、キャプチャー画像P1を撮影した機器の購入またはレンタルを促す販売促進情報をレコメンド情報として情報機器20へ送信してもよい。
【0068】
〔キャプチャー装置の処理〕
まず、キャプチャー装置30が実行する処理について説明する。
図6は、キャプチャー装置30が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
【0069】
図6に示すように、まず、操作部33に対してユーザの操作があった場合(ステップS101:Yes)、キャプチャー装置30は、操作に応じた動作を実行する(ステップS102)。具体的には、キャプチャー装置30は、操作部33に対するユーザ操作内容がパラメータを変更する操作である場合、キャプチャー制御部38がキャプチャー装置30の撮影パラメータを変更する。
【0070】
続いて、操作部33に対してキャプチャー操作があった場合(ステップS103:Yes)、キャプチャー装置30は、キャプチャー動作を実行する(ステップS104)。例えば、キャプチャー制御部38は、撮像部21に撮影動作を実行させることによってキャプチャー画像データ(画像データ)を生成するキャプチャー動作を実行させる。
【0071】
その後、キャプチャー制御部38は、第3通信部36およびネットワークを経由することによって、情報取得部31が撮像した撮像結果をサーバ50へ送信する(ステップS105)。
【0072】
続いて、ネットワークを経由してサーバ50から通信要求があった場合(ステップS106:Yes)において、キャプチャー装置30の設定がサーバ50からの接続を許可しているとき(ステップS107:Yes)、キャプチャー制御部38は、通信部24およびネットワークを経由することによって、サーバ50へ各種情報を送信する(ステップS108)。具体的には、キャプチャー制御部38は、キャプチャー装置30の機能に関する機能情報、性能に関する性能情報、キャプチャー装置30に過去に接続された各種のアクセサリに関するアクセサリ情報をサーバ50へ送信する。ここで、機能情報とは、キャプチャー装置30の能力の種別を示す情報、例えば撮像装置や顕微鏡装置であることを示す情報である。性能情報とは、キャプチャー装置30の撮像部21の解像度(画素数)、倍率、フレームレート、許容ISO感度およびシャッタスピード等である。アクセサリ情報とは、過去にキャプチャー装置30に接続されたフラッシュ、マイク、モニタおよびレコーダの性能および機能を含む情報である。キャプチャー制御部38は、このアクセサリを機器に取り付けた時に、何ができるかの情報をデータベース化しておく。マイク、レコーダなら録音機能や音質の情報、フラッシュなら暗い場所の撮影や影の対策といった効果やその光量が性能情報になるし、三脚のように手ぶれを抑制する機能や、支えられる高さ、重さの性能情報がある。
【0073】
その後、操作部33が操作され、終了する場合(ステップS109:Yes)、キャプチャー装置30は、本処理を終了する。これに対して、操作部33が操作されず、終了しない場合(ステップS109:No)、キャプチャー装置30は、上述したステップS101へ戻る。
【0074】
ステップS101において、操作部33に対して操作がなかった場合(ステップS101:No)、キャプチャー装置30は、ステップS106へ移行する。
【0075】
ステップS103において、操作部33に対してキャプチャー操作がなかった場合(ステップS103:No)、キャプチャー装置30は、ステップS106へ移行する。
【0076】
ステップS106において、ネットワークを経由してサーバ50から通信要求がなかった場合(ステップS106:No)、キャプチャー装置30は、ステップS109へ移行する。
【0077】
ステップS107において、キャプチャー装置30の設定がサーバ50からの接続を許可していないとき(ステップS107:No)、キャプチャー装置30は、ステップS109へ移行する。
【0078】
〔情報機器の処理〕
次に、情報機器20が実行する処理について説明する。
図7は、情報機器20が実行する処理の概要を示すフローチャートである。情報機器20は、サーバ50と通信することができる。情報機器20と通信することができるサーバ50は、情報機器20のユーザを識別し、情報機器20のユーザが所有または購入、レンタル可能な複数の対象機器と、これら複数の対象機器の各々の機能に関する対象機器機能情報を対応付けた対象機器情報を記録する対象機器情報記録部が記録する対象機器の機能に関する機器機能情報に基づいて、ユーザのニーズを満たすことができる対象機器を検索することによってレコメンド情報を生成した結果を受信する情報機器の説明を行う。ここでは、このユーザのニーズを画像(観察対象)の選択によって入力する例を説明する。
【0079】
図7に示すように、まず、情報機器20のモードがサーバ50と連携する連携モードに設定されている場合(ステップS201:Yes)、情報機器20は、ネットワークを経由してサーバ50へ情報機器20の識別情報であるID(ログインID)およびパスワードを送付する(ステップS202)。この場合、ユーザは、情報機器20の操作部23を操作することによってIDおよびパスワードを情報機器20へ入力する。
【0080】
続いて、操作部23に対して、サーバ50が記録する画像データ群の閲覧を請求する特定画像鑑賞操作があった場合(ステップS203:Yes)、情報制御部26は、操作部23から入力された画像データ群の閲覧を要求する閲覧要求信号をサーバ50へ送信する(ステップS204)。ステップS204の後、情報機器20は、後述するステップS205へ移行する。これに対して、操作部23に対して、サーバ50が記録する画像データ群の閲覧を請求する特定画像鑑賞操作がなかった場合(ステップS203:No)、情報機器20は、後述するステップS208へ移行する。
【0081】
ステップS205において、情報制御部26は、サーバ50から画像データ群を受信し、この画像データ群に対応する画像一覧を表示部22に表示させる。
【0082】
続いて、操作部23に対して、表示部22が一覧表示する画像群から観察対象を選択した場合(ステップS206:Yes)、情報制御部26は、表示部22に観察対象を全画面表示させる(ステップS207)。
【0083】
その後、操作部23に対して、観察対象を観察することができる機材の購入を指示する操作があった場合(ステップS208:Yes)、情報制御部26は、操作部23の操作によって指示された機材(新規な機器)に関する機材情報をサーバ50へ送信する(ステップS209)。具体的には、情報制御部26は、観察対象として選択された画像データのヘッダ情報に含まれる撮影機器に関する識別情報、機能情報および性能情報等をサーバ50へ送信する。もちろん、情報制御部26は、観察対象として選択された画像データのヘッダ情報に含まれる製品情報等をサーバ50へ送信してもよい。
【0084】
続いて、サーバ50からレコメンド情報を受信した場合(ステップS210:Yes)、情報制御部26は、サーバ50から受信したレコメンド情報を表示部22に表示させる(ステップS211)。これにより、情報機器20のユーザは、サーバ50からのレコメンド情報を参考にしながら観察対象のために新しく機器を購入するか、一定の制約があるが新しい機器を購入することなく、ユーザが所有する所有機器を用いて観察対象を観察するか否かを判断することができる。さらに、レコメンド情報には、サーバ50によって生成された観察画像の観察時における機器(新しい機器)に関する機器情報および機器の購入またはレンタルを促す販売促進情報が含まれる。
【0085】
その後、操作部23に対して、機器の購入またはレンタルを決定する操作があった場合(ステップS212:Yes)、情報制御部26は、サーバ50に機器の購入を申請する申請信号を通信部24に送信させる(ステップS213)。
【0086】
続いて、操作部23が操作されることによって、操作を終了する指示信号が入力された場合(ステップS214:Yes)、情報機器20は、本処理を終了する。これに対して、操作部23が操作されることなく、操作を終了する指示信号が入力されていない場合(ステップS214:No)、情報機器20は、上述したステップS203へ戻る。
【0087】
ステップS208において、操作部23に対して、観察対象を観察することができる機材の購入を指示する操作がなかった場合(ステップS208:No)、情報機器20は、ステップS214へ移行する。
【0088】
ステップS210において、サーバ50からレコメンド情報を受信していない場合(ステップS210:No)、情報機器20は、ステップS212へ移行する。
【0089】
ステップS212において、操作部23に対して、機材の購入またはレンタルを決定する操作がなかった場合(ステップS212:No)、情報機器20、ステップS214へ移行する。
【0090】
ステップS206において、操作部23に対して、表示部22が一覧表示する画像群から観察対象を選択していない場合(ステップS206:No)、情報機器20は、後述するステップS215へ移行する。
【0091】
続いて、操作部23の操作によって論文情報が入力された場合(ステップS215)、情報制御部26は、通信部24に論文情報をサーバ50へ送信させる(ステップS216)。ステップS216の後、情報機器20は、ステップS208へ移行する。ここでは、情報制御部26は、ユーザが行いたい行為に相応しい機器をレコメンドするときに、何かお手本となる絵日記やレポート(ここでは論文等を想定)などを指定、入力して、ユーザがニーズを入力可能とした例である。特に、ユーザが行いたい行為が、観察や撮影など、画像がらみの場合は、このような行為をしたいという文章などをその時、キーボードやタッチパネルで入力しても良いが、お手本画像やお手本論文などを入力したり、例示したり、ものから選択することによって、ユーザのニーズは簡単に入力することができる。
【0092】
ステップS201において、情報機器20のモードがサーバ50と連携する連携モードに設定されていない場合(ステップS201:No)、情報機器20は、ステップS217へ移行する。
【0093】
続いて、情報機器20は、その他のモードを実行する(ステップS217)。例えば、情報機器20は、外部の機器と通信する通話モードを実行する。ステップS217の後、情報機器20は、ステップS208へ移行する。
【0094】
〔サーバの処理〕
次に、サーバ50が実行する処理について説明する。
図8は、サーバ50が実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図8に示すサーバ50は、情報機器20と通信することができる。サーバ50は、情報機器20のユーザを識別し、ユーザが所有または購入、レンタル可能な複数の対象機器と、これら複数の対象機器の各々の機能に関する対象機器機能情報を対応付けた対象機器情報を記録する所有機器情報DC53が記録する対象機器の機能に関する機器機能情報に基づいて、ユーザのニーズを満たすことができる対象機器を検索することによってレコメンド情報を生成する。このサーバ50は、情報機器20を介して入力される情報機器20のユーザのニーズを、情報機器20において画像(観察対象)が選択されることによって情報機器20のユーザのニーズを推定してもよいし、、新しい機器のレンタルや購入希望が入力されることによって情報機器20のユーザのニーズを推測してもよい。
【0095】
図8に示すように、まず、ネットワークを経由してアクセスされた情報機器20からIDおよびパスワードを受信した場合(ステップS301:Yes)、サーバ50は、後述するステップS302へ移行する。これに対して、ネットワークを経由してアクセスされた情報機器20からIDおよびパスワードを受信していない場合(ステップS301:No)、サーバ50は、後述するステップS313へ移行する。
【0096】
ステップS302において、ユーザ識別部581は、情報機器20から送信されたIDおよびパスワードと、ユーザ情報DB57に記録されたユーザ情報と、に基づいて、情報機器20から送信されたIDおよびパスワードがサーバ50の管理コンテンスサービスにログインすることができるユーザであるか否かを判定する。ユーザ識別部581によって情報機器20から送信されたIDおよびパスワードがサーバ50の管理コンテンツサービスにログインすることができるユーザであると判定された場合(ステップS302:Yes)、サーバ50は、後述するステップS303へ移行する。これに対して、ユーザ識別部581によって情報機器20から送信されたIDおよびパスワードがサーバ50の管理コンテンツサービスにログインすることができないユーザであると判定された場合(ステップS302:No)、サーバ50は、後述するステップS319へ移行する。
【0097】
ステップS303において、情報機器20からサーバ50の管理画像情報DB56が管理する管理コンテンツデータの送信を要求する閲覧要求信号を通信部51が受信した場合(ステップS303:Yes)、通信制御部583は、管理画像情報DB56が管理する管理コンテンツデータを通信部51に情報機器20へ向けて送信させる(ステップS304)。ステップS304の後、サーバ50は、後述するステップS305へ移行する。これに対して、情報機器20からサーバ50の管理画像情報DB56が管理する管理コンテンツデータの送信を要求する閲覧要求信号を通信部51が受信していない場合(ステップS303:No)、サーバ50は、後述するステップS315へ移行する。
【0098】
ステップS305において、情報機器20から観察対象のために機器をレンタルまたは購入する申請信号が通信部51に入力された場合(ステップS305:Yes)、サーバ50は、後述するステップS306へ移行する。これに対して、情報機器20から観察対象のために機器をレンタルまたは購入する申請信号が通信部51に入力されていない場合(ステップS305:No)、サーバ50は、後述するステップS314へ移行する。
【0099】
ステップS306において、検索部582aは、情報機器20から送信されたIDと所有機器情報DB53とに基づいて、情報機器20のユーザが所持する所有機器を検索する。
【0100】
続いて、検索部582aは、情報機器20から観察対象のために購入信号が入力された機器の種別を検索する(ステップS307)。
【0101】
その後、サーバ50は、情報機器20から観察対象のために購入信号が入力された機器に応じたアドバイスを判定するアドバイス判定処理を実行する(ステップS308)。
【0102】
〔アドバイス判定処理〕
図9は、上述したステップS308のアドバイス判定処理の概要を示すフローチャートである。
【0103】
図9に示すように、検索部582aは、情報機器20が選択した観察対象のキャプチャー画像を生成した機器の機能性能および性能情報を検索する(ステップS401)。具体的には、検索部582aは、情報機器20が選択した観察対象のキャプチャー画像のヘッド情報に含まれる機器情報および管理画像情報DB56に基づいて、機器の機能情報および性能情報を検索する。
【0104】
続いて、検索部582aは、情報機器20が選択した観察対象のキャプチャー画像のヘッド情報の機器情報および管理画像情報DB56に基づいて、類似機能の機器を検索する(ステップS402)。例えば、検索部582aは、キャプチャー画像のヘッダ情報に含まれる機器情報および管理画像情報DB56に基づいて、機能および性能の一部が一致する類似機能の機器を検索する。
【0105】
その後、判定部582bは、検索部582aが検索した機能情報と性能情報および所有機器情報DB53に基づいて、類似機器が情報機器20のユーザが所有する所有機器にあるか否かを判定する(ステップS403)。判定部582bによって類似機器が情報機器20のユーザが所有する所有機器にあると判定された場合(ステップS403:Yes)、ステップS404へ移行する。
【0106】
続いて、判定部582bは、アドバイスありと判定する(ステップS404)。ステップS404の後、サーバ50は、
図8のメインルーチンへ戻る。
【0107】
ステップS403において、判定部582bによって類似機器が情報機器20のユーザが所有する所有機器にないと判定された場合(ステップS403:No)、サーバ50は、ステップS405へ移行する。
【0108】
続いて、判定部582bは、検索部582aが検索した機能情報と性能情報および関係者機器情報DB54に基づいて、類似機器が情報機器20のユーザが関係する関係者管理に関係者機器があるか否かを判定する(ステップS405)。判定部582bによって類似機器が情報機器20のユーザが関係する関係者管理に関係者機器があると判定された場合(ステップS405:Yes)、サーバ50は、ステップS404へ移行する。
【0109】
ステップS405において、判定部582bによって類似機器が情報機器20のユーザが関係する関係者管理に関係者機器がないと判定された場合(ステップS405:No)、ステップS406へ移行する。
【0110】
続いて、判定部582bは、アドバイスなしと判定する(ステップS406)。ステップS406の後、サーバ50は、
図8のメインルーチンへ戻る。
【0111】
図8に戻り、ステップS309以降の説明を続ける。
ステップS309において、レコメンド生成部582によるアドバイスがある場合(ステップS309:Yes)、サーバ50は、後述するステップS310へ移行する。これに対して、レコメンド生成部582によるアドバイスがない場合(ステップS309:No)サーバ50は、後述するステップS311へ移行する。
【0112】
ステップS310において、サーバ50は、情報機器20に対してレコメンドを送信するレコメンド送信処理を実行する。
【0113】
〔レコメンド送信処理〕
図10は、上述したステップS310のレコメンド送信処理の概要を示すフローチャートである。
【0114】
図10に示すように、判定部582bは、情報機器20から送信されたキャプチャー画像に基づいて、観察対象の種別を判定する(ステップS501)。
【0115】
続いて、判定部582bは、観察対象の観察を情報機器20のユーザが所有する所有機器で代替え可能であるか否かを判定する(ステップS502)。具体的には、判定部582bは、ステップS305でユーザが購入を希望する機器に代えて、上述したアドバイス判定処理で判定した類似機器で観察対象の観察を代替え可能であるか否かを判定する。判定部582bによって観察対象の観察を情報機器20のユーザが所有する所有機器で代替え可能であると判定された場合(ステップS502:Yes)、サーバ50は、後述するステップS503へ移行する。これに対して、判定部582bによって観察対象の観察を情報機器20のユーザが所有する所有機器で代替え可能でないと判定された場合(ステップS502:No)、サーバ50は、後述するステップS507へ移行する。
【0116】
ステップS503において、機器情報生成部582cは、判定部582bによって代替えできると判定された所有機器をレコメンド情報として生成する。
【0117】
続いて、判定部582bによって代替えできると判定された機器に関係者機器が含まれている場合(ステップS504:Yes)、サーバ50は、後述するステップS505へ移行する。これに対して、判定部582bによって代替えできると判定された機器に関係者機器が含まれていない場合(ステップS504:No)、サーバ50は、後述するステップS506へ移行する。
【0118】
ステップS505において、機器情報生成部582cは、判定部582bによって代替えできると判定された所有機器と関係者機器とを組む合わせたレコメンド情報を生成する。
【0119】
通信制御部583は、レコメンド生成部582が生成したレコメンド情報を通信部51に情報機器20に向けて送信させる(ステップS506)。ステップS506の後、サーバ50は、
図8のメインルーチンへ戻る。
【0120】
ステップS507において、判定部582bは、ユーザが購入を希望する機器の機能と、ユーザが所有する所有機器の機能との機能差を判定する。判定部582bによってユーザが購入を希望する機器の機能とユーザが所有する所有機器の機能との機能差があると判定された場合(ステップS507:Yes)、サーバ50は、後述するステップS508へ移行する。これに対して、判定部582bによってユーザが購入を希望する機器の機能と、ユーザが所有する所有機器の機能との機能差がないと判定された場合(ステップS507:No)、サーバ50は、後述するステップS510へ移行する。
【0121】
ステップS508において、制約情報生成部582dは、ユーザが購入を希望する機器の機能とユーザが所有する所有機器の機能との機能差をレコメンド情報として生成する。例えば、制約情報生成部582dは、ユーザがレンタルまたは購入を希望する機器の機能が撮像であり、ユーザが所有する所有機器の機能が観察の場合、撮像できるが、所望の撮像を行うことができない旨の機能差をレコメンド情報として生成する。
【0122】
続いて、制約情報生成部582dは、ユーザが購入を希望する機器の機能とユーザが所有する所有機器との機能差をユーザ情報DB57に記録する(ステップS509)。これにより、サーバ50にアクセスされた各種機器のユーザが所望する機能や性能を把握することができるので、商品開発等で活用することができる。ステップS509の後、サーバ50は、ステップS506へ移行する。
【0123】
ステップS510において、判定部582bは、ユーザが購入を希望する機器の性能とユーザが所有する所有機器の性能との性能差を判定する。判定部582bによってユーザが購入を希望する機器の性能とユーザが所有する所有機器の性能との性能差があると判定された場合(ステップS510:Yes)、サーバ50は、後述するステップS511へ移行する。これに対して、判定部582bによってユーザが購入を希望する機器の性能とユーザが所有する所有機器の性能との性能差がないと判定された場合(ステップS510:No)、サーバ50は、後述するステップS512へ移行する。
【0124】
ステップS511において、制約情報生成部582dは、ユーザが購入を希望する機器の性能とユーザが所有する所有機器の性能との性能差をレコメンド情報として生成する。具体的には、ユーザが購入を希望する機器の性能である解像度と所有機器の性能である解像度の差をレコメンド情報として生成する。ステップS511の後、サーバ50は、後述するステップS509へ移行する。例えば、性能差としては、解像度、ズーム倍率、レンズの明るさ、AFの有無、処置具対応等のバリエーションである。
【0125】
ステップS512において、情報機器20から受信したデータが論文情報である場合(ステップS512:Yes)、サーバ50は、後述するステップS513へ移行する。これに対して、情報機器20から受信したデータが論文情報でない場合(ステップS512:No)、サーバ50は、ステップS502へ移行する。
【0126】
ステップS513において、サーバ50は、論文情報に応じた論文処理を実行する(ステップS513)。
【0127】
〔論文処理〕
図11は、上述した
図10のステップS513の論文処理の概要を示すフローチャートである。
【0128】
図11に示すように、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報に機器情報があるか否かを判定する(ステップS601)。判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報に機器情報があると判定された場合(ステップS601:Yes)、サーバ50は、後述するステップS607へ移行する。これに対して、判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報に機器情報がないと判定された場合(ステップS601:No)、サーバ50は、後述するステップS602へ移行する。
【0129】
ステップS602において、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報がユーザで検索した論文であるか否かを判定する(ステップS602)。判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報がユーザで検索した論文であると判定した場合(ステップS602:Yes)、サーバ50は、後述するステップS607へ移行する。これに対して、判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報がユーザで検索した論文でないと判定した場合(ステップS602:No)、サーバ50は、後述するステップS603へ移行する。
【0130】
ステップS603において、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報と類似する類似論文が論文機器情報DB55に記録された複数の論文情報にあるか否かを判定する。判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報と類似する類似論文が論文機器情報DB55に記録された複数の論文情報にあると判定された場合(ステップS603:Yes)、サーバ50は、後述するステップS607へ移行する。これに対して、判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報と類似する類似論文が論文機器情報DB55に記録された複数の論文情報にないと判定された場合(ステップS603:No)、サーバ50は、後述するステップS604へ移行する。
【0131】
ステップS604において、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報が引用文献であるか否かを判定する。判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報が引用文献であると判定された場合(ステップS604:Yes)、サーバ50は、後述するステップS607へ移行する。これに対して、判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報が引用文献でないと判定された場合(ステップS604:No)、サーバ50は、後述するステップS605へ移行する。
【0132】
ステップS605において、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報に含まれる著者が論文機器情報DB55に記録された入札情報にあるか否かを判定する。判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報に含まれる著者が論文機器情報DB55に記録された入札情報にあると判定された場合(ステップS605:Yes)、サーバ50は、後述するステップS607へ移行する。これに対して、判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報に含まれる著者が論文機器情報DB55に記録された入札情報にないと判定された場合(ステップS605:No)、サーバ50は、後述するステップS606へ移行する。
【0133】
ステップS606において、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報が情報機器20のユーザによって記入されたものがあるか否かを判定する。判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報が情報機器20のユーザによって記入されたものであると判定された場合(ステップS606:Yes)、サーバ50は、後述するステップS607へ移行する。これに対して、判定部582bによって情報機器20から受信した論文情報が情報機器20のユーザによって記入されたものでないと判定された場合(ステップS606:No)、サーバ50は、
図10のサブルーチンへ戻る。
【0134】
ステップS607において、制約情報生成部582dは、情報機器20から受信した論文情報の機器情報を論文機器情報DB55に記録することによって論文機器情報DB55を更新する。
【0135】
続いて、判定部582bは、情報機器20から受信した論文情報に機器情報ありと判定する(ステップ608)。ステップS508の後、サーバ50は、
図10のサブルーチンへ戻る。
【0136】
図10に戻り、ステップS514以降の説明を続ける。
ステップS514において、論文機器情報DB55に機器情報がある場合(ステップS514:Yes)、サーバ50は、後述するステップS509へ移行する。これに対して、論文機器情報DB55に情報機器がない場合(ステップS514:No)、サーバ50は、後述するステップS502へ移行する。
【0137】
図8に戻り、ステップS311以降の説明を続ける。
ステップS311において、情報機器20から機器の購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合(ステップS311:Yes)、サーバ50は、機器の購入またはレンタルの手続きを行う購入レンタル手続処理を行う(ステップS312)。具体的には、サーバ50は、サーバ60と連携することによって、情報機器20から入力された申請信号に応じた機器の購入またはレンタルをサーバ60へ指示する。この場合、サーバ50は、情報機器20のユーザの識別情報、例えばユーザの名前、住所、電話番号および機器を含む各種情報をサーバ60へ送信する。これにより、サーバ60は、情報機器20のユーザに対してメール等でコンタクトすることにより、機器の購入またはレンタルの詳細な手続きを行う。ステップS312の後、サーバは、後述するステップS313へ移行する。これに対して、情報機器20から機器の購入またはレンタルを申請する申請信号が入力されていない場合(ステップS312:No)、サーバ50は、後述するステップS313へ移行する。
【0138】
ステップS313において、情報機器20がサーバ50からログアウトする場合(ステップS313:Yes)、サーバ50は、本処理を終了する。これに対して、情報機器20がサーバ50からログアウトしない場合(ステップS313:No)、サーバ50は、上述したステップS301へ戻る。
【0139】
ステップS314において、情報機器20から論文情報を受信した場合(ステップS314:Yes)、サーバ50は、ステップS306へ移行する。これに対して、情報機器20から論文情報を受信していない場合(ステップS314:No)、サーバ50は、ステップS313へ移行する。
【0140】
ステップS315において、情報機器20がコンテンツ管理モードである場合(ステップS315:Yes)、サーバ50は、後述するステップS316へ移行する。これに対して、情報機器20がコンテンツ管理モードでない場合(ステップS315:No)、サーバ50は、後述するステップS313へ移行する。
【0141】
ステップS316において、情報機器20から画像データ等の受信コンテンツデータを受信した場合(ステップS316:Yes)、サーバ50は、情報機器20から受信した画像データを管理画像情報DB56に記録する(ステップS317)。ステップS317の後、サーバ50は、ステップS313へ移行する。
【0142】
ステップS316において、情報機器20から画像データ等の受信コンテンツデータを受信していない場合(ステップS316:No)、サーバ50は、営業情報を営業データベースに記録する営業情報データ処理を実行する(ステップS318)。具体的には、サーバ50は、情報機器20から送信された営業情報を論文機器情報DB55に記録する。例えば、サーバ50は、情報機器20から送信された研究者が研究に用いた機器、試薬、設定値等を含む論文情報を営業情報として論文機器情報DB55に記録する。ステップS318の後、サーバ50は、ステップS313へ移行する。
【0143】
ステップS319において、サーバ50は、アクセスした情報機器20に対してIDおよびパスワードがエラーであることを示すエラー情報を情報機器20へ送信する。ステップS319の後、サーバ50は、ステップS318へ移行する。
【0144】
以上説明した本開示の一実施の形態によれば、煩雑な作業を行うことなく、ユーザが所有する遊休品を有効に活用することができる。
【0145】
また、本開示の一実施の形態によれば、レコメンド生成部582が情報機器20のユーザから新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、ユーザが所望する機器に代えて、情報機器20のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を生成し、このレコメンド情報を情報機器20へ送信するので、煩雑な作業を行うことなく、ユーザが所有する遊休品を有効に活用することができる。
【0146】
また、本開示の一実施の形態によれば、レコメンド生成部582がユーザの所望する機器の機能に関する機器機能情報と性能に関する機器性能情報とに基づいて、ユーザの所望する機器に代えて、観察対象の観察を行うことができるユーザの所有機器を利用機器として所有機器情報から検索することによってレコメンド情報を生成するので、ユーザが所有する遊休品を有効に活用することができるうえ、ユーザが知らなかった機能や性能を把握することができる。
【0147】
また、本開示の一実施の形態によれば、レコメンド生成部582がユーザの所有機器の所有機器機能情報と所有機器性能情報とに基づいて、ユーザの所有機器とユーザが所望する機器との機能差および性能差を制約情報とするレコメンド情報を生成し、このレコメンド情報を情報機器20へ送信するので、ユーザが所望する機器との機能差および性能差を許容できるか否かの判断を直感的に行うことができる。
【0148】
また、本開示の一実施の形態では、情報機器20として、撮像装置、顕微鏡および内視鏡を例に説明していたが、これに限定されることなく、例えば
図12に示すように顕微鏡30aのみであっても適用することができるし、
図13に示すように内視鏡システム30bであっても適用することができる。もちろん、
図14に示すように、キャプチャー装置30が撮像装置やレンズ装置30cおよび各種アクセサリで構成された所有機器群3Gであっても適用することができる。例えば、
図12に示すように顕微鏡30aのみである場合、レコメンド生成部582は、顕微鏡30aに付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々をレコメンド情報としてさらに生成してもよい。さらに、
図13に示すように内視鏡システム30bの場合、レコメンド生成部582は、病気、術式、性別および年齢のいずれかにおいて最適な機器情報をレコメンド情報として生成してもよい。さらにまた、
図14に示すようにキャプチャー装置30の場合、レコメンド生成部582は、最適な組み合わせをレコメンド情報として生成してもよい。なお、このアクセサリだけ所有せず、購入、レンタルできるような構成に応用することは容易である。
【0149】
上述した本開示の一実施の形態に係る情報提供システムに開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることによって、種々の発明を形成することができる。例えば、上述した本開示の実施の形態に係る情報提供システムに記載した全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。さらに、上述した本開示の実施の形態に係る情報提供システムで説明した構成要素を適宜組み合わせてもよい。
【0150】
また、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムでは、上述してきた「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。
【0151】
また、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムに実行させるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルデータでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)、USB媒体、フラッシュメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0152】
また、本開示の一実施の形態に係る情報提供システムに実行させるプログラムは、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。
【0153】
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本開示を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。即ち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。また、こうした、単純な分岐処理からなるプログラムに限らず、より多くの判定項目を総合的に判定して分岐させてもよい。その場合、ユーザにマニュアル操作を促して学習を繰り返すうちに機械学習するような人工知能の技術を併用しても良い。また、多くの専門家が行う操作パターンを学習させて、さらに複雑な条件を入れ込む形で深層学習をさせて実行してもよい。
【0154】
以上、本願の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、本開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本開示を実施することが可能である。
【0155】
なお、本技術は以下のような構成も取ることができる。
(1)
情報機器と通信することができるサーバであって、
前記情報機器から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、前記機器に代えて前記情報機器のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、前記利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を生成するレコメンド生成部と、
前記レコメンド情報を前記情報機器へ送信する通信部と、
を備えるサーバ。
(2)
前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが所有する複数の所有機器と、前記複数の所有機器の各々の機能に関する所有機器機能情報と、前記複数の所有機器の各々の性能に関する所有機器性能情報と、を対応付けた所有機器情報を記録する所有機器情報記録部をさらに備え、
前記レコメンド生成部は、
前記機器の機能に関する機器機能情報と前記機器の性能に関する機器性能情報とに基づいて、前記機器に代えて、前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器を前記利用機器として前記所有機器情報から検索することによって前記レコメンド情報を生成する(1)に記載のサーバ。
(3)
前記レコメンド生成部は、
前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器と前記機器との機能差および性能差を前記制約情報とする前記レコメンド情報を生成する(2)に記載のサーバ。
(4)
前記レコメンド生成部は、
前記機器の機能に関する機器機能情報と前記機器の性能に関する機器性能情報と、に基づいて、前記機器に代えて、前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器を前記利用機器として前記所有機器情報から検索する検索部と、
前記検索部が前記所有機器情報から前記所有機器を検索できたか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記検索部が前記所有機器を検索できたと判定された場合、前記機器に代えて、前記検索部が検索した前記所有機器を前記利用機器とする前記利用機器情報を前記レコメンド情報として生成する機器情報生成部と、
前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器の前記制約情報を前記レコメンド情報として生成する制約情報生成部と、
を有する(2)または(3)に記載のサーバ。
(5)
前記制約情報生成部は、前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器と前記機器との機能差および性能差を前記制約情報として生成する(4)に記載のサーバ。
(6)
前記情報機器のユーザと関係する関係者が所有する複数の関係者機器と、前記複数の関係者機器の各々の機能に関する関係者機器機能情報と、前記複数の関係者機器の各々の性能に関する関係者機器性能情報と、を対応付けた関係者機器情報を記録する関係者機器情報記録部をさらに備え、
前記検索部は、前記所有機器情報から前記所有機器を検索できない場合、前記関係者機器機能情報と、前記関係者機器性能情報とに基づいて、前記観察対象の観察を行うことができる前記関係者機器を前記関係者機器情報から検索し、
前記判定部は、前記検索部が前記関係者機器情報から前記関係者機器を検索できたか否かを判定し、
前記機器情報生成部は、前記判定部によって前記検索部が前記関係者機器を検索できたと判定された場合、前記機器に代えて、前記検索部が検索した前記関係者機器を前記利用機器とする前記利用機器情報を生成し、
前記制約情報生成部は、前記関係者機器の前記関係者機器機能情報と前記関係者機器性能情報とに基づいて、前記関係者機器の前記制約情報を生成する(5)に記載のサーバ。
(7)
前記検索部は、前記機器機能情報と、前記機器性能情報と、前記関係者機器機能情報と、前記関係者機器性能情報と、に基づいて、前記機器に代えて、前記所有機器と前記関係者機器との組み合わせによって前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器および前記関係者機器を検索する(6)に記載のサーバ。
(8)
複数の観察対象の各々を撮像した複数の観察画像と、前記複数の観察対象の各々を観察した観察時における機器に関する複数の機器情報と、を対応付けた観察機器情報を記録する管理画像情報記録部をさらに備え、
前記レコメンド生成部は、
前記複数の観察画像のいずれかを選択する選択信号を前記情報機器から受信した場合、前記選択信号で選択された前記観察画像の観察時における前記機器に関する前記機器情報および前記機器の購入またはレンタルを促す販売促進情報を前記レコメンド情報として生成する(1)~(7)のいずれか一つに記載のサーバ。
(9)
前記レコメンド生成部は、前記機器に付随するアクセサリに関するアクセサリ情報および試薬に関する試薬情報の各々を前記レコメンド情報として生成する(8)に記載のサーバ。
(10)
前記レコメンド生成部は、病気、術式、性別および年齢のいずれかにおいて最適な前記機器情報を前記レコメンド情報として生成する(8)または(9)に記載のサーバ。
(11)
複数の論文の各々に関する複数の論文情報と、前記複数の論文で用いられた機器に関する複数の機器情報と、を対応付けた論文機器情報を記録する論文機器情報記録部をさらに備え、
前記レコメンド生成部は、
前記情報機器から前記複数の論文のいずれかを選択する選択信号を前記情報機器から受信した場合、前記選択信号で選択された論文で用いられた前記機器に関する論文機器情報および前記機器の購入またはレンタルを促す販売促進情報を前記レコメンド情報として生成する(1)~(7)のいずれか一つに記載のサーバ。
(12)
情報機器と通信可能であり、前記情報機器から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、前記機器に代えて前記情報機器のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、前記利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を生成するレコメンド生成部と、前記レコメンド情報を前記情報機器へ送信する通信部と、
を備えるサーバであって、
前記情報機器のユーザを識別する識別情報と、前記情報機器のユーザが所有する複数の所有機器と、前記複数の所有機器の各々の機能に関する所有機器機能情報と、前記複数の所有機器の各々の性能に関する所有機器性能情報と、を対応付けた所有機器情報を記録する所有機器情報記録部を備え、
前記レコメンド生成部は、
前記機器の機能に関する機器機能情報と前記機器の性能に関する機器性能情報と、に基づいて、前記機器に代えて、前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器を前記利用機器として前記所有機器情報から検索する検索部と、
前記検索部が前記所有機器情報から前記所有機器を検索できたか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって前記検索部が前記所有機器を検索できたと判定された場合、前記機器に代えて、前記検索部が検索した前記所有機器を前記利用機器とする前記利用機器情報を前記レコメンド情報として生成する機器情報生成部と、
前記所有機器の前記所有機器機能情報と前記所有機器性能情報とに基づいて、前記所有機器の前記制約情報を前記レコメンド情報として生成する制約情報生成部と、
を有し、
前記レコメンド生成部は、
前記機器の機能に関する機器機能情報と前記機器の性能に関する機器性能情報とに基づいて、前記機器に代えて、前記観察対象の観察を行うことができる前記所有機器を前記利用機器として前記所有機器情報から検索することによって前記レコメンド情報を生成するサーバ。
(13)
サーバと通信することができる情報機器であって、
所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号を前記サーバへ送信し、かつ、前記サーバから前記機器に代えて、当該情報機器のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、前記利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を受信する通信部と、
前記レコメンド情報を表示する表示部と、
を備える情報機器。
(14)
情報機器と通信することができるサーバが実行する情報提供方法であって、
前記情報機器から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、前記機器に代えて前記情報機器のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、前記利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を生成するレコメンド生成ステップと、
前記レコメンド情報を前記情報機器へ送信する送信ステップと、
を含む情報提供方法。
(15)
情報機器と通信することができるサーバに、
前記情報機器から所定の観察対象を観察するために新規な機器を購入またはレンタルを申請する申請信号が入力された場合、前記機器に代えて前記情報機器のユーザが利用することができる利用機器に関する利用機器情報と、前記利用機器の使用時の制約に関する制約情報と、を含むレコメンド情報を生成するレコメンド生成ステップと、
前記レコメンド情報を前記情報機器へ送信する送信ステップと、
を実行させるプログラム。
【符号の説明】
【0156】
1・・・情報提供システム;3G・・・所有機器群;4G・・・関係者所有機器群;20・・・情報機器;21・・・撮像部;22,32・・・表示部;23,33・・・操作部;24・・・通信部;25・・・記録部;26・・・情報制御部;30・・・キャプチャー装置;30a・・・顕微鏡;30b・・・内視鏡システム;30c・・・レンズ装置;31・・・情報取得部;34・・・第1通信部;35・・・第2通信部;36・・・第3通信部;37・・・記録部;38・・・キャプチャー制御部;40・・・キャプチャー装置;50・・・サーバ;51・・・通信部;52・・・プログラム情報データベース;53・・・所有機器情報データベース;54・・・関係者機器情報データベース;55・・・・・・論文機器情報データベース;56・・・管理画像情報データベース;57・・・ユーザ情報データベース;58・・・サーバ制御部;60・・・サーバ;251・・・プログラム情報記録部;252・・・識別情報記録部;371・・・プログラム情報記録部;372・・・機能情報記録部;373・・・性能情報記録部;374・・・識別情報記録部;375・・・取得情報記録部;376・・・設定情報記録部;581・・・ユーザ識別部;582・・・レコメンド生成部;582a・・・検索部;582b・・・判定部;582c・・・機器情報生成部;582d・・・制約情報生成部;583・・・通信制御部;