(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-13
(45)【発行日】2022-07-22
(54)【発明の名称】ハンモックテント及び関連するキャンプシステム
(51)【国際特許分類】
E04H 15/04 20060101AFI20220714BHJP
【FI】
E04H15/04
(21)【出願番号】P 2021534924
(86)(22)【出願日】2019-10-29
(86)【国際出願番号】 US2019058556
(87)【国際公開番号】W WO2020082093
(87)【国際公開日】2020-04-23
【審査請求日】2021-06-16
(32)【優先日】2018-10-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】521165367
【氏名又は名称】ティロットソン デレク
【氏名又は名称原語表記】TILLOTSON Derek
【住所又は居所原語表記】3500 East Deerhollow Drive Sandy UT 84092(US).
(74)【代理人】
【識別番号】100121083
【氏名又は名称】青木 宏義
(74)【代理人】
【識別番号】100138391
【氏名又は名称】天田 昌行
(74)【代理人】
【識別番号】100074099
【氏名又は名称】大菅 義之
(74)【代理人】
【識別番号】100132067
【氏名又は名称】岡田 喜雅
(74)【代理人】
【識別番号】100137903
【氏名又は名称】菅野 亨
(74)【代理人】
【識別番号】100141232
【氏名又は名称】飯塚 達
(72)【発明者】
【氏名】ティロットソン デレク
【審査官】齋藤 卓司
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第05715552(US,A)
【文献】国際公開第02/004767(WO,A1)
【文献】米国特許第04320542(US,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0196209(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 15/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハンモックテントであって、
リッジラインと、
前記リッジラインに取り付けられたテント本体であって、
プラットフォームであって、
2つの端面部と、
前記2つの端面部の間の中心部分であって、前記2つの端面部が、各々前記中心部分よりも
幅広い、前記中心部分と
を備える前記プラットフォームと、
前記プラットフォームの第1の対向する端縁に取り付けられた対向する側面と、
前記対向する側面に取り付けられ、各々が、前記リッジラインに取り付けられた端部と、前記プラットフォームの前記中心部分に近接した先端とを備える支持構造と、
前記対向する側面の間に配置され、前記対向する側面の端縁と前記プラットフォームの第2の対向する端縁とに取り付けられた対向する端部と
を備える前記テント本体と、
を備える、前記ハンモックテント。
【請求項2】
前記プラットフォームの前記第1の対向する端縁が、各々弓形の形状を示し、
前記プラットフォームの前記第2の対向する端縁が、各々弓形ではない形状を示す
請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項3】
前記支持構造の各々が概して放物線形状を示す、請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項4】
前記支持構造の各々の前記先端が、約1インチから約6インチの範囲内の距離、前記先端に最も近接した前記プラットフォームの前記第1の対向する端縁の1つから偏位している、請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項5】
前記リッジラインの少なくとも主要な長さが、前記テント本体の前記対向する側面に縫い付けられる、請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項6】
前記テント本体の前記対向する側面の1つ以上に取り付けられ、前記支持構造の経路に沿って少なくとも部分的に延びるジッパーをさらに備える、請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項7】
前記テント本体の前記対向する側面の1つ以上に取り付けられた固締構造をさらに備え、前記固締構造が、前記テント本体の内部領域へのアクセスを容易にし、前記支持構造の1つ以上に近接して配置される、請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項8】
前記固締構造が、前記テント本体の前記対向する側面の両方に取り付けられ、前記固締構造が、各々個別に、前記固締構造に近接した前記支持構造の1つの経路に沿って少なくとも部分的に延びる、請求項7に記載のハンモックテント。
【請求項9】
前記テント本体の前記対向する側面の1つ以上に取り付けられ、前記固締構造の上に及び前記固締構造を越えて延びて、水分が前記テント本体の前記内部領域に進入するのを妨げる耐水性の構造をさらに備える、請求項7に記載のハンモックテント。
【請求項10】
前記固締構造と前記リッジラインから、及び前記固締構造と前記リッジラインとの間に延びる前記テント本体の前記対向する側面の上部が、前記テント本体のキャノピーを画定し、前記キャノピーが、前記テント本体の入口フラップとして機能する、請求項7に記載のハンモックテント。
【請求項11】
前記キャノピーが、
内側固締構造に取り付けられたメッシュ布地を備える下部と、
前記下部を覆い、外側固締構造に取り付けられた耐水性布地を備える上部と
を備える、請求項10に記載のハンモックテント。
【請求項12】
1対の前記支持構造の上部に結合し、1対の前記支持構造の上部の間に実質的に延びるように構成されたスプレッダバーをさらに備える、請求項1に記載のハンモックテント。
【請求項13】
ハンモックテントであって、
ウェビング、バンド、リボン、ストラップ、布地、コード、ケーブル、及びロープの1つ以上を備えるリッジラインと、
前記リッジラインに取り付けられ、前記リッジラインから吊り下がるように構成されたテント本体であって、前記テント本体は、
布地プラットフォームであって、
各々第1の幅を示す端面部と、
前記端面部の間の、前記第1の幅よりも小さい第2の幅を示す中心部分と、
を備える、前記布地プラットフォームと、
各々前記リッジライン及び前記布地プラットフォームに取り付けられ、各々が四辺形の外周形状を示す対向する布地側面と、
各々前記対向する布地側面及び前記布地プラットフォームに取り付けられ、各々が三角形の外周形状を示す対向する布地端部と、
前記対向する布地側面に沿って延び、前記対向する布地側面に取り付けられた放物線状の支持構造であって、前記放物線状の支持構造の各々が個別に、前記リッジラインに取り付けられた端部と、前記布地プラットフォームの前記中心部分の端縁に近接した頂点とを有する前記放物線状の支持構造と、
前記対向する布地側面の1つ以上に取り付けられ、前記放物線状の支持構造の1つ以上に隣接して位置する1つ以上の固締構造であって、前記1つ以上の対向する布地側面での1つ以上の閉じることができる開口部の形成を容易にする、前記1つ以上の固締構造と
を備える前記テント本体と
を備える、前記ハンモックテント。
【請求項14】
前記放物線状の支持構造が、前記対向する布地側面及び前記リッジラインに縫い付けられる、請求項13に記載のハンモックテント。
【請求項15】
前記1つ以上の固締構造が1つ以上のジッパーを備える、請求項13に記載のハンモックテント。
【請求項16】
前記リッジラインが、ループ状の端部を示し、最大約45度の下垂角度で少なくとも2つの追加構造に固定されるように構成される、請求項13に記載のハンモックテント。
【請求項17】
キャンプシステムであって、
ハンモックテントであって、
リッジラインと、
前記リッジラインに取り付けられたテント本体であって、
プラットフォームと、
前記リッジライン及び前記プラットフォームの対向する凹状の端縁に取り付けられた対向する側面と、
前記対向する側面及び前記プラットフォームの対向する弓形ではない端縁に取り付けられた対向する端部と、
前記対向する側面に取り付けられ、前記リッジラインに取り付けられた
前記対向する端部から前記プラットフォームの中心部分に近接した先端に弓形経路で延びる、対向する支持構造と
を備える、前記テント本体と
を備える前記ハンモックテントと、
前記テント本体の内部表面に取り付けられた結合部材に結合し、前記結合部材の間に延びるように構成された1つ以上のスプレッダバーであって、前記結合部材の各々が前記対向する支持構造の1つの前記弓形経路に沿って個別に配置された、前記1つ以上のスプレッダバーと
を備える、前記キャンプシステム。
【請求項18】
前記ハンモックテントの前記リッジラインに取り付け、前記ハンモックテントの前記リッジラインを地面の上方に吊り下げるように構成された携帯用構造支持体をさらに備える、請求項17に記載のキャンプシステム。
【請求項19】
前記テント本体内の前記プラットフォームの内部表面上に設けられるように構成されたパッドをさらに備える、請求項17に記載のキャンプシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[優先権の主張]
本願は、「Hammock Tents and Related Camping Systems」について2018年10月19日に出願された米国特許出願第16/165,943号の出願日の利益を主張する。
【0002】
本開示は、多様な実施形態では、一般にハンモックテント及び関連するキャンプシステムに関する。より詳細には、本開示の実施形態は、リッジラインを含むハンモックテント、及び関連するキャンプシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
従来の睡眠用ハンモック(例えば、ハンモックテント、キャンプハンモックなど)には、いくつかの設計上の欠陥がある。例えば、多くの従来の睡眠用ハンモックは、平坦ではない(例えば、湾曲した)睡眠面を提供し、これはユーザーの快適さ及び支持に悪影響を与える可能性がある。さらに、平坦な睡眠面(例えば、水平な睡眠用プラットフォーム)を提供する従来の睡眠用ハンモックは、耐久性、安定性を提供する及び/または張力を適切に分散させるのに十分な構造を欠いており、結果的に、不安定で、快適ではない、及び/または損傷を受けやすい睡眠用ハンモックにつながる場合がある。さらに、多くの従来の睡眠用ハンモックは、垂下を削減し、平坦な睡眠面を達成するために、吊り下げ設備(例えば、ロープ、ストラップ、アンカーなど)の正確な下垂角度を必要とする。また、多くの従来の睡眠用ハンモックによって用いられる支持構造は、睡眠用ハンモックの全重量及び/または外形にも著しく影響を与え、睡眠用ハンモックを多くの野外活動(例えば、バックパッキング)にとって魅力的ではないまたは実用的ではないものにする場合がある。さらに、比較的に軽量化された、及び/または外形が縮小された従来の睡眠用ハンモックは、多くの場合、耐久性、安定性、及び/または快適さを犠牲にすることなく睡眠用ハンモックを持続的に長期間使用するための、十分な構造上の完全性及び内部での睡眠性を欠いている。
【0004】
[発明の開示]
本明細書に説明する実施形態は、ハンモックテントと、関連するキャンプシステムとを含む。例えば、本明細書に説明する一実施形態によれば、ハンモックテントは、リッジラインと、リッジラインに取り付けられたテント本体とを含む。テント本体は、プラットフォームと、対向する側面と、支持構造と、対向する端部とを含む。対向する側面は、プラットフォームの第1の対向する端縁に取り付けられる。支持構造は、対向する側面に取り付けられ、各々がリッジラインに取り付けられた端部と、プラットフォームの中心部分(central section)に近接した先端(apex)とを含む。対向する端部は、対向する側面間に配置され、対向する側面の端縁及びプラットフォームの第2の対向する端縁に取り付けられる。
【0005】
追加の実施形態では、ハンモックテントは、リッジラインと、リッジラインに取り付けられ、リッジラインから吊り下がるように構成されたテント本体とを含む。リッジラインは、ウェビング、バンド、リボン、ストラップ、布地、コード、ケーブル、及びロープのうちの1つ以上を含む。テント本体は、布地プラットフォームと、対向する布地側面と、対向する布地端部と、放物線状の支持構造と、1つ以上の固締構造とを含む。布地プラットフォームは四辺形の外周形状を示し、各々が第1の幅を示す端面部(end section)と、端面部間の、第1の幅よりも小さい第2の幅を示す中心部分とを含む。対向する布地側面は、各々リッジライン及び布地プラットフォームに取り付けられ、各々が別の四辺形の外周形状を示す。対向する布地端部は、各々対向する布地側面及び布地プラットフォームに取り付けられ、各々が三角形の外周形状を示す。放物線状の支持構造は、対向する布地側面に沿って延び、対向する布地側面に取り付けられる。放物線状の支持構造の各々は、個別にリッジラインに取り付けられた端部と、布地プラットフォームの中心部分の端縁に近接した頂点とを有する。1つ以上の固締構造は、対向する布地側面の1つ以上に取り付けられ、放物線状の支持構造の1つ以上に隣接して位置する。1つ以上の固締構造は、1つ以上の対向する布地側面での1つ以上の閉めることができる開口部の形成を容易にする。
【0006】
さらに追加の実施形態では、キャンプシステムは、ハンモックテントと、1つ以上のスプレッダバーとを含む。ハンモックテントは、リッジラインと、リッジラインに取り付けられたテント本体とを含む。テント本体は、プラットフォームと、リッジライン及びプラットフォームの対向する凹状の端縁に取り付けられた対向する側面と、対向する側面及びプラットフォームの対向する弓形ではない端縁に取り付けられた対向する端部と、対向する側面に取り付けられ、リッジラインに取り付けられた対向する端部からプラットフォームの中心部分に近接した先端へ弓形経路で延びる対向する支持構造とを含む。1つ以上のスプレッダバーは、テント本体の内部表面に取り付けられた結合部材に結合し、テント本体の内部表面に取り付けられた結合部材の間に延びるように構成される。結合部材の各々は、対向する支持構造の1つの弓形経路に沿って個別に配置される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本開示の実施形態に係る、ハンモックテントの斜視図である。
【
図2】
図1に示すハンモックテントの側面図である。
【
図3】
図1に示すハンモックテントの上から見た概略図である。
【
図4】
図1に示すハンモックテントの内部の斜視図である。
【
図5A】
図1に示すハンモックテントの一部の斜視図である。
【
図5B】
図1に示すハンモックテントの一部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
関連するキャンプシステムと同様に、ハンモックテントについて説明する。いくつかの実施形態では、ハンモックテントは、リッジラインと、リッジラインに固着され、リッジラインの下方に吊り下げられたテント本体とを含む。テント本体は、概してリッジラインに平行に延びるプラットフォームと、リッジラインとプラットフォームとの間に延びる対向する側面とを含む。支持構造は、テント本体の対向する側面に沿って延び、テント本体の対向する側面に固着される(例えば、縫い付けられるなど、実質的に恒久的に固着される)。支持構造は、例えば、各々、リッジラインに沿った点に位置する末端と、テント本体のプラットフォームの端縁に沿った中心点に位置する頂点(例えば、先端(apex))とを含む放物線状の形状を示す場合がある。1つ以上の固締構造(例えば、ジッパー)は、閉めることができる開口部を介してハンモックテントの内側部分(例えば、ベッドチャンバ)へのアクセスを容易にするために、テント本体の対向する側面の1つ以上(例えば、1つ、各々)の上で支持構造の1つ以上(例えば、各々)に隣接して延びる場合がある。支持構造の上方に配置されたテント本体の対向する側面の部分は、ハンモックテントの一体型キャノピー(例えば、レインフライ、昆虫ネット)を形成する場合があり、固締構造に隣接して配置されたキャノピーの部分は、ハンモックテントの入口フラップ(例えば、ドアフラップ、ドア)として機能する。さらに、テント本体のプラットフォームは、2つの比較的により幅広い端面部(end section)の間に配置された比較的に狭い中心部分(central section)を含む細長い四辺形の断面形状を示す場合がある。プラットフォームは、その端面部からその中心部分に内向きに先細になる場合がある。支持構造及びプラットフォームの形状は、プラットフォームの垂下を最小限に抑え、荷重を受けて平らにされた(例えば、水平な)外形を維持し得る。また、任意選択で、ハンモックテントは、テント本体の中に、上に、または越えて位置する1つ以上の追加の構造(例えば、スプレッダバー、収納構造、睡眠用パッドポケットなど)を含む場合もある。その支持構造を含む本開示のハンモックテントは、リッジラインとプラットフォームとの間で張力を分散するために、従来の睡眠用ハンモックよりもより耐久性があり、より安定しており、及び/またはより優れている場合がある。さらに、ハンモックテント設計によって、より広範囲の下垂角度(例えば、約0°と約45°との間)にアンカーを設定することが可能になり得る。
【0009】
以下の説明は、本開示の実施形態の十分な説明を提供するために、材料の種類、形状、サイズ、及び配置などの具体的な詳細を提供する。しかしながら、当業者は、本開示の実施形態が、これらの具体的な詳細を用いずに実施され得ることを理解する。実際に、本開示の実施形態は、業界で用いられている従来の製作技術と併せて実施し得る。さらに、以下に示す説明は、構造またはアセンブリを製造するための完全なプロセスの流れを形成しない。以下に説明する構造は、必ずしも完全な構造または完全なアセンブリを形成しない。本開示の実施形態を理解するために必要なそれらのプロセス行為及び構造だけを、以下に詳細に説明する。本明細書に説明する多様な構造から完全な構造または完全なアセンブリを形成するための追加の行為は、従来の製作プロセスによって実行されてよい。
【0010】
本明細書に提示された図面は例示だけを目的としており、任意の特定の材料、構成要素、構造、デバイス、またはアセンブリの実際の図であることを意図しない。例えば、製造プロセスの結果として図面に示される形状及び/または公差からの変動が予想される。したがって、本明細書に記載の実施形態は、図示のように特定の形状または領域に限定されると解釈されるべきではなく、例えば、製造に起因する形状の逸脱を含む。例えば、箱形として図示または説明された領域は、粗い及び/または非線形の特徴を有する場合があり、円形として図示または説明された領域はいくぶん粗い及び/または線形の特徴を含む場合がある。さらに、図示されている鋭角は丸みを帯びている場合があり、その逆である場合もある。したがって、図に図示された領域は、本質的に概略であり、その形状は領域の正確な形状を示すことを意図せず、特許請求の範囲を限定しない。図面は必ずしも原寸に比例していない。さらに、図の間で共通の要素は同じ数字表示を保持する場合がある。
【0011】
本明細書で使用される場合、用語「含む(comprising)」、「含む(including)」、「含む(containing)」、「によって特徴付けられた(characterized by)」、及びその文法上の同等物は、追加の、引用されていない要素または方法を除外しないが、より制限的な用語「から成る(consisting of)」及び「から本質的に成る(consisting essentially of)」及びその文法上の同等物も含む、包含的またはオープンエンドの用語である。本明細書で使用される場合、材料、構造、特徴、または方法に関する用語「する場合がある(may)」は、そのようなものが本開示の実施形態の実施態様での使用のために企図され、そのような用語が、それと組み合わせて使用可能な他の互換性のある材料、構造、特徴、及び方法が、除外されるべきである、または除外されなければならない旨のいかなる含意も回避するために、より制限的な用語「である(is)」に優先して使用されることを示す。
【0012】
本明細書で使用される場合、単数形「a」、「and」、及び「the」は、文脈が別途明らかに示さない限り、複数形も含むことを意図する。
【0013】
本明細書で使用される場合、用語「及び/または」は、関連する示された項目の1つ以上のありとあらゆる組み合わせを含む。
【0014】
本明細書で使用される場合、「真下(beneath)」、「下方(below)」、「下部(lower)」、「底部(bottom)」、「上方(above)」、「上部(upper)」、「上(top)」、「前(front)」、「後(rear)」、「左(left)」、「右(right)」などの空間的な関係語は、説明を容易にするために使用され得、図に図示する別の要素(複数可)または特徴(複数可)に対するある要素のまたは特徴の関係を説明する。特別の定めがない限り、空間的な関係語は、図中に示す向きに加えて、材料の異なる向きも包含することを意図する。例えば、図中の材料が反転している場合、他の要素または特徴の「下方(below)」または「真下(beneath)」、または「下(under)」、または「の底部に(on bottom of)」として説明される要素は、他の要素または特徴の「上方(above)」または「の上に(on top of)」配向されるであろう。したがって、用語「下方(below)」は、その用語が使用されている文脈に応じて、上方及び下方の向きの両方を含む場合があり、これは当業者に明らかであろう。材料は、そうでなければ、配向され(例えば、90°回転され、反転され、フリップされるなど)、本明細書で使用される空間的に相対的な記述子は相応して解釈される場合がある。
【0015】
本明細書で使用される場合、所与のパラメータ、特性、または条件に関連する用語「実質的に(substantially)」は、当業者が、所与のパラメータ、特性、または条件が許容可能な製造公差の範囲内などの相違の程度で満たされることを理解するであろうことを、ある程度は意味し、含む。一例として、実質的に満たされている特定のパラメータ、特性、または条件に応じて、パラメータ、特性、または条件は、少なくとも90.0%満たされる場合がある、少なくとも95.0%満たされる場合がある、少なくとも99.0%満たされる場合がある、少なくとも99.9%満たされる場合がある、または100.0%満たされる場合もある。
【0016】
本明細書で使用される場合、特定のパラメータの数値に関する「約(about)」または「約(approximately)」は、当業者が、数値、及び特定のパラメータの許容交差範囲内であることを理解するであろう数値からの相違の程度を包含する。例えば、数値に関する「約(about)」または「約(approximately)」は、数値の95.0パーセントから105.0パーセントの範囲内、数値の97.5パーセントから数値の102.5パーセントの範囲内、数値の99.0パーセントから101.0パーセントの範囲内、数値の99.5パーセントから100.5パーセントの範囲内、または数値の99.9パーセントから100.1パーセントの範囲内など、数値の90.0パーセントから110.0パーセントの範囲内の追加の数値を含んでもよい。
【0017】
本明細書で使用される場合、用語「構成された(configured)」は、所定の方法で、少なくとも1つの構造及び少なくとも1つの装置の1つ以上の動作を容易にする、少なくとも1つの構造及び少なくとも1つの装置のサイズ、形状、材料組成、向き、及び配置を指す。
【0018】
図1は、本開示の一実施形態に係る、ハンモックテント100の斜視図である。ハンモックテント100は、リッジライン104と、リッジライン104に取り付けられた(例えば、実質的に恒久的に取り付けられた)テント本体102とを含む。テント本体102は、ハンモックテント100の使用及び操作中にリッジライン104の下方に吊り下げ得る。リッジライン104は、アンカー108への取付け用に取り付け構造106(例えば、ループ状の端部)を含む場合がある。アンカー108は、リッジライン104を追加構造(例えば、木、支柱、柱など)に固定するための吊り下げ設備(例えば、ロープ、ストラップ、アンカーなど)を含む取り付けアセンブリの構成要素である場合がある。アンカー108をリッジライン104の取り付け構造106に結合するために使用し得るコネクタの非限定的な例は、カラビナ、フック、フープ、Uボルト、及び他の機械的な固締具を含む。アンカー108は、地面から離してテント本体102を吊り下げるための2つの構造(例えば、木、支柱、柱などの概して垂直な構造)の間にリッジライン104を吊り下げるために使用される場合がある。
図2及び
図3は、
図1に示すハンモックテント100の側面図(
図2)及び上から見た概略図(
図3)である。図面及び関連する説明を明確にかつ理解しやすくするために、
図3では、ハンモックテント100の異なる構成要素は、ハンモックテント100の異なる構成要素間の取付け接合面(例えば、継ぎ目)及び異なる構成要素の結合端縁なしに、広げられた状態で示されている。
【0019】
図1を参照すると、リッジライン104は、ハンモックテント100のテント本体102が荷重を受けているときに張力を受けるように構成される。いくつかの実施形態では、その取り付け構造106を含むリッジライン104は、ハンモックテント100の使用及び操作のために所望の特性(例えば、強度、耐久性、重量、柔軟性、可撓性など)を示す少なくとも1つの材料から形成され、少なくとも1つの材料を含む単一の連続した構造を含む。非限定的な例として、リッジライン104は、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ネオプレン、及びビニルの1つ以上から形成され、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ネオプレン、及びビニルの1つ以上を含む場合がある。リッジライン104は、1つ以上の引き綱(tow)に配置された材料の繊維を含む場合がある。同様に、引き綱は、所望されるようにともにまとめられる(例えば、織られる、編まれる(knitted)、束にされる、編まれる(braided)、ねじられるなど)場合がある。例えば、リッジライン104は、ウェビング構造、バンド構造、リボン構造、ストラップ構造、布地構造、コード構造、ケーブル構造、及びロープ構造の1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、リッジライン104は、ナイロンウェビング構造を含む。
【0020】
図1~
図3をまとめて参照すると、ハンモックテント100のテント本体102は、プラットフォーム114(例えば、布地プラットフォーム)と、対向する側面118(例えば、対向する布地側面)と、対向する端部120(例えば、対向する布地端部)とを含む。プラットフォーム114は、リッジライン104の下にあるテント本体102の基部構造(例えば、底部構造)を含む場合がある。対向する側面118は、プラットフォーム114の第1の対向する端縁に隣接して配置されてよく、プラットフォーム114とリッジライン104から、及びプラットフォーム114とリッジライン104との間に延びてよい。対向する端部120は、プラットフォーム114の第2の対向する端縁に隣接して配置されてよく、やはりプラットフォーム114とリッジライン104から、及びプラットフォーム114とリッジライン104との間に延びてよい。対向する端部120は、対向する側面118の間に横方向に介在し得る。いくつかの実施形態では、プラットフォーム114、対向する側面118の各々、及び対向する端部120の各々は、互いに固着された(例えば、縫い付けられた、縫い合わせられた、接着された、接合された、テープで留められたなど)別個の構造を含む。追加の実施形態では、プラットフォーム114、対向する側面118の少なくとも1つ(例えば、各々)、及び対向する端部120の少なくとも1つ(例えば、各々)のうちの2つ以上は、単一の(例えば、ただ1つの)一体化した連続構造の異なる部分を含む。別の言い方をすれば、プラットフォーム114、対向する側面118の少なくとも1つ、及び対向する端部120の少なくとも1つのうちの2つ以上には、その間に介在する継ぎ目が実質的にはない場合がある。テント本体102の対向する側面118の各々の少なくとも一部分は、リッジライン104に取り付けられる(例えば、縫い付けられる、縫い合わされる、接着される、接合される、テープで留められる)場合がある。
【0021】
図3を参照すると、テント本体102のプラットフォーム114(例えば、布地プラットフォーム、睡眠用プラットフォーム、基部)は、2つの比較的に幅広い端面部の間に配置された比較的に狭い中心部分を含む四辺形の周辺(例えば、最も外側)の形状を示している。プラットフォーム114は、その端面部からその中心部分へ内向きに先細になる場合がある。
図3に示すように、プラットフォーム114の第1の対向する端縁116Aは、各々、弓形(例えば、凹状)の形状を示す場合があり、プラットフォーム114の第2の対向する端縁116Bは、各々実質的に弓形ではない(例えば、実質的に線形の)形状を示す場合がある。プラットフォーム114の第1の対向する端縁116Aは、テント本体102の対向する側面118の端縁に隣接して位置する場合があり、プラットフォーム114の第2の対向する端縁116Bは、テント本体102の対向する端部120の端縁に隣接して位置する場合がある。いくつかの実施形態では、プラットフォーム114の第1の対向する端縁116Aは、テント本体102の対向する側面118の各々の端縁に縫い付けられ、プラットフォーム114の第2の対向する端縁116Bは、テント本体102の対向する端部120の各々の端縁に縫い付けられる。角122は、プラットフォーム114の第1の対向する端縁116Aと、第2の対向する端縁116Bとの間に介在する場合がある。角122は、丸みを帯びた(例えば、弓形の、Rの)形状、丸みを帯びていない(例えば、角度をつけた)形状、またはその組み合わせなどの任意の所望の形状を示す場合がある。
【0022】
テント本体102のプラットフォーム114は、ハンモックテント100の使用及び操作のために所望の特性(例えば、強度、耐久性、耐水性、重量、柔軟性、可撓性など)を示す少なくとも1つの材料から形成され、少なくとも1つの材料を含む場合がある。非限定的な例として、プラットフォーム114は、ナイロン(例えば、加工処理済みのリップストップ、タフタナイロンなど)、ポリエステル、ポリウレタン、ネオプレン、ビニル、綿、麻、及び複合材料の1つ以上から形成され、それらを含む場合がある。いくつかの実施形態では、テント本体102のプラットフォーム114は、実質的には耐水性である材料(例えば、加工処理済みの材料、加工処理されていない材料)を含む。プラットフォーム114は、1つ以上の引き綱に配置された材料の繊維を含む場合がある。同様に、引き綱は、所望のようにともにまとめられる(例えば、織られる、編まれる)場合がある。例えば、プラットフォーム114は、織布または編布を含む場合がある。いくつかの実施形態では、プラットフォーム114は織布を含む。プラットフォーム114の材料組成は、テント本体102の対向する側面118及び対向する端部120の1つ以上の材料組成と、実質的に同じである場合もあれば、異なる場合もある。いくつかの実施形態では、プラットフォーム114は、テント本体102の対向する側面118及び対向する端部120とは異なる(例えば、より重い)材料を含む。
【0023】
図1及び
図3に示すように、テント本体102の対向する端部120(例えば、対向する布地端部)は、各々個別に、実質的に三角形(例えば、二等辺三角形または正三角形)の形状を示す場合がある。対向する端部120の最も下部の端縁は、テント本体102のプラットフォーム114の第2の対向する端縁116B(
図3)に隣接して位置する場合があり、対向する端部120の側端は、テント本体102の対向する側面118の側端に隣接して位置する場合がある。いくつかの実施形態では、対向する端部120の下縁は、テント本体102のプラットフォーム114の第2の対向する端縁116B(
図3)に縫い付けられ、対向する端部120の側端は、テント本体102の対向する側面118の側端に縫い付けられる。いくつかの実施形態では、対向する端部120の各々の部分(例えば、上部角)は、リッジライン104に直接的に取り付けられる(例えば、縫い付けられる)。追加の実施形態では、対向する端部120は、各々、リッジライン104に間接的に取り付けられる(例えば、対向する側面118など、それに接続された1つ以上の構造を介して取り付けられる)。
【0024】
テント本体102の対向する端部120は、各々個別に、ハンモックテント100の使用及び操作のために所望の特性(例えば、強度、耐久性、耐水性、重量、柔軟性、可撓性など)を示す少なくとも1つの材料から形成され、少なくとも1つの材料を含む場合がある。非限定的な例として、対向する端部120は、各々個別に、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ネオプレン、ビニル、綿、麻、及び複合材料の1つ以上から形成され、それらを含む場合がある。いくつかの実施形態では、テント本体102の対向する端部120は、各々、実質的に耐水性である材料(例えば、加工処理済みの材料、加工処理されていない材料)を含む。対向する端部120は、1つ以上の引き綱に配置された材料の繊維を含む場合がある。同様に、引き綱は、所望のようにともにまとめられる(例えば、織られる、編まれる)場合がある。例えば、対向する端部120は、織布及び編布の1つ以上を含む場合がある。いくつかの実施形態では、対向する端部120は、各々織布を含む。対向する端部120は、互いに実質的に同じ材料組成または異なる材料組成を有する場合がある。さらに、対向する端部120の材料組成は、テント本体102のプラットフォーム114及び対向する側面118の1つ以上の材料組成と、実質的に同じ場合もあれば、異なる場合もある。
【0025】
図1~
図3に示すように、テント本体102の対向する側面118(例えば、対向する布地側面)は、各々個別に、四辺形の外周形状(例えば、矩形の外周形状、台形の外周形状)を示す場合がある。対向する側面118の最も下部の端縁は、テント本体102のプラットフォーム114の第1の対向する端縁116A(
図3)に隣接して位置する場合があり、対向する側面118の側端は、テント本体102の対向する端部120の側端に隣接して位置する場合がある。いくつかの実施形態では、対向する側面118の最も下部の端縁は、テント本体102のプラットフォーム114の第1の対向する端縁116A(
図3)に縫い付けられ、対向する側面118の側端は、テント本体102の対向する端部120の側端に縫い付けられる。いくつかの実施形態では、対向する側面118の各々の少なくとも一部分は、リッジライン104に直接的に取り付けられる(例えば、縫い付けられる)。
【0026】
テント本体102の対向する側面118は、各々個別に、ハンモックテント100の使用及び操作のために所望の特性(例えば、強度、耐久性、耐水性、重量、柔軟性、可撓性など)を示す少なくとも1つの材料から形成され、少なくとも1つの材料を含む場合がある。非限定的な例として、対向する側面118は、各々個別に、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ネオプレン、ビニル、綿、麻、及び複合材料の1つ以上から形成され、それらを含む場合がある。いくつかの実施形態では、テント本体102の対向する側面118は、各々、実質的に耐水性である材料(例えば、加工処理済みの材料、加工処理されていない材料)を含む。対向する側面118は、1つ以上の引き綱に配置された材料の繊維を含む場合がある。同様に、引き綱は、所望のようにともにまとめられる(例えば、織られる、編まれる)場合がある。例えば、対向する側面118の各々の主要な部分は、織布及び編布の1つ以上を含む場合がある。いくつかの実施形態では、対向する側面118の主要な部分は、各々織布を含む。対向する側面118は、互いに実質的に同じ材料組成または異なる材料組成を有する場合がある。さらに、対向する側面118の主要な部分(例えば、主要な織布部分)の材料組成は、テント本体102のプラットフォーム114及び対向する端部120の1つ以上の材料組成と、実質的に同じ場合もあれば、異なる場合もある。
【0027】
引き続き
図1~
図3をまとめて参照すると、支持構造124は、テント本体102の対向する側面118に沿って延び、対向する側面118に取り付けられている。支持構造124は、リッジライン104上の取り付け点112から、テント本体102のプラットフォーム114の比較的に狭い中心部分の位置または中心部分に近接した位置に延びる場合がある。支持構造124の各々の対向する末端は、リッジライン104に沿った取り付け点112に、実質的に(例えば、1つ以上の取り付け構造に対する恒久的な破壊行為がない限り)恒久的に取り付けられる(例えば、縫い付けられる、縫い合わされる、接着接合される)場合もあれば、取り外し可能に取り付けられる(例えば、取り外し可能に固締される、取り外し可能に固定される、取り外し可能にクリップで留められる)場合もある。さらに、支持構造124は、テント本体102の対向する側面118に直接的に取り付けられる(例えば、縫い付けられる)場合もあれば、テント本体102の対向する側面118に直接的に取り付けられた、または対向する側面118と一体となった別の構造(例えば、スリーブ構造)内に配置される場合もある。支持構造124は、テント本体102の対向する側面118の外部(例えば、外側)表面及び内部(例えば、内側)表面の1つ以上に取り付けられる場合がある。いくつかの実施形態では、支持構造124は、テント本体102の対向する側面118の外部表面に縫い付けられる。追加の実施形態では、支持構造124は、テント本体102の対向する側面118の内部表面に縫い付けられる。
【0028】
支持構造124は、ハンモックテント100の使用及び操作のために所望の特性(例えば、強度、耐久性、重量、柔軟性、可撓性など)を示す1つ以上の材料から形成され、1つ以上の材料を含む場合がある。非限定的な例として、支持構造124は、ナイロン、ポリエステル、ポリウレタン、ネオプレン、及びビニルの1つ以上から形成され、それらを含む場合がある。支持構造124は、1つ以上の引き綱に配置された材料の繊維を含む場合がある。同様に、引き綱は、所望されるようにともにまとめられる(例えば、織られる、編まれる(knitted)、束にされる、編まれる(braided)、ねじられるなど)場合がある。例えば、支持構造124は、ウェビング構造、リボン構造、ストラップ構造、布地構造、コード構造、ケーブル構造、及びロープ構造の1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、支持構造124は、ナイロンウェビング構造を含む。
【0029】
図1~
図3の各々に示すように、支持構造124は、各々個別に、リッジライン104に沿って互いに異なる取り付け点112に位置する2つの対向する端部と、プラットフォーム114の中心線でのもしくは中心線に近接した先端126(例えば、頂点)とを含む放物線状の形状を示す場合がある。支持構造124の放物線形状、及び(例えば、プラットフォーム114の端面部の幅と比較して)プラットフォーム114の中心部分の比較的に狭い幅は、ハンモックテント100の使用及び操作中、プラットフォーム114の中心部分の垂下を実質的に制限し得る。支持構造124の放物線状の形状は、例えば、
図2に示す仮想線128によって示すようにリッジライン104とプラットフォーム114との間で張力を分配し得る。追加の実施形態では、支持構造124の1つ以上(例えば、各々)は、プラットフォーム114の中心部分の垂下を妨げる(例えば、実質的に防ぐ)非放物線状の形状を示す場合がある。非限定的な例として、支持構造124の少なくとも1つ(例えば、各々)は、異なる弓形の外形(例えば、非放物線状の反転した弧状の外形などの非放物線状の弓形外形)を示す場合がある。別の非限定的な例として、支持構造124の少なくとも1つ(例えば、各々)は、V字形の外形を示す場合がある。追加の非限定的な例として、支持構造124の少なくとも1つは、プラットフォーム114の第1の対向する端縁116A(
図3)に、または第1の対向する端縁116Aに近接した、複数の(例えば、3つの)部分(例えば、複数の先端、複数の端部など)を有する異なる形状を示す場合がある。
【0030】
引き続き
図1~
図3を参照すると、支持構造124の上方に配置された対向する側面118の上部は、ハンモックテント100のキャノピー110を形成する場合がある。キャノピー110は、リッジライン104に固着される(例えば、縫い付けられる、縫い合わされる、接着される、接合される、など)場合がある。いくつかの実施形態では、キャノピー110は、リッジライン104に取り付けられ、テント本体102の対向する側面118の下部と動作可能なように関連付けられた(例えば、取り外し可能に固締された)単一の(例えば、唯一の)構造(例えば、ただ1つの布地)を含む。追加の実施形態では、キャノピー110は、リッジライン104に取り付けられ、テント本体102の対向する側面118の下部と動作可能に関連付けられた(例えば、取り外し可能に固締された)複数の(例えば、2つ以上の)構造(例えば、複数枚の布地)を含む。例えば、キャノピー110は、リッジライン104に取り付けられた(例えば、縫い付けられた)2つの別々の布地を含む場合があり、布地の一方はテント本体102の対向する側面118の第1の対向する側面と動作可能に関連付けられ、布地の他方は、テント本体102の対向する側面118の第2の対向する側面と動作可能に関連付けられる。別の例として、キャノピー110は、互いと積み重ねられた関係にある複数枚の布地を含む場合がある。キャノピー110の少なくとも1つの下部は、例えば、十分な可視性及び空気の流れを可能にしつつも昆虫から保護するように構成されたメッシュ布地(例えば、ナイロンメッシュ)を含む場合があり、キャノピー110の下部を覆うキャノピー110の少なくとも1つの上部は、例えば、雨、風、及び直射日光の1つ以上を遮断するように構成された、軽量の耐水性の(例えば、実質的には防水の)布地(例えば、ナイロン布地、ポリエステル布地など)を含む場合がある。そのような実施形態では、キャノピー110の下部及び上部は、各々個別に、リッジライン104に取り付けられる(例えば、縫い付けられる)場合があり、テント本体102の対向する側面118の下部と動作可能なように関連付けられる(例えば、取り外し可能に固締される)場合がある。
【0031】
図1に示すように、テント本体102の対向する側面118の1つ以上(例えば、各々)は、それに取り付けられた、テント本体102の内部領域へのアクセスを容易にする固締構造133を示す場合がある。固締構造133は、例えば、ジッパー、タイ、クリップ、リベット、ボタン、フック及びループ、ならびにフック及びアイ接続を有するストラップ(例えば、VELCRO(登録商標)ストラップ)の1つ以上を含む場合がある。いくつかの実施形態では、固締構造133の少なくとも1つは、支持構造124の少なくとも1つで経路に沿って延びる単一の連続ジッパーを含む。固締構造133は、支持構造124の上端に近接した対向する側面118の端縁に沿って位置する場合がある。例えば、固締構造133の下部(例えば、下部ジッパーの歯)は、支持構造124の上縁に隣接して位置するテント本体102の対向する側面118の下部の上端に取り付けられる場合があり、固締構造133の上部(例えば、上部ジッパーの歯)は、テント本体102が閉じた状態にあるときに支持構造124に近接して位置するキャノピー110の下端に取り付けられる場合がある。追加の実施形態では、固締構造133の少なくとも1つ(例えば、各々)の経路は、それに最も近接した支持構造124の経路に完全に従わない。固締構造133の上部(例えば、リッジライン104に近接した部分)(したがって、それに近接した対向する側面118の端縁)は、例えば、支持構造124の上部(例えば、リッジライン104に沿った取り付け点112から及び取り付け点112に近接して延びる部分)の経路から逸れる場合がある。非限定的な例として、固締構造133の上部(したがって、それに近接した対向する側面118の端縁)は、リッジライン104に沿った点から、取り付け点112の横方向に内向きに延びる場合があり、その結果、固締構造133の上部は、
図1及び
図2に破線で示すように、リッジライン104に実質的に直交して延びる。固締構造133の上部がリッジライン104に実質的に直交して延びることによって、その内部領域(例えば、ベッドチャンバ)からテント本体102を開閉することを簡略化し得る。キャノピー110が、複数枚の布地の積み重ね(例えば、昆虫ネット、及び昆虫ネットを覆うレインフライ)を含む実施形態では、内側固締構造132Aは、キャノピー110の下部(例えば、昆虫ネット)をテント本体102の対向する側面118の下部に固定するように構成及び配置される場合があり、外側取り付け構造132Bは、キャノピー110の外側部分(例えば、レインフライ)をテント本体102の対向する側面118の下部に固定するように構成及び配置される場合がある。テント本体102の対向する側面118の各々は、それに取り付けられた固締構造133を示す場合もあれば、テント本体102の対向する側面118の1つだけが、それに取り付けられた固締構造133を示す場合もある。
【0032】
固締構造133に作用することによって、テント本体102内に少なくとも1つの開口部132を形成する(または閉める)ことが容易になる。例えば、固締構造133がジッパーを含む場合、固締構造133のジッパーを開くことによって、テント本体102に開口部132を形成し得、固締構造133のジッパーを締めることによって、開口部132を閉じ得る。固締構造133は、テント本体102の内部から、及びテント本体102の外部から作用し(例えば、ジッパーを締め、ジッパーを開き)得る。固締構造133に近接したキャノピー110の少なくとも1つの部分は、ハンモックテント100のテント本体102のための入口フラップ(例えば、ドアフラップ、ドア)として機能し得る。さらに、キャノピー110は、開放位置(例えば、テント本体102の開口部132が存在する位置)で入口フラップとして機能するキャノピー110の部分を固定するためにそれに取り付けられた少なくとも1つのテザー構造135(例えば、ループ、ストラップ、ロープ、バンド、コード、カラビナ、フック、フープ、Uボルト、機械的な固締具、その組み合わせ)を有する場合がある。
図1に示すように、テザー構造135は、例えば、カバー(例えば、降水からの保護、日光からの保護)をテント本体102の開口部132につながる外部領域に提供するために、1つ以上の追加の構造(例えば、木、支柱、柱など)に固定される場合がある。テント本体102の対向する側面118の1つのみがそれに取り付けられた固締構造133を含む実施形態では、単一の(例えば、1つだけの)開口部132は、固締構造133によってテント本体102に形成され得る。テント本体102の対向する側面118の各々がそれに取り付けられた固締構造133を含む追加の実施形態では、複数の(例えば、2つなどの2つ以上の)開口部132が、固締構造133によってテント本体102に形成され得る。
【0033】
引き続き
図1を参照すると、開口部132を少なくとも部分的に画定する対向する側面118の端縁は、任意選択で、少なくとも1つの保護カバー134で遮断される場合がある。例えば、1つ以上の材料(例えば、耐水性布地、ゴムなど)は、開口部132を形成(し、閉鎖)するために用いられた固締構造133の1つ以上の部分を覆って、水分がテント本体102の内部領域の中に進入する(例えば、浸透する、漏れる)ことを妨げ(例えば、防ぎ)得る。いくつかの実施形態では、固締構造133が閉鎖状態にあるとき、保護カバー134は約1インチ(2.54cm)から約6インチ(15.24cm)(例えば、約2インチ(5.08cm)から約4インチ(10.16cm))、固締構造133の1つ以上の部分の上に及び固締構造133の1つ以上の部分を越えて延びる。保護カバー134は、例えば、固締構造133に近接したキャノピー110の部分に取り付けられる(例えば、縫い付けられる)場合がある。いくつかの実施形態では、保護カバー134は、固締構造133が閉鎖状態にあるときに固締構造133の全体未満を覆うために、固締構造133の経路(複数可)を横切って部分的に延びる。例えば、保護カバー134は、リッジライン104に近接した(例えば、約18インチ(45.72cm)の範囲内、約12インチ(30.48cm)の範囲内などの約24インチ(60.96cm)の範囲内の)固締構造133の部分のみを覆う場合がある。追加の実施形態では、保護カバー134は、固締構造133の経路(複数可)にわたって実質的に完全に延び、固締構造133が閉鎖状態にあるときに固締構造133を実質的に完全に覆う。
【0034】
引き続き
図1を参照すると、任意選択で、ハンモックテント100は、1つ以上の収納構造136を含む場合もある。収納構造136は、テント本体102の外部及び/または内部に品目を収納するための1つ以上の構造(例えば、パウチ、ポケット、コンパートメント、ストラップ、ギヤフックなど)を含む場合がある。いくつかの実施形態では、1つ以上の収納構造136は、テント本体102の対向する端部120の1つ以上における1つ以上の外側表面など、テント本体102の1つ以上の外側表面に取り付けられる。追加の実施形態では、1つ以上の収納構造136は、テント本体102の対向する端部120の1つ以上における1つ以上の内側表面など、テント本体102の1つ以上の内側表面に取り付けられる。
【0035】
図1に示すように、ハンモックテント100は、任意選択で、ハンモックテント100に追加の安定性を与えるために他の構造に結合され得る追加の取付け構造138(例えば、タイ、ストラップ、ループなど)をさらに含む場合がある。存在する場合、追加の取付け構造138は、プラットフォーム114の角122の少なくともいくつか(例えば、2つ、4つ)に近接した場所からなど、テント本体102の外側表面から延びる場合がある。
【0036】
図4は、ハンモックテント100の使用及び操作中のハンモックテント100の内部領域144の部分斜視図を示す。内部領域144は、例えば、ハンモックテント100の使用及び操作中に1人以上の個人(例えば、居住者、人)向けのベッドチャンバ(例えば、睡眠用領域)として機能する場合がある。内部領域144は、テント本体102のプラットフォーム114、対向する側面118、及び対向する端部120の内部表面によって少なくとも部分的に画定される場合がある。また、内部領域144は、以下にさらに詳細に説明するように、1つ以上の追加構造(例えば、スプレッダバー、ベッドパッド、収納構造など)を含む(例えば、保持する、境界となる)場合もある。
【0037】
図4に示すように、任意選択で、ハンモックテント100の使用及び操作中、ハンモックテント100の内部領域144内に1つ以上のスプレッダバー146が設けられる場合がある。スプレッダバー146は、テント本体102の対向する側面118の上部の間の分離を拡大する(例えば、広くする、拡幅する)ように構成及び配置された細長い構造(例えば、ロッド、柱、シャフト)を含む場合がある。各スプレッダバー146の対向する端部は、テント本体102の対向する側面118に取り付けられた支持構造124に隣接して配置される場合がある。各スプレッダバー146は、ハンモックテント100のリッジライン104の方向に直角の方向に支持構造124間で実質的に横方向に延びる場合がある。各スプレッダバー146の対向する端部は、支持構造124の経路に沿って配置された結合部材148により、テント本体102の対向する側面118の内部表面及び/または支持構造124の内部表面に取り外し可能に固定され得る。結合部材148(例えば、座金、ナット、Tナット、リベットなど)は、対向する側面118が荷重を受けて移動及びシフトすると、支持構造124に対して及び支持構造124の間にスプレッダバー146を保持するように配置及び構成される場合がある。各スプレッダバー146は、個別に、金属材料、ポリマー(例えば、プラスチック)材料、セラミック材料、及び固体有機材料(例えば、小枝、木材など)の1つ以上など、剛体材料から形成され、剛体材料を含む場合がある。各スプレッダバー146は、圧縮力に耐えるように構成される場合があり、荷重の少なくとも一部分を支持構造124に分配する(例えば、向け直す)ように配置される場合がある。いくつかの実施形態では、ハンモックテント100は、少なくとも2つのスプレッダバー146を含み、このスプレッダバー146の少なくとも一方は、ハンモックテント100の使用及び操作中にテント本体102の対向する端部120の1つに近接して配置され、スプレッダバー146の少なくとも1つの他方は、ハンモックテント100の使用及び操作中にテント本体102の対向する端部120の他方に近接して配置される。追加の実施形態では、ハンモックテント100は、ハンモックテント100の使用及び操作中にテント本体102の対向する端部120の1つだけに近接して配置された1つだけ(例えば、単一の)スプレッダバー146を含む。追加の実施形態では、ハンモックテント100にはいずれのスプレッダバー146もない(例えば、スプレッダバーは、ハンモックテント100に存在しない)。
【0038】
引き続き
図4を参照すると、任意選択で、ハンモックテント100の使用及び操作中、内部領域144内にベッドパッド150(例えば、エアマットレス、フォームパッド)が設けられる場合がある。ベッドパッド150は、テント本体102のプラットフォーム114の内部表面上に設けられる場合があり、テント本体102の対向する側面118の各々と、対向する端部120の各々との間に横方向に延びる場合がある。いくつかの実施形態では、テント本体102は、支持構造124の各々の先端126が、ハンモックテント100の使用及び操作中にベッドパッド150の上面の下方に配置されるように構成される。支持構造124の先端126は、例えば、テント本体102のプラットフォーム114の第1の対向する端縁116A(
図3)に直接的に配置される場合がある。追加の実施形態では、テント本体102は、支持構造124の先端126が、ハンモックテント100の使用及び操作中にベッドパッド150の上面の上方に配置されるように構成される。テント本体102の対向する側面118の部分は、支持構造124の先端126と、プラットフォーム114の第1の対向する端縁116A(
図3)との間に介在する場合がある。例えば、支持構造124の各々の先端126は、それに最も近接したプラットフォーム114の第1の対向する端縁116A(
図3)の1つから、約1インチ(2.54cm)から約6インチ(15.24cm)(例えば、約2インチ(5.08cm)から約6インチ(15.24cm)、約2インチ(5.08cm)から約5インチ(12.7cm)、または約2インチ(5.08cm)から約4インチ(10.16cm))の範囲内の距離、偏位(offset)する場合がある。そのような実施形態では、ベッドパッド150は、開口部132が、それと動作可能なように関連付けられた固締構造133(
図1)(例えば、ジッパー)によって対向する側面118の少なくとも1つに形成されているとしても、ハンモックテント100の使用及び操作中にテント本体102の対向する側面118及び対向する端部120の材料によって実質的に横方向に取り囲まれる場合がある。したがって、対向する側面118及び対向する端部120の下部は、ベッドパッド150のベッドポケット152を形成し得る。支持構造124の先端126をベッドパッド150の上方に配置することによって、開口部132を介してハンモックテント100の内部領域144にアクセスする容易さ及び簡略さを高め得る。例えば、支持構造124の先端126をベッドパッド150の上方に設けることによって、開口部132を介してハンモックテント100の内部領域144にアクセスすることが所望されるときに、ベッドパッド150の側面が、固締構造133(
図1)(例えば、ジッパー)のデバイス(例えば、1つ以上のスライダ)のベッドパッド150を越えた移動を妨げることを除外し得る。
【0039】
図5A及び
図5Bは、ハンモックテント100の使用及び操作中の
図1に示すハンモックテント100の一部分の斜視図である。
図5A及び
図5Bは、
図1に関して上記に前述した取り付け点112、及びリッジライン104の取り付け構造106、及びアンカー108の拡大図を示す。上述のように、ハンモックテント100のテント本体102の支持構造124は、リッジライン104の取り付け点112でリッジライン104に取り付けられる場合があり、取り付け構造106は、アンカー108に間接的に取り付けられる場合がある。張力は、支持構造124を使用し、リッジライン104とテント本体102のプラットフォーム114(
図1~
図3)との間で分配されるので、ハンモックテント100は、従来のハンモックテント構成と比較して、アンカー108のより広範囲の下垂角度158(例えば、取り付け角度)を使用し、吊り下げ得る。非限定的な例として、リッジライン104は、アンカー108が、プラットフォーム114(例えば、水平な睡眠用プラットフォーム)の水平面に対して約0度から約45度の範囲内の下垂角度158に設定されるとき、アンカー108から吊り下げ得る。逆に、大部分の従来のハンモックシステムは、約30度の下垂角度を必要とする。
図5Aに示すように、いくつかの実施形態では、ハンモックテント100は、アンカー108が約45度の下垂角度158で支持構造に取り付けられると、地面より上に吊り下げられる。
図5Bに示すように、追加の実施形態では、ハンモックテント100は、アンカー108が約45度の下垂角度158で支持構造に取り付けられると、地面より上に吊り下げられる。したがって、アンカー108は、荷重を受けたハンモックテント100のプラットフォーム114(
図1~
図3)の平らにされた(例えば、水平な)外形を可能にしつつ、各々個別に、水平面に対して0度から約45度の範囲内の下垂角度158で設定される場合がある。
【0040】
任意選択で、取付け構造106及び/またはアンカー108は、例えば地面の表面の上方にハンモックテント100を吊り下げることができる構造(例えば、木、埋め込み支柱、埋め込み柱などの静止構造)が利用できず、地面の上でハンモックテント100を利用することが所望されるときに、携帯用の構造支持(例えば、折り畳み可能なテント柱などのテント柱)への取り付けのために構成及び配置されてよい。そのような実施形態では、テント本体102のプラットフォーム114(
図1~
図3)は、ハンモックテント100の使用及び操作中に少なくとも部分的に地面の上に置かれ得、地面と、リッジライン104、取付け構造106、及びアンカー108の1つ以上との間に延びる構造支持体(例えば、テント柱)によって、テント本体102の上部に支持が与えられる。
【0041】
本開示の実施形態に係るハンモックテント(例えば、ハンモックテント100)を含む屋外キャンプ構造物は、本開示のキャンプシステムの実施形態で使用し得る。そのようなキャンプシステムは、例えば、
図1~
図5Bに関して上述したハンモックテント100と、1つ以上の追加の構造物及び/またはデバイスとを含む場合もある。非限定的な例として、本開示のキャンプシステムは、(テント本体102及びそのリッジライン104を含む)ハンモックテント100と、ハンモックテント100を保持し、収納するための収納容器(例えば、バッグ、バックパックなど)とを含む場合がある。ハンモックテント100は、例えば、収納容器の内部チャンバ内での配置のために容易に操作され(例えば、折り畳まれ、巻かれ、圧縮され)得る。ハンモックテント100と収納容器との組み合わせは、相対的に軽量(例えば、約5ポンド(2.26kg)以下、または約3ポンド(1.36kg)以下など、約10ポンド(4.53kg)以下)であって、多種多様な用途(例えば、ハイキング、キャンプ、登山、徒歩での遠足など)のためにハンモックテント100の簡単な輸送及び使用を容易にし得る。
【0042】
本開示のハンモックテント(例えば、ハンモックテント100)及びキャンプシステムは、従来のハンモックテント及びキャンプシステムよりも、より耐久性があり、より快適であり(例えば、より平坦な睡眠面を容易にする)、より安定的でより効率的(例えば、管理及び配置のためのより少ない個別の部品を含む、荷重がかかった状態での力の分配を改善する、重量及びかさばりを軽減するなど)であり、かつより適応性(例えば、比較的に広範囲の下垂角度及び現場条件の下で使用可能)であり得る。
【0043】
本開示の追加の非限定的な例示的な実施形態を以下に説明する。
【0044】
実施形態1:ハンモックテントであって、リッジラインと、前記リッジラインに取り付けられたテント本体であって、プラットフォームと、前記プラットフォームの第1の対向する端縁に取り付けられた対向する側面と、前記対向する側面に取り付けられ、各々が、前記リッジラインに取り付けられた端部と前記プラットフォームの中心部分に近接した先端とを備える支持構造と、前記対向する側面の間に配置され、前記対向する側面の端縁と前記プラットフォームの第2の対向する端縁に取り付けられた対向する端部とを備える前記テント本体と、を備える前記ハンモックテント。
【0045】
実施形態2:前記プラットフォームは、四辺形の外周形状を有し、前記プラットフォームの前記第1の対向する端縁は、各々、弓形の形状を示し、前記プラットフォームの前記第2の対向する端縁は、各々、弓形ではない形状を示す、実施形態1に記載のハンモックテント。
【0046】
実施形態3:前記プラットフォームの前記中心部分は、前記プラットフォームの2つの比較的に幅広い端面部の間に配置される、実施形態1及び2の1つに記載のハンモックテント。
【0047】
実施形態4:前記支持構造の各々は、概して放物線状の形状を示す、実施形態1~3のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0048】
実施形態5:前記支持構造の各々の前記先端は、約1インチ(2.54cm)から約6インチ(15.24cm)の範囲内の距離、前記先端に最も近接した前記プラットフォームの前記第1の対向する端縁の1つから偏位している、実施形態1~4のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0049】
実施形態6:前記リッジラインの少なくとも主要な長さは、前記テント本体の前記対向する側面に縫い付けられる、実施形態1~5のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0050】
実施形態7:前記テント本体の前記対向する側面の1つ以上に取り付けられ、前記支持構造の経路に沿って少なくとも部分的に延びるジッパーをさらに備える、実施形態1~6のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0051】
実施形態8:前記テント本体の前記対向する側面の1つ以上に取り付けられた固締構造をさらに備え、前記固締構造は、前記テント本体の内部領域へのアクセスを容易にし、前記支持構造の1つ以上に近接して配置される、実施形態1~6のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0052】
実施形態9:前記固締構造は、前記テント本体の前記対向する側面の両方に取り付けられ、前記固締構造は、各々個別に、前記固締構造に近接した前記支持構造の1つの経路に沿って少なくとも部分的に延びる、実施形態8に記載のハンモックテント。
【0053】
実施形態10:前記テント本体の前記対向する側面の1つ以上に取り付けられ、前記固締構造の上に及び前記固締構造を越えて延びて、水分が前記テント本体の前記内部領域の中に進入するのを妨げる耐水性の構造をさらに備える、実施形態8及び9の1つに記載のハンモックテント。
【0054】
実施形態11:前記固締構造と前記リッジラインから延び、前記固締構造と前記リッジラインとの間に延びる前記テント本体の前記対向する側面の上部は、前記テント本体のキャノピーを画定し、前記キャノピーは、前記テント本体の入口フラップとして機能する、実施形態8~10のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0055】
実施形態12:前記キャノピーは、内側固締構造に取り付けられたメッシュ布地を備える下部と、前記下部を覆い、外側固締構造に取り付けられた耐水性の布地を備える上部とを備える、実施形態11に記載のハンモックテント。
【0056】
実施形態13:1対の前記支持構造の上部に結合し、1対の前記支持構造の上部の間に実質的に延びるように構成されたスプレッダバーをさらに備える、実施形態1~12のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0057】
実施形態14:ハンモックテントであって、ウェビング、バンド、リボン、ストラップ、布地、コード、ケーブル、及びロープの1つ以上を備えるリッジラインと、前記リッジラインに取り付けられ、前記リッジラインから吊り下げられるように構成されたテント本体とを備え、前記テント本体は、四辺形の外周形状を示し、各々が第1の幅を示す端面部と、前記端面部間の前記第1の幅よりも小さい第2の幅を示す中心部分とを備える布地プラットフォームと、各々が前記リッジライン及び前記布地プラットフォームに取り付けられ、各々が別の四辺形の外周形状を示す対向する布地側面と、各々が前記対向する布地側面及び前記布地プラットフォームに取り付けられ、各々が三角形の外周形状を示す対向する布地端部と、前記対向する布地側面に沿って延び、前記対向する布地側面に取り付けられた放物線状の支持構造であって、各々が、個別に前記リッジラインに取り付けられた端部と前記布地プラットフォームの前記中心部分の端縁に近接した頂点とを有する前記放物線状の支持構造と、前記対向する布地側面の1つ以上に取り付けられ、前記放物線状の支持構造の1つ以上に隣接して位置する1つ以上の固締構造であって、前記1つ以上の対向する布地側面での1つ以上の閉めることができる開口部の形成を容易にする前記1つ以上の固締構造と、を備える、前記ハンモックテント。
【0058】
実施形態15:前記放物線状の支持構造は、前記対向する布地側面及び前記リッジラインに縫い付けられる、実施形態14に記載のハンモックテント。
【0059】
実施形態16:前記1つ以上の固締構造は1つ以上のジッパーを備える、実施形態14及び15の1つに記載のハンモックテント。
【0060】
実施形態17:前記リッジラインは、ループ状の端部を示し、最大約45度の下垂角度で少なくとも2つの追加の構造に固定されるように構成される、実施形態14~16のいずれか1つに記載のハンモックテント。
【0061】
実施形態18:キャンプシステムであって、ハンモックテントであって、リッジラインと、前記リッジラインに取り付けられたテント本体であって、プラットフォームと、前記リッジライン及び前記プラットフォームの対向する凹状の端縁に取り付けられた対向する側面と、前記対向する側面及び前記プラットフォームの対向する弓形ではない端縁に取り付けられた対向する端部と、前記対向する側面に取り付けられ、前記リッジラインに取り付けられた対向する端部から前記プラットフォームの中心部分に近接した先端に弓形経路で延びる対向する支持構造とを備える前記テント本体と、を備える前記ハンモックテントと、前記テント本体の内部表面に取り付けられた結合部材に結合し、前記結合部材の間に延びるように構成された1つ以上のスプレッダバーであって、前記結合部材の各々は、前記対向する支持構造の1つの前記弓形経路に沿って個別に配置された、前記1つ以上のスプレッダバーと、を備える、前記キャンプシステム。
【0062】
実施形態19:前記ハンモックテントの前記リッジラインに取り付け、前記ハンモックテントの前記リッジラインを地面上方に吊り下げるように構成された携帯用の構造支持体をさらに備える、実施形態18に記載のキャンプシステム。
【0063】
実施形態20:前記テント本体内の前記プラットフォームの内部表面上に設けられるように構成されたパッドをさらに備える、実施形態18及び19の1つに記載のキャンプシステム。
【0064】
前記開示は、多様な修正及び代替の形式の影響を受けやすいものの、特定の実施形態は、図面中に例として示され、本明細書に詳細に説明された。しかしながら、本開示は、開示された特定の形式に限定されることを意図していない。むしろ、本開示は、以下に添付される特許請求の範囲及びその法律上の均等物によって定められるように、本開示の範囲内に該当するすべての修正、均等物、及び代替物を包含するものである。