(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-13
(45)【発行日】2022-07-22
(54)【発明の名称】紙コップホルダー
(51)【国際特許分類】
B65D 67/02 20060101AFI20220714BHJP
【FI】
B65D67/02 H
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022039832
(22)【出願日】2022-03-15
【審査請求日】2022-04-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】522103306
【氏名又は名称】葉 雅明
【氏名又は名称原語表記】Ya-Ming YEH
【住所又は居所原語表記】11F., No. 97-17, Sec. 4, Sanhe Rd., Sanchong Dist., New Taipei City 241, Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際特許業務法人
(72)【発明者】
【氏名】葉 雅明
【審査官】宮崎 基樹
(56)【参考文献】
【文献】実開昭64-009170(JP,U)
【文献】実開平03-090868(JP,U)
【文献】登録実用新案第3203356(JP,U)
【文献】実開昭59-094063(JP,U)
【文献】特開2011-028025(JP,A)
【文献】実公昭46-002358(JP,Y1)
【文献】米国特許出願公開第2005/0241964(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 67/02
B65D 71/00-71/72
B65D 5/00- 5/76
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つの第1補助支持部品形成線が形成され、前記第1補助支持部品形成線の始点と終点は接続しない底板であって、前記底板において前記少なくとも1つの第1補助支持部品形成線に基づいて少なくとも1つの第1補助支持部品が形成され、前記第1補助支持部品は前記底板に対して湾曲する第1支持部と前記第1支持部に対して湾曲する第1接着板とを含む底板と、
前記底板の片側に接続されて前記底板に対して湾曲できる第1壁板、及び前記第1壁板に平行な第2壁板と、
両側がそれぞれ前記第2壁板、前記第1壁板に接続される面板であって、前記第1壁板、前記第2壁板、前記底板と管状構造を構成し、前記面板の前記底板に面する側には前記第1補助支持部品が前記管状構造内に立つように前記第1接着板を接着させ、前記面板において対称に設置された少なくとも2つのグリップ形成線が形成され、各前記グリップ形成線の始点と終点は接続せず、前記面板において前記少なくとも2つのグリップ形成線に基づいて2つのグリップが形成される場合に前記面板に少なくとも2つのコップ入口が形成され、前記管状構造は2つの管口をつなげる中心軸線を有し、各前記グリップの長辺は前記中心軸線に垂直である前記面板と、
前記第2壁板又は前記底板から一体的に延在し、前記第2壁板又は前記底板と接合される接合板とを含むことを特徴とする紙コップホルダー。
【請求項2】
前記面板において前記2つのグリップを形成する所定の位置にそれぞれ穴形成線が形成されることを特徴とする請求項1に記載の紙コップホルダー。
【請求項3】
各前記グリップ形成線は間隔を置いて設定された2つの直線セグメントと両端がそれぞれ前記2つの直線セグメントに接続された曲線セグメントとを含むことを特徴とする請求項2に記載の紙コップホルダー。
【請求項4】
前記底板において少なくとも1つの第2補助支持部品形成線が形成され、前記第2補助支持部品形成線の始点と終点は接続せず、前記底板において前記少なくとも1つの第2補助支持部品形成線に基づいて前記第1補助支持部品と間隔を置いて設定された第2補助支持部品が少なくとも1つ形成され、前記第2補助支持部品は前記底板に対して湾曲する第2支持部と前記第2支持部に対して湾曲する第2接着板とを含むことを特徴とする請求項3に記載の紙コップホルダー。
【請求項5】
前記底板が前記面板、前記第1壁板、前記第2壁板と前記管状構造を構成しない場合、前記第1補助支持部品形成線は前記第2補助支持部品形成線によって確定された範囲に食い込むことを特徴とする請求項4に記載の紙コップホルダー。
【請求項6】
前記第2補助支持部品の幅は前記第1補助支持部品の幅より大きいことを特徴とする請求項5に記載の紙コップホルダー。
【請求項7】
前記第1補助支持部品形成線は間隔を置いて設定された2つの第1横セグメントと、前記2つの第1横セグメントに接続された第1縦セグメントとを含み、前記第2補助支持部品形成線は間隔を置いて設定され且つそれぞれ前記2つの第1横セグメントの外側に位置する2つの第2横セグメントと、前記2つの第2横セグメントに接続された第2縦セグメントとを含むことを特徴とする請求項6に記載の紙コップホルダー。
【請求項8】
前記第1補助支持部品と前記第2補助支持部品が前記管状構造に立つ場合に、前記管状構造において、狭口セグメントと広口セグメントとに分けられる貫通穴が形成されることを特徴とする請求項7に記載の紙コップホルダー。
【請求項9】
前記第2補助支持部品は前記底板から形成された底板形成部分と、前記接合板から形成された接合板形成部分とを含むことを特徴とする請求項4に記載の紙コップホルダー。
【請求項10】
前記第2接着板は前記面板の前記底板に面する側に接続され、且つ前記第2接着板と前記第1接着板は前記2つのグリップ形成線の対向する両側に接続されることを特徴とする請求項4に記載の紙コップホルダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コップホルダーに関し、特に、紙コップホルダーに関する。
【背景技術】
【0002】
調査した結果、特許文献1、特許文献2などにおいて手提げコップホルダー構造が開示されている。特許文献1の特許について、当該特許に係る手提げコップホルダーは底部のサポート構造を備えないプレート構造であり、つまり、当該手提げコップホルダーはドリンクコップをプレートに固定させるものである。しかし、このような手提げコップホルダーはそれに載せたドリンクコップのサイズが制限され、ドリンクコップの直径が小さすぎて、設置口がドリンクコップを制限できない場合、ドリンクコップは設置口から脱出してしまう。また、特許文献2の特許について、当該特許に係る手提げコップホルダーは前記手提げコップホルダーにドリンクコップをセットできない場合があるという問題を解決しているが、このような手提げコップホルダーは直接固定・成形させたものであるため、輸送又は保管時に隙間なく積み重ねることができず、当該手提げコップホルダーを保管するために物流業者又はドリンクメーカーはスペースを空けなければならず、スペースの無駄が避けられず、輸送又は保管する手提げコップホルダーの数を減らさざるを得ない。
【0003】
また、手提げコップホルダーに分量の大きい飲み物を載せる場合、又は、ドリンクコップの数が多い場合には、全体の重量が重く、手提げコップホルダーの耐荷が足りないことで、従来の手提げコップホルダーはドリンクコップを支えられず、損傷しやすいのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】台湾実用新案第TWM595102号
【文献】台湾実用新案第TWM577004号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の主な目的は、従来の構造の欠点をめぐる問題を解決することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するためになされたもので、底板と、当該底板の片側に接続されて当該底板に対して湾曲できる第1壁板と、当該第1壁板に平行な第2壁板と、面板と、当該第2壁板又は当該底板から一体的に延在し当該第2壁板又は当該底板と接合される接合板とを含む紙コップホルダーを提供する。当該底板において少なくとも1つの第1補助支持部品形成線が形成され、当該第1補助支持部品形成線の始点と終点は接続せず、当該底板において当該少なくとも1つの第1補助支持部品形成線に基づいて少なくとも1つの第1補助支持部品が形成され、当該第1補助支持部品は当該底板に対して湾曲する第1支持部と当該第1支持部に対して湾曲する第1接着板とを含む。当該面板の両側はそれぞれ当該第2壁板、当該第1壁板に接続され、当該面板は当該第1壁板、当該第2壁板、当該底板と管状構造を構成し、当該面板の当該底板に面する側には当該第1補助支持部品が当該管状構造内に立つように当該第1接着板を接着させ、当該面板において対称に設置された少なくとも2つのグリップ形成線が形成され、各当該グリップ形成線の始点と終点は接続せず、当該面板において当該少なくとも2つのグリップ形成線に基づいて2つのグリップが形成される場合に当該面板に少なくとも2つのコップ入口が形成され、当該管状構造は2つの管口をつなげる中心軸線を有し、各当該グリップの長辺は当該中心軸線に垂直である。
【0007】
一実施例において、当該面板において当該2つのグリップを形成する所定の位置にそれぞれ穴形成線が形成される。
【0008】
一実施例において、各当該グリップ形成線は間隔を置いて設定された2つの直線セグメントと両端がそれぞれ当該2つの直線セグメントに接続された曲線セグメントとを含む。
【0009】
一実施例において、当該底板において少なくとも1つの第2補助支持部品形成線が形成され、当該第2補助支持部品形成線の始点と終点は接続せず、当該底板において当該少なくとも1つの第2補助支持部品形成線に基づいて当該第1補助支持部品と間隔を置いて設定された第2補助支持部品が少なくとも1つ形成され、当該第2補助支持部品は当該底板に対して湾曲する第2支持部と当該第2支持部に対して湾曲する第2接着板とを含む。
【0010】
一実施例において、当該底板が当該面板、当該第1壁板、当該第2壁板と当該管状構造を構成しない場合、当該第1補助支持部品形成線は当該第2補助支持部品形成線によって確定された範囲に食い込む。
【0011】
一実施例において、当該第2補助支持部品の幅は当該第1補助支持部品の幅より大きい。
【0012】
一実施例において、当該第1補助支持部品形成線は間隔を置いて設定された2つの第1横セグメントと、当該2つの第1横セグメントに接続された第1縦セグメントとを含み、当該第2補助支持部品形成線は間隔を置いて設定され且つそれぞれ当該2つの第1横セグメントの外側に位置する2つの第2横セグメントと、当該2つの第2横セグメントに接続された第2縦セグメントとを含む。
【0013】
一実施例において、当該第1補助支持部品と当該第2補助支持部品が当該管状構造に立つ場合に、当該管状構造において、狭口セグメントと広口セグメントとに分けられる貫通穴が形成される。
【0014】
一実施例において、当該第2補助支持部品は当該底板から形成された底板形成部分と、当該接合板から形成された接合板形成部分とを含む。
【0015】
一実施例において、当該第2接着板は当該面板の当該底板に面する側に接続され、且つ当該第2接着板と当該第1接着板は当該2つのグリップ形成線の対向する両側に接続される。
【発明の効果】
【0016】
本発明は上記の実施により、従来と比べ次の特徴を有する。本発明では第1補助支持部品を設けて、紙コップホルダーの構造強度を高めることにより、従来の手提げコップホルダーでは分量の大きいドリンクコップの場合に支持できないという問題を緩和する。さらに、本発明では面板において2つのグリップが形成されると同時に、複数のコップ入口が直接形成されるため、紙コップホルダーの面板が最大限に利用され、輸送又は展示において販売者が求める材積が満たされるだけでなく、スペースの無駄が緩和される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】
図1は本発明の第1実施例の三次元構造の概略図である。
【
図2】
図2は本発明の第1実施例の側面概略図である。
【
図3】
図3は本発明の第1実施例の段ボール展開の概略図である。
【
図4】
図4は本発明の第2実施例の段ボール展開の概略図である。
【
図5】
図5は本発明の第3実施例の三次元構造の概略図である。
【
図6】
図6は本発明の第3実施例の側面概略図である。
【
図7】
図7は本発明の第3実施例の段ボール展開の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照して、本発明の技術内容を詳細に説明する。
図1から
図7が参照されるとおり、本発明は紙コップホルダー20を提供し、紙コップホルダー20は高い硬度を有する段ボールから作製されてもよく、一実施例において、紙コップホルダー20は段ボール又は厚手の段ボールから作製される。紙コップホルダー20は底板21と、第1壁板24と、第2壁板25と、面板26と、接合板28とを含み、底板21は紙コップホルダー20の底部に位置し、少なくとも1つのドリンクコップを支持し、第1壁板24は底板21の片側に接続されて底板21に対して湾曲することができ、第2壁板25は第1壁板24に平行であり、底板21の第1壁板24が接続されてない側に位置し、面板26は紙コップホルダー20の上部に位置し、当該ドリンクコップをセットする位置を制限し、面板26の両側がそれぞれ第1壁板24、第2壁板25が接続され、第1壁板24と第2壁板25に対して湾曲することができ、面板26が第1壁板24と第2壁板25に対して湾曲した後、面板26は第1壁板24、第2壁板25、底板21と管状構造261を形成する。また、接合板28は第2壁板25又は底板21より一体的に延在し、且つ第2壁板25又は底板21と接合される。接合板28が底板21より延在し、且つ第2壁板25と接合される場合に、接合板28と第2壁板25はサイズ的に互いに補い合い(
図1、
図5参照)、これによって接合板28が第2壁板25と接合されると、紙コップホルダー20には管状構造261が形成される。上記から分かるように、接合板28の機能は、第2壁板25と底板21をつなげるよう接合させることである。同様に、接合板28が第2壁板25より延在し、且つ底板21と接合される場合に、接合板28と底板21はサイズ的に互いに補い合う。
【0019】
さらに、本発明において面板26に優れた支持効果を得るように、底板21において少なくとも1つの第1補助支持部品形成線211が形成され、第1補助支持部品形成線211の始点(例えば、記号212)と終点(例えば、記号213)は接続せず、底板21において少なくとも1つの第1補助支持部品形成線211に基づいて少なくとも1つの第1補助支持部品214が形成され、第1補助支持部品214は第1支持部215と第1接着板216とを含み、第1支持部215は底板21より一体的に延在し、且つ底板21に対して湾曲することができ、第1接着板216は第1支持部215より延在し、且つ第1支持部215に対して湾曲することができる。一実施例において、第1補助支持部品形成線211は底板21と接合板28の両方から形成される(
図3参照)。別の実施例において、第1補助支持部品形成線211は底板21と第1壁板22の両方から形成される(
図4参照)。
【0020】
さらに、面板26において対称に設置された少なくとも2つのグリップ形成線262が形成され、各グリップ形成線262の始点(例えば、記号263)と終点(例えば、記号264)は接続せず、面板26において少なくとも2つのグリップ形成線262に基づいて2つのグリップ265が形成され、且つ2つのグリップ265が形成される場合に面板26において少なくとも2つのコップ入口266が形成される。管状構造261は2つの管口267と2つの管口267をつなげる中心軸線268とを有し、各グリップ265の長辺は中心軸線268に垂直である。また、面板26には底板21に面する側に、且つ2つのコップ入口266が形成されない位置において第1接着板216を接着させることができ、これによって第1補助支持部品214が管状構造261内に立つ場合に、面板26が第1補助支持部品214から支持されて面板26の底板21に対する距離が保たれる。
【0021】
さらに、紙コップホルダー20を使用する時、利用者は2つのコップ入口266から当該ドリンクコップを入れ、2つのコップ入口266が当該ドリンクコップをセットする位置を制限して、当該ドリンクコップが傾くことを避け、また本発明において底板21から当該ドリンクコップを支持しつつ、第1補助支持部品214が底板21と面板26を支持する。従来の技術と比べ、本発明の紙コップホルダー20には2つのグリップ265及び少なくとも2つのコップ入口266をそれぞれ形成する必要がないため、少なくとも2つのコップ入口266が面板26を最大限に利用し、輸送又は展示において販売者が求める材積が満たされるだけでなく、スペースの無駄が緩和される。また、本発明では第1補助支持部品214を設けることによって、紙コップホルダー20の構造強度を高める。
【0022】
図1から
図7が参照されるとおり、一実施例において、各グリップ形成線262は2つの直線セグメント260と曲線セグメント270とを含み、2つの直線セグメント260は間隔を置いて設定され、且つ2つの直線セグメント260はそれぞれ一端が面板26に接続され、他端が曲線セグメント270に接続され、曲線セグメント270は2つのグリップ265を持つ利用者の手の姿勢に従って設計することができ、例えば、曲線セグメント270を円弧状又は連続的な曲線とすることができ、これによって利用者は紙コップホルダー20を提げることができる。また、面板26において2つのグリップ265を形成する所定の位置にそれぞれ穴形成線271が形成され、一実施例において、穴形成線271の始点と終点は重ならず、これにより面板26において穴形成線271に基づいて穴272が形成され、利用者は穴272を通して紙コップホルダー20を提げる場合に2つのグリップ265を持つことができる。別の実施例において、本発明は2つのグリップ265を組み立てるように構成され、面板26において2つのグリップ265を形成する所定の位置に、2つの穴形成線271の少なくとも一方の始点と終点が重ならず、これによって面板26において穴形成線271に基づいて穴272が形成される場合に、2つのグリップ265の少なくとも一方は同時に2つのグリップ265の他方を組み立てるための組立部を形成する。
【0023】
さらに、
図5から
図7が参照されるとおり、本発明において紙コップホルダー20の構造強度を高めるために、底板21において少なくとも1つの第2補助支持部品形成線217が形成されてもよく、第2補助支持部品形成線217の始点(例えば、記号218)と終点(例えば、記号219)が接続せず、底板21において少なくとも1つの第2補助支持部品形成線217に基づいて少なくとも1つの第2補助支持部品220が形成され、第2補助支持部品220は第1補助支持部品214と間隔を置いて設定され、且つ機能は第1補助支持部品214と同じであり、第2補助支持部品220と第1補助支持部品214は共に面板26の底板21に対する距離を保つ。また、本発明において第2補助支持部品220と第1補助支持部品214を設けて、紙コップホルダー20への支持を向上させることにより、紙コップホルダー20は分量の非常に大きいドリンクコップを輸送することができる。さらに、第2補助支持部品220は底板21に対して湾曲する第2支持部221と第2支持部221に対して湾曲する第2接着板222とを含み、第2接着板222は面板26の底板21に面する側と接合され、且つ第2接着板222と第1接着板216は2つのグリップ形成線262の対向する両側に接続され、これによって第2補助支持部品220と第1補助支持部品214の支持力を分散させて、利用者が2つのグリップ265を持っている時に傾斜を避ける。
【0024】
また、別の実施例において、第2補助支持部品形成線217は底板21と接合板28の両方から形成され、詳しく言えば、第2補助支持部品220は底板21から形成される底板形成部分223と接合板28から形成される接合板形成部分224とを含み、底板形成部分223は接合板形成部分224に接続させて設けられる。本実施例において、第2支持部221は底板形成部分223と接合板形成部分224に設けられ、第2接着板222は接合板形成部分224に設けられる。
【0025】
また、一実施例において、第2補助支持部品220の幅は第1補助支持部品214の幅より大きく、詳しく言えば、紙コップホルダー20を展開した場合、即ち、底板21が面板26、第1壁板24、第2壁板25と管状構造241を構成しない場合に、第1補助支持部品形成線211は第2補助支持部品形成線217によって確定された範囲に食い込み、これによって第2補助支持部品220と第1補助支持部品214が管状構造261に立つ場合に、第2補助支持部品220において中空部229が形成される。具体的には、第1補助支持部品形成線211は間隔を置いて設定された2つの第1横セグメント225と、第1横セグメント225に接続された第1縦セグメント226とを含み、第2補助支持部品形成線217も間隔を置いて設定された2つの第2横セグメント227と、第2横セグメント227に接続された第2縦セグメント228とを含み、2つの第2横セグメント227はそれぞれ2つの第1横セグメント225の外側に位置し、第2縦セグメント228と第1縦セグメント226は間隔を置いて設定される。また、第1補助支持部品214と第2補助支持部品220が管状構造241に立つ場合に、管状構造241において、狭口セグメント274と広口セグメント275とに分けられる貫通穴273が形成され、狭口セグメント274の幅は2つの第1横セグメント225の間の距離で決定され、広口セグメント275の幅は2つの第2横セグメント227の間の距離で決定される。
【符号の説明】
【0026】
20 紙コップホルダー
21 底板
24 第1壁板
25 第2壁板
26 面板
28 接合板
211 第1補助支持部品形成線
212 始点
213 終点
214 第1補助支持部品
215 第1支持部
216 第1接着板
217 第2補助支持部品形成線
218 始点
219 終点
220 第2補助支持部品
221 第2支持部
222 第2接着板
223 底板形成部分
224 接合板形成部分
225 第1横セグメント
226 第1縦セグメント
227 第2横セグメント
228 第2縦セグメント
229 中空部
261 管状構造
262 グリップ形成線
263 始点
264 終点
265 グリップ
266 コップ入口
267 管口
268 中心軸線
269
270 曲線セグメント
271 穴形成線
272 穴
273 貫通穴
274 狭口セグメント
275 広口セグメント
【要約】 (修正有)
【課題】保管時にスペースの無駄が生じない紙コップホルダーを提供する。
【解決手段】底板21と、底板に対して湾曲する第1壁板24と、第1壁板に平行な第2壁板25と、面板26と、第2壁板又は底板と接合される接合板28とを含む紙コップホルダー20であって、底板においては少なくとも1つの第1補助支持部品形成線が形成され、第1補助支持部品形成線に基づいて第1補助支持部品214が形成され、第1補助支持部品は第1支持部215と第1接着板216とを含む。面板は第1壁板、第2壁板、底板と管状構造261を構成し、面板の底板に面する側には第1補助支持部品が管状構造内に立つように第1接着板を接着させる。面板においては少なくとも2つのグリップ形成線が形成され、少なくとも2つのグリップ形成線に基づいて2つのグリップ265が形成される場合に面板に少なくとも2つのコップ入口266が形成される。
【選択図】
図1