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▶ 青山 一夫の特許一覧

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  • 特許-手帳 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-15
(45)【発行日】2022-07-26
(54)【発明の名称】手帳
(51)【国際特許分類】
   B42D 15/00 20060101AFI20220719BHJP
【FI】
B42D15/00 301D
【請求項の数】 4
(21)【出願番号】P 2021164336
(22)【出願日】2021-09-02
【審査請求日】2021-10-12
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】592214346
【氏名又は名称】青山 一夫
(72)【発明者】
【氏名】青山 一夫
【審査官】稲荷 宗良
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-182458(JP,A)
【文献】特開2020-029050(JP,A)
【文献】特開2001-253188(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B42D 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項4】
前記基体2両面に設けてある用紙固定ポケット面4挿入口6下方の固定切り込み7裂止めを設け、且つ両面夫々の前記用紙固定ポケット面4の前記固定切り込み7位置は前記挿入口6からの位置寸法を違え、前記挿入口6から前記固定切り込み7まで寸法の長い方を基体A面13、寸法の短い方を基体B面14とする請求項1または請求項2または請求項3記載の手帳1。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、胸ポケットから取り出し、記入漏れを防ぐ私的項目のある用紙に即筆記が出来る軽薄な形状の手帳に関するものである。
【背景技術】
【0002】
手帳は現場に於いて情報を記入することで失念防止と確実な記録を残すことが出来実用に供されている。手帳は又使い勝手の良さ便利さを追求し予め情報を網羅し商品価値を高め数十ページになる手帳が知られている(例えば、特許文献2)。
【0003】
しかし、情報を記入する事に特化した手帳は情報を得た時即記入の出来る紙面が必要であり、又状況により、手帳記入した情報は時間を経ずパソコン等に入力して関係者全員共有の情報とするとき、従来の手帳は現場に即した用紙の形態に問題があり、本発明は広範囲における情報と、ページ数の多いものはさけ軽量で私的に使い勝手の良い手帳を提供する事にある(例えば特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-182458
【文献】特開2014-136340
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
解決しようとする問題点は、突発時に手帳の紙面を直ぐ出せない事、紙面に記入漏れを防ぐ私的な項目、罫線が無い点であり、常時記入する紙面が出ていて、紙面は記入漏れを防ぐ項目、罫線のある用紙にして且つ基体2に容易に収装出来る軽薄な形状の手帳1を提供する事を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を達成するために、請求項1記載の本発明はレザー材又はプラスチックシート材三枚仕立ての手帳の基になる基体2と、請求項2記載の本発明は前記基体2に収装する用紙束9は印刷用紙11(例えばA4判、B5判、A5判)を、短辺において三つ折り、長辺を二つ折りに折り畳んで出来る折目12に囲まれた、六面を夫々用紙10とし、請求項3記載の本発明は用紙10において任意に項目、罫線を記し前記基体2に組み込み出来る手帳1とし、前記手帳1の表裏、基体A面13、基体B面14は常時筆記可能状態にあり、請求項4記載の本発明は前記基体A面13、基体B面14夫々の挿入口6から固定切り込み7までの寸法を違え、前記挿入口6から固定切り込み7までの寸法の長い方を基体A面13、短い方を基体B面14とする事を特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、手帳1の表裏、基体A面13、基体B面14は常時筆記可能状態にあり、更に基体A面13において用紙束9の表に出ている長辺他方の用紙10を書き満たした時、前記用紙束9の長辺片方基体2挿入口6に収装のまま前記用紙束9の長辺他方は上部にある折目12を折り返し且つ長辺他方は基体2上部縁端5に被せるように返すと、前記用紙束9の長辺他方は基体B面14にあって筆記可能になり前記用紙束9の長辺他方縁端を固定切り込み7へ差し込み収装。即ち基体A面13、基体B面14夫々の用紙束9は前記の方法により4紙面は筆記可能状態に出来る。項目、罫線を記し用紙10を作り用紙束 9として基体2に収装し、胸ポケットに入る厚みの少ない軽薄な形状の手帳1となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】折る以前の印刷用紙11で折目12を示す実施方法の説明図である。
図2】印刷用紙11を折り畳んだ用紙束9の斜視図である。
図3】基体2の分解斜視図である。
図4】基体2の基体B面14の正面図である。
図5】手帳1の基体A面13の実施方法を示した説明図である。
図6】手帳1の基体B面14の実施方法を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態を図によって説明する。
図1は、用紙10製作方法で、印刷用紙11(例えばA4判、B5判、A5判)において任意に項目、罫線を施し短辺を三つ折り長辺を二つ折りにし折目12に囲まれた六面を用紙10にしたもので、折目12を示す折り畳む前の説明図である。
【0010】
図2は、前記印刷用紙11の短辺を三つ折り長辺を二つ折りに折り畳んだ用紙束9で用紙10の斜視図を示す。本発明は前記用紙束9の前記長辺を二つ折りに折り畳んだ片方を基体2の挿入口6に差し込み長辺他方は筆記面となり且つ長辺他方縁端を固定切り込み7へ差し込み収装し手帳1を構成している。
【0011】
図3は、手帳1における基体2の分解斜視図で、前記基体2は中板3と、前記中板3の両面に着設する挿入口6と固定切り込み7を備えた用紙固定ポケット面4と、からなり、前記中板3における両面の前記用紙固定ポケット面4は挿入口6から固定切り込み7までの寸法を違え、挿入口6から固定切り込み7までの寸法の長い方を基体A面13、寸法の短い方を基体B面14とし、固定切り込み7が同位置によって起こる弱点を強度補強する事を目している。三枚仕立ての前記基体2はレザークロス材又はプラスチック材を合わせ縫製又は溶着で仕上げ軽薄な手帳1である。
【0012】
図4は、基体2の基体B面14の正面図を示す。前記基体A面13、中板3、前記基体B面14を着設し外周を縫着又は溶着してなる基体2を示す。
【0013】
図5は、手帳1に於ける基体2の基体A面13の実施方法で、用紙束9の長辺片方を基体2挿入口6に差し込み収装、前記用紙束9の長辺他方は前記基体2の表面を被覆し筆記面となり前記用紙束9の長辺他方縁端は固定切り込み7へ差し込み収装する。
【0014】
図6は、図5を裏返し図5図面の動きの続きで、手帳1に於ける基体2の基体B面14の実施方法であり、図5基体A面13にある用紙束9の長辺片方は挿入口6に収装のまま、前記用紙束9の長辺他方は折目12を折り返し基体2上部縁端5を被せるように返すと前記用紙束9長辺他方は基体B面14に位置し筆記可能になり、前記用紙束9長辺他方縁端を固定切り込み7へ差し込み収装を示す。
【産業上の利用可能性】
【0015】
胸のポケットから取り出し易い軽薄なものにし、私的に目的に合わせた項目、罫線を作る事によって、使い易い手帳の紙面を作り、常時筆記可能な状態にある手帳1。
【符号の説明】
【0016】
1 手帳
2 基体
3 中板
4 用紙固定ポケット面
5 上部縁端
6 挿入口
7 固定切り込み
8 裂け止め
9 用紙束(短辺三つ折り、長辺二つ折り)
10 用紙
11 印刷用紙
12 折目
13 基体A面
14 基体B面
15 縫い代又は溶着しろ
【要約】
【課題】胸ポケットから出して、私的に作った項目を見ながら記入漏れの無い筆記が出来る軽薄な形状の手帳を提供する。
【解決手段】レザークロス材又はプラスチックシート材三枚仕立ての手帳の基になる基体は印刷用紙短辺を三つ折り、長辺を二つ折りにした用紙束が入る大きさで、且つ前記用紙束は六折りした各片両面を用紙とし任意に罫線、項目を記す事が出来、随時前記基体に組み込み、前記基体表裏二面は常時筆記可能状態にある手帳。
【選択図】図5
図1
図2
図3
図4
図5
図6