IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インテル コーポレイションの特許一覧

<>
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図1
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図2
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図3
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図4
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図5A
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図5B
  • 特許-直接充電される電子デバイス 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-15
(45)【発行日】2022-07-26
(54)【発明の名称】直接充電される電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   H02J 7/00 20060101AFI20220719BHJP
   H01M 10/46 20060101ALI20220719BHJP
【FI】
H02J7/00 301B
H02J7/00 303C
H01M10/46
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2017561320
(86)(22)【出願日】2016-05-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2018-07-26
(86)【国際出願番号】 US2016034086
(87)【国際公開番号】W WO2016209497
(87)【国際公開日】2016-12-29
【審査請求日】2019-05-21
【審判番号】
【審判請求日】2021-04-27
(31)【優先権主張番号】14/751,886
(32)【優先日】2015-06-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】キーツ,アンドリュー
【合議体】
【審判長】山田 正文
【審判官】清水 稔
【審判官】畑中 博幸
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2006/0097693(US,A1)
【文献】特開2005-244633(JP,A)
【文献】特開2006-320053(JP,A)
【文献】特開2006-034066(JP,A)
【文献】特開平10-172617(JP,A)
【文献】特開平11-155238(JP,A)
【文献】特開平8-265405(JP,A)
【文献】特開平9-46402(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02J7/00-7/12, 7/34-7-36, H01M10/42-10/48,301
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
充電ステーションと電子デバイスとを含む電子システムであって:
前記充電ステーションが:
第1バッテリー;
第1供給端子及び第2供給端子;並びに
前記第1バッテリーにエネルギーを蓄積する充電回路;
を備え、
前記電子デバイスが:
バッテリーチャージャー;
第2バッテリー;
前記充電ステーションの前記第1供給端子及び前記第2供給端子に直接接触すべき第1バッテリーパッド及び第2バッテリーパッドであり、前記第1バッテリーパッドが前記第2バッテリーのアノードに直接接触しかつ前記第2バッテリーパッドが前記第2バッテリーのカソードに直接接触することにより、前記第2バッテリーが前記バッテリーチャージャーを使用せずに前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドを介してDC電力を直接に受け取る、第1バッテリーパッド及び第2バッテリーパッド;並びに
前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドを少なくとも部分的に覆って、ユーザが前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドにアクセスすることを防止する、保護カバー;
を備え、
前記充電回路が前記第1バッテリーを第1時間枠内で充電し、
前記電子デバイスが前記充電ステーションにドッキングされると、前記第1バッテリーパッドと前記第1供給端子との接触及び前記第2バッテリーパッドと前記第2供給端子との接触が形成され、前記第2バッテリーが、第2時間枠内で前記第1バッテリーからの前記DC電力を直接に受け取り、前記第2時間枠は前記第1時間枠よりも短時間である、
電子システム。
【請求項2】
前記保護カバーが、前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドがユーザに露出することを少なくとも部分的に防止する、
請求項1に記載の電子システム。
【請求項3】
前記保護カバーが、前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドがユーザに見えることを、少なくとも部分的に防止する、
請求項1に記載の電子システム。
【請求項4】
前記保護カバーが、前記充電ステーションとの接触に基づいて開かれるラッチを含み、
該ラッチが開かれているときに前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドが露出される、
請求項1に記載の電子システム。
【請求項5】
前記保護カバーが、前記第1バッテリーパッド及び前記第2バッテリーパッドを少なくとも部分的に覆う摺動表面を有する、
請求項1に記載の電子システム。
【請求項6】
前記充電ステーションが入力DC電力を受けて該入力DC電力を用いて第1バッテリーを充電する、
請求項1乃至5の何れか1項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、直接充電によって電力供給されあるいは充電される電子デバイスに関する。
【発明の概要】
【0002】
本構成及び実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。図面中、同様な参照符号は同様な素子を示す。
【図面の簡単な説明】
【0003】
図1】例示的な構成に従って交流(AC)アダプタにより充電される電子装置を示す。
図2】例示的な実施形態に従って直接充電される電子装置を示す。
図3】例示的な実施形態に従った電子充電システムを示す。
図4】例示的な実施形態に従ったバッテリー及び2個の充電パッドを示す。
図5A】例示的な実施形態に従った電子装置を示す。
図5B】例示的な実施形態に従った電子装置を示す。
図6】例示的な実施形態に従って充電ステーション(又は充電装置)に結合された電子装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0004】
電子デバイスは、モバイル端末、モバイルデバイス、モバイルコンピューティングプラットフォーム、モバイルプラットフォーム、ラップトップコンピュータ、タブレット、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ、モバイルインターネットデバイス、スマートフォン、パーソナルデジタルアシスタント、ディスプレイデバイス、テレビジョン(TV)などの何れかであって良い。電子デバイスは、端末とも呼ばれることがある。
【0005】
以下の詳細な説明において、同様な参照符号及び文字は、異なる図面において、同一の、対応する及び/又は類似の構成要素を示すために使用することができる。さらに、以下の詳細な説明において、例示的なサイズ/モデル/値/範囲が与えられるかも知れないが、実施形態はそれらに限定されない。特定な詳細が例示的な実施形態を説明するために記載されていても、実施形態がそれらの特定な詳細なしに実施され得ることは、当業者には明らかである。
【0006】
図1は、例示的な構成に従って交流(AC)により充電(又は電力供給)される電子装置100を示す。他の配列及び構成も提供され得る。
【0007】
図1は、ACアダプタ40に電力を供給する交流(AC)電源10を示す。ACアダプタ40は、電子デバイス100(又は電子装置)に電力を供給するためのものである。図1は、ACアダプタ40に直接結合されたAC電源10を示す。ACアダプタ40は、電子デバイス100に直接結合することができる。
【0008】
AC電源10はACアダプタ40にAC電力を供給し、ACアダプタ40は、電子デバイス100に対して直流(DC)電力を供給することができる。受信したDC電力は、電子デバイス100の構成要素に電力を供給するために使用することができる。受信した電力は、電子デバイス100のバッテリーポート内(又はバッテリーポートのところ)に設けられたバッテリー120に格納することができる。バッテリー120は、本体又はハウジング内に設けられてもよい。
【0009】
電子デバイス100は、入力ポート102と、入力ポート112、バッテリーチャージャー114及びバッテリー120(又はその他のチャージ格納装置)を受けるバッテリーポート並びに負荷118を含むプラットフォーム110とを含むことができる。
【0010】
負荷118は、受信電圧に基づいて動作する電子デバイス100上の(又は電子デバイス100に結合された)任意のデバイス又はコンポーネントであってよい。例えば、負荷118は、表示デバイス、メモリ、プロセッサ、コントローラ、入出力デバイスなどであってよい。負荷118は、バッテリー120に結合されてもよい。負荷118は、バッテリー充電器114に結合されてもよい。
【0011】
図1は、ACアダプタ40を電子デバイス100の外部(および別個)のものとして示す。しかしながら、ACアダプタ40は、電子デバイス100の内部にあってもよい。
【0012】
AC電源10は、ACアダプタ40にAC電圧(又はAC電力)を供給することができる。ACアダプタ40は、受信したAC電圧を直流(DC)電圧に変換することができる。ACアダプタ40は、AC/DCアダプタ又はAC/DCコンバータとして考えることもできる。
【0013】
ACアダプタ40が電子デバイス100の外部にあるならば、ACアダプタ40は、AC電源10からAC電圧を受け取り、入力ポート102(及びバッテリーチャージャー114)にDC電圧を供給する。
【0014】
DC電圧は、バッテリーチャージャー114に供給されてもよい。バッテリーチャージャー114は、(バッテリーポートに設けられた)バッテリー120にDC電圧を供給することができる。DC電圧は、電子デバイス100を動作させるために、(直接又は間接的にバッテリーチャージャー114を介して)負荷118にも供給してよく、あるいは変形例として負荷118に供給してもよい。例えば、DC電圧は、電子デバイス100上の表示デバイス(又は他の構成要素)に電力を供給するのに用いてもよい。(電子デバイス100の)プラットフォーム110上に電圧レギュレータを設けて、負荷への供給に先立ち電圧を安定させることもできる。
【0015】
ACアダプタ40は、(50ヘルツ(Hz)の低周波数のような)特定の周波数で、かつ、例えばACアダプタ40が使用されている国により変化する電圧を有するAC電源10(すなわちACコンセント)からAC電力を受け取るように設計することができる。
【0016】
ACアダプタ40は、AC電源10から入力されるAC電圧(又は電力)の正弦波特性をフィルタリングするために、かなりの量のエネルギー(又は電力)を蓄積することができる。少なくとも1つの不都合な構成では、ACアダプタ40はバルクキャパシターを含むことがあり、バルクキャパシターはACアダプタ40の大きな部品になってしまう。バルクキャパシターは、ACライン周波数(50Hz又は60Hzなど)に起因する低周波発振を平滑化するように特別に設計してもよい。
【0017】
バッテリーチャージャー114は充電回路(又はチャージ回路)と考えることができる。バッテリーチャージャー114は、バッテリー120に出力電圧を供給することができる。バッテリー120は、バッテリーチャージャー114から受け取った電圧によって充電されることができる。バッテリーチャージャー114は、マザーボード上の集積回路であってよい。バッテリーチャージャーは、入力ポートに供給される電圧を変換する降圧コンバータであってもよく、バッテリー120を充電するのに必要な電圧及び電流を供給するように設計することができる。
【0018】
電子デバイス100は、適切に動作するために充電される必要があり得る。ユーザは、電子デバイス100を急速に充電することを望む場合がある。しかし、これには多量の電流を供給する必要がある。例えば、ユーザは、ACアダプタ40を使用することによって、5分間の時間枠内で電子デバイス100を充電することを望むかも知れない。バッテリーのそのような高速充電を提供するために、電子デバイス100上の充電回路は、短時間でバッテリーを完全に充電するのに必要な電力(及び電流)を処理しなければならないかも知れない。
【0019】
一例として、バッテリー120が急速に充電される(すなわち、高電流を使用する)場合、バッテリーチャージャー114(又は充電回路)は、大電力電界効果トランジスタ(FETs)と、大回路基板トラックと、急速充電に伴う大電力および大電流に対処できる熱的解決策とが含まれる。例えば、1アンペア/時(Ah)のバッテリーを1分間で充電するには、60アンペアを超える電流が必要となることがある。別の例として、1分間の時間枠内でバッテリーを充電するために、モバイル端末(すなわち、電子デバイスの一例)は、バッテリー112に120アンペアを超える電流を供給する必要があることがある。
【0020】
図2は、一実施形態に従って直接充電される電子デバイスを示す。他の実施形態及び構成もまた提供され得る。
【0021】
図2に示す電子デバイス100は、内部に構成要素を有する本体101を含む。本体101は、バッテリーチャージャー114(又は充電回路)及びバッテリー120を含んでよい。電子デバイス100は、保護カバー又はガード構造体としての保護機構(又は保護デバイス)を含んでよい。保護機構は、ユーザがデバイス100内のバッテリーの端子又はパッド(バッテリーパッド)にアクセスすることを防止することができる。保護機構は、バッテリー120上の表面124に対して移動する表面122(又はカバー)を含んでよい。
【0022】
図2に示す例示的実施形態においては、充電パッドがバッテリーの平坦表面124上にあり、摺動表面122が、電子デバイス100の使用中に充電パッドを覆い、バッテリー充電のために充電パッドを露出させるように上方に摺動する。図2は、表面124上のパッドを露出させるために上方に移動された表面122を示す。表面122は、外部物体との接触に基づいて移動することができる。
【0023】
図2はまた、バッテリー120、第1パッド130(又は第1充電パッド、第1バッテリーパッド)及び第2パッド140(又は第2充電パッド、第2バッテリーパッド)を示す。第1パッド130は、バッテリー120上に直接的に(例えば、表面124において)設けられている直接充電パッドであってよい。第2のパッド140は、バッテリー120に直接的に(例えば、表面124において)設けられている直接充電パッドであってよい。あるいは、複数の接続ポイント、タブその他の手段を、金属ストリップなどの高電流導体を有するバッテリー端子に接続することができる。
【0024】
第1パッド及び第2パッド130,140は、バッテリー120と直接接触する金属パッド(又は金属表面)であってもよい。このように、パッド130,140とバッテリー120との間にワイヤ(又は他の接続デバイス)は存在しない。第1パッド130はバッテリー上の金属表面であり、第2パッド140はバッテリー上の金属表面である。
【0025】
第1パッド及び第2パッド130,140は、バッテリー120の未加工端子を露出させる直接充電パッドである。一例において、第1パッド130はバッテリー120のアノードに直接接触し、第2パッド140はバッテリー120のカソードに直接接触してもよい。別の例では、第1パッド130はバッテリー120のカソードに直接接触し、第2パッド140はバッテリー120のアノードに直接接触してもよい。
【0026】
第1パッド及び第2パッド130,140は、充電デバイスの(供給端子としての)出力接続端子(又は接続デバイス)に直接接触し、充電デバイスから電力(又は電圧)を受け取る。バッテリー120は、電子デバイス100内のバッテリーチャージャー114を使用することなく、DC電圧(又は電力)を直接に受け取ることができる。言い換えれば、バッテリー120は、バッテリーチャージャー114を使用することなく、外部電源からの(パッド130,140を介した)直流電圧を直接的に受け取ることができる。したがって、電子デバイスのバッテリーは、第1パッド及び第2パッド130,140を使用して直接に充電するべきである。
【0027】
保護機構又は保護デバイスは、第1パッド130及び第2パッド140を覆う摺動表面122を含んでもよい。摺動表面122は、コネクタデバイスなどのような外部物体との接触に基づいて移動することができる。
【0028】
図3は、例示的な実施形態に従った電子充電システム(又は電子システム)を示す。他の実施形態及び構成もまた提供され得る。
【0029】
図3は、AC電源10、ACアダプタ40、ドッキングステーションとしての充電ステーション200(又は充電デバイス)及び電子デバイス100を示す。AC電源10は、ACアダプタ40にAC電力(すなわち、AC電圧)を供給することができる。ACアダプタ40は、例えば、ワイヤ接続によって充電ステーション200に結合することができる。ACアダプタ40は、充電ステーション200の入力ポート202に結合することができる。
【0030】
図3に示す電子デバイス100は、充電ステーション200から物理的に離れている。バッテリー120の充電を行うために、電子デバイス100を充電ステーション200に物理的に結合(又はドッキング)する必要があるかも知れない。電子デバイス100が充電ステーション(又は充電デバイス)に結合(又はドッキング)されたときに、電子デバイス100はDC電圧(又はDC充電電圧)を受信する。
【0031】
充電ステーション200は、入力ポート202、大電力充電回路210、大電力格納装置220及びインターフェイスとしての出力コネクタデバイス230(又はコネクタデバイス)を含んでよい。
【0032】
ACアダプタ40は、充電ステーション200の入力ポート202にDC電圧を供給することができる。
【0033】
DC電圧は、大電力充電回路210に供給されてもよい。充電回路210は、大電力充電回路と考えることができる。充電回路210は、バッテリーチャージャーと見なすことができる。充電回路210は、大電力格納装置220にエネルギーを蓄積するように機能することができる。これは、充電されると、短期間に大きなエネルギーのパケットを送達することができる自動除細動器の充電に類似するかも知れない。
【0034】
充電回路210は、受信したDC電圧に基づいて、(充電ステーション200内の)格納装置220に充電されたDC電圧を提供することができる。格納装置220は、大電力格納装置であるとみなすことができる。格納装置220は、(数分又は数秒で測定される)短時間内に、蓄積されたチャージ(電荷)を分配することができる。
【0035】
充電ステーション200は、時間に亘ってエネルギーを蓄積していくことによって、大量の電力の必要性を回避することができる。蓄積されたエネルギーは(充電ステーション200の)格納装置220内に一時的に格納されてもよい。蓄積されたエネルギー(又は蓄積されたDC電圧)は、電子デバイス100が充電ステーション200に結合されたときに、電子デバイス100に急速に供給される準備ができている。
【0036】
格納装置220からバッテリー120へとより多くの電圧を供給するために、大電力格納装置220とコネクタデバイス230との間に非常に大きな電力充電回路を設けることができる。
【0037】
格納装置220は、大量のエネルギーを格納し、それを高出力で分配することができる。したがって、格納装置220は、大きなキャパシター、チタン酸リチウム電池などであってよい。格納装置220は、時間に亘って大量のエネルギーを格納することができる。そのような電力量は、非常に短い時間内に1つ以上の電子デバイスを充電するのに十分であり得る。格納装置220内の蓄積されたエネルギーの量は、1つ以上の複数のデバイスを充電するのに十分であり得る。
【0038】
電子デバイス100が(インターフェイスとしてのコネクタデバイス230を介して)充電ステーション200に物理的に接続(ドッキング)されているとき、(電子デバイス100の)バッテリー120に電力(すなわち電流)を直接供給することができる。電力は、パッド130,140(又は直接充電パッド)の使用によってバッテリー120に直接供給されてもよい。このことによって、電子デバイス100上の(バッテリーチャージャー114などの)充電回路の使用を回避することができる。こうして、より大きな量の電力をより速い方法でバッテリー120に供給することができ、電子デバイス100内の大電力充電回路並びに高電力充電ワイヤ及びポートの必要性を除去する。
【0039】
バッテリー120は、電子デバイス100がコネクタデバイス230に結合されたときに、格納装置220からDC電圧を受け取ることができる。
【0040】
一例として、格納装置220は、約5分間で完全に充電され得るチタン酸リチウム電池であってよい。格納されたエネルギー(又は電圧)は、同様の時間内に(電子デバイス100の)バッテリー120に分配されることができる。あるいは、控えめな電源ACアダプタは、はるかに長い時間(例えば1時間)をかけて格納装置220を充電することができ、デバイスを充電するのに必要なエネルギーを放電する。
【0041】
一例として、(携帯端末などの)電子デバイス100は、5.5mm×42mm×60mmの寸法で、2Ah(アンペア時間)の格納容量を有するチタン酸リチウム電池セルを有することができる。対照的に、(充電ステーション200の)格納装置220は、各々が15mm×42mm×60mmの寸法で、4Ah(アンペア時間)の合計格納容量を有する2個のチタン酸リチウム電池セルを有することができる。
【0042】
ACアダプタ40は、90ワット(W)を供給することができる。ACアダプタ40は、例えば、約20分間で充電ステーション200を充電することができる。(電子デバイス100と比較して)充電ステーションの格納装置220のために、充電ステーション200は、電子デバイス100のエネルギー容量の2倍の容量を有することができる。したがって、電子デバイス100がコネクタデバイス230を介して充電ステーション200に物理的に接続されているときに、充電ステーション200は、電子デバイス100を完全に充電するために常に完全に充電される必要があるわけではないかも知れない。
【0043】
電子デバイス100は、充電ステーション200(又は充電デバイス)に物理的に接続することができる。電子デバイス100は、充電ステーション200の格納装置220から電力を受け取るために、ドッキングステーションとしての充電ステーション200にドッキングされてもよい。ドッキングされると、保護カバー又はガード構造体としての保護メカニズムは、第1及び第2のパッド130,140を、充電ステーション200の対応する第1供給端子及び第2供給端子としての整合パッドに対して露出することができる。
【0044】
電子デバイス100は、(バッテリー120の)パッド130,140が充電ステーション200のコネクタデバイス230に物理的に接触しているとき、充電ステーション200に物理的に接続されていると考えることができる。少なくとも1つの実施形態では、インターフェイスとしてのコネクタデバイス230は、第1パッド130に物理的に接触する第1供給端子としての第1コネクタと、第2パッド140に物理的に接触する第2供給端子としての第2コネクタとを含むことができる。
【0045】
電子デバイス100が充電ステーション200(又は充電デバイス)にドッキング(又は接続)されると、(電子デバイス100の)バッテリー120は、電子デバイス100が必要な電流を処理することができる場合には例えば2分間未満で、(充電ステーションの)記憶装置220によって充電されることができる。大電力格納回路と出力コネクタデバイス230との間に非常に大きな電力充電回路を設けることができる。
【0046】
図4は、例示的な実施形態に従ったバッテリー及び2つの充電パッドを示す。他の実施形態及び構成もまた提供され得る。
【0047】
バッテリー120は、電子デバイス100の本体101(又はハウジング)内のバッテリーポートに設けることができる。バッテリー120は、アノード及びカソードを含んでもよい。図4は、バッテリー120の直接に上の第1パッド130及び第2パッド140を示している。第1パッド及び第2パッド130,140はバッテリー120の一表面上に設けられてもよい。パッド130,140は、表面122の移動に基づいて露出されることができる。第1パッド130は、アノードに直接接触することによってバッテリー120のアノードに対応することができ、第2パッド140は、カソードに直接接触してバッテリーのカソードに対応することができる。あるいは、第1パッド130が、カソードに直接接触してバッテリー120のカソードに対応し、第2パッド140が、アノードに直接接触してバッテリー120のアノードに対応することができる。
【0048】
第1パッド130はバッテリー120上の金属表面であってよく、第2パッド140はバッテリー120上の金属表面であってよい。パッド130,140は、良好な導電性を達成するために、ニッケルメッキスティール、銅及び金被覆の何れかで作ることができる。
【0049】
パッド130,140は、バッテリー120の一端に設けられてもよく、それによりパッド130,140が充電ステーション200(又は充電デバイス)のコネクタデバイス230に物理的に接触することができる。
【0050】
パッド130,140又は他の形態の大流コネクタは、如何なる配線及び/又は回路をも回避するために、バッテリー120上に直接設けられてもよい。このことは、充電回路114の使用を回避するのに役立つかもしれない。あるいは、パッド130,140は、金属ストリップなどの大電流導体を有するバッテリー端子に接続されてもよい。
【0051】
図5A乃至図5Bは、例示的な実施形態に従った電子デバイスを示す。他の実施形態及び構成もまた提供され得る。
【0052】
図5Aは、電子デバイス100の側面図であり、本体(又は筐体)内に設けられたバッテリー120を示す。図5Aは、バッテリー120の端部にある第1パッド130及び第2パッド140を示す。
【0053】
電子デバイス100は、第1パッド及び第2パッド130,140へのアクセスを提供するために、開閉するラッチ(又はバッテリーラッチ)を含むことができる。図5Aは、閉じた位置にある電子デバイスのラッチ160を示し、図5Bは、開いた位置にあるラッチ160を示す。ラッチ160は、(充電ステーションの)コネクタデバイス230などの外部装置又は外部デバイスとの接触に基づいて開かれることができる。ラッチ160は、バッテリー120にアクセスするために、及び/又は(バッテリー120の)パッド130/140にアクセスするために、開閉する。第1パッド及び第2パッド130,140は、ラッチ160が開いているときに露出されることができる。
【0054】
ラッチ160は、破片又は水分が電子デバイス100の本体110に入るのを防ぐために、通常、閉位置にあり得る。ラッチ160がインターフェイスとしてのコネクタデバイス230などの外部物体により押され(又は接触され)たときに、ラッチ160は開位置になり得る。例えば、ラッチ160は、電子デバイス100が充電ステーション200に結合された状態になるときに、(図5Bに示すように)開かれ得る。ラッチ160が開かれると、外部物体はバッテリー120のパッド130,140に物理的に接触することができる。より詳細には、ラッチ160が開かれると、外部物体がバッテリー120の一端でパッド130,140に物理的に接触することができる。
【0055】
図6は、例示的な実施形態に従ったドッキングステーションとしての充電ステーション(又は充電デバイス)に結合された電子デバイスを示す。他の実施形態及び構成も提供され得る。
【0056】
図6は、第1供給端子としての第1端子250及び第2供給端子としての第2端子260を含むコネクタデバイス230を含む充電ステーション200を示す。第1端子250は、物理的に(又は直接的に)第1パッド130に接触してもよく、第2端子260は、物理的に(又は直接的に)第1パッド130に接触してもよい。電子デバイス100が充電ステーション200(又は充電デバイス)にドッキングされるにつれて、インターフェイスとしてのコネクタデバイス230は、(電子デバイス100の)ラッチ160を開位置へと物理的に押し込むことができる。
【0057】
(コネクタデバイス230がバッテリー120のパッド130,140に物理的に接触することによって)電子デバイス100が充電ステーション200に物理的に接続されると、格納装置220に格納された電力をバッテリー120に直接供給することができる。例えば、第1端子250は第1パッド130と直接接触し、第2端子260は第2パッド140と直接接触する。電子デバイスが充電ステーションのコネクタデバイス230に結合されるとき、バッテリーは、充電デバイスの格納装置220からDC電圧を受ける。
【0058】
以下の実例は、さらなる実施形態に関する。
【0059】
実例1: 電子システムであって、
・入力ポート、充電回路、格納装置及び接続デバイスを含む充電デバイスであり、前記入力ポートが直流(DC)電圧を受け、前記充電回路が前記DC電圧を受けて該DC電圧を前記格納装置へと提供する、充電デバイスと、
・本体、バッテリー、該バッテリーの直接上にある第1パッド及び該バッテリーの直接上にある第2パッドを含む電子デバイスであり、当該電子デバイスが前記充電デバイスの前記接続デバイスに物理的に結合されるときに前記バッテリーが前記充電デバイスの前記格納装置から前記DC電圧を受ける、電子デバイスと、
・を有する電子システム。
実例2: 前記接続デバイスが第1端子及び第2端子を含むことを選択的に含む、実例1の主題。
実例3: 前記第1パッドが前記第1端子に物理的に接触し、前記第2パッドが前記第2端子に物理的に接触することを選択的に含む、実例1及び2の主題。
実例4: 前記第1パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触することを選択的に含む、実例1及び3の主題。
実例5: 前記第1パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触することを選択的に含む、実例1及び3の主題。
実例6: 前記第1パッドが前記バッテリー上の金属表面であり、前記第2パッドが前記バッテリー上の金属表面であることを選択的に含む、実例4及び5の主題。
実例7: 前記第1パッドがニッケルメッキスティール、銅及び金被覆のうちの1つであり、前記第2パッドがニッケルメッキスティール、銅及び金被覆のうちの1つであること実例8: 前記電子デバイスが前記本体にラッチを含むことを選択的に含む、実例1及び実例4,5の主題。
実例9: 前記ラッチが、前記充電デバイスの前記接続デバイスとの接触に基づいて開き、前記ラッチが開くと前記第1パッド及び前記第2パッドが露出されることを選択的に含む、実例1及び8の主題
実例10: 前記電子デバイスが、前記第1パッド及び前記第2パッドを覆う摺動表面を有する保護デバイスを含むことを選択的に含む、実例1乃至5の主題。
実例11: 前記充電デバイスの前記格納装置がバッテリーであることを選択的に含む、実例1乃至5の主題。
実例12: 前記充電デバイスの前記格納装置がキャパシターであることを選択的に含む、実例1乃至5の主題。
実例13: 第1電源からの交流(AC)電圧を受けて、前記充電デバイスへDC電圧を供給する交流(AC)アダプタを有することを選択的に含む、実例1乃至5の主題。
実例14: 前記電子デバイスがさらに、第2電源からの電力を受けて、前記バッテリーへ電力を提供するバッテリーチャージャーを含むことを選択的に含む、実例1及び実例13の主題。
実例15: 前記バッテリーが、前記電子デバイス内の前記バッテリーチャージャーを使用せずに、前記充電デバイスによって充電されることを選択的に含む、実例1及び実例14の主題。
実例16: 電子デバイスであって、
・本体;
・該本体内にもたらされるバッテリー;
・該バッテリーに直接接触する第1パッド;及び
・前記バッテリーに直接接触する第2パッド;
・を有し、
・当該電子デバイスが外部充電デバイスに物理的に結合されたときに、前記第1パッド及び前記第2パッドが、前記外部充電デバイスからの直流(DC)電圧を直接受ける、電子デバイス。
実例17: 前記第1パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触することを選択的に含む、実例16の主題。
実例18: 前記第1パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触することを選択的に含む、実例16の主題。
実例19: 前記第1パッドが前記バッテリー上の金属表面であり、前記第2パッドが前記バッテリー上の金属表面であることを選択的に含む、実例16乃至18の主題。
実例20: 前記第1パッドがニッケルメッキスティール、銅及び金被覆のうちの1つであり、前記第2パッドがニッケルメッキスティール、銅及び金被覆のうちの1つであることを選択的に含む、実例16乃至18の主題。
実例21: 前記電子デバイスが前記本体にラッチを含むことを選択的に含む、実例16の主題。
実例22: 前記ラッチが、前記充電デバイスの接続デバイスとの接触に基づいて開き、前記ラッチが開くと前記第1パッド及び前記第2パッドが露出されることを選択的に含む、実例16及び実例21の主題。
実例23: 前記電子デバイスが、前記第1パッド及び前記第2パッドを覆う摺動表面を有する保護デバイスを含むことを選択的に含む、実例16の主題。
実例24: 他の電源からの電力を受けて、前記他の電源から受けた電力に基づいて前記バッテリーへ電力を提供するバッテリーチャージャーを選択的に含む、実例16の主題。
実例25: 前記バッテリーが、前記電子デバイス内の前記バッテリーチャージャーを使用せずに、前記外部充電デバイスによって充電されることを選択的に含む、実例16及び実例24の主題。
実例26: 電子デバイスを充電する方法であって、
・充電デバイスにおいて直流(DC)電圧を受ける段階;
・前記の受けたDC電圧を充電する段階;
・前記の受けたDC電圧に基づいて、前記充電デバイスの格納装置において、前記の充電されたDC電圧を格納する段階;
・前記電子デバイスを前記充電デバイスに物理的に接続する段階;及び
・前記電子デバイスを前記充電デバイスに物理的に接続することに応じて、前記格納装置からのDC電圧を電子デバイスの第1パッド及び第2パッドに供給する段階であり、前記第1パッドが前記電子デバイスのバッテリーに直接接触し、前記第2パッドが前記電子デバイスの前記バッテリーに直接接触する段階、
・を含む方法。
実例27: 前記充電デバイスが第1端子及び第2端子を有する接続端子を含むことを選択的に含む、実例26の主題。
実例28: 前記電子デバイスを前記充電デバイスに物理的に接続することが、
・前記バッテリー上の前記第1パッドを前記充電デバイスの第1端子に直接接触する段階;及び
・前記バッテリー上の前記第2パッドを前記充電デバイスの第2端子に直接接触する段階;を選択的に含む、実例26及び実例27の主題。
実例29: 前記第1パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触することを選択的に含む、実例26及び実例27の主題。
実例30: 前記第1パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触することを選択的に含む、実例26及び実例27の主題。
実例31: 前記第1パッドが前記バッテリー上の金属表面であり、前記第2パッドが前記バッテリー上の金属表面であることを選択的に含む、実例26及び実例29、30の主題。
実例32: 前記電子デバイスに物理的に接続する段階が、前記接続デバイスとの接触に基づいて前記電子デバイスのラッチを開くことを含むことを選択的に含む、実例26の主題。
実例33: 前記格納装置において前記の充電されたDC電圧を格納する段階が前記充電されたDC電圧をバッテリーにおいて格納する段階を含むことを選択的に含む、実例26の主題。
実例34: 前記格納装置において前記の充電されたDC電圧を格納する段階が前記充電されたDC電圧をキャパシターにおいて格納する段階を含むことを選択的に含む、実例26の主題。
実例35: 前記DC電圧を受ける段階が、第1電源からの交流(AC)電圧を受けて、前記充電デバイスへ前記DC電圧を供給することを選択的に含む、実例26の主題。
実例36: 第2電源を用いて前記電子デバイスの前記バッテリーを充電することを選択的に含む、実例26及び実例35の主題。
実例37: 前記バッテリーが、前記電子デバイス内の前記バッテリーチャージャーを使用せずに、前記充電デバイスによって充電されることを選択的に含む、実例26及び実例36の主題。
実例38: 充電システムであって、
・直流(DC)電圧を受けるための第1手段;
・前記の受けたDC電圧に基づいて、前記DC電圧を格納装置内に格納するための第2手段;
・電子デバイスのバッテリーの直接上にある第1パッド及び第2パッドに、接続デバイスを物理的に接続するための第3手段;及び
・前記電子デバイスが前記充電デバイスに結合されるときに、前記の格納されたDC電圧を前記バッテリー上の前記第1パッド及び前記第2パッドに供給するための第4手段;
・を含む充電システム。
実例39: 前記第3手段が第1端子及び第2端子を含むことを選択的に含む、実例38の主題。
実例40: 前記バッテリー上の前記第1パッドが前記第1端子に物理的に接触し、前記バッテリー上の前記第2パッドが前記第2端子に物理的に接触することを選択的に含む、実例38及び実例39の主題。
実例41: 前記第1パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触することを選択的に含む、実例38の主題。
実例42: 前記第1パッドが前記バッテリーのカソードに直接接触し、前記第2パッドが前記バッテリーのアノードに直接接触することを選択的に含む、実例38の主題。
実例43: 前記第1パッドが前記バッテリー上の金属表面であり、前記第2パッドが前記バッテリー上の金属表面である、実例38及び実例41,42の主題。
実例44: 前記第1パッドがニッケルメッキスティール、銅及び金被覆のうちの1つであり、前記第2パッドがニッケルメッキスティール、銅及び金被覆のうちの1つである、実例38及び実例41,42の主題。
実例45: 前記電子デバイスがラッチを含むことを選択的に含む、実例38の主題。
実例46: 前記ラッチが、前記接続デバイスとの接触に基づいて開き、前記ラッチが開くと前記第1パッド及び前記第2パッドが露出されることを選択的に含む、実例38及び実例45の主題。
実例47: 前記電子デバイスが、前記第1パッド及び前記第2パッドを覆う摺動表面を有する保護デバイスを含むことを選択的に含む、実例38の主題。
実例48: 前記第2手段がバッテリーであることを選択的に含む、実例38の主題。
実例49: 前記第2手段がキャパシターであることを選択的に含む、実例38の主題。
実例50: 前記第1手段が、第1電源からの交流(AC)電圧を受けて、前記DC電圧を供給する交流(AC)アダプタを含むことを選択的に含む、実例36の主題。
実例51: 前記電子デバイスが、第2電源からの電力を受けて、前記バッテリーへ電力を提供するバッテリーチャージャーを含むことを選択的に含む、実例38及び実例50の主題。
実例52: 前記バッテリーが、前記電子デバイス内の前記バッテリーチャージャーを使用せずに充電されることを選択的に含む、実例38及び実例51の主題。
【0060】
本明細書における「一実施形態」、「実施形態」、「実例実施形態」等の表現は、実施形態に関連して記述された特定の特徴、構造又は特性が少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。本明細書中のいろいろな場所におけるそのようなフレーズの外形は、必ずしも同一実施形態を意味しない。さらに、特定の特徴、構造又は特性が何れかの実施形態に関連して記述されるとき、他の実施形態に関連するそのような特徴、構造又は特性に影響を与えることは当業者の認識範囲内であることを具申する。
【0061】
多くの例示的実施形態に関連して実施形態を記述してきたけれども、多数の他の修正及び実施形態が当業者によって発案されることができ、それらは本開示の原理の真意及び範囲内にあることを理解すべきである。より特定的には、本開示、図面及び添付請求項の範囲内での主題の組合せ構成の成分部分及び/又は構成において、多種多様な変形及び修正が可能である。成分部分及び/又は構成における変形及び修正に加えて、代替的な使用が当業者に明らかとなろう。
図1
図2
図3
図4
図5A
図5B
図6