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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-15
(45)【発行日】2022-07-26
(54)【発明の名称】拡張・更新可能な可変コンセント
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/514 20060101AFI20220719BHJP
   H01R 31/06 20060101ALI20220719BHJP
   H01R 25/00 20060101ALI20220719BHJP
【FI】
H01R13/514
H01R31/06 B
H01R25/00 G
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2020502342
(86)(22)【出願日】2018-08-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-02-22
(86)【国際出願番号】 CN2018102250
(87)【国際公開番号】W WO2019024943
(87)【国際公開日】2019-02-07
【審査請求日】2021-03-18
(73)【特許権者】
【識別番号】520013973
【氏名又は名称】陳国良
【氏名又は名称原語表記】CHAN,Kwok Leung
【住所又は居所原語表記】Whole Floor 3, Hing Yip Commercial Centre,No. 31, Hing Yip Street, Kwun Tong Kowloon, Hong Kong 999077 CN
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】特許業務法人後藤特許事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100088063
【弁理士】
【氏名又は名称】坪内 康治
(72)【発明者】
【氏名】陳国良
【審査官】高橋 学
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-204294(JP,A)
【文献】特表2017-513448(JP,A)
【文献】米国特許第09608418(US,B1)
【文献】特開2011-134716(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第105337113(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/514
H01R 31/06
H01R 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有する凹部が形成される固定枠と、機能モジュールと、電気製品のプラグを挿入可能な接続口が形成される電源モジュールと、前記開口をカバーするコンセントパネルと、を含み、
前記機能モジュールと前記電源モジュールとは、前記凹部の深さ方向と直交する方向に沿って配列されるように前記凹部に設けられ、
前記電源モジュールには、前記コンセントパネルと対向する差し込み口を有するバイパスコンセントが設けられ、
前記機能モジュールには、前記差し込み口と脱着可能に係合されるバイパスプラグが設けられ、
前記機能モジュールは、前記バイパスコンセントと前記バイパスプラグとの係合によって、前記電源モジュールから電流が供給され、
前記機能モジュールは、着脱可能に前記凹部に設けられることを特徴とする拡張・更新可能な可変コンセント。
【請求項2】
前記機能モジュールは、USBインタフェース、ケーブルインタフェース、ブルートゥース(登録商標)管理、無線管理、電源スイッチ、スピーカ及び常夜灯等を含む機能の少なくとも1つを提供することを特徴とする請求項1に記載の拡張・更新可能な可変コンセント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気伝導の接続装置及び電気機器の技術分野に関し、特に、埋込型又は露出
型を含む様々な商用電源出力付きのコンセントを含む、普通の壁電源コンセントや、床埋
設型電源コンセント、電源タップにおけるコンセントの改良された拡張・更新可能な可変
コンセントに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の電源コンセントとして、図1a‐1cに示すように、通常の1相又は2相の電源
コンセントは、一般的に、コンセントパネル2を含み、コンセントパネル2には、商用交
流電源に接続されるための通常の電源差込口を有し、通常の3穴電源差込口12は一つの
ライブ差込口、一つのニュートラル差込口及び一つのアース差込口を含み、通常の2穴電
源差込口13は一つのライブ差込口及び一つのニュートラル差込口を含む。異なる国のコ
ンセントは、差込口の形状や電圧のみに異なっているが、原理が同じである。
【0003】
電子技術の発展につれて、現在、例えば、携帯電話、タブレット、カメラ等の小型電気
機器が多くあるが、これらの電子製品は殆どUSBインタフェースによって給電され、ま
たWiFi又はブルートゥースを介して無線インターネットでアクセスすることもできる
【0004】
しかしながら、従来のコンセントを使用する場合、電源コンセントの外部にUSB給電
器(充電器)を接続する必要があり、使用が不便であり、また、外付けのUSB給電器が
コンセントの表面から突出するので、広い空間を要求する。また、USB給電器の技術が
日進月歩であり、出力電源の部分や出力ポートの制式等を問わず、技術の更新反復に伴っ
て、何れも絶えず更新・置換しなければならない。別に、WiFiルータ又はWiFi中
継器については、適用が広く普及しているが、大体外付けのものであり、つまり電力を取
り込むには電源コンセントに差し込まれる必要があり、且つ空間を要求する。
【0005】
その同時に、従来のコンセントは、商用交流電源差込口の単なる提供又は電源スイッチ
付きの機能にも関わらず、機能が単一で且つ構造が一定であり、未来の拡張機能用のヘッ
ド空間及び接続口を持たなく、更に、正面から機能モジュールを取り出す構造がない。そ
のため、以上の不足に改良を加える必要がある。
【発明の概要】
【0006】
従来のコンセントは、適合性が悪く、機能が簡単で、また機能の拡張や更新、置換が不
可能である欠陥があり、通常の電源コンセントに添付される機能としては一般的に電子製
品であり、電子製品の技術進化が速く、1~2年で規格制式を更新又は置換しなければな
らない。従来技術に存在する上記不足を克服するために、本発明は、機能モジュールの一
部を置換するだけで、壁電源コンセントや、床埋設型コンセント、電源テーブルタップ全
体を置換せずに、且つコンセント全体を抜け取らずに置換することができ、エコでコスト
を節約しまた安全である拡張・更新可能な可変コンセントを提供する。本発明は、コンセ
ント本体及び機能モジュールを含み、前記機能モジュールは、置換し更新されることがで
き、前記コンセント本体に着脱可能に固着され、また、プラグアンドプレイとなるように
、その電源回路が前記コンセント本体の電源回路に分離可能に接続され、前記コンセント
本体内に前記機能モジュールを収容するための一定の空間が保留され、また前記コンセン
ト本体の表面に前記機能モジュールに対応して機能領域が設けられる拡張・更新可能な可
変コンセントによって達成される。
【0007】
更に、それぞれ前記機能モジュール及び前記コンセント本体に位置するバイパスプラグ
及びバイパスコンセントを更に含み、また前記機能モジュールの電源回路が前記コンセン
ト本体の電源回路に分離可能に接続されるように、前記バイパスプラグと前記バイパスコ
ンセントとは嵌合する。
【0008】
更に、前記機能モジュールは、USBインタフェース、ケーブルインタフェース、ブル
ートゥース管理、無線管理、電源スイッチ、スピーカ及び常夜灯等を含む機能の少なくと
も1つを提供する。
【0009】
更に、前記コンセント本体の表面の機能領域の所在するパネルは、前記コンセント本体
に着脱可能に固着され、また前記機能モジュールに対応して置換や更新を行う。
【0010】
更に、前記機能モジュールは、前記コンセント本体に直接着脱可能に固着され、又は補
助部材に着脱可能に固着され、前記補助部材が前記コンセント本体に固着される。
【0011】
更に、前記コンセント本体に直接着脱可能に固着され、又は補助部材に着脱可能に固着
されるように、前記パネルの四周又は底部にフック又はフック穴が設けられ、前記補助部
材が前記コンセント本体に固着される。
【0012】
更に、前記補助部材は固定枠である。
【0013】
更に、前記バイパスプラグはバイパスピンヘッダーであり、前記バイパスコンセントは
バイパスピン差し込み口であり、感電を防止するために、前記バイパスピン差し込み口の
差し込み孔は小さな細孔である。
【0014】
更に、前記電源回路は、ライブ回路、ニュートラル回路及びアース回路を含む。
【0015】
更に、前記コンセント本体は、携帯型コンセント又は固定型コンセントである。
【発明の効果】
【0016】
コンセント本体には、ユーザに異なる拡張機能モジュールに合わさせるための空間が保
留され、壁電源コンセント又は電源テーブルタップの機能を大いに向上させ、多くの小さ
な電子部品がコンセントのボトムケース内に収納され、多くの外付けの電力変圧器が節約
され、空間が節約され、電線の露出が少なくなり、使用空間が美しくなり、更新時に壁電
源コンセント又は床埋設型コンセント又は電源テーブルタップ全体を置換する必要はなく
、エコで省エネである。拡張機能モジュールを置換する場合、電気技師がなくても、自分
で操作でき、便利で迅速である。特に、USB給電器に合わせて使用すれば、普通の電源
コンセントの機能が保留される以上、USBで電力を取り込む小型電気器具にも適用され
、ユーザが外付けの充電器を携帯する面倒を避け、現在の科学技術の発展に適応し、また
人々に高い便利性及び利益をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【0017】
以下、添付図面及び具体的な実施例に合わせて本発明を更に詳しく説明する。
【0018】
図1】従来技術の1相の英国規格の壁電源コンセントの正面模式図である。
図2】従来技術の1相の中国規格の壁電源コンセントの正面模式図である。
図3】従来技術の2相の英国規格の壁電源コンセントの正面模式図である。
図4】本発明の実施例1の1相の壁電源コンセントの正面模式図である。
図5】本発明の実施例1の2相の壁電源コンセントの正面模式図である。
図6】本発明の実施例1の内部の一部の構造の正面模式図である。
図7図6のバイパスピン差し込み口の拡大構造模式図である。
図8】本発明の実施例1の後面構造模式図である。
図9】本発明の実施例1の一部の構造及びその組み合わせを示す模式図である。
図10】本発明の実施例1の機能モジュールの実施形態1の正面図である。
図11】本発明の実施例1の機能モジュールの実施形態2の正面図である。
図12】本発明の実施例1の機能モジュールの実施形態3の正面図である。
図13】本発明の実施例1の機能モジュールの実施形態4の正面図である。
図14】本発明の実施例1の構造及びその組み合わせの模式図である。
図15】本発明の実施例2の1相の壁電源コンセントの正面模式図である。
図16】本発明の実施例2の内部の一部の構造の正面模式図である。
図17】本発明の実施例2の後面構造模式図である。
図18】本発明の実施例2の機能モジュールの一部の構造及びその組み合わせの模式図である。
図19】本発明の実施例2の電源モジュールの一部の構造及びその組み合わせの模式図である。
図20】本発明の実施例3の2相の壁電源コンセントの正面図である。
図21】本発明の実施例3の2相の壁電源コンセント内部の一部の構造の正面図である。
図22】本発明の実施例4の1相の電源テーブルタップの正面図である。
図23】本発明の実施例4の1相の電源テーブルタップ内部の一部の構造の正面図である。
図24】本発明の実施例5の3相の電源テーブルタップの正面図である。
図25】本発明の実施例5の3相の壁電源タップの内部構造正面模式図である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付図面及び実施形態に合わせて、本発明を更に説明する。
【0020】
図1‐3に示すように、従来技術における異なる形態のコンセント本体であり、コンセ
ントパネル11における電源差込口は、通常の交流電3穴電源差込口12、2穴電源差込
口13であってよく、インタフェースの数、形状、基準及び電圧タイプに限定されない。
【0021】
実施例1
【0022】
拡張・更新可能な可変コンセントであり、図4‐14に示すように、コンセント本体及
び機能モジュール3を備え、機能モジュール3は、置換し更新されることができ、コンセ
ント本体に着脱可能に固着され、また、プラグアンドプレイとなるために、その電源回路
がコンセント本体の電源回路に分離可能に接続される。コンセント本体に機能モジュール
3を収容するための一定の空間が保留され、またコンセント本体の表面には機能モジュー
ル3に対応して機能領域が設けられる。図4及び図5に示すのは、本実施例を実施する場
合、電源差込口12の使用に影響せずに、コンセントパネルに機能領域の使用範囲が保留
されることであり、コンセントパネルの空間利用率を向上させ、様々な機能の拡張に寄与
する。
【0023】
本実施例の拡張・更新可能な可変コンセントは、固定型コンセントであり、コンセント
パネル2、固定枠6、機能モジュール3、電源モジュール4及びコンセントベース5を備
える。コンセントベース5は、壁面又は床面内に固定して取り付けられてよく、その内部
が機能モジュール3及び電源モジュール4を収容することに用いられ、機能モジュール3
と電源モジュール4が左右のモジュールとして実施され、機能モジュール3は、機能モジ
ュールキャップ30及び機能モジュールベース31を含み、2つのUSBコンセント32
を有し、バイパスピンヘッダー312を更に含み、コンセント本体の電源モジュール4は
、電源モジュールベース42を含み、電源モジュールベース42内にアース差込口案内タ
ブ15、ライブ差込口案内タブ16及びニュートラル差込口案内タブ17が収容され、電
源モジュールベース42は、バイパスピン差し込み口420を更に含み、バイパスピンヘ
ッダー312は、機能モジュール3の電源回路がコンセント本体の電源回路に分離可能に
接続されるように、バイパスピン差し込み口420と嵌合する。バイパス差し込み孔が非
常に細かく、ヒトの指が差し込み孔内の電極ユニットに接触することはできないので、非
常に安全である。
【0024】
バイパスピン差し込み口420はバイパスライブ差込口421、バイパスアース差込口
422及びバイパスニュートラル差込口423を含み、バイパスピンヘッダー312は対
応するピンを含む。
【0025】
本実施例の機能モジュールベース31内に機能の異なる機能部品が収容され、機能モジ
ュールキャップ30と機能モジュールベース31とがフック302及びフック穴311の
構造によって着脱可能な固着を達成させ、機能モジュール3のメンテナンスや、更新、再
利用を容易にする。
【0026】
本実施例のアース差込口案内タブ15が接地金属板151に接続され且つアースに接続
され、ライブ差込口案内タブ16がライブ接続口161を介して交流電源のライブに接続
され、ニュートラル差込口案内タブ17がニュートラル接続口171を介して交流電源の
ライブに接続される。電源スイッチ14がライブ回路に設けられる。
【0027】
本実施例の機能モジュール3は、更に、図10-13に示すように実施されてよく、つ
まり、USBコンセント32、ナイトライト33、電源スイッチ34、WiFi管理キー
35、送電網設定キー36、WAN/LANインタフェース37、ブルートゥース管理キ
ー38及びスピーカ39等の1つ又はいくつかの組み合わせを設けることで、対応する機
能を提供する。USBコンセント32は、USBで電力を取り込む小型電気器具に適用さ
れる。異なる電子製品のインタフェースタイプに適合するように、必要に応じて、USB
出力インタフェースは、Micro-USBインタフェース、Type-Cインタフェース
又は他のタイプの給電インタフェースであってよい。USBインタフェースの数としては
、使い勝手及び利用可能な空間によって、一つの又は複数設けてよい。機能モジュールは
、独立したものであり、ある外付けの製品に類似し、選択可能な機能モジュールとしては
、例えば、USB給電器、USB給電器及びLEDナイトライト、無線中継器、検出器、
小さなオーディオ等があり、科学技術が日進月歩であり、これらの機能モジュールが絶え
ず新しくなり、ユーザは、壁電源コンセントや、床埋設型コンセント、電源テーブルタッ
プ全体を置換せずに、非常に便利に置換し更新することができ、エコで省エネである。ユ
ーザは、異なる機能モジュールを自由に組み合わせてよく、新しい機能モジュールの差込
口及び元々の通常の電源差込口に対応するように、各々の機能モジュールには新しい最上
層カバーが合せられる。
【0028】
本実施例の電源モジュール4は螺着孔424で固定され、機能モジュール3は螺着孔3
01によって固定枠6に固定されてもよいし、機能モジュール3にボトムフックを設ける
ことで固定枠6に着脱可能に固着されてもよく、固定枠6の両側の中部がネジによってコ
ンセントベース5に固定され、コンセントパネル2は、機能モジュール3に対応じて置換
や更新を行ってよく、その材料がプラスチック又は金属であってよく、異なる色又はパタ
ーンに置換されてもよく、異なる機能モジュール3の孔位置に合わせるように異なる位置
の孔、及び異なる数の孔を有してもよい。コンセントパネル2にネジ孔が見えられなく、
四周のフック又は底部のフックによってコンセント本体に引っ掛かれ、美観で容易に洗浄
される。機能モジュール3を置換する場合、コンセントパネル2及び螺着孔301でのネ
ジを取り外して置換を行ってから、ネジ及び置換された機能モジュール3に対応するコン
セントパネル2を取り付ければよい。
【0029】
本実施例のコンセントベース5、電源モジュールベース42及びバイパスピン差し込み
口420は、一体構造であってもよい。バイパスピン差し込み口420は、好ましくは、
差し込みを安定して信頼的にするために、電源モジュールベース42の外側部で底端の近
傍に位置し、バイパスピンヘッダー312は、好ましくは、機能モジュールベース31の
内側で底端の近傍に位置し、底部に開口が対応して開設され、つまり機能モジュールベー
ス31の底部に嵌め込まれ、使用の時、バイパスピンヘッダー312は、バイパスピン差
し込み口420内に垂直に挿入されて、コンセント本体内に保留されている商用交流電源
を機能モジュール3に供給することができる。前記構造のバイパスピンヘッダー312は
、バイパスピン差し込み口420に嵌合して、空間を節約し、安定して信頼できる。代替
的な実施形態として、機能モジュール3と電源モジュール4とは、プラグとコンセントと
の態様の代わりに、弾性導電接触片とコンダクトとの接触態様によって、機能モジュール
への給電を達成させることもできる。バイパスピン差し込み口420は、導電性ワイヤを
介してアース差込口案内タブ15、ライブ差込口案内タブ16及びニュートラル差込口案
内タブ17に接続されてもよいし、コンセント本体の電源線に接続されて、回路接続を達
成させてもよい。
【0030】
本実施例のコンセント本体のコンセントパネル2に電源スイッチ14及び3穴電源差込
口12が設けられ、コンセントパネル2は、コンセント本体に着脱可能に固着され、また
機能モジュール3に対応して置換や更新を行う。コンセント本体に機能モジュール3が収
容されていない場合、美観のために、対応する機能的開口の開設されていないコンセント
パネル2を選用してよい。1つの実施形態として、機能モジュール3が機能モジュールキ
ャップ30及び機能モジュールベース31からなる場合、直接独立してコンセント本体へ
のプラグアンドプレイが可能であり、機能モジュール3は、スナップイン構造又は固定枠
6によって螺着孔301の箇所で固定されて、コンセント本体に着脱可能に固着されるこ
とができ、つまり機能モジュールキャップ31が螺着孔301の箇所で固定枠6の上部に
固定されて、機能モジュール3の着脱置換を容易にし、コンセントパネル2は、開口型と
して設けられて、機能モジュール3の機能領域を実質的にコンセント本体の表面の一部と
してコンセント本体から露出させてもよい。別の実施形態として、図14に示すように、
コンセント本体の表面の機能領域の所在するパネルであるコンセントパネル2は、機能モ
ジュール3に対応して置換や更新を行い、好ましくはコンセント本体に着脱可能に固着さ
れて、置換を容易にし、固定枠6に着脱可能に固着されるように、その四周又は底部に好
ましくはフック又はフック穴が設けられてもよい。
【0031】
本実施例の固定枠6は、補助接続部材であり、主に固定補助構造を提供し、その機能が
コンセントベース5の変化した構造によって提供されて、コンセントパネル2、機能モジ
ュール3及び電源モジュール4がコンセントベース5に直接着脱可能に固着されることを
達成させることもできる。
【0032】
コンセント本体の形状が機能モジュール3に適応して拡縮してもよいし、機能モジュー
ル3の形状がコンセント本体に適応して拡縮してもよい。
【0033】
実施例2
【0034】
実施例2は、実施例1を踏まえて、上下モジュールに分けて実施され、図15-19に
示すように、本実施例の拡張・更新可能な可変コンセントは、固定型コンセントであり、
そのコンセントパネルに3穴電源差込口12を含み、また機能モジュールの2つのUSB
コンセント32に対応して貫通穴が開設される。
【0035】
機能モジュールは機能モジュールキャップ30及び機能モジュールベース31を含み、
機能モジュールベース31内に機能の異なる機能部品が収容され、機能モジュールキャッ
プ30と機能モジュールベース31とがフック302及びフック穴311の構造によって
着脱可能な固着を達成させ、機能モジュール3のメンテナンスや、更新、再利用を容易に
する。機能モジュールベース31は、バイパスピンヘッダー312を含む。
【0036】
コンセント本体の電源モジュールは電源モジュールキャップ41及び電源モジュールベ
ース42を含み、電源モジュールベース42内にアース差込口案内タブ15、ライブ差込
口案内タブ16及びニュートラル差込口案内タブ17が収容され、そのバイパスピン差し
込み口420が導電性ワイヤを介してライブ差込口案内タブ16及びニュートラル差込口
案内タブ17に接続され、アース差込口案内タブ15が接地金属板151に接続され、ラ
イブ接続口161の箇所が交流電源のライブに接続され、ニュートラル接続口171の箇
所が交流電源のニュートラルに接続され、アース接続口の箇所が交流電源のアースに接続
される。電源モジュールキャップ41と電源モジュールベース42とは、フック及びフッ
ク穴構造によって着脱可能な固着を達成させる。
【0037】
バイパスピン差し込み口420はバイパスライブ差込口及びバイパスニュートラル差込
口を含み、バイパスピンヘッダー312は対応するピンを含み、バイパスピンヘッダー3
12は、機能モジュールの電源回路がコンセント本体の電源回路に分離可能に接続される
ように、バイパスピン差し込み口420と嵌合する。
【0038】
機能モジュールは螺着孔301の箇所で固定枠6に着脱可能に固定され、電源モジュー
ルは螺着孔424の箇所で固定枠6に固定される。機能モジュールを置換し更新する場合
、コンセントパネル2を除去するだけでよく、固定枠6を取り外さずにプラグアンドプレ
イで置換を行うことができる。コンセントパネルは、好ましくは、容易に着脱可能な接続
形態によって固定される。
【0039】
勿論、本発明のコンセント本体は、マルチタップのような携帯型コンセントであっても
よく、上記実施概念に基づいて達成されることもできる。
【0040】
実施例3
【0041】
図20及び図21に示すように、2相の実施例であり、実施例2を踏まえて、重なって
実施され、その機能モジュールと電源モジュールが分離型として複数の機能モジュールユ
ニットからなってもよく、一体型又はグループ式として実施されてもよい。一つの固定枠
を共用してもよいし、複数の固定枠6であってもよく、電源モジュール内にアース差込口
案内タブ15、ライブ差込口案内タブ16及びニュートラル差込口案内タブ17が収容さ
れ、そのバイパスピン差し込み口420が導電性ワイヤを介してライブ差込口案内タブ1
6及びニュートラル差込口案内タブ17に接続される。
【0042】
実施例4
【0043】
図22及び図23に示すように、実施例2を踏まえて、1相の電源テーブルタップであ
り、コンセント本体は、延長線7を介して商用電源の電源インタフェースに接続され、そ
のコンセントパネルに3穴電源差込口12を含み、また機能モジュールの2つのUSBコ
ンセント32に対応して貫通穴が開設される。電源モジュール内にアース差込口案内タブ
、ライブ差込口案内タブ16及びニュートラル差込口案内タブ17が収容される。
【0044】
実施例5
【0045】
図24及び図25に示すように、3相の電源テーブルタップであり、実施例4を踏まえ
て、そのコンセントパネルも置換可能なものであり、それぞれ複数の対応するUSBコン
セント32の開口、及び3穴電源差込口12が設けられる。その機能モジュールと電源モ
ジュールは、分離型として複数のモジュールユニットからなってもよいし、一体型又はグ
ループ式として実施されてもよい。
【0046】
当業者であれば、上記の説明に基づいて改良や変換を加えることはできるが、それらの
すべての改良及び変換は、本発明に付随する請求の範囲の保護範囲に属するものと理解し
なければならない。
【0047】
以上、添付図面に合わせて本発明特許を例示的に説明したが、本発明特許の達成が上記
形態により限定されないことは明らかであり、本発明特許の方法概念及び技術態様を採用
して行われた様々な改良、又は改良せずに本発明特許の概念及び技術態様を直接他の場合
に適用するものであれば、何れも本発明の保護範囲内にある。
[符号の説明]
2 コンセントパネル
3 機能モジュール
5 コンセントベース
6 固定枠
7 延長線
11 コンセントパネル、
12 3穴電源差込口
13 2穴電源差込口
14 電源スイッチ
15 アース差込口案内タブ
151 接地金属板
16 ライブ差込口案内タブ
161 ライブ接続口
17 ニュートラル差込口案内タブ
171 ニュートラル接続口
30 機能モジュールキャップ
31 機能モジュールベース
32 USBコンセント
33 ナイトライト
34 電源スイッチ
35 WiFi管理キー
36 送電網設定キー
37 WAN/LANインタフェース
38 ブルートゥース管理キー
39 スピーカ
301 螺着孔
302 係合
311 フック穴
312 バイパスピンヘッダー
4 電源モジュール
41 電源モジュールキャップ
42 電源モジュールベース
420 バイパスピン差し込み口
421 バイパスライブ差込口
422 バイパスアース差込口
423 バイパスニュートラル差込口
424 螺着孔
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25