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特許7106811タッチ基板およびタッチコントロール表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-19
(45)【発行日】2022-07-27
(54)【発明の名称】タッチ基板およびタッチコントロール表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/041 20060101AFI20220720BHJP
   G06F 3/044 20060101ALI20220720BHJP
【FI】
G06F3/041 422
G06F3/041 490
G06F3/044 124
G06F3/044 126
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2018563686
(86)(22)【出願日】2017-11-09
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-01-28
(86)【国際出願番号】 CN2017110163
(87)【国際公開番号】W WO2019090585
(87)【国際公開日】2019-05-16
【審査請求日】2020-06-23
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】510280589
【氏名又は名称】京東方科技集團股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】BOE TECHNOLOGY GROUP CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】No.10 Jiuxianqiao Rd.,Chaoyang District,Beijing 100015,CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】512282165
【氏名又は名称】合肥▲シン▼晟光▲電▼科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】HEFEI XINSHENG OPTOELECTRONICS TECHNOLOGY CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Xinzhan Industrial Park,Hefei,Anhui,230012,P.R.CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100070024
【弁理士】
【氏名又は名称】松永 宣行
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【弁理士】
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】ティエン、 チアン
(72)【発明者】
【氏名】クオ、 ツンチエ
(72)【発明者】
【氏名】チャン、 ミン
(72)【発明者】
【氏名】チャン、 シュチエ
(72)【発明者】
【氏名】シュ、 シフォン
(72)【発明者】
【氏名】リウ、 チュンチエン
(72)【発明者】
【氏名】ワン、 ジン
(72)【発明者】
【氏名】ティエン、 シンピン
【審査官】滝谷 亮一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0108975(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第104834396(CN,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0227243(US,A1)
【文献】特開2009-205321(JP,A)
【文献】特開2018-169844(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/041
G06F 3/044
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1方向に次々に設けられた複数の第1タッチ電極を含み、前記複数の第1タッチ電極の各々が大体第2方向に延在する第1タッチ電極層と、
前記第2方向に次々に設けられた複数の第2タッチ電極を含み、前記複数の第2タッチ電極の各々が大体前記第1方向に延在する第2タッチ電極層と、
前記第1タッチ電極層から電気的に絶縁された複数のダミーパターンと、を備え、
前記複数の第1タッチ電極の各々は、大体前記第2方向に電気的に接続される複数の第1電極ブロックを含み、
前記複数の第2タッチ電極の各々は、大体前記第1方向に電気的に接続される複数の第2電極ブロックを含み、
前記複数の第1タッチ電極ブロックの各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第1ジグザグ状境界を備え、かつ、
前記複数の第1タッチ電極ブロックの各々と前記複数のダミーパターンのうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成し、
前記複数のダミーパターンは、複数の第1ダミーパターンを含み、前記複数の第1ダミーパターンの各々は、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つ及び前記複数の第2電極ブロックのうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間に挟み込まれた領域に位置し、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つと前記複数の第2電極ブロックのうちの1つは互いに隣接し、
前記複数の第1ダミーパターンのうちの1つ以上が前記略平行四辺形状の四辺の少なくとも1つの辺のそれぞれに占める長さは、この辺の長さの約50%~約75%であり、
前記複数のダミーパターンは、複数の第2ダミーパターンと、複数の第3ダミーパターンとをさらに含み、前記複数の第2ダミーパターンの各々は、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つにより囲まれた領域に位置すし、前記複数の第3ダミーパターンの各々は、前記複数の第2電極ブロックのうちの1つにより囲まれた領域に位置し、
前記複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、前記複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあることを特徴とするタッチ基板。
【請求項2】
前記平行四辺形状の内角は、約60度~約90度の範囲にあることを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項3】
前記複数の第2タッチ電極の各々は、略平行四辺形状を有することを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項4】
前記複数の第2タッチ電極ブロックの各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第2ジグザグ状境界を備え、かつ、
前記複数の第2タッチ電極ブロックの各々と前記複数のダミーパターンのうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する、ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項5】
前記複数の第1電極ブロックのうちの1つ及び前記複数の第2電極ブロックのうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向における、前記複数の第1ダミーパターンの各々の幅は、前記幅方向に大体平行する前記略平行四辺形状の辺の長さの約25%以下である、ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項6】
前記略平行四辺形状の第1辺を占める前記複数の第1ダミーパターンのうちの複数のダミーパターンは、第1ダミーパターン層と第2ダミーパターン層とを含み、
前記第1ダミーパターン層は、前記略平行四辺形状の前記第1辺に沿って第1長さで延在し、かつ、
前記第2ダミーパターン層は、前記第1ダミーパターン層と隣接し、前記第1ダミーパターン層によって前記略平行四辺形状の前記第1辺から離隔され、前記第2ダミーパターン層は、前記第1ダミーパターン層に沿って第2長さで延在する、ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項7】
前記第1辺の長さに対する前記第1長さの第1比率は、前記第1長さに対する前記第2長さの第2比率と大体同じである、ことを特徴とする請求項6に記載のタッチ基板。
【請求項8】
前記第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、
前記第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある、ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項9】
前記複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち、隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある、ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項10】
前記タッチ基板におけるタッチ電極の総面積に対する前記複数のダミーパターンの総面積の比は、約1:10~約1:2の範囲にある、ことを特徴とする請求項1に記載のタッチ基板。
【請求項11】
前記複数の第1電極ブロックのうちの1つにより囲まれた前記複数の第2ダミーパターンのうちの複数の第2ダミーパターンは、大体前記第2方向に沿う鏡面対称軸に対して、大体鏡面対称になっている、ことを特徴とする請求項に記載のタッチ基板。
【請求項12】
前記複数の第1電極ブロックのうちの1つは、前記鏡面対称軸に対して、大体鏡面対称になっている、ことを特徴とする請求項11に記載のタッチ基板。
【請求項13】
前記第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち、隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある、ことを特徴とする請求項4に記載のタッチ基板。
【請求項14】
前記第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、
前記第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある、ことを特徴とする請求項13に記載のタッチ基板。
【請求項15】
請求項1~14のいずれか1項に記載のタッチ基板と、大体前記第1方向および前記第2方向に沿うマトリックスにおける複数のサブピクセルのアレイとを備えるタッチコントロール表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タッチコントロール技術に関し、特にタッチ基板およびタッチコントロール表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、タッチデバイスは、携帯電話、コンピュータディスプレイパネル、タッチスクリーン、衛星ナビゲーション装置、デジタルカメラなどの様々な電子機器に広く用いられている。タッチデバイスの例としては、相互容量式タッチコントロール装置と自己容量式タッチコントロール装置が挙げられる。相互容量式タッチコントロール装置において、タッチ電極は、複数のタッチ走査電極(Tx)と複数のタッチセンシング電極(Rx)を含む。自己容量式タッチコントロール装置において、タッチ電極は、単独でタッチコントロール機能を実現することができる。指がタッチコントロール表示パネルにおけるポイントをタッチすると、指の容量がタッチパネルの容量に重畳されたことにより、タッチパネルの容量が変化する。タッチイベントによる容量変化に基づいて、タッチされた第1電極および第2電極の座標を決定することができる。タッチイベントの検出時に、相互容量式タッチ表示パネルは、タッチ走査電極アレイとタッチセンシング電極アレイを順次に測定する。タッチ解像度は、隣接する導電チャンネルの間の距離と相関する。隣接する導電チャンネルの距離が小さければ小さいほどタッチ解像度が高くなる。
【発明の概要】
【0003】
1つの形態において、本発明は、第1方向に次々に設けられた複数の第1タッチ電極を含み、前記複数の第1タッチ電極の各々が大体第2方向に延在する第1タッチ電極層と、前記第2方向に次々に設けられた複数の第2タッチ電極を含み、前記複数の第2タッチ電極の各々が大体前記第1方向に延在する第2タッチ電極層と、前記第1タッチ電極層から電気的に絶縁された複数のダミーパターンとを備え、前記複数の第1タッチ電極の各々は、大体前記第2方向に電気的に接続される複数の第1電極ブロックを含み、前記複数の第2タッチ電極の各々は、大体前記第1方向に電気的に接続される複数の第2電極ブロックを含み、前記複数の第1タッチ電極ブロックの各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第1ジグザグ状境界を備え、かつ、前記複数の第1タッチ電極ブロックの各々と前記複数のダミーパターンのうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成するタッチ基板を提供する。
【0004】
必要に応じて、前記平行四辺形状の内角は、約60度~約90度の範囲にある。
【0005】
必要に応じて、前記複数の第2タッチ電極の各々は、略平行四辺形状を有する。
【0006】
必要に応じて、前記複数の第2タッチ電極ブロックの各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第2ジグザグ状境界を備え、かつ、前記複数の第2タッチ電極ブロックの各々と前記複数のダミーパターンのうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。
【0007】
必要に応じて、前記複数のダミーパターンは、複数の第1ダミーパターンを含み、前記複数の第1ダミーパターンの各々は、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つ及び前記複数の第2電極ブロックのうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間に挟み込まれた領域に位置し、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つと前記複数の第2電極ブロックのうちの1つは互いに隣接する。
【0008】
必要に応じて、前記複数の第1ダミーパターンのうちの1つ以上は、前記略平行四辺形状の四辺の少なくとも1つの辺のそれぞれの長さに対して、約50%~約75%を占める。
【0009】
必要に応じて、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つ及び前記複数の第2電極ブロックのうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向における、前記複数の第1ダミーパターンの各々の幅は、前記略平行四辺形状の前記幅方向に大体平行する辺の長さの約25%以下である。
【0010】
必要に応じて、前記略平行四辺形状の第1辺を占める前記複数の第1ダミーパターンのうちの複数のダミーパターンは、第1ダミーパターン層と第2ダミーパターン層とを含み、前記第1ダミーパターン層は、前記略平行四辺形状の前記第1辺に沿って第1長さで延在し、かつ、前記第2ダミーパターン層は、前記第1ダミーパターン層と隣接し、前記第1ダミーパターン層によって前記略平行四辺形状の前記第1辺から離隔され、前記第2ダミーパターン層は、前記第1ダミーパターン層に沿って第2長さで延在する。
【0011】
必要に応じて、前記第1辺の長さに対する前記第1長さの第1比率は、前記第1長さに対する前記第2長さの第2比率と大体同じである。
【0012】
必要に応じて、前記複数のダミーパターンは、複数の第2ダミーパターンをさらに含み、前記複数の第2ダミーパターンの各々は、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つにより囲まれた領域に位置する。
【0013】
必要に応じて、前記複数のダミーパターンは、複数の第3ダミーパターンをさらに含み、前記複数の第3ダミーパターンの各々は、前記複数の第2電極ブロックのうちの1つにより囲まれた領域に位置する。
【0014】
必要に応じて、前記第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、前記第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある。
【0015】
必要に応じて、前記複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。
【0016】
必要に応じて、前記複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、前記複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある。
【0017】
必要に応じて、前記タッチ基板におけるタッチ電極の総面積に対する前記複数のダミーパターンの総面積の比は、約1:10~約1:2の範囲にある。
【0018】
必要に応じて、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つにより囲まれた前記複数の第2ダミーパターンのうちの複数の第2ダミーパターンは、大体前記第2方向に沿う鏡面対称軸に対して、大体鏡面対称になっている。
【0019】
必要に応じて、前記複数の第1電極ブロックのうちの1つは、前記鏡面対称軸に対して、大体鏡面対称になっている。
【0020】
必要に応じて、前記第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。
【0021】
必要に応じて、前記第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、前記第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと前記第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある。
【0022】
別の形態において、本発明は、本開示に記載のタッチ基板または本開示に記載の方法により製造されたタッチ基板と、大体前記第1方向および前記第2方向に沿うマトリックスにおける複数のサブピクセルのアレイとを備えるタッチコントロール表示装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0023】
以下の図面は、さまざまな開示実施例を説明する例に過ぎず、本発明の範囲を制限するためのものではない。
【0024】
図1】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。
【0025】
図2】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板におけるタッチ電極ブロックの境界の模式図である。
【0026】
図3】本発明の幾つかの実施例に係るダミーパターンの模式図である。
【0027】
図4】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。
【0028】
図5】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。
【0029】
図6】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。
【0030】
図7A】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
図7B】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
図7C】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
図7D】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
【0031】
図8】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
【0032】
図9】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
【0033】
図10】本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下は、実施例に合わせて、本発明をさらに詳しく説明する。幾つかの実施例に関する以下の説明は、例示や説明を目的とするためのものだけであり、全てを網羅するものではなく、開示した形態と全く同じものに本発明を制限するものではないことに留意すべきである。
【0035】
従来のタッチコントロール表示装置において、タッチ電極層におけるタッチ検出は、表示モジュール(例えば、液晶表示モジュール)による干渉を受けるため、タッチ感度及び精度が低下する。表示モジュールのタッチ検出に対する干渉を回避するために、従来のタッチコントロール表示装置は、(例えば、ダミー電極ブロックをタッチ基板に内蔵させることで)面積のより小さいタッチ電極を有するように製造される。従来のタッチコントロール表示装置におけるタッチ電極ブロックは、通常、棒状であり、かつ長くて反復で線状に延在する水平または垂直境界を有するため、表示モジュールと相互干渉してモアレパターンを生ずる。
【0036】
これに鑑み、本発明は、特に、従来技術の制限及び欠点による1つ以上の問題を大体解消したタッチ基板およびタッチコントロール表示装置を提供する。1つの形態において、本発明は、タッチ基板を提供する。幾つかの実施例において、タッチ基板は、第1方向に次々に設けられた複数の第1タッチ電極を有し、複数の第1タッチ電極の各々が大体第2方向に延在する第1タッチ電極層と、第2方向に次々に設けられた複数の第2タッチ電極を含み、複数の第2タッチ電極の各々が大体第1方向に延在する第2タッチ電極層と、第1タッチ電極層から電気的に絶縁された複数のダミーパターンとを備える。必要に応じて、複数の第1タッチ電極の各々は、大体第2方向に電気的に接続される複数の第1タッチ電極ブロックを含み、複数の第2タッチ電極の各々は、大体第1方向に電気的に接続される複数の第2タッチ電極ブロックを含む。必要に応じて、複数の第1タッチ電極ブロックの各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第1ジグザグ状境界を備える。必要に応じて、複数の第1タッチ電極ブロックの各々と複数のダミーパターンのうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。
【0037】
本開示において、「ダミーパターン」という用語は、タッチ信号の伝達に用いられないパターンを表す。必要に応じて、ダミーパターンはフローティングである。必要に応じて、ダミーパターンは、隣接するタッチ電極ブロックの間に設けられる。ダミーパターンは、隣接するタッチ電極ブロックのパターンの間のギャップを充填するためのものである。ダミーパターンは、隣接するタッチ電極ブロックの領域と隣接するタッチ電極ブロックの間のギャップが別々に認識されるのを防止するように形成されてもよい。必要に応じて、ダミーパターンは、フローティング状態にあり、この状態において、ダミーパターンは、いかなるタッチ電極ブロックにも接続されない。
【0038】
本開示において、「略平行四辺形状」という用語は、一般的に、2対の平行な辺を有する四辺形状を指す。本発明において、「略平行四辺形」という用語は、数学で用いられた厳密な意味での完璧な平行四辺形に制限されず、平行四辺形と近似する形状、例えば完璧な平行四辺形とわずかな偏差がある平行四辺形も含む。必要に応じて、略平行四辺形としては、1つ以上の非直線境界を有する平行四辺形、境界には1つ以上の小さな突起を有する平行四辺形、境界には1つ以上の小さな窪みを有する平行四辺形、1つ以上のエッジには公称曲率を有する平行四辺形、一部が突出した辺を有する平行四辺形、1つの領域に沿って突出した辺を有する平行四辺形、1つ以上の平角または鈍角または丸角または面取り角を有する平行四辺形などが含まれる。必要に応じて、平行四辺形の2つの辺の間の内角は、約60度~約90度の範囲にあり、例えば約60度~約89度、約60度~約80度、約70度~約90度、約70度~約80度である。必要に応じて、平行四辺形の内角は全て90度ではない。必要に応じて、略平行四辺形状は、矩形または正方形である。必要に応じて、略平行四辺形状は、矩形または正方形以外の平行四辺形である。
【0039】
本開示において、「大体全てのエッジ」という用語は、少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも96%、少なくとも97%、少なくとも98%、少なくとも99%、少なくとも99.5%または少なくとも99.6%のエッジを表す。
【0040】
図1は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。図1に示すように、幾つかの実施例において、タッチ基板は、第1方向に次々に設けられた複数の第1タッチ電極10を有する第1タッチ電極層を備える。複数の第1タッチ電極10の各々は大体第2方向に延在する。タッチ基板は、第1タッチ電極層から電気的に絶縁された複数のダミーパターン3をさらに備える。複数の第1タッチ電極10の各々は、大体第2方向に電気的に接続される複数の第1タッチ電極ブロック1を含む。本発明のタッチ基板において、複数の第1タッチ電極ブロック1の各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第1ジグザグ状境界を備える。
【0041】
幾つかの実施例において、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。図2は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板におけるタッチ電極ブロックの境界の模式図である。図2に示すように、第1タッチ電極ブロックは、複数の上昇エッジ(例えば、エッジe2とe1’)と複数の下降エッジ(例えば、エッジe3とe1)とを有するジグザグ状境界を備える。例えば、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。例えば、エッジe1とe1’との間の夾角α、エッジe1とe2との間の夾角α'およびエッジe2とe3との間の夾角α’’のいずれも約30度~約150度の夾角である。
【0042】
必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約50度~約130度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約60度~約120度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約70度~約110度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約80度~約100度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約85度~約95度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約90度である。
【0043】
幾つかの実施例において、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある。図2に示すように、エッジe1’と第1方向との間の夾角γ1は、約15度~約75度にあり、エッジe4’と第1方向との間の夾角γ2は、約15度~約75度にあり、エッジe1と第2方向との間の夾角β1は、約15度~約75度にあり、かつ、エッジe4と第2方向との間の夾角β2は、約15度~約75度にある。
【0044】
必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約25度~約65度の範囲にあり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約25度~約65度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約30度~約60度の範囲にあり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約30度~約60度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約35度~約55度の範囲にあり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約35度~約55度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約40度~約50度の範囲にあり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約40度~約50度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約42.5度~約47.5度の範囲にあり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約42.5度~約47.5度の範囲にある。必要に応じて、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約45度であり、かつ、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約45度である。
【0045】
幾つかの実施例において、タッチ基板は、大体第3方向に沿って設けられた複数のブラックマトリックスと大体第4方向に沿って設けられた複数のブラックマトリックスとを有するブラックマトリックス層をさらに備える。必要に応じて、第1方向と第3方向は大体平行になっており、かつ、第2方向と第4方向は大体平行になっている。
【0046】
幾つかの実施例において、タッチ基板は、表示装置におけるタッチ基板であって、大体第3方向および第4方向に沿ってアレイ状に配列された複数のサブピクセルのアレイを備える。必要に応じて、第1方向と第3方向は大体平行になっており、かつ、第2方向と第4方向は大体平行になっている。
【0047】
必要に応じて、第1タッチ電極層は、タッチセンシング電極層である。必要に応じて、第1タッチ電極層は、タッチ走査電極層である。
【0048】
必要に応じて、タッチ基板は、第1タッチ電極層を備える自己容量型タッチ基板である。必要に応じて、タッチ基板は、第1タッチ電極層と第2タッチ電極層とを備える相互容量型タッチ基板である。
【0049】
第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角を約30度~約150度の範囲にし、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角を約15度~約75度の範囲にし、第1ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角を約15度~約75度の範囲にすることにより、タッチ電極パターンとタッチ基板を備える表示装置における複数のサブピクセルのパターンとの間の干渉を大幅に低減させて、表示モジュールとの相互干渉およびモアレパターンを回避することができる。
【0050】
幾つかの実施例において、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。図3は、本発明の幾つかの実施例に係るダミーパターンの模式図である。ダミーパターンは、複数のエッジ、例えばエッジf1、f2、f3およびf4を有する。たとえば、図3に示すように、エッジf1とエッジf2との間の夾角φ、エッジf2とエッジf3との間の夾角φ’、エッジf1とエッジf4との間の夾角φ’’、およびエッジf3とエッジf4との間の夾角のいずれも約30度~約150度の角である。
【0051】
必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約50度~約130度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約60度~約120度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約70度~約110度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約80度~約100度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約85度~約95度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約90度である。
【0052】
幾つかの実施例において、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある。図3に示すように、エッジf3と第1方向との間の夾角θ1は約15度~約75度にあり、エッジf4と第1方向との間の夾角θ2は約15度~約75度にあり、エッジf2と第2方向との間の夾角j1は約15度~約75度にあり、かつ、エッジf1と第2方向との間の夾角j2は約15度~約75度にある。
【0053】
必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約25度~約65度の範囲にあり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約25度~約65度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約30度~約60度の範囲にあり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約30度~約60度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約35度~約55度の範囲にあり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約35度~約55度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約40度~約50度の範囲にあり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約40度~約50度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約42.5度~約47.5度の範囲にあり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約42.5度~約47.5度の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約45度であり、かつ、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約45度である。
【0054】
幾つかの実施例において、タッチ基板は、大体第3方向に沿って設けられた複数のブラックマトリックスと大体第4方向に沿って設けられた複数のブラックマトリックスとを有するブラックマトリックス層をさらに備える。必要に応じて、第1方向と第3方向は大体平行になっており、かつ、第2方向と第4方向は大体平行になっている。
【0055】
幾つかの実施例において、タッチ基板は、表示装置におけるタッチ基板であって、大体第3方向および第4方向に沿ってアレイ状に配列された複数のサブピクセルのアレイを備える。必要に応じて、第1方向と第3方向は大体平行になっており、かつ、第2方向と第4方向は大体平行になっている。
【0056】
複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角を約30度~約150度の範囲にし、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角を約15度~約75度の範囲にし、複数のダミーパターンのうちの各ダミーパターンの境界における大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角を約15度~約75度の範囲にすることにより、タッチ電極パターンとタッチ基板を備える表示装置における複数のサブピクセルのパターンとの間の干渉をさらに低減させて、表示モジュールとの相互干渉およびモアレパターンを回避することができる。
【0057】
図4は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。図4に示すように、幾つかの実施例において、タッチ基板は、第2方向に次々に設けられた複数の第2タッチ電極20を含む第2タッチ電極層をさらに備える。複数の第2タッチ電極20の各々は大体第1方向に延在する。複数の第2タッチ電極20の各々は、大体第1方向に電気的に接続される複数の第2電極ブロック2を含む。必要に応じて、複数の第1タッチ電極ブロック1の各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第1ジグザグ状境界を備え、かつ、複数の第2タッチ電極ブロック2の各々は、複数の上昇エッジと複数の下降エッジとを有する第2ジグザグ状境界を備える。
【0058】
幾つかの実施例において、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約30度~約150度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約50度~約130度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約60度~約120度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約70度~約110度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約80度~約100度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約85度~約95度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角は、約90度である。
【0059】
幾つかの実施例において、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にあり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約15度~約75度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約25度~約65度の範囲にあり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約25度~約65度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約30度~約60度の範囲にあり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約30度~約60度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約35度~約55度の範囲にあり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約35度~約55度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約40度~約50度の範囲にあり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約40度~約50度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約42.5度~約47.5度の範囲にあり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約42.5度~約47.5度の範囲にある。必要に応じて、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角は、約45度であり、かつ、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角は、約45度である。
【0060】
必要に応じて、第2タッチ電極層は、タッチ走査電極層である。必要に応じて、第2タッチ電極層は、タッチセンシング電極層である。
【0061】
必要に応じて、タッチ基板は、第1タッチ電極層と第2タッチ電極層とを備える相互容量型タッチ基板である。
【0062】
第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうち隣接する任意の2つのエッジの間の夾角を約30度~約150度の範囲にし、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第1方向との間の夾角を約15度~約75度の範囲にし、第2ジグザグ状境界の大体全てのエッジのうちの各エッジと第2方向との間の夾角を約15度~約75度の範囲にすることにより、タッチ電極パターンとタッチ基板を有する表示装置における複数のサブピクセルのパターンとの間の干渉をさらに低減させて、表示モジュールとの相互干渉およびモアレパターンを回避することができる。
【0063】
図1に示すように、複数の第1タッチ電極10と複数の第2タッチ電極20は互いに交差しており、複数の交差点40を形成する。必要に応じて、複数の第1タッチ電極10の各々において、隣接する第1タッチ電極ブロックは、複数の交差点40のうちの1つで互いに離隔されている。幾つかの実施例において、幾つかの実施例に係るタッチ基板は、複数の第1ブリッジ1aを有する第1ブリッジ層をさらに備え、複数の第1タッチ電極10の各々において、隣接する第1タッチ電極ブロックは、複数の第1ブリッジ1aのうちの1つを介して互いに電気的に接続されている。複数の第1ブリッジ1aの各々は、複数の第1タッチ電極10の各々における複数の第1電極ブロック1のうち隣接する2つの第1タッチ電極ブロックと電気的に接続されている。必要に応じて、第1ブリッジ層と第1タッチ電極層は、2つの異なる層に位置する。必要に応じて、第1ブリッジ層と第1タッチ電極層は同一の層に位置し、例えば、これらの層は、同じ材料で製造され、同一の過程において同一のマスクプレートでモールド成形される。
【0064】
必要に応じて、複数の第2タッチ電極20の各々において、隣接する第2タッチ電極ブロックは、複数の交差点40のうちの1つで互いに離隔されている。幾つかの実施例において、幾つかの実施例に係るタッチ基板は、複数の第2ブリッジ2aを有する第2ブリッジ層をさらに備え、複数の第2タッチ電極20の各々において、隣接する第2タッチ電極ブロックは、複数の第2ブリッジ2aのうちの1つを介して互いに電気的に接続されている。複数の第2ブリッジ2aの各々は、複数の第2タッチ電極20の各々における複数の第2電極ブロック2のうち隣接する2つの第2タッチ電極ブロックと電気的に接続されている。必要に応じて、第2ブリッジ層と第2タッチ電極層は、2つの異なる層に位置する。必要に応じて、第2ブリッジ層と第2タッチ電極層は同一の層に位置し、例えば、これらの層は、同じ材料で製造され、同一の過程において同一のマスクプレートでモールド成形される。
【0065】
必要に応じて、第1タッチ電極層と第2タッチ電極層は、同一の層に位置し、例えば、これらの層は、同じ材料で製造され、同一の過程において同一のマスクプレートでモールド成形される。必要に応じて、第1タッチ電極層と第2タッチ電極層は、2つの異なる層に位置する。
【0066】
図4に示すように、幾つかの実施例において、タッチ基板は、複数の第1ダミーパターン3’ と複数の第2ダミーパターン3’’とを含む。複数の第1ダミーパターン3’の各々は、隣接する2つの電極ブロックの間(例えば、複数の第1電極ブロック1のうちの1つと複数の第2電極ブロック2のうちの1つとの間)の領域に位置する。複数の第2ダミーパターン3’’の各々は、単一のタッチ電極ブロック(例えば、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ)により囲まれた領域に位置する。このように設計することにより、タッチ電極の面積(例えば、タッチセンシング電極の総面積)をさらに低減させることができ、タッチ信号をノイズ信号とより容易に区分することもできる。
【0067】
必要に応じて、複数の第1電極ブロック1のうちの1つにより囲まれた複数の第2ダミーパターン3’’は、大体第2方向に沿う鏡面対称軸50に対して、大体鏡面対称になっている。必要に応じて、複数の第1電極ブロック1のうちの1つは、鏡面対称軸50に対して、大体鏡面対称になっている。
【0068】
図5は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。図5に示すように、幾つかの実施例において、タッチ基板は、複数の第1ダミーパターン3’と複数の第2ダミーパターン3’’と複数の第3ダミーパターン3’’’とを含む。複数の第1ダミーパターン3’の各々は、複数の第1タッチ電極ブロック1のうちの1つと複数の第2タッチ電極ブロック2のうちの1つとの間に挟み込まれた領域に位置する。複数の第2ダミーパターン3’’の各々は、複数の第1電極ブロック1のうちの1つにより囲まれた領域に位置する。複数の第3ダミーパターン3’’’の各々は、複数の第2電極ブロック2のうちの1つにより囲まれた領域に位置する。
【0069】
必要に応じて、複数の第1電極ブロック1のうちの1つにより囲まれた複数の第2ダミーパターン3’’は、大体第2方向に沿う鏡面対称軸50に対して、大体鏡面対称になっている。必要に応じて、複数の第1電極ブロック1のうちの1つは、鏡面対称軸50に対して、大体鏡面対称になっている。必要に応じて、複数の第2電極ブロック2のうちの1つにより囲まれた複数の第3ダミーパターン3’’’は、大体第2方向に沿う鏡面対称軸60に対して、大体鏡面対称になっている。必要に応じて、複数の第2電極ブロック2のうちの1つは、鏡面対称軸60に対して、大体鏡面対称になっている。
【0070】
必要に応じて、複数のダミーパターンの総面積とタッチ基板におけるタッチ電極の総面積との比は、約1:10~約1:2の範囲にある。必要に応じて、複数のダミーパターンの総面積と、第1タッチ電極層と第2タッチ電極層の総面積との比は、約1:10~約1:2の範囲にある。1つの実施例において、図5に示すように、複数の第1ダミーパターン3’と複数の第2ダミーパターン3’’と複数の第3ダミーパターン3’’’との総面積と、複数の第1タッチ電極ブロック1と複数の第2タッチ電極ブロック2の総面積との比は、約1:10~約1:2の範囲にある。
【0071】
図6は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の模式図である。図6に示すように、幾つかの実施例において、ダミーパターンは、多くの小さなダミーブロックを含むモザイクダミーパターンである。モザイクダミーパターンを配置することにより、タッチ電極の境界の間の光干渉をさらに低減させて、優れたブランキング効果を実現することができる。
【0072】
図1及び図4図6に示すように、幾つかの実施例において、タッチ基板は、複数の第1タッチ信号線100と複数の第2タッチ信号線200とをさらに備える。幾つかの実施例において、複数の第1タッチ信号線100の各々は、並列接続された複数の第1タッチ電極10のうちの2つ以上(例えば、2つ、3つ、4つまたはこれ以上)に電気的に接続されている。幾つかの実施例において、複数の第2タッチ信号線200の各々は、並列接続された複数の第2タッチ電極20のうちの2つ以上(例えば、2つ、3つ、4つまたはこれ以上)に電気的に接続されている。
【0073】
幾つかの実施例において、複数の第1タッチ電極ブロックの各々と複数のダミーパターンのうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。図7A~7Dは、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。図7Aは、図1に示すタッチ基板の一部を示す。図7Aにおいて、複数の第1タッチ電極ブロック1の各々と複数の第1ダミーパターン3’のうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。略平行四辺形状の内角iは、約60度~約90度の範囲にある。図1に示すように、幾つかの実施例において、複数の第2タッチ電極2の各々は、略平行四辺形状を有する。同様に、複数の第2タッチ電極2の各々の略平行四辺形状の内角は、約60度~約90度の範囲にある。図7Bは、図4に示すタッチ基板の一部を示す。図7Bにおいて、複数の第1タッチ電極ブロック1の各々と複数の第1ダミーパターン3’のうちの隣接するダミーパターンと複数の第2ダミーパターン3’’のうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。略平行四辺形状の内角iは、約60度~約90度の範囲にある。図7Cは、図4に示すタッチ基板の一部を示す。図7Cにおいて、複数の第1タッチ電極ブロック2の各々と複数の第1ダミーパターン3’のうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。略平行四辺形状の内角iは、約60度~約90度の範囲にある。図7Dは、図6に示すタッチ基板の一部を示す。図7Dにおいて、複数の第1タッチ電極ブロック1の各々と複数の第1ダミーパターン3’のうちの隣接するダミーパターンとは、略平行四辺形状を形成する。略平行四辺形状の内角iは、約60度~約90度の範囲にある。図6に示すように、幾つかの実施例において、複数の第2タッチ電極2の各々は、略平行四辺形状を有する。複数の第2タッチ電極2の各々の略平行四辺形状の内角は、約60度~約90度の範囲にある。
【0074】
必要に応じて、平行四辺形の2つの辺の間における略平行四辺形状の内角は、約60度~約90度の範囲にあり、例えば約60度~約89度、約60度~約80度、約70度~約90度、約70度~約80度である。
【0075】
幾つかの実施例において、複数のダミーパターンは、複数の第1ダミーパターン3’を含み、複数の第1ダミーパターン3’の各々は、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間に挟み込まれた領域に位置し、複数の第1電極ブロック1のうちの1つと複数の第2電極ブロック2のうちの1つは互いに隣接する。図8は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。図8に示すように、複数の第1タッチ電極ブロック1のうちの1つと複数の第1ダミーパターン3’のうちの隣接するダミーパターンとにより形成される略平行四辺形状は、4つの辺S1~S4を有する。複数の第1ダミーパターン3’のうちの1つ以上は、第1辺S1~第4辺S4のそれぞれに長さaを占める。第1辺S1の長さは、L1である。必要に応じて、長さaは、第1辺L1の約50%~約75%(例えば、約50%~約62.5%、約62.5%~約75%)である。必要に応じて、図8に示すように、複数の第1ダミーパターンのうちの1つ以上は、略平行四辺形状の四辺の少なくとも1つの辺のそれぞれの長さに対して、約50%~約75%(例えば、約50%~約62.5%、約62.5%~約75%)を占める。
【0076】
図8および図1に示すように、第1辺S1の一部を占める前記複数の第1ダミーパターン3’のうちの1つ以上の各々は、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向において、幅wを有する。幾つかの実施例において、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向における、複数の第1ダミーパターン3’の各々の幅wは、略平行四辺形状の幅方向に大体平行する辺の長さL2の約25%以下(例えば、12.5%以下、12.5%~25%)である。
【0077】
図9は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。図9に示すように、複数の第2タッチ電極ブロック2のうちの1つと複数の第1ダミーパターン3’のうちの隣接するダミーパターンとにより形成される略平行四辺形状は、4つの辺S1~S4を有する。複数の第1ダミーパターン3’のうちの1つ以上は、第1辺S1~第4辺S4のそれぞれに長さaを占める。第1辺S1の長さは、L1である。必要に応じて、長さaは、第1辺L1の約50%~約75%(例えば、約50%~約62.5%、約62.5%~約75%)である。必要に応じて、図9に示すように、複数の第1ダミーパターンのうちの1つ以上は、略平行四辺形状の四辺の少なくとも1つの辺のそれぞれの長さに対して、約50%~約75%(例えば、約50%~約62.5%、約62.5%~約75%)を占める。
【0078】
図9および図4に示すように、第1辺S1の一部を占める前記複数の第1ダミーパターン3’のうち1つ以上の各々は、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向において、幅wを有する。幾つかの実施例において、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向における、複数の第1ダミーパターン3’の各々の幅wは、略平行四辺形状の幅方向に大体平行する辺の長さL2の約25%以下(例えば、12.5%以下、12.5%~25%)である。
【0079】
図10は、本発明の幾つかの実施例に係るタッチ基板の一部の模式図である。図10に示すように、略平行四辺形状の第1辺S1を占める複数の第1ダミーパターン3’における複数のダミーパターンは、第1ダミーパターン層mと第2ダミーパターン層nとを含む。第1ダミーパターンmは、略平行四辺形状の第1辺S1に沿って第1長さa1で延在する。第2ダミーパターン層nは、第1ダミーパターン層mと隣接する。第2ダミーパターン層nは、第1ダミーパターン層mによって略平行四辺形状の第1辺S1から離隔される。第2ダミーパターン層nは、第1ダミーパターン層m、例えば略平行四辺形状の第1辺S1と大体平行する方向に沿って第2長さa2で延在する。
【0080】
必要に応じて、略平行四辺形状の第1辺S1を占める複数の第1ダミーパターン3’における複数のダミーパターンは、2つを超えたダミーパターン層を含む。
【0081】
幾つかの実施例において、第1長さa1と第1辺S1の長さL1との第1比率は、第2長さa2と第1長さa1との第2比率と大体同じである。必要に応じて、第1比率および第2比率の各々はいずれも約1:2~3:4の範囲にあり、たとえば約1:2~約5:8、約5:8~約3:4である。
【0082】
図10および図6に示すように、第1ダミーパターン層mにおける前記複数の第1ダミーパターン3’のうちの1つ以上の各々は、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向において、幅w1を有し、かつ、第2ダミーパターン層nにおける前記複数の第1ダミーパターン3’のうちの1つ以上の各々は、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向において、幅w2を有する。幾つかの実施例において、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向における、第1ダミーパターン層mにおける複数の第1ダミーパターン3’の各々の幅w1は、略平行四辺形状の幅方向に大体平行する辺の長さL2の約25%以下(例えば、12.5%以下、12.5%~25%)である。幾つかの実施例において、複数の第1電極ブロック1のうちの1つ及び複数の第2電極ブロック2のうちの1つからなる対の第1電極ブロックと第2電極ブロックとの間の幅方向における、第2ダミーパターン層nにおける複数の第1ダミーパターン3’の各々の幅w2は、略平行四辺形状の幅方向に大体平行する辺の長さL2の約25%以下(例えば、12.5%以下、12.5%~25%)である。幾つかの実施例において、幅w1と幅w2との和は、長さL2の約50%以下(例えば、12.5%以下、12.5%~25%、25%~37.5%、37.5%~50%)である。
【0083】
別の形態において、本発明は、前記タッチ基板を備えるタッチコントロール表示パネルを提供する。
【0084】
別の形態において、本発明は、前記タッチ基板を備えるタッチコントロール表示装置を提供する。好適な表示装置の例としては、電子ペーパー、携帯電話、タブレットコンピュータ、テレビ、モニター、ノートパソコン、デジタルアルバム、GPSなどが挙げられるが、これらに制限されない。
【0085】
本発明の実施例に関する前述の説明は、例示や説明を目的とするためのものであり、全てを網羅している訳ではなく、また、開示した形態と全く同じものもしくは例示的な実施例に本発明を限定することを意図しない。従って、前述の説明は、制限的であるというよりも例示的であると考えるべきである。勿論、様々の修正、変形は、当業者にとって明らかである。前記実施例は、本発明の主旨と好ましい実施形態を解説するために選択・説明され、当業者が、特定の用途又は想定される実装方式に適する様々な実施例や様々な変更を理解できるようになる。本発明の範囲は添付した請求項及びそれらの等価物によって制限することが意図され、請求項及びそれらの等価物において全ての用語は、特に明記しない限り、最も広い合理的な意味に解される。従って、「発明」、「本発明」又は類似する用語は必ずしも請求項の範囲を特定の実施例に制限するものではなく、発明の典型的な実施例への参照は発明に対する制限を意味せず、そのような制限は推定されない。本発明は、添付の請求項の趣旨及び範囲のみに制限される。また、これらの請求項は「第1」、「第2」などを使用し、その後ろに名詞又は要素を付け加える場合がある。上記用語は名付けための用語と理解すべきであり、特定の数値を与えない限り、上記名付けための用語が付加された要素の数を制限すると解釈すべきでない。記述した利点や利益は本発明の全ての実施例に応用できるとは限らない。添付の請求項によって定義された本発明の趣旨を逸脱することなく、前述した実施例を当業者にて変更できることが理解されよう。さらに、本開示の要素又は部品が添付の請求項において明示的に記載されるか否かを問わず、該要素又は部品を公衆に捧げることを意図しない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図8
図9
図10