(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-19
(45)【発行日】2022-07-27
(54)【発明の名称】空気清浄システム
(51)【国際特許分類】
F24F 11/46 20180101AFI20220720BHJP
F24F 7/007 20060101ALI20220720BHJP
F24F 7/06 20060101ALI20220720BHJP
F24F 120/12 20180101ALN20220720BHJP
【FI】
F24F11/46
F24F7/007 B
F24F7/06 C
F24F120:12
(21)【出願番号】P 2018011471
(22)【出願日】2018-01-26
【審査請求日】2020-12-17
(73)【特許権者】
【識別番号】000002299
【氏名又は名称】清水建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】特許業務法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】長谷部 弥
(72)【発明者】
【氏名】近藤 恒佑
(72)【発明者】
【氏名】小松原 正幸
【審査官】奈須 リサ
(56)【参考文献】
【文献】特開平10-300147(JP,A)
【文献】特開2009-274050(JP,A)
【文献】特開2015-124926(JP,A)
【文献】特開2012-149787(JP,A)
【文献】特開2013-228160(JP,A)
【文献】特開2014-047999(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第01750068(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 3/16
F24F 7/007
F24F 7/06
F24F 11/00-11/89
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内の複数の空気清浄領域に対応してそれぞれ設けられた空気清浄装置と、
前記室内の複数の人検知領域に対応してそれぞれ設けられた人感センサと、
前記室内の清浄度を検出するパーティクルセンサと、
を有し、
前記空気清浄領域と前記人検知領域との重複箇所について、該空気清浄領域に対応している前記空気清浄装置は、該人検知領域に対応している前記人感センサと組み合わされ、
前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサによる人を検知して発せられる信号に基づいて空気を浄化し、組み合わされた前記人感センサが人を検知しないときには前記パーティクルセンサで検出される清浄度に基づいて運転し、人を検知したときに一旦定格出力で運転し、その後前記パーティクルセンサで検出される清浄度に基づいた運転に戻すことを特徴とする空気清浄システム。
【請求項2】
室内の複数の空気清浄領域に対応してそれぞれ設けられた空気清浄装置と、
前記室内の複数の人検知領域に対応してそれぞれ設けられた人感センサと、
を有し、
前記空気清浄領域と前記人検知領域との重複箇所について、該空気清浄領域に対応している前記空気清浄装置は、該人検知領域に対応している前記人感センサと組み合わされ、
前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサによる人を検知して発せられる信号に基づいて空気を浄化し、
いずれかの前記人感センサが閾値以上の人の移動を検知したときに、全ての前記空気清浄装置を定格出力で運転させることを特徴とする空気清浄システム。
【請求項3】
室内の複数の空気清浄領域に対応してそれぞれ設けられた空気清浄装置と、
前記室内の複数の人検知領域に対応してそれぞれ設けられた人感センサと、
を有し、
前記空気清浄領域と前記人検知領域との重複箇所について、該空気清浄領域に対応している前記空気清浄装置は、該人検知領域に対応している前記人感センサと組み合わされ、
前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサによる人を検知して発せられる信号に基づいて空気を浄化し、前記人感センサによって検出される人の作業種類によって運転出力を調整することを特徴とする空気清浄システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、室内の空気を清浄化する空気清浄システムに関する。
【背景技術】
【0002】
半導体や精密機器を製造するクリーンルームでは高い空気清浄度が求められるが、過剰な空気清浄度によって設備費や運転コストが高まることは好ましくない。そこで本出願人は特許文献1および特許文献2に記載のシステムを提案している。
【0003】
特許文献1に記載のシステムでは、熱交換装置と空気清浄装置とを別体化して、温度調整と空気清浄化とを個別かつ必要限度で行うことが可能となり、いずれか一方が他方の影響によって過剰な能力で運転されてしまうことがない。また、空気の流れはクリーンルーム内を循環・対流させることが可能になり、床下や天井裏の空気流路が不要となる。
【0004】
特許文献2に記載のシステムでは、クリーンルーム内で複数の生産装置および複数の空気清浄装置が設けられている場合で、特に高い空気清浄度が求められる生産装置に対しては専用の空気清浄装置を設けて局所的に清浄化させることができる。そして他の生産装置が設けられている箇所に対しては過剰な空気清浄化がなされることがない。
【0005】
また、クリーンルームでは人の存在が清浄度低下の要因となる。特許文献3に記載のシステムでは、クリーンルームの入口に人感センサを設け、この人感センサにより人の有無を検知して空気清浄装置の運転状態を変化させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】特開2004-278887号公報
【文献】特開2006-112755号公報
【文献】特開2012-149787号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1および特許文献2に記載のシステムではクリーンルーム内の清浄度をパーティクルセンサでモニタリングすることにより、特定位置のパーティクルセンサに基づいて特定位置の空気清浄装置を制御し、特定位置のパーティクルセンサに基づいて複数台の空気清浄装置を制御し、または複数のパーティクルセンサの信号の平均値に基づいてクリーンルーム内全ての空気清浄装置を制御することもできる。しかしながら、このようなシステムでは中央監視部で複雑な集中制御が行われることから、システム構築がコスト高となる。
【0008】
また、特許文献3に記載のシステムでは、人感センサがクリーンルームの入口に設けられているだけであり、クリーンルーム内における人の存在箇所までは特定することができず、ポイントを絞った空気清浄はできない。したがって人の存在しない箇所まで含めて一律的な空気清浄が行われることとなり、効率的でない。
【0009】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、システム構築コストおよび運転コストを低減させることのできる空気清浄システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる空気清浄システムは、室内の複数の空気清浄領域に対応してそれぞれ設けられた空気清浄装置と、前記室内の複数の人検知領域に対応してそれぞれ設けられた人感センサと、を有し、前記空気清浄領域と前記人検知領域との重複箇所について、該空気清浄領域に対応している前記空気清浄装置は、該人検知領域に対応している前記人感センサと組み合わされ、前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサによる人有無信号に基づいて空気を清浄化させることを特徴とする。
【0011】
前記空気清浄領域と前記人検知領域とは1対1に対応していてもよい。
【0012】
前記人感センサは前記空気清浄装置に固定されていてもよい。
【0013】
前記空気清浄装置は、前記人有無信号を前記人感センサから直接供給されてもよい。
【0014】
前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサが人を検知しないときには停止または低出力運転とし、人を検知しているときには定格出力運転または検出した人数に応じた出力で運転してもよい。
【0015】
前記室内の清浄度を検出するパーティクルセンサを有し、前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサが人を検知しないときには停止または低出力運転とし、人を検知しているときには前記パーティクルセンサで検出される清浄度に基づいて運転してもよい。
【0016】
前記室内の清浄度を検出するパーティクルセンサを有し、前記空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサが人を検知しないときには前記パーティクルセンサで検出される清浄度に基づいて運転し、人を検知したときに一旦定格出力で運転し、その後前記パーティクルセンサで検出される清浄度に基づいた運転に戻してもよい。
【0017】
いずれかの前記人感センサが閾値以上の人の移動を検知したときに、全ての前記空気清浄装置を定格出力で運転させてもよい。
【0018】
前記空気清浄装置は、前記人感センサによって検出される人の作業種類によって運転出力を調整してもよい。
【発明の効果】
【0019】
本発明にかかる空気清浄システムでは、空気清浄領域と人検知領域との重複箇所について、該空気清浄領域に対応している空気清浄装置は、該人検知領域に対応している前記人感センサと組み合わされ、空気清浄装置は、組み合わされた前記人感センサによる人有無信号に基づいて空気を清浄化させる。これにより、人の存在箇所を考慮した効率的運転が実現されて運転コストを低減させることができる。また、中央監視部による複雑な集中制御が不要であることからシステム構築コストが低減する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態である空気清浄システムを示す模式図である。
【
図2】
図2は、変形例にかかる空気清浄システムを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下に、本発明にかかる空気清浄システムの実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
【0022】
図1は、本発明の実施形態である空気清浄システム10を示す側面図である。空気清浄システム10はクリーンルーム(室)12の空気を清浄化するシステムである。クリーンルーム12には、半導体や精密機器の製造装置14が設けられており、空気が清浄化された環境が必要となっている。
【0023】
空気清浄システム10ではクリーンルーム12内を領域A1、A2、A3、A4、A5に区分けしてこれらの領域A1~A5に対して空気の清浄化を行う。なお、
図1では領域A1~A5は左右に直列状となっているが、実際には奥行き方向も含めて升目状にしてもよい。領域A1~A5は厳密に区分されるものではなく、重なり合う部分があってもよい。領域A1~A5は面積がそれぞれ異なっていてもよい。
【0024】
空気清浄システム10は、領域A1~A5に対応してそれぞれ設けられた空気清浄装置16a、16b、16c、16d、16eと、領域A1~A5に対応してそれぞれ設けられた人感センサ18a、18b、18c、18d、18eと、領域A1~A5に対応してそれぞれ設けられたパーティクルセンサ20a、20b、20c、20d、20eと、熱交換装置22a、22b、22c、22dとを有する。空気清浄装置16a~16e、人感センサ18a~18e、パーティクルセンサ20a~20e、熱交換装置22a~22d、領域A1~A5は、それぞれ代表的に空気清浄装置16、人感センサ18、パーティクルセンサ20、熱交換装置22、領域Aとも呼ぶ。
【0025】
空気清浄システム10では、空気清浄装置16a~16eが対応する空気清浄領域が領域A1~A5であるとともに、人感センサ18が対応する人検知領域も領域A1~A5であって両者は重複・一致している。
【0026】
空気清浄装置16は、クリーンルーム12内の上方で、天面12aよりはやや下方に配置されており、上部に設けられたファン24と、下部に設けられたHEPA(High Efficiency Particulate Air)26とを有する。空気清浄装置16は、ファン24により上方から吸い込んだ空気をHEPA26で清浄化して下方の領域A1~A5に向けて吹き出す。ファン24は回転数可変駆動式である。空気清浄装置16は図示しない制御部を備えており、状況に応じてファン24の回転数を制御することができる。空気清浄装置16はFFU(Fan Filter Unit)とも呼ばれる。
【0027】
人感センサ18は、領域Aに人間Hが存在するか否かを検出するセンサであり、例えば赤外センサ、電磁センサまたはカメラが挙げられる。人感センサ18は領域Aに存在する人間Hの人数を検出することも可能である。また、人感センサ18は人間Hの人数だけでなく動作を検出することができるとともに、その動作の種類や頻度に基づいて作業種別を判断することができる。検知可能な動作には歩行も含まれる。人感センサ18a~18eは空気清浄装置16a~16eと一体的に固定されており、それぞれ対応する空気清浄装置16の制御部に検出信号を供給する。
【0028】
パーティクルセンサ20は、領域Aの清浄度、つまり粒子濃度を検出するセンサであり、空気清浄装置16よりは低い箇所で、たとえば空気清浄装置16の直下に配置される。パーティクルセンサ20には温度センサが併設されていてもよい。パーティクルセンサ20a~20eは、それぞれ対応する空気清浄装置16の制御部に検出信号を供給する。温度の信号は熱交換装置22a~22dに供給される。
【0029】
熱交換装置22は空気清浄装置16よりも上方で、天面12aの近傍に配置されており、下方から吸い込んだ空気を熱交換(熱除去)して側方に向けて吹き出す。熱交換装置22は、各空気清浄装置16の中間位置に設けられている。熱交換装置22は図示しない制御部を備えており、温度センサの信号や状況に応じて設定温度や風速を調整可能である。熱交換装置22が吹出す処理後の空気は、熱交換装置22の空気吸込口へ短絡せず、且つ、空気清浄装置16の空気吸込口へ十分に吸込まれる風速とする。熱交換装置22はFCU(Fan Coil Unit)とも呼ばれる。
【0030】
このように構成される空気清浄システム10では、空気清浄装置16a~16eが人感センサ18a~18eの人有無信号に基づいてそれぞれ分担する領域A1~A5について空気清浄を行う。クリーンルーム12内の空気は、空気清浄装置16a~16eの上方から吸い込まれて清浄化されて下方に吹き出され、製造装置14や人間Hなどの熱源によって加温された後に床面12bで折り返して上昇する。上昇した空気は各空気清浄装置16の中間に配置されている熱交換装置22a~22dに吸い込まれ、熱交換された後に側方に吹出されて再び空気清浄装置16a~16eに吸い込まれて対流することになる。なお、
図1および
図2ではクリーンルーム12内の空気の流れを矢印で示している。
【0031】
空気清浄システム10では、空気清浄装置16と熱交換装置22とが別体化していることから、温度調整と空気清浄化とを個別かつ必要限度で行うことが可能となり、いずれか一方が他方の影響によって過剰な能力で運転されてしまうことがない。また、空気の流れはクリーンルーム12内を循環・対流させることが可能になり、床下や天井裏の空気流路が不要となる。
【0032】
さらに、空気清浄システム10は、空気清浄装置16a~16eがそれぞれ併設する人感センサ18a~18eの人有無信号に基づいて人の存在箇所を考慮し、領域A1~A5の空気を個別に清浄化することにより効率的な清浄化が行われる。
【0033】
空気清浄装置16a~16eは、基本的には人感センサ18a~18eの人有無信号に基づいて運転を行い、例えば人間Hのいない領域A1、A4を分担する空気清浄装置16a、16dは運転を停止または低出力運転とする。また、人間Hが存在する場合には検出した人数に応じた出力で運転する。例えば、人間Hが一人検出される領域A3、A5を分担する空気清浄装置16c、16eは中間出力運転とし、人間Hが二人検出される領域A2を分担する空気清浄装置16bは定格出力運転とする。これにより、領域Aごとの人数に応じた適正な空気清浄が行われ、無駄がない。さらに、人感センサ18a~18eによって判断される人間Hの動作・作業に基づいて空気浄装置16の運転出力を調整してもよい。人間Hの動作・作業によって発塵量が異なるためである。
【0034】
空気清浄装置16と人感センサ18とが一体化されていることにより、空気清浄装置16が空気清浄を行う領域と人感センサ18が人間Hの有無を検出する領域とが1対1に対応して、領域Aごとに個別の空気清浄を適正に行うことができる。空気清浄装置16と人感センサ18とは一組で独立的な運転が可能となり、中央監視部で複雑な集中制御を行う必要がなく、システムが簡素化されてコストダウンを図ることができる。空気清浄装置16は、併設する人感センサ18から人有無信号が直接供給され、信号線の配索が不要で設置が簡易である。
【0035】
空気清浄装置16の運転は以下のように、様々な形態をとることができる。例えば、空気清浄装置16は、組み合わされた人感センサ18が人間Hを検知しないときには停止または低出力運転とし、人間Hを検知しているときにはパーティクルセンサ20で検出される清浄度に基づいて出力を調整しながら運転してもよい。これにより、人間Hの有無とクリーンルーム12内の清浄度とに基づいた複合的な空気清浄化が行われる。
【0036】
また、空気清浄装置16は、組み合わされた人感センサ18が人間Hを検知しないときにはパーティクルセンサ20で検出される清浄度に基づいて運転し、人間Hを検知したときに一旦定格出力で運転し、その後パーティクルセンサ20で検出される清浄度に基づいた運転に戻すようにしてもよい。これにより、クリーンルーム12内に人間Hが入ってきたときに重点的な空気清浄化が行われ、高い清浄度を保つことができる。
【0037】
空気清浄装置16は低出力運転から定格出力運転として安定するまでには多少の時間(例えば1分程度)がかかる。そのため人間Hが歩行して領域A1~A5間を移動している場合には、人間Hを検出してから定格運転に移行しても間に合わないこともある。したがって、人感センサ18a~18eによる人間Hの検出について場合分けすると好ましい。
【0038】
例えば、始業時、休憩時、終業時などで多くの人間Hが一度に移動してクリーンルーム12内の全体としての発塵量が増加する場合を考える。このとき、領域A1~A5のうちいずれか1つ以上で複数(閾値)の人間Hが歩行することを検知することになるので、クリーンルーム12内の全ての空気清浄装置16a~16eを定格運転させるとよい。この場合、空気清浄装置16a~16e同士は互いに情報通信可能なように構成しておくとよい。
【0039】
また、始業時、休憩時、終業時以外の場合で歩行する人間Hが少ない場合には、空気清浄装置16は、上述した運転方法に基づいて個別に運転出力を調整するとよい。すなわち、人感センサ18による人有無信号に基づいて空気を清浄化し、または人間Hを検知しているときにはパーティクルセンサ20で検出される清浄度に基づく運転などすればよい。
【0040】
さらに、空気清浄装置16は、人感センサ18によって検出される人間Hの作業種類(例えば、動きが大きい、中程度、ほぼ移動せずに腕のみの作業)によって運転出力を調整してもよい。
【0041】
図1に示した空気清浄システム10では、空気清浄装置16が対応する空気清浄領域と、人感センサ18が対応する人検知領域とが一致しているが、両者は必ずしも一致していなくてもよい。例えば、
図2に示すように、人感センサ18a~18dを熱交換装置22a~22dに設けて、高い位置から人間Hを検出するようにしてもよい。この場合、人感センサ18a~18dによる人検知領域SA1~SA4は、上記の領域A1~A5とは一致しないが、領域Aの空気清浄装置16は、領域Aと重複している人検知領域SAの人感センサ18と組み合わせればよい。例えば、空気清浄装置16cは領域A3に対応しており、該領域A3は人検知領域SA2およびSA3と重複しているので、空気清浄装置16cは人感センサ18bおよび人感センサ18cの人有無信号に基づいて運転状態を決定すればよい。
【0042】
本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で自由に変更できることは勿論である。
【符号の説明】
【0043】
10 空気清浄システム
12 クリーンルーム
14 製造装置
16、16a~16e 空気清浄装置
18、18a~18e 人感センサ
20、20a~20e パーティクルセンサ
22、22a~22d 熱交換装置
A1~A5 領域
H 人間