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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-19
(45)【発行日】2022-07-27
(54)【発明の名称】サービングノード更新方法及び機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 48/08 20090101AFI20220720BHJP
   H04W 92/20 20090101ALI20220720BHJP
   H04W 36/00 20090101ALI20220720BHJP
【FI】
H04W48/08
H04W92/20
H04W36/00
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021504367
(86)(22)【出願日】2019-07-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-11-25
(86)【国際出願番号】 CN2019097476
(87)【国際公開番号】W WO2020020218
(87)【国際公開日】2020-01-30
【審査請求日】2021-01-29
(31)【優先権主張番号】201810835732.0
(32)【優先日】2018-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100204386
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 啓
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲艷▼霞
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲ユ▼民
【審査官】望月 章俊
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/115621(WO,A1)
【文献】国際公開第2015/176747(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04W4/00-H04W99/00
H04B7/24-H04B7/26
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ソースノードである第一ノードに適用される、サービングノード更新方法であって、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信することと、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することと、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信し、又は、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す場合、端末機器へ第四メッセージを送信することを含み、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものであ
前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、サービングノード更新方法。
【請求項2】
記の前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することの後に、
前記ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定を解放することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
記のターゲットノードへ第一メッセージを送信することは、
マスターノードを介して、前記ターゲットノードへ第一メッセージを送信することを含み、
前記の前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することは、
前記マスターノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージであって、前記ターゲットノードから前記マスターノードへ送信された第二メッセージを受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第二メッセージには、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す第一情報と、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す第二情報とのうち、何れか1つが含まれる、請求項1~3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記第二メッセージに第一情報が含まれる場合、前記第二メッセージには、
従来サービングノード更新のためのセルリソース設定を示す第三情報と、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否した原因を示す第四情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが更に含まれる、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否した原因には、
前記ターゲットノードがマルチ接続サービングノード更新をサポートしないことと、
前記ターゲットノードは利用可能な無線リソースがないこととのうち、何れか1つが含まれる、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
マスターノードである第一ノードに適用される、サービングノード更新方法であって、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信することと、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することと、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信し、又は、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す場合、端末機器へ第四メッセージを送信することを含み、
前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものであり、前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、サービングノード更新方法。
【請求項8】
前記の前記ターゲットノードへ第一メッセージを送信することの前に、
ソースノードから前記第一メッセージを受信することを更に含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記の前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することの後に、
前記ソースノードに、予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定を解放するように通知することを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記の端末機器へ第三メッセージを送信することは、
ソースノードを介して、前記端末機器へ第三メッセージを送信することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
ターゲットノードに適用される、サービングノード更新方法であって、
第一ノードから第一メッセージを受信することであって、前記第一ノードは、ソースノード又はマスターノードである、受信することと、
前記第一ノードへ、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信することであって、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す、送信することとを含む、サービングノード更新方法。
【請求項12】
端末機器に適用される、サービングノード更新方法であって、
一ノードから第三メッセージを受信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、受信することと、
前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うこととを含む、サービングノード更新方法。
【請求項13】
ソースノードである第一ノードであって、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信するための第一送信モジュールと、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信するための第一受信モジュールと、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信し、又は、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す場合、端末機器へ第四メッセージを送信するための第二送信モジュールとを含み、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものであり、前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、第一ノード。
【請求項14】
マスターノードである第一ノードであって、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信するための第一送信モジュールと、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信するための第一受信モジュールと、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信し、又は、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す場合、端末機器へ第四メッセージを送信するための第二送信モジュールとを含み、
前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものであり、前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、第一ノード。
【請求項15】
ターゲットノードであって、
第一ノードから第一メッセージを受信するための第三受信モジュールであって、前記第一ノードは、ソースノード又はマスターノードである、第三受信モジュールと、
前記第一ノードへ、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信するための第四送信モジュールであって、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す第四送信モジュールとを含む、ターゲットノード。
【請求項16】
端末機器であって、
一ノードから第三メッセージを受信するための第四受信モジュールであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、第四受信モジュールと、
前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うための処理モジュールとを含む、端末機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2018年7月26日に中国で出願された中国特許出願第201810835732.0号の優先権を主張し、その内容の全ては、参照により本願に組み込まれる。
本開示の実施例は、通信の技術分野に関し、具体的に、サービングノード更新方法及び機器に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、プロトコルにサポートされているサービングノード更新手順、例えばサービングノードハンドオーバー手順、サービングノード変更手順では、端末機器は、ターゲットノードとの新しいRRC(Radio Resource Control)接続を確立する前に、ソースノードとのRRC接続を切断しておく必要があり、このようなサービングノード更新方式によって、ユーザプレーンデータの中断が発生してしまう。
【0003】
技術の進化につれ、端末機器のマルチ接続能力に基づいてサービングノードの更新を実現することが可能となっており、このようなマルチ接続に基づくサービングノード更新(以下、マルチ接続サービングノード更新)方式によれば、サービングノードの更新中には、端末機器とソースノードとのRRC接続を切断する必要がなくなることは保証される。更に、サービングノードの更新を果たしてから、端末機器がソースノードとの間のRRC接続を切断することになるため、ユーザプレーンデータが中断しないことが保証される。
【0004】
しかしながら、シーンによっては、例えば、ターゲットノードがマルチ接続サービングノード更新方式をサポートしていないか、或いは、ターゲットノードが負荷面の考慮から、マルチ接続サービングノード更新を拒否することがあり、このような場合、サービングノードの更新を如何に行うかは、急いで解決すべき課題である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施例の目的の1つは、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、サービングノードの更新を如何に行うかという課題を解決するためのサービングノード更新方法及び機器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一態様において、ソースノード又はマスターノードである第一ノードに適用される、サービングノード更新方法であって、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信することと、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することと、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信することとを含む、サービングノード更新方法を提供している。
【0007】
第二態様において、ターゲットノードに適用される、サービングノード更新方法であって、
第一ノードから第一メッセージを受信することであって、前記第一ノードは、ソースノード又はマスターノードである、受信することと、
前記第一ノードへ、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信することであって、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、前記第一ノードに、端末機器へ第三メッセージを送信させ、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信することとを含む、サービングノード更新方法を更に提供している。
【0008】
第三態様において、端末機器に適用される、サービングノード更新方法であって、
マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、第一ノードから第三メッセージを受信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、受信することと、
前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うこととを含む、サービングノード更新方法を更に提供している。
【0009】
第四態様において、ソースノード又はマスターノードである第一ノードであって、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信するための第一送信モジュールと、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信するための第一受信モジュールと、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するための第二送信モジュールとを含む、第一ノードを更に提供している。
【0010】
第五態様において、ターゲットノードであって、
第一ノードから第一メッセージを受信することであって、前記第一ノードは、ソースノード又はマスターノードである、受信するための第三受信モジュールと、
前記第一ノードへ、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信することであって、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、前記第一ノードに、端末機器へ第三メッセージを送信させ、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するための第四送信モジュールとを含む、ターゲットノードを更に提供している。
【0011】
第六態様において、端末機器であって、
マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、第一ノードから第三メッセージを受信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、受信するための第四受信モジュールと、
前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うための処理モジュールとを含む、端末機器を更に提供している。
【0012】
第七態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、第一態様又は第二態様に記載のサービングノード更新方法が実現される、ネットワーク機器を更に提供している。
【0013】
第八態様において、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されると、第三態様に記載のサービングノード更新方法が実現される、端末機器を更に提供している。
【0014】
第九態様において、コンピュータプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、第一態様、第二態様又は第三態様に記載のサービングノード更新方法が実現される、コンピュータ読取可能な記憶媒体を更に提供している。
【発明の効果】
【0015】
本開示の実施例において、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、マルチ接続サービングノード更新方式から従来サービングノード更新方式に戻れることによって、サービングノードの変更を実現できることを保証して、端末機器がトラフィックのサービスニーズを満たす。
【0016】
以下の選択的な実施形態の詳細な説明を読むことで、当業者にとって、様々な他の利点及びメリットが明らかになるであろう。図面は、選択的な実施形態を示すためのものに過ぎず、本開示に対する制限と見なされるべきではない。更に、図面全体において、同じ部材は、同じ参照符号で示される。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】関連技術におけるハンドオーバー手順の模式図である。
図2】本開示の実施例に係る無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。
図3】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその1である。
図4】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその2である。
図5】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその3である。
図6】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその4である。
図7】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその5である。
図8】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその6である。
図9】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその7である。
図10】本開示の実施例に係るサービングノード更新方法のフローチャットその8である。
図11】本開示の実施例に係る第一ノードの構造図である。
図12】本開示の実施例に係るターゲットノードの構造図である。
図13】本開示の実施例に係る端末機器の構造図その1である。
図14】本開示の実施例に係るネットワーク機器の構造図である。
図15】本開示の実施例に係る端末機器の構造図その2である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本開示の実施例内の図面を参照しながら、本開示の実施例の技術案を明確且つ完全に説明するが、明らかなことに、説明される実施例は本開示のすべての実施例ではなく、一部の実施例なのである。本開示内の実施例に基づいて、当業者によって創造的な労働を払わずに得られた他の実施例は、全て本開示の保護範囲に含まれるものとする。
【0019】
本願の明細書、特許請求の範囲における用語「含む」及びそのあらゆる他の変形は、非排他的な包含をカバーするものであり、例えば、一連のステップやユニットを含む手順、方法、システム、製品や機器は、明示的に列挙されているこれらのステップやユニットのみを含むことに限定されず、明示的に列挙されていない他のステップやユニット、或いは、これらの手順、方法、製品や機器に固有の他のステップやユニットを含んでもよい。なお、明細書及び特許請求の範囲に使用される「及び/又は」とは、接続対象のうち、少なくとも1つを表すものであり、例えば、「A及び/又はB」とは、Aのみと、Bのみと、A及びBの両方との3つの場合を含む。
【0020】
本開示の実施例において、「例示的」または「例えば」などの用語は、例、例証または説明とするものである。本開示の実施例において、「例示的」または「例えば」などの用語で記載されるあらゆる実施例または設計案は、他の実施例や設計案に比較してより好適であったり、より利点を有したりすると解釈されてはならない。適切に言えば、具体的な形態で関連概念を示すために、「例示的」または「例えば」などの用語が使用されている。
【0021】
図1を参照して、図示されている従来(legacy)ハンドオーバー手順の主なステップは、以下の通りである。
【0022】
ステップ101:端末機器は、測定設定に基づいて測定を行い、測定結果をソースノードに報告する。
【0023】
ステップ102:ソースノードは、端末機器がハンドオーバーを行うことを確定して、ターゲットノードへハンドオーバー要求(Handover Request、HO Request)を送信する。
【0024】
ステップ103:ターゲットノードは、無線リソース割り当てを行い、関連するリソース設定をハンドオーバー応答(HO Response)内に付帯してソースノードにフィードバックする。
【0025】
ステップ104:ソースノードは、ハンドオーバー命令を端末機器に送信する。
【0026】
ステップ105:端末機器は、ソースノードとのRRC(Radio Resource Control)接続を切断し、ハンドオーバー命令内のセルリソース設定に基づいてターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始する。
【0027】
2、デュアル接続(Dual Connectivity、DC)の概要:
第五世代(5th Generation、5G)通信システムでは、端末機器は、DCアーキテクチャ(MCG(Master Cell Group)、及び、SCG(Secondary Cell Group)となる2つのセルグループを含む)を採用しており、当該MCGは、ネットワーク側のMN(Master Node)に対応する一方で、当該SCGは、ネットワーク側のSN(secondary node)に対応している。MCGは、PCell(Primary Cell)、及び、SCell(Secondary Cell)を含み、SCGは、PSCell及びSCellを含み、そのうち、PCellとPSCellとは、纏めてSpCel(Special Cell)と呼ばれてもよい。
【0028】
本明細書に記載の技術は、LTE(Long Time Evolution)/LTE-A(LTE-Advanced)システムに限定されず、様々な無線通信システム、例えばCDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、FDMA(Frequency Division Multiple Access)、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、SC-FDMA(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access)及び他のシステムにも使用可能である。用語「システム」と「ネットワーク」とは、互換的に用いられることが多い。CDMAシステムは、例えばCDMA2000、UTRA(Universal Terrestrial Radio Access)等の無線技術を実現できる。UTRAは、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access)及び他のCDMA変形態を含む。TDMAシステムは、例えばGSM(Global System for Mobile Communication)などの無線技術を実現できる。OFDMAシステムは、例えばUMB(Ultra Mobile Broadband)、E-UTRA(Evolution-UTRA)、IEEE 802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDM等の無線技術を実現できる。UTRA及びE-UTRAは、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)の一部である。LTE及びより高度なLTE(例えば、LTE-A)は、E-UTRAを用いた新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3rd Generation Partnership Project、3GPP)とい名前の組織からの文献に記載されている。CDMA2000及びUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名前の組織からの文献に記載されている。本明細書に記載の技術は、上記のシステム及び無線技術に使用可能であるし、他のシステム及び無線技術にも使用可能である。
【0029】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施例を説明する。本開示の実施例によるサービングノード更新方法及び機器は、無線通信システムに適用可能である。図2を参照して、同図は、本開示の実施例による無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。図2に示すように、当該無線通信システムは、第一ネットワーク機器20、第二ネットワーク機器21、第三ネットワーク機器22及び端末機器を含んでもよく、例えば、端末機器は、UE(User Equipment)23と表記されてもよく、UE23は、第一ネットワーク機器20、第二ネットワーク機器21、第三ネットワーク機器22との通信(シグナリング伝送又はデータ伝送)が可能である。実際の応用において、上記各機器の間の接続は、無線接続であってもよいが、直感的に各機器の間の接続関係を示し易くするために、図2では、実線を用いて示している。説明すべきなのは、上記通信システムは、複数のUE23を含んでもよく、第一ネットワーク機器20、第二ネットワーク機器21、第三ネットワーク機器22は、複数のUE23との通信が可能である。
【0030】
本開示の実施例による端末機器は、携帯電話、タブレットPC、ノートPC、UMPC(Ultra-Mobile Personal Computer)、ネットブック、PDA(Personal Digital Assistant)、MID(Mobile Internet Device)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載機器等であってもよい。
【0031】
本開示の実施例による第一ネットワーク機器20、第二ネットワーク機器21、第三ネットワーク機器22は、基地局であってもよく、当該基地局は、一般的に使用される基地局であってもよいし、eNB(evolved node base station)であってもよく、更には、5Gシステム内のネットワーク機器(例えば、gNB(next generation node base station)やTRP(transmission and reception point))等の機器であってもよい。
【0032】
図3を参照して、本開示の実施例は、第一ノードに適用されるサービングノード更新方法を提供しており、当該第一ノードは、ソースノード又はMNであってもよく、当該方法の具体的なステップは、以下の通りである。
【0033】
ステップ301:ターゲットノードへ第一メッセージを送信する。
【0034】
そのうち、第一メッセージは、サービングノード更新要求メッセージと呼ばれてもよい。当該第一メッセージは、マルチ接続サービングノード更新方式によるサービングノードの更新を第一ノードが要求したことを示すか、或いは、従来サービングノード更新方式によるサービングノードの更新を第一ノードが要求したことを示すものである。
【0035】
ステップ302:当該ターゲットノードから、第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信する。
【0036】
そのうち、当該第二メッセージは、サービングノード更新応答メッセージと呼ばれてもよく、当該第二メッセージは、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否したことを示すか、或いは、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが受け入れたことを示すものであってもよい。理解できるように、本開示の実施例におけるマルチ接続シーンは、図6を参照して、デュアル接続シーンを含むが、これに限定されなく、または、図7図10に示すマルチ接続シーンであってもよいが、勿論、これにも限定されない。
【0037】
ステップ303:当該第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信し、当該第三メッセージは、当該端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである。
【0038】
理解できるように、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが受け入れた場合、端末機器へ第四メッセージを送信し、当該第四メッセージは、当該端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである。
【0039】
つまり、第一ノードが、マルチ接続サービングノード更新を当該ターゲットノードが拒否したことを示す第二メッセージをターゲットノードから受信すると、当該第一ノードは、端末機器へ、当該端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示する第三メッセージを送信する。第一ノードが、マルチ接続サービングノード更新を当該ターゲットノードが受け入れたことを示す第二メッセージをターゲットノードから受信すると、当該第一ノードは、端末機器へ、当該端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示する第四メッセージを送信する。説明すべきなのは、第三メッセージと第四メッセージとは、同じメッセージであってもよいし、異なるメッセージであってもよい。
【0040】
そのうち、当該第三メッセージ及び第四メッセージは、サービングノード更新命令と呼ばれてもよく、サービングノード更新命令は、RRC再設定(RRC Reconfiguration)シグナリングであってもよく、当該サービングノード更新命令には、サービングノードの更新に必要なセルリソース設定、即ちマルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定、又はlegacyサービングノード更新のためのセルリソース設定が含まれてもよい。
【0041】
本開示の実施例において、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、マルチ接続サービングノード更新方式から従来サービングノード更新方式に戻れることによって、サービングノードの変更を実現できることを保証して、端末機器がトラフィックのサービスニーズを満たす。
【0042】
説明すべきなのは、図3に示すサービングノード更新方法は、以下のシーン1~シーン5に適用可能である。
【0043】
シーン1:端末機器には、SCGが設定されていない。
【0044】
シーン1において、第一ノードはソースノードである。選択的に、ソースノードが、第一メッセージに応答するための第二メッセージをターゲットノードから受信した後に、当該ソースノードは、当該ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定(当該設定は、マルチ接続設定と呼ばれてもよい)を解放してもよい。説明すべきなのは、シーン1の詳しい流れについては、例1を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0045】
シーン2において、第一ノードはマスターノードである。選択的に、マスターノードが第一メッセージをターゲットノードへ送信する前に、マスターノードは、ソースノードから当該第一メッセージを受信してもよい。選択的に、マスターノードが、第一メッセージに応答するための第二メッセージをターゲットノードから受信した後に、当該マスターノードは、ソースノードに、予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要なマルチ接続設定を解放するように通知してもよい。説明すべきなのは、シーン2の詳しい流れについては、例2を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0046】
シーン2において、第一ノードはマスターノードである。選択的に、マスターノードが第一メッセージをターゲットノードへ送信する前に、マスターノードは、ソースノードから当該第一メッセージを受信してもよい。選択的に、マスターノードが、第一メッセージに応答するための第二メッセージをターゲットノードから受信した後に、当該ソースノードは、ソースノードに、予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要なマルチ接続設定を解放するように通知してもよい。説明すべきなのは、シーン2の詳しい流れについては、例2を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0047】
シーン3:端末機器には、SCGが設定されており、ソースノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定が、ソースノードより配信されるものである。
【0048】
シーン3において、第一ノードはソースノードである。選択的に、ソースノードは、マスターノードを介して、ターゲットノードへ第一メッセージを送信してもよい。当該ソースノードは、第一メッセージに応答するための第二メッセージであって、ターゲットノードからマスターノードへ送信された第二メッセージをマスターノードから受信してもよい。説明すべきなのは、シーン3の詳しい流れについては、例3を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0049】
シーン4:端末機器には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定が、マスターノードにより配信されるものである。
【0050】
シーン4において、第一ノードはマスターノードである。説明すべきなのは、シーン4の詳しい流れについては、例4を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0051】
シーン5:端末には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定が、ソースノードにより配信されるものである。
【0052】
シーン5において、第一ノードはマスターノードである。選択的に、マスターノードは、ソースノードを介して、端末機器へ第三メッセージを送信してもよい。説明すべきなのは、シーン5の詳しい流れについては、例5を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0053】
本開示の実施例において、選択的に、第二メッセージには、マルチ接続サービングノード更新を当該ターゲットノードが拒否したことを示す第一情報と、マルチ接続サービングノード更新を当該ターゲットノードが受け入れたことを示す第二情報とのうち、何れか1つが含まれてもよい。
【0054】
本開示の実施例において、選択的に、第二メッセージに第一情報が含まれる場合、当該第二メッセージには、従来サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示す第三情報と、マルチ接続サービングノード更新を当該ターゲットノードが拒否した原因を示す第四情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが含まれてもよい。
【0055】
本開示の実施例において、選択的に、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した原因には、ターゲットノードがマルチ接続サービングノード更新をサポートしないことと、前記ターゲットノードは利用可能な無線リソースがないこととのうち、何れか1つが含まれる。
【0056】
本開示の実施例において、選択的に、第二メッセージに第二情報が含まれる場合、当該第二メッセージには、マルチ接続サービングノード更新のためのセルリソース設定を示す第五情報と、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を示す第六情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが含まれてもよい。端末機器がマルチ接続サービングノード更新のためのセル設定(当該セル設定は、マルチ接続セル設定と呼ばれてもよい)を適用すると、当該端末機器は、ソースノード及びターゲットノードの両方と、同時にRRC接続を確立する。当該端末機器に対しては、当該ソースノードを解放する場合、改めて1つのセルリソース設定を適用する必要がある。
【0057】
本開示の実施例において、選択的に、マルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定には、ソースノードから送信されたセルリソース設定と、ターゲットノードによって設定されたセルリソース設定とのうち、1つ又は複数による組み合わせが含まれてもよい。
【0058】
本開示の実施例において、選択的に、第一メッセージには、以下の第七情報~第十三情報のうち、1つ又は複数が含まれてもよい。
【0059】
当該第七情報は、前記ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定(当該設定は、マルチ接続設定と呼ばれてもよい)を示すものである。
【0060】
当該第八情報は、当該第一メッセージの要求タイプを示すものであり、当該第一メッセージの要求タイプには、マルチ接続サービングノード更新要求と、従来サービングノード更新要求とのうち、何れか1つが含まれる。選択的に、当該第八情報は、1ビットの指示情報であってもよく、例えば、当該第八情報の値が「1」の場合、ソースノードから送信されたサービングノード更新要求がマルチ接続サービングノード更新要求であることを示し、当該第八情報の値が「0」の場合、ソースノードから送信されたサービングノード更新要求がlegacyサービングノード更新要求であることを示す。
【0061】
当該第九情報は、マルチ接続サービングノード更新方式が従来サービングノード更新方式に戻れることを示すか、或いは、マルチ接続サービングノード更新方式が従来サービングノード更新方式に戻られるのを希望しないことを示すものであり、選択的に、第九情報は、1ビットの指示情報であってもよく、例えば、第九情報の値が「1」の場合、デュアル接続サービングノード更新がlegacyサービングノード更新方式に戻られるのを希望しない(又は望まない)ことを示し、例えば、URLLC(Ultra Reliable &Low Latency Communication)サービスの場合、ソースノードは、ユーザプレーンデータが中断されないことを保証するために、マルチ接続に基づいてサービングノードを更新することを希望し、第九情報の値が「0」の場合、デュアル接続サービングノード更新がlegacyサービングノード更新方式に戻れることを示す。
【0062】
当該第十情報は、前記端末機器のアクセス層コンテキストを示すものである。
【0063】
当該第十一情報は、前記端末機器のアクセス層設定を示すものである。
【0064】
当該第十二情報は、前記端末機器から報告された測定結果を示すものである。
【0065】
当該第十三情報は、前記端末機器の能力を示すものである。
【0066】
本開示の実施例において、マルチ接続能力を持つ端末機器がサービングノードを更新する必要がある場合、ソースノードとターゲットノードとは、サービングノード更新方式についてネゴシエーションすることができる。具体的に、マルチ接続サービングノード更新方式からlegacyサービングノード更新方式へ戻れるか否かをソースノードは指示し、ターゲットノードがマルチ接続サービングノード更新をサポートしないか或いは拒否した場合、legacyサービングノード更新方式に戻れるとともに、マルチ接続サービングノード更新を拒否した原因も指示することによって、サービングノードの変更を実現できることを保証して、端末機器がトラフィックのサービスニーズを満たす。
【0067】
図4を参照して、本開示の実施例は、ターゲットノードに適用されるサービングノード更新方法を更に提供しており、当該方法の具体的なステップは、以下の通りである。
【0068】
ステップ401:第一ノードから第一メッセージを受信し、当該第一ノードは、ソースノード又はマスターノードである。
【0069】
そのうち、当該第一メッセージは、サービングノードの更新を要求することを示すものであり、例えば第一ノードは、第一メッセージを介して、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を要求するか、或いは、第一ノードは、第一メッセージを介して、マルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を要求する。
【0070】
ステップ402:第一ノードへ、当該第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信し、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、前記第一ノードに、端末機器へ第三メッセージを送信させ、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである。
【0071】
説明すべきなのは、図4に示すサービングノード更新方法は、以下のシーン1~シーン5に適用可能である。
【0072】
シーン1:端末機器には、SCGが設定されていない。
【0073】
シーン1において、第一ノードはソースノードである。説明すべきなのは、シーン1の詳しい流れについては、例1を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0074】
シーン2:端末機器には、SCGが設定されており、ソースノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がマスターノードにより配信されるものである。
【0075】
シーン2において、第一ノードはマスターノードである。選択的に、ターゲットノードは、マスターノードを介して、ソースノードから送信された第一メッセージを受信する。説明すべきなのは、シーン2の詳しい流れについては、例2を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0076】
シーン3:端末機器には、SCGが設定されており、ソースノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がソースノードより配信されるものである。
【0077】
シーン3において、第一ノードはソースノードである。選択的に、ターゲットノードは、マスターノードを介して、ソースノードから送信された第一メッセージを受信してもよく、並びに、ターゲットノードは、マスターノードを介して、第一メッセージに応答するための第二メッセージを第一ノードへ送信してもよい。説明すべきなのは、シーン3の詳しい流れについては、例3を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0078】
シーン4:端末機器には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がマスターノードにより配信されるものである。
【0079】
シーン4において、第一ノードはマスターノードである。説明すべきなのは、シーン4の詳しい流れについては、例4を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0080】
シーン5:端末には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がソースノードにより配信されるものである。
【0081】
シーン5において、第一ノードはマスターノードである。説明すべきなのは、シーン5の詳しい流れについては、例5を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0082】
説明すべきなのは、本開示の実施例における第一メッセージ及び第二メッセージの内容は、図3に示す実施例における第一メッセージ及び第二メッセージの内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0083】
本開示の実施例において、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、マルチ接続サービングノード更新方式から従来サービングノード更新方式に戻れることによって、サービングノードの変更を実現できることを保証して、端末機器がトラフィックのサービスニーズを満たす。
【0084】
図5を参照して、本開示の実施例は、端末機器に適用されるサービングノード更新方法を更に提供しており、当該方法の具体的なステップは、以下の通りである。
【0085】
ステップ501:マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、第一ノードから第三メッセージを受信し、第三メッセージは、端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものであり、当該第一ノードはソースノード又はマスターノードである。
【0086】
ステップ502:第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行う。
【0087】
本開示の実施例において、選択的に、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れた場合、第一ノードから第四メッセージを受信し、前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものであり、前記第四メッセージに従って、マルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行う。
【0088】
説明すべきなのは、第三メッセージと第四メッセージとは、同じメッセージであってもよいし、異なるメッセージであってもよい。
【0089】
説明すべきなのは、図5に示すサービングノード更新方法は、以下のシーン1~シーン5に適用可能である。
【0090】
説明すべきなのは、図4に示すサービングノード更新方法は、以下のシーン1~シーン5に適用可能である。
【0091】
シーン1:端末機器には、SCGが設定されていない。
【0092】
シーン1において第一ノードはソースノードである。説明すべきなのは、シーン1の詳しい流れについては、例1を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0093】
シーン2:端末機器は、SCGを設定しており、ソースノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がマスターノードにより配信されるものである。
【0094】
シーン2において、第一ノードはマスターノードである。説明すべきなのは、シーン2の詳しい流れについては、例2を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0095】
シーン3:端末機器には、SCGが設定されており、ソースノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がソースノードより配信されるものである。
【0096】
シーン3において、第一ノードはソースノードである。説明すべきなのは、シーン3の詳しい流れについては、例3を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0097】
シーン4:端末機器には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がマスターノードにより配信されるものである。
【0098】
シーン4において、第一ノードはマスターノードである。説明すべきなのは、シーン4の詳しい流れについては、例4を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0099】
シーン5:端末には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がソースノードにより配信されるものである。
【0100】
シーン5において、第一ノードはマスターノードである。説明すべきなのは、シーン5の詳しい流れについては、例5を参照することができ、ここで繰り返して説明しない。
【0101】
本開示の実施例において、選択的に、第四メッセージには、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を示す第十四情報と、マルチ接続サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示す第十五情報とが含まれてもよく、端末機器は、当該第十四情報を保存し、当該第十五情報に従って、ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始する。
【0102】
本開示の実施例において、選択的に、第十五情報に従って、前記ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始した後に、ソースノードとの間のRRC接続を切断して、前記第十四情報に従って、該当する処理、例えばソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を適用する処理を行う。
【0103】
本開示の実施例において、選択的に、当該第三メッセージには、従来サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示す第十六情報が含まれてもよく、ステップ502において、端末機器は、ソースノードとの間のRRC接続を切断し、当該第十六情報に従って、当該ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始する。
【0104】
本開示の実施例において、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、マルチ接続サービングノード更新方式から従来サービングノード更新方式に戻れることによって、サービングノードの変更を実現できることを保証して、端末機器がトラフィックのサービスニーズを満たす。
【0105】
例1:端末機器には、SCGが設定されていない。
【0106】
図6を参照して、本開示の実施例は、サービングノード更新手順を提供しており、当該手順の具体的なステップは、以下の通りである。
【0107】
ステップ601:ソースノードは、ターゲットノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0108】
そのうち、ソースノードはソースサービングノードと呼ばれてもよく、ターゲットノードはターゲットサービングノードと呼ばれてもよく、サービングノード更新要求メッセージは第一メッセージと呼ばれてもよい。
【0109】
理解できるように、本例に係るデュアル接続のサービングノード更新手順では、ステップ601におけるサービングノード更新要求メッセージが、ハンドオーバー要求(HO Request)メッセージに相当する。同様に理解できるように、本例におけるマルチ接続は、デュアル接続と捉えてもよい。
【0110】
選択的に、サービングノード更新要求メッセージに含まれる内容は、以下の第七情報~第十三情報のうち、1つ又は複数による組み合わせであってもよい。
【0111】
(1)第七情報は、ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要なマルチ接続設定を示すのもであり、例えば、第七情報は、デュアル接続設定に必要なMCG設定情報(MCG configuration of DC configuration)であってもよい。
【0112】
(2)第八情報は、サービングノード更新要求のタイプを示すものであり、選択的に、当該第八情報は、1ビットの指示情報であってもよく、例えば、当該第八情報の値が「1」の場合、ソースノードから送信されたサービングノード更新要求がマルチ接続サービングノード更新要求であることを示し、当該第八情報の値が「0」の場合、ソースノードから送信されたサービングノード更新要求がlegacyサービングノード更新要求であることを示す。
【0113】
(3)第九情報は、マルチ接続サービングノード更新からlegacyサービングノード更新方式へ戻れるか否かを示すものである。選択的に、第九情報は、1ビットの指示情報であってもよく、例えば、第九情報の値が「1」の場合、デュアル接続サービングノード更新がlegacyサービングノード更新方式に戻られるのを希望しない(又は望まない)ことを示し、例えば、超信頼性及び低待機時間通信(URLLC)サービスの場合、ソースノードは、ユーザプレーンデータが中断されないことを保証するために、マルチ接続に基づいてサービングノードを更新することを希望し、第九情報の値が「0」の場合、デュアル接続サービングノード更新がlegacyサービングノード更新方式に戻れることを示す。
【0114】
(4)第十情報は、UEアクセス層コンテキスト(UE AS context)を示すものである。
【0115】
(5)第十一情報は、UEアクセス層設定情報(UE AS configuration)を示すものである。
【0116】
(6)第十二情報は、UEから報告された測定結果を示すものである。
【0117】
(7)第十三情報は、UEの能力を示すものである。
【0118】
ステップ602:ターゲットノードは、サービングノード更新応答(SN change Response)メッセージをソースノードに送信する。
【0119】
そのうち、サービングノード更新応答メッセージは、第二メッセージと呼ばれてもよい。
【0120】
選択的に、サービングノード更新応答に含まれる内容は、以下の第一情報~第二情報のうち、何れか1つであってもよい。
【0121】
第一情報は、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否したことを示すものである。
【0122】
第二情報は、デュアル接続サービングノード更新をターゲットノードが受け入れた(又は同意した)ことを示すものである。
【0123】
そのうち、選択的に、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、サービングノード更新応答には、以下の第三情報、第四情報が更に含まれてもよい。
【0124】
第三情報は、legacyサービングノード更新のためのセルリソース設定を示すものである。
【0125】
第四情報は、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した原因を示すものである。
【0126】
そのうち、選択的に、デュアル接続サービングノード更新を拒否した原因には、
ターゲットノードがデュアル接続サービングノード更新をサポートしないことと、
ターゲットノードは利用可能な無線リソースがないこととのうち、何れか1つが含まれてもよいが、これに限定されない。
【0127】
そのうち、選択的に、デュアル接続サービングノード更新をターゲットノードが受け入れた場合、サービングノード更新応答には、以下の第五情報、第六情報が更に含まれてもよい。
【0128】
第五情報は、マルチ接続サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示すものであり、それに含まれる内容として、ソースノードから送信された設定情報(例えば、デュアル接続に必要なMCG設定情報)、及びターゲットノードによって設定された設定情報(例えば、デュアル接続設定に必要なSCG設定情報)があり得る。
【0129】
第六情報は、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を示すものである。
【0130】
ステップ603:ソースノードは、ターゲットノードから送信されたサービングノード更新応答を受信し、端末機器にサービングノード更新命令を配信する。
【0131】
そのうち、サービングノード更新命令は、RRC再設定(RRC Reconfiguration)シグナリングであってもよく、当該サービングノード更新命令には、サービングノードの更新に必要なセルリソース設定、即ちマルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定、又はlegacyサービングノード更新のためのセルリソース設定が含まれてもよい。
【0132】
選択的に、ソースノードには、ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定、例えば、デュアル接続設定に必要なMCG設定を解放するという行動が更に含まれ得る。
【0133】
サービングノード更新命令にマルチ接続サービングノード更新のためのリソース設定が含まれていれば、端末機器の行動には、マルチ接続サービングノード更新命令に付帯されている、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を記憶し、マルチ接続サービングノード更新命令に付帯されているマルチ接続リソース設定を適用して、ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始する行動が含まれてもよい。
【0134】
サービングノード更新命令にマルチ接続サービングノード更新のためのリソース設定が含まれていれば、端末機器の行動には、マルチ接続サービス更新命令に付帯されている、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を記憶し、マルチ接続サービングノード更新命令に付帯されているマルチ接続リソース設定を適用して、ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始する行動が含まれてもよい。
【0135】
サービングノード更新命令にlegacyサービングノード更新のためのリソース設定が含まれていれば、端末機器の行動には、ソースノードとの間のRRC接続を切断して、サービングノード更新命令により指示されたセルリソース設定を適用して、ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始する行動が含まれてもよい。
【0136】
選択的に、端末機器がマルチ接続サービングノード更新を採用していれば、当該端末機器がマルチ接続サービングノード更新命令内のマルチ接続リソース設定を実行した後に、当該方法は、ステップ605を更に含んでもよい。
【0137】
ステップ605:ソースノードとの間のRRC接続を切断するか、或いは、マルチ接続サービングノード更新命令に付帯されている、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を適用する。
【0138】
例2:端末機器には、SCGが設定されており、ソースノード(SN)によって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がマスターノード(MN)により配信されるものである。
【0139】
図7を参照して、本開示の実施例は、ソースノードによって開始されるサービングノード更新について、そのための設定がマスターノードにより配信される場合の手順を提供しており、当該手順の具体的なステップは、以下の通りである。
【0140】
ステップ701:ソースノードは、マスターノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0141】
そのうち、サービングノード更新要求メッセージは、第一メッセージと呼ばれてもよい。
【0142】
理解できるように、本例では、当該サービングノード更新要求メッセージがSN変更(SN change)要求メッセージに相当する。
【0143】
そのうち、サービングノード更新要求メッセージに含まれる内容は、図6に示すステップ601におけるサービングノード更新要求メッセージに含まれる内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0144】
ステップ702:マスターノードは、ターゲットノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0145】
ステップ703:ターゲットノードは、サービングノード更新応答メッセージをマスターノードに送信する。
【0146】
理解できるように、ステップ703の内容は、図6に示すステップ602の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0147】
ステップ704:マスターノードは、ターゲットノードから送信されたサービングノード更新命令を受信し、端末機器にサービングノード更新命令を配信する。
【0148】
そのうち、サービングノード更新命令は、RRC再設定(RRC Reconfiguration)シグナリングであってもよく、当該サービングノード更新命令には、サービングノードの更新に必要なセルリソース設定、即ちマルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定、又はlegacyサービングノード更新のためのセルリソース設定が含まれてもよい。
【0149】
選択的に、マスターノードは、ソースノードに、予約された設定であって、マルチ接続サービングノード更新のための必要な設定を解放するように指示する。
【0150】
理解できるように、ステップ705~706の内容は、図6に示すステップ604及びステップ605の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0151】
例3:端末機器には、SCGが設定されており、ソースノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がソースノードより配信されるものである。
【0152】
図8を参照して、本開示の実施例は、ソースノードによって開始されるサービングノード更新について、そのための設定がソースノードより配信される場合の手順を提供しており、当該手順の具体的なステップは、以下の通りである。
【0153】
ステップ801:ソースノードは、マスターノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0154】
理解できるように、本例では、サービングノード更新要求メッセージがSN変更(SN change)要求メッセージに相当する。
【0155】
そのうち、サービングノード更新要求メッセージに含まれる内容は、図6に示すステップ601におけるサービングノード更新要求メッセージに含まれる内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0156】
ステップ802:マスターノードは、ターゲットノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0157】
ステップ803:ターゲットノードは、サービングノード更新応答メッセージをマスターノードに送信する。
【0158】
理解できるように、ステップ803の内容は、図6に示すステップ602の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0159】
ステップ804:マスターノードは、サービングノード更新命令をソースノードに送信する。
【0160】
そのうち、サービングノード更新命令は、RRC再設定(RRC Reconfiguration)シグナリングであってもよく、当該サービングノード更新命令には、サービングノードの更新に必要なセルリソース設定、即ちマルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定、又はlegacyサービングノード更新のためのセルリソース設定が含まれてもよい。
【0161】
ステップ805:ソースノードは、端末機器にサービングノード更新命令を配信する。
【0162】
理解できるように、ステップ805の具体的な内容は、図6に示すステップ603の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0163】
理解できるように、ステップ806~807の内容は、図6に示すステップ604及びステップ605の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0164】
例4:端末機器には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がマスターノードにより配信されるものである。
【0165】
図9を参照して、本開示の実施例は、マスターノードによって開始されるサービングノード更新について、そのための設定がマスターノードにより配信される場合の手順を提供しており、当該手順の具体的なステップは、以下の通りである。
【0166】
ステップ901:マスターノードは、ターゲットノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0167】
理解できるように、本例では、サービングノード更新要求メッセージがSN変更(SN change)要求メッセージに相当する。
【0168】
そのうち、サービングノード更新要求に含まれる内容は、図6に示すステップ601におけるサービングノード更新要求に含まれる内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0169】
ステップ902:ターゲットノードは、マスターノードへサービングノード更新応答を送信する。
【0170】
理解できるように、ステップ902の内容は、図6に示すステップ602の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0171】
ステップ903:マスターノードは、サービングノード更新命令を端末機器に配信する。
【0172】
そのうち、サービングノード更新命令は、RRC再設定(RRC Reconfiguration)シグナリングであってもよく、当該サービングノード更新命令には、サービングノードの更新に必要なセルリソース設定、即ちマルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定、又はlegacyサービングノード更新のためのセルリソース設定が含まれてもよい。
【0173】
理解できるように、ステップ904~905の内容は、図6に示すステップ604及びステップ605の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0174】
例5:端末機器には、SCGが設定されており、マスターノードによって開始されるサービングノード更新については、そのための設定がソースノードにより配信されるものである。
【0175】
図10を参照して、本開示の実施例は、マスターノードによって開始されるサービングノード更新について、そのための設定がソースノードにより配信される場合手順を提供しており、当該手順の具体的なステップは、以下の通りである。
【0176】
ステップ1001:マスターノードは、ターゲットノードへサービングノード更新要求メッセージを送信する。
【0177】
理解できるように、本例では、サービングノード更新要求メッセージがSN変更(SN change)要求メッセージに相当する。
【0178】
そのうち、サービングノード更新要求に含まれる内容は、図6に示すステップ601におけるサービングノード更新要求に含まれる内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0179】
ステップ1002:ターゲットノードは、マスターノードへサービングノード更新応答を送信する。
【0180】
理解できるように、ステップ1002の内容は、図6に示すステップ602の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0181】
ステップ1003:マスターノードは、サービングノード更新命令をソースノードに送信する。
【0182】
そのうち、サービングノード更新命令は、RRC再設定(RRC Reconfiguration)シグナリングであってもよく、当該サービングノード更新命令には、サービングノードの更新に必要なセルリソース設定、即ちマルチ接続サービングノード更新のためのマルチ接続セルリソース設定、又はlegacyサービングノード更新のためのセルリソース設定が含まれてもよい。
【0183】
ステップ1004:ソースノードは、サービングノード更新命令を受信して端末機器に配信する。
【0184】
ステップ理解できるように、ステップ1005~1006の内容は、図6に示すステップ604及びステップ605の内容と同じであり、ここで繰り返して説明しない。
【0185】
本開示の実施例には、第一ノードが更に提供されているが、第一ノードが課題を解決する原理は、本開示の実施例におけるサービングノード更新方法と似ているため、当該第一ノードの実施については、方法の実施を参照することができ、重複部分を繰り返して説明しない。
【0186】
図11を参照して、本開示の実施例は、ソースノード又はマスターノードである第一ノードを更に提供しており、当該第一ノード1100は、
ターゲットノードへ第一メッセージを送信するための第一送信モジュール1101と、
前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信するための第一受信モジュール1102と、
前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するための第二送信モジュール1103とを含む。
【0187】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二送信モジュール1103は、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新要求を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す場合、端末機器へ第四メッセージを送信することであって、前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するためにさらに用いられる。
【0188】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードはソースノードであり、前記第一ノードは、
前記ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定を解放するための第一解放モジュールを更に含む。
【0189】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードは、
ソースノードから前記第一メッセージを受信するための第二受信モジュールを更に含む。
【0190】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードは、
前記ソースノードに、予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定を解放するように通知するための第三送信モジュールを更に含む。
【0191】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードはソースノードであり、前記第一送信モジュールは、マスターノードを介して、前記ターゲットノードへ第一メッセージを送信することに更に用いられ、
前記第一受信モジュールは、前記マスターノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信することであって、前記第二メッセージは、前記ターゲットノードから前記マスターノードへ送信されたものである、受信するために更に用いられる。
【0192】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードはマスターノードであり、前記第二送信モジュールは、ソースノードを介して、前記端末機器へ第三メッセージを送信することに更に用いられる。
【0193】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二メッセージには、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す第一情報と、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す第二情報とのうち、何れか1つが含まれる。
【0194】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二メッセージに第一情報が含まれる場合、前記第二メッセージには、
従来サービングノード更新のためのセルリソース設定を示す第三情報と、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否した原因を示す第四情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが更に含まれる。
【0195】
本開示の実施例において、選択的に、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否した原因には、
前記ターゲットノードがマルチ接続サービングノード更新をサポートしないことと、
前記ターゲットノードは利用可能な無線リソースがないこととのうち、何れか1つが含まれる。
【0196】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二メッセージに第二情報が含まれる場合、前記第二メッセージには、
マルチ接続サービングノード更新のためのセルリソース設定を示す第五情報と、
ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を示す第六情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが更に含まれる。
【0197】
本開示の実施例において、選択的に、前記マルチ接続サービングノード更新のためのセルリソース設定には、
ソースノードから送信されたセルリソース設定と、
ターゲットノードによって設定されたセルリソース設定とのうち、1つ又は複数による組み合わせが含まれる。
【0198】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一メッセージには、
前記ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新に必要な設定を示す第七情報と、
前記第一メッセージの要求タイプであって、マルチ接続サービングノード更新要求と従来サービングノード更新要求とのうち、何れか1つが含まれる要求タイプを示す第八情報と、
マルチ接続サービングノード更新方式が従来サービングノード更新方式に戻れることを示すか、或いは、マルチ接続サービングノード更新方式が従来サービングノード更新方式に戻られるのを希望しないことを示す第九情報と、
前記端末機器のアクセス層コンテキストを示す第十情報と、
前記端末機器のアクセス層設定を示す第十一情報と、
前記端末機器から報告された測定結果を示す第十二情報と、
前記端末機器の能力を示す第十三情報とのうち、1つ又は複数が含まれる。
【0199】
本開示の実施例による第一ノードは、上記の方法実施例を実行できるが、その実現原理及び技術的効果が似ており、本実施例においては、ここで繰り返して説明しない。
【0200】
本開示の実施例には、ターゲットノードが更に提供されているが、ターゲットノードが課題を解決する原理は、本開示の実施例におけるサービングノード更新方法と似ているため、当該ターゲットノードの実施については、方法の実施を参照することができ、重複部分を繰り返して説明しない。
【0201】
図12を参照して、本開示の実施例は、ターゲットノードを更に提供しており、当該ターゲットノード1200は、
第一ノードから第一メッセージを受信することであって、前記第一ノードは、ソースノード又はマスターノードである、受信するための第三受信モジュール1201と、
前記第一ノードへ、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信することであって、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、前記第一ノードに、端末機器へ第三メッセージを送信させ、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するための第四送信モジュール1202とを含む。
【0202】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードはマスターノードであり、前記第三受信モジュールは、前記マスターノードを介して、ソースノードから送信された前記第一メッセージを受信することに更に用いられる。
【0203】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一ノードはソースノードであり、前記第三受信モジュールは、マスターノードを介して、前記ソースノードから送信された前記第一メッセージを受信することに更に用いられ、
前記第四送信モジュールは、前記マスターノードを介して、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを前記第一ノードへ送信することに更に用いられる。
【0204】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二メッセージには、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す第一情報と、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れたことを示す第二情報とのうち、何れか1つが含まれる。
【0205】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二メッセージに第一情報が含まれる場合、前記第二メッセージには、
従来サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示す第三情報と、
マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否した原因を示す第四情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが更に含まれる。
【0206】
本開示の実施例において、選択的に、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否した原因には、
前記ターゲットノードがマルチ接続サービングノード更新をサポートしないことと、
前記ターゲットノードは利用可能な無線リソースがないこととのうち、何れか1つが含まれる。
【0207】
本開示の実施例において、選択的に、前記第二メッセージに第二情報が含まれる場合、前記第二メッセージには、
マルチ接続サービングノード更新のためのセルリソース設定を示す第五情報と、
ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を示す第六情報とのうち、1つ又は複数による組み合わせが更に含まれる。
【0208】
本開示の実施例において、選択的に、前記マルチ接続サービングノード更新方式のためのセルリソース設定には、
ソースノードから送信されたマルチ接続セルリソース設定と、
ターゲットノードによって設定されたマルチ接続セルリソース設定とのうち、1つ又は複数による組み合わせが含まれる。
【0209】
本開示の実施例において、選択的に、前記第一メッセージには、
前記ソースノードによって予約されたマルチ接続サービングノード更新方式に必要な設定を示す第七情報と、
前記第一メッセージの要求タイプであって、マルチ接続サービングノード更新要求と従来サービングノード更新要求とのうち、何れか1つが含まれる要求タイプを示す第八情報と、
マルチ接続サービングノード更新方式が従来サービングノード更新方式に戻れることを示すか、或いは、マルチ接続サービングノード更新方式が従来サービングノード更新方式に戻られるのを希望しないことを示す第九情報と、
前記端末機器のアクセス層コンテキストを示す第十情報と、
前記端末機器のアクセス層設定を示す第十一情報と、
前記端末機器から報告された測定結果を示す第十二情報と、
前記端末機器の能力を示す第十三情報とのうち、1つ又は複数が含まれる。
【0210】
本開示の実施例によるターゲットノードは、上記の方法実施例を実行できるが、その実現原理及び技術的効果が似ており、本実施例においては、ここで繰り返して説明しない。
【0211】
本開示の実施例には、端末機器が更に提供されているが、端末機器が課題を解決する原理は、本開示の実施例におけるサービングノード更新方法と似ているため、当該端末機器の実施については、方法の実施を参照することができ、重複部分を繰り返して説明しない。
【0212】
図13を参照して、本開示の実施例は、端末機器を提供しており、当該端末機器1300は、
マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、第一ノードから第三メッセージを受信することであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、受信するための第四受信モジュール1301と、
前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うための処理モジュール1302とを含む。
【0213】
本開示の実施例において、選択的に、前記第四受信モジュール1301は、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが受け入れた場合、第一ノードから第四メッセージを受信することであって、前記第四メッセージは、前記端末機器にマルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するものである、受信することに更に用いられる。
処理モジュール1302は、前記第四メッセージに従って、マルチ接続サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うことに更に用いられる。
【0214】
本開示の実施例において、選択的に、前記第四メッセージには、ソースノードが解放された後のためのセルリソース設定を示す第十四情報と、マルチ接続サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示す第十五情報とが含まれ、
前記処理モジュールは、前記第十四情報を保存し、前記第十五情報に従って、前記ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始することに更に用いられる。
【0215】
本開示の実施例において、選択的に、前記処理モジュールは、ソースノードとの間のRRC接続を切断し、前記第十四情報に従って、該当する処理を行うことに更に用いられる。
【0216】
本開示の実施例において、選択的に、前記第三メッセージには、従来サービングノード更新方式のためのセルリソース設定を示す第十六情報が含まれ、
前記処理モジュールは、ソースノードとの間のRRC接続を切断し、前記第十六情報に従って、前記ターゲットノードへのランダムアクセス手順を開始することに更に用いられる。
【0217】
本開示の実施例による端末機器は、上記の方法実施例を実行できるが、その実現原理及び技術的効果が似ており、本実施例においては、ここで繰り返して説明しない。
【0218】
図14を参照して、図14は、本開示の実施例に適用されるネットワーク機器の構造図であり、図14に示すように、ネットワーク機器1400は、プロセッサ1401、送受信機1402、メモリ1403及びバスインターフェースを含む。
【0219】
本開示の一実施例において、ネットワーク機器1400は、メモリ1403に記憶されてプロセッサ1401上で実行可能なコンピュータプログラムを更に含み、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行されると、ターゲットノードへ第一メッセージを送信するステップと、前記ターゲットノードから、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを受信するステップと、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、端末機器へ第三メッセージを送信するステップであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するステップとが実現される。
【0220】
本開示の別の一実施例において、ネットワーク機器1400は、メモリ1403に記憶されてプロセッサ1401上で実行可能なコンピュータプログラムを更に含み、コンピュータプログラムがプロセッサ1401によって実行されると、ソースノード又はマスターノードである第一ノードから第一メッセージを受信するステップと、前記第一ノードへ、前記第一メッセージに応答するための第二メッセージを送信するステップであって、前記第二メッセージが、マルチ接続サービングノード更新を前記ターゲットノードが拒否したことを示す場合、前記第一ノードに、端末機器へ第三メッセージを送信させ、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである、送信するステップとが実現される。
【0221】
図14において、バスアーキテクチャは、任意数の相互接続されたバス及びブリッジを含んでもよく、具体的には、プロセッサ1401をはじめとした1つ又は複数のプロセッサと、メモリ1403をはじめとしたメモリとの各種回路が繋げられている。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧レギュレータや電力管理回路等の様々な他の回路を互いに繋げることも可能であるが、これらは、当分野において公知されているため、本明細書において、さらなる説明をしない。バスインターフェースは、インターフェースを提供するものである。送受信機1402は、複数の素子、即ち送信機及び受信機を含んでもよく、伝送媒体にて様々な他の装置と通信するためのユニットを提供するものである。
【0222】
プロセッサ1401は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担っており、メモリ1403は、プロセッサ1401による操作を実行する時に用いられるデータを記憶可能である。
【0223】
本開示の実施例によるネットワーク機器は、上記の方法実施例を実行できるが、その実現原理及び技術的効果が似ており、本実施例においては、ここで繰り返して説明しない。
【0224】
図15に示すように、図15に示す端末機器1500は、少なくとも1つのプロセッサ1501と、メモリ1502と、少なくとも1つのネットワークインターフェース1504と、ユーザインターフェース1503とを含む。ユーザ機器1500内の各コンポーネントは、バスシステム1505を介して結合されている。理解できるように、バスシステム1505は、これらのコンポーネントの間の接続通信を実現するために用いられる。バスシステム1505は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むが、説明を明確にするために、図15では、各種のバスを全てバスシステム1505として示している。
【0225】
そのうち、ユーザインターフェース1503は、ディスプレイ、キーボード又はポインティング機器(例えば、マウス、トラックボール(trackball)、タッチパネル又はタッチスクリーン等)を含んでもよい。
【0226】
理解できるように、本開示の実施例におけるメモリ1502は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよく、或いは、揮発性と不揮発性メモリとの両方を含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、ROM(Read-Only Memory)、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、EEPROM(Electrically EPROM)、又は、フラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、RAM(Random Access Memory)であってもよく、外部高速キャッシュとして用いられる。例示的に説明すると、例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、SDRAM(Synchronous DRAM)、DDRSDRAM(Double Data rate SDRAM)、ESDRAM(Enhanced SDRAM)、SLDRAM(Synchlink DRAM)及びDRRAM(Direct Rambus RAM)のような様々なRAMが利用可能であるが、これらに限定されない。本開示の実施例に記載のシステム及び方法におけるメモリ1502は、これら及び任意の他の適合タイプのメモリを含むが、限定されるものではない。
【0227】
いくつかの実施形態において、メモリ1502は、以下の元素を記憶しており、即ち、オペレーティングシステム15021、及びアプリケーションプログラム15022の実行可能なモジュール又はデータ構造、或いは、それらのサブセット又は拡張セット。
【0228】
本開示の一実施例において、メモリ1502に保存されたプログラム又はコマンド、具体的に、例えばアプリケーションプログラム15022に保存されたプログラム又はコマンドを呼び出して実行すると、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、第一ノードから第三メッセージを受信するステップであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである受信するステップと、前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うステップとが実現される。
【0229】
本開示の一実施例において、メモリ1402に保存されたプログラム又はコマンド、具体的に、例えばアプリケーションプログラム15022に保存されたプログラム又はコマンドを呼び出して実行すると、マルチ接続サービングノード更新をターゲットノードが拒否した場合、第一ノードから第三メッセージを受信するステップであって、前記第三メッセージは、前記端末機器に従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うように指示するためのものである受信するステップと、前記第三メッセージに従って、従来サービングノード更新方式でサービングノードの更新を行うステップとが実現される。
【0230】
本開示の実施例によるユーザ機器は、上記の方法実施例を実行できるが、その実現原理及び技術的効果が似ており、本実施例においては、ここで繰り返して説明しない。
【0231】
本開示の開示内容と関連付けて記載した方法またはアルゴリズムのステップは、ハードウェアの方式で実現されてもよく、プロセッサでソフトウェアコマンドを実行する方式で実現されてもよい。ソフトウェアコマンドは、対応するソフトウェアモジュールで構成される。ソフトウェアモジュールは、RAM、フラッシュメモリ、ROM、EPROM、EEPROM、レジスタ、ハードディスク、移動ハードディスク、読み取り専用光ディスクや本分野で周知されているあらゆる形式の記憶媒体に格納されてもよい。例示的な記憶媒体は、プロセッサに結合される。よって、プロセッサは、当該記憶媒体から情報を読み取り、かつ当該記憶媒体に情報を書き込むことができる。勿論、記憶媒体は、プロセッサの構成部分であってもよい。プロセッサと記憶媒体は、ASICに位置してもよい。また、当該ASICは、コアネットワークインタフェース機器に位置してもよい。勿論、プロセッサと記憶媒体は、ディスクリートコンポネントとしてコアネットワークインタフェース機器に位置してもよい。
【0232】
当業者であれば、上記の1つまたは複数の例において、本開示に記載の機能がハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはそれらの任意の組み合わせによって実現可能であることは、意識可能である。ソフトウェアで実現される場合、これらの機能をコンピュータ読取可能な媒体に記憶するか、或いは、コンピュータ読取可能な媒体の1つまたは複数のコマンドまたはコードとして伝送される。コンピュータ読取可能な媒体は、コンピュータ記憶媒体と通信媒体を含む。通信媒体は、1つの場所から別の場所へコンピュータプログラムを伝送し易いあらゆる媒体を含む。記憶媒体は、汎用または特殊用途向けのコンピュータによってアクセスできるあらゆる利用可能な媒体である。
【0233】
以上に記載した具体的な実施形態によって、本開示の目的、技術案および効果をさらなる詳細な説明をしたが、以上の記載は、本開示の具体的な実施形態に過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではない。本開示の技術案を基に為したあらゆる修正、均等置換および改良などは、すべて本開示の保護範囲に含まれるべきである。
【0234】
当業者であれば、本開示の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供され得ると理解できる。従って、本開示の実施例は、完全にハードウェアの実施例、完全にソフトウェアの実施例、又はソフトウェアとハードウェアを組み合わせた実施例の形態を取り得る。しかも、本開示の実施例は、コンピュータ利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータ利用可能な記憶媒体(磁気ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、それらに限定されない)で実施されるコンピュータプログラム製品の形態を取り得る。
【0235】
本開示の実施例は、本開示の実施例による方法、機器(システム)及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照にして記載されている。フローチャート及び/又はブロック図における各フロー及び/又はブロック、及びフローチャート及び/又はブロック図におけるフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラムコマンドにより実現され得ると理解されるべきである。これらのコンピュータプログラムコマンドを汎用コンピュータ、専用コンピュータ、嵌め込み式プロセッサ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサに提供して1つの機器を形成し、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスのプロセッサにより実行されるコマンドにより、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するための装置を形成する。
【0236】
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスを特定の方式で動作させることを導けるコンピュータ読み出し可能なメモリに格納されてもよく、当該コンピュータ読み出し可能なメモリに格納されるコマンドにより、コマンド装置を含む製品を形成する。当該コマンド装置は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現する。
【0237】
これらのコンピュータプログラムコマンドは、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスにロードされてもよく、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで一連の操作ステップを実行するようにして、コンピュータで実現される処理を形成することで、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理デバイスで実行されるコマンドにより、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定される機能を実現するためのステップを提供する。
【0238】
明らかなことに、当業者であれば、本開示の精神と範囲を逸脱せずに、本開示の実施例に対して様々な修正や変形をすることができる。本開示の実施例のこれらの修正や変形も、本開示の特許請求の範囲およびその同等技術の範囲に属するのであれば、本開示には、これらの修正や変形も含むこととする。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15