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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-20
(45)【発行日】2022-07-28
(54)【発明の名称】光学部材駆動装置
(51)【国際特許分類】
   G02B 7/02 20210101AFI20220721BHJP
   G02B 7/04 20210101ALI20220721BHJP
   G02B 7/10 20210101ALI20220721BHJP
   G03B 9/10 20210101ALI20220721BHJP
   G03B 11/04 20210101ALI20220721BHJP
   G03B 17/04 20210101ALI20220721BHJP
【FI】
G02B7/02 H
G02B7/04 D
G02B7/04 E
G02B7/10 E
G03B9/10 A
G03B11/04 B
G03B17/04
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2018162389
(22)【出願日】2018-08-31
(65)【公開番号】P2020034798
(43)【公開日】2020-03-05
【審査請求日】2021-07-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000001225
【氏名又は名称】日本電産コパル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000626
【氏名又は名称】弁理士法人英知国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】田中 康夫
【審査官】登丸 久寿
(56)【参考文献】
【文献】特開2009-162816(JP,A)
【文献】特開2002-229098(JP,A)
【文献】特開昭63-239430(JP,A)
【文献】実開昭64-049826(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02B 7/02
G02B 7/04
G02B 7/10
G03B 9/10
G03B 11/04
G03B 17/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
開口を有するベース部材と、
前記開口を通った光が入射し前記ベース部材に光軸方向に沿って移動自在にガイドされるレンズユニットと、
前記ベース部材に光軸と交差する方向にスライド自在にガイドされ、前記開口に対して進入又は退避する羽根部材を軸支するスライド部材と、
前記スライド部材を光軸と交差する方向にスライドさせるアクチュエータとを備え、
前記ベース部材は、前記スライド部材の第1段階のスライドで前記羽根部材を前記開口から退避させる羽根部材動作カム部を備え、
前記スライド部材は、前記第1段階のスライドでは前記レンズユニットを動作させず、前記第1段階のスライドに続く前記スライド部材の第2段階のスライドで前記レンズユニットを光軸方向に沿って動作させるレンズユニット動作カム部を備えることを特徴とする光学部材駆動装置。
【請求項2】
開口を有するベース部材と、
前記開口に対して進入又は退避するように動作する羽根部材と、
前記開口を通った光が入射し前記ベース部材に対して光軸方向に沿って動作するレンズユニットと、
前記ベース部材に対して光軸と交差する方向にスライドするスライド部材とを備え、
前記ベース部材又は前記スライド部材の一方は、前記羽根部材のカムピンと当接し、少なくとも一部が光軸と交差する方向に延びる羽根部材動作カム部を備え、
前記スライド部材は、前記レンズユニットのカムピンと当接するレンズユニット動作カム部を備え、
前記ベース部材は、前記レンズユニットのカムピンと当接して光軸方向に延びるガイド部を備えることを特徴とする光学部材駆動装置。
【請求項3】
前記羽根部材動作カム部は、前記スライド部材のスライド方向と交差するカム面を備えると共に、前記スライド部材のスライド方向と同方向のカム面を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の光学部材駆動装置。
【請求項4】
前記レンズユニット動作カム部は、前記スライド部材のスライド方向と同方向のカム面を備えると共に、前記スライド部材のスライド方向と交差するカム面を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれか1項記載の光学部材駆動装置。
【請求項5】
前記ベース部材は、
前記開口を有する正面板部と、該正面板部に直交する一対の側面板部を備え、
前記正面板部に前記羽根部材動作カム部が設けられ、
前記スライド部材は、
前記正面板部と対向して配置される正面部と、前記正面部に直交する一対の側面部を備え、
前記側面部に前記レンズユニット動作カム部が設けられていることを特徴とする請求項1~4のいずれか1項に記載の光学部材駆動装置。
【請求項6】
前記レンズユニットは、前記開口から一部が突出するように、光軸方向に沿って動作することを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の光学部材駆動装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラなどの光学機器に用いられる光学部材を駆動する光学部材駆動装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
カメラなどの光学機器は、アクチュエータによって駆動される光学部材を複数備えている。光学部材の一例はレンズユニットであり、レンズユニットは、視野確保やフォーカシング等の目的で通常光軸方向に沿って駆動される。また、光学部品の他の例は、羽根部材(シャッタ羽根やバリア羽根など)であり、これは、通常レンズユニットの光軸に対して直交する方向に駆動される。
【0003】
レンズユニットや羽根部材の駆動には、アクチュエータ(駆動モータなど)が用いられ、アクチュエータの回転などをレンズユニットや羽根部材の動作に変換する伝動機構(カム機構など)が用いられている(下記特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2007-34070号公報
【文献】特開2009-271098号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
レンズユニットの駆動と羽根部材の駆動は、前述したように動作方向が異なるので、通常は、それぞれ別のアクチュエータを用いて駆動されている。このため、光学機器の内部に複数のアクチュエータを配備するためのスペースを確保することが必要になり、これが光学機器の小型化・軽量化の妨げになっている。
【0006】
このような問題に対処するために、レンズユニットと羽根部材を一つのアクチュエータで駆動する駆動装置が検討されている。このような駆動装置は、羽根部材の退避動作を行った後にレンズユニットを動作させるカム機構が必要になるが、このようなカム機構を設計する上で、動作ストロークをできる限り小さくして装置の省スペース化を図ることが一つの課題になっている。この際、所望の動作を得るために、カム機構の動作ストロークに対してカム面の傾斜を急峻にして動作ストロークを短くすると、アクチュエータの力量が大きくならざるを得ず、エネルギーの消費が大きくなる問題が生じる。
【0007】
本発明は、このような問題に対処するために提案されたものである。すなわち、レンズユニットと羽根部材の動作を一つのアクチュエータで駆動させることで、光学機器の小型化・軽量化を図ること、レンズユニットと羽根部材を一つのアクチュエータで駆動する駆動装置において、装置の省スペース化を図りながら、アクチュエータの低力量化を図ること、などが本発明の課題である。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このような課題を解決するために、本発明は以下の構成を具備するものである。
開口を有するベース部材と、
前記開口を通った光が入射し前記ベース部材に光軸方向に沿って移動自在にガイドされるレンズユニットと、
前記ベース部材に光軸と交差する方向にスライド自在にガイドされ、前記開口に対して進入又は退避する羽根部材を軸支するスライド部材と、
前記スライド部材を光軸と交差する方向にスライドさせるアクチュエータとを備え、
前記ベース部材は、前記スライド部材の第1段階のスライドで前記羽根部材を前記開口から退避させる羽根部材動作カム部を備え、
前記スライド部材は、前記第1段階のスライドでは前記レンズユニットを動作させず、前記第1段階のスライドに続く前記スライド部材の第2段階のスライドで前記レンズユニットを光軸方向に沿って動作させるレンズユニット動作カム部を備えることを特徴とする光学部材駆動装置。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施形態に係る光学部材駆動装置の全体構成図((a)が平面図、(b)が側面図)である。
図2】本発明の実施形態に係る光学部材駆動装置の構成部材を示した説明図である。
図3】本発明の実施形態に係る光学部材駆動装置の動作を示す平面図((a)が羽根部材が開口を塞ぐ状態、(b)が羽根部材が開口から退避した状態、(c)がレンズユニットが開口から突出した状態)である。
図4】本発明の実施形態に係る光学部材駆動装置の動作を示す側面図((a)が羽根部材が開口を塞ぐ状態、(b)が羽根部材が開口から退避した状態、(c)がレンズユニットが開口から突出した状態)である。
図5】本発明の実施形態に係る光学部材駆動装置を備えた撮像装置を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下、異なる図における同一符号は同一部位を示しており、各図における重複説明は適宜省略する。
【0011】
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る光学部材駆動装置1は、ベース部材10、レンズユニット20、羽根部材30、スライド部材40を備えており、アクチュエータ(駆動モータ)50によって、レンズユニット20を光軸方向に沿って動作させると共に、羽根部材30を光軸と交差する方向に動作させる動作機構(カム機構)を備えている。図示のZ方向がレンズユニット20の光軸方向を示し、図示のX,Y方向が光軸方向に交差する互いに直交する方向を示している。
【0012】
より具体的に説明すると、光学装置駆動装置1は、開口11を有するベース部材10と、開口11に対して進入又は退避するように動作する羽根部材30と、開口11を通った光が入射しベース部材10に対して光軸方向に沿って動作するレンズユニット20と、ベース部材10に対して光軸と交差する方向にスライドするスライド部材40とを備えており、ベース部材10又はスライド部材40の一方は、羽根部材30のカムピン32と当接し、少なくとも一部が光軸と交差する方向に延びる羽根部材動作カム部14を備え、スライド部材40は、レンズユニット20のカムピン21と当接するレンズユニット動作カム部44を備え、ベース部材10は、レンズユニット20のカムピン21と当接して光軸方向に延びるガイド部13を備えている。
【0013】
ベース部材10は、レンズユニット20に入射する光を通す開口11を有している。また、ベース部材10には、レンズユニット20を光軸方向(図示Z方向)に沿って移動自在にガイドするガイド部12と、スライド部材40を光軸と交差する方向(図示X方向)に沿ってスライド自在にガイドするガイド部13(13A,13B)が設けられており、更に、羽根部材30を動作させる羽根部材動作カム部14が設けられている。ここでは、羽根部材動作カム部14をベース部材10に設けているが、羽根部材動作カム部14はベース部材10とスライド部材40のいずれか一方に設けられる。
【0014】
図示の例では、ベース部材10は、正面板部10Aと、正面板部10Aに直交する一対の側面板部10Bを備えており、前述した開口11とガイド部13(13A)と羽根部材動作カム部14が正面板部10Aに設けられ、ガイド部12とガイド部13(13B)が一対の側面板部10Bにそれぞれ設けられている。
【0015】
レンズユニット20は、ベース部材10に光軸方向に沿って移動自在にガイドされ、開口11を通った光が入射する単数又は複数のレンズを備えている。図示の例では、レンズユニット20は、ガイド部12の溝(又は孔)に当接するように図示Y方向に沿って延びる4本のカムピン21を備えている。レンズユニット20は、開口11の中心軸と同軸の光軸を備えており、ガイド部12に沿って移動することで、先端部が開口11から突出する状態と全体がベース部材10の正面板部10Aの下に退避する状態との間で移動する。
【0016】
羽根部材30は、光軸と交差する方向に沿って移動して、開口11に対して進入又は退避するように動作する。羽根部材30のその端部に軸部31を備えており、この軸部31がスライド部材40の軸支部41に軸支されている。また、羽根部材30には、カムピン32が設けられており、このカムピン32がベース部材10の正面板部10Aに設けられている羽根部材動作カム部14の溝又は孔に当接している。ここでは、羽根部材30をスライド部材40に設けているが、羽根部材30はベース部材10に設けても良い。
【0017】
スライド部材40は、ベース部材10のガイド部13(13A,13B)にガイドされる被ガイド部42(42A,42B)を備えており、ベース部材10に対して、レンズユニット20の光軸と交差する一軸方向(図示X方向)に沿ってスライド自在にガイドされている。ここで、被ガイド部42(42A)がガイド部13(13A)に係合しており、被ガイド部42(42B)がガイド部13(13B)に係合している。
【0018】
スライド部材40には、アクチュエータ30の駆動力が伝達される被駆動部(ラック部)43が設けられている。被駆動部43には、アクチュエータ30の駆動力を伝動する伝動機構(歯車列)51が噛み合っており、アクチュエータ30の回転駆動で、スライド部材40は、レンズユニット20の光軸と交差する一軸方向(図示X方向)にスライドする。
【0019】
スライド部材40は、前述したベース部材10の正面板部10Aに対面する正面部40Aと、前述したベース部材10の側面板部10Bに対面して正面部40Aに直交する一対の側面部40Bを備えている。そして、正面部40Aには、前述した軸支部41が設けられ、側面部40Bには、レンズユニット動作カム部44が設けられている。また、正面部40Aには、羽根部材30の移動摩擦を軽減するためのレール突起45が必要に応じて設けられている。
【0020】
スライド部材40のスライドによって、レンズユニット20と羽根部材30とを動作させる動作機構(カム機構)について説明する。
【0021】
前述したように、羽根部材30のカムピン32がベース部材10における羽根部材動作カム部14に当接しており、レンズユニット20のカムピン21がスライド部材40のレンズユニット動作カム部44に当接している。これによると、羽根部材30がベース部材10の開口11を塞いでいる状態から、ベース部材10に対してスライド部材40が図示X方向にスライドすると、先ず、開口11を塞いでいる羽根部材30が開口11から退避するように動作し、その後、レンズユニット20が光軸に沿って図示Z方向に沿って動作する。
【0022】
このような動作機構によると、羽根部材30は、スライド部材40のスライド自体で開口11から退避する方向に移動し、それに加えて、スライド部材40のスライドと羽根部材動作カム部14の協働による羽根部材30の回転動作で開口11から退避する。このため、羽根部材30を開口11から退避させるのに要する羽根部材30の回転範囲を小さく設定することができると共に、その際に要するスライドストロークを比較的短く設定することができる。これによって、羽根部材動作カム部14のカム面の傾斜を緩やかに設定することでアクチュエータ50の低力量化が可能になり、スライドストロークを短く設定することで装置の省スペース化が可能になる。
【0023】
図3及び図4を参照して、前述した動作機構を更に具体的に説明する。光学部材駆動装置1は、スライド部材40を図示X方向(光軸に交差する一軸方向)にスライドさせることで、図3(a)及び図4(a)に示すように、開口11を羽根部材30が塞いでいる状態から、図3(b)及び図4(b)に示すように、開口11から羽根部材30が退避した状態を経てた後、図3(c)及び図4(c)に示すように、レンズユニット20の先端が開口11から突出した状態になるように、羽根部材30とレンズユニット20を動作させる。
【0024】
この際、開口11に進入している羽根部材30にレンズユニット20が衝突しないように、羽根部材動作カム部14とレンズユニット動作カム部44は、羽根部材30が開口11を塞ぐ状態からスライド部材40の第1段階のスライドで、レンズユニット20を停止させた状態で羽根部材30を回動させて開口11から退避させ、その後のスライド部材40の第2段階のスライドで、レンズユニット20を光軸方向に沿って動作させている。
【0025】
このため、羽根部材動作カム部14は、図2に示すように、前述した第1段階のスライドに対応する第1のカム面14Aと、前述した第2段階のスライドに対応する第2のカム面14Bを備えている。第1のカム面14Aは、羽根部材30を回転動作させるためのカム面であり、スライド部材40のスライド方向と交差するカム面になっている。また、第2のカム面14Bは、スライド部材40に対する羽根部材30の動作を止めるためのカム面であり、スライド部材40のスライド方向と同方向のカム面になっている。
【0026】
そして、レンズユニット動作カム部44は、図4に示すように、前述した第1段階のスライドに対応する第1のカム面44Aと、前述した第2段階のスライドに対応する第2のカム面44Bを備えている。第1のカム面44Aは、羽根部材30が回転動作している際にレンズユニット20の動作を止めるためのカム部であり、スライド部材40のスライド方向と同方向のカム面になっている。また、第2のカム面44Bは、前述した第2段階のスライドでレンズユニット20を図示Z方向(光軸方向)に移動させ、開口11から先端を突出させる動作を行うカム面であり、スライド部材40のスライド方向と交差するカム面になっている。
【0027】
このような光学部材駆動装置1によると、単体のアクチュエータ50によって、動作方向が異なりしかも動作タイミング異なるレンズユニット20と羽根部材30を効率的に動作させることができる。これによって、この光学部材駆動装置1が装備される光学機器の小型化・軽量化が可能になる。
【0028】
また、羽根部材30を開口11から退避させた後にレンズユニット20を動作させる動作機構において、羽根部材30自体を一方向にスライドさせながら回転させることで、アクチュエータ50の力量を低く抑えて効率的に羽根部材30とレンズユニット20を連動させることができる。これによると、装置の省スペース化を図りながら、アクチュエータ50の低力量化を図ることができる。
【0029】
図5には、前述した光学部材駆動装置1を備えた撮像装置100を示している。撮像装置100は、開口101Aを備える筐体101内に光学部材駆動装置1を備えており、開口101Aと同軸に光学部材駆動装置1のレンズユニット20が配置されている。また、筐体101内には、図示省略した撮像素子がレンズユニット20と同軸に配置されている。
【0030】
このような撮像装置100は、光学部材駆動装置1が省スペース化できることで、全体構成を小型化することができる。また、光学部材駆動装置1におけるアクチュエータ50の力量を低く抑えて効率的に羽根部材30とレンズユニット20を連動させることができるので、内部に配置されるバッテリの容量を小さくできる。この点においても撮像装置100の小型化が可能になる。
【0031】
また、光学部材駆動装置1は、開口11からレンズユニット20を突出させて撮像することができるので、突出したレンズユニット20の画角に対応して筐体101の開口101Aを設けることで、広角撮像を実現することができる。更に、非撮像時には、レンズユニット20を筐体101内部に収納して、レンズユニット20の前面を羽根部材30で覆うので、コンパクトな機構で広角撮像を行うことができると共に非撮像時にレンズユニット20を確実に保護することができる。
【0032】
以上、本発明の実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。また、上述の各実施の形態は、その目的及び構成等に特に矛盾や問題がない限り、互いの技術を流用して組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0033】
1:光学部材駆動装置,
10:ベース部材,10A:正面板部,10B:側面板部,
11:開口,12,13(13A,13B):ガイド部,
14:羽根部材動作カム部,
20:レンズユニット,21:カムピン,
30:羽根部材,31:軸部,32:カムピン,
40:スライド部材,40A:正面部,40B:側面部,
41:軸支部,42(42A,42B):被ガイド部,
43:被駆動部(ラック部),44:レンズユニット動作カム部,
45:レール突起,50:アクチュエータ(駆動モータ),
100:撮像装置
図1
図2
図3
図4
図5