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特許7108646情報プッシュ方法、装置、電子デバイス、記憶媒体、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-20
(45)【発行日】2022-07-28
(54)【発明の名称】情報プッシュ方法、装置、電子デバイス、記憶媒体、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 12/14 20060101AFI20220721BHJP
   H04L 67/02 20220101ALI20220721BHJP
【FI】
G06F12/14 510A
H04L67/02
【請求項の数】 11
(21)【出願番号】P 2020025767
(22)【出願日】2020-02-19
(65)【公開番号】P2021051715
(43)【公開日】2021-04-01
【審査請求日】2020-02-19
(31)【優先権主張番号】201910895295.6
(32)【優先日】2019-09-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(73)【特許権者】
【識別番号】521235408
【氏名又は名称】シャンハイ シャオドゥ テクノロジー カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100108213
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 豊隆
(72)【発明者】
【氏名】ファン,ゾンジー
(72)【発明者】
【氏名】シエ,ジアン
【審査官】吉田 歩
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-246283(JP,A)
【文献】特開2016-122252(JP,A)
【文献】特開2015-053632(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 12/14
H04L 67/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータによって実施される、情報プッシュ方法であって、
プッシュすべき情報集合を取得することと、
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、前記プッシュすべき情報集合から確定することであって、前記プッシュ側の各々に対応するプッシュすべき情報は、異なるものである、ことと、
前記プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュすることと、を含み、
前記履歴行動情報は、各前記プッシュ側によって生成されたプッシュ行動情報と、各前記プッシュ側の動作行動情報と、を含
前記プッシュ行動情報は、少なくとも、スマートスピーカーによって生成された放送行動情報、APPによって生成された対象ユーザ操作行動情報、及びAPPによって生成された情報プッシュ動作情報のいずれか一つを含み、
前記動作行動情報は、少なくとも、スマートスピーカーと対象ユーザによって生成された音声インタラクション情報を含む、
ことを特徴とする情報プッシュ方法。
【請求項2】
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、前記プッシュすべき情報集合から確定することは、
各前記プッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件と、各前記プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報とを取得することと、
各前記プッシュ側の次のトリガ条件と、各前記プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、前記ユーザの現在の関心点情報と、前記プッシュすべき情報集合における各プッシュすべき情報の内容と、に基づき、各前記プッシュ側に対応する複数のプッシュすべき情報を、前記プッシュすべき情報集合から確定することと、を含
ことを特徴とする請求項1に記載の情報プッシュ方法。
【請求項3】
各前記プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得することと、フィードバック結果に基づき、各前記プッシュ側のトリガ条件及び/又は各前記プッシュ側の前記対応するプッシュすべき情報を調整することと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報プッシュ方法。
【請求項4】
プッシュすべき情報集合を取得することは、
リアルタイムのニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とのうちの少なくとも1種類の情報に基づき、前記プッシュすべき情報集合を取得することと、を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報プッシュ方法。
【請求項5】
プッシュすべき情報集合を取得する第1取得モジュールと、
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、前記プッシュすべき情報集合から確定する確定モジュールであって、前記プッシュ側の各々に対応するプッシュすべき情報は、異なるものである、確定モジュールと、
前記プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュするプッシュモジュールと、を含み、
前記履歴行動情報は、各前記プッシュ側によって生成されたプッシュ行動情報と、各前記プッシュ側の動作行動情報と、を含
前記プッシュ行動情報は、少なくとも、スマートスピーカーによって生成された放送行動情報、APPによって生成された対象ユーザ操作行動情報、及びAPPによって生成された情報プッシュ動作情報のいずれか一つを含み、
前記動作行動情報は、少なくとも、スマートスピーカーと対象ユーザによって生成された音声インタラクション情報を含む、
ことを特徴とする情報プッシュ装置。
【請求項6】
前記確定モジュールは、
各前記プッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件と、各前記プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報とを取得する取得サブモジュールと、
各前記プッシュ側の次のトリガ条件と、各前記プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、前記ユーザの現在の関心点情報と、前記プッシュすべき情報集合における各プッシュすべき情報の内容と、に基づき、各前記プッシュ側に対応する複数のプッシュすべき情報を、前記プッシュすべき情報集合から確定する確定サブモジュールと、を含
ことを特徴とする請求項5に記載の情報プッシュ装置。
【請求項7】
各前記プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得する第2取得モジュールと、
フィードバック結果に基づき、各前記プッシュ側のトリガ条件及び/又は各前記プッシュ側の前記対応するプッシュすべき情報を調整する調整モジュールと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報プッシュ装置。
【請求項8】
前記第1取得モジュールは、
リアルタイムのニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とのうちの少なくとも1種類の情報に基づき、前記プッシュすべき情報集合を取得することにも用いられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の情報プッシュ装置。
【請求項9】
1つ又は複数のプロセッサと、
前記1つ又は複数のプロセッサに通信可能に接続される記憶装置と、を含み、
前記記憶装置には、前記1つ又は複数のプロセッサにより実行可能なコマンドを記憶しており、
前記1つ又は複数のプロセッサが、前記1つ又は複数のコマンドを実行する場合、請求項1~4のいずれか1項に記載の情報プッシュ方法を実行させる、
ことを特徴とする電子デバイス。
【請求項10】
請求項1~4のいずれか1項に記載の情報プッシュ方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータコマンドを記憶した非一過性のコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項11】
コンピュータにおいて、プロセッサにより実行される場合、請求項1~4のいずれか1項に記載の情報プッシュ方法を実現することを特徴とするプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、データ配信技術分野に関し、特に、情報プッシュ方法、装置、電子デバイス、記憶媒体、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
既存のプッシュ側(情報提供者側)は、通常、独立したプッシュシステムが配置されている。このプッシュシステムは、プッシュすべき情報をプッシュ側に配分するためのものである。しかし、同じユーザ情報に関連して複数のプッシュ側がある場合、各プッシュ側のプッシュアップシステムは独立しているので、プッシュ情報の配分ポリシーを統一することができず、複数のプッシュ側より同じユーザに対して、重複した情報をプッシュする場合がある。また、プッシュシステムが一つのプッシュ側のみに対応すると、プッシュツールが単一になり、プッシュ可能な情報の数が制限されるという問題があった。
【発明の概要】
【0003】
本願は、従来技術における上記の1つ又は複数の技術課題を解決するための情報プッシュ方法、装置、電子デバイス及び記憶媒体を提供する。
【0004】
本願の第1態様は、情報プッシュ方法を提供する。当該方法は、
プッシュすべき情報集合を取得することと、
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定することと、
プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュすることと、を含む。
本実施形態によれば、対象ユーザ情報に関連付けられた複数のプッシュ側に対して、プッシュすべき情報について統一した配分とプッシュを実施し、プッシュ情報による収益とプッシュ情報の数を効果的に高めることができる。
【0005】
1つの実施形態において、対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定することは、
各プッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報とを取得することと、
各プッシュ側の次のトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報と、プッシュすべき情報集合における各プッシュすべき情報の内容と、に基づき、各プッシュ側に対応する複数のプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定することと、を含み、
各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報は異なる。
本実施形態によれば、トリガ条件と、履歴プッシュ行動情報と、現在の関心点情報と、プッシュすべき情報の内容と、に基づき、異なるプッシュすべき情報をプッシュ側毎に正確に確定し、プッシュ情報による収益の最大化のみならず、プッシュ情報の数を高めることができる。
【0006】
1つの実施形態において、当該方法は、
各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得することと、
フィードバック結果に基づき、各プッシュ側のトリガ条件及び/又は各プッシュ側の対応するプッシュすべき情報を調整することと、を含む。
本実施形態によれば、各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果により、各プッシュ側のために配分されたプッシュ情報を最適化して調整することができ、各プッシュ側は、対象ユーザのニーズにより合致するプッシュ情報をプッシュすることができる。
【0007】
1つの実施形態において、プッシュすべき情報集合を取得することは、
リアルタイムニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とのうちの少なくとも1種類の情報に基づき、プッシュすべき情報集合を取得することと、を含む。
本実施形態によれば、リアルタイムニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とを利用して、多方面のプッシュすべき情報を取得することができ、プッシュすべき情報の多様性を高め、プッシュ側によりプッシュされる情報が対象ユーザによりマッチすることができる。
【0008】
本願の第2態様は、情報プッシュ装置を提供する。当該情報プッシュ装置は、
プッシュすべき情報集合を取得する第1取得モジュールと、
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定する確定モジュールと、
プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュするプッシュモジュールと、を含む。
【0009】
1つの実施形態において、確定モジュールは、
各プッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報とを取得する取得サブモジュールと、
各プッシュ側の次のトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報と、プッシュすべき情報集合における各プッシュすべき情報の内容と、に基づき、各プッシュ側に対応する複数のプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定する確定サブモジュールと、を含み、
各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報は異なる。
【0010】
1つの実施形態において、当該情報プッシュ装置は、
各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得する第2取得モジュールと、
フィードバック結果に基づき、各プッシュ側のトリガ条件及び/又は各プッシュ側の対応するプッシュすべき情報を調整する調整モジュールと、をさらに含む。
【0011】
1つの実施形態において、当該第1取得モジュールは、
リアルタイムニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とのうちの少なくとも1種類の情報に基づき、プッシュすべき情報集合を取得することにも用いられる。
【0012】
本発明の第3態様は、電子デバイスを提供する。電子デバイスの機能は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアをもって対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。ハードウェア又はソフトウェアは、上記機能に対応する1つ又は複数のモジュールを含む。
【0013】
1つの可能な実施形態において、電子デバイスには、プロセッサとメモリが含まれ、メモリには、電子デバイスが上記の情報プッシュ方法を実行するためのプログラムが記憶され、プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行するように構成される。電子デバイスは、他のデバイス又は通信ネットワークと通信するための通信インターフェースをさらに含む。
【0014】
本発明の第4態様は、コンピュータコマンドが記憶された非一過性のコンピュータ可読記憶媒体を提供する。当該コンピュータコマンドが上述の情報プッシュ方法を実行させるために用いられる。
【0015】
上記本願の実施形態のうちの少なくとも1つの実施形態は、下記のメリット及び有益的な効果を有する。
本発明によれば、対象ユーザ情報に関連付けられた複数のプッシュ側に対して、プッシュすべき情報について統一した配分とプッシュを実施し、プッシュ情報による収益とプッシュ情報の数を効果的に高めることができる。また、本願は対象ユーザ情報に関連する複数のプッシュ側に対して、プッシュすべき情報のフィルタリングと配分を行う技術手段を採用し手いるので、異なるプッシュ側によって、異なるプッシュすべき情報をプッシュすることで、プッシュ情報による収益とプッシュ情報の数を効果的に高めることができる。従来技術における異なるプッシュ側が重複した情報をプッシュすることやプッシュ情報数に制限された技術問題を克服した。プッシュ側に対するユーザの好感度を高めることができる。
【0016】
上記の選択可能な実施形態によるその他の効果は、具体的な実施形態とあわせて後述する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
添付図面は本開示の理解を促すためのものであり、いかなる限定をも目的としない。
図1】本願の一実施形態に係る情報プッシュ方法のフローチャートである。
図2】本願の一実施形態に係る情報プッシュ方法のうちの、ステップS200のフローチャートである。
図3】本願の他の実施形態に係る情報プッシュ方法のフローチャートである。
図4】本願の他の実施形態に係る情報プッシュ方法のフローチャートである。
図5】本願の一実施形態に係る情報プッシュ方法の応用模式図である。
図6】本願の一実施形態に係る情報プッシュ装置の模式図である。
図7】本願の一実施形態に係る情報プッシュ装置の確定モジュールの模式図である。
図8】本願の他の実施形態に係る情報プッシュ装置の模式図である。
図9】本願の一実施形態に係る情報プッシュ方法を実行させるための電子デバイスのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、図面を参照しながら本願の例示的な実施形態を説明するが、本願の実施形態の様々な詳細が理解を容易にするために含まれており、それらは単なる例示的と考えられるべきである。したがって、当業者は、本願の範囲及び旨から逸脱することなく、本願明細書に記載された実施形態に対して様々な変更及び修正を行うことができることを理解すべきである。同様に、以下の説明では、公知な機能及び構造についての説明は、明瞭かつ簡明のために省略される。
【0019】
図1は本願の一実施形態に係る情報プッシュ方法のフローチャートである。図1に示すように、情報プッシュ方法は以下のステップS100~S300を含む。
【0020】
S100において、プッシュすべき情報集合を取得する。
プッシュ情報集合の中のプッシュ情報は、対象ユーザが関心を持つコンテンツ、対象ユーザ自身に関連するコンテンツ(例えば、リマインダ情報、スケジュール情報)、対象ユーザが注文したコンテンツ、パブリック緊急通知、ニュースコンテンツ、サービスのプッシュ広告、実行コンテンツ等を含むことができる。具体的なプッシュ情報は必要に応じて選択し調整することができる。
プッシュすべき情報集合の中のプッシュすべき情報は、異なるデータソースからのものであってもよく、具体的なデータソースは必要に応じて選択してよい。例えば、プッシュすべき情報は、広告データソースから取得されたり、対象ユーザのユーザ情報データソースから取得されたり、サービス端末の運営コンテンツデータソースから取得されたり、ニュースデータソースから取得されたりする等してもよい。
プッシュすべき情報の取得方法は、データソースから直接収集して取得することができ、対象ユーザの履歴行動や、対象ユーザの関心点、プッシュシステムのプッシュポリシー等に基づいて、ネットワークリソース又はデータソースから発掘されることができる。
【0021】
S200において、対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定する。
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側は、同じ対象ユーザ情報を利用して登録され、関連付けられた複数のプッシュ側を含んでもよく、同じ対象ユーザが、自身に関連する異なる情報を利用して登録され、関連付けられた複数のプッシュ側を含んでもよい。例えば、対象ユーザAのメールボックスに関連付けられた第1プッシュ側と、対象ユーザAの携帯番号に関連付けられた第2プッシュ側と、対象ユーザAの身分証明書に関連付けられた第3プッシュ側との、三つのプッシュ側を対象ユーザ情報に関連付けられた複数のプッシュ側とすることができる。
プッシュ側は、情報をプッシュすることができるハードウェア及び/又はソフトウェアを含むことができる。例えば、プッシュ側は、オーディオデバイス(例えば、スマートスピーカー)、スクリーンデバイス(例えば、携帯端末)、アプリ(Application、アプリケーション)等を含むことができる。
【0022】
プッシュ側のトリガ条件は、対象ユーザがプッシュ側を起動させてプッシュ側とのインタラクションを行う前の予め設定されたノードや、対象ユーザとプッシュ側とのインタラクションが完了した後の予め設定されたノード、プッシュ側のタイマがプッシュ情報を定時的に行う時間ノード、緊急事態が発生したノード等を含むことができる。緊急事態は、突然発生した自然災害警報、対象ユーザがカスタマイズした緊急重要イベント等を含むことができる。
履歴行動情報は、各プッシュ側によって生成されたプッシュ行動情報を含んでもよく、各プッシュ側の動作行動情報を含んでも良い。例えば、スマートスピーカーと対象ユーザによって生成された音声インタラクションや、スマートスピーカーによって生成された放送行動、APPによって生成された対象ユーザ操作行動、APPによって生成された情報プッシュ動作等がある。履歴行動情報は、プッシュすべき情報を各プッシュエンドに配分するための参照要素として使用されてもよく、これにより、異なるプッシュエンドに対して、現在時刻において対象ユーザとよりマッチする、プッシュすべき情報を選別することができる。
【0023】
S300において、プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュする。
一例では、プッシュ側によってプッシュ可能なプッシュ情報の数は、対象ユーザの予め設定された要求及びプッシュ側の特性に基づいて確定されてもよい。例えば、対象ユーザは、プッシュ側が一回で最大2つのプッシュ情報しか送信できないと設定している場合、そのプッシュ側が一回の情報プッシュ数は2つを超えてはいけない。また、プッシュ側の特性が低迷惑度プッシュ側と設定されている場合(毎日の迷惑度が「1日に1回情報をプッシュする」と設定されている)、当該プッシュ側が既にプッシュ情報を送信した場合には、再度のプッシュ情報の送信はできない。
【0024】
本実施形態によれば、対象ユーザ情報に関連付けられた複数のプッシュ側に対して、プッシュすべき情報について統一した配分とプッシュを実施し、プッシュ情報による収益とプッシュ情報の数を効果的に高めることができる。
【0025】
一実施形態では、図2に示すように、対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定することは、以下のステップS210~S220を含む。
【0026】
S210において、各プッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報とを取得する。
ユーザの現在の関心点情報は、対象ユーザの履歴インタラクション行動、履歴プッシュ情報に対するフィードバック行動等に基づいて把握された対象ユーザが現在関心を持っている可能性のある情報を含むことができる。
一例では、プッシュ側と対象ユーザとのインタラクションが完了した後、インタラクション後の予め設定された時間ノードをプッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件として使用することができる。タイマの第1予め設定された時間でプッシュ端が情報プッシュを完了した場合、タイマの第2予め設定された時間(第1予め設定された時間後の時間ノード)は、プッシュ端の次のトリガされるべきトリガ条件とすることができる。
【0027】
S220において、各プッシュ側の次のトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報と、プッシュすべき情報集合における各プッシュすべき情報の内容と、に基づき、各プッシュ側に対応する複数のプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定し、各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報は異なる。
本実施形態では、トリガ条件、履歴プッシュ行動情報、ユーザの現在の関心点情報、及びプッシュすべき情報の内容により、異なるプッシュ情報をプッシュ側毎に正確に確定することができ、プッシュ情報による収益を最大化するだけでなく、プッシュ情報の数を高めることができる。
一例では、プッシュ側の次のトリガ条件を満たすと、プッシュ側の履歴プッシュ行動情報は、対象ユーザに音楽をプッシュしたものであり、且つ対象ユーザの現在の関心点情報に音楽が含まれている場合、プッシュすべき情報集合から音楽に関連するプッシュ情報を取得し、これをプッシュ側のプッシュすべき情報として取得する。
一例では、プッシュ側の次のトリガ条件を満たすと、プッシュ側の履歴プッシュ行動情報は、対象ユーザに対して映画情報の再生をプッシュしたものであり、且つ対象ユーザの現在の関心点情報に電源が含まれている場合、プッシュすべき情報集合の中の音楽に関連するプッシュ情報をフィルタリングして除去し、これをプッシュ側のプッシュ情報として使用しない。送信側の履歴プッシュ行動情報は、対象ユーザに対して鑑賞中にある映画コンテンツをプッシュしたものであるため、現時点では対象ユーザが映画を見ている段階にある可能性があるので、満足している過程(ユーザが映画を見ている間)におけるユーザに音楽関連のプッシュ情報をプッシュするのは適切ではない。
【0028】
一実施形態において、ステップS220の次に、情報プッシュ方法は、プッシュ側の現在の特徴、対応する複数のプッシュすべき情報の内容、プッシュ側のコンテキスト特徴(当該プッシュ側と対象ユーザ間の直前のインタラクション情報)、及びユーザ情報に基づいて、各プッシュ側に対応する複数のプッシュ対象情報をソートし、順番が先であってマッチング度合いが最も高いプッシュすべき情報を対象ユーザに優先的にプッシュすること、をさらに含んでもよい。
【0029】
一実施形態において、図3のように、情報プッシュ方法では、以下のステップS400~S500を含む。
S400において、各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得する。
一例では、フィードバック結果を確定する指標として、対象ユーザがプッシュ情報に応答したかどうかが挙げられる。例えば、対象ユーザがクリックしてプッシュ情報を確認したことや、対象ユーザがクリックせずプッシュ情報を確認しなかったこと、対象ユーザが再生されたプッシュ音声情報を聞き終わったこと、対象ユーザが再生されたプッシュ音声情報を中断したこと等がある。
【0030】
S500において、フィードバック結果に基づき、各プッシュ側のトリガ条件及び/又は各プッシュ側の対応するプッシュすべき情報を調整する。
中断された又は確認されていないプッシュ情報はその重み付けが低減され、各プッシュ側のために後続のプッシュすべき情報を配分するときに、フィルタリングして除去され又は弱体化される。
【0031】
本実施の形態では、各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果により、各プッシュ側のために配分されたプッシュ情報を最適化して調整することができ、各プッシュ側は、対象ユーザのニーズにより合致するプッシュ情報をプッシュすることができる。
【0032】
一実施形態において、図4のように、プッシュすべき情報集合を取得することは、以下のステップ110を含む。
S110において、リアルタイムのニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とのうちの少なくとも1種類の情報に基づき、プッシュすべき情報集合を取得する。
ユーザ情報は、対象ユーザに関連する情報を含むことができる。例えば、対象ユーザのスケジュール情報、対象ユーザが設定したリマインダ情報等がある。プッシュ情報は、サービス端末が対象ユーザにプッシュしようとする広告情報、パブリック情報、運営情報等を含むことができる。
本実施形態では、リアルタイムニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とを利用して、多方面のプッシュすべき情報を取得することができ、プッシュすべき情報の多様性を高め、プッシュ側によりプッシュされる情報が対象ユーザによりマッチすることができる。
【0033】
一例では、上記各実施形態に係る方法はプッシュシステムに適用することができる。当該プッシュシステムは、多方面のプッシュ側を制御して情報をプッシュする。具体的には、
プッシュシステムは、プッシュすべき情報集合を取得する。
プッシュシステムは、対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定する。
プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、プッシュシステムは、プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュする。
プッシュシステムは、各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得する。
プッシュシステムは、フィードバック結果に基づき、各プッシュ側のトリガ条件及び/又は各プッシュ側の対応するプッシュすべき情報を調整する。
【0034】
一例では、図5に示すように、上記各実施形態に係る方法は以下のモジュールにより実現させることができる。
ステップS200における、トリガ条件を実行するためのトリガモジュールと、
ステップS100における、プッシュすべき情報集合を取得すること、を実行するためのリコールモジュールと、
ステップS200における、各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定すること、を実行するためのフィルタリングジュールと、
プッシュ側の特徴、ユーザ特徴、コンテキスト特徴、プッシュすべき情報の内容の特徴に基づいて、フィルタリングモジュールによりフィルタリングされた各プッシュすべき情報をソートするためのソートモジュールと、
ステップS300及びステップ400を実行するための送達・フィードバックモジュールと、を含む。
そのうち、トリガ条件は、対象ユーザとプッシュ側間のインタラクションによるインタラクショントリガ、緊急事態の発生による事件トリガ、プッシュ側のタイマのタイミングによる定時トリガ等を含む。
リコールモジュール、運行コンテンツ、広告コンテンツ、ユーザのカスタマイズ化コンテンツ、人気のあるリソースコンテンツ、ユーザの通知メッセージコンテンツ等を取得することができる。
フィルタモジュールは、プッシュ側の特徴とリコールされた候補プッシュ情報とを合わせて、マッチング度合いを計算し、マッチング度合いに応じて候補プッシュ情報のフィルタリングを行う。
送達・フィードバックモジュールは、異なるプッシュ側によって、例えば音声再生、スクリーンディスプレイ、APP提示、APPプッシュ及びショートメッセージプッシュによって、ユーザに対してプッシュすべき情報をプッシュし、異なるプッシュ側からプッシュされたプッシュ情報に対するフィードバック結果を記録する。
【0035】
一例では、プッシュすべき情報をプッシュするシーンには、対話インタラクション中のTTS(Text To Speech、テキストから音声へ)の開始前又は終了後、スクリーンデバイスの画面(スクリーンセーバー、、満足している過程中のボトム表示(Hit)、スタンバイ状態時のスクリーン購読(Homefeeds)のカードを含む)、デバイス関連のApp(Appの携帯端末での情報プッシュすること、APPの操作画面でのプッシュ)、デバイス登録アカウントに関する携帯番号へのショートメッセージプッシュ等が含まれる。
【0036】
図6は本願の一実施形態に係る情報プッシュ装置の模式図である。図6に示すように、当該情報プッシュ装置100は、
プッシュすべき情報集合を取得する第1取得モジュール10と、
対象ユーザ情報に関連付けられた各プッシュ側のトリガ条件と履歴行動情報とに基づいて、各前記プッシュ側に対応するプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定する確定モジュール20と、
プッシュ側のトリガ条件がトリガされた場合には、プッシュ側に対応するプッシュすべき情報をプッシュするプッシュモジュール30と、を含む。
【0037】
一実施形態において、第1取得モジュールは、
リアルタイムニューズ情報と、ユーザ情報と、プッシュ情報とのうちの少なくとも1種類の情報に基づき、プッシュすべき情報集合を取得することにも用いられる。
【0038】
一実施形態において、図7に示すように、確定モジュール20は、
各プッシュ側の次のトリガされるべきトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報とを取得する取得サブモジュール21と、
各プッシュ側の次のトリガ条件と、各プッシュ側の履歴プッシュ行動情報と、ユーザの現在の関心点情報と、プッシュすべき情報集合における各プッシュすべき情報の内容と、に基づき、各プッシュ側に対応する複数のプッシュすべき情報を、プッシュすべき情報集合から確定する確定サブモジュール22と、を含み、
各プッシュ側に対応するプッシュすべき情報は異なる。
【0039】
一実施形態において、図8に示すように、当該情報プッシュ装置100は、
各プッシュ側のプッシュ済み情報に対するフィードバック結果を取得する第2取得モジュール40と、
フィードバック結果に基づき、各プッシュ側のトリガ条件及び/又は各プッシュ側の対応するプッシュすべき情報を調整する調整モジュール50と、を含む。
【0040】
本願の実施形態に係る情報プッシュ装置は、上述のいずれかの情報プッシュ方法の実施形態の機能を実現できる。
【0041】
本願に係る実施形態では、電子デバイスと非一過性のコンピュータ可読取記録媒体をさらに提供する。
図9に示すように、本願の一実施形態に係る情報プッシュ方法を実行させるための電子デバイスのブロック図である。電子デバイスは、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、大型コンピュータ、及び他の適切なコンピュータのような様々な形態のデジタルコンピュータを表すことができる。また、電子デバイスはパーソナルデジタル処理、携帯電話、スマートフォン、装着可能デバイス、及びその他の類似のコンピューティングデバイス等の様々な形態のモバイルデバイスを表すことができる。ここで示した構成要素、それらの接続と関係、及びそれらの機能は例示的なものに過ぎず、本願で説明されたもの及び/又は要求される本願の実施を制限することは意図されない。
図9に示すように、当該電子デバイスは、1つ又は複数のプロセッサ901と、メモリ902と、高速インターフェースと低速インターフェースとを含む各構成要素を接続するためのインターフェースとを含む。各構成要素は、異なるバスを利用して互いに接続し、共通のマザーボードに取り付けられてもよいし、必要に応じて他の方法で取り付けられてもよい。プロセッサは、電子デバイス内で実行される命令を処理してもよく、また、外部入出力デバイス(例えば、インターフェースに接続された表示デバイス)にグラフィックユーザインターフェース(Graphical User Interface,GUI)を表示するための、メモリ又はメモリ上に記憶されたグラフィカル情報の命令を含む。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを複数のメモリ及び複数のメモリとともに使用することができる。同様に、複数の電子デバイスを接続してもよく、各デバイスは、部分的に必要な動作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバのセット、又はマルチプロセッサシステムとして)を提供する。図9においてプロセッサ901を例とする。
【0042】
メモリ902は、本願にて提供された非一過性のコンピュータ可読記憶媒体である。メモリは、本願で提供される情報プッシュ方法を少なくとも1つのプロセッサに実行させるように、少なくとも1つのプロセッサによって実行されることができる命令を記憶する。本願における非一過性のコンピュータ可読記憶媒体は、本願で提供された情報プッシュ方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令を記憶する。
【0043】
メモリ902は、非一過性のコンピュータ可読記憶媒体として、非一過性のソフトウェアプログラム、非一過性のコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶するために使用されてもよく、本願の実施形態における情報プッシュ方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図6に示される第1取得モジュール10、確定モジュール20、プッシュモジュール30)のようなものである。プロセッサ901は、メモリ902に記憶されている非一過性のソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することにより、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理、すなわち上述した方法に関する実施形態に係る情報プッシュ方法を実行する。
【0044】
メモリ902は、オペレーティングシステムや少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションを記憶することができるプログラムの記憶領域と、情報プッシュ方法に係る電子デバイスの使用によって生成されたデータ等を記憶することができるデータの記憶領域と、を含むことができる。さらに、メモリ902は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非一過性の固体記憶装置を含んでもよい。例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶装置、フラッシュメモリ装置、又は他の非一過性の固体記憶装置を含むことができる。いくつかの実施形態では、メモリ1002はオプションとして、プロセッサ901に対して遠隔的に設定されたメモリを含み、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して情報プッシュ方法に係る電子デバイスに接続されてもよい。上記のネットワークの例は、インターネット、企業内ネットワーク、ローカルネットワーク、モバイル通信ネットワーク及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0045】
情報プッシュ方法に係る電子デバイスは、入力装置903と出力装置904とをさらに含むことができる。プロセッサ901、メモリ902、入力装置903、及び出力装置904は、バス又は他の方法で接続されてもよく、図9ではバスを介して接続されている。
【0046】
入力装置903は、入力された数字又は文字を受信し、情報プッシュ方法に係る電子デバイスのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチパネル、キーパッド、マウス、トラックボード、タッチパッド、指示棒、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティック等を含むことができる。出力装置904は、表示装置、補助照明装置(例えばLED)、及び触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)等を含むことができる。この表示装置は、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)ディスプレイ及びプラズマディスプレイを含むことができるがこれらに限定されない。いくつかの実施形態では、表示装置はタッチパネルであってもよい。
【0047】
本願におけるシステム及び技術に係る様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuits、ASIC)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はこれらの組み合わせによって実現されることができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実装されてもよく、この1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラム可能なシステム上で実行されてもよく、及び/又は解釈されてもよく、このプログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置より、データと命令を受信し、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置に、データと命令を送信する。
【0048】
これらの計算プログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードともいう)は、プログラマブルプロセッサのマシン命令を含み、プロセス指向及び/又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び/又はアセンブリ/マシン言語を用いてこれらの計算プログラムを実施することができる。本願で使用されるように、「機械可読媒体」及び「コンピュータ可読媒体」という用語は、マシン命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、デバイス、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、編集可能論理デバイス(programmable logic device、PLD)を意味し、機械読み取り可能な信号としてのマシン命令を受信する機械可読媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、マシン命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を意味する。
【0049】
ユーザとのイントラクションを提供するために、本願で説明されているシステムや技術は、コンピュータ上で実施されてもよく、また、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(Cathode Ray Tube、ブラウン管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、入力をコンピュータに提供するためのキーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを備えてもよい。他の種類の装置も、ユーザとのイントラクションを提供するために使用され得る。例えば、ユーザに提供されたフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、ユーザからの入力は、いかなる形式(音響入力、音声入力、又は触覚入力を含む)で受信されてもよい。
【0050】
本願で説明されているシステム及び技術は、バックグラウンド構成要素を含む計算システム(例えば、データサーバとして)、又は中間部構成要素を含む計算システム(例えば、アプリケーションサーバ)、又は、フロントエンド構成要素を含む計算システム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はネットワークブラウザを備えたユーザコンピュータであって、ユーザがこのグラフィカルユーザインタフェース又はネットワークブラウザを介して本願で説明されたシステム及び技術に係る実施形態とインタラクションを行うことができるユーザコンピュータ)に実行されてもよく、又は、このようなバックグラウンド構成要素、中間部構成要素、又はフロントエンド構成要素の任意の組合せを含む計算システムにおいて実行されてもよい。システムの構成要素は、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互に接続されてもよい。通信ネットワークの例えとして、ローカルネットワーク(Local Area Network,LAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network,WAN)及びインターネットを含む。
【0051】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含むことができる。クライアントとサーバは一般的に相互に離れており、通信ネットワークを介してインタラクションを行う。クライアントとサーバとの関係を持つコンピュータプログラムがそれぞれのコンピュータ上で実行されることによって、クライアントとサーバとの関係は構築される。
【0052】
本願の実施形態に係る発明によれば、対象ユーザ情報に関連付けられた複数のプッシュ側に対して、プッシュすべき情報について統一した配分とプッシュを実施し、プッシュ情報による収益とプッシュ情報の数を効果的に高めることができる。また、本願は対象ユーザ情報に関連する複数のプッシュ側に対して、プッシュすべき情報のフィルタリングと配分を行う技術手段を採用し手いるので、異なるプッシュ側によって、異なるプッシュすべき情報をプッシュすることで、プッシュ情報による収益とプッシュ情報の数を効果的に高めることができる。従来技術における異なるプッシュ側が重複した情報をプッシュすることやプッシュ情報数に制限された技術問題を克服した。プッシュ側に対するユーザの好感度を高めることができる。
【0053】
上記の様々な態様のフローを使用して、ステップを新たに順序付け、追加、又は削除することが可能であることを理解すべきである。例えば、本願で記載された各ステップは、並列に実行しても良いし、順次に実行しても良いし、異なる順序で実行しても良い。本願で開示された技術案が所望する結果を実現することができる限り、本願ではこれに限定されない。
【0054】
上記具体的な実施形態は、本願の保護範囲に対する限定を構成するものではない。当業者は、設計事項やその他の要因によって、様々な修正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び代替が可能であることを理解するべきである。本願の要旨及び原則内における変更、均等な置換及び改善等は、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9