(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-20
(45)【発行日】2022-07-28
(54)【発明の名称】通信方法及び装置
(51)【国際特許分類】
H04W 76/15 20180101AFI20220721BHJP
H04W 72/04 20090101ALI20220721BHJP
H04W 88/06 20090101ALI20220721BHJP
【FI】
H04W76/15
H04W72/04 111
H04W88/06
(21)【出願番号】P 2020565012
(86)(22)【出願日】2019-02-12
(86)【国際出願番号】 CN2019074882
(87)【国際公開番号】W WO2019158057
(87)【国際公開日】2019-08-22
【審査請求日】2020-09-18
(31)【優先権主張番号】201810151003.3
(32)【優先日】2018-02-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ルォイ
(72)【発明者】
【氏名】ポン,ウェンジエ
(72)【発明者】
【氏名】シュイ,シァオイン
(72)【発明者】
【氏名】ダイ,ミンゾン
(72)【発明者】
【氏名】ルオ,ハイイェン
【審査官】米倉 明日香
(56)【参考文献】
【文献】ZTE,Consideration on fast duplication activation and deactivation over F1,3GPP TSG RAN WG3 AH1801 R3-180135,2018年01月12日
【文献】ZTE,Consideration on the activation or deactivation of duplication,3GPP TSG RAN WG3 #98 R3-174408,2017年11月17日
【文献】Samsung, KT,PDCP duplication activation and deactivation over F1,3GPP TSG RAN WG3 AH1801 R3-180238,2018年01月12日
【文献】Huawei,PDCP duplication for CU-DU,3GPP TSG RAN WG3 #97 R3-173128,2017年08月12日
【文献】Huawei,pCR to 38.473 on PDCP duplication,3GPP TSG RAN WG3 AH1801 R3-180342,2018年01月13日
【文献】CATT,Discussion on CA based PDCP Duplication,3GPP TSG RAN WG3 #98 R3-174533,2017年11月17日
【文献】OPPO,Control on UL packet duplication for split bearer,3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1707705,2017年08月11日
【文献】Huawei, HiSilicon,Remaining stage 2 issues for CA duplication and for DC duplication,3GPP TSG RAN WG2 #99 R2-1708691,2017年08月11日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスタノード及び二次ノードを含む異種通信システムにおいて使用される通信方法であって、
第1の通信デバイス及び第2の通信デバイスが両方とも前記マスタノードに属するか、又は両方とも前記二次ノードに属し、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが両方とも5G基地局に属し、
前記第1の通信デバイスによって、重複動作が設定された無線ベアラ(RB)に関する情報を第2の通信デバイスから受信することであって、前記RBが、前記異種通信システムのRBである、ことと、
前記第1の通信デバイスによって、前記RBの前記重複動作をアクティブにするかどうかを決定することと、
前記第1の通信デバイスによって、アクティベーション指示を生成し、前記アクティベーション指示を端末に送信することであって、前記アクティベーション指示は、前記端末に
、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが属さない前記マスタノード及び前記二次ノードについて前記RBの前記重複動作をアクティブ又は非アクティブにするように指示するため使用され
、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)アンカーは、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが属さない前記マスタノード又は前記二次ノード上にある、ことと、を含
む、通信方法。
【請求項2】
前記異種通信システムがE-UTRA NRデュアルコネクティビティ(ENDC)
システムであり、前記第1の通信デバイスが前記二次ノード内の分散ユニット(DU)であり、前記第2の通信デバイスが前記二次ノード内の集中ユニット(CU)であり、前記RBが二次セルグループ(SCG)のRBであるか、又は
前記異種通信システムがNR E-UTRAデュアルコネクティビティ(NEDC)
システムであり、前記第1の通信デバイスが前記マスタノード内のDUであり、前記第2の通信デバイスが前記マスタノード内のCUであり、前記RBがマスタセルグループ(MCG)のRBである、請求項1に記載の通信方法。
【請求項3】
前記SCGの前記RBが、SCGベアラ、SCG分割ベアラ、又はPDCPが前記二次ノード上で終端されるベアラのいずれかを含む、請求項2に記載の通信方法。
【請求項4】
前記MCGの前記RBが、MCGベアラ、MCG分割ベアラ、又はPDCPが前記マスタノード上で終端されるベアラのいずれかを含む、請求項2に記載の通信方法。
【請求項5】
前記第1の通信デバイスによって、前記RBの前記重複動作のステータス情報を前記第2の通信デバイスに送信して、前記RBの前記重複動作の前記ステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを前記第2の通信デバイスに決定させることであって、前記RBの前記重複動作の前記ステータス情報は、前記RBの前記重複動作のアクティベーション又は非アクティベーションを表すために使用される、ことをさらに含む、請求項2~4のいずれか一項に記載の通信方法。
【請求項6】
第1の通信デバイスであって、
重複動作が設定された無線ベアラ(RB)に関する情報を第2の通信デバイスから受信するように構成されている取得ユニットであって、前記RBが、マスタノード及び二次ノードを含む異種通信システムのRBであ
り、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが両方とも前記マスタノードに属するか、又は両方とも前記二次ノードに属し、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが両方とも5G基地局に属する、取得ユニットと、
前記取得ユニットによって取得された前記RBの前記重複動作をアクティブするかどうかを決定するように構成されている決定ユニットと、
前記決定ユニットの決定結果に基づいてアクティベーション指示を生成するように構成されている生成ユニットであって、前記アクティベーション指示は、端末に
、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが属さない前記マスタノード及び前記二次ノードについて前記RBの前記重複動作をアクティブ又は非アクティブにするように指示するために使用され
、パケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(PDCP)アンカーは、前記第1の通信デバイス及び前記第2の通信デバイスが属さない前記マスタノード又は前記二次ノード上にある、生成ユニットと、
前記生成ユニットによって生成された前記アクティベーション指示を前記端末に送信するように構成されている送信ユニットと、を含
む、第1の通信デバイス。
【請求項7】
前記異種通信システムがE-UTRA NRデュアルコネクティビティ(ENDC)
システムであり、前記第1の通信デバイスが前記二次ノード内の分散ユニット(DU)であり、前記第2の通信デバイスが前記二次ノード内の集中ユニット(CU)であり、前記RBが二次セルグループ(SCG)のRBであるか、又は
前記異種通信システムがNR E-UTRAデュアルコネクティビティ(NEDC)
システムであり、前記第1の通信デバイスが前記マスタノード内のDUであり、前記第2の通信デバイスが前記マスタノード内のCUであり、前記RBがマスタセルグループ(MCG)のRBである、請求項
6に記載の第1の通信デバイス。
【請求項8】
前記SCGの前記RBが、SCGベアラ、SCG分割ベアラ、又はPDCPが前記二次ノード上で終端されるベアラのいずれかを含む、請求項
7に記載の第1の通信デバイス。
【請求項9】
前記MCGの前記RBが、MCGベアラ、MCG分割ベアラ、又はPDCPが前記マスタノード上で終端されるベアラのいずれかを含む、請求項
7に記載の第1の通信デバイス。
【請求項10】
前記送信ユニットが、前記RBの前記重複動作のステータス情報を前記第2の通信デバイスに送信して、前記第2の通信デバイスが、前記RBの前記重複動作の前記ステータス情報に基づいて、重複パケット検出を有効にするかどうかを決定するように構成され、前記RBの前記重複動作の前記ステータス情報が、前記RBの前記重複動作のアクティブ/非アクティブを表すために使用される、請求項
7~
9のいずれか一項に記載の第1の通信デバイス。
【請求項11】
1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び通信インターフェースを含む通信デバイスであって、、前記メモリ及び前記通信インターフェースは、前記1つ以上のプロセッサに結合され、前記メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成され、前記コンピュータプログラムコードは、命令を含み、前記1つ以上のプロセッサが前記命令を実行するときに、当該通信デバイスが、請求項1~5のいずれか一項に記載の通信方法を行う、通信デバイス。
【請求項12】
コンピュータ可読記憶媒体であって、当該コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶し、当該コンピュータ可読記憶媒体が通信デバイス上で実行されるときに、前記通信デバイスが、請求項1~5
のいずれか一項に記載の通信方法を行うことが可能となる、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項13】
マスタノード及び二次ノードを含む異種通信システムであって、第1の通信デバイス及び第2の通信デバイスが両方とも前記マスタノードに属するか、又は両方とも前記二次ノードに属し、
前記第1の通信デバイスが、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法を実装するように構成され
ている、異種通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、「COMMUNICATION METHOD AND APPARATUS」と題する、2018年2月13日に中国国家知的所有権管理局に出願された中国特許出願第201810151003.3号に対する優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願の実施形態は、通信技術の分野に関し、特に、通信方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代(the 5 Generation Mobile Communication Technology、5G)システムにおいて、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network、RAN)側に重複動作(duplication)が導入されている。具体的には、送信端のパケット・データ・コンバージェンス・プロトコル(Packet Data Convergence Protocol、PDCP)レイヤは、PDCPプロトコル・データ・ユニット(Protocol Data Unit、PDU)のようなオリジナル(original)データパケットの1つのコピー(又は複数のコピー)を作製し、複数の同じデータパケット、すなわち、オリジナルデータパケット及び重複データパケットを生成する。送信端は、2つの独立した伝送経路(transmission path)に沿って2回(又は複数回)同じデータパケットをピア端に送信するために、デュアル・コネクティビティ(Dual Connectivity、DC)方式を使用してもよい。たとえば、同じデータパケットが2回送信される。最初の場合に、マスタノードへのリンク上で送信が行われ、他の場合に、二次ノードへのリンク上で送信が行われる。受信端が前記データパケットを受信した後、PDCP層は重複データパケットの検出を行い、重複データパケットを削除し、重複していない1つのデータパケットのみを上位層に送信する。gNB(5Gシステムにおいてニューラジオ(New Radio、NR)を使用す
る基地局)は、無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリングを使用して各無線ベアラ(Radio Bearer、RB)の重複を設定し、メディアアクセス制御(Media Access Control、MAC)層シグナリングを使用して各データ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)、すなわちDRBごとに重複をアクティブ/非アクティブにする。前述の重複動作は、データ伝送の信頼性を改善し、データ伝送の遅延を低減することができ、特に、超高信頼低遅延サービスに適用可能である。
【0004】
5Gシステムでは、gNBとロング・ターム・エボリューション(Long Term Evolution、LTE)基地局(例えば、発展型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)に接続されたeNB、又は次世代コア(Next Generation Core、NGC)に接続されたng-eNB)がネットワーク上で協調するシナリオが存在する。このシナリオでは、RBのPDCPエンティティが位置する基地局をPDCPアンカー(anchor)と呼び、マスタノード(Master Node、MN)と端末との間の伝送路をMNリンク(MN link)、MNレグ(MN leg)又はマスタレグ(master leg)と呼び、二次ノード(Secondary Node、SN)と端末との間の伝送路をSNリンク(SN link)、SNレグ(SN leg)又は二次レグ(secondary leg)と呼ぶ。RBに対して重複が設定され、アクティブにされると、MNリンクとSNリンクを別々に使用して、同じデータパケットをRBに対して送信することができる。PDCPアンカーは、LTE基地局又はgNBであってもよい。gNBのMAC層は、重複をアクティブ/非アクティブにすることができるが、LTE基地局のMAC層は、アクティブ/非アクティブにする動作を行うことができない。このように、PDCPアンカーがLTE基地局である場合、LTE基地局は、LTEエアインターフェースを介して端末に重複アクティベーション/非アクティベーション指示を送信することができない。
【発明の概要】
【0005】
この出願の実施形態は、PDCPアンカーがLTE基地局である場合に、LTE基地局がアクティベーション/非アクティベーション指示を端末に送信することができないという問題を解決するための通信方法及び装置を提供する。
【0006】
前述の目的を達成するために、本出願の実施態様において、以下の技術的解決策が使用される。
【0007】
第1の態様によれば、通信方法が提供される。第1の通信デバイスは、RBの重複動作のステータス情報を取得した後、RBの重複動作のステータス情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報に基づいてアクティベーション指示を生成し、端末にアクティベーション指示を送信するようにする。本明細書では、アクティベーション指示は、端末にRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするように指示するために使用され、RBの重複動作のステータス情報は、RBの重複動作のアクティベーション/非アクティブを表すために使用され、RBは、異種通信システムのRBである。
【0008】
第1の通信デバイスがLTE基地局であり、第2の通信デバイスがgNBである場合、LTE基地局は、RBのステータス情報を取得した後、gNBにRBのステータス情報を送信して、gNBのMAC層がアクティベーション指示を生成するようにすることができる。これは、アンカーがLTE基地局である場合、LTE基地局が端末にアクティベーション/非アクティベーション指示を送信することができないという問題を解決する。第1の通信デバイスがgNB内のCUであり、第2の通信デバイスがgNB内のDUである場合、DUのMAC層を使用してアクティベーション指示が生成されてもよく、次いで、アクティベーション指示が端末に送信される。このようにして、重複動作の設定とアクティベーションは、gNBがCUとDUを含むシナリオで実装される。
【0009】
ここで、第1の通信デバイス及びPDCPアンカーは、同じのデバイスであってもよく、異なるデバイスであってもよい。
【0010】
任意で、本出願の可能な実装において、「無線ベアラRBの重複動作のステータス情報を取得すること」の方法は、第1の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報を決定することとすることができる。第1の通信デバイスがRBの重複動作のステータス情報を決定することは、第1の通信デバイスが、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定することである。
【0011】
任意で、本出願の別の可能な実装では、第1の通信デバイスがRBの重複動作のステータス情報を決定する前に、第1の通信デバイスがRBに対して重複動作を設定することを決定するか、又は第1の通信デバイスが第3の通信デバイスによって送信されたRBに関する情報を受信する。
【0012】
第1の通信デバイスがLTE基地局の場合、第1の通信デバイスは、RBに対して重複動作を設定することを決定し、RBの重複動作のステータス情報を決定する。第1の通信デバイスがgNB内のDUである場合、第1の通信デバイスは、第3の通信デバイス(LTE基地局)によって送信されたRBに関する情報を受信し、受信したRBに関する情報に基づいて、RBの重複動作のステータス情報を決定する。
【0013】
任意で、本出願の別の可能な実装において、第1の通信デバイスがRBに対して重複動作を設定することを決定する場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードであってもよく、RBはマスタセルグループMCGのRBであるか、異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであってもよく、RBは二次セルグループSCGのRBであるか、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードの集中ユニットCUであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードの分散ユニットDUであってもよく、RBは二次セルグループSCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のDUであってもよく、RBはマスタセルグループMCGのRBである。
【0014】
任意で、本出願の別の可能な実装において、第1の通信デバイスが第3の通信デバイスによって送信されたRBに関する情報を受信した場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内のCUであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第3の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノードであり、RBはMCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第3の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードであり、RBはSCGのRBである。
【0015】
任意で、本出願の別の可能な実装において、「無線ベアラRBの重複動作のステータス情報を取得すること」の方法は、第1の通信デバイスが第3の通信デバイスからRBの重複動作のステータス情報を受信することであってもよい。この場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内のCUであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第3の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであり、RBはMCGのRBである。異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであってもよく、これに対応して第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第3の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノードであり、RBはSCGのRBである。
【0016】
本出願の本実施形態では、第1の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報を決定してもよく、又は第3の通信デバイスによって送信されたRBの重複動作のステータス情報を受信してもよいことが分かる。
【0017】
第2の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、第1の通信デバイスである。具体的には、通信デバイスは、取得ユニットと、送信ユニットとを含む。
【0018】
本出願で提供されるユニット及びモジュールによって実装される機能は、具体的には以下のようである。
【0019】
取得ユニットは、無線ベアラRBの重複動作重複のステータス情報を取得するように構成され、RBの重複動作のステータス情報は、RBの重複動作のアクティベーション/非アクティベーションを表すために使用され、RBは異種通信システムのRBである。送信ユニットは、取得ユニットによって取得されたRBの重複動作のステータス情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報に基づいてアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信するように構成され、アクティベーション指示は、端末がRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを指示するために使用される。
【0020】
任意で、本出願の可能な実装において、本出願の本実施形態において提供される通信デバイスは、決定ユニットをさらに含む。決定ユニットは、取得ユニットによって取得されたRBの重複動作のステータス情報を決定するように構成される。
【0021】
任意で、この出願の別の可能な実装では、決定ユニットは、RBの重複動作のステータス情報を決定する前に、RBに対して重複動作を設定することを決定するようにさらに構成される。代替的には、本出願の本実施形態において提供される通信デバイスは、受信ユニットをさらに含む。受信ユニットは、決定ユニットがRBの重複動作のステータス情報を決定する前に、第3の通信デバイスによって送信されたRBに関する情報を受信するように構成される。
【0022】
任意で、本出願の別の可能な実装において、決定ユニットがRBに対して重複動作を設定することを決定した場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであり、第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードであり、RBはマスタセルグループMCGのRBであるか、異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードであり、第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであり、RBは二次セルグループSCGのRBであるか、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内の集中ユニットCUであり、第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内の分散ユニットDUであり、RBは二次セルグループSCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであり、第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のDUであり、RBはマスタセルグループMCGのRBである。
【0023】
任意で、この出願の別の可能な実装では、受信ユニットが第3の通信デバイスによって送信されたRBに関する情報を受信し、異種通信デバイスがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内のCUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第3の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、RBがMCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のCUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第3の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、RBがSCGのRBである。
【0024】
任意で、この出願の別の可能な実装では、取得ユニットは、具体的には、第3の通信デバイスからRBの重複動作のステータス情報を受信するように構成される。これに対応して、異種通信システムはENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内のCUであり、第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第3の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであり、RBはMCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムはNEDCであり、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであり、第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第3の通信デバイスは異種通信システムのセカンダリノードであり、RBはSCGのRBである。
【0025】
第3の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び通信インターフェースを含む。メモリ及び通信インターフェースは、1つ以上のプロセッサに結合される。通信デバイスは、通信インターフェースを介して他のデバイスと通信する。メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成される。コンピュータプログラムコードは、命令を含む。1つ以上のプロセッサが命令を実行するときに、通信デバイスは、第1の態様及び第1の態様の可能な実装に従って通信方法を行う。
【0026】
第4の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体がさらに提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が通信デバイス上で実行される場合、通信デバイスは、第1の態様及び第1の態様の可能な実装に従って通信方法を行うことが可能となる。
【0027】
第5の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラム製品がさらに提供される。コンピュータプログラム製品が通信デバイス上で実行される場合、通信デバイスは、第1の態様及び第1の態様の可能な実装に従って通信方法を行うことが可能となる。
【0028】
本出願において、第2の態様、第3の態様、第4の態様、第5の態様、並びに第2の態様、第3の態様、第4の態様、及び第5の態様の様々な実装の詳細な説明については、第1の態様及び第1の態様の種々の実装の詳細な説明を参照し、第2の態様、第3の態様、第4の態様、第5の態様、並びに第2の態様、第3の態様、第4の態様、及び第5の態様の様々な実装の有益な効果については、第1の態様及び第1の態様の種々の実装の有益な効果の分析を参照のこと。詳細は、本明細書では再度説明しない。
【0029】
第6の態様によれば、通信方法が提供され、第1の通信デバイスによって、重複動作重複が設定された無線ベアラRBに関する情報を取得することであって、RBは異種通信システムのRBである、ことと、第1の通信デバイスによって、RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定することと、第1の通信デバイスによって、アクティベーション指示を生成することと、アクティベーション指示を端末に送信することであって、アクティベーション指示が、端末にRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするように指示するために使用される、ことと、を含む。
【0030】
第1の通信デバイスは、gNB又はgNB内のDUであってもよく、gNBがCU及びDUを含むシナリオにおいて重複動作の設定及びアクティブが実装される。
【0031】
本明細書において、第1の通信デバイス及びPDCPアンカーは、同じデバイスであってもよいし、異なるデバイスであってもよい。
【0032】
任意で、本出願の可能な実装において、「第1の通信デバイスによって、重複動作重複が設定された無線ベアラRBに関する情報を取得すること」についての方法は、第1の通信デバイスによって、第2の通信デバイスからRBに関する情報を受信することであって、RBに関する情報は、第2の通信デバイスによって決定されるか、又は第3の通信デバイスによって送信され、第2の通信デバイスによって受信されることである。
【0033】
任意で、本出願の別の可能な実装において、RBに関する情報が第2の通信デバイスによって決定される場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、第2の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、RBがマスタセルグループMCGのRBであるか、異種通信システムがNEDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、RBが二次セルグループSCGのRBであるか、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の分散ユニットDUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の集中ユニットCUであり、RBが二次セルグループSCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCである場合、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであり、RBはマスタセルグループMCGのRBである。
【0034】
任意で、本出願の別の可能な実施において、RBに関する情報が第3の通信デバイスによって送信され、第2の通信デバイスによって受信され、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の分散ユニットDUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の集中ユニットCUであり、第3の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、RBがMCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のCUであり、第3の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、RBがSCGのRBである。
【0035】
任意で、この出願の別の可能な実装では、「第1の通信デバイスによって、重複動作重複が設定された無線ベアラRBに関する情報を取得すること」の方法は、第1の通信デバイスがRBに対して重複動作を設定することを決定することである。この場合、異種通信システムはENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノード又は異種通信システムの二次ノードのDUであり、RBはSCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムはNEDCであり、第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード又は異種通信システムのマスタノード内のDUであり、RBはMCGのRBである。
【0036】
本出願の本実施形態では、第1の通信デバイスが、RBに対して重複動作を設定することを決定してもよく、又は第2の通信デバイスによって送信されたRBに関する情報を受信してもよいと分かる。
【0037】
任意で、本出願の別の可能な実装において、第1の通信デバイスがRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定した後、第1の通信デバイスは、さらに、RBの重複動作のステータス情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定するようにする。RBの重複動作のステータス情報は、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブを表すために使用される。第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のCUであるか、又は第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のCUである。代替的には、第1の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードであり、第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであるか、又は第1の通信デバイスは異種通信システムのマスタノードであり、第2の通信デバイスは異種通信システムの二次ノードである。
【0038】
任意で、本出願の別の可能な実装では、第1の通信デバイスがRBに対して重複動作を設定することを決定した後、第1の通信デバイスは、RBに関する情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、RBに関する情報に基づいて設定情報を生成し、設定情報を端末に送信するようにし、設定情報は、RBに対して重複動作を設定することを指示するために使用され、異種通信システムは、ENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のCUであるか、あるいは、異種通信システムは、NEDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のCUである。代替的には、第1の通信デバイスがRBに対する重複動作を構成することを決定した後、第1の通信デバイスは、さらに、設定情報を生成し、第2の通信デバイスに設定情報を送信して、第2の通信デバイスが、設定情報を端末に送信するようにし、この場合、設定情報は、RBに対する重複動作を設定するように指示するために使用され、異種通信システムは、ENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノードであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノードである、あるいは、異種通信システムは、NEDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノードであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノードである。
【0039】
第7の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、第1の通信デバイスである。具体的には、通信デバイスは、取得ユニットと、決定ユニットと、生成ユニットと、送信ユニットとを含む。
【0040】
本出願で提供されるユニットやモジュールによって実装される機能は、具体的には以下のようである。
【0041】
取得ユニットは、重複動作重複が設定された無線ベアラRBに関する情報を取得するように構成されており、RBは異種通信システムのRBである。決定ユニットは、取得ユニットによって取得されたRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定するように構成される。生成ユニットは、決定ユニットの決定結果に基づいてアクティベーション指示を生成するように構成され、アクティベーション指示は、端末にRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするように指示するために使用される。送信ユニットは、発電ユニットによって生成されたアクティベーション指示を端末に送信するように構成される。
【0042】
任意で、本出願の可能な実装において、取得ユニットは、具体的には、第2の通信デバイスからRBに関する情報を受信するように構成され、RBに関する情報は、第2の通信デバイスによって決定されるか、又は第3の通信デバイスによって送信され、第2の通信デバイスによって受信される。
【0043】
任意で、本出願の別の可能な実施において、RBに関する情報が第2の通信デバイスによって決定される場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、第2の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、RBがマスタセルグループMCGのRBであるか、異種通信システムがNEDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、RBが二次セルグループSCGのRBであるか、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の分散ユニットDUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の集中ユニットCUであり、RBが二次セルグループSCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスは異種通信システムのマスタノード内のCUであり、RBがマスタセルグループMCGのRBである。
【0044】
任意で、本出願の別の可能な実装において、RBに関する情報が第3の通信デバイスによって送信され、第2の通信デバイスによって受信される場合、異種通信システムがENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の分散ユニットDUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムの二次ノード内の集中ユニットCUであり、第3の通信デバイスが異種通信システムのマスタノードであり、RBがMCGのRBであるか、あるいは、異種通信システムがNEDCであり、第1の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスが異種通信システムのマスタノード内のCUであり、第3の通信デバイスが異種通信システムの二次ノードであり、RBがSCGのRBである。
【0045】
任意で、本出願の別の可能な実装では、取得ユニットは、具体的には、RBに対して重複動作を設定することを決定するように構成される。この場合、異種通信システムは、ENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード又は異種通信システムの二次ノードのDUであり、RBは、SCGのRBであるか、あるいは異種通信システムは、NEDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード又は異種通信システムのマスタノード内のDUであり、RBは、MCGのRBである。
【0046】
任意で、本出願の別の可能な実装では、送信ユニットは、RBの重複動作のステータス情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定するようにさらに構成され、RBの重複動作のステータス情報は、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブを表すために使用され、第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のCUであるか、又は、第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のCUである。
【0047】
任意で、本出願の別の可能な実装において、送信ユニットは、RBに対して重複動作を設定することが決定された後に、RBに関する情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスがRBに関する情報に基づいて設定情報を生成し、設定情報を端末に送信するようにさらに構成され、設定情報は、RBに対して重複動作を設定するように指示するために使用され、異種通信システムは、ENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノード内のCUであるか、あるいは、異種通信システムは、NEDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のDUであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノード内のCUである。代替的には、生成ユニットは、設定情報を生成するようにさらに構成され、設定情報は、RBに対して重複動作を設定するように指示するために使用され、送信ユニットは、設定情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、設定情報を端末に送信するようにするようにさらに構成され、異種通信システムは、ENDC又はNG-ENDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノードであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノードであるか、あるいは、異種通信システムは、NEDCであり、第1の通信デバイスは、異種通信システムのマスタノードであり、第2の通信デバイスは、異種通信システムの二次ノードである。
【0048】
第8の態様によれば、通信デバイスが提供される。通信デバイスは、1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び通信インターフェースを含む。メモリ及び通信インターフェースは、1つ以上のプロセッサに結合される。通信デバイスは、通信インターフェースを介して他のデバイスと通信する。メモリは、コンピュータプログラムコードを記憶するように構成される。コンピュータプログラムコードは、命令を含む。通信デバイスは、1つ以上のプロセッサが命令を実行する場合、第6の態様及び第6の態様の可能な実装に従って通信方法を行う。
【0049】
第9の態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体がさらに提供される。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。命令が通信デバイス上で実行される場合、通信デバイスは、第6の態様及び第6の態様の可能な実装に従って通信方法を行うことが可能となる。
【0050】
第10の態様によれば、命令を含むコンピュータプログラムプロダクトがさらに提供される。コンピュータプログラム製品が通信デバイス上で実行される場合、通信デバイスは、第6の態様及び第6の態様の可能な実装に従って通信方法を行うことが可能となる。
【0051】
本出願における第7の態様、第8の態様、第9の態様、及び第10の態様並びにそれらの実装の詳細な説明については、第6の態様及び第6の態様の実装の詳細な説明を参照のこと。追加的に、第7の態様、第8の態様、第9の態様、及び第10の態様並びにそれらの実装の有益な効果については、第6の態様及び第6の態様の実装における有益な効果の分析を参照のこと。詳細は、本明細書では再度説明しない。
【0052】
本出願において、前述の通信デバイスの名称は、デバイス又は機能モジュールに対するいかなる制限を構成しない。実際の実装では、これらのデバイスや機能モジュールは他の名称を有することがある。各デバイス又は機能モジュールは、デバイス又は機能モジュールの機能が本出願に記載されたものと同様であれば、特許請求の範囲及び本出願におけるそれらの等価の技術によって規定された範囲内にある。
【0053】
本出願のこれらの態様又は別の態様は、以下の説明において、より簡潔かつ理解可能である。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【
図1】ENDCシナリオにおける通信システムの概略構造図である。
【
図2】NEDCシナリオにおける通信システムの概略構造図である。
【
図3】NG-ENDCシナリオにおける通信システムの概略構造図である。
【
図4】CU及びDUを含むgNBの概略構造図である。
【
図5】本出願の実施形態による基地局のハードウェアの概略構造図である。
【
図6】本出願の実施形態による携帯電話のハードウェアの概略構造図である。
【
図7】本出願の実施形態による通信方法の第1の概略フローチャートである。
【
図8A】本出願の実施形態による通信方法の第2の概略フローチャートである。
【
図8B】本出願の実施形態による通信方法の第2の概略フローチャートである。
【
図9A】本出願の実施形態による通信方法の第3の概略フローチャートである。
【
図9B】本出願の実施形態による通信方法の第3の概略フローチャートである。
【
図10A】本出願の実施形態による通信方法の第4の概略フローチャートである。
【
図10B】本出願の実施形態による通信方法の第4の概略フローチャートである。
【
図11A】本出願の実施形態による通信方法の第5の概略フローチャートである。
【
図11B】本出願の実施形態による通信方法の第5の概略フローチャートである。
【
図12A】本出願の実施形態による通信方法の第6の概略フローチャートである。
【
図12B】本出願の実施形態による通信方法の第6の概略フローチャートである。
【
図13A】本出願の実施形態による通信方法の第7の概略フローチャートである。
【
図13B】本出願の実施形態による通信方法の第7の概略フローチャートである。
【
図14A】本出願の実施形態による通信方法の第8の概略フローチャートである。
【
図14B】本出願の実施形態による通信方法の第8の概略フローチャートである。
【
図15A】本出願の実施形態による通信方法の第9の概略フローチャートである。
【
図15B】本出願の実施形態による通信方法の第9の概略フローチャートである。
【
図16A】本出願の実施形態による通信方法の第10の概略フローチャートである。
【
図16B】本出願の実施形態による通信方法の第10の概略フローチャートである。
【
図17A】本出願の実施形態による通信方法の第11の概略フローチャートである。
【
図17B】本出願の実施形態による通信方法の第11の概略フローチャートである。
【
図18A】本出願の実施形態による通信方法の第12の概略フローチャートである。
【
図18B】本出願の実施形態による通信方法の第12の概略フローチャートである。
【
図19A】本出願の実施形態による通信方法の第13の概略フローチャートである。
【
図19B】本出願の実施形態による通信方法の第13の概略フローチャートである。
【
図20A】本出願の実施形態による通信方法の第14の概略フローチャートである。
【
図20B】本出願の実施形態による通信方法の第14の概略フローチャートである。
【
図21A】本出願の実施形態による通信方法の第15の概略フローチャートである。
【
図21B】本出願の実施形態による通信方法の第15の概略フローチャートである。
【
図22A】本出願の実施形態による通信方法の第16の概略フローチャートである。
【
図22B】本出願の実施形態による通信方法の第16の概略フローチャートである。
【
図23A】本出願の実施形態による通信方法の第17の概略フローチャートである。
【
図23B】本出願の実施形態による通信方法の第17の概略フローチャートである。
【
図24A】本出願の実施形態による通信方法の第18の概略フローチャートである。
【
図24B】本出願の実施形態による通信方法の第18の概略フローチャートである。
【
図25A】本出願の実施形態による通信方法の第19の概略フローチャートである。
【
図25B】本出願の実施形態による通信方法の第19の概略フローチャートである。
【
図26A】本出願の実施形態による通信方法の第20の概略フローチャートである。
【
図26B】本出願の実施形態による通信方法の第20の概略フローチャートである。
【
図27】本出願の実施形態による通信デバイスの第1の概略構造図である。
【
図28】本出願の実施形態による通信デバイスの第2の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0055】
さらに、本願の実施形態においては、用語「例示的」又は「例えば」は、例、例示又は説明を与えるために使用される。本願の実施形態において「例示的」又は「例えば」として記載されている実施形態又は設計スキームは、別の実施形態又は設計スキームよりも、好ましいもの又は利点を有するものとして説明されるべきではない。まさに、用語「例示的」又は「例えば」などの使用は、特定の方式で相対的な概念を表することを意図している。
【0056】
以下の用語「第1」及び「第2」は、単に説明を目的とすることを意図しており、表示された技術的特徴の数の相対的重要性の表示若しくは示唆又は暗黙的表示として理解されるものではない。従って、「第1」又は「第2」によって限定される特徴は、1つ以上の特徴を明示的又は暗黙的に含んでもよい。本出願の実施形態の説明においては、別段の記載がない限り、「複数」とは、2つ以上を意味する。
【0057】
重複動作(重複)は、5GシステムにおいてRAN側に導入される。具体的には、送信端のPDCP層は、オリジナル(original)データパケットの1つのコピー(又は複数のコピー)を作製し、複数の同じデータパケット、すなわち、オリジナルのデータパケット及び重複データパケットを生成する。送信端は、2つの独立した伝送経路(transmission path)に沿って、同じデータパケットをピア端部に2回(又は複数回)送信するためにDC方式を使用してもよい。受信端が前述のデータパケットを受信した後、PDCP層は重複データパケットの検出を行い、重複データパケットを削除し、重複していない1つのデータパケットのみを上位層に送信する。
【0058】
本出願の実施形態に提供される通信方法によれば、送信端は、2つの同じデータパケットを生成してもよく、又は複数の同じデータパケットを生成するように構成されてもよい。説明を容易にするために、この出願の実施形態におけるすべての後続の内容は、送信端が2つの同じデータパケットを生成する例を使用して説明される。
【0059】
現在、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project、3GPP)は、次世代アクセスネットワーク(New Radio、NR)内での重複について議論しており、以下の結論を導き出している。
【0060】
1.送信端は、キャリアアグリゲーション(Carrier Aggregation、CA)方式で重複を実行することができ、具体的には、2つの同じデータパケットは、それぞれ、異なるキャリアコンポーネント(Carrier Component、CC)/セルを使用してピア端に送信されるか、又はDC方式で重複を実行することができ、具体的には、2つの同じデータパケットは、それぞれ、異なる伝送リンク/レグ(leg)/基地局/セルグループ(cell group)を使用してピア端に送信される。
【0061】
2.送信端のPDCP層は、重複データパケットを生成することを担当し、受信端のPDCP層は、重複データパケット検出を行うことを担当して、上位層に送達されるデータパケットに重複データパケットが存在しないことを保証する。
【0062】
3.gNB(NR基地局とも呼ばれる)は、RRCシグナリングを使用して、PDCP層に対して重複が設定されているかどうかを端末に指示する。例えば、基地局は、1ビット(ビット)指示を使用して、上りリンク重複がPDCPエンティティに対応するPDCPエンティティ/RBに対して設定されたかどうかを端末に通知する。無線ベアラRBは、シグナリング無線ベアラSRB又はデータ無線ベアラDRBであってもよい。
【0063】
下りリンクでは、gNBは送信端であり、gNBは重複を実行するかどうかを決定することができることに留意されたい。端末のPDCP層に対して重複データパケット検出が有効である場合、端末は受信端末である。しかしながら、上りリンクのために、端末は送信端末であり、端末が重複データパケットを生成する必要があるかどうかは、基地局の指示に従って決定される必要がある。
【0064】
4.gNBは、MAC層シグナリングを使用して重複をアクティブ/非アクティブにする。
【0065】
前述の説明から、RRCシグナリングは、重複を設定するためにのみ使用されることがわかる。現在、RBの重複をアクティブ/非アクティブにするかどうかについては、gNBはMAC制御要素(Control Element、CE)を使用して端末に指示を送信してもよい。
【0066】
例えば、ビットマップ(BitMap)は、DRBに対応するPDCP重複のアクティブ/非アクティブ状態を指示するために、MAC層で定義される。「1」はアクティブを示し、「0」は非アクティブを示す。
【0067】
無線通信システムにおいては、ベアラ(bearer)は、無線ベアラRB、EPSベアラ、発展型無線アクセスベアラE-RABなどを含んでもよいと留意されたい。EPSベアラとE-RABは各々無線ベアラ部分を含み、無線ベアラと1対1で対応しているので、本出願のRBは、無線ベアラを参照してもよいし、E-RAB又はEPSベアラを参照してもよい。
【0068】
5Gシステムでは、マルチ無線アクセス技術デュアル・コネクティビティ(Multiple-RAT Dual Connectivity、MR-DC)のための異種通信システムが存在する。異種通信システムは、ENDC(E-UTRA NR DC)、NEDC(NR E-UTRA DC)及びNG-ENDC(Next Generation E-UTRA NR DC)を含む。3つの異種通信システムにおいて、LTE基地局(LTE eNB/eLTE eNB)は、デュアル・コネクティビティを介してNR基地局(gNBと呼ばれる)に接続される。eLTE eNBはNGCに接続され得るLTE eNBである。NGCは、第5世代コア(5th Generation Core、5GC)とも呼ばれ、eLTE eNBはng-eNBとも呼ばれる。
【0069】
ENDCは、オプション3/3A/3Xとも呼ばれる。ENDC通信システムでは、LTE eNBはMN、gNBはSN、MNは発展型パケットコア(Evolved Packet Core、EPC)に接続され、MNとSNは端末とEPCとの間のデータのためのエアインターフェース伝送リソースを提供する。
【0070】
図1に示すように、
図1の(a)はオプション3の通信システムの概略構造図であり、
図1の(b)はオプション3Aの通信システムの概略構造図である。オプション3の通信システムでは、LTE eNBをS1インターフェース(S1-CインターフェースとS1-Uインターフェースを含む)を介してEPCに接続し、LTE eNBをX2インターフェースを介してgNBに接続し、LTE eNBをMNレグを使用して端末に接続し、gNBをSNレグを使用して端末に接続する。オプション3Aの通信システムは、S1-Uインターフェースを介してgNBをさらにEPCに接続するという点で、オプション3の通信システムとは異なる。区別を容易にするために、
図1において、制御プレーン接続は、破線を使用して表される。
【0071】
NEDCは、オプション4/4Aとも呼ばれる。NEDC通信システムでは、gNBはMN、eLTE eNBはSN、MNはNGCに接続され、MNとSNは端末とNGC間のデータのためのエアインターフェース伝送リソースを提供する。
【0072】
図2に示すように、
図2の(a)はオプション4の通信システムの概略構造図であり、
図2の(b)はオプション4Aの通信システムの概略構造図である。オプション4の通信システムでは、gNBをNGインターフェース(NG-CインターフェースとNG-Uインターフェースを含む)を介してNGCに接続し、eLTE eNBをXnインターフェースを介してgNBに接続し、gNBをMNレグを使用して端末に接続し、eLTE eNBをSNレグを使用して端末に接続する。オプション4Aの通信システムは、NG-Uインターフェースを介してeLTE eNBをさらにNGCに接続するという点で、オプション4の通信システムとは異なる。識別を容易にするために、
図2において、制御プレーン接続は、破線を使用して表される。
【0073】
NG-ENDCはオプション7/7A/7Xとも呼ばれる。NG-ENDC通信システムでは、eLTE eNBはMNであり、gNBはSNであり、MNをNGCに接続する。NG-ENDC通信システムは、端末とNGCとの間のデータのためのエアインターフェース伝送リソースをMNとSNが提供するという点で、前述のENDC通信システムとは異なる。
【0074】
図3に示すように、
図3の(a)はオプション7の通信システムの概略構造図であり、
図3の(b)はオプション7Aの通信システムの概略構造図である。オプション7の通信システムでは、eLTE eNBをNGインターフェース(NG-CインターフェースとNG-Uインターフェースを含む)を介してNGCに接続し、eLTE eNBをXnインターフェースを介してgNBに接続し、eLTE eNBをMNレグを使用して端末に接続し、gNBをSNレグを使用して端末に接続する。オプション7Aの通信システムは、NG-Uインターフェースを介してgNBをさらにNGCに接続するという点で、オプション7の通信システムとは異なる。識別を容易にするために、
図3において、制御プレーン接続は、破線を使用して表される。
【0075】
5Gシステムでは、gNBは集中ユニット(Centralized Unit、CU)と分散ユニット(Distributed Unit、DU)を含んでもよい。
【0076】
CUは、主に、無線資源及び接続の集中管理及び制御を担当するように構成され、無線上位層プロトコルスタック機能、例えば、RRC層又はPDCP層を有する。また、CUは、いくつかのコアネットワーク機能のアクセスネットワークへの移動をサポートすることができ、アクセスネットワークは、エッジ・コンピューティング・ネットワークと呼ばれて、将来の通信ネットワークにおいて、ネットワーク遅延に関して、新たなサービス(ビデオ、オンラインショッピング、又は仮想/拡張現実など)のより高い要件を満たすことができるようにする。DUは、分散ユーザプレーン処理機能を有し、主に、物理層機能と比較的リアルタイムの要件が高い層2機能を有する。これに対応して、CUはRRC層とPDCP層を有し、DUはRLC層、MAC層、及びPHY層を有する。
【0077】
CUは集中方式で展開されることがあり、DUの展開は実際のネットワーク環境に依存する。例えば、中心市街地、又は比較的交通密度の高いエリア、比較的小さいサイト間距離、又は限定された設備室リソース、例えば、大学又は大規模な演奏会場では、DUを集中方式で展開してもよい。比較的交通が疎なエリア、比較的大きいサイト間距離など、例えば郊外の郡や山岳エリアのようなエリアでは、DUを分散方式で展開してもよい。
【0078】
図4は、CU及びDUを含むgNBの概略構造図である。
図4に示すように、CUは、CU-DUインターフェースを介してDUと通信する。インターフェースは、CUとDUとの間の制御プレーンメッセージ、gNBの端末のRRCメッセージ、gNBによってサービスされる端末のデータなどを送信するように構成されてもよい。説明を容易にするために、CU-DUインターフェースはF1インターフェースと呼ばれ、CU-DUインターフェースの制御プレーンはF1-Cと呼ばれ、CU-DUインターフェースのユーザプレーンはF1-Uと呼ばれる。F1-Cによって搬送されるCUとDUとの間の制御プレーンメッセージは、F1アプリケーションプロトコル(F1 Application Protocol、F1AP)メッセージと呼ばれる。F1APメッセージは、共通メッセージ(Common Message、又はNon-UE-Associated)と、ユーザ機器(User Equipment、UE)に関連するメッセージ(UE-Associated)の2つの部分に分割されてもよい。共通メッセージは、F1インターフェース管理、CU/DU設定更新、セル管理などのために使用されてもよい。UEに関連するメッセージは、UEコンテキストを確立/管理/更新/削除し、UEのサービス品質(Quality of Service、QoS)パラメータ、UEのプロトコルスタック設定などを交換するために使用されてもよい。追加的に、UEに関連するメッセージは、さらに、UEのRRCメッセージを送信するために使用されてもよく、具体的には、伝送は、UEのシグナリング無線ベアラ(Signaling Radio Bearer、SRB)1/SRB2/SRB1S/SRB2S/SRB3を使用して送信されるRRCメッセージのPDCPプロトコル・データ・ユニット(Protocol Data Unit、PDU)と、SRB0を使用して送信されたRRCメッセージのRRC PDUとを、RRCコンテナ(Container)としてF1APメッセージに追加することによって行われる。F1-UはUEのデータを送信する。具体的には、伝送は、一般パケット無線サービストンネルプロトコル-ユーザプレーン(General Packet Radio Service Tunneling Protocol-User Plane、GTP-U)データパケット内にUEのPDCP PDUをカプセル化することにより行われる。ここで、UEのDRBは、GTPトンネルエンドポイント識別子(Tunnel Endpoint Identifier、TEID)を使用してよって識別され得る。
【0079】
MR-DCの様々な通信システムにおいて、PDCPアンカーのPDCP層が重複機能を有する場合、RBに対して重複動作が設定されアクティブにされた後に重複データパケットが生成されてもよく、同じデータパケットがMNリンクとSNリンクを別々に使用してRBに対して送信されてもよく、データ送信の信頼性が向上する。NR PDCPは重複機能を有する。従って、MR-DCの3つの通信システムの全てにおいて、NR側は重複機能を有しており、LTE側もまた、NR PDCPが端末に対してLTE側に設定されている可能性があるため重複機能を有してもよい。例えば、PDCPアンカーがSNである場合、PDCPアンカーは、設定情報を生成し、PDCPがSN上で終端される二次セルグループ(Secondary Cell Group、SCG)/RB(SN終端ベアラ)のRB(例えば、SCGベアラ又はSCG分割ベアラ)に対して重複動作を設定してもよい。PDCPアンカーがMNである場合、PDCPアンカーは、設定情報を生成し、PDCPがMN上で終端されるマスタセルグループ((Master Cell Group、MCG)/RB(MN終端ベアラ)のRB(例えば、MCGベアラ又はMCG分割ベアラ)に対して重複動作を設定してもよい。
【0080】
説明を容易にするために、PDCPがSN上で終端される二次セルグループ(Secondary Cell Group、SCG)/RB(SN終端ベアラ)のRB(例えば、SCGベアラ又はSCG分割ベアラ)は、まとめてSCGのRBと呼ばれ、マPDCPがMN上で終端されるスタセルグループ(Master Cell Group、MCG)/RB(MN終端ベアラ)のRB(例えば、MCGベアラ又はMCG分割ベアラ)は、まとめてMCGのRBと呼ばれる。
【0081】
具体的には、ある方式では、MNはMCGのRBに対して重複動作を設定するかどうかを決定し、SNはSCGのRBに対して重複動作を設定するかどうかを決定する。代替的には、別の方式では、MNは、MCGのRB及びSCGのRBに対して重複動作を設定するかどうかを決定する。SCGのRBについては、MNがSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定した後、MNは、RBに関する情報(例えば、RB識別子(ID)及びRBインデックス(RB index))をSNに送信して(例えば、MNとSNとの間のインターフェースメッセージを使用して、インターフェースメッセージは、X2/Xnインターフェースの制御プレーンメッセージであってもよく、任意で、メッセージは、二次ノード追加リクエスト(SN addition request)メッセージ/二次ノード修正リクエスト(SN modification request)メッセージである)、SNがRBに対応する設定情報(例えば、PDCP設定)を生成することを可能にし、次いで、SNはMNに設定情報を送信して(例えば、MNとSNとの間のインターフェースメッセージを使用して、インターフェースメッセージは、X2/Xnインターフェースの制御プレーンメッセージであってもよく、任意で、メッセージは、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)メッセージである)、MNが設定情報を端末に送信するようにし(例えば、RRCメッセージを使用して、RRCメッセージは、RRC再設定メッセージであってもよい)、端末が、RBに対して重複動作が設定されたことを決定することを可能にする。
【0082】
NR gNBのMAC層は、重複をアクティブ/非アクティブにすることができるが、E-UTRA/LTE基地局のMAC層(例えば、LTE eNB又はeLTE eNB)はアクティベーション/非アクティベーション動作を行うことができない。このように、PDCPアンカーがLTE基地局である場合、LTE基地局は、LTEエアインターフェースを介して端末にアクティベーション/非アクティベーション指示を送信することができない。
【0083】
追加的に、gNBがCUとDUが含むシナリオでは、gNBによって、重複動作を設定することを決定し、設定後に重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定するための方法が現状存在しない。
【0084】
前述の問題のために、本出願の実施形態は通信方法を提供する。第1の通信デバイスは、RBの重複動作のステータス情報を取得した後、RBの重複動作のステータス情報を第2の通信デバイスに送信して、第2の通信デバイスが、RBの重複動作のステータス情報に基づいて、端末がRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを指示するために使用されるアクティベーション指示を生成し、端末にアクティベーション指示を送信するようにする。第1の通信デバイスがLTE基地局であり、第2の通信デバイスがgNBである場合、LTE基地局は、RBのステータス情報を取得した後、gNBにRBのステータス情報を送信して、gNBのMAC層がアクティベーション指示を生成するようにすることができる。これは、アンカーがLTE基地局である場合、LTE基地局が端末にアクティベーション/非アクティベーション指示を送信することができないという問題を解決する。第1の通信デバイスがgNB内のCUであり、第2の通信デバイスがgNB内のDUである場合、DUのMAC層を使用してアクティベーション指示が生成されてもよく、次いで、アクティベーション指示が端末に送信される。このようにして、重複動作の設定とアクティベーションは、gNBがCUとDUを含むシナリオで実装される。ここで、第1の通信デバイス及びPDCPアンカーは、同じのデバイスであってもよく、異なるデバイスであってもよい。第1の通信デバイスがMNである場合、第2の通信デバイスはPDCPアンカーであってもよい。MNアンカーとPDCPアンカーは、同じデバイスであってもよいし、異なるデバイスであってもよい。第1の通信デバイスがMNである場合、第2の通信デバイスはgNBであってもよい。MNとgNBは同じデバイスであってもよいし、異なるデバイスであってもよい。
【0085】
追加的に、本出願の実施形態は、さらに、通信方法を提供する。第1の通信デバイスは、重複動作が設定されたRBに関する情報を取得し、RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する。これに対応して、第1の通信デバイスは、端末がRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを指示するために使用されるアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。第1の通信デバイスは、gNB又はgNB内のDUであってもよく、gNBがCU及びDUを含むシナリオにおいて、重複動作の設定及びアクティベーションも実装され得るようにする。確かに、本明細書では、第1の通信デバイス及びPDCPアンカーは、同じのデバイスであってもよく、異なるデバイスであってもよい。
【0086】
本出願の本実施形態において提供される通信方法において、PDCPアンカーは、RBに対する重複動作を設定するかどうかを決定し、PDCPアンカーは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。代替的には、PDCPアンカーはRBに対する重複動作を設定するかどうかを決定し、gNBはRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。代替的には、マスタノードはRBに対する重複動作を設定するかどうかを決定し、PDCPアンカーはRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。代替的には、マスタノードがRBに対する重複動作を設定するかどうかを決定し、gNBがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。代替的には、マスタノードがRBに対する重複動作を設定するかどうかを決定し、マスタノードがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。
【0087】
gNBのMAC層はMAC CEを生成し、端末にgNBによって生成されたMAC CEを送信するため、本出願の本実施形態の後続の内容では、gNBも「MAC CE送信デバイス」として表される。
【0088】
本出願の本実施形態におけるPDCPアンカーは、LTE基地局であってもよいし、gNBであってもよい。
図1及び
図3を参照すると、MCGのRBの重複動作のために、PDCPアンカーはLTE基地局である。SCGのRBの重複動作の場合、PDCPアンカーはgNBである。同様に、
図2を参照すると、SCGのRBの重複動作の場合、PDCPアンカーはLTE基地局である。MCGのRBの重複動作の場合、PDCPアンカーはgNBである。
【0089】
本出願の本実施形態において提供される通信方法は、
図1から
図3のいずれか1つに示される異種通信システムに適用可能である。
【0090】
図1から
図3を参照すると、LTE基地局とgNBの両方が基地局である。
図5は、本出願の一実施形態による基地局(eLTE eNB/eLTE eNB/gNB)の構成構造を示す。
【0091】
図5に示すように、基地局は、少なくとも1つのプロセッサ51、メモリ52、トランシーバ53、及びバス54を含んでもよい。
【0092】
下記の
図5を参照して、基地局の構成要素を詳細に説明する。
【0093】
プロセッサ51は、基地局の制御センターであり、1つのプロセッサであってもよく、複数の処理要素の集合名であってもよい。例えば、プロセッサ51は、CPUであるか、又は特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit、ASIC)であってもよく、あるいは本出願の本実施形態を実装する1つ以上の集積回路、例えば、1つ以上のマイクロプロセッサ(Digital Signal Processor、DSP)、又は1つ以上のフィールドプログラマブルゲートアレイ(Field Programmable Gate Array、FPGA)として構成される。
【0094】
プロセッサ51は、メモリ52に記憶されたソフトウェアプログラムを動作させ又は実行し、メモリ52に記憶されたデータを呼び出すことによって、基地局の様々な機能を行ってもよい。
【0095】
具体的な実装では、プロセッサ51は、1つ以上のCPU、例えば、図に示すCPU0及びCPU1を含んでもよい。
【0096】
特定の実装の間、実施形態では、基地局は、複数のプロセッサ、例えば、
図5に示すプロセッサ51及びプロセッサ55を含んでもよい。プロセッサの各々は、シングルコア(single-CPU)プロセッサであってもよく、マルチコア(multi-CPU)プロセッサであってもよい。本明細書におけるプロセッサは、データ(例えば、コンピュータプログラム命令)を処理するように設定された1つ以上のデバイス、回路、及び/又は処理コアであってもよい。
【0097】
メモリ52は、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)若しくは静的情報及び命令を記憶することができる別のタイプの静的記憶デバイス、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)若しくは情報及び命令を記憶することができる別のタイプの動的記憶デバイスであってもよく、あるいは電気的に消去可能なプログラマブル読み出し専用メモリ(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory、EEPROM)、コンパクトディスク読み出し専用メモリ(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、若しくは別の光ディスク記憶装置、光ディスク記憶装置(コンパクト光学ディスク、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途光ディスク、ブルーレイ光ディスク等を含む)、磁気ディスク記憶媒体、若しくは別の磁気記憶デバイス、又は命令若しくはデータ構造の形態で予期されるプログラムコードを搬送若しくは記憶することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体であってもよい。しかし、メモリ52は、これに限定されない。メモリ52は独立して存在してもよく、バス54を使用してプロセッサ51に接続される。代替的には、メモリ52は、プロセッサ51と一体化してもよい。
【0098】
メモリ52は、本出願において解決策を実行するために使用されるソフトウェアプログラムを記憶するように構成され、実行はプロセッサ51によって制御される。
【0099】
トランシーバ53は、他のデバイス又は通信ネットワークと通信するように構成される。例えば、トランシーバ53は、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、又は無線ローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Network、無線LAN)などの通信ネットワークと通信するように構成される。トランシーバ53は、ベースバンドプロセッサの全て又は一部を含んでもよく、さらに、RFプロセッサを選択的に含んでもよい。RFプロセッサは、RF信号を受信及び送信するように構成される。ベースバンドプロセッサは、RF信号から変換されたベースバンド信号又はRF信号に変換されるベースバンド信号を処理するように構成される。
【0100】
バス54は、工業標準アーキテクチャ(Industry Standard Architecture、ISA)バス、周辺構成要素相互接続(Peripheral Component、PCI)バス、拡張工業標準アーキテクチャ(Extended Industry Standard Architecture、EISA)バスなどであってもよい。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類してもよい。表現を容易にするために、
図5においてバスを表すために太線が1本だけ使用されているが、これはバスが1本だけ、又はバスのタイプが1つだけ存在することを意味しない。
【0101】
図5に示すデバイス構造は、基地局に対する制限を構成しない。基地局は、図に示されているものよりも多い又は少ない構成要素を含むか、いくつかの構成要素を組み合わせるか、あるいは異なる構成要素配置を有してもよい。
【0102】
本出願の本実施形態における端末は、制御平面及びユーザ平面上でeLTE eNB/eLTE eNB/gNB/gNBとデータ伝送を実装することができる携帯電話(
図6に示す携帯電話600)、タブレット、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、スマートウォッチ、ネットブック、ウェアラブル電子デバイスなどであり得る。デバイスの特定の形態は、本出願の本実施形態において特に限定されない。
【0103】
図6に示すように、携帯電話600を前述の端末として使用する例を用いて、携帯電話600は、具体的には、プロセッサ601、無線周波数(Radio Frequency、RF)回路602、メモリ603、タッチスクリーン604、ブルートゥース装置605、1つ以上のセンサ606、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、Wi-Fi)装置607、位置決め装置608、音声回路609、周辺インターフェース610、及び電源装置611などの構成要素を含んでもよい。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号ケーブル(
図6には示されていない)を使用して通信を行ってもよい。当業者であれば、
図6に示すハードウェア構造は、携帯電話に対する制限を構成しないと理解してもよく、携帯電話600は、図に示すものよりも多くの、又は少ない構成要素を含むか、いくつかの構成要素を組み合わせるか、又は、異なる構成要素配置を有してもよい。
【0104】
携帯電話600の構成要素は、以下の
図6を参照して詳細に説明される。
【0105】
プロセッサ601は、携帯電話600の制御センターであり、様々なインターフェース及びラインを使用して携帯電話600の様々な部分に接続される。プロセッサ601は、メモリ603に記憶されたアプリケーションプログラムを動作させ又は実行し、メモリ603に記憶されたデータを呼び出すことによって、携帯電話600の様々な機能を行い、データを処理する。いくつかの実施形態において、プロセッサ601は、1つ以上の処理ユニットを含んでもよい。本出願の実施形態のいくつかの実施形態において、プロセッサ601は、収集された指紋を検証するように構成された指紋検証チップをさらに含んでもよい。
【0106】
無線周波数回路602は、情報の受信及び送信プロセス又は呼プロセスにおいて無線信号を受信及び送信するように構成されてもよい。具体的には、基地局から下りリンクデータを受信した後、無線周波数回路602は、下りリンクデータを処理のためにプロセッサ601に送信し、関連する上りリンクデータを基地局に送信する。通常、無線周波数回路は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、低ノイズ増幅器、デュプレクサなどを含むが、これらに限定されない。追加的に、無線周波数回路602は、無線通信を介して別のデバイスとさらに通信してもよい。無線通信は、グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ、一般パケット無線サービス、符号分割多元接続、広帯域符号分割多元接続、ロング・ターム・エボリューション、電子メール、ショートメッセージサービスなどを含むが、これらに限定されない、任意の通信標準又はプロトコルを使用してもよい。
【0107】
メモリ603は、アプリケーションプログラム及びデータを記憶するように構成される。プロセッサ601は、メモリ603に記憶されたアプリケーションプログラム及びデータを動作させることによって、携帯電話600の様々な機能及びデータ処理を行う。メモリ603は、主に、プログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含む。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、及び少なくとも1つの機能(例えば、サウンド再生機能又は画像処理機能)によって必要とされるアプリケーションプログラムを記憶してもよい。データ記憶領域は、携帯電話600が使用されるときに作成されるデータ(例えば、音声データ又は電話帳)を記憶してもよい。追加的に、メモリ603は、高速ランダム・アクセス・メモリ(RAM)を含んでもよく、磁気ディスク記憶デバイス又はフラッシュ・メモリ・コンポーネントなどの不揮発性メモリ、別の揮発性固体記憶デバイスなどをさらに含んでもよい。メモリ603は、iOSオペレーティングシステム、Androidオペレーティングシステムなどの様々なオペレーティングシステムを記憶してもよい。メモリ603は独立であってもよく、通信バスを使用することによってプロセッサ601に接続される。代替的には、メモリ603は、プロセッサ601に統合されてもよい。
【0108】
タッチスクリーン604は、具体的には、タッチパッド604-1及びディスプレイ604-2を含んでもよい。
【0109】
タッチパッド604-1は、携帯電話600のユーザによってタッチパッド604-1上又はその近くで実行されるタッチイベント(例えば、指、スタイラスなどの任意の適切な物体を使用して、ユーザによってタッチパッド604-1上又はその近くで行われる動作)を収集し、収集されたタッチ情報を別のデバイス(例えば、プロセッサ601)に送信してもよい。ユーザによってタッチパッド604-1の近くで行われるタッチイベントは、浮動タッチと呼ばれることがある。浮動タッチは、ユーザがターゲット(例えば、アイコン)を選択、移動、又はドラッグするためにタッチパッドに直接タッチする必要がなく、ユーザが所望の機能を実行するためにデバイスの近くにいることだけが必要であることを意味してもよい。追加的に、タッチパッド604-1は、抵抗型、容量型、赤外型、表面音波型などの複数の型で実装されてもよい。
【0110】
ディスプレイ(ディスプレイスクリーンとも呼ばれる)604-2は、ユーザによって入力された情報、又はユーザのために提供された情報、及び携帯電話600の様々なメニューを表示するように構成されてもよい。ディスプレイ604-2は、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどであってもよい。タッチパッド604-1は、ディスプレイ604-2を覆ってもよい。タッチパッド604-1上又はその近くのタッチイベントを検出すると、タッチパッド604-1は、タッチイベントをプロセッサ601に転送し、タッチイベントのタイプを決定する。次に、プロセッサ601は、タッチイベントのタイプに基づいて、ディスプレイ604-2上に対応する視覚出力を提供することができる。
図6において、タッチパッド604-1及びディスプレイスクリーン604-2は、携帯電話600の入出力機能を実装するための2つの独立した構成要素として使用される。しかし、いくつかの実施形態では、タッチパッド604-1及びディスプレイスクリーン604-2は、携帯電話600の入出力機能を実現するために統合されてもよい。タッチスクリーン604は、複数の材料層を積層することによって形成されることが理解されよう。本出願の本実施形態では、タッチパッド(層)及びディスプレイスクリーン(層)のみが表示され、別の層は本出願の本実施形態では示されていない。追加的に、タッチパッド604-1は、携帯電話600の前面にフルパネルの形態で配置されてもよく、ディスプレイスクリーン604-2は、携帯電話600の前面にフルパネルの形態で配置されてもよい。このようにして、ベゼルレス構造を携帯電話の前面に実装することができる。
【0111】
追加的に、携帯電話600は、指紋認識機能をさらに有してもよい。例えば、指紋センサ612は、携帯電話600の背面(例えば、背面カメラの下方)に配置されてもよく、又は指紋センサ612は、携帯電話600の前面(例えば、タッチスクリーン604の下方)に配置されてもよい。別の例では、指紋認識機能を実現するために、指紋収集デバイス612をタッチスクリーン604内に配置してもよい。換言すれば、指紋収集デバイス612は、携帯電話600の指紋認識機能を実装するために、タッチスクリーン604と統合されてもよい。この場合、指紋収集デバイス612は、タッチスクリーン604内に配置され、タッチスクリーン604の一部であってもよく、又は別の方式でタッチスクリーン604内に配置されてもよい。本出願の本実施形態では、指紋収集デバイス612の主な構成要素は、指紋センサである。指紋センサは、光学的、容量性、圧電性、又は超音波感知技術を含むが、これらに限定されない任意のタイプの感知技術を使用してもよい。
【0112】
携帯電話600は、さらに、携帯電話600と別の短距離デバイス(例えば、携帯電話又はスマートウォッチ)との間のデータ交換を実装するように構成されたブルートゥース装置605を含んでもよい。本出願の本実施形態では、ブルートゥース装置は、集積回路、ブルートゥースチップなどであってもよい。
【0113】
携帯電話600は、光学センサ、運動センサ、又は別のセンサなどの少なくとも1つのセンサ606をさらに含んでもよい。具体的には、光学センサは、環境光学センサ及び近接センサを含んでもよい。環境光学センサは、環境光の輝度に基づいて、タッチスクリーン604内のディスプレイの輝度を調整してもよい。近接センサは、携帯電話600が耳に移動すると、ディスプレイの電源をオフにすることができる。モーションセンサの1つのタイプとして、加速度計センサは、全方向(通常、3軸)の加速度値を検出してもよく、携帯電話が静止しているときに値及び重力方向を検出してもよく、携帯電話の姿勢を識別するためのアプリケーション(風景モードと肖像モードとの間のスクリーンスイッチング、関連するゲーム、磁力計の姿勢較正)、振動識別に関連する機能(歩数計、ノックなど)などに使用してもよい。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどの別のセンサが携帯電話600内にさらに構成されてもよい。本明細書には、詳細は記載しない。
【0114】
Wi-Fi装置607は、Wi-Fiに関連する標準プロトコルに準拠したネットワークアクセスを携帯電話600に提供するように構成され、携帯電話600は、Wi-Fi装置607を使用してWi-Fiアクセスポイントにアクセスしてもよく、ユーザが電子メールを送受信したり、ウェブページを閲覧したり、ストリーミングメディアにアクセスしたりするのを助ける。Wi-Fi装置607は、ユーザに無線ブロードバンドインターネットアクセスを提供する。他のいくつかの実施形態では、Wi-Fi装置607は、代替的にはWi-Fi無線アクセスポイントとして使用することができ、他のデバイスにWi-Fiネットワークアクセスを提供してもよい。
【0115】
位置決め装置608は、携帯電話600の地理的位置を提供するように構成される。位置決め装置608は、具体的には、全地球測位システム(Global Positioning System、GPS)、BeiDouナビゲーション衛星システム、ロシアグロナスなどの位置決めシステムの受信機であってもよいと理解されよう。位置決め装置608は、位置決めシステムによって送信された地理的位置を受信した後、処理のために情報をプロセッサ601に送信するか、又は記憶のためにメモリ603に情報を送信する。いくつかの他の実施形態では、位置決め装置608は、代替的には、支援全地球測位システム(Assisted Global Positioning System、AGPS)の受信機であってもよい。AGPSシステムは、測距及び測位サービスを完了する際に位置決め装置608を支援する支援サーバとして機能する。この場合、補助位置決めサーバは、無線通信ネットワークを使用して、携帯電話600のようなデバイスの位置決め装置608(すなわち、GPS受信機)と通信することによって位置決め支援を提供する。他のいくつかの実施形態では、位置決め装置608は、代替的に、Wi-Fiアクセスポイントに基づく位置決め技術であってもよい。各Wi-Fiアクセスポイントは、グローバルに一意なMACアドレスを有しており、デバイスに対してWi-Fiを有効にするときに、周辺のWi-Fiアクセスポイントのブロードキャスト信号をデバイスがスキャンして収集し得るため、デバイスはWi-FiアクセスポイントによってブロードキャストされるMACアドレスを取得することができる。デバイスは、無線通信ネットワークを使用して、Wi-Fiアクセスポイントを指示することができるデータ(例えば、MACアドレス)をロケーションサーバに送信する。ロケーションサーバは、各Wi-Fiアクセスポイントの地理的位置を検索し、Wi-Fiブロードキャスト信号の強度を参照してデバイスの地理的位置を計算し、デバイスの地理的位置をデバイスの位置決め装置608に送信する。
【0116】
音声回路609、スピーカ613、及びマイクロホン614は、ユーザと携帯電話600との間の音声インターフェースを提供してもよい。音声回路609は、受信した音声データから変換された電気信号をスピーカ613に送信してもよく、スピーカ613は、電気信号を出力のための音声信号に変換する。一方、マイクロホン614は、収集された音響信号を電気信号に変換する。音声回路609は、電気信号を受信し、電気信号を音声データに変換し、次いで、オーディオデータをRF回路602に出力し、音声データを例えば別の携帯電話に送信するか、又は音声データをさらなる処理のためにメモリ603に出力する。
【0117】
周辺インターフェース610は、外部入力/出力デバイス(例えば、キーボード、マウス、外部ディスプレイ、外部メモリ、又は加入者識別モジュールカード)のための様々なインターフェースを提供するように構成される。例えば、周辺インターフェース610は、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)インターフェースを介してマウスに接続され、加入者識別モジュールカードのカードスロット上の金属コンタクトを使用して、電気通信オペレータによって提供される加入者識別モジュールモジュール(Subscriber Identification Module、SIM)に接続される。周辺インターフェース610は、前述の外部入力/出力周辺デバイスをプロセッサ601及びメモリ603に結合するように構成されてもよい。
【0118】
本出願の本実施形態では、携帯電話600は、周辺インターフェース610を使用して、デバイスグループ内の別のデバイスと通信してもよい。例えば、携帯電話600は、表示するために、周辺インターフェース610を介して、他のデバイスによって送信された表示データを受信してもよい。これは、本出願の本実施態様において限定されない。
【0119】
携帯電話600は、構成要素に電力を供給する電源装置611(例えば、バッテリ又は電源管理チップ)をさらに含んでもよい。バッテリは、電源管理チップを使用してプロセッサ601に論理的に接続されてもよく、充電、放電、及び電力消費管理などの機能は、電源装置611を使用して実装される。
【0120】
図6には示されていないが、携帯電話600は、カメラ(前面カメラ及び/又は後面カメラ)、フラッシュ、マイクロ投影装置、近接場通信((Near Field Communication、NFC)装置などをさらに含んでもよい。本明細書には、詳細は記載しない。
【0121】
図1から
図3に示す異種通信システムでは、本出願の実施形態において提供される通信方法のための5つの通信モードが存在する。
【0122】
通信モード1:PDCPアンカーは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、RBの重複動作のステータス情報を決定する、つまり、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。
【0123】
通信モード2:PDCPアンカーは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作のステータス情報を決定する、つまり、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。
【0124】
通信モード3:MNは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、RBの重複動作のステータス情報を決定する、つまり、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。
【0125】
通信モード4:MNは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、PDCPアンカーは、RBの重複動作のステータス情報を決定する、つまり、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。
【0126】
通信モード5:MNは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作のステータス情報を決定する、つまり、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。
【0127】
理解を容易にするために、「RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する」の説明は、本出願の本実施形態における全ての後続の内容において使用される。
【0128】
PDCPアンカーとMAC CE送信デバイスは、同じデバイスであってもよく、異なるデバイスであってもよい。例えば、PDCPアンカーはLTE基地局であり、MAC CE送信デバイスはgNBである。代替的には、PDCPアンカーとMAC CEデバイスの両方ともgNBである。MNアンカーとPDCPアンカーは、同じデバイスであってもよいし、異なるデバイスであってもよい。MNとMAC CEデバイスは、同じデバイスであってもよいし、異なるデバイスであってもよい。たとえば、MNはLTE基地局であり、MAC CEデバイスはgNBである。代替的には、MNとMAC CEデバイスの両方ともgNBである。
【0129】
PDCPアンカーとMAC CE送信デバイスが同じデバイスかどうかにかかわらず、通信モード1と通信モード2の両方で、PDCPアンカーがRBの重複動作を設定するかどうかを決定することが分かる。PDCPアンカーがRBの重複動作を設定するかどうかを決定することについて、以下に説明する。
【0130】
具体的には、本出願の本実施形態では、PDCPアンカーが、RBの重複動作を設定するかどうかを決定することは、具体的には、以下を含む。
【0131】
ステップ1:PDCPアンカーは、端末のRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0132】
具体的には、PDCPアンカーは、端末のRBに対して重複動作を設定するかどうかを決定する。
【0133】
任意で、PDCPアンカーは、MNレグ及び/又はSNレグのリンク品質に基づいて、RBの重複動作を設定するかどうかを決定してもよい。例えば、MNレグのリンク品質が第1の閾値より小さい及び/又はSNレグのリンク品質が第2の閾値より小さい場合、PDCPアンカーはRBに対して重複動作を設定することを決定する。このようにして、PDCPアンカーは、MNレグ及びSNレグを使用して、同じデータパケットを送信して、データ送信の信頼性を改善してもよい。MNレグのリンク品質が第3の閾値より大きい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第4の閾値より大きい場合、PDCPアンカーはRBをスプリット(split)ベアラとして設定する。この場合、PDCPアンカーはMNレグとSNレグを使用して、異なるデータパケットを送信して、端末のデータレートを増加させる。第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、及び第4の閾値は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
【0134】
任意で、本出願の本実施形態では、PDCPアンカーは、端末によって報告された測定結果に基づいてレグのリンク品質を決定してもよく、又は端末の上りリンク信号を測定して、測定結果に基づいてレグのリンク品質を推定してもよい。これは、本出願の本実施態様において特に限定されない。
【0135】
ステップ2:PDCPアンカーは、異種通信システムのMNを使用して端末に設定情報を送信する。
【0136】
前述の説明から、PDCPアンカーはLTE基地局であってもよいし、gNBであってもよいことが分かる。
【0137】
図1又は
図3に示す通信システムでは、LTE基地局はMNであり、gNBはSNである。
図2に示す通信システムでは、gNBはMNであり、LTE基地局はSNである。したがって、本出願の本実施形態において、PDCPアンカー及びMNは、同じデバイスであってもよいし、異なるデバイスであってもよい。
【0138】
PDCPアンカーがSNである場合、端末のRBに対して重複動作を設定することを決定した後、PDCPアンカーはさらに、設定情報を生成し、MNに設定情報を送信して、MNが設定情報を端末に転送するようにする。PDCPアンカーがMNである場合、端末のRBに対して重複動作を設定することを決定した後、PDCPアンカーは設定情報を生成し、設定情報を端末に送信する。任意で、設定情報はPDCP設定に含まれる。
【0139】
任意で、MNは、RRC再設定(RRC Reconfiguration)メッセージを使用して端末に設定情報を送信してもよいし、RRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージを使用して端末に設定情報を送信してもよい。これは、本出願の本実施態様において特に限定されない。
【0140】
通信モード3、通信モード4、及び通信モード5の全てにおいて、MNはRBの重複動作を設定するかどうかを決定する。MNがRBの重複動作を設定するかどうかを決定することについて、以下に説明する。
【0141】
具体的には、本出願の本実施形態では、MNがRBの重複動作を設定するかどうかを決定することは、具体的には、以下を含む。
【0142】
ステップ1:MNは、端末のRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0143】
具体的には、MNは端末のRBに対して重複動作を設定するかどうかを決定する。
【0144】
任意で、MNは、MNレグ及び/又はSNレグのリンク品質に基づいて、RBの重複動作を設定するかどうかを決定することができる。例えば、MNレグのリンク品質が第1の閾値より小さい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第2の閾値より小さい場合、MNは、RBに対して重複動作を設定することを決定する。このようにして、MNは、MNレグとSNレグを使用して、同じデータパケットを送信して、データ送信の信頼性を改善してもよい。MNレグのリンク品質が第3の閾値より大きい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第4の閾値より大きい場合、MNはRBをスプリット(split)ベアラとして設定する。この場合、MNはMNレグとSNレグを使用して、異なるデータパケットを送信し、端末のデータレートを増加させる。第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、及び第4の閾値は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
【0145】
任意で、本出願の本実施形態では、MNは、端末によって報告された測定結果に基づいてレグのリンク品質を決定してもよいし、端末の上りリンク信号を測定し、測定結果に基づいてレグのリンク品質を推定してもよい。これは、本出願の本実施態様において特に限定されない。
【0146】
ステップ2.MNは、設定情報を端末に送信する。
【0147】
前述の説明から、MNはLTE基地局であってもよいし、gNBであってもよいことが分かる。
【0148】
図1又は
図3に示す通信システムでは、LTE基地局はMNであり、gNBはSNである。
図2に示す通信システムでは、gNBはMNであり、LTE基地局はSNである。
【0149】
MNアンカーとPDCPアンカーが異なるデバイスである場合、換言すれば、PDCPアンカーがSNである場合、端末のRBに対して重複動作を設定することを決定した後、MNはさらに、重複動作が設定されたRBに関する情報をSNに通知する。このようにして、SNは設定情報を生成し、MNに設定情報を送信して、MNは設定情報を端末に転送するようにする。
【0150】
MNアンカーとPDCPアンカーが同じデバイスである場合、換言すれば、PDCPアンカーがMNである場合、端末のRBに対して重複動作を設定することを決定した後、PDCPアンカーは設定情報を生成し、設定情報を端末に送信する。任意で、設定情報はPDCP設定に含まれる。
【0151】
任意で、任意で、MNは、RRC再設定(RRC Reconfiguration)メッセージを使用して端末に設定情報を送信してもよいし、RRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージを使用して端末に設定情報を送信してもよい。これは、本出願のこの実施態様において特に限定されない。
【0152】
任意で、重複動作の設定を決定した後、基地局(PDCPアンカー又はMN)は、重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態をさらに指定してもよい。例えば、重複動作の設定を決定した後、基地局は、アクティブ状態としてRBの初期アクティブ/非アクティブ状態を指定してもよい。任意で、MNはRRCメッセージにRBの初期アクティブ/非アクティブ状態を追加し、RRCメッセージを端末に送信する。例えば、RBの初期アクティブ/非アクティブ状態及び設定情報は、同じメッセージに含まれ、次いで、メッセージが端末に送信されるか、又はRBの初期アクティブ/非アクティブ状態及び設定情報が異なるメッセージに含まれ、次いで、メッセージが端末に送信される。例えば、RBの初期アクティブ/非アクティブ状態は、PDCP設定で搬送される。この場合、MNが重複動作の構成を決定し、PDCPアンカーがMNでない場合、MNは、RBの初期アクティブ/非アクティブ状態をPDCPアンカーに通知する必要がある。したがって、PDCP設定を生成する場合、PDCPアンカーは対応する初期アクティブ/非アクティブ状態を設定する。任意で、MAC CE送信デバイスがRBのその後の重複動作のアクティブ/非アクティブ状態を決定し、基地局がMAC CE送信デバイスでない場合、RBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を指定した後、基地局は、MAC CE送信デバイスにステータス情報を送信して、MAC CE送信デバイスがRBの重複動作の現在のステータス情報を分かるようにする。
【0153】
さらに、PDCPアンカー/MNが重複動作の設定を決定した後、PDCPアンカーが重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定するか、MAC CE送信デバイスが重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定するか、又はMNが重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。以上の説明から、MAC CE送信デバイスはgNBであることが分かる。したがって、PDCPアンカー、MCE CE送信デバイス、又はMNが重複動作をアクティブ/非アクティブするかどうかを決定することにかかわらず、基地局は重複動作をアクティブ/非アクティブするかどうかを決定する。基地局が重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定した後、MCE CE送信デバイスのMAC層は、アクティベーション/非アクティベーションが行われることを指示するために使用されるMAC CEを生成し、端末に送信する。
【0154】
アクティベーション/非アクティベーションを行うかどうかを決定する基地局は、gNB(つまり、アクティベーション/非アクティベーションを行うかどうかを決定するデバイスは、MAC CE送信デバイスと同じ)であってもよいし、LTE基地局(つまり、アクティベーション/非アクティベーションを行うかどうかを決定するデバイスは、MAC CE送信デバイスとは異なる)であってもよい。
【0155】
基地局がRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定することについて、以下に説明する。具体的には、本出願の本実施形態では、基地局がRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定することは、具体的には、以下を含む。
【0156】
ステップI:基地局は、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0157】
ステップII:MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするように指示するために使用されるMAC CEを生成し、MACを端末に送信する。
【0158】
ステップIの基地局はPDCPアンカーであってもよいし、MAC CE送信デバイスであってもよいし、MNであってもよいことが分かる。
【0159】
ステップIの基地局がPDCPアンカーである場合について、以下に説明する。
【0160】
PDCPアンカーは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。具体的には、PDCPアンカーは、具体的には、上りリンク方向に対して、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定してもよい。
【0161】
任意で、PDCPアンカーは、MNレグ及び/又はSNレグのリンク品質に基づいて、重複動作をアクティブにするかどうかを決定してもよい。例えば、MNレグのリンク品質が第1の閾値より小さい及び/又はSNレグのリンク品質が第2の閾値より小さい場合、PDCPアンカーはRBの重複動作をアクティブにすることを決定する。このようにして、MNレグとSNレグを使用して、同じデータを送信し、データ送信の信頼性を改善してもよい。MNレグのリンク品質が第3の閾値より大きい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第4の閾値より大きい場合、PDCPアンカーは、RBの重複動作を非アクティブにすることを決定してもよい。第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、及び第4の閾値は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
【0162】
PDCPアンカーがRBの重複動作のステータス(アクティブ/非アクティブ)を決定した後、MAC CE送信デバイス(すなわちgNB)は対応するMAC CEを端末に送信して、端末は重複動作がアクティブ/非アクティブであるRBが分かるようにする。すなわち、ステップIIが実行される。任意で、PDCPアンカーはRBのPDCP重複パケット検出機能を有効にする。
【0163】
具体的には、PDCPアンカーがMAC CE送信デバイスと同じ場合、PDCPアンカーはgNBである。PDCPアンカーがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、PDCPアンカーのMAC層は、重複動作をアクティブ/非アクティブにするように指示するために使用されるMAC CEを生成し、MAC CEを端末に送信する。
【0164】
このケースは、ENDC/NG-ENDC通信システムのSCGのRBとNEDCシナリオのMCGのRBに適用可能である。
【0165】
PDCPアンカーがMAC CE送信デバイスと異なる場合、PDCPアンカーはLTE基地局である。PDCPアンカーは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、PDCPアンカーによって決定されたRBの重複動作のステータス情報をMAC CE送信デバイスに送信して、MAC CE送信デバイスが対応するMAC CEを生成するようにする。
【0166】
任意で、PDCPアンカーは、RBの重複動作のステータス情報を、X2/Xnインターフェースを介してMAC CE送信デバイスに送信する。例えば、RBの重複動作のステータス情報は、二次ノード追加リクエスト(SN addition request)メッセージ/二次ノード修正リクエスト(SN modification request)/二次ノード修正要求(SN modification required)メッセージで搬送される。
【0167】
任意で、MAC CE送信デバイスは、ステータス情報を端末に送信することを決定するために、X2/Xnインターフェースを介してPDCPアンカーに応答メッセージを送信する。任意で、応答メッセージを受信した後、PDCPアンカーはRBのPDCP重複パケット検出機能を有効にする。例えば、応答メッセージは、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正確認(SN modification confirm)メッセージである。代替的には、MAC CE送信デバイスは、PDCPアンカーによって決定されたステータス情報が拒否されることを指示するために、X2/Xnインターフェースを介してPDCPアンカーに拒否情報を送信する。任意で、拒否情報は、拒否の原因を説明する原因値を搬送する。例えば、拒否情報は、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)メッセージ/二次ノード変更確認(SN modification confirm)メッセージ/二次ノード追加リクエスト拒否(SN addition request reject)メッセージ/二次ノード修正リクエスト拒否(SN modification request reject)メッセージ/二次ノード修正拒絶(SN modification refuse)メッセージで、搬送されてもよい。
【0168】
本ケースは、ENDC/NG-ENDC通信システムのMCGのRB及びNEDC通信システムのSCGのRBに適用可能である。
【0169】
PDCPアンカーがRBの重複動作を設定するかどうかを決定し、RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定し、PDCPアンカーがMAC CE送信デバイスと異なる場合、重複動作が設定されたRBに関する情報とRBの重複動作のステータス情報が同じメッセージで搬送されてもよく、次いでメッセージがMAC CE送信デバイスに送信されるか、又は重複動作が設定されたRBに関する情報とRBの重複動作のステータス情報が異なるメッセージで搬送されてもよく、次いでメッセージがMAC CE送信デバイスに送信されると留意されたい。
【0170】
ステップIにおいて、基地局がMAC CE送信デバイスである場合について、以下に説明する。
【0171】
MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。具体的には、MAC CE送信デバイスは、具体的には、上りリンクのために、端末のRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定してもよい。
【0172】
任意で、MAC CE送信デバイスは、MNレグ及び/又はSNレグのリンク品質に基づいて、重複動作をアクティブにするかどうかを決定してもよい。例えば、MNレグのリンク品質が第1の閾値より小さい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第2の閾値より小さい場合、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作をアクティブにすることを決定する。このようにして、MNレグとSNレグを使用して、同じデータが送信し、データ送信の信頼性を改善してもよい。MNレグのリンク品質が第3の閾値より大きい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第4の閾値より大きい場合、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作を非アクティブにすることを決定してもよい。第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、及び第4の閾値は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
【0173】
RBの重複動作を設定するかどうかはPDCPアンカーによって決定されるため、PDCPアンカーがMAC CE送信デバイスと異なる場合、RBに対して重複動作を設定するかどうかを決定した後、PDCPアンカーは、MAC CE送信デバイスにRBに関する情報を送信して、MAC CE送信デバイスが、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定し、対応するMAC CEを生成すると理解されよう。
【0174】
任意で、PDCPアンカーは、X2/Xnインターフェースを介してMAC CE送信デバイスに、重複動作が設定されたRBに関する情報を送信する。
【0175】
一例では、重複動作が設定されたRBに関する情報は、二次ノード追加リクエスト(SN addition request)メッセージ/二次ノード修正リクエスト(SN modification request)/二次ノード修正要求(SN modification required)メッセージで搬送される。RBに関する情報は、RBのID又はRBのインデックス(index)の値である。RBのインデックスとRBのIDとの間には1対1の対応が存在する。例えば、インデックスの値がxである場合、RBは、RBのIDの昇順又は降順にソートされた、端末の複数のRB内のx番目のRBであることを指示する。
【0176】
別の例では、重複動作が設定されたRBに関する情報は、RBリスト内で搬送されてもよい。重複動作の設定指示情報は、重複動作が対応するRBに対して設定されたことを表すために搬送される。
【0177】
任意で、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作の設定を受け入れるかどうかを決定するために、X2/Xnインターフェースを介してPDCPアンカーに応答メッセージを送信する。任意で、応答メッセージを受信した後、PDCPアンカーはRBのPDCP重複パケット検出機能を有効にする。例えば、応答メッセージは、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)/二次ノード修正確認(SN modification confirm)メッセージで搬送される。代替的には、MAC CE送信デバイスは、PDCPアンカーによって決定されたRBの重複動作の設定情報が拒否されることを指示するために、X2/Xnインターフェースを介してPDCPアンカーに拒否情報を送信する。任意で、拒否情報は、拒否の原因を説明する原因値を搬送する。例えば、拒否情報は、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)メッセージ/二次ノード変更確認(SN modification confirm)メッセージ/二次ノード追加リクエスト拒否(SN addition request reject)メッセージ/二次ノード修正リクエスト拒否(SN modification request reject)メッセージ/二次ノード修正拒絶(SN modification refuse)メッセージで、搬送されてもよい。
【0178】
本ケースは、ENDC/NG-ENDC通信システムのSCGのRB及びNEDC通信システムのMCGのRBに適用可能である。
【0179】
任意で、PDCPアンカーがRBに対して重複動作を設定することを決定し、MAC CE送信デバイスがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定し、PDCPアンカーがMAC CE送信デバイスと異なる場合、MAC CE送信デバイスはさらにRBの重複動作のステータス情報をPDCPアンカーに送信して、PDCPアンカーはRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0180】
PDCPアンカーがMAC CE送信デバイスと同じ場合、デバイス間の相互作用は存在しない。本ケースは、ENDC/NG-ENDC通信システムのSCGのRB及びNEDC通信システムのMCGのRBに適用可能である。
【0181】
ステップIにおいて、基地局がMNである場合について、以下に説明する。
【0182】
MNは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。具体的には、MNは、具体的には、上りリンク方向に対して、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定してもよい。
【0183】
任意で、MNは、MNレグ及び/又はSNレグのリンク品質に基づいて、重複動作をアクティブにするかどうかを決定してもよい。例えば、MNレグのリンク品質が第1の閾値より小さい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第2の閾値より小さい場合、MNは、RBの重複動作をアクティブにすることを決定する。このようにして、MNレグとSNレグを使用して、同じデータを送信し、データ送信の信頼性を改善してもよい。MNレグのリンク品質が第3の閾値より大きい場合、及び/又はSNレグのリンク品質が第4の閾値より大きい場合、MNは、RBの重複動作を非アクティブにすることを決定することができる。第1の閾値、第2の閾値、第3の閾値、及び第4の閾値は、同じ値であってもよいし、異なる値であってもよい。
【0184】
MNがRBの重複動作のステータス(アクティブ/非アクティブ)を決定した後、MAC CE送信デバイス(すなわちgNB)は対応するMAC CEを端末に送信して、端末は重複動作がアクティブ/非アクティブであるRBが分かるようにする。すなわち、ステップIIが実行される。任意で、PDCPアンカーはRBのPDCP重複パケット検出機能を有効にする。
【0185】
具体的には、MNがMAC CE送信デバイスと同じ場合、MNはgNBである。MNがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブに決定した後、MNのMAC層は、重複動作をアクティブ/非アクティブにするように指示するために使用されるMAC CEを生成し、MAC CEを端末に送信する。
【0186】
このケースは、NEDCシナリオにおけるMCG/SCGのRBに適用可能である。
【0187】
MNがMAC CE送信デバイスと異なる場合、MNはLTE基地局である。RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MNは、PDCPアンカーによって決定されたRBの重複動作のステータス情報をMAC CE送信デバイスに送信して、MAC CE送信デバイスが対応するMAC CEを生成するようにする。
【0188】
任意で、MNは、RBの重複動作のステータス情報をX2/Xnインターフェースを介してMAC CE送信デバイスに送信する。例えば、RBの重複動作のステータス情報は、二次ノード追加リクエスト(SN addition request)メッセージ/二次ノード修正リクエスト(SN modification request)/二次ノード修正要求(SN modification required)メッセージで搬送される。
【0189】
任意で、MAC CE送信デバイスが、MNによって送信されたRBの重複動作のステータス情報を受信した後、MAC CE送信デバイスは、ステータス情報が端末に送信されたことを指示する応答メッセージをX2/Xnインターフェースを介してMNに送信する。任意で、応答メッセージを受信した後、MNはMCGのRBのPDCP重複パケット検出機能を有効にする。例えば、応答メッセージは、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正確認(SN modification confirm)メッセージである。代替的には、MAC CE送信デバイスは、MNによって決定されたステータス情報が拒否されることを指示するために、X2/Xnインターフェースを介してMNに拒否情報を送信する。任意で、拒否情報は、拒否の原因を説明する原因値を搬送する。例えば、拒否情報は、二次ノード追加リクエスト承認(SN addition request acknowledge)メッセージ/二次ノード修正リクエスト承認(SN modification request acknowledge)メッセージ/二次ノード変更確認(SN modification confirm)メッセージ/二次ノード追加リクエスト拒否(SN addition request reject)メッセージ/二次ノード修正リクエスト拒否(SN modification request reject)メッセージ/二次ノード修正拒絶(SN modification refuse)メッセージで、搬送されてもよい。
【0190】
本ケースは、ENDC/NG-ENDC通信システムのMCG/SCGのRBに適用可能である。
【0191】
MNは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する場合には、重複動作が設定されたRBに関する情報とRBのアクティブ状態に関する情報を同じメッセージで送信し、次いで、メッセージがMAC CE送信デバイスに送信されてもよく、又は重複動作が設定されたRBに関する情報とRBのアクティブ状態に関する情報を異なるメッセージで送信し、次いで、メッセージがMAC CE送信デバイスに送信されてもよいこと留意されたい。
【0192】
任意で、PDCPアンカー又はMNが重複動作の設定を決定した後、基地局(PDCPアンカー、MAC CE送信デバイス、又はマスタノードMNであってもよい)は、RBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を決定してもよい。具体的な決定方法は、前述のMAC CEにおいて指示されるアクティブ/非アクティブ状態と同様である。任意で、基地局がRBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を決定した後、基地局がPDCPアンカーでない場合、基地局はPDCPアンカーに初期アクティブ/非アクティブ状態を通知する必要があって、PDCPアンカーによって生成されたRBの設定情報が初期アクティブ/非アクティブ状態を含み、設定情報はMNを使用して端末に送信される。任意で、MNはRRCメッセージにRBの初期アクティブ/非アクティブ状態を追加し、RRCメッセージを端末に送信する。例えば、RBの初期アクティブ/非アクティブ状態及び設定情報は、同じメッセージに含まれてもよく、その後、メッセージが端末に送信されるか、又はRBの初期アクティブ/非アクティブ状態及び設定情報が異なるメッセージに含まれてもよく、その後、メッセージが端末に送信される。例えば、RBの初期アクティブ/非アクティブ状態は、PDCP設定で搬送される。この場合、MNが重複動作の設定を決定し、PDCPアンカーがMNでない場合、MNは、RBの初期アクティブ/非アクティブ状態をPDCPアンカーに通知する必要がある。したがって、PDCP設定を生成する場合、PDCPアンカーは対応する初期アクティブ/非アクティブ状態を設定する。
【0193】
本出願の実施形態において提供される通信方法は、以下の
図1から
図3を参照して詳細に説明される。
【0194】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBである。
図7に示すように、
図1及び
図3に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS700~S705を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本願の本実施形態で提供される通信方法は、ステップS706~S711を含む。
【0195】
具体的には、
図7に示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0196】
S700.SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0197】
S701.SNは、重複動作がSCGのRBに対して設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMNに送信する。
【0198】
第1の設定情報はSCGのRBのPDCP設定である。
【0199】
任意で、第1の設定情報は、X2/Xnインターフェースメッセージ、例えば、SgNB修正要求メッセージに含まれてもよい。
【0200】
S702.MNは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0201】
第1の設定情報は、RRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージに含まれる。
【0202】
S703.SNは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0203】
S704.SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0204】
例えば、SNは、MAC CE内にあるSCGのRBに対応するビット位置の値を、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応する値に設定する。
【0205】
S705.SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0206】
S706.MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0207】
S707.MNは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0208】
第2の設定情報は、MCGのRBのPDCP設定である。例えば、第2の設定情報は、RRC接続再設定(RRC Connection Reconfiguration)メッセージに含まれる。
【0209】
S708.MNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0210】
S709.MNはMCGのRBの重複動作のステータス情報をSNに送信する。
【0211】
MCGのRBの重複動作のステータス情報は、X2/Xnインターフェースメッセージ、例えばSgNB修正リクエストメッセージに含まれる。
【0212】
任意に、インターフェースメッセージは、RBリストと、DRB識別子とEPSベアラ識別子との間の対応のいずれか、又はその組み合わせを含む。RBリストは、RB識別子とRBの重複動作のステータス情報を含む。
【0213】
任意で、RBがE-RABである場合、EPSベアラ識別子がE-RAB識別子と同じであるため、SNは、E-RAB識別子に対応するDRBの識別子を学習してもよい。DRB識別子とEPSベアラ識別子との対応は、MNからSNに送信されるSCG ConfigInfoのようなノード間メッセージ(inter-node message)に含まれる。
【0214】
任意で、SNは、MNに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、RB設定が受諾又は拒否されることを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは拒否の原因を搬送する。
【0215】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBである。したがって、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSNに送信する必要があり、SNのMAC層がMCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成し、端末にMAC CEを送信するようにする。
【0216】
S710.SNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0217】
例えば、SNは、MCGのRBに対応するMAC CE内にあるビット位置の値を、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応する値に設定する。
【0218】
S711.SNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0219】
任意に、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S705及びS711は両方とも実施され得る。
【0220】
ステップS700~S705は、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするために使用され、ステップS706~S711は、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブするために使用されると留意されたい。2つの部分はシーケンスの対象ではなく、別々に又は一緒に使用され得る。
【0221】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBである。
図7を参照すると、
図8A及び
図8Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS700~S705を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS706~S707を含み、S707の後にS800~S803が実施される。
【0222】
具体的には、
図7を参照すると、
図8A及び
図8Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S700~S707及び以下のステップを含む。
【0223】
S800.MNは、重複動作が設定された、MCGのRBに関する情報をSNに送信する。
【0224】
MCGのRBに関する情報は、X2/Xnインターフェースメッセージ、例えばSgNB修正リクエストメッセージに含まれる。
【0225】
任意で、インターフェースメッセージは、RBリストと、DRB識別子とEPSベアラ識別子との間の対応のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0226】
RBリストは、RB識別子と、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0227】
任意で、RBがE-RABである場合、EPSベアラ識別子がE-RAB識別子と同じであるため、SNは、E-RAB識別子に対応するDRBの識別子を学習してもよい。
【0228】
任意で、SNは、MNに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、RB設定が受諾又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは拒否の原因を搬送する。
【0229】
S801.SNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0230】
例えば、SNは、MAC CE内にあるSCGのRBに対応するビット位置の値を、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応する値に設定する。
【0231】
S802.SNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0232】
S803.SNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0233】
実際の要件に基づき、S803及びS705の両方を実施することができることに留意されたい。任意で、MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEと、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを含むメッセージを端末に送信するか、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを含むメッセージと、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを含むメッセージを端末に別々に送信してもよい。
【0234】
任意で、
図8A及び
図8Bに示すように、
図8A及び
図8Bに示す通信方法の手順は、S804及びS805をさらに含んでもよい。
【0235】
S804.SNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMNに送信する。
【0236】
S805.MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0237】
S804及びS805は任意であり、従って、
図8A及び
図8Bにおいて破線を使用して表される。
【0238】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局である。
図9A及び
図9Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS900~S906を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、ステップS907~S911を含む。ステップS900~S906及びS907~S911は、別々に、又は一緒に使用されてもよい。これは、本出願のこの実施態様において限定されない。
【0239】
具体的には、
図9A及び
図9Bに示すように、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0240】
S900.SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0241】
S901.SNは、重複動作がSCGのRBに対して設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMNに送信する。
【0242】
第1の設定情報はSCGのRBのPDCP設定である。任意で、第1の設定情報は、Xnインターフェースメッセージ、例えば、SeNB修正要求メッセージに含まれる。
【0243】
S902.MNは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0244】
例えば、第1の設定情報はRRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージに含まれる。
【0245】
S903.SNは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0246】
S904.SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMNに送信する。
【0247】
SCGのRBの重複動作のステータス情報は、Xnインターフェースメッセージ、例えばSeNB修正要求メッセージに含まれる。
【0248】
任意で、インターフェースメッセージはRBリストを含む。RBリストは、RB識別子とRBの重複動作のステータス情報を含む。
【0249】
任意で、MNはSNに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、RB設定が受諾又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは拒否の原因を搬送する。
【0250】
S905.MNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0251】
例えば、MNは、MAC CE内にあるSCGのRBに対応するビット位置の値を、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応する値に設定する。
【0252】
S906.MNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0253】
S907.MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0254】
S908.MNは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0255】
第2の設定情報は、MCGのRBのPDCP設定である。任意で、第2の設定情報はRRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージに含まれる。
【0256】
S909.MNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0257】
S910.MNはMCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0258】
例えば、MNは、MAC CE内にあるMCGのRBに対応するビット位置の値を、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応する値に設定する。
【0259】
S911.MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0260】
任意で、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S901及びS904は代替的に両方とも実行されてもよく、S906及びS911は代替的に両方とも実行されてもよい。
【0261】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局である。
図9A及び
図9Bを参照すると、
図10A及び
図10Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MNは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS900~S902を含み、S902の後にS1000~S1003が実行される。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS907~S911を含む。
【0262】
具体的には、
図9A及び
図9Bを参照すると、
図10A及び
図10Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S900~S902、S1000~S1003、及びS907~S911を含む。S1000~S1003は、具体的には以下のようである。
【0263】
S1000.SNは、SCGのRBに関する情報をMNに送信する。
【0264】
SCGのRBに関する情報は、Xnインターフェースメッセージ、例えば、SeNB修正要求メッセージに含まれる。
【0265】
任意で、インターフェースメッセージはRBリストを含む。RBリストは、RB識別子と、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報が含む。
【0266】
任意で、MNは、SNに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、RB設定が受諾又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは拒否の原因を搬送する。
【0267】
S1001.MNは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0268】
S1002.MNはSCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0269】
例えば、MNは、MAC CE内にあるSCGのRBに対応するビット位置の値を、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応する値に設定する。
【0270】
S1003.MNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0271】
任意に、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をさらにSNに送信し、SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定するようにする。
図10A及び
図10Bに示すように、
図10A及び
図10Bに示す通信方法の手順は、S1001の後にS1004及びS1005をさらに含んでもよい。
【0272】
S1004.MNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSNに送信する。
【0273】
S1005.SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0274】
S1004及びS1005は任意であり、したがって、
図10A及び
図10Bにおいて破線を使用して表される。
【0275】
さらに、本出願の本実施形態におけるgNBがCU及びDUを含む場合、本出願の本実施形態は、以下の4つの解決策をさらに含む。
【0276】
1.CUは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する。
【0277】
2.CUはRBの重複動作を設定するかどうかを決定し、DUはRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する。
【0278】
3.DUは、RBの重複動作を設定するかどうかを決定し、RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する。
【0279】
4.DUはRBの重複動作を設定するかどうかを決定し、CUはRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する。
【0280】
具体的には、ENDC通信システム及びNG-ENDC通信システムにおいて、MNはLTE/eLTE eNB、SNはNR gNBである。NEDCシナリオでは、MNはNR gNB、SNはeLTE eNBである。
【0281】
第1の基地局がCUとDUを含むこと、及び第1の基地局がRBの重複動作を設定するかどうかを決定することについて、以下に説明する。第1の基地局は、PDCPアンカー又は異種通信システム内のマスタノードであってもよい。
【0282】
ステップ1:第1の基地局は、RBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0283】
第1の基地局がPDCPアンカーである場合、PDCPアンカーがMNである場合、PDCPアンカーは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することを、前述の説明から知ることができる。PDCPアンカーがSNである場合、PDCPアンカーは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、重複動作がRBに対して設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成し、設定情報をMNに送信する。
【0284】
具体的には、PDCPアンカーがMNであり、MNがMN-CUとMN-DUを含む場合、実装可能な方法は、MN-CUによって、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することである。別の実装可能な方法は、MN-DUによって、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することである。この場合、MN-DUは、MN-CUに、F1インターフェースを介してRBに関する情報を通知する必要があり、MN-CUは、RBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成するようにする。
【0285】
PDCPアンカーがSNであり、SNがSN-CUとSN-DUを含む場合、実装可能な方法は、SN-CUによってSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することであり、別の実装可能な方法は、SN-DUによってSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することである。この場合、SN-CUは、SN-CUに、F1インターフェースを介してRBに関する情報を通知する必要があり、SN-CUは、RBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成するようにする。
【0286】
第1の基地局がマスタノードMNである場合、MNはMCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MNはSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報を、MNとSNとの間のインターフェース(例えば、X2又はXnインターフェース)を介してSNに通知し、SNは重複動作がRBに対して設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成し、SNはMNとSNとの間のインターフェースを介して設定情報をMNに送信する。
【0287】
具体的には、MNがMN-CUとMN-DUを含む場合、実装可能な方法は、MN-CUによってMCG/SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することであり、別の実装可能な方法は、MN-DUによってMCG/SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定することである。この場合、MN-DUはMN-CUにF1インターフェースを介してRBに関する情報を通知する必要があり、MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成するようにするか、又はMN-CUは、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報をSNに送信し、SNは、重複動作がSCGのRBに対して設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成する。
【0288】
さらに、SNがSN-CU及びSN-DUを含む場合、実装可能な方法は、MNによってSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MNとSNの間のインターフェース(例えば、X2又はXnインターフェース)を介して、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報をSN(この場合は特にSN-CU)に通知することで、SN-CUは重複動作がRBに対して設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成し、SN-CUはMNとSNの間のインターフェースを介してMNに設定情報を送信するようにする。
【0289】
ステップ2:PDCPアンカーは、異種通信システムにおいてMNを使用して端末に設定情報を送信する。
【0290】
PDCPアンカーがMNであり、MNがMN-CUとMN-DUを含む場合、MN-CUがMCGのRBに対して重複動作を設定すると決定したか、MN-DUがMCGのRBに対して重複動作を設定すると決定したかにかかわらず、MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成する。設定情報を生成した後、MN-CUは設定情報を端末に送信する。
【0291】
PDCPアンカーがSNであり、SNがSN-CUとSN-DUを含む場合、SN-DUがSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定した後、SN-DUは、SN-CUにF1インターフェースを介してRBに関する情報を通知し、SN-CUは、重複動作がRBに対して設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成し、SN-CUは、設定情報をMNに送信し、MNは、設定情報を端末に転送する。SN-CUがSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定した後、SN-CUは、重複動作がRBに対して設定されたことを指示するために使用される設定情報を生成し、MNに設定情報を送信し、MNは設定情報を端末に転送するようにする。
【0292】
任意で、設定情報は、RRCメッセージ、例えば、NRシステムにおけるRRC再構成(RRC Reconfiguration)メッセージ、又はLTE/eLTEシステムにおけるRRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージである。
【0293】
第1の基地局がRBの重複動作を設定することを決定した後、第2の基地局は、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。第2の基地局は、PDCPアンカー、MAC CE送信デバイス、又はマスタノードMNであってもよい。RBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定するデバイス(PDCPアンカー/MAC CE送信デバイス/MN)は、CUとDUを含み、CU/DUがRBの重複動作を有効にするかどうかを決定することについて、以下に説明する。
【0294】
ステップA:第2の基地局は、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0295】
ステップB:MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブを指示するために使用されるMAC CEを生成し、MAC CEを端末に送信する。
【0296】
ステップAの第2の基地局はPDCPアンカーであってもよく、MAC CE送信デバイスであってもよく、MNであってもよいことが分かる。
【0297】
ステップAの第2の基地局がPDCPアンカーである場合について、以下に説明する。
【0298】
PDCPアンカーは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。具体的には、PDCPアンカーは、特に上りリンク方向に対して、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブするかどうかを決定することができる。PDCPアンカーがRBの重複動作のステータス(アクティブ/非アクティブ)を決定した後、MAC CE送信デバイス(すなわちgNB)は対応するMAC CEを端末に送信し、端末は重複動作がアクティブ/非アクティブであるRBを学習する。すなわち、ステップBが行われる。
【0299】
本出願の本実施形態において提供される通信方法によれば、RDCPアンカーがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定するシナリオにおいて、以下の2つの場合がある。
【0300】
ケースa:PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスと同じである。
【0301】
ケースb:PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスとは異なる。
【0302】
ケースaについて、以下に説明する。
【0303】
PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスと同じである。この場合、PDCPアンカーがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、すなわち、PDCPアンカーがRBの重複動作のステータス情報を決定した後、PDCPアンカーは、RBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えば、MAC CE)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0304】
ENDC通信システム/NG-ENDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはSNであり、PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスと同じである。この場合、PDCPアンカーもSNである。従って、PDCPアンカーは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。ここで、SNはgNBである。
【0305】
SNがCUとDUを含むシナリオでは、2つの実装可能な方法がある。SN-CUによってSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定することと、SN-DUによってSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することである。
【0306】
SN-CUがSCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信し、SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えば、MAC CE)を生成し、SN-DUは、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0307】
SN-DUは、SCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、SCGのRBの重複動作に対応するアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0308】
任意で、SN-DUがSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定した後、SN-DUはさらに、SCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してSN-CUに送信することができ、SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出機能を有効にするかどうかを決定するようにする。
【0309】
SN-CUがSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SN-DUがSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定した場合、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定した後、SN-CUはSCGのRBに関する情報をF1インターフェースを介してSN-DUに送信する必要があり、SN-DUがSCGのRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定するようにすることに留意されたい。
【0310】
NEDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはMNであり、PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスと同じである。この場合、PDCPアンカーもMNである。従って、PDCPアンカーは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。ここで、MNはgNBである。
【0311】
MNがCUとDUを含むシナリオでは、2つの実装可能な方法が存在する。すなわち、MN-CUによってMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することと、MN-DUによってMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することである。
【0312】
MN-CUがMCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信し、MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えば、MAC CE)を生成し、MN-DUは、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0313】
MN-DUは、MCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MCGのRBの重複動作に対応するアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0314】
任意に、MN-DUがMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してMN-CUにさらに送信することができ、MN-CUが、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出機能を有効にするかどうかを決定するようにする。
【0315】
MN-CUがMCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-DUがMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する場合、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定した後、MN-CUはMCGのRBに関する情報をF1インターフェースを介してMN-DUに送信し、MN-DUがMCGのRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定する必要があることに留意されたい。
【0316】
ケースbについて、以下に説明する。
【0317】
PDCPアンカーは、MAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、PDCPアンカーがRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、すなわち、PDCPアンカーがRBの重複動作のステータス情報を決定した後、PDCPアンカーは、MAC CE送信デバイスにRBの重複動作のステータス情報を送信し、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作のステータス情報に対応したアクティベーション指示(MAC CEなど)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信するようにする。
【0318】
ENDC通信システム/NG-ENDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはSNであり、PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、PDCPアンカーはMNである。従って、PDCPアンカーは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。ここで、SNはgNBである。
【0319】
MNがMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、すなわちPDCPアンカーがMCGのRBの重複動作のステータス情報を決定した後、MNはRBの重複動作のステータス情報をSNに送信する。SNがCUとDUを含むシナリオにおいて、SN-CUは、SNとMNとの間のインターフェース(例えば、X2/Xnインターフェース)を介して、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMNによって送信される。SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してSN-DUに送信する。SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、対応するアクティベーション指示(MAC CEなど)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0320】
NEDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはMNであり、PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、PDCPアンカーはSNである。従って、PDCPアンカーは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。ここで、MNはgNBである。
【0321】
MNがMN-CUとMN-DUを含むシナリオにおいて、MN-CUは、SNとMNの間のインターフェース(例えば、X2/Xnインターフェース)を介して、SNによって送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報を受信する。MN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してMN-DUに送信する。MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、対応するアクティベーション指示(MAC CEなど)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0322】
ステップAにおいて、第2の基地局がMAC CE送信デバイスである場合について、以下に説明する。
【0323】
MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブするかどうかを決定する。具体的には、MAC CE送信デバイスは、特に上りリンクのために、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブするかどうかを決定することができる。RBの重複動作のステータス(アクティブ/非アクティブ)を決定した後、MAC CE送信デバイスは、対応するMAC CEを端末に送信し、その重複動作がアクティブ/非アクティブであるRBを端末が学習するようにする。すなわち、ステップBが実行される。
【0324】
本出願の本実施形態において提供される通信方法によれば、MAC CE送信デバイスがRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定するシナリオにおいて、以下の2つの場合がある。
【0325】
ケースc:PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスと同じである。
【0326】
ケースd:PDCPアンカーは、MAC CE送信デバイスとは異なる。
【0327】
ケースcはケースaと同じである。ケースaの説明を直接参照のこと。詳細は、ここでは再度説明しない。
【0328】
ケースdについて、以下に説明する。
【0329】
PDCPアンカーは、MAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、PDCPアンカーは、重複動作が設定されたMAC CE送信デバイスによって決定されたRBに関する情報を学習する必要があり、MAC CE送信デバイスがRBに関する情報に基づいてRBの重複動作のステータス情報を決定し、対応するMAC CEをさらに生成するようにする。任意で、重複動作が設定されたRBに関する情報は、MAC CE送信デバイスによって決定されてもよく、又はPDCPアンカーによって決定されてもよい。PDCPアンカーが重複動作が設定されたRBに関する情報を決定する場合、PDCPアンカーは、重複動作が設定されたRBに関する情報をMAC CE送信デバイスに送信する必要がある。
【0330】
ENDC通信システム/NG-ENDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはSNであり、PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、PDCPアンカーはMNである。従って、MAC CE送信デバイスは、MCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定する。ここで、SNはgNBである。
【0331】
SNがCUとDUを含むシナリオでは、2つの実装可能な方法が存在する。すなわち、SN-CUによってMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することとと、SN-DUによってMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することである。
【0332】
SN-CUがMCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信し、SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えば、MAC CE)を生成し、SN-DUは、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0333】
SN-DUは、MCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、SN-DUは、MCGのRBの重複動作に対応するアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。これに先立って、SN-CUは、SNとMNの間のインターフェース(例えば、X2/Xnインターフェース)を介して、重複動作が設定されたMCGのRBに関する情報を取得し、RBに関する情報をSN-DUに送信する。
【0334】
任意で、SN-DUがMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、SN-DUはさらに、MCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してSN-CUに送信し、SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出機能を有効にするかどうかを決定する。
【0335】
NEDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはMNであり、PDCPアンカーはMAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、PDCPアンカーはSNである。したがって、MAC CE送信デバイスは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。ここで、MNはgNBである。
【0336】
MNがCUとDUを含むシナリオでは、2つの実装可能な方法が存在する。MN-CUによってSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することと、MN-DUによってSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することである。
【0337】
MN-CUがSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-CUはSCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信し、MN-DUはSCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えばMAC CE)を生成し、次いでMN-DUはアクティベーション指示を端末に送信する。
【0338】
MN-DUがSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-DUは、SCGのRBの重複動作に対応するアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。これに先立って、MN-CUは、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報を取得し、MN-DUにRBに関する情報を送信する。任意で、重複動作が設定されたRBに関する情報は、SNによって決定されてもよく、MNによって決定されてもよい。SNが重複動作が設定されたRBに関する情報を決定する場合、MN-CUは、MNとSNの間のインターフェース(例えば、X2/Xnインターフェース)を通じて、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報を取得し、RBに関する情報をMN-DUに送信する。
【0339】
任意で、MN-DUがSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してMN-CUにさらに送信することができ、MN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出機能を有効にするかどうかを決定するようにする。
【0340】
ステップAにおいて、第2の基地局がMNである場合について、以下に説明する。
【0341】
MNは、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。具体的には、MNは、特に上りリンク方向に対して、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定することができる。MNがRBの重複動作のステータス(アクティブ/非アクティブ)を決定した後、MAC CE送信デバイス(すなわちgNB)は、対応するMAC CEを端末に送信し、その重複動作がアクティブ/非アクティブにされたRBを端末が学習するようにする。すなわち、ステップBが実行される。
【0342】
本出願の本実施形態において提供される通信方法によれば、MNがRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定するシナリオにおいて、以下の2つの場合が存在する。
【0343】
ケースe:MNはMAC CE送信デバイスと同じである。
【0344】
ケースf:MNはMAC CE送信デバイスと異なる。
【0345】
ケースeについて、以下に説明する。
【0346】
MNはMAC CE送信デバイスと同じである。この場合、MNがRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MNは、RBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えば、MAC CE)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0347】
ENDC通信システム/NG-ENDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはSNであり、ケースeは適用可能ではない。
【0348】
NEDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはMNである。すなわち、MNは、MAC CE送信デバイスと同じである。
【0349】
MNがCUとDUを含むシナリオでは、2つの実装可能な方法が存在する。すなわち、MN-CUによってMCG/SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することと、MN-DUによってMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することである。
【0350】
MN-CUがMCG/SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-CUは、MCG/SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信し、MN-DUは、MCG/SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するアクティベーション指示(例えば、MAC CE)を生成し、MN-DUは、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0351】
MN-DUは、MCG/SCGのRBの重複動作のアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MN-DUは、MCG/SCGのRBの重複動作に対応するアクティベーション指示を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0352】
任意で、MN-DUがMCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定した後、MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してMN-CUに送信して、MN-CUが、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出機能を有効にするかどうかを決定するようにする。MN-DUがSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブすることを決定した後、MN-DUはさらに、SCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してMN-CUに送信するか、又はMN-CUがSCGのRBの重複動作のステータス情報をSNに転送することを可能にすることができ、SNが重複データパケット検出機能を有効にするかどうかを決定するようにする。
【0353】
MN-CUがMCG/SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-DUがMCG/SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する場合、MCG/SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定した後、MN-CUはMCG/SCGのRBについての情報をF1インターフェースを介してMN-DUに送信する必要があり、MN-DUがMCG/SCGのRBの重複動作をアクティブにするかどうかを決定するようにすることに留意されたい。
【0354】
ケースfについて、以下に説明する。
【0355】
MNはMAC CE送信デバイスとは異なる。この場合、RBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MNは、MAC CE送信デバイスにRBの重複動作のステータス情報を送信し、MAC CE送信デバイスは、RBの重複動作のステータス情報に対応したアクティベーション指示(MAC CE等)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0356】
ENDC通信システム/NG-ENDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはSNである。この場合、ケースfはMNがMCG/SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定することを意味する。ここで、SNはgNBである。
【0357】
MCG/SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定した後、MNは、RBの重複動作のステータス情報をSNに送信する。SNがCUとDUを含むシナリオにおいて、SN-CUは、SNとMNとの間のインターフェース(例えば、X2/Xnインターフェース)を介して、MNによって送信されるMCG/SCGのRBの重複動作のステータス情報を受信する。SN-CUは、MCG/SCGのRBの重複動作のステータス情報をF1インターフェースを介してSN-DUに送信する。SN-DUは、MCG/SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、対応するアクティベーション指示(MAC CEなど)を生成し、アクティベーション指示を端末に送信する。
【0358】
NEDC通信システムでは、MAC CE送信デバイスはMNであり、ケースfは適用可能ではない。
【0359】
ステップAの第2の基地局は、RBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を決定するようにさらに構成されてもよいことに留意されたい。任意で、第2の基地局がPDCPアンカーでない場合、第2の基地局は、RBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を決定した後、PDCPアンカーに通知する。したがって、PDCPアンカーがRBの設定情報を生成する場合、RBの設定情報は、RBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を含む。さらに、任意で、PDCPアンカーがマスタノードでない場合、PDCPアンカーは、RBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態を含む設定情報をマスタノードに送信し、マスタノードは、設定情報を端末に送信するようにする。
【0360】
本出願の本実施形態において提供される通信方法は、以下の
図1から
図3を参照して詳細に説明される。
【0361】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図11A及び
図11Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムでは、PDCPアンカーがSNである場合、SN-CUはSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SN-DUはSCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1100~S1105を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1106~S1112を含む。前述のステップにおいて、S1100~S1105及びS1106~S1112を別々に又は一緒に使用することができる。これは、本出願において限定されない。
【0362】
具体的には、
図11A及び
図11Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0363】
S1100.SN-CUはSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0364】
S1101.SN-CUは、第1の設定情報をMNに送信する。
【0365】
この場合、SN-CUはさらにSCGのRBに関する情報をSN-DUに送信し、重複動作がSCGのRBに対して設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成する。SCGのRBに関する情報で、SN-CUからSN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。
【0366】
任意で、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)は、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0367】
S1102.MNは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0368】
S1103.SN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0369】
S1104.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0370】
S1105.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0371】
S1106.MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0372】
S1107.MNは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0373】
S1108.MNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0374】
S1109.MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUに送信する。
【0375】
S1110.SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに転送する。
【0376】
SN-CUからSN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。
【0377】
任意で、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0378】
任意で、SN-DUはF1インターフェースを介してSN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0379】
S1111.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0380】
S1112.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0381】
任意で、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S1105及びS1112の両方が代替的に行われてもよい。
【0382】
【0383】
S1113.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUに送信する。
【0384】
SN-DUからSN-CUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。
【0385】
任意で、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0386】
任意で、SN-CUはF1インターフェースを介してSN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0387】
S1114.SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0388】
S1113及びS1114は任意であり、したがって、
図11A及び
図11Bにおいて破線を使用して表される。
【0389】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図11A及び
図11Bを参照すると、
図12A及び
図12Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SN-CUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1100~S1102を含み、S1102の後に、S1200及びS1201が行われ、S1201の後に、S1104及びS1105が行われる。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1106~S1112を含む。
【0390】
具体的には、
図11A及び
図11Bを参照すると、
図12A及び
図12Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S1100~S1102、S1200~S1201、及びS1104~S1112を含む。S1200及びS1201は以下のようである。
【0391】
S1200.SN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0392】
S1201.SN-CUはSCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信する。
【0393】
SN-CUからSN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。
【0394】
任意で、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0395】
任意で、SN-DUはF1インターフェースを介してSN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0396】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図13A及び
図13Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムでは、PDCPアンカーがSNである場合、SN-DUは、SCGのRBに対する重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1300~S1306を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1307~S1313を含む。
【0397】
具体的には、
図13A及び
図13Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0398】
S1300.SN-DUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0399】
S1301.SN-DUは、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報をSN-CUに送信する。
【0400】
SCGのRBに関する情報であり、SN-DUからSN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正(UE Context Modification Required)メッセージの中に含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0401】
任意で、SN-CUはF1インターフェースを介してSN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0402】
S1302.SN-CUは、重複動作がSCGのRBに対して設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMNに送信する。
【0403】
S1303.MNは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0404】
S1304.SN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0405】
S1305.SN-DUはSCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0406】
S1306.SN-DUはSCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0407】
S1307.MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0408】
S1308.MNは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0409】
S1309.MNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0410】
S1310.MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUに送信する。
【0411】
S1311.SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに転送する。
【0412】
SN-CUからSN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0413】
S1312.SN-DUはMCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0414】
S1313.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0415】
任意に、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S1306及びS1313は代替的に両方とも行われてもよい。
【0416】
【0417】
S1314.SN-DUはSCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUに送信する。
【0418】
S1315.SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0419】
S1314及びS1315は任意であり、したがって、
図13A及び
図13Bにおいて破線を使用して表される。
【0420】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図13A及び
図13Bを参照すると、
図14A及び
図14Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SN-DUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1300~S1303を含み、S1303の後にS1400~S1401が行われ、SS1401の後に1305~S1306が行われる。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1307~S1313を含む。
【0421】
具体的には、
図13A及び
図13Bを参照すると、
図14A及び
図14Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S1300~S1303、S1400~S1401、及びS1305~S1313を含む。S1400及びS1401は以下ようである。
【0422】
S1400.SN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0423】
S1401.SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信する。
【0424】
SN-CUからSN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0425】
任意で、SN-DUはF1インターフェースを介してSN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0426】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図15A及び
図15Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SN-CUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1500~S1505を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1506~S1512を含む。
【0427】
具体的には、
図15A及び
図15Bに示すように、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0428】
S1500.SN-CUはSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0429】
S1501.SN-CUは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMNに送信する。
【0430】
任意で、SN-CUはさらにSCGのRBに関する情報をSN-DUに送信する。具体的には、SCGのRBに関する情報であって、SN-CUからSN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報が含む。
【0431】
S1502.MNは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0432】
S1503.SN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0433】
S1504.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0434】
S1505.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0435】
S1506.MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0436】
S1507.MNは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0437】
S1508.MNは、MCGのRBに関する情報をSN-CUに送信する。
【0438】
S1509.SN-CUは、重複動作が設定されているMCGのRBに関する情報をSN-DUに送信する。
【0439】
MCGのRBに関する情報で、SN-CUからSN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストには、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報のいずれか、又はそれらの組み合わせを含む。
【0440】
S1510.SN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0441】
S1511.SN-DUはMCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0442】
S1512.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0443】
任意で、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S1505及びS1512の両方が代替的に行われてもよい。
【0444】
【0445】
S1513.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUに送信する。
【0446】
SN-DUからSN-CUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0447】
任意で、SN-CUはF1インターフェースを介してSN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0448】
S1514.SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0449】
S1513及びS1514は任意であり、したがって、
図15A及び
図15Bにおいて破線を使用して表される。
【0450】
【0451】
S1515.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUを用いてMNに送信する。
【0452】
S1516.MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0453】
S1515及びS1516は任意であり、従って、
図15A及び
図15Bにおいて破線を使用して表される。
【0454】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図15A及び
図15Bを参照すると、
図16A及び
図16Bに示されるように、
図1及び
図3に示される通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SN-CUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、S1503はS1600及びS1601に置換される。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、S1509はS1602で置換され、S1510はS1603で置換される。
【0455】
具体的には、
図15A及び
図15Bを参照すると、
図16A及び
図16Bに示すように、本出願の実施形態において提供される通信方法は、S1500~S1502、S1600~S1601、S1504~S1508、S1602~S1603、及びS1511~S1512を含む。S1600、S1601、S1602及びS1603は以下のようである。
【0456】
S1600.SN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0457】
S1601.SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信する。
【0458】
SN-CUからSN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0459】
S1602.SN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0460】
S1603.SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信する。
【0461】
SN-CUからSN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0462】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図17A及び
図17Bに示されるように、
図1及び
図3に示される通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SN-DUは、SCGのRBに対する重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1700~S1706を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、ステップS1707~S1713を含む。
【0463】
具体的には、
図17A及び
図17Bに示すように、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0464】
S1700.SN-DUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0465】
S1701.SN-DUは、重複動作が設定されたSCGのRBに関する情報をSN-CUに送信する。
【0466】
SCGのRBに関する情報であり、SN-DUからSN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0467】
任意で、SN-CUはF1インターフェースを介してSN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0468】
S1702.SN-CUは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMNに送信する。
【0469】
S1703.MNは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0470】
S1704.SN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0471】
S1705.SN-DUはSCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0472】
S1706.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0473】
S1707.MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0474】
S1708.MNは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0475】
S1709.MNは、重複動作が設定されたMCGのRBに関する情報をSN-CUに送信する。
【0476】
S1710.SN-CUは、重複動作が設定されたMCGのRBに関する情報をSN-DUに送信する。
【0477】
MCGのRBに関する情報で、SN-CUからSN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0478】
S1711.SN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0479】
S1712.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0480】
S1713.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0481】
任意で、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S1706及びS1713の両方が代替的に行われてもよい。
【0482】
【0483】
S1714.SN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUに送信する。
【0484】
SN-DUからSN-CUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0485】
任意で、SN-CUはF1インターフェースを介してSN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0486】
S1715.SN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0487】
S1714及びS1715は任意であり、したがって、
図17A及び
図17Bにおいて破線を使用して表される。
【0488】
【0489】
S1716.SN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-CUを使用してMNに送信する。
【0490】
SN-DUからSN-CUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0491】
S1717.MNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0492】
S1716及びS1717は任意であり、したがって、
図17A及び
図17Bにおいて破線を使用して表される。
【0493】
図1及び
図3に示す通信システムでは、MNはLTE基地局であり、SNはgNBであり、SNはSN-DU及びSN-CUを含む。
図17A及び
図17Bを参照すると、
図18A及び
図18Bに示すように、
図1及び
図3に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SN-DUは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、S1704はS1800及びS1801に置換される。PDCPアンカーがMNである場合、MNは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SNは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、S1710はS1802で置換され、S1711はS1803で置換される。
【0494】
具体的には、
図17A及び
図17Bを参照すると、
図18A及び
図18Bに示されるように、本出願の実施形態において提供される通信方法は、S1700~S1703、S1800~S1801、S1705~S1709、S1802~S1803、及びS1712~S1713を含む。S1800、S1801、S1802、及びS1803はそれぞれ以下のようである。
【0495】
S1800.SN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0496】
S1801.SN-CUはSCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信する。
【0497】
SN-CUからSN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0498】
任意で、SN-DUはF1インターフェースを介してSN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0499】
S1802.SN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0500】
S1803.SN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をSN-DUに送信する。
【0501】
SN-CUからSN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0502】
任意で、SN-DUはF1インターフェースを介してSN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0503】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図19A及び
図19Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1900~S1907を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS1908~S1912を含む。
【0504】
具体的には、
図19A及び
図19Bに示すように、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0505】
S1900.SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0506】
S1901.SNは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMN-CUに送信する。
【0507】
S1902.MN-CUは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0508】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第1の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第1の設定情報を送信する。任意で、第1の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0509】
S1903.SNは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0510】
S1904.SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUに送信する。
【0511】
S1905.MN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに転送する。
【0512】
MN-CUからMN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0513】
任意で、MN-DUはF1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0514】
S1906.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0515】
S1907.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0516】
S1908.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0517】
S1909.MN-CUは、重複動作が設定されたMCGのRBに関する情報をMN-DUに送信し、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、MN-CUは第2の設定情報を端末に送信する。
【0518】
MCGのRBに関する情報であって、MN-CUからMN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0519】
S1910.MN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0520】
S1911.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0521】
S1912.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0522】
任意で、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S1907及びS1912の両方が代替的に行われてもよい。
【0523】
【0524】
S1913.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUに送信する。
【0525】
MN-DUからMN-CUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0526】
任意で、MN-CUは、F1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0527】
S1914.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0528】
S1913及びS1914は任意であり、したがって、
図19A及び
図19Bにおいて破線を使用して表される。
【0529】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図19A及び
図19Bを参照すると、
図20A及び
図20Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1900~S1907を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS2000~S2005を含む。
【0530】
具体的には、
図19A及び
図19Bを参照して、
図20A及び20Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S1900~S1907及びS2000~S2005を含む。S2000~S2005は以下のようである。
【0531】
S2000.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0532】
S2001.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、MN-CUは、第2の設定情報を端末に送信する。
【0533】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0534】
S2002.MN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0535】
S2003.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信する。
【0536】
MN-CUからMN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0537】
任意で、MN-DUは、F1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0538】
S2004.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0539】
S2005.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0540】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図19A及び
図19Bを参照すると、
図21A及び
図21Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1900~S1907を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS2100~S2105を含む。
【0541】
具体的には、
図19A及び
図19Bを参照すると、
図21A及び
図21Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S1900~S1907及びS2100~S2105を含む。S2100~S2105は以下のようである。
【0542】
S2100.MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0543】
S2101.MN-DUは、重複動作が設定されたMCGのRBに関する情報をMN-CUに送信する。
【0544】
MCGのRBに関する情報であって、MN-DUからMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0545】
任意で、MN-CUは、F1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0546】
S2102.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、MN-CUは、第2の設定情報を端末に送信する。
【0547】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0548】
S2103.MN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0549】
S2104.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0550】
S2105.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0551】
【0552】
S2106.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUに送信する。
【0553】
任意で、MN-DUからMN-CUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0554】
任意で、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0555】
S2107.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0556】
S2106及びS2107は任意であり、したがって、
図21A及び
図21Bにおいて破線を使用して表される。
【0557】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図19A及び
図19Bを参照すると、
図22A及び
図22Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS1900~S1907を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS2200~S2206を含む。
【0558】
具体的には、
図19A及び
図19Bを参照すると、
図22A及び
図22Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、S1900~S1907及びS2200~S2206を含む。S2200~S2206は以下のようである。
【0559】
S2200.MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0560】
S2201.MN-DUは、重複動作が設定されたMCGのRBに関する情報をMN-CUに送信する。
【0561】
MCGのRBに関する情報であって、MN-DUからMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0562】
任意で、MN-CUは、F1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0563】
S2202.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、MN-CUは、第2の設定情報を端末に送信する。
【0564】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0565】
S2203.MN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0566】
S2204.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信する。
【0567】
MN-CUからMN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0568】
任意で、MN-DUはF1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0569】
S2205.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0570】
S2206.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0571】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図23A及び
図23Bに示されるように、
図2に示される通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS2300~S2306を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS2307~S2312を含む。
【0572】
具体的には、
図23A及び
図23Bに示すように、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0573】
S2300.SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0574】
S2301.SNは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMN-CUに送信する。
【0575】
S2302.MN-CUは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0576】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第1の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第1の設定情報を送信する。任意で、第1の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0577】
S2303.SNは、MN-CUを使用して、重複動作が設定されているSCGのRBに関する情報をMN-DUに送信する。
【0578】
SCGのRBに関する情報であって、MN-CUからMN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されることがある。任意で、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0579】
S2304.MN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0580】
S2305.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0581】
S2306.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0582】
S2307.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0583】
S2308.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0584】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0585】
S2309.MN-CUは、MCGのRBに関する情報をMN-DUに送信する。
【0586】
MN-CUからMN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0587】
任意で、MN-DUは、F1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0588】
S2310.MN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0589】
S2311.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0590】
S2312.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0591】
任意に、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S2306及びS2312の両方が代替的に行われてもよい。
【0592】
【0593】
S2313.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUに送信する。
【0594】
MCGのRBに関する情報であって、MN-DUからMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0595】
任意で、MN-CUは、F1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0596】
S2314.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0597】
S2313及びS2314は任意であり、したがって、
図23A及び
図23Bにおいて破線を使用して表される。
【0598】
【0599】
S2315.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUを使用してSNに送信する。
【0600】
SCGのRBに関する情報であって、MN-DUからMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求に含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0601】
任意で、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0602】
S2316.SNは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0603】
S2315及びS2316は任意であり、したがって、
図23A及び
図23Bにおいて破線を使用して表される。
【0604】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図24A及び
図24Bに示されるように、
図2に示される通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS2400~S2406を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS2407~S2412を含む。
【0605】
具体的には、
図24A及び
図24Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0606】
S2400.SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0607】
S2401.SNは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMN-CUに送信する。
【0608】
S2402.MN-CUは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0609】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第1の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第1の設定情報を送信する。任意で、第1の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0610】
S2403.MN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0611】
S2404.MN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信する。
【0612】
MN-CUからMN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)に含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)は、RBリストを含む。RBリストは、RB IDとRBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0613】
任意で、MN-DUはF1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0614】
S2405.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0615】
S2406.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0616】
S2407.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0617】
S2408.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0618】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0619】
S2409.MN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0620】
S2410.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信する。
【0621】
任意で、MN-CUからMN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)は、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0622】
任意で、MN-DUはF1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0623】
S2411.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0624】
S2412.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0625】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図25A及び
図25Bに示されるように、
図2に示される通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS2500~S2506を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、ステップS2507~S2512を含む。
【0626】
図2に示すシナリオでは、
図25A及び
図25Bに示すように、本出願の本実施形態で提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0627】
S2500.SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0628】
S2501.SNは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMN-CUに送信する。
【0629】
S2502.MN-CUは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0630】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第1の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第1の設定情報を送信する。任意で、第1の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0631】
S2503.SNは、MN-CUを使用してSCGのRBに関する情報をMN-DUに送信する。
【0632】
任意で、SCGのRBに関する情報であって、MN-CUによってMN-DUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)に含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)は、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0633】
S2504.MN-DUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0634】
S2505.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0635】
S2506.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0636】
S2507.MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0637】
S2508.MN-DUは、MCGのRBに関する情報をMN-CUに送信する。
【0638】
任意で、MCGのRBに関する情報であって、MN-DUによってMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報が含む。
【0639】
任意で、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0640】
S2509.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0641】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0642】
S2510.MN-DUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0643】
S2511.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0644】
S2512.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0645】
任意で、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S2506及びS2512の両方が代替的に行われてもよい。
【0646】
【0647】
S2513.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUに送信する。
【0648】
MCGのRBに関する情報であって、MN-DUによってMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0649】
任意で、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0650】
S2514.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0651】
S2513及びS2514は任意であり、したがって、
図25A及び
図25Bにおいて破線を使用して表される。
【0652】
【0653】
S2515.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-CUを使用してSNに送信する。
【0654】
SCGのRBに関する情報であって、MN-DUによってMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0655】
任意で、MN-CUは、F1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0656】
S2516.SNは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に基づいて、重複データパケット検出を有効にするかどうかを決定する。
【0657】
S2515及びS2516は任意であり、したがって、
図25A及び
図25Bにおいて破線を使用して表される。
【0658】
図2に示す通信システムでは、MNはgNBであり、SNはLTE基地局であり、MNはMN-DU及びMN-CUを含む。
図26A及び
図26Bに示すように、
図2に示す通信システムにおいて、PDCPアンカーがSNである場合、SNは、SCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の実施形態において提供される通信方法は、ステップS2600~S2606を含む。PDCPアンカーがMNである場合、MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定し、MN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにするかどうかを決定する。この場合、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、ステップS2607~S2613を含む。
【0659】
図2に示すシナリオでは、
図26A及び
図26Bに示すように、本出願の本実施形態において提供される通信方法は、以下のステップを含む。
【0660】
S2600.SNはSCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0661】
S2601.SNは、SCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第1の設定情報を生成し、第1の設定情報をMN-CUに送信する。
【0662】
S2602.MN-CUは、第1の設定情報を端末に転送する。
【0663】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第1の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第1の設定情報を送信する。任意で、第1の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0664】
S2603.MN-CUは、SCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0665】
S2604.MN-CUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信する。
【0666】
MN-CUによってMN-DUに送信されるSCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。任意で、SCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)に含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)は、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0667】
任意で、MN-DUはF1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意で、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0668】
S2605.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0669】
S2606.MN-DUは、SCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0670】
S2607.MN-DUは、MCGのRBに対して重複動作を設定することを決定する。
【0671】
S2608.MN-DUは、MCGのRBに関する情報をMN-CUに送信する。
【0672】
任意で、MCGのRBに関する情報であって、MN-DUによってMN-CUに送信される情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBに関する情報は、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージは、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBに対して重複動作が設定されたことを指示する指示情報を含む。
【0673】
任意で、MN-CUは、F1インターフェースを介してMN-DUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0674】
S2609.MN-CUは、MCGのRBに対して重複動作が設定されたことを指示するために使用される第2の設定情報を生成し、第2の設定情報を端末に送信する。
【0675】
具体的には、MN-CUはF1インターフェースを介してMN-DUに第2の設定情報を送信し、MN-DUはエアインターフェースを介して端末に第2の設定情報を送信する。任意で、第2の設定情報は、F1インターフェースメッセージ、すなわち、UEコンテキスト修正要求(UE Context Modification Required)メッセージ又は下りリンクRRCメッセージ転送(DL RRC Message Transfer)メッセージに含まれる。
【0676】
S2610.MN-CUは、MCGのRBの重複動作をアクティブ/非アクティブにすることを決定する。
【0677】
S2611.MN-CUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報をMN-DUに送信する。
【0678】
任意で、MN-CUによってMN-DUに送信されるMCGのRBの重複動作のステータス情報は、F1インターフェースを介して送信されてもよい。例えば、MCGのRBの重複動作のステータス情報は、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)メッセージに含まれる。具体的には、UEコンテキスト・セットアップ・リクエスト(UE Context Setup Request)メッセージ又はUEコンテキスト修正リクエスト(UE Context Modification Request)は、RBリストを含む。RBリストは、RB IDと、RBの重複動作のアクティブ/非アクティブ状態の指示情報のいずれか、又はその組み合わせを含む。
【0679】
任意で、MN-DUは、F1インターフェースを介してMN-CUに応答メッセージを送信してもよい。応答メッセージは、前述の設定が確認又は拒否されたことを指示するために使用される情報を搬送する。任意に、応答メッセージが拒否を指示する情報を搬送する場合、応答メッセージは、拒否の原因値をさらに搬送することができる。
【0680】
S2612.MN-DUはMCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを生成する。
【0681】
S2613.MN-DUは、MCGのRBの重複動作のステータス情報に対応するMAC CEを端末に送信する。
【0682】
任意に、第1の設定情報及び第2の設定情報は、同じメッセージ内で搬送されてもよく、又は異なるメッセージ内で搬送されてもよい。同様に、実際の要件に基づいて、S2606及びS2613の両方が代替的に行われてもよい。
【0683】
前述の内容はすべて、異種通信システムにおける基地局の視点から説明されたが、以下、端末の視点から重複動作の設定及びアクティブにするプロセスが説明される。
【0684】
端末では、端末が重複動作を設定及びアクティブにするプロセスは、以下のステップを含む。
【0685】
ステップ1:端末は、MNによって送信された第3の設定情報を受信する。
【0686】
第3の設定情報は、RBの識別子、RBの第1のPDCP設定、マスタセルグループの設定、二次セルグループの設定などの情報うちの任意の1つ又は任意の組み合わせを含む。RBの第1のPDCP設定は、RBのタイプ(Bearer Type)が分割ベアラであることを指示するために使用される。
【0687】
ステップ2:端末は、MCGとSCGを使用して、第3の設定情報に基づいてデータを送信する。
【0688】
ステップ3:端末は、MNによって送信される第4の設定情報を受信する。
【0689】
第4の設定情報は、RBの識別子、RBの第2のPDCP設定、マスタセルグループの設定、二次セルグループの設定、重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態などの情報のうちの任意の1つ又は任意の組み合わせを含む。RBの第2のPDCP設定は、RBに対して上りリンク重複動作が設定されたことを指示するために使用される。
【0690】
ステップ4:端末は、MCGとSCGを使用して、第4の設定情報に基づいてデータを送信する。
【0691】
第4の設定情報に含まれるRBの重複動作の初期アクティブ/非アクティブ状態がアクティブ状態である場合、端末のMAC層は、RBに対応するPDCPエンティティに重複動作アクティベーション指示を送信する。重複動作アクティベーション指示は、PDCPエンティティに重複データパケットの生成を開始し、同じデータパケットをMCGのRLCエンティティとSCGのRLCエンティティに送信するように指示するために使用される。
【0692】
RBは、MCGのRB又はSCGのRBであってもよいことに留意されたい。可能な場合には、MCGのRBとSCGのRBは、端末の観点から互いに区別されない、すなわち、MNによって生成される第2の設定情報とSNによって生成される第1の設定情報とは、互いに区別されない。
【0693】
ステップ5:端末は、SgNBによって送信されるMAC CEを受信する。
【0694】
MAC CEは、第4の設定情報に含まれるRBの重複動作のステータス情報がアクティブ/非アクティブに設定されていることを指示するために使用される。
【0695】
任意で、MAC CEによって指示されるステータスが端末のRBの現在のステータス情報と同じである場合、追加のアクションは行われず、MAC CEによって指示されるステータスが端末のRBの現在のステータス情報と異なる場合、端末のMAC層は、RBに対応するPDCPエンティティに指示情報を送信する。例えば、現在のステータスが非アクティブで、MAC CEがアクティブを指示する場合、指示情報は、PDCPエンティティが重複データパケットを生成するのを開始することを指示するために使用される。現在のステータスがアクティブで、MAC CEが非アクティブを指示する場合、指示情報は、PDCPエンティティが重複データパケットの生成するのを中止することを指示するために使用される。さらに、任意で、RBのタイプは分割ベアラに戻るが、具体的には、PDCPエンティティは、分割ベアラの特定の設定に基づいて、マスタセルグループ及び/又は二次セルグループを使用することによってデータ送信を行う。
【0696】
第3の設定情報と第4の設定情報は、同じメッセージで送信されてもよい。この場合、スプリットベアラの設定と同時にスプリットベアラに対して重複動作が設定されており、初期のアクティブ/非アクティブ状態が重複動作に割り当てられていると考えることができる。
【0697】
結論として、本出願の本実施形態に提供される通信方法によれば、アンカーがLTE基地局である場合、LTE基地局がアクティブ/非アクティベーション指示を端末に送ることができないという問題は、全ての異なる異種通信システムにおいて解決される。追加的に、gNBがCUとDUを含むシナリオにおいて、重複動作の設定とアクティベーションがさらに実装される。
【0698】
本出願の実施形態は、通信デバイス270を提供する。通信デバイス270は、gNB内のCUであってもよいし、LTE基地局であってもよい。通信デバイス270は、前述の通信方法において、gNB又はLTE基地局においてCUによって行われるステップを行うように構成される。本出願の本実施形態において提供される通信デバイス270は、対応するステップに対応するモジュールを含んでもよい。
【0699】
本出願の本実施形態では、通信デバイス270内の機能モジュールは、前述の方法の実施例に基づいて分割を介して取得されてもよい。例えば、各機能に対応する各機能モジュールは、分割を介して取得されてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の本実施態様では、モジュールへの分割は一例であり、単なる論理機能分割である。実際の実装では、別の分割の方法が使用されてもよい。
【0700】
各機能に対応する各機能モジュールが分割によって取得される場合、
図27は、通信デバイス270の可能な概略構造図である。
図27に示すように、通信デバイス270は、取得ユニット2700と、送信ユニット2701と、決定ユニット2702と、受信ユニット2703とを含む。取得ユニット2700は、
S708、S903、S1200、S1400、S1600、S1602など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す取得動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを行う際に通信デバイス270をサポートするように構成される。送信ユニット2701は、S804、S904、S1110、S1201、S1311、S1401など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す送信動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを行う際に通信デバイス270をサポートするように構成される。決定ユニット2702は、S706、S708、S805、S900、S903、S1005、S1100、S1200など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す決定動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを行う際に通信デバイス270をサポートするように構成される。受信ユニット2703は、S804、S1004、S1109、S1113、S1301、S1310、S1314など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す受信動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを行う際に通信デバイス270をサポートするように構成される。確かに、本出願の本実施形態において提供される通信デバイス270は、前述のモジュールを含むが、これらに限定されない。例えば、通信デバイス270は、記憶ユニットをさらに含むことができる。記憶ユニットは、通信デバイス270のプログラムコードを記憶するように構成されてもよい。前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてもよく、詳細は、ここでは再度説明しない。
【0701】
通信デバイス270がLTE基地局である場合、取得ユニット2700及び決定ユニット2702は、
図5のプロセッサ51であってもよく、送信ユニット2701及び受信ユニット2703は、
図5のトランシーバ53であってもよく、記憶ユニットは、
図5のメモリ52であってもよい。
【0702】
通信デバイス270がgNB内のCUである場合、gNB内のCUのハードウェア構造は、
図5のものと同様である。詳細は、ここでは再度説明しない。
【0703】
本出願の別の実施形態は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。通信デバイス270上で命令が実行されるときに、通信デバイス270は、
図7並びに
図8A及び
図8Bに示す実施形態における通信方法におけるMNのステップを行うか、
図9A及び
図9B並びに
図10A及び
図10Bに示す実施形態における通信方法におけるSNのステップを行うか、
図11A及び
図11B~
図19A及び
図19Bに示す実施形態における通信方法におけるSNにおけるCUのステップを行うか、
図20A及び
図20B~
図26A及び
図26Bに示す実施形態における通信方法におけるMNにおけるCUのステップを行う。
【0704】
本出願の別の実施形態では、コンピュータプログラム製品がさらに提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ実行命令を含み、コンピュータ実行命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。通信デバイス270の少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体からコンピュータ実行命令を読み取ってもよく、少なくとも1つのプロセッサは、通信デバイス270が
図7並びに
図8A及び
図8Bに示す実施形態における通信方法におけるMNのステップを行うように、
図9A及び
図9B並びに
図10A及び
図10Bに示す実施形態における通信方法におけるSNのステップを行うように、
図11A及び
図11B~
図19A及び
図19Bに示す実施形態における通信方法におけるSNにおけるCUのステップを行うように、又は
図20A及び
図20B~
図26A及び
図26Bに示す実施形態における通信方法におけるMNにおけるCUのステップを行うように、コンピュータ実行命令を実行する。
【0705】
本出願の実施形態は、通信デバイス280を提供する。通信デバイス280は、gNBであってもよいし、gNB内のDUであってもよい。通信デバイス280は、前述の通信方法においてgNBによって行われるステップ又はgNB内のDUによって行われるステップを行うように構成される。本出願の本実施形態において提供される通信デバイス280は、対応するステップに対応するモジュールを含んでもよい。
【0706】
本出願の本実施形態では、通信デバイス280内の機能モジュールは、前述の方法の実施例に基づく分割を介して取得されてもよい。例えば、各機能に対応する各機能モジュールは、分割によって得られてもよいし、2つ以上の機能が1つの処理モジュールに統合されてもよい。統合モジュールは、ハードウェアの形態で実装されてもよいし、ソフトウェア機能モジュールの形態で実装されてもよい。本出願の本実施態様において、モジュールへの分割は、一例であり、単なる論理機能分割にすぎない。実際の実装においては、別の分割方法が使用されてもよい。
【0707】
分割を介して各機能に対応する各機能モジュールが取得される場合に、
図28は、本実施形態の通信デバイス280の可能な概略構成図である。
図28に示すように、通信デバイス280は、取得ユニット2800と、決定ユニット2801と、生成ユニット2802と、送信ユニット2803とを含む。取得ユニット2800は、
S1109、S1113など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す取得動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを行う際に、通信デバイス280をサポートするように構成される。決定ユニット2801は、
図7~
図26A及び
図26Bに示す決定動作を行う、例えば、前述の実施形態で
S706及びS708を行う、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを行う際に、通信デバイス280をサポートするように構成される。生成ユニット2802は、
S701、S704など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す生成動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを実行する際に、通信デバイス280をサポートするように構成される。送信ユニット2803は、
S804、S904など、
図7~
図26A及び
図26Bに示す送信動作、及び/又は本明細書で説明する技術に使用される別のプロセスを実行する際に、通信デバイス280をサポートするように構成される。前述の方法の実施形態におけるステップの全ての関連する内容は、対応する機能モジュールの機能説明において引用されてもよく、詳細は、ここでは再度説明しない。確かに、本出願の本実施形態において提供される通信デバイス280は、前述のモジュールを含むが、これらに限定されない。例えば、通信デバイス280は、記憶ユニットをさらに含むことができる。記憶ユニットは、通信デバイス280のプログラムコード及びデータを記憶するように構成されてもよい。
【0708】
通信デバイス280がgNBである場合、取得ユニット2800、決定ユニット2801、及び生成ユニット2802は、
図5のプロセッサ51であってもよく、送信ユニット2803は、
図5のトランシーバ53であってもよく、記憶ユニットは、
図5のメモリ52であってもよい。
【0709】
通信デバイス280がgNB内のDUである場合、gNB内のDUのハードウェア構造は、
図5のものと同様である。詳細は、ここでは再度説明しない。
【0710】
本出願の別の実施形態は、さらに、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は命令を記憶する。通信デバイス280上で命令が実行されるときに、通信デバイス280は、
図7並びに
図8A及び
図8Bに示す実施形態における通信方法におけるSNのステップを行うか、
図9A及び
図9B並びに
図10A及び
図10Bに示す実施形態における通信方法におけるMNのステップを行うか、
図11A及び
図11B~
図19A及び
図19Bに示す実施形態における通信方法におけるSNにおけるDUのステップを行うか、
図20A及び
図20B~
図26A及び
図26Bに示す実施形態における通信方法におけるMNにおけるDUのステップを行う。
【0711】
本出願の別の実施形態では、コンピュータプログラム製品がさらに提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ実行命令を含み、コンピュータ実行命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶される。通信デバイス280の少なくとも1つのプロセッサは、コンピュータ可読記憶媒体からコンピュータ実行命令を読み取ってもよく、少なくとも1つのプロセッサは、通信デバイス280が
図7並びに
図8A及び
図8Bに示す実施形態における通信方法におけるSNのステップを行うように、
図9A及び
図9B並びに
図10A及び
図10Bに示す実施形態における通信方法におけるMNのステップを行うように、
図11A及び
図11B~
図19A及び
図19Bに示す実施形態における通信方法におけるSNにおけるDUのステップを行うように、又は
図20A及び
図20B~
図26A及び
図26Bに示す実施形態における通信方法におけるMNにおけるDUのステップを行うように、コンピュータ実行命令を実行する。
【0712】
前述の実施形態の全て又は一部は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせによって実装されてもよい。ソフトウェアプログラムを使用して実施形態を実装する場合、実施形態は、完全に又は部分的に、コンピュータプログラム製品の形態で実装されてもよい。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がロードされ、コンピュータ上で実行される場合、本出願の実施形態による手順又は機能は、すべて又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラム可能な装置であってもよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよく、又はコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に送信されてもよい。例えば、コンピュータ命令は、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターから、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば、赤外線、無線、及びマイクロ波など)の形態で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンターに送信されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の使用可能な媒体、又は1つ以上の使用可能な媒体を統合するサーバ又はデータセンターのようなデータ端末装置であってもよい。使用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、DVD)、半導体媒体(例えば、固体ドライブソリッドステートディスク(SSD))などであってもよい。
【0713】
実装に関する前述の説明は、便利で簡単な説明のために、前述の機能モジュールの分割が例示のための一例として取られていることを、当業者が理解することを可能にする。実際のアプリケーションでは、上述の機能を異なるモジュールに割り当て、要件に従って実装することができる。すなわち、装置の内部構造を異なる機能モジュールに分割して、上述の機能の全部又は一部を実装する。
【0714】
本出願に提供されるいくつかの実施形態では、開示された装置及び方法は、他の方法で実装されてもよいと理解されたい。例えば、説明した装置の実施形態は、単なる一例にすぎない。例えば、モジュール又は単位分割は、単に論理機能分割であり、実際の実装においては他の分割であってもよい。例えば、複数のユニット又は構成要素は、他の装置に組み合わせられ又は統合されてもよく、いくつかの特徴は、無視されるか、又は行われなくてもよい。追加的に、表示又は論じた相互結合、直接結合、又は通信接続は、いくつかのインターフェースを使用して実装されてもよい。装置又はユニット間の間接的な結合又は通信接続は、電子的、機械的、又は他の形態で実装されてもよい。
【0715】
別個の部分として説明するユニットは、物理的に分離されていてもいなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、1つ以上の物理的ユニットであってもよく、1箇所に位置していてもよく、又は異なる場所に分散されていてもよい。ユニットの一部又は全ては、実施形態の解決策の目的を達成するために、実際の要件に基づいて選択されてもよい。
【0716】
追加的に、本出願の実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは、物理的に単独で存在してもよく、又は2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。統合ユニットは、ハードウェアの形態で実装されてもよく、又はソフトウェア機能ユニットの形態で実装されてもよい。
【0717】
統合されたユニットがソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、独立した製品として販売又は使用される場合、統合されたユニットは可読記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、本質的に、先行技術に寄与する部分、又は技術的解決策の全部若しくは一部が、ソフトウェア製品の形態で実装されてもよい。ソフトウェア製品は、記憶媒体に記憶され、デバイス(シングルチップマイクロコンピュータ、チップなどであってもよい)又はプロセッサ(processor)に、本出願の実施形態で説明される方法のステップの全て又は一部を行うように指示するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、又は光ディスクのようなプログラムコードを記憶することができる任意の媒体を含む。
【0718】
前述の説明は、本出願の単なる具体的な実装にすぎず、本出願の保護範囲を制限することを意図するものではない。本出願に開示された技術的範囲内の変更又は置換は、本出願の保護範囲内にあるものとする。したがって、本出願の保護範囲は請求項の保護範囲に従うものとする。