(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-21
(45)【発行日】2022-07-29
(54)【発明の名称】飲用ストローおよび飲用ストローを製造するための方法
(51)【国際特許分類】
A47G 21/18 20060101AFI20220722BHJP
【FI】
A47G21/18
(21)【出願番号】P 2019520883
(86)(22)【出願日】2017-10-12
(86)【国際出願番号】 EP2017076082
(87)【国際公開番号】W WO2018073096
(87)【国際公開日】2018-04-26
【審査請求日】2020-10-09
(32)【優先日】2016-10-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】391053799
【氏名又は名称】テトラ ラバル ホールディングス アンド ファイナンス エス エイ
【住所又は居所原語表記】70 Avenue General Guisan,CH-1009 Pully,Switzerland
(74)【代理人】
【識別番号】100151105
【氏名又は名称】井戸川 義信
(72)【発明者】
【氏名】アンジェロ・ソルバラ
【審査官】村山 達也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2016/0022070(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第107875022(CN,A)
【文献】特開2004-275596(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0041559(US,A1)
【文献】実開昭59-041179(JP,U)
【文献】国際公開第91/012755(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47G 21/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
飲用ストローであって、液体製品のための通路を画定するように意図された管体(21)、および前記液体製品を摂取できるように容器の突き刺し部を突き刺すように意図された先端部(22)を含む飲用ストローにおいて、前記先端部(22)は、前記管体を折り曲げ
て変形させることによって獲得された2つの剛性増進要素(25)によって囲まれ、
前記飲用ストローは第1の折り曲げ線(26)、第2の折り曲げ線(27)および第3の折り曲げ線(28)を含み、前記管体(21)は前記剛性増進要素(25)を獲得するために前記第1の折り曲げ線(26)、前記第2の折り曲げ線(27)および前記第3の折り曲げ線(28)に沿って折り曲げられ
て変形し、
前記第1の折り曲げ線(26)および前記第2の折り曲げ線(27)は、前記飲用ストローの長手方向の対称平面(S)の対向する側面上に配置され、前記第3の折り曲げ線(28)は前記長手方向の対称平面(S)上に配置され、
前記剛性増進要素(25)は第1のリブ(29)
、第2のリブ(30)
及び前記第1のリブ及び前記の第2のリブに接続され、先端が尖っている端部(24)を含み、前記第1のリブ(29)および前記第2のリブ(30)は前記飲用ストローの長手方向の対称平面(S)の対向する側面上に配置され
、
前記第1のリブ(29)は前記第1の折り曲げ線(26)および前記第3の折り曲げ線(28)によって範囲を定められ、前記第2のリブ(30)は前記第2の折り曲げ線(27)および前記第3の折り曲げ線(28)によって範囲を定められる、飲用ストロー。
【請求項2】
前記飲用ストローは第4の折り曲げ線(31)および第5の折り曲げ線(32)を含み、前記管体(21)は前記第4の折り曲げ線(31)および前記第5の折り曲げ線(32)に沿って折り曲げられ
て変形する、請求項1に記載の飲用ストロー。
【請求項3】
第3のリブ(33)は、前記第4の折り曲げ線(31)と前記第5の折り曲げ線(32)との間に画定される、請求項
2に記載の飲用ストロー。
【請求項4】
第1の補剛領域(34)は、前記第1の折り曲げ線(26)と前記第4の折り曲げ線(31)との間に画定され、第2の補剛領域(35)は、前記第2の折り曲げ線(27)と前記第5の折り曲げ線(32)との間に画定される、請求項
2に記載の飲用ストロー。
【請求項5】
前記第1の補剛領域(34)は、前記第1のリブ(29)と前記第3のリブ(33)との間に挟まれ、前記第2の補剛領域(35)は、前記第2のリブ(30)と前記第3のリブ(33)との間に挟まれる、請求項4に記載の飲用ストロー。
【請求項6】
前記剛性増進要素(25)は、突き刺し体(36)を画定するために互いに接合される、請求項1~5のいずれか一項に記載の飲用ストロー。
【請求項7】
前記第1のリブ(29)は、前記第2のリブ(30)
に取り付けられる、請求項1に記載の飲用ストロー。
【請求項8】
前記飲用ストローは、前記先端部(22)が前記飲用ストローの長手方向の対称平面(S)上に配置された
先端が尖っている端部(24)を提供されるように、前記管体(21)の長手方向軸(A)に垂直な基準平面(R)と角(α)を形成する、平面(P)上に配置された吸引孔(23)を含む、請求項1~7のいずれか一項に記載の飲用ストロー。
【請求項9】
飲用ストローを製造するための方法であって、液体製品のための通路を画定するように意図された管体(21)、および前記液体製品を摂取できるように容器の突き刺し部を突き刺すように意図された先端部(22)を有する飲用ストロー(20)を提供するステップを含む、方法において、前記方法は、前記先端部(22)を囲む2つの剛性増進要素(25)を形成するように、前記管体(21)を折り曲げ
て変形させるステップをさらに含み、
前記飲用ストローは第1の折り曲げ線(26)、第2の折り曲げ線(27)および第3の折り曲げ線(28)を含み、前記管体(21)は前記剛性増進要素(25)を獲得するために前記第1の折り曲げ線(26)、前記第2の折り曲げ線(27)および前記第3の折り曲げ線(28)に沿って折り曲げられ
て変形し、
前記第1の折り曲げ線(26)および前記第2の折り曲げ線(27)は、前記飲用ストローの長手方向の対称平面(S)の対向する側面上に配置され、前記第3の折り曲げ線(28)は前記長手方向の対称平面(S)上に配置され、
前記剛性増進要素(25)は第1のリブ(29)
、第2のリブ(30)
及び前記第1のリブ及び前記の第2のリブに接続され、先端が尖っている端部(24)を含み、前記第1のリブ(29)および前記第2のリブ(30)は前記飲用ストローの長手方向の対称平面(S)の対向する側面上に配置され
、
前記第1のリブ(29)は前記第1の折り曲げ線(26)および前記第3の折り曲げ線(28)によって範囲を定められ、前記第2のリブ(30)は前記第2の折り曲げ線(27)および前記第3の折り曲げ線(28)によって範囲を定められる、
方法。
【請求項10】
前記管体(22)を折り曲げ
て変形させる前記ステップは、第1の折り曲げ線(26)、第2の折り曲げ線(27)および第3の折り曲げ線(28)を形成するように、前記飲用ストロー(20)の長手方向の対称平面(S)に垂直な第1の方向(X)に沿って前記管体(21)を圧縮するステップを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
第4の折り曲げ線(31)および第5の折り曲げ線(32)を形成するように、前記長手方向の対称平面(S)に平行な第2の方向(Y)に沿って前記管体(21)をさらに圧縮するステップをさらに含む、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
突き刺し体(36)を画定するために前記剛性増進要素(25)を互いに接合させるステップをさらに含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のリブ(29)は前記第1の折り曲げ線(26)、前記第3の折り曲げ線(28)及び吸引孔(23)によって三角形状の範囲を定められ、前記第2のリブ(30)は前記第2の折り曲げ線(27)、前記第3の折り曲げ線(28)及び前記吸引孔(23)によって三角形状の範囲を定められる、請求項1に記載の飲用ストロー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体製品を含有するパッケージとともに使用するための飲用ストローに関する。
【0002】
本発明は、さらに液体製品を含有するパッケージとともに使用するための飲用ストローを製造するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
公知のように、果汁、UHT(超高温熱処理)牛乳、ワイン、トマトソース、その他などの多くの液体または注入可能な食品が、滅菌パッケージ材料から作られたパッケージに入れて販売されている。
【0004】
典型的な例は、積層されたシートパッケージ材料を折り畳んで密封することによって作られる、Tetra Brik Aseptic(テトラ・ブリック・アセプティック)(登録商標)として公知の液体または注入可能な食品用の平行六面体形状のパッケージである。
【0005】
特に
図1を参照すると、パッケージ材料2は、繊維性材料、例えば紙、またはミネラル充填ポリプロピレン材料から作られてもよい、剛性および強度のための基層4、ならびに熱密封プラスチック材料、例えばポリエチレンフィルムから作られ、基層4の両側を被覆する第1の被覆層5aおよび第2の被覆層5bを含む。UHT牛乳などの長期保存製品のための無菌容器の場合、パッケージ材料2は、ガスバリア材料、例えばアルミニウム箔またはエチルビニルアルコール(EVOH)フィルムから作られた遮断層6も含み、遮断層6は第2の被覆層5bの上に重ね合わせられ、次いで熱密封プラスチック材料、例えばポリエチレンフィルムから作られ、最終的に食品に接触する容器の内面を形成する第3の被覆層5cで被覆される。換言すると、第1の被覆層5a、第2の被覆層5b、遮断層6および第3の被覆層5cは、パッケージ材料3を生産するときに連続シートの形で基層4に貼付される積層を画定する。
【0006】
パッケージは、開口を画定するように壊すことができる突き刺し部を含んでもよく、飲用ストローは開口を通してパッケージの中に挿入することができ、液体製品を摂取できる。
【0007】
図1は、パッケージ材料2の基層4を通って孔9を穿孔し、孔9がそれぞれのシート被覆部10によって密封されるように上述の積層で孔9を被覆することによって獲得された、突き刺し部8を示す。
【0008】
図2は、例えばプラスチック材料の中空管から作られた管体12を含む、公知の飲用ストロー11を示す。飲用ストロー11は、突き刺し部8を突き刺すように意図された先端13を含む。
【0009】
公知の解決策の欠点は、具体的にはシート被覆部(すなわち上述の積層)が強靭な材料から作られる場合に、突き刺し部を壊すために高い突き刺し力が必要とされることがあることである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の一目的は、公知の飲用ストローを改善することである。
【0011】
本発明の別の目的は、パッケージの突き刺し部を容易に突き刺すことができる飲用ストローを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明の第1の態様において、液体製品のための通路を画定するように意図された管体、および液体製品を摂取できるように容器の突き刺し部を突き刺すように意図された先端部を含む、飲用ストローであって、前記先端部は、前記管体を折り曲げ、永久に変形させることによって獲得された2つの剛性増進要素によって囲まれることを特徴とする、飲用ストローが提供される。
【0013】
本発明の第2の態様において、液体製品のための通路を画定するように意図された管体、および液体製品を摂取できるように容器の突き刺し部を突き刺すように意図された先端部を有する飲用ストローを提供するステップを含む、飲用ストローを製造するための方法であって、方法は、前記先端部を囲む2つの剛性増進要素を形成するように、前記管体を折り曲げ、永久に変形させるステップをさらに含むことを特徴とする、方法が提供される。
【0014】
本発明により、先端要素の剛性を増加させることができる。この方法で、使用者が突き刺し部を壊すことがはるかに容易になる。
【0015】
具体的には、先端部は、突き刺し部が強靭な材料、または複数の層もしくは強靭な材料から作られる場合も、突き刺し部を容易に貫通することができる。
【0016】
公知の飲用ストローは、飲用ストローが製造されるとき、飲用ストローが貼付装置に供給されるとき、飲用ストローが貼付装置によりパッケージに貼付されるとき、および飲用ストローが貼付されたパッケージが搬送されて処理されるとき、損傷および変形を受ける。
【0017】
したがって公知の飲用ストローの突き刺し作用は、上述の損傷および変形によって悪影響を受ける恐れがある。このことは、変形または損傷した飲用ストローで突き刺し部を突き刺すことは非常に困難であることがあり、または不可能でさえある恐れがあることを意味する。
【0018】
剛性を増加したことにより、飲用ストローは、公知の飲用ストローに比べると、変形および損傷にはるかに耐性がある。
【0019】
本発明は、その例示的かつ非限定的な一部の実施形態を示す添付図面を参照して、より良く理解され、実行されよう。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図4】本発明による飲用ストローの第1の実施形態の側面図である。
【
図6】本発明による飲用ストローの第2の実施形態の側面図である。
【
図8】本発明による飲用ストローの第3の実施形態の斜視図である。
【
図9】
図6および7の飲用ストローを製造するための方法のステップを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
図4および
図5は、飲用ストロー20の第1の実施形態を示す。
【0022】
飲用ストロー20は、液体製品のための通路を画定するように意図された管体21を含む。
【0023】
飲用ストロー20は、容器内に詰められた液体製品を摂取できるように、容器の突き刺し部を突き刺すように意図された先端部22をさらに含む。
【0024】
飲用ストロー20は、管体21の長手方向軸Aに垂直な基準平面Rと角αを形成する平面P上に配置された吸引孔23を含む。
【0025】
この方法で先端部22は、飲用ストロー20の長手方向の対称平面S上に配置された尖端24が提供される。
【0026】
先端部22は、管体21を折り曲げ、永久に変形させることによって獲得された2つの剛性増進要素25によって囲まれる。
【0027】
具体的には管体21は、第1の折り曲げ線26、第2の折り曲げ線27および第3の折り曲げ線28に沿って折り曲げられて永久に変形する。
【0028】
第1の折り曲げ線26および第2の折り曲げ線27は、長手方向の対称平面Sの対向する側面上に配置され、第3の折り曲げ線28は長手方向の対称平面S上に配置される。
【0029】
第1の折り曲げ線26および第2の折り曲げ線27は、長手方向の対称平面Sに対して対称である。
【0030】
剛性増進要素25は、第1のリブ29および第2のリブ30を含み、第1のリブ29および第2のリブ30は長手方向の対称平面Sの対向する側面上に配置され、尖端24に集結する。
【0031】
第1のリブ29および第2のリブ30は、長手方向の対称平面Sに対して対称である。
【0032】
第1のリブ29は、第1の折り曲げ線26および第3の折り曲げ線28によって範囲を定められる。
【0033】
第2のリブ30は、第2の折り曲げ線27および第3の折り曲げ線28によって範囲を定められる。
【0034】
図6および
図7は、飲用ストロー20の第2の実施形態を示す。
【0035】
第2の実施形態による飲用ストロー20は、管体21が第4の折り曲げ線31および第5の折り曲げ線32にも沿って折り曲げられて永久に変形するという点において、第1の実施形態による飲用ストロー20と異なる。
【0036】
第4の折り曲げ線31および第5の折り曲げ線32は、長手方向の対称平面Sの対向する側面上に配置される。
【0037】
第4の折り曲げ線31および第5の折り曲げ線32は、長手方向の対称平面Sに対して対称である。
【0038】
第3のリブ33は、第4の折り曲げ線31と第5の折り曲げ線32との間に画定される。
【0039】
第3のリブ33は、長手方向の対称平面Sを横切って延在する。
【0040】
第3のリブ33は、長手方向の対称平面Sに対して対称である。
【0041】
第1の補剛領域34は、第1の折り曲げ線26と第4の折り曲げ線31との間に画定される。
【0042】
第2の補剛領域35は、第2の折り曲げ線27と第5の折り曲げ線32との間に画定される。
【0043】
第1の補剛領域34は、第1のリブ29と第3のリブ33との間に挟まれる。
【0044】
第2の補剛領域35は、第2のリブ30と第3のリブ33との間に挟まれる。
【0045】
第1の補剛領域34および第2の補剛領域35は、長手方向の対称平面Sの対向する側面上に配置される。
【0046】
第1の補剛領域34および第2の補剛領域35は、長手方向の対称平面Sに対して対称である。
【0047】
【0048】
第3の実施形態による飲用ストロー20は、剛性増進要素25が突き刺し体36を画定するために互いに接合されるという点において、第1の実施形態による飲用ストロー20と異なる。
【0049】
具体的には第1のリブ29は、第2のリブ30に永久に取り付けられる。
【0050】
可能な変形形態によれば、第1のリブ29および第2のリブ30は互いに熱密封される。これは、例えば超音波密封を用いて得られてもよい。
【0051】
別の可能な変形形態によれば、第1のリブ29および第2のリブ30は互いに接着される。
【0052】
突き刺し体36は、管体の厚さTの2倍である幅Wを有する。
【0053】
この方法で、突き刺し体36は増加した剛性を有する。
【0054】
図9は、
図6および
図7の飲用ストローを製造するための方法を概略的な方法で示す。
【0055】
方法は、その間に管体21が長手方向の対称平面Sに垂直な第1の方向Xに沿って圧縮される第1のステップを含む。この方法で、管体は、第1の折り曲げ線26、第2の折り曲げ線27および第3の折り曲げ線28を形成するように折り曲げられて永久に変形する。
【0056】
方法は、その間に管体21が長手方向の対称平面Sに平行な第2の方向Yに沿って圧縮される第2のステップをさらに含む。この方法で、管体は、第4の折り曲げ線31および第5の折り曲げ線32を形成するように折り曲げられて永久に変形する。
【0057】
図4および5の飲用ストローを製造するための方法は、上に開示された第1のステップのみを含んでもよい。
【0058】
図8の飲用ストローを製造するための方法は、上に開示された第1のステップ、およびその間に剛性増進要素25が突き刺し体36を画定するために互いに接合される第2のステップを含んでもよい。
【0059】
具体的には、第2のステップの間に第1のリブ29は第2のリブ30に永久に取り付けられる。
【0060】
第2のステップは、第1のリブ29および第2のリブ30を互いに熱密封する、例えば超音波で熱密封するステップを含んでもよい。
【0061】
第2のステップは、第1のリブ29および第2のリブ30を互いに接着するステップを含んでもよい。
【0062】
本発明により、飲用ストロー、具体的には飲用ストローの先端部の剛性を増加させることができる。この方法で、使用者は公知の飲用ストローの場合よりはるかに容易に容器の突き刺し部を壊すことができる。
【0063】
加えて本発明により、それに応じて飲用ストローの費用を増加させることなく飲用ストローの剛性を非常に高めることができる。これは、剛性増進手段を形成するように、管体を折り曲げ、永久に変形させることによって、増加した剛性が獲得されるからである。換言すると、増加した剛性は、公知の飲用ストローに比べて強い(かつ高額な)材料を使用することによるのではなく、管体に剛性増進手段を提供することによって獲得される。この方法で、より効果的な突き刺し作用が、公知の飲用ストローと同じ材料を使用することによって(したがって実質的に同じ費用で)獲得され得る。
【0064】
さらに飲用ストローの増加した剛性は、突き刺し部を壊すときだけでなく、飲用ストローの取り扱い中および輸送中にも好都合である。本発明によるより剛い飲用ストローは、実際に損傷および変形にはるかに耐性があり、損傷および変形を受け難い。