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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-22
(45)【発行日】2022-08-01
(54)【発明の名称】鱗茎菜類調製機
(51)【国際特許分類】
   A23N 15/08 20060101AFI20220725BHJP
【FI】
A23N15/08 B
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2016255946
(22)【出願日】2016-12-28
(65)【公開番号】P2018102280
(43)【公開日】2018-07-05
【審査請求日】2019-11-05
【審判番号】
【審判請求日】2021-11-18
(73)【特許権者】
【識別番号】000132219
【氏名又は名称】株式会社スズテック
(74)【代理人】
【識別番号】100089934
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 淳一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100092945
【弁理士】
【氏名又は名称】新関 千秋
(72)【発明者】
【氏名】渡邊 貴洋
【合議体】
【審判長】林 茂樹
【審判官】西村 泰英
【審判官】松下 聡
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-136907(JP,A)
【文献】特開2008-113561(JP,A)
【文献】実開昭51-14269(JP,U)
【文献】実開昭59-83389(JP,U)
【文献】韓国登録実用新案第20-0392701(KR,Y1)
【文献】実開昭57-96698(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23N 1/00-17/02
A01D 23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
支脚3により床上に載置される機体フレ-ム1に、鱗茎菜類玉葱2の茎部分を挟持搬送する一対の搬送用ベルト5を有する搬送部4を設け、搬送部4の下方に玉葱2を始端部から終端部に向けて玉葱2を搬送する搬送路10を形成し、搬送路10の始端部に玉葱2の根を切断する根切回転刃21と根切固定刃22を有する根切断部20を設け、根切断部20の下手側に玉葱2の茎を切断する茎切回転刃41と茎切固定刃42を有する茎切断部40を設け、前記茎切断部40の下方には、茎切断部40で切断された玉葱2を受け止め鱗茎菜類調製機の排出口58に誘導する排出シュート59を設け、前記排出口58は機体フレ-ム1の左右の左右枠45に着脱自在に取付けた外側カバー85に常時開口させて形成し、外側カバー85は平面視および背面視において矩形形状に形成し、前記排出口58の臨む外側カバー85には前記排出シュート59から続いて玉葱2を回収箱87に案内する着脱式誘導体86を着脱自在に取付け、外側カバー85から着脱式誘導体86を取り外した状態で運搬しうる構成とした鱗茎菜類調製機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、収穫した玉葱等の鱗茎菜類に対して、予め設定された長さに根、および、茎を切断する鱗茎菜類調製機の技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、鱗茎菜類の茎を挟み込んで搬送する搬送装置と、該鱗茎菜類の根、および、茎を切断する切断装置とを設けた鱗茎菜類調製機に関する構成は、公知である(特許文献1)。
この公知例では、茎切断部の下方には、茎切断部で切断された玉葱を受け止め鱗茎菜類調製機の排出口に誘導する排出シュートを設けている。
また、公知例の根と茎を切断する切断部は、鱗茎菜類調製機の搬送路に対して交差するように配置されている。
【0003】
【文献】特開2006-296968号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記公知例では、排出シュートを設けているが、排出シュートから回収箱に入らずに、床上に落下し、回収ロスが発生するという課題がある。
また、公知例の根と茎を切断する切断部は、鱗茎菜類調製機の搬送路に対して交差するように配置されている。
本願は、回収ロスの発生を抑制するようにすると共に、鱗茎菜類調製機内の切断屑等の異物の滞留を抑制して連続作業を可能にして作業ロスを抑制するようにしたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の本発明は、支脚3により床上に載置される機体フレ-ム1に、鱗茎菜類玉葱2の茎部分を挟持搬送する一対の搬送用ベルト5を有する搬送部4を設け、搬送部4の下方に玉葱2を始端部から終端部に向けて玉葱2を搬送する搬送路10を形成し、搬送路10の始端部に玉葱2の根を切断する根切回転刃21と根切固定刃22を有する根切断部20を設け、根切断部20の下手側に玉葱2の茎を切断する茎切回転刃41と茎切固定刃42を有する茎切断部40を設け、前記茎切断部40の下方には、茎切断部40で切断された玉葱2を受け止め鱗茎菜類調製機の排出口58に誘導する排出シュート59を設け、前記排出口58は機体フレ-ム1の左右の左右枠45に着脱自在に取付けた外側カバー85に常時開口させて形成し、外側カバー85は平面視および背面視において矩形形状に形成し、前記排出口58の臨む外側カバー85には前記排出シュート59から続いて玉葱2を回収箱87に案内する着脱式誘導体86を着脱自在に取付け、外側カバー85から着脱式誘導体86を取り外した状態で運搬しうる構成とした鱗茎菜類調製機としたものである。
【発明の効果】
【0006】
請求項1の発明では、左右枠45に取付けた外側カバー85に形成した排出口58に、着脱式誘導体86を着脱自在に取付けているので、鱗茎菜類調製機の側方に設置する玉葱2の回収箱87への回収を円滑・確実に行える。
また、着脱式誘導体86は着脱可能なので、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状を四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
請求項2の発明では、排出シュート59は、水平部60の後部を傾斜面61の後縁より後方に延長させた延長部62に形成しているので、延長部62が玉葱2を受け止めることができ、回収ロスの発生を抑制することができる。
請求項3の発明では、茎切断部40の下方であって排出シュート59の上方に落下誘導体68を設けているので、茎切断部40で茎が切断された玉葱2は落下誘導体68により排出シュート59に誘導され、回収ロスの発生を抑制することができる。
請求項4の発明では、根切断部20の根切固定刃22および取付部材とを搬送路10と交差としないように設けているので、鱗茎菜類調製機内の切断屑等の異物の滞留を抑制することができる。
請求項5の発明では、根切回転刃21の軸心位置を搬送路10の左右何れか一側に配置し、根切固定刃22と左右何れか他側に配置しているので、玉葱2の根は根切固定刃22の取付部材に接触することなく搬送され、鱗茎菜類調製機内の切断屑等の異物の滞留を抑制することができる。
請求項6の発明では、根切断部20の根切固定刃22を根切回転刃21に対して上下動自在に構成しているので、根切断部20による玉葱2の根の切断性能を向上させることができる。
請求項7の発明では、茎切断部40の茎切固定刃42および取付部材とを搬送路10と交差としないように設けているので、鱗茎菜類調製機内の切断屑等の異物の滞留を抑制することができる。
請求項8の発明では、茎切回転刃41の軸心位置を搬送路10の左右何れか一側に配置し、茎切固定刃42と左右何れか他側に配置しているので、玉葱2の茎は茎切固定刃42の取付部材に接触することなく搬送され、鱗茎菜類調製機内の切断屑等の異物の滞留を抑制することができる。
請求項9の発明では、茎切断部40の茎切回転刃41と茎切固定刃42を搬送用ベルト5に対して上下動自在に構成しているので、茎切断部40による玉葱2の茎の切断位置を調節でき、玉葱2の茎の切断面を美麗かつ同じ長さに揃えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】鱗茎菜類調製機の斜視図。
図2】カバーを外した状態の鱗茎菜類調製機の斜視図。
図3】鱗茎菜類調製機の縦断側面図。
図4】支脚を折り畳んだ状態の縦断側面図。
図5】鱗茎菜類調製機の平面図。
図6】搬送部を一部省略した平面図。
図7】茎切断部付近の正面図。
図8】ローラーの正面から見た回転状態を示す模式斜視図。
図9】同平面図。
図10】根切断部の底面図。
図11】同平面図。
図12】同側面図。
図13】同正面図。
図14】同側面図。
図15】同一部省略した縦断側面図。
図16】伝動機構斜視図。
図17】着脱式誘導体を装着した鱗茎菜類調製機の側面図。
図18】同正面図。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
本発明の一実施形態を図面により説明すると、1は鱗茎菜類調製機の機体フレ-ムであり、本実施例では鱗茎菜類として玉葱2を想定して以下説明するが、これに限定されるものではなく、ネギ、大蒜等であってもよい。
機体フレ-ム1は支脚3により床上に載置される。機体フレ-ム1の上部には玉葱玉葱2を搬送する搬送部4を設ける。搬送部4は弾性部材からなる無端状の左右一対の搬送用ベルト5を設けて構成する。搬送用ベルト5は左右両側から玉葱2の茎を挟みこむことで保持し、前方に向けて搬送する構成である。
なお、本実施例においては搬送用ベルト5としてVベルトを想定しているが、これに限定されるものではなく、例えば、タイミングベルトや駆動チェーンを用いてもよく、また、複数のギヤを介した伝達機構を構成してもよい。
【0009】
搬送用ベルト5は機体フレ-ム1の略左右中央上部に設けられ、前方(下手側・終端側)に向かって終始略一水平方向に延出させて設ける。機体フレ-ム1の後部の左右両側にはそれぞれ受動プーリー6を設け、機体フレ-ム1の前部の左右両側にはそれぞれ駆動プーリー7をそれぞれ設け、受動プーリー6と駆動プーリー7に搬送用ベルト5を掛け回している(図1)。
搬送部4(搬送用ベルト5)の下方には、玉葱2が移動する搬送路(移動路)10を設ける。11は搬送路10の始端部(後部)に設けた玉葱2の供給口であり、後述する機体フレ-ム1の駆動作動機構を包囲するカバー12の前側カバー部分に開口させて形成する。
【0010】
供給口11の前方の搬送路10には玉葱2の根を伸ばす根伸ばし部15を設ける。根伸ばし部15は搬送路10の搬送方向に沿って配設され、かつ、前後水平方向に並設された左右2本のローラー16と、該ローラー16に設けた羽根材17により構成する(図3,8、9)。
前記左右のローラー16は機体フレ-ム1側に回転自在に軸装する。ローラー16の軸装構成は任意であるが、ローラー16の後端部を機体フレ-ム1に設けたステー18の回転自在に軸装し、ローラー16の前端部は自由端にしている。
ローラー16の外周部表面には、複数の羽根材17を接線方向に沿って、先端を自由端とするように、その基部を固定状態に取付けて設ける。羽根材17は略長方形形状にカットされた弾性発泡性部材により形成し、羽根材17には所定間隔ごとに切目を並行に設けて、短冊状の複数の短冊片19を形成する。
【0011】
供給口11に供給された玉葱2は、搬送用ベルト5に茎が挟持された状態で左右両側から羽根材17の間隙部に挟まれ、下方向に擦られながら搬送され、搬送中に玉葱2の本体表面に付着する余分な表皮が除去され、続いて、玉葱2の根が下方に引き伸ばされる。
根伸ばし部15の前方の搬送路10には、根伸ばし部15で伸ばした玉葱2の根を切断する根切断部20を設ける(図4)。根切断部20は搬送用ベルト5によって搬送中の玉葱2の根が自動的に切断される。根切断部20は根切回転刃21と根切固定刃22とを有して構成する。
玉葱2の搬送方向右側におけるローラー16の下手側端部上方には、根切回転刃21が側面視にて水平に設けられており、かつ、玉葱2の搬送方向左側におけるローラー16の下手側端部上方には、平面視及び側面視において一部オーバーラップする根切回転刃21と根切固定刃22を設ける。根切回転刃21は機体フレーム1側に取付けた取付部材23に軸装する。
【0012】
根切固定刃22は取付部材24に固定状態に取付け、取付部材24は軸25により取付部材23に設けた固定側取付部材26に対して上下動自在かつ回動(回転)自在に取付ける。
27は軸25を取付けた支持部材であり、支持部材27は高さ調節軸28により固定側取付部材26に対して高さ調節自在に取付ける。高さ調節軸28を回転させると、支持部材27が軸25と一体的に上下して根切回転刃21に対する根切固定刃22の高さを調節する。
根切固定刃22を取付けた取付部材24にはリンク杆29の基部を取付け、リンク杆29の先端にはバネ30の一端を取付ける。バネ30の他端は調節軸(調節ボルト)31に取付け、調節軸31は固定側取付部材26に螺合させる。32は調節ダイヤルである。
【0013】
調節ダイヤル32を回して調節軸31を下降させると、バネ30はリンク杆29を牽引し、リンク杆29は取付部材24を軸25中心に回転させ、これにより、根切固定刃22の先端は上下して根切回転刃21に対する接触面圧を強くする。
そのため、根切回転刃21と根切固定刃22との間の隙間を均等にし、玉葱2の根の切断を確実にする。
すなわち、根切回転刃21の下面に根切固定刃22の上面が当接するように、平面視にて根切回転刃21の回転軌跡に根切固定刃22の前後中間の一部が重複するように配置している。
そのため、根切固定刃22の右側面部の上手側(後側)は平面視にて外側に位置し、根切固定刃22の右側面部の下手側(前側)は平面視にて内側に位置するように傾斜させ、根切回転刃21と根切固定刃22との間の平面視における間隙は下流方向へ窄まる形となり、搬送されてくる玉葱2の根を容易に導き、切断し、切残しが玉葱6下面に残ることも無く、安定して良好な根切断面を得ることができる。
【0014】
しかして、少なくとも、根切固定刃22を取付けた取付部材24と固定側取付部材26とを有して根切固定刃22の固定刃支持機構35を構成し(図10等)、固定刃支持機構35は根切固定刃22を基準に根切回転刃21の反対側に配置する。
すなわち、取付部材24と固定側取付部材26は固定刃根切回転刃21の左側に位置し、玉葱2の根の搬送路10と交差しないように配置する(図10等)。
そのため、根切断部20で切断された玉葱2の根および根の切断屑が搬送される搬送路10に対して固定刃支持機構35が交わることはなく、固定刃支持機構35に切断後の根の切断屑が巻き付くのを防止でき、玉葱2の根の切断を確実にする。
なお、取付部材23は、後述する機体フレ-ム1の左右枠45に左右両側を固定状態に取付けている。そのため、根切断部20の根切回転刃21の高さは変動しないが、供給口11に設けた載置台36の高さを変更することにより搬送ベルト5が搬送する玉葱2の高さを変更することにより相対的に調節可能としている。
【0015】
根切断部20の前方の搬送路10には、根切断部20により根が切断された玉葱2の茎を切断する茎切断部40を設ける。茎切断部40は搬送用ベルト5によって搬送中の玉葱2の茎(葉)が自動的に切断される。茎切断部40は茎切回転刃41と茎切固定刃42とを有して構成する。
茎切断部40の茎切回転刃41は平面視において、前記根切断部20の根切回転刃21に対して下手側方向に、一直線上に設けている。
茎切回転刃41は取付部材43に取付け、取付部材43は機体フレ-ム1の前側上部に上下自在に設けた前側移動部材44に取付ける。前側移動部材44の左右両側は機体フレ-ム1の左右枠45に設けた調節ネジ46に取付ける。
47は左右枠45に設けた支持片であり、調節ネジ46を支持する(図1)。
【0016】
そのため、調節ネジ46を回転させると、前側移動部材44を機体フレ-ム1の左右枠45に対して上下させて玉葱の茎の切断高さ調節自在に構成する。
茎切固定刃42は、茎切固定刃42の基部を取付部材50に固定状態に取付け、取付部材50は前記前側移動部材44に取付け、茎切固定刃42は茎切回転刃41と共に、調節ネジ46により一体的に上下する。
この場合、取付部材50は茎切固定刃42を基準に茎切回転刃41の反対側に配置する。
すなわち、取付部材50は茎切固定刃42の左側に位置し、玉葱2の茎の搬送路10と交差しないように配置する。
そのため、根切断部20の根切回転刃21から茎切断部40の茎切回転刃41に至る間の搬送路10に対して取付部材50が交わることはなく、取付部材50に切断後の玉葱2の茎が巻き付くのを防止でき、玉葱2の茎の切断を確実にする。
【0017】
しかして、根切断部20の根切回転刃21と茎切断部40の茎切回転刃41との間には、玉葱2を茎切回転刃41に誘導する誘導部55を設ける。誘導部55は左右一対の軸棒状のガイド体56を後側を高く前側に至るに従い低くなるように傾斜させて設ける。
そのため、玉葱2は自重に加えてガイド体56の押し下げ作用によって、搬送用ベルト5による茎の挟持位置と玉葱2本体との間の距離が大きくなるように誘導されて茎切断部40に至ることになるので、各玉葱2の茎を同じ長さに切断することができ、玉葱2の調製処理精度を向上させることができる。
また、誘導部55により、搬送部4の搬送用ベルト5を水平に配置することができ、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状を四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
【0018】
したがって、誘導部55は茎切断部40に向かう搬送路10に玉葱2を誘導できるように設置すればよく、その構成は任意であるが、前記ガイド体56の後端を左右の取付部材57にそれぞれ取付け、取付部材57は機体フレ-ム1の左右枠45にそれぞれ取付ける。
ガイド体56の前端は少なくとも茎切断部40の茎切回転刃41と茎切固定刃42との切断部よりも前方に位置すると共に、切断された自由端としている。
すなわち、ガイド体56は取付部材57により片持ち状態に支持されている。
茎切断部40の下方には、茎切断部40で切断された玉葱2を受け止め鱗茎菜類調製機の排出口58に誘導する排出シュート59を設ける。排出シュート59は茎切断部40の下方は水平部60に形成し、左右方向の水平部60の所定位置から外側に低く傾斜する傾斜面61を設けて形成する。
【0019】
また、排出シュート59の水平部60の後端は傾斜面61の後縁より後方に延長させた延長部62に形成する。
延長部62は茎切断部40で切断された玉葱2が落下する際に、排出シュート59より後側で機外に落下するのを防止する。
そのため、排出シュート59の延長部62は根切断部20の支持部材近傍まで延長させている。
また、茎切断部40の前方には茎排出シュート65を設け、茎排出シュート65は鱗茎菜類調製機の茎排出口66に臨ませている。
また、茎切断部40の下方には、茎切断部40で茎が切断された玉葱2を排出シュート59に誘導する落下誘導体68を設ける。落下誘導体68は側面視前下がりの傾斜の誘導面(反射面)69を有して構成し、前記前側移動部材44に取付ける。
そのため、茎切断部40で茎が切断された玉葱2が落下する際に、落下誘導体68により排出シュート59内に落下誘導し、玉葱2が機外に落下するのを防止する。
【0020】
すなわち、落下誘導体68は排出シュート59の延長部62と相俟って、排出シュート59に玉葱2を落下誘導して、機外に落下するのを防止する。
しかして、搬送用ベルト5の受動プーリー6と駆動プーリー7は、機体フレ-ム1に設けた平板状の上部フレーム70に軸装し、上部フレーム70は左右に分割して形成され、左右の上部フレーム70の間に前記搬送路10と上下方向において連通する茎移動路を形成し、茎移動路の上方を一対の搬送用ベルト5が移動する。
前記搬送路10の入口側(後側・始端側)に配置した、受動プーリー6は左右方向に所定間隔をおいて配置し、左右の搬送用ベルト5の間に玉葱2の茎を供給できる供給隙間72を形成する。
供給隙間72より前側では、左右の搬送用ベルト5が玉葱2の茎を挟持できるように、左右の搬送用ベルト5が互いに弾接するように付勢するベルトガイド75を設ける。ベルトガイド75は移動方向に長い左右一対のガイド体76を、前後一対設けて構成する。
【0021】
そして、後側の左右のガイド体76のうち一方は上部フレーム70に固定し、他方は交差方向に移動自在に取付けると共に、バネ77により固定ガイド体76に弾力的に当接するように付勢する構成とする。
そのため、搬送用ベルト5の挟持力を調節可能にできると共に、ベルトガイド75の構成を簡素化できる。
すなわち、玉葱2の茎を搬送用ベルト5間に供給した場合、互いに弾接している一対の搬送用ベルト5が離れるために逃がす必要があり、そのため、固定のガイド体76に対して移動ガイド体76を外側に移動させ、玉葱2の茎の搬送用ベルト5間への供給を可能にしている。
また、前側の左右のガイド体76はそれぞれ交差方向に移動自在に取付けると共に、バネ77により互いに他方のガイド体76に弾力的に当接するように付勢する構成とする。
そのため、根切断部20から茎切断部40へ玉葱2の搬送を確実にする。
【0022】
この場合、前側の左右のガイド体76は、前後一対のバネ77により左右の搬送用ベルト5が互いに弾力的に当接するように付勢するが、後側バネ77Aは前側バネ77Bより付勢力を強く設定する。
すなわち、誘導部55のガイド体56の押し下げ荷重が玉葱2の茎に作用するガイド体76の後側部分の挟持力を強くすると、茎切断部40で切断される前に茎が千切れて排出シュート59に落下することとなるので、搬送に必要な挟持力を確保できる弾力に設定すればよく、反対に、ガイド体76の前側部分では茎切断部40で切断された茎の落下防止のために挟持力を強くしている。
そのため、排出シュート59により排出される玉葱2群への茎の混入を防止できる。
【0023】
しかして、機体フレ-ム1を支持する前記支脚3は、左右一対の脚部80を前後一対設けて構成し、前側支脚3Aと後側支脚3Bはそれぞれ回動自在に機体フレ-ム1側に取付けて折りたたみ自在構成すると共に、折りたたんだ前側支脚3Aと後側支脚3Bとが側面視において互いに平行状態になるように構成する。
そのため、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状の大きさを一層小型の四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
前側支脚3Aは脚部80の上部にステー81を設け、ステー81は脚部80の起立中心線に対して側面視において後側に突出させて突出部82を形成し、この突出部82を前側回動支点取付軸83により機体フレーム1の左右枠45に取付ける。
同様に、後側支脚3Bは脚部80の上部に設けたステー81を、脚部80の起立中心線に対して側面視において前側に突出させて突出部82を形成し、この突出部82を後側回動支点取付軸84により機体フレーム1の左右枠45に取付ける。
【0024】
そのため、折りたたんだ前側支脚3Aと後側支脚3Bとが側面視において互いに平行状態になる。
突出部82は機体フレ-ム1側の固定ステー、前側回動支点取付軸83は突出部82に前側支脚3Aと後側支脚3Bとを固定する固定ダイヤル(ボルト)である。
84Aは機体フレーム1側に固定のステー、84Bはステー84Aに支脚3(脚部80)を固定する固定具、84Cは機体を走行運搬用のキャスター輪、84Eは高さ調節ダイヤル、84Fは取っ手であり、取っ手84Fにより機体後部を持ち上げて移動させられる。
しかして、機体フレ-ム1の左右の左右枠45には、カバー12の外側カバー85を着脱自在にそれぞれ取付け、外側カバー85に前記排出口58を形成し、この排出口58には着脱式誘導体86を取付ける(図17、18)。
そのため、鱗茎菜類調製機の側方に設置する玉葱2の回収箱87への回収を円滑・確実に行える。
【0025】
また、着脱可能なので、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状を四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
86Aは係合突起、86Bは係合溝であり、着脱式誘導体86の係合溝86Bを係合突起86Aに挿入させて、押し下げると、係合突起86Aに係合溝86Bが係合する。
図16は、鱗茎菜類調製機の伝動機構を示し、88はモータであり、モータ88の動力が各部に伝達される。この場合、根切り部根切断部20の根切回転刃21には下側から伝達して玉葱2の搬送路10に干渉しないようにし、茎切断部40では茎切回転刃41に上側から伝達して玉葱2の排出に干渉しないようにすると共に、前記モータ88は機体右側に配置し、歯車やチェンを右側に集中配置し、伝動機構の簡素化を図っている。
89はスイッチ、90はメンテナンス用品の載置台である。
【0026】
(実施形態の作用)
本発明は上記構成であり、支脚3により支持されている鱗茎菜類調製機の供給口11に、玉葱2の茎を持って本体を供給すると、玉葱2の茎は搬送部4の一対の搬送用ベルト5間に挟持され、搬送用ベルト5により終端側に向けて搬送される。
供給口11の前方の搬送路10には玉葱2の根を伸ばす根伸ばし部15が設けられているので、玉葱2は回転する左右2本のローラー16と羽根材17により茎が挟持された状態で左右両側から挟まれ、下方向に擦られながら搬送され、搬送中に玉葱2の本体表面に付着する余分な表皮が除去され、続いて、玉葱2の根が下方に引き伸ばされる。
根伸ばし部15の前方の搬送路10には、根伸ばし部15で伸ばした玉葱2の根を切断する根切断部20を設けられているので、根切断部20の根切回転刃21と根切固定刃22とにより玉葱2の根が切断される。
【0027】
根切固定刃22は取付部材24に固定状態に取付け、取付部材24は軸25により取付部材23に設けた固定側取付部材26に対して上下動自在かつ回動(回転)自在に取付け、少なくとも、根切固定刃22を取付けた取付部材24と固定側取付部材26とを有して固定刃支持機構35を構成し、固定刃支持機構35は根切固定刃22を基準に根切回転刃21の反対側に配置しているので、根切断部20で切断された玉葱2の根および根の切断屑が搬送される搬送路10に対して固定刃支持機構35が交わることはなく、固定刃支持機構35に切断後の根の切断屑が巻き付くのを防止でき、玉葱2の根の切断を確実にする。
すなわち、取付部材24と固定側取付部材26は固定刃根切回転刃21の左側に位置し、玉葱2の根の搬送路10と交差しないように配置しているので、固定刃支持機構35に切断後の根の切断屑が巻き付くのを防止でき、玉葱2の根の切断を確実にする。
【0028】
それゆえ、鱗茎菜類調製機内に玉葱2の根の切断屑等の異物の滞留を抑制することができ、調製処理を連続して行うことができ、作業効率を向上させることができる。
また、根切固定刃22を取付けた軸25は支持部材27に取付け、支持部材27は高さ調節軸28により固定側取付部材26に対して高さ調節自在に取付けているので、高さ調節軸28を回転させると、支持部材27が26と一体的に上下して根切回転刃21に対する根切固定刃22の高さを調節する。
それゆえ、根切固定刃22の刃先高さと根切回転刃21の高さを所定高さで一致させることができ、切断性能を向上させることができる。
また、根切固定刃22の刃先角度は、調節ダイヤル32により変更できるので、根切固定刃22の先端は上下して根切回転刃21に対する接触面圧の調節だけでなく、根切回転刃21に対する根切固定刃22の先端面の傾斜角度を調節でき、軟弱な玉葱2の根であっても、確実に切断でき、切断性能を向上させることができる。
【0029】
根切断部20の前方の搬送路10には、根切断部20により根が切断された玉葱2の茎を切断する茎切断部40を設けられているので、搬送用ベルト5によって搬送中の玉葱2の茎(葉)が茎切断部40の茎切回転刃41と茎切固定刃42とより自動的に切断される。
この場合、茎切回転刃41は取付部材43に取付け、取付部材43は機体フレ-ム1の前側上部に上下自在に設けた前側移動部材44に取付け、前側移動部材44の左右両側は機体フレ-ム1の左右枠45に設けた調節ネジ46に取付けているので、前側移動部材44を調節ネジ46により機体フレ-ム1に対して上下させて玉葱2の茎の切断高さ調節すると、玉葱2の本体に対して所定長さの均一の茎部分を残すことができ、玉葱2の処理を美麗に行うことができる。
【0030】
茎切固定刃42は、茎切固定刃42の基部を取付部材50に固定状態に取付け、取付部材50は取付部材51に取付け、取付部材51は前記前側移動部材44に取付け、取付部材50は茎切固定刃42を基準に茎切回転刃41の反対側に配置しているので、取付部材50は茎切固定刃42の左側に位置し、玉葱2の茎の搬送路10と交差しないで配置することができる。
それゆえ、茎切断部40で切断された茎は、取付部材50と接触することなく搬送路10の終端に向けて移動し、茎切断部40周辺に玉葱2の切断茎の残骸が溜まることを防止でき、連続して調製作業を行うことができ、メンテナンスを容易にすることができると共に、作業効率を向上させることができる。
【0031】
しかして、根切断部20の根切回転刃21と茎切断部40の茎切回転刃41との間には、玉葱2を茎切回転刃41に誘導する誘導部55を設け、誘導部55は左右一対の軸棒状のガイド体56を後側を高く前側に至るに従い低くなるように傾斜させて設けているので、根切断部20で切断処理された玉葱2は搬送用ベルト5に茎が挟持された状態でガイド体56に当接して下降しながら前進し、茎切断部40で茎が切断処理される。
それゆえ、各玉葱2の茎を同じ長さに切断することができ、玉葱2の調製処理精度を向上させることができる。
また、搬送部4の搬送用ベルト5によって水平に移動している玉葱2の本体を、誘導部55によって茎切断部40の茎切回転刃41の位置まで下降させることができるので、搬送部4の搬送用ベルト5を水平状態に配置することができ、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状を四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
【0032】
また、誘導部55はガイド体56の後端を、機体フレ-ム1の左右枠45にそれぞれ取付けた取付部材57にそれぞれ取付け、取付部材57により片持ち状態に支持されているので、誘導部55および誘導部55の支持構成を搬送路10とは交差しないように配置でき、玉葱2の茎との干渉を防止でき、茎の切断処理の確実性を向上させることができる。
しかして、茎切断部40の下方には、茎切断部40で切断された玉葱2を受け止め鱗茎菜類調製機の排出口58に誘導する排出シュート59を設け、排出シュート59は水平部60と外側に低く傾斜する傾斜面61とにより形成し、排出シュート59の水平部60の後端は傾斜面61の後縁より後方に延長させた延長部62に形成しているので、延長部62は茎切断部40で切断された玉葱2が落下する際に、排出シュート59より後側で機外に落下するのを防止する。
【0033】
茎切断部40の下方には、茎切断部40で茎が切断された玉葱2を排出シュート59に誘導する落下誘導体68を設け、落下誘導体68は側面視前下がりの傾斜の誘導面69を有して構成しているので、茎切断部40で茎が切断された玉葱2が落下する際に、落下誘導体68により排出シュート59に向けて略真下方向に落下方向を誘導し、玉葱2が機外に落下するのを防止できる。
しかして、搬送用ベルト5の受動プーリー6と駆動プーリー7は、機体フレ-ム1に設けた平板状の上部フレーム70に軸装し、上部フレーム70は左右に分割して形成され、左右の上部フレーム70の間に前記搬送路10と上下方向において連通する茎移動路を形成し、搬送路10の入口側(後側・始端側)に配置した受動プーリー6は左右方向に所定間隔をおいて配置し、左右の搬送用ベルト5の間に玉葱2の茎を供給できる供給隙間72を形成し、供給隙間72より前側では左右の搬送用ベルト5が玉葱2の茎を挟持できるように、左右の搬送用ベルト5が互いに弾接するように付勢するベルトガイド75を設けているので、左右の搬送用ベルト5により玉葱2の茎を挟持して搬送する。
【0034】
ベルトガイド75は移動方向に長い左右一対のガイド体76を、前後一対設けて構成し、前後の根切回転刃21のうち、後側の左右のガイド体76のうち一方は上部フレーム70に固定し、他方は交差方向に移動自在に取付けると共に、バネ77により固定ガイド体76に弾力的に当接するように付勢する構成としているので、搬送用ベルト5の挟持力を調節可能にできると共に、ベルトガイド75の構成を簡素化できる。
すなわち、玉葱2の茎を搬送用ベルト5間に供給すると、互いに弾接している一対の搬送用ベルト5の一方は離れるて逃げることができ、玉葱2の茎を適切かつ確実に挟持できる。
ベルトガイド75の前側の左右のガイド体76はそれぞれ交差方向に移動自在に取付けると共に、バネ77により互いに他方のガイド体76に弾力的に当接するように付勢する構成としているので、根切断部20から茎切断部40へ玉葱2の搬送を確実にする。
【0035】
この場合、前側の左右のガイド体76は、前後一対のバネ77により左右の搬送用ベルト5が互いに弾力的に当接するように付勢するが、後側バネ77Aは前側バネ77Bより付勢力を強く設定しているので、誘導部55のガイド体56の押し下げ荷重が玉葱2の茎に作用するガイド体76の後側部分の挟持力を強くすると、茎切断部40で切断される前に茎が千切れて排出シュート59に落下することになるが、これを防止でき、また、ガイド体76の前側部分では搬送用ベルト5の挟持力を強くしているので、茎切断部40で切断された茎の落下防止できる。
しかして、機体フレ-ム1を支持する前記支脚3は、左右一対の脚部80を前後一対設けて構成し、前側支脚3Aと後側支脚3Bはそれぞれ回動自在に機体フレ-ム1側に取付けて折りたたみ自在構成すると共に、折りたたんだ前側支脚3Aと後側支脚3Bとが側面視において互いに平行状態になるように構成しているので、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状の大きさを一層小型の四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
【0036】
前側支脚3Aは脚部80の上部にステー81を設け、ステー81は脚部80の起立中心線に対して側面視において後側に突出させて突出部82を形成し、この突出部82を前側回動支点取付軸83により機体フレーム1の左右枠45に取付け、後側支脚3Bは脚部80の上部に設けたステー81を、脚部80の起立中心線に対して側面視において前側に突出させて突出部82を形成し、この突出部82を後側回動支点取付軸84により機体フレーム1の左右枠45に取付けているので、折りたたんだ前側支脚3Aと後側支脚3Bとが側面視において互いに平行状態になる。
また、起立状態の脚部80は前側回動支点取付軸83により突出部82に固定しているので、前側回動支点取付軸83を外すだけで、脚部80の折りたたみできる。
【0037】
しかして、機体フレ-ム1の左右の左右枠45には、外側カバー85を着脱自在にそれぞれ取付け、外側カバー85に前記排出口58を形成し、この排出口58には着脱式誘導体86を取付けているので、鱗茎菜類調製機の側方に設置する玉葱2の回収箱87への回収を円滑・確実に行える。
また、着脱可能なので、鱗茎菜類調製機の側面視の外形形状を四角形状にすることができ、鱗茎菜類調製機の運搬・格納を容易にすることができる。
【符号の説明】
【0038】
1…機体フレ-ム 、2…玉葱 、3…支脚 、4…搬送部、5…搬送用ベルト 、6…受動プーリー 、7…駆動プーリー、10…搬送路、11…供給口、12…カバー、15…根伸ばし部、16…ローラー、17…羽根材、18…ステー、19…短冊片、20…根切断部、21…根切回転刃、22…根切固定刃、23…取付部材、24…取付部材、25…軸、26…固定側取付部材、27…支持部材、28…高さ調節軸、29…リンク杆、30…バネ、31…調節軸、32…調節ダイヤル、35…固定刃支持機構、36…載置台、40…茎切断部、41…茎切回転刃、42…茎切固定刃、43…取付部材、44…前側移動部材、45…左右枠、46…調節ネジ、47…支持片、50…取付部材、51…取付部材、55…誘導部、56…ガイド体、57…取付部材、58…排出口、59…排出シュート、60…水平部、61…傾斜面、62…延長部、65…茎排出シュート、66…茎排出口、68…落下誘導体、69…誘導面、70…上部フレーム、72…供給隙間、75…ベルトガイド、76…ガイド体、77…バネ、80…脚部、81…ステー、82…突出部、83…前側回動支点取付軸、84…後側回動支点取付軸、85…外側カバー、86…着脱式誘導体、87…回収箱、88…モータ、89…スイッチ、90…載置台。
図1
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