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特許7110006CNC機械に適したツールホルダの正確な角度位置決めのための装置及びこのような装置を備えたツールホルダ
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  • 特許-CNC機械に適したツールホルダの正確な角度位置決めのための装置及びこのような装置を備えたツールホルダ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-22
(45)【発行日】2022-08-01
(54)【発明の名称】CNC機械に適したツールホルダの正確な角度位置決めのための装置及びこのような装置を備えたツールホルダ
(51)【国際特許分類】
   B23Q 3/12 20060101AFI20220725BHJP
   B23Q 3/18 20060101ALI20220725BHJP
   B23B 29/04 20060101ALI20220725BHJP
   B23Q 5/04 20060101ALI20220725BHJP
   B23Q 17/22 20060101ALI20220725BHJP
【FI】
B23Q3/12 A
B23Q3/18 A
B23B29/04 A
B23Q5/04 520Z
B23Q17/22 D
【請求項の数】 6
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2018117613
(22)【出願日】2018-06-21
(65)【公開番号】P2019005895
(43)【公開日】2019-01-17
【審査請求日】2021-02-12
(31)【優先権主張番号】102017000068900
(32)【優先日】2017-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(73)【特許権者】
【識別番号】518045476
【氏名又は名称】アルグラ ソシエタ ペル アチオニ
【氏名又は名称原語表記】ALGRA S.P.A.
【住所又は居所原語表記】VIA MAGNAVACCHE 4,FRAZIONE LOCALITA BREMBILLA,24012 VAL BREMBILLA(BG),ITLIA
(74)【代理人】
【識別番号】110001737
【氏名又は名称】特許業務法人スズエ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョヴァンニ ヴェッツォーリ
【審査官】増山 慎也
(56)【参考文献】
【文献】米国特許第07013774(US,B1)
【文献】米国特許第05873682(US,A)
【文献】特表2003-531022(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2002/0035902(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B23Q 3/12
B23Q 3/18
B23B 29/04
B23Q 5/04
B23Q 17/22
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
CNC機械に適したツールホルダ、特に電動式又は非電動式のツールホルダ(10)の正確な角度位置決めのための装置であって、前方部分(12)と後方部分(14)とを含み、マルチスピンドル及びシングルスピンドル数値制御旋盤、トランスファーマシン、フライス加工センター、及び、チップの取外しにより機械加工を行う工作機械における角度加工を実施することを意図した装置において、前記装置が、一対のピン(28),(30)と協働するプラグ(18)を含み、前記一対のピンが前記プラグに対して直角に配置され、回転を調節可能であり、
前記プラグ(18)の半部分が、前記ツールホルダ(10)の前記前方部分(12)に形成された盲穴(16)に挿入され、前記プラグ(18)の残りの半部分が、前記ツールホルダの前記後方部分(14)にエンボスプレート(32)を画定する前方領域に形成された対応する盲穴(16’)に挿入され、
前記ツールホルダ(10)の前記後方部分(14)の前記エンボスプレート(32)が、その上部に、同じ直径及び同じ深さを有する対の2つの穿孔(24),(26)が形成される平面(22)を画定し、前記穿孔が、前記プラグ(18)に対して直角に前記エンボスプレート(32)内で垂直に、かつ、前記プラグを越えるような部分に延び、前記ピン(28),(30)が前記穿孔(24),(26)内に挿入されることを特徴とする、装置。
【請求項2】
前記ピン(28),(30)の各々が、円筒形中央部分(30’)と、前記円筒形中央部分(30’)よりも小さい高さ及び大きい直径を有する対向する円筒形の上方基部(34)及び下方基部(36)とを含み、前記円筒形中央部分が前記上方基部(34)及び前記下方基部(36)に対してオフセットされることを特徴とする、請求項に記載の装置。
【請求項3】
個々の前記ピン(28),(30)の前記上方基部(34)の上には、一体型頭部(38)が形成され、前記頭部には、前記ピンを時計方向又は反時計方向に動かすのに適するスパナのための成形凹部(40)が形成されることを特徴とする、請求項に記載の装置。
【請求項4】
前記ピン(28),(30)の前記上方基部(34)と前記頭部(38)との間に、弾性リング(44)及び下側のシール(46)のためのノッチ(42)が形成されることを特徴とする、請求項に記載の装置。
【請求項5】
前記装置が、前記ツールホルダ(10)の後方部分(14)の両側に接続され、それぞれの前記成形凹部(40)から始まって実施される前記ピン(28),(30)の時計方向及び反時計方向の動きと相互作用する一対のセンチメトリックコンパレータ(48)を含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
角度加工を実施するのに使用されるCNC機械、及び、一般にチップの取外しにより機械加工を行う工作機械に適した、電動式又は非電動式ツールホルダ(10)であって、請求項1ないしのいずれか1項に記載の角度位置決めのための装置を備えた、電動式又は非電動式ツールホルダ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、CNC機械に適したツールホルダの正確な角度位置決めのための装置に関する。
【0002】
より詳細には、本発明はCNCシングルスピンドル又はマルチスピンドル旋盤、トランスファーマシン、あらゆる種類のフライス加工センター、及び、一般にチップの取外しにより機械加工を行う工作機械における、角度加工に適したツールホルダの正確な位置決めを達成するのに適した装置に関する。本発明はまた、前記角度位置決め装置を備えたツールホルダに関する。
【背景技術】
【0003】
あらゆる種類のCNC工作機械で行われる機械加工においては、必要なピースを得るために必要に応じて、様々なモジュールを頻繁に交換する必要があることが知られている。
【0004】
繰り返される装備品の交換作業は、機械の運転を強制的に一定期間停止する待ち時間を必要とする。また、各ツール交換時の設定時間を考慮する必要がある。特定の機械加工を意図したツールホルダを備えた機械の場合、前記ツールホルダの正確な角度位置決めを実施して、ピースに対して極めて正確な操作を極めて低い公差で行う必要がある。この点で、既知の方法は、長くて非常に面倒な操作を必要とする。まず第1に、そのような作業には高いスキルが必要なため、高度な有資格者によってのみ実施することができる。第2に、正確な角度位置決めを達成するために前記操作を正確に実行するためには、構成要素の一方又は他方の即時に操作可能なシフトレバーではないような特定の装備が必要である。
【0005】
ドイツ連邦共和国特許出願公開第10 2008 048206号明細書から、複数のツールステーションがその円周に沿って分布している軸を中心に回転するディスクを含むリボルバーツールが知られている。この解決策によれば、ブレードは、押圧力とは対照的にシートの面に支持され、第2のブレードは、調整本体の外側に支持される。
【0006】
上述のCNC工作機械に関連して、ツールホルダの数が増加する必要性が広く感じられており、ツールホルダは様々な機械加工に応じて頻繁に交換される。その結果、機械を再調整するために現在必要とされている繰り返しの複雑な手動操作と、その操作が強制的に中断される技術的時間とが、全体的な生産コストの大幅な増加をもたらす。さらに、ツールホルダの交換に伴う困難さのために、関連する作業には有資格者の介入が必要である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、上述の欠点を克服することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
より詳細には、本発明の目的は、角度位置決めを容易かつ迅速に実行可能にして、生産を長期間停止する必要がないようにした、CNC機械に適したツールホルダの正確な角度位置決めのための装置を提供することである。
【0009】
本発明の更なる目的は、非熟練者であっても、CNC機械に取り付けられたツールホルダの正確な角度位置決めを迅速に行うことを可能にする、上記のような装置を提供することである。
【0010】
本発明の更なる目的は、前記装置を備えたツールホルダを提供することである。
【0011】
本発明の更なる目的は、容易かつ経済的に製造することができるとともに、時間の経過に伴い高いレベルの抵抗及び信頼性を保証するのに適したツールホルダの正確な角度位置決め装置を使用者に利用可能にすることである。
【0012】
これら及び他の目的は、特許請求の範囲による本発明の角度位置決め装置によって達成される。
【0013】
本発明のCNC機械に適したツールホルダの正確な角度位置決め装置の構成及び機能的特性は、好適かつ非限定的な実施例を示す添付の図面を参照する以下の詳細な説明からより明確に理解できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本発明の角度位置決め装置と、前記装置が対になっているツールホルダとの分解図を概略的に示す。
図1A図1の表示に対して反対側から斜視した、本発明の角度位置決め装置の一部の分解図を概略的に示す。
図2】本発明の角度位置決め装置を組み込んだツールホルダの、部分的に断面で示す、側面図を概略的に示す。
図3】本発明の角度位置決め装置を組み込んだ図2のツールホルダの平面図を概略的に示す。
図4図2のツールホルダの概略正面図である。
図5】関連するツールホルダに収容された本発明の角度位置決め装置を強調した、図2の線A-Aに沿った縦断面図を概略的に示す。
図6図5の部分拡大図である。
図7】本発明の角度位置決め装置の一部分の分解図を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
最初に図1を参照すると、本発明の角度位置決め装置は、有益的には、参照番号10で全体的に示される電動式又は非電動式のツールホルダと対になっており、前方部分12と反対側の後方部分14とを含む。前記後方部分には、通常、対向する上方及び下方開口部が設けられており、これら開口部のうちの第1の開口部は、図1及び図1Aに14’で示され、ツール(図示しない)を収容し、このツールは、ツールホルダ10の前記後方部分14に配置された特定のラジアルシート15内に挿入されたねじ又はグレインによって定位置に保持される。
【0016】
本発明によれば、前方部分12又はアンカーベースは、例えば図1のダブテール継手12’を用いて、チップの取外しにより機械加工を行う工作機械に取り付けることを意図したアタッチメントである。前記前方部分12には、プラグ18の半部分が圧入される盲穴16が設けられる。プラグ18の残りの半部分は、後方部分14の前方領域に形成された図1Aの16’で示される対応する穴に挿入される。前記後方部分14は、従来のねじ20によって前方部分12に拘束される。図1A、2及び3と同様に特に図1に示されるように、ツールホルダ10の後方部分14の前記前方領域は、前方部分12に平行なエンボスプレート32によって画定さる。ツールホルダ10の前述のエンボスプレート32の上部に形成された平面22から始まって、同じ直径及び同じ深さを有する対の2つの穿孔24,26が形成される。穿孔24及び26は、ツールホルダ10のエンボスプレート32内で、プラグ18の向きに対して直角に、かつ、特に図1A、5及び6に見られるように、前記プラグを越えるような高さに延びる。穿孔24及び26は、プラグ18と共に図7に詳細に示される多くのピン28,30を受け入れるように設計される。前記プラグには、ツールホルダ10の前方部分12の盲穴16及び後方部分14の盲穴16’に挿入された瞬間の空気の排出を可能にする、長手方向に延びる従来の溝18’が設けられる。
【0017】
前記ピン28,30の各々は、円筒形中央部分30’と、同じく円筒形の対向する上方基部34及び下方基部36とを含む。円筒形中央部分30’よりも低い高さの前記基部は、この中央部分と一体に形成され、より大きい直径を有する。個々のピン28,30の上方基部34の上には、一体型頭部38が、スパナ、好適には、公知のため図示しない六角おすアレン型スパナのための成形凹部40を備えるように形成される。ピン28,30の上方基部34と頭部38との間には、穿孔24,26からなるそれぞれのシートに前記ピンを保持する機能を有する弾性リング44を収容するノッチ42が形成される。
【0018】
好適には、ノッチ42の各々において、弾性リング44の下方に、ピン28,30を受け入れることを意図した穿孔24及び26内にスラグ又は異物が誤って導入されることを防止するように設計されたガスケット又はトーリックリング46が配置される。
【0019】
有益的には、特に図7からわかるように、ピン28,30のそれぞれの円筒形中央部分30’は、それぞれの上方基部34及び下方基部36に対して、並びに成形凹部40に対してオフセットされる。このオフセットは、詳細に後述するように、ツールホルダ10、特に前記ツールホルダの後方部分14に対する前方部分12の迅速かつ容易な位置決め・角度方向付けを可能にするために、前述のピンの円筒形中央部分がプラグ18と協働することを可能にする。この角度位置決め・方向付けは、明らかに、ねじ20によって前記部分12及び14が互いにロックする前に行われ、図1,2,3,4に番号48として概略的に示される一対のセンチメトリックコンパレータ(centesimal comparators)の存在によって促進され、これらのセンチメトリックコンパレータは、ツールホルダ10の後方部分14の両側に既知の手段によって接続されるのが有利である。
【0020】
操作段階において、作業者は、成形凹部40から始まって両方のピン28,30に同時に多くのスパナを介在させながら、工作機械上に存在するツールホルダ10の正確な角度位置決めを容易に提供することができる。ねじ20によって前方部分12及び後方部分14を互いに拘束する前に行われるこのようなピンの連合された回転は、前記ピンの各々のオフセットされた円筒形中央部分30’を、穴16及び16’内に固定されたプラグ18に密着して回転させ、ツールホルダの後方部分14に対して前方部分12を所定の高さに達するまで動かして角度方向付けをすることになる。この寸法は、2つのセンチメトリックコンパレータ48の手の動きによって示される限り、直ちに視覚的に検出可能であり、センチメトリックコンパレータは、作業者に「ゼロ」に対応する所望の角度位置の到達、及びその結果としてそれぞれのスパナでのピン28及び30の回転を中断する必要性を知らせる。この時点で、作業者は、ねじ20によってツールホルダ10の前方部分12及び後方部分14を互いにブロックすることができる。
【0021】
上記からわかるように、本発明が達成する利点は明らかである。
【0022】
マルチスピンドル及びシングルスピンドル数値制御旋盤、トランスファーマシン、あらゆる種類のフライス加工センター、及び、一般にチップの取外しにより機械加工を行う工作機械に適したツールホルダ10の正確な角度位置決めは、複雑な操作を必要とせずに完全な精度で、非常に迅速に行われ、機械加工の停止時間及び結果として生産コストの大幅な削減の利益をもたらす。
【0023】
ピン28,30に課せられる連合した回転の大きさを報告するセンチメトリックコンパレータ48の存在を伴い、前記ピンとオフセットされた円筒形中央部分30’及びプラグ18との相互作用により、ツールホルダの角度位置決めの調整は、専門家でなくても非常に簡単に実行できる。
【0024】
本発明について非限定的な例のみによって与えられる可能な実施例のうちの1つを参照して上述したが、幾多の修正及び変形が上記の説明に照らして当業者には明らかであろう。従って、本発明は、添付の特許請求の範囲に含まれるすべての修正及び変形を包含するものである。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] CNC機械に適したツールホルダ、特に電動式又は非電動式のツールホルダ(10)の正確な角度位置決めのための装置であって、前方部分(12)と後方部分(14)とを含み、マルチスピンドル及びシングルスピンドル数値制御旋盤、トランスファーマシン、フライス加工センター、及び、チップの取外しにより機械加工を行う工作機械における角度加工を実施することを意図した装置において、前記装置が、一対のピン(28),(30)と協働するプラグ(18)を含み、前記一対のピンが前記プラグに対して直角に配置され、回転を調節可能であることを特徴とする、装置。
[2] 前記プラグ(18)の半部分が、前記ツールホルダ(10)の前記前方部分(12)に形成された盲穴(16)に挿入され、前記プラグ(18)の残りの半部分が、前記ツールホルダの前記後方部分(14)にエンボスプレート(32)を画定する前方領域に形成された対応する盲穴(16’)に挿入されることを特徴とする、[1]に記載の装置。
[3] 前記ツールホルダ(10)の前記後方部分(14)の前記エンボスプレート(32)が、その上部に、同じ直径及び同じ深さを有する対の2つの穿孔(24),(26)が形成される平面(22)を画定し、前記穿孔が、前記プラグ(18)に対して直角に前記エンボスプレート(32)内で垂直に、かつ、前記プラグを越えるような部分に延び、前記ピン(28),(30)が前記穿孔(24),(26)内に挿入されることを特徴とする、[2]に記載の装置。
[4] 前記ピン(28),(30)の各々が、円筒形中央部分(30’)と、前記円筒形中央部分(30’)よりも小さい高さ及び大きい直径を有する対向する円筒形の上方基部(34)及び下方基部(36)とを含み、前記円筒形中央部分が前記上方基部(34)及び前記下方基部(36)に対してオフセットされることを特徴とする、[3]に記載の装置。
[5] 個々の前記ピン(28),(30)の前記上方基部(34)の上には、一体型頭部(38)が形成され、前記頭部には、前記ピンを時計方向又は反時計方向に動かすのに適するスパナのための成形凹部(40)が形成されることを特徴とする、[4]に記載の装置。
[6] 前記ピン(28),(30)の前記上方基部(34)と前記頭部(38)との間に、弾性リング(44)及び下側のシール(46)のためのノッチ(42)が形成されることを特徴とする、[5]に記載の装置。
[7] 前記装置が、前記ツールホルダ(10)の後方部分(14)の両側に接続され、それぞれの前記成形凹部(40)から始まって実施される前記ピン(28),(30)の時計方向及び反時計方向の動きと相互作用する一対のセンチメトリックコンパレータ(48)を含むことを特徴とする、[1]に記載の装置。
[8] 角度加工を実施するのに使用されるCNC機械、及び、一般にチップの取外しにより機械加工を行う工作機械に適した、電動式又は非電動式ツールホルダ(10)であって、[1]ないし[7]のいずれかに記載の角度位置決めのための装置を備えた、電動式又は非電動式ツールホルダ。
図1
図1A
図2
図3
図4
図5
図6
図7