IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッドの特許一覧

特許7110294スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体
<>
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図1
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図2
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図3
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図4
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図5
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図6
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図7
  • 特許-スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体 図8
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-22
(45)【発行日】2022-08-01
(54)【発明の名称】スクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/907 20190101AFI20220725BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20220725BHJP
   H04N 21/258 20110101ALI20220725BHJP
【FI】
G06F16/907
G10L15/00 200T
H04N21/258
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2020171912
(22)【出願日】2020-10-12
(65)【公開番号】P2021089716
(43)【公開日】2021-06-10
【審査請求日】2020-10-12
(31)【優先権主張番号】202010076136.6
(32)【優先日】2020-01-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】512015127
【氏名又は名称】バイドゥ オンライン ネットワーク テクノロジー(ペキン) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002952
【氏名又は名称】特許業務法人鷲田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リ バオミン
(72)【発明者】
【氏名】リウ チェン
(72)【発明者】
【氏名】リ シンフイ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン ビングー
【審査官】三橋 竜太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2001-331430(JP,A)
【文献】特開2015-019196(JP,A)
【文献】特開2016-058917(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/00-16/958
G10L 15/00
H04N 21/258
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバに適用されるスクリーンプロジェクション方法であって、
端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信するステップと、
前記スクリーンプロジェクションリクエストに従って前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するステップと、
目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信し、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップと、
前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツと前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を前記目標プロジェクション機器に送信するステップであって、前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子は、前記目標プロジェクション機器が前記目標スクリーンプロジェクションソースによって前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することを指示する、送信するステップとを含
ここで、前記第1起動メッセージは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータを含み、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップは、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することと、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースを前記目標スクリーンプロジェクションソースとして決定することと、を含む、スクリーンプロジェクション方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することは、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうちそれぞれのスクリーンプロジェクションソースについて、
前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することと、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することと、を含む、請求項に記載のスクリーンプロジェクション方法。
【請求項3】
前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することは、
前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれた各項の情報及び対応関係に基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することを含み、前記対応関係は複数のプリセット情報グループ及びプリセット情報に対応するスコアを含む、請求項に記載のスクリーンプロジェクション方法。
【請求項4】
前記サーバ内に前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することは、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断することと、
そうであれば、前記第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得することと、
再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及び前記サーバ内に記憶された前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することと、を含む、請求項に記載のスクリーンプロジェクション方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは複数のスクリーンプロジェクションソースであり、前記複数のスクリーンプロジェクションソースは第1種のスクリーンプロジェクションソース及び第2種のスクリーンプロジェクションソースを含み、前記サーバ内に前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することは、
前記第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することと、
前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア及び前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得することと、を含む、請求項に記載のスクリーンプロジェクション方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定する前に、
複数のプロジェクション機器からの第2起動メッセージを受信することであって、前記第2起動メッセージは前記複数のプロジェクション機器のメタデータを含み、前記複数のプロジェクション機器が位置するネットワークは前記端末機器が位置するネットワークと同じである、受信することと、
前記複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて前記複数のプロジェクション機器のタイプを決定することと、
前記複数のプロジェクション機器のタイプ及び前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することと、をさらに含む、請求項1に記載のスクリーンプロジェクション方法。
【請求項7】
前記複数のプロジェクション機器のタイプ及び前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することは、
前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器のうち複数の第1プロジェクション機器のタイプ優先度が最も高いと決定することと、
各第1プロジェクション機器に、ユーザが目標プロジェクション機器選択命令を少なくとも1つの前記第1プロジェクション機器に入力するための第1プロジェクション機器リストを送信することと、
少なくとも1つの前記第1プロジェクション機器からの目標プロジェクション機器指示情報を受信することと、
前記目標プロジェクション機器指示情報に従って前記目標プロジェクション機器を決定することと、を含む、請求項に記載のスクリーンプロジェクション方法。
【請求項8】
端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信するためのトランシーバーモジュールと、
前記スクリーンプロジェクションリクエストに従って前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するための処理モジュールと、を含み、
前記トランシーバーモジュールはさらに目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信することに用いられ、
前記処理モジュールはさらに前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定することに用いられ、
前記トランシーバーモジュールはさらに前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツと前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を前記目標プロジェクション機器に送信することに用いられ、前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子は、前記目標プロジェクション機器が前記目標スクリーンプロジェクションソースによって前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することを指示
ここで、前記第1起動メッセージは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータを含み、前記処理モジュールは、さらに、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定すること、及び、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースを前記目標スクリーンプロジェクションソースとして決定することに用いられる、スクリーンプロジェクション装置。
【請求項9】
前記処理モジュールは、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうちそれぞれのスクリーンプロジェクションソースについて、
前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得すること、及び
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられる、請求項に記載のスクリーンプロジェクション装置。
【請求項10】
前記処理モジュールは、
前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれた各項の情報及び対応関係に基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することに用いられ、前記対応関係は複数のプリセット情報グループ及びプリセット情報に対応するスコアを含む、請求項に記載のスクリーンプロジェクション装置。
【請求項11】
サーバ内に前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記処理モジュールは、
前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断すること、
そうであれば、前記第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得すること、及び
再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及び前記サーバ内に記憶された前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられる、請求項に記載のスクリーンプロジェクション装置。
【請求項12】
前記処理モジュールが前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定する前に、
前記トランシーバーモジュールは複数のプロジェクション機器からの第2起動メッセージを受信することに用いられ、前記第2起動メッセージは前記複数のプロジェクション機器のメタデータを含み、前記複数のプロジェクション機器が位置するネットワークは前記端末機器が位置するネットワークと同じであり、
前記処理モジュールは前記複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて前記複数のプロジェクション機器のタイプを決定すること、及び前記複数のプロジェクション機器のタイプと前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することに用いられる、請求項に記載のスクリーンプロジェクション装置。
【請求項13】
少なくとも1つのプロセッサと、
前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を含み、
ここで、前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1~のいずれか一項に記載の方法を実行できるように前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される、電子機器。
【請求項14】
コンピュータ命令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令はコンピュータに請求項1~のいずれか一項に記載の方法を実行させることに用いられる、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願の実施例は通信技術に関し、特にインターネット技術に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ユーザが視聴したいコンテンツをコンピュータ、テレビなどの端末にスクリーンプロジェクションして表示することが実現できる。例えば、端末機器1は音声受信機能を有し、ユーザが音声で入力したユーザが視聴したいコンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信し、端末機器1はユーザのスクリーンプロジェクションリクエストをサーバに送信し、サーバは当該コンテンツを呼び出して端末機器2に送信する。また、ユーザは、端末機器が表示する当該コンテンツのスクリーンプロジェクションソースを選択する必要があり、端末機器2は、ユーザが選択したスクリーンプロジェクションソースに応じてコンテンツを表示する。
【0003】
しかし、上記の方法では、サーバが利用可能なスクリーンプロジェクションソースを検索して、ユーザがスクリーンプロジェクションソースを選択するようにプロジェクション機器に送信する必要があるため、スクリーンプロジェクションの効率は高くない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、スクリーンプロジェクションの効率を向上させるスクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様では、本願の実施例にて提供されるサーバに適用されるスクリーンプロジェクション方法は、端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信するステップと、前記スクリーンプロジェクションリクエストに従って前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するステップと、目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信し、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップと、前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツと前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を前記目標プロジェクション機器に送信するステップであって、前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子は、前記目標プロジェクション機器が前記目標スクリーンプロジェクションソースによって前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することを指示する、送信するステップとを含む。
【0006】
本解決手段では、サーバは、利用可能なスクリーンプロジェクションソースを検索して、ユーザが選択するように利用可能なスクリーンプロジェクションソースをプロジェクション機器に送信する必要がなく、プロジェクション機器によって起動されたスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に決定することができ、それによりスクリーンプロジェクションの効率を向上させることができる。
【0007】
1つの可能な実施形態では、前記第1起動メッセージは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータを含み、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップは、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することと、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースを前記目標スクリーンプロジェクションソースとして決定することとを含む。
【0008】
本解決手段はスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定し、簡単かつ正確である。
【0009】
1つの可能な実施形態では、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することは、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうちそれぞれのスクリーンプロジェクションソースについて、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することと、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することと、を含む。
【0010】
本解決手段はスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する具体的な実施を提供する。
【0011】
1つの可能な実施形態では、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することは、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれた各項の情報及び対応関係に基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することを含み、前記対応関係は複数のプリセット情報グループ及びプリセット情報に対応するスコアを含む。
【0012】
本解決手段は前記スクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得する具体的な実施を提供する。
【0013】
1つの可能な実施形態では、前記サーバ内に前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することは、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断することと、そうであれば、前記第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得することと、再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及び前記サーバ内に記憶された前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することと、を含む。
【0014】
本解決手段はスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定するさらに1つの具体的な実施を提供する。本解決手段では、メタデータの変化したスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再計算することで、正確なスクリーンプロジェクションソース優先度を得ることを保証できる。
【0015】
1つの可能な実施形態では、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは複数のスクリーンプロジェクションソースであり、前記複数のスクリーンプロジェクションソースは第1種のスクリーンプロジェクションソース及び第2種のスクリーンプロジェクションソースを含み、前記サーバ内に前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することは、前記第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することと、前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア及び前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得することとを含む。
【0016】
本解決手段はスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定するさらに1つの具体的な実施を提供する。
【0017】
1つの可能な実施形態では、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定する前に、複数のプロジェクション機器からの第2起動メッセージを受信し、前記第2起動メッセージは前記複数のプロジェクション機器のメタデータを含み、前記複数のプロジェクション機器が位置するネットワークは前記端末機器が位置するネットワークと同じであることと、前記複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて前記複数のプロジェクション機器のタイプを決定することと、前記複数のプロジェクション機器のタイプ及び前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することと、をさらに含む。
【0018】
本解決手段は目標プロジェクション機器を決定する具体的な実施を提供する。
【0019】
1つの可能な実施形態では、前記複数のプロジェクション機器のタイプ及び前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することは、前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器のうち複数の第1プロジェクション機器のタイプ優先度が最も高いと決定することと、各第1プロジェクション機器に、ユーザが目標プロジェクション機器選択命令を少なくとも1つの前記第1プロジェクション機器に入力するための第1プロジェクション機器リストを送信することと、前記第1プロジェクション機器からの前記目標プロジェクション機器指示情報を受信することと、前記目標プロジェクション機器指示情報に従って前記目標プロジェクション機器を決定することとを含む。
【0020】
本解決手段は優先度の最も高いプロジェクション機器が複数ある場合に、目標プロジェクション機器を決定する具体的な実施を提供する。
【0021】
第2の態様では、本願の実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション装置は、端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信するためのトランシーバーモジュールと、前記スクリーンプロジェクションリクエストに従って前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するための処理モジュールとを含み、前記トランシーバーモジュールはさらに目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信することに用いられ、前記処理モジュールはさらに前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定することに用いられ、前記トランシーバーモジュールはさらに前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツと前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を前記目標プロジェクション機器に送信することに用いられ、前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子は、前記目標プロジェクション機器が前記目標スクリーンプロジェクションソースによって前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することを指示する。
【0022】
1つの可能な実施形態では、前記第1起動メッセージは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータを含み、前記処理モジュールは具体的に、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定すること、及び前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースを前記目標スクリーンプロジェクションソースとして決定することに用いられる。
【0023】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュールは具体的に、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうちそれぞれのスクリーンプロジェクションソースについて、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得すること、及び前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられる。
【0024】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュールは具体的に、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれた各項の情報及び対応関係に基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することに用いられ、前記対応関係は複数のプリセット情報グループ及びプリセット情報に対応するスコアを含む。
【0025】
1つの可能な実施形態では、前記サーバ内に前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記処理モジュールは具体的に、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断すること、そうであれば、前記第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得すること、及び再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及び前記サーバ内に記憶された前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられる。
【0026】
1つの可能な実施形態では、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは複数のスクリーンプロジェクションソースであり、前記複数のスクリーンプロジェクションソースは第1種のスクリーンプロジェクションソース及び第2種のスクリーンプロジェクションソースを含み、前記サーバ内に前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記処理モジュールは具体的に、前記第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得すること、及び前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアと前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得することに用いられる。
【0027】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュールが前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定する前に、前記トランシーバーモジュールは複数のプロジェクション機器からの第2起動メッセージを受信することに用いられ、前記第2起動メッセージは前記複数のプロジェクション機器のメタデータを含み、前記複数のプロジェクション機器が位置するネットワークは前記端末機器が位置するネットワークと同じであり、前記処理モジュールは前記複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて前記複数のプロジェクション機器のタイプを決定すること、及び前記複数のプロジェクション機器のタイプと前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することに用いられる。
【0028】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュールは具体的に、前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器のうち複数の第1プロジェクション機器のタイプ優先度が最も高いと決定することに用いられ、前記トランシーバーモジュールはさらに、各第1プロジェクション機器に、ユーザが目標プロジェクション機器選択命令を少なくとも1つの前記第1プロジェクション機器に入力するための第1プロジェクション機器リストを送信すること、及び前記第1プロジェクション機器からの目標プロジェクション機器指示情報を受信することに用いられ、前記処理モジュールは具体的に、前記目標プロジェクション機器指示情報に従って前記目標プロジェクション機器を決定することに用いられる。
【0029】
第3の態様では、本願の実施例にて提供される電子機器は、少なくとも1つのプロセッサ、及び前記少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリを含み、ここで、前記メモリに前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶されており、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが第1の態様及び第1の態様のいずれか可能な設計に記載の方法を実行できるように前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0030】
第4の態様では、本願はコンピュータ命令を記憶する非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は前記コンピュータに第1の態様及び第1の態様のいずれか可能な設計に記載の方法を実行させることに用いられる。
【発明の効果】
【0031】
上記の出願における一実施例は、スクリーンプロジェクションの効率を向上できるという利点又は有益な効果を有する。サーバによって、起動したスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて、使用される目標スクリーンプロジェクションソースが決定されるため、従来技術における使用可能なスクリーンプロジェクションソースを検索して、ユーザが選択するようにプロジェクション機器に送信する必要があることによる、スクリーンプロジェクションの効率が高くないという問題を解消し、スクリーンプロジェクションの効率が高いという技術的効果を保証する。
【0032】
なお、上記の好ましい態様が有する他の効果は、以下に具体的な実施例を挙げて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図面は本解決手段をよりよく理解することに用いられ、本願を限定するものではない。ここで、
図1】本願にて提供される適用シーンの図である。
図2】本願の一実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション方法のフローチャートである。
図3】本願の一実施例にて提供される少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する方法のフローチャートである。
図4】本願の別の実施例にて提供される少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する方法のフローチャートである。
図5】本願のさらに別の実施例にて提供される少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する方法のフローチャートである。
図6】本願の別の実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション方法のフローチャートである。
図7】本願の実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション装置の概略構造図である。
図8】本願の実施例のスクリーンプロジェクション方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下は、添付図面を参照して、本願の例示的な実施例について説明し、ここで、理解を容易にするために、本願の実施例の様々な詳細を含めるが、それらは単なる例示として見なされるべきである。したがって、当業者は、本願の範囲及び精神から逸脱することなく、本明細書に記載された実施例に対して様々な変更及び修正を行うことができると理解すべきである。また、以下の説明では、明確かつ簡潔にするために、公知の機能及び構造についての説明を省略する。
【0035】
本願では、「少なくとも1つ」とは1つ又は複数を意味し、「複数」とは2つ又は2つ以上を意味する。「及び/又は」は関連オブジェクトの関連関係を説明し、3種類の関係があり得ることを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在することと、AとBが同時に存在することと、Bが単独で存在することとを表すことができ、ここで、AとBは、単数でも複数でもかまわない。文字「/」は一般的に、関連オブジェクトが「又は」の関係であることを示す。「以下の少なくとも1項(個)」又は類似の表現とは、単一項(個)又は複数項(個)の任意の組み合わせを含む、これらの項の任意の組み合わせを意味する。例えば、a、b、又はcの少なくとも1項(個)は、a、b、c、a-b、a-c、b-c、又はa-b-cを表すことができ、ここで、a、b、cは単一又は複数である。本願において「第1」、「第2」などの用語は、類似するオブジェクトを区別するためのものであり、必ずしも特定の順序又はシーケンスを説明する必要がない。
【0036】
上述したように、従来技術では、サーバは利用可能なスクリーンプロジェクションソースを検索して、ユーザがスクリーンプロジェクションソースを選択するようにプロジェクション機器に送信する必要があるため、スクリーンプロジェクションの効率が高くない。当該技術的問題を解決するために、本願はスクリーンプロジェクション方法、装置、機器及び記憶媒体を提供する。
【0037】
本願の要旨は、サーバは少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいて1つの目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に選択し、かつ目標スクリーンプロジェクションソースの識別子及びスクリーンプロジェクション対象コンテンツを目標プロジェクション機器に送信することで、目標プロジェクション機器は当該目標スクリーンプロジェクションソースによってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することにある。
【0038】
例示的に、図1は本願にて提供される適用シーンの図であり、図1に示すように、本願にかかるネットワーク要素は端末機器、サーバ、プロジェクション機器を含み、3つの機器は通信ネットワークでデータ伝送を実現でき、当該通信ネットワークは移動体通信ネットワーク又はワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)ネットワークなどであってもよい。なお、図1は1つのプロジェクション機器のみを示し、実際には複数のプロジェクション機器があってもよく、本願はプロジェクション機器の数につて限定しない。
【0039】
好ましくは、上記の端末機器は、携帯電話、スマートスピーカーなど、音声データを取得できるスマート端末である。上記のプロジェクション機器はテレビ、プロジェクターなどの表示機能を有する機器である。
【0040】
本願の技術的解決手段は以下で詳しく説明する。
【0041】
図2は本願の一実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション方法のフローチャートであり、当該方法にかかる実行主体は端末機器、サーバ及び目標プロジェクション機器を含み、図2に示すように、当該方法はステップS201~ステップS206を含む。
【0042】
ステップS201において、端末機器は、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストをサーバに送信する。
【0043】
ここで、スクリーンプロジェクションリクエストはスクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することを請求することに用いられる。スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報はスクリーンプロジェクション対象コンテンツの識別子又は記憶アドレスなどであってもよく、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの識別子はスクリーンプロジェクション対象コンテンツを一意に識別することに用いられ、例えば、あるビデオの識別子は001である。スクリーンプロジェクション対象コンテンツの記憶アドレスとは前記サーバ又はクラウドサーバでのスクリーンプロジェクション対象コンテンツの記憶アドレスなどを意味する。
【0044】
上記スクリーンプロジェクション対象コンテンツは文字、ビデオ、画像であってもよく、本願はこれについて限定しない。
【0045】
ステップS202において、サーバはスクリーンプロジェクションリクエストに従ってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得する。
【0046】
上述したように、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報はスクリーンプロジェクション対象コンテンツの識別子又は記憶アドレスなどであってもよい。スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報はスクリーンプロジェクション対象コンテンツの識別子である場合、サーバは、スクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するために、当該識別子に応じてローカル又はクラウドサーバでスクリーンプロジェクション対象コンテンツを検索することができる。スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報は記憶アドレスである場合、サーバは当該記憶アドレスに基づいてローカル又はクラウドサーバでスクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得することができる。
【0047】
ステップS203において、目標プロジェクション機器はサーバに少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを送信する。
【0048】
1つの態様では、ユーザが目標プロジェクション機器をオンにすると、目標プロジェクション機器上の一部又は全部のスクリーンプロジェクションソースが自動的に起動する(目標プロジェクション機器がオンにされると、目標プロジェクション機器付きのスクリーンプロジェクションソースは自動的に起動し、目標プロジェクション機器がオンにされると、目標プロジェクション機器における他のスクリーンプロジェクションソースが自動的に起動するか否かは、起動設定情報においてユーザがスクリーンプロジェクションソースをスタートアップアイテムとして設定したか否かによって決定する必要である)。
【0049】
もう1つの態様では、目標プロジェクション機器はユーザによって入力されたスクリーンプロジェクションソース起動命令を受信し、スクリーンプロジェクションソース起動命令に従って対応するスクリーンプロジェクションソースを起動する。
【0050】
目標プロジェクション機器における少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースが起動されると、目標プロジェクション機器は、当該少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースが既に起動されたことを指示するために、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージをサーバに送信する。
【0051】
上記のスクリーンプロジェクションソースは目標プロジェクション機器内のプレーヤーと呼ばれてもよく、当該プレーヤーはシステム付きのプレーヤーであってもよく、ユーザが必要に応じてダウンロードしたプレーヤーであってもよく、本願はこれについて限定しない。ここで、1つのプロジェクション機器に少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースをインストールすることができる。
【0052】
ステップS204において、サーバは少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定する。
【0053】
ここで、サーバが少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップは、サーバが少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおける各スクリーンプロジェクションソースの優先度を取得し、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースを目標スクリーンプロジェクションソースとして決定することを含む。
【0054】
サーバが少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおける各スクリーンプロジェクションソースの優先度を取得することは以下2つの態様で実現できるが、これらに限定されない。
【0055】
1つの好ましい態様では、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは対応する優先度が予め設定され、例えば、表1は複数のスクリーンプロジェクションソースの優先度を例示的に示し、具体的には以下のとおりである。
【表1】
【0056】
ここで、優先度の数字が大きいほど、優先度がより高い。これに基づいて、上記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは、スクリーンプロジェクションソースA、スクリーンプロジェクションソースB及びスクリーンプロジェクションソースCを含む場合、サーバは、優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースCを目標スクリーンプロジェクションソースとして決定する。
【0057】
もう1つの好ましい態様では、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する。
【0058】
ここで、いずれか1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータは、当該スクリーンプロジェクションソースのフレンドリー名(Friendly Name)、メーカー、型番のうち少なくとも1項を含む。
【0059】
スクリーンプロジェクションソースのメタデータは、当該スクリーンプロジェクションソースが起動する時にサーバに送信される当該スクリーンプロジェクションソースの起動メッセージに携帯されてもよい。理解できるように、スクリーンプロジェクションソースが起動する度に、サーバに送信される当該スクリーンプロジェクションソースの起動メッセージはいずれも当該スクリーンプロジェクションソースのメタデータを携帯することができる。つまり、サーバはスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得する場合、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて予め取得してもよく、サーバは現在受信した第1起動メッセージに携帯されるメタデータに基づいて取得してもよい。
【0060】
ステップS205において、サーバはスクリーンプロジェクション対象コンテンツと目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を目標プロジェクション機器に送信する。
【0061】
目標スクリーンプロジェクションソースの識別子は目標スクリーンプロジェクションソースを一意に識別することに用いられ、それは目標スクリーンプロジェクションソースの名称又は他の識別子等であってもよく、本願はこれについて限定しない。例えば、目標スクリーンプロジェクションソースの名称はスクリーンプロジェクションソースCである。
【0062】
サーバは、スクリーンプロジェクション対象コンテンツと目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を共に目標プロジェクション機器に送信してもよいし、スクリーンプロジェクション対象コンテンツと目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を目標プロジェクション機器にそれぞれ送信してもよい。
【0063】
ステップS206において、目標プロジェクション機器は目標スクリーンプロジェクションソースによってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示する。
【0064】
要約すると、本願にて提供されるスクリーンプロジェクション方法は、サーバが、端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信するステップと、スクリーンプロジェクションリクエストに従ってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するステップと、目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信し、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップと、目標プロジェクション機器が目標スクリーンプロジェクションソースによってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示するように、スクリーンプロジェクション対象コンテンツと目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を目標プロジェクション機器に送信するステップとを含む。すなわち、本願では、サーバは利用可能なスクリーンプロジェクションソースを検索して、ユーザがスクリーンプロジェクションソースを選択するようにプロジェクション機器に送信する必要がなく、目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に決定することができ、それによりスクリーンプロジェクションの効率を向上させることができる。
【0065】
以下、図3図5に示す実施例を利用して上記のステップS204の2種目の好ましい態様における、サーバが少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する、いくつかの実施形態について説明する。
【0066】
図3は本願の一実施例にて提供される少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する方法のフローチャートであり、図3に示すように、当該方法はステップS301及びステップS302を含む。
【0067】
ステップS301において、サーバは、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうちそれぞれのスクリーンプロジェクションソースについて、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得する。
【0068】
ここで、信頼度スコアは1つの具体的な数値であってもよい。
【0069】
1つの態様では、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得するステップは、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれた各項の情報及び対応関係に基づいてスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することを含み、各対応関係は複数のプリセット情報グループ及びプリセット情報に対応するスコアを含む。
【0070】
1つの具体的な実施態様では、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれる各項の情報及び対応関係に基づいてスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することは、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれる各項の情報について、対応関係に基づいて当該項の情報が位置する目標プリセット情報グループを決定し、当該目標プリセット情報グループに対応するスコアを当該項の情報のスコアとして決定することと、スクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれる各項の情報の合計スコアを取得し、スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを得ることと、を含む。
【0071】
スクリーンプロジェクションソースのメタデータに対応する各項はいずれも複数のプリセット情報グループを有し、例えば、フレンドリー名の項には、複数のプリセット情報グループがあり、各プリセット情報グループは1つ又は複数のフレンドリー名を含み、各プリセット情報グループは異なるスコアに対応する。また、例えば、メーカーの項には、複数のプリセット情報グループがあり、各プリセット情報グループは1つ又は複数のメーカーを含み、各プリセット情報グループは異なるスコアに対応する。さらに、例えば、型番の項には、複数のプリセット情報グループがあり、各プリセット情報グループは1つ又は複数の型番を含み、各プリセット情報グループは異なるスコアに対応する。
【0072】
例示的に、メーカーに対応する複数のプリセット情報グループは表2に示すとおりであり、フレンドリー名に対応する複数のプリセット情報グループは表3に示すとおりであり、型番に対応する複数のプリセット情報グループは表4に示すとおりである。
【表2】
【表3】
【表4】
【0073】
例示的に、スクリーンプロジェクションソース1のメタデータにおいてメーカーは0003で、フレンドリー名はdで、型番は01であると、メーカー0003が位置するプリセット情報グループは(メーカー0001、メーカー0002、メーカー0003)であり、(メーカー0001、メーカー0002、メーカー0003)に対応するスコアは9であり、すなわちスクリーンプロジェクションソース1のメタデータにおけるメーカー0003のスコアは9である。同様に、スクリーンプロジェクションソース1のメタデータにおけるフレンドリー名dのスコアは6であり、スクリーンプロジェクションソース1のメタデータにおける型番01のスコアは5であり、スクリーンプロジェクションソース1の信頼度スコアは6+9+5=20点である。
【0074】
ステップS302において、サーバは少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの信頼度スコアに基づいて、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する。
【0075】
ここで、信頼度スコアが高いほど、スクリーンプロジェクションソースの優先度が高い。例えば、目標プロジェクション機器は、スクリーンプロジェクションソース1、スクリーンプロジェクションソース2及びスクリーンプロジェクションソース3という3つのスクリーンプロジェクションソースを起動する。スクリーンプロジェクションソース1の信頼度スコアは20点であり、スクリーンプロジェクションソース2の信頼度スコアは15点であり、スクリーンプロジェクションソース3の信頼度スコアは22点であると、スクリーンプロジェクションソース1、スクリーンプロジェクションソース2及びスクリーンプロジェクションソース3の優先度は、スクリーンプロジェクションソース3の優先度がスクリーンプロジェクションソース1の優先度よりも高く、スクリーンプロジェクションソース1の優先度がスクリーンプロジェクションソース2の優先度よりも高い。
【0076】
本実施例はスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得する1つの態様を提供し、これに基づいて、サーバはスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの優先度に基づいて目標スクリーンプロジェクションソースを決定することができ、すなわちサーバが目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に選択するという目的を実現する。
【0077】
図4は本願の別の実施例にて提供される少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する方法のフローチャートであり、本実施例が適用するシーンは、サーバ内に目標プロジェクション機器が起動する少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度及びスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得するための信頼度スコアが記憶されることである。図4に示すように、当該方法はステップS401~ステップS403を含む。
【0078】
ステップS401において、サーバは、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断する。
【0079】
ステップS402において、そうであれば、サーバは第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得する。
【0080】
サーバが第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得する方法については、図3に示す実施例に記載のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得する方法を参照してもよく、ここでは重複する説明は省略する。
【0081】
ステップS403において、サーバは、再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及びサーバに記憶された少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する。
【0082】
具体的には、スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアはスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて決定されるものであり、スクリーンプロジェクションソースの優先度はスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて決定されるものである。したがって、スクリーンプロジェクションソースのメタデータが変化すると、スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに影響を与え、スクリーンプロジェクションソースの優先度にさらに影響を与える。したがって、メタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがある場合、サーバは第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得する必要があり、メタデータが変化しなかったスクリーンプロジェクションソースについて、サーバにこれらのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶されているため、サーバはこれらのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを直接取得することができ、続いて、サーバは、再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及びサーバに記憶された少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する。
【0083】
例示的に、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースはスクリーンプロジェクションソースA、スクリーンプロジェクションソースB及びスクリーンプロジェクションソースCを含むと仮定すれば、それらのそれぞれの信頼度スコアはメタデータに基づいて決定され、現在、サーバにはスクリーンプロジェクションソースA、スクリーンプロジェクションソースB及びスクリーンプロジェクションソースCの信頼度スコアが記憶されており、サーバは、スクリーンプロジェクションソースA、スクリーンプロジェクションソースB及びスクリーンプロジェクションソースCの起動メッセージを受信した後、スクリーンプロジェクションソースA、スクリーンプロジェクションソースB及びスクリーンプロジェクションソースCのメタデータが変化したか否かを検出する。スクリーンプロジェクションソースAのメタデータは変更したが、スクリーンプロジェクションソースBとスクリーンプロジェクションソースCのメタデータは変化していないとサーバが判断した場合、サーバは、変化したメタデータに基づいてスクリーンプロジェクションソースAの信頼度スコアを再決定し、再取得したスクリーンプロジェクションソースAの信頼度スコア、サーバ内に記憶されたスクリーンプロジェクションソースBとスクリーンプロジェクションソースCの信頼度スコアに基づいて、スクリーンプロジェクションソースA、スクリーンプロジェクションソースB及びスクリーンプロジェクションソースCの優先度を再取得する。
【0084】
本願では、サーバ内に少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、サーバは、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断し、そうであれば、第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得し、再取得した第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及びサーバ内に記憶された少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する。少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがない場合、サーバは前に記憶された少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を使用する。これに基づいて、サーバはスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの優先度に基づいて目標スクリーンプロジェクションソースを決定することができ、すなわちサーバが目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に選択するという目的を実現する。
【0085】
図5は本願のさらに別の実施例にて提供される少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定する方法のフローチャートである。本実施例が適用するシーンは次のとおりであり、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは複数のスクリーンプロジェクションソースであり、複数のスクリーンプロジェクションソースは第1種のスクリーンプロジェクションソース及び第2種のスクリーンプロジェクションソースを含み、サーバ内に第1種のスクリーンプロジェクションソースの優先度及びスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得するための信頼度スコアが記憶されている。図5に示すように、当該方法はステップS501及びステップS502を含む。
【0086】
ステップS501において、サーバは第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得する。
【0087】
サーバ内に第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶されていないため、サーバは第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得する。ここで、サーバが第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアをどのように取得するかは、上記の方法の実施例を参照してもよく、ここでは重複する説明は省略する。
【0088】
ステップS502において、サーバは第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア及び第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得する。
【0089】
具体的には、サーバ内に第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶されているため、サーバは第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを直接使用することができ、サーバは第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア及び第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得する。
【0090】
他の実現態様では、第1種のスクリーンプロジェクションソース内にメタデータの変化した第1目標スクリーンプロジェクションソースがあると、サーバは第1目標スクリーンプロジェクションソースの変化したメタデータに基づいて第1目標スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得し、再取得した第1目標スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア、他の第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア及び第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得する。
【0091】
本願では、サーバ内に第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶されていない。したがって、サーバは第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得する。サーバは第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコア及び第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得する。これに基づいて、サーバはスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの優先度に基づいて目標スクリーンプロジェクションソースを決定することができ、すなわちサーバが目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に選択するという目的を実現する。
【0092】
図6は本願のさらに別の実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション方法のフローチャートであり、図6に示すように、図2に対応する実施例の上で、さらに、ステップS203の前にステップS601~ステップS603を含んでもよい。
【0093】
ステップS601において、サーバは複数のプロジェクション機器からの第2起動メッセージを受信する。
【0094】
ここで、ステップS601の前に、サーバは当該複数のプロジェクション機器を決定することをさらに含む。理解できるように、プロジェクション機器は、起動のたびにサーバに起動メッセージ(すなわち、本実施例における第2起動メッセージ)を送信するため、サーバは複数のプロジェクション機器の第2起動メッセージを同時に受信し、本実施例における複数のプロジェクション機器は、N個のプロジェクション機器のうち端末機器と同じネットワークにあるプロジェクション機器である。Nは正の整数であり、本実施例では、Nは1より大きい整数である。
【0095】
つまり、上記の複数のプロジェクション機器は、目標プロジェクション機器及び少なくとも1つの他のプロジェクション機器を含み、当該複数のプロジェクション機器が位置するネットワーク情報は端末機器が位置するネットワークと同じである。
【0096】
ここで、いずれかのプロジェクション機器によって送信された第2起動メッセージは当該プロジェクション機器が既に起動したことを指示することに用いられ、サーバは当該プロジェクション機器によってコンテンツを表示することができる。当該第2起動メッセージは当該プロジェクション機器のメタデータを含む。ここで、プロジェクション機器のメタデータは、当該プロジェクション機器のフレンドリー名、メーカー、型番のうち少なくとも1項を含む。
【0097】
ステップS602において、サーバは複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて複数のプロジェクション機器のタイプを決定する。
【0098】
サーバはプロジェクション機器のフレンドリー名、メーカー、型番のうち少なくとも1項に基づいて、プロジェクション機器のタイプを決定する。当該タイプはテレビタイプ、プロジェクタータイプ、映画スクリーンタイプなどであってもよい。
【0099】
好ましくは、サーバはプロジェクション機器のフレンドリー名、メーカー、型番のうち少なくとも1項と、プロジェクション機器のタイプとの対応関係に基づいて、プロジェクション機器のタイプを決定する。プロジェクション機器のメタデータが1項の情報を含む場合、当該情報はプロジェクション機器のタイプと一意の対応関係を有する。これに基づいて、サーバは当該情報及び対応関係に基づいてプロジェクション機器のタイプを決定することができる。例えば、プロジェクション機器は、プロジェクション機器のメーカー0001を含み、かつメーカー0001に対応するプロジェクション機器のタイプはテレビタイプである場合、サーバはプロジェクション機器のタイプがテレビタイプであると決定する。プロジェクション機器のメタデータが複数項の情報を含む場合、当該複数項の情報はプロジェクション機器のタイプと一意の対応関係を有し、すなわち複数項の情報を1つの結合情報とみなし、当該結合情報はプロジェクション機器のタイプと一意の対応関係を有する。サーバは当該結合情報及び当該対応関係に基づいてプロジェクション機器のタイプを決定することができる。
【0100】
ステップS603において、サーバは複数のプロジェクション機器のタイプ及び機器のタイプの優先度に基づいて、少なくとも1つのプロジェクション機器から目標プロジェクション機器を決定する。
【0101】
ここで、機器のタイプの優先度は予め決定されてもよく、例えば、全部でM種のタイプがあり、当該M種のタイプの優先度は予め決定されてサーバに記憶されている。
【0102】
例えば、M=3であり、M種のタイプはテレビと、プロジェクターと、映画スクリーンとを含み、テレビの優先度はプロジェクターの優先度より高く、プロジェクターの優先度は映画スクリーンの優先度より高い。
【0103】
さらに、サーバは複数のプロジェクション機器それぞれの優先度を決定した後、サーバは優先度の最も高い1つのプロジェクション機器を目標プロジェクション機器として選択する。
【0104】
好ましくは、優先度の最も高いプロジェクション機器が複数ある場合、サーバは優先度の最も高いプロジェクション機器を目標プロジェクション機器としてランダムに選択できる。又は、サーバは各第1プロジェクション機器に第1プロジェクション機器リストを送信し、第1プロジェクション機器リストはユーザが第1プロジェクション機器に目標プロジェクション機器選択命令を入力することに用いられる。この時、ユーザは第1プロジェクション機器によって第1プロジェクション機器リストから1つのプロジェクション機器を目標プロジェクション機器として選択でき、すなわち、サーバは第1プロジェクション機器からの目標プロジェクション機器指示情報を受信し、かつ目標プロジェクション機器指示情報に従って目標プロジェクション機器を決定する。
【0105】
要約すると、本願では、サーバは複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて、複数のプロジェクション機器のタイプを決定することができる。かつ、複数のプロジェクション機器のタイプ及び機器のタイプの優先度に基づいて、少なくとも1つのプロジェクション機器から目標プロジェクション機器を決定する。すなわち、目標プロジェクション機器を自動的に選択するという目的を実現する。さらに、優先度の最も高いプロジェクション機器が複数ある場合、サーバはユーザ操作と組み合わせて目標プロジェクション機器を最終的に決定でき、それにより、プロジェクション機器の選択の柔軟性を向上させる。
【0106】
図7は本願の実施例にて提供されるスクリーンプロジェクション装置の概略構造図であり、図7に示すように、本実施例の装置はトランシーバーモジュール701と、処理モジュール702とを含む。
【0107】
トランシーバーモジュール701は端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信することに用いられ、処理モジュール702は前記スクリーンプロジェクションリクエストに従って、前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得することに用いられ、前記トランシーバーモジュール701はさらに目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信することに用いられ、前記処理モジュール702はさらに前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定することに用いられ、前記トランシーバーモジュール701はさらに前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツと前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を前記目標プロジェクション機器に送信することに用いられ、前記目標スクリーンプロジェクションソースの識別子は、前記目標プロジェクション機器が前記目標スクリーンプロジェクションソースによって前記スクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示することを指示する。
【0108】
1つの可能な実施形態では、前記第1起動メッセージは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータを含み、前記処理モジュール702は具体的に、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定すること、及び前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち優先度の最も高いスクリーンプロジェクションソースを目標スクリーンプロジェクションソースとして決定することに用いられる。
【0109】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュール702は具体的に、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうちそれぞれのスクリーンプロジェクションソースについて、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得すること、及び前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのそれぞれの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられる。
【0110】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュール702は具体的に、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースのメタデータに含まれた各項の情報及び対応関係に基づいて、前記それぞれのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得することに用いられ、前記対応関係は複数のプリセット情報グループ及びプリセット情報に対応するスコアを含む。
【0111】
1つの可能な実施形態では、前記スクリーンプロジェクション装置に前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記処理モジュール702は具体的に、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースにおいてメタデータの変化した第1スクリーンプロジェクションソースがあるか否かを判断すること、そうであれば、前記第1スクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを再取得すること、及び再取得した前記第1スクリーンプロジェクションソースの新たな信頼度スコア及び前記スクリーンプロジェクション装置に記憶された前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースのうち他のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられる。
【0112】
1つの可能な実施形態では、前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースは複数のスクリーンプロジェクションソースであり、前記複数のスクリーンプロジェクションソースは第1種のスクリーンプロジェクションソース及び第2種のスクリーンプロジェクションソースを含み、前記スクリーンプロジェクション装置に前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアが記憶され、前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアは前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの優先度を決定することに用いられ、前記処理モジュール702は具体的に、前記第2種のスクリーンプロジェクションソースのメタデータに基づいて前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアを取得すること、及び前記第1種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアと前記第2種のスクリーンプロジェクションソースの信頼度スコアに基づいて前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの優先度を取得することに用いられる。
【0113】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュール702は前記少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定する前に、前記トランシーバーモジュール701は複数のプロジェクション機器からの第2起動メッセージを受信することに用いられ、前記第2起動メッセージは前記複数のプロジェクション機器のメタデータを含み、前記複数のプロジェクション機器が位置するネットワークは前記端末機器が位置するネットワークと同じであり、前記処理モジュール702は前記複数のプロジェクション機器のメタデータに基づいて前記複数のプロジェクション機器のタイプを決定すること、及び前記複数のプロジェクション機器のタイプと前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器から前記目標プロジェクション機器を決定することに用いられる。
【0114】
1つの可能な実施形態では、前記処理モジュール702は具体的に、前記機器のタイプの優先度に基づいて前記複数のプロジェクション機器のうち複数の第1プロジェクション機器のタイプ優先度が最も高いと決定することに用いられ、前記トランシーバーモジュール701は各第1プロジェクション機器に、ユーザが目標プロジェクション機器選択命令を前記少なくとも1つの第1プロジェクション機器に入力するための第1プロジェクション機器リストを送信すること、及び前記第1プロジェクション機器からの目標プロジェクション機器指示情報を受信することに用いられ、前記処理モジュール702は具体的に、前記目標プロジェクション機器指示情報に従って前記目標プロジェクション機器を決定することに用いられる。
【0115】
本実施例の装置は上記の方法の実施例の技術的解決手段を実行することに用いられ、その実現原理と技術的効果は類似しており、ここでは重複する説明は省略する。
【0116】
本願の実施例によれば、本願は電子機器及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0117】
図8に示すように、本願の実施例によるスクリーンプロジェクション方法を実現する電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことが意図される。電子機器はさらに、パーソナルデジタルプロセシング、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブル機器、及び他の同様のコンピューティング機器など、様々な形態の移動機器を表すことができる。本明細書に示されたコンポーネント、それらの接続及び関係、並びにそれらの機能は、単なる例であり、本明細書に記載及び/又は要求される本願の実施を限定することを意図していない。
【0118】
図8に示すように、当該電子機器は1つ又は複数のプロセッサ801と、メモリ802と、各コンポーネントを接続するための、高速インタフェース及び低速インタフェースを含むインタフェースを含む。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続され、共通のマザーボード上にインストールされ、又は必要に応じて他の方法でインストールされてもよい。プロセッサは、外部入力/出力装置(例えば、インタフェースに結合されたディスプレイ機器)上にグラフィカルユーザインタフェース(Graphical User Interface、GUI)のグラフィカル情報を表示するために、メモリ内又はメモリ上に記憶された命令を含む、電子機器内で実行される命令を処理することができる。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを複数のメモリとともに使用してもよい。同様に、複数の電子機器を接続し、各機器が必要な操作(例えば、サーバアレイ、ブレードサーバの集合、マルチプロセッサシステムなどとして)の一部を提供するようにしてもよい。図8では、1つのプロセッサ801を例として示す。
【0119】
メモリ802は、本願にて提供される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ここで、前記メモリは、少なくとも1つのプロセッサに本願にて提供されるプロジェクトプロセスを実行させるために、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令を記憶する。本願の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本願にて提供されるスクリーンプロジェクション方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータ命令を記憶する。
【0120】
メモリ802は非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能プログラム及びモジュールを記憶することに用いられ、例えば、本願の実施例におけるスクリーンプロジェクション方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図7に示すトランシーバーモジュール701及び処理モジュール702)である。プロセッサ801は、メモリ802に記憶された非一時的なソフトウェアプログラム、命令、モジュールを実行することにより、サーバの各種機能アプリケーションやデータ処理を実行し、すなわち、上記の方法の実施例におけるスクリーンプロジェクション方法を実現する。
【0121】
メモリ802は、プログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含んでもよく、ここで、プログラム記憶エリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データ記憶エリアは、スクリーンプロジェクション方法による電子機器の使用によって作成されたデータを記憶することができる。さらに、メモリ802は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスク記憶機器、フラッシュメモリ機器、又は他の非一時的なソリッドステート記憶機器などの非一時的メモリをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、メモリ802は、好ましくはプロセッサ801に対してリモートに設定されたメモリを含んでもよく、これらのリモートメモリは、ネットワークを介してスクリーンプロジェクション方法を実現する電子機器に接続することができる。上記のネットワークの例には、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、移動体通信ネットワーク、及びそれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。
【0122】
スクリーンプロジェクション方法を実現する電子機器は、入力装置803及び出力装置804をさらに含んでもよい。プロセッサ801、メモリ802、入力装置803及び出力装置804は、バスまたは他の方式によって接続されてもよいが、図8では、バスを介して接続されている例を示す。
【0123】
入力装置803は入力された数字又は文字情報を受信し、及びスクリーンプロジェクション方法を実現する電子機器のユーザ設定及び機能制御に関連するキー信号入力を生成するものであり、例えばタッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパネル、指示レバー、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置804は、ディスプレイ機器、補助照明装置(例えば、LED)、触覚フィードバック装置(例えば、振動モータ)などを含んでもよい。当該ディスプレイ機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、プラズマディスプレイを含んでもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態において、ディスプレイ機器はタッチスクリーンであってもよい。
【0124】
ここで説明したシステム及び技術の各実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせにおいて実現することができる。これらの各実施形態は、以下を含んでもよい。1つ又は複数のコンピュータプログラムにおいて実施し、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを含むプログラマブルシステムで実行及び/又は解釈することができ、当該プログラマブルプロセッサは専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、記憶システム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、かつデータ及び命令を当該記憶システム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に送信することができる。
【0125】
これらのコンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含み、高レベルのプロセス及び/又はオブジェクト指向プログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械語でこれらのコンピュータプログラムを実行してもよい。本明細書で使用される用語「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」は、機械読み取り可能な信号としての機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む、プログラマブルプロセッサに機械命令及び/又はデータを提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光学ディスク、メモリ、プログラマブル論理機器(PLD))を指す。用語「機械読み取り可能な信号」は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供することに用いられる任意の信号を指す。
【0126】
ユーザとの対話を提供するために、ここで説明されているシステムと技術を、コンピュータで実行してもよく、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示する表示装置(例えばCRT(陰極線管)やLCD(液晶ディスプレイ)モニター)、及びキーボードとポインティング装置(マウスやトラックボール)を有し、ユーザは、当該キーボードと当該ポインティング装置を介してコンピュータに入力を提供することができる。他の種類の装置は、ユーザとの対話を提供することに用いることができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態の感覚フィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、かつ任意の形態(音声入力、ボイス入力又は触覚入力を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0127】
ここで説明するシステムと技術を、バックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、データサーバーとして)、又はミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバー)、又はフロントエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はインターネットブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザが当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該インターネットブラウザを介してここで説明するシステムと技術の実施形態と対話できる)、又はこのようなバックエンドコンポーネント、ミドルウェアコンポーネント、或いはフロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを含むコンピューティングシステム内に実施してもよい。システムのコンポーネントは、任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によって相互に接続されてもよい。一例として、通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク(LAN)、ワイドエリアネットワーク(WAN)及びインターネットを含む。
【0128】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを含んでもよい。クライアント及びサーバは、一般的に、互いに離れており、通常、通信ネットワークを介して対話する。クライアントとサーバの関係は、対応するコンピュータ上で実行され、且つ互いにクライアント-サーバ関係を有するコンピュータプログラムによって生成される。
【0129】
本願にて提供されるスクリーンプロジェクション方法は、サーバは、端末機器からの、スクリーンプロジェクション対象コンテンツの指示情報を含むスクリーンプロジェクションリクエストを受信するステップと、スクリーンプロジェクションリクエストに従ってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを取得するステップと、目標プロジェクション機器からの少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースの第1起動メッセージを受信し、少なくとも1つのスクリーンプロジェクションソースから目標スクリーンプロジェクションソースを決定するステップと、目標プロジェクション機器が目標スクリーンプロジェクションソースによってスクリーンプロジェクション対象コンテンツを表示するように、スクリーンプロジェクション対象コンテンツと目標スクリーンプロジェクションソースの識別子を目標プロジェクション機器に送信するステップとを含む。すなわち、本願では、サーバは利用可能なスクリーンプロジェクションソースを検索して、ユーザがスクリーンプロジェクションソースを選択するようにプロジェクション機器に送信する必要がなく、目標スクリーンプロジェクションソースを自動的に決定することができ、それによりスクリーンプロジェクションの効率を向上させることができる。
【0130】
理解すべきことは、上記に示された様々な形態のフローを用いて、改めて順序付け、ステップを追加、又は削除してもよい。例えば、本願に記載された各ステップは、並列に実行されても、順次実行されても、異なる順序で実行されてもよく、本願に開示された技術的解決手段の所望の結果を実現できればよく、ここで限定されない。
【0131】
上記の具体的な実施形態は、本願の保護範囲を限定するものではない。当業者は、設計要件及び他の要因に従って、様々な補正、組み合わせ、サブ組み合わせ、及び置換を行うことができることを理解すべきである。本願の精神と原則の範囲内で行われた任意の変更、同等の置換、及び改善は、いずれも本願の保護範囲に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8