(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-22
(45)【発行日】2022-08-01
(54)【発明の名称】データストリーム処理方法およびネットワーク要素デバイス
(51)【国際特許分類】
H04L 47/41 20220101AFI20220725BHJP
H04L 12/52 20060101ALI20220725BHJP
【FI】
H04L47/41
H04L12/52
(21)【出願番号】P 2020542652
(86)(22)【出願日】2019-02-01
(86)【国際出願番号】 CN2019074488
(87)【国際公開番号】W WO2019154335
(87)【国際公開日】2019-08-15
【審査請求日】2020-09-16
(31)【優先権主張番号】201810122800.9
(32)【優先日】2018-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】李 日欣
(72)【発明者】
【氏名】▲鐘▼ 其文
【審査官】野元 久道
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/202158(WO,A1)
【文献】国際公開第2018/000894(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04L 47/00
H04L 12/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
データストリーム処理方法であって、
第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップであって、前記第1のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む、ステップと、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップであって、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向は、第2のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向と同じであり、前記第2のデータストリームは、調整された第1のデータストリームである、ステップと
を
含み、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータストリームに追加するステップであって、前記第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、前記N個の連続するユニット内のK個の連続するユニットは、前記第2のデータパディングユニットであり、前記N個の連続するユニット内の前記K個の連続するユニット以外のユニットは、前記第1のデータユニットまたは前記第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である、ステップ
を含み、
K/Nは、前記ネットワークの2つのノード間の最大周波数差に等しい、
データストリーム処理方法。
【請求項2】
第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得する前記ステップの前に、前記方法は、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、第3のデータストリームを取得するステップであって、前記第3のデータストリームは、前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを含み、前記第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップ
をさらに含み、
第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得する前記ステップは、
前記第1のデータストリームを取得するために、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第3のデータストリーム内の前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換えるステップ
を含む、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のデータストリームは、前記第2のデータパディングユニットをさらに含み、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のレートおよび第2のレートに基づいて前記第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの前記量を調整するステップであって、前記第1のレートは、前記第1のネットワーク要素デバイスによって受信された前記第1のデータストリームのレートであり、前記第2のレートは、前記第1のネットワーク要素デバイスが前記第2のデータストリームを送出するレートである、ステップ
を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを取得するステップであって、Sは、2以上の正の整数である、ステップと、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記S個の第1の入力データストリームを前記第1のデータストリームとして多重化するステップと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記S個の第1の入力データストリームを前記第1のデータストリームとして多重化する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介して前記S個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップであって、前記第2のユニットは、前記第1のデータユニットおよび前記第1のデータパディングユニットを含む、ステップと、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記取得された第2のユニットを前記第1のデータストリームとして組み合わせるステップと
を含む、請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
前記S個の第1の入力データストリームの各々は、T個のデータユニットセットを含み、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介して前記S個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のP個のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニットを取得するステップであって、Pは、1以上の正の整数である、ステップ
を含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介して前記S個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のQ個の第2のユニットを取得するステップであって、Qは、1以上の正の整数である、ステップ
を含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを取得する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の入力データストリームを取得するステップであって、前記S個の第2の入力データストリームの各々は、前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを含み、前記第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと、
前記S個の第1の入力データストリームを取得するために、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記S個の第2の入力データストリームの各々内の前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換えるステップと
を含む、請求項
4から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
データストリーム処理方法であって、
第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップであって、前記第1のデータストリームは、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニットを含む、ステップと、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップであって、前記第2のデータストリームは、前記第1のデータユニットおよび前記第1のデータパディングユニットを含み、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向は、前記第2のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向と同じである、ステップと
を
含み、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータパディングユニットを前記第1のデータストリームに追加するステップであって、前記第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、前記N個の連続するユニット内のK個の連続するユニットは、前記第2のデータパディングユニットであり、前記N個の連続するユニット内の前記K個の連続するユニット以外のユニットは、前記第1のデータユニットまたは前記第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である、ステップ
を含み、
K/Nは、前記ネットワークの2つのノード間の最大周波数差に等しい、
データストリーム処理方法。
【請求項10】
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータパディングユニットおよび前記第1のデータユニットを取得するステップと、前記第2のデータストリームを決定するステップと
を含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項11】
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを取得するステップと、
前記第2のデータストリームを取得するために、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換えるステップであって、前記第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと
を含む、請求項
9に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化するステップと、前記S個の第1の出力データストリームを出力するステップであって、Sは、2以上の正の整数である、ステップとをさらに含む、請求項
9から11のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定する前記ステップは、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを取得するステップと、前記第2のデータストリームを決定するステップと
を含み、
前記方法は、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記第1のデータストリームをS個の第2の出力データストリームとして逆多重化するステップと、
S個の第1の出力データストリームを取得するために、前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記S個の第2の出力データストリームの各々内の前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換えるステップであって、前記第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと、
前記第1のネットワーク要素デバイスによって、前記S個の第1の出力データストリームを出力するステップであって、Sは、2以上の正の整数である、ステップと
をさらに含む、
請求項
9に記載の方法。
【請求項14】
ネットワーク要素デバイスであって、
第1のデータストリームを取得し、前記第1のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む、ように構成された、取得ユニットと、
前記第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整し、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向は、第2のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向と同じであり、前記第2のデータストリームは、調整された第1のデータストリームである、ように構成された、処理ユニットと
を
備え、
前記処理ユニットは、前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータストリームに追加し、前記第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、前記N個の連続するユニット内のK個の連続するユニットは、前記第2のデータパディングユニットであり、前記N個の連続するユニット内の前記K個の連続するユニット以外のユニットは、前記第1のデータユニットまたは前記第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である、ように特に構成され、
K/Nは、前記ネットワークの2つのノード間の最大周波数差に等しい、
ネットワーク要素デバイス。
【請求項15】
前記取得ユニットは、第3のデータストリームを取得し、前記第3のデータストリームは、前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを含み、前記第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ようにさらに構成され、
前記取得ユニットは、前記第1のデータストリームを取得するために、前記第3のデータストリーム内の前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換える、ようにさらに構成される、
請求項
14に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項16】
前記第1のデータストリームは、前記第2のデータパディングユニットをさらに含み、前記処理ユニットは、第1のレートおよび第2のレートに基づいて前記第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの前記量を調整し、前記第1のレートは、前記第1のネットワーク要素デバイスによって受信された前記第1のデータストリームのレートであり、前記第2のレートは、前記第1のネットワーク要素デバイスが前記第2のデータストリームを送出するレートである、ように特に構成される、請求項
14または15に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項17】
前記ネットワーク要素デバイスは、S個の第1の入力データストリームを取得し、前記S個の第1の入力データストリームを前記第1のデータストリームとして多重化し、Sは、2以上の正の整数である、ように構成された、多重化ユニットをさらに備える、請求項
14に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項18】
前記多重化ユニットは、ポーリングを介して前記S個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得し、前記取得された第2のユニットを前記第1のデータストリームとして組み合わせ、前記第2のユニットは、前記第1のデータユニットおよび前記第1のデータパディングユニットを含む、ように特に構成される、請求項
14に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項19】
前記S個の第1の入力ストリームの各々は、T個のデータユニットセットを含み、前記多重化ユニットは、毎回1つの第1の入力データストリーム内のP個のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニットを取得し、Pは、1以上の正の整数である、ように特に構成される、請求項
18に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項20】
前記多重化ユニットは、毎回1つの第1の入力データストリーム内のQ個の第2のユニットを取得し、Qは、1以上の正の整数である、ように特に構成される、請求項
18に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項21】
前記多重化ユニットは、S個の第2の入力データストリームを取得し、前記S個の第1の入力データストリームを取得するために、前記S個の第2の入力データストリームの各々内の第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換え、前記S個の第2の入力データストリームの各々は、前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを含み、前記第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ように特に構成される、請求項
17から20のいずれか一項に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項22】
ネットワーク要素デバイスであって、
第1のデータストリームを取得し、前記第1のデータストリームは、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニットを含む、ように構成された、取得ユニットと、
前記第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定し、前記第2のデータストリームは、前記第1のデータユニットおよび前記第1のデータパディングユニットを含み、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向は、前記第2のデータストリーム内の前記第1のデータユニットと前記第1のデータパディングユニットの
相対方向と同じである、ように構成された、処理ユニットと
を
備え、
前記処理ユニットは、前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータストリームに追加し、前記第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、前記N個の連続するユニット内のK個の連続するユニットは、前記第2のデータパディングユニットであり、前記N個の連続するユニット内の前記K個の連続するユニット以外のユニットは、前記第1のデータユニットまたは前記第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である、ように特に構成され、
K/Nは、前記ネットワークの2つのノード間の最大周波数差に等しい、
ネットワーク要素デバイス。
【請求項23】
前記処理ユニットは、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータパディングユニットおよび前記第1のデータユニットを取得し、前記第2のデータストリームを決定するように特に構成される、請求項
22に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項24】
前記処理ユニットは、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを取得し、前記第2のデータストリームを取得するために、前記第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換え、前記第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ように特に構成される、請求項
22に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項25】
前記ネットワーク要素デバイスは、前記第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化し、前記S個の第1の出力データストリームを出力し、Sは、2以上の正の整数である、ように構成された、逆多重化ユニットをさらに備える、請求項
22から24のいずれか一項に記載のネットワーク要素デバイス。
【請求項26】
前記処理ユニットは、前記第1のデータストリーム内の前記第1のデータユニットおよび前記第2のデータパディングユニットを取得し、前記第2のデータストリームを決定するように特に構成され、
前記ネットワーク要素デバイスは、前記第1のデータストリームをS個の第2の出力データストリームとして逆多重化し、S個の第1の出力データストリームを取得するために、前記S個の第2の出力データ内の各出力データストリームにおける第2のデータパディングユニットを前記第1のデータパディングユニットで置き換え、前記S個の第1の出力データストリームを出力し、前記第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットであり、Sは、2以上の正の整数である、ように構成された、逆多重化ユニットをさらに備える、
請求項
22に記載のネットワーク要素デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2018年2月7日に中国特許庁に出願した「DATA STREAM PROCESSING METHOD AND NETWORK ELEMENT DEVICE」という名称の中国特許出願第201810122800.9号の優先権を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術の分野に関し、より具体的には、データストリーム処理方法およびネットワーク要素デバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
フレキシブルイーサネット(登録商標)(Flex Ethernet、FlexE)がインターフェース技術として使用されることは業界でよく知られており、FlexEインターフェース技術に基づいて拡張されたFlexEクライアントデバイス交換技術もまた、業界で徐々に受け入れられている。しかし、現在の技術的解決策では、ネットワーク内の中間ノードは、異なるノードのレート要件を満たすために、レートマッチングを実施する。具体的には、ネットワーク内の中間ノードは、レートマッチングを実装するために、クライアントデバイスからのデータストリーム内のアイドルコードブロックを追加または削除する。
【0004】
したがって、データストリーム内のコードブロックの乱れを回避する方法は、早急に解決される必要がある問題である。
【発明の概要】
【0005】
本出願は、ネットワークに入力されたデータストリーム内のデータユニットとネットワークによって出力されたデータユニットが乱れることを回避するために、データストリーム処理方法およびネットワーク要素デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップであって、第1のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップであって、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じであり、第2のデータストリームは、調整された第1のデータストリームである、ステップとを含むデータストリーム処理方法を提供する。前述の技術的解決策によれば、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整することによってレートマッチングを実装することができる。言い換えると、レートを調整するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第1のデータパディングユニットを追加または削除しない。このようにして、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、回避することができる。
【0007】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップの前に、方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第3のデータストリームを取得するステップであって、第3のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを含み、第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップをさらに含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップは、第1のデータストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、第3のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップを含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、第2のデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0008】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータパディングユニットを第1のデータストリームに追加するステップであって、第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、N個の連続するユニット内のK個の連続するユニットは、第2のデータパディングユニットであり、N個の連続するユニット内のK個の連続するユニット以外のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である、ステップを含む。前述の技術的解決策に基づいて、追加または削除され得る第2のデータパディングユニットは連続しているため、ネットワーク内のノードは、追加または削除され得る第2のデータパディングユニットの位置を決定することができる。
【0009】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のデータストリームは、第2のデータパディングユニットをさらに含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のレートおよび第2のレートに基づいて第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップであって、第1のレートは、第1のネットワーク要素デバイスによって受信された第1のデータストリームのレートであり、第2のレートは、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するレートである、ステップを含む。前述の技術的解決策に基づいて、第1のネットワーク要素デバイスは、レート要件に基づいて第2のデータパディングユニットを追加または削除することによってレートマッチングを実施することができる。
【0010】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のデータストリームは、第1のユニットセットを含み、第1のユニットセットは、N個の連続するユニットを含み、第1のユニットセットに含まれるN個の連続するユニットは、M1個の第2のデータパディングユニットおよびK1個の第1のユニットを含み、第1のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、Nは、2以上の正の整数であり、M1およびK1は、1以上の正の整数であり、M1とK1の合計は、Nであり、第2のデータストリームは、第2のユニットセットを含み、第2のユニットセットは、N個の連続するユニットを含み、第2のユニットセットに含まれるN個の連続するユニットは、M2個の第2のデータパディングユニットおよびK2個の第1のユニットを含み、M2は、0以上の正の整数であり、K2は、1以上の正の整数であり、M2とK2の合計は、Nであり、K1個の第1のユニットは、K2個の第1のユニットのサブセットであり、またはK2個の第1のユニットは、K1個の第1のユニットのサブセットであり、またはK2個の第1のデータユニットは、K1個の第1のユニットと同じである。前述の技術的解決策では、第1のデータストリーム内のデータユニットセットの量は、調整の前後で変化しない。
【0011】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のデータストリームは、第1のユニットセットを含み、第1のユニットセットは、N1個の連続するユニットを含み、N1個の連続するユニットは、M1個の第2のデータパディングユニットおよびK個の第1のユニットを含み、第1のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、N1は、2以上の正の整数であり、M1およびKは、1以上の正の整数であり、M1とKの合計は、N1であり、第2のデータストリームは、第2のユニットセットを含み、第2のユニットセットは、N2個の連続するユニットを含み、N2個の連続するユニットは、M2個のデータパディングユニットおよびK個の第1のユニットを含み、M2は、0以上の正の整数であり、M2とKの合計は、N2である。前述の技術的解決策では、第1のデータストリーム内の各データユニットセットにおける第1のデータユニットの量および第1のパディングユニットの量は、調整の前後で変化しない。
【0012】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを取得するステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するステップであって、Sは、2以上の正の整数である、ステップとを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、複数のデータストリームを1つのデータストリームとして多重化することができるため、伝送効率を改善することができる。
【0013】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップであって、第2のユニットは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、取得された第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップとを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、ポーリングを介してS個の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化することができるため、第1のネットワーク要素デバイスは、多重化動作を実装することができる。
【0014】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、S個の第1の入力入力ストリーム内の各入力データストリームは、T個のデータユニットセットを含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のP個のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニットを取得するステップであって、Pは、1以上の正の整数である、ステップを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、ポーリングの各ラウンドで入力データストリーム内のすべての第2のユニットを取得することができるため、第1のネットワーク要素デバイスは、多重化動作を実装し、各入力データストリームで第2のユニットを公平に取得することができる。
【0015】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のQ個の第2のユニットを取得するステップであって、Qは、1以上の正の整数である、ステップを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、ポーリングの各ラウンドで入力データストリーム内のQ個の第2のユニットを取得することができるため、第1のネットワーク要素デバイスは、多重化動作を実装し、各入力データストリームで第2のユニットを公平に取得することができる。
【0016】
任意選択で、第1の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の入力データストリームを取得するステップであって、S個の第2の入力データストリームの各々は、第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを含み、第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと、S個の第1の入力データストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の入力データストリームの各々内の第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップとを含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、第2のデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0017】
第2の態様によれば、本出願の一実施形態は、データストリーム処理方法を提供する。方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップであって、第1のデータストリームは、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニットを含む、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップであって、第2のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含み、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じである、ステップとを含む。技術的解決策によれば、ネットワークに入力されたデータストリーム内のデータユニットとネットワークによって出力されたデータユニットが乱れることを回避することができる。
【0018】
任意選択で、第2の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第1のデータパディングユニットおよび第1のデータユニットを取得するステップと、第2のデータストリームを決定するステップとを含む。
【0019】
任意選択で、第2の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを取得するステップと、第2のデータストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップであって、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップとを含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、第2のデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0020】
任意選択で、第2の態様の可能な実施態様では、方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化するステップと、S個の第1の出力データストリームを出力するステップとをさらに含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、複数のデータストリームを1つのデータストリームとして多重化することができるため、ネットワークの伝送効率およびネットワーク内の中間ノードの処理効率を改善することができる。
【0021】
任意選択で、第2の態様の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを取得するステップと、第2のデータストリームを決定するステップとを含み、方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームをS個の第2の出力データストリームとして逆多重化するステップと、S個の第1の出力データストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の出力データ内の各出力データストリームにおける第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップであって、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の出力データストリームを出力するステップとをさらに含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、第2のデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0022】
第3の態様によれば、本出願の一実施形態は、データストリーム多重化方法を提供する。方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを取得するステップであって、S個の第1の入力データストリームの少なくとも1つは、第1のデータユニットおよびアイドルデータユニットを含む、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームの各々内の第1のデータユニットを第1のデータストリームとして多重化するステップであって、Sは、2以上の正の整数である、ステップとを含む。前述の技術的解決策に基づいて、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、S個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットのみを第1のデータストリームとして多重化する。
【0023】
任意選択で、第3の態様の第1の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームの各々内の第1のデータユニットを第1のデータストリームとして多重化するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得するステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、取得された第1のデータユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップとを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、ポーリングを介してS個の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化することができるため、第1のネットワーク要素デバイスは、多重化動作を実装することができる。
【0024】
任意選択で、第3の態様の第1の可能な実施態様では、S個の第1の入力入力ストリーム内の各入力データストリームは、T個のデータユニットセットを含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のP個のデータユニットセットにおけるすべての第1のデータユニットを取得するステップであって、Pは、1以上の正の整数である、ステップを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、ポーリングの各ラウンドで1つの入力データストリーム内のすべての第1のデータユニットを取得することができるため、第1のネットワーク要素デバイスは、多重化動作を実装し、各入力データストリームで第1のデータユニットを公平に取得することができる。
【0025】
任意選択で、第3の態様の第1の可能な実施態様では、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回第1の入力データストリーム内のQ個の第1のデータユニットを取得するステップであって、Qは、1以上の正の整数である、ステップを含む。前述の技術的解決策では、第1のネットワーク要素デバイスは、ポーリングの各ラウンドで入力データストリーム内のQ個の第1のデータユニットを取得することができるため、第1のネットワーク要素デバイスは、多重化動作を実装し、各入力データストリームで第1のデータユニットを公平に取得することができる。
【0026】
第4の態様によれば、本出願の一実施形態は、ネットワーク要素デバイスをさらに提供し、ネットワーク要素デバイスは、第1の態様または第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つを実装するように構成されたユニットを含む。
【0027】
第5の態様によれば、本出願の一実施形態は、ネットワーク要素デバイスをさらに提供し、ネットワーク要素デバイスは、第2の態様または第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つを実装するように構成されたユニットを含む。
【0028】
第6の態様によれば、本出願の一実施形態は、ネットワーク要素デバイスをさらに提供し、ネットワーク要素デバイスは、第3の態様または第3の態様の可能な実施態様のいずれか1つを実装するように構成されたユニットを含む。
【0029】
第7の態様によれば、本出願の一実施形態は、ネットワーク要素デバイスを提供し、ネットワーク要素デバイスは、プログラムを格納するように構成された、メモリと、メモリに格納されたプログラムを実行するように構成された、プロセッサとを含む。プログラムが実行されると、プロセッサは、第1の態様または第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように構成される。任意選択で、ネットワーク要素デバイスは、チップまたは集積回路である。
【0030】
第8の態様によれば、本出願の一実施形態は、ネットワーク要素デバイスを提供し、ネットワーク要素デバイスは、プログラムを格納するように構成された、メモリと、メモリに格納されたプログラムを実行するように構成された、プロセッサとを含む。プログラムが実行されると、プロセッサは、第2の態様または第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように構成される。任意選択で、ネットワーク要素デバイスは、チップまたは集積回路である。
【0031】
第9の態様によれば、本出願の一実施形態は、ネットワーク要素デバイスを提供し、ネットワーク要素デバイスは、プログラムを格納するように構成された、メモリと、メモリに格納されたプログラムを実行するように構成された、プロセッサとを含む。プログラムが実行されると、プロセッサは、第3の態様または第3の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように構成される。任意選択で、ネットワーク要素デバイスは、チップまたは集積回路である。
【0032】
第10の態様によれば、本出願の一実施形態は、第1の態様または第1の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように構成された、チップを提供する。
【0033】
第11の態様によれば、本出願の一実施形態は、第2の態様または第2の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように構成された、チップを提供する。
【0034】
第12の態様によれば、本出願の一実施形態は、第3の態様または第3の態様の可能な実施態様のいずれか1つによる方法を実施するように構成された、チップを提供する。
【0035】
第13の態様によれば、本出願の一実施形態は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納し、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の態様による方法を実施することが可能にされる。
【0036】
第14の態様によれば、本出願の一実施形態は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供する。コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、前述の態様による方法を実施することが可能にされる。
【図面の簡単な説明】
【0037】
【
図1】本出願の一実施形態による、ネットワークの概略構造図である。
【
図2】データストリーム処理解決策の概略図である。
【
図3】本出願の一実施形態による、データストリーム処理方法の概略フローチャートである。
【
図4】第1のデータストリームおよび第2のデータストリームの概略図である。
【
図5】ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得し、第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
【
図6】ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得し、第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
【
図7】本出願の一実施形態による、第1のデータストリームの概略図である。
【
図8】本出願の一実施形態による、別のデータストリーム処理方法の概略フローチャートである。
【
図9】本出願の一実施形態による、ネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
【
図10】本出願の一実施形態による、ネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
【
図11】本出願の一実施形態による、別のネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
【
図12】本出願の一実施形態による、別のネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
【
図13】アイドル64/66bコードブロックの概略図である。
【
図14】データユニットがコードブロックであり、64/66bコードブロックであるときの第1のデータユニットの概略図である。
【
図15】ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得し、第1のデータユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
【
図16】ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得し、第1のデータユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0038】
以下は、添付の図面を参照して、本出願における技術的解決策を説明する。
【0039】
図1は、本出願の一実施形態による、ネットワークの概略構造図である。
図1のネットワーク100は、入口ノード110、中間ノード121、中間ノード122、中間ノード123、および出口ノード130を含む。入口ノード110は、1つまたは複数のクライアントデバイスによって送出された入力データストリームを取得し、取得された入力データストリームを中間ノード121に送出し得る。中間ノード121は、中間ノード122に、入口ノード110から取得されたデータストリームを送出することができる。中間ノード122は、中間ノード123に、入口ノード121から取得されたデータストリームを送出することができる。中間ノード123は、出口ノード130に、中間ノード122から取得されたデータストリームを送出することができる。出口ノード130は、1つまたは複数のクライアントデバイスに、中間ノード123から取得されたデータストリームを送出することができる。
【0040】
本出願の実施形態は、
図1のネットワークに適用されてもよい。本出願の実施形態におけるネットワーク要素デバイスは、
図1の入口ノード、中間ノード、または出口ノードであり得る。
【0041】
図2は、データストリーム処理解決策の概略図である。
図2に示すように、クライアントデバイス1からのデータストリーム1、クライアントデバイス2からのデータストリーム2、およびクライアントデバイス3からのデータストリーム3は、データストリーム4として多重化される。具体的には、データストリーム1、データストリーム2、およびデータストリーム3が多重化されると、ネットワーク入口ノードは、3つのデータストリームの各々からコードブロックを順次取得し、コードブロックをデータストリーム4として組み合わせる。
図2に示すように、データストリーム4の第1の3つのコードブロックは、データストリーム1内のコードブロック11、データストリーム2内のコードブロック21、およびデータストリーム3内のコードブロック31であり、データストリーム4の第4のコードブロック~第6のコードブロックは、データストリーム1内のコードブロック12、データストリーム2内のコードブロック22、およびデータストリーム3内のコードブロック32である。データストリーム1は、アイドルコードブロック13を含み、データストリーム2は、アイドルコードブロック22を含み、データストリーム3は、アイドルコードブロック31を含む。レートマッチングを実施するとき、中間ノードは、アイドルコードブロック13、アイドルコードブロック22、およびアイドルコードブロック31を削除することができる。加えて、レートマッチングを実施するとき、中間ノードは、アイドルコードブロックをさらに追加することができる。例えば、中間ノードは、アイドルコードブロック41およびアイドルコードブロック42を追加してもよい。データストリーム5は、コードブロック13、22および31が削除され、コードブロック41および42が追加された後の逆多重化されるデータストリームである。データストリームが逆多重化されると、出口ノードは、データストリーム内のコードブロックをクライアントデバイス1、クライアントデバイス2、およびクライアントデバイス3のデータストリーム内のコードブロックとして順次使用する。
図2に示すように、多重化後、クライアントデバイス1のデータストリームは、データストリーム6であり、クライアントデバイス2のデータストリームは、データストリーム7であり、クライアントデバイス3のデータ
ストリームは、データストリーム8である。
図2に示すように、データストリーム6は、データストリーム3内のコードブロックをさらに含み、データストリーム7内のアイドルコードブロックの位置は変化し、データストリーム8は、データストリーム1内のコードブロックをさらに含む。多重化、逆多重化、およびレートマッチングが
図2に示す方式でデータストリームに対して実施される場合、逆多重化後に出力されるデータストリーム内のコードブロックの時間シーケンスが乱れることが分かる。
【0042】
同様に、ネットワーク入口ノードがデータストリームを取得する場合、データストリームの時間シーケンスは、ネットワーク伝送プロセスで乱れる可能性がある。
【0043】
本出願の実施形態において説明されるネットワーク要素デバイスは、パケットトランスポートネットワーク(Packet Transport Network、PTN)デバイス、ルータなどであり得る。
【0044】
本出願の実施形態において説明されるデータユニット(第1のデータユニット、データユニット、第1のデータパディングユニット、第2のデータパディングユニットなどを含む)は、データユニットが64/66bまたは8/10bなどのコード化スキームを使用することによってエンコードされる前のデータユニット(すなわち、バイト)であり得るか、または64/66bまたは8/10bコード化が実施された後のデータユニット(すなわち、コードブロック)であり得る。言い換えると、バイトは、64/66bまたは8/10bなどのコード化スキームを使用することによってエンコードされ、コードブロックを取得することができる。
【0045】
ネットワーク要素デバイスは、エンコード前にデータストリーム内のデータユニットを処理してもよいし、またはエンコード後にデータストリーム内のデータユニットを処理してもよい。エンコード前に処理されるデータユニットは、バイトであり、エンコード後に処理されるデータユニットは、コードブロックである。
【0046】
例えば、データストリームがFlexEクライアント(client)ベースのスイッチングに対する参照点インターフェースで処理される場合、データユニットは、コードブロックである。ネットワーク要素デバイスがFlexEタイムスロットベースのスイッチングに対する参照ノードインターフェースでデータストリームを処理する場合、データユニットは、コードブロックである。ネットワーク要素デバイスがx媒体独立インターフェース(Medium Independent Interface、MII)でデータストリームを処理する場合、データユニットは、バイトである。当業者は、xMIIがMIIの一般用語であることを理解するであろう。例えば、10 Gb/秒のレートのMIIは、XGMIIになってもよく、40 Gb/秒のレートのMIIは、XLGMIIと呼ばれてもよく、100 Gb/秒のレートのMIIは、CGMIIと呼ばれてもよい。
【0047】
本出願の実施形態において説明されるアイドルデータユニットデータは、既存のプロトコルで定義されたアイドル(Idle)データユニット、例えば、アイドルブロックまたはアイドルバイトである。例えば、
図13は、アイドル64/66bコードブロックの概略図である。コードブロックが
図13のコードブロックであると決定するとき、ネットワーク要素デバイスは、コードブロックがアイドルコードブロックであると決定することができる。100Gイーサネット(登録商標)が別の例として使用され、アイドルバイトは、値が0x07のバイトであり得る。言い換えると、バイトが00x7である(言い換えると、バイナリ値が00000111である)と決定するとき、ネットワーク要素デバイスは、バイトがアイドルバイトであると決定することができる。
【0048】
いくつかの実施形態では、第1のデータパディングコードブロックは、アイドルデータユニットであり得る。この場合、第1のデータパディングコードブロックは、前述のアイドルデータユニットとすることができる。第2のデータパディングコードブロックは、アイドルデータユニットとは異なり、クライアントデバイスからの第1のデータユニットのものであるデータユニットであり得る。
【0049】
いくつかの他の実施形態では、第2のデータパディングコードブロックは、アイドルデータユニットであり得る。この場合、第1のデータパディングコードブロックは、前述のデータユニットとすることができる。第1のデータパディングコードブロックは、アイドルデータユニットとは異なり、クライアントデバイスからの第1のデータユニットのものであるデータユニットであり得る。説明を簡単にするために、アイドルデータユニットとは異なるデータパディングユニットは、以下では非アイドルデータパディングユニットと呼ばれる。
【0050】
例えば、
図14は、データユニットがコードブロックであり、64/66bコードブロックであるときの第1のデータユニットの概略図である。
【0051】
データユニットがバイトであるとき、第1のデータユニットは、電気電子技術者協会(Institute of Electrical and Electronics Engineers、IEEE)802.3で指定されている使用可能なバイトであり得る。100Gイーサネット(登録商標)が例として使用され、送信制御(Transmit Control、TXC)が0であるとき、第1のデータユニットは、0x00~0xFFである。送信制御TXCが1であるとき、第1のデータユニットは、0x00~0x05、0x06、0x9C、0xFB、0xFD、または0xFEであり得る。
【0052】
任意選択で、いくつかの実施形態では、データユニットがコードブロックであるとき、非アイドルデータパディングユニットは、0x4B+Oコードであってもよい。0x6が、Oコードに選択されてもよい。
【0053】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、データユニットがバイトであるとき、非アイドルデータパディングユニットは、IEEE 802.3で指定されている予約バイトであってもよい。例えば、送信制御TXCが1であるとき、非アイドルデータユニットは、0x08~0x9B、0x9D~0xFA、0xFC、および0xFFのいずれか1つであり得る。0x08が、例として使用される。バイトが0x08である(バイナリ値が00001000である)と決定するとき、ネットワーク要素デバイスは、バイトが非アイドルバイトであると決定することができる。
【0054】
本出願の実施形態では、特に説明されたユニットまたはデータユニット(例えば、第1のユニット、第2のユニット、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニット)以外のユニットまたはデータユニットは、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニットのいずれか1つまたは複数とすることができる。
【0055】
図3は、本出願の一実施形態による、データストリーム処理方法の概略フローチャートである。
【0056】
301.第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリームを取得し、第1のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む。
【0057】
302.第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整し、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じであり、第2のデータストリームは、調整された第1のデータストリームである。
【0058】
技術的解決策によれば、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整することによってレートマッチングを実装することができる。言い換えると、レートを調整するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第1のデータパディングユニットを追加または削除しない。このようにして、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、回避することができる。
【0059】
第1のデータユニットは、クライアントデバイスからのものである。
【0060】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットであってもよい。この場合、第1のデータパディングユニットは、クライアントデバイスからのものであり得るか、または第1のネットワーク要素デバイスによって追加され得る。
【0061】
本出願のこの実施形態で相対位置が同じであることは、任意のデータユニット(例えば、2つの第1のデータユニット、2つの第1のデータパディングユニット、または1つの第1のデータユニットと1つの第1のデータパディングユニット)について、一方のデータユニットが他方のデータユニットの前に常に位置されることを意味する。
【0062】
データユニット1およびデータユニット2は、第1のデータストリーム内の2つのデータユニットであると仮定される。第2のデータストリームはまた、データユニット1およびデータユニット2を含む。第1のデータストリームでは、データユニット1は、データユニット2の前に位置され、第2のデータストリームでは、データユニット1もまた、データユニット2の前に位置されると仮定される。しかし、第2のデータストリームでは、データユニット1とデータユニット2との間に少なくとも1つの第2のパディングユニットがあってもよい。
【0063】
図4は、第1のデータストリームおよび第2のデータストリームの概略図である。
図4に示すように、第1のデータストリームは、第1のデータユニット01、第1のデータユニット02、および第1のデータパディングユニット11を順次含む。第2のデータストリームは、第1のデータユニット01、第1のデータユニット02、第2のデータパディングユニット21、第2のデータパディングユニット22、および第1のデータパディングユニット11を順次含む。第1のデータストリームおよび第2のデータストリームについて、第1のデータユニット01は、第1のデータユニット02および第1のデータパディングユニット11の前に常に位置され、第1のデータユニット02は、第1のデータパディングユニット11の前に常に位置されることが分かる。したがって、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じである。
【0064】
第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットは、第1のデータストリームが調整される前後で変化しない。したがって、第1のデータパディングユニットの量および第1のデータユニットの量も変化しないことが理解され得る。
【0065】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリームがネットワークに入る入口ノードであってもよい。この場合、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップの前に、方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第3のデータストリームを取得するステップであって、第3のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを含み、第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップをさらに含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームを取得するステップは、第1のデータストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、第3のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップを含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、第2のデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0066】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の入口ノードであってもよいし、またはネットワーク内の中間ノードであってもよい。
【0067】
例えば、第1のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の入口ノードである。この場合、第1のネットワーク要素デバイスは、第2のパディングユニットを第1のデータストリームに追加することができる。別の例では、第1のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の中間ノードであり、第1のネットワーク要素デバイスの以前のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の入口ノードによって追加されたすべての第2のパディングユニットを削除している。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するレートが、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するレートよりも大きい場合、第1のネットワーク要素デバイスは、第2のパディングユニットを第1のデータストリームにさらに追加することができる。
【0068】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータパディングユニットを第1のデータストリームに追加するステップであって、第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、N個の連続するユニット内のK個のユニットは、第2のデータパディングユニットであり、N個の連続するユニット内のK個のユニット以外のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である、ステップを含む。
【0069】
任意選択で、いくつかの実施形態では、Kの値は、事前設定される。例えば、Kの値は、ネットワーク内の2つのノード間の許容最大周波数差を満たす場合がある。具体的には、K/Nは、ネットワーク内の2つのノード間の最大周波数差に等しい場合がある。例えば、ネットワーク内の2つのノード間の許容最大周波数差が2億分の1であり、Nの値が10000であると仮定すると、Kの値は、2であり得る。
【0070】
任意選択で、いくつかの実施形態では、K個のユニットは、K個の連続するユニットである。
【0071】
任意選択で、いくつかの実施形態では、複数の連続するユニット(例えば、K個の連続するユニットまたはN個の連続するユニット)は、時間ドメインで連続する複数のユニットである。
【0072】
任意選択で、いくつかの実施形態では、K個の連続するユニットは、N個の連続するユニット内の指定された位置に位置されるK個の連続するユニットであってもよい。例えば、いくつかの実施形態では、K個の連続するユニットは、N個の連続するユニット内の第1のK個のユニットであり得る。言い換えると、K個の連続するユニットは、N個の連続するユニット内の第1のユニット~K番目のユニットである。別の例では、いくつかの他の実施形態では、K個の連続するユニットは、N個の連続するユニット内の最後のK個のユニットである。言い換えると、K個の連続するユニットは、N個の連続するユニット内の(N-K+1)番目のユニット~N番目のユニットである。もちろん、K個の連続するユニットは、N個の連続するユニット内の他の指定された位置に位置されるK個の連続するユニットであってもよい。
【0073】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、K個のユニットは、K個の連続しないユニットであってもよい。
【0074】
任意選択で、いくつかの実施形態では、K個の連続しないユニットは、N個の連続するユニット内のK個の指定された場所に位置されてもよい。任意選択で、いくつかの他の実施形態では、K個の連続しないユニットは、代替的に、N個の連続するユニット内のK個のランダムな位置に位置されてもよい。
【0075】
任意選択で、いくつかの実施形態では、ネットワーク内の2つのノード間の許容最大周波数差は、整数である。この場合、第2のデータストリームに含まれるユニットは、複数のデータユニットセットに分割されてもよく、各データユニットセットは、第1のタイプの連続するユニットを含む。第1のタイプの連続するユニットは、N個の連続するユニットを含む。N個の連続するユニットは、K個の第2のデータパディングユニットを含む。N個の連続するユニット内のK個の第2のデータパディングユニット以外のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットである。Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である。
【0076】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、ネットワーク内の2つのノード間の許容最大周波数差は、整数でなくてもよい。この場合、第2のデータストリームに含まれるユニットは、第1のタイプのデータユニットセットおよび第2のタイプのデータユニットセットに分割され得る。第1のタイプのデータユニットセットにおける各データユニットセットは、第1のタイプの連続するユニットを含み得る。第2のタイプのデータユニットセットにおける各データユニットセットは、第2のタイプの連続するユニットを含み得る。第1のタイプの連続するユニットは、N個の連続するユニットを含む。N個の連続するユニットは、K’個の第2のデータパディングユニットを含む。N個の連続するユニット内のK’個の第2のデータパディングユニット以外のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットである。K’は、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である。(K+K’)/2Nは、ネットワーク内の2つのノード間の許容最大周波数差に等しい。第2のデータストリームに含まれる2つのタイプのデータユニットセットは、順番に配置されてもよい。言い換えると、第2のデータストリーム内のいずれかの第1のタイプのデータユニットセットに隣接するデータユニットセットは、第2のタイプのデータユニットセットである。同様に、第2のデータストリーム内のいずれかの第2のタイプのデータユニットセットに隣接するデータユニットセットは、第1のタイプのデータユニットセットである。
【0077】
例えば、ネットワーク内の2つのノード間の許容最大周波数差が1億5000万分の1であると仮定される。この場合、第1のタイプのデータユニットセットにおけるNの値は、10000であり得、Kの値は、2であり得る。第2のデータユニットセットにおけるNの値は、10000であり得、K’の値は、1であり得る。
【0078】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスは、代替的に、ネットワーク内の中間ノードであってもよい。第1のデータストリームは、第2のデータパディングユニットをさらに含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のレートおよび第2のレートに基づいて第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するステップであって、第1のレートは、第1のネットワーク要素デバイスによって受信された第1のデータストリームのレートであり、第2のレートは、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するレートである、ステップを含む。
【0079】
具体的には、第1のレートが第2のレートよりも小さいと決定するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を減少させることができる。第1のレートが第2のレートよりも大きいと決定するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を増加させることができる。第1のレートが第2のレートに等しいと決定するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を不変に保つことができる。
【0080】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のデータストリームは、第1のユニットセットを含み、第1のユニットセットは、N個の連続するユニットを含み、第1のユニットセットに含まれるN個の連続するユニットは、M1個の第2のデータパディングユニットおよびK1個の第1のユニットを含む。第1のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、Nは、2以上の正の整数であり、M1およびK1は、1以上の正の整数であり、M1とK1の合計は、Nである。第2のデータストリームは、第2のユニットセットを含み、第2のユニットセットは、N個の連続するユニットを含み、第2のユニットセットに含まれるN個の連続するユニットは、M2個の第2のデータパディングユニットおよびK2個の第1のユニットを含む。M2は、0以上の正の整数であり、K2は、1以上の正の整数であり、M2とK2の合計は、Nである。K1個の第1のユニットは、K2個の第1のユニットのサブセットであり、またはK2個の第1のユニットは、K1個の第1のユニットのサブセットであり、またはK2個の第1のデータユニットは、K1個の第1のユニットと同じである。
【0081】
例えば、Nの値は、10000であり得、M1の値は、1であり得る。対応して、K1の値は、9999である。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するために許容される最大周波数差は、1億分の1である。第1のレートが第2のレートよりも小さく、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するために許容される最大周波数差が2億分の1であると仮定すると、M2の値は、2であり得る。この場合、K2の値は、9998である。K1個の第1のユニットは、K2個の第1のユニットのサブセットである。K1における1つの残りの第1のユニットは、次のN個の連続するユニットで送信され得る。
【0082】
別の例では、Nの値は、10000であり得、M1の値は、1であり得る。対応して、K1の値は、9999である。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するために許容される最大周波数差は、1億分の1である。第1のレートが第2のレートよりも大きく、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するために許容される最大周波数差が0であると仮定すると、M2の値は、0であり得る。この場合、K2の値は、10000である。K2個の第1のユニットは、K1個の第1のユニットのサブセットである。K2における1つの残りの第1のユニットは、次のN個の連続するユニット内の第1の第1のユニットであり得る。
【0083】
別の例では、Nの値は、10000であり得、M1の値は、1であり得る。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するために許容される最大周波数差は、1億分の1である。第1のレートが第2のレートに等しく、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するために許容される最大周波数差が1億分の1であると仮定すると、M2の値は、1であり得る。
【0084】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、第1のデータストリームは、第1のユニットセットを含み、第1のユニットセットは、N1個の連続するユニットを含み、N1個の連続するユニットは、M1個の第2のデータパディングユニットおよびK個の第1のユニットを含む。第1のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、N1は、2以上の正の整数であり、M1およびKは、1以上の正の整数であり、M1とKの合計は、N1である。第2のデータストリームは、第2のユニットセットを含み、第2のユニットセットは、N2個の連続するユニットを含み、N2個の連続するユニットは、M2個のデータパディングユニットおよびK個の第1のユニットを含む。M2は、0以上の正の整数であり、M2とKの合計は、N2である。
【0085】
例えば、Kの値は、99970002であり得、M1の値は、9998であり得る。対応して、N1の値は、99980000である。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するために許容される最大周波数差は、1億分の1である。第1のレートが第2のレートよりも小さく、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するために許容される最大周波数差が2億分の1であると仮定すると、M2の値は、19998であり得る。対応して、N2の値は、99990000である。
【0086】
別の例では、Kの値は、99970002であり得、M1の値は、9998であり得る。対応して、N1の値は、99980000である。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するために許容される最大周波数差は、1億分の1である。第1のレートが第2のレートよりも大きく、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するために許容される最大周波数差が0であると仮定すると、M2の値は、0であり得る。この場合、N2の値は、99970002である。
【0087】
別の例では、Kの値は、99970002であり得、M1の値は、9998であり得る。対応して、N-1の値は、99980000である。この場合、第1のネットワーク要素デバイスが第1のデータストリームを受信するために許容される最大周波数差は、1億分の1である。第1のレートが第2のレートに等しく、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するために許容される最大周波数差が2億分の1であると仮定すると、M2の値は、9998であり得る。対応して、N2の値は、99970002である。
【0088】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスは、入口ノードであってもよい。第1のネットワーク要素デバイスによって取得された第1のデータストリームは、1つのデータストリームであり得る。言い換えると、第1のネットワーク要素デバイスは、1つのクライアントデバイスからデータストリームを取得することができる。
【0089】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスは、入口ノードであってもよい。第1のネットワーク要素デバイスは、複数のデータストリームを1つのデータストリームとして多重化することができる。
【0090】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップであって、第2のユニットは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、取得された第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップとを含む。
【0091】
任意選択で、いくつかの実施形態では、S個の第1の入力入力ストリーム内の各入力データストリームは、T個のデータユニットセットを含み、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のP個のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニットを取得するステップであって、Pは、1以上の正の整数である、ステップを含む。
【0092】
図5は、ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得し、第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
図5に示すように、2つの第1の入力データストリームは、第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12である。第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12は、第1のデータストリーム21として多重化される。
【0093】
具体的には、
図5は、第1の入力データストリーム11に含まれる2つのデータユニットセットを示し、各データユニットセットは、20個の第2のユニットを含む。
図5は、第1の入力データストリーム12に含まれる2つのデータユニットセットを示し、各データユニットセットは、20個の第2のユニットを含む。
【0094】
第1のネットワーク要素デバイスは、最初に、第1の入力データストリーム11内の第1のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニット:第1の入力データストリーム11内の第2のユニット00~19を取得することができる。第1の入力データストリーム11内の第2のユニット00~19は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット00~19である。
【0095】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム12内の第1のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニット:第1の入力データストリーム11内の第2のユニット00~19を取得することができる。第1の入力データストリーム12内の第2のユニット00~19は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット20~39である。
【0096】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム11内の第2のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニット:第1の入力データストリーム11内の第2のユニット20~39を取得することができる。第1の入力データストリーム11内の第2のユニット20~39は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット40~59である。
【0097】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム12内の第2のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニット:第1の入力データストリーム12内の第2のユニット20~39を取得することができる。第1の入力データストリーム12内の第2のユニット20~39は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット60~79である。
【0098】
図5に示す実施形態における第2のユニットの量およびデータユニットセットの量は、当業者が本出願における技術的解決策をよりよく理解するのを助けることのみを意図し、第2のユニットの量およびデータユニットセットの量を限定するものではないことが理解され得る。
【0099】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、毎回1つの第1の入力データストリーム内のQ個の第2のユニットを取得するステップであって、Qは、1以上の正の整数である、ステップを含む。
【0100】
図6は、ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得し、第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
図6に示すように、2つの第1の入力データストリームは、第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12である。第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12は、第1のデータストリーム21として多重化される。
【0101】
具体的には、
図6は、第1の入力データストリーム11が5つの第2のユニットを含むことを示す。
図6は、第1の入力データストリーム12が5つの第2のユニットを含むことを示す。
【0102】
第1のネットワーク要素デバイスは、最初に、第1の入力データストリーム11内の第1の第2のユニット:第1の入力データストリーム11内の第2のユニット00を取得することができる。第1の入力データストリーム11内の第2のユニット00は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット00である。
【0103】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム12内の第1の第2のユニット:第2の入力データストリーム12内の第2のユニット00を取得することができる。第1の入力データストリーム12内の第2のユニット00は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット01である。
【0104】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム11内の第2の第2のユニット:第1の入力データストリーム11内の第2のユニット01を取得することができる。第1の入力データストリーム11内の第2のユニット01は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット02である。
【0105】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム12内の第2の第2のユニット:第1の入力データストリーム12内の第2のユニット01を取得することができる。第1の入力データストリーム12内の第2のユニット01は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット03である。同様に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12を第1のデータストリーム21として多重化することができる。
【0106】
図6に示す実施形態における第2のユニットの量は、当業者が本出願における技術的解決策をよりよく理解するのを助けることのみを意図し、第2のユニットの量を限定するものではないことが理解され得る。
【0107】
説明を簡単にするために、第1のデータストリームを取得するユニットとしてデータユニットセットを使用することによってS個の第1の入力データストリームをポーリングする方式(例えば、
図5に示す方式)は、以下では第1のポーリングモードと呼ばれ、S個の第1の入力データストリームは、第1のデータストリームとして多重化される。第1のデータストリームを取得するユニットとして第2のユニットを使用することによってS個の第1の入力データストリームをポーリングする方式(例えば、
図6に示す方式)は、以下では第2のポーリングモードと呼ばれ、S個の第1の入力データストリームは、第1のデータストリームとして多重化される。
【0108】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスは、S個の第1の入力データストリームを取得し、S個の第1の入力データストリームの少なくとも1つは、第1のデータユニットおよびアイドルデータユニットを含む。第1のネットワーク要素デバイスは、S個の第1の入力データストリーム内のデータストリームにおける第1のデータユニットを第1のデータストリームとして多重化し、Sは、2以上の正の整数である。前述の技術的解決策に基づいて、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、S個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットのみを第1のデータストリームとして多重化する。言い換えると、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するとき、第1ネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを多重化し、アイドルデータユニットを削除する。
【0109】
任意選択で、いくつかの実施形態では、S個の第1の入力データストリームは、同じクライアントデバイスグループの入力データストリームであってもよい。
【0110】
S個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを第1のデータストリームとして多重化するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、代替的に、第1のポーリングモードまたは第2のポーリングモードにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを第1のデータストリームとして多重化してもよい。
【0111】
図15は、ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得し、第1のデータユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
図15に示すように、2つの第1の入力データストリームは、第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12である。第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12は、第1のデータストリーム21として多重化される。
【0112】
具体的には、
図15は、第1の入力データストリーム11が1つのデータユニットセットを含み、データユニットセットが5つのデータユニットを含むことを示す。5つのデータユニットは、データユニット00、データユニット01、データユニット02、データユニット03、およびデータユニット04である。
図15は、第2の入力データストリーム12が1つのデータユニットセットを含み、データユニットセットが5つのデータユニットを含むことを示す。5つのデータユニットは、データユニット10、データユニット11、データユニット12、データユニット13、およびデータユニット14である。データユニット01およびデータユニット13は、アイドルデータユニットである。
【0113】
第1のネットワーク要素デバイスは、最初に、第1の入力データストリーム11内のデータユニット00、データユニット02、データユニット03、およびデータユニット04を取得することができる。
【0114】
次に、第1のネットワーク要素デバイスは、第1の入力データストリーム12内のデータユニット10、データユニット11、データユニット12、およびデータユニット14を取得することができる。
【0115】
このようにして、第1のネットワーク要素デバイスは、第1のポーリングモードにおいて第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12を第1のデータストリーム21として多重化することができる。
【0116】
図15に示す実施形態における第1のデータユニットの量およびデータユニットセットの量は、当業者が本出願における技術的解決策をよりよく理解するのを助けることのみを意図し、第1のデータユニットの量およびデータユニットセットの量を限定するものではないことが理解され得る。
【0117】
図16は、ポーリングのラウンドにおいてS個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットを取得し、第1のデータユニットを第1のデータストリームとして組み合わせるステップの概略図である。
図16に示すように、2つの第1の入力データストリームは、第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12である。第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12は、第1のデータストリーム21として多重化される。
【0118】
具体的には、
図16は、第1の入力データストリーム1が5つのデータユニットを含むことを示す。5つのデータユニットは、データユニット00、データユニット01、データユニット02、データユニット03、およびデータユニット04である。
図15は、第2の入力データストリーム12が5つのデータユニットを含むことを示す。5つのデータユニットは、データユニット10、データユニット11、データユニット12、データユニット13、およびデータユニット14である。データユニット01およびデータユニット13は、アイドルデータユニットである。
【0119】
第1のネットワーク要素デバイスは、最初に、第1の入力データストリーム11内のデータユニット00を取得し、次に第2の入力データストリーム12内のデータユニット10を取得し、次に第1の入力データストリーム11内のデータユニット02を取得し、次に第2の入力データストリーム12内のデータユニット11を取得し、次に第1の入力データストリーム11内のデータユニット03を取得し、次に第2の入力データストリーム12内のデータユニット12を取得し、次に第1の入力データストリーム11内のデータユニット04を取得し、次に第2の入力データストリーム12内のデータユニット14を取得することができる。
【0120】
このようにして、第1のネットワーク要素デバイスは、第2のポーリングモードにおいて第1の入力データストリーム11および第1の入力データストリーム12を第1のデータストリーム21として多重化することができる。
【0121】
図16に示す実施形態における第1のデータパディングユニットの量は、当業者が本出願における技術的解決策をよりよく理解するのを助けることのみを意図し、第1のデータパディングユニットの量を限定するものではないことが理解され得る。
【0122】
第1のデータストリームは、指示情報をさらに含むことができ、指示情報は、第1のネットワーク要素デバイスによって使用されるポーリングモードを示すために使用される。指示情報は、各データユニットに対応する入力データストリームをさらに示し得る。逆多重化を実施するネットワーク要素デバイスは、指示情報に従って、第1のデータストリームをS個のデータストリームに復元することができる。
【0123】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを取得するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の入力データストリームを取得するステップであって、S個の第2の入力データストリームの各々は、第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを含み、第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと、S個の第1の入力データストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の入力データストリームの各々内の第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップとを含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、第2のデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0124】
任意選択で、いくつかの実施形態では、S個の第1の入力データストリームが多重化された後に取得される第1のデータストリームは、シリアルデータストリームであってもよい。例えば、
図5および
図6に示す第1のデータストリームは、シリアルデータストリームである。
【0125】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、S個の第1の入力データストリームが多重化された後に取得される第1のデータストリームは、パラレルデータストリームであってもよい。
【0126】
図7は、本出願の一実施形態による、第1のデータストリームのタイプの概略フローチャートである。
図5の2つの第1の入力データストリームは、依然として例として使用される。
図7の第1のデータストリームは、パラレルデータストリームである。
図7に示すように、第1のデータストリーム21内の第2のユニット00~19は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット20~39に平行である。第1のデータストリーム21内の第2のユニット40~59は、第1のデータストリーム21内の第2のユニット60~79に平行である。
図7の第1のデータストリーム21内の第2のユニット00~19は、第1の入力データストリーム11内の第2のユニット00~19である。第1のデータストリーム21内の第2のユニット20~39は、第1の入力データストリーム12内の第2のユニット00~19である。第1のデータストリーム21内の第2のユニット40~59は、第1の入力データストリーム11内の第2のユニット20~39である。第1のデータストリーム21内の第2のユニット60~79は、第1の入力データストリーム11内の第2のユニット20~39である。
【0127】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の入力データストリーム内の各データストリームにおける第1のデータユニットを取得するステップを含み、S個の第1の入力データストリームの第1のデータユニットを第1のデータストリームとして組み合わせる。言い換えると、S個の第1のデータストリームを第1のデータストリームとして多重化するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、アイドルデータユニットをスキップし、S個の第1の入力データストリーム内の第1のデータユニットのみを第1のデータストリームとして多重化する。第1のネットワーク要素デバイスがアイドルデータユニットをスキップし、S個の第1の入力データストリームを多重化する多重化方式は、第1のネットワーク要素デバイスがS個の第1の入力データストリーム内のすべてのデータユニットを第1のデータストリームとして多重化する方式と同じであり、詳細は、本明細書では再度説明されない。前述の技術的解決策に基づいて、第1のデータストリームは、アイドルデータユニットを含まない。したがって、アイドルデータユニットを追加または削除することによって引き起こされる乱れの問題は、発生しない。この場合、入口ノードは、レート調整のためにアイドルデータユニットを直接追加することができる。あるいは、ネットワーク内の中間ノードは、アイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。ネットワーク内の出口ノードは、アイドルデータユニットを直接削除することができる。
【0128】
任意選択で、いくつかの実施形態では、S個の第1の入力データストリームは、同じユーザグループの入力データストリームであってもよい。
【0129】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第2のデータストリームは、ユーザデータユニットをさらに含んでもよい。ユーザデータユニットは、ユーザ情報、運用、管理、および保守(Operation Administration Maintenance、MOA)情報、ならびに自動保護スイッチング(Auto Protection Switch、APS)プロトコル情報の1つまたは複数を運ぶために使用される。ユーザ情報は、ユーザグループ識別子、ユーザ識別子、およびユーザシーケンス情報の1つまたは複数を含み、ユーザシーケンス情報は、ユーザグループ内のユーザグループに含まれる少なくとも1人のユーザの時間シーケンスを示すために使用される。このようにして、ネットワーク内の各ノードは、前述の情報を使用することによってデータストリーム内のデータユニットを保守および管理することができる。
【0130】
図8は、本出願の一実施形態による、別のデータストリーム処理方法の概略フローチャートである。
【0131】
801:第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリームを取得し、第1のデータストリームは、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニットを含む。
【0132】
802.第1のネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定し、第2のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含み、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じである。
【0133】
技術的解決策によれば、ネットワークに入力されたデータストリーム内のデータユニットとネットワークによって出力されたデータユニットが乱れることを回避することができる。
【0134】
図8に示す実施形態における第1のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の出口ノードであり得る。
図8の方法によれば、第1のネットワーク要素デバイスによって決定された第1のデータストリームは、ネットワークに入力されたデータストリームと同じである。
【0135】
第1のデータユニットは、クライアントデバイスからのものである。
【0136】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第1のデータパディングユニットおよび第1のデータユニットを取得するステップと、第2のデータストリームを決定するステップとを含む。第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットであってもよい。言い換えると、第2のデータストリームを取得するとき、第1のネットワーク要素デバイスは、第2のデータパディングユニットをスキップし、第1のデータストリーム内の第1のデータパディングユニットおよび第1のデータユニットのみを取得し得る。
【0137】
任意選択で、いくつかの他の実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを取得するステップと、第2のデータストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップであって、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップとを含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、取得されたデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0138】
任意選択で、いくつかの実施形態では、方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化するステップと、S個の第1の出力データストリームを出力するステップとをさらに含む。
【0139】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定するステップは、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを取得するステップと、第2のデータストリームを決定するステップとを含む。方法は、第1のネットワーク要素デバイスによって、第1のデータストリームをS個の第2の出力データストリームとして逆多重化するステップと、S個の第1の出力データストリームを取得するために、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第2の出力データ内の各出力データストリームにおける第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるステップであって、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ステップと、第1のネットワーク要素デバイスによって、S個の第1の出力データストリームを出力するステップとをさらに含む。前述の技術的解決策に基づいて、ネットワーク内の中間ノードは、従来技術のレートマッチング解決策に依然として準拠することができる。言い換えると、前述の技術的解決策に基づいて、中間ノードは、取得されたデータストリーム内のアイドルデータユニットを直接追加または削除してもよい。このようにして、中間ノードを構成する必要なしに、出力される調整された第1のデータストリームの乱れは、ネットワーク内の入口ノードおよび出口ノードを再構成するだけで回避することができる。
【0140】
図8の第1のネットワーク要素デバイスと
図2の第1のネットワーク要素デバイスは、異なるネットワーク要素デバイスであることが理解され得る。
図2の第1のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の入口ノードまたは中間ノードである。
図8に示す第2のネットワーク要素デバイスは、ネットワーク内の出口ノードである。説明を簡単にするために、出口ノードは、
図8の第1のネットワーク要素デバイスを表すために使用され得、入口ノードは、
図2の第1のネットワーク要素デバイスを表すために使用され得る。入口ノードは、ポーリングモードを出口ノードに示すことができる。例えば、入口ノードは、データストリーム内でオーバヘッド(Overhead、OH)を使用することによってポーリングモードを出口ノードに示してもよい。別の例では、入口ノードは、データストリーム内の別のデータユニットを使用することによってポーリングモードを出口ノードに示し得る。別の例では、入口ノードおよび出口ノードは、2つのポーリングモードの1つを使用するように事前構成され得る。
【0141】
例えば、入口ノードは、オーバヘッドを使用することによって、入口ノードが第1のポーリングモードにおいてS個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化することを示し得る。この場合、出口ノードは、対応して、取得された第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化してもよい。より具体的には、入口ノードは、OHを使用することによって、第2のデータストリーム内の各ユニットに対応する入力データストリームをさらに示すことができる。例えば、入口ノードは、第2のデータストリーム内の00番目~19番目のユニットが第1の入力データストリーム11に対応し、20番目~39番目のユニットが第1の入力データストリーム12に対応し、40番目~59番目のユニットが第1の入力データストリーム11に対応し、60番目~79番目のユニットが第1の入力データストリーム12に対応し、以下同様であることを示し得る。このようにして、第2のデータストリームを逆多重化するとき、出口ノードは、入口ノードの指示に従って、第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化することができる。入口ノードは、複数の方式で、第2のデータストリーム内の各ユニットに対応する入力データストリームを示し得る。例えば、入口ノードは、各ユニットに対応する入力データストリームを直接示すことができる。このようにして、出口ノードは、第2のデータストリーム内の各ユニットに対応する入力データストリームを直接決定することができる。別の例では、入口ノードは、第1の入力データストリームに対応する第1のユニットおよび連続するユニットの長さを示し得る。このようにして、出口ノードは、入口ノードによって示される情報に基づいて、各ユニットに対応する入力データストリームを決定することができる。別の例では、入口ノードは、第1の入力データストリームがポーリングを介して取得されたときに取得された第1のユニット、ポーリングの各ラウンドで取得されたユニットの長さ、およびポーリングが実施される第1の入力データストリームの量を示し得る。このようにして、出口ノードは、入口ノードによって示される情報に基づいて、各ユニットに対応する入力データストリームを決定することができる。各ユニットに対応する入力データストリームを決定した後
、出口ノードは、第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化することができる。
【0142】
同様に、入口ノードは、オーバヘッドを使用することによって、入口ノードが第2のポーリングモードにおいてS個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化することを示し得る。この場合、出口ノードは、対応して、取得された第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化してもよい。
【0143】
図9は、本出願の一実施形態による、ネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
図9に示すように、ネットワーク要素デバイス900は、取得ユニット901と、処理ユニット902とを含む。ネットワーク要素デバイス900は、
図3に示す実施形態における第1のネットワーク要素デバイスによって実施されるステップを実施することができる。
【0144】
取得ユニット901は、第1のデータストリームを取得するように構成される。第1のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む。
【0145】
処理ユニット902は、第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するように構成される。第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じであり、第2のデータストリームは、調整された第1のデータストリームである。
【0146】
任意選択で、いくつかの実施形態では、取得ユニット901は、第3のデータストリームを取得するようにさらに構成される。第3のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを含み、第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである。取得ユニット901は、第1のデータストリームを取得するために、第3のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換えるようにさらに構成される。
【0147】
任意選択で、いくつかの実施形態では、処理ユニット902は、第2のデータパディングユニットを第1のデータストリームに追加するように特に構成される。第2のデータストリームは、N個の連続するユニットを含み、N個の連続するユニット内のK個の連続するユニットは、第2のデータパディングユニットであり、N個の連続するユニット内のK個の連続するユニット以外のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、Kは、1以上の正の整数であり、Nは、Kよりも大きい正の整数である。
【0148】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のデータストリームは、第2のデータパディングユニットをさらに含み、処理ユニット902は、第1のレートおよび第2のレートに基づいて第1のデータストリーム内の第2のデータパディングユニットの量を調整するように特に構成される。第1のレートは、第1のネットワーク要素デバイスによって受信された第1のデータストリームのレートであり、第2のレートは、第1のネットワーク要素デバイスが第2のデータストリームを送出するレートである。
【0149】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のデータストリームは、第1のユニットセットを含み、第1のユニットセットは、N個の連続するユニットを含み、第1のユニットセットに含まれるN個の連続するユニットは、M1個の第2のデータパディングユニットおよびK1個の第1のユニットを含み、第1のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、Nは、2以上の正の整数であり、M1およびK1は、1以上の正の整数であり、M1とK1の合計は、Nである。第2のデータストリームは、第2のユニットセットを含み、第2のユニットセットは、N個の連続するユニットを含み、第2のユニットセットに含まれるN個の連続するユニットは、M2個の第2のデータパディングユニットおよびK2個の第1のユニットを含み、M2は、0以上の正の整数であり、K2は、1以上の正の整数であり、M2とK2の合計は、Nである。K1個の第1のユニットは、K2個の第1のユニットのサブセットであり、またはK2個の第1のユニットは、K1個の第1のユニットのサブセットであり、またはK2個の第1のデータユニットは、K1個の第1のユニットと同じである。
【0150】
任意選択で、いくつかの実施形態では、第1のデータストリームは、第1のユニットセットを含み、第1のユニットセットは、N1個の連続するユニットを含み、N1個の連続するユニットは、M1個の第2のデータパディングユニットおよびK個の第1のユニットを含み、第1のユニットは、第1のデータユニットまたは第1のデータパディングユニットであり、N1は、2以上の正の整数であり、M1およびKは、1以上の正の整数であり、M1とKの合計は、N1である。第2のデータストリームは、第2のユニットセットを含み、第2のユニットセットは、N2個の連続するユニットを含み、N2個の連続するユニットは、M2個のデータパディングユニットおよびK個の第1のユニットを含む。M2は、0以上の正の整数であり、M2とKの合計は、N2である。
【0151】
任意選択で、いくつかの実施形態では、ネットワーク要素デバイス900は、S個の第1の入力データストリームを取得し、S個の第1の入力データストリームを第1のデータストリームとして多重化し、Sは、2以上の正の整数である、ように構成された、多重化ユニット903をさらに含んでもよい。
【0152】
任意選択で、いくつかの実施形態では、多重化ユニット903は、ポーリングを介してS個の第1の入力データストリーム内の第2のユニットを取得し、取得された第2のユニットを第1のデータストリームとして組み合わせ、第2のユニットは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含む、ように特に構成される。
【0153】
任意選択で、いくつかの実施形態では、S個の第1の入力入力ストリーム内の各入力データストリームは、T個のデータユニットセットを含み、多重化ユニット903は、毎回1つの第1の入力データストリーム内のP個のデータユニットセットにおけるすべての第2のユニットを取得し、Pは、1以上の正の整数である、ように特に構成される。
【0154】
任意選択で、いくつかの実施形態では、多重化ユニット903は、毎回1つの第1の入力データストリーム内のQ個の第2のユニットを取得し、Qは、1以上の正の整数である、ように特に構成される。
【0155】
任意選択で、いくつかの実施形態では、多重化ユニット903は、S個の第2の入力データストリームを取得し、S個の第1の入力データストリームを取得するために、S個の第2の入力データストリームの各々内の第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換え、S個の第2の入力データストリームの各々は、第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを含み、第2のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ように特に構成される。
【0156】
取得ユニット901、処理ユニット902、および多重化ユニット903の具体的な機能および有益な効果については、
図3に示す実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
【0157】
図10は、本出願の一実施形態による、ネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
図10に示すように、ネットワーク要素デバイス1000は、取得ユニット1001と、処理ユニット1002とを含む。ネットワーク要素デバイス1000は、
図8に示す実施形態における第1のネットワーク要素デバイスによって実施されるステップを実施することができる。
【0158】
取得ユニット1001は、第1のデータストリームを取得し、第1のデータストリームは、第1のデータユニット、第1のデータパディングユニット、および第2のデータパディングユニットを含む、ように構成される。
【0159】
処理ユニット1002は、第1のデータストリームに基づいて第2のデータストリームを決定し、第2のデータストリームは、第1のデータユニットおよび第1のデータパディングユニットを含み、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置は、第2のデータストリーム内の第1のデータユニットと第1のデータパディングユニットの相対位置と同じである、ように構成される。
【0160】
任意選択で、いくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを取得し、第2のデータストリームを取得するために、第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換え、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットである、ように特に構成される。
【0161】
任意選択で、いくつかの実施形態では、ネットワーク要素デバイス1000は、第2のデータストリームをS個の第1の出力データストリームとして逆多重化し、S個の第1の出力データストリームを出力し、Sは、2以上の正の整数である、ように構成された、逆多重化ユニット1003をさらに含んでもよい。任意選択で、いくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、第1のデータストリーム内の第1のデータパディングユニットおよび第1のデータユニットを取得し、第2のデータストリームを決定するように特に構成される。
【0162】
任意選択で、いくつかの実施形態では、処理ユニット1002は、第1のデータストリーム内の第1のデータユニットおよび第2のデータパディングユニットを取得し、第2のデータストリームを決定するように特に構成される。ネットワーク要素デバイスは、第1のデータストリームをS個の第2の出力データストリームとして逆多重化し、S個の第1の出力データストリームを取得するために、S個の第2の出力データ内の各出力データストリームにおける第2のデータパディングユニットを第1のデータパディングユニットで置き換え、S個の第1の出力データストリームを出力し、第1のデータパディングユニットは、アイドルデータユニットであり、Sは、2以上の正の整数である、ように構成された、逆多重化ユニット1003をさらに含んでもよい。
【0163】
取得ユニット1001、処理ユニット1002、および逆多重化ユニット1003の具体的な機能および有益な効果については、
図8に示す実施形態を参照されたい。詳細は、本明細書では再度説明されない。
【0164】
図11は、本出願の一実施形態による、別のネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
図11のネットワーク要素デバイス1100は、メモリ1101と、プロセッサ1102とを含む。
【0165】
メモリ1101は、プログラムを格納するように構成される。
【0166】
プロセッサ1102は、メモリ1101に格納されたプログラムを実行するように構成され、プログラムが実行されると、ネットワーク要素デバイス1100は、
図3の実施形態で提供される方法を実装することが可能にされる。
【0167】
ネットワーク要素デバイス1100は、ソフトウェアを使用することによって
図3の方法の一部またはすべてを実装するために使用され得る。
【0168】
メモリ1101は、物理的に独立したユニットであってもよく、またはプロセッサ1102と統合されてもよい。
【0169】
任意選択で、
図3の方法の一部またはすべてがソフトウェアを使用することによって実装されるとき、ネットワーク要素デバイス1100は、代替的に、プロセッサ1102のみを含んでもよい。プログラムを格納するように構成されたメモリ1101は、装置1100の外部に位置される。プロセッサ1102は、回路/電線を介してメモリ1101に接続され、メモリ1101に格納されたプログラムを読み出して実行するように構成される。
【0170】
プロセッサ1102は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、またはCPUとNPの組み合わせであってもよい。
【0171】
プロセッサ1102は、ハードウェアチップをさらに含み得る。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、またはそれらの組み合わせであってもよい。PLDは、複雑なプログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルロジックゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、ジェネリックアレイロジック(generic array logic、GAL)、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0172】
メモリ1101は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)を含んでもよく、またはメモリ1101は、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)を含んでもよく、またはメモリ1101は、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。
【0173】
図12は、本出願の一実施形態による、別のネットワーク要素デバイスの構造ブロック図である。
図12のネットワーク要素デバイス1200は、メモリ1201と、プロセッサ1202とを含む。
【0174】
メモリ1201は、プログラムを格納するように構成される。
【0175】
プロセッサ1202は、メモリ1201に格納されたプログラムを実行するように構成され、プログラムが実行されると、ネットワーク要素デバイス1200は、
図8の実施形態で提供される方法を実装することが可能にされる。
【0176】
ネットワーク要素デバイス1200は、ソフトウェアを使用することによって
図8の方法の一部またはすべてを実装するために使用され得る。
【0177】
メモリ1201は、物理的に独立したユニットであってもよく、またはプロセッサ1202と統合されてもよい。
【0178】
任意選択で、
図8の方法の一部またはすべてがソフトウェアを使用することによって実装されるとき、ネットワーク要素デバイス1200は、代替的に、プロセッサ1202のみを含んでもよい。プログラムを格納するように構成されたメモリ1201は、装置1200の外部に位置される。プロセッサ1202は、回路/電線を介してメモリ1201に接続され、メモリ1201に格納されたプログラムを読み出して実行するように構成される。
【0179】
プロセッサ1202は、中央処理ユニット(central processing unit、CPU)、ネットワークプロセッサ(network processor、NP)、またはCPUとNPの組み合わせであってもよい。
【0180】
プロセッサ1202は、ハードウェアチップをさらに含み得る。ハードウェアチップは、特定用途向け集積回路(application-specific integrated circuit、ASIC)、プログラマブルロジックデバイス(programmable logic device、PLD)、またはそれらの組み合わせであってもよい。PLDは、複雑なプログラマブルロジックデバイス(complex programmable logic device、CPLD)、フィールドプログラマブルロジックゲートアレイ(field-programmable gate array、FPGA)、ジェネリックアレイロジック(generic array logic、GAL)、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0181】
メモリ1201は、ランダムアクセスメモリ(random-access memory、RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)を含んでもよく、またはメモリ1201は、フラッシュメモリ(flash memory)、ハードディスクドライブ(hard disk drive、HDD)、またはソリッドステートドライブ(solid-state drive、SSD)などの不揮発性メモリ(non-volatile memory)を含んでもよく、またはメモリ1201は、前述のタイプのメモリの組み合わせを含んでもよい。
【0182】
本出願の別の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納し、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、
図3に示す方法を実施することが可能にされる。
【0183】
本出願の別の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、
図3の方法を実施することが可能にされる。
【0184】
本出願の別の態様は、コンピュータ可読記憶媒体を提供する。コンピュータ可読記憶媒体は、命令を格納し、命令がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、
図8の方法を実施することが可能にされる。
【0185】
本出願の別の態様は、命令を含むコンピュータプログラム製品を提供し、コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されると、コンピュータは、
図8に示す方法を実施することが可能にされる。
【0186】
当業者は、本明細書に開示された実施形態に記載の例と組み合わせて、ユニットおよびアルゴリズムステップが電子ハードウェアまたはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実装され得ることを知っているかもしれない。機能がハードウェアまたはソフトウェアのどちらによって実施されるかは、特定の用途および技術的解決策の設計上の制約によって異なる。当業者は、各特定の用途について記載された機能を実装するために異なる方法を使用することができるが、その実施態様が本出願の範囲を超えることを考慮すべきではない。
【0187】
当業者であれば、便利で簡単な説明のために、前述のシステム、装置、およびユニットの詳細な作業プロセスについて、前述の方法の実施形態における対応するプロセスを参照し、詳細は、本明細書では再度説明されないことを明確に理解するであろう。
【0188】
本出願において提供されるいくつかの実施形態では、開示されたシステム、装置、および方法は他の方式で実装されてもよいことを理解されたい。例えば、記載された装置の実施形態は、単なる例である。例えば、ユニット分割は、論理的機能分割にすぎず、実際の実施態様において他の分割方式であり得る。例えば、複数のユニットもしくは構成要素が、組み合わされて、もしくは統合されて別のシステムにされてもよく、またはいくつかの特徴が、無視されてもよく、もしくは実施されなくてもよい。加えて、表示される、もしくは説明される相互結合または直接結合もしくは通信接続は、いくつかのインターフェースを使用することによって実装されてもよい。装置またはユニットの間の間接結合または通信接続は、電子形態、機械形態、または他の形態で実装されてもよい。
【0189】
別々の部分として記載されるユニットは、物理的に分離していてもいなくてもよく、ユニットとして表示される部分は、物理ユニットでもそうでなくてもよく、一箇所に位置されてもよく、または複数のネットワークユニットに分散させてもよい。実施形態の解決策の目的を達成するために、ユニットの一部またはすべてを実際の要件に基づいて選択することができる。
【0190】
加えて、本出願の様々な実施形態における機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、またはユニットの各々が物理的に単独で存在してもよく、または2つ以上のユニットが1つのユニットに統合される。
【0191】
機能がソフトウェア機能ユニットの形態で実装され、かつ独立した製品として販売される、もしくは使用されるとき、機能は、コンピュータ可読記憶媒体に格納され得る。そのような理解に基づいて、本出願の技術的解決策は、基本的に、または従来技術に寄与する部分が、または技術的解決策の部分が、ソフトウェア製品の形態で実装され得る。コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体に格納され、本出願の実施形態において説明される方法のステップのすべてまたは一部を実施するようコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、またはネットワークデバイスであり得る)に命令するためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュドライブ、リムーバブルハードディスク、読み出し専用メモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク、またはコンパクトディスクなどのプログラムコードを格納することができる任意の媒体を含む。
【0192】
前述の説明は、本出願の特定の実施態様にすぎないが、本出願の保護範囲を限定することを意図するものではない。本出願において開示される技術的範囲内で当業者によって容易に考案される任意の変形または置換が、本出願の保護範囲に入るものとする。したがって、本出願の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲の対象となるものとする。
【符号の説明】
【0193】
100 ネットワーク
110 入口ノード
121 中間ノード
122 中間ノード
123 中間ノード
130 出口ノード
301 フローチャート
302 フローチャート
801 フローチャート
802 フローチャート
900 ネットワーク要素デバイス
901 取得ユニット
902 処理ユニット
903 多重化ユニット
1000 ネットワーク要素デバイス
1001 取得ユニット
1002 処理ユニット
1003 逆多重化ユニット
1100 ネットワーク要素デバイス
1101 メモリ
1102 プロセッサ
1200 ネットワーク要素デバイス
1201 メモリ
1202 プロセッサ