(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-22
(45)【発行日】2022-08-01
(54)【発明の名称】電池モジュール
(51)【国際特許分類】
H01M 50/204 20210101AFI20220725BHJP
H01M 50/262 20210101ALI20220725BHJP
H01M 50/296 20210101ALI20220725BHJP
H01M 50/588 20210101ALI20220725BHJP
H01M 50/59 20210101ALI20220725BHJP
【FI】
H01M50/204 201
H01M50/262 S
H01M50/296
H01M50/588
H01M50/59
(21)【出願番号】P 2020563619
(86)(22)【出願日】2020-04-03
(86)【国際出願番号】 CN2020083312
(87)【国際公開番号】W WO2021196210
(87)【国際公開日】2021-10-07
【審査請求日】2020-11-06
(31)【優先権主張番号】202010255522.1
(32)【優先日】2020-04-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520434178
【氏名又は名称】欣旺達電動汽車電池有限公司
【氏名又は名称原語表記】Sunwoda Electric Vehicle Battery Co., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.18 Tangjia South Road, Gongming street, Guangming Sub-district, Shenzhen, Guangdong 518000(CN)
(74)【代理人】
【識別番号】100128509
【氏名又は名称】絹谷 晴久
(74)【代理人】
【識別番号】100119356
【氏名又は名称】柱山 啓之
(72)【発明者】
【氏名】席兵栄
(72)【発明者】
【氏名】鄭偉偉
(72)【発明者】
【氏名】王天付
(72)【発明者】
【氏名】花黄偉
【審査官】守安 太郎
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-192536(JP,A)
【文献】特開2013-030342(JP,A)
【文献】特開2012-256465(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01M 50/20
H01M 50/50
H01G 11/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
セル、カバープレート、エンドプレート、極柱端子、バスバー、接続部品、及びドレン構造を備え、
前記セルは前記カバープレートの内側壁に設けられ、前記エンドプレートは前記カバープレートの外側壁に設けられ、前記極柱端子は前記エンドプレートに設けられ、前記極柱端子に第1接続孔が設けられ、前記バスバーに第2接続孔が設けられ、前記ドレン構造に貯水溝が設けられ、前記貯水溝の底壁に第1貫通孔と第1排出孔が設けられ、前記ドレン構造は、前記カバープレートの外側壁に設けられ、前記エンドプレートの上方に位置し、前記エンドプレートに第2排出孔が設けられ、前記第1排出孔は前記第2排出孔に上下で対応し、前記第1貫通孔は前記第1接続孔に上下で対応し、前記接続部品は、前記第2接続孔、前記第1貫通孔を順に貫通して前記第1接続孔に接続される、ことを特徴とする電池モジュール。
【請求項2】
前記ドレン構造は両面テープ又は接着剤によって前記カバープレートの外側壁に貼り付けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項3】
前記ドレン構造はプラスチック製部品である、ことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項4】
前記第1排出孔の上端開口は入水口であり、前記第1排出孔の下端開口は排水口であり、前記排水口には、前記排水口を取り囲んで配置される突起が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項5】
前記ドレン構造の左端には、前記カバープレートの左上隅縁と一致する左隅縁構造が設けられ、前記ドレン構造の右端には、前記カバープレートの右上隅縁と一致する右隅縁構造が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項6】
前記第1接続孔は前記極柱端子の上側壁に設けられ、前記第1接続孔の上端開口は上部オリフィスであり、前記極柱端子の上側壁には、前記上部オリフィスに沿って配置される流水溝が設けられ、前記極柱端子の上側壁には、前記流水溝と連通する第1水案内溝が設けられる、ことを特徴とする請求項1に記載の電池モジュール。
【請求項7】
前記極柱端子の上側壁には、前記流水溝と連通し、前記カバープレートに向かって上向きに傾斜している水戻り溝が設けられる、ことを特徴とする請求項6に記載の電池モジュール。
【請求項8】
前記水戻り溝の内側壁の上端面は前記水戻り溝の底壁に向かって傾斜している傾斜面である、ことを特徴とする請求項7に記載の電池モジュール。
【請求項9】
前記極柱端子の右側壁には、外側に開口した第1開口溝が設けられ、前記第1開口溝の上側壁には、第1リブが設けられ、前記第1リブの右側壁が前記極柱端子の右側壁と同じ平面に位置し、前記第1水案内溝は前記右側壁を貫通している、ことを特徴とする請求項6に記載の電池モジュール。
【請求項10】
前記極柱端子の内側壁には複数の水止め溝が設けられる、ことを特徴とする請求項6に記載の電池モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はパワーバッテリーの技術分野に関し、特に電池モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
電池モジュールの極柱は、電池モジュールの両端に位置するものであり、通常、電池モジュールのエンドプレートに固定され、主に、電池モジュールと外部との電気的接続の媒体として機能し、極柱にナットを接続媒体として内蔵することによりバスバーに接続され、ナットとバスバーは給電されると発熱し、電池モジュールが低温環境にある場合、空気中の水分はナット及びバスバーに凝縮して水滴となり、低温環境での時間が長くなると、凝縮した水滴は大きくなり、このようにして、水滴が電池モジュール内に流れ込み、電池モジュールの電気リーク、短絡、火災、爆発など、危険な現象を引き起こす恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来技術の欠陥に対して、本発明は、極柱のナット及びバスバーに凝縮された水滴が電池モジュール内に流れ込み、電池モジュールの電気リーク、短絡、火災、爆発など、危険な現象を引き起こす恐れがあるという問題を解決することを目的とする電池モジュールを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明に係る技術案は、以下のとおりである。
【0005】
電池モジュールであって、セル、カバープレート、エンドプレート、極柱端子、バスバー、接続部品、及びドレン構造を備え、
【0006】
前記セルは前記カバープレートの内側壁に設けられ、前記エンドプレートは前記カバープレートの外側壁に設けられ、前記極柱端子は前記エンドプレートに設けられ、前記極柱端子に第1接続孔が設けられ、前記バスバーに第2接続孔が設けられ、前記ドレン構造に貯水溝が設けられ、前記貯水溝の底壁に第1貫通孔と第1排出孔が設けられ、前記ドレン構造は、前記カバープレートの外側壁に設けられ、前記エンドプレートの上方に位置し、前記エンドプレートに第2排出孔が設けられ、前記第1排出孔は前記第2排出孔に上下で対応し、前記第1貫通孔は前記第1接続孔に上下で対応し、前記接続部品は、前記第2接続孔、前記第1貫通孔を順に貫通して前記第1接続孔に接続される。
【0007】
さらに、前記ドレン構造は、両面テープ又は接着剤によって前記カバープレートの外側壁に貼り付けられる。
【0008】
さらに、前記ドレン構造はプラスチック製部品である。
【0009】
さらに、前記第1排出孔の上端開口は入水口であり、前記第1排出孔の下端開口は排水口であり、前記排水口には、前記排水口を取り囲んで配置される突起が設けられる。
【0010】
さらに、前記ドレン構造の左端には、前記カバープレートの左上隅縁と一致する左隅縁構造が設けられ、前記ドレン構造の右端には、前記カバープレートの右上隅縁と一致する右隅縁構造が設けられる。
【0011】
さらに、前記第1接続孔は前記極柱端子の上側壁に設けられ、前記第1接続孔の上端開口は上部オリフィスであり、前記極柱端子の上側壁には、前記上部オリフィスに沿って配置される流水溝が設けられ、前記極柱端子の上側壁には、前記流水溝と連通する第1水案内溝が設けられる。
【0012】
さらに、前記極柱端子の上側壁には、前記流水溝と連通し、前記カバープレートに向かって上向きに傾斜している水戻り溝が設けられる。
【0013】
さらに、前記水戻り溝の内側壁の上端面は、前記水戻り溝の底壁に向かって傾斜している傾斜面である。
【0014】
さらに、前記極柱端子の右側壁には、外側に開口した第1開口溝が設けられ、前記第1開口溝の上側壁には、第1リブが設けられ、前記第1リブの右側壁が前記極柱端子の右側壁と同じ平面に位置し、前記第1水案内溝は前記右側壁を貫通している。
【0015】
さらに、前記極柱端子の内側壁には、複数の水止め溝が設けられる。
【発明の効果】
【0016】
上記技術案によれば、本発明は以下の有益な効果を有する。カバープレートの外側壁にドレン構造が設けられ、接続部品とバスバーに付いた水滴の一部はドレン構造の貯水溝内に流れ込み、貯水溝内の水は第1排出孔、第2排出孔を介して電池モジュールから流出し、それにより、極柱のナット及びバスバーに凝縮された水滴が電池モジュール内に流れ込み、電池モジュールの電気リーク、短絡、火災、爆発など、危険な現象を引き起こす恐れがあるという問題を解決する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の実施例に係る電池モジュールの構造模式図である。
【
図2】本発明の実施例に係る電池モジュールの構造分解図である。
【
図3】本発明の実施例に係る電池モジュールの別の方向の構造模式図である。
【
図4】本発明の実施例に係るドレン構造の構造模式図である。
【
図5】本発明の実施例に係る極柱端子の構造模式図である。
【
図6】本発明の実施例に係る極柱端子の別の方向の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の目的、技術案及び利点をより明瞭にするために、以下、図面及び実施例を参照しながら本発明をさらに詳細に説明する。ただし、ここで述べた具体的な実施例は本発明を解釈するためのものに過ぎず、本発明を限定するものではない。
【0019】
図1~
図4に示すように、本発明の実施例は、セル1、カバープレート2、エンドプレート3、極柱端子4、バスバー5、接続部品6、及びドレン構造7を備える電池モジュールを提供する。
【0020】
セル1はカバープレート2の内側壁に設けられ、エンドプレート3はカバープレート2の外側壁に設けられ、極柱端子4はエンドプレート3に設けられ、極柱端子4に第1接続孔が設けられ、バスバー5に第2接続孔51が設けられ、ドレン構造7に貯水溝71が設けられ、貯水溝71の底壁に第1貫通孔72と第1排出孔73が設けられ、ドレン構造7は、カバープレート2の外側壁に設けられ、エンドプレート3の上方に位置し、エンドプレート3に第2排出孔31が設けられ、第1排出孔73は第2排出孔31に上下で対応し、第1貫通孔72は第1接続孔に上下で対応し、接続部品6は、第2接続孔51、第1貫通孔72を順に貫通して第1接続孔に接続される。
【0021】
カバープレート2の外側壁にドレン構造7が設けられ、接続部品6とバスバー5に付いた水滴の一部はドレン構造7の貯水溝71内に流れ込み、貯水溝71内の水は第1排出孔73、第2排出孔31を介して電池モジュールから流出し、それにより、極柱のナット及びバスバーに凝縮された水滴が電池モジュール内に流れ込み、電池モジュールの電気リーク、短絡、火災、爆発など、危険な現象を引き起こす恐れがあるという問題を解決する。
【0022】
電池モジュールの両端ともに極柱端子4が設けられ、電池モジュールの一端にドレン構造7が設けられるか、電池モジュールの両端ともにドレン構造7が設けられる。すなわち、電池モジュールは第1端部と第2端部を備え、第1端部又は第2端部は、セル1、カバープレート2、エンドプレート3、極柱端子4、バスバー5、接続部品6、及びドレン構造7を備え、又は第1端部と第2端部の両方は、セル1、カバープレート2、エンドプレート3、極柱端子4、バスバー5、接続部品6、及びドレン構造7を備える。
【0023】
本実施例では、接続部品6は、プラスチックパッド61を有するねじ62であり、ねじ62の上端にナットがある。水滴は主にナットとバスバー5に形成される。
【0024】
ドレン構造7が接続部品6及びバスバー5の下方に位置するため、接続部品6及びバスバー5に形成された水滴の一部はドレン構造7に落下し、具体的には、水滴はドレン構造7の貯水溝71に落下し、貯水溝71内の水は第1排出孔73内に流れ、貯水溝71内の水は第1排出孔73を介してドレン構造7から流出する。第1排出孔73と前記第2排出孔31が上下で対応するため、第1排出孔73を介して流出する水は、第2排出孔31内に流れ込み、そして第2排出孔31を介して電池モジュールから排出され、このようにして、水が電池モジュール内に流れ込むことを回避する。
【0025】
貯水溝71内の水が第1排出孔73によりスムーズに流れ込むようにするために、貯水溝71の底壁は、第1排出孔73に向かって傾斜している。
【0026】
特定の実施例では、第1排出孔73の数は2つであり、それに対応して、第2排出孔31の数も2つであり、第1排出孔73と第2排出孔31は1対1で上下に対応する。又は、第2排出孔31は長尺孔であり、第1排出孔73は2つの第2排出孔31に上下で対応する。
【0027】
本実施例では、ドレン構造7は押出成形プロセスで製造される。
【0028】
本実施例では、ドレン構造7は、両面テープ又は接着剤によってカバープレート2の外側壁に貼り付けられる。ドレン構造7は、極柱端子4とカバープレート2の間に位置し、極柱端子4の内側壁とカバープレート2との間隔が非常に小さいためエンドプレート3上の結露した水滴に毛細管現象が発生することを防止し、エンドプレート3上の結露した水滴が上向きに接続部品6又はバスバー5に広がることを防止し、エンドプレート3から接続部品6又はバスバー5への連続的な水路の形成を回避する。
【0029】
いくつかの実施例では、ドレン構造7とカバープレート2は一体成形される。
【0030】
本実施例では、ドレン構造7はプラスチック製部品である。
【0031】
本実施例では、第1排出孔73の上端開口は入水口であり、第1排出孔73の下端開口は排水口であり、排水口には、排水口を取り囲んで配置される突起731が設けられる。突起731は、軒構造の機能を果たし、水の流動状態を滴下する状態に変更し、水とエンドプレート3との間の連続的な水路の形成を防止する。
【0032】
本実施例では、ドレン構造7の左端には、カバープレート2の左上隅縁と一致する左隅縁構造74が設けられ、ドレン構造7の右端には、カバープレート2の右上隅縁と一致する右隅縁構造75が設けられる。このようにして、カバープレート2により強固に固定される。具体的には、左隅縁構造74は、両面テープ又は接着剤によってカバープレート2の左上隅縁に貼り付けられ、右隅縁構造75は、両面テープ又は接着剤によってカバープレート2の右上隅縁に貼り付けられる。
【0033】
図5と
図4に示すように、本実施例では、第1接続孔は極柱端子4の上側壁に設けられ、第1接続孔の上端開口は上部オリフィスであり、極柱端子4の上側壁には、上部オリフィスに沿って配置される流水溝42が設けられ、極柱端子4の上側壁には、流水溝42と連通する第1水案内溝43aが設けられる。接続部品6に形成される水滴の一部が流水溝42に落下し、水は流水溝42を経て第1水案内溝43a内に流れ込み、第1水案内溝43aは水を電池モジュールから排出する。
【0034】
本実施例では、極柱端子4の上側壁には、流水溝42と連通し、カバープレート2に向かって上向きに傾斜している水戻り溝44が設けられる。このようにして、水が電池モジュール内に流れ込むことを防止して、結露した水が電池モジュール内に流れ込みセル1と連通することを回避する。
【0035】
本実施例では、水戻り溝44の内側壁の上端面は、水戻り溝44の底壁に向かって傾斜している傾斜面である。傾斜面となる構造により、結露した水滴は流水溝42にのみ流れ、それにより、水が電池モジュール内に流れることを防止して、結露した水が電池モジュール内に流れ込みセル1と連通することを回避する。
【0036】
本実施例では、極柱端子4の右側壁には、外側に開口した第1開口溝45aが設けられ、第1開口溝45aの上側壁には、第1リブ46aが設けられ、第1リブ46aの右側壁が極柱端子4の右側壁と同じ平面に位置し、第1水案内溝43aは右側壁を貫通している。第1リブ46aは、軒構造の機能を果たし、水の流動状態を滴下状態に変更し、連続的な水路の形成を防止する。水は第1水案内溝43aから流出し、極柱端子4の右側壁を経て第1リブ46aに流れ、そして第1リブ46aから第1開口溝45aに滴下し、次に第1開口溝45aから流出する。
【0037】
本実施例では、極柱端子4の内側壁には、複数の水止め溝47が設けられる。極柱端子4の内側壁とカバープレート2との間隔が非常に小さいためエンドプレート3上の結露した水滴に毛細管現象が発生することを防止し、エンドプレート3上の結露した水滴が上向きに接続部品6又はバスバー5に広がることを防止し、エンドプレート3から接続部品6又はバスバー5への連続的な水路の形成を回避する。
【0038】
いくつかの実施例では、極柱端子4の上側壁には、流水溝42と連通する第2水案内溝43bが設けられる。接続部品6に形成された水滴の一部は流水溝42内に落下し、水は流水溝42を経て第2水案内溝43b内に流れ込み、第2水案内溝43bは水を電池モジュールから排出する。
【0039】
いくつかの実施例では、極柱端子4の左側壁には、外側に開口した第2開口溝45bが設けられ、第2開口溝45bの上側壁には、第2リブ46bが設けられ、第2リブ46bの左側壁が極柱端子4の左側壁と同じ平面に位置し、第2水案内溝43bは左側壁を貫通している。第2リブ46bは、軒構造の機能を果たし、水の流動状態を滴下状態に変更し、連続的な水路の形成を防止する。水は第2水案内溝43bから流出し、極柱端子4の左側壁を経て第2リブ46bに流れ、そして第2リブ46bから第2開口溝45bに滴下し、次に第2開口溝45bを経て流出する。
【0040】
以上は、本発明の好ましい実施例に過ぎず、本発明を限定するものではなく、本発明の精神及び原則を逸脱することなく行われるあらゆる修正、同等置換や改良などは、本発明の特許請求の範囲に含まれるものとする。