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  • 特許-空気入りタイヤの加硫方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-25
(45)【発行日】2022-08-02
(54)【発明の名称】空気入りタイヤの加硫方法
(51)【国際特許分類】
   B29C 33/02 20060101AFI20220726BHJP
   B29C 35/04 20060101ALI20220726BHJP
   B29L 30/00 20060101ALN20220726BHJP
【FI】
B29C33/02
B29C35/04
B29L30:00
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018139894
(22)【出願日】2018-07-26
(65)【公開番号】P2020015239
(43)【公開日】2020-01-30
【審査請求日】2021-07-15
(73)【特許権者】
【識別番号】000006714
【氏名又は名称】横浜ゴム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001368
【氏名又は名称】清流国際弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100129252
【弁理士】
【氏名又は名称】昼間 孝良
(74)【代理人】
【識別番号】100155033
【弁理士】
【氏名又は名称】境澤 正夫
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 有二
【審査官】今井 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開平04-369534(JP,A)
【文献】特開2012-106423(JP,A)
【文献】特開2016-007756(JP,A)
【文献】国際公開第2016/072489(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B29C 33/02
B29C 35/02
B29C 35/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉型前にグリーンタイヤをシェーピングし、閉型した加硫用モールドの中に配置されたシェーピング後の前記グリーンタイヤの内側で加硫用ブラダを膨張させることにより、前記グリーンタイヤを加圧および加熱して加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、
前記加硫用ブラダに注入されたシェーピングガスの圧力よりも高い圧力の非凝縮性ガスを閉型後に前記加硫用ブラダに注入して膨張させた後、注入を止め、前記加硫用ブラダ内に前記非凝縮性ガスを残存させたまま、前記加硫用ブラダにスチームを注入し続けて、その内圧および内部温度を目標範囲にして膨張させた状態を維持して前記グリーンタイヤを加硫することを特徴する空気入りタイヤの加硫方法。
【請求項2】
前記非凝縮性ガスの注入圧力を、前記加硫用ブラダ内での前記スチームの分圧に基づいて算出される前記スチームの前記加硫用ブラダ内での温度が予め設定された目標温度範囲内になるように設定する請求項1に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
【請求項3】
前記非凝縮性ガスとして窒素ガスを用いる請求項1または2に記載の空気入りタイヤの加硫方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤの加硫方法に関し、さらに詳しくは、加硫用ブラダの内部温度を制御し易くするとともに、スチームの圧力設定の自由度を高くすることができ、タイヤ品質を向上させることができる空気入りタイヤの加硫方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
空気入りタイヤの加硫工程では、加硫用モールドの中に配置されたグリーンタイヤが膨張させた加硫用ブラダによって内側から加圧および加熱される。一般的に加硫工程では、加硫用ブラダに加熱媒体として所定量のスチームが注入された後、注入が停止され、次いで、スチームよりも高圧の加圧媒体(窒素ガスなど)が注入されてグリーンタイヤは加硫される。
【0003】
この方法では、注入されたスチームの放熱、凝縮によるスチームの分圧低下によって、加硫用ブラダ内部のスチームと加圧媒体の混合気体の温度は低下し、温度制御することが難しい。また、先に注入されるスチームの温度は、飽和水蒸気曲線に従うので、グリーンタイヤの過加硫を防止するためにはスチーム圧力を、加硫工程で必要とされる圧力よりも低く設定する必要がある。即ち、加硫初期ではブラダ内圧が目標値よりも低くなっていて、グリーンタイヤに対する加圧不足などの加硫故障が発生し易い。
【0004】
加硫用ブラダに加圧媒体となる窒素ガスを注入した後に、加熱媒体となるスチームを注入する方法も提案されている(特許文献1参照)。この文献で提案されている方法では、注入された窒素ガスを加硫用ブラダから排出した後に、スチームが加硫用ブラダに注入されて窒素ガスはスチームに完全に置換される。そのため、スチームの圧力を高くすると温度も高くなってしまう。過加硫を防止するためにスチームの圧力を下げると加圧不足などの加硫故障が発生することになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2007-38539号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、加硫用ブラダの内部温度を制御し易くするとともに、スチームの圧力設定の自由度を高くすることができ、タイヤ品質を向上させることができる空気入りタイヤの加硫方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため本発明の空気入りタイヤの加硫方法は、閉型前にグリーンタイヤをシェーピングし、閉型した加硫用モールドの中に配置されたシェーピング後の前記グリーンタイヤの内側で加硫用ブラダを膨張させることにより、前記グリーンタイヤを加圧および加熱して加硫する空気入りタイヤの加硫方法において、前記加硫用ブラダに注入されたシェーピングガスの圧力よりも高い圧力の非凝縮性ガスを閉型後に前記加硫用ブラダに注入して膨張させた後、注入を止め、前記加硫用ブラダ内に前記非凝縮性ガスを残存させたまま、前記加硫用ブラダにスチームを注入し続けて、その内圧および内部温度を目標範囲にして膨張させた状態を維持して前記グリーンタイヤを加硫することを特徴する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、非凝縮性ガスを前記加硫用ブラダに注入して膨張させた後、注入を止め、前記加硫用ブラダ内に前記非凝縮性ガスを残存させたまま、前記加硫用ブラダにスチームを注入し続けるので、注入したスチームが凝縮しても順次注入するスチームの熱によって加硫用ブラダの内部温度を制御することができる。スチームよりも先に非凝縮性ガスを注入することで、スチームの注入圧力は加硫に必要な圧力に設定し、非凝縮性ガスの注入圧力は後に注入されるスチームの分圧に基づいてスチームが必要温度になるように設定できる。即ち、スチーム圧力をスチーム温度と独立させて適切に設定できる。さらに先に注入した非凝縮性ガスを加硫用ブラダ内にそのまま残存させるので、非凝縮性ガスをスチームに完全に置換する場合のように加硫用ブラダの内圧が低くなるという問題が生じることを回避できる。このようにして膨張させた加硫用ブラダによって、グリーンタイヤの内側から適切に加圧および加熱できるので、加硫したタイヤの品質を向上させるには有利になっている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明に用いる加硫装置を縦断面視で例示する説明図である。
図2図1の加硫装置を簡略化して例示する説明図である。
図3】本発明の実施形態における加硫用ブラダの内圧と内部温度の経時変化を例示するグラフ図である。
図4】従来の加硫工程における加硫用ブラダの内圧と内部温度の経時変化を例示するグラフ図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の空気入りタイヤの加硫方法を図に示した実施形態に基づいて説明する。
【0011】
図1および図2に例示する空気入りタイヤの加硫装置1(以下、加硫装置1という)は、ゴム製の筒状の加硫用ブラダ2(以下、ブラダ2という)を有している。ブラダ2の上側クランプ部3a、下側クランプ部3bはそれぞれ、中心機構4を構成するセンターポスト4aに取り付けられた円盤状の上側クランプ保持部5a、下側クランプ保持部5bにより保持されている。
【0012】
センターポスト4aには、ブラダ2の内部に加熱媒体となるスチームSや加圧媒体となる非凝縮性ガスHGを注入させる注入口6と、ブラダ2の内部のスチームSや非凝縮性ガスHGを外部に排出させる排出口7とが形成されている。非凝縮性ガスHGとしては主に不活性ガスが使用され、具体的には窒素ガスやヘリウムガスなどを例示できる。
【0013】
注入口6、排出口7はそれぞれ、加硫装置1から下方に延びる供給ライン6L、排出ライン7Lに接続されている。注入口6は排出口7よりも上方位置に配置されている。
【0014】
供給ライン6Lは、ガス供給源P1に接続されたガス供給ライン6L1と、スチーム供給源P2に接続されたスチーム供給ライン6L2とを備えている。ガス供給ライン6L1は、ガス供給源P1から送られた非凝縮性ガスHGをブラダ2の内部に供給する。スチーム供給ライン6L2は、スチーム供給源P2から送られたスチームSをブラダ2の内部に供給する。
【0015】
ガス供給ライン6L1、スチーム供給ライン6L2、排出ライン7Lには、それぞれのラインを開閉する開閉弁8a、8b、8cが設けられている。それぞれの開閉弁8a、8b、8cの開弁および閉弁の操作は制御部8dにより制御される。
【0016】
この加硫装置1を用いてグリーンタイヤGを加硫するには、グリーンタイヤGを開型している加硫用モールド9の中に横置き状態で配置する。この実施形態では、加硫用モールド9は周方向に複数に分割された環状のセクタ9aと、上側に配置される環状のサイドプレート9b、下側に配置される環状のサイドプレート9cで構成されている。加硫用モールド9としては、この実施形態のようなセクショナルタイプに限らず、いわゆる上下二つ割モールドを用いることもできる。
【0017】
グリーンタイヤGは、その内側に挿入、配置されたブラダ2にシェーピングガスを注入して膨張させることにより、加硫前にシェーピングされている。シェーピングガスとしては、窒素ガスなどの非凝縮性ガスHGが用いられる。ブラダ2に注入されるシェーピングガスの圧力は、加硫する際に注入される非凝縮性ガスHGやスチームSの圧力に比して非常に小さくて例えば0.05MPa程度である。このグリーンタイヤGの内側にブラダ2が配置された状態で加硫用モールド9を閉型する。
【0018】
次いで、図3に例示するようにブラダ2に非凝縮性ガスHGおよびスチームSを供給する。図中の実線の太線Spはブラダ2に供給するスチームSの注入圧力を示し、実線の細線Hpはブラダ2に供給する非凝縮性ガスHGの注入圧力を示している。破線Tは、ブラダ2の内部温度、即ち、ブラダ2内に存在している気体の温度を示している。また、図中のSpvの上下長さは、ブラダ2内でのスチームSの分圧の大きさを示している。
【0019】
非凝縮性ガスHGおよびスチームSの供給手順を詳述すると、開閉弁8b、8cを閉弁して、開閉弁8aのみを開弁してガス供給源P1から送られた常温の非凝縮性ガスHGを、ガス供給ライン6L1を通じてブラダ2の内部に供給する。非凝縮性ガスHGの注入圧力Hpは、シェーピングガスの圧力よりも高い圧力に設定されている。その注入圧力Hpは、後から注入されるスチームSのブラダ2内での分圧Svpに基づいて算出されるスチームSのブラダ2内での温度が予め設定された目標温度範囲内になるように設定される。
【0020】
例えば、加硫工程で必要なブラダ2の内圧が2MPa、内部温度が200℃の場合は、非凝縮性ガスHGおよびスチームSをブラダ2に注入した際に内圧、内部温度をこの目標値(実際には目標値に許容範囲を含めた目標範囲)にする必要がある。そこで、スチームSの温度が目標値(200℃)になる分圧Spvを飽和水蒸気圧曲線を用いて算出する。次いで、算出した分圧Spvを内圧の目標値(2MPa)から差し引いて非凝縮性ガスHGの注入圧力Hpを算出する。具体的な注入圧力Hpは0.55MPaとなる。
【0021】
非凝縮性ガスHGの注入によってブラダ2を膨張させた後、開閉弁8aを閉弁して非凝縮性ガスHGの供給を停止する。膨張したブラダ2により、グリーンタイヤGの内周面は押圧されて、グリーンタイヤGはモールド9に押圧される。開閉弁8aを開弁している時間(非凝縮性ガスHGをブラダ2に供給している時間)は、加硫時間に対して極めて短い。開閉弁8aを開弁している具体的な時間は、タイヤサイズ(ブラダ2の内部空間体積)と非凝縮性ガスHGの供給流量によって変化する。例えば、一般的な乗用車用タイヤを加硫する場合であれば、10~20秒程度、トラック・バス用タイヤの場合は30~50秒程度である。
【0022】
開閉弁8aの閉弁とともに或いは、閉弁後速やかに開閉弁8bのみを開弁してスチーム供給源P2から送られた飽和水蒸気であるスチームSを、スチーム供給ライン6L2を通じてブラダ2の内部に供給する。この時、ブラダ2内に注入した非凝縮性ガスHGをブラダ2内に残存させたまま、ブラダ2にスチームSを注入し続けてブラダ2の内圧、内部温度Tをそれぞれ、目標範囲にして膨張させた状態を所定時間維持する。
【0023】
スチームSの注入圧力Spは加硫に必要な圧力に設定される。そして、ブラダ2に注入されたスチームSの温度は、上述したように非凝縮性ガスHGの注入圧力Hpを調整することで、目標温度範囲内になるように設定されている。それ故、スチームSを注入した後のブラダ2の内部温度Tは目標値(実際には目標値に許容範囲を含めた目標範囲)になる。グリーンタイヤGは、この膨張させたブラダ2によって内側から加圧および加熱されて加硫される。
【0024】
ブラダ2は供給されたスチームSによって十分に加熱されて、グリーンタイヤGの未加硫ゴムが本格的に流動し始める。スチームSをブラダ2に供給する時には、既にブラダ2は非凝縮性ガスHGによってある程度の内圧が付与されている。本発明では、先にブラダ2に注入された非凝縮性ガスHGを後から注入するスチームSによって完全に置換しないので、ブラダ2の内圧が低くなるという問題が生じることを回避できる。
【0025】
ブラダ2の内圧を予め設定された目標範囲に所定時間維持した後に開閉弁8bを閉弁してスチームSの供給を停止する。これに伴い、ブラダ2の内部温度も目標範囲に所定時間維持される。次いで、開閉弁8cを開弁することで、ブラダ2の内部のスチームSおよび非凝縮性ガスHGを排出ライン7Lを通じてブラダ2の外部に排出する。その後、上側のサイドプレート9bを上方移動させ、それぞれのセクタ9aを拡径方向に移動させてモールド9を開型する。次いで、加硫したタイヤを上方移動させて収縮したブラダ2から抜き出して加硫装置1から取り出す。
【0026】
図4に、最初にブラダ2にスチームSを注入圧力Spで供給した後、供給を停止し、次いでブラダ2に非凝縮性ガス(窒素ガス)HGを注入圧力Hpで供給する従来の加硫工程でのブラダ2の内圧および内部温度の経時変化を例示する。この従来の加硫工程(図4)と実施形態の加硫工程(図3)とを対比すると、従来の加硫工程では、先に供給されたスチームSがブラダ2内で放熱、凝縮することでその分圧Spvが低下する。これに伴い、ブラダ2の内部温度Tは徐々に低下するので制御することが難しい。グリーンタイヤGのサイズや温度、外部環境温度等の違いによって、この内部温度Tの低下具合は異なるため、グリーンタイヤGの加硫度にばらつきが生じて安定したタイヤ品質を確保するには不利になる。一方、実施形態では、注入したスチームSが凝縮しても順次注入するスチームSの熱によってブラダ2の内部温度Tを目標範囲に維持するように制御できる。
【0027】
また、従来の加硫工程では、最初に供給するスチームSによって、ブラダ2に対して加硫に必要な内圧を付与してしまうと、後から非凝縮性ガスHGを供給した際に、ブラダ2の内部温度Tが過剰に高くなる。それ故、加硫工程の当初からグリーンタイヤGを十分に加圧できず、加硫初期での加圧不足に起因する加硫故障が生じ易くなる。一方、実施形態では、スチームSよりも先に非凝縮性ガスHGを注入することで、スチーム圧力Spをスチーム温度と独立させて設定できるので、スチームSの圧力設定の自由度が高くなっている。これに伴い、加硫初期からブラダ2の内圧および内部温度Tを独立して適切に設定できる。このようにして膨張させたブラダ2によって加硫初期からグリーンタイヤGを、内側から適切に加圧および加熱できるので、加硫したタイヤの品質を向上させるには有利になっている。
【0028】
従来の加硫工程では、仮にブラダ2にピンホール等があってスチームSがブラダ2から流出するとブラダ2の内圧が低下する。これに伴い、スチームSの分圧Spvが低下し内部温度Tが低下するので、加硫故障が生じるという問題もある。一方、実施形態では、ブラダ2からスチームSが流出しても、流出した分のスチームSがブラダ2に供給されるので内部温度Tが低下することがない。それ故、加硫故障を回避するには有利になっている。
【0029】
さらには、従来の加硫工程の後半ではブラダ2に対するスチームSの供給が停止されているので、スチーム供給ライン6L2ではスチームSが放熱、凝縮することでドレーン水が溜まる。そして、次のグリーンタイヤGの加硫工程の際に、このドレーン水が供給ライン6L2を通じてブラダ2内に流入する。これに伴い、ブラダ2の上下温度差が拡大してグリーンタイヤGの加硫度にばらつきが生じるという問題もある。一方、実施形態では、開閉弁8bが閉弁している時間が短くて、頻繁にスチームSが流れているので、スチーム供給ライン6L2で凝縮してドレーン水が発生する可能性が極めて低くなる。それ故、横置き状態で加硫されるグリーンタイヤGの上下方向の加硫度のばらつきを抑制するには有利になっている。
【0030】
本発明は既存の加硫装置であっても、ブラダ2に対する非凝縮性ガスHGとスチームSの供給タイミングを調整すればよいので、設備の大幅な改造等をしなくても適用することができるメリットもある。
【符号の説明】
【0031】
1 加硫装置
2 加硫用ブラダ
3a 上側クランプ部
3b 下側クランプ部
4 中心機構
4a センターポスト
5a 上側クランプ保持部
5b 下側クランプ保持部
6 注入口
6L、6L1、6L2 供給ライン
7 排出口
7L 排出ライン
8a、8b、8c 開閉弁
8d 制御部
9(9a、9b、9c) 加硫用モールド
G グリーンタイヤ
P1 ガス供給源
P2 スチーム供給源
HG 非凝縮性ガス(加圧媒体)
S スチーム(加熱媒体)
図1
図2
図3
図4