(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-26
(45)【発行日】2022-08-03
(54)【発明の名称】照明用制御ユニット及びその照明用制御ユニットを備えた照明装置
(51)【国際特許分類】
F21V 23/00 20150101AFI20220727BHJP
F21S 8/04 20060101ALI20220727BHJP
H05B 47/115 20200101ALI20220727BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20220727BHJP
【FI】
F21V23/00 115
F21S8/04 110
H05B47/115
F21Y115:10
(21)【出願番号】P 2017209033
(22)【出願日】2017-10-30
【審査請求日】2020-08-12
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】大島 悠一
(72)【発明者】
【氏名】樋口 暁紀
(72)【発明者】
【氏名】木所 孝元
【審査官】野木 新治
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-171026(JP,A)
【文献】特開2017-027690(JP,A)
【文献】特開2015-018760(JP,A)
【文献】特開2006-045817(JP,A)
【文献】特開2004-061335(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 23/00
F21S 8/04
H05B 47/00
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光源を備えた照明器具の
外側面に、該照明器具とは別部材として外付けされて、人体を検知する照明用制御ユニットであって、
人体を検知する複数の焦電センサと、
複数の前記焦電センサを保持するセンサ保持部材と、
前記焦電センサからの信号を処理する制御部を有する回路基板と、
少なくとも前記センサ保持部材及び前記回路基板を内部に収納するケース部材と、
前記照明器具の
外側面に取り付けられる固定部材と、を備え、
前記焦電センサは、第1接合部を有しており、
前記センサ保持部材は、前記焦電センサの前記第1接合部に接合される第2接合部が複数設けられ、該第2接合部のうち少なくとも1つが、接合した前記焦電センサを前記回路基板の板面の垂直方向に対して目標の角度に傾ける構造を有しており、
複数の前記焦電センサのうち、少なくとも1つの前記焦電センサが前記センサ保持部材によって前記回路基板の垂直方向に対して目標の傾きで保持されて
おり、
前記センサ保持部材は、第1嵌合部を有し、
前記回路基板は、前記第1嵌合部と嵌り合う第2嵌合部を有しており、
前記センサ保持部材は、前記第1嵌合部に前記第2嵌合部を嵌め合わせて位置決めされた状態で、前記回路基板に取り付けられており、
前記固定部材を介して前記ケース部材が、前記照明器具の外側面に取り付けられる、照明用制御ユニット。
【請求項2】
前記第1接合部と前記第2接合部とは、凹凸が嵌り合う形状で構成されている、請求項1に記載の照明用制御ユニット。
【請求項3】
前記ケース部材の内部において板面が前記焦電センサと対向するように配置された前記回路基板を重力方向に移動させる移動機構を、更に有しており、
前記移動機構は、移動させた前記回路基板に連動させて前記焦電センサを重力方向に移動させることで、前記焦電センサの検知範囲を可変させる、請求項1
又は2に記載の照明用制御ユニット。
【請求項4】
前記ケース部材の内部において板面が前記焦電センサと対向するように配置された前記回路基板を、板面の垂直方向を回転軸として回動させる回動機構を、更に有しており、
前記回動機構は、回動させた前記回路基板に連動させて前記焦電センサを回動させることで、前記焦電センサの検知範囲を可変させる、請求項1
又は2に記載の照明用制御ユニット。
【請求項5】
光源と、
前記光源の点灯を制御する点灯制御装置と、
請求項1~
4のいずれか一項に記載した照明用制御ユニットと、を備え、
前記点灯制御装置は、前記照明用制御ユニットの前記制御部から送信された制御信号に基づいて前記光源の点灯を制御する、照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、照明器具に取り付けられる照明用制御ユニット及び照明用制御ユニットを備えた照明装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、照明器具に取り付けられて、人体を検知する照明用制御ユニットが知られている。照明用制御ユニットは、例えば複数の焦電センサと、焦電センサからの信号を処理する制御部を有する回路基板とを備えている。照明器具は、内蔵された点灯制御装置が、照明用制御ユニットの制御部から送信された制御信号に基づいて光源の点灯を制御する構成である。
【0003】
例えば特許文献1では、人体などから放射される赤外線を検出する複数の焦電センサを備えた焦電素子モジュールが開示されている。この焦電素子モジュールは、焦電素子モジュールとしての検知方向を正面としたとき、焦電センサの各々に備わる焦電素子の検出方向が正面の軸線に対して斜めになり、且つ互いに異なる方向に配置された構成である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、焦電素子の検出方向が正面の軸線に対して斜めとなり、且つ互いに異なる方向に配置された構成であるが、その焦電素子を傾ける構造についての詳細は不明である。焦電素子は、傾けた状態が不安定であると検知範囲がずれて未検知範囲が増加し、人体などから放射される赤外線を十分に検知することができない虞がある。
【0006】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、傾けた状態の焦電センサを安定させて保持することができ、検知範囲のずれを防止して人体などから放射される赤外線を十分に検知することができる、照明用制御ユニット及びその照明用制御ユニットを備えた照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る照明用制御ユニットは、光源を備えた照明器具の外側面に、該照明器具とは別部材として外付けされて、人体を検知する照明用制御ユニットであって、人体を検知する複数の焦電センサと、複数の前記焦電センサを保持するセンサ保持部材と、前記焦電センサからの信号を処理する制御部を有する回路基板と、少なくとも前記センサ保持部材及び前記回路基板を内部に収納するケース部材と、前記照明器具の外側面に取り付けられる固定部材と、を備え、前記焦電センサは、第1接合部を有しており、前記センサ保持部材は、前記焦電センサの前記第1接合部に接合される第2接合部が複数設けられ、該第2接合部のうち少なくとも1つが、接合した前記焦電センサを前記回路基板の板面の垂直方向に対して目標の角度に傾ける構造を有しており、複数の前記焦電センサのうち、少なくとも1つの前記焦電センサが前記センサ保持部材によって前記回路基板の垂直方向に対して目標の傾きで保持されており、前記センサ保持部材は、第1嵌合部を有し、前記回路基板は、前記第1嵌合部と嵌り合う第2嵌合部を有しており、前記センサ保持部材は、前記第1嵌合部に前記第2嵌合部を嵌め合わせて位置決めされた状態で、前記回路基板に取り付けられており、前記固定部材を介して前記ケース部材が、前記照明器具の外側面に取り付けられるものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、センサ保持部材によって焦電センサが回路基板の垂直方向に対して目標の傾きで保持されているので、傾けた状態の焦電センサを安定させて保持することができ、検知範囲のずれを防止して人体などから放射される赤外線を十分に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを備えた照明装置を示した斜視図である。
【
図2】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを備えた照明装置を示した正面図である。
【
図3】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを備えた照明装置であって、照明器具から照明用制御ユニットを取り外した状態を拡大して示した斜視図である。
【
図4】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを取り付ける照明器具の分解斜視図である。
【
図5】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットの分解斜視図である。
【
図6】本発明の実施の形態に係る照明用制御ユニットであって、照明器具に取り付けた状態の縦断面図である。
【
図7】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットの焦電センサを示した斜視図である。
【
図8】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットのセンサ保持部材を下面側から見た斜視図である。
【
図9】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットのセンサ保持部材を上面側から見た斜視図である。
【
図10】本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットの回路基板と、センサ保持部材と、焦電センサとを組み合わせた状態を平面的に示した説明図である。
【
図11】傾斜していない焦電センサを1つ備えた照明用制御ユニットの要部を模式的に示した説明図である。
【
図12】
図11で示した照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
【
図13】傾斜していない焦電センサと、傾斜させた焦電センサとを備えた照明用制御ユニットの要部を模式的に示した説明図である。
【
図14】
図13で示した照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
【
図15】異なる方向に傾斜する焦電センサを2つ備えた照明用制御ユニットの要部を模式的に示した説明図である。
【
図16】
図15で示した照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
【
図17】本発明の実施の形態2に係る照明用制御ユニットを模式的に示した正面図である。
【
図18】本発明の実施の形態2に係る照明用制御ユニットを模式的に示した正面図である。
【
図19】
図18で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
【
図20】本発明の実施の形態3に係る照明用制御ユニットを模式的に示した底面図である。
【
図21】本発明の実施の形態3に係る照明用制御ユニットを模式的に示した底面図である。
【
図22】
図20で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
【
図23】
図21で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
【0011】
実施の形態1.
実施の形態1に係る照明用制御ユニット2は、照明器具1に取り付けられて照明装置100を構成するものである。先ずは、照明器具1の構成を、
図1~
図4に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを備えた照明装置を示した斜視図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを備えた照明装置を示した正面図である。
図3は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを備えた照明装置であって、照明器具から照明用制御ユニットを取り外した状態を拡大して示した斜視図である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットを取り付ける照明器具の分解斜視図である。
【0012】
照明器具1は、
図1~
図4に示すように、アーム10と、電源ユニット11と、天板12と、支柱枠組13と、光源ユニット15と、カバー部材18と、を有している。
【0013】
アーム10は、照明器具1を天井又は梁に取り付けるものである。アーム10は、略U字形状であり、両端部が支柱枠組13の両側面の中央に回動自在に取り付けられている。
【0014】
電源ユニット11は、六面体の箱状の金属製筐体の内部に、光源ユニット15へ電力を供給するための電源回路と、光源ユニット15の光源17aの点灯を制御する点灯制御装置11aと、を有した構成である。
【0015】
天板12は、上面中央に電源ユニット11を載せて電源ユニット11を固定するものである。天板12は、支柱枠組13の上面に固定されており、光源ユニット15の上面を覆っている。天板12は、金属板で構成されている。
【0016】
支柱枠組13は、光源ユニット15を収納するものである。支柱枠組13は、主支柱部材13aと、中間支柱部材13bと、ガード部材13cと、を略直方体形状となるように組み合わせて柵状の外側面を形成した構成である。支柱枠組13は、上開口部が天板12で覆われ、下開口部がカバー部材18によって覆われている。主支柱部材13a、中間支柱部材13b及びガード部材13cは、それぞれ金属板で構成されている。
【0017】
主支柱部材13aは、金属板を略直角に折り曲げてL字状に形成された構成であり、支柱枠組13の四隅に配置されている。
【0018】
中間支柱部材13bは、支柱枠組13の長辺部分にて隣接する主支柱部材13aの間に、主支柱部材13aと平行させて設けられている。中間支柱部材13bには、照明用制御ユニット2を取り付けるための支持機構14が設けられている。この支持機構14は、一例として中間支柱部材13bの左右側縁から主支柱部材13a側に向かって突き出す一対の凸部14aと、該凸部14aの上方に設けられた凹部14bとで構成されている。
【0019】
ガード部材13cは、隣接する主支柱部材13aを連結するものである。ガード部材13cは、主支柱部材13a及び中間支柱部材13bとネジ接合されている。なお、
図1に示すように、支柱枠組13の長辺部分におけるガード部材13cは、照明用制御ユニット2を取り付ける際に取り外される場合がある。
【0020】
光源ユニット15は、支柱枠組13の内部に配置されて固定され、電源ユニット11から電力の供給を受けて光源17aを発光させるものである。光源ユニット15は、ヒートシンク16と、ヒートシンク16の下面に配置されたLED基板17と、を有している。ヒートシンク16は、矩形状の放熱板16aと、放熱板16aから立設された複数の放熱フィン16bと、を有している。放熱板16aは、支柱枠組13の下面と略同一の平面形状で構成され、上面の外周縁に上方に向かって立ち上がる外周壁16cが設けられている。LED基板17は、光源17aとして例えば6個のLEDを配列した構成である。光源17aは、放熱フィン16bの直下に配置されている。
【0021】
カバー部材18は、支柱枠組13にネジ接合等で固定され、光源ユニット15の底面を覆っている。カバー部材18には、光源17aに対応する位置に開口が形成されている。
なお、カバー部材18は、例えば合成樹脂製である。
【0022】
次に、実施の形態1に係る照明用制御ユニット2の構成を、
図1~
図4を参照しつつ
図5~
図10に基づいて説明する。
図5は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットの分解斜視図である。
図6は、本発明の実施の形態に係る照明用制御ユニットであって、照明器具に取り付けた状態の縦断面図である。
図7は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットの焦電センサを示した斜視図である。
図8は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットのセンサ保持部材を下面側から見た斜視図である。
図9は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットのセンサ保持部材を上面側から見た斜視図である。
図10は、本発明の実施の形態1に係る照明用制御ユニットの回路基板と、センサ保持部材と、焦電センサとを組み合わせた状態を平面的に示した説明図である。
【0023】
図5に示した照明用制御ユニット2は、人感センサである。人感センサとは、人間の有無及び位置を検知するためのセンサである。照明用制御ユニット2は、外郭を形成するケース部材3と、焦電センサ35と、センサ保持部材34と、回路基板32と、を備えている。
【0024】
ケース部材3は、
図5に示すように、下面に開口を有するケーストップ部30と、ケーストップ部30の開口を覆うケースボトム部31と、で構成されている。ケース部材3は、ケーストップ部30とケースボトム部31とを組み合わせて箱状に形成される。ケース部材3は、一例としてケーストップ部30に設けた爪部を、ケースボトム部31に設けた係止孔に掛け留めることにより組み合わされる。ケース部材3の内部には、複数の焦電センサ35を保持するセンサ保持部材34と、焦電センサ35からの信号を処理する制御部33を有する回路基板32とが収納されている。
【0025】
ケーストップ部30は、中間支柱部材13bに当接させる当接面部30aと、当接面部30aの上端縁から下面に向かって湾曲する湾曲面30bと、を有している。湾曲面30bは、ケース部材3の背面側を形成するものである。但し、ケーストップ部30の形状は、図示した形状に限定されるものでない。
【0026】
ケーストップ部30は、上面に電線19(ハーネス)を通すための電線孔30cが形成されている。電線19は、
図6に示すように、ケース部材3の内部に配置した回路基板32に一端が接続され、電源ユニット11の点灯制御装置11aに他端が接続されている。電線19の一端は、ケーストップ部30の内部において、インシュロック19bで張力止めされて固定されている。一方、電線19の他端は、
図3に示すように、クリップ19cで張力止めされて電源ユニット11を構成する金属製筐体の上面に固定される。電線19と電源ユニット11とを接続した箇所は、コネクターカバー19aによって覆われて保護されている。コネクターカバー19aは、電源ユニット11の上面にネジ部材等の接合部材でしっかりと固定されている。なお、電線19は、アーム10の可動範囲を妨げない長さとする。
【0027】
ケースボトム部31は、上面に開口を有する凹形状で構成されている。ケースボトム部31の底面には、内部に収容した焦電センサ35を露出させるための開口部31aが4つ形成されている。また、ケースボトム部31の凹内部の隅部には、回路基板32に形成された貫通孔32aに挿入されて、回路基板32の下面側を固定するための基板支持部31bが3つ設けられている。
【0028】
焦電センサ35は、
図7に示すように、レンズ35aと、レンズ35aの内部に収納された焦電素子35bと、焦電素子35bに接続されるリード線35cと、センサ保持部材34に取り付けられる第1接合部35dと、で構成されている。焦電センサ35は、
図2及び
図6に示すように、人間の有無及び位置を検知するため、ケースボトム部31に形成した開口部31aからレンズ35aの一部を外部へ露出させて設けられている。レンズ35aは、人体を検知する面が湾曲状に形成されており、内部に焦電素子35bを収納するための空間が形成されている。焦電センサ35は、レンズ35aの大きさ及び形状に基づいて人体を検知する検知ゾーンが決定される。そのため、レンズ35aの大きさ及び形状は、照明装置100が設置される場所の広さ、又はその場所の形状に応じて設定される。なお、焦電センサ35は、図示例した4つに限定されず、2つ以上あればよい。
【0029】
焦電素子35bは、焦電効果を利用して人体などから発せられる赤外線を検知するものである。図示した焦電素子35bは、円柱形状であり、レンズ35aの上面から一部が露出している。焦電素子35bは、露出した部分が回路基板32と接触しないように、周囲を第1接合部35dで囲まれて保護されている。
【0030】
リード線35cは、一例として焦電素子35bに電源を供給する電源リード及びグランドリードと、焦電素子35bが人体を検知した際に信号を出力する出力信号リードと、で構成されている。リード線35cは、一端が焦電素子35bに接続され、他端が回路基板32に実装された制御部33に接続されている。
【0031】
第1接合部35dは、貫通孔35eを有する円筒状で構成され、レンズ35aの湾曲面の反対側の面に設けられている。第1接合部35dの筒内部には、レンズ35aから一部が露出した焦電素子35bが配置されている。
【0032】
センサ保持部材34は、4つの焦電センサ35を共通に支持するために設けられている。センサ保持部材34は、
図5及び
図6に示すように、略矩形状の板状部材であり、一方の面で4つの焦電センサ35を共通に保持すると共に、他方の面が回路基板32に組み付けられて固定される構成である。
【0033】
センサ保持部材34には、
図8に示す焦電センサ35を保持する面に、焦電センサ35の第1接合部35dに接合される第2接合部34aが4つ設けられている。具体的には、第2接合部34aは、円形状に凹ませた窪部34bの内部に焦電センサ35の第1接合部35dの筒内部と嵌り合う凸状として形成された構成である。この第2接合部34aには、リード線35cを通すための貫通孔34dが形成されている。つまり、第1接合部35dと第2接合部34aとは、凹凸が嵌り合う形状で構成されている。なお、図示することは省略したが、第1接合部35dを凸状とし、第2接合部34aを凹状としてもよい。
【0034】
第2接合部34aは、接合した焦電センサ35を回路基板32の板面の垂直方向に対して目標の角度に傾ける構造を有している。具体的には、第2接合部34aは、回路基板32の垂直方向に対して、焦電センサ35を傾けたい目標の傾斜角度で形成されている。また、窪部34bの底面34cも、第2接合部34aと同様に、回路基板32の垂直方向に対して傾斜させている。
【0035】
つまり、4つの焦電センサ35は、センサ保持部材34の第2接合部34aによって回路基板32の垂直方向に対して目標の傾きで保持されている。なお、第2接合部34aは、少なくとも1つが、接合した焦電センサ35を回路基板32の板面の垂直方向に対して目標の角度に傾ける構造としてもよい。
【0036】
また、
図9に示すように、センサ保持部材34の他方の面には、凸状の第1嵌合部34eが2つ設けられている。一方、回路基板32には、
図10に示すように、第1嵌合部34eが嵌め込まれる凹状の第2嵌合部32bが2つ設けられている。センサ保持部材34は、第1嵌合部34eと第2嵌合部32bとを嵌め合わせることで、回路基板32に搭載した時点で位置決めされる。
【0037】
第1嵌合部34eは、回路基板32の板厚よりも小さい高さで形成し、回路基板32の上面から突き出さないようにすることが望ましい。これは、センサ保持部材34を取り付けた状態で回路基板32に半田付けを行う際に、突き出した第1嵌合部34eを誤って溶かしてしまう事態を防止するためである。
【0038】
なお、第1嵌合部34e及び第2嵌合部32bの個数は、図示した2つに限定されず、3つ以上でもよい。また、第1嵌合部34eを凹状とし、第2嵌合部32bを凸状としてもよい。また、第1嵌合部34e及び第2嵌合部32bは、図示した形状及び大きさに限定されず、第1嵌合部34eと第2嵌合部32bとが嵌まり合い、センサ保持部材34を回路基板32に位置決めすることができれば、他の形態でもよい。因みに、センサ保持部材34は、第1嵌合部34e及び第2嵌合部32bを設けることなく、回路基板32に取り付けてもよい。
【0039】
回路基板32は、
図5に示すように、ケースボトム部31の凹内部に収まるように略四角形状で構成され、板面が焦電センサ35と対向するように配置されている。回路基板32の下面側には、電線19を接続するためのコネクタ36と、上記構成の焦電センサ35とが実装されている。また、回路基板32の上面側には、焦電センサ35からの信号を取得して処理し、照明器具1の点灯制御装置11aに制御信号を送信する制御部33が実装させている。つまり、点灯制御装置11aは、照明用制御ユニット2の制御部33から送信された制御信号に基づいて光源17aの点灯を制御する。
【0040】
ここで、照明用制御ユニット2を照明器具1に取り付ける構造の一例を簡潔に説明する。照明用制御ユニット2は、
図3、
図5及び
図6に示すように、支持機構14にスライドさせて組み付けられる第一固定部材4と、照明器具1に取り付けられる第二固定部材5と、を備えている。第一固定部材4は、
図5に示すように、照明器具1に取り付けらえるケース部材3の当接面部30aに間隔をあけて設けられた一対の係合部40と、係合部40の下端に設けられた接続部41と、を有している。第二固定部材5は、
図3及び
図6に示すように、放熱板16aの外周壁16cに掛け留める2つのフック部50と、ケース部材3を目標の位置で保持するL字状の保持部51と、を有している。
【0041】
照明用制御ユニット2を照明器具1に取り付けるには、先ず、第二固定部材5を照明器具1の放熱板16aに取り付ける。次に、ケース部材3の当接面部30aを中間支柱部材13bに当てがい、第一固定部材4の係合部40を支持機構14の凹部14bに差し込み、第一固定部材4を下方にスライドさせて係合部40を凸部14aに組み合わせる。第一固定部材4は、ケース部材3の底面が保持部51の屈曲面に突き当たるまで下方にスライドさせる。最後に、第二固定部材5のフック部50と、第一固定部材4の接続部41と、をボルト等の締結部材6で締結する。以上により、照明用制御ユニット2が照明器具1に取り付けられて照明装置100が完成する。
【0042】
次に、実施の形態1の照明用制御ユニットの検知範囲を、
図11~
図16に基づいて説明する。
図11は、傾斜していない焦電センサを1つ備えた照明用制御ユニットの要部を模式的に示した説明図である。
図12は、
図11で示した照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
図12では、焦電センサ35Aのレンズ35aが天井から下方に向かうように照明用制御ユニット2を天井に取り付けた際に、床面101に対して検知する範囲を示している。なお、
図12の四角で示した部分が検知箇所である。
【0043】
図11に示す照明用制御ユニットでは、
図12に示すように、人が通過すると焦電センサ35Aが人の所在を検知する検知ゾーンAと、人が通過しても焦電センサが人の所在を検知できない未検知ゾーンXとが交互に配置される。これは、レンズ35aが分割面を有することによるものである。つまり、傾斜していない焦電センサ35Aをケース部材3の大きさに応じて近接させて並列させると、重複する検知ゾーンAを有してしまい、
図12に示すような未検知ゾーンXが発生してしまう。なお、
図12に示す検知ゾーンAの位置及び数量は、あくまで一例であって、レンズ35aの分割数又は焦電素子35bの数量によって異なるものである。
【0044】
図13は、傾斜していない焦電センサと、傾斜させた焦電センサとを備えた照明用制御ユニットの要部を模式的に示した説明図である。
図14は、
図13で示した照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
図14では、焦電センサ35A及び35Bのレンズ35aが天井から下方に向かうように照明用制御ユニット2を天井に取り付けた際に、床面101に対して検知する範囲を示している。なお、
図14の四角で示した部分が検知箇所である。
【0045】
図13に示す照明用制御ユニットでは、
図14に示すように、傾斜してない焦電センサ35Aが人の所在を検知する検知ゾーンAと、傾斜させた焦電センサ35Bが人の所在を検知する検知ゾーンBとが交互に配置される。つまり、同じ検知範囲を有する焦電センサ35A及び35Bを使用した場合であっても、一方の焦電センサ35Bを目標の角度に傾けることによって、焦電センサ35Aの未検知ゾーンを焦電センサ35Bで埋めることができ、人の所在を検知できない未検知範囲を減らすことができる。
【0046】
図15は、異なる方向に傾斜する焦電センサを2つ備えた照明用制御ユニットの要部を模式的に示した説明図である。
図16は、
図15で示した照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
図16では、焦電センサ35A及び35Bのレンズ35aが天井から下方に向かうように照明用制御ユニットを天井に取り付けた際に、床面101に対して検知する範囲を示している。なお、
図16の四角で示した部分が検知箇所である。
【0047】
図15に示す照明用制御ユニットでは、
図16に示すように、傾斜した一方の焦電センサ35Aが人の所在を検知する検知ゾーンAと、傾斜した他方の焦電センサ35Bが人の所在を検知する検知ゾーンBとが交互に配置される。つまり、傾斜した焦電センサ35Aと焦電センサ35Bとが、それぞれの未検知ゾーンを埋め合うことができ、人の所在を検知できない未検知範囲を減らすことができる。
【0048】
上記したように、実施の形態1の照明用制御ユニット2は、人体を検知する複数の焦電センサ35と、複数の焦電センサ35を保持するセンサ保持部材34と、焦電センサ35からの信号を処理する制御部33を有する回路基板32と、少なくともセンサ保持部材34及び回路基板32を内部に収納するケース部材3と、を備えている。焦電センサ35は、第1接合部35dを有している。センサ保持部材34は、焦電センサ35の第1接合部35dに接合される第2接合部34aが複数設けられ、該第2接合部34aのうち少なくとも1つが、接合した焦電センサ35を回路基板32の板面の垂直方向に対して目標の角度に傾ける構造を有している。よって、実施の形態1の照明用制御ユニットは、センサ保持部材34によって、焦電センサ35が回路基板32の垂直方向に対して目標の傾きで保持されているので、傾けた状態の焦電センサを安定させて保持することができ、検知範囲のずれを防止して人体などから放射される赤外線を十分に検知することができる。
【0049】
また、実施の形態1の照明用制御ユニット2では、第1接合部35dと第2接合部34aとを、凹凸が嵌り合う形状で構成された簡易な構造としたので、焦電センサ35をセンサ保持部材34に取り付ける作業が容易である。
【0050】
また、実施の形態1の照明用制御ユニット2では、センサ保持部材34が、第1嵌合部34eを有し、回路基板32が、第1嵌合部34eと嵌り合う第2嵌合部32bを有している。つまり、センサ保持部材34は、第1嵌合部34eに第2嵌合部32bを嵌め合わせて、回路基板32に位置決めされた状態で取り付けられる。よって、照明用制御ユニット2は、センサ保持部材34が不用意に位置ずれを起こしたりしないから、焦電センサ35による検知精度を高めることができる。
【0051】
実施の形態2.
次に、実施の形態2に係る照明用制御ユニットを
図17~
図19に基づいて説明する。
図17及び
図18は、本発明の実施の形態2に係る照明用制御ユニットを模式的に示した正面図である。なお、実施の形態1で説明した照明用制御ユニットと同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0052】
実施の形態2に係る照明用制御ユニット2は、ケース部材3の内部において板面が焦電センサ35と対向するように配置された回路基板32を、重力方向に移動させる移動機構90が設けられている。移動機構90は、移動させた回路基板32に連動させて焦電センサ35を重力方向に移動させることで、焦電センサ35の検知範囲を可変させるものである。具体的には、焦電センサ35は、
図17に示すように、ケースボトム部31の開口部31aからレンズ35aが完全に外部に露出した状態で移動機構90が操作されると、
図18に示すように、レンズ35aが一部を残してケースボトム部31の内部に収納される。なお、
図17及び
図18に示す照明用制御ユニット2を側面方向から見ると、
図15に示すように、焦電センサ35A及び35Bが傾けられた状態で2つ設けられている。但し、
図17及び
図18に示す焦電センサ35A及び35Bは、説明の便宜上、2つとしているが3つ以上でもよい。
【0053】
移動機構90は、一例として、ケーストップ部30の外面に設けたスイッチ90aを操作することで、回路基板32を重力方向に移動させる構成である。具体的には、移動機構90は、回路基板32に直接又は保持部材を介して接続されたスイッチ90aを手動で操作して該回路基板32を移動させる構成である。或いは、移動機構90は、スイッチ90aを押して電動で回路基板32を移動させる構成としてもよい。要するに、移動機構90は、移動させた回路基板32に連動させて焦電センサ35を重力方向に移動させることで、焦電センサ35の検知範囲を可変させることができれば、どのような形態でもよい。
【0054】
次に、実施の形態2の照明用制御ユニット2の検知範囲を、
図16及び
図19に基づいて説明する。
図19は、
図18で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。なお、
図17で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲は、
図16に示す検知範囲とほぼ同一であるため、
図16を用いて説明する。
図19では、焦電センサ35A及び35Bのレンズ35aが天井から下方に向かうように照明用制御ユニット2を天井に取り付けた際に、床面101に対して検知する範囲を示している。なお、
図19の四角で示した部分が検知箇所である。
【0055】
図17に示す状態の照明用制御ユニットでは、
図16に示すように、一方の傾斜した焦電センサ35Aが人の所在を検知する検知ゾーンAと、他方の傾斜した焦電センサ35Bが人の所在を検知する検知ゾーンBとが交互に配置される。つまり、傾斜した焦電センサ35Aと焦電センサ35Bとが、それぞれの未検知ゾーンを埋め合うことができ、人の所在を検知できない未検知範囲を減らすことができる。
【0056】
そして、
図17に示す状態の焦電センサ35A及び35Bを移動機構90で重力方向の上方へ移動させて
図18に示す状態にすると、
図16に示す焦電センサ35A及び35Bの検知範囲が
図19に示すような狭い検知範囲となる。つまり、実施の形態2に係る照明用制御ユニット2では、移動機構90を操作して、焦電センサ35A及び35Bの検知範囲を広くしたり狭くしたりすることができるので、例えば検知範囲を狭くする必要がある場合等、設置される環境に応じて検知範囲を容易に調整することができる。なお、検知範囲を狭くする必要がある場合とは、例えば工場等に照明装置100を設置した場合において、工場内の機械装置を避けた人の通路部分にのみ検知範囲が必要となる場合である。
【0057】
実施の形態3.
次に、実施の形態3に係る照明用制御ユニットを
図20~
図23に基づいて説明する。
図20及び
図21は、本発明の実施の形態3に係る照明用制御ユニットを模式的に示した底面図である。実施の形態1で説明した照明用制御ユニットと同一の構成については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。なお、
図20及び
図21に示す焦電センサ35A及び35Bは、説明の便宜上、2つとしているが3つ以上でもよい。
【0058】
実施の形態3に係る照明用制御ユニット2は、
図20及び
図21に示すように、ケース部材3の内部において板面が焦電センサ35と対向するように配置された回路基板32を、板面の垂直方向を回転軸として回動させる回動機構91を有している。回動機構91は、例えば
図20に示す状態から
図21に示す状態に回動させた回路基板32に連動させて焦電センサ35A及び35Bを回動させることで、該焦電センサ35A及び35Bの検知範囲を可変させるものである。なお、回動機構91によって回動させる焦電センサ35A及び35Bの範囲は、0°以上90°以下であればよい。焦電センサ35A及び35Bを当該範囲で回動させることができれば、十分に検知範囲を広げることができ、構造も簡素化できるからである。また、実施の形態3におけるケース部材3は、回路基板32及びセンサ保持部材34を内部で回動させることができる大きさ及び形状とする。また、実施の形態3における回路基板32及びセンサ保持部材34は、ケース部材3の内部において自由に回動できるように配置されているものとする。
【0059】
回動機構91は、一例として、ケース部材3の外面に設けたスイッチ91aを操作することで、回路基板32を回動させる構成である。具体的には、回動機構91は、回路基板32に直接又は保持部材を介して接続されたスイッチ91aを手動で回動させて回路基板32を回動させる構成である。或いは、回動機構91は、スイッチ91aを押して電動で回路基板32を回動させる構成としてもよい。要するに、回動機構91は、回動させた回路基板32に連動させて焦電センサ35A及び35Bを回動させることで、焦電センサ35A及び35Bの検知範囲を可変させることができれば、どのような形態でもよい。
【0060】
なお、
図20及び
図21に示したケースボトム部31の底面には、一例として、焦電センサ35A及び35Bと共に回動する回動部31cが設けられている。但し、これに限定されず、焦電センサ35A及び35Bと共にケースボトム部31自体が回動する構造でもよいし、その他の構造でもよい。
【0061】
次に、実施の形態3の照明用制御ユニットの検知範囲を、
図22及び
図23に基づいて説明する。
図22は、
図20で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
図23は、
図21で示した状態の照明用制御ユニットの検知範囲を示した説明図である。
図22及び
図23では、焦電センサ35A及び35Bのレンズ35aが天井から下方に向かうように照明用制御ユニット2を天井に取り付けた際に、床面101に対して検知する範囲を示している。なお、
図22及び
図23の四角で示した部分が検知箇所である。
【0062】
図20に示す状態の照明用制御ユニット2では、
図22に示すように、一方の傾斜した焦電センサ35Aが人の所在を検知する検知ゾーンAと、他方の傾斜した焦電センサ35Bが人の所在を検知する検知ゾーンBとが交互に配置される。つまり、傾斜した焦電センサ35Aと焦電センサ35Bとが、それぞれの未検知ゾーンを埋め合うことができ、人の所在を検知できない未検知範囲を減らすことができる。
【0063】
そして、
図20に示す状態の焦電センサ35A及び35Bを回動機構91で回動させて、
図21に示す状態にすると、
図22に示す焦電センサ35A及び35Bの検知範囲も
図23に示すように回動する。例えば、
図22及び
図23の検知ゾーンYに着目すると、
図22では未検知範囲であるが、
図23では検知範囲となる。このように、回動機構91で焦電センサ35A及び35Bを回動させることで、未検知範囲であった部分が検知範囲となるので、効果的に人の有無及び位置を検知することができる。
【0064】
以上に本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上述した実施の形態の構成に限定されるものではない。例えば、照明用制御ユニット2を照明器具1に取り付ける構成は、図示した形態に限定されず、他の形態であってもよい。また、図示した照明器具1及び照明用制御ユニット2の構成は、一例であって、他の形態でもよい。要するに、いわゆる当業者が必要に応じてなす種々なる変更、応用、利用の範囲をも本発明の要旨(技術的範囲)に含むことを念のため申し添える。
【符号の説明】
【0065】
1 照明器具、2 照明用制御ユニット、3 ケース部材、4 第一固定部材、5 第二固定部材、6 締結部材、10 アーム、11 電源ユニット、11a 点灯制御装置、12 天板、13 支柱枠組、13a 主支柱部材、13b 中間支柱部材、13c ガード部材、14 支持機構、14a 凸部、14b 凹部、15 光源ユニット、16 ヒートシンク、16a 放熱板、16b 放熱フィン、16c 外周壁、17 LED基板、17a 光源、18 カバー部材、19 電線、19a コネクターカバー、19b インシュロック、19c クリップ、30 ケーストップ部、30a 当接面部、30b 湾曲面、30c 電線孔、31 ケースボトム部、31a 開口部、31b 基板支持部、31c 回動部、32 回路基板、32a 貫通孔、32b 第2嵌合部、33 制御部、34 センサ保持部材、34a 第2接合部、34b 窪部、34c 底面、34d 貫通孔、34e 第1嵌合部、35、35A、35B 焦電センサ、35a レンズ、35b 焦電素子、35c リード線、35d 第1接合部、35e 貫通孔、36 コネクタ、40 係合部、41 接続部、50 フック部、51 保持部、90 移動機構、90a スイッチ、91 回動機構、91a スイッチ、100 照明装置、101 床面。